JP2004276167A - 関節角の受動変化を利用して歩行するロボットとその制御方法 - Google Patents

関節角の受動変化を利用して歩行するロボットとその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】足首の関節を自由にして接地脚が受動的に揺動する現象を利用して、自然な歩容動作が得られ、消費エネルギが小さな歩行動作を実現する。
【解決手段】接地脚リンクの足首関節を揺動自由とし、揺動自由とした関節の関節角を計測し、計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算し、残余の関節角を計算された関節角に調整し、脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持する。計算された関節角に調整したときのロボットの重心位置が、右脚リンクが遊脚リンクになっている間は右脚リンクの接地位置に向けて移動し、左脚リンクが遊脚リンクになっている間は左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2以上の脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されており、その脚リンクを揺動させることによって歩行するロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】左脚リンクと腰と右脚リンクの相対的姿勢を変化させることによって歩行するロボットが開発されている。左脚リンクと腰と右脚リンクの相対的姿勢を変化させる場合、結果として歩行した結果が得られるように、左脚リンクと腰と右脚リンクの相対的姿勢を変化させなければならない。このために、左足先と腰と右足先の位置と姿勢を指示する歩容データが利用される。
図11に示すように、歩容データは、ロボットが活動する空間の座標を定めるグローバル座標系において、左足先と腰と右足先の位置と姿勢を指示する。左足先と腰と右足先の位置を指示するために、左足先には基準点L0が定められており、右足先には基準点R0が定められており、腰には基準点W0が定められている。左足先と腰と右足先の姿勢を指示するために、左足先に垂直なベクトルLが想定されており、右足先に垂直なベクトルRが想定されており、腰柱に沿って伸びるベクトルWが想定されている。歩容データは、グローバル座標系において、左足先の基準点L0のx、y、z座標、右足先の基準点R0のx、y、z座標、腰の基準点W0のx、y、z座標を指示する。また、左足先に垂直なベクトルLのピッチ角Lαと、ロール角Lβと、ヨー角Lγを指示し、右足先に垂直なベクトルRのピッチ角Rαと、ロール角Rβと、ヨー角Rγを指示し、腰柱に沿って伸びるベクトルWのピッチ角Wαと、ロール角Wβと、ヨー角Wγを指示する。歩容データは、左足先と腰と右足先の位置と姿勢を指示するデータを経時的に記憶している。
【0003】
左足先と腰と右足先の位置と姿勢を指示する歩容データが与えられると、ロボットは、与えられた位置と姿勢をとるために必要な関節の関節角を計算し、計算された関節角に調整する。歩容データが経時的に変化することから、関節角も経時的に変えられる。歩容データに従って、左脚リンクと腰と右脚リンクの相対的姿勢を経時的に変化させることによってロボットは歩行する。
腰の位置(Wx、Wy,Wz)と姿勢(Wα、Wβ、Wγ)は、ロボットのZMP(zero moment point)を接地脚の足平内に維持する関係に設定されているために、ロボットは転倒しないで歩行を続ける。
上記の方式は、ロボットの全ての関節を能動的に動かして歩行する方式であるということができ、特許文献1等に記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平05−253867号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】歩行に関与する全ての関節を能動的に動かして歩行するロボットの歩容動作には不自然さが感じられる。また歩行するロボットを静止させるには、プラグラムによって静止させる必要があり、人がロボットに手を差し伸べて停止させることが難しい。
【0006】
【課題を解決するための手段と作用】本発明者らは、足首の関節を自由にすることによって、受動的に揺動する現象を活用することを想到した。能動的に揺動させるのではなく、力を抜いたために自然に揺動する現象を利用するのである。
意図的に能動的に揺動させる現象に比して、自然に受動的に揺動する現象には不自然さがなく、ロボットのダイナミクスに適応した自然な歩容動作が得られる。
また自然に受動的に揺動する現象であるがゆえに、人がロボットに手を差し伸べることによって揺動することを止めることができ、ロボットの歩行を停止させることができる。さらには、自然に受動的に揺動する現象を利用して歩行すると、歩行に要するエネルギも節約できることが判明した。
【0007】
本発明のロボットは、足首関節を持つ脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されており、その脚リンクが2以上存在する。機械構成自体は既知であるが、そのコントローラが新規で斬新である。本発明のコントローラは、
(1) 接地脚リンクの足首関節を揺動自由とし、
(2) 揺動自由とした関節の関節角を計測し、
(3) 計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算し、
(4) 残余の関節角を調整するアクチュエータを制御して、残余の関節角を計算された関節角に調整し、
(5) 脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって、揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持することを特徴とする。
【0008】
このロボットは、接地脚リンクの足首関節を揺動自由とするために、接地脚リンク自体は自然に受動的に倒れようとする。このときに他の関節角を能動的に調整し、ロボットが転倒する以前に他方の脚リンクが接地して転倒を防止するように制御する。接地脚が入れ代わるために、ロボットは歩を進める。これを繰り返すことによって、ロボットは接地脚を入れ代えながら歩行を続ける。
自然界で受動的に生じる動きを利用して歩行することから自然な歩行動作が得られる。ロボットのダイナミクスに適応した動作を利用して歩行することから、歩行に要するエネルギも節約できる。人がロボットに手を差し伸べて受動的な動きを停止させるとロボットは停止する。人とロボットの共存にも有利であり、高い安全性を確保することができる。
【0009】
左脚リンクと右脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されているロボットの場合、コントローラが、前記(3)の処理で残余の関節角を計算する際に、下記の関係を利用して計算することが好ましい。即ち、計算された関節角に残余の関節角を調整したときのロボットの重心位置が、
(6) 右脚リンクが遊脚リンクになっている間は、左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において右脚リンクの接地位置に向けて移動し、
(7) 左脚リンクが遊脚リンクになっている間は、左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算する。
【0010】
この場合、左脚リンクが接地して右脚リンクが遊脚リンクになっている間は、ロボットの重心位置が右脚リンクの接地位置に向けて移動するように残余の関節角が調整されることから、接地脚が受動的に揺動する動きと、遊脚を接地方向に能動的に揺動する動きが複合し、ロボットは自然な感じで歩行する。同様に、右脚リンクが接地して左脚リンクが遊脚リンクになっている間は、ロボットの重心位置が左脚リンクの接地位置に向けて移動するように残余の関節角が調整されることから、接地脚が受動的に揺動する動きと、遊脚を接地方向に能動的に揺動する動きが複合して得られる。
【0011】
コントローラが、
(8) 接地脚リンクの接地位置よりも股関節が進行方向に前方に位置するように接地脚リンクの足首関節と股関節の進行方向の関節角を調整し、
(9) 股関節よりも遊脚リンクの先端が進行方向に前方に位置するように遊脚リンクの足首関節と股関節の進行方向の関節角を調整するようにすると、
ロボットは左右方向に交互に揺動しながら、接地脚に対して胴を前方に送り、胴に対して遊脚を前方に送る。これによって、ロボットは前方に歩行する。
【0012】
本発明は、ロボットの新規で斬新な制御方法を創作した。この方法は、
(1) 接地脚リンクの足首関節を揺動自由とする工程と、
(2) 揺動自由とした関節の関節角を計測する工程と、
(3) 計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する工程と、
(4) 残余の関節角を計算された関節角に調整する工程と、
(5) 脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって、揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持する工程とを有する。
【0013】
この制御方法によると、接地脚リンクが受動的に倒れる動きを利用してロボットが歩行するようになり、自然な歩行動作が得られ、歩行に要するエネルギも節約できる。人がロボットに手を差し伸べて受動的な動きを停止させるとロボットは停止するために、人とロボットの共存にも有利である。
【0014】
左脚リンクと右脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されているロボットの場合、前記(3)の処理で残余の関節角を計算する際に、下記の関係を利用して計算することが好ましい。即ち、計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する際に、計算された関節角に調整したときのロボットの重心位置が、(6) 右脚リンクが遊脚リンクになっている間は、左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において右脚リンクの接地位置に向けて移動し、
(7) 左脚リンクが遊脚リンクになっている間は、左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算する。
【0015】
この制御方法によると、左脚リンクが接地して右脚リンクが遊脚リンクになっている間は、ロボットの重心位置が右脚リンクの接地位置に向けて移動するように残余の関節角が調整されることから、接地脚が受動的に揺動する動きと、遊脚を接地方向に能動的に揺動する動きが複合して得られる。同様に、右脚リンクが接地して左脚リンクが遊脚リンクになっている間は、ロボットの重心位置が左脚リンクの接地位置に向けて移動するように残余の関節角が調整されることから、接地脚が受動的に揺動する動きと、遊脚を接地方向に能動的に揺動する動きが複合して得られる。ロボットは自然な感じで歩行する。
【0016】
前記(3)の処理で残余の関節角を計算する際に、下記の関係を利用して計算することが好ましい。即ち、計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する際に、計算された関節角に調整したときのロボットの重心位置が、
(8) 右脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において右脚リンクの接地位置に向けて移動すると同時に進行方向でも右脚リンクの接地位置に向けて移動し、
(9) 左脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において左脚リンクの接地位置に向けて移動すると同時に進行方向でも左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算する。
【0017】
この制御方法によると、体側方向においても進行方向においても、左脚リンクが接地して右脚リンクが遊脚リンクになっている間は、ロボットの重心位置が右脚リンクの接地位置に向けて移動するように残余の関節角が調整され、右脚リンクが接地して左脚リンクが遊脚リンクになっている間は、ロボットの重心位置が左脚リンクの接地位置に向けて移動するように残余の関節角が調整されることから、ロボットは左右方向に交互に揺動しながら、接地脚に対して胴を前方に送り、胴に対して遊脚を前方に送る。これによって、ロボットは前方に歩行する。歩行姿勢は自然であり、歩行に要するエネルギは小さくてすむ。また、外部から人が手を差し伸べることによってロボットを停止させることができる。
【0018】
【実施例】図1は、ロボット21の機械構成のスケルトン図を示す。股関節に2軸、膝関節に1軸、足首関節に2軸、肩関節に2軸、肘関節に1軸を備えている。各関節にエンコーダ付のモータを備えており、関節角を調整でき、関節角を計測することができる。θ1〜θ10は関節角を示す。参照番号17,18は力センサを示し、19,20はホトセンサを示す。ホトセンサ19,20は、足平が接地しているのか浮遊しているのかを検出する。
図2は、ロボットのコントローラ22の構成を示し、エンコーダ1〜10の出力と、力センサ17,18の出力と、ホトセンサ19,20の出力を入力する。コントローラ22は、モータ1〜10に回転角を指示する。
【0019】
図3は、歩行するロボットを正面から見た図を示し、(1)は右足で踏ん張っている状態を示し、(a)は(1)の状態から左傾して左足が接地する直前の状態を示し、(2)は左足が接地した状態を示し、(3)は(2)の状態からさらに左傾して左足で踏ん張っている状態を示し、(4)は(3)の状態から右傾して右足が接地した状態を示し、(5)は(4)の状態からさらに右傾して右足で踏ん張っている状態を示している。(1)と(5)は同一状態であり、(3)の状態と左右対称であり、(2)と(4)は左右対称である。
このロボット21は、コントローラ22によって、図3の(1)、(2)、(3)、(4)、(1)の状態を繰り返して左右に足踏みする動作を実現する。
【0020】
図2に示すように、コントローラ22は相判定手段24をもち、判定された相によって、制御内容を切替える。相は、図3に示すように、状態(1)から(2)までの右脚支持A相と、状態(2)から(3)までの左脚支持B相と、状態(3)から(4)までの左脚支持A相と、状態(4)から(5)までの右脚支持B相に分けられている。
【0021】
図7は、左右に足踏みするロボット21の、右足首の体側方向の関節の関節角θ9の時間的変化を示し、(1)の状態では−α(これがこの関節の最大関節角)であり、kα(kは1以下の定数)まで回転すると(2)の状態となって左足が接地し、(3)の状態では+α(これがこの関節の最大関節角)であり、−kαまで回転すると(4)の状態となって右足が接地し、(5)の状態では−αとなって(1)の状態に戻る。
図8は、相判定手段24による判定処理手順の一例を示し、右足首の体側方向の関節の関節角θ9によって相を判別する。ステップS2でθ9=αであれば、左脚支持A相であると判別する(ステップS4)。ステップS6でθ9=−αであれば、右脚支持A相であると判別する(ステップS8)。θ9が増大中で−α以上でkα未満であれば、右脚支持A相であると判別する(ステップS14)。
θ9が増大中でkα以上であれば、左脚支持B相であると判別する(ステップS16)。θ9が減少中でα以下で−kαよりも大きければ、左脚支持A相であると判別する(ステップS20)。θ9が減少中で−kα以下であれば、右脚支持B相であると判別する(ステップS22)。
この相判定処理手順は一例に過ぎず、他に様々な手順が可能である。力センサ17,18やホトセンサ19,20の情報を活用して判定することもできる。
【0022】
図2に示すコントローラ22は、相判定手段24の判定結果によって制御内容を切替える。
図2の(1)は、右脚支持状態での制御内容を示す。右脚支持状態では、次にように制御する。
(1) 接地脚の足首の体側方向の関節(この場合θ9)のモータを回転自由とし、勝手に回転するのに任せる。関節θ9を受動関節(フリー関節)とし、受動的に回転するのに任せる。ただし、−αがこの関節の最大関節角であり、それ以上には回転しない。
(2) 受動的に回転する関節角θ9を計測する。
(3) 計測された関節角θ9によって、接地脚の股関節の体側方向の関節の関節角(この場合θ7)を計算する。この計算内容については後記する。
(4) 遊脚の股関節の体側方向の関節の関節角(この場合θ2)を−θ7に等しくする。この結果、接地脚リンクと遊脚リンクが平行に維持される。
(5) 遊脚の足首関節の体側方向の関節の関節角(この場合θ4)をθ9に等しくする。この結果、接地脚の足平と遊脚の足平が平行に維持される。
(6) 膝関節(θ3とθ8)については、膝をまっすぐに伸びした角度(ここではそれをゼロとする)に維持する。
(7) 計測された関節角θ9によって、接地脚の足首関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ10)を計算する。この計算内容については後記する。これによって、接地脚の接地位置に対して股関節の位置が進行方向前方に送られる。
(8) 接地脚の股関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ6)を−θ10に等しくする。胴部が倒れることが防止される。
(9) 遊脚の股関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ1)をθ10に等しくする。これによって、遊脚が進行方向前方に踏み出される。
(10) 遊脚の足首関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ5)を−θ10に等しくする。これによって、遊脚の足平と接地脚の足平が平行に維持される。
【0023】
図2の(2)は、左脚支持状態での制御内容を示す。左脚支持状態では、次にように制御する。
(1) 接地脚の足首の体側方向の関節(この場合θ4)のモータを回転自由とし、勝手に回転するのに任せる。関節θ4を受動関節(フリー関節)とし、受動的に回転するのに任せる。ただし、αがこの関節の最大関節角であり、それ以上には回転しない。
(2) 受動的に回転する関節角θ4を計測する。
(3) 計測された関節角θ4によって、接地脚の股関節の体側方向の関節の関節角(この場合θ2)を計算する。この計算内容については後記する。
(4) 遊脚の股関節の体側方向の関節の関節角(この場合θ7)を−θ2に等しくする。この結果、接地脚リンクと遊脚リンクが平行に維持される。
(5) 遊脚の足首関節の体側方向の関節の関節角(この場合θ9)をθ4に等しくする。この結果、接地脚の足平と遊脚の足平が平行に維持される。
(6) 膝関節(θ3とθ8)については、膝をまっすぐに伸びした角度(ここではそれをゼロとする)に維持する。
(7) 計測された関節角θ4によって、接地脚の足首関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ5)を計算する。この計算内容については後記する。これによって、接地脚の接地位置に対して股関節の位置が進行方向前方に送られる。
(8) 接地脚の股関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ1)を−θ5に等しくする。胴部が倒れることが防止される。
(9) 遊脚の股関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ6)をθ5に等しくする。これによって、遊脚が進行方向前方に踏み出される。
(10) 遊脚の足首関節の進行方向の関節の関節角(この場合θ10)を−θ5に等しくする。これによって、遊脚の足平と接地脚の足平が平行に維持される。
図2に示すように、ロボットコントローラ22は、相判定手段24を備え、判定された相によって、モータ4とモータ9のいずれか一方をフリーとし(26)、フリ−とした関節の回転角(θ4またはθ9)を計測し(28)、計測された関節角によってその他のモータの関節角を計算し(30)、その他のモータの関節角を計算された角に調整する(34)。その他のモータの関節角を計算するときに、次に説明する重心推移モデル32を利用する。
【0024】
図4に示すように、状態(1)で右足が踏ん張ってθ9=−αに維持されている場合、ロボットの重心位置はW1の位置にある。ここでは、重心位置Wが左右の股関節の中央にあるとしているが、胴部にあってもかまわない。状態(1)から左傾して左足が接地したときのθ9がkαであれば、θ9=kαのときのロボットの重心位置はW2の位置にある。
状態(1)以降、即ち、右脚支持A相では、フリーにする関節角θ9に応じて重心位置が変化し、θ9=−αでは重心位置がW1にあり、ロボットが左傾するにつれて重心位置がW1からW2に向けて移動し、θ9=kαのときの重心位置がW2にあるようにすれば、状態(1)から状態2に変化する。
ロボットのラテラル面の重心位置は、θ2、θ4、θ7、θ9で決定される。
右脚支持状態では、θ9がフリーであり(計測はできるがアクティブに制御することはしない)、θ4はθ9に等しく、θ2は−θ7に等しくされ、θ7がθ9によって計算される。θ9からθ7を計算するにあたって、計算されたθ7を利用してロボットの姿勢を調節したときのロボットの重心位置が、θ9=−αのときの重心位置がW1にあり、ロボットが左傾するにつれて重心位置がW1からW2に向けて移動し、θ9=kαのときの重心位置がW2にあるようにすれば、ロボットは、状態(1)から状態(2)に変化する。
θ9=−αのときの重心位置W1は、右脚の接地位置よりも左方向にあり、それ以上には右傾することがない。ロボットは右側に転倒することがない。重心位置W1は、右脚の接地位置よりも左方向にあり、関節θ9を自由にすれば左傾する。
【0025】
図5の(A)式は、θ9からθ7を計算する式を示し、その式を利用してθ7を計算し、計算された関節角θ7に調整すると、ロボットの重心位置は、θ9=−αのときにW1にあり、ロボットが左傾するにつれてW1からW2に向けて移動し、θ9=kαのときにW2に移動する関係が得られる。
【0026】
図4には、状態(2)から状態(3)における重心位置の推移も示しており、左足が踏ん張ってθ4=αに維持されているときの重心位置がW3で示されている。θ4の変化に追従してθ2、θ7、θ9を制御することによって状態(3)では重心位置がW3に来るようにすれば、ロボットは状態(2)から状態(3)に変化する。
左脚支持B層では、θ4からθ2を計算し、θ7=−θ2、θ9=θ4に制御するところ、ロボットの重心位置が、θ4=−kαのときにW2にあり、ロボットが左傾するにつれてW2からW3に向けて移動し、θ4=αのときにW3に移動する関係が得られれば、ロボットは状態(2)から状態(3)に変化する。この場合も、図5の(A)式と類似する式によって、θ4からθ2を計算することができる。
θ4=αのときの重心位置W3は、左脚の接地位置よりも右方向にあり、それ以上には左傾することがない。ロボットは左側に転倒することがない。重心位置W3は、左脚の接地位置よりも右方向にあり、関節θ4を自由にすれば右傾する。
【0027】
図4には、状態(3)から状態(4)における重心位置の推移も示しており、ロボットが右傾してθ4が−kαで右足が接地したときの重心位置がW4の位置にあれば、ロボットは状態(3)から状態(4)に変化する。
同様に、状態(4)から状態(1)における重心位置の推移も示しており、ロボットがさらに右傾してθ9が−αで踏ん張っているときの重心位置がW1の位置にあれば、ロボットは状態(4)から状態(1)に変化する。
【0028】
重心位置は、W1からW3の間にあるが、それは、左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間Lにおいて存在している。左脚リンクが遊脚リンクになっている間の重心位置は、左脚リンクの接地位置に向けて移動し、右脚リンクが遊脚リンクになっている間の重心位置は右脚リンクの接地位置に向けて移動する。
状態(1)から(2)の右脚支持A相では、重心位置が下降するために現象が自然に進行する。状態(2)から(3)の左脚支持B相では、重心位置が上昇するが、ロボットは状態(1)から(2)で左傾運動をしており、その慣性が存在することから重心位置が上昇する現象が自然に進行する。同様に、状態(3)から(4)の左脚支持A相では、重心位置が下がるために現象が自然に進行する。状態(4)から(1)の右脚支持B相では、重心位置が上がるが、ロボットは状態(3)から(4)で右傾運動をしており、その慣性が存在することから重心位置が上がる現象が自然に進行する。
【0029】
状態(1)から(4)の繰返し運動は、三角柱が反発係数1の床の上で振り子運動を繰り返すのに似ており、小さなエネルギで運動を持続することができる。
揺動ないし回転自在とした関節の摩擦がなければ、状態(1)から(4)の繰返し運動が減衰することなく繰り返される。実際には、摩擦が存在する。回転自在とした関節のモータに、摩擦を相殺するだけのトルクを与えることによって、摩擦が存在しない状態を作り出すことができる。本発明で関節をフリーにするというのは、モータに電流を加えないで受動回転を許容するようにすることのみならず、摩擦を相殺するだけのトルクを与えることによって実質的には摩擦が存在しない状態とすることの両者を言う。
【0030】
状態(1)から(4)の繰返し運動は、左右の脚の足踏み運動を実現する。この左右の脚の足踏み運動に同期して足を踏み出す動作を加えると、ロボットは進行する。このとき、左右の傾動を利用することから遊脚の膝を曲げないでも遊脚は空中を移動する。
図5のB式は、右脚接地中における接地脚の足首の進行方向の関節の関節角(この場合θ10)を示す。この場合、接地脚の股関節の進行方向の関節の関節角θ6を−θ10とし、遊脚の股関節の進行方向の関節の関節角θ1をθ10とし、遊脚の足首の進行方向の関節の関節角θ5を−θ10とすれば、θ10によって接地脚の接地位置よりも股関節が進行方向前方に位置し、θ6によって胴の傾きが禁止され、θ1によって股関節よりも前方向に遊脚リンクが踏み出され、θ5によって接地脚の足平と遊脚の足平が平行に維持される。図6の下段がそれを示し、ロボットは左右の脚を交互に踏み出して歩行する。左右の足踏み運動と前方への踏み出し運動が複合され、ロボットは自然な感じで歩行する。
【0031】
以上では、接地脚の足首の体側方向の関節角θ4またはθ9をフリーにし、その変化に追従して残余の関節の関節角を制御する。これによって左右の足踏み運動と前方への踏み出し運動が複合した動作を得ている。
これに代えて、接地脚の足首の進行方向の関節角θ5またはθ10をフリーにし、その変化に追従して残余の関節の関節角を制御することもできる。このようにしても左右の足踏み運動と前方への踏み出し運動が複合した動作を得ることができる。この場合、進行方向については、ロボットの重心が前方にシフトするように、フリーにした関節角θ5またはθ10に基づいて残余の関節角をアクティブに制御する。また、体側方向については、右脚接地中はロボットの重心が左方にシフトし、左脚接地中はロボットの重心が右方にシフトするように、フリーにした関節角θ5またはθ10に基づいて残余の関節角をアクティブに制御する。
接地脚の足首の体側方向の関節角と進行方向の関節角の両者をフリーにしてもよい。接地脚の交替に同期して、関節角θ4とθ5とフリーにする状態と、θ9とθ10をフリーにする状態を切替える。この場合には、右脚支持相では、θ9とθ10をフリーにする(ただしθ9の絶対値をαで規制し、θ10の絶対値をβで規制する)。体側方向の残余の関節θ7、θ2、θ4については、計測された関節角θ9に基づいてアクティブに制御し、進行方向の残余の関節θ6、θ1、θ5については、計測された関節角θ10に基づいてアクティブに制御する。
左脚支持相では、θ4とθ5をフリーにする(ただしθ4の絶対値をαで規制し、θ5の絶対値をβで規制する)。体側方向の残余の関節θ2、θ7、θ9については、計測された関節角θ4に基づいてアクティブに制御し、進行方向の残余の関節θ1、θ6、θ10については、計測された関節角θ5に基づいてアクティブに制御する。いずれの場合にも、θ9=θ4、θ7=−θ2、θ6=−θ1、θ10=−θ5の関係を維持するようにアクティブに制御する。進行方向については、ロボットの重心が前方にシフトするように、フリーにした関節角θ5またはθ10に基づいて残余の関節角をアクティブに制御する。また、体側方向については、右脚接地中はロボットの重心が左方にシフトし、左脚接地中はロボットの重心が右方にシフトするように、フリーにした関節角θ4またはθ9に基づいて残余の関節角をアクティブに制御する。計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する際に、計算された関節角に調整したときのロボットの重心位置が、右脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において右脚リンクの接地位置に向けて移動すると同時に進行方向でも右脚リンクの接地位置に向けて移動し、左脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において左脚リンクの接地位置に向けて移動すると同時に進行方向でも左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算することによって、ロボットは歩行を続けることが確認されている。
【0032】
重心の変化軌跡は様々に設定することが可能であり、図9に示すように、滑らかなカーブ状の軌跡を採用するともできる。接地時の傾斜角、即ち、上記した定数kの大小は、実験によってチューニングするべきであり、図10の(1)の重心軌跡に示すように小さく設定することが好ましいロボットも存在すれば、(2)のように大きく設定することが好ましいロボットも存在する。
【0033】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示であり、特許請求の範囲を限定するものではない。また、本発明はいくつかの目的を解決するものであり、全部の目的を同時に解決するときに限って有意義なものではなく、一または二の目的を解決するだけで十分に有意義なものである。
【0034】
【発明の効果】本発明のロボット制御技術によると、受動的で自然に変化する事象を利用して歩行することができる。これは人間の歩行パターンによく一致しており、自然な歩容動作が得られる。またロボットのダイナミクスに無理なく適応しており、小さな消費エネルギで歩行することを可能とする。さらに受動的で自然に変化する現象を利用して歩行することから、人間がその変化を止めてやるとロボットは歩行動作を停止する。人が手を差し伸べることでロボットが停止するために、人とロボットが共存しやすく、高い安全性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボットの機械構成を示すスケルトン図。
【図2】ロボットのコントローラの構成を示す図。
【図3】ロボットの左右の足踏み運動と、相と、制御内容を対照して示す。
【図4】重心位置の移動軌跡を示す。
【図5】重心位置の移動軌跡を実現する関節角の計算方法を示す。
【図6】ロボットの左右の足踏み運動と、踏み出し運動を対照して示す。
【図7】関節角θ9の時間的変化を示す。
【図8】相判別処理手順の一例を示す。
【図9】重心移動軌跡の別例を示す。
【図10】重心移動軌跡の他の別例を示す。
【図11】従来のロボットの教示技術を示す。
【符号の説明】
θ1:左股関節の進行方向の関節
θ2:左股関節の体側方向の関節
θ3:膝関節
θ4:左足首の体側方向の関節
θ5:左足首の進行方向の関節
θ6:右股関節の進行方向の関節
θ7:右股関節の体側方向の関節
θ8:膝関節
θ9:右足首の体側方向の関節
θ10:右足首の進行方向の関節

Claims (6)

  1. 足首関節を持つ脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されており、その脚リンクが2以上存在するロボットであり、下記のコントローラ、即ち、
    接地脚リンクの足首関節を揺動自由とし、
    揺動自由とした関節の関節角を計測し、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算し、
    残余の関節角を調整するアクチュエータを制御して、残余の関節角を計算された関節角に調整し、
    脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって、揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持する、
    コントローラを有する、関節角の受動変化を利用して歩行するロボット。
  2. 足首関節を持つ左脚リンクと右脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されているロボットであり、下記のコントローラ、即ち、
    接地脚リンクの足首関節を揺動自由とし、
    揺動自由とした関節の関節角を計測し、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算し、
    残余の関節角を調整するアクチュエータを制御して、残余の関節角を計算された関節角に調整し、
    脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって、揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持する、
    コントローラを有し、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する際に、計算された関節角に調整したときのロボットの重心位置が、右脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において右脚リンクの接地位置に向けて移動し、左脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算することを特徴とする、関節角の受動変化を利用して歩行するロボット。
  3. 前記コントローラが、接地脚リンクの接地位置よりも股関節が進行方向に前方に位置するように接地脚リンクの足首関節と股関節の進行方向の関節角を調整し、股関節よりも遊脚リンクの先端が進行方向に前方に位置するように遊脚リンクの足首関節と股関節の進行方向の関節角を調整することを特徴とする請求項2のロボット。
  4. 足首関節を持つ脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されており、その脚リンクが2以上存在するロボットの制御方法であり、
    接地脚リンクの足首関節を揺動自由とする工程と、
    揺動自由とした関節の関節角を計測する工程と、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する工程と、
    残余の関節角を計算された関節角に調整する工程と、
    脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって、揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持する工程と、を有するロボットの制御方法。
  5. 足首関節を持つ左脚リンクと右脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されているロボットの制御方法であり、
    接地脚リンクの足首関節を揺動自由とする工程と、
    揺動自由とした関節の関節角を計測する工程と、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する工程と、
    残余の関節角を計算された関節角に調整する工程と、
    脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって、揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持する工程とを有し、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する際に、計算された関節角に調整したときのロボットの重心位置が、右脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において右脚リンクの接地位置に向けて移動し、左脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算することを特徴とするロボット制御方法。
  6. 足首関節を持つ左脚リンクと右脚リンクが股関節によって胴部に揺動可能に連結されているロボットの制御方法であり、
    接地脚リンクの足首関節を進行方向に揺動自由とする工程と、
    揺動自由とした関節の関節角を計測する工程と、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する工程と、
    残余の関節角を計算された関節角に調整する工程と、
    脚リンクの先端が接地して浮遊して再度接地する繰返し現象の進行に合わせて揺動自由とする足首関節を切替えることによって、揺動自由とする足首関節を接地脚リンクの側に維持する工程とを有し、
    計測された関節角に基づいて残余の関節角を計算する際に、計算された関節角に調整したときのロボットの重心位置が、右脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において右脚リンクの接地位置に向けて移動すると同時に進行方向でも右脚リンクの接地位置に向けて移動し、左脚リンクが遊脚リンクになっている間は左右の脚リンクの体側方向での接地位置の間において左脚リンクの接地位置に向けて移動すると同時に進行方向でも左脚リンクの接地位置に向けて移動する関係を満たす関節角を計算することを特徴とするロボット制御方法。
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