JP2004273401A - 電極接続部材、それを用いた回路モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

電極接続部材、それを用いた回路モジュールおよびその製造方法 Download PDF

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敏文 森田
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Abstract

【課題】大面積のBGAパッケージや中継基板を配線基板に実装しても、熱応力を樹脂コアからなる電極接続部材で吸収し、かつ表面に形成される電極膜にも亀裂が生じない構成とすることで、回路モジュールを信頼性よく配線基板に実装可能とする電極接続部材および回路モジュールとその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明の電極接続部材1は、樹脂ボール2からなる樹脂コアと、樹脂ボール2を覆う少なくとも二層のはんだ層とを有し、このはんだ層は樹脂ボール2に近い内層側の第1はんだ層5の融点に比べて外層側の第2はんだ層6の融点の方が低いはんだ材料からなる構成を有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体チップ等が実装された回路モジュールまたはパッケージと配線基板とを接続するための電極接続部材とそれを用いた回路モジュールおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話に代表されるモバイル情報端末に使用される実装モジュールは、一層の小型軽量化と高密度な電子部品実装が望まれている。また、ミリ波以上を扱う高周波回路においては、実装される個別部品間の浮遊容量や不要なインダクタクスを排除するため、より高密度の部品実装が要求されている。
【0003】
このような要求に応えるため、半導体集積回路(以下、ICチップとよぶ)を高集積化し、さらにICチップを直接回路モジュールに実装する方法が行われている。例えば、樹脂導電ボールを用いて、直接ICチップの電極パッドを回路基板に取り付ける方法がある(例えば、特許文献1を参照。)。さらに実装密度を上げるために、これらのICチップを多数実装したモジュール(以下、回路モジュールとよぶ)を、樹脂導電ボールを用いてマザーボード等の親回路基板(以下、配線基板とよぶ)に実装する方法も広く利用されている(例えば、特許文献2を参照。)。このような回路モジュールに要求される信頼性は厳しくなり、温度保証範囲(−55℃〜+125℃)で数千サイクルの温度変動に耐える信頼性が要求されてきている。
【0004】
【特許文献1】
特開平2−180036号公報
【特許文献2】
特開平10−173006号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般的に回路モジュールと配線基板は材料が異なるため熱膨張係数に差があり、温度サイクルを多くすると疲労して亀裂が入り接続不良が多発するという問題があり、上記したような従来の方法ではさらに厳しくなる信頼性に対する要求を充分満足することができなかった。従来の樹脂導電ボールでは、熱応力により樹脂導電ボールが変形すると、その表面に形成されている導電層はその変形応力に耐えることができなくなり、亀裂が生じ、充分な信頼性が確保できなかった。
【0006】
本発明は、大面積のBGAパッケージの回路モジュールや回路モジュールを実装した配線基板が受ける熱応力を樹脂コアからなる電極接続部材で吸収し、かつ表面に形成される電極膜にも亀裂が生じない構成とすることで、高信頼性の回路モジュールや配線基板を実現できる電極接続部材とその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の電極接続部材は、樹脂コアと、樹脂コアを覆う少なくとも二層のはんだ層とを有し、このはんだ層は樹脂コアに近い内層側の第1はんだ層の融点に比べて外層側の第2はんだ層の融点の方が低いはんだ材料からなる構成を有する。
【0008】
この構成により、回路モジュールをこの電極接続部材によりBGA(BallGrid Array)方式で配線基板に接合した場合、回路モジュールのパッケージ基板と配線基板との熱膨張係数の差異により熱応力が発生しても電極接続部材に亀裂が生じにくく、信頼性の高いBGA接合が可能となる。これは、パッケージ基板と配線基板との接合は融点の低い第2はんだ層で行われるが、第1はんだ層は溶融することなく膜として保持される。この第1はんだ層が熱応力により容易に塑性変形するので、亀裂の発生を防ぎ、信頼性を高めることができるためである。
【0009】
また、本発明の電極接続部材は、樹脂コアが球状である構成からなる。この構成により、パッケージ基板の接続部材端子電極上に電極接続部材を簡単な装置構成で配置することができる。
【0010】
また、本発明の電極接続部材は、樹脂コアの表面には少なくとも一層の導電体層が形成されている構成からなる。この構成により、樹脂コア表面に形成する第1はんだ層と第2はんだ層とをめっき法により形成することができ、量産性を向上できる。
【0011】
また、本発明の電極接続部材は、第2はんだ層の融点が第1はんだ層の融点より20℃以上低く、かつ樹脂コアの耐熱温度よりも低い構成からなる。この構成により、パッケージ基板の接続部材端子電極に電極接続部材を接合するときや、回路モジュールを配線基板上に実装する場合に、第2はんだ層は溶融して接合できるが、第1はんだ層は溶融せず膜として保持される。また、樹脂コアも第2はんだ層が溶融する温度では熱変形は非常に小さいので、信頼性のよい回路モジュールを実現できる。
【0012】
また、本発明の電極接続部材は、第1はんだ層と第2はんだ層とが、その組成中に鉛を含むはんだ材料、および、その組成中にスズを含み、かつ鉛を含まないはんだ材料から選択された組合せからなる構成を有する。この構成により、目的に応じて最適な組成を選択して用いることができる。例えば、鉛を含むはんだ材料の組合せや、スズを含み、鉛を含まないはんだ材料の組合せ、あるいはこれらの複合の組合せ等、実装時の条件と環境的な配慮からそれぞれ適した材料を選択して用いることができる。
【0013】
また、本発明の電極接続部材は、組成中に鉛を含むはんだ材料が、スズと鉛を主成分とする合金からなる構成である。この構成により非常に信頼性の良好な接続ができる。
【0014】
また、本発明の電極接続部材は、組成中にスズを含み、かつ鉛を含まないはんだ材料が、銀、アンチモン、銅、ビスマス、亜鉛、金、アルミニウム、インジウムから選択された少なくとも1つとスズとを主成分として含む合金からなる構成である。この構成により、信頼性を向上しながら、環境に配慮したBGA方式による実装ができる。
【0015】
また、本発明の電極接続部材は、複数の繊維を束ねて円柱形状とした樹脂コアと、この樹脂コアの表面に形成された導電体層と、導電体層の表面に形成された少なくとも一層以上で、かつ上記の繊維の耐熱温度より低い融点を有するはんだ層とからなる構成を有する。この構成により、アスペクト比の大きな電極接続部材を容易に作製できる。
【0016】
また、本発明の電極接続部材は、第1の導電体層がその表面に被膜されてなる繊維を複数本束ねて円柱形状とした樹脂コアと、この樹脂コアの表面に形成された一層以上からなる第2の導電体層と、第2の導電体層の表面に形成された上記の繊維の耐熱温度より低い融点を有するはんだ層とからなる構成を有する。
【0017】
この構成により、樹脂コアの内部に導電体層が設けられているので、熱応力による亀裂発生をさらに抑制できるだけでなく、亀裂が生じても接続不良が発生することが非常に低減される。
【0018】
また、本発明の電極接続部材は、複数の繊維を接着剤により束ねて接着した構成からなる。この構成により、繊維の束を容易に一体化して樹脂コアを作成することができるようになる。
【0019】
また、本発明の電極接続部材は、繊維の外周面に形成された第1の導電体層とこの第1の導電体層上に形成され、上記の繊維の耐熱温度より低い融点を有する第1はんだ層とを有する繊維を複数本束ね、第1はんだ層を溶融させて一体化してなる円柱形状の樹脂コアと、この樹脂コアの表面に形成された第2の導電体層と、第2の導電体層上に形成され、第1はんだ層よりも少なくとも融点が20℃低い第2はんだ層とからなる構成を有する。
【0020】
この構成により、各繊維間は第1はんだ層により接合一体化されているので、さらに熱応力に対する接続不良発生を抑制することができる。
【0021】
また、本発明の回路モジュールは、少なくとも両面に配線層が形成されたパッケージ基板と、パッケージ基板の一方の面上に搭載された半導体または半導体を含む機能部品と、パッケージ基板の他方の面の接続部材端子電極上に設けられた電極接続部材とからなり、この電極接続部材が上記に記載の電極接続部材であって、第2はんだ層または最外層のはんだ層により電極接続部材と接続部材端子電極とがはんだ接合されている構成を有する。
【0022】
この構成により、大きなパッケージ基板を用いても高信頼性のBGA方式による実装が可能となる。
【0023】
さらに、本発明の電極接続部材の製造方法は、樹脂コアの表面に導電体層を形成する工程と、導電体層上に第1はんだ層を形成する工程と、第1はんだ層上に第1はんだ層の融点より少なくとも20℃以上低く、かつ樹脂コアの耐熱温度よりも低い融点を有するはんだ材料を用いて第2はんだ層を形成する工程とからなる。この方法により、大きなパッケージ基板で、かつ電極接続部材の直径を大きくしても信頼性の良好な電極接続部材を量産性よく製造することができる。
【0024】
さらに、本発明の電極接続部材の製造方法は、複数本の繊維を接着剤により束ねて所望の太さの繊維束を形成する工程と、繊維束を所望の長さに切断して円柱形状の樹脂コアを形成する工程と、樹脂コアの外周面に導電体層を形成する工程と、導電体層上に第1はんだ層を形成する工程と、第1はんだ層上に第1はんだ層のはんだ材料の融点より少なくとも20℃以上低く、かつ樹脂コアの耐熱温度よりも低い融点を有するはんだ材料を用いて第2はんだ層を形成する工程とからなる。
【0025】
この方法により、BGA方式に使用する電極接続部材を非常に量産性よく製造することができる。
【0026】
さらに、本発明の電極接続部材の製造方法は、繊維の外周面に導電体層を形成する工程と、この導電体層上に第1はんだ層を形成する工程と、上記の繊維を複数本束ねて第1はんだ層を溶融させて複数の繊維を接合一体化して繊維束を形成する工程と、繊維束を切断して所望の長さの円柱形状の樹脂コアを形成する工程と、樹脂コアの外周面に第1はんだ層の融点より少なくとも20℃以上低く、かつ繊維の耐熱温度よりも低い融点を有する第2はんだ層を形成する工程とからなる。
【0027】
この方法により、BGA方式に使用する電極接続部材を非常に量産性よく製造することができるだけでなく、樹脂コアの内部に導電体層と第1はんだ層とが設けられているので熱応力が作用しても接続不良を発生しにくくできる。
【0028】
さらに、本発明の回路モジュールの製造方法は、少なくとも両面に配線層が形成されたパッケージ基板の一方の面に半導体または半導体を含む機能部品を実装する工程と、パッケージ基板の他方の面の接続部材端子電極上に電極接続部材を配置する工程と、電極接続部材と接続部材端子電極とを、電極接続部材の最外層に形成されたはんだ層を溶融させて接合する工程とからなり、上記の電極接続部材として上述した電極接続部材を用いる方法である。
【0029】
この方法により、大面積のパッケージ基板を用いた回路モジュールを配線基板に実装しても信頼性を充分保証できる。この結果、さらに高性能な電子機器を実現できる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0031】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態の電極接続部材1の断面図である。電極接続部材1は、樹脂ボール2、導電体層7、第1はんだ層5および第2はんだ層6とから構成されている。樹脂ボール2は高分子材料からなり、例えばシリコーン樹脂、ウレタン樹脂等からなる。本実施の形態においては、この樹脂ボール2が樹脂コアである。導電体層7は、樹脂ボール2の表面に二層構成のはんだ層をめっき等により形成するためのものであり、例えば樹脂ボール2に近い側からニッケル(Ni)被覆層3と銅(Cu)被覆層4との二層構成の導電体層7を形成する。なお、二層構成のはんだ層のうち少なくとも第1はんだ層5を、例えば蒸着法やスパッタリング法で形成する場合には、この導電体層7は特に形成しなくてもよい場合がある。また、この導電体層7は二層構成である必要はなく、Ni被覆層3のみ、またはCu被覆層4のみでもよいし、さらにこれ以外ではんだ層をめっきするための下地材料となるものであれば適宜選択することができる。
【0032】
第1はんだ層5は、第2はんだ層6の融点よりも20℃以上高い融点を有する材料を用いる。また、第2はんだ層6は第1はんだ層5の融点よりも20℃以上低い融点であることに加えて、樹脂ボール2の耐熱温度よりも低い融点を有する材料を用いる。このような条件からなる二層構成のはんだ層とすることで、パッケージまたは中継基板を配線基板上に実装するときのリフロー工程において、第2はんだ層6は溶融して配線基板と接続されるが、第1はんだ層5はそのリフロー条件では溶融せず、樹脂ボール1の全表面に均一な厚さで残存する。このため熱応力により樹脂ボール2が変形したとしても、第1はんだ層5が所定の厚みを保持していることにより変形応力に耐えるため、導電体層7上に第2はんだ層6のみを形成する場合に比べて亀裂の発生を大幅に低減できる。この結果、接続信頼性を大きく向上できる。
【0033】
次に、第1の実施の形態の電極接続部材1の製造方法について説明する。本実施の形態では、樹脂ボール2としてはシリコーン樹脂やウレタン樹脂等を用い、その樹脂ボールの直径は0.75mmまたは0.45mmとしている。具体的には、ジビニルベンゼン共重合体は好ましい材料のひとつである。この樹脂ボール2の表面を下地処理した後、めっきにより導電体層7として、例えばNi被覆層3とCu被覆層4とを形成する。このときのNi被覆層3の厚さは0.2μm〜0.5μmの範囲とし、Cu被覆層4の厚さは2μm〜10μmの範囲とすることが望ましい。この後、Cu被覆層4の表面に第1はんだ層5として、その融点が少なくとも第2はんだ層6の融点よりも20℃以上高いはんだ材料をめっき等により形成する。この第1はんだ層5上に、同様にめっきにより一般に配線基板の接続に用いられているはんだ材料を形成して第2はんだ層6とする。これらの厚さはそれぞれ5μm〜20μmで、かつ二層状態の厚さが20μm程度となるようにすることが望ましい。
【0034】
以上のようにして電極接続部材1を製造することができる。このようにして作製された電極接続部材1は、弾力性を有し、配線基板との熱膨張係数の差異により生じる応力を容易に吸収し、かつ、この電極接続部材1を用いて配線基板上へ接続するときに第1はんだ層5が溶融することなく、樹脂ボール2上でその形状を保持できる。これにより、ICチップを実装したパッケージが配線基板に接続された後に温度サイクルが加わった場合でも、第1はんだ層5が所定の厚みを保持していることにより変形応力に耐えるため亀裂の発生を大幅に低減でき、信頼性を向上できる。
【0035】
図2は、本発明の第1の実施の形態の電極接続部材1を用いて回路モジュールを製造する工程を説明するための断面図である。
【0036】
図2(A)は、パッケージ基板10の一方の面上にICチップ16をフリップチップ実装した状態を示す断面図である。このパッケージ基板10としては、例えば低温焼成ガラスセラミック多層基板を用いることができる。このパッケージ基板10は表面および内部に配線が形成されている多層構成である。ただし、図2においては、ICチップ16が実装されている面で、ICチップ16のバンプ17に対応する位置に形成されたIC側端子電極11と、その反対側の面に形成されている接続部材端子電極12とのみが示されており、その他については図示していない。
【0037】
パッケージ基板10上にフリップチップ方式によりICチップ11が実装され、その周囲と内部が封止樹脂18により保護されている。ところで、パッケージ基板10として低温焼成ガラスセラミック多層基板を用いると、その熱膨張係数は約6ppmであるのでICチップ16の熱膨張係数である約3ppmに比較的近く、熱膨張係数による影響を少なくすることができる点で有利である。
【0038】
次に、図2(B)に示すように、接続部材端子電極12上に第2はんだ層6とほぼ同じか、あるいは近い材料組成からなるはんだペースト19を塗布する。このときのはんだペースト19はしたがって、第2はんだ層5とほぼ同じ融点となる。このはんだペースト19の塗布は、例えばメタルマスクを用いて印刷すれば容易に所定の個所のみに塗布できる。このようにはんだペースト19を接続部材端子電極12上にそれぞれ塗布した後、図2(C)に示すように電極接続部材1を接続部材端子電極12上のそれぞれに配置する。このときに電極接続部材1は、はんだペースト19の粘着性により少なくとも落下や移動等が生じない程度に固定される。
【0039】
電極接続部材1をパッケージ基板10の接続部材端子電極12上の所定の位置に配置する方法として、例えば以下のような方法を用いることができる。すなわち、接続部材端子電極12の電極接続部材1を配置する位置に電極接続部材1の外形よりやや大きな穴を開けた規制板を用いて、この規制板の穴とパッケージ基板10の接続部材端子電極12とを位置合せして固定した後、電極接続部材1を規制板上に散布することにより穴を通過した電極接続部材1がそれぞれの接続部材端子電極12のはんだペースト19上で固定される。
【0040】
規制板と、この規制板上に残存した電極接続部材1とを接続部材端子電極12表面から除去した後、第2はんだ層6とはんだペースト19とが溶融する温度で、かつ第1はんだ層5の融点より低い温度で約4分間〜6分間リフローすることで、それぞれの接続部材端子電極12上に電極接続部材1が接合される。すなわち、この条件でリフローすると、第2はんだ層6とはんだペースト19とは溶融して一体となったはんだ接合層191となり、電極接続部材1はパッケージ基板10の接続部材端子電極12に接合される。しかしながら、第1はんだ層5は溶融することなく樹脂ボール2の表面に形成された状態を保持している。
【0041】
その後、必要な場合には洗浄処理を行うと、図2(D)に示すような電極接続部材1により突起電極が形成された回路モジュール40が得られる。
【0042】
次に、この回路モジュール40を用いて配線基板30上に実装する工程について、図3に示す各工程の断面図を参照しながら説明する。
【0043】
図3(A)は、配線基板30の電極パッド31上にはんだペースト35を塗布した状態を示す概略断面図である。配線基板30は一方の表面に、上述した回路モジュール40の電極接続部材1と対応する位置に電極パッド31が形成されている。さらに、この電極パッド31に接続される配線や他の回路部品等を接続する電極パッド、およびこれらを接続するための配線等が、この配線基板30の両表面あるいは内層部に形成されているが、これらについては図示していない。この配線基板30の電極パッド31の表面にはんだペースト35が塗布されている。このはんだペースト35は第2はんだ層6と同じ組成の材料を用いて、例えばメタルマスク法によりクリームはんだを印刷することで容易に塗布できる。
【0044】
図3(B)は、回路モジュール40の電極接続部材1と配線基板30上の対応する電極パッド31とを位置合せした状態を示す断面図である。この状態で、はんだペースト35とはんだ接合層191とが溶融する温度条件で、約4分間〜6分間リフローすることにより、回路モジュール40は配線基板30と電気的に接続されるとともに、機械的にも固定される。なお、はんだペースト35とはんだ接合層191とは、リフロー時に溶融して一体となり、最終はんだ接合層192となる。この状態を図3(C)に示す。
【0045】
電極接続部材1の最表面に形成された第2はんだ層6は2回のリフロー時にそれぞれ溶融してはんだペースト19、35を含めて最終はんだ接合層192となるので、電極接続部材1はパッケージ基板10の接続部材端子電極12および配線基板30の電極パッド31と広い面積で接合される。一方、第2はんだ層6よりも高融点の第1はんだ層5は溶融せず、樹脂ボール2の導電体層7上に形成された状態をほぼ保持している。
【0046】
本実施の形態で説明した回路モジュール40では、例えばパッケージ基板10として低温焼成ガラスセラミック基板、および配線基板30として一般的に使用されているガラスエポキシプリント基板を用いた場合、これらの熱膨張係数の差から生じる熱応力が主として電極接続部材1に加わる。すなわち、低温焼成ガラスセラミック基板の熱膨張係数は約6ppmであり、ガラスエポキシプリント基板の熱膨張係数は約13ppmである。このため、両者を接合した状態で温度サイクルテストを行うと熱膨張係数の差により熱応力が発生する。この熱応力は、これらの基板間を機械的にも接続している電極接続部材1に加わる。この熱応力は、回路モジュール40が大きくなり、広い面積に接続部材端子電極12と電極パッド31とが配置されるほど大きくなる。本発明においては、電極接続部材1を、はんだ接合するための第2はんだ層6と、これよりも融点が高い第1はんだ層5とからなる二層構成からなるはんだ層としている。これにより、融点の低い第2はんだ層6が両基板上のそれぞれの電極との接合の機能を担う。一方、融点の高い第1はんだ層5はリフロー後にも樹脂ボール2の表面に膜として保持され、はんだとしての特性である塑性変形がしやすいという性質により、樹脂ボール1が熱応力により変形しても亀裂等が発生することなく、良好な電気的導通を保持する。したがって、比較的大きな回路モジュールでも信頼性の良好な実装が可能となり、小型、高密度の回路を信頼性よく実現することができる。
【0047】
(実施例)
本発明の第1の実施の形態の電極接続部材1を用いた場合の実施例およびその信頼性の比較結果について説明する。
【0048】
樹脂ボール2として、ジビニルベンゼン共重合体からなる樹脂製のボールを用いた。この樹脂ボール2の表面に下地処理をした後、導電体層7を形成した。本実施例においては、樹脂ボール2側から0.3μmの厚さのNi被覆層3と、5μmの厚さのCu被覆層4とからなる二層構成の導電体層7を形成した。なお、これらの膜はめっき法により形成した。次に、Cu被覆層4の表面に、Pbを含むはんだ材料からPb−Sn(90重量%−10重量%、融点290℃)合金組成の材料を選択して第1はんだ層5の材料とし、Pb−Sn(37重量%−67重量%、融点183℃)合金組成の材料を選択して第2はんだ層6の材料として、同様にめっき法により形成した。
【0049】
本実施例においては、第1はんだ層5と第2はんだ層6との合計の厚さを20μm一定とした。樹脂ボール2の直径が0.75mmの場合については、第1はんだ層5の厚さを10μmとした電極接続部材1(実施例1)、15μmとした電極接続部材1(実施例2)、18μmとした電極接続部材1(実施例3)と、第1はんだ層5を設けない比較用の電極接続部材(比較例1)とを形成した。また、樹脂ボール2の直径が0.45mmの場合については、第1はんだ層5の厚さが15μmの電極接続部材1(実施例4)と、第1はんだ層を設けない比較用の電極接続部材(比較例2)とを形成した。これら合計6種類の電極接続部材を用いて、第1の実施の形態の製造方法で説明した方法により回路モジュール40を作製し、さらに配線基板30上に実装した後、温度サイクル試験による信頼性評価を行った。
【0050】
なお、パッケージ基板10としては低温焼成ガラスセラミック多層基板、また配線基板30としてはガラスエポキシプリント基板を用いた。樹脂ボール2の直径が0.75mmの場合と0.45mmの場合とでは、これらの基板の形状が異なり、以下に述べる形状とした。
【0051】
樹脂ボールの直径が0.75mmの場合には、パッケージ基板10の形状は、長さ、幅および厚さが25.4mm、25.4mm、0.8mmとした。さらに、接続部材端子電極12は、そのピッチが1.27mmで、銀(Ag)とパラジウム(Pd)とからなる導体膜上にNiと金(Au)からなるめっき膜を形成し、パッケージ基板10上に144個配列されている。配線基板30としては、その厚さは2.4mmで、電極パッド31はCu膜で構成されている。
【0052】
樹脂ボール2の直径が0.45mmの場合には、パッケージ基板10の形状は、長さ、幅および厚さが15.5mm、15.5mm、0.4mmとした。さらに、接続部材端子電極12は、そのピッチが0.8mmで、同様にAgとPdとからなる導体膜上にNiとAuからなるめっき膜を形成し、パッケージ基板10上に324個配列されている。配線基板30としては、その厚さは0.77mmで、電極パッド31はCu膜上にNiとAuのめっき膜が形成されている。
【0053】
上述した基板と電極接続部剤を用いて、第1はんだ層5が溶融せず、第2はんだ層6とはんだペースト19、35とのみが溶融する温度で接合を行い、図3(C)に示す実装基板を作製した。このようにして作成した実装基板について、−55℃、30分保持し、次に+125℃、30分保持するサイクルを1サイクルとする温度サイクル試験を行い、所定のサイクル数ごとに電極接続部材部分での導通抵抗を測定し、10%以上の導通不良が発生したものを不良と判定し、その発生率を求めた。なお、測定に使用した実装基板は、それぞれ22個である。樹脂ボール2の直径が0.75mmの電極接続部材を用いたときの結果を(表1)に示す。
【0054】
【表1】
Figure 2004273401
【0055】
(表1)からわかるように、比較例1では100サイクル後に不良発生率が100%となったが、本実施の形態の実施例1、実施例2および実施例3では300サイクルまでは不良発生率が0%であり、大幅に信頼性を改善できることが確認された。
【0056】
次に、樹脂ボール2の直径が0.45mmの電極接続部材での温度サイクル試験結果を(表2)に示す。
【0057】
【表2】
Figure 2004273401
【0058】
樹脂ボール2の直径が小さくなると比較例2においても大幅に信頼性が改善されるが、本実施の形態の場合の実施例4ではさらに大きく信頼性が改善できることが見出された。すなわち、比較例2では、1250サイクル程度から不良発生が見られるのに対して、実施例4では1750サイクルで不良発生が生じており、本発明の構成とすることでボール径が小さく、かつパッケージ基板のサイズが小さい場合であっても良好な信頼性を確保できることが明確になった。
【0059】
図4は、温度サイクル試験後における電極接続部材周辺の状態を示す模式図である。図4(A)は、本実施の形態の実施例の電極接続部材1周辺の模式図で、図4(B)は比較例の電極接続部材100周辺の模式図である。
【0060】
図4(A)に示す本実施の形態の実施例の電極接続部材1では、樹脂ボール2の表面に導電体層7が形成され、さらにこの導電体層7上に第1はんだ層5が形成されている。第2はんだ層6ははんだペースト19、35とともに最終はんだ接合層192となるが、この最終はんだ接合層192は電極接続部材1のほぼ中央部領域にはほとんどなく、上下の接続部材端子電極12と電極パッド31とに集中している。しかし、電極接続部材1のほぼ中央部領域部には第1はんだ層5があり、この第1はんだ層5が樹脂ボール2の熱応力による変形に対して容易に塑性変形を生じるので、導電体層7や第1はんだ層5には亀裂が入りにくい。この結果、温度サイクル試験により信頼性が改善される。
【0061】
一方、図4(B)に示すように、比較例の電極接続部材100では樹脂ボール2の表面には導電体層7と第2はんだ層(図示せず)とが形成されているのみである。第2はんだ層とはんだペースト19、35とは最終はんだ接合層192になるが、図4(A)の場合と同様に電極接続部材100のほぼ中央領域部にはほとんどない。したがって、この中央領域部は導電体層7のみで導通されていることになる。しかし、樹脂ボール2が熱応力により変形しても、この導電体層7はその変形に充分追随できず、最終的に亀裂140が生じる。この亀裂140が発生することにより、導通抵抗が大きくなり不良となるものである。
【0062】
なお、本実施の形態の実施例では第1はんだ層5と第2はんだ層6として、第1はんだ層5はPb−Sn(90重量%−10重量%)合金、第2はんだ層6はPb−Sn(37重量%−67重量%)合金の組成からなる材料を用いたが、本発明はこれに限定されるものではない。第1はんだ層および第2はんだ層の材料として、Pbを含むはんだ材料、およびSnを含み、Pbを含まないはんだ材料から、第1はんだ層の融点が第2はんだ層の融点よりも少なくとも20℃以上高く、第2はんだ層を溶融して接合するときに第1はんだ層が溶融しない材料であれば、適宜選択して用いることができる。
【0063】
例えば、融点が約221℃のSn−Ag(96.5重量%−3.5重量%)合金を第1はんだ層として用い、融点が約198℃のSn−Zn―Bi(89重量%−8重量%−3重量%)合金を第2はんだ層として用いても、同様な結果が得られる。また、例えばSn−Ag(98.5重量%−1.5重量%)合金を第1はんだ層とし、Sn−Ag(96.5重量%−3.5重量%)合金を第2はんだ層としてもよい。この場合、第1はんだ層の融点は約309℃であり、第2はんだ層の融点は約221℃である。なお、このような場合、基板上に塗布するはんだペーストについても、第2はんだ層の組成と同じものを用いるのが望ましい。
【0064】
その他、本発明の電極接続部材に使用できるはんだ材料としては、例えばSn−Agを含む合金、Sn−Sbを含む合金、Sn−Cuを含む合金、Sn−Biを含む合金、Sn−Znを含む合金、Sn−Sbを含む合金およびSn−Auを含む合金等がある。
【0065】
また、さらに第1はんだ層と第2はんだ層のいずれかにPbを含むはんだ材料を使ってもよい。
【0066】
(第2の実施の形態)
図5(A)は、本発明の第2の実施の形態における電極接続部材50の斜視図で、図5(B)はその平面図である。本実施の形態においては、電極接続部材50は、樹脂コア60、この樹脂コア60の外周面上に形成された第2の導電体層62、およびこの第2の導電体層62上に形成されたはんだ層64からなる。樹脂コア60は、図示するように円柱形状であり、表面に導電性を付与された導電性繊維が束ねられて形成されている。第2の導電体層62とはんだ層64とは樹脂コア60の円周面だけでなく、その上面部および下面部にも形成されている。
【0067】
このように形成された電極接続部材50は本発明の第1の実施の形態で説明したパッケージ基板10に実装して回路モジュールを形成できる。また、この回路モジュールを用いて配線基板30に実装することも第1の実施の形態と同様に行うことができるので、説明は省略する。
【0068】
図6は、本実施例の電極接続部材50の製造方法を示す斜視図である。まず、最初に樹脂コアを形成する方法について説明する。
【0069】
図6(A)に示すように、高分子材料、例えばアラミド繊維からなり、直径が数十μm程度の繊維51の表面に第1の導電体層52を形成する。この第1の導電体層52の形成は繊維51を巻き取りながら、例えばスパッタリングを行えば、容易にその外周面上に形成することができる。
【0070】
このようにして形成した複数の導電性繊維53を接着剤54により接着して、繊維束55とする。このときの繊維束55の外形サイズは、第1の実施の形態の樹脂ボール2と同じように、例えば0.75mmあるいは0.45mmにできるだけ一致させることが望ましいが、かならずしも、一致させることは必要条件ではない。これを図6(B)に示す。なお、接着剤54としては、繊維51とほぼ同じ程度の耐熱性を有することが望ましい。
【0071】
この繊維束55を所定の長さに切断すると、樹脂コア60が得られる。これを図6(C)に示す。所定の長さとしては、樹脂コア60の直径とほぼ同じ長さとすることが望ましいが、直径よりも長くするとアスペクト比が1以上となり、より高密度の実装ができるようになるため、直径よりも長くすることも可能である。樹脂コア60はダイシングされることにより、その上面部と下面部とは導電性繊維53の周囲の隙間部分に接着剤54が充填され、かつ、第1の導電体層52は露出した面とすることができる。
【0072】
次に、この樹脂コア60の全面に第2の導電体層62を形成する。この第2の導電体層62の形成は、樹脂コア60に下地処理をした後めっきを行えば、容易に形成できる。その後、さらにパッケージ基板10にはんだ付けするためのはんだ層64を、例えばめっき法により形成することで、本実施の形態の電極接続部材50が得られる。これを図6(D)に示す。これにより、本実施の形態の電極接続部材50が形成される。
【0073】
本実施の形態の電極接続部材50は、複数の繊維51の一本ずつが第1の導電体層52で覆われており、この第1の導電体層52はパッケージ基板10の接続部材端子電極12、および配線基板30の電極パッド31に対向するそれぞれの面で第2の導電体層62に接触している。したがって、パッケージ基板10と配線基板30との熱膨張係数の差異による熱応力で電極接続部材50が変形して、外周面で第2の導電体層62に亀裂が生じても、第1の導電体層52により導通が可能であり、したがって接続不良の発生を大幅に低減できる。
【0074】
なお、本実施の形態では第2の導電体層62上には、一層のはんだ層64のみを形成したが、本発明はこれに限定されない。第2の導電体層62上に第1の実施の形態と同様に第2はんだ層6の融点より少なくとも20℃以上高い融点を有する第1はんだ層5を形成後、この第1はんだ層5上に第2はんだ層6を形成する二層構成のはんだ層64としてもよい。
【0075】
また、本実施の形態では繊維の外周面に第1の導電体層52を形成してから接着剤により束ねたが、第1の導電体層52上に第2はんだ層よりも少なくとも20℃以上高い融点を有するはんだ層を形成し、このはんだ層で複数の繊維を束ねる構成としてもよい。このようにすることにより、樹脂コアの内部に各繊維間および上下間が導通しており、かつ繊維により弾性を保持するので、熱応力が加わってもさらに接続不良の発生を大幅に低減できる。
【0076】
さらに、繊維51の表面に第1の導電体層52を形成することなく、接着剤により束ねて樹脂コアとしてもよい。
【0077】
またさらに、本実施の形態ではアラミド繊維を使った電極接続部材について説明したが、少なくとも短時間に300℃以上の耐熱性を有する繊維であれば同様に使用可能である。例えば、炭素繊維やガラス繊維等が使用できる。炭素繊維の場合、繊維自体に導電性を付与できるので、導電体層の形成が不要になるという特徴も有する。
【0078】
【発明の効果】
本発明の電極接続部材は、樹脂コアと、樹脂コアを覆う少なくとも二層のはんだ層とを有し、このはんだ層は樹脂コアに近い内層側の第1はんだ層の融点に比べて外層側の第2はんだ層の融点の方が低いはんだ材料からなる構成を有し、回路モジュールをこの電極接続部材によりBGA方式で配線基板と接合した場合、回路モジュールのパッケージ基板と配線基板との熱膨張係数の差異により熱応力が発生しても電極接続部材に亀裂が生じにくく、信頼性の高いBGA接合が可能となる。この結果、さらに大面積のパッケージ基板を用いて回路モジュールを作製しても高信頼性を確保できるので、小型、高密度の電子機器の実現に大きな効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電極接続部材の断面図
【図2】(A)同実施の形態において、パッケージ基板上にICチップを実装した状態を示す断面図
(B)同実施の形態において、接続部材端子電極上にはんだペーストを塗布した状態を示す断面図
(C)同実施の形態において、電極接続部材を接続部材端子電極上に配置した状態を示す断面図
(D)同実施の形態において、電極接続部材を接合して回路モジュールを完成した状態を示す断面図
【図3】(A)同実施の形態において、配線基板の電極パッド上にはんだペーストを塗布した状態を示す概略断面図
(B)同実施の形態において、回路モジュールの電極接続部材と電極パッドとを位置合せした状態を示す断面図
(C)同実施の形態において、回路モジュールを配線基板に実装した状態を示す断面図
【図4】(A)同実施の形態の実施例において、本発明の実施例の温度サイクル試験後の電極接続部材周辺の状態を示す模式図
(B)同実施の形態の比較例の温度サイクル試験後の電極接続部材周辺の状態を示す模式図
【図5】(A)本発明の第2の実施の形態の電極接続部材の斜視図
(B)同実施の形態の電極接続部材の平面図
【図6】(A)同実施の形態の電極接続部材の製造方法において、繊維の表面に第1の導電体層を形成した状態を示す斜視図
(B)同実施の形態の電極接続部材の製造方法において、接着剤により接着して繊維束とした状態を示す斜視図
(C)同実施の形態の電極接続部材の製造方法において、樹脂コアを形成した状態を示す斜視図
(D)同実施の形態の電極部材の製造方法において、第2の導電体層とはんだ層とを形成して電極接続部材を完成した状態を示す斜視図
【符号の説明】
1,50,100 電極接続部材
2 樹脂ボール
3 Ni被覆層
4 Cu被覆層
5 第1はんだ層
6 第2はんだ層
7 導電体層
10 パッケージ基板
11 IC側端子電極
12 接続部材端子電極
16 ICチップ
17 バンプ
18 封止樹脂
19,35 はんだペースト
30 配線基板
31 電極パッド
40 回路モジュール
51 繊維
52 第1の導電体層
53 導電性繊維
54 接着剤
55 繊維束
60 樹脂コア
62 第2の導電体層
64 はんだ層
140 亀裂
191 はんだ接合層
192 最終はんだ接合層

Claims (16)

  1. 樹脂コアと、前記樹脂コアを覆う少なくとも二層のはんだ層とを有し、前記はんだ層は前記樹脂コアに近い内層側の第1はんだ層の融点に比べて外層側の第2はんだ層の融点の方が低いはんだ材料からなることを特徴とする電極接続部材。
  2. 前記樹脂コアが球状であることを特徴とする請求項1に記載の電極接続部材。
  3. 前記樹脂コアの表面には少なくとも一層の導電体層が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電極接続部材。
  4. 前記第2はんだ層の融点は、前記第1はんだ層の融点より20℃以上低く、かつ前記樹脂コアの耐熱温度よりも低いことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電極接続部材。
  5. 前記第1はんだ層と前記第2はんだ層とが、その組成中に鉛を含むはんだ材料、および、その組成中にスズを含み、かつ鉛を含まないはんだ材料から選択された組合せからなることを特徴とする請求項4に記載の電極接続部材。
  6. 前記組成中に鉛を含むはんだ材料が、スズと鉛を主成分とする合金からなることを特徴とする請求項5に記載の電極接続部材。
  7. 前記組成中にスズを含み、かつ鉛を含まないはんだ材料が、銀、アンチモン、銅、ビスマス、亜鉛、金、アルミニウム、インジウムから選択された少なくとも1つとスズとを主成分として含む合金からなることを特徴とする請求項5に記載の電極接続部材。
  8. 複数の繊維を束ねて円柱形状とした樹脂コアと、
    前記樹脂コアの表面に形成された導電体層と、
    前記導電体層の表面に形成された少なくとも一層以上で、かつ前記繊維の耐熱温度より低い融点を有するはんだ層とからなることを特徴とする電極接続部材。
  9. 第1の導電体層がその表面に被膜されてなる繊維を複数本束ねて円柱形状とした樹脂コアと、
    前記樹脂コアの表面に形成された一層以上からなる第2の導電体層と、
    前記第2の導電体層の表面に形成された前記繊維の耐熱温度より低い融点を有するはんだ層とからなることを特徴とする電極接続部材。
  10. 複数の前記繊維を接着剤により束ねて接着したことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の電極接続部材。
  11. 繊維の外周面に形成された第1の導電体層と前記第1の導電体層上に形成され、前記繊維の耐熱温度より低い融点を有する第1はんだ層とを有する前記繊維を複数本束ね、前記第1はんだ層を溶融させて一体化してなる円柱形状の樹脂コアと、
    前記樹脂コアの表面に形成された第2の導電体層と、
    前記第2の導電体層上に形成され、前記第1はんだ層よりも少なくとも融点が20℃低い第2はんだ層とからなることを特徴とする電極接続部材。
  12. 少なくとも両面に配線層が形成されたパッケージ基板と、
    前記パッケージ基板の一方の面上に搭載された半導体または半導体を含む機能部品と、
    前記パッケージ基板の他方の面の接続部材端子電極上に設けられた電極接続部材とからなり、
    前記電極接続部材は請求項1から請求項11までのいずれかに記載の電極接続部材であって、第2はんだ層または最外層のはんだ層により前記電極接続部材と前記接続部材端子電極とがはんだ接合されていることを特徴とする回路モジュール。
  13. 樹脂コアの表面に導電体層を形成する工程と、
    前記導電体層上に第1はんだ層を形成する工程と、
    前記第1はんだ層上に前記第1はんだ層の融点より少なくとも20℃以上低く、かつ前記樹脂コアの耐熱温度よりも低い融点を有するはんだ材料を用いて第2はんだ層を形成する工程とからなる電極接続部材の製造方法。
  14. 複数本の繊維を接着剤により束ねて所望の太さの繊維束を形成する工程と、
    前記繊維束を所望の長さに切断して円柱形状の樹脂コアを形成する工程と、
    前記樹脂コアの外周面に導電体層を形成する工程と、
    前記導電体層上に第1はんだ層を形成する工程と、
    前記第1はんだ層上に前記第1はんだ層のはんだ材料の融点より少なくとも20℃以上低く、かつ前記樹脂コアの耐熱温度よりも低い融点を有するはんだ材料を用いて第2はんだ層を形成する工程と、からなることを特徴とする電極接続部材の製造方法。
  15. 繊維の外周面に導電体層を形成する工程と、
    前記導電体層上に第1はんだ層を形成する工程と、
    前記繊維を複数本束ねて前記第1はんだ層を溶融させて複数の前記繊維を接合一体化して繊維束を形成する工程と、
    前記繊維束を切断して所望の長さの円柱形状の樹脂コアを形成する工程と、
    前記樹脂コアの外周面に前記第1はんだ層の融点より少なくとも20℃以上低く、かつ前記繊維の耐熱温度よりも低い融点を有する第2はんだ層を形成する工程と、からなることを特徴とする電極接続部材の製造方法。
  16. 少なくとも両面に配線層が形成されたパッケージ基板の一方の面に半導体または半導体を含む機能部品を実装する工程と、
    前記パッケージ基板の他方の面の接続部材端子電極上に電極接続部材を配置する工程と、
    前記電極接続部材と前記接続部材端子電極とを、前記電極接続部材の最外層に形成されたはんだ層を溶融させて接合する工程とからなり、
    前記電極接続部材として、請求項1から請求項11までのいずれかに記載の電極接続部材を用いることを特徴とする回路モジュールの製造方法。
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