JP2004283515A - 調理用具の収納装置 - Google Patents

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Nobuyasu Suzuki
信靖 鈴木
Yuka Yamada
由佳 山田
Yasuki Morinaga
泰規 森永
Hidehiro Sasaki
英弘 佐々木
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Abstract

【課題】本発明は、流し台、システムキッチン等に配設する、殺菌、抗菌、脱臭および、防汚等の機能を有する包丁、俎板等の調理用具の収納装置に関するものものであり、対象物を光触媒をコートした調理用具に限定することなく、恒常的に活性の高い光触媒を用いた殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を持たせ、種々の調理用具を清潔、衛生的に保ち得る、優れた調理用具の収納装置を提供することを目的とする。
【解決手段】コロイド状の光触媒を懸濁した溶液102を内包した容器103と、例えばハロゲンランプのような容器内に紫外線を含む光を照射する光源104を具備した構成とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は流し台、システムキッチン等に配設する、殺菌、抗菌、脱臭および、防汚等の機能を有する包丁、俎板等の調理器具の収納装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
包丁や俎板等の調理用具に付着する細菌数は、環境によっても異なるが、一般的には1cmあたり約10万個ともいわれ、細菌の増殖率の高さも相まって食中毒の大きな原因となっている。さらに、魚類、獣肉類等の臭気を発生する食材から調理用具へ付着する不快臭の脱臭は通常の洗浄では困難な場合もある。
【0003】
包丁等の調理用具を収納し、防汚を行う構成としては、収納体の上端開口部に、吸水性に富み変形性を有するスポンジ状の部材を設け清掃性の向上を図った例がある(特許文献1参照)。
【0004】
さらに、包丁等の調理用具を収納し、殺菌を行う構成としては、酸化チタン等の光触媒をコートされた包丁の表面に、収納体内部で蛍光灯から光を照射する例がある(特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−253087号公報(第3頁、第4図)
【特許文献2】
特開2001−161796号公報(第3頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
包丁等の調理用具の殺菌は、通常、水や温湯等による洗浄または殺菌灯によって行われている。しかしながら、洗浄および殺菌灯のみでは付着した細菌の約1000分の1程度を除菌できるにすぎない。また、上記従来技術の特許文献2に示した装置では酸化チタン等の光触媒をコートされた包丁の表面に、収納体内部で蛍光灯から光を照射して光触媒反応により殺菌等を行っているが、対象物が光触媒をコートした調理用具に限定される上、調理用具表面の摩耗、不活性物質の吸着等により殺菌作用が低下するという問題が生じる。
【0007】
本発明は上記の課題に鑑みなされたものであって、流し台、システムキッチン等に配設する、殺菌、抗菌、脱臭および、防汚等の機能を有する包丁、俎板等の調理用具の収納装置に関するものものであり、対象物を光触媒をコートした調理用具に限定することなく、恒常的に活性の高い光触媒を用いた殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を持たせ、種々の調理用具を清潔、衛生的に保ち得る、優れた調理用具の収納装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、コロイド状の光触媒を懸濁した溶液を内包した容器と、容器内に紫外線を含む光を照射する光源を設けた構成としたものである。
【0009】
これにより、包丁、俎板等の調理用具に対して、光触媒をコートした調理用具に限定することなく、恒常的に活性の高い光触媒を用いた殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を発揮する、種々の調理用具を清潔、衛生的に保ち得る、優れた調理用具の収納装置を提供することができる。
【0010】
本発明の請求項1に記載の発明は、コロイド状の光触媒を懸濁した溶液を内包した容器と、容器内に紫外線を含む光を照射する光源を設けたことを特徴とする調理用具の収納装置であり、包丁、俎板等の調理用具に対して、光触媒をコートした調理用具に限定することなく、恒常的に活性の高い光触媒を用いた殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を発揮し、種々の調理用具を清潔、衛生的に保つという作用を有する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記光触媒を内包した容器を着脱可能としたことを特徴とする調理用具の収納装置であり、活性が低下したコロイド状の光触媒を懸濁した溶液を簡便に交換することができ、光触媒の活性が高い状態を保つことができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、前記光源を着脱可能としたことを特徴とする調理用具の収納装置であり、照射光強度の低下した光源を簡便に交換することができ、光触媒による殺菌等の作用を保持することができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、前記光触媒にサイズが少なくとも1〜100nmである光触媒粒子を含むことを特徴とする調理用具の収納装置であり、マイクロメートル以下の溝、傷等に光触媒が進入することを可能とし、マイクロメートル以下の溝、傷等に存在する細菌、汚れ等の分解を効果的に行うことが可能となる。
【0014】
請求項5に記載の発明は、前記光触媒が窒素を導入したチタン酸化物からなることを特徴とする調理用具の収納装置であり、窒素を導入したチタン酸化物による可視光領域の触媒活性により、照射光を有効利用し、ひいては光源の寿命を伸長し、装置のランニングコストを低減することができる。
【0015】
請求項6に記載の発明は、前記コロイド状の光触媒を懸濁した溶液を撹拌するスターラーを設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の調理用具の収納装置であり、有限の面積を持つ前記紫外線を含む光の照射範囲に、効果的に前記コロイド状の光触媒を存在させることが可能となり、光触媒の活性化を効率的に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の調理用具の収納装置を、実施の形態として、図1から図3を用いて詳細に説明する。
【0017】
本発明の包丁、俎板等の調理用具の収納装置101は、図1に示すように、コロイド状の光触媒を懸濁した溶液102を内包した容器103と、例えばハロゲンランプのような容器内に紫外線を含む光を照射する光源104を具備した構成である。なお、容器103と光源104は、ともに容易に着脱可能なカートリッジの形状を有しており、光触媒の活性の低下時並びに、光源の出力低下時には容易に交換が可能な構成である。容易に交換可能な構成とすることで恒常的に光触媒による殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を発揮し得るものとなっている。
【0018】
ここで、図1に示すように、調理用具の一例である包丁106に対する、本発明の殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を説明する。調理後に細菌や臭気、汚れ等が付着した包丁106は、例えばアナターゼ結晶系の光触媒粒子(サイズ1〜100nm)を水および、または有機溶媒に懸濁させた溶液102を内包した容器103内に刃物部分が収まるように収納装置101に収納される。溶液102には光源104から光触媒粒子を活性状態とする、紫外線(波長400nm程度)を含んだ光105が照射される。紫外線を含む光105を照射された溶液102中の光触媒粒子は活性状態となり負の電荷を有する電子と正の電荷を有する正孔が生成される。生成された電子は溶液中の酸素と反応し活性酸素種であるスーパーオキシドイオン(O2−・)を発生させ、正孔は溶液中の水と反応し活性酸素種であるヒドロキシルラジカル(・OH)を発生させる。発生した活性酸素種は高い酸化力を有し、細菌および、臭気、汚れの要因である有機物を酸化分解する。
【0019】
また、図2に示すように、調理用具の一例である俎板201aの様々な場所に付着した汚れ202の分解除去に当たっては、コロイド状の光触媒を懸濁した溶液102を撹拌するスターラー203を設けることにより、溶液102を撹拌し、紫外線を含む光105の有限の照射領域に対し、懸濁した光触媒を効果的に存在せしめ、さらに、光105を照射され、活性化された光触媒を汚れ202の近傍に存在させることによって、効率的に汚れ202の分解除去を行い、俎板201aを汚れ202の存在しない状態201bとすることができる。
【0020】
加えて、図3に示すように開口部のサイズが0.5μm程度の微細な傷が調理用具に存在した場合には、図3中に示すような直径が1.0μm程度の光触媒粒子では傷の内部に入り込むことができず、傷の内部に存在する細菌や汚れ等を分解除去するのは困難である。それに対し、例えば直径が50nm程度の触媒粒子を用いることにより、紫外線を含む光を照射され活性状態となった光触媒粒子が傷の内部に入り込むことが容易となり、サイズが0.5μm程度の微細な傷に存在する細菌や汚れ等を分解除去することができる。
【0021】
さらに、光触媒を構成する材料を窒素を導入したチタン酸化物(TiO2−x)とすることにより、光触媒を可視光領域の波長を有する光で活性状態とすることができ、紫外線を含む光を有効に利用することが可能となる。ひいては、光源の出力を低く抑えることができるようになり、光源の寿命を伸長し、装置のランニングコストを低減することができる。TiO2−xの他、LaTiONなどを用いることもできる。
【0022】
以上のように、コロイド状の光触媒を懸濁した溶液を内包した、着脱容易な容器と、容器内に紫外線を含む光を照射する、着脱容易な光源と、溶液を撹拌するスターラーを設けた構成とすることで、本発明により、対象物を光触媒をコートした調理用具に限定することなく、恒常的に活性の高い光触媒を用いた殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を持たせ、種々の調理用具を清潔、衛生的に保ち得る、優れた調理用具の収納装置を提供することができる。さらに、光触媒粒子のサイズを1〜100nmとすることでサイズが0.5μm程度の微細な傷に存在する細菌や汚れ等を分解除去することができる。また、光触媒を構成する材料を窒素を導入したチタン酸化物とすることにより、装置のランニングコストを低減することもできる。なお、調理用具の他、陶器、磁器、プラスチックなどからなる食器などにも本発明を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、包丁、俎板等の調理用具に対して、光触媒をコートした調理用具に限定することなく、恒常的に活性の高い光触媒を用いた殺菌、抗菌、脱臭、防汚等の機能を発揮する、種々の調理用具を清潔、衛生的に保ち得る、優れた調理用具の収納装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における調理用具の収納装置の一例としての構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態における調理用具の収納装置の構成の一部を示す図
【図3】本発明の実施の形態における調理用具に存在する微細な傷と光触媒粒子のサイズを示す図
【符号の説明】
101 調理用具の収納装置
102 コロイド状の光触媒を懸濁した溶液
103 容器
104 光源
105 紫外線を含む光
202 調理用具に付着した汚れ
203 溶液を撹拌するスターラー

Claims (6)

  1. コロイド状の光触媒を懸濁した溶液を内包した容器と、容器内に紫外線を含む光を照射する光源を設けたことを特徴とする調理用具の収納装置。
  2. 前記光触媒を内包した容器を着脱可能としたことを特徴とする請求項1記載の調理用具の収納装置。
  3. 前記光源を着脱可能としたことを特徴とする請求項1ないしは2記載の調理用具の収納装置。
  4. 前記光触媒にサイズが少なくとも1〜100nmである光触媒粒子を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の調理用具の収納装置。
  5. 前記光触媒が窒素を導入したチタン酸化物からなることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の調理用具の収納装置。
  6. 前記コロイド状の光触媒を懸濁した溶液を撹拌するスターラーを設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の調理用具の収納装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2439911A (en) * 2006-07-13 2008-01-16 Chi-Shih Lai A knife and chopping board holder and steriliser
CN101797124A (zh) * 2010-04-12 2010-08-11 华思集团有限公司 料理厨具杀菌装置
CN102729263A (zh) * 2011-04-06 2012-10-17 隆达电子股份有限公司 刀具
CN104323729A (zh) * 2014-11-03 2015-02-04 兴化市实验小学 一种紫外线自动消毒案板
CN106889922A (zh) * 2017-04-17 2017-06-27 大新县科学技术情报研究所(大新县生产力促进中心) 一种可消毒的刀具收纳盒

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