JP2004274379A - 交換システム及びその電話交換装置及びその電話交換装置に使用される制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】内線端末の状態変化の頻度に応じて、通信負荷及びアテンダント装置の処理負荷を最小限に抑えることを可能にする。
【解決手段】ボタン電話主装置1の制御部14において、履歴記憶部152内の単位時間当たりの履歴登録件数をカウントすることでLAN4の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、履歴登録件数がしきい値以上であるならば現時点における端末状態記憶部151内のデータ、つまり全内線端末2の内線電話番号と動作状態との対応関係を表す一覧情報を動作履歴情報送信時より長い送信タイミングでアテンダント装置3へ送信し、履歴登録件数がしきい値未満になった時点で履歴記憶部152内のデータ、つまり状態が変化した内線端末2の内線電話番号とその動作状態との対応関係を表す動作履歴情報をアテンダント装置3へ送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】ボタン電話主装置1の制御部14において、履歴記憶部152内の単位時間当たりの履歴登録件数をカウントすることでLAN4の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、履歴登録件数がしきい値以上であるならば現時点における端末状態記憶部151内のデータ、つまり全内線端末2の内線電話番号と動作状態との対応関係を表す一覧情報を動作履歴情報送信時より長い送信タイミングでアテンダント装置3へ送信し、履歴登録件数がしきい値未満になった時点で履歴記憶部152内のデータ、つまり状態が変化した内線端末2の内線電話番号とその動作状態との対応関係を表す動作履歴情報をアテンダント装置3へ送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばPBX(Private Branch Exchange)やボタン電話主装置といった電話交換装置に、端末管理装置としてのアテンダント装置を接続した交換システム及びその電話交換装置及びこの電話交換装置に使用される制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、PBXやボタン電話主装置といった電話交換装置は、各種のサービス機能を備えており、その一つにアテンダント機能がある。アテンダント機能とは、例えば外線着信が到来した場合に、この外線をアテンダント装置に接続して、このアテンダント装置から外線に対し発呼者が希望する部署に対応する内線電話番号の入力を促すためのガイダンスメッセージを送出する。そして、発呼者がダイヤル操作により内線電話番号を送出すると、この内線電話番号に対応するに内線端末に対し着信呼出しを行い、この着信呼出しに対し内線端末が応答すると、この内線端末と上記外線との間を接続して以後通話を可能とするものである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ところで、このようなアテンダント機能を備えた電話交換装置は、アテンダント装置に対して、予め定めた時間間隔で、全内線端末の動作状態を通知する必要がある。このため、電話交換装置とアテンダント装置との間の通信路の負荷や、アテンダント装置の処理負荷が大きくなってしまうことになる。
【0004】
そこで、電話交換装置とアテンダント装置との間の通信路の負荷や、アテンダント装置の処理負荷を下げるために、電話交換装置にて内線端末の状態変化を表す履歴情報を、アテンダント装置に対し送信する方式が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特願平5−305145号。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記方式では、内線端末の状態変化が頻繁に発生している場合に、1回に送信する履歴情報の量が増えてしまい、逆に通信負荷や、アテンダント装置の処理負荷が大きくなってしまうことになる。
【0007】
そこで、この発明の目的は、内線端末の状態変化の頻度に応じて、通信負荷及びアテンダント装置の処理負荷を最小限に抑えることが可能な交換システム及びその電話交換装置及びその電話交換装置に使用される制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
(1)終端に内線端末を接続できる複数の内線を収容する電話交換装置と、この電話交換装置に対し内線とは異なる通信路を介して接続され、かつ内線端末の状態を管理する管理端末装置とを備えた交換システムであって、電話交換装置に設けられ、複数の内線端末それぞれの動作状態の変化を検出する状態変化検出手段と、電話交換装置に設けられ、状態変化検出手段により内線端末の動作状態の変化が検出されるごとに、動作状態が変化した内線端末を示す情報、その動作状態を示す情報を含む動作履歴情報を作成する動作履歴情報作成手段と、電話交換装置に設けられ、動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報を通信路を介して管理端末装置に送信する動作履歴情報送信手段と、電話交換装置に設けられ、所定期間ごとに全内線端末を示す情報、全内線端末それぞれの現時点における動作状態を示す情報を含む一覧情報を通信路を介して管理端末装置に送信する一覧情報送信手段と、通信路の単位時間当たりの伝送情報量を測定する測定手段と、この測定手段による測定結果に応じて、動作履歴情報送信手段及び一覧情報送信手段を選択的に実行させる送信選択制御手段とを備えるようにしたものである。
【0009】
(1)の発明によれば、電話交換装置と管理端末装置との間の通信路の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、その測定結果に基づいて伝送情報量が所定しきい値以上の場合には一覧情報を第2の時間間隔で送信し、所定しきい値未満の場合には動作履歴情報を第2の時間間隔より短い第1の時間間隔で送信するというように、通信路の状態に応じて最適な送信処理を実行できる。
【0010】
(2)測定手段は、動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報の単位時間当たりの記録媒体への登録件数を計測し、送信選択制御手段は、測定手段による動作履歴情報の登録件数が所定のしきい値以上であるか否かを判定し、所定しきい値以上である場合に、一覧情報送信手段を実行させ、所定しきい値未満になった場合に、動作履歴情報送信手段を実行させることを特徴とする。
【0011】
(2)の発明では、動作履歴情報の送信については、内線端末の状態変化を表す情報を送信するだけでよいことになり、これにより一覧情報を送信する場合に比べて情報量が少ない。但し、内線端末の状態変化が頻繁に起こると、単位時間当たりの動作履歴情報の送信情報量が一覧情報に比して送信情報量が多くなる。そこで、単位時間当たりの記録媒体への動作履歴情報の登録件数にしきい値を設けて、この登録件数がしきい値以上である場合に、内線端末の状態変化が頻繁に起こっている旨を認識して、一覧情報の送信処理を実行し、登録件数がしきい値未満になった時点で、動作履歴情報の送信処理に切り替えて通信路の負荷及び管理端末装置の処理負荷を最小限に抑えるようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係わるボタン電話システムの一実施形態を示すブロック図である。
このボタン電話システムは、同図に示すように、ボタン電話主装置1に、複数(最大i個)の内線端末2(2−1〜2−i)を任意に接続して構成されている。
【0013】
ボタン電話主装置1は、さらに、タイムスイッチ11、複数(j個)の局線インタフェース回路12(12−1〜12−j)、複数(i個)の内線インタフェース回路13(13−1〜13−i)、制御部14、記憶部15、PCインタフェース回路16、データハイウェイインタフェース部17及びタイマ18を備えており、タイムスイッチ11、局線インタフェース回路12及び内線インタフェース回路13は、PCMハイウェイ19を介して互いに接続されている。
【0014】
また、局線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13、PCインタフェース回路16及びデータハイウェイインタフェース部17は、データハイウェイ20を介して互いに接続されている。さらに、制御部14、記憶部15、データハイウェイインタフェース部17及びタイマ18は、CPUバス21を介して互いに接続されている。なお、タイムスイッチ11は、制御部14に直接接続されている。
【0015】
タイムスイッチ11は、制御部14の制御に基づいてPCMハイウェイ19上のタイムスロットの入れ替えを行なうことによって、局線インタフェース回路12及び内線インタフェース回路13を任意に交換接続する。
【0016】
局線インタフェース回路12には、公衆回線や専用線などの局線L(L−1〜L−j)が必要に応じて接続される。局線インタフェース回路12は、接続された局線Lに関する局線インタフェース動作を行なう。局線インタフェース動作とは、局線Lを介して与えられる音声信号(アナログ)のPCM信号への変換、タイムスイッチ11を介して与えられるPCM信号の音声信号(アナログ)への変換、局線Lの状態監視や、局線Lを介して接続された網に対する種々の信号の送出などである。また、局線インタフェース回路12は、上記局線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ20、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス21を介して制御部14との間で行なう。
【0017】
内線インタフェース回路13には、内線端末2が必要に応じて接続される。内線インタフェース回路13は、接続された内線端末2に関する内線インタフェース動作を行なう。内線インタフェース動作は、内線端末2から出力されるPCM信号のPCMハイウェイ19からの抽出、内線端末2の状態監視や、内線端末2に対する種々の信号の送出などである。また、内線インタフェース回路13は、上記内線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ20、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス21を介して制御部14との間で行なう。
【0018】
制御部14は、記憶部15に格納されている動作プログラムに基づいた処理を行なうことで、タイムスイッチ11、ゲートウェイ12及び内線インタフェース回路13のそれぞれを総括制御し、ボタン電話主装置1としての動作を実現する。
記憶部15は、制御部14の動作プログラムや、その他の永続的に使用される各種のデータを記憶している。
【0019】
PCインタフェース回路16には、LAN(Local Area Network)4を介してアテンダント装置3が必要に応じて接続される。PCインタフェース回路16は、接続されたアテンダント装置3に関するインタフェース動作を行なう。また、PCインタフェース回路16は、上記インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ20、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス21を介して制御部14との間で行なう。なお、アテンダント装置3には、パーソナル・コンピュータ等の汎用の装置が使用される。
【0020】
データハイウェイインタフェース部17は、データハイウェイ19とCPUバス20との間でのデータの授受を行なう。
タイマ18は、制御部14による制御の下、所定時間を計時する。
【0021】
ところで、この実施形態では、記憶部15に、端末状態記憶部151と、履歴記憶部152とを設けている。このうち端末状態記憶部151には、全内線端末2各々の内線電話番号と各内線端末の状態との対応関係を表すデータが記憶されている。図2にその記憶内容の一例を示す。
履歴記憶部152には、状態が変化した内線端末2の内線電話番号とその状態との対応関係を表すデータが記憶されている。
【0022】
また、制御部14は、端末状態更新部141と、現在状態通知部142と、履歴通知部143と、履歴登録カウント部144と、通知切替部145とを備えている。このうち、端末状態更新部141は、内線端末2の状態変化があるか否かを検出し、状態変化を検出するごとに、端末状態記憶部151内のデータを更新すると共に、状態変化のあった内線端末2の内線電話番号とその状態を履歴記憶部152に登録する。
【0023】
現在状態通知部142は、タイマ18によりタイムアウトするごとに、現時点における端末状態記憶部15内のデータを一覧情報としてPCインタフェース回路16及びLAN4を介してアテンダント装置3に送信する。
履歴通知部143は、タイマ18によりタイムアウトするごとに、履歴記憶部152内のデータを動作履歴情報としてPCインタフェース回路16及びLAN4を介してアテンダント装置3に送信する。このとき、タイマ18が計時する時間間隔は、現在状態通知部142による時間間隔より短く設定するものとする。
【0024】
履歴登録カウント部144は、履歴記憶部152に対する単位時間当たりの履歴登録件数をカウントする。
通知切替部145は、上記履歴登録カウント部144によりカウントされる履歴登録件数がしきい値以上の場合に、現在状態通知部142を実行させるように切り替え、しきい値未満の場合に、履歴通知部143を実行させるように切り替える。なお、切替時には、履歴記憶部152をリセットし、再度タイマ18を起動させる。
【0025】
次に、以上のように構成されたボタン電話システムの処理動作について説明する。
図3は、ボタン電話主装置1の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
ボタン電話主装置1の制御部14はまず、内線端末2の状態通知に関する周知の起動処理を実行する(ステップST3a)。このとき、現時点における端末状態記憶部151内のデータを一覧情報をしてアテンダント装置3に送信し、動作履歴情報の送信モードに設定するものとする。
【0026】
続いて制御部14は、タイマ18を起動させ(ステップST3b)、内線端末2の状態に変化が生じたか否かの判定を行う(ステップST3c)。そして、内線端末2の状態に変化が生じたならば(Yes)、端末状態記憶部151内の変化のあった状態情報を、「空」から「塞」に、または「塞」から「空」に更新し、履歴記憶部152に変化のあった内線端末2の内線電話番号とその状態情報とを対応付けて登録する(ステップST3d)。
【0027】
一方、内線端末2の状態に変化が生じない場合には、端末状態記憶部151及び履歴記憶部152の記憶内容はそのまま維持しておき、タイマ18がタイムアウトになったか否かの確認を行い(ステップST3e)、タイムアウトになるまで上記ステップST3c乃至ステップST3eの処理を繰り返し実行する。
【0028】
ここで、タイマ18がタイムアウトになったならば(Yes)、制御部14は履歴記憶部152の履歴登録件数がしきい値以上であるか否かの確認を行い(ステップST3f)、しきい値以上であるならば(Yes)、現時点における端末状態記憶部15内のデータを一覧情報としてアテンダント装置3に送信し(ステップST3g)、タイマ18及び履歴記憶部152をリセットし(ステップST3h)、上記ステップST3cの処理に移行する。このとき、タイマ18の時間間隔を動作履歴情報の送信モード時より長い時間間隔に設定する。
【0029】
一方、上記ステップST3fにおいて、履歴記憶部152の履歴登録件数がしきい値未満であるならば(No)、制御部14は履歴記憶部152内のデータを動作履歴情報としてアテンダント装置3に送信し(ステップST3i)、タイマ18及び履歴記憶部152をリセットし(ステップST3h)、上記ステップST3cの処理に移行する。
【0030】
図4は、アテンダント装置3の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
アテンダント装置3は、ボタン電話主装置1から動作履歴情報または一覧情報を受信すると(ステップST4a)、この動作履歴情報または一覧情報の内容に従って、記憶情報の更新を行い(ステップST4b)、続いて表示要求があるか否かの判断を行う(ステップST4c)。ここで、表示要求がなければそのまま処理を終了するが、表示要求がある場合に、アテンダント装置3は更新情報を表示器に表示する(ステップST4d)。
【0031】
以上のように上記実施形態では、ボタン電話主装置1の制御部14において、履歴記憶部152内の単位時間当たりの履歴登録件数をカウントすることでLAN4の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、履歴登録件数がしきい値以上であるならば現時点における端末状態記憶部151内のデータを一覧情報として動作履歴情報送信時より長い送信タイミングでアテンダント装置3へ送信し、履歴登録件数がしきい値未満になった時点で履歴記憶部152内のデータを動作履歴情報としてアテンダント装置3へ送信するようにしている。
【0032】
従って、内線端末2の状態変化が頻繁に生じてLAN4及びアテンダント装置3への送信情報量が一覧情報に比して多くなった場合に、一覧情報の送信に切り替え、履歴登録件数がしきい値未満になった時点で元の動作履歴情報の送信に切り替えることで、LAN4の負荷及びアテンダント装置3の処理負荷を最小限に抑えることができる。
【0033】
なお、上記実施形態では、履歴記憶部152の単位時間当たりの履歴登録件数をカウントすることにより、一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信を切り替える例について説明した。これに限ることなく、LAN4上の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、その測定結果に基づいて一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信を切り替えるようにしてよい。この場合、測定手段は、アテンダント装置3に設けてもよく、LAN4上に設けてもよい。
【0034】
また、上記実施形態では、一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信の切り替えを行う通知切替部145をボタン電話主装置1内に設ける例について説明した。これに限ることなく、通知切替部145をアテンダント装置3に設けてもよく、LAN4上に設けてもよい。
【0035】
なお、上記実施形態では、ボタン電話主装置1とアテンダント装置3とをLAN4により1対1で接続する例について説明したが、これ以外にも図5に示すように複数台のボタン電話装置を備えるシステムにも適用できる。
このシステムは、同図に示すように、ボタン電話主装置1−1〜1−4を備え、これらボタン電話主装置1−1〜1−4相互間を通信チャネル(Bch)及び制御チャネル(Dch)を有するデジタル専用線PN(PN1−2,PN1−3,PN2−3,PN3−4)で接続している。これらボタン電話主装置1−1〜1−4は、それぞれ内線端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31,T41〜T4kを内線を介して収容している。また、ボタン電話主装置1−1,1−4は公衆網NW1,NW2に局線Lを介して接続されている。
【0036】
また、ボタン電話主装置1−1〜1−4は、それぞれアテンダント装置3に対しLAN4を介して接続されている。
【0037】
従って、アテンダント装置3を複数台のボタン電話主装置1−1〜1−4によって共有する場合にも、一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信を選択的に実行することで、LAN4の負荷及びアテンダント装置3の処理負荷を最小限に抑えることができる。
【0038】
その他、ボタン電話システムの構成、ボタン電話主装置の構成、アテンダント装置の種類及び構成、LAN以外のボタン電話主装置とアテンダント装置との間を接続する通信路の種類、送信モードの切替手順等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、内線端末の状態変化の頻度に応じて、通信負荷及びアテンダント装置の処理負荷を最小限に抑えることが可能な交換システム及びその電話交換装置及びその電話交換装置に使用される制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるボタン電話システムの一実施形態を示すブロック図。
【図2】図1に示した端末状態記憶部の記憶内容の一例を示す図。
【図3】図1に示したボタン電話主装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。
【図4】図1に示したアテンダント装置3の動作手順とその内容を示すフローチャート
【図5】この発明に係わるボタン電話システムの他の実施形態を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…ボタン電話主装置、2(2−1〜2−i)…内線端末、3…アテンダント装置、4…LAN、11…タイムスイッチ、12(12−1〜12−j)…局線インタフェース回路、13(13−1〜13−i)…内線インタフェース回路、14…制御部、15…記憶部、16…PCインタフェース回路、17…データハイウェイインタフェース部、18…タイマ、19…PCMハイウェイ、20…データハイウェイ、21…CPUバス、141…端末状態更新部、142…現在状態通知部、143…履歴通知部、144…履歴登録カウント部、145…通知切替部、151…端末状態記憶部、152…履歴記憶部、L…局線、PN(PN1−2,PN1−3,PN2−3,PN3−4)…デジタル専用線、T11〜T1i,T21〜T2m,T31,T41〜T4k…内線端末、NW1,NW2…公衆網。
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばPBX(Private Branch Exchange)やボタン電話主装置といった電話交換装置に、端末管理装置としてのアテンダント装置を接続した交換システム及びその電話交換装置及びこの電話交換装置に使用される制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、PBXやボタン電話主装置といった電話交換装置は、各種のサービス機能を備えており、その一つにアテンダント機能がある。アテンダント機能とは、例えば外線着信が到来した場合に、この外線をアテンダント装置に接続して、このアテンダント装置から外線に対し発呼者が希望する部署に対応する内線電話番号の入力を促すためのガイダンスメッセージを送出する。そして、発呼者がダイヤル操作により内線電話番号を送出すると、この内線電話番号に対応するに内線端末に対し着信呼出しを行い、この着信呼出しに対し内線端末が応答すると、この内線端末と上記外線との間を接続して以後通話を可能とするものである(例えば特許文献1参照)。
【0003】
ところで、このようなアテンダント機能を備えた電話交換装置は、アテンダント装置に対して、予め定めた時間間隔で、全内線端末の動作状態を通知する必要がある。このため、電話交換装置とアテンダント装置との間の通信路の負荷や、アテンダント装置の処理負荷が大きくなってしまうことになる。
【0004】
そこで、電話交換装置とアテンダント装置との間の通信路の負荷や、アテンダント装置の処理負荷を下げるために、電話交換装置にて内線端末の状態変化を表す履歴情報を、アテンダント装置に対し送信する方式が提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特願平5−305145号。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記方式では、内線端末の状態変化が頻繁に発生している場合に、1回に送信する履歴情報の量が増えてしまい、逆に通信負荷や、アテンダント装置の処理負荷が大きくなってしまうことになる。
【0007】
そこで、この発明の目的は、内線端末の状態変化の頻度に応じて、通信負荷及びアテンダント装置の処理負荷を最小限に抑えることが可能な交換システム及びその電話交換装置及びその電話交換装置に使用される制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
(1)終端に内線端末を接続できる複数の内線を収容する電話交換装置と、この電話交換装置に対し内線とは異なる通信路を介して接続され、かつ内線端末の状態を管理する管理端末装置とを備えた交換システムであって、電話交換装置に設けられ、複数の内線端末それぞれの動作状態の変化を検出する状態変化検出手段と、電話交換装置に設けられ、状態変化検出手段により内線端末の動作状態の変化が検出されるごとに、動作状態が変化した内線端末を示す情報、その動作状態を示す情報を含む動作履歴情報を作成する動作履歴情報作成手段と、電話交換装置に設けられ、動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報を通信路を介して管理端末装置に送信する動作履歴情報送信手段と、電話交換装置に設けられ、所定期間ごとに全内線端末を示す情報、全内線端末それぞれの現時点における動作状態を示す情報を含む一覧情報を通信路を介して管理端末装置に送信する一覧情報送信手段と、通信路の単位時間当たりの伝送情報量を測定する測定手段と、この測定手段による測定結果に応じて、動作履歴情報送信手段及び一覧情報送信手段を選択的に実行させる送信選択制御手段とを備えるようにしたものである。
【0009】
(1)の発明によれば、電話交換装置と管理端末装置との間の通信路の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、その測定結果に基づいて伝送情報量が所定しきい値以上の場合には一覧情報を第2の時間間隔で送信し、所定しきい値未満の場合には動作履歴情報を第2の時間間隔より短い第1の時間間隔で送信するというように、通信路の状態に応じて最適な送信処理を実行できる。
【0010】
(2)測定手段は、動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報の単位時間当たりの記録媒体への登録件数を計測し、送信選択制御手段は、測定手段による動作履歴情報の登録件数が所定のしきい値以上であるか否かを判定し、所定しきい値以上である場合に、一覧情報送信手段を実行させ、所定しきい値未満になった場合に、動作履歴情報送信手段を実行させることを特徴とする。
【0011】
(2)の発明では、動作履歴情報の送信については、内線端末の状態変化を表す情報を送信するだけでよいことになり、これにより一覧情報を送信する場合に比べて情報量が少ない。但し、内線端末の状態変化が頻繁に起こると、単位時間当たりの動作履歴情報の送信情報量が一覧情報に比して送信情報量が多くなる。そこで、単位時間当たりの記録媒体への動作履歴情報の登録件数にしきい値を設けて、この登録件数がしきい値以上である場合に、内線端末の状態変化が頻繁に起こっている旨を認識して、一覧情報の送信処理を実行し、登録件数がしきい値未満になった時点で、動作履歴情報の送信処理に切り替えて通信路の負荷及び管理端末装置の処理負荷を最小限に抑えるようにした。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明に係わるボタン電話システムの一実施形態を示すブロック図である。
このボタン電話システムは、同図に示すように、ボタン電話主装置1に、複数(最大i個)の内線端末2(2−1〜2−i)を任意に接続して構成されている。
【0013】
ボタン電話主装置1は、さらに、タイムスイッチ11、複数(j個)の局線インタフェース回路12(12−1〜12−j)、複数(i個)の内線インタフェース回路13(13−1〜13−i)、制御部14、記憶部15、PCインタフェース回路16、データハイウェイインタフェース部17及びタイマ18を備えており、タイムスイッチ11、局線インタフェース回路12及び内線インタフェース回路13は、PCMハイウェイ19を介して互いに接続されている。
【0014】
また、局線インタフェース回路12、内線インタフェース回路13、PCインタフェース回路16及びデータハイウェイインタフェース部17は、データハイウェイ20を介して互いに接続されている。さらに、制御部14、記憶部15、データハイウェイインタフェース部17及びタイマ18は、CPUバス21を介して互いに接続されている。なお、タイムスイッチ11は、制御部14に直接接続されている。
【0015】
タイムスイッチ11は、制御部14の制御に基づいてPCMハイウェイ19上のタイムスロットの入れ替えを行なうことによって、局線インタフェース回路12及び内線インタフェース回路13を任意に交換接続する。
【0016】
局線インタフェース回路12には、公衆回線や専用線などの局線L(L−1〜L−j)が必要に応じて接続される。局線インタフェース回路12は、接続された局線Lに関する局線インタフェース動作を行なう。局線インタフェース動作とは、局線Lを介して与えられる音声信号(アナログ)のPCM信号への変換、タイムスイッチ11を介して与えられるPCM信号の音声信号(アナログ)への変換、局線Lの状態監視や、局線Lを介して接続された網に対する種々の信号の送出などである。また、局線インタフェース回路12は、上記局線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ20、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス21を介して制御部14との間で行なう。
【0017】
内線インタフェース回路13には、内線端末2が必要に応じて接続される。内線インタフェース回路13は、接続された内線端末2に関する内線インタフェース動作を行なう。内線インタフェース動作は、内線端末2から出力されるPCM信号のPCMハイウェイ19からの抽出、内線端末2の状態監視や、内線端末2に対する種々の信号の送出などである。また、内線インタフェース回路13は、上記内線インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ20、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス21を介して制御部14との間で行なう。
【0018】
制御部14は、記憶部15に格納されている動作プログラムに基づいた処理を行なうことで、タイムスイッチ11、ゲートウェイ12及び内線インタフェース回路13のそれぞれを総括制御し、ボタン電話主装置1としての動作を実現する。
記憶部15は、制御部14の動作プログラムや、その他の永続的に使用される各種のデータを記憶している。
【0019】
PCインタフェース回路16には、LAN(Local Area Network)4を介してアテンダント装置3が必要に応じて接続される。PCインタフェース回路16は、接続されたアテンダント装置3に関するインタフェース動作を行なう。また、PCインタフェース回路16は、上記インタフェース動作に係わる種々の制御情報の授受を、データハイウェイ20、データハイウェイインタフェース部17及びCPUバス21を介して制御部14との間で行なう。なお、アテンダント装置3には、パーソナル・コンピュータ等の汎用の装置が使用される。
【0020】
データハイウェイインタフェース部17は、データハイウェイ19とCPUバス20との間でのデータの授受を行なう。
タイマ18は、制御部14による制御の下、所定時間を計時する。
【0021】
ところで、この実施形態では、記憶部15に、端末状態記憶部151と、履歴記憶部152とを設けている。このうち端末状態記憶部151には、全内線端末2各々の内線電話番号と各内線端末の状態との対応関係を表すデータが記憶されている。図2にその記憶内容の一例を示す。
履歴記憶部152には、状態が変化した内線端末2の内線電話番号とその状態との対応関係を表すデータが記憶されている。
【0022】
また、制御部14は、端末状態更新部141と、現在状態通知部142と、履歴通知部143と、履歴登録カウント部144と、通知切替部145とを備えている。このうち、端末状態更新部141は、内線端末2の状態変化があるか否かを検出し、状態変化を検出するごとに、端末状態記憶部151内のデータを更新すると共に、状態変化のあった内線端末2の内線電話番号とその状態を履歴記憶部152に登録する。
【0023】
現在状態通知部142は、タイマ18によりタイムアウトするごとに、現時点における端末状態記憶部15内のデータを一覧情報としてPCインタフェース回路16及びLAN4を介してアテンダント装置3に送信する。
履歴通知部143は、タイマ18によりタイムアウトするごとに、履歴記憶部152内のデータを動作履歴情報としてPCインタフェース回路16及びLAN4を介してアテンダント装置3に送信する。このとき、タイマ18が計時する時間間隔は、現在状態通知部142による時間間隔より短く設定するものとする。
【0024】
履歴登録カウント部144は、履歴記憶部152に対する単位時間当たりの履歴登録件数をカウントする。
通知切替部145は、上記履歴登録カウント部144によりカウントされる履歴登録件数がしきい値以上の場合に、現在状態通知部142を実行させるように切り替え、しきい値未満の場合に、履歴通知部143を実行させるように切り替える。なお、切替時には、履歴記憶部152をリセットし、再度タイマ18を起動させる。
【0025】
次に、以上のように構成されたボタン電話システムの処理動作について説明する。
図3は、ボタン電話主装置1の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
ボタン電話主装置1の制御部14はまず、内線端末2の状態通知に関する周知の起動処理を実行する(ステップST3a)。このとき、現時点における端末状態記憶部151内のデータを一覧情報をしてアテンダント装置3に送信し、動作履歴情報の送信モードに設定するものとする。
【0026】
続いて制御部14は、タイマ18を起動させ(ステップST3b)、内線端末2の状態に変化が生じたか否かの判定を行う(ステップST3c)。そして、内線端末2の状態に変化が生じたならば(Yes)、端末状態記憶部151内の変化のあった状態情報を、「空」から「塞」に、または「塞」から「空」に更新し、履歴記憶部152に変化のあった内線端末2の内線電話番号とその状態情報とを対応付けて登録する(ステップST3d)。
【0027】
一方、内線端末2の状態に変化が生じない場合には、端末状態記憶部151及び履歴記憶部152の記憶内容はそのまま維持しておき、タイマ18がタイムアウトになったか否かの確認を行い(ステップST3e)、タイムアウトになるまで上記ステップST3c乃至ステップST3eの処理を繰り返し実行する。
【0028】
ここで、タイマ18がタイムアウトになったならば(Yes)、制御部14は履歴記憶部152の履歴登録件数がしきい値以上であるか否かの確認を行い(ステップST3f)、しきい値以上であるならば(Yes)、現時点における端末状態記憶部15内のデータを一覧情報としてアテンダント装置3に送信し(ステップST3g)、タイマ18及び履歴記憶部152をリセットし(ステップST3h)、上記ステップST3cの処理に移行する。このとき、タイマ18の時間間隔を動作履歴情報の送信モード時より長い時間間隔に設定する。
【0029】
一方、上記ステップST3fにおいて、履歴記憶部152の履歴登録件数がしきい値未満であるならば(No)、制御部14は履歴記憶部152内のデータを動作履歴情報としてアテンダント装置3に送信し(ステップST3i)、タイマ18及び履歴記憶部152をリセットし(ステップST3h)、上記ステップST3cの処理に移行する。
【0030】
図4は、アテンダント装置3の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
アテンダント装置3は、ボタン電話主装置1から動作履歴情報または一覧情報を受信すると(ステップST4a)、この動作履歴情報または一覧情報の内容に従って、記憶情報の更新を行い(ステップST4b)、続いて表示要求があるか否かの判断を行う(ステップST4c)。ここで、表示要求がなければそのまま処理を終了するが、表示要求がある場合に、アテンダント装置3は更新情報を表示器に表示する(ステップST4d)。
【0031】
以上のように上記実施形態では、ボタン電話主装置1の制御部14において、履歴記憶部152内の単位時間当たりの履歴登録件数をカウントすることでLAN4の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、履歴登録件数がしきい値以上であるならば現時点における端末状態記憶部151内のデータを一覧情報として動作履歴情報送信時より長い送信タイミングでアテンダント装置3へ送信し、履歴登録件数がしきい値未満になった時点で履歴記憶部152内のデータを動作履歴情報としてアテンダント装置3へ送信するようにしている。
【0032】
従って、内線端末2の状態変化が頻繁に生じてLAN4及びアテンダント装置3への送信情報量が一覧情報に比して多くなった場合に、一覧情報の送信に切り替え、履歴登録件数がしきい値未満になった時点で元の動作履歴情報の送信に切り替えることで、LAN4の負荷及びアテンダント装置3の処理負荷を最小限に抑えることができる。
【0033】
なお、上記実施形態では、履歴記憶部152の単位時間当たりの履歴登録件数をカウントすることにより、一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信を切り替える例について説明した。これに限ることなく、LAN4上の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、その測定結果に基づいて一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信を切り替えるようにしてよい。この場合、測定手段は、アテンダント装置3に設けてもよく、LAN4上に設けてもよい。
【0034】
また、上記実施形態では、一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信の切り替えを行う通知切替部145をボタン電話主装置1内に設ける例について説明した。これに限ることなく、通知切替部145をアテンダント装置3に設けてもよく、LAN4上に設けてもよい。
【0035】
なお、上記実施形態では、ボタン電話主装置1とアテンダント装置3とをLAN4により1対1で接続する例について説明したが、これ以外にも図5に示すように複数台のボタン電話装置を備えるシステムにも適用できる。
このシステムは、同図に示すように、ボタン電話主装置1−1〜1−4を備え、これらボタン電話主装置1−1〜1−4相互間を通信チャネル(Bch)及び制御チャネル(Dch)を有するデジタル専用線PN(PN1−2,PN1−3,PN2−3,PN3−4)で接続している。これらボタン電話主装置1−1〜1−4は、それぞれ内線端末T11〜T1i,T21〜T2m,T31,T41〜T4kを内線を介して収容している。また、ボタン電話主装置1−1,1−4は公衆網NW1,NW2に局線Lを介して接続されている。
【0036】
また、ボタン電話主装置1−1〜1−4は、それぞれアテンダント装置3に対しLAN4を介して接続されている。
【0037】
従って、アテンダント装置3を複数台のボタン電話主装置1−1〜1−4によって共有する場合にも、一覧情報の送信及び動作履歴情報の送信を選択的に実行することで、LAN4の負荷及びアテンダント装置3の処理負荷を最小限に抑えることができる。
【0038】
その他、ボタン電話システムの構成、ボタン電話主装置の構成、アテンダント装置の種類及び構成、LAN以外のボタン電話主装置とアテンダント装置との間を接続する通信路の種類、送信モードの切替手順等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳述したようにこの発明によれば、内線端末の状態変化の頻度に応じて、通信負荷及びアテンダント装置の処理負荷を最小限に抑えることが可能な交換システム及びその電話交換装置及びその電話交換装置に使用される制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるボタン電話システムの一実施形態を示すブロック図。
【図2】図1に示した端末状態記憶部の記憶内容の一例を示す図。
【図3】図1に示したボタン電話主装置の動作手順とその内容を示すフローチャート。
【図4】図1に示したアテンダント装置3の動作手順とその内容を示すフローチャート
【図5】この発明に係わるボタン電話システムの他の実施形態を示す概略構成図。
【符号の説明】
1…ボタン電話主装置、2(2−1〜2−i)…内線端末、3…アテンダント装置、4…LAN、11…タイムスイッチ、12(12−1〜12−j)…局線インタフェース回路、13(13−1〜13−i)…内線インタフェース回路、14…制御部、15…記憶部、16…PCインタフェース回路、17…データハイウェイインタフェース部、18…タイマ、19…PCMハイウェイ、20…データハイウェイ、21…CPUバス、141…端末状態更新部、142…現在状態通知部、143…履歴通知部、144…履歴登録カウント部、145…通知切替部、151…端末状態記憶部、152…履歴記憶部、L…局線、PN(PN1−2,PN1−3,PN2−3,PN3−4)…デジタル専用線、T11〜T1i,T21〜T2m,T31,T41〜T4k…内線端末、NW1,NW2…公衆網。
Claims (7)
- 終端に内線端末を接続できる複数の内線を収容する電話交換装置と、この電話交換装置に対し前記内線とは異なる通信路を介して接続され、かつ前記内線端末の状態を管理する管理端末装置とを備えた交換システムであって、
前記電話交換装置に設けられ、前記複数の内線端末それぞれの動作状態の変化を検出する状態変化検出手段と、
前記電話交換装置に設けられ、前記状態変化検出手段により内線端末の動作状態の変化が検出されるごとに、動作状態が変化した内線端末を示す情報、その動作状態を示す情報を含む動作履歴情報を作成する動作履歴情報作成手段と、
前記電話交換装置に設けられ、前記動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報を、一定の第1の時間間隔で前記通信路を介して前記管理端末装置に送信する動作履歴情報送信手段と、
前記電話交換装置に設けられ、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で全内線端末を示す情報、全内線端末それぞれの現時点における動作状態を示す情報を含む一覧情報を前記通信路を介して前記管理端末装置に送信する一覧情報送信手段と、
前記通信路の単位時間当たりの伝送情報量を測定する測定手段と、
この測定手段による測定結果に応じて、前記動作履歴情報送信手段及び前記一覧情報送信手段を選択的に実行させる送信選択制御手段とを具備したことを特徴とする交換システム。 - 前記測定手段は、前記動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報の単位時間当たりの記録媒体への登録件数を計測し、
前記送信選択制御手段は、前記測定手段による前記動作履歴情報の登録件数が所定のしきい値以上であるか否かを判定し、所定しきい値以上である場合に、前記一覧情報送信手段を実行させ、所定しきい値未満になった場合に、前記動作履歴情報送信手段を実行させることを特徴とする請求項1記載の交換システム。 - 前記測定手段及び前記送信選択制御手段は、前記電話交換装置及び前記管理端末装置のいずれか一方に設けられることを特徴とする請求項1記載の交換システム。
- 前記電話交換装置は複数個備え、かつ電話交換装置間をデジタル専用線で接続し、
前記管理端末装置は、前記複数の電話交換装置に対し前記通信路を介して接続されることを特徴とする請求項1記載の交換システム。 - 終端に内線端末を接続できる複数の内線を収容し、かつ前記内線端末の状態を管理する管理端末装置を、前記内線とは異なる通信路を介して接続可能な電話交換装置であって、
前記複数の内線端末それぞれの動作状態の変化を検出する状態変化検出手段と、
この状態変化検出手段により内線端末の動作状態の変化が検出されるごとに、動作状態が変化した内線端末を示す情報、その動作状態を示す情報を含む動作履歴情報を作成する動作履歴情報作成手段と、
この動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報を、一定の第1の時間間隔で前記通信路を介して前記管理端末装置に送信する動作履歴情報送信手段と、
前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で全内線端末を示す情報、全内線端末それぞれの現時点における動作状態を示す情報を含む一覧情報を前記通信路を介して前記管理端末装置に送信する一覧情報送信手段と、
前記通信路の単位時間当たりの伝送情報量を測定する測定手段と、
この測定手段による測定結果に応じて、前記動作履歴情報送信手段及び前記一覧情報送信手段を選択的に実行させる送信選択制御手段とを具備したことを特徴とする電話交換装置。 - 前記測定手段は、前記動作履歴情報作成手段により作成された動作履歴情報の単位時間当たりの記録媒体への登録件数を計測し、
前記送信選択制御手段は、前記測定手段による前記動作履歴情報の登録件数が所定のしきい値以上であるか否かを判定し、所定しきい値以上である場合に、前記一覧情報送信手段を実行させ、所定しきい値未満になった場合に、前記動作履歴情報送信手段を実行させることを特徴とする請求項5記載の電話交換装置。 - 請求項5記載の電話交換装置に使用される制御方法であって、
前記通信路の単位時間当たりの伝送情報量を測定し、この伝送情報量が所定しきい値以上になるか否かを判定する第1の過程と、
この第1の過程により伝送情報量が所定しきい値未満と判定された場合に、動作状態が変化した内線端末を示す情報、その動作状態を示す情報を含む動作履歴情報を、一定の第1の時間間隔で前記通信路を介して前記管理端末装置に送信する第2の過程と、
前記第1の過程により伝送情報量が所定しきい値以上と判定された場合に、前記第1の時間間隔より長い第2の時間間隔で全内線端末を示す情報、全内線端末それぞれの現時点における動作状態を示す情報を含む一覧情報を前記通信路を介して前記管理端末装置に送信する第3の過程とを具備したことを特徴とする制御方法。
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JP2003062178A JP2004274379A (ja) | 2003-03-07 | 2003-03-07 | 交換システム及びその電話交換装置及びその電話交換装置に使用される制御方法 |
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JP (1) | JP2004274379A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014068194A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Oki Electric Ind Co Ltd | コールセンタ装置 |
-
2003
- 2003-03-07 JP JP2003062178A patent/JP2004274379A/ja active Pending
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