JP2004278686A - スラストニードル軸受用保持器及びスラストニードル軸受 - Google Patents

スラストニードル軸受用保持器及びスラストニードル軸受 Download PDF

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Abstract

【課題】高強度を有しながらも、より低コストで製造できるスラストニードル軸受用保持器及びスラストニードル軸受を提供する。
【解決手段】保持器10の最大厚さをH、凹部を有する板材の凹部最大深さをh、凹部を有する板材の板厚をtとしたときに、0.05H≦hを満たすようにして凹部11dを設けることで、潤滑剤の保持機能を確保することができ、更にh<(H−t)/2を満たすことで、2枚型保持器において、凹部11dにおいて、第1の板材11と第2の板材12とが互いに接触するほど深く折り曲げないので、加工コストを低減できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転体のスラスト荷重を支承するスラスト軸受の保持器及びスラスト軸受に関し、特に、自動車のトランスミッションやカークーラー用コンプレッサの回転部分を支持するのに用いられると好適なスラストニードル軸受用保持器及びスラストニードル軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーエアコン用コンプレッサの一タイプとして、容量可変式のコンプレッサが知られている。一般的に、容量可変式のコンプレッサは、ハウジングに対して駆動軸を回転自在に嵌挿し、この駆動軸に対して板材を傾斜角度可変に連結し、この板材に対しウォブル板を摺動自在に取付けてある。板材とウォブル板との間には、スラスト軸受が配設されている。ウォブル板には、複数のピストンロッドの一端が円周方向等間隔に取付けてあり、このピストンロッドの他端はピストンに連結している。このピストンは、ハウジング内に設けられたシリンダの内部で摺動するように設けられ、このシリンダのボア内に流入される冷媒ガスを圧縮し吐出するようにしている。つまり、板材が回転すると、ウォブル板が、いわゆるみそすり的動作をし、ピストンロッドを介してピストンを軸線方向に往復運動させ、冷媒ガスを圧縮し吐出するようになっている。
【0003】
ところで、カーエアコン用コンプレッサの動作時には、板材を介して駆動軸は大きな力を受けるので、かかる駆動軸をハウジングに対してスラスト方向に支持するスラスト軸受が必要となる。かかる場合、スラストニードル軸受は針状の円筒ころを有しているので、軸線方向の厚さが薄く、カーエアコン用コンプレッサに用いることにより、構成をよりコンパクトにすることができる。
【0004】
しかるに、一般的なカーエアコン用コンプレッサは、クランクの回転による力を、べルトを介して電磁クラッチ経由で回転運動により駆動軸に伝達しており、アイドリングのような低速回転から、加速時のような高速回転まで幅広い回転数の範囲で、しかもコンプレッサの能力も必要に応じて変化するため、回転数と荷重が複雑に組み合わさった状態で運転される。このような環境で使用されるため、当然スラストニードル軸受も同様に高速回転から低速回転、さらには無負荷状態から重負荷状態まで幅広い条件下で動作することになる。そのうえ、軸受の使用部位がカーエアコン用コンプレッサであることから、外部から多量の潤滑剤を供給することもできず、潤滑性確保という観点からも非常に厳しい条件下にあるといえる。
【0005】
例えばスラストニードル軸受の保持器を考えたときに、一般的には2枚の板材を組み合わせてなる2枚型保持器と、1枚の板材を折り曲げてなる1枚型保持器とがある。2枚型保持器は強度が高いという特徴を有し、1枚型保持器は低コストという特徴を有する。ここで、カーエアコン用コンプレッサの用途に用いるとした場合、高強度を有する2枚型保持器を用いるのが有利である。ところが、従来の2枚型保持器のあるタイプにおいては、軸線方向両面が平面であるため、かかる場合、潤滑剤が保持されにくいという問題がある。これに対し、特許文献1では、2枚型保持器において、1方の板材を折り曲げて潤滑剤の保持部を形成している。
【特許文献1】
特開平10−259821号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、特許文献1の図11に示す2枚型保持器においては、2枚の板材の一方を深く折り曲げて、その折り曲げ部を他方に当接させている。ところが、このように板材を深く折り曲げることは、製造に手間がかかり、加工コストの増大を招く。又、折り曲げ部を他方に当接させることで、保持器全体に変形が生じないように、寸法精度を厳格に管理する必要もある。
【0007】
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、高強度を有しながらも、より低コストで製造できるスラストニードル軸受用保持器及びスラストニードル軸受を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のスラストニードル軸受は、周方向に沿って放射状に配置された複数のころを保持するポケット部を備えた保持器であって、第1の板材と第2の板材とを重ね合わせて形成され、且つ半径方向内側から外側に向かうにつれ、前記第1の板材と前記第2の板材の少なくとも一方が折り曲げられて前記保持器の軸線方向の厚みが縮小する凹部が形成されており、前記保持器の最大厚さをH、前記凹部を有する板材の凹部最大深さをh、前記凹部を有する板材の板厚をtとしたときに次式を満たすことを特徴とする。
0.05H≦h≦(H−t)/2 (1)
【0009】
【作用】
本発明のスラストニードル軸受によれば、0.05H≦hを満たすようにして前記凹部を設けることで、潤滑剤の保持機能を確保することができ、更にh<(H−t)/2を満たすことで、2枚型保持器の前記凹部において、前記第1の板材と前記第2の板材とが互いに接触するほど深く折り曲げないので、加工コストを低減できる。尚、凹部の形状としては、保持器の軸線方向断面において、台形、矩形、三角形、半円形状など各種の形状が考えられる。
【0010】
上記スラストニードル軸受用保持器を有するスラストニードル軸受は、例えばカーエアコン用コンプレッサおよび自動車のトランスミッション等に用いられると好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる2枚型保持器10の断面図である。図1において、2枚型保持器10は、略円盤状である第1の板材11と、略円盤状である第2の板材12とを組み合わせてなる。2枚型保持器10と、点線で示すころ13とでスラストニードル軸受を構成する。第1の板材11は、保持器10の半径方向に延在する円板部11aと、円板部11aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部11bと、円板部11aの外周側で軸線方向に延在する小円筒部11cとを有している。円板部11aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されており、ポケット部により隔てられる柱部の中央には、断面が台形状となった凹部11dが形成されている。第2の板材12は、保持器10の半径方向に延在しポケット部を有する円板部12aと、円板部12aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部12bと、円板部12aの外周側で軸線方向に延在する小円筒部12cとを有している。円板部12aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されている。小円筒部11b、12bと、大円筒部11c、12cとは嵌合している。
【0012】
ここで、保持器10の最大厚さをH、凹部11dの最大深さをh1、第1の板材11の板厚をt1、としたときに次式を満たす。
0.05H≦h1≦(H−t1)/2
【0013】
本実施の形態によれば、第1の板材11の円板部11aに台形等の凹部11dを設けたので、凹部11dが潤滑剤保持スぺースとなり、スラストニードル軸受が回転するとき、潤滑剤は保持器表面を通過し、一部分が凹部11dに溜まるようになる。従って、凹部11dに貯留された潤滑剤が、ポケット部を通じてころ13の表面に供給されるので、転走面の潤滑状態が改善され、異常摩耗を避けることが可能となる。また、凹部11dは、1枚保持器と異なり潤滑剤保持機能を有すれば足り、凹部11dの形状について特別な制限がなく、凹部11dの深さがあまり深くなくてもよいので、ころの長さ/直径の値が大きい場合はもちろん、従来1枚保持器で対応しにくいころの長さ/直径の値が小さい場合においても、容易に対応でき、低コストで造ることができる。また、保持器10が2枚の板材11,12からなるので、高強度を実現することができる。更に、凹部11dは、第2の板材12に接するほど深く曲げられていないので、加工が容易である。
【0014】
図2は、第2の実施の形態にかかる2枚型保持器10’の断面図である。本実施の形態においては、図1に示す実施の形態に対して、第1の板材11の円板部11aに台形等の凹部を設ける代わりに、第2の板材12の円板部12aに台形等の凹部12dを設けた点のみが異なるので、共通する構成については同じ符号を付すことで説明を省略する。本実施の形態においては、保持器10’の最大厚さHと凹部12dの最大深さをh2、第2の板材12の板厚をt2としたとき、次式を満たす。
0.05H≦h2≦(H−t2)/2
【0015】
図3は、第3の実施の形態にかかる2枚型保持器10”の断面図である。本実施の形態においては、図1に示す実施の形態に対して、第1の板材11の円板部11aに台形等の凹部11dに加え、第2の板材12の円板部12aに台形等の凹部12dを設けた点のみが異なるので、共通する構成については同じ符号を付すことで説明を省略する。本実施の形態においては、保持器10”の最大厚さHと、凹部11d及び12dにおける最大深さをそれぞれh1,h2としたとき、次式を満たす。
0.05H≦h1≦(H−t1)/2
0.05H≦h2≦(H−t2)/2
【0016】
図4は、第4の実施の形態にかかる2枚型保持器20の断面図である。図4において、2枚型保持器20は、略円盤状である第1の板材21と、略円盤状である第2の板材22とを組み合わせてなる。2枚型保持器20と、点線で示すころ13とでスラストニードル軸受を構成する。第1の板材21は、保持器20の半径方向に延在する円板部21aと、円板部21aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部21bと、円板部21aの外周側で半径方向に延在する合わせ面21cとを有している。円板部21aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されており、ポケット部により隔てられる柱部においてころ13の中央付近には、断面が台形状となった凹部21dが形成されている。第2の板材22は、保持器20の半径方向に延在しポケット部を有する円板部22aと、円板部22aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部22bと、円板部22aの外周側で半径方向に延在する合わせ面22cとを有している。円板部22aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されている。小円筒部21b、22bとは嵌合し、合わせ面21c、22cとは密着している。
【0017】
ここで、保持器20の最大厚さをH、凹部21dの最大深さをh1、第1の板材21の板厚をt1としたときに次式を満たす。
0.05H≦h1≦(H−t1)/2
本実施の形態の作用効果も、上述した実施の形態と同様である。
【0018】
図5は、第5の実施の形態にかかる2枚型保持器20’の断面図である。本実施の形態においては、図4に示す実施の形態に対して、第1の板材21の円板部21aに台形等の凹部を設ける代わりに、第2の板材22の円板部22aに台形等の凹部22dを設けた点のみが異なるので、共通する構成については同じ符号を付すことで説明を省略する。本実施の形態においては、保持器20’の最大厚さHと凹部22dの最大深さをh2としたとき、次式を満たす。
0.05H≦h2≦(H−t2)/2
【0019】
図6は、第6の実施の形態にかかる2枚型保持器20”の断面図である。本実施の形態においては、図4に示す実施の形態に対して、第1の板材21の円板部21aに台形等の凹部21dに加え、第2の板材22の円板部22aに台形等の凹部22dを設けた点のみが異なるので、共通する構成については同じ符号を付すことで説明を省略する。本実施の形態においては、保持器20”の最大厚さHと、凹部21d及び22dにおける最大深さをそれぞれh1,h2としたとき、次式を満たす。
0.05H≦h1≦(H−t1)/2
0.05H≦h2≦(H−t2)/2
【0020】
図7は、第7の実施の形態にかかる2枚型保持器30の断面図である。図7において、2枚型保持器30は、略円盤状である第1の板材31と、略円盤状である第2の板材32とを組み合わせてなる。2枚型保持器30と、点線で示すころ13とでスラストニードル軸受を構成する。第1の板材31は、保持器30の半径方向に延在する円板部31aと、円板部31aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部31bと、円板部31aの外周側で軸線方向に延在する小円筒部31cとを有している。円板部31aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されており、ポケット部により隔てられる柱部の中央には、断面が三角形状となった凹部31dが形成されている。第2の板材32は、保持器30の半径方向に延在しポケット部を有する円板部32aと、円板部32aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部32bと、円板部32aの外周側で軸線方向に延在する小円筒部32cとを有している。円板部32aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されている。小円筒部31b、32bと、大円筒部31c、32cとは嵌合している。
【0021】
ここで、保持器30の最大厚さをH、凹部31dの最大深さをh1、第1の板材31の板厚をt1、としたときに次式を満たす。
0.05H≦h1≦(H−t1)/2
本実施の形態の作用効果も、上述した実施の形態と同様である。
【0022】
図8は、第8の実施の形態にかかる2枚型保持器40の断面図である。図8において、2枚型保持器40は、略円盤状である第1の板材41と、略円盤状である第2の板材42とを組み合わせてなる。2枚型保持器40と、点線で示すころ13とでスラストニードル軸受を構成する。第1の板材41は、保持器40の半径方向に延在する円板部41aと、円板部41aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部41bと、円板部41aの外周側で半径方向に延在する合わせ面41cとを有している。円板部41aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されており、ポケット部により隔てられる柱部の中央には、断面が三角形状となった凹部41dが形成されている。第2の板材42は、保持器40の半径方向に延在しポケット部を有する円板部42aと、円板部42aの内周側で軸線方向に延在する小円筒部42bと、円板部42aの外周側で半径方向に延在する合わせ面42cとを有している。円板部42aには、周方向に沿って放射状に配置された複数のころ13(1つのみ図示)を保持するために不図示のポケット部が形成されている。小円筒部41b、42bとは嵌合し、合わせ面41c、42cとは密着している。
【0023】
ここで、保持器40の最大厚さをH、凹部41dの最大深さをh1、第1の板材41の板厚をt1、としたときに次式を満たす。
0.05H≦h1≦(H−t1)/2
本実施の形態の作用効果も、上述した実施の形態と同様である。
【0024】
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、その発明の範囲内で変更・改良が可能であることはもちろんである。たとえば、本発明のスラストニードル軸受は、カーエアコン用コンプレッサおよび自動車のトランスミッションに限らず、各種の自動車、産業機械等に用いることができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明のスラストニードル軸受によれば、0.05H≦hを満たすようにして前記凹部を設けることで、潤滑剤の保持機能を確保することができ、更にh<(H−t)/2を満たすことで、2枚型保持器の前記凹部において、前記第1の板材と前記第2の板材とが互いに接触するほど深く折り曲げないので、加工コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【図2】第2の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【図3】第3の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【図4】第4の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【図5】第5の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【図6】第6の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【図7】第7の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【図8】第8の実施の形態にかかるスラストニードル軸受用保持器の断面図である。
【符号の説明】
10、10’、10”、20,20’、20”、30,30’ 保持器
11、21,31 第1の板材
12,22,32 第2の板材
13 ころ

Claims (2)

  1. 周方向に沿って放射状に配置された複数のころを保持するポケット部を備えた保持器であって、第1の板材と第2の板材とを重ね合わせて形成され、且つ半径方向内側から外側に向かうにつれ、前記第1の板材と前記第2の板材の少なくとも一方が折り曲げられて前記保持器の軸線方向の厚みが縮小する凹部が形成されており、前記保持器の最大厚さをH、前記凹部を有する板材の凹部最大深さをh、前記凹部を有する板材の板厚をtとしたときに次式を満たすことを特徴とするスラストニードル軸受用保持器。
    0.05H≦h≦(H−t)/2 (1)
  2. 請求項1に記載のスラストニードル軸受用保持器を有することを特徴とするスラストニードル軸受。
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