JP2004282779A - 情報記録装置及び情報記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、簡易な操作で、録画する番組内容に応じた画質パラメータと音質パラメータとの設定を可能とし、ユーザにとっての取り扱いを便利にするようにした情報記録装置及び情報記録方法を提供することを目的としている。
【解決手段】画質パラメータに応じた信号処理が施された映像信号と、音質パラメータに応じた信号処理が施された音声信号とを記録する装置である。予め画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを複数組登録可能としておき、登録された複数組の画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせから1つの組み合わせを選択し、その選択された画質パラメータ及び音質パラメータを、映像信号及び音声信号の信号処理に供する。
【選択図】 図1
【解決手段】画質パラメータに応じた信号処理が施された映像信号と、音質パラメータに応じた信号処理が施された音声信号とを記録する装置である。予め画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを複数組登録可能としておき、登録された複数組の画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせから1つの組み合わせを選択し、その選択された画質パラメータ及び音質パラメータを、映像信号及び音声信号の信号処理に供する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、画像や音声等の情報をそれぞれ圧縮して記録する情報記録装置及び情報記録方法の改良に関する。
周知のように、DVD(Digital Versatile Disk)やHDD(Hard Disk Drive)を利用した録画再生装置にあっては、映像信号や音声信号に圧縮処理を施して記録するようにしている。そして、この種の録画再生装置では、ユーザが、映像信号や音声信号に対する圧縮率を指定することができる。
一般に、圧縮率を低く設定すると、画質や音質は向上するが、単位時間当たりのデータ量は増加する。このため、ユーザは、画質や音質とデータ量とを考慮して圧縮率を指定することになる。例えば音楽番組では、高音質が望まれるので、音声信号に対する圧縮率が低くなるように指定される。
また、MPEG(Moving Picture Image Coding Experts Group)2方式のように、フレーム間の相関を利用した映像信号の圧縮方式においては、スポーツ番組のように動きの激しい場面が多い番組に対しては、映像信号の圧縮率が低くなるように指定した方が、画質を向上させることができる。
特許文献1には、テレビジョン番組の種類によって符号化条件を変えることにより、番組の種類に適した符号化条件で符号化を行なって記録媒体に記録する構成が開示されている。また、特許文献2には、設定された属性データに基づいて所定単位の情報を処理し、属性データと関連付けて記録する構成が開示されている。
しかしながら、これら特許文献1,2は、いずれも、装置側で符号化条件を決定する構成であったり、装置に予め固定の属性データが用意されている構成であって、ユーザが番組の内容に応じて圧縮率を新たに設定して登録することはできないものである。また、複数の記録媒体に対して選択的に設定登録することもできないものである。
特開平11−55626号公報
特開2001−197431号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、簡易な操作で、録画する番組内容に応じた画質パラメータと音質パラメータとの設定を可能とし、ユーザにとっての取り扱いを便利にするようにした極めて良好な情報記録装置及び情報記録方法を提供することを目的とする。
この発明に係る情報記録装置は、映像信号に画質パラメータに応じた信号処理を施す映像信号処理手段と、音声信号に音質パラメータに応じた信号処理を施す音声信号処理手段と、映像信号処理手段及び音声信号処理手段から出力された映像信号及び音声信号を記録する記録手段と、画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを複数組登録可能とする登録手段と、この登録手段で登録された複数組の画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせから、1つの組み合わせを選択する選択手段とを備え、選択手段で選択された画質パラメータ及び音質パラメータを、映像信号処理手段及び音声信号処理手段の信号処理に供するようにしたものである。
また、この発明に係る情報記録方法は、映像信号に画質パラメータに応じた信号処理を施す映像信号処理工程と、音声信号に音質パラメータに応じた信号処理を施す音声信号処理工程と、映像信号処理工程及び音声信号処理工程から出力された映像信号及び音声信号を記録する記録工程と、画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを複数組登録可能とする登録工程と、登録工程で登録された複数組の画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせから、1つの組み合わせを選択する選択工程とを有し、選択工程で選択された画質パラメータ及び音質パラメータを、映像信号処理工程及び音声信号処理工程の信号処理に供するようにしたものである。
上記した発明によれば、ユーザが予め画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを複数組登録可能としておき、録画を行なう際に必要な組み合わせを選択するようにしたので、簡易な操作で、録画する番組内容に応じた画質パラメータと音質パラメータとの設定が可能となり、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明する録画再生装置を示している。まず、映像信号は、映像入力回路11を介して映像圧縮装置12で圧縮処理される。また、音声信号は、音声入力回路13を介して音声圧縮装置14で圧縮処理される。
映像圧縮装置12で圧縮された映像信号と、音声圧縮装置14で圧縮された音声信号とは、合成装置15によって合成され、データ転送回路16を介して、DVD等の光ディスク17及びハードディスク18に、選択的または同時に記録される。
一方、光ディスク17に記録された信号及びハードディスク18に記録された信号は、それぞれ選択的に読み出される。この光ディスク17及びハードディスク18から選択的に読み出された信号は、データ転送装置16を介して分離装置19に供給され、映像信号と音声信号とに分離される。
分離された映像信号は、映像復号装置20で伸長処理された後、映像出力回路21を介して図示しないモニタによる映像表示に供される。また、分離された音声信号は、音声復号装置22で伸長処理された後、音声出力回路23を介して図示しないスピーカによる音声再生に供される。
ここで、例えば光ディスク17から読み出して映像出力回路21及び音声出力回路23から出力された映像信号及び音声信号を、映像入力回路11及び音声入力回路13に入力し、ハードディスク18に記録させることにより、光ディスク17からハードディスク18へのダビングを行なうことができる。
また、逆に、ハードディスク18から読み出して映像出力回路21及び音声出力回路23から出力された映像信号及び音声信号を、映像入力回路11及び音声入力回路13に入力し、光ディスク17に記録させることにより、ハードディスク18から光ディスク17へのダビングを行なうこともできる。
上記のような一連の動作は、マイクロコンピュータ24によって統括的に制御されている。このマイクロコンピュータ24は、キーボード25及びリモートコントローラ26からの操作情報を受けて、録画再生装置の各部の動作を制御している。
また、このマイクロコンピュータ24にはメモリ27が接続されている。このメモリ27は、マイクロコンピュータ24に対する制御プログラムを格納するための機能と、マイクロコンピュータ24のワークメモリとしての機能と、種々の設定値を保持するための機能とを有している。
ここで、ユーザは、キーボード25またはリモートコントローラ26を操作することによって、予め、録画を行なう際の画質パラメータ(圧縮率)と音質パラメータ(圧縮率)との組み合わせを複数組設定し、メモリ27にパラメータテーブルとして登録しておくことができる。
図2は、このパラメータテーブルの一例を示している。このパラメータテーブルは、5種類の組番号1〜5が用意されており、各組番号1〜5毎にそれぞれ、モード、画質パラメータ、音質パラメータ及び組名称とをユーザが入力して登録可能となっている。
モードは、SP(Standard Position),LP(Long Position),MP(Manual Position)の3種類がある。SPモードでは、画質パラメータが4.6Mbps(Mega bit per second)に固定される。LPモードでは、画質パラメータが2.2Mbpsに固定される。MPモードでは、画質パラメータが、2.0〜9.2Mbpsの範囲で0.2Mbpsづつ可変可能となる。
画質パラメータの欄には、モードがSPのとき4.6Mbpsが表示され、モードがLPのとき2.2Mbpsが表示され、モードがMPのときユーザが2.0〜9.2Mbpsの範囲で設定した値が表示される。
音質パラメータは、AC(Audio Compression)−3(192kbps),AC−3(128kbps),リニアPCM(Pulse Code Modulation)の3種類がある。AC−3(128kbps)のときには、画質パラメータを2.0〜9.2Mbpsの範囲内で設定することができる。
ただし、音質パラメータをAC−3(192kbps)に設定した場合には、画質パラメータは、2.0〜9.0Mbpsの範囲内で設定可能となる。また、音質パラメータをリニアPCMに設定した場合には、画質パラメータは、2.0〜8.4Mbpsの範囲内で設定可能となる。要するに、画質パラメータと音質パラメータとを加算した値が、10Mbps以下となるように制御されている。
組名称は、ユーザが設定した画質パラメータと音質パラメータとの組に、自分でわかりやすいように自由な名称を付けたものである。図2に示した例では、組番号1に対して「映画用」、組番号2に対して「音楽用」、組番号3に対して「ニュース用」という名称を付けている。
このため、ユーザは、番組を録画する前に、キーボード25またはリモートコントローラ26を操作して、図2に示したパラメータテーブルをモニタに表示させる。そして、録画しようとする番組が映画であれば、組名称の「映画用」を選択操作する。
これにより、マイクロコンピュータ24は、パラメータテーブルから組番号1の画質パラメータ4.6Mbps、音質パラメータAC−3(192kbps)を読み取り、画質パラメータを映像圧縮装置12にセットするとともに、音質パラメータを音声圧縮装置14にセットして、番組の録画が行なわれる。
また、このような画質パラメータと音質パラメータとの組の選択は、番組を録画する媒体が光ディスク17であるかハードディスク18であるかに応じて、それぞれ別個に設定することもできる。例えば光ディスク17への録画に対しては組番号1を選択し、ハードディスク18への録画に対しては組番号2を選択するというように、別々に設定することができる。
図3は、上記のように、パラメータテーブルから選択された画質パラメータと音質パラメータとを用いる録画動作をまとめたフローチャートを示している。まず、開始(ステップS11)されると、マイクロコンピュータ24は、ステップS12で、番組の録画媒体として光ディスク17が選択設定されているか否かを判別する。
光ディスク17が選択設定されていると判断された場合(YES)、マイクロコンピュータ24は、ステップS13で、光ディスク17への録画に対して選定されている画質パラメータと音質パラメータとの組の組名称から、パラメータテーブルを参照してその組の組番号を取得する。
また、ステップS12で光ディスク17が選択設定されていないと判断された場合(NO)、マイクロコンピュータ24は、ステップS14で、ハードディスク18への録画に対して選定されている画質パラメータと音質パラメータとの組の組名称から、パラメータテーブルを参照してその組の組番号を取得する。
そして、ステップS13またはステップS14の後、マイクロコンピュータ24は、ステップS15で、取得した組番号の画質パラメータを映像圧縮装置12にセットし、ステップS16で、取得した組番号の音質パラメータを音声圧縮装置14にセットする。
その後、マイクロコンピュータ24は、ステップS17で、映像圧縮装置12及び音声圧縮装置14等を駆動して番組の録画処理を実行させる。このとき、映像圧縮装置12及び音声圧縮装置14は、セットされた画質パラメータ及び音質パラメータに基づいて圧縮処理を行ない、ここに、ユーザの設定したパラメータでの圧縮処理が行なわれ、終了(ステップS18)される。
上記した実施の形態によれば、予め、ユーザが画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせをパラメータテーブルとして複数組登録しておき、録画を行なう際にはパラメータテーブルから必要な組み合わせを選択するだけでよいようにしたので、簡易な操作で、録画する番組内容に応じた画質パラメータと音質パラメータとの設定が可能となり、ユーザにとっての取り扱いを便利にすることができる。
また、上記光ディスク17とハードディスク18のように、複数種類の記録媒体に対して、映像信号及び音声信号を選択的または同時に記録することが可能な録画再生装置に使用することにより、ユーザの利用形態に応じた取り扱いができるようになるので、特に効果的となる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。
11…映像入力回路、12…映像圧縮装置、13…音声入力回路、14…音声圧縮装置、15…合成装置、16…データ転送回路、17…光ディスク、18…ハードディスク、19…分離装置、20…映像復号装置、21…映像出力回路、22…音声復号装置、23…音声出力回路、24…マイクロコンピュータ、25…キーボード、26…リモートコントローラ、27…メモリ。
Claims (4)
- 映像信号に画質パラメータに応じた信号処理を施す映像信号処理手段と、
音声信号に音質パラメータに応じた信号処理を施す音声信号処理手段と、
前記映像信号処理手段及び前記音声信号処理手段から出力された映像信号及び音声信号を記録する記録手段と、
前記画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを複数組登録可能とする登録手段と、
この登録手段で登録された複数組の画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせから、1つの組み合わせを選択する選択手段とを具備し、
前記選択手段で選択された画質パラメータ及び音質パラメータを、前記映像信号処理手段及び前記音声信号処理手段の信号処理に供することを特徴とする情報記録装置。 - 前記登録手段は、登録された画質パラメータと音質パラメータとの各組み合わせに対して、それぞれ組名称を付加することが可能であることを特徴とする請求項1記載の情報記録装置。
- 前記登録手段は、画質パラメータと音質パラメータとを加算した値が予め定められた一定値以下となるようにして、画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを登録可能であることを特徴とする請求項1または2記載の情報記録装置。
- 映像信号に画質パラメータに応じた信号処理を施す映像信号処理工程と、
音声信号に音質パラメータに応じた信号処理を施す音声信号処理工程と、
前記映像信号処理工程及び前記音声信号処理工程から出力された映像信号及び音声信号を記録する記録工程と、
前記画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせを複数組登録可能とする登録工程と、
前記登録工程で登録された複数組の画質パラメータと音質パラメータとの組み合わせから、1つの組み合わせを選択する選択工程とを有し、
前記選択工程で選択された画質パラメータ及び音質パラメータを、前記映像信号処理工程及び前記音声信号処理工程の信号処理に供することを特徴とする情報記録方法。
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JP2004139838A JP2004282779A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 情報記録装置及び情報記録方法 |
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Citations (1)
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JPH1155626A (ja) * | 1997-08-04 | 1999-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジョン信号符号化装置およびテレビジョン信号記録装置 |
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2004
- 2004-05-10 JP JP2004139838A patent/JP2004282779A/ja active Pending
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Non-Patent Citations (2)
Title |
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「東芝HDD&DVDビデオレコーダー取扱説明書」形式RD-2000、操作編、, JPN4007011864, JP, pages 1 - 123, ISSN: 0000866487 * |
高津修: "「HDD/DVD-RAM RECORDER TOSHIBA RD-2000 デユアルディスクの連携により圧巻の録画編集機能を実現。細", HIVI, vol. 2001年8月号, JPN4007011865, 20 August 2001 (2001-08-20), JP, pages 168 - 169, ISSN: 0000866488 * |
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