JP2004282991A - ロータファン駆動装置、及び、このロータファン駆動装置を備えた冷却装置、換気装置、吸排液装置 - Google Patents

ロータファン駆動装置、及び、このロータファン駆動装置を備えた冷却装置、換気装置、吸排液装置 Download PDF

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Abstract

【課題】小型、薄型で冷却効果に優れるロータファン駆動装置、及び、これを備えた冷却装置、換気装置、吸排液装置を提供する。
【解決手段】外枠部材10は、ファン回転空間100を有している。ステータ20は、磁性コア22と、巻線21とを含み、ファン回転空間100の周りに間隔を隔てて配置されている。磁性コア22は、前端がファン回転空間100に面している。巻線21は磁性コア22の周りに巻装されている。ロータファン30は、磁性部分を含んでいる。ロータファン30は、ファン回転空間100の内部に備えられ、ステータ20からの印加磁界と、前記磁性部分との相互作用により回転駆動される。
上記ロータファン駆動装置は、冷却、換気又は液体の置換を必要とする機器に搭載され冷却装置、吸排液装置又は吸排液装置に用いられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ロータファン駆動装置に関する。より具体的には、放熱を必要とする電子機器等に載置してファン送風により冷却効果を図る冷却装置、換気を目的とした吸排気装置、または、液体の置換を目的とした吸排液装置等に備えられるロータファン駆動装置に関する。
従来、パソコン、FAX、プリンタに代表されるOA機器等において、放熱を必要とする電子機器には、ファン送風により冷却や排熱等を促進する装置が備えられている。前記冷却装置は、一般にブラシレスモータ、小型軸流ファンモータ等の動力装置を用いてロータファンを駆動させるロータファン駆動装置を有する。また、ロータファン駆動装置に用いられる動力装置としては、ブラシレスモータを改良して、ステータとコイル回路基板からなる機構を備え、コイル回路基板を回転軸上、又は、ファン上に配置した機構を備えた小型ファンモータも広く利用されている。
この種の冷却装置において、ロータファン駆動装置は、可能なかぎり全体形状の小型化、薄型化を図ることが重要な技術的な課題の1つとなっている。特に近年、OA機器等の電子機器は、急激に小型化、薄型化へと向かっている状況にある。従って、この種の電子機器に用いられる冷却装置のロータファン駆動装置も、全体形状の小型化、薄型化が達成されなければならない。
一方、ロータファン駆動装置の小型化、薄型化の要請には、性能面で一定の限界が生じている。即ち、上述したOA機器等の電子機器は、駆動周波数が高周波化することで年々発熱量が大きくなっている。これに対し、冷却装置のファン送風に係るロータファン駆動装置は、小型ファンモータ等の動力装置を用いてロータファンを回転駆動させる構造であるため、動力装置自体の設置スペースや、動力装置に電源を供給するための配線スペース等により、ロータファン駆動装置にはファン作用に実質的に寄与しない無駄な部分が不可避的に生じる。この無駄な部分が冷却効果向上の障害となり、且、ロータファン駆動装置の小型化、薄型化の障害となっていた。
冷却効果を低減することなしに小型化、薄型化を図ることを目的とした従来技術として、特許文献1には、ロータファンを中心位置で回動可能に軸支し、被冷却物体の表面外形形状に合致する接触面を有するヒートプレートと、該ヒートプレートの板面上略外周位置に、前記ロータファン一体の枠状部磁石と、ステータコイル回路基板からなるファンモータ機構を備える極薄型ファンモータが開示されている。
また、特許文献2には、IC冷却用ヒートシンクと一体になり、ヒートシンク表面に直接冷却風を流すことによりICを冷却させるIC冷却用ヒートシンク付きファンモータにおいて、マグネットの外側にコイル及び駆動回路基板を設置し、複数枚の羽根の外周側からモータを駆動することを特徴とするIC冷却用ヒートシンク付きファンモータが開示されている。
しかし、特許文献1及び2では、ロータファン駆動装置の小型化及び薄型化と、電子機器の冷却効果の向上とを、同時に達成することができなかった。特に、ロータファンの回転軸上にモータ等の動力装置を配置する構造によると、動力装置及びこれに電源を供給するための配線等の陰になって生じるファン作用無効部分を削減することができず、小型化に限界がある。同様に、ロータファン駆動装置は、動力装置の厚みによる制限が生じることにより薄型化に限界がある。
また、特許文献1及び2では、部品点数が多い構成に加え、回転鉄心(ロータ磁性コア)の形状が複雑であるため、コイルの位置決め精度が悪く製品の信頼性が損なわれるとともに、回転鉄心に巻線を施す作業の困難性が、製造効率の向上を妨げ、製造コスト高の原因になるという問題点があった。
さらに、特許文献1及び2では、ファンモータあるいは枠状部の近傍に外枠部材の固定部を備えないため、充分な機械強度を確保することができこと、及び、ロータファンを安定して回転させることができず、ノイズが発生し易いことなどの問題点もあった。
加えて、特許文献1及び2に示したロータファン駆動装置では、他の用途に転用しようとしても、そのモータあるいはコイル基板、電極をロータファンの略回転軸上近傍および経路、流路内に有するため、腐食性のガス等の換気、吸排液に容易に用いることはできない。
特開2001−268847号公報 特開2001−182699号公報
本発明の課題は、全体形状の小型化、及び、薄型化が可能なロータファン駆動装置、及び、このロータファン駆動装置を備えた冷却装置、換気装置、吸排液装置を提供することである。
本発明のもう1つの課題は、優れた冷却換気効果を有するロータファン駆動装置、及び、このロータファン駆動装置を備えた冷却装置、換気装置、吸排液装置を提供することである。
本発明の更にもう一つの課題は、製造コスト及び施工コストを低減することができるロータファン駆動装置、及び、このロータファン駆動装置を備えた冷却装置、換気装置、吸排液装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係るロータファン駆動装置は、外枠部材と、ステータと、ロータファンとを含む。前記外枠部材は、ファン回転空間を有している。
前記ステータは、磁性コアと、巻線とを含み、前記外枠部材の前記ファン回転空間の周りに間隔を隔てて配置されている。前記磁性コアは、前端が前記ファン回転空間に面している。前記巻線は、前記磁性コアの周りに巻装されている。前記ロータファンは磁性部分を含み、前記外枠部材の前記ファン回転空間の内部に備えられ、前記ステータから印加される磁界と前記磁性部分との相互作用により回転駆動される。
本発明に係るロータファン駆動装置は、冷却を必要とする機器に搭載され冷却装置として用いられる。また、本発明に係るロータファン駆動装置は、換気を必要とする機器に搭載され、吸排液装置に用いられる。さらに本発明に係るロータファン駆動装置は、液体の置換を必要とする機器に搭載され、吸排液装置に用いられる。
ステータは、磁性コアと、巻線とを含む。磁性コアは、前端がファン回転空間に面している。巻線は磁性コアの周りに巻装されている。ロータファンは磁性部分を含んでおり、外枠部材のファン回転空間の内部に備えられている。上記構成によれば、ステータの巻線に電流を供給することにより発生した磁界を、磁性コアの前端からファン回転空間に漏洩させ、その漏洩磁界とロータファンの磁性部分との電磁気的相互作用により、ロータを所定方向に回転駆動することができる。回転駆動原理は、移動磁界、回転磁界のいずれによってもよい。ステータは、外枠部材のファン回転空間の周りに間隔を隔てて配置されているから、上述したような回転磁界及び移動磁界を生じさせることができる。
上述したように、本発明に係るロータファン駆動装置は、ステータから印加される磁界と、磁性部分との相互作用によりロータファンが回転駆動される。即ち、ロータファン駆動装置は、ロータファンの回転軸上にモータ等の動力装置を配置していないから、小型化することが可能である。同様に、ロータファン駆動装置は、ロータファンの回転軸上にモータ等の動力装置を配置していないから、動力装置の厚みによる制限がなくなることにより薄型化が可能となる。
さらに、本発明に係るロータファン駆動装置は、ロータファンの回転軸上にモータ等の動力装置を配置していないから、動力装置、及び、動力装置へ電源を供給するための配線等の陰になるファン作用無効部分を削減し、相対的にファン作用有効部分を増大することができる。従って、このようなロータファン駆動装置を用いた冷却装置は、小型化された場合にも、優れた冷却効果を確保することができる。
また、ロータファン駆動装置において、ステータは、外枠部材のファン回転空間の周りに間隔を隔てて配置されているから、ステータの外周に巻線を巻装する作業が容易になり、作業効率の向上及び製造コストの低減が可能となる。同様に、ステータに対する電源供給が容易となる。
本発明に係るロータファン駆動装置の好ましい態様として、ロータファンは、枠状部と、複数枚の羽根とを含む。枠状部は、リング状であるとともに、磁性部分を含む。複数枚の羽根は、枠状部の内部に一体的に備えられている。この構造によると、ロータファンの機械的強度と、駆動効率とを向上することができる。
本発明に係るロータファン駆動装置の好ましい態様として、ステータがロータファンの回転軸を中心に点対称の位置に配置されている構造によると、ロータファンはスムーズな回転が得られ、起動時の回転ムラもなく安定する。
本発明に係るロータファン駆動装置の好ましい態様として、外枠部材は外形が角形状であり、ステータは外枠部材の隅部に配置されている。外枠部材の外形が角形状である構造によると、ファン作用無効部分を極力少なくし、冷却効果を維持した状態で全体形状を小型化、薄型化することができる。また、ステータが外枠部材の隅部に配置されている構造によると、巻線の巻装作業が容易になり作業効率の向上およびコスト改善が可能となる。また、外部よりの電源供給も容易となる。
本発明に係るロータファン駆動装置の好ましい態様として、外枠部材はコア収納孔を含み、コア収納孔は少なくとも一面側が開口しており、磁性コアは開口を通してコア収納孔に備えられる構造によると、印加磁界(漏洩磁界)が大きくなるので、ロータファン駆動装置の駆動効率の向上が図られる。
本発明に係るロータファン駆動装置の好ましい態様として、磁性コアが、自己の軸線に関して左右非対称形状である構造、又は、ファン回転空間に面する前端に、回転方向に突出する突出部を有する構造によると、電源を供給したときにコアに発生する磁束が左右不均一となるから、ロータファンの起動時の回転方向を固定できるとともに、起動時の回転方向を固定する回路を不要とすることも可能である。さらにロータファンのスムーズな回転を得ることもできる。
本発明に係るロータファン駆動装置は、放熱を必要とする電子機器等に載置され、ファン送風により冷却効果を図る冷却装置に用いられる。同様に、本発明に係るロータファン駆動装置は、換気を必要とする機器に載置され、吸排気装置に用いられ、また、液体の置換を必要とする機器に載置され、吸排液装置に用いられる。従って、上述した冷却装置、吸排気装置、吸排液装置は、本発明に係るロータファン駆動装置の利点をすべて有する。
尚、これまで主として説明してきた冷却装置用ロータファン駆動装置を、吸排気装置、吸排液装置に転用する場合、これらの装置が行う腐食性のガス等の換気や、吸排液に関する特有の問題については、本発明のロータファン駆動装置において、外枠部材の内側、つまり腐食性のガス等の換気、吸排液経路・流路の内壁に耐食性の樹脂等を用いたチューブを接続する構成により、簡単に解決することができる。
本発明の他の目的、構成及び利点については、添付図面を参照し、更に詳しく説明する。添付図面は、単に、例示に過ぎない。
図1は本発明の一実施形態に係るロータファン駆動装置の斜視図、図2は図1に示したロータファン駆動装置の分解斜視図である。図3は、図1及び図2に示したロータファン駆動装置のステータの構造について拡大して示す正面断面図である。
図1及び図2を参照すると、ロータファン駆動装置は、外枠部材10と、ステータ20と、ロータファン30とを含む。外枠部材10は、略正方形状であって、厚み寸法D1を有するとともに、ファン回転空間100を有する。外枠部材10は、好ましくは樹脂成形体でなる。
さらに、外枠部材10は、コア収納孔15を含む。図示するコア収納孔15は貫通孔であって、外枠部材10の外周面と、ファン回転空間100の内周面との両面に開口している。
ステータ20は、好ましくは外枠部材10と一体的に形成されており、外枠部材10のファン回転空間100の周りに間隔を隔てて配置されている。ステータ20は、図示実施例では、外枠部材10の隅部に配置されている。さらに、ステータ20は、外枠部材10において、ロータファン30の回転軸に関して対称の位置に配置されていることが好ましい。
ステータ20のそれぞれは、巻線21と、磁性コア22とを含む。巻線21は、線材である。巻線21は、ステータ20の外周のくびれ部分において、磁性コア22の周りに巻装されている。磁性コア22は、好ましくは軟磁性材料でなるフェライトコアであって、上述した開口を通してコア収納孔15に備えられ、前端がファン回転空間100に面している。
ロータファン30は、厚み寸法D2を有する。外枠部材10の厚み寸法D1は、ロータファン30の厚み寸法D2とほぼ等しい寸法で設計されており、外枠部材10のファン回転空間100に嵌合された場合に回転可能な形状を有する。より詳細に説明すると、図示するロータファン30は、複数枚の羽根32と、磁性部分と、さらにリング状の枠状部31とを含んでいる。
複数枚の羽根32は、互いに一体化されている。さらに、図面からは必ずしも明らかではないが、枠状部31と、複数枚の羽根32とは、一体的に備えられている。
ロータファン30は、回転軸芯部分に固定軸を保持するための貫通孔320を有する。但し、ロータファン30を中心位置で回動可能に支持する方法については、特に限定されるものではない。用途に応じて、回転軸支持でも、ロータファン30の外周側に支持部を設置する方法でも自由な設計が行える。
磁性部分は、枠状部31、羽根32、又は、その他の部分に備えられている。図1乃至図2に示すロータファン30においては、枠状部31がプラスチックマグネットにより構成されており、複数枚の羽根32の外周位置にリング状に配置した状態を示した。これによりロータファン30の軽量化を図るとともに、駆動効率を向上させることができる。尚、図面では駆動回路基板は省略してある。駆動回路基板を他の回路基板に含めるか、ロータファン駆動装置1の近傍に配置するか、または、ロータファン駆動装置1とともにケーシングするかは、設計事項である。
ロータファン駆動装置1は、外部よりステータ20の巻線21に電源(図示しない)を供給し、外枠部材10のファン回転空間100の内部に備えられたロータファン30が、ステータ20から印加される磁界と、ロータファンに含まれる磁性部分との電磁的相互作用により回転駆動される。この点について、図4を参照して説明する。
図4は、図1〜図3に示したロータファン駆動装置のステータに発生する磁束の流れを説明する図である。図4を参照すると、図1〜図3に示したロータファン駆動装置では、外枠部材10を樹脂製とし、ステータ20に磁性コア22を備えるので、印加磁界X(漏洩磁界)が大きくなる。このため、駆動効率の向上が図られる。ちなみに、冷却装置に用いた例では、約40%の冷却効果の改善を図ることができた。さらに、磁性コア22を、フェライト樹脂を用いた複合磁性材料によって構成することにより、さらなる軽量化を図ることもできる。具体的に、フェライト樹脂を用いた磁性コア22は、珪素鋼板を用いた場合に比較して30%前後の軽量化と、駆動効率の向上とを達成することができる。
これに対して、図5及び図6は、従来技術に係るステータに発生する磁束の流れを示す図である。図5に示すロータファン駆動装置は、外枠部材10全体が軟磁性材料で構成されている。上述した構造によると、ステータ20は閉磁路に近い構成となる。このため、ロータファン30に対して、矢印Xで示す印加磁界(漏洩磁界)が小さくなり、ロータファン30の駆動効率を向上することができない。
また、図6に示すように、外枠部材10を樹脂製とし、ステータ20を空芯コイルとする構造においては、印加磁界X(漏洩磁界)が小さくなるので、ロータファン30の駆動効率を向上することができない。
図7は図1及び図2に示したロータファン駆動装置について、ファン作用有効部分と無効部分を示す図、図8は従来技術に係るロータファン駆動装置について、ファン作用有効部分と無効部分を示す図である。
図8を参照すると、従来のロータファン駆動装置は、冷却装置に用いられる場合に、ブラシレスモータや小型軸流ファンモータ等の動力装置によりファンを駆動させている。上述した構造によると、動力装置の設置スペースにより陰になる部分や、動力装置に電源を供給するための配線等により陰になる部分が、冷却装置のファン作用無効部分Zとなる。ファン作用無効部分Zは、ファン作用有効部分Yを制限することとなるから、冷却効果を維持しつつ、冷却装置の小型化、薄型化を達成することが困難であった。しかも、用いられる回転鉄心7は、複雑な形状を有するから、これに巻線を施す作業が困難となり、製造コストを低減することができない。
これに対し、図7を参照すると、図1及び図2に示したロータファン駆動装置は、ステータ20がファン回転空間100の周りに間隔を隔てて配置されており、巻線21に外部電源(図示しない)が供給された場合、ステータ20から印加された磁界と、ロータファン30の磁性部分との電磁的相互作用によりロータファン30が回転駆動される。即ち、図1及び図2に示したロータファン駆動装置1の基本構造は、ブラシレスモータや小型軸流ファンモータ等の動力装置を直接持たないロータファン30と、ステータ20と、外枠部材10とのユニットにより構成され、ステータ20よりの印加磁界Xにより、磁性部分を有するロータファン30を磁気的に回転駆動させることを特徴としている。
上述した構造によると、ロータファン駆動装置1は、ロータファン30の回転軸上に動力装置を配置していないから、動力装置の設置スペースを確保する必要がなくなる。従って、ロータファン駆動装置1を小型化することができる。
また、ロータファン駆動装置1は、ロータファン30の回転軸上に動力装置を配置していないから、動力装置の厚みによる制限がなくなる。従って、ロータファン駆動装置1を薄型化することができる。例えば、従来では難しかったロータファン駆動装置1の厚みを10mm以下とするような構造も何ら問題なく達成できる。
さらに、ロータファン駆動装置1は、冷却装置に用いられた場合、動力装置によりファンを駆動させる必要がなくなるから、ファン作用無効部分Zが削減され、相対的にファン作用有効部分Yを広く確保することが可能となる。従って、このようなロータファン駆動装置を用いた冷却装置1は、小型化、及び、薄型化がされた場合にも、優れた冷却効果を確保することができる。
以上の説明からも明らかなように、本発明のロータファン駆動装置によれば、装置の小型化、薄型化の要請と、冷却効果の向上とを同時に達成することができる。したがって、ロータファン駆動装置1は、近年、小型化、薄型化の著しい携帯通信機器端末を始め、ノートパソコン等の冷却装置に用いることができる。
ロータファン駆動装置1は、動力装置によりファンを駆動させる必要がなくなるから、ロータファン30の形状およびその固定方法に関して、高い自由度を確保し得る。
ロータファン駆動装置1は、ステータ20を、外枠部材10のファン回転空間100の周りに間隔を隔てて配置したから、ステータ20に対し巻線21を巻装する作業が容易になり作業効率の向上および製造コストの低減が可能となる。また、コイル8の位置決め精度を向上させ、安定した製造が容易になる。加えて、ロータファン駆動装置1は、ステータ20が外枠部材10の隅部に設けられる構造により、外部よりの電源供給も容易となる。
ロータファン駆動装置1は、ロータファン30がリング状の枠状部31を含み、複数枚の羽根32は、枠状部31の内部に一体的に備えられている構造であるから、優れた機械的強度を有するとともに、駆動効率の向上が達成される。
ロータファン駆動装置1は、外枠部材10において、ステータ20がロータファン30の回転軸を中心に点対称の位置に配置されているから、ロータファン30のスムーズな回転が得られ、起動時に回転ムラを生じることなく安定に始動する。
ロータファン駆動装置1は、外枠部材10の外形が角形状、特に略正方形形状である構造によると、ファン作用有効部分の確保を効率的に達成することができる。従って、このようなロータファン駆動装置1を用いた冷却装置は、冷却効果を維持した状態で全体形状を小型化、薄型化することができる。また、ステータ20が外枠部材10の隅部に配置されている構造によると、巻線作業が容易になるから、製造効率の向上および製造コスト低減が可能となる。また、外部よりの電源供給も容易となる。
ロータファン駆動装置1は、外枠部材10がコア収納孔15を含み、磁性コア22が開口を通してコア収納孔15に備えられている構造によると、印加磁界(漏洩磁界)が大きくなるので、駆動効率の向上を達成することができる。
図9は、本発明に係るロータファン駆動装置について別の実施形態の分解斜視図である。図示するようにロータファン駆動装置は、枠状部31を複数枚の羽根32を有するものと、有しないものの2つを含み、複数枚の羽根32を有しない枠状部31のみプラスチックマグネットで構成してもよい。
さらに、ロータファン30に対してのマグネットの材料選定や具体的配置は、必要に応じて定められるものである。例えば、枠状部31をプラスチックマグネットで構成せず、必要に応じて別にプラスチックマグネットを複数枚の羽根32の内部に埋め込み、又は、貼り付ける等、最適位置に配置することも可能である。
図10は本発明に係るロータファン駆動装置に用いられる磁性コアについて、別の実施形態を示す正面図、図11は図10に示した磁性コアを用いたロータファン駆動装置について、一部を省略して示す正面断面図である。図10及び図11に示された磁性コア22は、前端に、回転方向に突出する突出部220を有しており、自己の軸線に関して左右非対称形状である。上記構造によると、発生する磁束Xが左右不均一となるから、ロータファン30の起動時の回転方向を一方向に固定し、ロータファン30をスムーズに起動させることができる。
図12は本発明に係るロータファン駆動装置に用いられる磁性コアについて、さらに別の実施形態を示す正面図、図13は図12に示した磁性コアを用いたロータファン駆動装置について、一部を省略して示す正面断面図である。
また、図14は本発明に係るロータファン駆動装置に用いられる磁性コアについて、さらに別の実施形態を示す正面図、図15は図14に示した磁性コアを用いたロータファン駆動装置について、一部を省略して示す正面断面図である。
図12乃至図15に示す磁性コア22は、前端に、回転方向に突出する突出部220を有しており、自己の軸線に関して左右非対称形状である。上記構造によると、発生する磁束Xが左右不均一となるから、ロータファン30の起動時の回転方向を一方向に固定し、ロータファン30をスムーズに起動させることができる。
上述したロータファン駆動装置は、外部カバーや、外部電源等と組み合わされて電子機器等の冷却装置に用いられる。図16は本発明に係るロータファン駆動装置を用いた冷却装置の斜視図、図17は図16に示した冷却装置の分解斜視図である。
図示する冷却装置は、ロータファン駆動装置1と、外部カバー4、5と、固定軸6とを含む。ロータファン駆動装置1は、図1乃至図3を参照して説明したものであって、既述の構成部分と同一の構成部分には、同一の参照符号を付す。外部カバー4、5は、通孔部40、50を有する。なお、外部カバー4、5は、当該技術分野において周知の構成部分であるから、説明を省略する。固定軸6は、複数枚の羽根32の貫通孔320に備えられ、且、ロータファン30を回転可能に軸止めする。
図18は本発明の一実施形態に係るロータファン駆動装置を用いた換気装置又は吸排液装置の斜視図、図19は図18に示した換気装置又は吸排液装置の分解斜視図である。ロータファン駆動装置1は、図1乃至図3を参照して説明したものである。従って、吸排気装置又は吸排液装置は、上述したロータファン駆動装置1の利点をすべて有する。なお、吸排気装置は、ロータファン30のファン作用を換気を目的として利用するものであり、吸排液装置は、ロータファン30のファン作用を液体の置換を目的として利用するものである。
従来技術において、ロータファン駆動装置を、冷却以外の腐食性のガス等の換気装置や吸排液装置に転用する場合、ロータファン駆動装置は、そのモータあるいはコイル基板、電極をロータファン30の略回転軸上近傍および経路、流路内に有するため、腐食性のガス等の換気、吸排液に容易に用いることはできなかった。
本発明にかかるロータファン駆動装置は、ブラシレスモータや小型軸流ファンモータ等の動力装置を直接持たないロータファン30と、ステータ20と、外枠部材10とのユニットにより構成され、ステータ20よりの印加磁界Xによりロータファン30を磁気的に回転駆動させることを特徴としている。従って、ロータファン駆動装置は、そのモータあるいはコイル基板、電極をロータファン30の略回転軸上近傍および経路、流路内に有しないため、腐食性のガス等の換気、吸排液に容易に用いることができる。
また、換気装置や吸排液装置に転用する場合の具体的態様として、ロータファン駆動装置1は、外枠部材10の内側、つまり腐食性のガス等の換気、吸排液経路又は流路の内壁に耐食性の樹脂等を用いたチューブ10、11を接続すれば簡単に対応し、転用することができる。
従って、本発明に係るロータファン駆動装置1は、換気を必要とする機器に載置して、ファン送風により換気を図る換気装置や、液体の置換を必要とする機器に載置して、ファンにより液体の置換を図る吸排液装置に容易に転用することができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種種の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明の一実施形態に係るロータファン駆動装置の斜視図である。 図1に示したロータファン駆動装置の分解斜視図である。 図1及び図2示したロータファン駆動装置のステータの構造について一部を省略して示す正面断面図である。 図3に示すステータに発生する磁束の流れを示す図である。 従来技術に係るステータに発生する磁束の流れを示す図である。 従来技術に係るステータに発生する磁束の流れを示す図である。 本発明の一実施形態に係るロータファン駆動装置について、ファン作用有効部分と無効部分を示す図である。 従来技術に係るロータファン駆動装置について、ファン作用有効部分と無効部分を示す図である。 本発明に係るロータファン駆動装置について別の実施形態の分解斜視図である。 本発明に係るロータファン駆動装置に用いられる磁性コアについて、別の実施形態を示す正面図である。 図10に示した磁性コアを用いたロータファン駆動装置について、一部を省略して示す正面断面図である。 本発明に係るロータファン駆動装置に用いられる磁性コアについて、さらに別の実施形態を示す正面図である。 図12に示した磁性コアを用いたロータファン駆動装置について、一部を省略して示す正面断面図である。 本発明に係るロータファン駆動装置に用いられる磁性コアについて、さらに別の実施形態を示す正面図である。 図14に示した磁性コアを用いたロータファン駆動装置について一部を省略して示す正面断面図である。 本発明の一実施形態に係るロータファン駆動装置を用いた冷却装置の斜視図である。 図16に示した冷却装置の分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るロータファン駆動装置を用いた換気装置又は吸排液装置の斜視図である。 図18に示した換気装置又は吸排液装置の分解斜視図である。
符号の説明
1 ロータファン駆動装置
10 外枠部材
100 ファン回転空間
15 コア収納孔
20 ステータ
21 巻線
22 磁性コア
220 突起
30 ロータファン
31 枠状部
32 複数枚の羽根

Claims (10)

  1. 外枠部材と、ステータと、ロータファンとを含むロータファン駆動装置であって、
    前記外枠部材は、ファン回転空間を有しており、
    前記ステータは、磁性コアと、巻線とを含み、前記外枠部材の前記ファン回転空間の周りに間隔を隔てて配置されており、
    前記磁性コアは、前端が前記ファン回転空間に面しており、
    前記巻線は、前記磁性コアの周りに巻装されており、
    前記ロータファンは、磁性部分を含み、前記外枠部材の前記ファン回転空間の内部に備えられ、前記ステータから印加される磁界と、前記磁性部分との相互作用により回転駆動される
    ロータファン駆動装置。
  2. 請求項1に記載されたロータファン駆動装置であって、前記ロータファンは、枠状部と、複数枚の羽根とを含んでおり、
    前記枠状部は、リング状であるとともに、磁性部分を含み、
    前記複数枚の羽根は、前記枠状部の内部に一体的に備えられている
    ロータファン駆動装置。
  3. 請求項1又は2の何れかに記載されたロータファン駆動装置であって、
    前記ステータは、前記ロータファンの回転軸を中心に点対称の位置に配置されている
    ロータファン駆動装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載されたロータファン駆動装置であって、
    前記外枠部材は、外形が角形状であり、
    前記ステータは、前記外枠部材の隅部に配置されている
    ロータファン駆動装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載されたロータファン駆動装置であって、
    前記外枠部材は、コア収納孔を含み、前記コア収納孔は、少なくとも一面側が開口しており、
    前記磁性コアは、前記開口を通して、前記コア収納孔に備えられている
    ロータファン駆動装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載されたロータファン駆動装置であって、
    前記磁性コアは、自己の軸線に関して左右非対称形状であるロータファン駆動装置。
  7. 請求項6に記載されたロータファン駆動装置であって、
    前記磁性コアは、前記前端に、回転方向に突出する突出部を有するロータファン駆動装置。
  8. ロータファン駆動装置と、冷却を必要とする機器とを含む冷却装置であって、
    前記ロータファン駆動装置は、請求項1乃至7の何れかに記載されたものでなり、前記機器に搭載される
    冷却装置。
  9. ロータファン駆動装置と、換気を必要とする機器とを含む換気装置であって、
    前記ロータファン駆動装置は、請求項1乃至7の何れかに記載されたものでなり、前記機器に搭載される
    換気装置。
  10. ロータファン駆動装置と、液体の置換を必要とする機器とを含む吸排液装置であって、
    前記ロータファン駆動装置は、請求項1乃至7の何れかに記載されたものでなり、前記機器に搭載される
    吸排液装置。
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