JP2004277420A - ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリド由来のポリエステルおよび分子量650乃至10,000g/molのオイルを含む化粧品組成物 - Google Patents

ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリド由来のポリエステルおよび分子量650乃至10,000g/molのオイルを含む化粧品組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】
メイクアップまたはケア製品に、光沢、塗る時の滑らかさ、および心地よさを付与する組成物を提供する。
【解決手段】
i)(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステル、ii)650から10,000g/molの分子量の少なくとも1種のオイル、ならびにiii)少なくとも1種の着色剤を含む、化粧品として許容される媒質を含む、ケラチン物質のための美容ケアおよび/またはメイクアップ組成物を提供する。同様に、前記脂肪族エステルのエステルと、650から10,000g/molの範囲の分子量をもつ前記オイルを、すべすべ感、光沢、心地よさ、輪郭が鮮明であること、非移行性、向上した色の明るさおよび/または攻撃後の向上した色の保持からなる特性を組成物に付与するための作用剤として、生理学的に許容される前記組成物に使用することに関する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、頭皮を含めた人の顔および身体の両方の皮膚、唇あるいは表皮誘導体、例えば髪、まつげ、眉毛または爪のための、化粧用として許容される、特殊な脂肪族エステルのエステルを含む媒質を含む、化粧用メイクアップおよび/またはケア組成物に関する。この組成物は、注目すべき化粧品としての性質をもち、メイクアップまたはケア製品に、特に、すべすべ感、光沢、心地よさ、輪郭の明確さ、移行の無いこと(non-migration)、向上した色の強度(intensity)および/または攻撃(challenge)後の向上した色の保持という特性を付与する。
ケラチン物質(皮膚、唇、表皮誘導体)にそれを付けた後、載せた膜に光沢があると望ましい数多くの化粧品組成物が存在する。挙げることができる例として、口紅、マニキュア、あるいは他の特定のヘア製品が含まれる。
本発明の組成物は特に、人の身体、唇、または表皮誘導体のための、特に非治療トリートメントおよび/またはケアの性質をもつメイクアップ製品を構成する。特に、それは口紅またはリップグロス、ブラッシャーまたはアイシャドウ、入れ墨製品、マスカラ、アイライナー、マニキュア、皮膚の人工日焼け製品あるいはヘアケアまたはヘアカラー製品を構成する。
この観点から、配合者は、選択できるいくつかのタイプのベース材料、より具体的にはラノリンをもっており、これらは、a)ポリブテンであって高粘度のもの、b)脂肪アルコールまたは脂肪酸のエステルであって高炭素数(通常16より大)のもの、c)特定の植物オイル、d)ヒドロキシル化脂肪族化合物と芳香族の酸との部分または完全エステル化により得られるエステルであって特許出願EP 1 097 699に記載されるもの、ならびにe)ひまし油をイソステアリン酸と、次いでコハク酸と逐次的に反応させて得られるポリエステルであって、米国特許第6,342,527号に記載されるもの、などの「グロス」オイルと呼ばれるものと組み合わせて使用される。
特許出願EP 1 097 699 米国特許第6,342,527号 出願EP-A-0 955 039
本発明の目的は、ケラチン物質のための、特に皮膚および/または唇および/または表皮誘導体のための、従来技術の化粧品組成物のものに比べて特性が向上し、特にケラチン物質にそれが付着したものは輪郭がより鮮明であり、その色がよりよく保持される、光沢のある美容ケアおよび/またはメイクアップ組成物である。
本発明者等は、驚くべきことに、i)(複数種の)ヒドロキシル化脂肪酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステルを、ii)650から10,000g/molの分子量をもつ少なくとも1種(すなわち1種または複数)のオイルと組み合わせて使用することにより、適用時にも経時的にも光沢があり、優れた適用性、広がり、攻撃の後の色の保持、心地よさ(突っ張らない、または干からびない)、および非移行性という優れた特性、および/または、ケラチン物質に付着した際の輪郭が明確であること、および/または色の強度が向上した化粧品組成物を得ることができることを見出した。
分子量が650から10,000g/molのオイルは、以下では、高分子量オイルとして参照される。
以上のように、本発明は、i)(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステル、ii)650から10,000g/molの範囲の少なくとも1種の高分子量オイル、ならびにiii)少なくとも1種の着色剤を含む、化粧品として許容される媒質を含む、ケラチン物質のための美容ケアおよび/またはメイクアップ組成物を提供する。
本発明はまた、適用時及び経時的な光沢、優れた適用性、広がり、攻撃の後の色の保持、心地よさ(突っ張らない、または干からびない)、および非移行性という優れた特性、および/または、ケラチン物質に付着した際の輪郭が明確であること、および/または向上した色の強度を、化粧品組成物の膜に付与するという化粧品についての方法を提供し、前記方法は、i)(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステル、ii)650から10,000g/molの範囲の少なくとも1種の高分子量オイル、ならびにiii)少なくとも1種の着色剤を前記組成物に導入することからなる。
本発明はさらに、i)(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステル、およびii)650から10,000g/molの範囲の少なくとも1種の高分子量オイル、の組合せを、少なくとも1種の着色剤を含む生理学的に許容される組成物に、適用時及び経時的な光沢、優れた適用性、広がり、攻撃の後の色の保持、心地よさ(突っ張らない、または干からびない)、および非移行性という優れた特性、および/または、ケラチン物質に付着した際の輪郭が明確であること、および/または向上した色の強度保持を前記組成物に付与するために使用することを含んでいる。
本発明による組成物は、有利には、ラノリンまたはラノリン誘導体を含んでいない。
ラノリン誘導体により、特に、液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリンワックス、例えばCognisによりEmery 1695として市販されるオキシプロピレン化(5 PO)ラノリンワックス、ラノリン酸イソプロピル、液状酢酸ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリン脂肪酸コレステロールエステル、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、その他を意味する。
本発明による組成物は、有利には、ラノリン誘導体でないペースト状化合物を少なくとも1種含む。
(複数種の)ヒドロキシ脂肪酸のトリグリセリドからのポリエステル
本発明の組成物は、(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる、任意選択で不飽和である、少なくとも1種のポリエステルを含む。
ヒドロキシル化カルボン酸は、脂肪族ヒドロキシカルボン酸である。(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドは、同じであるか、または異なる3つのヒドロキシル化カルボン酸残基により置換されたグリセロールである。例えば、1当量のグリセロールと3当量の1種のヒドロキシル化カルボン酸を反応させることにより得られるトリグリセリドは、「ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリド」と呼ばれるであろう。1当量のグリセロールと、少なくとも2種の異なるヒドロキシル化カルボン酸混合物の3当量を反応させることにより得られるトリグリセリドは、「(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリド」と呼ばれるであろう。
本発明によるポリエステルは、好ましくは、雰囲気温度(通常20と25℃の間)および大気圧(760mmHg)で液体である。
好ましくは、本発明によるポリエステルは、特に、0.5と10rpmの間で回転するNo.1スピンドルを装備した、ブルックフィールドRVまたはLV型のブルックフィールド「DV-II+」粘度計で測定して、25℃で、500cP(50Pa.s)を超え、好ましくは900から10,000cP(90から1,000Pa.s)、さらに好ましくは、950から5,000cP(95から500Pa.s)の範囲の粘度をもつ。この粘度測定値は、測定値が安定した時、通常10分後に読み取られる。
好ましくは、本発明によるポリエステルは、1.47以上で、特に1.47から1.55の屈折率をもつ(この屈折率はナトリウムのD線に対するものである)。
一実施形態によれば、ポリエステルは、有利には、(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドの2回のエステル化反応、すなわち、脂肪族モノカルボン酸との1回のエステル化、および脂肪族ジカルボン酸との1回のエステル化、により得られる。
この実施形態では、ポリエステルは、有利には、
a)(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドのヒドロキシル官能基のいくつかを、脂肪族モノカルボン酸によりエステル化することにより、さらに
b)前記脂肪族モノカルボン酸によりエステル化された前記(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドの残っているヒドロキシル官能基を、脂肪族ジカルボン酸によりエステル化することにより、
得られる。モノカルボン酸によるエステル化は、好ましくは、脂肪族ジカルボン酸によりエステル化の前に実施される。
この1種のヒドロキシル化カルボン酸または複数種の酸((複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドの(複数の)前駆体)は、6から40個の炭素原子、好ましくは10から34個の炭素原子、より好ましくは12から28個の炭素原子を含み、優先的には16から20個の炭素原子、より優先的には18個の炭素原子を含む脂肪族ヒドロキシル化カルボン酸から選択されることが好ましい。
1種のヒドロキシル化カルボン酸または複数種の酸は、好ましくは、飽和または不飽和脂肪酸から選択される。
1種のヒドロキシル化カルボン酸または複数種の酸は、以下のものから選択されうる。
i)次式の飽和線状モノヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸;
Figure 2004277420
ii)次式の飽和分岐モノヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸、
Figure 2004277420
または、(3') 次式の2-エチル-3-ヒドロキシカプリル酸;
Figure 2004277420
iii)次式の不飽和モノヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸;
Figure 2004277420
iv)次式の飽和ポリヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸、
Figure 2004277420
および対応する不飽和ポリヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸;
v)次式の飽和モノヒドロキシ脂肪族ポリ酸、
Figure 2004277420
および対応する不飽和モノヒドロキシ脂肪族ポリ酸;
vi)飽和または不飽和ポリヒドロキシ脂肪族ポリ酸;
ならびにこれらの混合物。
優先的に、1種のヒドロキシル化カルボン酸または複数種の酸は、以下のものから選択される。
- 12-ヒドロキシステアリン酸、α-ヒドロキシオクタデカン酸、ヒドロキシ-14-エイコセン酸;
- ロイシン酸または2-エチル-3-ヒドロキシ-カプリル酸;
- リシノール酸;
- 3-ヒドロキシ-4-ヘキサン酸またはオキシネルボン酸;
- 16-ヒドロキシ-6-ヘキサデセン酸;
- 9,10-ジヒドロキシオクタデカン酸、9,12-ジヒドロキシオクタデカン酸、アレウリチン酸(aleuritic acid)、9,10,12-トリヒドロキシオクタデカン酸、ヘキサヒドロキシオクタデカン酸またはオクタヒドロキシオクタデカン酸;
およびこれらの混合物。
1種のヒドロキシル化カルボン酸または複数種の酸は、16から20個の炭素原子、好ましくは18個の炭素原子を含む不飽和脂肪酸から選択されることが好ましい。
トリグリセリドは、好ましくは、リシノール酸のトリグリセリドである。このトリグリセリドは、ひまし油中に天然に大量に存在する。
(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドは、有利には、前記ヒドロキシ化された酸が6から40個の炭素原子、好ましくは10から34個の炭素原子、より好ましくは12から28個の炭素原子を含み、優先的には16から20個の炭素原子、より優先的には18個の炭素原子を含むようなヒドロキシ酸トリグリセリドから選択される。
脂肪族モノカルボン酸は、飽和または不飽和脂肪族の脂肪酸、例えばイソステアリン酸でありうる。
脂肪族ジカルボン酸は、好ましくは3から10個の炭素原子、より好ましくは3から6個の炭素原子、非常に好ましくは3から5個の炭素原子を含む。一実施形態によれば、脂肪族ジカルボン酸は、n=1乃至4とする、HOOC-(CH2)n-COOHという式に対応する。
脂肪族ジカルボン酸は、好ましくは、上の式でn=2に相当するコハク酸である。
好ましい一実施形態では、ポリエステルは次式のものであり、
T2O-(OC-D-CO-O-T1-O)x-OC-D-CO-OT2 (I)
この式で、T2-OHは(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドを表し、前記トリグリセリドは脂肪族モノカルボン酸の2個の分子によりエステル化されており、そのため前記トリグリセリドは1個の遊離ヒドロキシル官能基を含んでいる;
OH-T1-OHは(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドを表し、前記トリグリセリドは脂肪族モノカルボン酸の1個の分子によりエステル化されており、そのため前記トリグリセリドは2個の遊離のヒドロキシル官能基を含んでいる;
HOOC-D-COOHは、前記ジカルボン酸を表す;またxは1と50の間、好ましくは1と10の間、より好ましくは2と6の間である。
xは、3、4、5、6、7、8、9、または10でありうる。
ポリエステルは、有利には、米国特許第6,342,527号に記載されるポリエステルの1種であり、前記特許の内容は本出願に参照として組み込まれる。該ポリエステルは、前記の式(I)のものであり、T2O-は、以下を表し、
Figure 2004277420
-OT1O-は以下を表す。
Figure 2004277420
これらの式で、Rは、5から33個の炭素原子を含むアルキルまたはアルキレン基を表す。
Rは、好ましくは、7から17個の炭素原子をもつアルキル基、あるいは11から21個の炭素原子をもつアルキレン基を表す。
本発明の組成物のポリエステルは、組成物の全重量の0.1から99.9%、好ましくは1から99%、より好ましくは1から80%、一層より好ましくは10から40%、非常に好ましくは15から25%、一層優先的には20から25%を占めることができ、通常、塗った後の、光沢、安定性、長時間に渡る色の保持、光沢の保持、心地よさ、移行がないことおよび/または輪郭の明確さを組成物に付与するのに十分な量で存在しうる。
高分子量オイル
本発明による組成物はさらに、650から10,000g/molの範囲の高分子量オイルを含む。オイルは、水に相溶しない非水化合物であり、雰囲気温度(25℃)および大気圧(760mmHg)で液体である。
本発明による組成物に使用されるオイルは、650から10,000g/molの範囲、好ましくは750と7,500g/molの間の分子量をもつ。
実際には、分子量が低すぎるオイルを、本発明による組成物の(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドからのポリエステルと組み合わせると、光沢が十分でない組成物となり、他方、分子量が大きすぎるオイルでは、余りに粘着性がありすぎると思われる組成物となる。
例えば、カプリル/カプリン酸のトリグリセリド(例えば、UniqemaによりEstol 3603 MCTオイルとして販売または製造されるもの)は、分子量が494g/molであり、本発明の組成物の特性より化粧品としての特性が劣る組成物となる。
本発明で使用しうる、650から10,000g/molの分子量をもつオイルは次のものから選択されうる。
- 親油性ポリマー、例えば、
- ポリブチレン、例えば、Amocoにより販売または製造される、Indopol H-100(MM=965g/mol)、Indopol H-300(MM=1,340g/mol)およびIndopol H-1500(MM=2,160g/mol)、
- 水添ポリイソブチレン、例えば、Amocoにより販売または製造されるPanalane H-300E(M=1,340g/mol)、Syntealにより販売または製造されるViseal 20000(MM=6,000g/mol)、およびWitcoにより販売または製造されるRewopal PIB 1000(MM=1,000g/mol)、
- ポリデセンおよび水添ポリデセン、例えば、Mobil Chemicalsにより販売または製造される、Puresyn 10(MM=723g/mol)およびPuresyn 150(MM=9,200g/mol)、
- ビニルピロリドンコポリマー、例えばISPにより販売または製造される、ビニルピロリドン/1-ヘキサデセンのコポリマーであるAntaron V-216(MM=7,300g/mol)、
- エステル、例えば、
- 直鎖脂肪酸エステルで、全炭素数が35から70個であるもの、例えばテトラペラルゴン酸ペンタエリスリチル(MM=697g/mol)、
- ヒドロキシル化エステル、例えばトリイソステアリン酸ポリグリセロール-2(MM=965g/mol)、
- 芳香族エステル、例えばトリメリト酸トリトリデシル(MM=757g/mol)、
- 分岐C24〜C28脂肪酸または脂肪アルコールのエステル、例えば、出願EP-A-0 955 039に記載されるもの、特に、クエン酸トリイソアラキル(MM=1,033.76g/mol)、テトライソノナン酸ペンタエリスリチル(MM=697g/mol)、トリイソステアリン酸グリセリル(MM=891g/mol)、2-トリデシルテトラデカン酸グルセリル(MM=1,143g/mol)、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル(MM=1,202g/mol)、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2(MM=1,232g/mol)、あるいは他に、2-テトラデシルテトラデカン酸ペンタエリスリチル(MM=1,538g/mol)、
- シリコーンオイル、例えば、フェニルシリコーン、具体的にはWackerのBelsil PDM 1000(MM=9,000g/mol)、
- 植物由来のオイル、例えば、ごま油(MM=820g/mol)、
- ならびにこれらの混合物。
本発明による組成物に使用される、650から10,000g/molの分子量のオイルは、組成物の全重量の1から99%、好ましくは10から80%、より好ましくは5から70%を占めうる。
本発明の組成物は、有利には、組成物に可溶であるか分散しうる染料、顔料、真珠箔(nacres)およびこれらの混合物から選択されうる少なくとも1種の着色剤をさらに含みうる。水溶性染料を用いることができるが、好ましくは、染料は脂溶性染料である。この着色剤は、組成物の全重量の0.001から98%、好ましくは0.5から85%、より好ましくは1から60%を占めうる。口紅またはボディメイクアップ製品のように、ペーストまたは成形された形態の組成物では、通常、組成物の全重量に対して、0.5から50%、好ましくは2から40%、より好ましくは5から30%の着色剤が使用される。
脂溶性染料は、例えば、スーダンレッド、 D& C red 17、D & C Green 6、βカロテン、大豆油、スーダンブラウン、D & C Yellow 11、D & C Violet 2、D & C Orange 5、キノリンイエローおよびアナットー(annatto)である。それらは、組成物の重量の0から20%、より好ましくは0.1から6%を占めうる。水溶性染料は、特に、ビートジュース(beet juice)またはメチレンブルーであり、(それらが存在する場合)組成物の重量の0.1から6%を占めうる。
有利には着色しており、組成物の全重量の0.001から50%、好ましくは0.01から40%、より好ましくは0.05から30%を占め、また、化粧品組成物に広く使用される顔料および/または真珠箔および/または充填材を含みうる粒子相を、好ましくは本発明の組成物は含む。
顔料は、液体脂肪相に不溶で、組成物を着色および/または不透明化するためのものである白色または有色の、有機または無機の粒子を意味すると理解されるべきである。充填材は、薄板状(lamellar)または非薄板状でありうる、無色または白色の、鉱物または合成の粒子を意味すると理解されるべきである。真珠箔は、特に、特定の貝類によりそれらの貝殻に作り出されるか、あるいは合成される、虹色の粒子を意味すると理解されるべきである。これらの充填材および真珠箔は、組成物のテクスチャを改変するのに特に役立つ。
顔料は(それらが存在する場合)、組成物に、最終組成物の重量の0.05から30%、好ましくは2から20%存在しうる。本発明で使用しうる鉱物顔料として、酸化チタン、酸化ジルコニウムまたは酸化セリウムを、また酸化亜鉛、酸化鉄または酸化クロムおよび青色鉄(ferric blue)を挙げることができる。本発明で使用しうる有機顔料の中では特に、カーボンブラックと、バリウム、ストロンチウム、カルシウム(D & C Red No.7)およびアルミニウムのレーキを挙げることができる。
真珠箔は、(それらが存在する場合)組成物の全重量の0.001から20%、好ましくは1から15%程度のレベルで、組成物中に存在しうる。本発明で使用しうる真珠箔の中では特に、二酸化チタン、酸化鉄、天然顔料またはオキシ塩化ビスマスで被覆されたマイカ、例えば着色チタンマイカ、色彩角度依存性(goniochromatic)顔料および、例えば多層干渉顔料を挙げることができる。
充填材は、(それらが存在する場合)組成物の全重量の0.001から35%、好ましくは0.5から15%存在しうる。特に、タルク、マイカ、カオリン、ナイロン(登録商標)粉末(特にOrgasol)およびポリエチレン粉末、ポリテトラフルオロエチレン(Teflon(登録商標))粉末、デンプン、窒化ホウ素、Expancel(登録商標)(Nobel Industries)のようなコポリマーのマイクロスフィア、Polytrap(登録商標)(Dow Corning)、Polypore(登録商標) L 200(Chemdal Corporation)およびシリコーン樹脂マイクロビーズ(例えば、ToshibaのTospearl(登録商標))およびシリカを挙げることができる。
本発明による組成物は、前記脂肪族エステルおよび650から10,000g/molの分子量をもつ前記オイル以外に、少なくとも1種のさらなる非水化合物を含んでいてもよく、この追加の化合物は、他のオイル、ペースト状脂肪、ワックス、ゴム、樹脂およびこれらの混合物から選択される。
特に、本発明の組成物は少なくとも1種のワックスをさらに含む。本発明の目的に適うワックスは、雰囲気温度(25℃)で固体であり、固体/液体状態の可逆的な変化を示し、30℃より高く、可能性として200℃までの融解温度をもち、0.5MPaを超える硬度をもち、固体状態で異方性結晶組織を示す、親油性脂肪化合物である。ワックスをその融解温度にすると、それはオイルと相溶し、微視的に均一な混合物となることが可能であるが、混合物の温度を雰囲気温度にすると、ワックスは、混合物のオイル中で再結晶する。
本発明で使用しうるワックスは、室温で固体であり、組成物に、特にスティックの形態の、構造をもたせるための化合物であり、それらは、炭化水素ワックス、フッ素ワックスおよび/またはシリコーンワックスでありうるし、また、植物、鉱物、動物および/または合成由来でありうる。特に、それらは、40℃を超え、一層好ましくは45℃を超える融解温度をもつ。
本発明で使用されうるワックスとして、化粧品分野で通常用いられるワックスを挙げることができる。それらは、特に、蜜蝋、カルナバワックス、カンデリラワックス、オウリカリーワックス、木蝋(Japan wax)、コルク繊維ワックスまたはサトウキビワックス、ライスワックス、モンタンワックス、パラフィン、亜炭(lignite)ワックスまたはマイクロクリスタリンワックス、セレシンまたはオゾケライト、ホホバ油のような水添オイルなどの天然物由来のもの;エチレンの重合または共重合により得られ、400と800の間の重量平均分子量をもつポリエチレンワックスおよびこれらの混合物、フィッシャー-トロプシュワックス、または他の脂肪酸のエステル、例えばステアリン酸オクタコサニル(octacosanyl)、40℃で、さらに好ましくは45℃で固体であるグリセリド、シリコーンワックス、例えば、10から45個の炭素原子のアルキルまたはアルコキシ鎖をもつアルキルまたはアルコキシジメチコン、40℃で固体であり、そのエステル鎖が少なくとも10個の炭素原子を含むポリ(ジ)メチルシロキサンエステルなどの合成ワックス;ならびにこれらの混合物である。
本発明で使用しうるゴムは通常、オイルに可溶化されたものであり、そのポリマーは雰囲気温度で固体であり、その樹脂は雰囲気温度で液体または固体でありうる。
ゴム、ペースト状物質またはワックスの性質と量は、望みの機械的性質とテクスチャにより決められる。目安として、ワックスは、組成物の全重量の0.01から50%、好ましくは2から40%、より好ましくは5から30%を占めるであろう。
650から10,000g/molの分子量をもつオイル以外の追加のオイルは、炭化水素オイルおよび/またはシリコーンオイルおよび/またはフッ素オイルでありうる。これらのオイルは、動物、植物、鉱物または合成由来でありうる。炭化水素オイルは、主として炭素および水素原子を、また場合によっては、ヒドロキシル、エステル、エーテルおよびカルボキシル官能基から選択される1つまたは複数の官能基を含むオイルである。植物または合成由来の追加のオイルを使用することが好ましい。
この追加のオイルは、組成物の全重量の0.01から90%、好ましくは0.1から60%、より好ましくは10から55%を占めうる。
本発明の組成物は、水、抗酸化剤、保存剤、中和剤、親油性ゲル化剤または液体非水化合物、水性相ゲル化剤、分散剤および美容活性化剤などの、当分野で一般に使用される添加剤をさらに含むことができる。これらの添加剤は、組成物の全重量の0から70%、例えば1から50%、より好ましくは1から10%を占めうる水を除いて、組成物の全重量の0.0005から20%、より好ましくは0.001から10%で組成物中に存在しうる。
本発明の組成物に使用しうる美容活性物質として、ビタミンA、E、C、B3、およびF、D-パンテノールのようなプロビタミン、α-ビサボロール、アロエベラ、アラントイン、植物抽出物または精油などの活性癒し(soothing)剤、セラミドのような保護または再生剤、メントールおよびその誘導体のような活性清涼剤、エモリエント(ココアバター、ジメチコン)、モイスチャライザー(アルギニン PCA)、活性シワ防止物質、必須脂肪酸、サンスクリーンならびにこれらの混合物を挙げることができる。
当分野の技術者は、言うまでも無く、本発明による組成物の利点のある特性が、想定される添加により悪影響を受けないか、実質的に受けないように、補助的な添加剤の性質および/または量を選択する際に注意を払うであろう。
本発明による組成物の用途は多岐に渡り、着色または無着色の化粧品の全体、より具体的には口紅に関連する。
本発明の組成物は、特にスティックまたは皿状の形に、コンパクト化、または成型された、固形組成物の形態で、あるいはペーストまたは液体の形態でありうる。有利には、それは、固形であり、詳細には、固いもの(それ自体の重さで流れないもの)、特に、例えばスティックまたは皿状に成形または固められたものである。
本発明の組成物はペースト、固形またはクリームの形態で存在しうる。それは、水中油または油中水のエマルジョン、固いか、または柔軟な無水ゲルであるか、あるいは他に、バラバラの、または固められた粉末であるか、さらに2相の形態でさえありうる。好ましくは、それは、オイル状で、特に無水で連続な相をもつ組成物の形態をとり、この場合、それは、5重量%未満、好ましくは1重量%未満の量の水を含んでいてもよい。
本発明による組成物は、着色または無着色スキンケア組成物の形態で、日焼け防止組成物またはメイクアップ除去組成物の形態で、あるいは他に衛生組成物の形態で存在しうる。それが美容活性物質を含む場合、それを、手または顔などの皮膚、または唇(リップバーム、唇を寒さおよび/または日光および/または風から守る)の非治療的トリートメントまたはケアベースとして、あるいは皮膚の人工日焼け製品として用いることができる。
本発明の組成物はまた、着色スキンメイクアップ製品、特に、ブラッシャー、ルージュ、アイシャドウなどの顔のメイクアップ製品、半永久的入れ墨製品のようなボディメイクアップ製品、あるいは、可能性として非治療的トリートメントまたはケア特性のある口紅またはリップグロスなどのリップメイクアップ製品、マニキュア、マスカラもしくはアイライナーまたはヘアケアもしくはヘアカラー製品などの表皮誘導体メイクアップ製品の形態でありうる。
本発明による組成物は、好ましくは、口紅またはリップグロスの形態となる。
本発明の組成物は、言うまでも無く、生理学的に許容される(特に、化粧品として許容される)ものでなければならず、これはすなわち、それが毒性であってはならず、人の皮膚、表皮誘導体または唇に付けることができなければならないということである。「化粧品として許容される」により、数ヶ月に渡って、味、感触、外観および/または香りが好ましく、数日間付けておくことができることを意味する。
化粧品または皮膚科学分野で一般に用いられている既知の方法により、本発明による組成物を製造することができる。
下の実施例の目的は、本発明の主題を非限定的に示そうとするものである。量は質量パーセントとして与えられている。
(実施例1:口紅)
コハク酸とイソステアリン酸のひまし油エステル 22
(ZenitechによりZeniglossとして市販されている)
ドデカンジオール(22モル)とポリエチレングリコール(45 EO) 11
のエーテル(Akzo NobelによりElfacos ST9として市販されている)
2-デシルテトラデカン酸のトリグリセリド 20
水添ポリイソブテン 10
リンゴ酸ジイソステアリル 11
ポリブチレン 2.5
ステアリン酸オクタコサニル 5
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およびスレアリン酸の 2
トリグリセリド混合物(50/20/10/10)
ポリエチレンワックス 5
ヘクトライト、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムで変性 3
顔料 十分量
保存剤 十分量
香料 十分量
- 保存剤、全てのオイルおよびペースト(ドデカンジオール(22モル)とポリエチレングリコール(45 EO)のエーテル)を混合することにより、オイル相を作り出す。
- 次に、ヘクトライトを3本ロールミルでオイル相に練り込む。
- 続いて、顔料をヘクトライトとオイル相の混合物に練り込む。
- 得られた混合物を、ワックスと共に容器に入れ、Rayneri装置を用いて均一化させながら、その混合物を105℃で2時間、加熱する。
- 最後に、香料を加え、混合物を5分間均一化させ、次に、42℃でモールドに注ぎ、-20℃で30分間、冷却する。次いで、スティックをモールドから外す。
前記の配合は、1時間後の光沢保持が優れており、1時間では移行しない。それはさらに、塗り(すべすべ感)、心地よさ、光沢(適用時にも時間経過後にも)および激しい活動の後の色の保持において優れた性質をもつ。
(実施例2:比較例)
上の配合を再び作ったが、コハク酸とイソステアリン酸のひまし油エステルを、安息香酸のひまし油エステル(FinetexによりFinsolv BCO 115として販売されている)に置き換えた。
本発明による組成物は、より明確な輪郭を示し、また攻撃後の色の保持は、ひまし油と安息香酸のエステルのようなグロスオイルを含む組成物のそれより優れていた。さらに、それはより濃いままである。

Claims (34)

  1. i)(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、a)脂肪族モノカルボン酸で、さらにb)脂肪族ジカルボン酸で、エステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステル、ii)650から10,000g/molの分子量の少なくとも1種のオイル、ならびにiii)少なくとも1種の着色剤を含む、化粧品として許容される媒質を含む、ケラチン物質のための美容ケアおよび/またはメイクアップ組成物。
  2. 前記ポリエステルが、
    a)(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドのヒドロキシル官能基のいくつかを脂肪族モノカルボン酸でエステル化して、次に
    b)前記脂肪族モノカルボン酸でエステル化された前記(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドの残りのヒドロキシル官能基を、ジカルボン酸でエステル化すること、
    により得られることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  3. 前記(複数種の)ヒドロキシル化された酸が6から40個の炭素原子、好ましくは10から34個の炭素原子、より好ましくは12から28個の炭素原子を含む、優先的には16から20個の炭素原子を含み、より優先的には18個の炭素原子を含むような(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドから、前記(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドが選択されることを特徴とする請求項1または2に記載の組成物。
  4. i)次式の飽和線状モノヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸;
    Figure 2004277420
    ii)次式の飽和分岐モノヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸、
    Figure 2004277420
    または、次式の2-エチル-3-ヒドロキシカプリル酸;
    Figure 2004277420
    iii)次式の不飽和モノヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸;
    Figure 2004277420
    iv)次式の飽和ポリヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸、
    Figure 2004277420
    および対応する不飽和ポリヒドロキシ脂肪族モノカルボン酸;
    v)次式の飽和モノヒドロキシ脂肪族ポリ酸、
    Figure 2004277420
    および対応する不飽和モノヒドロキシ脂肪族ポリ酸;
    vi)飽和または不飽和ポリヒドロキシ脂肪族ポリ酸;
    ならびにこれらの混合物;
    から、前記(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドの前記の1種のヒドロキシ脂肪酸または複数種の酸が選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 12-ヒドロキシステアリン酸、α-ヒドロキシオクタデカン酸、ヒドロキシ-14-エイコセン酸;
    ロイシン酸または2-エチル-3-ヒドロキシ-カプリル酸;
    リシノール酸;
    3-ヒドロキシ-4-ヘキサン酸またはオキシネルボン酸;
    16-ヒドロキシ-6-ヘキサデセン酸;
    9,10-ジヒドロキシオクタデカン酸、9,12-ジヒドロキシオクタデカン酸、アレウリチン酸、9,10,12-トリヒドロキシオクタデカン酸、ヘキサヒドロキシオクタデカン酸またはオクタヒドロキシオクタデカン酸;
    およびこれらの混合物;
    から、前記の1種のヒドロキシ脂肪酸または複数種の酸が選択されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記トリグリセリドがリシノール酸のトリグリセリドであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 前記(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドのエステル化が、6から40個の炭素原子、好ましくは10から34個の炭素原子、より好ましくは12から28個の炭素原子を含む、優先的には16から20個の炭素原子、より優先的には18個の炭素原子を含む脂肪族モノカルボン酸で実施されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 前記脂肪族モノカルボン酸が、飽和または不飽和脂肪族の脂肪酸であることを特徴とする請求項7に記載の組成物。
  9. 前記脂肪酸がイソステアリン酸であることを特徴とする請求項8に記載の組成物。
  10. 前記脂肪族ジカルボン酸が3から10個の炭素原子、好ましくは3から6個の炭素原子を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 前記脂肪族ジカルボン酸が、n=1乃至4とする、HOOC-(CH2)n-COOHという式に対応することを特徴とする請求項10に記載の組成物。
  12. 前記脂肪族ジカルボン酸が、HOOC-(CH2)n-COOHという式でn=2である、コハク酸であることを特徴とする請求項11に記載の組成物。
  13. 前記ポリエステルが、次式のものであり、
    T2O-(OC-D-CO-O-T1-O)x-OC-D-CO-OT2 (I)
    この式で、T2-O-は、1個の遊離ヒドロキシル官能基を含む(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドを表す化合物T2-OHに由来し;-O-T1-O-は、2個の遊離ヒドロキシル官能基を含む(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドを表す化合物HO-T1-OHに由来し;-OC-D-CO-は、前記ジカルボン酸を表す化合物HOOC-D-COOHに由来し;またxは1と50、好ましくは1と10の間、より好ましくは2と6の間であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
  14. T2-OHが、(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドを表し、前記トリグリセリドが、2分子の脂肪族モノカルボン酸でエステル化されていることを特徴とする請求項13に記載の組成物。
  15. HO-T1-OHが、(複数種)ヒドロキシル化カルボン酸トリグリセリドを表し、前記トリグリセリドが、1分子の脂肪族モノカルボン酸でエステル化されていることを特徴とする請求項13に記載の組成物。
  16. 前記ポリエステルが、式(I)のものであり、T2O-は、以下を表し、
    Figure 2004277420
    -O-T1-O-は以下を表し、
    Figure 2004277420
    これらの式で、Rは、5から33個の炭素原子を含むアルキルまたはアルキレン基を表すことを特徴とする請求項13に記載の組成物。
  17. Rが7から17個の炭素原子を有するアルキルを表すことを特徴とする請求項16に記載の組成物。
  18. Rが11から21個の炭素原子を有するアルキレンを表すことを特徴とする請求項16に記載の組成物。
  19. 前記ポリエステルが雰囲気温度で液体であることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか一項に記載の組成物。
  20. 前記ポリエステルが、25℃で、500cP(50Ps.s)を超え、好ましくは900から10,000cP(90から1,000Pa.s)、より好ましくは950から5,000cP(95から500Pa.s)の粘度および/または≧1.48の屈折率をもつことを特徴とする請求項19に記載の組成物。
  21. 塗られた前記組成物の、すべすべ感、光沢、長時間に渡る色の安定性および/または色の保持、長持ちする光沢、心地よさ、移行が無いことおよび/または輪郭の明確さという性質を、前記組成物に付与するのに十分な量で、前記ポリエステルが存在することを特徴とする請求項1乃至20のいずれか一項に記載の組成物。
  22. 前記ポリエステルが、組成物の全重量の10から40%、好ましくは15から25%、より好ましくは20から25%の範囲の量で存在することを特徴とする請求項1乃至21のいずれか一項に記載の組成物。
  23. 前記高分子量オイルが、750から7,500g/molの分子量をもつことを特徴とする請求項1乃至22のいずれか一項に記載の組成物。
  24. 前記高分子量オイルが、
    親油性ポリマー;
    直鎖脂肪酸エステルで、全炭素数が35から70個であるもの;
    ヒドロキシル化エステル;
    芳香族エステル;
    C24〜C28分岐脂肪酸または脂肪アルコールのエステル;
    シリコーンオイル;
    植物由来のオイル;
    ならびにこれらの混合物;
    から選択されることを特徴とする請求項1乃至23のいずれか一項に記載の組成物。
  25. 前記高分子量オイルが、ポリブチレン、水添ポリイソブチレン、ポリデセン、水添ポリデセン、PVP/ヘキサデセンのコポリマーのようなビニルピロリドンコポリマー、テトラペラルゴン酸ペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸ポリグリセロール-2、トリメリト酸トリトリデシル、クエン酸トリイソアラキジル、テトライソノナン酸ペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸グリセリル、2-トリデシルテトラデカン酸グルセリル、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2、2-テトラデシルテトラデカン酸ペンタエリスリチル、フェニルシリコーン、ごま油、およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項1乃至24のいずれか一項に記載の組成物。
  26. 前記高分子量オイルが、組成物の全重量の1から99%、好ましくは10から80%、より好ましくは5から70%を占めることを特徴とする請求項1乃至25のいずれか一項に記載の組成物。
  27. 前記組成物が、口紅またはリップグロス、ブラッシャーまたはアイシャドウ、マスカラ、アイライナー、マニキュア、皮膚の人工日焼け製品、ヘアケア製品またはヘアカラー製品の形態であることを特徴とする請求項1乃至26のいずれか一項に記載の組成物。
  28. 前記着色剤が、前記組成物に可溶であるか分散しうる染料、顔料、真珠箔およびこれらの混合物から選択されることを特徴とする請求項27に記載の組成物。
  29. 400と800g/molの間の分子量をもつポリエチレンワックスから選択される、少なくとも1種のワックスをさらに含むことを特徴とする請求項1乃至28のいずれか一項に記載の組成物。
  30. 成型、またはコンパクト形態であることを特徴とする請求項1乃至29のいずれか一項に記載の組成物。
  31. 無水のものであることを特徴とする請求項1乃至30のいずれか一項に記載の組成物。
  32. 口紅またはリップグロスの形態であることを特徴とする請求項1乃至31のいずれか一項に記載の組成物。
  33. 優れた適用性、広がり、攻撃の後の色の保持、心地よさ(突っ張らない、または干からびない)、および非移行性という優れた特性、および/または、ケラチン物質に付着した際の輪郭が明確であること、および/または向上した色の強度を、化粧品組成物の膜に付与する、化粧品についての方法であって、i)(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステル、ii)650から10,000g/molの範囲の少なくとも1種の高分子量オイル、ならびにiii)少なくとも1種の着色剤、を前記組成物に導入することからなる方法。
  34. 少なくとも1種の着色剤を含む生理学的に許容される組成物中における、i)(複数種の)ヒドロキシル化カルボン酸のトリグリセリドの少なくとも1種を、脂肪族モノカルボン酸で、さらに脂肪族ジカルボン酸でエステル化することにより得られる少なくとも1種のポリエステルと、ii)650から10,000g/molの範囲の少なくとも1種の高分子量オイルとの組合せの、優れた適用性、広がり、攻撃の後の色の保持、心地よさ(突っ張らない、または干からびない)、および非移行性という優れた特性、および/または、ケラチン物質に付着した際の輪郭が明確であること、および/または向上した色の強度を、化粧品組成物の膜に付与するための使用。

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