JP2004282314A - 信号処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画質や画像位置調整等の信号処理パラメータ(処理要素)の各々に関する信号処理内容を規定するシーンデータが、複数種類記憶されている。操作パネル16においては、類似・関連する処理要素がまとめられ、グループ化され、処理要素に禁止フラグを立てるためのリコールキャンセルボタンが各グループ31〜37毎に設けられる。今回の読み込み対象となった処理要素に禁止フラグが立っていない場合は、通常通り、その処理要素のパラメータ値に基づいて、映像信号処理部21におけるパラメータ値を新たに設定し直すことで機器設定状態を更新する。一方、禁止フラグが立っている処理要素については、機器設定状態を更新することなく、すなわち、パラメータ値の変更を行わずに維持する。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術の分野】
本発明は、複数の入力系統から入力した映像信号等の信号を処理してリアルタイムで出力する信号処理装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の入力系統から映像信号等の信号を入力し、ミキシングして出力するビデオミキサ等の信号処理装置が知られている。例えば、映像信号を扱う信号処理装置では、入力系統の選択、画質調整、画像位置調整、複数入力系統の映像信号の混合比の設定、視覚的効果の付与等、各種信号処理のための機器設定が信号処理部に対して行われ、この機器設定状態に応じた信号加工等の信号処理が信号処理部により施されてリアルタイムで出力される。
【0003】
また、下記特許文献1等に示すように、シーンデータの記録再生機能を有する信号処理装置も知られている。シーンデータは、画質調整や画像位置調整等の信号処理パラメータ(処理要素)の各々に関する信号処理の内容を規定するデータであり、ある設定タイミングにおける、信号処理にかかわる操作子群の設定状態(輝度、明度、彩度はどのようにする、映像の位置や大きさはどのようにする、映像効果の有無はどうする、等)を一括して規定するものである。従って、シーンデータを複数種類記憶しておき、任意のタイミングにおいて、所望のシーンデータを読み出せば、記録時における操作子群の設定状態を一括して再現でき、所望の信号処理が容易に実現できる。
【0004】
すなわち、シーンデータは、信号処理部の現在の機器設定状態を一括して切り替える機能であり、新たなシーンデータを読み出した場合、信号処理パラメータのすべてについて上記新たなシーンデータに基づく機器設定の更新がなされる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−262179号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、コンサート等で用いる場合のように、リアルタイムで信号の入力、出力を行う場合には、状況によっては、既に記憶しているシーンデータで規定される設定内容のうち一部(例えば画質の変更)だけは適用したくない場合が生じることがある。あるいは、アルペジエータストリームという機能によって、複数種類のシーンデータが予め定めた順番に読み出されるようにした場合において、設定ではシーン1、2、3・・・と進行することになっているが、今回はシーン2だけを省略したい、すなわち、連続するシーンデータのうち一部のシーンデータによる設定更新を反映させたくない、というような状況もあり得る。
【0007】
従来の装置では、このような場合に対応できず、所望の信号処理を実現する際に使い勝手を向上させる上で改善の余地があった。
【0008】
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、信号処理のための設定状態の更新可否を随時決定可能にして、使い勝手を向上させることができる信号処理装置及びプログラムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1の信号処理装置は、信号処理部に機器設定を行い、複数の入力信号に対して、前記信号処理部により、設定された機器設定状態に応じた信号処理を施して出力する信号処理装置であって、前記入力信号に対して、複数の処理要素の各々に関する信号処理の内容を規定する処理内容設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記設定情報記憶手段により記憶された処理内容設定情報を読み出す設定情報読み出し手段と、前記設定情報読み出し手段により読み出された処理内容設定情報に基づいて、前記信号処理部の前記機器設定状態を更新する機器設定状態更新手段と、前記設定情報読み出し手段により読み出された処理内容設定情報における複数の処理要素のうち少なくとも一部の処理要素について、前記機器設定状態の更新を禁止させるための更新禁止情報を設定する更新禁止情報設定手段とを有し、前記機器設定状態更新手段は、前記更新禁止情報設定手段により前記更新禁止情報が設定されている処理要素については、前記読み出された処理内容設定情報にかかわらず、前記信号処理部の前記機器設定状態の更新を行わないことを特徴とする。
【0010】
この構成によれば、通常は、読み出された処理内容設定情報に基づいて、信号処理部の前記機器設定状態が更新されるが、更新禁止情報が設定されている処理要素については、読み出された処理内容設定情報にかかわらず、信号処理部の前記機器設定状態の更新が禁止される。よって、信号処理のための設定状態の更新可否を随時決定可能にして、使い勝手を向上させることができる。
【0011】
上記目的を達成するために本発明の請求項4の信号処理プログラムは、信号処理部に機器設定を行い、複数の入力信号に対して、前記信号処理部により、設定された機器設定状態に応じた信号処理を施して出力する信号処理プログラムであって、前記入力信号に対して、複数の処理要素の各々に関する信号処理の内容を規定する処理内容設定情報を記憶部に記憶させる設定情報記憶ステップと、前記設定情報記憶ステップにおいて前記記憶部に記憶された処理内容設定情報を読み出す設定情報読み出しステップと、前記設定情報読み出しステップにより読み出された処理内容設定情報に基づいて、前記信号処理部の前記機器設定状態を更新する機器設定状態更新ステップと、前記設定情報読み出しステップにより読み出された処理内容設定情報における複数の処理要素のうち少なくとも一部の処理要素について、前記機器設定状態の更新を禁止させるための更新禁止情報を設定する更新禁止情報設定ステップとをコンピュータに実行させる信号処理プログラムであり、前記機器設定状態更新ステップは、前記更新禁止情報設定ステップにより前記更新禁止情報が設定されている処理要素については、前記読み出された処理内容設定情報にかかわらず、前記信号処理部の前記機器設定状態の更新を行わないことを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、請求項1と同様の作用効果を奏する。
【0013】
なお、請求項4記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明を構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
図1は、本発明の一実施の形態に係る信号処理装置の全体構成を示すブロック図である。本装置は、例えば、ビデオミキサ装置として構成される。
【0016】
CPU12は、ROM13に格納された動作プログラムや各種設定データを用い、RAM14をワークエリアとして、本ビデオミキサ装置の制御動作を行う。RAM14は、フラグを含む各種データを一時的に記憶する。
【0017】
より具体的には、バス11を介して、操作パネル16における各種操作子の操作イベントを検出することにより、映像効果の付与及びミキシング動作をさせるために映像信号処理部21に対してパラメータ値の設定(機器設定)を行う。記憶部15は、フラッシュメモリ等で構成される。後述するシーンデータ(処理内容設定情報)は、本装置で生成されるか、または、インターフェイス(PC/IO)18を介して外部装置からダウンロードされて、記憶部15に記憶される。
【0018】
19(1)〜19(n)は、アナログ/ディジタル変換部(ディジタルビデオデコーダ)であり、フレームバッファ20(1)〜20(n)を介して映像信号処理部21に接続される。アナログ/ディジタル変換部19(1)〜19(n)は、アナログのコンポジット信号(映像信号、カラーバースト、複合同期信号)形式の映像信号を、デイジタルデータのコンポジット信号に変換する。その際、映像信号は、輝度信号(Y信号)、色差信号(Cb信号)、色差信号(Cr信号)に分離される。
【0019】
複数の入力チャンネル1〜nの映像信号は同期していないので、各入力チャンネル1〜nの映像信号は、それぞれのフレームバッファ20(1)〜20(n)において取り込まれ、同期タイミングを合わせてから映像信号処理部21に出力される。
【0020】
映像信号処理部21は、例えばDSP(Digital Signal Processor)で実現される。映像信号処理部21は、CPU12により、パラメータの設定値やミキシング信号経路等が設定され入力された映像信号を任意に選択して、リアルタイムでミックスして出力する動作をする。
【0021】
映像出力回路(デイジタルビデオェンコーダ)22は、映像信号処理部21から出力される映像信号のY信号、Cb信号、Cr信号からアナログコンポジット信号を生成し、図示しない映像表示装置に出力して、出力映像信号に応じた画面を表示させる。なお、上記映像表示装置において、チャンネル間で映像表示位置が重複した場合は、チャンネル番号の若い方の映像が上(手前)に表示されるように制御される。
【0022】
インターフェイス(PC/IO)18は、外部のパーソナルコンピュータ等と接続する。外部のパーソナルコンピュータは、その表示器の表示画面に操作子を表示させ、CPU12と同様に映像信号処理部21を制御することが可能である。表示部17は、パラメータ値の設定状態やシーンデータの内容等、各種情報を表示する。CPU12には、タイマ23が接続され、タイマ23は、タイマ割り込み処理における割り込み時間や各種時間を計時する。
【0023】
ここで、上記シーンデータは、画質調整や画像位置調整等の信号処理パラメータ(処理要素)の各々に関する信号処理の内容を規定するデータであり、ある設定タイミングにおける、信号処理にかかわる操作子群の設定状態を一括して規定するものである。本実施の形態では、シーンデータを記憶部15に複数種類記憶しておき、任意のタイミングにおいて、所望のシーンデータを個別に読み出したり、あるいは後述するアルペジエータストリーム機能により、予め定めた順番で読み出したりすることで、信号処理にかかわる操作子群の設定状態を瞬時に再現させたり、時間的に変化する複雑な映像効果の制御を行ったりすることが簡単にできる。
【0024】
図2は、操作パネル16の一部を示す図である。操作パネル16においては、類似・関連する項目である処理要素(パラメータ)がまとめられ、グループ化されている。
【0025】
例えば、グループ31には、入力ポートの入力チャンネルに対する割り当てを行う操作子群が含まれる。グループ31では、4つのチャンネルのそれぞれに対応して操作子群が4つに分けられており、同図に示すように、横方向に並設される。以下のグループ32〜36間で繋がっている縦のラインは、同じ入力チャンネルに対応していることを示している。なお、グループ31では、1つの入力ポートに対して2つ以上の入力チャンネルを対応させることも可能である。
【0026】
グループ32には、ネガ/ポジ、白黒反転、入力の有無等の入力の効果を割り当てるか否かをチャンネル毎に設定するための操作子群が含まれる。グループ33には、オフセットゲイン(Trim)、色相調整(Hue)、カラーゲイン(Color)等のチャンネル毎の設定を行う操作子群が含まれる。グループ34には、映像の位置移動(Position)、映像サイズ(Size)、歪み効果(Dist)等のチャンネル毎の設定を行う操作子群が含まれる。グループ35には、フレーム多分割(Div)(枚)、減色効果(Reduce)、フレームレート(FL.Rate)(枚/秒)等のチャンネル毎の設定を行う操作子群が含まれる。グループ36内の操作子は、チャンネル毎にY、C共通のゲイン(映り度合い)を設定するフェーダ(スライダ)である。グループ37には、チェンジタイム操作子48が含まれる。
【0027】
各グループ31〜37は、感覚的に使いやすくするために、関連性の高いものがまとめられており、例えば、グループ32、33、35は画質調整にかかわるもの、グループ34は画像配置調整にかかわるものとなっている。しかも、グループの範囲が視覚的にわかりやすくなるよう、所定の枠線で囲まれている。なお、枠線での識別のほか、マーク、パネル面の色、操作子の形状等の統一で識別を容易にしてもよい。
【0028】
また、各グループには、処理要素が割り当てられていない操作子(EKB)が設けられており、所望の処理要素(他のグループ内の要素と重複してもよい)を任意にそれに割り当てることができるようになっている。なお、グルーピングは一例であり、他のグループ分けも可能である。また、いずれのグループに含まれていない処理要素(その他操作子群51、52内の要素等)についてもいずれかのグループに含めるようにしてもよい。
【0029】
このほか、操作パネル16には、ミキシングされた映像信号の出力レベルを調整するメインフェーダ53、シーンデータが割り当てられるシーンデータボタン38、アルペジエータストリームのデータが割り当てられるアルペジエータストリームボタン39、その他操作子群52が設けられる。さらに、回転操作子50、テンポ操作子49及びその他操作子群51も設けられている。なお、シーンデータボタン38やアルペジエータストリームボタン39等のプッシュ式の操作子には、LEDが内蔵されており、その選択状態が視覚的にわかるようになっている。
【0030】
ここで、アルペジエータストリームのデータは、予め記憶しておいた複数種類のシーンデータを読み出す順番を定めたデータである。シーンデータボタン38をオンした場合は、対応している単一のシーンデータが読み出され、読み出されたシーンデータに基づいて、映像信号処理部21におけるパラメータ値の設定(機器設定状態の更新)がリアルタイムに行われる。アルペジエータストリームボタン39をオンした場合は、定まった順でシーンデータが読み出され、映像信号処理部21の機器設定状態もそれに応じて刻々と更新される。
【0031】
アルペジエータストリームにおける、連続するシーンデータ間の切り替わり時間は、チェンジタイム操作子48によって設定される。なお、シーンデータの読み出し速度は、モードを切り替えることにより、テンポ操作子49によっても調節することができる。例えば、テンポ操作子49を手で叩き、最新に叩いた複数回(例えば4回)の平均値によって読み出し速度が決まる。
【0032】
また、アルペジエータストリームにおけるシーンデータの読み出しは、モードを切り替えることにより、回転操作子50によっても可能である。回転操作子50の場合は、回転操作子50の回転を時間経過に置き換えて読み出し制御することが可能で、例えば、時計方向への回転で時間的に進行し、反時計方向への回転で時間的に逆行する順番でシーンデータを読み出すことができる。また、回転操作子50の個々の回転位置に対して、シーンデータを割り当てておき、シーンデータボタン38の代わりに用いることもできる。
【0033】
個々には示さないが、その他操作子群51には、クロスフェーダ、シンクロ等、その他操作子群52には、再生、停止、プレビュー、各種モード設定等を行うためのための操作子がそれぞれ含まれる。また、図示しないが、チャンネル1〜4の映像に対応する簡易表示を行うためのLCDや、各種設定状態を示すためのLED等の表示器が、操作パネル16上に配置される。
【0034】
その他操作子群52で設定される各種モードには、少なくとも「シーンデータ作成モード」、「アルペジエータストリーム作成モード」、「再生モード」及び「グループ対応モード」がある。後述するように、シーンデータ作成モードでは、シーンデータを、アルペジエータストリーム作成モードではアルペジエータストリームのデータを、それぞれ新規に作成、記録することができる。
【0035】
シーンデータ作成時は、あるシーンデータボタン38を選択した上で、グループ31〜37において、各処理要素(パラメータ)について設定値(パラメータ値)を設定し、ストアボタン38(S)を押下することで、1つのシーンデータが作成される。記録の態様としては、同じチャンネルの同じ処理要素についてはパラメータ値が上書きされるが、新たなパラメータ値との加算結果、あるいは減算結果に書き換えられるような構成を採用してもよい。すべての処理要素についてパラメータ値を設定した後、ストアボタン38(S)を押下することで、選択されているシーンデータボタン38にその時点における設定状態が対応付けられる。すなわち、シーンデータとして記憶部15に記憶される。
【0036】
また、アルペジエータストリーム作成時は、あるアルペジエータストリームボタン39を選択し、シーンデータボタン38を所望の順番で押下した後、ストアボタン39(S)を押下することで、選択されているアルペジエータストリームボタン39にその時点におけるシーンデータの順番設定状態が対応付けられ、アルペジエータストリームのデータとして記憶部15に記憶される。
【0037】
なお、シーンデータ、アルペジエータストリームのデータの記録手法は、上記のような態様に限定されるものではなく、何らかの手法で記憶部15に記憶することができればよい。
【0038】
操作パネル16にはさらに、リコールキャンセルボタン40〜47が設けられる。リコールキャンセルボタン40〜47は、あるシーンデータが読み出されてそれに応じた機器設定の更新が映像信号処理部21に対してなされるとき、一部または全部の処理要素について、機器設定の更新を禁止させるための操作子である。リコールキャンセルボタン40〜47は、操作される度にオン状態/オフ状態と切り替わり、内蔵されたLEDの点灯でオン状態がわかるようになっている。なお、リコールキャンセルボタン40〜47は、ユーザにより押下されているときだけオン状態になり、離しているときはオフ状態が維持されるようなスイッチで構成してもよい。
【0039】
リコールキャンセルボタン41、42、43、44、45、46、47の禁止機能はそれぞれ、グループ31、32、33、34、35、36、37内の処理要素の設定に対して働く。本実施の形態では、あるリコールキャンセルボタンが操作されたとき、4チャンネルすべてがその禁止機能の対象とされる。また、特に、リコールキャンセルボタン40の禁止機能は、グループ31〜37内すべての処理要素の設定に対して働く。また、上記グループ対応モードでは、各グループに含まれる全処理要素の設定に対して働き、グループ対応モードでない場合は、各グループにおいてそのとき選択状態にある処理要素ついてのみ働く。なお、操作子(EKB)によってグループ内に割り当てられた任意の処理要素についても同様に、リコールキャンセルボタンの禁止機能の対象となる。
【0040】
図3は、映像信号処理部21の機能を示す信号経路図である。入力チャンネル(CH)数は4チャンネルとし、出力チャンネル数を1チャンネルとし、プレビュー出力チャンネルの記載は省略した。
【0041】
画質調整部61(1)〜(4)は、第1〜第4の入力チャンネルの映像信号の画質調整を行い、図2に示したグループ32、33、35内の処理要素のパラメータ値(読み出されたシーンデータに基づくものも含まれる、以下同様)によって制御される。画像配置調整部62(1)〜(4)は、第1〜第4の入力チャンネルの画像配置やサイズ等の調整を行い、グループ34内の処理要素のパラメータ値によって制御される。ゲイン調整部63(1)〜(4)は、グループ36内のフェーダで設定されるパラメータ値によって制御される。
【0042】
オンオフスイツチ部64(1)〜(4)は、ゲイン調整部63(1)〜(4)を通じた映像信号を出力するか否かを規定する。スイッチ部65(1)〜(4)は、各入力チャンネル1〜4からクロスゲイン調整部66への割り当て経路を規定し、「A入力」、「B入力」または「スルー」の中から1つが選択される。「A入力」、「B入力」、「スルー」における映像信号入力の結線は、加算合成演算されることを表す。クロスゲイン調整部66は、「A入力」、「B入力」に割り当てられた2つの映像信号を、互いに反対方向に変化する重みで合成して出力する。オンオフスイツチ部64、スイッチ部65、クロスゲイン調整部66は、その他操作子群51、52によって制御される。クロスゲイン調整部66の出力及び各入力チャンネルの「スルー」出力の結線は、加算合成演算されることを表す。メインゲイン調整部67は、メインフェーダ53によって制御される。
【0043】
図4は、本実施の形態におけるメイン処理のフローチャートを示す図である。本処理は、電源投入によって起動される。なお、操作パネル16の各操作子の状態を検出するための操作子スキャンが、不図示の割り込み処理により実行される。
【0044】
まず、初期化を実行、すなわち所定プログラムの実行を開始し、各種レジスタをクリアして初期設定を行う(ステップS401)。次いで、後述する図5、図6の制御設定操作処理を実行し(ステップS402)、次いで、後述する図8のシーン制御処理を実行して(ステップS403)、映像信号の加工処理及び出力を行い(ステップS404)、前記ステップS402に戻る。なお、前記ステップS404では、前記ステップS402、S403の処理の結果、映像信号処理部21において更新された機器設定状態にて、4チャンネルの入力信号に対する信号処理及び出力がなされる。
【0045】
図5、図6は、図4のステップS401で実行される制御設定操作処理のフローチャートを示す図である。
【0046】
まず、シーンデータ作成モードであるか否かを判別し(ステップS501)、そうでない場合はステップS505に進む一方、そうであれば、シーンデータにおける各処理要素(シーンパラメータ)の設定を行う(ステップS502)。すなわち、上述したように、グループ31〜37において、各処理要素のパラメータ値が変更される度に、その処理要素のパラメータ値を上書きし、ストアボタン38(S)が押下されることで記録指示が行われると(ステップS503)、その時点におけるパラメータの設定状態を、選択状態にあるシーンデータボタン38に対応付けて、シーンデータとして記録し(ステップS504)、ステップS517に進む。
【0047】
なお、初期設定または前記ステップS502における操作によって、各グループにおいて必ずいずれか1つの処理要素が選択状態になっている。この選択状態にある処理要素は、本ステップS502におけるパラメータ値変更の対象となるだけでなく、グループ対応モードでない場合においては、後述するリコールキャンセル処理の個別対象にもなる(図7のステップS704、S707で後述)。
【0048】
ステップS505では、アルペジエータストリーム作成モードであるか否かを判別し、そうでない場合はステップS509に進む一方、そうであれば、所望するシーンデータの再生順にシーンデータボタン38が押下されることに応じて順番を設定し(ステップS506)、ストアボタン39(S)が押下されることで記録指示が行われると(ステップS507)、その時点で設定されているシーンデータの順番設定を、選択状態にあるアルペジエータストリームボタン39に対応付けて、アルペジエータストリームのデータとして記録し(ステップS508)、前記ステップS517に進む。
【0049】
ステップS509では、シーンデータボタン38またはアルペジエータストリームボタン39の操作があったか否かを判別する。その判別の結果、いずれの操作もない場合はステップS511に進む一方、いずれかの操作があった場合は、操作により選択された上記ボタン38、39に対応する内容を、処理対象に設定して(ステップS510)、前記ステップS517に進む。ここでは、再生の対象となるシーンデータまたはアルペジエータストリームのデータが処理対象として設定される。また、シーンデータボタン38の操作により選択されたシーンデータは、直ちに、後述するリコールキャンセル処理の対象ともなり得る。なお、不図示のデータ改変処理により、選択されたボタン38、39に対応する内容が、事後的改変を行う対象となるようにしてもよい。
【0050】
ステップS511では、シーンデータまたはアルペジエータストリームの開始を指示する再生開始指示(その他操作子群52の再生操作子の押下による)があったか否かを判別し、再生開始指示がない場合はステップS513に進む一方、あった場合は、それに応じたスタートフラグを立てて(ステップS512)、前記ステップS517に進む。
【0051】
ステップS513では、その他操作子群52の操作によるグループ対応モードの設定があったか否かを判別し、グループ対応モードの設定がない場合はステップS515に進む一方、あった場合は、グループフラグを立てて(ステップS514)、前記ステップS517に進む。
【0052】
ステップS515では、リコールキャンセルボタン40〜47のいずれかが操作されたか否かを判別し、いずれも操作されない場合は前記ステップS517に進む一方、いずれかが操作された場合は、後述する図7のリコールキャンセル処理を実行して(ステップS516)、前記ステップS517に進む。
【0053】
ステップS517では、その他の指示があったか否かを判別し、あった場合は、それに応じた処理を実行して(ステップS518)、本処理を終了する。ここで、その他の指示には、例えば、再生テンポの設定、停止、プレビューの指示ほか、シーンデータ作成モード、アルペジエータストリーム作成モード等、前のステップまでに登場していない各種モードの設定指示等がある。
【0054】
図7は、図6のステップS516で実行されるリコールキャンセル処理のフローチャートを示す図である。
【0055】
まず、今回操作されたリコールキャンセルボタン40〜47がそれまでオフ状態であったか否かを判別し(ステップS701)、それまでオフ状態であり且つグループ対応モードである場合は(ステップS702)、次の再生対象となっているシーンデータに関し、対象のグループに含まれる全処理要素に対して禁止フラグ(更新禁止情報)を立てて(ステップS703)、本処理を終了する。
【0056】
ここで、「次の再生対象となっているシーンデータ」は、単独のシーンデータ再生の場合は、そのシーンデータ(図5のステップS510で設定されたもの)であり、アルペジエータストリーム再生の場合は、現在再生中のシーンデータの次のシーンデータ(リコールキャンセルボタンの操作タイミングにより異なる)である。また、「対象のグループ」は、今回操作されたリコールキャンセルボタンに対応するグループであり、特に、リコールキャンセルボタン40が新たにオン状態になった場合は、グループ31〜37のすべてが「対象のグループ」となる。例えば、リコールキャンセルボタン43が操作された場合において、グループ対応モードであったときは、対象のグループとなるグループ33内の処理要素である、オフセットゲイン、色相調整、カラーゲインのすべてについて、禁止フラグが立つ。
【0057】
一方、今回操作されたリコールキャンセルボタン40〜47がそれまでオフ状態であり且つグループ対応モードでない場合は(ステップS702)、対象のグループ内で現在選択状態にある処理要素のみに対して禁止フラグを立てて(ステップS704)、本処理を終了する。例えば、リコールキャンセルボタン43が操作された場合において、グループ対応モードでなく、しかもグループ33内でオフセットゲインが選択状態にあったときは、オフセットゲインのみについて、禁止フラグが立つ。なお、上述したように、各グループにおいて必ずいずれか1つの処理要素が選択状態になっているので、その処理要素が禁止フラグの立設対象となる。
【0058】
前記ステップS701の判別の結果、今回操作されたリコールキャンセルボタン40〜47がそれまでオフ状態でなかった場合においては、グループ対応モードである場合は(ステップS705)、対象のグループに含まれる全処理要素に対して禁止フラグを降ろし(ステップS706)、本処理を終了する。一方、グループ対応モードでない場合は(ステップS705)、対象のグループ内で現在選択状態にある処理要素のみに対して禁止フラグを降ろし(ステップS707)、本処理を終了する。
【0059】
なお、前記ステップS701で「NO」であった場合は、グループ対応モードであるか否かにかかわらず、対象のグループに含まれる全処理要素に対して禁止フラグを降ろすようにしてもよい。その場合は、前記ステップS705、S707を省略し、前記ステップS701で「NO」の場合に直ちに前記ステップS706を実行するようにすればよい。
【0060】
図8は、図4のステップS403で実行されるシーン制御処理のフローチャートを示す図である。
【0061】
まず、上記スタートフラグが立っているか否かを判別し(ステップS801)立っていなければ本処理を終了する一方、立っていれば、そのスタートフラグがアルペジエータストリーム開始を指示するフラグであるか否かを判別し(ステップS802)、そうでない場合は、シーンデータ開始を指示するフラグであるので、ステップS805に進む一方、そうである場合は、現在の時間的位置情報を算出する(ステップS803)。
【0062】
ここで、時間的位置情報の算出は、不図示の割り込み処理で稼動しているタイマカウンタのデータを取得することでなされる。当該割り込み処理では、定期的にフローを巡回することで加算処理により計時し、設定されているテンポで拍のタイミングを出力する。また、現在が、拍と拍との間のどの位置にいるのかを示すデータも算出して出力する。この出力されたデータは、アルペジエータストリームの実行の際にシーンデータを自動切り替えするために用いられる。
【0063】
次に、ステップS804では、上記算出した時間的位置情報に応じてシーンデータを再生成し、ステップS805に進む。すなわち、補間の必要ない場合は、アルペジエータストリームのデータに基づき、時間的位置情報に対応しているシーンデータ(この場合は1つ)を読み出してそのまま同じシーンデータを生成し、補間の必要がある場合は、時間的位置情報に対応しているシーンデータ(この場合は複数)を読み出して、それらの拍同士の位置関係から、各処理要素毎に設定値(パラメータ値)を算出し、その時点における新たなシーンデータを生成する。
【0064】
ステップS805では、シーンデータの処理要素のパラメータ値を読み込む。ここで、前記ステップS802から移行してきた場合は、シーンデータボタン38で選択されたシーンデータについて各処理要素のパラメータ値の読み込みが行われる。一方、前記ステップS804から移行してきた場合は、前記ステップS804で再生成されたシーンデータについて各処理要素のパラメータ値の読み込みが行われる。
【0065】
次に、今回の読み込み対象となった処理要素に禁止フラグが立っているか否かを判別し(ステップS806)、立っていない場合は、通常通り、今回読み込んだ処理要素のパラメータ値に基づいて、映像信号処理部21におけるパラメータ値を新たに設定し直すことで機器設定状態を更新する(ステップS807)。これにより、シーンデータに応じて信号処理の態様が変更される。その後、ステップS808に進む。
【0066】
なお、前記ステップS807において、アルペジエータストリームにおいて連続するシーンデータ間で補間がなされ、且つ、ある処理要素に関し、連続するシーンデータの一方のシーンデータのみについて禁止フラグが立っている場合は、両者の重なり時間においては、禁止フラグが立っていないシーンデータの補間値に対する関与の度合いに応じた量だけ機器設定変更が行われる。あるいは、そのような処理要素に関しては、補間値を無効とし、禁止フラグが立っていないシーンデータのパラメータ値のみに基づいて映像信号処理部21の機器設定の更新を行うようにしてもよい。
【0067】
一方、前記ステップS806の判別の結果、今回の読み込み対象となった処理要素に禁止フラグが立っている場合は、映像信号処理部21の機器設定状態を更新することなく前記ステップS808に進む。これにより、禁止フラグが立っている処理要素については、パラメータ値の変更がなされず、維持されることになる。
【0068】
ステップS808では、全処理要素の読み込みが終了したか否かを判別し、終了していなければ前記ステップS805に戻る一方、終了すれば本処理を終了する。
【0069】
従って、ユーザは、リコールキャンセル処理を適用したい場合は、次のように操作すればよい。
【0070】
まず、シーンデータを単独で選択して再生する場合は、シーンデータボタン38でシーンデータを選択→リコールキャンセルボタン40〜47で所望のグループに禁止フラグを設定(その際、グループ対応モードを必要に応じて設定する)→その他操作子群52の再生ボタンで再生を指示、という順に操作する。
【0071】
また、アルペジエータストリームでシーンデータを連続的に再生する場合は、アルペジエータストリームボタン39でシーンデータの再生順を設定→その他操作子群52の再生ボタンで再生を指示、と操作した後、リコールキャンセル処理を適用したいシーンデータの直前のシーンデータが再生されている途中でリコールキャンセルボタン40〜47を操作することで、所望のグループに禁止フラグを設定する(その際、グループ対応モードを必要に応じて設定する)。
【0072】
本実施の形態によれば、シーンデータにおける処理要素のうち禁止フラグが立っている処理要素については、そのシーンデータにかかわらず、映像信号処理部21の機器設定の更新を禁止するようにしたので、信号処理のための設定状態の更新可否を随時決定可能にして、使い勝手を向上させることができる。
【0073】
また、処理要素を、類似・関連するもの同士をまとめて複数のグループに分類し、リコールキャンセルボタンをグループ単位で設定可能にしたので、処理要素を感覚的に把握容易であり、さらにグループ対応モードの設定/非設定を可能にしたので、例えば、グループ対応モードでは、関連する処理要素について一括して禁止フラグを立てる際に便利であり、非グループ対応モードでは、各処理要素について個別に禁止フラグを立てる場合に便利である。しかも、オールキャンセルとして機能するリコールキャンセルボタン40を設けたので、全グループ31〜37内の処理要素について一括して禁止フラグを立てる際に便利である。よって、使い勝手が優れている。
【0074】
また、禁止フラグは、同じ処理要素であっても、シーンデータ毎に異なる設定が可能であるので、アルペジエータストリームにおいて、連続するシーンデータのうちの一部のある処理要素についてだけ映像信号処理部21の機器設定の更新をさせないように制御することも可能であり、アルペジエータストリームの機能を損なうことなく、きめの細かい映像効果制御を実現することができる。
【0075】
なお、本実施の形態では、禁止フラグが立った処理要素について、機器設定の更新禁止が全チャンネルに働くこととしたが、特定チャンネルを指定可能に構成し、指定されたチャンネル(複数でもよい)のみに更新禁止が適用されるように構成してもよい。あるいは、処理要素毎のグルーピングだけでなく、チャンネル毎にもグループ化し、各チャンネルグループ毎にリコールキャンセルボタンを設けてもよい。
【0076】
なお、本実施の形態では、シーンデータボタン38、またはアルペジエータストリームボタン39の操作で読み出されるシーンデータが、機器設定の更新禁止の対象となり得ることとしたが、これに限るものでなく、例えば、回転操作子50の操作で読み出されるシーンデータについても同様に適用してもよい。
【0077】
なお、本実施の形態では、処理対処の信号は映像信号であるとしたが、これに限るものでなく、例えば、音声信号にも適用可能である。
【0078】
なお、本実施の形態では、リコールキャンセル処理は、記憶部15から読み出されるシーンデータについて適用される場合を例示したが、これに限るものでなく、例えば、インターフェイス(PC/IO)18等を介して接続される他の記憶装置から読み出されるシーンデータについても適用可能に構成してもよい。
【0079】
なお、本発明を達成するためのソフトウェアによって表される制御プログラムを記憶した記憶媒体を、本装置に読み出すことによって同様の効果を奏するようにしてもよく、その場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、プログラムコードを電送媒体等を介して供給してもよく、その場合は、プログラムコード自体が本発明を構成することになる。なお、これらの場合の記憶媒体としては、ROM、ハードディスクのほか、光ディスク、フロッピ(登録商標)ディスク等の可搬媒体等を用いることができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、信号処理のための設定状態の更新可否を随時決定可能にして、使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る信号処理装置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】操作パネルの一部を示す図である。
【図3】映像信号処理部の機能を示す信号経路図である。
【図4】本実施の形態におけるメイン処理のフローチャートを示す図である。
【図5】図4のステップS401で実行される制御設定操作処理のフローチャートを示す図である。
【図6】図4のステップS401で実行される制御設定操作処理の図5の続きのフローチャートを示す図である。
【図7】図6のステップS516で実行されるリコールキャンセル処理のフローチャートを示す図である。
【図8】図4のステップS403で実行されるシーン制御処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
12 CPU(設定情報読み出し手段、機器設定状態更新手段の一部)、 15 記憶部(設定情報記憶手段)、 16 操作パネル、 21 映像信号処理部(信号処理部)、 31〜37 グループ、 38 シーンデータボタン、 39 アルペジエータストリームボタン、 40〜47 リコールキャンセルボタン(更新禁止情報設定手段の一部)
Claims (4)
- 信号処理部に機器設定を行い、複数の入力信号に対して、前記信号処理部により、設定された機器設定状態に応じた信号処理を施して出力する信号処理装置であって、
前記入力信号に対して、複数の処理要素の各々に関する信号処理の内容を規定する処理内容設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
前記設定情報記憶手段により記憶された処理内容設定情報を読み出す設定情報読み出し手段と、
前記設定情報読み出し手段により読み出された処理内容設定情報に基づいて、前記信号処理部の前記機器設定状態を更新する機器設定状態更新手段と、
前記設定情報読み出し手段により読み出された処理内容設定情報における複数の処理要素のうち少なくとも一部の処理要素について、前記機器設定状態の更新を禁止させるための更新禁止情報を設定する更新禁止情報設定手段とを有し、
前記機器設定状態更新手段は、前記更新禁止情報設定手段により前記更新禁止情報が設定されている処理要素については、前記読み出された処理内容設定情報にかかわらず、前記信号処理部の前記機器設定状態の更新を行わないことを特徴とする信号処理装置。 - 前記設定情報記憶手段は前記処理内容設定情報を複数記憶可能であり、前記更新禁止情報設定手段は、前記更新禁止情報を前記処理内容設定情報毎に設定可能であることを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
- 前記信号処理部は、複数のチャンネルにて信号処理を施すことが可能なように構成され、前記機器設定状態更新手段による前記機器設定状態の更新及び更新の禁止、並びに前記更新禁止情報設定手段による前記更新禁止情報の設定は、1つ以上のチャンネルについて共通になされることを特徴とする請求項1または2記載の信号処理装置。
- 信号処理部に機器設定を行い、複数の入力信号に対して、前記信号処理部により、設定された機器設定状態に応じた信号処理を施して出力する信号処理プログラムであって、
前記入力信号に対して、複数の処理要素の各々に関する信号処理の内容を規定する処理内容設定情報を記憶部に記憶させる設定情報記憶ステップと、
前記設定情報記憶ステップにおいて前記記憶部に記憶された処理内容設定情報を読み出す設定情報読み出しステップと、
前記設定情報読み出しステップにより読み出された処理内容設定情報に基づいて、前記信号処理部の前記機器設定状態を更新する機器設定状態更新ステップと、
前記設定情報読み出しステップにより読み出された処理内容設定情報における複数の処理要素のうち少なくとも一部の処理要素について、前記機器設定状態の更新を禁止させるための更新禁止情報を設定する更新禁止情報設定ステップとをコンピュータに実行させる信号処理プログラムであり、
前記機器設定状態更新ステップは、前記更新禁止情報設定ステップにより前記更新禁止情報が設定されている処理要素については、前記読み出された処理内容設定情報にかかわらず、前記信号処理部の前記機器設定状態の更新を行わないことを特徴とする信号処理プログラム。
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