JP2004274206A - スピーカ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明では、振動板の外周部を支持するエッジを、振動板外周部を支持しつつ振動板と同じように動く磁性流体を用いた構造とし、かつ振動板と結合されたボイスコイルを有するボイスコイルボビンを支持するダンパを、高ストローク性を有するとともに中心保持性を兼ね備えた蝶ダンパによって支持する構成としている。
この蝶ダンパ5は、内周円環部5bとその外側の外周円環部5cとを連結する連結部5dを、ほぼ円形の弧状の湾曲部と放射方向に延びる直線部とを組み合わせた形状とし、湾曲部と直線部とによって高ストローク性をもたせ、直線部によって中心保持性をもたせている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は音響機器用のスピーカ、詳しくは振動板を磁性流体を包有してなるエッジで支持した構造のスピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6(a)はコーン状の振動板1A’の外周部をエッジ2’で支持した構造の従来のスピーカの概略半断面図を示す。エッジ2’の外周はフレーム(図示せず)に結合され、かつ振動板1A’はボイスコイル4’に結合され、ボイスコイル4’はダンパ5’を介し振動可能に支持されている。その他7’は外磁型の磁気回路で、この磁気ギャップにボイスコイル6’が配設されている。
【0003】
図6(b)は振動板1’がドーム状に形成された他の従来例である。振動板1’の外周はやはりエッジ2’を介し支持されている。また、ボイスコイル6’を有するボイスコイルボビン4’はダンパ5’によって支持されている。
【0004】
上記のように従来の一般的なスピーカにおいては振動板1A’、1’はエッジ2’を介して振動可能に支持されている。
【0005】
このエッジ2’は、ボイスコイル6’への音声信号印加により振動板1A’、1’が振動すると、振動板1A’、1’と一体的に結合されているため、振動板1A’、1’と共に振動することとなり、このエッジ2’部分からも音が出る。
【0006】
エッジ2’が振動板1A’、1’と同じ位相で動けば振動板1A’、1’の振動を阻害することはないが、材質や形状等により振動板1A’、1’の動きを阻害し、大振幅時では支持系の非直線性による低域歪が発生し、所望の特性、音質を得ることができない。
【0007】
特にφ30とかφ50といった極めて小口径のスピーカになると、振動板1A’、1’の支持系であるエッジ2’の径も小さくなるため、高ストローク構造にすることができなくなる。
【0008】
エッジ2’に高ストローク性を持たせるためにエッジ幅を大きくとると、スピーカの口径の制約から振動板1A’、1’側の径を小さくせざるを得なくなり、スピーカの音響的な有効径が小さくなり能率が下がる、という課題があった。
【0009】
また、振動板1A’、1’を支持するダンパ5’を、図7に示すようにうず巻き状の形状にし、高ストローク性をもたせると、振動板1A’、1’は振幅と共に回転運動が起こるが、エッジ2’は回転運動しないためにエッジ2’に無理な負担をかけたり、十分なストロークを得られない、という課題があった。
【0010】
さらに、図7のような弧状の切欠部によって単にうず巻き状の形状とした高ストローク型のダンパ5’は放射方向の強度が弱いため、ボイスコイルボビン4’の中心保持性に欠点がある、という課題もあった。
【0011】
上記の固体構造のエッジを用いた場合の欠点を除去すべく磁性流体を介し振動板を支持した先行例としては特公昭58−31157が存在する。
【0012】
このスピーカは、図8に示すように、平板状の振動板20の外周を磁性流体を包有してなるエッジ21で支持した構成を採用している。このエッジ21は−端が上方に向って折曲形成された下側ヨーク22と、この下側ヨーク22の上面に設けられたリング状のマグネット23と、このマグネット23の上面に設けられ、−端が下方に向って折曲され、下側ヨーク22と対向配置された上側ヨーク24とからなる磁気回路を備え、各ヨーク22、24の折曲部間に磁性流体25を充填した構成とし、平板状の振動板20を支持している。
【0013】
また、この種の他の従来例としては特開昭54−147028が存在する。図9はその構成例を示す。
【0014】
このスピーカの磁性流体を包有してなるエッジ30も、前述の実施例のように、一対のヨーク31、32、マグネット33等にて磁気回路を構成している。そして各ヨーク31、32の一端側の折曲部間の磁気ギャップに磁気流体34を配し、そこに振動板35の外周端に形成したフランジ部35aを挿通して支持するようにしている。
【0015】
さらに、他の従来例として図10に示すような特開昭61−230497が存在する。この従来例ではドーム状の振動板40にフランジ部41を設け、このフランジ部41を磁性流体42を介して支持するようにしている。なお、図中43は磁性流体保持用の磁気回路であり、リング状のマグネット44と、その上下に設けた磁性板45、46にて構成されている。
【0016】
さらにまた他の従来例として図11に示すような実開昭56−57582が存在する。この従来例では、コーン状の振動板50の周縁に断面ほぼくの字状をした強磁性板51を設け、その外側に磁性流体52およびマグネット53を設けた構成としている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
図8に示した特公昭58−31157においては、90φのウーファの平面状の振動板20を、磁性流体25、磁気回路で支持しているが、磁気回路は折曲部を有する一対のヨーク22、24等からなり、部品点数が多く、構成が煩雑で、組立面、コスト面等に難点がある。
【0018】
図9に示した特開昭54−147028も磁気回路が同様に煩雑であり、上記従来例と同様の欠点を有している。また、これらの従来例ではコーン状の振動板におけるエッジの非直線性に起因する否を除去することに主体があり、振動系を支持するダンパ36については別段特別の配慮がなされておらず、小口径のスピーカであっても十分なストロークを得る、という技術的思想は存在しない。
【0019】
図10に示した特開昭61−230497では振動板40の周縁に別体のフランジ部41を設け、このフランジ部41を介し支持するようにしており、振動系の構造、製造が煩雑である、という課題がある。
【0020】
図11に示した実開昭56−57582では、振動板50の周縁に同じく別体であって断面ほぼくの字状の強磁性板51を接合し、この部分を磁性流体52を介し支持するようにしており、振動系の構造、製造が煩雑である、という課題がある。
【0021】
また、特開昭61−230497、実開昭56−57582等もφ30とかφ50といった極めて小口径のスピーカを意識したものではなく、ダンパーも従前のものを用いており、何の配慮もなされていない。
【0022】
この発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、簡易構成とした磁性流体保持用の磁気回路と特殊形状の蝶ダンパとを組合せ、小口径であるにもかかわらず大きなストロークがとれ、十分な低音が得られ、かつ振動系の形状がシンプルなスピーカを提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この発明は、振動板1の外周部側または振動板1の外側に離間して対向配置されたフレーム側に設けられた環状のマグネット2aと、このマグネット2aに吸着保持され前記振動板1を支持する磁性流体2bと、前記振動板1に結合されたボイスコイルボビン4を支持する蝶ダンパ5とを備え、
この蝶ダンパ5は、前記ボイスコイルボビン4側に結合される内周円環部5bと、この内周円環部5bの外側において同心円状に形成された外周円環部5cとを有し、この外周円環部5cと前記内周円環部5bとの間はほぼ放射方向に延びる帯状の連結部と前記内周円環部5bに沿って延びる弧状の連結部とによって連結した構成とし、上記目的を達成している。
【0024】
また、この場合、前記蝶ダンパ5は、前記ボイスコイルボビン4の外側または内側に設けられ、前記振動板1を支持する構成とし、上記目的を達成している。
【0025】
また、振動板1,1Aはドーム状またはコーン状をなし、かつコーン状の振動板1Aの外周部には下方に向って折曲形成されたフランジ部1aが形成され、この部分に前記磁性流体2bが当接される構成とし、上記目的を達成している。
【0026】
【発明の実施の形態】
この発明では、振動板の外周部を支持するエッジを、振動板外周部を支持しつつ振動板と同じように動く磁性流体を用いた構造とし、かつ振動板と結合されたボイスコイルを有するボイスコイルボビンを支持するダンパを、高ストローク性を有するとともに中心保持性を兼ね備えた蝶ダンパによって支持する構成としている。
【0027】
以下、図面に沿って本発明を説明する。
【0028】
【実施例1】
図1(a)は本発明の第1実施例にかかる流体エッジスピーカの概略半断面図、(b)はこのスピーカに用いられる蝶ダンパの平面図を示す。
【0029】
図1(a)中1はドーム状の振動板で、この振動板1の外周部を、磁性流体2bを包有してなるエッジ2を介しフレーム側の支持部材3に支持している。
【0030】
このエッジ2は、この実施例では、振動板1の外周部に設けられたリング状のマグネット2aと、このマグネット2の外周面と支持部材3の内周面との間に設けられた磁性流体2bとにて構成されている。
【0031】
フレーム側の支持部材3の内周面は円形に形成され、振動板1と結合されたボイスコイルボビン4の外周面と間隔を介しその周囲に同心円状に設けられている。
【0032】
振動板1と結合されたボイスコイルボビン4は蝶ダンパ5の内周部が結合され、この蝶ダンパ5の外周部は支持部材3の内周面側に結合され、ボイスコイルボビン4はこの蝶ダンパ5を介し振動可能に支持されている。
【0033】
なお、ボイスコイルボビン4の下方外周部にはボイスコイル6が設けられ、このボイスコイル6は内磁型の磁気回路7の磁気ギャップ8中に配設されている。
【0034】
磁気回路7は、底部と外周壁とを有し、縦断面ほぼコ字状をなすヨーク9と、その底面中央部に設けられた短円柱状のマグネット10と、その上部に設けられた円板状のプレート11とにて構成されている。
【0035】
ボイスコイルボビン4を振動可能に支持する蝶ダンパ5は、図1(b)に示すように、中央部にボイスコイルボビン4を挿通して取付けるための円形の孔5aが形成され、その孔外周に内周円環部5bが形成されている。この内周円環部5bと蝶ダンパ5の外周側に形成された外周円環部5cとは複数個の連結部5dによって連結されている。
【0036】
本発明の蝶ダンパ5は、内周円環部5bとその外側の外周円環部5cとを連結する連結部5dを、ほぼ円形の弧状の湾曲部とほぼ放射方向に延びる直線部とを組み合わせた形状とし、高ストローク性をもたせ、かつほぼ放射方向に延びる連結部によって中心保持性をもたせている。
【0037】
すなわち、連結部5dの内端部5eは内周円環部5bに連結され、外端部5fは外周円環部5cに連結され、内端部5eと外端部5fとの間に連結部本体5d’が形成されている。
【0038】
図示例の蝶ダンパ5においては4個の連結部5dを有し、それらの各内端部5eは等間隔でもって離間し、内周円環部5bに連結されている。この場合、内端部5eはやや傾斜しつつほぼ放射方向に延び、この内端部5eに連なる連結部本体5d’は内周円環部5bの外周にほぼ沿って延び、その端部の外端部5fはやや傾斜しつつほぼ放射方向に延び外周円環部5cに連結された構造となっている。
【0039】
このように、この蝶ダンパ5は、上記形状に起因して高ストローク性を有し、連結部5dの斜め放射方向に延びる内、外端部5e、5fによって放射方向の強度が向上し、ボイルコイルボビン4の中心保持性を良好としている。
【0040】
なお、図示例の蝶ダンパ5は4個の連結部5dを有しているが、その数はボイルコイルボビン4の径に応じ適宜増減し得ることは勿論である。
【0041】
動作にあたっては、ボイルコイル6に音声信号を印加すると、それに応じて振動板1は振動するが、振動板1のエッジは磁性流体2bを包有する流体エッジ2からなるため、機械的なストロークの制限はない。
【0042】
また、流体エッジ2のマグネット2aを振動系側に接合しているため、磁性流体も振動系と同時に動き、有効振動径をスピーカ径の最大限にできる。
【0043】
また、ダンパは蝶ダンパ5を使用しているため、小口径でも十分大きなストロークをとることができる。
【0044】
また、磁性流体2bによって支持するため、回転運動にも制限がなく、蝶ダンパ5に無理なストレスがかからず、かつ強度的にも向上がある。
【0045】
蝶ダンパ5の回転運動を妨げるものがないので、高ストロークするために回転運動を積極的に取り入れる構造の蝶ダンパ5の設計ができ、設計の自由度が増える。
【0046】
振動系が回転運動することで、慣性による見かけの質量が増え、スピーカのf0を下げる効果がある。
【0047】
本発明の蝶ダンパ5は中心保持性も良好であるが、エッジが磁性流体2bを包有してなるので、蝶ダンパ5の中心保持性の欠点を補うことができる。
【0048】
Qのコントロールを磁性流体2bの粘度で簡単に調整することができる。
【0049】
【実施例2】
図2は本発明の第2実施例を示す。この実施例では、流体エッジ2のマグネット2aを振動板1側に接合させ、かつボイスコイルボビン4の内側に蝶ダンパ5を位置させて支持するように、スピーカの径の殆どを音響的な有効径にすることができる点に特徴を有している。
【0050】
この場合、蝶ダンパ5の外周部はボイスコイルボビン4の内側に結合され、蝶ダンパ5の内周部はポールピース11の中央部に立設された支持部12に支持されている。
【0051】
他の構成、作用等は第1実施例とほぼ同様である。
【0052】
【実施例3】
図3は本発明の第3実施例を示す。この実施例では、流体エッジ2のマグネット2aをフレーム側の支持部材3の内周部側に設けた点が前述の第2実施例と異なっている。
【0053】
他の構成、作用は前述の実施例とほぼ同様である。
【0054】
【実施例4】
図4は本発明の第4実施例を示す。
【0055】
この実施例では、コーン状の振動板1Aの外周部を流体エッジ2で支持し、かつボイスコイルボビン4の外周側に蝶ダンパ5を設けて支持した点に特徴を有している。
【0056】
流体エッジ2は、振動板1Aの外周部側に設けられた磁性流体2bと、この磁性流体2bの外側に設けられたリング状のマグネット2aと、この軸方向に着磁されたマグネット2aの上下面にそれぞれ設けられたリング状の磁性板2cとにて構成されている。
【0057】
この場合、振動板1Aの外周部には下方に折曲形成されたフランジ部1aが形成されている。
【0058】
なお、マグネット2aの外周部側はフレーム側の支持部材(図示せず)に設けられ、支持されている。また、蝶ダンパ5の外周部も同じくフレーム側の支持部材に支持されている。
【0059】
この実施例ではマグネット2aの上下に磁性板2cを接合して磁路を形成することによって磁性流体2bの保持力を高めている。
【0060】
なお、図中1Bは防塵用のセンターキャップである。また、この例では、磁気回路7は、逆T字状のヨーク9’、リング状マグネット10’、リング状プレート11’からなる外磁型となっている。
【0061】
他の構成、作用等は前述の実施例とほぼ同様である。
【0062】
図5はφ28の従来の小口径ドームスピーカと対比した本発明の周波数特性図を示す。実線は本発明品、破線は従来品を示す。本発明によれば十分な高ストロークが得られるため、低域における音圧が向上し、小口径スピーカであっても十分な低音を得ることができる。
【0063】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、振動板1の外周部側または振動板1の外側に離間して対向配置されたフレーム側に設けられた環状のマグネット2aと、このマグネット2aに吸着保持され前記振動板1を支持する磁性流体2bと、前記振動板1に結合されたボイスコイルボビン4を支持する蝶ダンパ5とを備え、
この蝶ダンパ5は、前記ボイスコイルボビン4側に結合される内周円環部5bと、この内周円環部5bの外側において同心円状に形成された外周円環部5cとを有し、この外周円環部5cと前記内周円環部5bとの間はほぼ放射方向に延びる帯状の連結部と前記内周円環部5bに沿って延びる弧状の連結部とによって連結し、振動板1を支持する磁性流体2bはマグネット2aに吸着・保持したシンプルな構成とし、磁性流体保持用の磁気回路は簡易構成であってコンパクトにしたため、有効振動径をスピーカ径の最大限にできる。
【0064】
また、ボイスコイルボビンを高ストローク性を有する蝶ダンパ5によって支持するようにしているため、小口径であっても大きなストロークが得られ、低音特性を向上させることができる。
【0065】
また、蝶ダンパ5は、ほぼ放射方向に延びる連結部を有するため、放射方向の強度が向上しボイスコイルボビン4の中心保持性が向上し、こすりを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1実施例にかかるスピーカの概略半断面図、(b)は本発明に用いられる蝶ダンパの平面図を示す。
【図2】本発明の第2実施例のスピーカの概略半断面図を示す。
【図3】本発明の第3実施例のスピーカの概略半断面図を示す。
【図4】本発明の第4実施例のスピーカの概略半断面図を示す。
【図5】本発明の周波数特性図を示す。
【図6】(a)は一従来例のスピーカの概略半断面図、(b)は他の従来例の概略半断面図を示す。
【図7】従来例の蝶ダンパの平面図を示す。
【図8】スピーカのさらに他の従来例を示す。
【図9】同他の従来例を示す。
【図10】同他の従来例を示す。
【図11】同他の従来例を示す。
【符号の説明】
1、1A 振動板
1a フランジ部
2 エッジ
2a マグネット
2b 磁性流体
2c 磁性板
3 支持部材
4 ボイスコイルボビン
5 蝶ダンパ
5a 孔
5b 内周円環部
5c 外周円環部
5d 連結部
5d’ 連結部本体
5e 内端部
5f 外端部
6 ボイスコイル
7 磁気回路
8 磁気ギャップ
9、9’ ヨーク
10、10’ マグネット
11、11’ プレート
12 支持部
Claims (3)
- 振動板(1)の外周部側または振動板(1)の外側に離間して対向配置されたフレーム側に設けられた環状のマグネット(2a)と、このマグネット(2a)に吸着保持され前記振動板(1)を支持する磁性流体(2b)と、前記振動板(1)に結合されたボイスコイルボビン(4)を支持する蝶ダンパ(5)とを備え、
この蝶ダンパ(5)は、前記ボイスコイルボビン(4)側に結合される内周円環部(5b)と、この内周円環部(5b)の外側において同心円状に形成された外周円環部(5c)とを有し、この外周円環部(5c)と前記内周円環部(5b)との間はほぼ放射方向に延びる帯状の連結部と前記内周円環部(5b)にほぼ沿って延びる弧状の連結部とによって連結されてなることを特徴とするスピーカ。 - 請求項1記載において、前記蝶ダンパ(5)は、前記ボイスコイルボビン(4)の外側または内側に設けられ、前記振動板(1)を支持することを特徴とするスピーカ。
- 請求項1記載において、前記振動板(1,1A)はドーム状またはコーン状をなし、かつコーン状の振動板(1A)の外周部には下方に向って折曲形成されたフランジ部(1a)が形成され、この部分に前記磁性流体(2b)が当接されることを特徴とするスピーカ。
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