JP2004281003A - ディスク再生装置 - Google Patents

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JP2004281003A JP2003074233A JP2003074233A JP2004281003A JP 2004281003 A JP2004281003 A JP 2004281003A JP 2003074233 A JP2003074233 A JP 2003074233A JP 2003074233 A JP2003074233 A JP 2003074233A JP 2004281003 A JP2004281003 A JP 2004281003A
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Masayuki Hori
雅之 堀
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Abstract

【課題】ディスク再生装置において、ジョグダイヤルを用いてオーディオデータの特殊再生をする場合、ジョグダイヤルの静電気の帯電を防止する。
【解決手段】ディスク再生装置において、ディスクからオーディオデータを再生する再生部と、再生したオーディオデータを記憶する記憶部と、記憶したオーディオデータの読み出し速度及び順序を指示する読出指示部を備え、読出指示部は、記憶部の読み出し速度及び順序を指示する操作円盤部と、操作円盤部を載置する円盤部と、円盤部を回転駆動する駆動部と、操作円盤部の回転速度及び方向を検出する第1検出部と、円盤部の回転速度を検出する第2検出部と、第1検出部が検出した操作円盤部の回転速度及び方向に従って記憶部の読み出し速度及び順序を制御し、第2検出部が検出した円盤部の回転速度を一定に制御する制御部を備え、操作円盤部と円盤部との間に導電性シートを配設した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクから再生したオーディオデータをメモリに記憶し、メモリに記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を、操作円盤部の操作によって変化させることができるディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクジョッキー(Disc Jockey(以下、「DJ」という。))と呼ばれるオーディオ再生装置を操作してオーディオデータを再生する操作者は、アナログレコードまたはコンパクトディスク(Compact Disc(以下、「CD」という。))等のディスクに記録されたオーディオデータを再生している最中に、擦れ音のような効果音を発生させるスクラッチ再生と呼ばれる特殊再生を行うことがある。DJは、アナログレコードプレーヤを用いてスクラッチ再生を行う場合、アナログレコードを素早く正方向又は逆方向に回すことにより擦れ音を発生させる。
【0003】
また、このアナログレコードプレーヤを用いたスクラッチ再生と同様の特殊再生を行う機能を備えたDJ用のCDプレーヤがある。このCDプレーヤは、ジョグダイヤルとメモリを備えていて、CDから再生したオーディオデータをメモリに記憶し、ジョグダイヤルを正方向又は逆方向に回すことにより、メモリに記憶されたオーディオデータの読み出し速度と読み出し順序を制御し、アナログレコードによる擦れ音と同等の効果音を発生させる。このように、DJは、CDに記録されたオーディオデータを再生しているとき、ジョグダイヤルをアナログレコードと同じように回転操作することにより、アナログレコードプレーヤと同様のスクラッチ再生等の特殊再生を行うことができる(特許文献1参照)。
【0004】
DJ用のCDプレーヤにおいて、ジョグダイヤルが操作されない場合、CDに記録されたオーディオデータを標準速度で再生(以下、「通常再生」という。)する。ジョグダイヤルが回転操作された場合、CDプレーヤは、ジョグダイヤルの回転速度及び回転方向を検出し、検出した回転速度及び回転方向に応じて、CDから再生しメモリに記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を変える特殊再生を行う。
【0005】
上記ジョグダイヤルを、モータ等によって回転駆動される円盤部に操作円盤部を載置する構成とした光ディスク再生装置の発明を、本出願人は特許出願した(特願2002−153514、平成14年5月28日出願)。この光ディスク再生装置において、操作円盤部は、円盤部に載置され、円盤部と同じ予め定められた速度で回転しているとき、光ディスク再生装置は通常再生をする。操作円盤部が回転操作された場合、光ディスク再生装置は、操作円盤部の回転方向及び回転速度を検出して、メモリに記憶されたオーディオデータの読み出し順序及び読み出し速度を制御することによって、スクラッチ再生等の特殊再生をする。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−89501号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
回転駆動される円盤部に操作円盤部を載置する構成のジョグダイヤルを備えたディスク再生装置において、DJが操作円盤部を回転操作する場合、操作円盤部と円盤部とが互いに擦れ合うことによって静電気が発生し、操作円盤部及び円盤部に帯電することがあった。特にスクラッチ再生を行う場合、DJは、操作円盤部を正方向又は逆方向に素早く回転させる操作をするので、静電気が発生し帯電しやすい。
アナログレコードプレーヤを使用して、スクラッチ再生等の操作を行う場合であっても、静電気が発生し、アナログレコードやターンテーブルに帯電する。しかし、アナログレコードは、DJが演奏する曲を変える度に交換されるため、その度に静電気が放電されるので、静電気の発生帯電による操作性への影響は少なかった。
【0008】
一方、上述した、ジョグダイヤルが円盤部と操作円盤部を備えるディスク再生装置においては、演奏する曲を変える度にDJが操作円盤部を取り外すことはないため、操作円盤部及び円盤部に帯電した静電気は放電されず、静電気の発生に伴って帯電量が増加する。静電気の帯電によって、操作円盤部と円盤部とが吸着する力が増加するため、操作円盤部を回転操作したとき、円盤部の回転が停止したり、滑らかに回転操作することができなくなったりすることがあった。
円盤部の回転が停止されることにより、円盤部を回転駆動するモータ、回転駆動力を伝達するベルト等に負荷がかかり、部品の寿命を短くすることもあった。
【0009】
本発明の目的は、ディスク再生装置において、CD等のディスクの特殊再生をアナログレコードプレーヤの特殊再生を行う場合と同様の操作により行う場合、DJのスクラッチ操作によって発生する静電気の帯電に伴う、操作円盤部と円盤部との吸着力の増加を防止し、操作性の良いディスク再生装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のディスク再生装置は、ディスクに記録されたオーディオデータを再生する再生部と、前記再生部が再生したオーディオデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を指示する読出指示部とを備えたディスク再生装置において、前記読出指示部は、前記記憶部に記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を指示する操作円盤部と、前記操作円盤部を載置する円盤部と、前記円盤部を回転駆動する駆動部と、前記操作円盤部の回転速度及び回転方向を検出する第1検出部と、前記円盤部の回転速度を検出する第2検出部と、前記第1検出部により検出された前記操作円盤部の回転速度及び回転方向に従って前記記憶部に記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を制御するとともに、前記第2検出部により検出された前記円盤部の回転速度が一定になるように前記駆動部を制御する制御部とを備え、前記操作円盤部と前記円盤部との間に導電性シートを配設したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のディスク再生装置の一実施例であるCDプレーヤの構成を示すブロック図である。
ターンテーブル1は、スピンドルモータ2の回転軸に固定され、CD3を保持する。サーボ制御部4は、スピンドルモータ2の回転駆動の線速度を制御する。また、サーボ制御部4は、光ピックアップ5のレーザ光をCDのピット列に正しくトレースさせるために、光ピックアップ5のフォーカス制御とトラッキング制御を行う。
【0012】
光ピックアップ5はCDからデジタルオーディオデータを再生し、再生アンプ6に入力する。再生アンプ6は、デジタルオーディオデータを波形整形及び増幅し、信号処理部7に入力する。信号処理部7は、デジタルオーディオデータの復調、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等のエラー信号、同期信号の抜き出しをして、メモリ制御部8に入力する。
【0013】
メモリ制御部8は、入力されたデジタルオーディオデータをランダムアクセスメモリ(Random Access Memory(以下、「RAM」という。))9に書き込む制御を行い、RAM9は、デジタルオーディオデータを記憶する。RAM9が記憶したデジタルオーディオデータは、メモリ制御部8の制御により読み出され、デジタルアナログ変換器(Digital to Analog Converter(以下、「DAC」という。))10に入力される。DAC10は、デジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換しアンプ11に入力する。アンプ11は、アナログオーディオ信号を増幅し出力端子12に接続したスピーカ等に出力する。
【0014】
制御部13は、サーボ制御部4、信号処理部7、メモリ制御部8を制御する。表示部14は、制御部13に接続され、現在再生しているトラックの再生時間、トラックナンバー等を表示する。操作部15は、制御部13に接続され、読出指示部としての操作円盤部20、再生開始ボタン、再生停止ボタン、イジェクトボタン等を備える。操作円盤部20の回転速度及び回転方向に応じて、CDから再生されRAM9に記憶されたデジタルオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を変えることができる。操作円盤部20は、直径10cm〜30cmのアナログレコードと同等の大きさであり、ディスク再生装置の上面に取り付けられている。
【0015】
図2は、図1に示したCDプレーヤの操作円盤部20を含む機構全体を側面から見た断面構成を示す図である。操作円盤部20は、図1に示すCDプレーヤの上面のパネル21に備えられる。パネル21には、シャフト29を通すための軸受が一体成形されている。モータ22は、パネル21の下面に固定される。モータ22の回転軸に、プーリ23が固定される。円盤部24及び操作円盤部20の回転軸であるシャフト29は、パネル21の軸受部に挿入される。
【0016】
円盤部24は、パネル21の軸受を通すための軸受が一体成形され、パネル21の軸受に挿入されて、保持部25によって保持される。円盤部24は、下面にプーリ部24aを備える。プーリ23とプーリ部24aとにベルト26が掛けられていて、モータ22によってプーリ23が回転すると、ベルト26を介してプーリ23からプーリ部24aに回転駆動力が伝達されて、円盤部24が回転する。
【0017】
円盤部24は、下面にスケール保持部24bを備える。スケール保持部24bに、スケール円盤部34が固定される。スケール円盤部34は、等間隔に長方形状の開口部を設けたリング状の板である。光センサ部35は、円盤部24の回転速度を検出するための光センサを備え、スケール円盤部34の開口部を検出できるようにパネル21に取り付けられる。
【0018】
導電性シート27は、金属、カーボン等の材料からなり、円盤部24の上に載置される。シート28は、摩擦係数が小さいプラスチック、プラスチック繊維等の材料からなり、例えば、ポリエステル、レーヨン等の材質が用いられ、導電性シート27の上面に載置される。ここで、シート28は、例えば、回転している円盤部24の回転速度に、停止している操作円盤部24が0.1〜0.2秒後に追従して回転できる程度の摩擦係数を有する部材を採用する。
【0019】
操作円盤部20は、シャフト29に挿入され、シート28の上面に載置される。操作円盤部20は、モータ22から伝わる駆動トルクに追従できるように面積を大きくし、材質、厚みを調整することによって、載置されているシート28が小さい摩擦係数であっても、操作円盤部20から手が離れると、予め定められた速度で回転を再開するように、自重と慣性モーメントとを小さくしておく。
DJが操作する場合、アナログレコードプレーヤの操作と同様の摩擦感を得ることが好ましく、そのため、操作円盤部20はアナログレコードと同じ材質である塩化ビニルを用い、円盤部24はアナログレコードプレーヤのターンテーブルに多く用いられている材質であるアルミニウムを用いる。
【0020】
円盤部24が回転しているとき、操作円盤部20と導電性シート27との間に挟まれているシート28は、摩擦係数が小さい材質を用いるが、操作円盤部20の重さによって摩擦力が発生するので、円盤部24が回転すると、導電性シート27、シート28、操作円盤部20もともに回転する。
DJがスクラッチ操作等の特殊再生操作を行うために、回転している操作円盤部20に手を触れると、操作円盤部20にその回転を止める力が働く。このとき、シート28は摩擦係数が小さいので、操作円盤部20は円盤部24の回転に追従せず、操作円盤部20のみ回転を減速または停止する。
【0021】
固定保持部30は、操作円盤部20の上面でシャフト29に固定され、操作円盤部20の上面に設けられた突起部20a、20bを固定保持部30の孔に挿入して、操作円盤部20を保持する。
スケール保持部31は、シャフト29に挿入され固定される。スケール保持部31に、スケール円盤部32が固定される。スケール円盤部32は、等間隔に長方形状の開口部を設けたリング状の板である。光センサ部33は、操作円盤部20の回転速度及び回転方向を検出するために2個の光センサを備え、スケール円盤部32の開口部を検出できるようにパネル21に取り付けられる。
【0022】
光センサ部33は、スケール円盤部32の開口部を検出することによって、操作円盤部20の回転速度及び回転方向に応じたパルス信号を発生し、制御部13に入力する。光センサ部35は、スケール円盤部34の開口部を検出することによって、円盤部24の回転速度に応じたパルス信号を発生し制御部13に入力する。
【0023】
制御部13は、光センサ部33から入力されるパルス信号に応じて、RAM9に記憶されたデジタルオーディオデータの読み出し速度及び読み出し方向を判別し、メモリ制御部8を制御する。制御部13は、光センサ部35から入力されるパルス信号によって、円盤部24の回転速度を予め定められた速度に保つようにモータ22を制御する。
【0024】
本実施例のCDプレーヤは、上記の予め定められた速度を設定する場合、例えば、アナログレコードプレーヤの再生時におけるターンテーブルの速度に設定し、回転方向をアナログレコードプレーヤのターンテーブルの回転方向に設定する。
ここで、スケール円盤保持部31、円盤部24、導電性シート27、シート28、操作円盤部20は、CDに記録されたオーディオデータを再生する場合、操作円盤部20がアナログレコードを再生する場合のターンテーブルと類似の動きをすることとなる。
【0025】
なお、通常のDJの操作では、例えば、操作者が操作円盤部20に手を載せる等の操作をした場合、円盤部24は、シート28の摩擦係数が小さいため、操作円盤部20の動作に影響されることなく、予め定められた速度で回転し続ける。しかし、操作者の手を載せる等の操作によって操作円盤部20に与えられる力が大きくなると、それに伴い摩擦も大きくなり、円盤部24が操作円盤部20の動作の影響を受けるようになる。このような場合にも、制御部13の制御により、円盤部24の回転速度は一定に保たれる。
【0026】
光センサ部による回転状態の検出方法について説明する。図3は、スケール円盤部32の開口部32aと、光センサ部33に備える2個の光センサ33a、33bの配置を示す図である。図4は、スケール円盤部32の開口部32aによる光センサ部33の出力パルス信号を示す図である。
光センサ部33に備える光センサ33a、光センサ33bは、開口部32aを検出したときOFFを示すパルス信号を出力し、スケール円盤部32で閉ざされたときONを示すパルス信号を出力する。
【0027】
光センサ33a、光センサ33bは、それぞれ出力されるパルス信号の組み合わせによって、下記の4とおりのパターンが発生するように配置される。
パターン1は、光センサ33a、光センサ33bが、どちらもONを示すパルス信号を出力する場合である。パターン2は、光センサ33aはONを示すパルス信号を出力し、光センサ33bはOFFを示すパルス信号を出力する場合である。パターン3は、光センサ33aはOFFを示すパルス信号を出力し、光センサ33bはONを示すパルス信号を出力する場合である。パターン4は、光センサ33a、光センサ33bがどちらもOFFを示すパルス信号を出力する場合である。
【0028】
回転速度は、制御部13によって、所定の時間内に出力されるパルス数に従って算出される。回転方向は、制御部13によって、スケール円盤部32の回転方向に伴って変化する光センサ33a、光センサ33bからのパルス信号の出力パターンの発生順によって判断する。具体的には、スケール円盤部32が、図3の矢印Aに示す方向に回転する場合、光センサ33aは図4(a)に示すように出力し、光センサ33bは図4(b)に示すように出力して、パターン4→パターン2→パターン1→パターン3の順番を繰り返して出力パターンを発生する。一方、スケール円盤部32が、図3の矢印Bに示す方向に回転する場合、光センサ33aは図4(c)に示すように出力し、光センサ33bは図4(d)に示すように出力して、パターン2→パターン4→パターン3→パターン1の順番を繰り返して出力パターンを発生する。制御部13は、上記の出力パターンの発生順の違いを検出し、回転方向を判断する。
【0029】
予め定められた速度で回転する操作円盤部20を停止する場合における、図1に示すCDプレーヤの再生動作について説明する。
DJは、予め定められた速度で回転している操作円盤部20に手を載せ回転速度を徐々に遅くする。このとき、円盤部24は、操作円盤部20の回転速度に影響されることなく、予め定められた速度で回転する。操作円盤部20の回転速度が変化すると、光センサ部33から一定時間に発生するパルス信号のパルス数は、操作円盤部20の回転速度に応じて変化する。制御部13は、光センサ部33から一定時間に入力されたパルス信号のパルス数から操作円盤部20の回転速度を判別する。制御部13は、判別した回転速度に応じて、メモリ制御部8を制御する。メモリ制御部8は、RAM9から読み出すデジタルオーディオデータの速度を遅くさせる制御をする。
【0030】
操作円盤部20の回転が停止したとき、光センサ部33は、制御部13にパルス信号を入力しない。制御部13は、光センサ部33からパルス信号の入力がない場合、メモリ制御部8にRAM9からデジタルオーディオデータの読み出しを停止させる制御をする。
【0031】
DJが操作円盤部20から手を離し操作が終了すると、操作円盤部20は、円盤部24が予め定められた速度で回転しているので、直ちに、予め定められた速度で回転を再開する。操作円盤部20が予め定められた速度で回転を再開すると、制御部13は、メモリ制御部8に通常再生時の読み出し速度でRAM9からデジタルオーディオデータを読み出させる制御をする。
【0032】
また、DJが、予め定められた速度で回転している操作円盤部20を手で予め定められた速度より速く回転させて回転速度を徐々に速くする場合、制御部13は、光センサ部33から一定時間に入力されたパルス信号のパルス数に応じて、メモリ制御部8にRAM9からのデジタルオーディオデータの読み出し速度を速くさせる制御をする。
【0033】
次に、操作円盤部20を定められた速度で回転している方向と逆方向に回転させる場合における、図1に示すCDプレーヤの再生動作について説明する。
DJは、予め定められた速度で回転している操作円盤部20を手で逆方向(反時計回り)に回転させる。このとき、円盤部24は、操作円盤部20の回転速度及び回転方向に影響されることなく、予め定められた速度で予め定められた方向(時計回り)に回転する。
【0034】
光センサ部33は、2個の光センサを備え、操作円盤部20の回転方向が変化すると、この2個の光センサから発生するパルス信号の出力パターンが変化する。制御部13は、この2個の光センサから入力されたパルス信号の出力パターンから操作円盤部20の回転方向を判別する。また、制御部13は、光センサ部33から一定時間に入力されたパルス信号のパルス数から操作円盤部20の回転速度を判別する。制御部13は、判別した回転速度及び回転方向に応じて、メモリ制御部8を制御する。メモリ制御部8は、RAM9からのデジタルオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を制御する。
【0035】
DJが操作円盤部20から手を離し操作が終了すると、操作円盤部20は、円盤部24が予め定められた速度で回転しているので、直ちに、予め定められた速度及び回転方向の回転を再開する。操作円盤部20が予め定められた速度及び回転方向で回転を再開すると、制御部13は、メモリ制御部8に通常再生時の読み出し速度でRAM9からデジタルオーディオデータを読み出させる制御をする。
【0036】
操作円盤部20を回転操作しているとき、予め定められた速度で回転している円盤部24の回転速度が変化すると、制御部13は、光センサ部35から一定時間に入力されたパルス信号のパルス数に応じて、円盤部24の回転速度が予め定められた速度を保つようにモータ22を制御する。
【0037】
DJは、図1に示すCDプレーヤを用いてスクラッチ再生を行う場合、手で操作円盤部20を素早く正方向又は逆方向に回転させる操作を繰り返す。制御部13は、光センサ部33から入力されるパルス信号から操作円盤部20の回転速度及び回転方向を判別する。制御部13は、判別した回転速度及び回転方向に応じて、メモリ制御部8を制御する。メモリ制御部8は、RAM9に記憶されたデジタルオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序(オーディオデータを昇順アドレスで読み出す又は降順アドレスで読み出す)を制御する。RAM9から読み出されたデジタルオーディオデータは、DAC10によりアナログオーディオ信号に変換され、アンプ11により増幅されて出力端子12に接続したスピーカから擦れ音のような効果音として出力される。
【0038】
DJは、操作円盤部20を円盤部24の回転方向に対して正逆方向に小刻みに回転させるなどのスクラッチ操作を行う。このとき、シート28は操作円盤部20及び導電性シート27と、導電性シート27はシート28及び円盤部24と、それぞれ擦れ合うことによって静電気が発生し帯電する。シート28に導電性シート27が接触して配置されているので、導電性シート27、シート28に帯電した静電気は、導電性シート27からアルミニウム製の円盤部24を介して空気中に放電され、除電することができる。また、シャフト29をステンレスなどの導電性を持つ金属製の材料として、導電性シート27を円盤部24に載置する場合、導電性シート27の中心孔がシャフト29に接触する構成とすることにより、導電性シート27に帯電した静電気は、シャフト29を介して放電され、除電することができる。この場合、シャフト29に接地端子等を接触し放電させる構成として実施しても良い。
【0039】
円盤部24の材質がアルミニウムである場合、導電性シート27の材質をカーボンにすることによって、摩擦を小さくすることができる。このようにすれば、DJがスクラッチ操作等の特殊再生操作を行う場合であっても、静電気の帯電を少なくし、静電気によって発生する吸着力の影響も少なくできるので、摩擦の増加を防止し、DJは、操作円盤部20を円滑に回転操作することができる。
【0040】
図1に示すCDプレーヤの操作部15の操作円盤部20は、円盤部24とともに予め定められた速度で回転している状態から、操作円盤部20を回転操作することにより、スクラッチ再生等の特殊再生を行うことができる構造となっている。このため、操作円盤部20の操作終了後、操作円盤部20は、直ちに、予め定められた速度及び回転方向で回転を再開することができ、特殊再生から通常再生に瞬時に切り替えることができる。
【0041】
本実施例のスケール円盤部32、34は開口部を設ける構成としたが、スケール円盤部32、34の材質を透明又は半透明のプラスチックとして、長方形の開口部の代わりにカーボンを含む印刷塗料で長方形を印刷し、光センサ部33、35で検出する構成として実施することもできる。
【0042】
本実施例のCDプレーヤは、モータ22の回転軸に固定したプーリ23からベルト26を介して円盤部24を回転させる構成としたが、モータ22の回転軸をシャフト29に直結し、モータ22が円盤部24を直接回転させる構成として実施することもできる。
【0043】
本実施例のCDプレーヤは、DJが意図したタイミングで通常再生に戻る制御を行うとともに、操作円盤部20により、アナログレコードプレーヤを用いて特殊再生を行う場合と同様の操作性を備える。
なお、本実施例はCDプレーヤを例にあげて説明したが、本発明は、CD以外のディスクを再生するディスク再生装置に適用して実施することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明のディスク再生装置によれば、操作円盤部と円盤部との間の静電気の発生による帯電量の増加に伴う吸着力の増加を防止し、操作性を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク再生装置の一実施例であるCDプレーヤの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例のCDプレーヤの操作円盤部を含む機構全体を側面から見た断面の構成を示す図。
【図3】本実施例のCDプレーヤのスケール円盤部の開口部と光センサ部の配置を示す図。
【図4】本実施例のCDプレーヤの操作円盤部の開口部による光センサ部の出力パルス信号を示す図。
【符号の説明】
1 ターンテーブル
2 スピンドルモータ
3 CD
4 サーボ制御部
5 光ピックアップ
6 再生アンプ
7 信号処理部
8 メモリ制御部
9 RAM
10 DAC
11 アンプ
12 出力端子
13 制御部
14 表示部
15 操作部
20 操作円盤部
21 パネル
22 モータ
23 プーリ
24 円盤部
24a プーリ部
24b スケール保持部
25 保持部
26 ベルト
27 導電性シート
28 シート
29 シャフト
30 固定保持部
31 スケール保持部
32、34 スケール円盤部
33、35 光センサ部

Claims (1)

  1. ディスクに記録されたオーディオデータを再生する再生部と、前記再生部が再生したオーディオデータを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を指示する読出指示部とを備えたディスク再生装置において、前記読出指示部は、前記記憶部に記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を指示する操作円盤部と、前記操作円盤部を載置する円盤部と、前記円盤部を回転駆動する駆動部と、前記操作円盤部の回転速度及び回転方向を検出する第1検出部と、前記円盤部の回転速度を検出する第2検出部と、前記第1検出部により検出された前記操作円盤部の回転速度及び回転方向に従って前記記憶部に記憶したオーディオデータの読み出し速度及び読み出し順序を制御するとともに、前記第2検出部により検出された前記円盤部の回転速度が一定になるように前記駆動部を制御する制御部とを備え、前記操作円盤部と前記円盤部との間に導電性シートを配設したことを特徴とするディスク再生装置。
JP2003074233A 2003-03-18 2003-03-18 ディスク再生装置 Withdrawn JP2004281003A (ja)

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