JP2004272852A - コンテンツ選択方法、コンテンツ選択装置及びコンテンツ選択プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択するときにあって、コンテンツ提供者の持つコンテンツ提供についての意図を考慮する形でコンテンツを選択できるようにすることを目的とする。
【解決手段】提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とを管理するという構成を採って、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、それらの算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択する。この構成に従って、簡略な構成に従いつつ、コンテンツ提供者の意図する配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【選択図】 図2
【解決手段】提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とを管理するという構成を採って、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、それらの算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択する。この構成に従って、簡略な構成に従いつつ、コンテンツ提供者の意図する配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択するコンテンツ選択方法及びその装置と、そのコンテンツ選択方法の実現に用いられるコンテンツ選択プログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンテンツ配信者は、コンテンツ提供者からのコンテンツを受け取り、それらのコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択して配信を行うようにしている。
【0003】
例えば 広告配信者は、広告クライアントからの広告コンテンツを受け取り、それらの広告コンテンツの中から視聴者に配信する広告コンテンツを選択して配信するようにしている。
【0004】
このような場合、コンテンツを配信する必要が生じたときに、何らかの基準に従って、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択する必要がある。
【0005】
従来では、様々な方法に従って、このコンテンツの選択を行うようにしているが、いずれの方法でも、コンテンツ提供者の持つコンテンツ提供についての意図を考慮する形でコンテンツを選択するようにはしていない。
【0006】
なお、広告コンテンツの表示回数を制御する従来技術として、下記に示す特許文献1に記載される発明がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−142826
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、コンテンツ提供者の意図を反映したコンテンツを選択して配信することを行うことは難しい。
【0009】
例えば、コンテンツ提供者が、短い期間に、集中的にコンテンツを配信したいと希望した場合や、最初は低頻度でコンテンツを配信し、その後、高頻度でコンテンツを配信したいと希望した場合や、長い期間、低頻度でコンテンツを配信したいと希望した場合に、それを実現することが困難であるといったような問題が生ずる。
【0010】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択するときにあって、コンテンツ提供者の持つコンテンツ提供についての意図を考慮する形でコンテンツを選択できるようにすることで、従来技術の持つ問題を解決する新たなコンテンツ選択技術の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のコンテンツ選択装置は、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択するために、▲1▼提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とを管理する管理手段と、▲2▼管理手段に管理される算出値を検索することで、それらの算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定する特定手段と、▲3▼特定手段の特定したコンテンツを視聴者端末に配信する配信手段と、▲4▼配信手段の配信したコンテンツに対応付けて管理される配信要求回数及び算出値を更新する更新手段と、▲5▼管理手段に対して、配信要求回数及び意図値を登録する登録手段とを備えるように構成する。
【0012】
以上の各処理手段が動作することで実現される本発明のコンテンツ選択方法はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどのような適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
【0013】
このように構成される本発明のコンテンツ選択装置では、登録手段は、コンテンツ提供者から、提供対象のコンテンツについての配信要求回数の初期値を入力して、管理手段に登録するとともに、コンテンツ提供者から、そのコンテンツ提供についての意図値(例えば、コンテンツ提供者がコンテンツの配信を強く要求する程、大きな値を示す数値)を入力して、管理手段に登録する。
【0014】
一方、特定手段は、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、管理手段に管理される算出値を検索することで、それらの算出値の中から、例えば最大値というような規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定し、これを受けて、配信手段は、この特定されたコンテンツを視聴者に配信する。
【0015】
そして、このとき、更新手段は、配信手段の配信したコンテンツに対応付けて管理される配信要求回数及び算出値を更新する。
【0016】
このようにして、管理手段には、提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とが管理されることになる。
【0017】
このように構成されるときにあって、登録手段は、コンテンツ提供者からの指示に従って、新たな配信要求回数を管理手段に登録することで、管理手段に管理されている配信要求回数を更新したり、コンテンツ提供者からの指示に従って、新たな意図値を管理手段に登録することで、管理手段に管理されている意図値を更新する。
【0018】
以上に説明したように、本発明では、提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とを管理するという構成を採って、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、これらの算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択するように処理するのである。
【0019】
この構成に従って、本発明によれば、コンテンツ提供者は、例えば、短い期間に、集中的にコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、大きな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0020】
また、コンテンツ提供者は、例えば、最初は低頻度でコンテンツを配信し、その後、高頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、最初のある期間の間は小さな意図値を登録し、その後のある期間の間は大きな意図値に更新するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0021】
また、コンテンツ提供者は、例えば、長い期間、低頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、小さな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0022】
このように、本発明では、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択して配信するという処理を行うときに、配信要求回数とコンテンツ提供についての意図値とに基づいて算出される算出値を使って、提供対象のコンテンツの中から配信するコンテンツを選択するように処理することから、簡略な構成に従いつつ、コンテンツ提供者の意図する配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0024】
図1に、本発明の適用されるコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を図示する。
【0025】
この図に示すように、本発明の適用されるコンテンツ配信システムは、本発明を具備するコンテンツ配信装置1と、コンテンツ配信装置1に対してコンテンツの配信を要求する複数のコンテンツ提供者端末2と、コンテンツ配信装置1とコンテンツ提供者端末2との間を接続するネットワーク3と、コンテンツ配信装置1からコンテンツの配信を受ける複数の視聴者端末4と、コンテンツ配信装置1と視聴者端末4との間を接続する1つ又は複数のネットワーク5とを備える。
【0026】
図2に、本発明のコンテンツ配信装置1の装置構成の一実施形態例を図示する。
【0027】
この図に示すように、本発明のコンテンツ配信装置1は、配信要求テーブル10と、コンテンツ提供者テーブル11と、視聴者テーブル12と、番組管理テーブル13と、コンテンツ蓄積部14と、配信要求登録部15と、配信要求更新部16と、配信実行部17とを備える。
【0028】
配信要求テーブル10は、メモリ上に展開されて、提供対象のコンテンツに割り付けた番組IDに対応付けて、そのコンテンツの配信要求回数(あと何回配信するのかということを示す回数)と、そのコンテンツの提供についての意図値(コンテンツ提供者がコンテンツの配信を強く要求する程、大きな値を示す数値で表現される)と、その配信要求回数とその意図値との合計値と、そのコンテンツの提供者名とを管理する。
【0029】
ここで、この実施形態例では、配信要求テーブル10は、コンテンツの配信要求回数を管理するという構成を採っており、コンテンツが1回配信されると、1回減少する形でその配信要求回数を更新することになるが、状況によっては、重み付けされた値が減少する形で更新するようにすることも可能である。
【0030】
また、この実施形態例では、配信要求テーブル10は、配信要求回数と意図値との合計値を使ってコンテンツ配信を制御するという後述の制御方法に合わせて、配信要求回数と意図値との合計値を管理するという構成を採っているが、その他の算出値を使ってコンテンツ配信を制御するという制御方法を用いる場合には、配信要求回数と意図値とに基づいて算出されるその算出値を管理するという構成を採ることになる。
【0031】
コンテンツ提供者テーブル11は、メモリ上に展開されて、コンテンツを提供する提供者のIDに対応付けて、そのコンテンツ提供者に対して課金する際に必要となる課金用情報(例えば、コンテンツ提供者の銀行口座の番号など)を管理する。
【0032】
視聴者テーブル12は、メモリ上に展開されて、コンテンツの配信先となる視聴者のIDに対応付けて、その視聴者の利用している回線の情報(回線種別や回線容量など)を管理する。
【0033】
なお、視聴者テーブル12は、この回線容量については、視聴者の契約した回線容量を管理することもあるし、実際の回線容量が測定されている場合には、その実際の回線容量を管理することもある。
【0034】
番組管理テーブル13は、提供対象のコンテンツに割り付けた番組IDに対応付けて、そのコンテンツのタイトルや、そのコンテンツのIDや、そのコンテンツのビットレートや、そのコンテンツの保存先の情報(コンテンツ蓄積部14のアドレス情報など)などを管理する。
【0035】
ここで、以下の説明では、1つの番組IDはビットレートと対応付けられる複数のコンテンツIDを含み、提供する視聴者の回線情報に従って適切なビットレートのコンテンツが選択されて、視聴者端末4に配信されるという構成が採られている。
【0036】
例えば、コンテンツ1に対して“番組ID=1”という番組IDを割り付ける場合に、ビットレートX1を持つコンテンツ1には、例えば“コンテンツID=1−1”を割り付け、ビットレートX2を持つコンテンツ1には、例えば“コンテンツID=1−2”を割り付け、ビットレートXnを持つコンテンツ1には、例えば“コンテンツID=1−n”を割り付けるという割付方法を用いることを想定している。
【0037】
また、提供対象のコンテンツについては、コンテンツ蓄積部14に蓄積されずに、外部のWEBサイトに保存されている場合もあるが、そのような場合には、番組管理テーブル13は、コンテンツの保存先の情報として、そのWEBサイトのURL情報を管理することになる。
【0038】
コンテンツ蓄積部14は、ビットレートに応じた複数の蓄積部を有し、例えば、ビットレートX1の蓄積部に、ビットレートX1を持つコンテンツ1を蓄積し、ビットレートX2の蓄積部に、ビットレートX2を持つコンテンツ1を蓄積し、・・・・、ビットレートXnの蓄積部に、ビットレートXnを持つコンテンツ1を蓄積するというように、提供対象の各コンテンツについて、それぞれのビットレートの蓄積部にそれぞれのビットレートのコンテンツを蓄積することで、提供対象のコンテンツを蓄積するようにしている。
【0039】
配信要求登録部15は、CPUなどの制御手段上で実行されるプログラムにより実現されて、コンテンツ提供者からの登録要求に応答して、提供対象のコンテンツをコンテンツ蓄積部14に登録するとともに、それに合わせて、配信要求テーブル10及び番組管理テーブル13への情報登録を実行する。
【0040】
配信要求更新部16は、CPU上で実行されるプログラムにより実現されて、コンテンツ提供者からの更新要求に応答して、配信要求テーブル10に管理されている意図値や配信要求回数を更新する処理を実行する。
【0041】
配信実行部17は、CPU上で実行されるプログラムにより実現されて、視聴者からの配信要求に応答して、提供対象のコンテンツの中からその視聴者に配信するコンテンツを選択して、それを配信する処理を実行する。
【0042】
図3に、配信要求登録部15の実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図4に、配信要求更新部16の実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図5及び図6に、配信実行部17の実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0043】
次に、これらの処理フローに従って、このように構成される本発明のコンテンツ配信装置1の実行する処理について詳細に説明する。
【0044】
先ず最初に、配信要求登録部15の実行する処理について説明する。
【0045】
配信要求登録部15は、例えば、コンテンツ提供者端末2に登録画面を表示しているときに、その登録画面の持つボタンが操作されることでコンテンツの登録要求が発行されると、図3の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ10で、コンテンツ提供者から登録要求のコンテンツを受け取り、それに対して番組IDを付加する。
【0046】
続いて、ステップ11で、コンテンツ提供者に対して、その番組IDを通知する。
【0047】
続いて、ステップ12で、上述の登録画面を使って、コンテンツ提供者端末2からコンテンツ提供者の指定する配信要求回数及び意図値を入力するとともに、その合計値を算出する。すなわち、登録するコンテンツの配信要求回数の初期値と、そのコンテンツ提供についての意図値とを入力するとともに、その2つの合計値を算出するのである。
【0048】
続いて、ステップ13で、配信要求テーブル10に対して、コンテンツに付加した番組IDに対応付けて、入力した配信要求回数及び意図値と、算出した合計値と、コンテンツの登録要求を発行したコンテンツ提供者名とを登録する。
【0049】
続いて、ステップ14で、コンテンツ提供者から受け取ったコンテンツを基に、コンテンツ蓄積部14に蓄積することになる各ビットレートのコンテンツを生成して、それらのコンテンツに対して上述の論理に従ってコンテンツIDを付加しつつ、それらのコンテンツをコンテンツ蓄積部14に登録する。
【0050】
続いて、ステップ15で、入力していない情報についてはコンテンツ提供者端末2から入力することで、登録要求のコンテンツに関する情報を番組管理テーブル13に登録する。すなわち、コンテンツに付加した番組IDに対応付けて、そのコンテンツのタイトルや、そのコンテンツのIDや、そのコンテンツのビットレートや、そのコンテンツの保存先の情報などを番組管理テーブル13に登録するのである。
【0051】
続いて、ステップ16で、コンテンツ提供者テーブル11を検索することで、コンテンツの登録要求を発行してきたコンテンツ提供者の課金用情報を得て、コンテンツ提供者に対して、コンテンツの登録料を課金するための処理を行い、処理を終了する。
【0052】
このようにして、配信要求登録部15は、コンテンツ提供者からコンテンツの登録要求が発行されると、視聴者への提供対象となる登録要求のコンテンツをコンテンツ蓄積部14に登録するとともに、それに合わせて、配信要求テーブル10及び番組管理テーブル13への情報登録を実行する処理を行うのである。
【0053】
後述するように、配信実行部17は、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されると、配信要求テーブル10に管理される合計値の内の最も大きな値を持つコンテンツを配信対象として選択して、そのコンテンツの配信を行うとともに、その配信したコンテンツの指す配信要求テーブル10の配信要求回数を更新し、それに合わせて、その配信要求回数に対応付けられる合計値を更新する処理を行う。
【0054】
これから、コンテンツ提供者は、配信要求テーブル10への配信要求回数及び意図値の初期登録を行った後に、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数/意図値/合計値を閲覧して、必要に応じて、自分の登録したコンテンツについての配信要求回数及び意図値の値を更新するように要求することがある。
【0055】
配信要求更新部16は、この更新処理を実行するものであって、コンテンツ提供者から配信要求テーブル10に管理される配信要求回数及び意図値の更新要求が発行されると、図4の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ20で、コンテンツ提供者に対して配信要求テーブル10の内容を提示する。
【0056】
この提示を受けて、コンテンツ提供者は、自分の登録したコンテンツについての現在の配信要求回数/意図値/合計値を知ることができるようになるとともに、他のコンテンツ提供者が登録したコンテンツについての現在の配信要求回数/意図値/合計値を知ることができるようになる。
【0057】
続いて、ステップ21で、この配信要求テーブル10の内容の提示に応答して、コンテンツ提供者がその提示画面に対して操作するのを待って、コンテンツ提供者が操作したことを検出すると、ステップ22に進んで、配信要求テーブル10の内容の閲覧終了指示が発行されたのか否かを判断して、閲覧終了指示が発行されたことを判断するときには、そのまま処理を終了する。
【0058】
一方、ステップ22で、配信要求テーブル10の内容の閲覧終了指示が発行されたのではないことを判断するとき、すなわち、配信要求テーブル10の内容の更新要求が発行されたことを判断するときには、ステップ23に進んで、コンテンツ提供者から、更新対象となるコンテンツを指定する番組IDを受け取る。なお、このとき受け取る番組IDは、コンテンツを登録する際に、コンテンツ提供者に通知したものである。
【0059】
続いて、ステップ24で、配信要求テーブル10を検索することで、受け取った番組IDの指すコンテンツ提供者名を読み出して、その読み出したコンテンツ提供者名と、更新要求を発行してきたコンテンツ提供者名とが一致するのか否かを判断することで、コンテンツ提供者本人の更新要求であるのか否かを判断する。
【0060】
この判断処理に従って、コンテンツ提供者本人の更新要求であることを判断するときには、ステップ25に進んで、コンテンツ提供者から送られてくる更新要求に応じて、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数や意図値を更新するとともに、それに合わせて合計値を更新して、処理を終了する。
【0061】
一方、ステップ24で、コンテンツ提供者本人の更新要求でないことを判断するときには、その更新要求を認めることができないので、ステップ25の処理を行うことなく、処理を終了する。
【0062】
このようにして、配信要求更新部16は、コンテンツ提供者から配信要求テーブル10に管理される配信要求回数及び意図値の更新要求が発行されると、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数と意図値のいずれか一方又は双方を更新対象として、コンテンツ提供者の要求するものに更新するとともに、それに合わせて合計値を更新するように処理するのである。
【0063】
次に、配信実行部17の実行する処理について詳細に説明する。
【0064】
配信実行部17は、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されると、図5の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ30で、配信要求テーブル10に管理される合計値の中で最も大きな値を示すものを検索する。
【0065】
続いて、ステップ31で、配信要求テーブル10の管理データに従って、検索した最大合計値を持つ番組IDを特定する。
【0066】
すなわち、図7に示すように、配信要求テーブル10の管理データに従って、検索した最大合計値を持つ番組IDを特定するのである。
【0067】
続いて、ステップ32で、コンテンツの配信要求を発行した視聴者のIDをキーにして視聴者テーブル12を検索することで、コンテンツの配信要求を発行した視聴者の回線情報(回線の容量や種別)を取得する。
【0068】
すなわち、図7に示すように、視聴者のIDをキーにして視聴者テーブル12を検索することで、コンテンツの配信要求を発行した視聴者の回線容量や回線種別を取得するのである。
【0069】
続いて、ステップ33で、その取得した回線情報に従って、配信するコンテンツのビットレートを決定する。
【0070】
すなわち、その取得した回線情報により、配信するコンテンツのビットレートが規定されることになるので、配信するコンテンツのビットレートを決定するのである。このとき、例えば、3Mbpsという回線容量であっても、回線種別としてADSL回線を用いることで、実質的には128kbpsの回線容量しか持たない場合には、配信するコンテンツのビットレートとして128kbpsを決定するというように、視聴者の回線種別を考慮した実質的な回線容量に従って、配信するコンテンツのビットレートを決定することになる。
【0071】
続いて、ステップ34で、特定した番組IDと決定したビットレートとから、配信するコンテンツのIDを特定する。
【0072】
上述したように、コンテンツIDは、例えば「1−2」というように構成されていることから、図7に示すように、特定した番組IDと決定したビットレートとから、配信するコンテンツのIDを特定することができるのである。
【0073】
続いて、ステップ35で、番組管理テーブル13を検索することで、特定したコンテンツIDの指すコンテンツ保存先情報を取得する。すなわち、コンテンツ蓄積部14のどの場所に保存されているのかを取得するのである。
【0074】
続いて、ステップ36で、その取得したコンテンツ保存先情報に従って、コンテンツ蓄積部14から、特定したコンテンツIDの指すコンテンツを読み出し、続くステップ37で、その読み出したコンテンツを配信要求元の視聴者端末4に配信する。
【0075】
続いて、ステップ38で、コンテンツ提供者テーブル11を検索することで、その配信したコンテンツを提供したコンテンツ提供者の課金用情報を取得し、続くステップ39で、その課金用情報を使って、コンテンツ提供者に対して、意図値に応じた配信料(例えば、1回の配信料が意図値の反映された金額で設定される)を課金するための処理を実行する。
【0076】
続いて、ステップ40で、コンテンツを1回配信したことに合わせて、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数(配信を行ったコンテンツの番組IDの指す配信要求回数)を更新するとともに、それに合わせて合計値(配信を行ったコンテンツの番組IDの指す合計値)を更新する。
【0077】
続いて、ステップ41で、その更新した配信要求回数がゼロに到達したのか否かを判断して、ゼロに到達したことを判断するときには、ステップ42に進んで、配信要求テーブル10/番組管理テーブル13/コンテンツ蓄積部14から、そのゼロに到達したコンテンツに関する情報を削除して、処理を終了し、一方、ゼロに到達していないことを判断するときには、ステップ42の処理を行わずに、そのまま処理を終了する。
【0078】
このようにして、配信実行部17は、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されると、配信要求テーブル10に管理される合計値の内の最も大きな値を持つコンテンツを配信対象として選択して、そのコンテンツの配信を行うとともに、その配信したコンテンツの指す配信要求テーブル10の配信要求回数を更新し、それに合わせて、その配信要求回数に対応付けられる合計値を更新するように処理するのである。
【0079】
以上に説明したように、この実施形態例に従う本発明のコンテンツ配信装置1では、提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値との合計値とを管理するという構成を採って、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、これらの合計値の中から最も大きな値を持つものを選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した合計値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択するように処理するのである。
【0080】
ここで、上述したように、配信要求回数と意図値との合計値の代わりに、配信要求回数と意図値とに基づいて算出されるその他の算出値を用いることも可能であり、この場合には、その算出値の性質に応じた選択基準に従って算出値を算出して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択するように処理することになる。
【0081】
この構成に従って、本発明のコンテンツ配信装置1によれば、コンテンツ提供者は、例えば、短い期間に、集中的にコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、大きな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0082】
また、コンテンツ提供者は、例えば、最初は低頻度でコンテンツを配信し、その後、高頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、最初のある期間の間は小さな意図値を登録し、その後のある期間の間は大きな意図値に更新するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0083】
また、コンテンツ提供者は、例えば、長い期間、低頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、小さな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0084】
以上に説明した実施形態例では説明しなかったが、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されるときに、視聴者の嗜好情報(例えば、これまでのコンテンツ配信のログ情報から取得できる)を考慮し、コンテンツのメタデータを使って、その配信要求を発行した視聴者が興味を持つと考えられるコンテンツを処理対象として、上述の論理に従ってコンテンツを選択して配信するようにすることが好ましい。
【0085】
また、以上に説明した実施形態例では説明しなかったが、例えば、コンテンツを配信する日の属性(日曜日であるとか祭日であるとかなど)などに合わせて、例えば、
▲1▼日曜日・祭日には意図値を20%大きくする
▲2▼日曜日・祭日には意図値を20%小さくする
▲3▼日曜日には意図値を10%大きくし、祭日には意図値を30%大きくする
▲4▼日曜日には意図値を10%小さくし、祭日には意図値を30%小さくする
▲5▼意図値を変化させない
といったような幾つかの意図値変動パターンを用意するようにして、コンテンツ提供者の選択した意図値変動パターンに応じて、コンテンツ提供者の登録した意図値を自動的に変動させるようにしてもよい。
【0086】
このような方法を用いると、さらにきめ細やかな形でコンテンツの配信形態を制御できるようになる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択して配信するという処理を行うときに、配信要求回数とコンテンツ提供についての意図値とに基づいて算出される算出値を使って、提供対象のコンテンツの中から配信するコンテンツを選択するように処理することから、簡略な構成に従いつつ、コンテンツ提供者の意図する配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】本発明のコンテンツ配信装置の装置構成の一実施形態例である。
【図3】配信要求登録部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図4】配信要求更新部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図5】配信実行部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図6】配信実行部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図7】本発明のコンテンツ配信装置の処理の説明図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ配信装置
2 コンテンツ提供者端末
3 ネットワーク
4 視聴者端末
5 ネットワーク
10 配信要求テーブル
11 コンテンツ提供者テーブル
12 視聴者テーブル
13 番組管理テーブル
14 コンテンツ蓄積部
15 配信要求登録部
16 配信要求更新部
17 配信実行部
【発明の属する技術分野】
本発明は、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択するコンテンツ選択方法及びその装置と、そのコンテンツ選択方法の実現に用いられるコンテンツ選択プログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンテンツ配信者は、コンテンツ提供者からのコンテンツを受け取り、それらのコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択して配信を行うようにしている。
【0003】
例えば 広告配信者は、広告クライアントからの広告コンテンツを受け取り、それらの広告コンテンツの中から視聴者に配信する広告コンテンツを選択して配信するようにしている。
【0004】
このような場合、コンテンツを配信する必要が生じたときに、何らかの基準に従って、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択する必要がある。
【0005】
従来では、様々な方法に従って、このコンテンツの選択を行うようにしているが、いずれの方法でも、コンテンツ提供者の持つコンテンツ提供についての意図を考慮する形でコンテンツを選択するようにはしていない。
【0006】
なお、広告コンテンツの表示回数を制御する従来技術として、下記に示す特許文献1に記載される発明がある。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−142826
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、コンテンツ提供者の意図を反映したコンテンツを選択して配信することを行うことは難しい。
【0009】
例えば、コンテンツ提供者が、短い期間に、集中的にコンテンツを配信したいと希望した場合や、最初は低頻度でコンテンツを配信し、その後、高頻度でコンテンツを配信したいと希望した場合や、長い期間、低頻度でコンテンツを配信したいと希望した場合に、それを実現することが困難であるといったような問題が生ずる。
【0010】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択するときにあって、コンテンツ提供者の持つコンテンツ提供についての意図を考慮する形でコンテンツを選択できるようにすることで、従来技術の持つ問題を解決する新たなコンテンツ選択技術の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のコンテンツ選択装置は、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択するために、▲1▼提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とを管理する管理手段と、▲2▼管理手段に管理される算出値を検索することで、それらの算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定する特定手段と、▲3▼特定手段の特定したコンテンツを視聴者端末に配信する配信手段と、▲4▼配信手段の配信したコンテンツに対応付けて管理される配信要求回数及び算出値を更新する更新手段と、▲5▼管理手段に対して、配信要求回数及び意図値を登録する登録手段とを備えるように構成する。
【0012】
以上の各処理手段が動作することで実現される本発明のコンテンツ選択方法はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどのような適当な記録媒体に記録して提供されたり、ネットワークを介して提供され、本発明を実施する際にインストールされてCPUなどの制御手段上で動作することにより本発明を実現することになる。
【0013】
このように構成される本発明のコンテンツ選択装置では、登録手段は、コンテンツ提供者から、提供対象のコンテンツについての配信要求回数の初期値を入力して、管理手段に登録するとともに、コンテンツ提供者から、そのコンテンツ提供についての意図値(例えば、コンテンツ提供者がコンテンツの配信を強く要求する程、大きな値を示す数値)を入力して、管理手段に登録する。
【0014】
一方、特定手段は、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、管理手段に管理される算出値を検索することで、それらの算出値の中から、例えば最大値というような規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定し、これを受けて、配信手段は、この特定されたコンテンツを視聴者に配信する。
【0015】
そして、このとき、更新手段は、配信手段の配信したコンテンツに対応付けて管理される配信要求回数及び算出値を更新する。
【0016】
このようにして、管理手段には、提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とが管理されることになる。
【0017】
このように構成されるときにあって、登録手段は、コンテンツ提供者からの指示に従って、新たな配信要求回数を管理手段に登録することで、管理手段に管理されている配信要求回数を更新したり、コンテンツ提供者からの指示に従って、新たな意図値を管理手段に登録することで、管理手段に管理されている意図値を更新する。
【0018】
以上に説明したように、本発明では、提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値とに基づいて算出される算出値とを管理するという構成を採って、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、これらの算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択するように処理するのである。
【0019】
この構成に従って、本発明によれば、コンテンツ提供者は、例えば、短い期間に、集中的にコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、大きな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0020】
また、コンテンツ提供者は、例えば、最初は低頻度でコンテンツを配信し、その後、高頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、最初のある期間の間は小さな意図値を登録し、その後のある期間の間は大きな意図値に更新するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0021】
また、コンテンツ提供者は、例えば、長い期間、低頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、小さな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0022】
このように、本発明では、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択して配信するという処理を行うときに、配信要求回数とコンテンツ提供についての意図値とに基づいて算出される算出値を使って、提供対象のコンテンツの中から配信するコンテンツを選択するように処理することから、簡略な構成に従いつつ、コンテンツ提供者の意図する配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0024】
図1に、本発明の適用されるコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を図示する。
【0025】
この図に示すように、本発明の適用されるコンテンツ配信システムは、本発明を具備するコンテンツ配信装置1と、コンテンツ配信装置1に対してコンテンツの配信を要求する複数のコンテンツ提供者端末2と、コンテンツ配信装置1とコンテンツ提供者端末2との間を接続するネットワーク3と、コンテンツ配信装置1からコンテンツの配信を受ける複数の視聴者端末4と、コンテンツ配信装置1と視聴者端末4との間を接続する1つ又は複数のネットワーク5とを備える。
【0026】
図2に、本発明のコンテンツ配信装置1の装置構成の一実施形態例を図示する。
【0027】
この図に示すように、本発明のコンテンツ配信装置1は、配信要求テーブル10と、コンテンツ提供者テーブル11と、視聴者テーブル12と、番組管理テーブル13と、コンテンツ蓄積部14と、配信要求登録部15と、配信要求更新部16と、配信実行部17とを備える。
【0028】
配信要求テーブル10は、メモリ上に展開されて、提供対象のコンテンツに割り付けた番組IDに対応付けて、そのコンテンツの配信要求回数(あと何回配信するのかということを示す回数)と、そのコンテンツの提供についての意図値(コンテンツ提供者がコンテンツの配信を強く要求する程、大きな値を示す数値で表現される)と、その配信要求回数とその意図値との合計値と、そのコンテンツの提供者名とを管理する。
【0029】
ここで、この実施形態例では、配信要求テーブル10は、コンテンツの配信要求回数を管理するという構成を採っており、コンテンツが1回配信されると、1回減少する形でその配信要求回数を更新することになるが、状況によっては、重み付けされた値が減少する形で更新するようにすることも可能である。
【0030】
また、この実施形態例では、配信要求テーブル10は、配信要求回数と意図値との合計値を使ってコンテンツ配信を制御するという後述の制御方法に合わせて、配信要求回数と意図値との合計値を管理するという構成を採っているが、その他の算出値を使ってコンテンツ配信を制御するという制御方法を用いる場合には、配信要求回数と意図値とに基づいて算出されるその算出値を管理するという構成を採ることになる。
【0031】
コンテンツ提供者テーブル11は、メモリ上に展開されて、コンテンツを提供する提供者のIDに対応付けて、そのコンテンツ提供者に対して課金する際に必要となる課金用情報(例えば、コンテンツ提供者の銀行口座の番号など)を管理する。
【0032】
視聴者テーブル12は、メモリ上に展開されて、コンテンツの配信先となる視聴者のIDに対応付けて、その視聴者の利用している回線の情報(回線種別や回線容量など)を管理する。
【0033】
なお、視聴者テーブル12は、この回線容量については、視聴者の契約した回線容量を管理することもあるし、実際の回線容量が測定されている場合には、その実際の回線容量を管理することもある。
【0034】
番組管理テーブル13は、提供対象のコンテンツに割り付けた番組IDに対応付けて、そのコンテンツのタイトルや、そのコンテンツのIDや、そのコンテンツのビットレートや、そのコンテンツの保存先の情報(コンテンツ蓄積部14のアドレス情報など)などを管理する。
【0035】
ここで、以下の説明では、1つの番組IDはビットレートと対応付けられる複数のコンテンツIDを含み、提供する視聴者の回線情報に従って適切なビットレートのコンテンツが選択されて、視聴者端末4に配信されるという構成が採られている。
【0036】
例えば、コンテンツ1に対して“番組ID=1”という番組IDを割り付ける場合に、ビットレートX1を持つコンテンツ1には、例えば“コンテンツID=1−1”を割り付け、ビットレートX2を持つコンテンツ1には、例えば“コンテンツID=1−2”を割り付け、ビットレートXnを持つコンテンツ1には、例えば“コンテンツID=1−n”を割り付けるという割付方法を用いることを想定している。
【0037】
また、提供対象のコンテンツについては、コンテンツ蓄積部14に蓄積されずに、外部のWEBサイトに保存されている場合もあるが、そのような場合には、番組管理テーブル13は、コンテンツの保存先の情報として、そのWEBサイトのURL情報を管理することになる。
【0038】
コンテンツ蓄積部14は、ビットレートに応じた複数の蓄積部を有し、例えば、ビットレートX1の蓄積部に、ビットレートX1を持つコンテンツ1を蓄積し、ビットレートX2の蓄積部に、ビットレートX2を持つコンテンツ1を蓄積し、・・・・、ビットレートXnの蓄積部に、ビットレートXnを持つコンテンツ1を蓄積するというように、提供対象の各コンテンツについて、それぞれのビットレートの蓄積部にそれぞれのビットレートのコンテンツを蓄積することで、提供対象のコンテンツを蓄積するようにしている。
【0039】
配信要求登録部15は、CPUなどの制御手段上で実行されるプログラムにより実現されて、コンテンツ提供者からの登録要求に応答して、提供対象のコンテンツをコンテンツ蓄積部14に登録するとともに、それに合わせて、配信要求テーブル10及び番組管理テーブル13への情報登録を実行する。
【0040】
配信要求更新部16は、CPU上で実行されるプログラムにより実現されて、コンテンツ提供者からの更新要求に応答して、配信要求テーブル10に管理されている意図値や配信要求回数を更新する処理を実行する。
【0041】
配信実行部17は、CPU上で実行されるプログラムにより実現されて、視聴者からの配信要求に応答して、提供対象のコンテンツの中からその視聴者に配信するコンテンツを選択して、それを配信する処理を実行する。
【0042】
図3に、配信要求登録部15の実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図4に、配信要求更新部16の実行する処理フローの一実施形態例を図示し、図5及び図6に、配信実行部17の実行する処理フローの一実施形態例を図示する。
【0043】
次に、これらの処理フローに従って、このように構成される本発明のコンテンツ配信装置1の実行する処理について詳細に説明する。
【0044】
先ず最初に、配信要求登録部15の実行する処理について説明する。
【0045】
配信要求登録部15は、例えば、コンテンツ提供者端末2に登録画面を表示しているときに、その登録画面の持つボタンが操作されることでコンテンツの登録要求が発行されると、図3の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ10で、コンテンツ提供者から登録要求のコンテンツを受け取り、それに対して番組IDを付加する。
【0046】
続いて、ステップ11で、コンテンツ提供者に対して、その番組IDを通知する。
【0047】
続いて、ステップ12で、上述の登録画面を使って、コンテンツ提供者端末2からコンテンツ提供者の指定する配信要求回数及び意図値を入力するとともに、その合計値を算出する。すなわち、登録するコンテンツの配信要求回数の初期値と、そのコンテンツ提供についての意図値とを入力するとともに、その2つの合計値を算出するのである。
【0048】
続いて、ステップ13で、配信要求テーブル10に対して、コンテンツに付加した番組IDに対応付けて、入力した配信要求回数及び意図値と、算出した合計値と、コンテンツの登録要求を発行したコンテンツ提供者名とを登録する。
【0049】
続いて、ステップ14で、コンテンツ提供者から受け取ったコンテンツを基に、コンテンツ蓄積部14に蓄積することになる各ビットレートのコンテンツを生成して、それらのコンテンツに対して上述の論理に従ってコンテンツIDを付加しつつ、それらのコンテンツをコンテンツ蓄積部14に登録する。
【0050】
続いて、ステップ15で、入力していない情報についてはコンテンツ提供者端末2から入力することで、登録要求のコンテンツに関する情報を番組管理テーブル13に登録する。すなわち、コンテンツに付加した番組IDに対応付けて、そのコンテンツのタイトルや、そのコンテンツのIDや、そのコンテンツのビットレートや、そのコンテンツの保存先の情報などを番組管理テーブル13に登録するのである。
【0051】
続いて、ステップ16で、コンテンツ提供者テーブル11を検索することで、コンテンツの登録要求を発行してきたコンテンツ提供者の課金用情報を得て、コンテンツ提供者に対して、コンテンツの登録料を課金するための処理を行い、処理を終了する。
【0052】
このようにして、配信要求登録部15は、コンテンツ提供者からコンテンツの登録要求が発行されると、視聴者への提供対象となる登録要求のコンテンツをコンテンツ蓄積部14に登録するとともに、それに合わせて、配信要求テーブル10及び番組管理テーブル13への情報登録を実行する処理を行うのである。
【0053】
後述するように、配信実行部17は、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されると、配信要求テーブル10に管理される合計値の内の最も大きな値を持つコンテンツを配信対象として選択して、そのコンテンツの配信を行うとともに、その配信したコンテンツの指す配信要求テーブル10の配信要求回数を更新し、それに合わせて、その配信要求回数に対応付けられる合計値を更新する処理を行う。
【0054】
これから、コンテンツ提供者は、配信要求テーブル10への配信要求回数及び意図値の初期登録を行った後に、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数/意図値/合計値を閲覧して、必要に応じて、自分の登録したコンテンツについての配信要求回数及び意図値の値を更新するように要求することがある。
【0055】
配信要求更新部16は、この更新処理を実行するものであって、コンテンツ提供者から配信要求テーブル10に管理される配信要求回数及び意図値の更新要求が発行されると、図4の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ20で、コンテンツ提供者に対して配信要求テーブル10の内容を提示する。
【0056】
この提示を受けて、コンテンツ提供者は、自分の登録したコンテンツについての現在の配信要求回数/意図値/合計値を知ることができるようになるとともに、他のコンテンツ提供者が登録したコンテンツについての現在の配信要求回数/意図値/合計値を知ることができるようになる。
【0057】
続いて、ステップ21で、この配信要求テーブル10の内容の提示に応答して、コンテンツ提供者がその提示画面に対して操作するのを待って、コンテンツ提供者が操作したことを検出すると、ステップ22に進んで、配信要求テーブル10の内容の閲覧終了指示が発行されたのか否かを判断して、閲覧終了指示が発行されたことを判断するときには、そのまま処理を終了する。
【0058】
一方、ステップ22で、配信要求テーブル10の内容の閲覧終了指示が発行されたのではないことを判断するとき、すなわち、配信要求テーブル10の内容の更新要求が発行されたことを判断するときには、ステップ23に進んで、コンテンツ提供者から、更新対象となるコンテンツを指定する番組IDを受け取る。なお、このとき受け取る番組IDは、コンテンツを登録する際に、コンテンツ提供者に通知したものである。
【0059】
続いて、ステップ24で、配信要求テーブル10を検索することで、受け取った番組IDの指すコンテンツ提供者名を読み出して、その読み出したコンテンツ提供者名と、更新要求を発行してきたコンテンツ提供者名とが一致するのか否かを判断することで、コンテンツ提供者本人の更新要求であるのか否かを判断する。
【0060】
この判断処理に従って、コンテンツ提供者本人の更新要求であることを判断するときには、ステップ25に進んで、コンテンツ提供者から送られてくる更新要求に応じて、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数や意図値を更新するとともに、それに合わせて合計値を更新して、処理を終了する。
【0061】
一方、ステップ24で、コンテンツ提供者本人の更新要求でないことを判断するときには、その更新要求を認めることができないので、ステップ25の処理を行うことなく、処理を終了する。
【0062】
このようにして、配信要求更新部16は、コンテンツ提供者から配信要求テーブル10に管理される配信要求回数及び意図値の更新要求が発行されると、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数と意図値のいずれか一方又は双方を更新対象として、コンテンツ提供者の要求するものに更新するとともに、それに合わせて合計値を更新するように処理するのである。
【0063】
次に、配信実行部17の実行する処理について詳細に説明する。
【0064】
配信実行部17は、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されると、図5の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ30で、配信要求テーブル10に管理される合計値の中で最も大きな値を示すものを検索する。
【0065】
続いて、ステップ31で、配信要求テーブル10の管理データに従って、検索した最大合計値を持つ番組IDを特定する。
【0066】
すなわち、図7に示すように、配信要求テーブル10の管理データに従って、検索した最大合計値を持つ番組IDを特定するのである。
【0067】
続いて、ステップ32で、コンテンツの配信要求を発行した視聴者のIDをキーにして視聴者テーブル12を検索することで、コンテンツの配信要求を発行した視聴者の回線情報(回線の容量や種別)を取得する。
【0068】
すなわち、図7に示すように、視聴者のIDをキーにして視聴者テーブル12を検索することで、コンテンツの配信要求を発行した視聴者の回線容量や回線種別を取得するのである。
【0069】
続いて、ステップ33で、その取得した回線情報に従って、配信するコンテンツのビットレートを決定する。
【0070】
すなわち、その取得した回線情報により、配信するコンテンツのビットレートが規定されることになるので、配信するコンテンツのビットレートを決定するのである。このとき、例えば、3Mbpsという回線容量であっても、回線種別としてADSL回線を用いることで、実質的には128kbpsの回線容量しか持たない場合には、配信するコンテンツのビットレートとして128kbpsを決定するというように、視聴者の回線種別を考慮した実質的な回線容量に従って、配信するコンテンツのビットレートを決定することになる。
【0071】
続いて、ステップ34で、特定した番組IDと決定したビットレートとから、配信するコンテンツのIDを特定する。
【0072】
上述したように、コンテンツIDは、例えば「1−2」というように構成されていることから、図7に示すように、特定した番組IDと決定したビットレートとから、配信するコンテンツのIDを特定することができるのである。
【0073】
続いて、ステップ35で、番組管理テーブル13を検索することで、特定したコンテンツIDの指すコンテンツ保存先情報を取得する。すなわち、コンテンツ蓄積部14のどの場所に保存されているのかを取得するのである。
【0074】
続いて、ステップ36で、その取得したコンテンツ保存先情報に従って、コンテンツ蓄積部14から、特定したコンテンツIDの指すコンテンツを読み出し、続くステップ37で、その読み出したコンテンツを配信要求元の視聴者端末4に配信する。
【0075】
続いて、ステップ38で、コンテンツ提供者テーブル11を検索することで、その配信したコンテンツを提供したコンテンツ提供者の課金用情報を取得し、続くステップ39で、その課金用情報を使って、コンテンツ提供者に対して、意図値に応じた配信料(例えば、1回の配信料が意図値の反映された金額で設定される)を課金するための処理を実行する。
【0076】
続いて、ステップ40で、コンテンツを1回配信したことに合わせて、配信要求テーブル10に管理される配信要求回数(配信を行ったコンテンツの番組IDの指す配信要求回数)を更新するとともに、それに合わせて合計値(配信を行ったコンテンツの番組IDの指す合計値)を更新する。
【0077】
続いて、ステップ41で、その更新した配信要求回数がゼロに到達したのか否かを判断して、ゼロに到達したことを判断するときには、ステップ42に進んで、配信要求テーブル10/番組管理テーブル13/コンテンツ蓄積部14から、そのゼロに到達したコンテンツに関する情報を削除して、処理を終了し、一方、ゼロに到達していないことを判断するときには、ステップ42の処理を行わずに、そのまま処理を終了する。
【0078】
このようにして、配信実行部17は、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されると、配信要求テーブル10に管理される合計値の内の最も大きな値を持つコンテンツを配信対象として選択して、そのコンテンツの配信を行うとともに、その配信したコンテンツの指す配信要求テーブル10の配信要求回数を更新し、それに合わせて、その配信要求回数に対応付けられる合計値を更新するように処理するのである。
【0079】
以上に説明したように、この実施形態例に従う本発明のコンテンツ配信装置1では、提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信に合わせて順次更新されていくコンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、配信要求回数と意図値との合計値とを管理するという構成を採って、配信するコンテンツを選択する必要が生じた場合には、これらの合計値の中から最も大きな値を持つものを選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した合計値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択するように処理するのである。
【0080】
ここで、上述したように、配信要求回数と意図値との合計値の代わりに、配信要求回数と意図値とに基づいて算出されるその他の算出値を用いることも可能であり、この場合には、その算出値の性質に応じた選択基準に従って算出値を算出して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定することで、視聴者に配信するコンテンツを選択するように処理することになる。
【0081】
この構成に従って、本発明のコンテンツ配信装置1によれば、コンテンツ提供者は、例えば、短い期間に、集中的にコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、大きな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0082】
また、コンテンツ提供者は、例えば、最初は低頻度でコンテンツを配信し、その後、高頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、最初のある期間の間は小さな意図値を登録し、その後のある期間の間は大きな意図値に更新するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0083】
また、コンテンツ提供者は、例えば、長い期間、低頻度でコンテンツを配信したいと希望する場合には、例えば、小さな意図値を指定して配信回数を登録するようにすれば、そのような配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【0084】
以上に説明した実施形態例では説明しなかったが、視聴者端末4からコンテンツの配信要求が発行されるときに、視聴者の嗜好情報(例えば、これまでのコンテンツ配信のログ情報から取得できる)を考慮し、コンテンツのメタデータを使って、その配信要求を発行した視聴者が興味を持つと考えられるコンテンツを処理対象として、上述の論理に従ってコンテンツを選択して配信するようにすることが好ましい。
【0085】
また、以上に説明した実施形態例では説明しなかったが、例えば、コンテンツを配信する日の属性(日曜日であるとか祭日であるとかなど)などに合わせて、例えば、
▲1▼日曜日・祭日には意図値を20%大きくする
▲2▼日曜日・祭日には意図値を20%小さくする
▲3▼日曜日には意図値を10%大きくし、祭日には意図値を30%大きくする
▲4▼日曜日には意図値を10%小さくし、祭日には意図値を30%小さくする
▲5▼意図値を変化させない
といったような幾つかの意図値変動パターンを用意するようにして、コンテンツ提供者の選択した意図値変動パターンに応じて、コンテンツ提供者の登録した意図値を自動的に変動させるようにしてもよい。
【0086】
このような方法を用いると、さらにきめ細やかな形でコンテンツの配信形態を制御できるようになる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択して配信するという処理を行うときに、配信要求回数とコンテンツ提供についての意図値とに基づいて算出される算出値を使って、提供対象のコンテンツの中から配信するコンテンツを選択するように処理することから、簡略な構成に従いつつ、コンテンツ提供者の意図する配信形態でコンテンツを配信できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるコンテンツ配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図2】本発明のコンテンツ配信装置の装置構成の一実施形態例である。
【図3】配信要求登録部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図4】配信要求更新部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図5】配信実行部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図6】配信実行部の実行する処理フローの一実施形態例である。
【図7】本発明のコンテンツ配信装置の処理の説明図である。
【符号の説明】
1 コンテンツ配信装置
2 コンテンツ提供者端末
3 ネットワーク
4 視聴者端末
5 ネットワーク
10 配信要求テーブル
11 コンテンツ提供者テーブル
12 視聴者テーブル
13 番組管理テーブル
14 コンテンツ蓄積部
15 配信要求登録部
16 配信要求更新部
17 配信実行部
Claims (3)
- 提供対象のコンテンツの中から視聴者端末に配信するコンテンツを選択するコンテンツ選択方法であって、
提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、該配信要求回数と該意図値とに基づいて算出される算出値とを管理する管理手段に管理される該算出値を検索することで、該算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定する過程と、
上記特定したコンテンツを視聴者端末に配信する過程と、
上記配信したコンテンツに対応付けて管理される上記配信要求回数及び上記算出値を更新する過程と、
上記管理手段に対して、上記配信要求回数及び上記意図値を登録する過程とを備えることを、
特徴とするコンテンツ選択方法。 - 提供対象のコンテンツの中から視聴者端末に配信するコンテンツを選択するコンテンツ選択装置であって、
提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、該配信要求回数と該意図値とに基づいて算出される算出値とを管理する管理手段と、
上記管理手段に管理される算出値を検索することで、該算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定する特定手段と、
上記特定手段の特定したコンテンツを視聴者端末に配信する配信手段と、
上記配信手段の配信したコンテンツに対応付けて管理される上記配信要求回数及び上記算出値を更新する更新手段と、
上記管理手段に対して、上記配信要求回数及び上記意図値を登録する登録手段とを備えることを、
特徴とするコンテンツ選択装置。 - 提供対象のコンテンツの中から視聴者に配信するコンテンツを選択する処理を行うコンテンツ選択プログラムであって、
提供対象のコンテンツに対応付けて、コンテンツの配信要求回数と、コンテンツ提供についての意図値と、該配信要求回数と該意図値とに基づいて算出される算出値とを管理する管理手段に管理される該算出値を検索することで、該算出値の中から規定の選択基準に従って1つの算出値を選択して、提供対象のコンテンツの中からその選択した算出値を持つものを特定する処理と、
上記特定したコンテンツを視聴者端末に配信する処理と、
上記配信したコンテンツに対応付けて管理される上記配信要求回数及び上記算出値を更新する処理と、
上記管理手段に対して、上記配信要求回数及び上記意図値を登録する処理とをコンピュータに実行させるためのコンテンツ選択プログラム。
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JP2003066447A JP2004272852A (ja) | 2003-03-12 | 2003-03-12 | コンテンツ選択方法、コンテンツ選択装置及びコンテンツ選択プログラム |
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Cited By (2)
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JP2008269284A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Hitachi Ltd | ダウンロード制御装置 |
JP2010224661A (ja) * | 2009-03-19 | 2010-10-07 | Nippon Telegraph & Telephone East Corp | 配信装置 |
-
2003
- 2003-03-12 JP JP2003066447A patent/JP2004272852A/ja active Pending
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