JP2004274494A - 携帯情報端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】状態判別部6の判別結果が第1の使用状態から第2の使用状態への移行を示す場合、第1の使用状態で実行されていた第1のアプリケーションの実行結果を第2のアプリケーションに引き渡して、その第2のアプリケーションを実行する。これにより、ユーザが起動対象のアプリケーションを一々選択しなくても、使用状態に応じたアプリケーションを自動的に起動することができる。また、ユーザがアプリケーションの動作条件(例えば、メール添付する画像の指定、再生する画像の指定)を一々入力しなくても、所望の動作を実現することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、表示ユニットが開いている状態のとき、その表示ユニットの回転を実現するヒンジ機構を備えている携帯情報端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯情報端末は、電子カメラを筐体に対して回転自在に取り付け、その電子カメラが内側を向いているときはテレビ電話のアプリケーションを起動し、その電子カメラが外側を向いているときはデジタルカメラのアプリケーションを起動する(以下の特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−112860公報(段落番号[0012]から[0015]、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の携帯情報端末は以上のように構成されているので、ユーザが電子カメラの向きを変えれば、テレビ電話又はデジタルカメラのアプリケーションが自動的に起動される。しかし、あるアプリケーションから他のアプリケーションに切り換るとき、前アプリケーションの実行結果が新たに起動されるアプリケーションに引き渡されることはないため、ユーザが新たに起動されるアプリケーションにおいて前アプリケーションの実行結果の利用を希望する場合、前アプリケーションの実行結果の選択操作等が必要となるなどの課題があった。
【0005】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ユーザが特別な選択操作を行うことなく、自動的に前アプリケーションの実行結果を利用することができる携帯情報端末を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る携帯情報端末は、状態判別手段の判別結果が第1の使用状態から第2の使用状態への移行を示す場合、第1の使用状態で実行されていた第1のアプリケーションの実行結果を第2のアプリケーションに引き渡して、その第2のアプリケーションを実行するようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末を示す外形図であり、図2はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末を示す構成図である。
この実施の形態1では、携帯情報端末が携帯電話であるものとして説明するが、これに限るものではなく、例えば、モバイルPCやPDAなどでもよい。
図において、接続手段を構成しているヒンジ機構3は表示ユニット1(サブ筐体)が操作ユニット2(サブ筐体)に折り畳まれている状態(状態a,d,eを参照)と開いている状態(状態bを参照)とを実現する第1ヒンジと、その表示ユニット1が開いている状態のとき表示ユニット1の回転を実現する第2ヒンジ(状態cを参照)とを備えている。
接続手段を構成している回転機構5は操作ユニット2に取り付けられているカメラユニット4の回転を実現する(状態dを参照)。
【0008】
ここで、状態aは液晶ディスプレイ1aが見えないように表示ユニット1が操作ユニット2に折り畳まれている状態、状態bは表示ユニット1が開いており、例えば、電話、メール、ビューアー(画像の再生)、ブラウザ(インターネットのホームページ参照)等を行うことが可能な状態である。
また、状態cは表示ユニット1が開いており、例えば、ビデオ撮影や静止画撮影を行うことが可能な状態である。状態dは液晶ディスプレイ1aが見えるように表示ユニット1が操作ユニット2に折り畳まれ、例えば、ビデオ撮影、静止画撮影、ビューアー等を行うことが可能な状態である。状態eは液晶ディスプレイ1aが見えるように表示ユニット1が操作ユニット2に折り畳まれ、例えば、ビューアー、ブラウザ等を行うことが可能な状態である。
【0009】
状態判別部6はヒンジ機構3のヒンジ角と回転機構5の回転角を検知して、現在の使用状態が状態a〜eのいずれであるかを判別する。なお、状態判別部6は状態判別手段を構成している。
起動実績保存部7は状態a〜eにおける過去のアプリケーションの起動実績を保存している。アプリ記憶部8は状態a〜eに対応するアプリケーションを記憶している。アプリ起動部9は状態判別部6により判別された使用状態に対応するアプリケーションを起動するとともに、その使用状態に移行する前の使用状態における使用結果を当該アプリケーションに引き渡す処理を実施する。なお、起動実績保存部7、アプリ記憶部8及びアプリ起動部9から制御手段が構成されている。
図3はこの発明の実施の形態1による携帯情報端末の処理内容を示すフローチャートである。
【0010】
次に動作について説明する。
例えば、表示ユニット1が操作ユニット2に折り畳まれている状態aからユーザが表示ユニット1を開くことにより、携帯情報端末の使用状態が状態aから状態bに移行すると、ヒンジ機構3のヒンジ角が変化しているので、状態判別部6がヒンジ機構3のヒンジ角を検知し、現在の使用状態が状態bであると判別する(ステップST1〜ST3)。
即ち、状態判別部6は、ヒンジ機構3における第1ヒンジのヒンジ角が略180度であり、第2ヒンジのヒンジ角(操作ユニット2に対する表示ユニット1の回転角)が0度であれば、現在の使用状態が状態bであると判別する。
【0011】
アプリ起動部9は、状態判別部6により現在の使用状態が状態bであると判別されると、起動実績保存部7を参照して、前回の使用状態が状態aであることを確認し、使用状態が状態aから状態bに移行したことを認識する。
アプリ起動部9は、使用状態が状態aから状態bに移行した場合(ステップST4)、状態bにおいて起動可能なアプリケーションの情報をアプリ記憶部8から取得し、起動可能なアプリケーションを示すメニューを液晶ディスプレイ1aに表示する(ステップST5)。例えば、ビューアー、メール、ブラウザ、電話などの選択を受け付けるメニューを液晶ディスプレイ1aに表示する。
これにより、ユーザが例えば“メール”を選択すれば、送信メールの作成や受信メールの表示を受け付けるアプリケーションを起動し、ユーザが例えば“電話”を選択すれば、電話の発信を受け付けるアプリケーションを起動する(ステップST6)。
【0012】
一方、ユーザが起動対象のアプリケーションを選択することなく、例えば、ユーザが表示ユニット1を回転させることにより、携帯情報端末の使用状態が状態bから状態cに移行すると、ヒンジ機構3のヒンジ角が変化しているので、状態判別部6がヒンジ機構3のヒンジ角を検知し、現在の使用状態が状態cであると判別する(ステップST1〜ST3)。
即ち、状態判別部6は、ヒンジ機構3における第1ヒンジのヒンジ角が略90度であり、第2ヒンジのヒンジ角が略90度であれば、現在の使用状態が状態cであると判別する。
【0013】
アプリ起動部9は、状態判別部6により現在の使用状態が状態cであると判別されると、起動実績保存部7を参照して、前回の使用状態が状態bであることを確認し、使用状態が状態bから状態aに移行したことを認識する。
アプリ起動部9は、使用状態が状態bから状態cに移行したことを認識すると(ステップST4)、状態cにおいて起動可能なアプリケーションの情報をアプリ記憶部8から取得する。
例えば、状態cにおいて起動可能なアプリケーションとして、ビデオ撮影と静止画撮影のアプリケーションが得られた場合、アプリ起動部9は、ビデオ撮影又は静止画撮影のアプリケーションを自動的に起動する。具体的には、起動実績保存部7に保存されている起動実績を参照し、前回、状態cにおいてビデオ撮影のアプリケーションが起動されていれば、ビデオ撮影のアプリケーションを起動する。一方、前回、状態cにおいて静止画撮影のアプリケーションが起動されていれば、静止画撮影のアプリケーションを起動する(ステップST7)。なお、何れかのアプリケーションが起動されたのち、ユーザが図示せぬメニュー表示ボタンを押せば、状態cにおいて起動可能なアプリケーションを示すメニューが表示され、任意のアプリケーションを選択して起動させることもできる。
【0014】
このようにして、ビデオ撮影又は静止画撮影が実施されたのち、例えば、ユーザが表示ユニット1を回転させて、その表示ユニット1を閉じることにより、携帯情報端末の使用状態が状態cから状態eに移行すると、ヒンジ機構3のヒンジ角が変化しているので、状態判別部6がヒンジ機構3のヒンジ角を検知し、現在の使用状態が状態eであると判別する(ステップST1〜ST3)。
即ち、状態判別部6は、ヒンジ機構3における第1ヒンジのヒンジ角が0度であり、第2ヒンジのヒンジ角が180度であれば、現在の使用状態が状態eであると判別する。なお、状態eと状態dの区別は、回転機構5の回転角を検知することにより行う。例えば、その回転角が0度であれば、状態eであると判別し、その回転角が略90度であれば、状態dであると判別する。
【0015】
アプリ起動部9は、状態判別部6により現在の使用状態が状態eであると判別されると、起動実績保存部7を参照して、前回の使用状態が状態cであることを確認し、使用状態が状態cから状態eに移行したことを認識する。
アプリ起動部9は、使用状態が状態cから状態eに移行したことを認識すると(ステップST4)、状態eにおいて起動可能なアプリケーションの情報をアプリ記憶部8から取得する。
例えば、状態eにおいて起動可能なアプリケーションとして、ビューアーとブラウザのアプリケーションが得られた場合、アプリ起動部9は、ビューアーのアプリケーション又はブラウザのアプリケーションを起動する。具体的には、起動実績保存部7に保存されている起動実績を参照し、前回、状態eにおいてビューアーのアプリケーションが起動されていれば、ビューアーのアプリケーションを起動する。一方、前回、状態eにおいてブラウザのアプリケーションが起動されていれば、ブラウザのアプリケーションを起動する(ステップST7)。
【0016】
ただし、ステップST7でビューアーのアプリケーションを起動する場合、状態cにおいて撮影されたカメラアプリケーションの動画像又は静止画像をビューアーのアプリケーションに引き渡し、そのビューアーのアプリケーションが状態cにおいて撮影された動画像又は静止画像を再生する。
これにより、ユーザが画像の再生指令を入力しなくても、最新の動画像や静止画像を再生することができる。因みに、ビデオ撮影又は静止画撮影の直後に画像を再生する使用形態では、一般的に、直前に撮影された画像の確認を目的とする場合が多いものと考えられる。
【0017】
以後、ユーザが表示ユニット1の回転や開閉、あるいは、カメラユニット4の回転等を行うことにより、ヒンジ機構3のヒンジ角や回転機構5の回転角が変化すると、上記と同様にして、状態判別部6が現在の使用状態を判別し(ステップST1〜ST3)、アプリ起動部9が現在の使用状態に対応するアプリケーションを起動する(ステップST4,ST7)。また、その際、現在の使用状態に移行する前の使用状態における使用結果を必要に応じて当該アプリケーションに引き渡すようにする。
【0018】
図4は起動対象のアプリケーションに引き渡される使用結果と動作内容の一例を示している。例えば、状態c又は状態dにおいて、ビデオ撮影又は静止画撮影を実施した後に、状態bに移行して、送信メールの作成等を受け付けるアプリケーションが起動されると、ビデオ撮影又は静止画撮影により撮影された画像が当該アプリケーションに引き渡され、図5に示すように、その画像が自動的に送信メールに添付されるようになる。
これにより、ユーザが送信メールを作成する際、画像の添付指令を入力しなくても、最新の動画像や静止画像を送信メールに添付することができる。因みに、ビデオ撮影又は静止画撮影の直後にメールを送信する使用形態では、一般的に、直前に撮影された画像のメール送信を目的とする場合が多いものと考えられる。なお、上述したようにカメラのアプリケーションにより撮像された画像をビューアーのアプリケーションが再生した後、メールのアプリケーションに切り換えられた場合、その画像を送信メールに添付するという3段階のアクションを行ってもよい。
【0019】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、状態判別部6の判別結果が第1の使用状態から第2の使用状態への移行を示す場合、第1の使用状態で実行されていた第1のアプリケーションの実行結果を第2のアプリケーションに引き渡して、その第2のアプリケーションを実行するように構成したので、ユーザが起動対象のアプリケーションを一々選択しなくても、使用状態に応じたアプリケーションを自動的に起動することができる効果を奏する。また、ユーザがアプリケーションの動作条件(例えば、メール添付する画像の指定、再生する画像の指定)を一々入力しなくても、所望の動作を実現することができる効果を奏する。
【0020】
なお、使用状態が変化したとき、一旦、アプリケーションを終了し、次のアプリケーションを起動することは必須ではない。即ち、ユーザが使用するアプリケーションが切り換えられれば、複数のアプリケーションが同時に実行されていてもよい。
また、アプリケーションとは、作業目的に応じて使用されるソフトウエアであり、各々1つの独立したプログラムであってもよいし、複数のアプリケーションが1つのプログラムに統合されていてもよい。
【0021】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、状態判別部6により判別された使用状態に対応するアプリケーションが複数存在する場合、起動実績保存部7に保存されている起動実績を参照し、その使用状態において、前回起動されたアプリケーションを選択して起動するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、過去の使用において、最も使用頻度が高いアプリケーションを選択して起動するようにしてもよい。
【0022】
例えば、現在の使用状態に対応するアプリケーションがビデオ撮影のアプリケーションと、静止画撮影のアプリケーションである場合、過去11回(過去の起動実績として、過去11回を参照する設定がなされている場合)において、ビデオ撮影のアプリケーションが6回、静止画撮影のアプリケーションが5回起動されている場合、ビデオ撮影のアプリケーションを選択して起動するようにする。
これにより、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
【0023】
実施の形態3.
上記実施の形態1では、状態判別部6により判別された使用状態に対応するアプリケーションが複数存在する場合、起動実績保存部7に保存されている起動実績を参照して、起動対象のアプリケーションを選択して起動するものについて示したが、その使用状態に対応する複数のアプリケーションから起動対象のアプリケーションの選択を受け付けるメニューを表示するようにしてもよい。
【0024】
具体的には、図6に示すように、例えば、状態bから状態cに移行すると、ビデオ撮影又は静止画撮影の何れかのみの選択を受け付けるメニューを表示し、状態bから状態dに移行すると、ビデオ撮影,静止画撮影又はビューアーの何れかのみの選択を受け付けるメニューを表示する。また、状態bから状態eに移行すると、ビューアー又はブラウザの何れかのみの選択を受け付けるメニューを表示する。
【0025】
もう少し具体的に説明すると、例えば、現在の使用状態に対応するアプリケーションがビデオ撮影のアプリケーションと、静止画撮影のアプリケーションである場合、ビデオ撮影又は静止画撮影の何れかのみの選択を受け付けるメニューを表示し、現在の使用状態に対応しないメール作成等のアプリケーションについては当該メニューから選択できないようにする(図7を参照)。
この実施の形態3によれば、現在の使用状態に対応するアプリケーションが自動的に起動されることはないが、現在の使用状態に対応するアプリケーションの選択の容易化を図ることができる効果を奏する。
【0026】
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、カメラユニット4が操作ユニット2に取り付けられているものについて示したが、カメラユニット4を操作ユニット2に対して脱着自在に取り付け、カメラユニット4が操作ユニット2から取り外されて、図8に示すように、他の拡張ユニット11(例えば、ズームカメラレンズ、デジタルテレビチューナ、ゲーム、GPS)が操作ユニット2に取り付けられた場合、新たに取り付けられた拡張ユニット11の機能を考慮して、起動対象のアプリケーションを選択するようにしてもよい。
【0027】
例えば、他の拡張ユニット11がズームカメラレンズのユニットである場合、状態c,dにおいて、ビデオ撮影又は静止画撮影を行うことが可能なアプリケーションを起動する。ただし、このアプリケーションは、ビデオ撮影又は静止画撮影において、映像のズーム機能を備えている。
他の拡張ユニット11がデジタルテレビチューナのユニットである場合、状態b,c,d,eにおいて、テレビ放送の受信を行うことが可能なアプリケーションを起動する。
他の拡張ユニット11がゲームのユニットである場合、状態eにおいて、ゲームを行うことが可能なアプリケーションを起動する。
他の拡張ユニット11がGPSのユニットである場合、状態b,c,d,eにおいて、地図表示が可能なアプリケーションを起動する。
【0028】
なお、具体例として、例えば、カメラユニット4が操作ユニット2に取り付けられていてカメラアプリ(ビデオ撮影又は静止画撮影を行うことが可能なアプリケーション)が実行されている状態(図9のステップST12)から、そのカメラユニット4が取り外されて、プリンタユニットが取り付けられた場合(ステップST11)、そのカメラアプリにより撮影された画像が印刷アプリに引き渡されて(ステップST13)、その印刷アプリが起動し(ステップST14)、そのプリンタユニットが当該画像を印刷する。
【0029】
この実施の形態4によれば、カメラユニット4を操作ユニット2に対して脱着自在に取り付け、カメラユニット4が操作ユニット2から取り外されて、他の拡張ユニットが操作ユニット2に取り付けられた場合、新たに取り付けられた拡張ユニットの機能を考慮して、起動対象のアプリケーションを選択するように構成したので、携帯情報端末の機能を拡張しても、アプリケーションを自動的に起動することができる効果を奏する。
【0030】
実施の形態5.
図10はこの発明の実施の形態5による携帯情報端末を示す構成図であり、図において、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
表示制御部12は表示ユニット1の傾きを検知し、その表示ユニット1の傾きに応じてカメラユニット5により撮影された画像の表示方向の切り換えを実施する。なお、表示制御部12は表示制御手段を構成している。
【0031】
次に動作について説明する。
例えば、現在の使用状態が状態dであるとき、アプリ起動部9がビデオ撮影又は静止画撮影を行うアプリケーションを起動することにより、カメラユニット5がビデオ撮影又は静止画撮影を実施すると(図11(a)を参照)、画像の基準点aは画像の左上に位置する。したがって、携帯情報端末の姿勢を変えずに、カメラユニット5のみを回転させて状態eに移行したとき(図11(b)を参照)、その画像を再生すると、画像の基準点aが画像の左上に位置し、撮影時と同じ状態で表示される。
【0032】
しかし、カメラユニット5を回転させて状態eに移行する際に、携帯情報端末の姿勢も180度回転させてしまうと(図11(c)を参照)、画像の再生時に、画像の基準点aが画像の右下に位置してしまうため、撮影時と天地が逆転した状態で表示される。
また、カメラユニット5を回転させて状態eに移行する際に、携帯情報端末の姿勢も90度右回転又は左回転させてしまうと(図11(d),(e)を参照)、画像の再生時に、画像の基準点aが画像の右上又は左下に位置してしまうため、撮影時と90度向きが異なる状態で表示される。
【0033】
そこで、この実施の形態5では、表示制御部12が内蔵している重力センサを用いて、表示ユニット1の傾きを検知する。
即ち、画像撮影時における基準点aの位置と、画像再生時における基準点aの位置とを検知する。
そして、表示制御部12は、両者の位置が一致する場合には、撮影時の画像をそのまま表示するが、例えば、画像撮影時における基準点aの位置と、画像再生時における基準点aの位置が180度異なれば、撮影時の画像を180度回転させて表示する。
また、画像撮影時における基準点aの位置と、画像再生時における基準点aの位置が+90度異なれば、撮影時の画像を−90度回転させて表示し、画像撮影時における基準点aの位置と、画像再生時における基準点aの位置が−90度異なれば、撮影時の画像を+90度回転させて表示する。
ここでは、状態dのとき画像を撮影し、状態eのとき画像を再生するものについて示したが、これに限るものではなく、例えば、状態cのとき画像を撮影し、状態eのとき画像を再生するようにしてもよい。
【0034】
次に、画像撮影時の携帯情報端末の姿勢と画像再生時の携帯情報端末の姿勢とが180度異なる場合の処理内容をもう少し具体的に説明する。
まず、表示制御部12が内蔵している重力センサを用いて、表示ユニット1の傾きを検知することにより、画像撮影時における基準点aの位置を確認する(図12のステップST21)。
【0035】
例えば、画像撮影時における基準点aの位置が左上にある場合(図11(a)を参照)、その基準点aの位置が左上にある旨を示す画像方向情報(左上)を画像データに付加する(ステップST22,ST23)。
一方、画像撮影時における基準点aの位置が右下にある場合(図11(c)を参照)、その基準点aの位置が右下にある旨を示す画像方向情報(右下)を画像データに付加する(ステップST22,ST24)。
【0036】
次に、表示制御部12が内蔵している重力センサを用いて、表示ユニット1の傾きを検知することにより、画像再生時における基準点aの位置を確認する(図13のステップST31)。
そして、画像データに付加されている画像方向情報を参照して、画像撮影時における基準点aの位置と、画像再生時における基準点aの位置とを比較する(ステップST32)。
【0037】
表示制御部12は、両者が一致する場合、カメラユニット4により撮像された画像の方向を変換することなく、その画像を再生する(ステップST33,ST35)。
一方、画像撮影時における基準点aの位置と、画像再生時における基準点aの位置が異なる場合、カメラユニット4により撮像された画像の方向を180度回転させてから画像を再生する(ステップST33〜ST35)。
ここでは、画像撮影時の携帯情報端末の姿勢と画像再生時の携帯情報端末の姿勢とが180度異なる場合の処理内容を説明したが、90度異なる場合も同様の処理により対処することができる。
【0038】
以上で明らかなように、この実施の形態5によれば、表示ユニット1の傾きを検知し、その表示ユニット1の傾きに応じてカメラユニット5により撮影された画像の表示方向を切り換えるように構成したので、撮影時の画像の向きと常に同じ向きで画像を表示することができる効果を奏する。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、状態判別手段により判別された使用状態に対応するアプリケーションを起動するとともに、その使用状態に移行する前の使用状態における使用結果を当該アプリケーションに引き渡す制御手段を設けるように構成したので、ユーザが起動対象のアプリケーションを一々選択しなくても、使用状態に応じたアプリケーションを自動的に起動することができるとともに、ユーザがアプリケーションの動作条件を一々入力しなくても、所望の動作を実現することができるようになる。したがって、ユーザの手間を省くことができる結果、使いやすいインタフェースを提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による携帯情報端末を示す外形図である。
【図2】この発明の実施の形態1による携帯情報端末を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による携帯情報端末の処理内容を示すフローチャートである。
【図4】起動対象のアプリケーションに引き渡される使用結果と動作内容の一例を示す説明図である。
【図5】送信メールに添付される画像を示す説明図である。
【図6】この発明の実施の形態3による携帯情報端末の処理内容を示すフローチャートである。
【図7】使用状態に対応する複数のアプリケーションから起動対象のアプリケーションの選択を受け付けるメニューを示す説明図である。
【図8】操作ユニットに取り付ける拡張のユニットを示す外形図である。
【図9】この発明の実施の形態4による携帯情報端末の処理内容を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態5による携帯情報端末を示す構成図である。
【図11】画像の表示方向を示す説明図である。
【図12】この発明の実施の形態5による携帯情報端末の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】この発明の実施の形態5による携帯情報端末の処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示ユニット(サブ筐体)、1a 液晶ディスプレイ、2 操作ユニット(サブ筐体)、3 ヒンジ機構(接続手段)、4 カメラユニット、5 回転機構(接続手段)、6 状態判別部(状態判別手段)、7 起動実績保存部(制御手段)、8 アプリ記憶部(制御手段)、9 アプリ起動部(制御手段)、11拡張ユニット、12 表示制御部(表示制御手段)。
Claims (8)
- 複数のサブ筐体を変形自在に接続して筐体を形成する接続手段と、上記接続手段により形成されている筐体の変形を検知して使用状態を判別する状態判別手段と、上記状態判別手段の判別結果が第1の使用状態から第2の使用状態への移行を示す場合、上記第1の使用状態で実行されていた第1のアプリケーションの実行結果を第2のアプリケーションに引き渡して、その第2のアプリケーションを実行する制御手段とを備えた携帯情報端末。
- サブ筐体である表示ユニットが、他のサブ筐体である操作ユニットに折り畳まれている状態と開いている状態とを実現するとともに、その表示ユニットが開いている状態のとき当該表示ユニットの回転を実現するヒンジ機構と、上記操作ユニットに取り付けられているカメラユニットの回転を実現する回転機構とから接続手段を構成し、状態判別手段が上記ヒンジ機構のヒンジ角と上記回転機構の回転角を検知して使用状態を判別することを特徴とする請求項1記載の携帯情報端末。
- 制御手段は、状態判別手段により判別された使用状態に対応するアプリケーションが複数存在する場合、その使用状態における過去のアプリケーションの起動実績を考慮して、起動対象のアプリケーションを選択することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯情報端末。
- 制御手段は、状態判別手段により判別された使用状態に対応するアプリケーションが複数存在する場合、複数のアプリケーションから起動対象のアプリケーションの選択を受け付けるメニューを表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の携帯情報端末。
- 制御手段は、ビデオ撮影又は静止画撮影を行うアプリケーションから、送信メールの作成を行うアプリケーションに切り換える場合、そのビデオ撮影又は静止画撮影により撮影された画像を当該送信メールに添付することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の携帯情報端末。
- 制御手段は、ビデオ撮影又は静止画撮影を行うアプリケーションから、画像の再生を行うアプリケーションに切り換える場合、そのビデオ撮影又は静止画撮影により撮影された画像を再生することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の携帯情報端末。
- 制御手段は、カメラユニットを操作ユニットに対して脱着自在に取り付け、そのカメラユニットが当該操作ユニットから取り外されて、他の拡張ユニットが当該操作ユニットに取り付けられた場合、その拡張ユニットの機能を考慮して、起動対象のアプリケーションを選択することを特徴とする請求項2記載の携帯情報端末。
- 表示ユニットの傾きを検知し、その表示ユニットの傾きに応じてカメラユニットにより撮影された画像の表示方向を切り換える表示制御手段を設けたことを特徴とする請求項2記載の携帯情報端末。
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