JP2004280782A - タッチシート、タッチシートの製造方法、タッチシートを有するメニューパネル装置、及び接客注文システム - Google Patents

タッチシート、タッチシートの製造方法、タッチシートを有するメニューパネル装置、及び接客注文システム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、低コストで製造可能な、タッチシートの製造方法、及びタッチシートを有するメニューパネル装置、接客注文システムを提供する。
【解決手段】 本発明のタッチシートの製造方法は、所定の領域の加圧によって電気的に導通する弾性体123において、前記弾性体123の表裏に互いが格子状になるように直接導電パターン配線121、122を形成する。
【選択図】 図36

Description

本発明は、感圧センサを利用した押下位置検出方法、及びその方法を利用したタッチシート、メニューパネル装置に関する。
一般にレストラン等において注文する際には、従業者がハンディーターミナルを用いて注文情報を入力する方法が多くみられる。その際に使用するハンディーターミナルは予めプログラム等により所定の様式でメニューが表示されるとともに注文を受けることができる。
しかし、レストラン等の接客サービス業ではメニュー変更が度々行われるのが通常である。従って、メニュー変更の度にプログラムの修正等を行うのは大変な労力とコストが必要となる。
また、注文等の際、お客さんの側で注文する商品(食事等)の入力ができれば、経営側としては従業者を削減できるので人件費を節約でき、便利である。
また、ハンディーターミナルを使用する場合、その他にサーバや管理費、メニュー変更にともなうプログラムの変更等、非常にコストが嵩む。
本発明が解決しようとする課題には、上記した問題が一例として挙げられる。
そこで、本発明は、低コストで製造可能な、タッチシートの製造方法、及びタッチシートを有するメニューパネル装置、接客注文システムを提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明のタッチシートの製造方法は、所定の領域の加圧によって電気的に導通する弾性体としての加圧導電体(123)において、前記シートの表裏に互いが格子状になるように直接導電パターン配線(121、122)を形成する。また、前記導電パターン配線は、導電性インク、導電性ペーストのいずれか一方によって形成される。
これにより、利用者の押圧等を検出するための検出部の部品数を少なくすることができるとともに、容易に且つ安価に製造することができる。また、部品点数の省略化により検出部を薄くすることができる。
また、本発明のメニューパネル装置(110)は、前記タッチシート製造方法によって製造されたタッチシートとしてのタッチセンサ部(116)と、タッチセンサ部の上面に備えられる表示部(113a、113)と、前記表示部の押下によってタッチセンサ部の所定部が押下され、前記表示部に表示された表示体情報を特定するための制御部(117)と、を具備している。また、前記制御部は、利用者によって押下された領域を特定する領域特定手段と、前記特定した領域から利用者が注文したメニュー項目を特定するメニュー項目特定手段と、を具備している。更に、ページを検出するためのページ検出手段(235、237、230)を具備している。このページ検出手段は、ページごとにICタグ(235)を備え、ICタグ情報検出装置(237)によりこのICタグ(235)の情報を読み取り、制御装置(230)によって、利用者が選択したページを前記ICタグの情報に基づいて検出する。
これにより、利用者によって押下された箇所が何のメニュー項目に該当するかを検知することができる。また、メニュー項目が複数ページに亘って表示されている場合において、何ページの何のメニュー項目に該当するかを検知することが可能である。
また、メニューパネル装置は、複数の特定領域から構成される領域において、少なくとも1つの特定領域に接触したことを検知するための検知手段と、検知手段に基づいて音声(効果音、誤操作警告音)を出力する手段と、を具備している。また、音声を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段により入力した音声に対応して他の音声(例えば、店舗関係者の音声)が出力される音声出力手段と、を具備している。
これにより、利用者による特定領域の指定が行われたか否か、トラブル等の場合に担当者からの伝言等を聞くことができる。
また、メニューパネル装置は、複数の特定領域から構成される領域において、少なくとも1つの特定領域に接触したことを検知するための検知手段と、検知手段に基づいて特定領域の領域情報を抽出する領域情報抽出手段と、領域情報に基づいてその領域に対応する発光表示手段を発光させるための発光手段と、を具備している。
これにより、所定領域内において利用者によって特定領域(メニュー項目等)が押圧されると、その押圧を検知し、押圧された部分における特定領域が発光するため、複数のメニュー項目等を指定する場合に、視覚的に何を注文したのかを容易に知ることができる。
また、本発明の接客注文システムは、上記メニューパネル装置を利用して注文可能な接客注文システムであって、利用者によって押下された領域を特定する領域特定手段と、前記特定した領域から利用者が注文したメニュー項目を特定するメニュー項目特定手段と、前記特定したメニュー項目を送信する送信手段と、前記送信されたメニュー項目を表示する有機EL等による表示手段と、を具備している。また、前記メニューパネル装置はネットワーク(23)を介して前記メニュー項目の情報が記憶されているサーバ(24)と接続され、前記サーバからメニュー情報を取得するメニュー情報取得手段を具備している。
これにより、メニューパネル装置に表示されるメニュー項目情報をサーバから読み出して表示するようにしたので、メニュー項目情報の変更等をしても店舗ごとに変更設定等を必要とせず、その変更等に対応できる。
以下、本発明のタッチシートの製造方法、及びタッチシートを有するメニューパネル装置、接客注文システムについて説明する。
図1は、本実施形態の片開き式メニューパネル装置の外観図、図2は両開き式メニューパネル装置の外観図である。
図示のように、本実施例によるメニューパネル装置は、メニュータブレット2の裏面に設置された充電可能なシート状二次電池5又は角型二次電池10と、メニュータブレットの端部に設置される制御部3と、外部からの給電用接触端子4と、メニューが印刷表示されたメニューシートのページを識別するセンサ8と、メニュータブレット2の端部に設置される携帯端末1と、を備えている。ここで、メニューとは、例えば、顧客に提供する商品の写真、値段、商品名等である。また、メニュータブレット2の端部であって制御部3に形成されたICカードソケット6とを有しており、このICカードソケット6にはICカード7が挿入されるようになっている。また、携帯端末1は送受信機としてパケット通信機能を有した市販の送受信器としての携帯電話、PHS等である。
さらに、図1に示す装置は、片面にメニューが印刷されたメニューシートが交換可能に収納された透明の袋体9、9が備えられている。前記メニュータブレット2の比較的硬いボード面5には、例えば、注文操作面が形成され、この注文操作面の裏面側にはタッチシートが内蔵されている。顧客が注文するときには、前記注文操作面を指で操作すると共に、前記袋体9をボード面5に重ね合わせて所望のメニューを指で押圧し、ボード面5内のタッチシートを作動せしめる。このとき、センサ8はどの袋体9内のメニューシートが選択されたかを検出する。
その検知手段としては、例えば、図3(a)、図3(b)に示すセンサ等を使用して行う。
図3(a)は、センサ8に対応する各袋体9の付け根部分に数の異なる開口600〜603を設け、その数によって開いたページを検出する。この場合、見開き2ページ分を1ページとして検出する。
例えば、袋体9が2枚の場合には、一枚目の袋体9には2つの開口600、601、二枚目の袋体9には1つの開口602を形成する。センサ8はこの開口600〜602の穴数を検出することによりページを検出する。即ち、センサ8が2つの開口600、601を検出した場合には、1ページ目が選択されたことを示す。この場合、1ページ目とは一枚目の袋体9の裏面と二枚目の袋体9の表面となり、2ページ目は2枚目の袋体9と3枚目の袋体9(最終ページのボード面13)の表面となる。
また、この開口600〜602はタグ等であってもよく、ページ毎に何らかの目印(開口、タグ)を備え、センサ8がその目印との整合を検出できればよい。
また、開口等によりページ数を検出する場合には、センサ8はボード面5の片面のみ(図上左側)に形成される。
また、図3(b)に示すように、開口の代わりに磁気部700、701を第1、2の袋体9上の異なる位置に形成し、袋体9の重なり状態を磁気部の数により検出するようにしてもよい。
また、磁気等によりページ数を検出する場合には、センサ8はボード面5のどちらかの面、又は両面に形成される。両面に配設することにより、一方のセンサ8がセンサ不良等を起こしても片方のセンサ8によりページ数を読み取れる。また、両方のセンサ8で整合性を検出するため検出不良が起きにくい。
図2は、両開きのメニュータブレット12を示し、このメニュータブレット12は片側のボード面5に加えて、他方側にボード面13を備え、このボード面13上にはボード面5と同様にセンサ18を備え、このボード面13上にはメニューシートが付着されている。
前記各袋体9内には、両面にメニューが印刷されたメニューシートが収納され、メニュー表示部として機能する。また、このメニューシートには図3(a)、(b)に示すものと同様の袋体9の検出手段が設けられている。袋体9が左側のボード面5に重ねられた場合には、センサ8が動作し、袋体9が右側のボード面5に重ねられたときにはセンサ18が動作することにより、どのメニューが選択されたかが検出される。
なお、前記制御部3には、入力ボタン500が設けられ、この入力ボタン500を押した状態でメニューを押圧してタッチセンサを動作せしめないとメニューが選択されないようになっている。これは、レストランのテーブル上ではメニューシートの上に誤ってコップを置いたりするので、このときにはメニューがインプットされないようにするために入力ボタン500を押圧することをAND条件としたものである。また、制御部3がスリープ状態にある場合に入力ボタン500の押下によるエッジ検出でウェークアップされる。
更に、図1、2において、携帯電話1の代わりに無線LAN15を加えることもでき、携帯電話1と無線LAN15とが一体になったものを使用することもできる。
図4は、本発明の一実施例によるメニューパネル装置の充電器の構成図である。図に示すように、同メニューパネル装置は、装置ごと充電アダプタにセットされ、充電器によって充電することができる。
図1、図2に示す充電用接触部4は、図4のような充電アダプタを使用するときは、制御部3と反対のエッジ側に給電用接触部を配置して設置するようにする。
前記メニュータブレット2は、所定箇所に接触(押圧)することによりその接触部分を検知するタッチセンサ部として機能し、タッチパネル方式であり、タッチシートとしては、加圧導電ゴムを使用したもの、超音波を使用したもの等種々存在するが、いかなるタイプのものでもよい。タブレット2の少なくとも1片には基板上にタッチシートが重ね合わせられている。
また、上述のものにおいては、メニューシートは印刷されており、メニューの変更、価格の変更の際には、印刷をやり直す必要があるが、このメニューシートの代わりに、有機EL、液晶等を利用した薄いディスプレイシートをタッチパネルシートに重ね合わすようにして、メニューを表示するようにしてもよい。このようにすれば、メニュー変更が容易であるとともに、メニュー表示面は1枚で済み、外部から無線で種々の設定メニュー表示が可能となる。この場合、ディスプレイ面は一面のみでよい。
更に、また、図5、6に示すように半分に折りたためる1枚のメニューシート300(メニューのイメージ、番号、価格が表示されている)の片側に送受信機301及び種々の操作を行う制御部302と表示部を備えた簡易なものでもよく、例えばメニューシート300の層構成は、基板310、印刷層311、タッチセンサ層312及びカバー層313で構成される。
図7は、本発明の一実施例による接客注文システムの概略図である。なお、この接客注文システムにおいて使用されるメニューパネル装置22aは、メニューを有機ELを用いて表示する形態のものである。
同図に示すように、店舗A21、及び店舗B21a内に設置されるクライアントPC22、22と、店舗内のテーブル上に設置されるメニューパネル装置22a、22a、…、22aは、インターネット網23に接続されている。なお、店舗A21は日本国内、店舗B22は外国であっても良く、国内に置かれるサーバ24は、国内に限らず国外の店舗も管理できるホームページを置くことができる。
図示のように、店舗A21、店舗B21a内のクライアントPC22、22と、各店舗タブレットに設置されるタブレットとしてのメニューパネル装置22a、22a、…、22aは、インターネット網23を介して、インターネットサーバ24と接続されている。また、メニューパネル装置22aは、各店舗のテーブルごとに設置される。なお、店舗A21は日本国内、店舗B22は外国であっても良く、国内に置かれるインターネットサーバ24は、国内に限らず国外の店舗も管理できるホームページ等を置くことができる。
インターネットサーバ24は、各店舗に表示するメニュー情報を記憶するための記憶部と、そのメニュー情報をパネル装置の要求により送信するための送信部と、を備えている。各店舗に設置されたメニューパネル装置はこのメニュー情報を抽出(ダウンロード等)して、有機EL等からなるメニュー表示部に表示する。また、このメニュー情報には、例えば、複数の種類の料理メニューの値段・画像(メニュー項目情報)、領域情報等が含まれている。メニューパネル装置22aに表示されるのは、値段や画像情報である。領域情報とは、メニューパネル装置22aに表示される各料理メニューの画像、値段等の部分の領域情報をいう。メニューパネル装置は、利用者によって押圧された位置から、この領域情報に基づいて、どの料理メニューが選択されたかを特定する。
図8は、本発明の一実施例による行マトリクス配線面と列マトリクス配線面の構成図である。
図9は、本発明の一実施例による加圧導電ゴムシートを図8の行マトリクス配線面と列マトリクス配線面とで張り合わせた場合の要部構成図である。
同図に示すように、FPC基板25は、行マトリクス26aからなる行マトリクス配線面26と列マトリクス27aからなる列マトリクス配線面27とから構成される。また、行マトリクス配線面26と列マトリクス配線面27との間には、曲折し易くするための切り欠き28、28、…、28が設けられる。この行と列のマトリクス配線面26、27の間に接点部材としての加圧導電ゴムシート29を挟んで使用することにより、マトリクスの交叉する場所の接点が得られる。本システムで使用するメニューパネル装置22aは、料理写真や献立表の項目選択を指でタッチ押下して実現するものであるので、マトリクスの目を細かくする必要性がなく人差し指の先端面積ほどの目となる程度でよい。
図10は、本発明の一実施例による図9の加圧導電ゴムシートを図8の行マトリクス配線面と列マトリクス配線面とで張り合わせた場合の折り曲げ部位の要部構成図である。
同図に示すように、一方の端部30a、31aを張り合わせてなる2枚のタブレット30、31の一方のタブレット30の所定位置に折れ曲がり部32が形成されている。この折れ曲がり部32は見開き部となるので耐久性を向上させる必要があるため、図11に示す対策を講じている。すなわち、図11は、本発明の一実施例によるゴム芯棒に導線をスパイラル状に巻いた場合の構成図である。
同図に示すように、直径0.2ミリメートルのゴム心棒33に直径0.05ミリメートルの細線導線34をスパイラル状に巻くことにより、可撓性を向上させることができる。具体的には、図10の見開き折り曲げ部配線の各渡り信号線として可撓性を増したスパイラル線を設置し、このスパイラル線がタブレットの開閉につれて折曲げさせるようにしてタブレット間を導通させる。各信号線の電気的接続は異方性導電膜を使用して接続する。また、折り曲げ部32の配線を可塑性のある市販導電インク又は導電塗料で配線するようにしてもよい。
図12は、本発明の一実施例によるメニューパネル装置の制御部を示す構成図である。
同図に示すように、同装置の制御部35は、CPU36、TIMER37、PIO38、38a、ROM39、RAM40、FROM41、SIO42、42a、がバス43を介して接続される。また、PIO38、38aは、ページ検出用の光電スイッチ44、磁気センサ等、及び接点マトリクス45と接続される。また、SIO42、42aは、無線電話53、及びICカード47と接続される。なお、ICカードは、顧客が保有するもので本装置に挿入して用いられる。
図13は、本発明の一実施例による図12に示した接点マトリクスの拡大図である。同図に示すように、指でタッチした接触部分を検知する接点マトリクス45は、複数の入力線46、46、…、46と複数の出力線制御信号線47、47、…、47とがそれぞれ交差して接点部48を構成したもので、それぞれの入力線46には集合抵抗器49が接続され、接触部分の抵抗値の変化によってその位置を検出する。
図14は、本発明の一実施例によるメニューパネル装置の電力系統図であり、外部充電器で充電される回路が示されている。
同図に示すように、無線電話53を充電器と接続して給電する。このとき、メニューパネル装置は充電器に置いて充電を行う。外部コネクタ50は、充電しながらメニューパネル装置22aを使用する場合に用いる。なお、本システムで使用されるメニューパネル装置22aは、顧客がテーブル上でタッチ操作をするとき以外は外部充電器に接続されている。また、本メニューパネル装置22aは、タブレット制御部51とシート状二次電池52を備えてもよい。
図15は、本発明の一実施例によるタブレットの表面に貼付する操作モードを表示する印刷シートの構成図である。この印刷シートは、例えば図1の開いた状態の片面に表示される。
同図に示すように、印刷シート55は、領域A〜領域C56、57、58の本システムで固有の3つの領域から構成される。領域A56は、英数字記号キーが設置される領域である。領域B57は、ICカードリーダライタが搭載される場合のカード排出キー57a、カード精算キー57b、カード入金キー57c、及び実行キー57d等の特殊機能キーが設置される領域である。領域C58は、携帯端末46の表示を見ながら操作するためのキー操作部である。呼び出しキー58aと、キャンセルキー58bと、注文キー58cと、電源キー58dと、上下左右に移動させるための矢印キー58eと、を備えている。呼び出しキー58aはウェートレス等の呼び出しに使用し、キャンセルキー58bは携帯電話表示部に表示された注文内容をキャンセルするためのキーである。注文は、料理注文シートでタブレット入力した後、注文キー58cの押下で注文情報が送信されることで行われる。電源キー58dは入力ボタン500と共に装置をウェークアップさせる際に使用し、途中状態から安定な初期状態に変更する時、及びクリアーする時に使用する。但し、ICカードリーダライタが搭載される場合はICカード47の挿入でウェークアップされ、ICカード47が搭載されていない場合、領域B57は他の用途に使用される。
図16は、本発明の一実施例による設定用タブレットシートの構成図である。このシートは、図15の印刷シートの次に重ねて設けてもよいし、図2の両開きの一方に設けてもよい。また、ICタグを設定シートに設置し、設定シートをセパレートシートとして使用する場合は、メニューパネル装置の基材に直接置いて設定シートを認識させる。この設定シートは設定を行う以外は通常使用しないので、全ての設定が完了した後はこの設定シートをメニューパネル装置から除外する。
同図に示すように、設定用タブレットシート60は、英数字記号キー領域61と、価格等設定キー62a、座標設定完キー62b、座標設定キー62c、一括受信キー62d、PRG受信キー62e、及びページ認識開始キー62f等が設置される第1の領域62と、DELキー63a、BSキー63b、キャンセルキー63c、Enterキー63d、及び上下左右に移動させるための矢印キー63eが設置される第2の領域63と、で構成される。
また、図示しないタブレット上に設置された光電スイッチにより、通常のタブレットシート、インデックスで1、3、7、15、31、63、127、255の8種類のコードが得られ、設定用タブレットシート60のインデックス64、65の位置は、この8種類以外のコードとなるように決める。
また、プログラムのダウンロードやメニューシート変更に伴う座標設定を行う。
以下に本発明の一実施例による処理手順を図17から図27を用いて説明する。
図17は、メニューパネル装置の設定のための操作項目フローである。この設定は、各店舗ごとにユーザが行うものであり、店舗のコンピュータにより送信機を介してメニューをセットするものに適用し、印刷シートには設定できない。
まず、店舗のコンピュータにて初期設定をWEB上で設定入力する。初期設定とは、設定用ページを開き、料理名、価格、テーブル個数、消費税率、及びテーブル番号/無線式タブレット固有番号対応表等の基本情報を設定するものである(S1)。
次に、メニューパネル装置の1台目の設定をする。プログラムを自店舗用ホームページURLのサーバからダウンロードし(S2)、タブレットの料理名/押下領域の対応付け操作と設定を行い(S3)、価格、消費税率等をメニュータブレットへサーバからダウンロード設定(S4)を行う。ICタグを用いてページングを行う場合は、S3に先立ってページごとに備えられているICタグのページ認識操作を行う。
2台目以降の設定は、1台ごとに一括してメニューパネル装置にサーバからダウンロードする(S5)。
上記設定を終了すると、運用可能状態となる。以後、メニューパネル装置で料理をタッチ指定して、料理の注文が可能となる(S6)。
なお、上記フロー及び以後のフローで、メニューパネル装置から、料理名を送信せずにタッチされたX−Y座標を送信し、サーバで料理名を特定しても同様の機能を達成できる。
図18は、顧客がメニューパネル装置を用いて、料理を注文する際のオンラインによる自動化工程のフローである。
メニューパネル装置の入力ボタンスイッチ500と電源ボタンキーのONでウェークアップさせる(S11)。ICカードがある場合は、カードの挿入でウェークアップさせる。注文するメニューをタッチして選択し、料理番号と個数リストを作成表示する(S12)。「注文ON?」の表示(S13)があれば、注文ボタンを押して注文情報を送信する(S14)。表示が無ければ、S12の処理の前に戻る。
サーバ側で注文情報を受信すると、タブレット固有番号からテーブル番号を特定する。また、再送されてきたデータに注文時刻を付加し、WEB上のデータを更新する。WEBのクライアントが表示の更新を行った後にテーブルの追加注文入力があった場合、その注文は新規注文扱いとするが、更新前であれば追加注文として現在注文内容に加える(S15)。
注文終了後、ICカードを取り出すと(S16)、スリープ状態になる(S18)。再度注文をする場合は、一定時間内に再入力する(S17)。
図19は、店舗側への料理作成指示及び請求書の発行までのオンラインによる自動化工程を示すフローである。料理作成指示は表示装置又は印刷物によってもよく、現在はそれら方法が用いられている。
まず、自店舗用ホームページを開く(S21)。サーバから、テーブルの注文状況の更新データが送信されるので(S22)、各テーブルの注文状況を表示更新する(S23)。過去の注文と同一の場合は一定時間ウェートし(S24)、異なる場合は料理名と顧客数を厨房に通知する(S25)。
一旦注文が終了すると、注文内容、テーブル番号、及び注文時刻を印字出力し、請求書を作成する(S26)。
履歴を二次記憶装置に格納した後(S27)、一定時間ウェートし、別の注文の指示待ち状態となる。
図20は、インターネットWEBを用いてのメニューパネル装置とサーバ間の詳細な交信状況を示すフローである。
メニューパネル装置で、URLを送信する(S31)。サーバからWEB表示情報が送信されると(S32)、メニューパネル装置にWEBが表示される(S33)。タブレット固有番号通知を通知すると(S34)、サーバはタブレット番号から店舗及びテーブル番号を取得し、指定店舗のホームページ内のタブレット用テーブルページ表示情報が送信される(S35)。自店舗のホームページ内のテーブルページ表示情報を表示し(S36)、注文待ち状態となる。
注文ボタンの押下待ちで注文を受け付けると、内部で同一料理名ごとに個数を積算して表示する(S37)。注文ボタンの押下で注文情報を送信し(S38)、応答を待つ(S39)。サーバ側では、注文情報を受信し、ホームページ内のタブレット用テーブルページを更新する(S40)。タブレット用テーブルページの情報を店舗用テーブルページに情報を移動させ、タブレット用テーブルページの情報をクリアし、その表示情報を送信する(S41)と、メニューパネル装置に「注文が完了しました」と表示される(S42)。その後再び、注文待ち状態となる。
図21は、タブレット制御プログラムと店舗専用URLを回線からダウンロードする手続きを示すフローである。同図で示される操作は、タッチ領域設定操作を行う前に、各メニューパネル装置にプログラムとURLをダウンロードしておくものである。
メニューパネル装置の入力ボタンスイッチ500と電源ボタンキーをONし、設定シートのPRG受信ボタンを押下で(S51)、所定のURLヘアクセスする(S52)。サーバ側で、パスワードの入力の要求があれば(S53)、パスワードを入力する(S54)。
次に、メニュー表示情報が送信されるので(S55)、新規プログラム&店舗専用URLのダウンロードを選択する(S56)。サーバ側ではプログラム及び店舗用URLの送信を準備後、プログラム及び店舗用URLの送信を行う(S57)。ダウンロードを開始し、メニューパネル装置の制御部にプログラムと店舗用URLを送信する(S58)。メニューパネル装置の電源をOFFして終了する(S59)。
図22は、品名と押下矩形領域座標の対応付けて登録する手続きを示すフローである。
メニューパネル装置の入力ボタンスイッチ500と電源ボタンキーをONする(S61)。設置シートの座標設定ボタンが押下されると、自店舗専用URLを送信し、ホームページのタブレット設定ページを開き、パスワードを入力する(S62)。サーバから、タブレット設定ページの表示情報が送信されるので(S63)、料理名のダウンロードを選択する(S64)。サーバ側では、料理名の送信を開始し(S65)、料理番号及び料理名の送信を実行する(S66)。料理番号、料理名の受信情報をメニューパネル装置の制御部に送信し、編集用LCDに表示する(S67)。サーバ側には、ダウンロードの完了を通知する(S68)。サーバ側では、クライアントPCに、タブレットシートの1料理ごとのタッチ領域を設定するためにページ番号と料理番号を送信すると(S69)、指定タブレットシートページ内の料理名を指定するので(S70)、各メニューパネル装置に料理番号、料理名が表示される(S71)。
次に、編集用LCDに表示指定された料理名に対応する矩形タッチ領域を2ポイント押下し、得られた矩形座標情報をサーバに送信する。(S72)。サーバ側では、指定の料理名に対して受信した座標を記録し、クライアント側設定ページをグラフィックで表現する(S73)。また、パネル上の表示をACK送信によって消去する。一方、クライアントPCでも受信した座標がグラフィックで表示され(S74)、更に、次の料理について指定する(S74)。
メニューパネル装置のEnterボタンを押下し指定の料理について完了させると(S75)、サーバ側では指定の料理に対するタッチ領域を矩形領域の集合として記憶し(S76)、クライアントPCではタッチ領域が矩形領域で表示され、決定ボタンで決定する(S77)。
メニューパネル装置の操作の終了(S78)、つまり、タブレットシートの全頁の入力がまだの場合は、S72の処理の前に戻り、完了していれば、座標設定完ボタン押下しサーバに送信する(S79)。
サーバ側では、タッチ領域設定情報としてタブレットヘ全ての情報を送信し、その際、送信中と表示する(S80)。クライアントPCでも、自動表示更新し、送信中と表示する(S81)。無線携帯電話や無線LANのネットワーク通信装置はサーバ側からのタッチ領域設定情報を受信し、メニューパネル装置の制御部へ送信する(S82)。
受信完了をサーバに送信すると(S83)、サーバはタッチ領域設定情報送信完了状態となる(S84)。クライアントPCは、表示情報を更新し、タッチ可能を表示する(S85)。メニューパネル装置の電源をOFFして終了する(S86)。
上記の設定により、写真又は献立表に示されるそれぞれの料理名とタッチして認識される領域が対応付けされる。したがって、この時点で1台分のメニューパネル装置は動作可能となり、試験的に料理をタッチ指定して確認できる状態となる。
図23は、料理名とその押下領域座標の対応表等のダウンロード情報を他のメニューパネル装置に一括してダウンロードする手続を示すフローである。
各メニューパネル装置の入力ボタンスイッチ500と電源ボタンキーをONする(S91)。タブレット型メニューパネル1台ごとに一括受信ボタンを押下してタッチ領域設定情報をダウンロードする準備をする(S92)。サーバは、タッチ領域設定情報を送信し、その際、送信中と表示する(S93)。同時に、クライアントPCも送信中と表示する(S94)。
また、サーバは、タッチ領域設定情報を受信してメニューパネル装置の制御部に送信する(S95)。
受信が完了すると完了と表示し、完了通知を送信する(S96)。サーバ側では、タッチ領域設定情報送信完了と表示し(S97)、クライアントPCでも、完了と表示する(S98)。メニューパネル装置の電源をOFFして終了する(S99)。
上記の操作により、タッチしてサーバに注文情報を送信することが可能状態となる。同様に未設定のメニューパネル装置についても実行して設定を行う。
図24は、メニューパネル装置の制御部に価格設定情報及び消費税率設定情報の設定工程を示すフローである。
まず、メニューパネル装置の入力ボタンスイッチ500と電源ボタンキーをONする(S91)。
サーバでは、価格設定及び消費税率設定ページを開き、クライアントPCに、表示情報を送信する(S102)。クライアントPCでは、同設定ページを開き、情報を表示し(S103)、設定情報を入力する(S104)。
全ての入力が完了したら、設定ボタンを押下してサーバ内に反映更新させる(S105、S106)。
メニューパネル装置の価格等設定ボタンを押下して設定情報送信要求を発行すると(S107)、サーバ側から価格設定情報及び消費税率設定情報を送信される。この際、サーバには、送信中と表示する(S108)。同時に、クライアントPCも送信中と表示する(S109)。
メニューパネル装置に受信した価格設定情報及び消費税率設定情報をタブレット型メニューパネルの制御部に送信する(S110)。
受信完了をサーバに送信すると(S111)、価格設定情報及び消費税率設定情報送信完了と表示し(S112)、クライアントPCでも、完了と表示する(S113)。メニューパネル装置の電源をOFFして終了する(S114)。
図25は、ICプリペイドカードを使用しての注文、支払い状況を示すフローである同図に示すフローでは、プリペイド分とポストペイド分の両方で運用が可能となっている。
まず、メニューパネル装置に、ICカード挿入して(S121)、ウェークアップさせる(S122)。ICカードのユーザIDを読み取った後(S123)、残度数の読み取りを行い、残度数の表示をする(S124)。サーバに接続し、タブレット固有番号を送信する(S125)。
次に、料理名又は料理写真をタッチし、注文ボタン押下で残度数から注文代金分を減算しICカードに記録して更新する。注文額が残度数より大きい場合は不足額を算出し、残度数を0としてICカードに記録する。注文情報と共に不足額、プリペイド度数減算額及びユーザIDを付加してサーバ側へ送信する。注文が無ければ待機する(S126)。このとき、サーバ側では店舗ごとに度数の引き落とし額を積算する。また、不足額はレジにて清算できる様に請求明細書に記録される(明細書と共に配膳される)。
メニューパネル装置からカードを排出する(S127)と、カード排出信号がONされる(S128)。カードを排出しない場合は、S126の処理の前に戻る。
図26は、メニューパネル装置を使用し、カードオーナーが口座振込みを行ってICカードに入金する手順を示すフローである。
まず、メニューパネル装置にICカード挿入して(S131)、ウェークアップさせる(S132)。ICカードのユーザIDを読み取ったら(S133)、残度数の読み取りを行い、残度数の表示をする(S134)。サーバに接続し、タブレット固有番号を送信する(S135)。
次に、入金ボタンを押下し、振込みモードに画面遷移して、振込み操作を行う。振込み先口座番号は内部に記憶して既登録の同一銀行同一本支店口座番号を探し出して自動送信する(S136)。このとき、振込み確認は数日要するので、暫定的にICカードに記録しておく。
振込み操作で入力した振込み金額分を、暫定入金額としてICプリペイドカードの暫定金額に度数加算を行う(S137)。
なお、数日後に再度使用したとき、暫定入金度数は使用可能度数として移動される。また、使用可能度数領域と暫定度数領域を区別する。また、入金時使用可能な度数が仮に0円であった場合は現金支払いで対応する。
最後に、カードを排出して入金処理を終了する(S138)。
図27は、ICプリペイドカードに記録されている残度数の精算方法の手順を示すフローである。
まず、メニューパネル装置に、ICカード挿入して(S141)、ウェークアップさせる(S142)。ICカードのユーザIDを読み取ったら(S143)、残度数の読み取りを行い、残度数の表示をする(S144)。サーバに接続し、タブレット固有番号を送信し、サーバと接続する(S145)。
サーバから、初期画面表示情報が送信される(S146)。
メニューパネル装置の精算ボタンを押下すると(S147)、残度数が精算可能か判定される(S148)。積算可能な場合は、サーバに対してICカード精算画面表示要求を送信する(S149)。積算不可能な場合は、「精算できません」と表示し、注文モードに切り替える(S160)。
サーバから、銀行名選択画面表示情報が送信されるので(S150)、個人預金口座の銀行名を選択する(S151)。サーバには、選択された銀行名が記憶される(S152)。次に、本支店名選択画面表示情報が送信されるので(S153)、本支店名を選択する(S154)。サーバには、選択された本支店名が記憶され、預金口座番号入力画面表示情報が送信される(S155)。預金口座番号を入力し、実行ボタン押下でICカードから読み出した残度数と共にデータ送信する(S156)。サーバには、預金口座番号と精算すべき残度数を記憶され、「振込み手続き完了しました」の表示情報を送信する(S157)。メニューパネル装置に、「振込み手続き完了しました」と表示し、ICカードの残度数を0に書き換え変更する(S159)。
メニューパネル装置からICカードを排出して残度数の積算処理を終了する(S160)。
次に、メニューパネル装置の制御部のプログラムついて、図26と図27を用いて説明する。
図28は、メニューパネル装置の制御部のプログラム(PowerOn)を示すフローである。
メニューパネル装置のPowerOnすると、初期化(S171)を行い、OS処理をする(S172)。
メニューパネル装置の電源をOFFすると(S173)、スリープモードヘ移行しCPUが停止する(S174)。
電源ボタンのタッチ検出でCPUを起動させると(S175)、また、S173で電源をOFFしない場合は、S171の処理の前に戻る。
図29は、メニューパネル装置の制御部のプログラム(イベント処理)を示すフローである。
メニューパネル装置のイベント番号の処理ヘスイッチングを行うと(S181)、以下の4つの処理が行われる。
ローダ処理(S182)、タッチマトリクス処理とページ認識処理(S183)、携帯電話コマンド処理(S184)、及びICカードコマンド処理(S185)、で、それぞれの処理後、OSへ復帰する(S186)。
次に、本システムの電子決済システムについて図30を用いて説明する。図中の太線の部分が、当該電子決済に該当する部分であり、電子決済とは、プリペイド運営主体が店舗別に度数の減算数を積算集計し、1注文毎に固定で決められた手数料に注文数を掛けた金額を減じて支払い額を計算機が自動計算し、計算機を用いて店舗の預金口座へ支払い金額の自動振込みを行い、支払いを数日以内で完了する決済のことである。
また、太い矢印は、インターネット網70を介してデジタル通信で金額データが転送されることを意味する。まず、顧客に対して、各店舗が提供した物又はサービスヘの支払いが顧客保有のICプリペイドカード71によって行われる。
その支払いデータは、その都度、度数減算処理を行われて、運営主体サーバ会計75に送信される。運営主体サーバ会計75は、各店舗(A、B)76、77へ請求指示を出すとともに、支払額を自動計算し、各店舗ヘインターネット振込手続きをするために、運営主体口座がある運営主体銀行78に支払いデータを送信する。運営主体銀行78では、各店舗ごとに、店舗口座がある銀行79、80にそれぞれ電子振り込みする。
ICプリペイドカード71はメニューパネル装置22aに挿入して使用されるまた、ICプリペイドカード内の初期残度数をQとすると残度数=Q−AD1−BD1となっている。
ただし、ICプリペイドカード71はプリペイドカード運営主体が所定のフォーマットで書き込みを行い、初期残度数1,000円を記録しておき店舗内のレジで販売する。ICカードは偽造が困難で何度も再書き込みができるため、度数の減算課金、加算入金、及び精算が可能な媒体である。
以下に、オーダーシステムについて、図31と図32を用いて説明する。
オーダーシステムの導入には、以下の2つの方法がある。
一つは、ユーザ買い取りによる導入で、店舗内のみのネットワークを利用する。もう一つは、レンタルによる導入で、プリペイドICカードを使用して異なる店舗でも支払いが可能であるため、グローバルオーダーシステムを実現できる。また、オーダーシステムの特徴には、以下の6つがある。
1つ目として、レストランのような接客サービス店舗において顧客が自由に料理注文ができ、店舗従業員を待ってオーダーする必要がない。2つ目として、オーダーから厨房への指示、配膳、請求、支払いまで一貫して自動実現できる。3つ目として店舗運営主体は人件費の削減ができる。4つ目として、プリペイドICカードを使用して他店舗で支払いが可能である(レンタル)。5つ目として、プリペイドICカードにカード運営会社を通してオーダー装置で自動入金、精算、支払いが可能。また、店舗への支払いも電子決済で実現できる(レンタル)。6つ目として、レンタル会社は世界戦略の視野でビジネスが展開できる。レンタル会社はレンタル料として1注文あたりの手数料を徴収できる。
図31は、本システムの店舗内オーダーシステムを示す概念図である。
店舗85内の各テーブルにはメニューパネル装置86、86、…、86が置かれる。顧客はこのメニューパネル装置86を操作して注文を行うことができる。注文された情報は、メニューパネル装置86から送信され、中継器87を介して店舗内のコンピュータ88で受信される。このように注文情報をインターネット等の通信網を介することなく店内のコンピュータで受信してもよい。
また既に上記実施例で説明したように、インターネット等を介してサーバに送信してもよい。店内に設置されたコンピュータでは、インターネットを介して、又は店舗内の中継器を介して注文情報を受信する。このようにして受信した注文情報は、コンピュータの表示装置で閲覧できる他、厨房ディスプレイ89や、電子レジスタ90、プリンター91などで出力することができる。このとき出力できる情報は、注文情報の他、決済情報も含まれる。
図32は、本システムの買い取り方式オーダーシステムを示す概念図である。
図中のメニューパネルは、接客サービス業において、本システムのメニューを使用して顧客が直接注文し、厨房への指示(印刷物又は表示器)を可能とするシステム構成となっている。MODEMは、システムプログラムのダウンロード時に使用し、ダウンロード完了後は使用しない。
図33は、メニューパネルの構成を示すブロック図である。メニューパネル100は、制御部101、スイッチ部102、無線LANインターフェース部103、LCD表示部104、インデックス認識部105、バッテリー部106、及び充電器部106aから構成される。
スイッチ部102は、単純マトリックスに構成されたタッチパネルの機能を許可する。無線LANインターフェース部103は、無線LANカードが実装され、AirStationとの間で無線式通信を行う。LCD表示部104は、タッチ入力で指定した注文料理の品名と顧客数を表示し、上矢印、下矢印、追加、削除、全クリア、及び注文の6個のキー操作で編集できる。インデックス認識部105は、メニューに差し込まれる印刷物のページ番号を認識するために設置される。制御部101は、全体を制御し、マン、マシンインターフェースを処理する。制御プログラムとしてJAVA(登録商標)を使用し、CPU、RAMで構成される。バッテリー部106は、1日稼働できるに十分な電気量を蓄積し、電気系統はこのバッテリーで動作する。充電器部106aは、使用後バッテリーの充電用として実装する。充電器部への入力はDC電源から給電する。
なお、スイッチ部102、無線LANインターフェース部103、及びインデックス認識部105は制御部101に接続されており、制御部101は無線LANインターフェース部103及びLCD表示部104に接続されている。また、充電器部106aはバッテリー部106に接続されている。
(メニューパネル装置の他の実施形態)
以下、本実施形態のメニューパネル装置について説明する。
図34は、メニューパネル装置の構成図、図35は、図34のA−A断面図である。
メニューパネル装置110は、少なくともメニューを表示するためのメニュー表示部113と、メニュー表示部113に表示された複数の特定メニューから選択した選択メニューに接触(押圧)することによりその接触部分を検知するタッチセンサ部116と、検知した商品等の特定や特定した情報の送信等をするための制御部と、を備えている。また、各部113、116は制御部と電気的に接続される。また、後述するメニューパネル装置の様々な処理等については予め記憶部等に記憶されたプログラムに基づいて処理される。なお、タッチセンサ部116は上述のタッチシートとして機能する。
具体的には、図示のように、メニューパネル装置110は、略矩形状のタッチシートとしてのタッチセンサ部を含むタブレット112と、そのタブレット112の上面に備えられるメニュー表示部113としての片面にメニューが文字又はイメージ等で印刷されたメニューシート113aと、タブレット112の裏面に設置される充電可能なシート状二次電池114(又は角形二次電池)と、を備えている。
また、タブレット112は比較的堅い支持体115と、その支持体上に設けられるタッチセンサ部116と、を備えている。また、タブレット112の端部には、制御部としての制御装置117と、送受信機としての無線端末118と、が内蔵されている。また、無線端末118は制御装置117と電気的に接続される。また、タブレット112の所定部には外部からの給電用接触端子119が備えられている。また、タッチセンサ部116が透明体であれば、タッチセンサ部116と支持体115との間にメニューシート113aを備えるようにしてもよい。また、メニュー表示部113としてのメニューシート113aは、所定の様式で印刷された写真や絵と値段等からなり、商品ごとに区分けされた商品群から構成される紙面等である。また、ICカード120a等を使用できるように、タブレット112の端部にICカードソケット120を備えるようにしてもよい。ICカードソケット120は制御装置117と電気的に接続される。このICカードソケット120にはICカード120aが挿入される。
また、メニューシート113a以外の部材(タッチセンサ部116、制御装置としての基板126、支持体115等)は全体がラミネートされる。また、メニューシート113aはタッチセンサ部116の所定部に貼着される。好ましくは、メニューシート113aは、タッチセンサ部116から取り外し可能に取り付けられる。このようにすれば、電子機器部品等をラミネートし防水加工されているため、メニューシート113aに水等がかかることにより発生する故障等を防止できる。
また、無線端末118は、例えば、携帯電話等、無線LAN、及び携帯電話と無線LANとが一体になったもの等を使用することが可能である。更に、好ましくは、無線端末118は、ブルートゥース機能を備えているとよい。これにより近距離であれば容易にデータ(注文情報)の送受信が可能になるからである。
また、メニュー表示部は、タッチセンサ部116の上部にメニューシート113aを交換可能に収納するための透明の袋体を備え、その袋体にメニューシート113aを挿入するようにしてもよい、これにより、メニュー変更等によるメニューシートの入れ替えが容易になる。
また、タブレット112の上面には、例えば、前述した図15に示すような注文するための操作装置として機能する印刷シート55が備えられている。この印刷シート55は制御装置117と電気的に接続される。
また、本実施形態においても、前述した図4に示すように、メニューパネル装置は、装置ごと充電アダプタに給電用接触部119を介してセットされ、充電器によって充電することができる。
メニューパネル装置110は、タッチパネル方式であり、タッチシートとしては、加圧導電ゴムを使用したもの、超音波を使用したもの等種々存在するが、いかなるタイプのものでもよい。また、メニューパネル装置110は、本実施形態に示すように平面タブレット式に限られず、第1の実施形態において示した片開き式、両開き式のメニューパネル装置としてもよい。その場合は、タッチセンサ部の両面にメニューシートや有機EL等を備えて形成される。
タッチセンサ部の一例を図36に示す。
タッチセンサ部116は、上下面にそれぞれ直接、複数の行マトリクス121aから形成される行マトリクス配線面121と複数の列マトリクス122aから形成される列マトリクス配線面122とが形成された加圧導電体123である。この加圧導電体123とは、所定領域の加圧によって電気的に導通する弾性を有するシート(加圧導電ゴムシート等)である。また、行マトリクス配線面121と列マトリクス配線面122(導電パターン配線)とは加圧導電体123を介して格子状になるように形成されている。また、各行マトリクス121a、及び列マトリクス122aは一方の端部近傍において、導電体125、125(例えば、導電テープ)により電気的に接続され、回路が構成される。
また、加圧導電体の表裏面に形成する行、及び列マトリクス配線面121、122(パターン配線)は、好ましくは導電性インクを用いて直接シルク印刷、又はインクジェットによる吹き付け印刷により行う。また、塗布してもよい。また、導電性インクの代わりに導電性ペーストを用いてもよい。また、他の形態として離形シートに印刷、又は塗布した配線パターンを間接的に加圧導電体の表裏面に転写してパターン配線を形成するようにしてもよい。
また、加圧導電体は、定型サイズのものを組み合わせて所定の面積に形成され、メニューシートのタッチセンサ部116として形成される。なお、加圧導電体を組み合わせる場合は、別々のシートに導電インクのシルク印刷又はFPC(フレキシブルプリント配線基板)を用いてパターン配線を形成し、導電面以外の面には接着剤を塗布した2枚のシートで加圧導電体を挟んで一体化させ、表裏の配線が格子状のタッチセンサ部116を形成する。また、定型サイズの加圧導電体を並べ合わせて大面積(所定の面積)にした後、導電インクを用いてパターン配線を形成し、接着剤が塗布されたシートで両面を張り合わせて成型してもよい。このようにすれば、定形外の面積を有するタッチセンサ部116を形成することができる。また、組み合わされた加圧導電体の表裏にシートを張り合わせて形成することにより配線パターンの断線等を防止できる。
図37は、マトリクス配線図である。
図示のように、各行マトリクス121a、及び列マトリクス122aの一方の端部はそれぞれデジタル出力線とデジタル入力線として制御部としての制御装置117と接続される。具体的には、図35に示すように、例えば、行マトリクス121a、及び/又は列マトリクス122aの一端に設けられた導電体125と制御部としての基板126の回路配線部126aと電気的に接続される。これにより、利用者によって加圧導電体123が押圧されると、マトリクスの交叉する場所の接点が得られる。本システムで使用するメニューパネル装置は、料理写真や献立表の項目選択を指でタッチ押下して実現するものであるので、マトリクスの目を細かくする必要性がなく人差し指の先端面積ほどの目となる程度でよい。
位置の検出は、例えば、メニュー表示部としてのメニューシート、有機EL等の任意位置を押下した場合、その部位を検知するにはデジタル出力線の1出力のみにLOWレベルを出力する。次に出力後デジタル入力線の全てを入力する。全ての出力線につきスキャンを行うとそのスキャンデータに1個以上のLOW検出があることになる。LOWとなっている出力番号及び入力番号がXY座標として押下座標を示していることになる。また、メニューパネル装置が複数のメニュー表示部を有する(複数ページ存在する)場合、メニューシート113aごとに所定の位置にICタグを設置し、このICタグには任意のIDコードが記憶されている。制御装置117は、顧客のメニューの選択により、このICタグに記憶された任意のIDコードを読み取り、そのIDコードに基づいて予め記憶部に記憶されているIDコードに対応するページ情報を取得し、当該顧客が選択するページを認識(検出)する。これにより、1個の非接触リーダでタグのID情報を読み取って現在のページを知ることが出来る。また、メニューパネル装置110には、ICタグの情報を受信するための通信手段を備えている。通信手段は、制御装置117と電気的に接続され、制御される。これにより、利用者によって押下されたページを認識できる。以上の検知手段でページ情報と押下検知された座標を制御部が知ることが出来る。また、制御部では印刷物の対象となる絵や写真又は文字、文字列から構成される領域情報を記憶させておくことで、押下部位座標がその領域にあるかどうかで、対象の絵や写真が押下された事を認識することが出来る。
また、複数のメニューシートの認識方法として、上記に示すページシート認識方法に限定されるものではなく、セパレートシート認識方式であってもよい。セパレートシート認識方式は、セパレートシートをメニューパネルの上に1枚単位で置き、制御装置117が、メニューシート113aのICタグからID情報を読取り、読み取ったID情報から印刷表示されたメニューシート113aの設定情報をメニューパネルと外部機器との通信手段を経て取得し、押下した箇所の写真や絵又は料理項目を認識するものである。
また、位置の検出は、指でタッチした接触部分の抵抗値の変化によってその位置を検出するようにしてもよい。
また、上述のものにおいては、イメージ及び文字等で表示したメニューは印刷されており、メニューの変更、価格の変更の際には、印刷をやり直す必要があるが、この代わりに、有機EL、液晶等を利用した薄いディスプレイシートをタブレットに重ね合わすようにすれば、メニュー変更が容易であるとともに、大量のメニューを表示することもできる。また、表示面が1枚で済み、外部から無線で種々の設定メニュー表示が可能となる。
また、制御装置117は、利用者が透明の袋体に挿入されたメニューシートから選択(押圧)した表示体(料理メニューの項目等)を特定する。また、この特定は、料理メニュー項目等からなるメニューシートにおいて、予めその料理メニューの項目ごとに領域情報が記憶部に記憶されており、利用者によってメニューシートから所定の料理メニュー項目が選択(押下)されると、その領域を特定するととともに、その領域と記憶部に記憶されている料理メニュー項目ごとの領域情報とが対応づけられ、利用者が選択した料理メニュー項目を特定する。また、その際には、ページごとにICタグ等を設置し、非接触リーダ装置でそのICタグの情報を読み取ってページを検出することにより、料理メニュー項目等が複数ページにわたっても、利用者によって選択(押下)された料理メニュー項目等を特定できる。
図38は音声入出力機能にかかるシステム図である。
また、メニューパネル装置110には、図示のように、音声出力手段としてのスピーカ132と音声入力手段としてのマイク132aとを具備し、音声入出力機能を有するようにしてもよい。その場合、例えば、図38に示すように、制御部としての制御装置117には、増幅器131を介して備えられるスピーカ132とマイク132aと、所定の音声・ブザー音等のパターン音情報が記憶されている記憶部133とが電気的に接続される。これにより、例えば、タッチセンサ部116により検知(利用者によって印刷物上にある有効領域中の特定の領域部分が押圧)されると、その押圧に連動してスピーカ132から効果音を出力したり、有効領域外を押圧した場合に誤操作警告音を出力したり、呼出スイッチ部の押圧等により利用者はマイク132aによって要求を伝え(入力し)たり、その要求に対応して例えば、店舗担当者からの音声をスピーカ132から出力したりできるようにしてもよい。
このように、メニューパネル装置110は、複数の特定領域から構成される領域において、少なくとも1つの特定領域に接触したことを検知するための検知手段としてのタッチセンサ部116と、検知手段に基づいて音声(効果音、誤操作警告音、外部音声出力音)を出力する手段と、を具備している。
これにより、利用者による特定領域の指定が行われたか否か、トラブル等の場合に担当者からの伝言等を聞くことができる。
図39は、特定領域を指定した場合の発光部の構造図である。
また、図35に示すメニュー表示部113と、タッチセンサ部116との間に所定の領域に複数の領域毎に区分けされた発光表示手段を備えた発光部140を備えるようにしてもよい。その場合、図39に示すように、発光部140は、陽極ドライバ136、陰極ドライバ137を介してそれぞれ制御装置117に接続される。また、発光表示手段としては、有機EL141等が使用される。有機EL141は、例えば、ガラス基材上に、銅パターンによって感光材料を挟んで透明導電膜パターンを形成しているものである。
これにより、有効領域150(タブレット内)において所定のメニュー152(特定の領域)が押圧されると、所定領域(斜線部分)151を有するそのメニュー152の領域情報が抽出され、その領域情報に基づいてその領域に対応する発光表示手段としての有機EL141が発光する。これにより、有効領域押圧により、その領域を発光させることができる。
このように、メニューパネル装置は、複数の特定領域から構成される領域において、少なくとも1つの特定領域に接触したことを検知するための検知手段と、検知手段に基づいて特定領域の領域情報を抽出する領域情報抽出手段と、領域情報に基づいてその領域に対応する発光表示手段を発光させるための発光手段と、を具備している。
これにより、所定領域内において利用者によって特定領域(メニュー項目等)が押圧されると、その押圧を検知し、押圧された部分における特定領域が発光するため、複数のメニュー項目等を指定する場合に、視覚的に何を注文したのかを容易に知ることができる。
タッチセンサ部116の他の実施形態について図40、図41を用いて説明する。
図40はタッチセンサ部の内部構造図である。
タッチセンサ部160は例えば、PET樹脂等の絶縁シート161を用いて形成される。
図示のように、絶縁シート上の左右には所定の抵抗膜が形成される。具体的には、一方(図中左側)の絶縁シート161上には、水平方向に所定の間隔を保ちながら可塑性導電塗料又は可塑性インクを塗布して複数の行165a、165a、…、165aから構成される行配線面165が形成される。この行配線面165は、X座標検出用に用いられる。他方(図中右側)の絶縁シート上には、垂直方向(列配線面と直交する方向)に所定の間隔を保ちながら可塑性導電塗料又は可塑性インクを塗布して複数の列166a、166a、…、166aから構成される列配線面166が形成される。この列配線面166は、Y座標検出用に用いられる。
また、行配線面165の両端部(図中左右方向)には導電体167、167(導電テープ)が接続される。この導電体167は電極取り出し口170まで延びて導電体167と行配線面165の各行165aとが電気的に接続され、回路が構成される。
また、列配線面166の両端部(図中上下方向)には導電体168、168(導電テープ)が接続される。この導電体168は電極取り出し口170まで延びて導電体168と列配線面166の各列166aとが電気的に接続され、回路が構成される。
また、電極取出口170に取り出された導電体167、167、168、168(電極)は制御部(例えば、制御装置117)と接続される。
また、行配線面165と列配線面166との間には接着剤が塗布され、絶縁シート161の中央上下方向で他方の絶縁シートを折り返して一体化され、タッチセンサ部160が形成される。
また、タッチセンサ部160に用いる塗料に透明なものを使用してもよい(以下、「透明アナログ抵抗膜方式」と呼ぶ。)。
図41は、他の実施形態の片開き式メニューパネル装置の外観図である。なお、図34と重複する部分については同一符号を付し、説明を省略する。
図示のように、本実施例によるメニューパネル装置200は、少なくともタブレット112上に設置されたメニューを表示するためのメニュー表示部113を備え、メニュー表示部113に表示された複数のメニューからメニューを選択し、顧客自ら注文を行うことができる装置である。また、メニューパネル装置200は、タブレット112の端部にサーバ等と情報を送受信するための送受信機としての無線端末118(例えば、無線LAN)と、注文や支払い等における種々の情報を表示するためのLCD表示部210と、注文等を行う際にメニューの選択を許可するためのタッチ許可スイッチ211と、ICカード215の読取/記録をするためのICカードリーダライタ装置216と、充電可能なシート状二次電池114(又は角型二次電池)と、を備えている。また、タブレット112の所定部には外部からの給電用接触端子119が備えられている。また、メニューパネル装置200は制御装置(図示なし)を備え、メニューパネル装置に備えられている各機器等と電気的に接続される。制御装置はCPUや各実行プログラムを記憶するための記憶部等を有し、当該実行プログラムを起動して、各機器を制御する。なお、このメニューパネル装置200は、タッチ許可スイッチ211の押下により開始する。
このように、無線端末として無線LANを使用する際には、顧客が選択したメニューの表示や支払い等における案内等を表示するためのLCD表示部210が必要となる。また、無線端末として携帯端末等を使用する場合にあっては、携帯端末の画面等を用いればよい。
図42は、他の実施形態の両開き式メニューパネル装置の外観図、図43は、本実施形態のメニューパネル装置の制御装置を示す構成図である。なお、図41と重複する部分については同一符号を付し、説明を省略する。
このメニューパネル装置230は、片面、又は両面にメニューが印刷されたメニューシート231が交換可能に収納された透明の袋体232が備えられている。各メニューシート231の所定部にはICタグ235、235、…、235が設置されている。タブレット112上の所定部にはこのICタグ235に記憶されている情報を読み出すためのICタグ情報検出装置237を備える。なお、片面のみにメニューが印刷されたメニューシートを使用する場合には、ICタグ情報検出装置237は、1つ備えていればよい。
また、メニューパネル装置230は制御装置を備え、メニューパネル装置230に備えられている各機器等と電気的に接続される。制御装置はCPUや各実行プログラムを記憶するための記憶部等を有し、当該実行プログラムを起動して、各機器を制御する。図43に示すように、例えば、制御装置220は、CPU221、TIMER222、PIO223、ROM224、RAM225、FROM226、SIO227、227a、PCMCIA・I/F228、LCD駆動I/F229、がバス250を介して接続される。また、PIO223は、ページ検出用の光電スイッチ、磁気センサ、及び接点マトリクス等と接続される。また、SIO227は、ICカード215と接続される。なお、ICカード215は、顧客が保有するもので本装置に挿入して用いられる。また、SIO227aは、ICタグ情報検出装置237を介して各メニューシート231に設置されているICタグ235と接続される。また、PCMCIA・I/F228は、無線LANと接続される。また、LCD駆動I/F229はLCD表示部210と接続される。
これにより顧客が袋体232をめくりながら何らかのメニュー項目を選択(押下)した場合に、タブレット112上に重ねられた袋体232の最上部のICタグ235の情報を読み出すことにより顧客が開いているページを検出する。具体的には、制御装置220は、予め各ICタグ235に記憶されているICタグ情報に対応するページを認識しておき、ICタグ情報検出装置237によって顧客が選択したページに対応するICタグ情報を読み出し、そのICタグ情報に基づいてページを認識する。更に、制御装置220は、顧客が選択したメニュー項目をページと顧客が押下した位置とで認識する。なお、ICタグ235とICタグ情報検出装置237と制御装置220はページ検出手段として機能する。
以上に説明したように、本発明のタッチシートの製造方法は、所定の領域の加圧によって電気的に導通する弾性体としての加圧導電ゴムシートにおいて、前記シートの表裏に互いが格子状になるように直接導電パターン配線を形成する。また、前記導電パターン配線は、導電性インク、導電性ペーストのいずれか一方によって形成される。
これにより、利用者の押圧等を検出するための検出部の部品数を少なくすることができるとともに、容易に且つ安価に製造することができる。また、部品点数の省略化により検出部を薄くすることができる。
また、本発明のメニューパネル装置は、前記タッチシート製造方法によって製造されたタッチセンサ部116と、タッチセンサ部116の上面に備えられるメニューシート113aと透明の袋体113とからなる表示部と、前記表示部の押下によって前記タッチセンサ部116が押下され、前記表示部に表示された表示体を特定するための制御部117と、を具備している。また、前記制御部117は、利用者によって押下された領域を特定する領域特定手段と、前記特定した領域から利用者が注文したメニュー項目を特定するメニュー項目特定手段と、を具備している。更に、ページを検出するためのページ検出手段(235、237、220)を具備している。このページ検出手段は、ページごとにICタグ235を備え、ICタグ情報検出装置237によりこのICタグ235の情報を読み取り、制御装置220によって、利用者が選択したページを前記ICタグの情報に基づいて検出する。
これにより、利用者によって押下された箇所が何のメニュー項目に該当するかを検知することができる。また、メニュー項目が複数ページに亘って表示されている場合において、何ページの何のメニュー項目に該当するかを検知することが可能である。
また、本発明の接客注文システムは、前記メニューパネル装置を利用して注文可能な接客注文システムであって、利用者によって押下された領域を特定する領域特定手段と、前記特定した領域から利用者が注文したメニュー項目を特定するメニュー項目特定手段と、前記特定したメニュー項目を送信する送信手段と、前記送信されたメニュー項目を表示する有機EL等による表示手段と、を具備している。また、前記メニューパネル装置はネットワークを介して前記メニュー項目の情報が記憶されているサーバと接続され、前記サーバからメニュー情報を取得するメニュー情報取得手段を具備している。
このように、メニューパネル装置に表示されるメニュー項目情報をサーバから読み出して表示するようにしたので、メニュー項目情報の変更等をしても店舗ごとに変更設定等を必要としない。また、メニュー項目の変更等に容易に対応できる。
また、本発明は以上の実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施できる。例えば、本実施形態においては、発光部140をタッチセンサ部116の上部に配置しているが、図35に示すタッチシート部116と支持体115との間に設けるようにしてもよい。また、タッチセンサ部116は、上記に示したシルク印刷で生成した可塑性絶縁物を2枚の抵抗膜シートで挟んで形成された可塑性導電塗料又はインクによるアナログ抵抗膜方式やシルク印刷で生成した可塑性絶縁物を2枚の導電配線シートで挟んで形成された可塑性導電塗料又はインクによる単純マトリクス配線方式、上記絶縁物として加圧導電ゴムをスペーサ代わりにしたもの、透明アナログ抵抗膜方式、に限られず、光学方式、接触方式、表面弾性波方式、アナログ容量結合方式、超音波方式等であってもよい。
本発明の第1の実施形態に係るメニューパネル装置を説明するための構成図である。 本実施形態のメニューパネル装置を説明するための構成図である。 メニューシートの頁番号を検出するための検出手段を示す構成図である。 本実施形態のメニューパネル装置の充電器の構成図である。 本実施形態のメニューパネル装置を説明するための構成図である。 タブレットの層構成図である。 本実施形態の接客注文システムの概略図である。 本実施形態の行マトリクス配線面と列マトリクス配線面の構成図である。 本実施形態の加圧導電ゴムシートを図8の行マトリクス配線面と列マトリクス配線面とで張り合わせた場合の要部構成図である。 本実施形態の図9の加圧導電ゴムシートを図8の行マトリクス配線面と列マトリクス配線面とで張り合わせた場合の折り曲げ部位の要部構成図である。 本実施形態のゴム芯棒に導線をスパイラル状に巻いた場合の構成図である。 本実施形態のメニューパネル装置の制御部を示す構成図である。 本実施形態の図12に示した接点マトリクスの拡大図である。 本実施形態のメニューパネル装置の電力系統図である。 本実施形態のタブレットの表面に貼付する印刷シートの構成図である。 本実施形態の設定用タブレットシートの構成図である。 本実施形態のメニューパネル装置の設定のための操作項目フローである。 顧客がメニューパネル装置を用いて、料理を注文する際のオンラインによる自動化工程のフローである。 店舗側への料理作成指示及び請求書の発行までのオンラインによる自動化工程を示すフローである。 インターネットWEBを用いてのメニューパネル装置とサーバ間の詳細な交信状況を示すフローである。 タブレット制御プログラムと店舗専用URLを回線からダウンロ一ドする手続きを示すフローである。 品名と押下領域座標の対応表をダウロードする手続きを示すフローである。 料理名とその押下領域座標の対応表等のダウンロード情報を他のメニューパネル装置に一括してダウンロードする手続を示すフローである。 メニューパネル装置の制御部に価格設定情報及び消費税率設定情報の設定工程を示すフローである。 ICプリペイドカードを使用しての注文、支払い状況を示すフローである。 メニューパネル装置を使用し、カードオーナーが口座振込みを行ってICカードに入金する手順を示すフローである。 ICプリペイドカードに記録されている残度数の精算方法の手順を示すフローである。 メニューパネル装置の制御部のプログラム(PowerOn)を示すフローである。 メニューパネル装置の制御部のプログラム(イベント処理)を示すフローである。 本システムの電子決済システムのブロック図である。 本システムの店舗内オーダーシステムを示す概念図である。 本システムの買い取り方式オーダーシステムを示す概念図である。 本実施形態のメニューパネルの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態のメニューパネルの構成図である。 図34のA−A断面図である。 タッチシートの構成図である。 本実施形態のマトリクス配線図である。 音声入出力機能にかかるシステム図である。 特定領域を指定した場合の発光部の構造図である。 タッチセンサ部の内部構造図である。 他の実施形態の片開き式メニューパネル装置の外観図である。 他の実施形態の両開き式メニューパネル装置の外観図である。 本実施形態のメニューパネル装置の制御装置を示す構成図である。
符号の説明
23 インターネット網(ネットワーク)
24 インターネットサーバ(サーバ)
110 メニューパネル装置
113 袋体(表示部)
113a メニューシート(表示部)
117 制御装置(制御部)
116 タッチセンサ部
121 行マトリクス配線面(パターン配線)
122 列マトリクス配線面(パターン配線)
123 加圧導電ゴムシート(加圧導電体)

Claims (12)

  1. 所定の領域の加圧によって電気的に導通する弾性体において、
    前記弾性体の表裏に互いが格子状になるように直接導電パターン配線が形成されていることを特徴とするタッチシートの製造方法。
  2. 前記導電パターン配線は、導電性インク、導電性ペーストのいずれか一方によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチシートの製造方法。
  3. 前記請求項1、又は2のいずれかのタッチシート製造方法によって製造されることを特徴とするタッチシート。
  4. 前記請求項1、又は2のいずれかのタッチシート製造方法によって製造されたタッチシートと、
    前記タッチシートの上面又は下面に備えられる表示部と、
    前記表示部の押下によって前記タッチシートが押下され、前記表示部に表示された表示体情報を特定するための制御部と、
    を具備することを特徴とするメニューパネル装置。
  5. 前記制御部は、
    利用者によって押下された領域を特定する領域特定手段と、
    前記特定した領域から利用者が注文したメニュー項目を特定するメニュー項目特定手段と、
    を具備することを特徴とする請求項4に記載のメニューパネル装置。
  6. ページを検出するためのページ検出手段を具備していることを特徴とする請求項4、又は5に記載のメニューパネル装置。
  7. 前記ページ検出手段は、ページごとにICタグを備え、
    前記制御部は、利用者が選択したページを前記ICタグに基づいて検出することを特徴とする請求項6に記載のメニューパネル装置。
  8. 複数の特定領域から構成される領域において、少なくとも1つの特定領域に接触したことを検知するための検知手段と、検知手段に基づいて音声を出力する音声出力手段と、を具備していることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載のメニューパネル装置。
  9. 音声を入力する音声入力手段と、
    前記音声入力手段により入力した音声に対応して他の音声が出力される音声出力手段と、
    を具備することを特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載のメニューパネル装置。
  10. 複数の特定領域から構成される領域において、少なくとも1つの特定領域に接触したことを検知するための検知手段と、検知手段に基づいて特定領域の領域情報を抽出する領域情報抽出手段と、領域情報に基づいてその領域に対応する発光表示手段を発光させるための発光手段と、を具備していることを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載のメニューパネル装置。
  11. 前記請求項4〜10のいずれかに記載のメニューパネル装置を利用して注文可能な接客注文システムであって、
    利用者によって押下された領域を特定する領域特定手段と、
    前記特定した領域から利用者が注文したメニュー項目を特定するメニュー項目特定手段と、
    前記特定したメニュー項目を送信する送信手段と、
    前記送信されたメニュー項目を表示する表示手段と、
    を具備していることを特徴とする接客注文システム。
  12. 前記メニューパネル装置はネットワークを介して前記メニュー項目の情報が記憶されているサーバと接続され、
    前記サーバからメニュー情報を取得するメニュー情報取得手段を具備していることを特徴とする請求項11に記載の接客注文システム。
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