JP2004277101A - 用紙搬送ガイド及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙ジャムを発生させることなく、異常画像及び定着不良の発生を効率的に抑制することが可能な用紙搬送ガイドを提供するとともに、このような用紙搬送ガイドを搭載した信頼性の高い画像形成装置を提供する。
【解決手段】用紙搬送ガイド6は転写ベルト31のすぐ下流に配置される。
用紙搬送ガイド6の下流側部分6bには除電部材8が設けられる。除電部材8は平板の一端に複数の除電針8aを形成した形状である。除電部材8は、その上面が転写ベルト31の用紙搬送面31aと平行をなし、除電針8aが用紙搬送方向下流を指向する。除電針8aは用紙搬送ガイド6の下流側の端面66より突出する。除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離D、すなわち除電部材8の上面から用紙搬送ガイド6の上面までの高さは1≦D≦4mmの範囲とする。
【選択図】 図1
【解決手段】用紙搬送ガイド6は転写ベルト31のすぐ下流に配置される。
用紙搬送ガイド6の下流側部分6bには除電部材8が設けられる。除電部材8は平板の一端に複数の除電針8aを形成した形状である。除電部材8は、その上面が転写ベルト31の用紙搬送面31aと平行をなし、除電針8aが用紙搬送方向下流を指向する。除電針8aは用紙搬送ガイド6の下流側の端面66より突出する。除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離D、すなわち除電部材8の上面から用紙搬送ガイド6の上面までの高さは1≦D≦4mmの範囲とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に用いられ、作像装置の像担持体でトナー像が転写された用紙を、静電吸着して搬送する転写ベルトの、用紙搬送方向下流に、転写ベルトから分離した前記用紙の先端が、定着装置を指向するように配置された用紙搬送ガイドに関する。また、この用紙搬送ガイドを搭載した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ等に代表される画像形成装置は、トナー像を像担持体表面に作像する作像装置と、このトナー像を用紙に転写する転写装置と、トナー像を熱によって溶融し用紙に定着する定着装置とを備える。転写装置には、作像装置の像担持体のトナー像が転写された用紙を、静電吸着して定着装置へと搬送する転写ベルトを備えるものがある。
【0003】
ここで、搬送された用紙が転写ベルトから分離した後、帯電した用紙とこの用紙が接触する部材との間で、大きな電位差が生じる場合がある。この時、急激な電位変化によって放電が生じ、用紙上の未定着トナーが飛散する。これにより、トナー像は乱れ、異常画像となる問題が発生する。
【0004】
また、転写ベルトから分離した用紙は、トナーと同極に帯電している。このまま用紙に蓄積した電荷を除去せずに、用紙が定着装置に進入すると、用紙とトナーとの間で反発が生じて正常にトナーが定着されず、定着ローラにトナーが付着してしまう。これにより、画像が定着ローラのピッチで二重に印刷される定着オフセットという不具合が発生する。
【0005】
このような画像乱れの原因となる電荷の除去を行う手段として、転写ベルトの用紙搬送方向下流に、除電部材を設けた用紙搬送ガイドを配置するという構成が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−317990号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1記載の用紙搬送ガイドは、用紙ガイド面の上流側の端部から用紙搬送方向下流へと進むに従って低くなるという構成である。そして、この用紙ガイド面の下流側の高さが最も低い端部に、用紙ガイド面より上方に突出して除電部材が設けられている。このような構成により、除電部材を用いて用紙の電荷の除去を行おうとしているものの、上方に突出した除電部材に用紙が引っ掛かり、用紙ジャムを発生させてしまう。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、転写ベルトの用紙搬送方向下流に配置された用紙搬送ガイドにおいて、用紙ジャムを発生させることなく、放電による異常画像の発生と、用紙の除電不足による定着不良の発生を効率的に抑制することが可能な用紙搬送ガイドを提供することを目的とする。また、このような用紙搬送ガイドを搭載した信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、作像装置の像担持体でトナー像が転写された用紙を、静電吸着して搬送する転写ベルトの、用紙搬送方向下流に、転写ベルトから分離した前記用紙の先端が、定着装置を指向するように配置された用紙搬送ガイドにおいて、下流側部分に除電部材を設け、この除電部材が、平板の一端に複数の除電針を形成した形状であり、除電部材の上面が前記転写ベルトの用紙搬送面と略平行をなすとともに、前記除電針が用紙搬送方向下流を指向することとした。
【0010】
この構成によれば、除電部材によって用紙に蓄積した電荷を効率的に除去することができる。その結果、未定着トナーの飛散を防止できるとともに、定着ローラにトナーが付着するという現象の発生を抑えることができる。したがって、異常画像や定着オフセット等の不具合を防止することが可能となる。このようにして、安定した画像形成性能を得ることができる。また、除電部材が用紙搬送ガイドの用紙ガイド面より上方に突出することがない。これにより、除電部材に用紙が引っ掛かることがないので、用紙ジャムの発生を防止することが可能となる。
【0011】
また、前記除電針が、前記用紙搬送ガイドの下流側の端面より突出していることとした。
【0012】
この構成によれば、除電部材による用紙の除電作用に、用紙搬送ガイドの形状が悪影響をもたらすことがなく、除電部材の全体で、用紙の除電を行うことができる。その結果、用紙の除電を効果的に行うことができ、さらに安定した画像形成性能を得ることが可能となる。
【0013】
また、前記除電針の先端から用紙搬送経路までの距離をDとして、1≦D≦4mmの範囲となるように、前記除電部材を設けることとした。
【0014】
このように、除電部材の配設位置を限定することによって、帯電した用紙が除電不足や除電過多の状態となることを防止することができる。その結果、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生、または除電過多部分での異常放電発生を効果的に抑制することが可能となり、画像形成の安定性を高めることができる。
【0015】
また本発明では、上記用紙搬送ガイドを画像形成装置に搭載することとした。
【0016】
この構成によれば、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生が抑制された、より信頼性の高い画像形成装置を得ることが可能となる。
【0017】
また、前記用紙搬送ガイドの用紙搬送方向下流に、前記用紙の先端が定着装置のニップ部分を指向するように定着進入ガイドを設けるとともに、この定着進入ガイドを導電性材料で構成することとした。
【0018】
この構成によれば、用紙が用紙搬送ガイドを通り過ぎた後も、用紙の除電を行うことができる。その結果、定着装置において発生する定着オフセットの抑制効果をさらに高めることが可能であり、画像形成性能の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
【0020】
本発明の実施形態に係る用紙搬送ガイドを、図1から図5に基づき説明する。
図1は、用紙搬送ガイドを示す側面図である。図2は、図1に示す用紙搬送ガイドの部分拡大斜視図である。図3は、図1に示す用紙搬送ガイドの上面図である。図4は、図1に示す用紙搬送ガイドの要部断面部分拡大上面図である。図5は、図1に示す用紙搬送ガイドを搭載した画像形成装置の模型的部分断面図である。なお図3は、中間部分を省略した形で描かれている。
【0021】
最初に、画像形成装置1の構造について、図5を用いて説明する。画像形成装置1には、作像装置20と、転写装置30と、定着装置40が備えられている。PLは用紙搬送経路を示す。
【0022】
作像装置20には、その表面にトナー画像が形成される像担持体である感光体ドラム21が配置されている。転写装置30は、作像装置20で形成されたトナー像を用紙に転写するものであって、転写ベルト31と、転写ローラ32と、ローラ33〜36で構成されている。転写ローラ32は、転写ベルト31を隔てて感光体ドラム21と対峙するように設けられている。定着装置40は、用紙上の未定着トナー像を熱によって溶融し用紙に定着するものであって、定着ローラ41と加圧ローラ42で構成されている。定着ローラ41と加圧ローラ42が当接して形成されるニップに用紙が挿通される。
【0023】
感光体ドラム21と転写ベルト31によって形成されるニップの、用紙搬送方向のすぐ下流には、用紙分離爪2が配置されている。用紙分離爪2は、感光体ドラム21に付着した用紙を強制的に分離するためのものである。用紙分離爪2の下流には、用紙が上方に向かって搬送されないようにするための回転体3、4と、上部ガイド5が設けられている。また、感光体ドラム21の近傍には、感光体ドラム21の表面に残留したトナーを回収するクリーニング装置50が設けられている。
【0024】
用紙搬送ガイド6は、用紙が下方に落ちていかないようにするためのものであり、転写ベルト31のすぐ下流に配置されている。定着進入ガイド7は、定着ローラ41と加圧ローラ42が当接して形成されるニップに用紙を進入させるためのものであり、その下流端がこのニップの近傍に位置するように、用紙搬送ガイド6のすぐ下流に配置されている。この定着進入ガイド7は、導電性材料で構成されている。
【0025】
次に、用紙搬送ガイド6の詳細について、図1から図4を用いて説明する。前述のように、図3は中間部分を省略した形で描かれている。図1から図4における白抜き矢印は用紙搬送方向を示す。
【0026】
用紙搬送ガイド6は、用紙幅方向(図3において上下方向)に長い棒状のものである。用紙は、この用紙搬送ガイド6の上方で搬送され、用紙搬送ガイド6の上面が用紙ガイド面である。また、用紙搬送ガイド6はフェノール樹脂やノリル樹脂で構成され、その体積抵抗率は転写ベルト31の体積抵抗率の1×10−5倍から1×105倍の範囲である。
【0027】
図1及び図2に示すように用紙搬送ガイド6は、用紙ガイド面の上流側の端部61が、転写ベルト31の用紙搬送面31aの延長線31Lより下方に位置し、この上流側の端部61から用紙搬送方向下流へと進むに従って高くなる上流側部分6aと、転写ベルト31の用紙搬送面31aと平行な下流側部分6bとを備える。
【0028】
用紙搬送ガイド6の上流側部分6aには、その上面に平面62が形成されている。また、下流側部分6bは、平面部63とリブ部64で構成されている。リブ部64には複数のリブ65が設けられている(図2参照)。リブ65は、用紙搬送方向と平行になるように設けられている。リブ65の上面は平面であり、平面部63と面一になっている。
【0029】
そして、用紙搬送ガイド6の下流側部分6bには、除電部材8が設けられている。除電部材8はSUS304(日本工業規格によるステンレスの品種)で構成され、平板の一端に複数の除電針8aを形成した形状である。この除電針8aのピッチは1mmで、針の長さは2.5mmである。この除電部材8は、その上面が転写ベルト31の用紙搬送面31aと平行をなし、除電針8aが用紙搬送方向下流を指向するように設けられている(図1参照)。また除電針8aは、用紙搬送ガイド6の下流側の端面66より突出している。その突出量は1mmである。
なお除電部材8は、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離D、すなわち除電部材8の上面から用紙搬送ガイド6の上面までの高さが2.5mmとなるように設けられている。
【0030】
用紙搬送ガイド6の用紙幅方向の両端部には、画像形成装置1に固定するための取り付け部67が設けられている。
【0031】
次に、用紙搬送ガイド6の作用について、図6と図7を用いて説明する。図6は、用紙搬送ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図である。図7は、用紙搬送ガイド及び定着進入ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図である。図中の白抜き矢印は用紙搬送方向を、太い実線は用紙Pを示す。
【0032】
図6(a)に示すように、用紙Pが転写ベルト31から分離した後、その用紙Pの先端が、用紙搬送ガイド6の上流側部分6aの平面62に接触する。この平面62は、上流側の端部61から用紙搬送方向下流へと進むに従って次第に高くなっているので、転写ベルト31からの用紙Pの分離を促進することができる。
また、用紙Pが真先に接触するこの部分が平面であるので、用紙幅方向の全域においてほぼ同時に、用紙Pが用紙搬送ガイド6に接触する。
【0033】
その後は、図6(b)に示すように、用紙Pが用紙ガイド面に接触しながら搬送される。用紙搬送ガイド6の下流側部分6bにはリブ部64が構成され、複数のリブ65が設けられているので、用紙Pと用紙ガイド面との接触面積を小さくすることができ、リブ部64で用紙Pが用紙搬送ガイド6に貼り付くことを抑えることができる。これにより、用紙Pの搬送性が高められる。
【0034】
そして、この下流側部分6bには除電部材8が設けられている。この除電部材8を前記のように構成して設けることにより、除電部材8が用紙ガイド面より上方に突出することがない。したがって、除電部材8に用紙Pが引っ掛かることがないので、用紙ジャムの発生を防止することが可能となる。また、用紙Pに蓄積した電荷を効率的に除去することができる。その結果、放電による異常画像の発生と、用紙Pの除電不足による定着不良の発生とを抑制する効果を高めることが可能となる。これにより、さらに安定した画像形成性能を得ることができる。
【0035】
次に、図7に示すように、用紙Pが定着進入ガイド7に接触しながら搬送され、用紙Pの先端が定着装置40のニップ部分へと進入する。定着進入ガイド7は、導電性材料で構成されているので、用紙Pが用紙搬送ガイド6を通り過ぎた後も、用紙Pの除電を行うことができる。その結果、定着装置40において発生する定着オフセットの抑制効果をさらに高めることが可能であり、画像形成性能の向上を図ることができる。
【0036】
図8は、除電針の先端から用紙搬送経路までの距離が、未定着トナーの飛散と定着オフセットの発生に及ぼす影響を示す表である。この図には、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離Dを0.5mmから4.5mmの範囲で変更した場合における、未定着トナーの飛散と定着オフセットの発生評価結果を示す。
【0037】
ここで、未定着トナーの飛散の発生は次の試験に基づいて評価する。まず、A4サイズの、全面グレー画像の原稿と、黒ベタ部分(30mm×30mm)が数箇所描かれた原稿の2種類の原稿を用意する。これらを、各々新しい用紙の両面に3枚連続して印刷する。この両面印刷用紙について、未定着トナーの飛散発生状態を評価する。評価方法は、全く発生しなければ「◎」、全面グレー画像印刷用紙の裏面の先端部分に僅かに飛散発生の跡があるものを「○」、黒ベタ部分の周辺に飛散発生の跡があるものを「×」とする。
【0038】
また、定着オフセットの発生は次の試験に基づいて評価する。まず、A3サイズの、上流側の先端から150mmまでの範囲には文章や図柄等が描かれ、そこから下流側の部分には全く何も描かれていない真っ白な部分を有する原稿を用意する。これを10枚連続して印刷する。この印刷用紙について、下流側の真っ白な部分に定着オフセットが発生するかどうかを評価する。評価方法は、全く発生しなければ「◎」、目を凝らして確認できる程度であれば「○」、はっきりとしたオフセット画像が印刷されていれば「×」とする。
【0039】
上記のようにして評価を行った結果、次のことが分かった。すなわち、未定着トナーの飛散については、距離Dが1mmから4.5mmの範囲でほぼ好適であり、望ましくは2mmから4.5mmの範囲が良い。そして、定着オフセットについては、距離Dが0.5mmから4mmの範囲でほぼ好適であり、望ましくは0.5mmから3mmの範囲が良い。
【0040】
したがって、これら双方の評価結果を考慮して、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離Dは、1≦D≦4mmの範囲が好適であり、望ましくは2≦D≦3mmの範囲が良い。この結果に基づいて、前記実施形態の除電部材8は、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離D、すなわち除電部材8の上面から用紙搬送ガイド6の上面までの高さが2.5mmとなるように設けられている。
【0041】
このように、除電部材8の配設位置を限定することによって、帯電した用紙が除電不足や除電過多の状態となることを防止することができる。その結果、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生を効果的に抑制することが可能となり、画像形成の安定性を高めることができる。
【0042】
そして、上記のような用紙搬送ガイド6を画像形成装置1に搭載することにより、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生が抑制された、より信頼性の高い画像形成装置1を得ることが可能となる。
【0043】
上記のように本発明の実施形態を示したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、除電部材によって用紙に蓄積した電荷を効率的に除去することができる。その結果、未定着トナーの飛散を防止できるとともに、定着ローラにトナーが付着するという現象の発生を抑えることができる。したがって、異常画像や定着オフセットという不具合を防止することが可能となる。このようにして、安定した画像形成性能を得ることができる。
【0045】
また、除電部材が、用紙搬送ガイドの用紙ガイド面より上方に突出することがない。これにより、除電部材に用紙が引っ掛かることがないので、用紙ジャムの発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る用紙搬送ガイドを示す側面図
【図2】図1に示す用紙搬送ガイドの部分拡大斜視図
【図3】図1に示す用紙搬送ガイドの上面図
【図4】図1に示す用紙搬送ガイドの要部断面部分拡大上面図
【図5】図1に示す用紙搬送ガイドを搭載した画像形成装置の模型的部分断面図
【図6】用紙搬送ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図
【図7】用紙搬送ガイド及び定着進入ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図
【図8】除電針の先端から用紙搬送経路までの距離が、未定着トナーの飛散と定着オフセットの発生に及ぼす影響を示す表
【符号の説明】
1 画像形成装置
6 用紙搬送ガイド
6a (用紙搬送ガイドの)上流側部分
6b (用紙搬送ガイドの)下流側部分
7 定着進入ガイド
8 除電部材
8a 除電針
20 作像装置
30 転写装置
40 定着装置
61 (用紙搬送ガイドの)上流側端部
62 平面
63 平面部
64 リブ部
65 リブ
66 (用紙搬送ガイドの)下流側端面
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に用いられ、作像装置の像担持体でトナー像が転写された用紙を、静電吸着して搬送する転写ベルトの、用紙搬送方向下流に、転写ベルトから分離した前記用紙の先端が、定着装置を指向するように配置された用紙搬送ガイドに関する。また、この用紙搬送ガイドを搭載した画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機やプリンタ等に代表される画像形成装置は、トナー像を像担持体表面に作像する作像装置と、このトナー像を用紙に転写する転写装置と、トナー像を熱によって溶融し用紙に定着する定着装置とを備える。転写装置には、作像装置の像担持体のトナー像が転写された用紙を、静電吸着して定着装置へと搬送する転写ベルトを備えるものがある。
【0003】
ここで、搬送された用紙が転写ベルトから分離した後、帯電した用紙とこの用紙が接触する部材との間で、大きな電位差が生じる場合がある。この時、急激な電位変化によって放電が生じ、用紙上の未定着トナーが飛散する。これにより、トナー像は乱れ、異常画像となる問題が発生する。
【0004】
また、転写ベルトから分離した用紙は、トナーと同極に帯電している。このまま用紙に蓄積した電荷を除去せずに、用紙が定着装置に進入すると、用紙とトナーとの間で反発が生じて正常にトナーが定着されず、定着ローラにトナーが付着してしまう。これにより、画像が定着ローラのピッチで二重に印刷される定着オフセットという不具合が発生する。
【0005】
このような画像乱れの原因となる電荷の除去を行う手段として、転写ベルトの用紙搬送方向下流に、除電部材を設けた用紙搬送ガイドを配置するという構成が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−317990号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1記載の用紙搬送ガイドは、用紙ガイド面の上流側の端部から用紙搬送方向下流へと進むに従って低くなるという構成である。そして、この用紙ガイド面の下流側の高さが最も低い端部に、用紙ガイド面より上方に突出して除電部材が設けられている。このような構成により、除電部材を用いて用紙の電荷の除去を行おうとしているものの、上方に突出した除電部材に用紙が引っ掛かり、用紙ジャムを発生させてしまう。
【0008】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、転写ベルトの用紙搬送方向下流に配置された用紙搬送ガイドにおいて、用紙ジャムを発生させることなく、放電による異常画像の発生と、用紙の除電不足による定着不良の発生を効率的に抑制することが可能な用紙搬送ガイドを提供することを目的とする。また、このような用紙搬送ガイドを搭載した信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は、作像装置の像担持体でトナー像が転写された用紙を、静電吸着して搬送する転写ベルトの、用紙搬送方向下流に、転写ベルトから分離した前記用紙の先端が、定着装置を指向するように配置された用紙搬送ガイドにおいて、下流側部分に除電部材を設け、この除電部材が、平板の一端に複数の除電針を形成した形状であり、除電部材の上面が前記転写ベルトの用紙搬送面と略平行をなすとともに、前記除電針が用紙搬送方向下流を指向することとした。
【0010】
この構成によれば、除電部材によって用紙に蓄積した電荷を効率的に除去することができる。その結果、未定着トナーの飛散を防止できるとともに、定着ローラにトナーが付着するという現象の発生を抑えることができる。したがって、異常画像や定着オフセット等の不具合を防止することが可能となる。このようにして、安定した画像形成性能を得ることができる。また、除電部材が用紙搬送ガイドの用紙ガイド面より上方に突出することがない。これにより、除電部材に用紙が引っ掛かることがないので、用紙ジャムの発生を防止することが可能となる。
【0011】
また、前記除電針が、前記用紙搬送ガイドの下流側の端面より突出していることとした。
【0012】
この構成によれば、除電部材による用紙の除電作用に、用紙搬送ガイドの形状が悪影響をもたらすことがなく、除電部材の全体で、用紙の除電を行うことができる。その結果、用紙の除電を効果的に行うことができ、さらに安定した画像形成性能を得ることが可能となる。
【0013】
また、前記除電針の先端から用紙搬送経路までの距離をDとして、1≦D≦4mmの範囲となるように、前記除電部材を設けることとした。
【0014】
このように、除電部材の配設位置を限定することによって、帯電した用紙が除電不足や除電過多の状態となることを防止することができる。その結果、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生、または除電過多部分での異常放電発生を効果的に抑制することが可能となり、画像形成の安定性を高めることができる。
【0015】
また本発明では、上記用紙搬送ガイドを画像形成装置に搭載することとした。
【0016】
この構成によれば、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生が抑制された、より信頼性の高い画像形成装置を得ることが可能となる。
【0017】
また、前記用紙搬送ガイドの用紙搬送方向下流に、前記用紙の先端が定着装置のニップ部分を指向するように定着進入ガイドを設けるとともに、この定着進入ガイドを導電性材料で構成することとした。
【0018】
この構成によれば、用紙が用紙搬送ガイドを通り過ぎた後も、用紙の除電を行うことができる。その結果、定着装置において発生する定着オフセットの抑制効果をさらに高めることが可能であり、画像形成性能の向上を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。
【0020】
本発明の実施形態に係る用紙搬送ガイドを、図1から図5に基づき説明する。
図1は、用紙搬送ガイドを示す側面図である。図2は、図1に示す用紙搬送ガイドの部分拡大斜視図である。図3は、図1に示す用紙搬送ガイドの上面図である。図4は、図1に示す用紙搬送ガイドの要部断面部分拡大上面図である。図5は、図1に示す用紙搬送ガイドを搭載した画像形成装置の模型的部分断面図である。なお図3は、中間部分を省略した形で描かれている。
【0021】
最初に、画像形成装置1の構造について、図5を用いて説明する。画像形成装置1には、作像装置20と、転写装置30と、定着装置40が備えられている。PLは用紙搬送経路を示す。
【0022】
作像装置20には、その表面にトナー画像が形成される像担持体である感光体ドラム21が配置されている。転写装置30は、作像装置20で形成されたトナー像を用紙に転写するものであって、転写ベルト31と、転写ローラ32と、ローラ33〜36で構成されている。転写ローラ32は、転写ベルト31を隔てて感光体ドラム21と対峙するように設けられている。定着装置40は、用紙上の未定着トナー像を熱によって溶融し用紙に定着するものであって、定着ローラ41と加圧ローラ42で構成されている。定着ローラ41と加圧ローラ42が当接して形成されるニップに用紙が挿通される。
【0023】
感光体ドラム21と転写ベルト31によって形成されるニップの、用紙搬送方向のすぐ下流には、用紙分離爪2が配置されている。用紙分離爪2は、感光体ドラム21に付着した用紙を強制的に分離するためのものである。用紙分離爪2の下流には、用紙が上方に向かって搬送されないようにするための回転体3、4と、上部ガイド5が設けられている。また、感光体ドラム21の近傍には、感光体ドラム21の表面に残留したトナーを回収するクリーニング装置50が設けられている。
【0024】
用紙搬送ガイド6は、用紙が下方に落ちていかないようにするためのものであり、転写ベルト31のすぐ下流に配置されている。定着進入ガイド7は、定着ローラ41と加圧ローラ42が当接して形成されるニップに用紙を進入させるためのものであり、その下流端がこのニップの近傍に位置するように、用紙搬送ガイド6のすぐ下流に配置されている。この定着進入ガイド7は、導電性材料で構成されている。
【0025】
次に、用紙搬送ガイド6の詳細について、図1から図4を用いて説明する。前述のように、図3は中間部分を省略した形で描かれている。図1から図4における白抜き矢印は用紙搬送方向を示す。
【0026】
用紙搬送ガイド6は、用紙幅方向(図3において上下方向)に長い棒状のものである。用紙は、この用紙搬送ガイド6の上方で搬送され、用紙搬送ガイド6の上面が用紙ガイド面である。また、用紙搬送ガイド6はフェノール樹脂やノリル樹脂で構成され、その体積抵抗率は転写ベルト31の体積抵抗率の1×10−5倍から1×105倍の範囲である。
【0027】
図1及び図2に示すように用紙搬送ガイド6は、用紙ガイド面の上流側の端部61が、転写ベルト31の用紙搬送面31aの延長線31Lより下方に位置し、この上流側の端部61から用紙搬送方向下流へと進むに従って高くなる上流側部分6aと、転写ベルト31の用紙搬送面31aと平行な下流側部分6bとを備える。
【0028】
用紙搬送ガイド6の上流側部分6aには、その上面に平面62が形成されている。また、下流側部分6bは、平面部63とリブ部64で構成されている。リブ部64には複数のリブ65が設けられている(図2参照)。リブ65は、用紙搬送方向と平行になるように設けられている。リブ65の上面は平面であり、平面部63と面一になっている。
【0029】
そして、用紙搬送ガイド6の下流側部分6bには、除電部材8が設けられている。除電部材8はSUS304(日本工業規格によるステンレスの品種)で構成され、平板の一端に複数の除電針8aを形成した形状である。この除電針8aのピッチは1mmで、針の長さは2.5mmである。この除電部材8は、その上面が転写ベルト31の用紙搬送面31aと平行をなし、除電針8aが用紙搬送方向下流を指向するように設けられている(図1参照)。また除電針8aは、用紙搬送ガイド6の下流側の端面66より突出している。その突出量は1mmである。
なお除電部材8は、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離D、すなわち除電部材8の上面から用紙搬送ガイド6の上面までの高さが2.5mmとなるように設けられている。
【0030】
用紙搬送ガイド6の用紙幅方向の両端部には、画像形成装置1に固定するための取り付け部67が設けられている。
【0031】
次に、用紙搬送ガイド6の作用について、図6と図7を用いて説明する。図6は、用紙搬送ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図である。図7は、用紙搬送ガイド及び定着進入ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図である。図中の白抜き矢印は用紙搬送方向を、太い実線は用紙Pを示す。
【0032】
図6(a)に示すように、用紙Pが転写ベルト31から分離した後、その用紙Pの先端が、用紙搬送ガイド6の上流側部分6aの平面62に接触する。この平面62は、上流側の端部61から用紙搬送方向下流へと進むに従って次第に高くなっているので、転写ベルト31からの用紙Pの分離を促進することができる。
また、用紙Pが真先に接触するこの部分が平面であるので、用紙幅方向の全域においてほぼ同時に、用紙Pが用紙搬送ガイド6に接触する。
【0033】
その後は、図6(b)に示すように、用紙Pが用紙ガイド面に接触しながら搬送される。用紙搬送ガイド6の下流側部分6bにはリブ部64が構成され、複数のリブ65が設けられているので、用紙Pと用紙ガイド面との接触面積を小さくすることができ、リブ部64で用紙Pが用紙搬送ガイド6に貼り付くことを抑えることができる。これにより、用紙Pの搬送性が高められる。
【0034】
そして、この下流側部分6bには除電部材8が設けられている。この除電部材8を前記のように構成して設けることにより、除電部材8が用紙ガイド面より上方に突出することがない。したがって、除電部材8に用紙Pが引っ掛かることがないので、用紙ジャムの発生を防止することが可能となる。また、用紙Pに蓄積した電荷を効率的に除去することができる。その結果、放電による異常画像の発生と、用紙Pの除電不足による定着不良の発生とを抑制する効果を高めることが可能となる。これにより、さらに安定した画像形成性能を得ることができる。
【0035】
次に、図7に示すように、用紙Pが定着進入ガイド7に接触しながら搬送され、用紙Pの先端が定着装置40のニップ部分へと進入する。定着進入ガイド7は、導電性材料で構成されているので、用紙Pが用紙搬送ガイド6を通り過ぎた後も、用紙Pの除電を行うことができる。その結果、定着装置40において発生する定着オフセットの抑制効果をさらに高めることが可能であり、画像形成性能の向上を図ることができる。
【0036】
図8は、除電針の先端から用紙搬送経路までの距離が、未定着トナーの飛散と定着オフセットの発生に及ぼす影響を示す表である。この図には、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離Dを0.5mmから4.5mmの範囲で変更した場合における、未定着トナーの飛散と定着オフセットの発生評価結果を示す。
【0037】
ここで、未定着トナーの飛散の発生は次の試験に基づいて評価する。まず、A4サイズの、全面グレー画像の原稿と、黒ベタ部分(30mm×30mm)が数箇所描かれた原稿の2種類の原稿を用意する。これらを、各々新しい用紙の両面に3枚連続して印刷する。この両面印刷用紙について、未定着トナーの飛散発生状態を評価する。評価方法は、全く発生しなければ「◎」、全面グレー画像印刷用紙の裏面の先端部分に僅かに飛散発生の跡があるものを「○」、黒ベタ部分の周辺に飛散発生の跡があるものを「×」とする。
【0038】
また、定着オフセットの発生は次の試験に基づいて評価する。まず、A3サイズの、上流側の先端から150mmまでの範囲には文章や図柄等が描かれ、そこから下流側の部分には全く何も描かれていない真っ白な部分を有する原稿を用意する。これを10枚連続して印刷する。この印刷用紙について、下流側の真っ白な部分に定着オフセットが発生するかどうかを評価する。評価方法は、全く発生しなければ「◎」、目を凝らして確認できる程度であれば「○」、はっきりとしたオフセット画像が印刷されていれば「×」とする。
【0039】
上記のようにして評価を行った結果、次のことが分かった。すなわち、未定着トナーの飛散については、距離Dが1mmから4.5mmの範囲でほぼ好適であり、望ましくは2mmから4.5mmの範囲が良い。そして、定着オフセットについては、距離Dが0.5mmから4mmの範囲でほぼ好適であり、望ましくは0.5mmから3mmの範囲が良い。
【0040】
したがって、これら双方の評価結果を考慮して、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離Dは、1≦D≦4mmの範囲が好適であり、望ましくは2≦D≦3mmの範囲が良い。この結果に基づいて、前記実施形態の除電部材8は、除電針8aの先端から用紙搬送経路までの距離D、すなわち除電部材8の上面から用紙搬送ガイド6の上面までの高さが2.5mmとなるように設けられている。
【0041】
このように、除電部材8の配設位置を限定することによって、帯電した用紙が除電不足や除電過多の状態となることを防止することができる。その結果、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生を効果的に抑制することが可能となり、画像形成の安定性を高めることができる。
【0042】
そして、上記のような用紙搬送ガイド6を画像形成装置1に搭載することにより、未定着トナーの飛散や定着オフセットの発生が抑制された、より信頼性の高い画像形成装置1を得ることが可能となる。
【0043】
上記のように本発明の実施形態を示したが、この他、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
【0044】
【発明の効果】
本発明の構成によれば、除電部材によって用紙に蓄積した電荷を効率的に除去することができる。その結果、未定着トナーの飛散を防止できるとともに、定着ローラにトナーが付着するという現象の発生を抑えることができる。したがって、異常画像や定着オフセットという不具合を防止することが可能となる。このようにして、安定した画像形成性能を得ることができる。
【0045】
また、除電部材が、用紙搬送ガイドの用紙ガイド面より上方に突出することがない。これにより、除電部材に用紙が引っ掛かることがないので、用紙ジャムの発生を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る用紙搬送ガイドを示す側面図
【図2】図1に示す用紙搬送ガイドの部分拡大斜視図
【図3】図1に示す用紙搬送ガイドの上面図
【図4】図1に示す用紙搬送ガイドの要部断面部分拡大上面図
【図5】図1に示す用紙搬送ガイドを搭載した画像形成装置の模型的部分断面図
【図6】用紙搬送ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図
【図7】用紙搬送ガイド及び定着進入ガイド上の用紙搬送状態を示す側面図
【図8】除電針の先端から用紙搬送経路までの距離が、未定着トナーの飛散と定着オフセットの発生に及ぼす影響を示す表
【符号の説明】
1 画像形成装置
6 用紙搬送ガイド
6a (用紙搬送ガイドの)上流側部分
6b (用紙搬送ガイドの)下流側部分
7 定着進入ガイド
8 除電部材
8a 除電針
20 作像装置
30 転写装置
40 定着装置
61 (用紙搬送ガイドの)上流側端部
62 平面
63 平面部
64 リブ部
65 リブ
66 (用紙搬送ガイドの)下流側端面
Claims (5)
- 作像装置の像担持体でトナー像が転写された用紙を、静電吸着して搬送する転写ベルトの、用紙搬送方向下流に、転写ベルトから分離した前記用紙の先端が、定着装置を指向するように配置された用紙搬送ガイドにおいて、下流側部分に除電部材を設け、この除電部材が、平板の一端に複数の除電針を形成した形状であり、除電部材の上面が前記転写ベルトの用紙搬送面と略平行をなすとともに、前記除電針が用紙搬送方向下流を指向することを特徴とする用紙搬送ガイド。
- 前記除電針が、前記用紙搬送ガイドの下流側の端面より突出していることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送ガイド。
- 前記除電針の先端から用紙搬送経路までの距離をDとして、1≦D≦4mmの範囲となるように、前記除電部材を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の用紙搬送ガイド。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載した用紙搬送ガイドを搭載したことを特徴とする画像形成装置。
- 前記用紙搬送ガイドの用紙搬送方向下流に、前記用紙の先端が定着装置のニップ部分を指向するように定着進入ガイドを設けるとともに、この定着進入ガイドを導電性材料で構成することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071335A JP2004277101A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | 用紙搬送ガイド及びこれを搭載した画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2008126611A1 (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-23 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 研磨パッド |
JP2012123052A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
US9141065B2 (en) | 2012-03-14 | 2015-09-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071335A patent/JP2004277101A/ja active Pending
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