JP2004281838A - コイルオンチップ及びコイルオンチップの製造方法 - Google Patents

コイルオンチップ及びコイルオンチップの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】良質なコイルオンチップ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかるコイルオンチップは、ICチップ101と、ICチップ101上に設けられたアンテナコイル12とを有するコイルオンチップ10であって、ICチップ101上に設けられ、ICチップ101とアンテナコイル12とを覆って保護する保護膜16と、アンテナコイル12の周辺にある保護膜16が剥れてアンテナコイル12が露出するのを防止するガードリング13とを備え、ガードリング13が、ICチップ101上でICチップ101の外周部15とアンテナコイル12との間に設けられたものである。そして、本発明にかかるコイルオンチップは、このようなコイルオンチップ10を製造する方法である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コイルオンチップ及びコイルオンチップの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、データの記録、処理を行う半導体チップ(ICチップ)を搭載したICカードが普及しつつある。このようなICカードには、外部処理装置との間の読み書きをいわゆる無線方式で行うコイルオンチップを内蔵した非接触型ICカードがある。そのコイルオンチップは、電磁波でデータの送受信を行うアンテナコイルと、データ処理のための半導体チップとを有する。また、コイルオンチップは、バッテリーを内蔵せず、そのIC回路の駆動電力を電磁誘導により供給されて動作する。
【0003】
コイルオンチップの製造方法は、図9に示すように、ウエハ1021上に回路及びアンテナを生成する工程と、生成されたウエハ1021を細断化する工程とを有する。図9(a)に示すウエハ1021上に回路及びアンテナを生成する工程では、ウエハ1021上に回路(図9に図示せず)とアンテナコイル1012を形成した後、回路とアンテナコイル1012とを外部から保護する保護膜(図9には図示せず)が塗布される。そして、図9(b)に示す細断化工程で、この保護膜上からウエハ1021は細断化され、コイルオンチップ1010ごとに分離される。
【0004】
ところが、図10(a)に示すように、IC回路1011とアンテナコイル1012とが形成されたウエハ1021を細断化する際、アンテナコイル1012上に塗布された保護膜(図10(a)に図示せず)が剥れ部分1301のように外周部より割れて剥れてしまう。図10(b)に示すように、この保護膜1016の剥れ部分1301はアンテナコイル1012にまで至り、図10(c)に示すように、アンテナコイル1012が剥れ部分1301から剥き出しになるという現象が発生する。この現象により、アンテナコイル1012が腐食されてアンテナコイル1012にさび等が発生し、アンテナコイル1012の電気特性が劣化したり、アンテナコイル1012が断線したりしてしまう。そのため、アンテナコイル1012は対環境性が弱くなり、無線通信の距離が短くなるというようにコイルオンチップ1010の品質を落とす可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のコイルオンチップでは、保護膜が剥れてアンテナコイルが剥き出しになるために、良好な品質を得ることができないという問題点があった。
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、良質なコイルオンチップ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるコイルオンチップは、ICチップと、当該ICチップ上に設けられたアンテナコイルと、前記ICチップ上に設けられ、前記ICチップと前記アンテナコイルとを覆って保護する保護膜とを有するコイルオンチップであって、ICチップの外周部と前記アンテナコイルとの間に、当該アンテナコイルと不導通のガードリングを設けたものである。このような構成により、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出するのを防止することができ、良質なコイルオンチップを得ることができる。
【0008】
好適には、本発明にかかるコイルオンチップは、前記ガードリングが、前記アンテナコイルを周囲から囲むループ形状を有するものである。これにより、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出するのを確実に防止することができる。ガードリングが、ウェハ状態において前記アンテナコイルと、他のICチップのアンテナコイルを接続する配線を設けるための不連続領域を有するようにしてもよい。これにより、前記アンテナコイルに配線を容易に接続することができる。さらに、本発明にかかるコイルオンチップは、前記ガードリングの高さが、前記アンテナコイルの高さよりも高いものである。これにより、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出するのを、より効果的に防止することができる。また、本発明にかかるコイルオンチップは、前記防止壁が、前記保護膜の表面に至る高さを有するものである。これにより、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出することをより確実に防止することができる。さらにまた、ガードリングは、アンテナコイルと同じ材料により形成されていることが望ましい。これにより、ガードリングとアンテナコイルとを同一工程にて製造することが可能となり、製造工程を簡略化でき、製造コストを削減できる。
【0009】
本発明にかかる他のコイルオンチップは、ICチップと、当該ICチップ上に設けられたアンテナコイルと、前記ICチップ上に設けられ、前記ICチップと前記アンテナコイルとを覆って保護する保護膜とを有するコイルオンチップであって、ICチップの外周部と前記アンテナコイルとの間に、前記アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れて前記アンテナコイルが前記保護膜から露出することを防止する防止壁を設けたものである。このような構成により、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出するのを防止することができ、良質なコイルオンチップを得ることができる。
【00010】
好適には、本発明にかかるコイルオンチップは、前記防止壁が、前記アンテナコイルを周囲から囲むループ形状を有するものである。これにより、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出するのを確実に防止することができる。防止壁が、ウェハ状態において前記アンテナコイルと、他のICチップのアンテナコイルを接続する配線を設けるための不連続領域を有するようにしてもよい。これにより、前記アンテナコイルに配線を容易に接続することができる。さらに、本発明にかかるコイルオンチップは、防止壁の高さが、前記アンテナコイルの高さよりも高いものである。これにより、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出するのを、効果的に防止することができる。また、本発明にかかるコイルオンチップは、前記防止壁が、前記保護膜の表面に至る高さを有するものである。これにより、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出することをより確実に防止することができる。さらにまた、防止壁は、アンテナコイルと同じ材料により形成されていることが望ましい。これにより、防止壁とアンテナコイルとを同一工程にて製造することが可能となり、製造工程を簡略化でき、製造コストを削減できる。
【0011】
本発明にかかるコイルオンチップの製造方法は、ICチップと、当該ICチップ上に設けられたアンテナコイルとを有するコイルオンチップを製造する方法であって、ウエハ上に、アンテナコイルと、このアンテナコイルの外側にガードリングを形成する工程と、前記ウエハ上に保護膜を形成する工程と、当該保護膜を含めて前記ウエハをスクライビングして前記ICチップを形成する工程を備えたものである。このような方法により、アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れてアンテナコイルが保護膜から露出するのを防止することができ、良質なコイルオンチップを製造することができる。
【0012】
さらに、前記ガードリングは、前記アンテナコイルと同じ材料にて同一プロセスにより形成するようにするとよい。これにより、製造工程を簡略化でき、製造コストを削減できる。
【0013】
また、前記ガードリングは、各アンテナコイルを接続する配線を設けるための不連続領域を有し、前記アンテナコイルを形成する工程では、前記アンテナコイルを形成するための金属層に電圧を印加することによる電解めっきによって当該アンテナコイルを形成するようにするとよい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0015】
発明の実施の形態1.
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの一構成例について説明する。図1は、コイルオンチップの一構成例を示し、図1(a)はその平面図であり、図1(b)はその断面図である。
【0016】
図1(a)に示すように、コイルオンチップ10は、例えば、特開2000−323643号公報に開示されたIC素子と同様に、ICチップ101に回路形成部11とアンテナコイル12とを備えるが、さらにガードリング13を備えたものである。
図1(a)に示すコイルオンチップ10では、アンテナコイル12は、スパイラル形状を有し、回路形成部11の外周部とIC素子101の外周部15の間にIC素子101と一体形成されている。回路形成部11とアンテナコイル12とは、入出力端子14を介して接続されている。また、回路形成部11は、アンテナコイル12を介して、電力を供給されて動作を行う。
なお、図1(a)及び図1(b)に図示しないが、後述するように、コイルオンチップ10は、入出力端子14の形成面側に、酸化シリコン膜や樹脂膜等の絶縁性の表面保護膜が形成されている。
【0017】
図1(a)に示すように、ガードリング13は、アンテナコイル12を囲むようにして形成されている。ガードリング13とアンテナコイル12は、電気的に導通しておらず、不導通の状態にある。ガードリング13の形成位置は、これ限らず、当該コイルオンチップ10の外周部15とアンテナコイル12の最外部との間の領域に形成されればよい。図1(a)においてガードリング13の形状は、アンテナコイル12を囲む矩形状のループ形状であるが、矩形状に限らず、円形状、楕円形状、多角形状等の種々の形状とすることができる。また、後述するように、ガードリング13の形状は、ループ形状に限らず、不連続に途切れた形状としてもよい。
【0018】
図1(b)に示すように、ガードリング13の垂直方向の高さは、アンテナコイル12の高さと略同じである。例えば、厚さ280μm〜570μmのコイルオンチップ10で、アンテナコイル12の高さが4.5μm、保護膜16の高さが5μmの場合に、ガードリング13の高さを4.5μmとすることができる。ガードリング13の線幅、アンテナコイル12との間隔は、後述するコイルオンチップ10の製造工程において、ウエハがコイルオンチップ10ごとに分割されたときに保護膜16が剥れる範囲が、アンテナコイル12上に至らない幅であれば良い。
【0019】
ガードリング13は、アンテナコイル12と同様に、金属を用いて形成することができる。この金属の材料として、比較的安価なことから、例えば、アルミニウム、ニッケル、銅、クロム、これらの金属群から選択される2種以上の金属の合金等を使用することができる。また、ガードリング13は、均質な単層構造としてもよいし、異なる金属層や合金層を多層に積層した多層構造としてもよい。
【0020】
次に、図2及び図3を用いて、コイルオンチップ10の製造方法について説明する。
図2は、所定のプロセス処理を経て完成されたいわゆる完成ウエハの平面図である。図2に示すように、完成ウエハ21には、最外周部を除く内周部分に、多数個のコイルオンチップ10のための回路22が等間隔に形成されている。
【0021】
図3は、コイルオンチップ10の製造方法を示す工程断面図である。図3(a)に示すように、完成ウエハ21は、回路22の形成面側に、回路22を保護する表面保護膜23を形成されている。この回路形成面には、コイルオンチップ10の入出力端子14が形成されている。また、表面保護膜23には、コイルオンチップ10の入出力端子14に到達する透孔24が開設される。
【0022】
完成ウエハ21の表面保護膜23上に、金属層25が均一に形成される。この金属層25は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等から構成され、スパッタ法や蒸着法により形成される。この金属層25の形成によって、透孔24が金属により埋設され、コイルオンチップ10の入出力端子14とアンテナコイル12とが電気的に接続される。
【0023】
また、後述するように金属層25に無電解めっきを施すため、金属層25を構成する素地材は、めっき金属イオンに対してイオン化傾向が小さく、かつ、めっき金属イオンの析出に対する触媒作用をもつ必要がある。そのため、アルミニウムからなる金属層25上に銅をめっきする場合には、アルミニウム層の表面にニッケルを数μm以下の厚さに形成し、硝酸亜鉛液に数秒間浸して亜鉛に置換する前処理を施すことが好ましい。
【0024】
図3(b)に示すように、金属層25上にフォトレジスト層26が均一に形成され、このフォトレジスト層26に、アンテナコイル12とガードリング13とを含む所要のパターンが形成されたマスク27を被せる。このマスク27の外側から所定波長の光を照射してフォトレジスト層26を露光する。そして、しかる後に露光されたフォトレジスト層26の現像処理を行う。
【0025】
図3(c)に示すように、フォトレジスト層26の露光部分を除去して、金属層25の露光パターンと対応する部分を露出させる。このとき、金属層25の露出パターンには、回路形成部11と対向する部分に形成されたアンテナコイル12、このアンテナコイル12を周囲から囲むガードリング13が含まれている。
【0026】
図3(d)に示すように、金属層25の露出部分に金属めっき層28、29を積層する。ここで、金属めっき層28はアンテナコイル12となる層を示し、金属めっき層29はガードリング13となる層を示している。これら金属めっき層28、29は、無電解めっきにより積層され、素地金属である金属層25を金属めっき層28、29となるめっき金属の金属塩溶液中に浸して金属イオンを金属層25表面に析出させて形成される。また、無電解めっきにより金属めっき層28、29を形成する場合、比較的簡単な設備で密着力が強く均一で十分に厚みのある金属めっき層28、29を得ることができる。
【0027】
例えば、銅を金属層25にめっきして金属めっき層28、29を形成する場合には、硫酸銅、塩化第二銅、硝酸銅等の溶液をめっき液として用いることができる。このとき、銅などの金属イオンは、素地となる金属層25上にのみに析出し、絶縁性の表面保護膜23上には析出しない。なお、金属めっき層28、29は、金属層25の上面にのみ形成されるようにしてもよいし、金属層25の周面全体に形成されるようにしてもよい。
【0028】
完成ウエハ21の表面に付着したフォトレジスト層26をアッシング処理等によって除去すると、図3(e)に示すように、均一な金属層25上に、アンテナコイル12を構成する金属めっき層28が形成される。さらに、この工程において、アンテナコイル12を構成する金属めっき層28が形成されると同時に、金属層25上に、ガードリング13を構成する金属めっき層29が形成される。
【0029】
図3(f)に示すように、金属めっき層28、29より露出した金属層25を選択的にエッチングして除去する。これによって、金属層25と金属めっき層28、29とからなる所要の導電パターンが形成された完成ウエハ21を得ることができる。その後、完成ウエハ21上に、例えば、紫外線硬化型樹脂や熱硬化型樹脂等の樹脂30が塗布される。この樹脂30は、完成ウエハ21がコイルオンチップ10ごとに分離されることにより、コイルオンチップ10を外部から保護する保護膜16となる。
【0030】
最後に、完成ウエハ21をスクライビング(切断)して、図4に示す所要のコイルオンチップ10を得る。このスクライビングの際、樹脂30も同時にスクライビングされる。このとき、図4に示すように、コイルオンチップ10の外周部15にある樹脂30が割れて剥れる。この剥れ部分301は、ガードリング13上で止まるため、アンテナコイル12にまで至るのを回避することができる。これにより、アンテナコイル12が保護膜16から露出して劣化することを防止することが可能となる。
【0031】
以上のように、上記で説明したコイルオンチップ10は、コイルオンチップ10の外周部15とアンテナコイル12の最外部との間に、ガードリング13を備える。これにより、コイルオンチップ10の製造工程において樹脂30をスクライビングするときに、コイルオンチップ10の外周部15にある保護膜16が剥れてアンテナコイル12に至るのを防ぐことができる。そのため、アンテナコイル12が保護膜16の表面に露出して劣化し、電気的特性が低下するのを防止することができ、良質なコイルオンチップ10を実現することができる。
【0032】
さらに、上記のように、ガードリング13がアンテナコイル12を周囲から囲んでいる場合には、コイルオンチップ10の外周部15にある保護膜16が任意の方向から剥れてアンテナコイル12に至るのを確実に防ぐことができる。
【0033】
また、上記に説明したコイルオンチップ10の製造方法では、金属層25上に金属めっき層28、29を同時に積層し、アンテナコイル12を形成すると同時にガードリング13を形成する。そのため、ガードリング13を効率良く形成することができ、良質なコイルオンチップ10を効率良く製造することが可能となる。
【0034】
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態1において説明したコイルオンチップ10の製造方法にでは、無電解めっきにより金属めっき層28、29を形成したが、発明の実施の形態2においては、電解めっきにより金属めっき層28、29を形成する場合について説明する。
【0035】
まず、図5を用いて、本発明の実施の形態にかかるコイルオンチップ10の他の構成について説明する。図5は、コイルオンチップ10の他の構成例を示す平面図である。
図5に示すガードリング131は、上記に説明したガードリング13と同様の形状、高さ、形成位置とすることができる。例えば、図5に示すように、ガードリング131は、アンテナコイル12を囲むようにして形成される。
【0036】
それとともに、ガードリング131には途切れた不連続領域1310が形成されている。この不連続領域1310に、各コイルオンチップ10のアンテナコイル12を連結する配線31が形成される。また、各ガードリングを連結する配線32も設けられている。そして、配線31と配線32とは、スクライブライン上で接続されている。尚、配線31と配線32は、スクライビングにより切断され、両者は電気的に分離される。
【0037】
不連続領域1310は、配線31が形成される位置に形成される。不連続領域1310の幅は、配線31を設けることができる程度であればよい。
【0038】
続いて、図6を用いて、本発明の実施の形態にかかるコイルオンチップ10の製造方法について説明する。図6は、電解めっきのための配線を含む導電パターンが形成された完成ウエハの平面図である。ここで、上記したコイルオンチップ10の製造方法の説明に用いた図3を参照しつつ説明する。
【0039】
図3(c)に示す金属層25をフォトレジスト層26から露出する工程において、金属層25の露出パターンには、図6に示すように、リング状の電極部41、回路形成部11と対向する部分に形成されたアンテナコイル12、これら電極部41と各アンテナコイル12とを連結するリード部42、各アンテナコイルを連結する配線31、アンテナコイル12を周囲から囲むガードリング131、各ガードリング131を連結する配線32が含まれる。
また、金属層25の露出パターンは、図5に示すようにリード部42や配線31が形成される位置にガードリング131が形成されないようなパターンとなっている。すなわち、リード部42が形成される位置の金属層25は、フォトレジスト層26から露出しない。
【0040】
そして、金属層25の露出部分に、電解めっきにより金属めっき層28、29を積層する。このとき、金属めっき層28、29は、図6に示す完成ウエハ21の電極部41を一方の電極として、金属層25の露出部分に電解めっきを施すことにより積層される。具体的には、金属めっき層28、29となるめっき金属のイオンを含むめっき浴中に、金属層25が形成された完成ウエハ21とめっき金属からなる電極部41とを浸漬し、めっき浴中の金属イオンを金属層25の表面に析出させる。
【0041】
このとき、完成ウエハ21に形成された金属層25を陰極、めっき浴中に浸漬された電極部41を陽極として電圧を印加し、めっき浴中の金属イオンを金属層25の表面に析出させる。電解めっきでも、無電解めっきと同様に、銅をめっきする場合には、硫酸銅、塩化第二銅、硝酸銅等の溶液をめっき液として用いることができる。
【0042】
その後、完成ウエハ21表面のフォトレジスト層26を除去し、図3(e)に示すように、金属層25上に、アンテナコイル12、電極部41、リード部42、配線31、配線32を構成する金属めっき層28が形成されると同時に、不連続領域1310を有するガードリング131を構成する金属めっき層29が形成される。
最後に、完成ウエハ21をスクライビングしてコイルオンチップ10を形成する。このとき、配線31と配線32の接続点もスクライビングにより除去され、両者は不導通の状態になる。
【0043】
なお、上述では電解めっきにより金属めっき層28、29を積層したが、電解めっきに代えて、精密電鋳により金属めっき層28、29を積層してもよい。
【0044】
以上のように、ガードリング131に不連続領域1310を形成することにより、アンテナコイル12に配線31を容易に接続することが可能となり、アンテナコイル12にリード部42を接続して電解めっきにより金属めっき層28、29を形成することができる。これにより、電解めっきを施して種々の形状のガードリング131を形成することができる。
【0045】
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態2に説明したように、金属めっき層28、29を電解めっきにより形成する場合、めっき時間を変えたり、印加する電界量を変えたりすることにより、種々の形状のガードリングを形成することができる。発明の実施の形態3においては、これらの種々の形状を有するガードリングについて説明する。
【0046】
まず、図7を用いて、コイルオンチップ10の他の構造例について説明する。図7は、コイルオンチップ10の他の構成例を示す断面図である。
図7(a)に示すコイルオンチップ10は、ガードリング132の長手方向に垂直な断面形状が矩形状となっている。このガードリング132は、アンテナコイル12の高さよりも高くなるように形成されており、保護膜16の表面に至る高さとなるように形成されている。例えば、厚さ280μm〜570μmのコイルオンチップ10で、アンテナコイル12の高さが4.5μm、保護膜16の高さが5μmの場合に、ガードリング132の高さを5μmとすることができる。
【0047】
このガードリング132は、電解めっきを施して金属めっき層29を形成する際、ガードリング132となる金属めっき層29のめっき時間を長くしてアンテナコイル12となる金属めっき層28よりも金属めっき層29を多く成長させて形成することができる。また、電解めっきを施す際、アンテナコイル12よりもガードリング132にかける電界量を大きくし、アンテナコイル12の金属めっき層28よりもガードリング132の金属めっき層29を速く成長させて形成することもできる。
【0048】
図7(b)に示すように、ガードリング132が保護膜16の表面に至る高さであるため、スクライビングによりコイルオンチップ10ごとに分割する際、ガードリング132により、剥れ部分301がアンテナコイル12にまで至るのを確実に防ぐことができ、アンテナコイル12が保護膜16から露出して劣化することを確実に防止することが可能となる。
【0049】
また、ガードリング132は、その全面に亘って保護膜16の表面に至る高さであるため、剥れ部分301がアンテナコイル12にまで至るのをより確実に防ぐことができ、アンテナコイル12の劣化をより確実に防止することができる。
【0050】
さらに続いて、図8を用いて、コイルオンチップ10の他の構造例について説明する。図8は、コイルオンチップ10の他の構成例を示す断面図である。
図8(a)に示すコイルオンチップ10のガードリング133の上面は、アンテナコイル12側の高さよりも外周部15側の高さが高くなるような傾斜面を有している。この外周部15側のガードリング133は、保護膜16の表面に至る高さとなるように形成されている。例えば、厚さ280μm〜570μmのコイルオンチップ10で、アンテナコイル12の高さが4.5μm、保護膜16の高さが5μmの場合に、ガードリング133のアンテナコイル12側の高さを4.5μm、外周部15側の高さを5μmとすることができる。
【0051】
このガードリング133は、電解めっきを施して金属めっき層29を形成する際、外周部15側のめっき時間を長くしてアンテナコイル12側のガードリング133よりも金属めっき層29を多く成長させて形成することができる。また、電解めっきを施す際、アンテナコイル12側よりも外周部15側にかける電界量を大きくし、アンテナコイル12側のガードリング133よりも外周部15側の金属めっき層29を速く成長させて形成することもできる。
【0052】
図8(b)に示すように、アンテナコイル12側よりも高い外周部15側のガードリング133が保護膜16の表面に至る高さである。そのため、スクライビングによりコイルオンチップ10ごとに分割する際、ガードリング133により、剥れ部分301がアンテナコイル12にまで至るのを確実に防ぐことができ、アンテナコイル12が保護膜16から露出して劣化することを確実に防止することが可能となる。
【0053】
さらに、ガードリング133の断面形状がアンテナコイル12側よりも剥れ部分301側が高い形状であるため、剥れ部分301がアンテナコイル12にまで至るのを効率良く確実に防ぐことができる。また、アンテナコイル12側のガードリング133の材料が低減されるため、ガードリング133の製造コスト、さらにはコイルオンチップ10の生産コストが上昇するのを回避することができる。
【0054】
なお、上述の構成例では、ガードリング13の長手方向に対する断面形状を種々の形状とした場合について説明したが、これに限らず、電解めっきにおいてめっき時間や電界量を調節することによりガードリング13の厚みを変えることができる。例えば、完成ウエハ21をスクライビングで剥れやすい部分のガードリンツ13の厚みを厚くしたり、アンテナコイル12とスクライブラインとの間が狭い部分のガードリング13の厚みを厚くしたりすることができる。これにより、剥れ部分301がアンテナコイル12にまで至るのをより確実に防ぐことができる。
尚、上述の例では、ガードリング13は、コイルオンチップ10の外周部よりも離れた位置に設けられていたが、内側であれば、外周部と接するものであってもよい。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、良質なコイルオンチップ及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの構成を示す平面図及び断面図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの完成ウエハを示す平面図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの製造工程を示す工程断面図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの保護膜の剥れを示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの他の構成を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの完成ウエハを示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの他の構成を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるコイルオンチップの他の構成を示す断面図である。
【図9】従来のコイルオンチップの製造方法を示す工程図である。
【図10】従来のコイルオンチップを示す図である。
【符号の説明】
10 コイルオンチップ、101 ICチップ、11 回路形成部、12 アンテナコイル、13,131,132,133 ガードリング、14 入出力端子、15 外周部、16 保護膜、1310 不連続領域、21 完成ウエハ、22 回路、23 表面保護膜、24 透孔、25 金属層、26 フォトレジスト層、27 マスク、28,29 金属めっき層、30 樹脂、301 剥れ部分、31 配線、41 電極部、42 リード部

Claims (15)

  1. ICチップと、当該ICチップ上に設けられたアンテナコイルと、前記ICチップ上に設けられ、前記ICチップと前記アンテナコイルとを覆って保護する保護膜とを有するコイルオンチップであって、
    ICチップの外周部と前記アンテナコイルとの間に、当該アンテナコイルと不導通のガードリングを設けたコイルオンチップ。
  2. 前記ガードリングが、前記アンテナコイルを周囲から囲むループ形状を有することを特徴とする請求項1記載のコイルオンチップ。
  3. 前記ガードリングが、ウェハ状態において前記アンテナコイルと、他のICチップのアンテナコイルを接続する配線を設けるための不連続領域を有することを特徴とする請求項1記載のコイルオンチップ。
  4. 前記ガードリングの高さが、前記アンテナコイルの高さよりも高いことを特徴とする請求項1、2又は3記載のコイルオンチップ。
  5. 前記ガードリングが、前記保護膜の表面に至る高さを有することを特徴とする請求項4記載のコイルオンチップ。
  6. 前記ガードリングは、前記アンテナコイルと同じ材料により形成されていることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のコイルオンチップ。
  7. ICチップと、当該ICチップ上に設けられたアンテナコイルと、前記ICチップ上に設けられ、前記ICチップと前記アンテナコイルとを覆って保護する保護膜とを有するコイルオンチップであって、
    ICチップの外周部と前記アンテナコイルとの間に、前記アンテナコイルの周辺にある保護膜が剥れて前記アンテナコイルが前記保護膜から露出することを防止する防止壁を設けたコイルオンチップ。
  8. 前記防止壁が、前記アンテナコイルを周囲から囲むループ形状を有することを特徴とする請求項7記載のコイルオンチップ。
  9. 前記防止壁が、前記アンテナコイルに接続される配線を設けるための不連続領域を有することを特徴とする請求項7記載のコイルオンチップ。
  10. 前記防止壁の高さが、前記アンテナコイルの高さよりも高いことを特徴とする請求項7、8又は9記載のコイルオンチップ。
  11. 前記防止壁が、前記保護膜の表面に至る高さを有することを特徴とする請求項10記載のコイルオンチップ。
  12. 前記防止壁は、前記アンテナコイルと同じ材料により形成されていることを特徴とする請求項7乃至11いずれかに記載のコイルオンチップ。
  13. ICチップと、当該ICチップ上に設けられたアンテナコイルとを有するコイルオンチップを製造する方法であって、
    ウエハ上に、アンテナコイルと、このアンテナコイルの外側にガードリングを形成する工程と、
    前記ウエハ上に保護膜を形成する工程と、
    当該保護膜を含めて前記ウエハをスクライビングして前記ICチップを形成する工程とを備えたコイルオンチップの製造方法。
  14. 前記ガードリングは、前記アンテナコイルと同じ材料にて同一プロセスにより形成されることを特徴とする請求項13記載のコイルオンチップの製造方法。
  15. 前記ガードリングは、各アンテナコイルを接続する配線を設けるための不連続領域を有し、
    前記アンテナコイルを形成する工程では、前記アンテナコイルを形成するための金属層に電圧を印加することによる電解めっきによって当該アンテナコイルを形成することを特徴とする請求項13記載のコイルオンチップの製造方法。
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