JP2004280302A - 知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法 - Google Patents

知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004280302A
JP2004280302A JP2003068915A JP2003068915A JP2004280302A JP 2004280302 A JP2004280302 A JP 2004280302A JP 2003068915 A JP2003068915 A JP 2003068915A JP 2003068915 A JP2003068915 A JP 2003068915A JP 2004280302 A JP2004280302 A JP 2004280302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
keyword
information
procedure
map
intelligence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003068915A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4144388B2 (ja
Inventor
Hidekazu Takagi
秀和 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2003068915A priority Critical patent/JP4144388B2/ja
Publication of JP2004280302A publication Critical patent/JP2004280302A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144388B2 publication Critical patent/JP4144388B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】情報管理者の事前の知識構築を必要とせず、参加者が少ないキーワード入力のみで自動的に思考の連鎖(絞込検索の先読み)と最適なコンテンツの抽出を行えるようにする。
【解決手段】メソッドが、自らが担当するキーワードに関連するコンテンツの情報を収集し、この収集したコンテンツの情報の受け渡しの要求を他のメソッドから受け付け、この受け付けた要求に従い、コンテンツの情報を当該他のメソッドに返却する知識リンク提供機能と、参加者が入力したキーワードに関連するコンテンツの情報を保持する他のメソッドに当該コンテンツの情報の受け渡しを要求し、当該他のメソッドからコンテンツの情報を受け取り、参加者が入力したキーワードとこの受け取ったコンテンツの情報とを関連付けて知能マップとして出力させる知能マップ生成機能とを実現する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット検索システムに関し、特に、不特定多数の参加者の経験と検索履歴とから知能レイヤー上で動的な知識リンクを形成し、参加者がキーワードを入力するとこの知識リンクに基づき思考の連鎖(絞込検索の先読み)と最適なコンテンツを抽出するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインターネット検索は、例えば、Yahoo!等に代表されるように、情報管理者が人手又はロボット検索によって予め知識を構築してからサービスを提供するものであった。かかる従来のインターネット検索をベースとした、検索結果の的確度の向上については、従来より種々の提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、検索サービスへの参加者の検索の利便性を向上させるための試みも従来よりなされていた(例えば、特許文献2参照)。特許文献2には、クライアントコンピュータからキーワードを入力すると、キーワードネットワークサーバで関連するキーワードが検索・提示され、提示されたキーワードの中から所定のキーワードを採択すると、入力されたキーワードと採択されたキーワード間にリンクが張られるとともに、採択されたキーワードの付与された素材データがデータベースから検索されるデータベースシステムが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−197115号公報
【特許文献2】
特開平10−69492号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された従来のインターネット検索サービスは、情報管理者が人手又はロボット検索により予め知識を構築することが前提となっており、情報管理者にとっての物理的、経済的負担が大きいという問題点があった。
【0006】
また、特許文献2に記載されたデータベースシステムは、入力されたキーワードに一般に関連すると考えられているキーワードが単に提示されるだけであり、人間が物事を考える時に次々と連想していく流れのようなものをマップとして提示するようなものではないので、検索時における参加者の思考の手助けとしては十分ではないという問題点があった。
【0007】
そこで本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、情報管理者の事前の知識構築を必要とせず、参加者が少ないキーワード入力のみで自動的に思考の連鎖(絞込検索の先読み)と最適なコンテンツの抽出を行うことが可能な知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の知識リンク提供プログラムは、自らが担当するキーワードに関連するコンテンツの情報を収集する第1の手順(ステップB8又はステップD1)と、前記第1の手順で収集した前記コンテンツの情報の受け渡しの要求を知能マップ生成手段から受け付ける第2の手順(ステップC3)と、前記第2の手順で受け付けた要求に従い、前記コンテンツの情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順(ステップC10)とをコンピュータに実行させる。
【0009】
本発明の第2の知識リンク提供プログラムは、自らが担当する第1のキーワードに関連するコンテンツの情報を収集する第1の手順(ステップB8又はステップD1)と、前記第1の手順で収集した前記コンテンツの情報の受け渡しの要求を、知能マップ生成手段から、当該知能マップ生成手段が保持する知能マップとともに受け付ける第2の手順(ステップC3)と、前記第2の手順で受け付けた要求に従い、前記知能マップ上で前記第1のキーワードより上位の第2のキーワードがある場合には前記コンテンツの情報を当該第2のキーワードで絞り込んだ上で、前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順(ステップC10)とをコンピュータに実行させる。
【0010】
本発明の第3の知識リンク提供プログラムは、上記第1又は第2の知識リンク提供プログラムが実行させる前記第1の手順を、定期的に(ステップD1)、若しくは、前記キーワードが割り当てられた時点で(ステップB8)、又は、その両方のタイミングで実行させる。
【0011】
本発明の第4の知識リンク提供プログラムは、自らが担当する第1のキーワードの前に連想する第2のキーワードの情報を取得する第1の手順(ステップC8)と、前記第1のキーワードに関連し、かつ、前記第2のキーワードで絞り込まれたコンテンツの情報を収集する第2の手順(ステップB8)と、前記第2の手順で収集した前記コンテンツの情報の受け渡しの要求を知能マップ生成手段から受け付ける第3の手順(ステップC3)と、前記第3の手順で受け付けた要求に従い、前記コンテンツの情報を前記知能マップ生成手段に返却する第4の手順(ステップC10)とをコンピュータに実行させる。
【0012】
本発明の第5の知識リンク提供プログラムは、上記第4の知識リンク提供プログラムが実行させる前記第1の手順を、知能マップ生成手段から受け取った知能マップ上で、前記第1のキーワードの上位に前記第2のキーワードが結合されており(ステップC6)、かつ、前記第1のキーワードが当該知能マップ生成手段で現在入力又は選択中のキーワードより下位でない(ステップC7)場合に、実行させる。
【0013】
本発明の第6の知識リンク提供プログラムは、自らが担当する第1のキーワードの次に連想する第2のキーワードの情報を取得する第1の手順(ステップC5)と、前記第1の手順で取得した前記第2のキーワードの情報の受け渡しの要求を知能マップ生成手段から受け付ける第2の手順(ステップC3)と、前記第2の手順で受け付けた要求に従い、前記第2のキーワードの情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順(ステップC10)とをコンピュータに実行させる。
【0014】
本発明の第7の知識リンク提供プログラムは、上記第6の知識リンク提供プログラムが実行させる前記第1の手順を、知能マップ生成手段から受け取った知能マップ上で、前記第1のキーワードの下位に前記第2のキーワードが結合されている(ステップC4)場合に、実行させる。
【0015】
本発明の第8の知識リンク提供プログラムは、上記第5又は第7の知識リンク提供プログラムが実行させる前記第1の手順において、前記第1のキーワードに対する前記第2のキーワードの結合度を示すポイント値を増加させる手順(ステップC5)をさらに実行させる。
【0016】
本発明の第9の知識リンク提供プログラムは、上記第8の知識リンク提供プログラムが実行させる手順に加え、時間の経過に伴い前記ポイント値を減少させる手順をさらにコンピュータに実行させる。
【0017】
本発明の第1の知能マップ生成プログラムは、参加者が入力したキーワードに関連するコンテンツの情報を保持する知識リンク提供手段に当該コンテンツの情報の受け渡しを要求する第1の手順(ステップC2)と、前記知識リンク提供手段から前記コンテンツの情報を受け取る第2の手順(ステップC11)と、前記参加者が入力したキーワードと前記第2の手順で受け取った前記コンテンツの情報とを関連付けて知能マップとして出力させる第3の手順(ステップC14)とをコンピュータに実行させる。
【0018】
本発明の第2の知能マップ生成プログラムは、参加者が入力した第1のキーワードの次に連想する第2のキーワードの情報を保持する知識リンク提供手段に当該第2のキーワードの情報の受け渡しを要求する第1の手順(ステップC2)と、前記知識リンク提供手段から前記第2のキーワードの情報を受け取る第2の手順(ステップC11)と、前記参加者が入力した第1のキーワードと前記第2の手順で受け取った前記第2のキーワードの情報とを関連付けて知能マップとして出力させる第3の手順(ステップC14)とをコンピュータに実行させる。
【0019】
本発明の第3の知能マップ生成プログラムは、参加者が知能マップ上で選択したキーワードに関連するコンテンツの情報を保持する知識リンク提供手段に当該コンテンツの情報の受け渡しを要求する第1の手順(ステップC2)と、前記知識リンク提供手段から前記コンテンツの情報を受け取る第2の手順(ステップC11)と、前記参加者が選択したキーワードと前記第2の手順で受け取った前記コンテンツの情報とを前記知能マップ上で関連付けて出力させる第3の手順(ステップC14)とをコンピュータに実行させる。
【0020】
本発明の第4の知能マップ生成プログラムは、参加者が知能マップ上で選択した第1のキーワードの次に連想する第2のキーワードの情報を保持する知識リンク提供手段に当該第2のキーワードの情報の受け渡しを要求する第1の手順(ステップC2)と、前記知識リンク提供手段から前記第2のキーワードの情報を受け取る第2の手順(ステップC11)と、前記参加者が選択した第1のキーワードと前記第2の手順で受け取った前記第2のキーワードの情報とを前記知能マップ上で関連付けて出力させる第3の手順(ステップC14)とをコンピュータに実行させる。
【0021】
本発明の第5の知能マップ生成プログラムは、上記第1又は第3の知能マップ生成プログラムが実行させる前記第3の手順において、前記参加者の過去のキーワードの入力及び選択の履歴に基づき、前記コンテンツの情報を並べ替える手順(ステップC12)を実行させる。
【0022】
本発明の第6の知能マップ生成プログラムは、上記第2又は第4の知能マップ生成プログラムが実行させる前記第2の手順において、前記第1のキーワードに対する前記第2のキーワードの結合度を示すポイント値を受け取る手順を実行させ、前記第3の手順において、前記ポイント値に基づき、前記第2のキーワードの情報を並べ替える手順を実行させる。
【0023】
本発明の第1の知能レイヤー管理プログラムは、知能マップ生成手段で入力又は選択されたキーワードを当該知能マップ生成手段から受け取る第1の手順(ステップB2)と、前記第1の手順で受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段があれば(ステップB4)、当該知識リンク提供手段の識別情報を取得し、前記第1の手順で受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段がなければ(ステップB4)、当該キーワードを担当する知識リンク提供手段を決定して(ステップB5)その旨を当該知識リンク提供手段に伝える(ステップB6)とともに当該知識リンク提供手段の識別情報を取得する第2の手順と、前記第2の手順で取得した前記知識リンク提供手段の識別情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順(ステップB11)とをコンピュータに実行させる。
【0024】
本発明の第2の知能レイヤー管理プログラムは、上記第1の知能レイヤー管理プログラムが実行させる前記第2の手順において、前記キーワードが入力又は選択された回数を示すヒット数を増加させる手順(ステップB10)をさらに実行させる。
【0025】
本発明の第3の知能レイヤー管理プログラムは、上記第2の知能レイヤー管理プログラムが実行させる手順に加え、時間の経過に伴い前記ヒット数を減少させる手順をさらにコンピュータに実行させる。
【0026】
本発明の第1の知能レイヤー管理装置は、知能マップ生成手段で入力又は選択されたキーワードを当該知能マップ生成手段から受け取る第1の手段(受信手段202)と、前記第1の手段が受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段があれば、当該知識リンク提供手段の識別情報を取得し、前記第1の手段が受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段がなければ、当該キーワードを担当する知識リンク提供手段を決定してその旨を当該知識リンク提供手段に伝えるとともに当該知識リンク提供手段の識別情報を取得する第2の手段(ポジションDB更新手段203)と、前記第2の手段が取得した前記知識リンク提供手段の識別情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手段(送信手段201)とを備えている。
【0027】
本発明の第2の知能レイヤー管理装置は、上記第1の知能レイヤー管理装置において、前記第2の手段は、前記キーワードが入力又は選択された回数を示すヒット数を増加させる手段をさらに備えている。
【0028】
本発明の第3の知能レイヤー管理装置は、上記第2の知能レイヤー管理装置において、時間の経過に伴い前記ヒット数を減少させる手段をさらに備えている。
【0029】
本発明の第4の知能レイヤー管理装置は、上記第1乃至第9の知識リンク提供プログラム又は上記第1乃至第6の知能マップ生成プログラムのいずれかを参加端末の要求に応じてダウンロードする第1の手段と、前記第1の手段がダウンロードした前記プログラムについて前記参加端末から送信された情報により決済処理を行う第2の手段と、前記参加端末に対し前記プログラムの使用を許可するためのパスワードを配布する第3の手段とを備えている。
【0030】
本発明の第5の知能レイヤー管理装置は、上記第1乃至第9の知識リンク提供プログラム又は上記第1乃至第6の知能マップ生成プログラムのいずれかを使用した知能レイヤーシステムに対する参加権を取得するための登録画面を参加端末の要求に応じて送信する第1の手段と、前記第1の手段が送信した登録画面を用いて前記参加端末から送信された情報により決済処理を行う第2の手段と、前記参加端末に対し前記プログラムの使用を許可するためのパスワードを配布する第3の手段とを備えている。
【0031】
本発明の知能レイヤー管理方法は、情報管理者にコンテンツを検索させたりリンクを構築させたりすることなく、参加者の経験と検索履歴とから自動的に動的な知識リンクを形成する。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
【0033】
まず、本発明の概念について説明する。
【0034】
図1を参照すると、個々のメソッド11は、自らに与えられた特定のキーワードに関連性の高いキーワードを担当する他のメソッド11に双方向型に疎結合すると共に、自らに与えられた特定のキーワードに関連性の高いコンテンツ31をネットワーク上から検索して片方向型に疎結合することにより、人間の脳の働きを模擬した知能レイヤー300を形成する。また、ある参加者が検索キーワードを入力すると、過去に同レイヤー300を利用した不特定多数の参加者の経験や検索履歴をもとに、図2に示す知能マップのような思考の連鎖(絞込検索の先読み)と最適なコンテンツ31を抽出する。
【0035】
このモデルによって、情報管理者が自らコンテンツを検索したりリンクを構築したりすることなく、多くの参加者の経験と検索履歴から自動的に動的な知識リンクが形成される。つまり、情報管理者は、参加者から料金を徴収すると同時に、その参加者から知識までも自動的に獲得して、自らのビジネスに利用することができる。
【0036】
以下、このモデルを実現するための第1の実施の形態について説明する。
【0037】
本実施の形態において、メソッド11とは、特に断らない限り、ソフトウェア(コンピュータプログラム)である。
【0038】
メソッド11は、自らに与えられた特定のキーワードに関する知識形成を自動的に行い、他のメソッド11からの要求に応じてその知識を提供する機能(知識リンク提供機能)を実現する。この機能は、さらに、関連性の高いキーワードを担当する別のメソッド11に双方向型に疎結合(以下、「リンクA」という)する機能と、ネットワーク上に豊富に存在するコンテンツ31の中から自らに与えられた特定のキーワードに関連性の高いコンテンツ31を検索して片方向型に疎結合(以下、「リンクB」という)する機能と、自らに接続された複数のリンクAやリンクBに各々ポイント値(結合度)を設定して記憶する機能等を含む。
【0039】
また、メソッド11は、参加者からのキーワード入力を受け付けて、他のメソッド11が保持するリンク状態をもとに同キーワードに関連する図2のような知能マップを生成する機能(知能マップ生成機能)を実現する。この機能は、さらに、参加者が知能マップ上のリンクやコンテンツを選択するか、参加者の自らの人生経験をもとに次のキーワードを入力した場合に、その選択履歴や入力履歴を蓄積し、関係するメソッド11に入力情報・選択情報を送信する機能等を含む。
【0040】
但し、メソッド11は、知識リンク提供機能、知能マップ生成機能のいずれか一方のみを実現するものであってもよい。
【0041】
図2の知能マップは、人間が、通常、物事を考えるときに次々と連想していく流れをマップ化したものである。次々と連想していくキーワードを横幅の長い長方形で、キーワードに関連するコンテンツを横幅の短い長方形で表し、キーワード間を結合する矢印がリンクAを、キーワードとコンテンツを結合する矢印がリンクBを示している。また、この知能マップは、あるキーワードの前に連想するキーワードをそのキーワードの左側にリンクAにより結合し、あるキーワードの次に連想するキーワードをそのキーワードの右側にリンクAにより結合する、という規則で構成されている。但し、以降の説明では、便宜上、左側を「上位」、右側を「下位」と呼ぶことにする。例えば、「車」は「タイヤ」よりも上位、「外車」は「タイヤ」よりも下位である。さらに、ある特定のリンクに着目した場合に、そのリンクに結合する上位のキーワードを「リンク元キーワード」、そのリンクに結合する下位のキーワードを「リンク先キーワード」という。さらにまた、ある特定のキーワード・コンテンツに着目した場合に、そのキーワードと1つのリンクAを介して結合した上位のキーワード又はそのコンテンツと1つのリンクBを介して結合したキーワードを「親キーワード」といい、そのキーワードと1つのリンクAを介して結合した下位のキーワードを「子キーワード」という。本実施の形態の知能マップでは、各キーワードは、ポイント値(親キーワードとの結合度)が大きいものほど上に表示されるようになっている。また、図2には表示がないが、各キーワードの近傍にそのポイント値を表示するようにしてもよい。
【0042】
図3を参照すると、本実施の形態は、参加端末10と、制御端末20と、情報端末30とから構成され、これらの端末は、ネットワーク(バックボーンレイヤー)100を経由して相互に接続される。なお、ネットワーク100は、インターネットや専用線等の通信網である。ここでは、インターネットを例に説明する。
【0043】
参加端末10は、参加者によって使用される情報処理装置であり、制御端末20からダウンロードしたメソッド11を実行する。参加端末10は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、携帯端末、その他の情報処理端末であってよい。
【0044】
制御端末20は、情報管理者によって使用される情報処理装置であり、参加端末10にメソッド11をダウンロードする機能を有する。制御端末20は、サーバコンピュータ、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、その他の情報処理端末であってよい。
【0045】
情報端末30は、意味ある情報をHTML形式やXML形式等の文字で記述した独立のデータであるコンテンツ31を保持する情報処理装置である。情報端末30は、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、サーバコンピュータ、携帯端末、その他の情報処理端末であってよい。
【0046】
なお、メソッド11と制御端末20とによって、知能レイヤー300が構成され、ネットワーク上に存在する不特定多数のコンテンツ31によって、コンテンツレイヤー200が構成される。
【0047】
次に、参加端末10にダウンロードされたメソッド11が実行中の状態における参加端末10の内部構成について説明する。つまり、以下に述べる各手段は、制御端末20からダウンロードされ、図示しない記憶装置に記憶されたメソッド11を、参加端末10の図示しないCPUが実行することにより実現されるものである。
【0048】
図4を参照すると、参加端末10は、キーワードやリンクの情報を入力する入力手段101と、知能マップ等を出力する出力手段102と、キーワードの情報や知能マップやリンクの情報等を送信する送信手段103と、知能マップやリンクの情報等を受信する受信手段104と、入力情報からキーワードを特定し送信手段103や入力履歴DB更新手段106等に転送するキーワード転送手段105と、キーワード転送手段105及び受信手段104からの情報をもとに入力履歴DB107を更新する入力履歴DB更新手段106と、入力履歴DB107(後述)と、受信手段104からメソッドIDを受け取り知能マップに設定するメソッドID設定手段108と、知能マップ記憶部111から知能マップを取り出し送信手段103に転送する知能マップ転送手段109と、受信手段104から受け取ったリンクの情報をもとに知能マップを更新する知能マップ更新手段110と、知能マップを記憶する知能マップ記憶部111と、自らが担当するキーワードを受信手段104から受け取り保持する担当キーワード保持手段112と、受信手段104から受け取った知能マップを解析してポイントDB115を更新するポイントDB更新手段113と、ポイントDB115からリンクの情報を取り出し送信手段103に転送するリンク転送手段114と、ポイントDB115(後述)とを備える。
【0049】
次に、参加端末10にメソッド11をダウンロードした後の状態における制御端末20の内部構成について説明する。制御端末20は、メソッド11を記憶する手段や、参加端末10からの要求に従いメソッド11をダウンロードする手段を有するが、これらの手段については図示を省略している。なお、以下に述べる各手段は、制御端末20の図示しない記憶装置に記憶されたコンピュータプログラム(以下、「制御プログラム」という)21を、制御端末20の図示しないCPUが実行することにより実現されるものである。
【0050】
図5を参照すると、制御端末20は、メソッドIDや担当するキーワードが変更された旨を送信する送信手段201と、キーワードを受信する受信手段202と、受信手段202からキーワードを受け取りポジションDB204に登録するポジションDB更新手段203と、ポジションDB204(後述)とを備える。
なお、制御端末20には、さらに、メソッド11をダウンロードした参加者に対する課金を行う手段等があるが、図示は省略している。
【0051】
次に、参加端末10および制御端末20に保持される各データベース(DB)の内容について説明する。
【0052】
図6を参照すると、ポイントDB115は、リンク種別、メソッドID、キーワード、ポイント値(結合度)の情報を有する。ポイントDB115は、メソッド11のダウンロード時に、ダウンロードされた参加端末10のハードディスク等の記憶媒体上に生成されるもので、そのメソッド11に与えられた特定のキーワードについてのリンク情報(その特定のキーワードとリンクするキーワードとの間の結合の強さを示す結合度を含む)を記録するものである。図6は、「学校」というキーワードを与えられたメソッドが管理するポイントDB115の例を示す。
【0053】
図7を参照すると、入力履歴DB107は、入力キーワード、メソッドID、入力状態の情報を有する。入力履歴DB107も、メソッド11のダウンロード時に、ダウンロードされた参加端末10のハードディスク等の記憶媒体上に生成されるもので、そのメソッド11に対し参加者が入力・選択した情報の履歴を記録するものである。
【0054】
図8を参照すると、ポジションDB204は、メソッドID、キーワード、ヒット数の情報を有する。ポジションDB204は、制御端末20のハードディスク等の記憶媒体上に設けられ、各メソッドについて、担当するキーワード、および、そのキーワードの入力・選択の回数を示すヒット数を管理するものである。
【0055】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0056】
まず、参加端末10が制御端末20からメソッド11をダウンロードする時の動作を説明する。
【0057】
図9を参照すると、参加者は、参加端末10を使用し、ネットワーク100を経由して、制御端末20に対してメソッド11のダウンロードを要求する(ステップA1)。制御端末20は、その要求に従って自動的にメソッド11をネットワーク100を経由して、参加端末10にダウンロードする。このとき、制御端末20は、メソッド11を一意に識別するメソッドIDを付与し、ポジションDB204に登録する(ステップA2)。なお、この時点では、ポジションDB204には、メソッドIDのみが登録され、対応するキーワードは空白であり、ヒット数は「0」である。
【0058】
ここで、メソッドIDは、知能レイヤー300におけるメソッド11を識別するものに過ぎないので、メソッド11間で情報交換するに当たっては、アドレス変換プログラムを介在させ、メソッドIDを参加端末10のアドレスに変換する必要がある。このようなアドレス変換プログラムは、制御端末20が保持しておくことも可能であるが、本実施の形態では、アドレス変換の度に制御端末20との通信が発生するとネットワークの負荷が増大してしまうので、各参加端末10にアドレス変換プログラムを保持しておくことを想定している。
【0059】
参加端末10は、メソッド11のダウンロードが完了すると、自動的にメソッド11をインストールする(ステップA3)。
【0060】
続いて、参加者は、参加端末10を使用して、クレジットカード番号等により制御端末20に対して決済処理を行う(ステップA4)。制御端末20は、その決済処理が完了すると、メソッド11の使用を許可するためのパスワードをネットワーク100を経由して、参加端末10に配布する(ステップA5)。参加者は、参加端末10を使用して、その受け取ったパスワードをメソッド11に登録する(ステップA6)。
【0061】
なお、ステップA1〜ステップA6の動作は、1回実施すればよい。
【0062】
次に、コンピュータプログラムであるメソッド11の実行状態であるプロセスが、参加者のキーワード入力・リンク選択に応じて知能マップを生成し表示する時の動作を説明する。なお、図10乃至11およびその説明においては、このメソッドによるプロセスも便宜的に「メソッド」と呼び、制御プログラム21の実行状態であるプロセスを「制御プロセス」と呼ぶことにする。また、これらの図では、後述する第2の実施の形態でも参照する関係で、メソッド11、メソッド11x、メソッド11y、制御プロセスの間の情報交換の流れとして示したが、本実施の形態では、メソッド11が実行される参加端末10と、メソッド11xが実行される参加端末10xと、メソッド11yが実行される参加端末10yと、制御プロセスが実行される制御端末20との間の情報交換の流れを示すものと考えることができる。なお、以下では、参加端末10、参加端末10x、参加端末10yのいずれも、図4の構成を有するものとして説明するが、各構成要素が、どの参加端末のものを意味するのかを明確にするために、参加端末10x、参加端末10yの構成要素については、符号にそれぞれ添え字「x」、「y」を付して示す。
【0063】
参加者が参加端末10を用いて入力操作を行うと、メソッド11は、入出力割込によって、処理を開始する。なお、メソッド11に対し入力操作を行うに当たって、参加者にはパスワード入力が要求され、入力されたパスワードがステップA6でメソッド11に登録されたパスワードと一致する場合にのみ、以下の処理の実行が許可される。
【0064】
図10を参照すると、メソッド11は、入力情報(新規キーワード入力、第二以降のキーワード入力、知能マップ上のリンクA選択、知能マップ上のリンクB選択等)から、参加者が入力または選択したキーワード(リンクA選択の場合はリンク先キーワード、リンクB選択の場合はリンク元キーワード)を特定し、ネットワーク100を経由して、制御プロセスに送信する(ステップB1)。図4の構成図で言えば、キーワード転送手段105が入力手段101から入力情報を受け取って送信手段103にキーワードを受け渡し、送信手段103が転送されたキーワードを制御端末20に送信する。また、キーワード転送手段105がキーワードを知能マップ更新手段110に転送し、知能マップ更新手段110が転送されたキーワードをもとに知能マップ記憶部111を更新する。具体的には、新規キーワード入力の場合は、知能マップ記憶部111に記憶されている知能マップはないので、キーワードを新規に格納する。第二以降のキーワード入力、知能マップ上のリンクA選択、知能マップ上のリンクB選択の場合は、知能マップ記憶部111には出力手段102を介して現在出力中の知能マップが記憶されているので、キーワードをこの知能マップの指定された位置に結合して格納する。
【0065】
制御プロセスは、メソッド11からキーワードを受け取る(ステップB2)と、そのキーワードに対応するメソッドIDがポジションDB204に存在するか検索する(ステップB3)。そしてメソッドIDが存在すればステップB10に進み、存在しなければステップB5に進む(ステップB4)。図5の構成図で言えば、受信手段202が参加端末10からキーワードを受け取ってポジションDB更新手段203に受け渡し、ポジションDB更新手段203がポジションDB204を検索する。
【0066】
次に、制御プロセスは、存在しなかったキーワードを新規にポジションDB204に登録し、ポジションDB204に既に登録されているメソッドIDの中でヒット数が少ないメソッド11のメソッドID(または、まだキーワードの割当がないメソッド11のメソッドID)をこのキーワードに割り当てる(ステップB5)。続いて、制御プロセスは、この割り当てられたメソッドIDに対応するメソッド11(「メソッド11x」とする)に、ネットワーク100を経由して、担当するキーワードを変更した旨を送信する(ステップB6)。図5の構成図で言えば、ポジションDB更新手段203がキーワードをポジションDB204に新規登録して送信手段201にその旨を通知し、送信手段201がキーワードを変更した旨を参加端末10xに送信する。
【0067】
メソッド11xは、制御プロセスからの通信割込によって、知識獲得処理を開始する。メソッド11xは、キーワードを受信する(ステップB7)と、ネットワーク100を経由して、そのキーワードに関連性のある複数のコンテンツ31を検索する(ステップB8)。なお、検索エンジンは自らが所有していても良いし、外部の検索エンジンを呼び出すのでもよい。図4の構成図で言えば、受信手段104xがキーワードを受信して担当キーワード保持手段112xに受け渡し、担当キーワード保持手段112xがそのキーワードを保持し、送信手段103xがそのキーワードをもとにネットワーク100を検索し、受信手段104xが検索結果を受信する。
【0068】
次に、メソッド11xは、上記検索結果をもとに、ポイントDB115xのリンクBの情報を更新する(ステップB9)。図4の構成図で言えば、ポイントDB更新手段113xが受信手段104xから検索結果を受け取ってポイントDB115xを更新する。
【0069】
それと並行して、制御プロセスは、ポジションDB204における対象のメソッドIDのヒット数を更新し(ステップB10)、そのメソッドIDの情報を、ネットワーク100を経由して、キーワードの送信元のメソッド11に返信する(ステップB11)。図5の構成図で言えば、ポジションDB更新手段203がポジションDB204の更新を行って送信手段201にメソッドIDを受け渡し、送信手段201がそのメソッドIDを参加端末10に送信する。
【0070】
メソッド11は、メソッドIDを受信し(ステップB12)、そのメソッドIDを知能マップ上のカレントのキーワード(ステップB1で特定されたキーワード)に設定する(ステップB13)とともに、入力履歴DB107を更新する(ステップB14)。図4の構成図で言えば、受信手段104がメソッドIDを受信してメソッドID設定手段108および入力履歴DB更新手段106に受け渡し、メソッドID設定手段108が知能マップ記憶部111に記憶された知能マップ上のカレントのキーワードにメソッドIDを付与し、入力履歴DB更新手段106がそのメソッドIDをキーワード転送手段105から受け渡されたキーワードおよび入力状態と対応付けて入力履歴DB107に記憶する。
【0071】
次に、メソッド11は、参加者からの入力情報がリンクBであるならば(ステップB15でYES)、そのリンクBが示す対象のコンテンツ31を、ネットワーク100を経由して、参照し、表示する(ステップB16)。図4の構成図で言えば、送信手段103が入力手段101からコンテンツ表示要求を受け取りネットワーク100に対して送信し、受信手段104がコンテンツをネットワーク100から受け取って出力手段102に受け渡すことに相当するが、これについては図示を省略している。
【0072】
次に図11を参照すると、メソッド11は、知能マップ上から問い合わせるべき他のメソッド11(「メソッド11y」とする)を決定し(ステップC1)、ネットワーク100を経由して、メソッド11yに現時点の知能マップを、知能マップ上でのカレントのキーワードを示す情報とともに送信して、リンク情報に関する情報交換を要求する(ステップC2)。図4の構成図で言えば、知能マップ転送手段109が問い合わせるべき参加端末10yの決定および知能マップの送信手段103への転送を行い、送信手段103が知能マップを参加端末10yに送信する。
【0073】
なお、問い合わせるべきメソッド11yの決定方法については、特に限定するものではないが、例えば、カレントのキーワード、その親キーワード、その子キーワードをそれぞれ担当するメソッドを問い合わせるべきメソッド11yとすることが考えられる。また、親キーワードのさらに親キーワード、子キーワードのさらに子キーワードをそれぞれ担当するメソッドを問い合わせるメソッド11yに含めてもよい。但し、その場合は、何レベル上位のキーワードまで、何レベル下位のキーワードまでを含めるかを予め決めておくこととする。さらに、カレントのキーワードよりも下位のキーワードについては、複数存在することが考えられるが、その場合は、それらの中でそのキーワードとそのキーワードの親キーワードとの間の結合度が最大のキーワードのみを選択し、その選択されたキーワードを担当するメソッドを問い合わせるべきメソッド11yとすることができる。この方法に従えば、図2の知能マップにおいて、「自動車」がカレントのキーワードである場合、「車」および「外車」が問い合わせるべきメソッド11yとなる。
【0074】
また、問い合わせるべきメソッド11yのメソッドIDについては、メソッド11は、既に知能マップにおいて把握している。知能マップ上の各キーワードについては、それがステップB1で入力・選択されたものならば、ステップB13でメソッドIDが設定されているし、それがステップC11で受信したリンクに含まれるものならば、ステップC12での知能マップ更新の際にメソッドIDも設定しているからである。ここで、ステップB13又はステップC12でのメソッドID設定から時間が経過し、その間に、ステップB5における処理が実行され、メソッドIDとキーワードとの対応が変更されていることも、理論上は考えられる。つまり、問い合わせようとしたメソッド11yがもはや目的とするキーワードを担当するものではなくなっている場合が考えられる。しかしながら、ある参加端末10上に表示された知能マップに含まれるキーワードのように検索頻度の高いキーワードとそれを担当するメソッドとの対応が変更されることは、実際上はほとんど考えにくいし、仮に変更されたにしても、個々のメソッドが自由な振る舞いをすることによって、誰にも予測できない素晴らしい結果がシステム全体に生み出される可能性があるので、メソッドIDとキーワードとの対応が変更される可能性があることについては、本発明においては特に問題視していない。
【0075】
このようにメソッドIDが把握されると、アドレス変換プログラムにより、参加端末10yのアドレスが求められ、情報交換が要求される。
【0076】
要求を受けたメソッド11yは、通信割込によって、情報交換処理を開始する。メソッド11yは、知能マップおよびカレントのキーワードを示す情報を受信する(ステップC3)と、受信した知能マップにおいて、自らが担当するキーワードがカレントのキーワードより上位であるかどうか判断し(ステップC4)、上位のキーワードであるならば、ポイントDB115y内のリンクAの情報を更新する(ステップC5)。但し、ここで更新するのは、自らが担当するキーワードに結合されたリンクAのうち、カレントのキーワードへリンクする際に経由するリンクAの情報であり、更新とは、更新対象のリンクAの情報がポイントDB115に存在しなければ新規に登録した上で、そのポイント値(結合度)をカウントアップすることである。例えば、「車」を担当するメソッド11yが、図2の知能マップおよび「用語」がカレントのキーワードであることを示す情報を受信したとすると、「タイヤ」、「タクシー」、「自動車」へ結合するリンクAのうち、カレントのキーワード「用語」へ結合する際に経由する「自動車」へ結合するリンクAの情報のみ、ポイント値をカウントアップする。また、メソッド11yは、受信した知能マップにおいて、自らが担当するキーワードよりも上位のキーワードがあるかどうか判断し(ステップC6)、上位のキーワードがある場合には、自らが担当するキーワードがカレントのキーワードより下位であるかどうか判断する(ステップC7)。下位でなければ、ポイントDB115y内のリンクA逆引きの情報を更新する(ステップC8)。ここで、更新とは、更新対象のリンクA逆引きの情報がポイントDB115yに存在しなければ新規に登録した上で、そのポイント値(結合度)をカウントアップすることである。図4の構成図で言えば、受信手段104yが知能マップおよびカレントのキーワードを示す情報を受信してポイントDB更新手段113yに受け渡し、ポイントDB更新手段113yが担当キーワード保持手段112yの情報も参照しつつポイントDB115yの更新を行う。
【0077】
次に、メソッド11yは、知能マップ上で自らが担当するキーワードよりも上位のキーワードがある場合には、ポイントDB115yの中のリンクB群を、当該上位のキーワードで絞り込む(ステップC9)。図4の構成図で言えば、リンク転送手段114yがポイントDB115yから読み出したリンク情報を受信手段104yから受け取った知能マップをもとに処理して送信手段103yに受け渡す。
【0078】
次に、メソッド11yは、リンクAの情報、および、上記絞り込まれたリンクBの情報を、ネットワーク100を経由して、要求元のメソッド11に返信する(ステップC10)。図4の構成図で言えば、送信手段103yがリンク転送手段114yから受け渡されたリンク情報を参加端末10に送信する。
【0079】
次に、要求元のメソッド11は、リンクAおよび絞り込みリンクBの情報を受信する(ステップC11)と、そのリンク情報をもとに知能マップのリンク状態を更新する。このとき、リンクの順位は、入力履歴DB107を参照して、参加者の過去の入力履歴による重み付けを行う(ステップC12)。図4の構成図で言えば、受信手段104がリンク情報を受け取って知能マップ更新手段110に受け渡し、知能マップ更新手段110が入力履歴DB107の情報も参照しつつ知能マップ記憶部111に記憶された知能マップを更新する。
【0080】
次に、メソッド11は、知能マップの表示に必要な全ての他のメソッド11yに問い合わせたかどうか調べ、全て問い合わせ済みならばステップC14へ、全て問い合わせ済みでないならばステップC1へ進む(ステップC13)。図4の構成図で言えば、この判断は、知能マップ転送手段109が行う。なお、ここで、全ての他のメソッド11とは、知能マップにおいて、予め定めた数の上位レベルまで、および、予め定めた数の下位レベルまでのキーワードを担当するメソッドの全てであることを指す。
【0081】
最後に、メソッド11は、更新された知能マップを表示する(ステップC14)。図4の構成図で言えば、出力手段102が知能マップ記憶部111に記憶された知能マップを表示する。
【0082】
次に、メソッド11の定期的なタイマー割込による動作を説明する。
【0083】
図12を参照すると、メソッド11は、定期的なタイマー割込によっても、知識獲得処理を開始する。すなわち、メソッド11は、タイマー割込が発生すると、ネットワーク100を経由して、自らが担当するキーワードに関連性のある複数のコンテンツ31を検索する(ステップD1)。なお、検索エンジンは自らが所有していても良いし、外部の検索エンジンを呼び出すのでもよい。また、このとき、自らが担当するキーワードに加え、ポイントDB115に記憶されたリンクA逆引きの情報をも用いて、検索を行うようにしてもよい。図4の構成図で言えば、送信手段103が担当キーワード保持手段112で保持するキーワードをもとにポイントDB115も参照しつつネットワーク100を検索し、受信手段104が検索結果を受信する。
【0084】
次に、メソッド11は、上記検索結果をもとに、ポイントDB115のリンクBの情報を更新する(ステップD2)。図4の構成図で言えば、ポイントDB更新手段113が受信手段104から検索結果を受け取ってポイントDB115を更新する。
【0085】
さらに、メソッド11は、ポイントDB115内のポイント値(結合度)を予め定めた計算方法により減少させる処理を行う(ステップD3)。図4の構成図で言えば、ポイントDB更新手段113がこの処理を行う。
【0086】
なお、ここでの計算方法としては、次のようなものが考えられる。
【0087】
第1に、タイマー割込前のポイント値をP1、タイマー割込後のポイント値をP、定数をK(0<K<1)とし、タイマー割込時に「P=P1×K」なる計算を行うことにより、ポイント値を減少させる方法である。例えば、K=0.5とし、タイマー割込前のポイント値が「80」とした場合、ポイント値を増加させる処理が行われないものとすると、ポイント値は、1回目のタイマー割込で「40」となり、2回目のタイマー割込で「20」となる。
【0088】
第2に、タイマー割込前のポイント値をP1、タイマー割込後のポイント値をP、定数をK(0<K<1)、P1の更新時刻をT1(単位:時)、タイマー割込時刻をT(単位:時)とし、タイマー割込時に「P=P1×K^(T−T1)」なる計算を行うことにより、ポイント値を減少させる方法である(「K^(T−T1)」は「K」の「T−T1」乗を表す)。なお、この方法を用いるには、ポイントDB115に「最終更新時刻」の欄を設け、T1をこの「最終更新時刻」の欄より取得し、ポイント値を減少させると同時に「最終更新時刻」の欄のT1をタイマー割込時刻Tに書き換える必要がある。例えば、K=0.5とし、10時30分にポイント値が更新されて「80」になった場合、ポイント値を増加させる処理が行われないものとすると、ポイント値は、11時のタイマー割込で「56.6」(=80×(0.5^0.5))となり、11時30分のタイマー割込で「40」(=56.6×(0.5^0.5))となる。
【0089】
また、ステップD3のような処理は、制御端末20のポジションDB204に記録されたヒット数についても行うことができる。
【0090】
以上のことを図13にイメージで示している。すなわち、ステップB10で更新されるポジションDB204内のヒット数や、ステップC5やステップC8で更新されるポイントDB115内のポイント値(結合度)は、更新の瞬間は大きな値が加算されるが、タイマー割込によって、時間経過ごとに徐々に小さくなり、ある一定の値に落ち着く。これは、人間の記憶が時間経過に伴って忘れることに対応するものである。
【0091】
なお、図12では、ステップD1とステップD2とにおける処理、および、ステップD3における処理は、同じタイマー割込により行われることとしたが、前者の処理および後者の処理を別々のタイマー割込により行うことも可能である。
【0092】
本実施の形態では、図10乃至12の動作を、参加端末10が起動している間、自動的に繰り返す。
【0093】
また、本実施の形態では、参加端末10にダウンロードされた各メソッド11は、1人の参加者が使用するものであることを前提に説明を進めた。しかしながら、1つのメソッド11を複数の参加者が使用するように構成することも可能である。以下、その場合の変形例について、説明する。
【0094】
この場合、図9のステップA5でメソッド11の使用を許可する複数の参加者のIDおよびパスワードを配布し、ステップA6でそのIDおよびパスワードをメソッド11に登録する。そして、メソッド11に対し入力操作を行うに当たって、参加者にはIDおよびパスワード入力が要求され、入力されたIDおよびパスワードがステップA6でメソッド11に登録されたIDおよびパスワードと一致する場合にのみ、その後の処理の実行が許可される。入力履歴DB107には、入力キーワード、メソッドID、入力状態に加え、参加者IDの項目が設けられ、ステップB14では、現在メソッド11を使用している参加者のIDと、入力キーワード、メソッドID、入力状態とを対応付けて入力履歴DB107に格納することになる。そして、ステップC12では、現在メソッド11を使用している参加者の入力履歴によりリンクに対する重み付けを行う。
【0095】
以上のように、本発明の第1の実施の形態では、各参加端末に自ら知識獲得を行うソフトウェアであるメソッドを配布し、各参加端末での情報検索に当たってメソッド間で情報交換を行うようにしたことにより、情報管理者の事前の知識構築を必要とせず、参加者が少ないキーワード入力のみで自動的に思考の連鎖(絞込検索の先読み)と最適なコンテンツの抽出を行うことができるという効果がもたらされる。
【0096】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、本実施の形態においても、「メソッド」の概念や知能マップの態様は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0097】
図14を参照すると、本実施の形態は、参加端末10と、制御端末20と、情報端末30とから構成され、これらの端末は、ネットワーク(バックボーンレイヤー)100を経由して相互に接続される。この点では上記第1の実施の形態と同様であるが、全てのメソッド11が参加端末10ではなく制御端末20に予めインストールされている点で上記第1の実施の形態と異なる。
【0098】
本実施の形態では、参加者は、参加端末10を使用し、ネットワーク100を経由して、制御端末20内にあるメソッド11にアクセスする。メソッド11へのキーワード入力やメソッド11からの知能マップ出力などは、ネットワーク100を経由して参加端末10にて行える。
【0099】
次に、本実施の形態における制御端末20の内部構成について説明する。
【0100】
制御端末20に含まれる各手段は、制御端末20の図示しない記憶装置に記憶された制御プログラムを、制御端末20の図示しないCPUが実行することにより実現されるものと、制御端末20の図示しない記憶装置に記憶されたメソッド11を、制御端末20の図示しないCPUが実行することにより実現されるものとに分けることができる。
【0101】
図15を参照すると、前者には、入力手段101と、出力手段102と、送信手段103と、受信手段104と、キーワード転送手段105と、入力履歴DB更新手段106と、入力履歴DB107と、メソッドID設定手段108と、知能マップ転送手段109と、知能マップ更新手段110と、知能マップ記憶部111と、担当キーワード保持手段112と、ポイントDB更新手段113と、リンク転送手段114と、ポイントDB115とがあるが、それぞれの機能は、上記第1の実施の形態と同様である。なお、メソッド11が複数ある場合は、これら各手段も複数存在することとなる。
【0102】
また、後者には、送信手段201と、受信手段202と、ポジションDB更新手段203と、ポジションDB204とがあるが、それぞれの機能は、上記第1の実施の形態と同様である。また、参加端末10からのメソッド11への接続要求を該当するメソッド11に振り分ける手段や、参加権を取得した参加者に対する課金を行う手段等もあるが、図示は省略している。
【0103】
次に、本実施の形態の動作について説明する。
【0104】
参加者は、上記第1の実施の形態のダウンロードフロー動作(ステップA1〜A6)の代わりに、参加権取得フロー動作(ステップE1〜ステップE5)を行うことで、知能レイヤー300に参加する。
【0105】
図16を参照すると、参加者は参加端末10を利用し、ネットワーク100を経由して、制御端末20に対して参加権の取得を要求する(ステップE1)。次に制御端末20は、その要求を受け取ると、参加権の取得をするための登録画面を、ネットワーク100を経由して、参加端末10に送信する(ステップE2)。次に参加者は参加端末10を利用して、クレジット番号等により、制御端末20に対して決済処理を行う(ステップE3)。次に制御端末20は、ネットワーク100を経由して、参加者にメソッド11の使用権を許可するパスワードを配布する(ステップE4)。
【0106】
また、メソッド11が参加者のキーワード入力・リンク選択に応じて知能マップを生成し表示する時の動作(図10乃至11)は、本実施の形態でも同様に実行される。なお、ここでも、上記第1の実施の形態と同様、コンピュープログラムであるメソッドの実行状態であるプロセスも便宜的に「メソッド」と呼び、制御プログラム21の実行状態であるプロセスを「制御プロセス」と呼ぶことにする。
【0107】
本実施の形態においては、メソッド11、メソッド11x、メソッド11y、制御プロセスは、全て制御端末20内のプロセスであり、これらの間の通信動作(ステップB1→B2、ステップB6→B7、ステップB11→B12、ステップC2→C3、ステップC10→C11)は、ネットワーク100を経由せずに制御端末20内のこれらのプロセス間で実行される。すなわち、本実施の形態では、メソッドIDは、プロセス間通信を行うためのプロセスの識別情報としての意義を有することになる。図16の構成図で言えば、メソッド11の実行により実現される送信手段103および受信手段104、メソッド11xの実行により実現される送信手段103xおよび受信手段104x、メソッド11yの実行により実現される送信手段103yおよび受信手段104y、制御プログラム21の実行により実現される送信手段201および受信手段202が、このようなプロセス間の通信動作を行う。
【0108】
逆に、メソッド11が行う入出力処理動作(ステップB1、B16、C14)は、ネットワーク100を経由して参加端末10と通信することで実施される。図16の構成図で言えば、メソッド11の実行により実現される入力手段101および出力手段102、メソッド11xの実行により実現される入力手段101xおよび出力手段102x、メソッド11yの実行により実現される入力手段101yおよび出力手段102yが、このような入出力処理動作を行う。
【0109】
また、メソッド11の定期的なタイマー割込による動作(図12)についても、本実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に実行される。
【0110】
本実施の形態では、図10乃至12の動作を、制御端末20が起動している間、自動的に繰り返す。
【0111】
以上のように、本発明の第2の実施の形態では、メソッドを制御端末に一括してインストールする集中形式を採用したことにより、上記第1の実施の形態によりもたらされる効果に加えて、各参加者が所有する参加端末の負荷やネットワークの負荷を最小限にすることができるという効果ももたらされる。
【0112】
次に、具体例を用いて、上記第1および第2の実施の形態の動作を説明する。なお、上記第1の実施の形態では、各メソッド11は参加端末10で動作し、上記第2の実施の形態では、各メソッド11は制御端末20で動作するが、以下では、各メソッド11がどこで動作するかは意識せずに述べていくこととする。
【0113】
メソッド11としては、メソッド11aと、メソッド11bと、メソッド11cと、メソッド11dとがあり、メソッド11aのメソッドIDが「0001」、メソッド11bのメソッドIDが「0002」、メソッド11cのメソッドIDが「0003」、メソッド11dのメソッドIDが「0004」とする。なお、メソッド11a、メソッド11b、メソッド11c、メソッド11dが管理するDBには、符号にそれぞれ添え字「a」、「b」、「c」、「d」を付して示す。
【0114】
また、ステップC1における問い合わせるべきメソッド11の決定方法としては、カレントのキーワードの親キーワード、カレントのキーワード、カレントのキーワードの子キーワードのうちカレントのキーワードとの間の結合度が最大のものを、この順で問合せるべきメソッド11として決定するという方法を採用する。さらに、ステップB10におけるポジションDB204内のヒット数の更新、及び、ステップC5やステップC8におけるポイントDB115内のポイント値(結合度)の更新の一例として、それぞれの数値を10カウントアップする方法を採用する。
【0115】
図17に、初期状態におけるポイントDB115a〜115d、入力履歴DB107a〜107d、および、ポジションDB204の内容を示す。
【0116】
このような状態で、メソッド11cに「学校」と入力した時の動作について説明する。
【0117】
図18(A)は、この動作の開始時の参加端末10の画面の状態を、図18(B)は、この動作の終了時の参加端末10の画面の状態を、図19は、この動作の終了時の各DBの内容を示す。
【0118】
図18(A)に示すように、「学校」と入力されると、メソッド11cは、ステップB1で制御プロセスにキーワード「学校」を送信し、制御プロセスは、ステップB2でキーワード「学校」を受信し、ステップB3でポジションDB204からキーワード「学校」に対するメソッドIDを検索し、該当するメソッドIDが存在しないので、ステップB5でポジションDB204にキーワード「学校」をメソッドID「0001」と対応付けて登録し、ステップB6でメソッドID「0001」のメソッド11aにキーワード「学校」を送信する。この時、ポジションDB204には、図19に示すように、キーワード「学校」がメソッドID「0001」に対応付けて登録される(但し、ヒット数は「0」)。
【0119】
また、メソッド11aは、ステップB7でキーワード「学校」を受信して自らが担当するキーワードが「学校」であることを記憶し(図19ではこれを「ポイントDB」の後の「(学校)」で示している)、ステップB8で「学校」に関連するコンテンツを検索し、ステップB9でポイントDB115aのリンクBを更新する。この時、ポイントDB115aには、図19に示すように、「学校」に関連するコンテンツのURL等がリンクBの情報として登録される。
【0120】
次に、制御プロセスは、ステップB10でポジションDB204のヒット数を更新し、ステップB11でメソッドID「0001」をメソッド11cに送信する。この時、ポジションDB204では、図19に示すように、メソッドID「0001」に対するヒット数が「0」から「10」に書き換えられる。
【0121】
次に、メソッド11cは、ステップB12でメソッドID「0001」を受信し、ステップB13でメソッドID「0001」をカレントのキーワード「学校」に設定し、ステップB14で入力履歴DB107cを更新する。この時、入力履歴DB107cには、図19に示すように、キーワード「学校」についての入力履歴が登録される。
【0122】
なお、キーワード「学校」の入力は、リンクBの選択ではないため、ステップB16は実行されない。
【0123】
次に、メソッド11cは、ステップC1でカレントのキーワード「学校」を担当するメソッド11aを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11aに現時点の知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0124】
メソッド11aは、ステップC3で知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「学校」がカレントのキーワード「学校」より上位ではないため、ステップC5は実行せず、自らが担当するキーワード「学校」よりも上位のキーワードが知能マップ上にないため、ステップC8、ステップC9は実行せず、ステップC10でポイントDB115aのリンクBの情報をメソッド11cに送信する。但し、このように図10のメソッド11xと図11のメソッド11yとが同じ場合は、ステップC10における処理を行う以前にステップB9の処理が完了していることが前提である。あるいは、ステップC10の処理を、ステップB9の処理が完了するのを待ち合わせて行うようにしてもよい。
【0125】
メソッド11cは、ステップC11でリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11はないので、ステップC14で知能マップを表示する。この時、表示される知能マップは、図18(B)に示すようなものとなる。
【0126】
次に、メソッド11cに「学校」に続けて「机」と入力した時の動作について説明する。
【0127】
図20(A)は、この動作の開始時の参加端末10の画面の状態を、図20(B)は、この動作の終了時の参加端末10の画面の状態を、図21は、この動作の終了時の各DBの内容を示す。
【0128】
図20(A)に示すように、「机」と入力されると、メソッド11cは、ステップB1で制御プロセスにキーワード「机」を送信し、制御プロセスは、ステップB2でキーワード「机」を受信し、ステップB3でポジションDB204からキーワード「机」に対するメソッドIDを検索し、該当するメソッドIDが存在しないので、ステップB5でポジションDB204にキーワード「机」をメソッドID「0002」と対応付けて登録し、ステップB6でメソッドID「0002」のメソッド11bにキーワード「机」を送信する。この時、ポジションDB204には、図21に示すように、キーワード「机」がメソッドID「0002」に対応付けて登録される(但し、ヒット数は「0」)。
【0129】
また、メソッド11bは、ステップB7でキーワード「机」を受信して自らが担当するキーワードが「机」であることを記憶し(図21ではこれを「ポイントDB」の後の「(机)」で示している)、ステップB8で「机」に関連するコンテンツを検索し、ステップB9でポイントDB115bのリンクBを更新する。
この時、ポイントDB115bには、図21に示すように、「机」に関連するコンテンツのURL等がリンクBの情報として登録される(但し、リンクA逆引きの情報はまだ登録されない)。
【0130】
次に、制御プロセスは、ステップB10でポジションDB204のヒット数を更新し、ステップB11でメソッドID「0002」をメソッド11cに送信する。この時、ポジションDB204では、図21に示すように、メソッドID「0002」に対するヒット数が「0」から「10」に書き換えられる。
【0131】
次に、メソッド11cは、ステップB12でメソッドID「0002」を受信し、ステップB13でメソッドID「0002」をカレントのキーワード「机」に設定し、ステップB14で入力履歴DB107cを更新する。この時、入力履歴DB107cには、図21に示すように、キーワード「机」についての入力履歴が登録される。
【0132】
なお、キーワード「机」の入力は、リンクBの選択ではないため、ステップB16は実行されない。
【0133】
次に、メソッド11cは、ステップC1でカレントのキーワード「机」の上位のキーワード「学校」を担当するメソッド11aを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11aに現時点の知能マップおよび「机」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0134】
メソッド11aは、ステップC3で知能マップおよび「机」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「学校」がカレントのキーワード「机」より上位であるため、ステップC5でポイントDB115aのリンクAを更新するが、自らが担当するキーワード「学校」よりも上位のキーワードが知能マップ上にないため、ステップC8、ステップC9は実行せず、ステップC10でポイントDB115aのリンクAおよびリンクBの情報をメソッド11cに送信する。この時、ポイントDB115aには、図21に示すように、「机」についての情報がリンクAの情報として登録される。
【0135】
メソッド11cは、ステップC11でリンクAおよびリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11があるので、ステップC1に戻る。
【0136】
次に、メソッド11cは、ステップC1でカレントのキーワード「机」を担当するメソッド11bを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11bに現時点の知能マップおよび「机」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0137】
メソッド11bは、ステップC3で知能マップおよび「机」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「机」がカレントのキーワード「机」より上位ではないため、ステップC5は実行しないが、自らが担当するキーワード「机」よりも上位のキーワード「学校」が知能マップ上にあり、かつ、自らが担当するキーワード「机」がカレントのキーワード「机」より下位ではないため、ステップC8でポイントDB115bのリンクA逆引きの情報を更新し、自らが担当するキーワード「机」よりも上位のキーワード「学校」が知能マップ上にあるので、ステップC9でポイントDB115bに登録されたリンクB群を上位のキーワードである「学校」で絞り込み、ステップC10でその絞り込みリンクBの情報をメソッド11cに送信する。この時、ポイントDB115bには、図21に示すように、「学校」についての情報がリンクA逆引きの情報として登録される。
【0138】
メソッド11cは、ステップC11で絞り込みリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11はないので、ステップC14で知能マップを表示する。この時、表示される知能マップは、図20(B)に示すようなものとなる。
【0139】
なお、図20(A)から図20(B)へ遷移する間にタイマー割込によるコンテンツ検索・登録(ステップD1〜D2)が行われていたとすると、図20(A)の「学校」に結合するコンテンツと、図20(B)の「学校」に結合するコンテンツとでは、その表示内容又は態様が異なっている場合もある。
【0140】
次に、メソッド11dに「地図」と入力した時の動作について説明する。
【0141】
図22(A)は、この動作の開始時の参加端末10の画面の状態を、図22(B)は、この動作の終了時の参加端末10の画面の状態を、図23は、この動作の終了時の各DBの内容を示す。
【0142】
図22(A)に示すように、「地図」と入力されると、メソッド11dは、ステップB1で制御プロセスにキーワード「地図」を送信し、制御プロセスは、ステップB2でキーワード「地図」を受信し、ステップB3でポジションDB204からキーワード「地図」に対するメソッドIDを検索し、該当するメソッドIDが存在しないので、ステップB5でポジションDB204にキーワード「地図」をメソッドID「0003」と対応付けて登録し、ステップB6でメソッドID「0003」のメソッド11cにキーワード「地図」を送信する。この時、ポジションDB204には、図23に示すように、キーワード「地図」がメソッドID「0003」に対応付けて登録される(但し、ヒット数は「0」)。
【0143】
また、メソッド11cは、ステップB7でキーワード「地図」を受信して自らが担当するキーワードが「地図」であることを記憶し(図23ではこれを「ポイントDB」の後の「(地図)」で示している)、ステップB8で「地図」に関連するコンテンツを検索し、ステップB9でポイントDB115cのリンクBを更新する。この時、ポイントDB115cには、図23に示すように、「地図」に関連するコンテンツのURL等がリンクBの情報として登録される。
【0144】
次に、制御プロセスは、ステップB10でポジションDB204のヒット数を更新し、ステップB11でメソッドID「0003」をメソッド11dに送信する。この時、ポジションDB204では、図23に示すように、メソッドID「0003」に対するヒット数が「0」から「10」に書き換えられる。
【0145】
次に、メソッド11dは、ステップB12でメソッドID「0003」を受信し、ステップB13でメソッドID「0003」をカレントのキーワード「地図」に設定し、ステップB14で入力履歴DB107dを更新する。この時、入力履歴DB107dには、図23に示すように、キーワード「地図」についての入力履歴が登録される。
【0146】
なお、キーワード「地図」の入力は、リンクBの選択ではないため、ステップB16は実行されない。
【0147】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「地図」を担当するメソッド11cを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11cに現時点の知能マップおよび「地図」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0148】
メソッド11cは、ステップC3で知能マップおよび「地図」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「地図」がカレントのキーワード「地図」より上位ではないため、ステップC5は実行せず、自らが担当するキーワード「地図」よりも上位のキーワードが知能マップ上にないため、ステップC8、ステップC9は実行せず、ステップC10でポイントDB115cのリンクBの情報をメソッド11dに送信する。但し、このように図10のメソッド11xと図11のメソッド11yとが同じ場合は、ステップC10における処理を行う以前にステップB9の処理が完了していることが前提である。あるいは、ステップC10の処理を、ステップB9の処理が完了するのを待ち合わせて行うようにしてもよい。
【0149】
メソッド11dは、ステップC11でリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11はないので、ステップC14で知能マップを表示する。この時、表示される知能マップは、図22(B)に示すようなものとなる。
【0150】
次に、メソッド11dに「地図」に続けて「学校」と入力した時の動作について説明する。
【0151】
図24(A)は、この動作の開始時の参加端末10の画面の状態を、図24(B)は、この動作の終了時の参加端末10の画面の状態を、図25は、この動作の終了時の各DBの内容を示す。
【0152】
図24(A)に示すように、「学校」と入力されると、メソッド11dは、ステップB1で制御プロセスにキーワード「学校」を送信し、制御プロセスは、ステップB2でキーワード「学校」を受信し、ステップB3でポジションDB204からキーワード「学校」に対するメソッドIDを検索し、該当するメソッドID「0001」が存在するので、ステップB10でポジションDB204のヒット数を更新し、ステップB11でメソッドID「0001」をメソッド11dに送信する。この時、ポジションDB204では、図25に示すように、メソッドID「0001」に対するヒット数が「10」から「20」に書き換えられる。
【0153】
次に、メソッド11dは、ステップB12でメソッドID「0001」を受信し、ステップB13でメソッドID「0001」をカレントのキーワード「学校」に設定し、ステップB14で入力履歴DB107dを更新する。この時、入力履歴DB107dには、図25に示すように、キーワード「学校」についての入力履歴が登録される。
【0154】
なお、キーワード「学校」の入力は、リンクBの選択ではないため、ステップB16は実行されない。
【0155】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「学校」の上位のキーワード「地図」を担当するメソッド11cを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11cに現時点の知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0156】
メソッド11cは、ステップC3で知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「地図」がカレントのキーワード「学校」より上位であるため、ステップC5でポイントDB115cのリンクAを更新するが、自らが担当するキーワード「地図」よりも上位のキーワードが知能マップ上にないため、ステップC8、ステップC9は実行せず、ステップC10でポイントDB115cのリンクAおよびリンクBの情報をメソッド11dに送信する。この時、ポイントDB115cには、図25に示すように、「学校」についての情報がリンクAの情報として登録される。
【0157】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよびリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11があるので、ステップC1に戻る。
【0158】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「学校」を担当するメソッド11aを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11aに現時点の知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0159】
メソッド11aは、ステップC3で知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「学校」がカレントのキーワード「学校」より上位ではないため、ステップC5は実行しないが、自らが担当するキーワード「学校」よりも上位のキーワード「地図」が知能マップ上にあり、かつ、自らが担当するキーワード「学校」がカレントのキーワード「学校」より下位ではないため、ステップC8でポイントDB115aのリンクA逆引きの情報を更新し、自らが担当するキーワード「学校」よりも上位のキーワード「地図」が知能マップ上にあるので、ステップC9でポイントDB115aに登録されたリンクB群を上位のキーワードである「地図」で絞り込み、ステップC10でそのリンクAおよび絞り込みリンクBの情報をメソッド11dに送信する。この時、ポイントDB115aには、図25に示すように、「地図」についての情報がリンクA逆引きの情報として登録される。
【0160】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよび絞り込みリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11があるので、ステップC1に戻る。
【0161】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「学校」の下位のキーワード「机」を担当するメソッド11bを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11bに現時点の知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0162】
メソッド11bは、ステップC3で知能マップおよび「学校」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「机」がカレントのキーワード「学校」より上位ではないため、ステップC5は実行せず、自らが担当するキーワード「机」よりも上位のキーワード「学校」が知能マップ上にあるものの、自らが担当するキーワード「机」がカレントのキーワード「学校」より下位であるため、ステップC8は実行せず、自らが担当するキーワード「机」よりも上位のキーワード「学校」及びその上位のキーワード「地図」が知能マップ上にあるので、ステップC9でポイントDB115bに登録されたリンクB群を上位のキーワードである「学校」と「地図」で絞り込み、ステップC10でその絞り込みリンクBの情報をメソッド11dに送信する。
【0163】
メソッド11dは、ステップC11で絞り込みリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11はないので、ステップC14で知能マップを表示する。この時、表示される知能マップは、図24(B)に示すようなものとなる。
【0164】
なお、図24(A)から図24(B)へ遷移する間にタイマー割込によるコンテンツ検索・登録(ステップD1〜D2)が行われていたとすると、図24(A)の「地図」に結合するコンテンツと、図24(B)の「地図」に結合するコンテンツとでは、その表示内容又は態様が異なっている場合もある。
【0165】
また、各DBの内容が図17から図25に遷移するまでの間において、タイマー割込によるヒット数およびポイント値の減少はないものとする。
【0166】
その後、各メソッド11に対するキーワード入力・選択、タイマー割込による知識獲得、ヒット数およびポイント値の減少等が行われた結果、各DBの内容が、図26に示すようになったとする。すなわち、メソッド11a、メソッド11b、メソッド11cが担当するキーワードは、それぞれ、「車」、「タイヤ」、「自動車」に変更され、ポイントDB115a、ポイントDB115b、ポイントDB115cには、それぞれ、「車」、「タイヤ」、「自動車」に関連するリンクA、リンクA逆引き、リンクBの情報が記憶されているとする。また、メソッド11dが担当するキーワードは、未だ決定しておらず、ポイントDB115dには、何の情報も記憶されていないとする。
【0167】
このような状態で、メソッド11dに「車」と入力した時の動作について説明する。
【0168】
図27(A)は、この動作の開始時の参加端末10の画面の状態を、図27(B)は、この動作の終了時の参加端末10の画面の状態を、図28は、この動作の終了時の各DBの内容を示す。
【0169】
図27(A)に示すように、「車」と入力されると、メソッド11dは、ステップB1で制御プロセスにキーワード「車」を送信し、制御プロセスは、ステップB2でキーワード「車」を受信し、ステップB3でポジションDB204からキーワード「車」に対するメソッドIDを検索し、該当するメソッドID「0001」が存在するので、ステップB10でポジションDB204のヒット数を更新し、ステップB11でメソッドID「0001」をメソッド11dに送信する。この時、ポジションDB204では、図28に示すように、メソッドID「0001」に対するヒット数が「832」から「842」に書き換えられる。
【0170】
次に、メソッド11dは、ステップB12でメソッドID「0001」を受信し、ステップB13でメソッドID「0001」をカレントのキーワード「車」に設定し、ステップB14で入力履歴DB107dを更新する。この時、入力履歴DB107dには、図28に示すように、キーワード「車」についての入力履歴が登録される。
【0171】
なお、キーワード「車」の入力は、リンクBの選択ではないため、ステップB16は実行されない。
【0172】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「車」を担当するメソッド11aを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11aに現時点の知能マップおよび「車」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0173】
メソッド11aは、ステップC3で知能マップおよび「車」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「車」がカレントのキーワード「車」より上位ではないため、ステップC5は実行せず、自らが担当するキーワード「車」よりも上位のキーワードが知能マップ上にないため、ステップC8、ステップC9は実行せず、ステップC10でポイントDB115aのリンクAおよびリンクBの情報をメソッド11dに送信する。
【0174】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよびリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11があるので、ステップC1に戻る。
【0175】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「車」の下位のキーワード「タイヤ」を担当するメソッド11bを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11bに現時点の知能マップおよび「車」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0176】
メソッド11bは、ステップC3で知能マップおよび「車」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「タイヤ」がカレントのキーワード「車」より上位ではないため、ステップC5は実行せず、自らが担当するキーワード「タイヤ」よりも上位のキーワード「車」が知能マップ上にあるものの、自らが担当するキーワード「タイヤ」がカレントのキーワード「車」より下位であるため、ステップC8は実行せず、自らが担当するキーワード「タイヤ」よりも上位のキーワード「車」が知能マップ上にあるので、ステップC9でポイントDB115bに登録されたリンクB群を上位のキーワードである「車」で絞り込み、ステップC10でそのリンクAおよび絞り込みリンクBの情報をメソッド11dに送信する。
【0177】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよび絞り込みリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11はないので、ステップC14で知能マップを表示する。この時、表示される知能マップは、図28(B)に示すようなものとなる。
【0178】
なお、この具体例では、カレントのキーワードの親キーワード、カレントのキーワード、カレントのキーワードの子キーワードのうちカレントのキーワードとの間の結合度が最大のものを、この順で問合せるべきメソッド11として決定する方法(カレントのキーワードを中心とした3階層のキーワードに対応するメソッド11に問い合わせる方法)を採用したため、これ以上問合せるべきメソッド11を決定しなかったが、例えばカレントのキーワードを中心とした10階層のメソッド11に問い合わせる方法を採用した場合は、ステップC2で「ゴム」を担当するメソッド11(メソッドID「0020」)に対してさらに問い合わせる。ここで、そのメソッド11が既に「ゴム」でないキーワードを担当するものに変更されていたとしたら、メソッド11dは、その旨のエラーメッセージを受け取り、これによって問い合わせるべきメソッド11はないと判断する。
【0179】
次に、図27(B)の知能マップ上で「自動車」へのリンクAを選択した時の動作について説明する。
【0180】
図29は、この動作の終了時の参加端末10の画面の状態を、図30は、この動作の終了時の各DBの内容を示す。
【0181】
「自動車」へのリンクAが選択されると、メソッド11dは、ステップB1で制御プロセスにキーワード「自動車」を送信し、制御プロセスは、ステップB2でキーワード「自動車」を受信し、ステップB3でポジションDB204からキーワード「自動車」に対するメソッドIDを検索し、該当するメソッドID「0003」が存在するので、ステップB10でポジションDB204のヒット数を更新し、ステップB11でメソッドID「0003」をメソッド11dに送信する。この時、ポジションDB204では、図30に示すように、メソッドID「0003」に対するヒット数が「985」から「995」に書き換えられる。
【0182】
次に、メソッド11dは、ステップB12でメソッドID「0003」を受信し、ステップB13でメソッドID「0003」をカレントのキーワード「自動車」に設定し、ステップB14で入力履歴DB107dを更新する。この時、入力履歴DB107dには、図30に示すように、キーワード「自動車」へのリンクAの選択履歴が登録される。
【0183】
なお、キーワード「自動車」の選択は、リンクBの選択ではないため、ステップB16は実行されない。
【0184】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「自動車」の上位のキーワード「車」を担当するメソッド11aを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11aに現時点の知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0185】
メソッド11aは、ステップC3で知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「車」がカレントのキーワード「自動車」より上位であるため、ステップC5でポイントDB115aのリンクAを更新するが、自らが担当するキーワード「車」よりも上位のキーワードが知能マップ上にないため、ステップC8、ステップC9は実行せず、ステップC10でポイントDB115aのリンクAおよびリンクBの情報をメソッド11dに送信する。この時、ポイントDB115aでは、図30に示すように、「自動車」のポイント値が「25」から「35」に書き換えられ、「タクシー」のポイント値を超えたため、「自動車」と「タクシー」とが入れ替わっている。
【0186】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよびリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11があるので、ステップC1に戻る。
【0187】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「自動車」を担当するメソッド11cを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11cに現時点の知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0188】
メソッド11cは、ステップC3で知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「自動車」がカレントのキーワード「自動車」より上位ではないため、ステップC5は実行せず、自らが担当するキーワード「自動車」よりも上位のキーワード「車」が知能マップ上にあり、かつ、自らが担当するキーワード「自動車」がカレントのキーワード「自動車」より下位ではないため、ステップC8でポイントDB115cのリンクA逆引きの情報を更新し、自らが担当するキーワード「自動車」よりも上位のキーワード「車」が知能マップ上にあるので、ステップC9でポイントDB115cに登録されたリンクB群を上位のキーワードである「車」で絞り込み、ステップC10でそのリンクAおよび絞り込みリンクBの情報をメソッド11dに送信する。この時、ポイントDB115cでは、図30に示すように、「車」のポイント値が「25」から「35」に書き換えられる。
【0189】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよび絞り込みリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11はないので、ステップC14で知能マップを表示する。この時、表示される知能マップは、図29に示すようなものとなる。上記の処理により「自動車」のポイント値が「タクシー」のポイント値より大きくなったので、図27(B)とは表示順序が逆になっている。
【0190】
なお、この具体例では、カレントのキーワードの親キーワード、カレントのキーワード、カレントのキーワードの子キーワードのうちカレントのキーワードとの間の結合度が最大のものを、この順で問合せるべきメソッド11として決定する方法(カレントのキーワードを中心とした3階層のキーワードに対応するメソッド11に問い合わせる方法)を採用したため、これ以上問合せるべきメソッド11を決定しなかったが、例えばカレントのキーワードを中心とした10階層のメソッド11に問い合わせる方法を採用した場合は、ステップC2で「エンジン」を担当するメソッド11(メソッドID「0030」)に対してさらに問い合わせる。ここで、そのメソッド11が既に「エンジン」でないキーワードを担当するものに変更されていたとしたら、メソッド11dは、その旨のエラーメッセージを受け取り、これによって問い合わせるべきメソッド11はないと判断する。
【0191】
次に、図29の知能マップ上で「自動車」からあるコンテンツへのリンクBを選択した時の動作について説明する。
【0192】
図31は、この動作の終了時の参加端末10の画面の状態(通常、コンテンツを表示するウィンドウに隠れている)を、図32は、この動作の終了時の各DBの内容を示す。
【0193】
「自動車」からあるコンテンツへのリンクBが選択されると、メソッド11dは、ステップB1で制御プロセスにキーワード「自動車」を送信し、制御プロセスは、ステップB2でキーワード「自動車」を受信し、ステップB3でポジションDB204からキーワード「自動車」に対するメソッドIDを検索し、該当するメソッドID「0003」が存在するので、ステップB10でポジションDB204のヒット数を更新し、ステップB11でメソッドID「0003」をメソッド11dに送信する。この時、ポジションDB204では、図32に示すように、メソッドID「0003」に対するヒット数が「995」から「1005」に書き換えられる。
【0194】
次に、メソッド11dは、ステップB12でメソッドID「0003」を受信し、ステップB13でメソッドID「0003」をカレントのキーワード「自動車」に設定し、ステップB14で入力履歴DB107dを更新する。この時、入力履歴DB107dには、図32に示すように、「自動車」からあるコンテンツへのリンクBの選択履歴が登録される。
【0195】
また、リンクBの選択であるため、メソッド11dは、ステップB16で選択されたコンテンツを表示する。
【0196】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「自動車」の上位のキーワード「車」を担当するメソッド11aを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11aに現時点の知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0197】
メソッド11aは、ステップC3で知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「車」がカレントのキーワード「自動車」より上位であるため、ステップC5でポイントDB115aのリンクAを更新するが、自らが担当するキーワード「車」よりも上位のキーワードが知能マップ上にないため、ステップC8、ステップC9は実行せず、ステップC10でポイントDB115aのリンクAおよびリンクBの情報をメソッド11dに送信する。この時、ポイントDB115aでは、図32に示すように、「自動車」のポイント値が「35」から「45」に書き換えられ、「タイヤ」のポイント値を超えたため、「自動車」と「タイヤ」とが入れ替わっている。
【0198】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよびリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11があるので、ステップC1に戻る。
【0199】
次に、メソッド11dは、ステップC1でカレントのキーワード「自動車」を担当するメソッド11cを問い合わせるメソッド11として決定し、ステップC2でメソッド11cに現時点の知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を送信する。
【0200】
メソッド11cは、ステップC3で知能マップおよび「自動車」がカレントのキーワードである旨を受信し、自らが担当するキーワード「自動車」がカレントのキーワード「自動車」より上位ではないため、ステップC5は実行せず、自らが担当するキーワード「自動車」よりも上位のキーワード「車」が知能マップ上にあり、かつ、自らが担当するキーワード「自動車」がカレントのキーワード「自動車」より下位ではないため、ステップC8でポイントDB115cのリンクA逆引きの情報を更新し、自らが担当するキーワード「自動車」よりも上位のキーワード「車」が知能マップ上にあるので、ステップC9でポイントDB115cに登録されたリンクB群を上位のキーワードである「車」で絞り込み、ステップC10でそのリンクAおよび絞り込みリンクBの情報をメソッド11dに送信する。この時、ポイントDB115cでは、図32に示すように、「車」のポイント値が「35」から「45」に書き換えられる。
【0201】
メソッド11dは、ステップC11でリンクAおよび絞り込みリンクBの情報を受信し、ステップC12でメモリ上の知能マップにそのリンクの情報を追加し、他に問い合わせるべきメソッド11はないので、ステップC14で知能マップを表示する。この時、表示される知能マップは、図31に示すようなものとなる(通常、コンテンツを表示するウィンドウに隠れている)。上記の処理により「自動車」のポイント値が「タイヤ」のポイント値より大きくなったので、図29とは表示順序が逆になっている。
【0202】
なお、この具体例では、カレントのキーワードの親キーワード、カレントのキーワード、カレントのキーワードの子キーワードのうちカレントのキーワードとの間の結合度が最大のものを、この順で問合せるべきメソッド11として決定する方法(カレントのキーワードを中心とした3階層のキーワードに対応するメソッド11に問い合わせる方法)を採用したため、これ以上問合せるべきメソッド11を決定しなかったが、例えばカレントのキーワードを中心とした10階層のメソッド11に問い合わせる方法を採用した場合は、ステップC2で「エンジン」を担当するメソッド11(メソッドID「0030」)に対してさらに問い合わせる。ここで、そのメソッド11が既に「エンジン」でないキーワードを担当するものに変更されていたとしたら、メソッド11dは、その旨のエラーメッセージを受け取り、これによって問い合わせるべきメソッド11はないと判断する。
【0203】
【発明の効果】
本発明には、情報管理者の事前の知識構築を必要とせず、参加者が少ないキーワード入力のみで自動的に思考の連鎖(絞込検索の先読み)と最適なコンテンツの抽出を行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示す図である。
【図2】本発明における知能マップの表示例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の全体構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における参加端末10の内部構成を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における制御端末20の内部構成を示す図である。
【図6】本発明におけるポイントDB115の内容を示す図である。
【図7】本発明における入力履歴DB107の内容を示す図である。
【図8】本発明におけるポジションDB204の内容を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるメソッド11のダウンロードの動作を示す流れ図である。
【図10】本発明におけるメソッド11の動作を示す流れ図である。
【図11】本発明におけるメソッド11の動作を示す流れ図である。
【図12】本発明におけるメソッド11の動作を示す流れ図である。
【図13】ヒット数・ポイント値の時間的変化を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態の全体構成を示す図である。
【図15】本発明の第2の実施の形態における制御端末20の内部構成を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態における参加権取得の動作を示す流れ図である。
【図17】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図18】本発明の具体例における画面表示を示す図である。
【図19】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図20】本発明の具体例における画面表示を示す図である。
【図21】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図22】本発明の具体例における画面表示を示す図である。
【図23】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図24】本発明の具体例における画面表示を示す図である。
【図25】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図26】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図27】本発明の具体例における画面表示を示す図である。
【図28】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図29】本発明の具体例における画面表示を示す図である。
【図30】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【図31】本発明の具体例における画面表示を示す図である。
【図32】本発明の具体例における各DBの内容を示す図である。
【符号の説明】
10 参加端末
11 メソッド
100 ネットワーク
101 入力手段
102 出力手段
103 送信手段
104 受信手段
105 キーワード転送手段
106 入力履歴DB更新手段
107 入力履歴DB
108 メソッドID設定手段
109 知能マップ転送手段
110 知能マップ更新手段
111 知能マップ記憶部
112 担当キーワード保持手段
113 ポイントDB更新手段
114 リンク転送手段
115 ポイントDB
20 制御端末
200 コンテンツレイヤー
201 送信手段
202 受信手段
203 ポジションDB更新手段
204 ポジションDB
30 情報端末
31 コンテンツ
300 知能レイヤー

Claims (24)

  1. 自らが担当するキーワードに関連するコンテンツの情報を収集する第1の手順と、
    前記第1の手順で収集した前記コンテンツの情報の受け渡しの要求を知能マップ生成手段から受け付ける第2の手順と、
    前記第2の手順で受け付けた要求に従い、前記コンテンツの情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  2. 自らが担当する第1のキーワードに関連するコンテンツの情報を収集する第1の手順と、
    前記第1の手順で収集した前記コンテンツの情報の受け渡しの要求を、知能マップ生成手段から、当該知能マップ生成手段が保持する知能マップとともに受け付ける第2の手順と、
    前記第2の手順で受け付けた要求に従い、前記知能マップ上で前記第1のキーワードより上位の第2のキーワードがある場合には前記コンテンツの情報を当該第2のキーワードで絞り込んだ上で、前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  3. 前記第1の手順を、定期的に、若しくは、前記キーワードが割り当てられた時点で、又は、その両方のタイミングで実行させる請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 自らが担当する第1のキーワードの前に連想する第2のキーワードの情報を取得する第1の手順と、
    前記第1のキーワードに関連し、かつ、前記第2のキーワードで絞り込まれたコンテンツの情報を収集する第2の手順と、
    前記第2の手順で収集した前記コンテンツの情報の受け渡しの要求を知能マップ生成手段から受け付ける第3の手順と、
    前記第3の手順で受け付けた要求に従い、前記コンテンツの情報を前記知能マップ生成手段に返却する第4の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. 前記第1の手順を、知能マップ生成手段から受け取った知能マップ上で、前記第1のキーワードの上位に前記第2のキーワードが結合されており、かつ、前記第1のキーワードが当該知能マップ生成手段で現在入力又は選択中のキーワードより下位でない場合に、実行させる請求項4に記載のプログラム。
  6. 自らが担当する第1のキーワードの次に連想する第2のキーワードの情報を取得する第1の手順と、
    前記第1の手順で取得した前記第2のキーワードの情報の受け渡しの要求を知能マップ生成手段から受け付ける第2の手順と、
    前記第2の手順で受け付けた要求に従い、前記第2のキーワードの情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 前記第1の手順を、知能マップ生成手段から受け取った知能マップ上で、前記第1のキーワードの下位に前記第2のキーワードが結合されている場合に、実行させる請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記第1の手順において、前記第1のキーワードに対する前記第2のキーワードの結合度を示すポイント値を増加させる手順をさらに実行させる請求項5又は7に記載のプログラム。
  9. 時間の経過に伴い前記ポイント値を減少させる手順をさらにコンピュータに実行させる請求項8に記載のプログラム。
  10. 参加者が入力したキーワードに関連するコンテンツの情報を保持する知識リンク提供手段に当該コンテンツの情報の受け渡しを要求する第1の手順と、
    前記知識リンク提供手段から前記コンテンツの情報を受け取る第2の手順と、前記参加者が入力したキーワードと前記第2の手順で受け取った前記コンテンツの情報とを関連付けて知能マップとして出力させる第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 参加者が入力した第1のキーワードの次に連想する第2のキーワードの情報を保持する知識リンク提供手段に当該第2のキーワードの情報の受け渡しを要求する第1の手順と、
    前記知識リンク提供手段から前記第2のキーワードの情報を受け取る第2の手順と、
    前記参加者が入力した第1のキーワードと前記第2の手順で受け取った前記第2のキーワードの情報とを関連付けて知能マップとして出力させる第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  12. 参加者が知能マップ上で選択したキーワードに関連するコンテンツの情報を保持する知識リンク提供手段に当該コンテンツの情報の受け渡しを要求する第1の手順と、
    前記知識リンク提供手段から前記コンテンツの情報を受け取る第2の手順と、前記参加者が選択したキーワードと前記第2の手順で受け取った前記コンテンツの情報とを前記知能マップ上で関連付けて出力させる第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 参加者が知能マップ上で選択した第1のキーワードの次に連想する第2のキーワードの情報を保持する知識リンク提供手段に当該第2のキーワードの情報の受け渡しを要求する第1の手順と、
    前記知識リンク提供手段から前記第2のキーワードの情報を受け取る第2の手順と、
    前記参加者が選択した第1のキーワードと前記第2の手順で受け取った前記第2のキーワードの情報とを前記知能マップ上で関連付けて出力させる第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 前記第3の手順において、前記参加者の過去のキーワードの入力及び選択の履歴に基づき、前記コンテンツの情報を並べ替える手順を実行させる請求項10又は12に記載のプログラム。
  15. 前記第2の手順において、前記第1のキーワードに対する前記第2のキーワードの結合度を示すポイント値を受け取る手順を実行させ、
    前記第3の手順において、前記ポイント値に基づき、前記第2のキーワードの情報を並べ替える手順を実行させる請求項11又は13に記載のプログラム。
  16. 知能マップ生成手段で入力又は選択されたキーワードを当該知能マップ生成手段から受け取る第1の手順と、
    前記第1の手順で受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段があれば、当該知識リンク提供手段の識別情報を取得し、前記第1の手順で受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段がなければ、当該キーワードを担当する知識リンク提供手段を決定してその旨を当該知識リンク提供手段に伝えるとともに当該知識リンク提供手段の識別情報を取得する第2の手順と、
    前記第2の手順で取得した前記知識リンク提供手段の識別情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  17. 前記第2の手順において、前記キーワードが入力又は選択された回数を示すヒット数を増加させる手順をさらに実行させる請求項16に記載のプログラム。
  18. 時間の経過に伴い前記ヒット数を減少させる手順をさらにコンピュータに実行させる請求項17に記載のプログラム。
  19. 知能マップ生成手段で入力又は選択されたキーワードを当該知能マップ生成手段から受け取る第1の手段と、
    前記第1の手段が受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段があれば、当該知識リンク提供手段の識別情報を取得し、前記第1の手段が受け取ったキーワードを担当する知識リンク提供手段がなければ、当該キーワードを担当する知識リンク提供手段を決定してその旨を当該知識リンク提供手段に伝えるとともに当該知識リンク提供手段の識別情報を取得する第2の手段と、
    前記第2の手段が取得した前記知識リンク提供手段の識別情報を前記知能マップ生成手段に返却する第3の手段とを備えたことを特徴とする知能レイヤー管理装置。
  20. 前記第2の手段は、前記キーワードが入力又は選択された回数を示すヒット数を増加させる手段をさらに備えたことを特徴とする請求項19に記載の知能レイヤー管理装置。
  21. 時間の経過に伴い前記ヒット数を減少させる手段をさらに備えたことを特徴とする請求項20に記載の知能レイヤー管理装置。
  22. 請求項1乃至15のいずれかに記載の前記プログラムを参加端末の要求に応じてダウンロードする第1の手段と、
    前記第1の手段がダウンロードした前記プログラムについて前記参加端末から送信された情報により決済処理を行う第2の手段と、
    前記参加端末に対し前記プログラムの使用を許可するためのパスワードを配布する第3の手段とを備えたことを特徴とする知能レイヤー管理装置。
  23. 請求項1乃至15のいずれかに記載の前記プログラムを使用した知能レイヤーシステムに対する参加権を取得するための登録画面を参加端末の要求に応じて送信する第1の手段と、
    前記第1の手段が送信した登録画面を用いて前記参加端末から送信された情報により決済処理を行う第2の手段と、
    前記参加端末に対し前記プログラムの使用を許可するためのパスワードを配布する第3の手段とを備えたことを特徴とする知能レイヤー管理装置。
  24. 情報管理者にコンテンツを検索させたりリンクを構築させたりすることなく、参加者の経験と検索履歴とから自動的に動的な知識リンクを形成することを特徴とする知能レイヤー管理方法。
JP2003068915A 2003-03-13 2003-03-13 知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法 Expired - Fee Related JP4144388B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003068915A JP4144388B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003068915A JP4144388B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004280302A true JP2004280302A (ja) 2004-10-07
JP4144388B2 JP4144388B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=33286080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003068915A Expired - Fee Related JP4144388B2 (ja) 2003-03-13 2003-03-13 知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4144388B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010061178A (ja) * 2008-08-05 2010-03-18 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報検索システム、情報処理方法およびプログラム
JP2010529518A (ja) * 2007-03-30 2010-08-26 ニューコ インコーポレイテッド ナレッジナビゲーション及びディスカバリのためコンテンツをウィキファイするシステム及び方法
JP2011248730A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Ntt Docomo Inc サーバ装置、ジャンルスコア算出方法およびプログラム
WO2018003100A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 富士通株式会社 検索プログラム、検索方法および情報処理装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01233517A (ja) * 1988-03-14 1989-09-19 Mitsubishi Electric Corp データベース検索装置
JP2000194707A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Toshiba Corp 情報共有装置および方法および記憶媒体
JP2002007450A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Matsushita Electric Works Ltd 検索支援システム
JP2002092032A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 次検索候補単語提示方法および装置と次検索候補単語提示プログラムを記録した記録媒体
JP2002183191A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 検索ナビゲーション機能付検索システム
JP2002236699A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Asahi Kasei Corp 情報検索システム及び管理用サーバ並びに制御用プログラム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01233517A (ja) * 1988-03-14 1989-09-19 Mitsubishi Electric Corp データベース検索装置
JP2000194707A (ja) * 1998-12-24 2000-07-14 Toshiba Corp 情報共有装置および方法および記憶媒体
JP2002007450A (ja) * 2000-06-16 2002-01-11 Matsushita Electric Works Ltd 検索支援システム
JP2002092032A (ja) * 2000-09-12 2002-03-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 次検索候補単語提示方法および装置と次検索候補単語提示プログラムを記録した記録媒体
JP2002183191A (ja) * 2000-12-11 2002-06-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 検索ナビゲーション機能付検索システム
JP2002236699A (ja) * 2001-02-09 2002-08-23 Asahi Kasei Corp 情報検索システム及び管理用サーバ並びに制御用プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010529518A (ja) * 2007-03-30 2010-08-26 ニューコ インコーポレイテッド ナレッジナビゲーション及びディスカバリのためコンテンツをウィキファイするシステム及び方法
JP2010061178A (ja) * 2008-08-05 2010-03-18 Ricoh Co Ltd 情報処理装置、情報検索システム、情報処理方法およびプログラム
JP2011248730A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Ntt Docomo Inc サーバ装置、ジャンルスコア算出方法およびプログラム
WO2018003100A1 (ja) * 2016-06-30 2018-01-04 富士通株式会社 検索プログラム、検索方法および情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4144388B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11797595B2 (en) Method, apparatus, and computer program product for user-specific contextual integration for a searchable enterprise platform
US9497170B2 (en) Computer assisted name-based aggregation system for identifying names of anonymized data
JP5069730B2 (ja) イベント通知機能提供装置、イベント通知機能提供方法及びイベント通知機能提供プログラム
JP4932861B2 (ja) 分散情報アクセスシステム、分散情報アクセス方法及びプログラム
US20120221561A1 (en) Computer system, database and uses thereof
KR102168990B1 (ko) 렌터카 서비스 장치 및 그 장치에서의 인공지능 기반 차량 검색 서비스 방법
JP2004206517A (ja) ホットキーワード提示方法及びホットサイト提示方法
JP2020102189A (ja) データ処理用の方法、装置及びシステム
CN102203784A (zh) 动态临床工作列表
JP6684504B2 (ja) 求人情報提供サーバ及び/又は求職情報提供サーバ並びに求人情報受領プログラム
JP6796419B2 (ja) 医療情報処理システム及び医療情報処理方法
US7904403B2 (en) Method for solving application failures using social collaboration
JP4144388B2 (ja) 知識リンク提供プログラム、知能マップ生成プログラム、知能レイヤー管理プログラム、管理装置及び管理方法
JP2004078689A (ja) 検索システム及び検索プログラム並びに検索方法
JP2008158947A (ja) 知識検索装置、ポイント更新方法、およびポイント更新プログラム
JP2002373175A (ja) サービス検索方法及びシステム
JP5193977B2 (ja) イベント通知機能提供システム
JP2003233557A (ja) ウェブ・ウィザードとツールを利用するシステムと方法
JP2020024489A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、記憶媒体
US11669921B2 (en) Systems and methods for travel optimization
Wolski et al. A recommender system for EOSC. Challenges and possible solutions
JP7261710B2 (ja) データ仲介装置およびデータ仲介方法
EP4160512A1 (en) Optimizing questions to retain engagement
US20210019835A1 (en) Efficient treatment selection user interface
KR100471709B1 (ko) 키워드 마스터를 통한 인터넷의 자문 검색 서비스 방법 및이를 실행하기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수있는 기록매체

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050310

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071002

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees