JP4998506B2 - ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット - Google Patents

ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP4998506B2
JP4998506B2 JP2009103917A JP2009103917A JP4998506B2 JP 4998506 B2 JP4998506 B2 JP 4998506B2 JP 2009103917 A JP2009103917 A JP 2009103917A JP 2009103917 A JP2009103917 A JP 2009103917A JP 4998506 B2 JP4998506 B2 JP 4998506B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
vertical position
trunk vertical
angle
command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009103917A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010253585A (ja
Inventor
玄 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2009103917A priority Critical patent/JP4998506B2/ja
Priority to CN2010800035617A priority patent/CN102333621B/zh
Priority to EP10766768.5A priority patent/EP2422938B1/en
Priority to PCT/JP2010/001308 priority patent/WO2010122705A1/ja
Priority to US13/129,982 priority patent/US8473102B2/en
Publication of JP2010253585A publication Critical patent/JP2010253585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4998506B2 publication Critical patent/JP4998506B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D57/00Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track
    • B62D57/02Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members
    • B62D57/032Vehicles characterised by having other propulsion or other ground- engaging means than wheels or endless track, alone or in addition to wheels or endless track with ground-engaging propulsion means, e.g. walking members with alternately or sequentially lifted supporting base and legs; with alternately or sequentially lifted feet or skid

Description

本発明は、ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボットに関する。
近年、脚部を駆動して歩行する歩行ロボットが開発されている(特許文献1、2)。特許文献1の制御手法では、膝関節角速度が制限域内となるように、各関節角度を時系列化した歩行パターンを生成している。そして、歩行パターン通りにロボットの動作を制御している(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2のロボット制御装置は、実上体位置が前記目標上体位置に、前記実姿勢軌道が前記目標姿勢軌道に、前記実足平位置が前記目標足平位置に、前記実足平姿勢軌道が前記目標足平姿勢軌道に、前記実全床反力中心点が前記目標全床反力中心点に、前記実全床反力が前記目標全床反力にそれぞれ収束するようにロボットの動作を制御している(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−88189号(第14頁、第2図) 特許第3655056号(第18頁、第4図)
図6を用いて、特許文献1の制御方法について説明する。図6において、601は足先軌道設定部、602は腰軌道設定部、603は膝関節角度設定部、604は膝関節角速度の制限域設定部である。
足先軌道設定部601は、一歩毎の左右各足先部の最初の座標、中間点の座標、および最後の座標から、補間して足先軌道を演算し出力する。腰軌道設定部602は、足先軌道に基づいて、腰部の重心位置が左右足先部の中央間の中点を通るように腰軌道を演算し出力する。
膝関節角度設定部603は、膝関節角度をあらかじめ設定した歩速と時間の関数として演算し出力する。膝関節角速度の制限域設定部604は、膝関節部の動作に関する物理量の制限域を設定し出力する。足先軌道と、前記腰軌道と、前記膝関節角度と、前記制限域が歩行パターンを生成するための初期設定値となる。そして、ステップS601からステップS604を経ることで、これらの初期設定値から歩行パターンが生成される。ステップS601では、初期設定値を用いて立脚と遊脚を判定する。ステップS602では、立脚の初期設定値が前記制限域を超えないように初期設定値を変更し、立脚の腰関節高さを決定する。
ステップS603では、初期設定値とステップS603で決定した腰関節高さに基づいて、両足の各関節角度を決定する。ステップS604では、1歩行周期についての計算の終了を確認し歩行パターンを決定する。このようにして、特許文献1の制御方法は、歩行パターン通りにロボットの動作を制御している。
図7を用いて、特許文献2の制御方法について説明する。図7において、701はロボット脚制御装置、702は脚アクチュエータ、703は脚アクチュエータ変位検出部、704は6軸力センサ、705は傾斜検出器である。
ロボット脚制御装置701は、目標上体位置、目標姿勢軌道、目標足平位置、目標足平姿勢軌道、目標全床反力中心点、目標全床反力を演算する。そして、実変位、実各足平床反力、上体実傾斜姿勢に基づいて算出した実上体位置が目標上体位置に、実姿勢軌道が目標姿勢軌道に、実足平位置が目標足平位置に、実足平姿勢軌道が目標足平姿勢軌道に、実全床反力中心点が目標全床反力中心点に、実全床反力が目標全床反力にそれぞれ収束するような駆動指令を出力する。
脚アクチュエータ702は、駆動指令に従って動作する。脚アクチュエータ変位検出部703は、前記実変位を検出し出力する。6軸力センサ704は、前記実各足平床反力を検出し出力する。傾斜検出器705は、前記上体実傾斜姿勢を検出し出力する。
特許文献2の制御方法は、実上体位置が目標上体位置に、実姿勢軌道が目標姿勢軌道に、実足平位置が目標足平位置に、実足平姿勢軌道が目標足平姿勢軌道に、実全床反力中心点が目標全床反力中心点に、実全床反力が前記目標全床反力にそれぞれ収束するようにロボットの動作を制御する。
このようなロボットの制御手法では、ロボットの脚の各関節があらかじめ算出した理想の関節軌道を通るように制御し、ロボットを歩行させている。このため、外乱、実際の地面の状態などによっては、関節軌道に沿って各関節を動作させると転倒するおそれがある。
また、多様な環境および姿勢でロボットを歩行させるためには、各環境と各姿勢に対して歩行パターンを演算する必要がある。そして、歩行パターンのデータをメモリに記憶しておく必要がある。このため、膨大なメモリ容量を必要とし、ロボットを安価に構築することができない一般的な技術的課題がある。この一般的な技術課題を解決するために、安価で少ないメモリしか搭載していない場合にも、多様な外乱や地面の状態においても転倒することなくロボットを歩行させることができる制御技術が要求される。このように、制御性のより高い脚式ロボットの開発が望まれている。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、制御性の高いロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボットを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかるロボット制御装置は、複数の脚を備えるロボットの関節を駆動して、前記ロボットを歩行させるロボット制御装置であって、前記ロボットを取り巻く環境の情報である環境検出値に基づいて、前記ロボットの体幹垂直位置に対する許容範囲を決定し、前記ロボットの姿勢を表す姿勢検出値に基づいて、前記体幹垂直位置が前記許容範囲内になるように、前記ロボットを歩行させるものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第2の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記ロボットの大腿部角速度を制御する大腿部角速度制御器と、前記ロボットの膝絶対角度を制御する膝絶対角度制御器と、前記ロボットの遊脚角度を制御する遊脚角度制御器と、を有するものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第3の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、大腿部角速度指令を発生する大腿部角速度指令発生器と、前記環境検出値と前記姿勢検出値に基づいて前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を発生する体幹垂直位置指令発生器と、を備えたものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第4の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記ロボットの機構であるロボット機構の線形部分を制御する線形部トルクを演算することを特徴とするものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第5の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記線形部トルクは前記ロボットの大腿部角速度を制御する足首線形部トルクと、前記ロボットの膝絶対角度を制御する膝線形部トルクと、前記ロボットの遊脚角度を制御する遊脚線形部トルクとを含んでいることを特徴とするものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第6の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記環境検出値を出力する環境検出器を備えることを特徴とするものである。これにより、適切な環境検出値を得ることができ、制御性を向上することができる。
本発明の第7の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記環境検出値は前記ロボットの上方の障害の位置と、地面の温度を含んでいることを特徴とするものである。これにより、上方の障害を回避し、且つ地面の熱から電気部を保護しながら、ロボットを歩行させることができる。これにより、障害の位置と地面の温度に応じた制御を行うことができる。
本発明の第8の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記ロボットの上方の障害の位置に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の上限値を設定し、かつ、地面の温度に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の下限値を設定し、前記ロボットの上方の障害の位置に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の上限値を設定し、かつ、地面の温度に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の下限値を設定し、前記体幹垂直位置が前記下限値より小さい場合には、前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を前記下限値とし、前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令上限値より大きい場合には。前記体幹垂直位置指令を前記垂直位置指令上限値とし、前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令下限値と前記体幹垂直位置指令上限値の間にある場合は前記体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置とすることを特徴とするものである。これにより、上方の障害物を回避し、且つ地面の熱から電気部を保護しながら、ロボットを歩行させることができる。
本発明の第9の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記姿勢検出値を出力する姿勢検出器を備えることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第10の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記姿勢検出値は前記ロボットの大腿部角度、膝角度、及び遊脚角度を含んでいることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができる。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第11の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記ロボットの大腿部角度と膝角度の和である膝絶対角度の目標値を膝絶対角度指令とし、前記膝絶対角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数とすることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第12の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記体幹垂直位置指令から前記ロボットの大腿部長さと前記大腿部角度の積を減算した値を求め、前記減算した値を脛長さで除算し、前記除算した値の逆余弦値を前記膝絶対角度指令とすることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第13の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記ロボットの遊脚角度の目標値である遊脚角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数となっていることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第14の態様にかかるロボット制御装置は、上記のロボット制御装置であって、前記遊脚角度指令を前記大腿部角度の符号を逆にしたものとすることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第15の態様にかかるロボットは、上記のロボット制御装置と、複数の脚と、を備えたものである。これにより、制御性の高いロボットを提供することができる。
本発明の第16の態様にかかるロボット制御方法は、複数の脚を備えるロボットの関節を駆動して、前記ロボットを歩行させるロボット制御方法であって、前記ロボットを取り巻く環境の情報である環境検出値に基づいて、前記ロボットの体幹垂直位置に対する許容範囲を決定し、前記ロボットの姿勢を表す姿勢検出値に基づいて、前記体幹垂直位置が前記許容範囲内になるように、前記ロボットを歩行させるものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第17の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記環境検出値と前記姿勢検出値に基づいて前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を発生するものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第18の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記ロボットの機構であるロボット機構の線形部分を制御する線形部トルクを演算することを特徴とするものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第19の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記線形部トルクは前記ロボットの大腿部角速度を制御する足首線形部トルクと、前記ロボットの膝絶対角度を制御する膝線形部トルクと、前記ロボットの遊脚角度を制御する遊脚線形部トルクとを含んでいることを特徴とするものである。これにより、制御性を向上することができる。
本発明の第20の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記環境検出値は前記ロボットの上方の障害の位置と、地面の温度を含んでいることを特徴とするものである。これにより、障害の位置と地面の温度に応じた制御を行うことができる。
本発明の第21の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記ロボットの上方の障害の位置に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の上限値を設定し、かつ、地面の温度に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の下限値を設定し、前記ロボットの上方の障害の位置に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の上限値を設定し、かつ、地面の温度に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の下限値を設定し、前記体幹垂直位置が前記下限値より小さい場合には、前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を前記下限値とし、前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令上限値より大きい場合には。前記体幹垂直位置指令を前記垂直位置指令上限値とし、前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令下限値と前記体幹垂直位置指令上限値の間にある場合は前記体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置とすることを特徴とするものである。これにより、上方の障害物を回避し、且つ地面の熱から電気部を保護しながら、ロボットを歩行させることができる。
本発明の第22の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記姿勢検出値は前記ロボットの大腿部角度、膝角度、及び遊脚角度を含んでいることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第23の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記ロボットの大腿部角度と膝角度の和である膝絶対角度の目標値を膝絶対角度指令とし、前記膝絶対角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数とすることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第24の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記体幹垂直位置指令から前記ロボットの大腿部長さと前記大腿部角度の積を減算した値を求め、前記減算した値を脛長さで除算し、前記除算した値の逆余弦値を前記膝絶対角度指令とすることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第25の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記ロボットの遊脚角度の目標値である遊脚角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数とすることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明の第26の態様にかかるロボット制御方法は、上記のロボット制御方法であって、前記遊脚角度指令を前記大腿部角度の符号を逆にしたものとすることを特徴とするものである。これにより、確実に制御することができ、制御性を向上することができる。
本発明によれば、制御性の高いロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボットを提供することができる。
本発明の実施の形態にかかるロボットの構成を模式的に示す図である。 本発明の実施の形態にかかるロボットの制御装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるロボットの歩行制御を説明するための図である。 ロボットの歩行動作において、体幹垂直位置の時間変化のシミュレーション結果を示す図である。 ロボットの歩行動作において、体幹水平位置および体幹垂直位置の軌跡のシミュレーション結果を示す図である。 特許文献1に記載された制御方法を説明するための図である。 特許文献2に記載された制御方法を説明するための図である。
以下、本発明に係る脚式ロボット及びその制御装置の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。但し、本発明が以下の実施形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
以下に、図1を参照しつつ本発明の実施の形態にかかる脚式移動ロボット(以下、単にロボットという)について説明する。
図1は、ロボット101を正面から見た様子を概略的に表す概略図であり、床面151上をロボット101が歩行する様子を表しているなお、図1においては、説明の便宜上、ロボット101が進行する向き(前後方向)をx軸、ロボット101が進行する方向について水平方向に直交する向き(左右方向)をy軸、移動体の移動する平面から鉛直方向に延びる向き(上下方向)をz軸とし、これらの3軸からなる座標系を用いて説明する。すなわち、図1中において、前記x軸は紙面の奥行方向、y軸は紙面に向かって左右方向、z軸は紙面中の上下方向を示す。
図1に示すように、ロボット101は、頭部102と、体幹(胴体)103と、体幹103の一部である腰部104と、体幹103に接続された右腕105、左腕106と、腰部104に対して回動自在に固定される脚部110と、を備えた2足歩行型のロボットである。以下、詳細に説明する。
頭部102は、ロボット101の周囲の環境を視覚的に撮像するための左右一対の撮像部(図示せず)を備えているとともに、体幹103に対して頭部102を鉛直方向に平行な軸周りに回動させることで、周囲の環境を広く撮像する。撮像した周囲の環境を示す画像データは、後述する制御部141に送信され、ロボット101の動作を決定するための情報として用いられる。
体幹103は、その内部にロボット101の動作を制御する制御部141や、脚部のモータ等に電力を供給するためのバッテリー(図示せず)等を収容するものである。制御部141は、演算処理部と、脚部110に含まれるモータを駆動するモータ駆動部と、を備えている。なお、制御部141の構成については後述する。これらの各構成要素は、体幹103の内部に設けられたバッテリー(図示せず)から電力を供給されることで動作する。
また、演算処理部は、記憶領域に記憶されたプログラム等を読み出すとともに、読み出したプログラム等によって特定されるロボット101の姿勢を実現するために必要な脚部110の関節角を算出する。そして、このように算出した関節角に基づく信号をモータ駆動部に送信する。
モータ駆動部は、演算処理部より送信された信号に基づいて、脚部を駆動するための各モータの駆動量を特定し、これらの駆動量でモータを駆動させるためのモータ駆動信号を各モータに送信する。これによって脚部110の各関節における駆動量が変更され、ロボット101の動きが制御される。
また、演算処理部は、読み出したプログラム等に基づいてモータの駆動を行うように指令するほか、ロボット101に組み込まれたジャイロや加速度計やロータリーエンコーダなどセンサ(図示せず)からの信号を受けて、モータの駆動量を調整する。このように、センサにより検出したロボット101に作用する外力や、ロボット101の姿勢などに応じて脚部110の関節角を調整することで、ロボット101が安定した状態を維持することができる。
右腕105および左腕106は、体幹103に対して回動自在に接続されており、肘部分および手首部分に設けられた関節部分を駆動することにより、人間の腕部と同様の動きを行うことができる。また、手首部分の先端に接続された手先部は、図示を省略するが物体を把持するためのハンド構造を備えており、ハンド構造に組み込まれた複数の指関節を駆動することで、様々な形状の物体を把持することが可能となる。
腰部104は、体幹103の胴体部分に対して回動するように接続されており、歩行動作を行う際に腰部104の回動動作を組み合わせることで、脚部110を駆動するために必要な駆動エネルギーを低減させることができる。
2足歩行を行うための脚部110は、右脚120と左脚130とから構成されている。詳細には、図2に示すように、右脚120は右股関節121、右上腿122、右膝関節123、右下腿(右脛)124、右足首関節125、右足平126を備え、同様に、左脚130は左股関節131、左上腿132、左膝関節133、左下腿(左脛)134、左足首関節135、左足平136を備えている。
そして、右脚120および左脚130は、図示しないモータからの駆動力が、同じく図示しないプーリおよびベルトを介して伝達されることで、各関節部が所望の角度に駆動され、その結果、脚部に所望の動きをさせることができる。
なお、本実施形態においては、脚部110(右脚120および左脚130)は、下腿を膝関節回りに前方側に持ち上げると、人間の脚部のように、上腿と下腿が後方側に向かって開いた状態(上腿の延長線よりも後方側に、下腿が膝関節回りに回転した状態)となる。
ここで、制御部141について詳細に説明する。制御部141は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)、記憶領域であるROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)、通信用のインターフェースなどを有し、ロボット101の各種動作を制御する。例えば、ROMには、制御するための制御プログラムや、各種の設定データ等が記憶されている。そして、CPUは、このROMに記憶されている制御プログラムを読み出し、RAMに展開する。そして、設定データや、センサ等からの出力に応じてプログラムを実行する。
次に、歩行動作を制御するための制御部141の構成について図2を用いて説明する。図2は、制御部141の構成を示すブロック図である。従って、図2が、ロボットを制御するロボット制御装置となる。なお、ここでは、主にロボット101の歩行動作の制御について説明する。
図2において、201は大腿部角速度指令発生器、202は大腿部角速度制御器、203は足首トルク演算器、204は足首モータ、205は体幹垂直位置指令発生器、206は膝絶対角度制御器、207は膝トルク演算器、208は膝モータ、209は遊脚角度制御器、210は遊脚トルク演算器、211は遊脚モータ、212はロボット機構、213は姿勢検出器、214は環境検出器である。
大腿部角速度指令発生器201は、大腿部角速度dθ/dの目標値である大腿部角速度指令を出力する。大腿部角速度指令は、ロボット101の歩行速度に応じて決定されている。大腿部角速度制御器202は、ロボット機構212の線形部に対する足首トルクの成分である足首線形部トルクを演算し出力する。この足首線形部トルクによって、大腿部角速度が大腿部角速度指令に追従するように制御される。
足首トルク演算器203は、足首線形部トルクと姿勢検出値とに基づいて、足首モータ駆動電流を足首モータ204に流す。なお、姿勢検出値は、ロボット機構212の各関節角度などを含んでいる。足首モータ204は、足首モータ駆動電流に基づいて足首トルクを発生し、ロボット機構212の足首を駆動する。なお、ロボット機構212は、各関節を動作させる機構を含んでいる。
体幹垂直位置指令発生器205は、姿勢検出値と環境検出値に基づいて体幹垂直位置指令を演算し出力する。体幹垂直位置指令は、ロボット機構212が安全に動作できる体幹の垂直位置である体幹垂直位置の目標値である。すなわち、体幹垂直位置を体幹垂直位置指令に追従するように、ロボット機構212に含まれる関節が動作する。膝絶対角度制御器206は、体幹垂直位置指令と姿勢検出値に基づいて、膝線形部トルクを演算し出力する。膝線形部トルクは、大腿部角度と膝角度の和である膝絶対角度を制御するロボット機構212の線形部に対する膝トルクの成分である。これにより、ロボット機構212の体幹垂直位置が体幹垂直位置指令に追従するように制御される。
膝トルク演算器207は、膝線形部トルクと姿勢検出値に基づいて、膝モータ駆動電流を膝モータ208に流す。膝モータ208は、膝モータ駆動電流に基づいて膝トルクを発生し、ロボット機構212の膝を駆動する。
遊脚角度制御器209は、姿勢検出値に基づいて遊脚角度指令を演算する。遊脚角度指令は、ロボット機構212の遊脚角度の目標値である。そして、遊脚角度制御器209は、ロボット機構212の線形部に対する遊脚トルクの成分である遊脚線形部トルクを演算し出力する。これにより、遊脚角度が遊脚角度指令に追従するように制御される。遊脚角度指令をロボット101の大腿部角度の関数としてもよい。遊脚角度指令を大腿部角度の符号を逆にしたものとしてもよい。すなわち、遊脚と立脚とが対称になるように、遊脚角度を制御してもよい。
遊脚トルク演算器210は、遊脚線形部トルクと姿勢検出値に基づいて、遊脚モータ駆動電流を遊脚モータ211に流す。ロボット機構212は足首トルク、膝トルク、遊脚トルクにより駆動される。すなわち、演算器から供給されたモータ駆動電流で各関節の駆動モータが動作する。さらに、ロボット機構212に連結された姿勢検出器213が姿勢検出値を検出し、出力する。姿勢検出器213は、例えば、各関節の角度を測定する角度センサを有している。角度センサの具体例としては、レゾルバ、ポテンショメータ、エンコーダがある。また、姿勢を検出することができるセンサであれば、角度センサ以外のセンサであってもよい。姿勢検出器213が例えば、関節に付けない加速度検出器などを含んでいてもよい。この姿勢検出器213によって、ロボット機構212の姿勢が検出される。すなわち、各関節の回転角度に応じたロボット姿勢が検出される。
環境検出器214は、ロボット機構212を取り巻く環境に関する情報(例えば、周囲の障害物、温度など)を検出し、環境検出値として出力する。環境検出器214は、例えば、床面の温度を検出する温度センサや障害物の高さを検出する障害物センサを含んでいる。
なお、環境検出器214は、ロボット101の外部に設けられていてもよい。例えば、環境の温度を測定するセンサや、障害物の位置を検出するセンサをロボット101が移動する環境中に設けてもよい。そして、ロボット101が、環境に関する情報を外部のセンサから受信してもよい。また、環境検出値は動的に変化してもよい。すなわち、ロボット101の歩行中に環境検出値が変化してもよい。例えば、環境中の温度が変化した場合は、それに合わせて環境検出値が変化してもよい。あるいは、障害物との距離に応じて、環境検出値が変化してもよい。例えば、ロボット101が障害物をくぐった後は、環境検出値が変化するようにしてもよい。動的に環境の変化を認識するためには、環境検出器214がロボット101に内蔵されていることが好ましい。これにより、適切な環境検出値を得ることができる。
以下、本実施例の制御部139がロボット機構212を駆動する仕組みの詳細を図3を用いて説明する。
図3は本実施形態に係るロボット機構212を模式的に示す図である。図3では、右脚が遊脚となっており、左脚が立脚となっている。図3では、遊脚の一部を省略している。θhは大腿部角度、θは膝角度、θは足首角度、θは遊脚角度、mは体幹質量、mは膝質量、mは遊脚質量、lは大腿部長さ、lは下腿長さ(脛長さ)、lは遊脚長さとする。また、大腿部角度θ、膝角度θ、足首角度θは反時計回りを正とする。オイラーラグランジュ方程式を用いて図3のロボット機構の運動方程式は式(1)、式(2)、式(3)と求められる。
Figure 0004998506
Figure 0004998506
Figure 0004998506
ただし、gは重力加速度、Tは左足平136を左膝関節133に対して回転させるトルクである足首トルク、Tは左下腿134を左上腿132に対して回転させるトルクである膝トルク、Tは遊脚を体幹103に対して回転させるトルクである遊脚トルク、wは足首にかかるトルク外乱である。ただし、足首トルクT、膝トルクT、遊脚トルクT、及びトルク外乱wは反時計回りを正とする。
式(1)、(2)、(3)の左辺非線形項をそれぞれg、g、gと表すと、足首トルクT、膝トルクT、遊脚トルクTは式(4)、(5)、(6)と書き換えられる。
Figure 0004998506
Figure 0004998506
Figure 0004998506
ただし、Ta0は足首線形部トルク、Tk0は膝線形部トルク、Ti0は遊脚線形部トルクである。式(4)、(5)、(6)を式(1)、(2)、(3)に代入すると式(7)、(8)、(9)が得られる。
Figure 0004998506
Figure 0004998506
Figure 0004998506
式(8)を用いて式(7)を書き換えると式(10)となる。
Figure 0004998506
大腿部角度θと膝角度θの和である膝絶対角度θhk=θ+θを用いて式(8)を書き換えると式(11)と表される。
Figure 0004998506
大腿部角速度指令発生器201は、大腿部角速度dθ/dtの目標値である大腿部角速度指令vを生成し出力する。大腿部角速度制御器202は、式(10)に基づいて式(12)が成り立つように足首線形部トルクTa0を演算する。
Figure 0004998506
足首トルク演算器203は足首線形部トルクTa0と式(4)に基づいて足首トルクTを演算し、足首モータ204が足首トルクTを発生するような足首モータ駆動電流を演算し出力する。
体幹垂直位置指令発生器205は、環境検出器214が出力したロボット機構212をとりまく環境の情報(例えば、周囲の障害物、温度など)に基づいて、体幹垂直位置yの許容範囲(目標範囲)を演算する。体幹垂直位置yの範囲は、ロボット機構212が安全に動作できる体幹103の地面151からの垂直位置の範囲である。許容範囲の上限値と下限値を体幹垂直位置上限値ymax、体幹垂直位置下限値yminとする。式(13)に示すよう、姿勢検出値に基づいて体幹垂直位置yを演算する。
Figure 0004998506
体幹垂直位置指令発生器205は、体幹垂直位置yの目標値である体幹垂直位置指令rを体幹垂直位置上限値ymax、体幹垂直位置下限値ymin、体幹垂直位置yを用いて式(14)に示すように演算する。
Figure 0004998506
体幹垂直位置yがロボット機構212が安全に動作できる範囲にある場合は体幹垂直位置yの制御をしない。すなわち、体幹数直位置指令rが体幹垂直位置yで変化しないように制御する。体幹垂直位置上限値ymaxより大きくなった場合には体幹垂直位置上限値ymaxに近付ける。体幹垂直位置下限値yminより小さくなった場合には体幹垂直位置下限値yminに近付ける。このようにロボット機構212を制御する。すなわち、体幹垂直位置yが許容範囲内に収まるように、ロボット機構212の各関節を制御する。
例えば、倒壊したビルから被災者救助のため救助ロボットが炎天下で働く場合、救助ロボットの身長より低い障害物を潜り同時に高温な地面上を歩行する必要がある。救助ロボットのバッテリを長持ちさせるため、および地面の熱から救助ロボットの電気部を保護するため体幹垂直位置yを大きくすることが望ましい。一方、障害物を潜って被災者を救助するために、体幹垂直位置yを低くして、障害物との衝突を防ぐ必要がある。すなわち、頭部102等を障害物の位置より低くするように、体幹垂直位置を制御する必要がある。ここで、環境検出値は地面の温度と障害物の位置(高さ)である。床面温度に基づいて体幹垂直位置下限値yminを決定し、障害物の位置に基づいて体幹垂直位置上限値ymaxを決定する。
あるいは、路面の状態に応じて閾値を設定してもよい。例えば、床面が凍結している場合、ロボットが滑り易くなる。ロボット101が転倒しやすくなるので、体幹垂直位置上限値ymaxを設定してもよい。これにより、転倒による故障を防ぐことができる。また、浸水している場合、ロボット101の電気部が濡れるのを防ぐため、体幹垂直位置下限値yminを設定してもよい。これにより、ロボット101の故障を防ぐことができる。すなわち、バッテリやモータ等の電気部品が濡れるのを防ぐことができ、電気部品の故障を防ぐことができる。
膝絶対角度制御器206は体幹垂直位置指令rと姿勢検出値を用いて式(15)が成り立つように式(11)の膝線形部トルクTk0を演算し出力する。
Figure 0004998506
膝トルク演算器207は、膝線形部トルクTk0、姿勢検出値と式(5)を用いて膝トルクTを演算する。膝モータ208が膝トルクTを発生するように膝モータ駆動電流を演算し出力する。
遊脚角度制御器209は、姿勢検出値に基づいて遊脚角度指令を演算する。遊脚角度指令は、ロボット機構212が歩行を持続できるような遊脚角度θの目標値である。遊脚角度指令を、立脚における大腿部角度の関数としてもよい。さらに、遊脚角度指令を大腿部角度の符号を逆にした値としてもよい。遊脚角度制御器209は、遊脚角度θが遊脚角度指令に追従するように、遊脚線形部トルクTi0を演算する。すなわち、遊脚角度制御器209は、式(16)が成り立つように式(9)の遊脚線形部トルクTi0を演算し、出力する。
Figure 0004998506
遊脚トルク演算器210は、遊脚線形部トルクTi0、姿勢検出値と式(6)を用いて遊脚トルクTを演算する。そして、遊脚トルク演算器210は、遊脚モータ211が遊脚トルクTを発生するように遊脚モータ駆動電流を演算し出力する。
このように、ロボットを取り巻く環境に基づいて体幹垂直位置yの目標範囲(許容範囲)を設定している。そして、体幹垂直位置yと大腿部角速度dθ/dtをフィードバック制御している。体幹垂直位置yが目標範囲内にある場合、体幹垂直位置yを制御せず電力消費量を削減できバッテリ寿命を延ばすことができる。さらに、周囲の物体や人に衝突することなく安全にロボット101を動作させることができる。よって、ロボット101の故障や破損を最小限に抑えることができる。なお、上記の説明では、目標範囲は、上限値と下限値との間になっているが、下限値のみを設定してもよい。すなわち、下限値以上を目標範囲と設定してもよい。
また、上記の制御では、体幹垂直位置yの目標値に幅を持たせている。すなわち、体幹垂直位置yが一定の幅を持つ許容範囲内になるようフィードバック制御している。このため、上記の制御は、従来技術のように一つの目標姿勢に近付けようとする動作制御に比べて、外乱に対してさらにロバストである。これにより、荒れた地面や動く地面の上も安定にロボットを歩行させることができる。例えば、外乱によって、体幹垂直位置yが許容範囲を越えた場合、速やかに許容範囲内に戻るようにフィードバック制御している。よって、制御性を向上することができる。
上記の制御では、ロボットが転倒しないことを重視した動作制御を行っている。このため、地面が激しく荒れた場合でも、バランスを取ることができる。例えば、立脚が着地した場所が不安定で動き、足首に大きなトルク外乱が発生し前進できなくなっても、遊脚を後方に引いて倒れないようにバランスを取ることができる。
大腿部角速度制御器202にP制御、PI制御、I−P制御、PID制御など任意の線形制御、およびスライディングモード制御などの任意の非線形制御を用いても、制御することができる。
膝絶対角度制御器206、遊脚角度制御器209に位置P速度P制御、位置P速度PI制御、位置P速度I−P制御、位置P制御、位置PI制御、位置I−P制御、位置PID制御など任意の線形制御、およびスライディングモード制御など任意の非線形制御を用いても、制御することができる。
本実施例では2足歩行の例を示したが、遊脚の動作を示す式(16)を適切に変更することで、上記の制御を任意の複数脚を持つロボットの歩行制御に適用することができる。例えば、3本以上の脚部を有するロボットを制御することができる。
ロボット101の大腿部角度と膝角度の和である膝絶対角度の目標値を膝絶対角度指令とし、膝絶対角度指令をロボットの大腿部角度の関数とするようにしてもよい。
例えば、体幹垂直位置指令からロボット101の大腿部長さと大腿部角の余弦値の積を減算した値を求める。そして、減算した値を脛長さで除算する。そして、除算した値の逆余弦値を算出することで膝絶対角指令を求めてもよい。
ロボットの遊脚角度の目標値である遊脚角度指令をロボットの大腿部角度の関数としてもよい。遊脚角度指令を大腿部角度の符号を逆にしたものとしてもよい。
また、本発明は歩行パターンをメモリに記憶しておく必要がないので、安価で少ないメモリしか搭載しないロボットの歩行制御に適用可能である。
以下に、上記制御のシミュレーション結果を示す。
m=30[kg]、m=10[kg]、m=10[kg]、l=0.5[m]、l=0.4[m]、l=0.5[m]、g=9.8[m/s^2]、J=(m+mi)・l^2、Jhk=(m+m+m)・l^2、J=m・l^2、T=10×10^−3[s]、Kvh=10・(2π)[s^−1]、Kvjh=Kvh・J[N・m・s/rad]、Kvhk=10・(2π)[s^−1]、Kvjhk=Kvhk・Jhk[N・m・s/rad]、Kphk=10[s^−1]、Kvi=10・(2π)[s^−1]、Kvji=Kvi・J[N・m・s/rad]、Kpi=10[s^−1]、Awa=0.318[N・m]、t=0.5[s]、v=−1.5/(l+l)[rad/s]、qkmin=−175・π/180[rad]、qkmax=−0.5・π/180[rad]、qhmin=−60・π/180[rad]、qhmax=90・π/180[rad]、qimin=qhmin[rad]、qimax=qhmax[rad]、ymin=0.8・(lg+ln)[m]、ymax=0.9・(l+l)[m]、qhic=50・π/180[rad]、vhic=v[rad/s]、qkic=−45・π/180[rad]、vkic=0[rad/s]、qiic=−qhic[rad]、viic=−vhic[rad/s]
ただし、mは体幹質量、mは膝質量、mは遊脚質量、lは脛長さ、lは大腿部長さ、lは遊脚長さ、Jは体幹慣性モーメント、Jhkは膝慣性モーメント、Jは遊脚慣性モーメント、gは重力加速度、Tは制御周期、Kvhは正規化大腿部角速度比例制御ゲイン、Kvjhは大腿部角速度比例制御ゲイン、Kvhkは正規化膝角速度比例制御ゲイン、Kvjhkは膝角速度比例制御ゲイン、Kphkは膝角度比例制御ゲイン、Kviは正規化遊脚角速度比例制御ゲイン、Kvjiは遊脚角速度比例制御ゲイン、Kpiは遊脚角度比例制御ゲイン、Awaはトルク外乱振幅、tはトルク外乱時間、vは大腿部角速度指令、qkminは膝角度下限値、qkmaxは膝角度上限値、qhminは大腿部角度下限値、qhmaxは大腿部角度上限値、qiminは遊脚角度下限値、qimaxは遊脚角度上限値、yminは体幹垂直位置下限値、ymaxは体幹垂直位置上限値、qhicは大腿部角度初期値、vhicは大腿部角速度初期値、qkicは膝角度初期値、vkicは膝角速度初期値、qiicは遊脚角度初期値、viicは遊脚角速度初期値である。
本シミュレーションでは大腿部角速度制御器202は位置P制御とし、膝絶対角度制御器206と遊脚角度制御器209は位置P速度P制御とする。本発明の動作制御の外乱に対するロバスト性を示すため、時間tにおいて振幅Awaであるインパルストルク外乱を足首に反時計回りに加える。本シミュレーションのロボットの各関節の可動範囲およびその角度および角速度の初期値は上記の値を用いている。
図4、及び図5はシミュレーション結果を示すグラフである。図4は体幹垂直位置yの時間変化を示す。図4において、実線は体幹垂直位置y、破線は式(14)により算出した体幹垂直位置指令r、細い直線は体幹垂直位置下限値yminと体幹垂直位置上限値ymaxを示す。図4の横軸は時間、縦軸は体幹垂直位置を示している。体幹垂直位置yはt=0.25[s]において、トルク外乱が加わっても、体幹垂直位置指令上限値ymaxと体幹垂直位置指令下限値yminに囲まれた範囲の近傍に制御されていることが分かる。また、1/3の間は体幹垂直位置yを制御しないですんでおり、各モータの消費電力を1/3削減できることが分かる。すなわち、モータの駆動電流を低減することができる。
図5は体幹垂直水平位置の軌跡を示す。図5において、横軸は、体幹水平位置を示しており、縦軸は、体幹垂直位置を示している。図5において、体勢を崩しかけても、体勢を立て直して前進していることが分かる。
上記の制御によって、トルク外乱がある場合にもロボットが倒れないように歩行させることができる。さらに、電力消費量を削減できる。また、ロボット101の上方の障害物を回避し且つ地面の熱から電気部を保護し、ロボット101を歩行させることができる。このように、制御性を向上することができる。
上記の制御では、各関節角度の指令値を含む歩行データを予め作成する必要がなくなる。よって、制御部141に搭載するメモリ容量を抑制することができる。ロボット101が少ないメモリしか搭載していない場合にも、制御性を向上することができる。すなわち、周囲の人や物体への安全性が高く、電力消費量が小さくすることができる。例えば、荒れた地面の上でも、外力が加わってもロボットを歩行させることができる。このため、上記の制御装置及び制御方法は、家事手伝いロボット、介護ロボット、救助ロボット、極限環境での作業ロボットなどに好適である。すなわち、上記の制御は、歩行のロバスト安定性、長充電間時間などが要求される複数脚を持つロボットの歩行制御に広く適用できる。
101 ロボット
102 頭部
103 体幹
104 腰部
105 右腕
106 左腕
110 脚部
120 右脚
121 右股関節
122 右上腿
123 右膝関節
124 右下腿
125 右足首関節
126 右足平
130 左脚
131 左股関節
132 左上腿
133 左膝関節
134 左下腿
135 左足首関節
136 左足平
141 制御部
151 地面、床面
201 大腿部角速度指令発生器
202 大腿部角速度制御器
203 足首トルク演算器
204 足首モータ
205 体幹垂直位置指令発生器
206 膝絶対角度制御器
207 膝トルク演算器
208 膝モータ
209 遊脚角度制御器
210 遊脚トルク演算器
211 遊脚モータ
212 ロボット機構
213 姿勢検出器
214 環境検出器
601 足先軌道設定部
602 膝関節角度設定部
603 腰軌道設定部
604 膝関節角速度の制限域設定部
701 ロボット脚制御装置
702 脚アクチュエータ
703 脚アクチュエータ変位検出部
704 6軸力センサ
705 傾斜検出器

Claims (26)

  1. 複数の脚を備えるロボットの関節を駆動して、前記ロボットを歩行させるロボット制御装置であって、
    前記ロボットを取り巻く環境の情報である環境検出値に基づいて、前記ロボットの体幹垂直位置に対する許容範囲を決定し、
    前記ロボットの姿勢を表す姿勢検出値に基づいて、前記体幹垂直位置が前記許容範囲内になるように、前記ロボットを歩行させ
    前記体幹垂直位置を前記許容範囲内にするため、前記姿勢検出値に基づいて算出された前記体幹垂直位置が前記許容範囲の下限値より小さい場合には、前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を前記下限値とし、前記体幹垂直位置が前記許容範囲の上限値より大きい場合には、前記体幹垂直位置指令を前記上限値とするロボット制御装置。
  2. 前記ロボットの大腿部角速度を制御する大腿部角速度制御器と、
    前記ロボットの膝絶対角度を制御する膝絶対角度制御器と、
    前記ロボットの遊脚角度を制御する遊脚角度制御器と、を有する請求項1記載のロボット制御装置。
  3. 大腿部角速度指令を発生する大腿部角速度指令発生器と、
    前記環境検出値と前記姿勢検出値に基づいて前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を発生する体幹垂直位置指令発生器と、を備えた請求項1記載のロボット制御装置。
  4. 前記ロボットの機構であるロボット機構の線形部分を制御する線形部トルクを演算することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボット制御装置。
  5. 前記線形部トルクは前記ロボットの大腿部角速度を制御する足首線形部トルクと、前記ロボットの膝絶対角度を制御する膝線形部トルクと、前記ロボットの遊脚角度を制御する遊脚線形部トルクとを含んでいることを特徴とする請求項4記載のロボット制御装置。
  6. 前記環境検出値を出力する環境検出器を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のロボット制御装置。
  7. 複数の脚を備えるロボットの関節を駆動して、前記ロボットを歩行させるロボット制御装置であって、
    前記ロボットを取り巻く環境の情報である環境検出値に基づいて、前記ロボットの体幹垂直位置に対する許容範囲を決定し、
    前記ロボットの姿勢を表す姿勢検出値に基づいて、前記体幹垂直位置が前記許容範囲内になるように、前記ロボットを歩行させ、
    前記環境検出値は前記ロボットの上方の障害の位置と、地面の温度を含んでいることを特徴とするロボット制御装置。
  8. 前記ロボットの上方の障害の位置に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の上限値である体幹垂直位置指令上限値を設定し、かつ、地面の温度に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の下限値である体幹垂直位置指令下限値を設定し、
    前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令下限値より小さい場合には、前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置指令下限値とし、
    前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令上限値より大きい場合には、前記体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置指令上限値とし、
    前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令下限値と前記体幹垂直位置指令上限値の間にある場合は前記体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置とすることを特徴とする請求項7に記載のロボット制御装置。
  9. 前記姿勢検出値を出力する姿勢検出器を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のロボット制御装置。
  10. 前記姿勢検出値は前記ロボットの大腿部角度、膝角度、及び遊脚角度を含んでいることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のロボット制御装置。
  11. 前記ロボットの大腿部角度と膝角度の和である膝絶対角度の目標値を膝絶対角度指令とし、前記膝絶対角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数とすることを特徴とする請求項10に記載のロボット制御装置。
  12. 前記体幹垂直位置指令から前記ロボットの大腿部長さと前記大腿部角度の積を減算した値を求め、
    前記減算した値を脛長さで除算し、
    前記除算した値の逆余弦値を前記膝絶対角度指令とすることを特徴とする請求項11に記載のロボット制御装置。
  13. 前記ロボットの遊脚角度の目標値である遊脚角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数となっていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のロボット制御装置。
  14. 前記遊脚角度指令を前記大腿部角度の符号を逆にしたものとすることを特徴とする請求項13記載のロボット制御装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか1項に記載のロボット制御装置と、
    複数の脚と、を備えた脚式ロボット。
  16. 複数の脚を備えるロボットの関節を駆動して、前記ロボットを歩行させるロボット制御方法であって、
    前記ロボットを取り巻く環境の情報である環境検出値に基づいて、前記ロボットの体幹垂直位置に対する許容範囲を決定し、
    前記ロボットの姿勢を表す姿勢検出値に基づいて、前記体幹垂直位置が前記許容範囲内になるように、前記ロボットを歩行させ
    前記体幹垂直位置を前記許容範囲内にするため、前記姿勢検出値に基づいて算出された前記体幹垂直位置が前記許容範囲の下限値より小さい場合には、前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を前記下限値とし、前記体幹垂直位置が前記許容範囲の上限値より大きい場合には、前記体幹垂直位置指令を前記上限値とするロボット制御方法。
  17. 前記環境検出値と前記姿勢検出値に基づいて前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を発生する請求項16記載のロボット制御方法。
  18. 前記ロボットの機構であるロボット機構の線形部分を制御する線形部トルクを演算することを特徴とする請求項16、又は17に記載のロボット制御方法。
  19. 前記線形部トルクは前記ロボットの大腿部角速度を制御する足首線形部トルクと、前記ロボットの膝絶対角度を制御する膝線形部トルクと、前記ロボットの遊脚角度を制御する遊脚線形部トルクとを含んでいることを特徴とする請求項18記載のロボット制御方法。
  20. 複数の脚を備えるロボットの関節を駆動して、前記ロボットを歩行させるロボット制御方法であって、
    前記ロボットを取り巻く環境の情報である環境検出値に基づいて、前記ロボットの体幹垂直位置に対する許容範囲を決定し、
    前記ロボットの姿勢を表す姿勢検出値に基づいて、前記体幹垂直位置が前記許容範囲内になるように、前記ロボットを歩行させ、
    前記環境検出値は前記ロボットの上方の障害の位置と、地面の温度を含んでいることを特徴とするロボット制御方法。
  21. 前記ロボットの上方の障害の位置に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の上限値である体幹垂直位置指令上限値を設定し、かつ、地面の温度に応じて前記体幹垂直位置の許容範囲の下限値である体幹垂直位置指令下限値を設定し、
    前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令下限値より小さい場合には、前記ロボットの体幹垂直位置の目標値である体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置指令下限値とし、
    前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令上限値より大きい場合には、前記体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置指令上限値とし、
    前記体幹垂直位置が前記体幹垂直位置指令下限値と前記体幹垂直位置指令上限値の間にある場合は前記体幹垂直位置指令を前記体幹垂直位置とすることを特徴とする請求項20に記載のロボット制御方法。
  22. 前記姿勢検出値は前記ロボットの大腿部角度、膝角度、及び遊脚角度を含んでいることを特徴とする請求項16乃至21のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  23. 前記ロボットの大腿部角度と膝角度の和である膝絶対角度の目標値を膝絶対角度指令とし、前記膝絶対角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数とすることを特徴とする請求項22に記載のロボット制御方法。
  24. 前記体幹垂直位置指令から前記ロボットの大腿部長さと前記大腿部角度の積を減算した値を求め、
    前記減算した値を脛長さで除算し、
    前記除算した値の逆余弦値を前記膝絶対角度指令とすることを特徴とする請求項23に記載のロボット制御方法。
  25. 前記ロボットの遊脚角度の目標値である遊脚角度指令は前記ロボットの大腿部角度の関数とすることを特徴とする請求項16乃至24のいずれか1項に記載のロボット制御方法。
  26. 前記遊脚角度指令を前記大腿部角度の符号を逆にしたものとすることを特徴とする請求項25記載のロボット制御方法。
JP2009103917A 2009-04-22 2009-04-22 ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット Active JP4998506B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103917A JP4998506B2 (ja) 2009-04-22 2009-04-22 ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット
CN2010800035617A CN102333621B (zh) 2009-04-22 2010-02-26 机器人控制装置、机器人控制方法以及腿式机器人
EP10766768.5A EP2422938B1 (en) 2009-04-22 2010-02-26 Robot control device, robot control method, and robot with legs
PCT/JP2010/001308 WO2010122705A1 (ja) 2009-04-22 2010-02-26 ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット
US13/129,982 US8473102B2 (en) 2009-04-22 2010-02-26 Robot controller, robot control method, and legged robot

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009103917A JP4998506B2 (ja) 2009-04-22 2009-04-22 ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010253585A JP2010253585A (ja) 2010-11-11
JP4998506B2 true JP4998506B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=43010835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009103917A Active JP4998506B2 (ja) 2009-04-22 2009-04-22 ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8473102B2 (ja)
EP (1) EP2422938B1 (ja)
JP (1) JP4998506B2 (ja)
CN (1) CN102333621B (ja)
WO (1) WO2010122705A1 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012232370A (ja) 2011-04-28 2012-11-29 Seiko Epson Corp ロボットコントローラー、簡易設置型ロボット、及び簡易設置型ロボットの制御方法
WO2013069291A1 (ja) * 2011-11-10 2013-05-16 パナソニック株式会社 ロボット、ロボットの制御装置、制御方法、及び制御プログラム
KR101383726B1 (ko) * 2012-12-17 2014-04-08 현대자동차(주) 로봇의 민감도 향상방법
JP6155780B2 (ja) * 2013-04-10 2017-07-05 セイコーエプソン株式会社 ロボット、ロボット制御装置およびロボットシステム
EP2952299A1 (en) * 2014-06-05 2015-12-09 Aldebaran Robotics Standby mode of a humanoid robot
US9387588B1 (en) 2014-08-25 2016-07-12 Google Inc. Handling gait disturbances with asynchronous timing
US9618937B1 (en) 2014-08-25 2017-04-11 Google Inc. Slip detection using robotic limbs
US10081098B1 (en) 2014-08-25 2018-09-25 Boston Dynamics, Inc. Generalized coordinate surrogates for integrated estimation and control
JP6228097B2 (ja) * 2014-10-06 2017-11-08 本田技研工業株式会社 移動ロボット
US10926409B1 (en) * 2014-10-21 2021-02-23 University Of South Florida Systems and methods for controlling walking robots
US9446518B1 (en) * 2014-11-11 2016-09-20 Google Inc. Leg collision avoidance in a robotic device
US9499218B1 (en) 2014-12-30 2016-11-22 Google Inc. Mechanically-timed footsteps for a robotic device
US9594377B1 (en) * 2015-05-12 2017-03-14 Google Inc. Auto-height swing adjustment
KR102094852B1 (ko) * 2015-08-04 2020-03-30 삼성전자주식회사 토크 설정 방법 및 장치
KR101755820B1 (ko) * 2015-08-10 2017-07-10 현대자동차주식회사 착용식 로봇의 제어방법 및 시스템
US9701016B1 (en) 2015-08-10 2017-07-11 X Development Llc Detection of movable ground areas of a robot's environment using a transducer array
CN105105895B (zh) * 2015-08-14 2017-03-08 浙江大学 一种单关节助力外骨骼滑模控制的方法
US9586316B1 (en) 2015-09-15 2017-03-07 Google Inc. Determination of robotic step path
US9821461B1 (en) 2015-10-09 2017-11-21 X Development Llc Determining a trajectory for a walking robot to prevent motor overheating
US9789919B1 (en) 2016-03-22 2017-10-17 Google Inc. Mitigating sensor noise in legged robots
CN109991989B (zh) * 2017-12-29 2021-12-17 深圳市优必选科技有限公司 机器人空闲状态下的动态平衡方法、装置及存储介质
US11287826B2 (en) * 2018-10-12 2022-03-29 Boston Dynamics, Inc. Terrain aware step planning system
WO2020107279A1 (zh) * 2018-11-28 2020-06-04 深圳市优必选科技有限公司 双足机器人及其移动方法、装置和存储介质
CN109719748A (zh) * 2019-03-06 2019-05-07 张铮 一种机房故障检测报警机器人
TWI715353B (zh) * 2019-12-16 2021-01-01 新煒科技有限公司 機器人平衡判定裝置及機器人平衡判定方法
CN112991255B (zh) * 2019-12-16 2023-11-28 信扬科技(佛山)有限公司 机器人平衡判定装置及机器人平衡判定方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2819353B2 (ja) * 1990-09-28 1998-10-30 本田技研工業株式会社 脚式移動ロボットの歩行制御装置
JPH0511839A (ja) * 1991-07-02 1993-01-22 Sanyo Electric Co Ltd 移動ロボツト
JP3655056B2 (ja) * 1997-08-04 2005-06-02 本田技研工業株式会社 脚式移動ロボットの制御装置
JP3555107B2 (ja) * 1999-11-24 2004-08-18 ソニー株式会社 脚式移動ロボット及び脚式移動ロボットの動作制御方法
JP4549627B2 (ja) * 2000-09-29 2010-09-22 本田技研工業株式会社 二足歩行ロボット
JP3603279B2 (ja) * 2001-09-26 2004-12-22 独立行政法人科学技術振興機構 二脚歩行式人型ロボット
JP3627057B2 (ja) * 2001-11-19 2005-03-09 独立行政法人科学技術振興機構 二脚歩行式人型ロボット
US7029175B2 (en) * 2003-05-19 2006-04-18 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Method and apparatus for object collision detection utilizing a PID controller in a motorized, mobile C-arm
JP4055667B2 (ja) * 2003-08-05 2008-03-05 トヨタ自動車株式会社 搭乗型ロボット
JP4583098B2 (ja) 2003-08-11 2010-11-17 学校法人早稲田大学 ロボットの運動パターン作成用プログラム、並びに運動パターン作成装置及びそれを用いたロボット。
JP4258456B2 (ja) * 2004-09-14 2009-04-30 トヨタ自動車株式会社 ロボット
JP4384021B2 (ja) * 2004-12-14 2009-12-16 本田技研工業株式会社 脚式ロボットの制御装置
JP2007175831A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Kawada Kogyo Kk 歩行ロボット
JP4274181B2 (ja) * 2006-01-12 2009-06-03 トヨタ自動車株式会社 脚式ロボット
JP2008100287A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Futaba Corp ロボットシステム
JP4143103B2 (ja) * 2006-12-20 2008-09-03 本田技研工業株式会社 移動装置、ならびにその制御システム、制御プログラムおよび監督システム
JP2009103917A (ja) 2007-10-23 2009-05-14 Sanyo Electric Co Ltd 投写型映像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP2422938B1 (en) 2015-12-16
WO2010122705A1 (ja) 2010-10-28
CN102333621B (zh) 2013-12-11
EP2422938A4 (en) 2014-06-04
CN102333621A (zh) 2012-01-25
JP2010253585A (ja) 2010-11-11
US20110224827A1 (en) 2011-09-15
US8473102B2 (en) 2013-06-25
EP2422938A1 (en) 2012-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4998506B2 (ja) ロボット制御装置、ロボット制御方法、及び脚式ロボット
KR101985790B1 (ko) 보행 로봇 및 그 제어 방법
JP4513320B2 (ja) ロボット装置、並びにロボット装置の運動制御方法
EP2347867B1 (en) Walking control apparatus of robot and method of controlling the same
JP3599244B2 (ja) ロボット装置、ロボット装置の運動制御装置並びに運動制御方法
KR101633362B1 (ko) 인간형 로봇 및 그 보행 제어방법
JP3672426B2 (ja) 脚式移動ロボットの姿勢制御装置
US20130079929A1 (en) Robot and control method thereof
KR101687629B1 (ko) 인간형 로봇 및 그 보행 제어방법
KR101687630B1 (ko) 보행 로봇 및 그 균형 제어 방법
KR101549817B1 (ko) 로봇의 보행 제어장치 및 그 방법
JP3901694B2 (ja) 歩行式ロボット及びその位置移動方法
KR100515277B1 (ko) 2각 보행식 이동 장치, 그 보행 제어 장치 및 보행 제어방법
EP2343161A1 (en) Walking robot and method of controlling the same
KR20130049029A (ko) 보행 로봇 및 그 제어 방법
KR20120060578A (ko) 보행 로봇 및 그 자세 제어 방법
US20090299523A1 (en) Walking robot and method of controlling the same
KR20120024098A (ko) 보행 로봇 및 그 제어방법
KR101766755B1 (ko) 보행 로봇 및 그 제어방법
JP6407409B2 (ja) 脚型機構体、歩行ロボット、姿勢制御方法及びプログラム
Lim et al. Control design to achieve dynamic walking on a bipedal robot with compliance
JP2009107033A (ja) 脚式移動ロボット及びその制御方法
JP2009255231A (ja) 歩行制御装置および歩行制御方法
Lim et al. Quasi-human biped walking
JP2003159676A (ja) 脚式移動ロボットの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120417

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120430

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4998506

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3