JP2004279232A - 液体状態検知システム及び液体状態検知装置 - Google Patents

液体状態検知システム及び液体状態検知装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合でも、短絡等が生じていない正常なコンデンサでは、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することができる液体状態検知システム及び液体状態検知装置を提供する。
【解決手段】本発明の液体状態検知システム100は、電源170、第1コンデンサ110、第2コンデンサ120、第1コンデンサ110の通電をON−OFFする第1アナログスイッチ161、第2コンデンサ120の通電をON−OFFする第2アナログスイッチ162、第1,第2アナログスイッチ161,162のON−OFFを制御するマイクロコンピュータ150を有する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液体状態検知システム及び液体状態検知装置に関し、特に、対向する複数の電極を有する第1コンデンサと、対向する複数の電極を有する第2コンデンサとを備え、第1コンデンサ及び第2コンデンサの静電容量変化に基づいて液体収容容器内の液体状態を検知する液体状態検知システム及び液体状態検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、対向する複数の電極を有する第1コンデンサと、対向する複数の電極を有する第2コンデンサとを備える静電容量タイプの液体状態検知装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特表平11−507434号公報(第1図)
【0004】
この液体状態検知装置は、径方向に対向する筒状の2つの電極を有し、タンク(オイルパン)内の液体(潤滑油)に浸漬され、この潤滑油の誘電率を検知する第1コンデンサと、径方向に対向する筒状の2つの電極を有し、オイルパン内の潤滑油の液面レベルを検知する第2コンデンサとを備えている。
このような液体状態検知装置を用いた液体状態検知システムとしては、例えば、図11に示すような回路構成の液体状態検知システム10が考えられる。この液体状態検知システム10は、正弦波を発生する電源17、第1コンデンサ11、第2コンデンサ12、第1電流電圧変換回路13、第2電流電圧変換回路14、信号処理部15(例えば、マイクロコンピュータ)を有している。
【0005】
このような液体状態検知システム10では、第1コンデンサ11の出力信号(電流)は、第1電流電圧変換回路13を経由して信号処理部15に入力され、信号処理部15によって潤滑油の誘電率が算出される。同様に、第2コンデンサ12の出力信号(電流)は、第2電流電圧変換回路14を経由して信号処理部15に入力され、信号処理部15によって潤滑油の液面レベルが算出される。なお、信号処理部15によって算出された潤滑油の誘電率及び液面レベルの情報は、ECU18に送信することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オイルパン内の潤滑油は、クランクシャフト等の部品の回転部分や摺動部分を円滑に作動させるためにこれらの部位を循環し、再びオイルパンに戻ってくる。このため、クランクシャフト等の部品に付着していた金属片等が潤滑油に混入することがある。そして、金属片が潤滑油に混入した場合には、この金属片が第1コンデンサ11あるいは第2コンデンサ12の電極間に入り込んでしまい、電極間の絶縁抵抗が大きく低下したり、短絡してしまう虞があった。また、内燃機関の運転の繰り返しに伴う潤滑油の経時変化によって、オイルパンの底部に導電性の固液混合物であるスラッジが沈積してくる。このため、このスラッジが第1コンデンサ11の電極間に入り込んでしまい、電極間の絶縁抵抗が大きく低下したり、短絡してしまう虞があった。
【0007】
ところが、液体状態検知システム10では、図11に示すように、第1コンデンサ11及び第2コンデンサ12は、共通の電源17に接続されている。このため、第1コンデンサ11及び第2コンデンサ12のいずれか一方の電極間の絶縁抵抗が大きく低下したり、短絡して異常が生じた場合には、異常が生じたコンデンサに大きな電流が流れるため、正常なコンデンサへの印加電圧が低下し、異常発生前と同等の電流を流せなくなってしまう。従って、異常が生じたコンデンサで液体状態を正確に検知できなくなるばかりでなく、短絡等が生じていない正常なコンデンサでも、異常が生じたコンデンサの影響を受けて液体状態を正確に検知することができなくなってしまう虞があった。
【0008】
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合でも、短絡等が生じていない正常なコンデンサでは、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することができる液体状態検知システム及び液体状態検知装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
その解決手段は、測定信号を発生する電源と、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、上記電源から上記第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、上記電源から上記第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部と、上記第1切替え部及び上記第2切替え部のON−OFFを制御する切替え制御手段と、上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサの異常を検知する異常検知手段と、を備え、上記切替え制御手段は、上記異常検知手段によって上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサのいずれか一方の異常が検知された場合、少なくとも、上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサのうち正常なコンデンサにかかる上記切替え部をONとする間、異常が生じたコンデンサにかかる上記切替え部をOFFとする液体状態検知システムである。
【0010】
本発明の液体状態検知システムは、電源から第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、電源から第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部とを有している。さらに、この第1切替え部及び第2切替え部のON−OFFを制御する切替え制御手段を有している。このため、本発明の液体状態検知システムでは、第1コンデンサへの通電と第2コンデンサへの通電とを独立して切替え制御することができる。
【0011】
さらに、本発明の液体状態検知システムは、第1コンデンサ及び第2コンデンサの異常を検知する異常検知手段を有している。そして、切替え制御手段は、異常検知手段によって第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方の異常が検知された場合、少なくとも正常なコンデンサにかかる切替え部をONとする間、異常が生じたコンデンサにかかる切替え部をOFFとする。このため、第1コンデンサ及び第2コンデンサの電源を共通としているにもかかわらず、一方のコンデンサに異常が生じた場合でも、正常なコンデンサに通電している間は異常が生じたコンデンサに電流が流れないため、正常なコンデンサに所定の電源電圧(異常発生前と同等の電圧)を印加して電流を流すことができる。従って、正常なコンデンサを用いて、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することができる。
【0012】
なお、第1切替え部及び第2切替え部は、例えば、それぞれアナログスイッチによって構成することができる。あるいは、リレースイッチで構成することもできる。
また、本発明においてコンデンサの異常とは、コンデンサを構成する電極間の絶縁抵抗の低下あるいは電極間の短絡等により、コンデンサのもつインピーダンスが低下する場合を指す。
【0013】
また、本発明では、少なくとも正常なコンデンサにかかる切替え部をONとする間、異常が生じたコンデンサにかかる切替え部をOFFとする制御とすればよい。従って、例えば、正常なコンデンサにかかる切替え部をONにしたときには異常が生じたコンデンサにかかる切替え部をOFFとし、異常が生じたコンデンサにかかる切替え部をONにしたときは正常なコンデンサへにかかる切替え部をOFFとする制御が挙げられる。あるいは、異常が生じたコンデンサにかかる切替え部を、異常発生以降OFFにし続けるようにしても良い。
【0014】
また、本発明の液体状態検知システムでは、第1コンデンサ及び第2コンデンサの他に、別途、所定の静電容量をもつ基準コンデンサを設けるようにしても良い。この基準コンデンサを用いて、液体の温度等の変化による液体の絶縁抵抗等の変化の影響によって生じる第1コンデンサ及び第2コンデンサの測定値の誤差を補正し、第1コンデンサ及び第2コンデンサにおいて正確な液体状態を検知することができる。
さらには、基準コンデンサの静電容量と第1コンデンサの静電容量あるいは第2コンデンサの静電容量とを比較することで、適切に液体の液面レベルや誘電率等を検知することも可能となる。
【0015】
なお、基準コンデンサとしては、例えば、液体収容容器内の液体が基準の液面レベル(例えば、エンジンが安全に作動する液面レベル範囲のうち下限レベル(以下、安全下限レベルともいう))となっているときの第1コンデンサの静電容量と同等の静電容量を有するコンデンサが挙げられる。さらに、第2コンデンサの電極間が基準の誘電率(例えば、使用前の誘電率)を有する液体で満たされたときの静電容量と同等の静電容量を有するコンデンサが挙げられる。
また、基準コンデンサは、液体の誘電率変化や液体の温度変化等の影響を受けないようにするため、液体に触れない位置(例えば、液体収容容器外)に設けると良い。
【0016】
さらに、上記の液体状態検知システムであって、前記切替え制御手段は、前記異常検知手段によって前記第1コンデンサ及び前記第2コンデンサの異常が検知されない間は、常に、前記第1切替え部及び前記第2切替え部をONとし、上記異常検知手段によって上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサのいずれか一方の異常が検知された場合は、上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサのうち異常が生じたコンデンサにかかる上記切替え部をOFFとする液体状態検知システムとすると好ましい。
【0017】
本発明の液体状態検知システムでは、切替え制御手段は、異常検知手段によって第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方の異常が検知された場合に、異常が生じたコンデンサにかかる切替え部をOFFとする。このため、第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方のコンデンサに異常が生じた場合(具体的には、電極間が短絡等してしまった場合)でも、異常が生じたコンデンサへの通電は遮断されるので、短絡等が生じていない正常なコンデンサでは、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することができる。
【0018】
他の解決手段は、測定信号を発生する電源と、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、上記電源から上記第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、上記電源から上記第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部と、上記第1切替え部及び上記第2切替え部のON−OFFを制御する切替え制御手段と、を備え、上記切替え制御手段は、少なくとも上記第1切替え部をONとする間、上記第2切替え部をOFFとし、少なくとも上記第2切替え部をONとする間、上記第1切替え部をOFFとする液体状態検知システムである。
【0019】
本発明の液体状態検知システムでは、切替え制御手段は、少なくとも第1切替え部をONとする間、第2切替え部をOFFとし、少なくとも第2切替え部をONとする間、第1切替え部をOFFとする。このため、第1コンデンサ及び第2コンデンサの電源を共通としているにもかかわらず、第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方のコンデンサに異常が生じた場合(具体的には、電極間が短絡等してしまった場合)でも、正常なコンデンサへの通電を行う間は異常が生じたコンデンサへの通電が遮断されるので、正常なコンデンサでは、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することができる。
【0020】
このように、本発明の液体状態検知システムでは、第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合でも、通電制御を変更することがないので、制御プログラムを簡略化することができる。さらに、異常が生じたコンデンサへの通電も繰り返し行われるので、ノイズ等による誤検知や一時的に異常が発生し、運転中にその異常が回復した場合には、再び、両コンデンサによって液体状態を検知することができる。
【0021】
なお、本発明では、少なくとも第1切替え部をONとする間、第2切替え部をOFFとし、少なくとも第2切替え部をONとする間、第1切替え部をOFFとする制御とすれば良い。従って、例えば、第1,第2切替え部のON−OFFを交互に繰り返す制御が挙げられる。あるいは、第1切替え部をONにするときには第2切替え部をOFFとし、第2切替え部をONにするときには第1切替え部をOFFとし、さらに第1,第2切替え部を共にOFFにして他の切替え部(例えば、基準コンデンサにかかる切替え部)をONとする制御としても良い。
【0022】
また、本発明の液体状態検知システムにおいても、前述したように、第1コンデンサ及び第2コンデンサの他に、別途、液面レベルの基準値あるいは液体の誘電率の基準値となる基準コンデンサを設けるようにしても良い。
【0023】
他の解決手段は、測定信号を発生する電源と、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、上記電源と上記第1コンデンサとの間に接続された第1バッファ回路と、上記電源と上記第2コンデンサとの間に接続された第2バッファ回路と、を備える液体状態検知システムである。
【0024】
本発明の液体状態検知システムは、電源と第1コンデンサとの間に接続された第1バッファ回路と、電源と第2コンデンサとの間に接続された第2バッファ回路とを有している。このため、いずれかのコンデンサに異常(短絡)が生じた場合でも、異常が生じたコンデンサにかかるバッファ回路から異常が生じたコンデンサに大きな電流が流されるだけで、電源には影響が及ばない。このため、短絡等が生じていない正常なコンデンサでは、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することができる。
なお、第1,第2バッファ回路としては、例えば、トランジスタを用いたエミッタフォロワ回路、FETを用いたソースフォロワ回路、オペアンプを用いたボルテージフォロワ回路等が挙げられる。
【0025】
上記いずれかの液体状態検知システムであって、前記第1コンデンサは、前記液体収容容器内の前記液体の液面レベルを検知し、前記第2コンデンサは、上記液体に浸漬され、上記液体の誘電率を検知する液体状態検知システムとすると良い。
【0026】
本発明の液体状態検知システムは、例えば、内燃機関のオイルパン内の潤滑油の液体状態を検知するために用いられ、第1コンデンサによって潤滑油の液面レベルを検知し、第2コンデンサによって潤滑油の誘電率を検知することができる。
このような本発明の液体状態検知システムにおいても、前述のように、一方のコンデンサに異常が生じた場合でも、正常なコンデンサでは、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することができる。
【0027】
具体的には、例えば、第2コンデンサが短絡した場合でも、正常な第1コンデンサに通電している間は異常が生じた第2コンデンサに電流が流れない。従って、第1,第2コンデンサの電源を共通としているにもかかわらず、正常な第1コンデンサでは、異常が生じた第2コンデンサの影響を受けることなく、液面レベルを正確に検知することができる。反対に、第1コンデンサが短絡した場合でも、正常な第2コンデンサでは、異常が生じた第1コンデンサの影響を受けることなく、液体の誘電率を正確に検知することができる。
【0028】
他の解決手段は、測定信号を発生する電源と、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、上記電源から上記第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、上記電源から上記第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部と、を備える液体状態検知装置である。
【0029】
本発明の液体状態検知装置は、第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部とを有している。従って、第1コンデンサへの通電と第2コンデンサへの通電とを独立してON−OFFさせることが可能となる。このため、例えば、第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方に異常(電極間の短絡等)が生じた場合、少なくとも正常なコンデンサへの通電を行う間、異常が生じたコンデンサへの通電を遮断するようにすれば、第1コンデンサ及び第2コンデンサの電源を共通としているにもかかわらず、正常なコンデンサへ所定の電源電圧(異常発生前と同等の電圧)を印加して電流を流すことが可能となる。従って、本発明の液体状態検知装置を用いることで、第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方に異常が生じた場合でも、正常なコンデンサでは、異常が生じたコンデンサの影響を受けることなく液体状態を正確に検知することが可能となる。
【0030】
なお、第1切替え部及び第2切替え部は、例えば、それぞれアナログスイッチによって構成することができる。あるいは、リレースイッチで構成することもできる。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明の第1の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態1の液体状態検知システム100の二面図を図1、内部構造(図1(a)のA−A断面図)を図2、使用に供した様子を図3に示す。
本実施形態1の液体状態検知システム100は、図1に示すように、第1コンデンサ110、第2コンデンサ120、及びベース部190を有する。この液体状態検知システム100は、図3に示すように、エンジンのオイルパン30に取付けられ、オイルパン30内の潤滑油21の液面レベルL1及び誘電率を検知するために用いられる。
【0032】
第1コンデンサ110は、図2に示すように、4枚の電極板111b〜111e(111)を対向させた平行平板タイプのコンデンサである。この第1コンデンサ110を構成する電極板111b〜111eの間隙は、図3に示すように、潤滑油21の液面レベルL1の変化に応じて潤滑油21によって満たされる。このため、第1コンデンサ110の静電容量は、潤滑油21の液面レベルL1に応じて変化することになる。従って、このような第1コンデンサ110の静電容量の変化に基づいて、潤滑油21の液面レベルL1を検知することが可能となる。
【0033】
第2コンデンサ120は、図2に示すように、3枚の電極板121b,121c,121d(121)を対向させた平行平板タイプのコンデンサである。この第2コンデンサ120を構成する電極板121b〜121dの間隙は、図3に示すように、潤滑油21の液面レベルL1の変化にかかわらず、潤滑油21によって満たされている。このため、第2コンデンサ120では、潤滑油21の液質の変化等に伴う誘電率の変化によって、静電容量が変化することになる。従って、このような第2コンデンサ120の静電容量の変化に基づいて、潤滑油21自身の誘電率の変化を検知することが可能となる。
【0034】
ベース部190は、図2に示すように、その内部に配線基板191を有している。この配線基板191には、第1電流電圧変換回路130、第2電流電圧変換回路140、マイクロコンピュータ150、スイッチ構造体160、及び電源170が搭載されている。電源170は、周波数33kHzの正弦波測定信号を出力する定格電圧5Vの電源である。第1電流電圧変換回路130及び第2電流電圧変換回路140は、公知の電流電圧変換回路であり、入力された電流を電圧に変換して出力する。スイッチ構造体160は、CMOSタイプのアナログスイッチであって、第1アナログスイッチ161及び第2アナログスイッチ162を有する(図4参照)。なお、液体状態検知システム100からマイクロコンピュータ150を除いたものが、液体状態検知装置101となる。
【0035】
ここで、液体状態検知システム100の構成を模式的に表した回路図を図4に示す。
まず、液体状態検知システム100のうち、液体状態検知装置101の回路構成について説明する。図4に一点鎖線で示す液体状態検知装置101は、電源170と第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120との間にスイッチ構造体160を設けている。具体的には、第1コンデンサ110は、第1アナログスイッチ161を介して電源170と接続している。同様に、第2コンデンサ120は、第2アナログスイッチ162を介して電源170と接続している。
【0036】
さらに、第1コンデンサ110は、第1電流電圧変換回路130と接続している。このため、第1コンデンサ110の静電容量に応じて流れる第1電流I1が、第1電流電圧変換回路130によって第1電圧V1に変換される。同様に、第2コンデンサ120は、第2電流電圧変換回路140と接続している。このため、第2コンデンサ120の静電容量に応じて流れる第2電流I2が、第2電流電圧変換回路140によって第2電圧V2に変換される。
【0037】
次いで、この液体状態検知装置101及びマイクロコンピュータ150を有する液体状態検知システム100について説明する。
第1,第2アナログスイッチ161,162は、それぞれ配線191,192を介してマイクロコンピュータ150と接続している。このため、マイクロコンピュータ150によって、第1,第2アナログスイッチ161,162のON−OFF切替えを独立して制御することができ、第1,第2コンデンサ110,120への通電を独立してON−OFFさせることができる。
【0038】
さらに、第1電流電圧変換回路130は、配線195を介してマイクロコンピュータ150の第1入力端子151に接続している。このため、第1電流電圧変換回路130から出力された第1電圧V1を、マイクロコンピュータ150内に取り込むことができる。同様に、第2電流電圧変換回路140は、配線196を介してマイクロコンピュータ150の第2入力端子152に接続している。このため、第2電流電圧変換回路140から出力された第2電圧V2を、マイクロコンピュータ150内に取り込むことができる。マイクロコンピュータ150は、取り込んだ第1、第2電圧V1,V2を用いて後述する処理を行う。
なお、マイクロコンピュータ150をECU50に接続しているため、マイクロコンピュータ150で処理した信号を、ECU50に送信することができる。
【0039】
ここで、液体状態検知システム100による液体状態検知の流れについて、図5に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、エンジンのキースイッチがONとされると、マイクロコンピュータ150が起動し、ステップS1において、第1アナログスイッチ161をON、第2アナログスイッチ162をOFFにする。すると、電源170から第1コンデンサ110に、その静電容量に応じた第1電流I1が流れる。この第1電流I1は、第1電流電圧変換回路130によって第1電圧V1に変換される。
【0040】
次いで、ステップS2において、第1入力端子151に入力された第1電圧V1を、マイクロコンピュータ150内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。次いで、ステップS3において、第1電圧V1(正確には、第1電圧V1に対応するデジタル値)に基づいて、潤滑油21の液面レベルL1を算出する。具体的には、潤滑油21の液面レベルL1に応じて第1コンデンサ110の静電容量が変化することを利用して、第1電圧V1に基づいて第1コンデンサ110の静電容量を算出することで潤滑油21の液面レベルL1がわかる。次いで、ステップS4において、液面レベルL1に応じたレベル信号を出力し、ECU50に送信する。
【0041】
次に、ステップS5に進み、第1アナログスイッチ161をOFF、第2アナログスイッチ162をONにする。すると、電源170から第2コンデンサ120に、その静電容量に応じた第2電流I2が流れる。この第2電流I2は、第2電流電圧変換回路140によって第2電圧V2に変換される。次いで、ステップS6において、第2入力端子152に入力された第2電圧V2を、マイクロコンピュータ150内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。
【0042】
次いで、ステップS7において、第2電圧V2(正確には、第2電圧V2に対応するデジタル値)に基づいて、潤滑油21自身の誘電率を算出する。次いで、ステップS8において、潤滑油21の誘電率に応じた誘電率信号を出力し、ECU50に送信する。次いで、再びステップS1に戻り、上述した動作を繰り返して、潤滑油21の液面レベルL1及び誘電率の検知を繰り返し行う。なお、本実施形態1では、ステップS1及びステップS5が切替え制御手段に相当する。
【0043】
ところで、液体状態検知システム100は、図3に示すように、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120がオイルパン30内に位置するように取付けられる。そして、オイルパン30内の潤滑油21は、第1コンデンサ110の第1出入口113b及び第2出入口112cを通じて第1コンデンサ110を出入りすると共に、第2コンデンサ120の第1出入口122b及び第2出入口122cを通じて第2コンデンサ120を出入りする。
【0044】
ところで、オイルパン30内の潤滑油21は、図示しないクランクシャフト等の部品の回転部分や摺動部分を円滑に作動させるためにこれらの部位を循環し、再びオイルパン30内に戻る。このため、図示しないクランクシャフト等の部品に付着していた金属片22が潤滑油21に混入することがある。また、内燃機関の運転の繰り返しに伴う潤滑油21の経時変化によって、オイルパン30の底部に導電性の固液混合物であるスラッジ23が沈積してくる。
【0045】
このような使用状況下では、図3に示すように、金属片22やスラッジ23が、第1コンデンサ110の電極板111b〜111eの間隙、あるいは第2コンデンサ120の電極板121b〜121dの間隙に入り込んでしまい、第1コンデンサ110あるいは第2コンデンサ120の電極板間の絶縁抵抗が大きく低下したり、短絡することがある。一般に、第1コンデンサ及び第2コンデンサの電源を共通としていると、第1コンデンサ及び第2コンデンサのいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合には、この影響で正常なコンデンサへ所定の電圧(異常発生前と同等の電圧)を印加することができなくなってしまう。従って、異常が生じたコンデンサで液体状態を正確に検知できなくなるばかりでなく、短絡等が生じていない正常なコンデンサでも、異常が生じたコンデンサの影響を受けて液体状態を正確に検知することができなくなってしまう虞がある。
【0046】
ところが、本実施形態1の液体状態検知システム100では、第1アナログスイッチ161がONのときは第2アナログスイッチ162がOFF(ステップS1)、第1アナログスイッチ161がOFFのときは第2アナログスイッチ162がON(ステップS5)となるように制御している。このため、例えば、第2コンデンサ120が短絡した場合でも、第1アナログスイッチ161をONとしたときは第2アナログスイッチ162をOFFとするので、正常な第1コンデンサ110に通電している間は異常が生じた第2コンデンサ120に電流が流れない。従って、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120の電源170を共通としているにもかかわらず、正常な第1コンデンサ110では、異常が生じた第2コンデンサ120の影響を受けることなく、潤滑油21の液面レベルL1を正確に検知することができる。
【0047】
このように、液体状態検知システム100では、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120のいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合でも、第1、第2アナログスイッチ161,162のON−OFF制御を変更することなく、異常が生じたコンデンサへの通電も繰り返し行われる。このため、ノイズ等による誤検知や一時的に異常が発生し、運転中にその異常が回復した場合には、再び、両コンデンサによって液体状態を検知することができる。なお、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120のいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合には、マイクロコンピュータ150から異常信号を出力させ、ECU50にコンデンサの異常を知らせることも可能である。
【0048】
(変形形態1)
次に、実施形態1の第1の変形形態である液体状態検知システム500ついて説明する。本変形形態の液体状態検知システム500(液体状態検知装置501)は、実施形態1の液体状態検知システム100と比較して、第1、第2アナログスイッチ161,162のON−OFF切替えのタイミングを変更したものである。
本変形形態1の液体状態検知システム500は、図4に示すように、実施形態1のマイクロコンピュータ150に代えてマイクロコンピュータ550を搭載したものである。
【0049】
ここで、液体状態検知システム500による液体状態検知の流れについて、図6に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、エンジンのキースイッチがONとされると、マイクロコンピュータ550が起動し、ステップT1において、第1アナログスイッチ161及び第2アナログスイッチ162を共にONにする。すると、電源170から第1コンデンサ110に、その静電容量に応じた第1電流I1が流れると共に、第2コンデンサ120にも、その静電容量に応じた第2電流I2が流れる。そして、第1電流I1が第1電流電圧変換回路130によって第1電圧V1に変換されると共に、第2電流I2が第2電流電圧変換回路140によって第2電圧V2に変換される。
【0050】
次いで、ステップT2において、第1入力端子551に入力された第1電圧V1を、マイクロコンピュータ550内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。次いで、ステップT3において、実施形態1のステップS3と同様に、第1電圧V1(正確には、第1電圧V1に対応するデジタル値)に基づいて潤滑油21の液面レベルL1を算出する。次いで、ステップT4において、ステップT3の演算結果に基づいて、第1コンデンサ110に異常が生じていないかどうかを判定する。具体的には、第1電流I1に対応する第1電圧V1が所定の基準範囲内にあるかどうかを判定し、第1コンデンサ110の電極間の絶縁抵抗の低下や短絡等が生じているか否かを判定する。
【0051】
第1コンデンサ110に異常が生じていると判定した場合には、ステップT5に進み、第1アナログスイッチ161をOFFにして、それ以降の第1コンデンサ110への通電を遮断する。そして、ステップT6に進み、第1コンデンサ110の異常を知らせる第1異常信号を出力し、ECU50に送信する。
反対に、第1コンデンサ110に異常が生じていないと判定した場合には、ステップT7に進み、液面レベルL1に応じたレベル信号を出力し、ECU50に送信する。
【0052】
次に、ステップT8に進み、第2入力端子552に入力された第2電圧V2を、マイクロコンピュータ550内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。次いで、ステップT9において、第2電圧V2(正確には、第2電圧V2に対応するデジタル値)に基づいて、潤滑油21自身の誘電率を算出する。次いで、ステップTAにおいて、ステップT9の演算結果に基づいて、第2コンデンサ120に異常が生じていないかどうかを判定する。具体的には、第2電流I2に対応する第2電圧V2が所定の基準範囲内にあるかどうかを判定し、第2コンデンサ120の電極間の絶縁抵抗の低下や短絡等が生じているか否かを判定する。
【0053】
第2コンデンサ120に異常が生じていると判定した場合には、ステップTBに進み、第2アナログスイッチ162をOFFにして、それ以降の第2コンデンサ120への通電を遮断する。そして、ステップTCに進み、第2コンデンサ120の異常を知らせる第2異常信号を出力し、ECU50に送信する。
反対に、第2コンデンサ120に異常が生じていないと判定した場合には、ステップTDに進み、潤滑油21の誘電率に応じた誘電率信号を出力し、ECU50に送信する。
【0054】
次いで、再びステップT2に戻り、上述した動作を繰り返して、潤滑油21の液面レベルL1及び誘電率の検知を繰り返し行う。なお、第1コンデンサ110または第2コンデンサ120の異常により、ステップT5またはTBにおいて、一旦OFFにされた第1アナログスイッチ161または第2アナログスイッチ162は、その後運転中OFFにされたままとなる。このため、例えば、第2コンデンサ120に異常が生じた場合は、その後運転中正常な第1コンデンサ110だけで検知が行われる。かくして、第2コンデンサ120に異常が生じた場合でも、正常な第1コンデンサ110では、異常が生じた第2コンデンサ120の影響を受けることなく、潤滑油21の液面レベルL1を正確に検知することができる。
なお、本変形形態1では、ステップT1,T5,TBが切替え制御手段に相当し、ステップT4,TAが異常検知手段に相当する。
【0055】
(変形形態2)
次に、実施形態1の第2の変形形態である液体状態検知システム200ついて説明する。
本変形形態2の液体状態検知システム200(液体状態検知装置201)は、図7に示すように、実施形態1のマイクロコンピュータ150に代えてマイクロコンピュータ250を搭載したものである。
【0056】
実施形態1では、図4に示すように、マイクロコンピュータ150への第1,第2電圧V1,V2の入力は、第1,第2入力端子151,152からそれぞれ独立させて入力した。これに対し、本変形形態2では、マイクロコンピュータ250への第1,第2電圧V1,V2の入力は、共に第1入力端子251から入力するようにしている。これは、実施形態1では、第1コンデンサ110の通電と第2コンデンサ120の通電とを交互に行うことにより、第1電圧V1と第2電圧V2とが交互に出力されるので、同一の端子から入力するようにしても、第1,第2電圧V1,V2の処理に支障が生じないため可能となっている。本変形形態2の液体状態検知システム200は、マイクロコンピュータの入力端子を1つ削減できた分、実施形態1の液体状態検知システム100に比して低コストとなる。
【0057】
(変形形態3)
次に、実施形態1の第3の変形形態である液体状態検知システム300ついて説明する。
本変形形態3の液体状態検知システム300(液体状態検知装置301)は、図8に示すように、実施形態1の第1アナログスイッチ161に代えて第1バッファ回路361を設け、第2アナログスイッチ162に代えて第2バッファ回路362を設けている。さらに、マイクロコンピュータ150に代えてマイクロコンピュータ350を設けている。
【0058】
本変形形態3の液体状態検知システム300は、電源170と第1コンデンサ110との間に第1バッファ回路361を接続し、電源170と第2コンデンサ120との間に第2バッファ回路362を接続している。このため、例えば、第2コンデンサ120に異常(短絡等)が生じた場合でも、短絡電流は第2バッファ回路362から第2コンデンサ120に供給されるだけであり、電源170の出力電圧は変化しない。従って、正常な第1コンデンサ110では、異常が生じた第2コンデンサ120の影響を受けることなく、潤滑油21の液面レベルL1を正確に検知することができる。
なお、第1,第2電流電圧変換回路130,140は、マイクロコンピュータ350の第1,第2入力端子351,352に接続している。
【0059】
このように、液体状態検知システム300では、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120のいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合でも、異常が生じたコンデンサへも通電が行われる。このため、運転中にその異常が回復した場合には、再び、両コンデンサによって液体状態を検知することができる。なお、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120のいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合には、マイクロコンピュータ350から異常信号を出力させ、ECU50にコンデンサの異常を知らせることも可能である。
【0060】
なお、本変形形態3では、第1,第2バッファ回路361,362として、トランジスタを用いたエミッタフォロワ回路を設けた。しかし、エミッタフォロワ回路に限らず、第1,第2バッファ回路として、例えば、FETを用いたソースフォロワ回路、オペアンプを用いたボルテージフォロワ回路等を設けるようにしても良い。さらには、電源電圧を所定倍にするアンプ回路を用いることもできる。
【0061】
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態である液体状態検知システム400ついて説明する。
本実施形態2の液体状態検知システム400は、図9に示すように、実施形態1の液体状態検知システム100に対し、第1基準コンデンサ410及び第2基準コンデンサ420を追加して設けている。さらに、この第1,第2基準コンデンサ410,420のON−OFF切り替えのために、第3,第4アナログスイッチ463,464を追加して設けている。さらには、マイクロコンピュータ150に代えてマイクロコンピュータ450を設けている。なお、第1、第2基準コンデンサ410,420は、図示していないが、配線基板191に配置されている。
【0062】
まず、本実施形態2の液体状態検知システム400のうち、液体状態検知装置401の回路構成について説明する。図9に一点鎖線で示す液体状態検知装置401では、実施形態1と同様に、第1,第2コンデンサ110,120は、第1,第2アナログスイッチ161,162を介して電源170と接続している。さらに、本実施形態2の液体状態検知装置401では、第1基準コンデンサ410が、第3アナログスイッチ463を介して電源170と接続し、第2基準コンデンサ420が、第4アナログスイッチ464を介して電源170と接続している。なお、第1〜第4アナログスイッチ161,162,463,464は、スイッチ構造体460として一体に構成されている。
【0063】
第1,第2コンデンサ110,120は、実施形態1と同様に、それぞれ第1,第2電流電圧変換回路130,140と接続している。さらに、本実施形態2では、第1基準コンデンサ410が、第1電流電圧変換回路130と接続している。このため、第1基準コンデンサ410の静電容量に応じて流れる第1基準電流Ibが、第1電流電圧変換回路130によって第1基準電圧Vbに変換される。同様に、第2基準コンデンサ420が、第2電流電圧変換回路140と接続している。このため、第2基準コンデンサ420の静電容量に応じて流れる第2基準電流Icが、第2電流電圧変換回路140によって第2基準電圧Vcに変換される。
【0064】
次いで、この液体状態検知装置401及びマイクロコンピュータ450を有する液体状態検知システム400について説明する。
第1,第2アナログスイッチ161,162は、実施形態1と同様に、それぞれ配線191,192を介してマイクロコンピュータ450と接続している。さらに、本実施形態2では、第3,第4アナログスイッチ463,464が、それぞれ配線493,494を介してマイクロコンピュータ450と接続している。このため、マイクロコンピュータ450によって、第1〜第4アナログスイッチ161,162,463,464のON−OFF切替えを独立して制御することができ、第1,第2コンデンサ110,120及び第1,第2基準コンデンサ410,420への通電を独立してON−OFFさせることができる。
【0065】
さらに、第1電流電圧変換回路130は、配線495を介してマイクロコンピュータ450の第1入力端子451に接続している。このため、第1電流電圧変換回路130から出力された第1電圧V1あるいは第1基準電圧Vbを、マイクロコンピュータ450内に取り込むことができる。同様に、第2電流電圧変換回路140は、配線496を介してマイクロコンピュータ450の第2入力端子452に接続している。このため、第2電流電圧変換回路140から出力された第2電圧V2あるいは第2基準電圧Vcを、マイクロコンピュータ450内に取り込むことができる。マイクロコンピュータ450は、取り込んだ第1,第2電圧V1,V2及び第1、第2基準電圧Vb,Vcを用いて後述する処理を行う。
なお、マイクロコンピュータ450をECU50に接続しているため、マイクロコンピュータ450で処理した信号を、ECU50に送信することができる。
【0066】
ここで、液体状態検知システム400による液体状態検知の流れについて、図10に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、エンジンのキースイッチがONとされると、マイクロコンピュータ450が起動し、ステップU1において、第2アナログスイッチ162をON、第1,3,4アナログスイッチ161,463,464をOFFにする。すると、電源170から第2コンデンサ120に、その静電容量に応じた第2電流I2が流れる。この第2電流I2は、第2電流電圧変換回路140によって第2電圧V2に変換される。次いで、ステップU2において、第2入力端子452に入力された第2電圧V2を、マイクロコンピュータ450内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。
【0067】
次いで、ステップU3に進み、第4アナログスイッチ464をON、第1,2,3アナログスイッチ161,162,463をOFFにする。すると、電源170から第2基準コンデンサ420に、その静電容量に応じた第2基準電流Icが流れる。この第2基準電流Icは、第2電流電圧変換回路140によって第2基準電圧Vcに変換される。次いで、ステップU4において、第2入力端子452に入力された第2基準電圧Vcを、マイクロコンピュータ450内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。
【0068】
次いで、ステップU5において、第2電圧V2と第2基準電圧Vcとの比較に基づいて、潤滑油21の誘電率を算出する。具体的には、以下のようにして算出することができる。第2電圧V2は、第2コンデンサ110の静電容量に対応した値であり、この静電容量の値は、潤滑油21の誘電率に対応した値となる。一方、第2基準電圧Vcは、第2基準コンデンサ420の静電容量に対応した値となる。そして、第2電圧V2と第2基準電圧Vcとを比較することで、潤滑油21の温度変化による絶縁抵抗の変化等の影響を補正する。その結果、潤滑油21の正確な誘電率を算出することができる。次いで、ステップU6において、潤滑油21の誘電率に応じた誘電率信号を出力し、ECU50に送信する。
【0069】
次いで、ステップU7に進み、第1アナログスイッチ161をON、第2〜第4アナログスイッチ162,463,464をOFFにする。すると、電源170から第1コンデンサ110に、その静電容量に応じた第1電流I1が流れる。この第1電流I1は、第1電流電圧変換回路130によって第1電圧V1に変換される。次いで、ステップU8において、第1入力端子451に入力された第1電圧V1を、マイクロコンピュータ450内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。
【0070】
次いで、ステップU9に進み、第3アナログスイッチ463をON、第1,2,4アナログスイッチ161,162,464をOFFにする。すると、電源170から第1基準コンデンサ410に、その静電容量に応じた第1基準電流Ibが流れる。この第1基準電流Ibは、第1電流電圧変換回路130によって第1基準電圧Vbに変換される。次いで、ステップUAにおいて、第1入力端子451に入力された第1基準電圧Vbを、マイクロコンピュータ450内に取り込む。具体的には、A/D変換回路によりデジタル値に変換して取り込む。
【0071】
次いで、ステップUBにおいて、第1電圧V1と第1基準電圧Vbとの比較に基づいて、潤滑油21の液面レベルL1を算出する。具体的には、以下のようにして算出することができる。第1電圧V1は、第1コンデンサ110の静電容量に対応した値であり、この静電容量の値は、潤滑油21の液面レベルL1に対応した値となる。一方、第1基準電圧Vbは、第1基準コンデンサ410の静電容量に対応した値となる。そして、第1電圧V1と第1基準電圧Vbとを比較することで、潤滑油21の温度変化による絶縁抵抗の変化等の影響を補正する。その結果、潤滑油21の液面レベルL1に対応した正確な静電容量(液面レベル情報)を算出することができる。次いで、ステップUCにおいて、液面レベル情報に応じたレベル信号を出力し、ECU50に送信する。
【0072】
次いで、再びステップU1に戻り、上述した動作を繰り返して、潤滑油21の誘電率及び液面レベルL1の検知を繰り返し行う。なお、本実施形態2では、ステップU1,U3,U7,U9が切替え制御手段に相当する。
【0073】
ところで、本実施形態2の液体状態検知システム400においても、図3に示すように、金属片22やスラッジ23が、第1コンデンサ110の電極板111b〜111eの間隙、あるいは第2コンデンサ120の電極板121b〜121dの間隙に入り込んでしまい、第1コンデンサ110あるいは第2コンデンサ120の電極板間の絶縁抵抗が大きく低下したり、短絡することがある。
【0074】
これに対し、本実施形態2の液体状態検知システム400では、第2アナログスイッチ162がONのときは第1,3,4アナログスイッチ161,463,464がOFF(ステップU1)、第1アナログスイッチ161がONのときは第2,3,4アナログスイッチ162,463,464がOFF(ステップU7)となるように制御している。同様に、第4アナログスイッチ464あるいは第3アナログスイッチ463がONのときは、それ以外のアナログスイッチがOFFとなるように制御している(ステップU3,U9)。
【0075】
このため、例えば、第2コンデンサ120が短絡した場合でも、第1アナログスイッチ161をONとしたときは第2アナログスイッチ162をOFFとするので、正常な第1コンデンサ110に通電している間は異常が生じた第2コンデンサ120に電流が流れない。同様に、第1基準コンデンサ410あるいは第2基準コンデンサ420に通電している間も、異常が生じた第2コンデンサ120に電流が流れない。従って、第1,第2コンデンサ110,120及び第1,第2基準コンデンサ410,420の電源170を共通としているにもかかわらず、正常な第1コンデンサ110では、異常が生じた第2コンデンサ120の影響を受けることなく、潤滑油21の液面レベルL1を正確に検知することができる。
【0076】
このように、液体状態検知システム400では、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120のいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合でも、第1〜第4アナログスイッチ161〜464のON−OFF制御を変更することなく、異常が生じたコンデンサへの通電も繰り返し行われる。このため、ノイズ等による誤検知や一時的に異常が発生し、運転中にその異常が回復した場合には、再び、第1,第2コンデンサ110,120によって液体状態を検知することができる。
なお、第1コンデンサ110及び第2コンデンサ120のいずれか一方のコンデンサに短絡等の異常が生じた場合には、マイクロコンピュータ450から異常信号を出力させ、ECU50にコンデンサの異常を知らせることも可能である。
【0077】
また、第1基準コンデンサ410の静電容量が、潤滑油21が基準の液面レベル(本実施形態2では、安全下限レベルとしている)となっているときの第1コンデンサ110の静電容量と同等の値となるように設定しても良い。こうすることで、第1コンデンサ110の静電容量と第1基準コンデンサ410の静電容量とを比較して、潤滑油21の油量が安全レベルの範囲内にあるか(安全下限レベルを下回っていないか)を判定することが可能となる。このとき、第1コンデンサ110の静電容量が第1基準コンデンサ410の静電容量を下回った場合には、マイクロコンピュータ450から警告信号を出力させ、潤滑油21の油量が安全レベルを下回ったことをECU50に知らせることも可能である。
【0078】
また、第2基準コンデンサ420の静電容量が、第2コンデンサ120の電極間が基準の誘電率(本実施形態2では、未使用の潤滑油21の誘電率と同等の値としている)の潤滑油21で満たされたときの静電容量と同等の値となるように設定しても良い。こうすることで、第2コンデンサ120の静電容量と第2基準コンデンサ420の静電容量との差が所定の範囲(エンジンが円滑に作動する潤滑油21の液質の範囲)内にあるかを判定し、潤滑油21の液質が適切であるか(劣化し過ぎていないか)を判定することが可能となる。このとき、第2コンデンサ120の静電容量と第2基準コンデンサ420の静電容量との差が、所定の範囲(エンジンが円滑に作動する潤滑油21の液質の範囲)を超えた場合には、マイクロコンピュータ450から警告信号を出力させ、潤滑油21の液質が不適切(劣化し過ぎている)なことをECU50に知らせることも可能である。
【0079】
以上において、本発明を実施形態1,2及び変形形態1〜3に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態2では、図9に示すように、第1電圧V1及び第1基準電圧Vbと第2電圧V2及び第2基準電圧Vcとを、第1入力端子451と第2入力端子452とからそれぞれ独立させてマイクロコンピュータ450に入力した。しかし、変形形態2と同様に、第1電圧V1、第1基準電圧Vb、第2電圧V2、及び第2基準電圧Vcを、1つの入力端子からマイクロコンピュータ450に入力するようにしても良い。
【0080】
また、実施形態2では、図9に示すように、電源170と第1,第2コンデンサ110,120及び第1,第2基準コンデンサ410,420との間にそれぞれ第1〜第4アナログスイッチ161,162,463,464を接続した。しかし、変形形態3と同様に、第1〜第4アナログスイッチ161,162,463,464に代えて、第1〜第4バッファ回路を設けるようにしても良い。このようにすると、マイクロコンピュータ450による第1,第2コンデンサ110,120及び第1,第2基準コンデンサ410,420のON−OFF制御が不要となる。
【0081】
また、実施形態1,2及び変形形態1,2では、各アナログスイッチを電源170と各コンデンサとの間に設けたが、各コンデンサと第1,第2電流電圧変換回路130,140との間に設けるようにしても良い。
また、実施形態1,2及び変形形態1〜3では、マイクロコンピュータ150,250,350,450,550をベース部190内に配置して、液体状態検知装置と一体に形成した。しかし、マイクロコンピュータは、液体状態検知装置と別体で設けるようにしても良い。あるいは、マイクロコンピュータを別途設けることなく、マイクロコンピュータで行った処理を全てECU等で行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1にかかる液体状態検知システム100を示す図であり、(a)はその上面図、(b)はその側面図である。
【図2】実施形態1にかかる液体状態検知システム100の内部構造を示す図であり、図1(a)のA−A断面図である。
【図3】実施形態1にかかる液体状態検知システム100を使用に供したときの様子を示す説明図ある。
【図4】実施形態1にかかる液体状態検知システム100の構成を模式的に表した回路図である。
【図5】実施形態1にかかる液体状態検知システム100の制御処理を示すフローチャートである。
【図6】変形形態1にかかる液体状態検知システム500の制御処理を示すフローチャートである。
【図7】変形形態2にかかる液体状態検知システム200の構成を模式的に表した回路図である。
【図8】変形形態3にかかる液体状態検知システム300の構成を模式的に表した回路図である。
【図9】実施形態2にかかる液体状態検知システム400の構成を模式的に表した回路図である。
【図10】実施形態2にかかる液体状態検知システム400の制御処理を示すフローチャートである。
【図11】従来の液体状態検知システム10の構成を模式的に表した回路図である。
【符号の説明】
100,200,300,400,500 液体状態検知システム
101,201,301,401,501 液体状態検知装置
110 第1コンデンサ
120 第2コンデンサ
130 第1電流電圧変換回路
140 第2電流電圧変換回路
150,250,350,450,550 マイクロコンピュータ(切替え制御手段、異常検知手段)
161 第1アナログスイッチ(第1切替え部)
162 第2アナログスイッチ(第2切替え部)
170 電源
361 第1バッファ回路
362 第2バッファ回路
410 第1基準コンデンサ
420 第2基準コンデンサ
463 第3アナログスイッチ
464 第4アナログスイッチ

Claims (5)

  1. 測定信号を発生する電源と、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、
    上記電源から上記第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、
    上記電源から上記第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部と、
    上記第1切替え部及び上記第2切替え部のON−OFFを制御する切替え制御手段と、
    上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサの異常を検知する異常検知手段と、を備え、
    上記切替え制御手段は、上記異常検知手段によって上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサのいずれか一方の異常が検知された場合、少なくとも、上記第1コンデンサ及び上記第2コンデンサのうち正常なコンデンサにかかる上記切替え部をONとする間、異常が生じたコンデンサにかかる上記切替え部をOFFとする
    液体状態検知システム。
  2. 測定信号を発生する電源と、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、
    上記電源から上記第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、
    上記電源から上記第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部と、
    上記第1切替え部及び上記第2切替え部のON−OFFを制御する切替え制御手段と、を備え、
    上記切替え制御手段は、
    少なくとも上記第1切替え部をONとする間、上記第2切替え部をOFFとし、
    少なくとも上記第2切替え部をONとする間、上記第1切替え部をOFFとする
    液体状態検知システム。
  3. 測定信号を発生する電源と、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、
    上記電源と上記第1コンデンサとの間に接続された第1バッファ回路と、
    上記電源と上記第2コンデンサとの間に接続された第2バッファ回路と、
    を備える液体状態検知システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液体状態検知システムであって、
    前記第1コンデンサは、前記液体収容容器内の前記液体の液面レベルを検知し、
    前記第2コンデンサは、上記液体に浸漬され、上記液体の誘電率を検知する
    液体状態検知システム。
  5. 測定信号を発生する電源と、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて液体収容容器内の液体の状態を検知する第1コンデンサと、
    互いに対向する複数の電極を有し、上記電源に接続されて上記液体収容容器内の上記液体の状態を検知する第2コンデンサと、
    上記電源から上記第1コンデンサへの通電をON−OFFする第1切替え部と、
    上記電源から上記第2コンデンサへの通電をON−OFFする第2切替え部と、
    を備える液体状態検知装置。
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