JP2004279236A - 外観検査装置および検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の外観検査装置においては、選別コンタクト跡があると、この部分が画像上黒く写って黒色異物と見分けがつかず誤検出の原因となる。また、ボイドの検出、白いリード上の白い半田屑の検出ができなかった。
【解決手段】本発明の照明装置は、撮像するためのCCDカメラ5、照明装置下方に撮像対象であるIC8を配置する。照明装置は、半球上の導光板7でできており、上部に撮像のための開口部6を有する。LEDは、アクリル導光板7の内側約40°の位置に同心円状に設置した第1のLED群、アクリル導光板7を内側から照らし、その反射光でIC8を照らすため同心円状に設置した第2のLED群、アクリル導光板に光を導光させアクリル導光板7全体から光を照射するために同心円状に配置された第3のLED群、IC8のリード平坦部9aに光を水平方向から照射するための第4のLED群からなる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の照明装置は、撮像するためのCCDカメラ5、照明装置下方に撮像対象であるIC8を配置する。照明装置は、半球上の導光板7でできており、上部に撮像のための開口部6を有する。LEDは、アクリル導光板7の内側約40°の位置に同心円状に設置した第1のLED群、アクリル導光板7を内側から照らし、その反射光でIC8を照らすため同心円状に設置した第2のLED群、アクリル導光板に光を導光させアクリル導光板7全体から光を照射するために同心円状に配置された第3のLED群、IC8のリード平坦部9aに光を水平方向から照射するための第4のLED群からなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は外観検査装置に関し、特に半導体製造工程内の外観検査装置の照明に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の外観検査装置は、パッケージ外観や半導体チップの外観不良を工程から取除くことを目的として用いられる。この種の先行技術である特開平8−285548の外観検査装置の照明を図8に示す。この照明は半導体チップの電極部に形成された微小突起物バンプの外観を検査するための照明装置である。構造は、図8a、図8bに示すように45°と水平のLED照明を有している。
【0003】
次に他の先行技術として特開平5−288527の外観検査装置の照明を図9に示す。この照明は、図9aに示すようにプリント基板に実装した電子部品の半田フィレットの形状を検査するための照明装置である。構造は、図9bに示すように半球状に設置されたLEDが4分割独自に点灯制御できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−285548号公報(第3−4頁、図2)
【特許文献2】
特開平5−288527号公報(第2−3頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の外観検査装置においては、例えば特開平8−285548号公報の技術では、選別コンタクト跡があると、この部分が画像上黒く写って黒色異物と見分けがつかず誤検出の原因となる。また、特開平5−288527号公報の技術ではボイドの検出、白いリード上の白い半田屑の検出ができない。さらに、ドーム全体からの光もLEDの球からの直接光であるため、光の拡散性に劣る為、ICの選別コンタクト跡を画像上薄くする効果が落ちるという欠点がある。
【0006】
したがって、本発明の外観検査装置の照明の目的は、画像処理を用いたIC外観検査を行う場合の照明に用い、特に一般的なリング照明では画像に写り難いリード上の半田屑(白いリード上に白い半田屑がのっている)を写すことを可能にし、またリード上の選別コンタクト跡やリードの曲げ加工跡が画像上黒く写って虚報の原因となるのを低減する効果がある。また本発明の照明は、3つの照明系を1つの照明に組み込んだことを特徴とし、それらを単独、または複合してタイミング良く点灯させることにより、ひとつの照明で様々なIC外観不良を浮き出させて検出することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の外観検査装置は、撮像装置と、上部に撮像のための開口部を有した半球状の半透明導光板と、前記導光板の内側の検査対象に対して斜め上方の位置に同心円状に設置した第1の光源群と、導光板を内側から照らしその反射光で前記検査対象を照明するために同心円状に設置した第2の光源群と、導光板に光を導光させこの導光板全体から光を前記検査対象に照射するために導光板の断面に同心円状に配置された第3の光源群と、前記検査対象に光を水平方向から照射するための第4の光源群とからなる照明装置と、を持つことを特徴とする。
また、前記第1乃至第4の光源が発光ダイオードであることを特徴とする。
また、前記半球状の導光板をピラミッド型の導光板で置き換えたことを特徴とする。
また本発明の外観検査ほうほうは、前記第1の光源群を短時間点灯させ、前記撮像装置から第1の画像を取り込む、この第1の画像は、あらかじめ登録してある標準画像とパターンマッチングを行い、位置補正処理を行い、また前記第1の画像を用い捺印の正誤検査、パッケージ上のボイド検査・異物付着検査を行うことを特徴とする。
また、前記第1の光源群、前記第2の光源群、前記第3の光源群、前記第4の光源群、を同時に短時間点灯させ、第2の画像を取り込む、この第2の画像で、リード平坦部、リード斜辺部、リード肩部の黒色異物の検査を行うことを特徴とする。
また、前記第4の光源群だけを短時間点灯させ、第3の画像を取り込む、この第3の画像で、リード平坦部、リード肩部の白蝕異物の検査を行うことを特徴する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の実施形態を示す照明装置の断面である。この照明装置には、円筒形をした本体15の上方に撮像するためのCCDカメラ5、照明装置下方に撮像対象であるICパッケージ8を配置する。照明装置は、半球上の白い半透明アクリル導光板7でできており、上部に撮像のための開口部6を有する。LEDは、アクリル導光板7の内側約40°の位置に同心円状に設置した第1のLED群、アクリル導光板7を内側から照らし、その反射光でICパッケージ8を照らすための約80°の角度で同心円状に設置した第2のLED群、アクリル導光板に光を導光させアクリル導光板7全体から光をIC8に照射するために同心円状に配置された第3のLED群、IC8のリード平坦部9aに光を水平方向から照射するための第4のLED群からなる。
【0009】
図1(b)は、本発明の照明の上面図である。半球状のアクリル導光板7の中心部に撮像のための開口部6を有し、その同心円状に第1のLED群1、第2のLED群2、第3のLED群3、第4のLED群4を設置する。この照明下部には同心円状の開口部10を有する。
【0010】
図2に動作説明のフローチャートを示す。まず図3(a)に示すように第1のLED群を約200ms点灯させ、図4(a)に示すような画像1を取り込む。この画像1は、あらかじめ登録してあったモデル部分とパターンマッチングを行い、位置補正処理を行う。 また、この画像1を用い捺印11の正誤検査、ICパッケージ8上のボイド(空隙)検査・異物付着検査を行う。
【0011】
次に図3(b)に示すように第1のLED群、第2のLED群、第3のLED群、第4のLED群を同時に約200ms点灯させ、図4(b)に示すような画像2を取り込む。この画像2では、リード平坦部9a、リード斜辺部9b、リード肩部9cの検査を行う。
【0012】
次に図3(c)に示すように第4のLED群だけを約200ms点灯させ、図4(c)に示すような画像3を取り込む。この画像3では、リード平坦部9a、リード肩部9cの異物付着の検査を行う。
【0013】
図3(a)に示すように第1のLED群を点灯させたときの効果を説明する。第1のLED群は、斜め上方約40°の角度を持った光である。よってICパッケージ8上の捺印11は白く写り、ICパッケージ8は黒く写る。したがって、黒い背景の白い文字検査として、捺印検査を実施することができる。またボイド12は、ICパッケージ8上にできた穴欠陥である。約40°の光に対して、光は穴の内部まで入り込まずに陰になって黒く見える。よって、ICパッケージ8の黒よりも更に暗い黒として写るので、黒い背景の更に暗い黒としてボイド検査を行うことができる。またICパッケージ8上の白い異物13は、ICパッケージ8の黒上の白として写るので、異物検査を行うことができる。
【0014】
次に図3(c)に示すように第1のLED群、第2のLED群、第3のLED群、第4のLED群を同時に点灯させたときの効果を説明する。第1のLED群を点灯させることによって、リード平坦部9aとリード肩部9cに光をあてることができ9a、9c部を白く写すことができる。次に第4のLED群を点灯させることによりリード斜辺部9bに光をあてることができ、9b部を白く写すことができる。この第1のLED群と第4のLED群を点灯させることによって、リード平坦部9a、リード斜辺部9b、リード肩部9cを白く写すことができるので、リード上に付着する黒色異物検査を行うことができる。ただしこのとき、リード平坦部9aにICの選別コンタクト跡16があると、この部分が画像上黒く写って黒色異物と見分けがつかず誤検出の原因となる。このコンタクト跡16は、図5に示すようにリード表面の半田めっきがあらされて凸凹状になっている部分であり、凸凹状のため谷の部分に光が入り込めず画像上黒く写る。このとき第2のLED群、第3のLED群を点灯させると、この光は半球状の全方向から光であるため、図5に示す谷の部分にも光が入り込み図6に示すように黒色を薄くすることができる。この効果により、ICの選別コンタクト跡16によって起こる黒色異物検査の虚報を低減することができる。
【0015】
次に図3(c)に示すように第4のLED群だけを点灯させたときの効果を説明する。第4のLED群だけを点灯させると、第4のLED群は水平な光なのでICパッケージ8の水平な部分には光があたらず黒く見える。唯一リード斜辺部9bのみ光があたるので、図4(c)のようにリード斜辺部9bのみが画像上白く見える。このときリード平坦部9a、及びリード肩部9cに白い半田屑14が付着していると、この半田屑14はリード表面より出っぱっているので、光があたり白く見える。通常は白いリード上の白い半田屑として検出が難しいものが、水平の第4のLED群のみを点灯させることにより、黒い背景の白色異物として検出することが可能となる。
【0016】
本発明の照明は半球状の照明としたが、図7(a)側面図、(b)平面図、に示すようなピラミッド型で全方向から光を照射するようなタイプでも同様な効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、対象となる外観不良をその内容によって外観検査装置の照明方法を変化させることが出来るため種々の外観不良に対し効果的な検査を実施することが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す概略図である。
【図2】本発明のの実施形態における検査フローを示す図である。
【図3】本発明の実施形態において第1乃至4のLED群を点灯させた時の概略図である。
【図4】本発明の実施形態で取得する画像1乃至3を示す概略図である。
【図5】リード半田めっきの表面状態を示す概略図である。
【図6】リード半田めっきのコンタクト跡の画像の概略図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の構成を示す概略図である。
【図8】第1の従来例の構成を示す概略図である。
【図9】第2の従来例の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 第1のLED群
2 第2のLED群
3 第3のLED群
4 第4のLED群
5 CCDカメラ
6 開口部
7 半透明アクリル導光板
8 ICパッケージ
9a リード平坦部
9b リード斜辺部
9c リード肩部
10 同心円状の開口部
11 捺印
12 ボイド
13 異物
14 半田屑
15 本体
16 ICの選別コンタクト跡
【発明の属する技術分野】
本発明は外観検査装置に関し、特に半導体製造工程内の外観検査装置の照明に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の外観検査装置は、パッケージ外観や半導体チップの外観不良を工程から取除くことを目的として用いられる。この種の先行技術である特開平8−285548の外観検査装置の照明を図8に示す。この照明は半導体チップの電極部に形成された微小突起物バンプの外観を検査するための照明装置である。構造は、図8a、図8bに示すように45°と水平のLED照明を有している。
【0003】
次に他の先行技術として特開平5−288527の外観検査装置の照明を図9に示す。この照明は、図9aに示すようにプリント基板に実装した電子部品の半田フィレットの形状を検査するための照明装置である。構造は、図9bに示すように半球状に設置されたLEDが4分割独自に点灯制御できるようになっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−285548号公報(第3−4頁、図2)
【特許文献2】
特開平5−288527号公報(第2−3頁、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の外観検査装置においては、例えば特開平8−285548号公報の技術では、選別コンタクト跡があると、この部分が画像上黒く写って黒色異物と見分けがつかず誤検出の原因となる。また、特開平5−288527号公報の技術ではボイドの検出、白いリード上の白い半田屑の検出ができない。さらに、ドーム全体からの光もLEDの球からの直接光であるため、光の拡散性に劣る為、ICの選別コンタクト跡を画像上薄くする効果が落ちるという欠点がある。
【0006】
したがって、本発明の外観検査装置の照明の目的は、画像処理を用いたIC外観検査を行う場合の照明に用い、特に一般的なリング照明では画像に写り難いリード上の半田屑(白いリード上に白い半田屑がのっている)を写すことを可能にし、またリード上の選別コンタクト跡やリードの曲げ加工跡が画像上黒く写って虚報の原因となるのを低減する効果がある。また本発明の照明は、3つの照明系を1つの照明に組み込んだことを特徴とし、それらを単独、または複合してタイミング良く点灯させることにより、ひとつの照明で様々なIC外観不良を浮き出させて検出することができる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の外観検査装置は、撮像装置と、上部に撮像のための開口部を有した半球状の半透明導光板と、前記導光板の内側の検査対象に対して斜め上方の位置に同心円状に設置した第1の光源群と、導光板を内側から照らしその反射光で前記検査対象を照明するために同心円状に設置した第2の光源群と、導光板に光を導光させこの導光板全体から光を前記検査対象に照射するために導光板の断面に同心円状に配置された第3の光源群と、前記検査対象に光を水平方向から照射するための第4の光源群とからなる照明装置と、を持つことを特徴とする。
また、前記第1乃至第4の光源が発光ダイオードであることを特徴とする。
また、前記半球状の導光板をピラミッド型の導光板で置き換えたことを特徴とする。
また本発明の外観検査ほうほうは、前記第1の光源群を短時間点灯させ、前記撮像装置から第1の画像を取り込む、この第1の画像は、あらかじめ登録してある標準画像とパターンマッチングを行い、位置補正処理を行い、また前記第1の画像を用い捺印の正誤検査、パッケージ上のボイド検査・異物付着検査を行うことを特徴とする。
また、前記第1の光源群、前記第2の光源群、前記第3の光源群、前記第4の光源群、を同時に短時間点灯させ、第2の画像を取り込む、この第2の画像で、リード平坦部、リード斜辺部、リード肩部の黒色異物の検査を行うことを特徴とする。
また、前記第4の光源群だけを短時間点灯させ、第3の画像を取り込む、この第3の画像で、リード平坦部、リード肩部の白蝕異物の検査を行うことを特徴する。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明について図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の実施形態を示す照明装置の断面である。この照明装置には、円筒形をした本体15の上方に撮像するためのCCDカメラ5、照明装置下方に撮像対象であるICパッケージ8を配置する。照明装置は、半球上の白い半透明アクリル導光板7でできており、上部に撮像のための開口部6を有する。LEDは、アクリル導光板7の内側約40°の位置に同心円状に設置した第1のLED群、アクリル導光板7を内側から照らし、その反射光でICパッケージ8を照らすための約80°の角度で同心円状に設置した第2のLED群、アクリル導光板に光を導光させアクリル導光板7全体から光をIC8に照射するために同心円状に配置された第3のLED群、IC8のリード平坦部9aに光を水平方向から照射するための第4のLED群からなる。
【0009】
図1(b)は、本発明の照明の上面図である。半球状のアクリル導光板7の中心部に撮像のための開口部6を有し、その同心円状に第1のLED群1、第2のLED群2、第3のLED群3、第4のLED群4を設置する。この照明下部には同心円状の開口部10を有する。
【0010】
図2に動作説明のフローチャートを示す。まず図3(a)に示すように第1のLED群を約200ms点灯させ、図4(a)に示すような画像1を取り込む。この画像1は、あらかじめ登録してあったモデル部分とパターンマッチングを行い、位置補正処理を行う。 また、この画像1を用い捺印11の正誤検査、ICパッケージ8上のボイド(空隙)検査・異物付着検査を行う。
【0011】
次に図3(b)に示すように第1のLED群、第2のLED群、第3のLED群、第4のLED群を同時に約200ms点灯させ、図4(b)に示すような画像2を取り込む。この画像2では、リード平坦部9a、リード斜辺部9b、リード肩部9cの検査を行う。
【0012】
次に図3(c)に示すように第4のLED群だけを約200ms点灯させ、図4(c)に示すような画像3を取り込む。この画像3では、リード平坦部9a、リード肩部9cの異物付着の検査を行う。
【0013】
図3(a)に示すように第1のLED群を点灯させたときの効果を説明する。第1のLED群は、斜め上方約40°の角度を持った光である。よってICパッケージ8上の捺印11は白く写り、ICパッケージ8は黒く写る。したがって、黒い背景の白い文字検査として、捺印検査を実施することができる。またボイド12は、ICパッケージ8上にできた穴欠陥である。約40°の光に対して、光は穴の内部まで入り込まずに陰になって黒く見える。よって、ICパッケージ8の黒よりも更に暗い黒として写るので、黒い背景の更に暗い黒としてボイド検査を行うことができる。またICパッケージ8上の白い異物13は、ICパッケージ8の黒上の白として写るので、異物検査を行うことができる。
【0014】
次に図3(c)に示すように第1のLED群、第2のLED群、第3のLED群、第4のLED群を同時に点灯させたときの効果を説明する。第1のLED群を点灯させることによって、リード平坦部9aとリード肩部9cに光をあてることができ9a、9c部を白く写すことができる。次に第4のLED群を点灯させることによりリード斜辺部9bに光をあてることができ、9b部を白く写すことができる。この第1のLED群と第4のLED群を点灯させることによって、リード平坦部9a、リード斜辺部9b、リード肩部9cを白く写すことができるので、リード上に付着する黒色異物検査を行うことができる。ただしこのとき、リード平坦部9aにICの選別コンタクト跡16があると、この部分が画像上黒く写って黒色異物と見分けがつかず誤検出の原因となる。このコンタクト跡16は、図5に示すようにリード表面の半田めっきがあらされて凸凹状になっている部分であり、凸凹状のため谷の部分に光が入り込めず画像上黒く写る。このとき第2のLED群、第3のLED群を点灯させると、この光は半球状の全方向から光であるため、図5に示す谷の部分にも光が入り込み図6に示すように黒色を薄くすることができる。この効果により、ICの選別コンタクト跡16によって起こる黒色異物検査の虚報を低減することができる。
【0015】
次に図3(c)に示すように第4のLED群だけを点灯させたときの効果を説明する。第4のLED群だけを点灯させると、第4のLED群は水平な光なのでICパッケージ8の水平な部分には光があたらず黒く見える。唯一リード斜辺部9bのみ光があたるので、図4(c)のようにリード斜辺部9bのみが画像上白く見える。このときリード平坦部9a、及びリード肩部9cに白い半田屑14が付着していると、この半田屑14はリード表面より出っぱっているので、光があたり白く見える。通常は白いリード上の白い半田屑として検出が難しいものが、水平の第4のLED群のみを点灯させることにより、黒い背景の白色異物として検出することが可能となる。
【0016】
本発明の照明は半球状の照明としたが、図7(a)側面図、(b)平面図、に示すようなピラミッド型で全方向から光を照射するようなタイプでも同様な効果を得ることができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、対象となる外観不良をその内容によって外観検査装置の照明方法を変化させることが出来るため種々の外観不良に対し効果的な検査を実施することが出来るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す概略図である。
【図2】本発明のの実施形態における検査フローを示す図である。
【図3】本発明の実施形態において第1乃至4のLED群を点灯させた時の概略図である。
【図4】本発明の実施形態で取得する画像1乃至3を示す概略図である。
【図5】リード半田めっきの表面状態を示す概略図である。
【図6】リード半田めっきのコンタクト跡の画像の概略図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の構成を示す概略図である。
【図8】第1の従来例の構成を示す概略図である。
【図9】第2の従来例の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 第1のLED群
2 第2のLED群
3 第3のLED群
4 第4のLED群
5 CCDカメラ
6 開口部
7 半透明アクリル導光板
8 ICパッケージ
9a リード平坦部
9b リード斜辺部
9c リード肩部
10 同心円状の開口部
11 捺印
12 ボイド
13 異物
14 半田屑
15 本体
16 ICの選別コンタクト跡
Claims (7)
- 撮像装置と、上部に撮像のための開口部を有した半球状の導光板と、前記導光板の内側の検査対象に対して斜め上方の位置に同心円状に設置した第1の光源群と、導光板を内側から照らしその反射光で前記検査対象を照明するために同心円状に設置した第2の光源群と、導光板に光を導光させこの導光板全体から光を前記検査対象に照射するために導光板の断面に同心円状に配置された第3の光源群と、前記検査対象に光を水平方向から照射するための第4の光源群とからなる照明装置と、を持つことを特徴とする外観検査装置。
- 前記第1乃至第4の光源が発光ダイオードであることを特徴とする請求項1記載の外観検査装置。
- 前記第1の光源群を短時間点灯させ、前記撮像装置から第1の画像を取り込む、この第1の画像は、あらかじめ登録してある標準画像とパターンマッチングを行い、位置補正処理を行い、また前記第1の画像を用いて検査を行うことを特徴する外観検査方法。
- 前記第1の光源群、前記第2の光源群、前記第3の光源群、前記第4の光源群、を同時に短時間点灯させ、第2の画像を取り込み、この第2の画像を用いて検査を行うことを特徴する外観検査方法。
- 前記第4の光源群だけを短時間点灯させ、第3の画像を取り込む、この第3の画像を用いて検査を行うことを特徴する外観検査方法。
- 前記半球状の導光板をピラミッド型の導光板で置き換えたことを特徴とする請求項1または2記載のいずれかの外観検査装置。
- 前記半球状の導光板が半透明であることを特徴とする請求項1または2記載のいずれかの外観検査装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071659A JP2004279236A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 外観検査装置および検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2003071659A JP2004279236A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 外観検査装置および検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004279236A true JP2004279236A (ja) | 2004-10-07 |
Family
ID=33288040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003071659A Pending JP2004279236A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 外観検査装置および検査方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004279236A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006242952A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-09-14 | Wintec Co Ltd | 電子部品検査システム |
JP2009204311A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-09-10 | Toppan Printing Co Ltd | 金属基板表面の検査方法及び検査装置 |
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