JP2004283090A - 釣り用バケツ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る釣り用バケツは、一対のハンドル3を容器本体2に対向して設け、各ハンドルに握持部片10,11を設けた釣り用バケツにおいて、各握持部片10,11に、これらが向かい合ったときに対面する位置に接合部を設け、一対の握持部片10,11を接合したときに、下面が周方向に凸状の湾曲面12aを有する握持部12が形成されるようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、釣りに際して用いられる釣り用バケツに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の釣り用バケツは、主に釣り道具入れ、撒き餌入れ、水汲みバケツ、魚入れとして使用されており、釣り場において、足元に置かれることが多く、合成樹脂等の防水性を有する材料で形成されている。
これらの釣り用バケツは、一般に上方に開口を有する容器本体を有し、場合によって、上記開口を閉塞する蓋体が設けられている。
【0003】
また、釣り場の移動時に、すぐに持ち上げられるように、容器本体に柔軟性を有する材料からなる一対のハンドルを設けているものが多く、通常、釣り用バケツを持ち歩くときは、一対のハンドルの各握持部を合わせて一度に握り込んでいる。
【0004】
このような釣り用バケツにおいて、例えば、特許文献1に開示されているように、一対のハンドルの各握持部を合わせて一度に握り込む際、握り込んだ握持部同士が滑らないようにした構成が知られている。この釣り用バケツは、一対のハンドルの各握持部に、夫々突部と段部を設け、一対のハンドル同士を当接した際に、突部と段部を嵌合させ、握持部同士が滑ることが無いように構成している。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−123043号公報。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した公知の釣り用バケツは、一対のハンドルの握持部同士を当接させたときに、その当接させた握持部間の下方側が凹状になってしまい、握持する手のひらの湾曲形状と合致しないため、握り感が悪く、手が痛くなってしまうことがある。
【0007】
すなわち、従来の釣り用バケツにおけるハンドルの握持部形状は、両方のハンドルの握部同士を合わせたときの握り易さについては何等考慮されておらず、このため、釣り用バケツを持ち歩くときはハンドルの握持感が悪く、収納物が重く感じたり、長い時間持ち歩くと、荷重がかかる手のひらが痛くなってしまうことがある。
【0008】
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、一対のハンドルの各握持部を握持した際の握持感を向上させた釣り用バケツを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、本発明は、一対のハンドルを容器本体に対向して設け、各ハンドルに握持部片を設けた釣り用バケツにおいて、前記一対のハンドルの各握持部片に、これらが向かい合ったときに対面する位置に接合部を設け、前記一対の握持部片を接合したときに、下面が周方向に凸状の湾曲面を有する握持部が形成されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
上記した構成では、釣り用バケツを持ち運ぶにあたって両方のハンドルを合わせると、各ハンドルに設けられた握持部片の接合部同士が接合し、一体化された握持部が形成される。一体化された握持部は、下面が周方向に凸状の湾曲面を有する形状になっていることから、握り込んだ際の握持感が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は、本発明の第1の実施形態を示す図であり、図1は、釣り用バケツの全体構成を示す斜視図、図2は、一対のハンドルを合わせた状態を示す釣り用バケツの斜視図、図3は、握持部の中央部分における釣り用バケツの断面図、そして、図4は、握持部の構成を示す断面図である。
【0012】
釣り用バケツ1は、合成樹脂製の上方に開口を有する容器本体2と、この容器本体2の前面及び後面に設けられた一対のハンドル3とを有している。容器本体2は、箱型に形成され、必要に応じて上方の開口を閉塞する蓋体5がヒンジ6を介して取り付けられており、蓋体の周辺はチャック7で開口周縁に沿って開閉自在に止着できるように構成されている。この場合、容器本体2の大きさ、形状等については適宜変形することが可能であり、また、容器本体2が保冷機能を有するような構造であっても良い。
【0013】
前記一対のハンドル3は、それぞれ、ゴム系、合成樹脂系等、柔軟性を有する材料でU字状に形成されており、縦片3aと横片3bによって構成されている。そして、容器本体2の前面及び後面において、各ハンドルの縦片の端部が回動自在に取り付けられ(軸着)、図1に示すように、U字状の上下を反転させた状態で向かい合わせて立ち上げられるようになっている。また、各ハンドルは、その両端を回動させて垂下状にすることもでき、更には、図2に示すように、変形させてハンドル同士(横片同士)を容器本体の上方で当接させることが可能となっている。
【0014】
各ハンドルの横片には、それぞれ握持部片10,11が設けられている。この場合、握持部片10,11は、上記した材料によってハンドルと共に一体成形することで形成されており、横片3bの軸方向に沿って延出するように、所定の肉厚をもって形成されている。各握持部片10,11は、断面が略半円形状に形成されており、その平坦部分(接合部)10a,11aは、互いに対向して面接できるようになっている。この場合、各握持部片は、図4に示すように、その接合部の面Pとハンドル縦片の軸線方向Xの角度が異なる(交わる)ように形成されており、両握持部片を組み合わせる際に、握持部片を縦片に対して容易に折り曲げて組み付けし易いように構成されている。すなわち、この実施形態では、ハンドル同士を容器本体2の上方で合わせるように傾けたとき、接合部が略垂直方向を向きながら向かい合うようになっているため、両握持部片10,11を一度に握りしめたときの手の押圧方向と一致し、接合させ易い。
【0015】
また、本実施形態の構成では、各接合部10a,11aに、互いに面接された際、すなわち各握持部片を一度に握り込んだ際、両者が確実に係合して、その状態を維持できるよう係合部10b,11bが形成されている。この場合、係合部10bは、軸方向に沿って両側で延出するあり溝を具備する凹部で形成されると共に、係合部11bは、そのような凹部に嵌入できるように先端が広がった凸部で形成されており、両握持部片の接合部を合掌状に当接させて、係合部11bを係合部10bに対して弾性力に抗して軽く押し込むことで、両者が係合して握持部12が形成されるように構成されている。
【0016】
各握持部片10,11の下面側の面(握り込んだ際に指の腹部や手のひらに荷重がかかる側の面)は、両者が一体化して握持部12が形成された際、全体で周方向に凸状の湾曲面12aが生じるように形成されており、握持したときに手のひらが当たっても痛くないように形成されている。すなわち、本実施形態における両握持部片によって形成される握持部12の湾曲面12は、従来のハンドルでは一対の握持部を合わせると下面側に境界が形成されてW状に窪んでしまうのに対し、下面側において、そのような窪みを形成することはなく、略面一状に形成されている。
【0017】
このように構成された釣り用バケツを持ち運ぶときは、一対の握持部片10,11を一度に握って両握持部片の接合部10a,11aを接合させる。この際、握っただけで接合しないときは、両手で接合させても良い。
【0018】
なお、上記した両握持部片を一体化した際、その下面側に形成される湾曲面12aは、握り込んだ際の握持感が良好な構成であれば良く、例えば、図5の変形例に示すように、滑り止め程度の凹凸13を有する構成、又は軸方向に沿って連続する凹凸(握り込んだ際、指の付け根部分の腹部に密着して滑り止め機能を発揮する凹凸)を有する構成等も含まれる。また、湾曲面12aには、全体として面一に形成されたもの以外にも、複数の直線部によって湾曲状の面を形成したものも含まれる。さらに、各握持部片10,11は、ハンドル3を形成する際に一体成形することで形成可能であるが、ハンドル3の横片3bに対して、別の材料を二重成形することで肉盛りするように形成しても良いし、横片3bに対して着脱可能に構成しても良い。
【0019】
図6は、本発明の第2の実施形態を示す図であり、握持部の構成を示す断面図である。
この実施形態では、上記した実施形態と同様な形状に形成された握持部片20,21に、互いに磁着するように磁性体を混入しており、各接合部20a,21aの凹凸状の係合部20b,21bを着磁によって接合できるように構成されている。すなわち、一対のハンドルが容器本体の上方側に倒れ込むだけで自然に握持部片20,21が接合して、握持部22が形成されると共に、下面側に湾曲面22aが生じるように形成されている。
【0020】
上記した磁性体入りの握持部片は、握持部片を形成する合成樹脂材料に磁性材料を混入したり、或いは磁性体を埋設することで形成することができ、それ以外にも、接合部に直接磁性体を取着するような構成であっても良い。
上記した構成によれば、両ハンドルの握持部片20,21を一体化するときの操作性の向上が図れる。
【0021】
なお、上記したように磁性体を混入する構成では、接合部20a,21aは、平面状に形成しても良いが、上記したように凹凸状の係合部を形成することで、接合時のズレを防止することができる。また、湾曲面22aについては、図5に示すように形成しても良い。
【0022】
【発明の効果】
以上、上記した構成の釣り用バケツによれば、一対のハンドルを握持部で容易にひとまとめにして、釣り用バケツをすぐに持ち上げることができ、しかも、握持感が良く、手が痛くなることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図であり、釣り用バケツの全体構成を示す斜視図。
【図2】一対のハンドルを合わせた状態を示す釣り用バケツの斜視図。
【図3】握持部の中央部分における釣り用バケツの断面図。
【図4】握持部の構成を示す断面図。
【図5】握持部の変形例を示す断面図。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す図であり、握持部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 釣り用バケツ
2 容器本体
3 ハンドル
3a 縦片
3b 横片
10,11,20,21 握持部
10a,11a,20a,21a 接合部
10b,11b,20b,21b 係合部
12,22 握持部
12a,22a 湾曲面
Claims (3)
- 一対のハンドルを容器本体に対向して設け、各ハンドルに握持部片を設けた釣り用バケツにおいて、
前記一対のハンドルの各握持部片に、これらが向かい合ったときに対面する位置に接合部を設け、
前記一対の握持部片を接合したときに、下面が周方向に凸状の湾曲面を有する握持部が形成されるようにしたことを特徴とする釣り用バケツ。 - 前記各ハンドルの握持部片の接合部は、互いに係合する係合部によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の釣り用バケツ。
- 前記各ハンドルの握持部片の接合部は、互いに磁着によって接合することを特徴とする請求項1又は2に記載の釣り用バケツ。
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