JP2004272077A - シェーディング補正装置、方法および制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】確実なシェーディング補正を行うことができるとともに、シェーディングの変化にも速やかに対応することができ、さにな価格的にも安価なシェーディング補正装置、方法および制御プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】ステージ26上の試料3の存在しないエリアを撮影エリア65に移動させ、この状態をCCD42で撮像して明時画像信号を取得するとともに、明時画像信号に発生しているシェーディングのゲインを求めてシェーディング補正パターンを生成し、次に、試料3の観察したい部位を撮影エリア65に移動させ、この状態をCCD42で撮像して主画像信号を取得し、この主画像信号をシェーディング補正パターンにより補正することで主画像信号中のシェーディングを除去する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、観察像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡などに適用されるシェーディング補正装置、方法およびおよび制御プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、カメラなどに使用されるレンズなどの結像光学素子は、それぞれの光学素子ごとに歪曲収差や照度むらなどの諸特性が異なることが知られている。
【0003】
そして、このような結像光学素子を用いて被写体を撮影する場合、例えば光学像の周辺光量が低下するなどのシェーディングによって画像劣化が生じたような場合は、経験的な補正値または実測値を用いて画像処理を行い、このときの画像劣化を補正することが行われている。
【0004】
一方、対物レンズを使用する顕微鏡の場合も同様で、異なる焦点距離を有する複数の対物レンズを選択的に切替えて使用する場合やズーム式の対物レンズを使用する場合に、観察倍率ごとに歪曲収差や照度むらなどの特性が異なる。つまり、観察倍率の異なる対物レンズを選択的に切替えて使用する場合は、対物レンズごとに歪曲収差などの状態が異なり、ズーム式の対物レンズを使用する場合は、各倍率ごとに歪曲収差などの状態が異なる。
【0005】
従って、このような各種の対物レンズを使用し、試料の観察像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡についても、観察像の周辺光量が低下するシェーディングによって撮像画像に劣化が生じるような場合は、それぞれの対物レンズに最適な画像処理により画像劣化を補正することが必要である。
【0006】
そこで、従来、特許文献1に開示されるように、顕微鏡の動作を制御する顕微鏡コントローラ部、撮像素子で撮像された画像データを調整する画像調整部を有し、さらに、対物レンズの種類に応じたシェーディング補正パターンを記憶したメモリを用意していて、顕微鏡コントロール部が対物レンズの種類を検出すると、このときの対物レンズの種類に応じたシェーディング補正パターンを読み出して画像調整部に設定し、設定されたシェーディング補正パターンにより画像データのシェーディング補正を行うようにしたものがある。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−292369号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような特許文献1に開示されるものは、予め対物レンズの種類に応じたシェーディング補正パターンを記憶したメモリを用意しているので、仮にメモリにシェーディング補正パターンが記憶されていない、新たな対物レンズを使用したい場合は、シェーディング補正パターンが用意できずシェーディング補正を行うことができなくなる。また、対物レンズとしてズーム式のものを使用した場合は、各倍率ごとに多数のシェーディング補正パターンを用意しなくてはならなくなり、現実的でなくなる。
【0009】
さらに、顕微鏡コントロール部により対物レンズの種類を検出する必要があるため、特別な検出手段などが必要であり、上述した対物レンズの種類に応じたシェーディング補正パターンを記憶した専用のメモリを用意することを合わせ考えると、システム全体が高価なものになる。
【0010】
さらにまた、長期間の使用で発生する光源の心ずれなどにより、メモリに記憶されたいるシェーディング補正パターンと実際に発生するシェーディングパターンが一致しなくなることがあり、この場合は、シェーディング補正が難しくなることもある。
【0011】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、確実なシェーディング補正を行うことができるとともに、シェーディングの変化にも速やかに対応することができ、さにな価格的にも安価なシェーディング補正装置、方法および制御プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0012】
媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、試料の像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡に適用されるシェーディング補正装置において、前記撮像装置または前記試料を移動させて、前記試料を前記撮像装置の撮影領域に対して挿脱可能にした移動手段と、
前記試料が前記撮影領域に存在しない状態で前記撮影領域の像を前記撮像装置により撮像し、明時画像信号を取り込む明時画像信号取込手段と、前記明時画像信号中に含まれるシェーディングのゲインを求め、シェーディング補正パターンを生成するシェーディング補正パターン生成手段と、前記試料が前記撮影領域に存在する状態で、前記撮影領域の試料の像を前記撮像装置によりを撮像し、主画像信号を取り込む主画像信号取込手段と、前記シェーディング補正パターンにより前記主画像信号を補正し、前記主画像信号のシェーディングを除去するシェーディング補正手段と、前記明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込みを指示にする取込み指示手段とを具備したことを特徴としている。
【0014】
請求項2記載の発明は、試料の像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡に適用されるシェーディング補正方法において、前記撮像装置または前記試料を移動させて、前記試料を前記撮像装置の撮影領域に対して挿脱させ、前記試料が前記撮影領域に存在しない状態で前記撮影領域の像を前記撮像装置により撮像し、明時画像信号を取り込み、前記明時画像信号中に含まれるシェーディングのゲインを求めて、シェーディング補正パターンを生成し、前記試料が前記撮影領域に存在する状態で、前記撮影領域の試料の像を前記撮像装置によりを撮像し、主画像信号を取り込み、前記シェーディング補正パターンにより前記主画像信号を補正し、前記主画像信号のシェーディングを除去するようになっていて、前記明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込み指示を可能にしたことを特徴としている。
【0015】
請求項3記載の発明は、試料の像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡に適用されるシェーディング補正装置の制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記撮像装置または前記試料を移動させて、前記試料を前記撮像装置の撮影領域に対して挿脱させ、前記試料が前記撮影領域に存在しない状態で前記撮影領域の像を前記撮像装置により撮像させ、明時画像信号を取り込み、前記明時画像信号中に含まれるシェーディングのゲインを求めて、シェーディング補正パターンを生成し、前記試料が前記撮影領域に存在する状態で、前記撮影領域の試料の像を前記撮像装置によりを撮像させ、主画像信号を取り込み、前記シェーディング補正パターンにより前記主画像信号を補正し、前記主画像信号のシェーディングを除去するようになっていて、前記明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込み指示を可能にしたことを特徴としている。
【0016】
この結果、本発明によれば、顕微鏡に新たな対物レンズを使用したい場合も、何ら問題なくシェーディング補正を行うことができ、また、対物レンズとしてズーム式のものを使用した場合も、各倍率ごとに問題なくシェーディング補正を行うことができる。
【0017】
また、本発明によれば、従来では必要とされていた顕微鏡コントロール部により対物レンズの種類などを検出するための特別な検出手段を一切必要としないので、システム全体を安価にできる。
【0018】
さらに、本発明によれば、取込み指示手段により明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込みを指示するだけでシェーディング補正パターンを最新のものに更新してシェーディング補正を続けることができるので、例えば、光源の心ずれ、対物レンズの交換などの明時画像信号のシェーディングを変化させる要因が発生した場合も、速やかに対応することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明が適用される顕微鏡システムの概略構成を示している。図において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1には、移動手段としてのステージ26上の試料3に対向する対物レンズ27が配置されている。また、この対物レンズ27を介した観察光軸上には、三眼鏡筒ユニット5を介して接眼レンズユニット6が配置されているとともに、結像レンズユニット100を介して電子カメラ36が配置されている。この場合、ステージ26は、対物レンズ27の光軸に直交したXY方向に水平移動できるようになっている。
【0021】
この場合、ステージ26側が固定で、対物レンズ27側が移動するようにすることも考えられる。
【0022】
図2は、このような顕微鏡システムの詳細な構成を示す図である。図2では、透過明視野観察、暗視野観察、位相差観察、微分干渉観察、蛍光観察などの各種の検鏡法を適宜選択可能な構成を示している。
【0023】
図2に示す顕微鏡システムには、照明系として、透過照明光学系11及び落射照明光学系12が備えられている。透過照明光学系11には透過照明用光源13が備えられ、この透過照明用光源13から照射される透過照明光の光路上に、この透過照明光を集光するコレクタレンズ14、透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ161、折曲げミラー17、透過開口絞り18、コンデンサ光学素子ユニット19、及びトップレンズユニット20が配置されている。また、落射照明光学系12には、落射照明用光源21が備えられ、この落射照明用光源21から照射される落射照明光の光路上に、落射用フィルタユニット22、落射シャッタ23、落射視野絞り24、及び落射開口絞り25が配置されている。
【0024】
透過照明光学系11と落射照明光学系12との各光軸が重なる観察光路S上には、観察の対象となる試料を載せる試料ステージ26、対物レンズ27が複数装着され、一つの対物レンズ27を回転動作で選択し観察光路S上に位置させるためのレボルバ28、対物レンズ側光学素子ユニット29、例えば透過明視野観察または蛍光観察などの各種検鏡法に応じて観察光路S上のダイクロイックミラーを切り替えるためのキューブユニット30、観察光路Sを観察光路S’と観察光路S”とに分岐するビームスプリッタ31が配置されている。このビームスプリッタ31は、三眼鏡筒ユニット5内に配置されている。
【0025】
ビームスプリッタ31で手前に折り曲げられた観察光路S’上には、接眼レンズ6aが配置されている。また、ビームスプリッタ31を透過した観察光路S”上には、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33、オートフォーカス(AF)ユニット371と写真接眼レンズユニット35からなる結像レンズユニット100、及び電子カメラ36が配置されている。
【0026】
中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33は、電子カメラ36で撮像される像を変倍するための変倍ズームレンズ33aを内蔵している。なお、中間変倍が不要な場合は、この中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33を取り外すことができる。電子カメラ36内にはCCD42が配置されている。対物レンズ27からの光像は、写真接眼レンズユニット35内の写真接眼レンズ35aによってCCD42の撮像面に結像する。
【0027】
オートフォーカス(AF)ユニット371内には、ビームスプリッタ34が配置され、ここで観察光路S″から分岐された光路上には、AF用受光素子34aが配置されている。オートフォーカス(AF)ユニット371は、この受光素子34aからの出力信号をもとに合焦検出を行なうもので、AF機能が不要な場合にはユニットごと取り外すことができる。
【0028】
透過照明光学系11における透過用フィルタユニット15、透過視野絞り16、透過シャッタ161、透過開口絞り18、コンデンサ光学素子ユニット19、及びトップレンズユニット20、落射照明光学系12における落射用フィルタユニット22、落射シャッタ23、落射視野絞り24、及び落射開口絞り25、レボルバ28、対物レンズ側光学素子ユニット29、キューブユニット30、ビームスプリッタ31、中間変倍光学系(ズーム鏡筒)33およびステージ26は、それぞれモータライズされており、駆動回路部37からの各駆動信号によって図示しない各モータにより駆動される。
【0029】
一方、レボルバ28には、観察光路S上に位置される対物レンズ27の種類を検出する対物レンズ検出部38が配置され、対物レンズ側光学素子ユニット29には、リタデーション調整動作を検出するリタデーション調整動作検出部39が配置され、写真接眼レンズユニット35には、写真接眼レンズの種類を検出する写真接眼レンズ検出部40が配置されている。
【0030】
顕微鏡コントロール部41は、顕微鏡全体の動作を制御するもので、透過照明用光源13、落射照明用光源21、駆動回路部37、リタデーション調整動作検出部39、写真接眼レンズ検出部40、及び電子カメラ36が接続されている。
【0031】
顕微鏡コントロール部41は、検鏡者による図示しない操作部の操作に従って、透過照明用光源13及び落射照明用光源21の調光を行なうとともに、駆動回路部37に対して制御指示を行なう。さらに顕微鏡コントロール部41は、透過照明用光源13及び落射照明用光源21に対する制御状態、駆動回路部37に対する制御状態を始め、リタデーション調整動作検出部39、写真接眼レンズ検出部40からの検出情報を電子カメラ36へ出力し、電子カメラ36での撮像条件を自動設定する。
【0032】
図3(a)(b)は、上記顕微鏡システムに用いられる電子カメラの構成を示すブロック図である。図3(a)において一点鎖線で囲まれる部分は、顕微鏡コントロール部41により撮像条件が設定される電子カメラ36の構成を示している。なお、図3に示す一点鎖線で囲まれる部分以外は、図2で述べたと同一部分には、同符号を付して説明を省略する。
【0033】
図3において、42はCCDなどの固体撮像素子(以下、単にCCDという)で、このCCD42には、対物レンズ27、結像レンズユニット100を介して試料3の光学的な観察像が結像される。CCD42は、結像される光学的な観察像を光電変換し、画像信号を生成するものである。
【0034】
CCD42には、駆動パルス等の同期信号を発生させるタイミングジェネレータ(TG)53およびシグナルジェネレータ(SG)54が接続され、所定のタイミング信号により駆動されるようになっている。また、CCD42は、図示しない電子シャッタ機能(手段)を有しており、これにより露光時間の制御を行なうことができるようになっている。
【0035】
CCD42には、CDS回路(相関二重サンプリング回路;Correlated Double Sampling)43が接続されている。このCDS回路43は、CCD42の出力信号から画像信号成分を抽出するものである。
【0036】
CDS回路43には、ゲイン調整手段として増幅器(AMP)44が接続されている。この増幅器(AMP)44は、CDS回路43からの出力信号レベルを所定のゲイン値に調整するためのAGC回路などを含むゲイン制御手段からなっている。
【0037】
増幅器(AMP)44には、A/D変換器45を介して明時画像信号取込手段としての第1の画像メモリ46と、主画像信号取込手段としての第2の画像メモリ47が接続されている。A/D変換器45は、タイミングジェネレータ(TG)53のタイミング信号に同期して増幅器(AMP)44より出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するものである。第1の画像メモリ46と第2の画像メモリ47は、A/D変換器45から出力されるデジタル信号を記憶するもので、このうちの第1の画像メモリ46は、シェーディング補正パターンを生成するため試料3がない状態を撮像した明時画像信号を記憶し、第2の画像メモリ47は、シェーディング補正を行うため試料3を撮像した主画像信号を記憶するようになっている。
【0038】
これら第1の画像メモリ46と第2の画像メモリ47は、メモリコントローラ55によりデータの読み書きが制御される。
【0039】
第1の画像メモリ46には、シェーディング補正パターン生成手段としてのシェーディング補正パターン演算部49が接続されている。シェーディング補正パターン演算部49には、補正パターン記憶メモリ62が接続されている。シェーディング補正パターン演算部49は、フィルタ部491と演算部本体492を有するものである。フィルタ部491は、明時画像信号中のノイズを始め、欠陥やゴミに相当する信号分を除去するためのもので、メディアンフィルタなどの各種フィルタが用いられる。演算部本体492は、明時画像信号からシェーディング補正パターンを生成するものである。補正パターン記憶メモリ62は、演算部本体492で生成されたシェーディング補正パターンを記憶する。この補正パターン記憶メモリ62も、メモリコントローラ55によりデータの読み書きが制御される。
【0040】
第2の画像メモリ47には、シェーディング補正手段としてのシェーディング補正部48が接続されている。シェーディング補正部48は、図3(b)に示すように切替えスイッチ481、482および掛算器483から構成されている。切替えスイッチ481、482は、それぞれ固定切片a1、b1と可動切片c1を有し、後述するCPU60の制御信号sにより固定切片a1、b1に対する可動切片c1の切替えを可能にしている。掛算器483は、第2の画像メモリ47に記憶された主画像信号b’(B)と補正パターン記憶メモリ62に記憶されたシェーディング補正パターンa’(A)を掛算するものである。また、切替えスイッチ481は、固定切片a1を第2の画像メモリ47の出力端子に、固定切片b1をA/D変換器45の出力端子に、可動切片c1を掛算器483の入力端子と切替えスイッチ482の固定切片b1にそれぞれ接続され、また、切替えスイッチ482は、固定切片a1を掛算器483に出力端子に接続されていて、切替えスイッチ481、482の切替えが図示状態にある時は、掛算器483により第2の画像メモリ47に記憶された主画像信号b’と補正パターン記憶メモリ62に記憶されたシェーディング補正パターンa’の掛算が実行され、また、切替えスイッチ481の可動切片c1が固定切片b1に切替えられると、第2の画像メモリ47を通さず、A/D変換器45からの主画像信号を直接掛算器483に入力でき、さらに切替えスイッチ481の可動切片c1が固定切片b1に切替えられ、切替えスイッチ482の可動切片c1が固定切片b1に切替えられるとA/D変換器45からの主画像信号を画像メモリ50に直接入力できるようにもなっている。
【0041】
シェーディング補正部48には、画像メモリ50と画像信号処理回路51が接続されている。画像メモリ50は、CCD42で撮像された画像信号を静止画として直接記憶するものである。画像信号処理回路51は、シェーディング補正された画像信号のγ補正、エッジ強調などの画像信号処理を行うものである。
【0042】
画像信号処理回路51には、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)59およびDRAM56が接続されている。液晶ディスプレイ(LCD)59は、画像信号を表示可能な形態に処理する信号処理回路を有し、ここで信号処理された画像を表示するものである。DRAM56は、画像信号を一時的に記憶するメモリ等からなるカメラ内蔵記憶手段である。
【0043】
DRAM56には、画像信号に圧縮処理及び伸長処理を施す圧縮伸長回路57が接続されている。
【0044】
上述した各構成部材は、制御手段であるCPU60に接続されている。CPU60は、電子カメラ36全体を統括的に制御するものである。
【0045】
CPU60には、記録媒体58と操作部61が接続されている。記録媒体58は、画像信号を保存するメモリカードなどからなっている。操作部61は、撮影時にAF動作を開始させると共に、露光動作を開始させるトリガー信号を発生させるスイッチ、シェーディング補正を指示するトリガー信号を発生させるスイッチ(取込み指示手段)、図2で述べた対物レンズ27の切換えを指示するスイッチ、透過開口絞り18,落射開口絞り25などの開口絞りの開閉を指示するスイッチなどの各種の操作スイッチを有している。
【0046】
次に、このように構成された実施の形態の作用を説明する。
【0047】
なお、ここでは撮影時に行われる作用のうち、本発明にかかわる部分のみを説明している。
【0048】
この場合、図4に示すフローチャートが実行される。
【0049】
まず、ステップ401で、顕微鏡システムの電源をオンにし、ステップ402で、ステージ26上に試料3をセットする。
【0050】
この場合、試料3は、図5に示すように試料ホルダ、例えば、スライドガラス63面に固定されている。スライドガラス63は、ステージ26上でスライドガラス受け64により位置決めされていて、ステージ26の電動または手動によるXY方向の移動により、試料3の任意の位置を対物レンズ27の光軸上、つまり電子カメラ36による撮影エリア(領域)65に移動させて顕微観察できるようにしている。
【0051】
次に、ステップ403で、電子カメラ36の電源をオンにする。すると、CPU60から顕微鏡コントロール部41を経由して駆動回路部37にステージ26の移動を指示する制御信号が与えられる。
【0052】
ステップ404で、駆動回路部37は、顕微鏡コントロール部41の指示に従ってステージ26を移動させる。ステージ26は、図5に示すステージ26上の試料3の存在しないエリアを撮影エリア65に移動させる。このときのステージ26の移動方向と移動距離は、予め決めておいておいてもよいし、試料3の大きさを検出して移動距離を自動的に決定するようにしてもよい。図示例では、ステージ26上の試料3の存在しないエリアは、スライドガラス63上で試料3の存在しない位置S1、またはステージ26の光路透過用の孔部26a上で試料3の存在しない位置S2が設定されている。
【0053】
この状態から、ステップ405で、電子カメラ36により撮影エリア65の撮影を行う。この場合、CCD42は、透過照明により撮影エリア65の像を撮像する。この撮像により得られた画像信号は、CDS回路43において画像信号成分が抽出され、増幅器(AMP)44により出力信号レベルが所定のゲイン値に調整された後、A/D変換器45においてデジタル信号に変換され、試料3がない状態を撮像した明時画像信号として、第1の画像メモリ46に記憶される。
【0054】
次に、ステップ406で、シェーディング補正パターン演算部49によりシェーディング補正パターンを演算により求める。
【0055】
図6(a)(b)は、シェーディング補正パターン演算部49の演算により求められるシェーディング補正パターンを説明するものである。
【0056】
この場合、第1の画像メモリ46に記憶された明時画像信号は、現在、観察光路に挿入されている対物レンズ27により、図6(a)に示すように画像中央部が明るく、画像周辺部が暗くなるシェーディングSEが発生している。
【0057】
この明時画像信号による画像中心線に沿った輝度分布は、同図(a’)に示すようになる。ここでの輝度分布は、画像中心の輝度を基準(100%)とすると、周辺部の輝度が10%程度低下している。
【0058】
次に、この明時画像信号を反転させて、反転明時画像信号を求める。この反転明時画像信号は、図6(b)に示すように画像全体が暗く、画像周辺部がシェーディング量に応じて明るくなっている。この反転明時画像信号による画像中心線に沿ったゲインの変化は、同図(b’)に示すように画像中心のゲインを1とすると、周辺部でのゲインは1.11になる。
【0059】
この結果が、対物レンズ27に対応するシェーディング補正パターンとして、図4に示すステップ407で、補正パターン記憶メモリ62に記憶される。
【0060】
次に、ステップ408で、再びCPU60から顕微鏡コントロール部41を経由して駆動回路部37にステージ26の移動を指示する制御信号が与えられ、駆動回路部37によりステージ26を移動させる。この場合、ステージ26は、図5に示すステージ26上の試料3の観察したい部位を撮影エリア65に移動させる。
【0061】
この状態から、ステップ409で、電子カメラ36により撮影エリア65の撮影を行う。この場合、CCD42は、試料3の観察したい部位の像を撮像する。この撮像により得られた画像信号は、CDS回路43、増幅器(AMP)44、A/D変換器45を介して、試料3の観察したい部位を撮像した主画像信号として、第2の画像メモリ47に記憶される。
【0062】
次に、ステップ410で、シェーディング補正部48によりシェーディング補正が行われる。
【0063】
図7(a)(b)は、シェーディング補正を説明するものである。
【0064】
この場合、第2の画像メモリ47に記憶された主画像信号b’が図3(b)に示すシェーディング補正部48の切替えスイッチ481を介して掛算器483に入力され、同時に、補正パターン記憶メモリ62に記憶されたシェーディング補正パターンa’も掛算器483に入力され、これら主画像信号b’(B)とシェーディング補正パターンa’(A)の掛算が行われる。
【0065】
この場合、主画像信号b’による画像も、図7(a)に示すように周辺部にシェーディングSEが発生しており(このシェーディングは、観察光路に挿入されている対物レンズ27によるものである。)、画像中心線に沿った輝度分布は、同図(a’)に示すように、画像周辺部の輝度が中心部に比べて10%程度低下している。一方、シェーディング補正パターンa’は、上述した図6(b’)に示すように画像中心が1、周辺部が1.11のゲインを有している。
【0066】
掛算器483の掛算によりシェーディング補正パターンa’による主画像信号b’のシェーディング補正が行われると、画像中心部については各画素の輝度にゲイン1が掛けられ、周辺部については各画素にゲイン1.11が掛けられる。これにより、画像周辺部の明るさが、中心部の90%であったものが、ゲイン1.11を掛けることにより、100%となり、画像中心部と同じ明るさに補正することができる。
【0067】
このようなシェーディング補正によるゲイン調整は、主画像信号b’の全ての画素について行われる。この結果、図7(b)に示すように画像周辺部のシェーディングが除去され、同図(b’)に示すように画面全体の明るさがほぼ均一な画像が得られる。
【0068】
そして、シェーディング補正された画像信号は、画像信号処理回路51で、γ補正、エッジ強調などの画像信号処理が施され、液晶ディスプレイ(LCD)59に表示されるとともに、DRAM56に記憶される。
【0069】
この状態で、ステップ411で、操作部61において、シェーディング補正を指示するスイッチが操作されたかを判断する。ここで、スイッチ操作がなければ、ステップ409〜411の動作が繰り返される。つまり、この間は、ステップ406で求められたシェーディング補正パターンがそのまま利用され、ステージ26の移動により撮影エリア65に位置される試料3を撮像した主画像信号のシェーディング補正が行われる。
【0070】
その後、例えば対物レンズ27を他の倍率のものと交換したような場合、シェーディングレベルが変動することが考えられるので、対物レンズ27の切換えに連動させてシェーディング補正パターンを更新する必要がある。
【0071】
この場合、操作部61において、シェーディング補正を指示するスイッチを操作すると、ステップ411でYESとなってステップ404に戻り、このステップ404以降の動作が繰り返して実行される。この場合も、駆動回路部37によりステージ26を移動して、ステージ26上の試料3の存在しないエリアを撮影エリア65に位置させ、電子カメラ36により撮影エリア65の像を撮像する。撮像された画像信号は、明時画像信号として、第1の画像メモリ46に記憶され、シェーディング補正パターン演算部49により新しいシェーディング補正パターンが演算により求められる。
【0072】
その後は、次のスイッチ操作が行われるまで、この更新されたシェーディング補正パターンを利用して、ステージ26の移動により撮影エリア65に位置される試料3を撮像した主画像信号のシェーディング補正が行われる。
【0073】
従って、このようにすれば、ステージ26上の試料3の存在しないエリアを撮影エリア65に移動させ、この状態をCCD42で撮像して明時画像信号を取得するとともに、明時画像信号に発生しているシェーディングのゲインを求めてシェーディング補正パターンを生成し、次に、試料3の観察したい部位を撮影エリア65に移動させ、この状態をCCD42で撮像して主画像信号を取得し、この主画像信号をシェーディング補正パターンにより補正することで主画像信号中のシェーディングを除去するようにしたので、従来の予め対物レンズの種類に応じたシェーディング補正パターンを記憶したメモリを用意するものと比べ、新たな対物レンズを使用したい場合も、何ら問題なく確実にシェーディング補正を行うことができ、また、対物レンズとしてズーム式のものを使用した場合も、各倍率ごとに問題なくシェーディング補正を行うことができる。
【0074】
また、従来では必要とされていた顕微鏡コントロール部により対物レンズの種類を検出するための特別な検出手段などを一切必要としないので、システム全体も安価にできる。
【0075】
さらに、操作部61において、シェーディング補正を指示するスイッチを操作するだけで、シェーディング補正パターンを最新のものに更新してシェーディング補正を続けることができるので、光源の心ずれ、対物レンズの交換などの明時画像信号のシェーディングを変化させる要因が発生した場合も、速やかに対応することができ、常に安定したシェーディング補正を行うことができる。
【0076】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
【0077】
この場合、第2の実施の形態のシェーディング補正装置が適用される顕微鏡システム、顕微鏡システムおよび電子カメラのそれぞれの構成は、第1の実施の形態で述べた図1、図2および図3と同様なので、これらの図面を援用するものとする。
【0078】
ところで、上述したように対物レンズ27の切換えて他の倍率のものと交換したような場合、シェーディングが変化する。そこで、この第2の実施の形態では、対物レンズの切換えに連動してシェーディング補正パターンを更新するようにしている。
【0079】
図8は、第2の実施の形態の動作を説明するフローチャートを示している。
【0080】
この場合、ステップ801〜ステップ810までは、図4に示すステップ401〜ステップ410で述べた動作と同様である。
【0081】
その後、対物レンズ27の切換えが必要になって、操作部61において、対物レンズ27の切換えを指示するスイッチ操作を行うと、CPU60から顕微鏡コントロール部41を経由して駆動回路部37に対物レンズ27の切換えを指示する制御信号が与えられる。これによりレボルバ28が回転駆動され、観察光路状の対物レンズ27が切換えられる。
【0082】
この場合、操作部61でのスイッチ操作により、ステップ811でYESが判断され、ステップ804に戻る。そして、ステップ804以降の動作が繰り返して実行される。この場合も、駆動回路部37によりステージ26を移動して、ステージ26上の試料3の存在しないエリアを撮影エリア65に位置させ、電子カメラ36により撮影エリア65の像を撮像する。撮像された画像信号は、明時画像信号として、第1の画像メモリ46に記憶され、シェーディング補正パターン演算部49により新しいシェーディング補正パターンが求められる。
【0083】
その後は、次の対物レンズ27が切換えが行われるまで、更新されたシェーディング補正パターンを利用して、ステージ26の移動により撮影エリア65に位置される試料3を撮像した主画像信号のシェーディング補正が行われる。
【0084】
従って、このようにすれば、対物レンズ27の切換え指示を与えるだけで、自動的にシェーディング補正パターンを更新することができるので、改めてシェーディング補正パターンを更新するための作業を行う必要がなくなり、検鏡作業の効率化を実現できる。
【0085】
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0086】
この場合、第3の実施の形態のシェーディング補正装置が適用される顕微鏡システム、顕微鏡システムおよび電子カメラのそれぞれの構成は、第1の実施の形態で述べた図1、図2および図3と同様なので、これらの図面を援用するものとする。
【0087】
ところで、第2の実施の形態では、対物レンズ27の切換えの場合を述べたが、開口絞りの開閉調整によっても、シェーディングが変化する。そこで、この第3の実施の形態では、開口絞りの開閉動作に連動してシェーディング補正パターンを更新するようにしている。
【0088】
図9は、第3の実施の形態の動作を説明するフローチャートを示している。
【0089】
この場合、ステップ901〜ステップ910までは、図4に示すステップ401〜ステップ410で述べた動作と同様である。
【0090】
その後、透過開口絞り18(または落射開口絞り25)の開閉調整が必要になって、操作部61において、開口絞りの開閉を指示するスイッチ操作を行うと、CPU60から顕微鏡コントロール部41を経由して駆動回路部37に透過開口絞り18(または落射開口絞り25)の開閉調整を指示する制御信号が与えられる。これにより透過開口絞り18(または落射開口絞り25)が開閉動作され、開度が調整される。
【0091】
この場合、操作部61でのスイッチ操作により、ステップ911でYESが判断され、ステップ904に戻る。そして、このステップ904以降の動作が繰り返して実行される。この場合も、駆動回路部37によりステージ26を移動して、ステージ26上の試料3の存在しないエリアを撮影エリア65に位置させ、電子カメラ36により撮影エリア65の像を撮像する。撮像された画像信号は、明時画像信号として、第1の画像メモリ46に記憶され、シェーディング補正パターン演算部49により新しいシェーディング補正パターンが求められる。
【0092】
その後は、次の透過開口絞り18(または落射開口絞り25)の開閉調整が行われるまで、更新されたシェーディング補正パターンを利用して、ステージ26の移動により撮影エリア65に位置される試料3を撮像した主画像信号のシェーディング補正が行われる。
【0093】
従って、このようにしても、透過開口絞り18(または落射開口絞り25)の開閉の指示を与えるだけで、自動的にシェーディング補正パターンを更新することができるので、改めてシェーディング補正パターンを更新するための作業を行う必要がなくなり、検鏡作業の効率化を実現できる。
【0094】
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
【0095】
この場合、第4の実施の形態のシェーディング補正装置が適用される顕微鏡システム、顕微鏡システムおよび電子カメラのそれぞれの構成は、第1の実施の形態で述べた図1、図2および図3と同様なので、これらの図面を援用するものとする。
【0096】
ところで、第3の実施の形態では、開口絞りの開閉によってシェーディング補正パターンを更新する場合を述べたが、開口絞りの場合、開閉状態によってシェーディングが変化し、例えば、開口絞りが開放しているときは、シェーディングが大きく、ゴミや傷の影響が少なく、逆に開口絞りが閉じているときは、シェーディングが小さく、ゴミや傷の影響が大きい。そこで、この第4の実施の形態では、開口絞りの状態によってシェーディング補正パターンの更新の可否を決定するようにしている。
【0097】
図10は、第4の実施の形態の動作を説明するフローチャートを示している。
【0098】
この場合、ステップ1001〜ステップ1009までは、図4に示すステップ401〜ステップ409で述べた動作と同様である。
【0099】
そして、ステップ1010で、透過開口絞り18(または落射開口絞り25)の状態が判断される。ここで、透過開口絞り18(または落射開口絞り25)が開放している場合は、シェーディングが大きく、ゴミや傷の影響が少ないと判断され、ステップ1011に進み、シェーディング補正が実行される。ここでのシェーディング補正は、図4に示すステップ410で述べた動作と同様である。
【0100】
一方、透過開口絞り18(または落射開口絞り25)が閉じている場合は、シェーディングが小さく、ゴミや傷の影響が大きいと判断して、ステップ1011のシェーディング補正を行わない。ゴミなどを検出すると、シェーディング補正が正しく行なえないことがあるからである。この場合、図3(b)に示す切替えスイッチ481、482にCPU60から制御指令が与えられ、切替えスイッチ481の可動切片c1が固定切片a1側に切替えられ、切替えスイッチ482も可動切片c1が固定切片b1側に切替えられる。これにより、第2の画像メモリ47に記憶された主画像信号b’は、掛算器483を経由させずに画像信号処理回路51に直接入力される。
【0101】
そして、ステップ1012に進み、対物レンズ27の切換えの可否が判断される。ここでの対物レンズ27の切換え動作は、図8に示すステップ811で述べた動作と同様である。
【0102】
その後は、対物レンズ27の切換えが行われるごとに、シェーディング補正パターンが更新されるが、透過開口絞り18(または落射開口絞り25)の開閉状態に応じてシェーディング補正の可否が決定される。
【0103】
従って、このようにすれば、透過開口絞り18(または落射開口絞り25)の開閉状態によりシェーディングが小さく、ゴミや傷の影響が大きいと判断した場合は、シェーディング補正を行わないようにできるので、無駄なシェーディング補正を行わないようにもできる。
【0104】
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
【0105】
この場合、第5の実施の形態のシェーディング補正装置が適用される顕微鏡システム、顕微鏡システムおよび電子カメラのそれぞれの構成は、第1の実施の形態で述べた図1、図2および図3と同様なので、これらの図面を援用するものとする。
【0106】
ところで、第4の実施の形態では、開口絞りの開閉状態によってシェーディング補正を行わないようにした例を述べたが、シェーディング補正は、ゲインアップにより補正しているため、S/N比の劣化を生じる可能性があり、特に、ゴミなどを検出してしまうと、シェーディング補正が正しく行えないことがある。そこで、この第5の実施の形態では、シェーディング補正パターンからシェーディング量の大きさを判断し、このシェーディング量によりシェーディング補正パターンの更新の可否を決定するようにしている。
【0107】
図11は、第5の実施の形態の動作を説明するフローチャートを示している。
【0108】
この場合、ステップ1101〜ステップ1005までは、図4に示すステップ401〜ステップ405で述べた動作と同様である。
【0109】
そして、ステップ1106で、シェーディング補正パターン演算部49により第1の画像メモリ46に記憶された明時画像信号に基づいてシェーディング補正パターンを求めるが、このシェーディング補正パターンを求めるのと同時に、シェーディング量を求める。また、ステップ1107で、これらシェーディング補正パターンとシェーディング量を補正パターン記憶メモリ62に記憶する。
【0110】
次いで、ステップ1108で、ステージ26を移動して、試料3の観察したい部位を撮影エリア65に移動させ、ステップ1109で、電子カメラ36により撮影エリア65に位置される試料3の観察部位の像を撮像し、撮像により得られた画像信号を主画像信号として第2の画像メモリ47に記憶させる。
【0111】
そして、ステップ1110で、シェーディング量が判断される。ここで、シェーディング量が大きく、S/N比の劣化の可能性がある場合は、ステップ1111に進み、シェーディング補正を実行する。ここでのシェーディング補正は、図4に示すステップ410で述べた動作と同様である。
【0112】
一方、シェーディング量が小さい場合は、S/N比の劣化の可能性が小さいと判断して、ステップ1111のシェーディング補正を行わない。この場合も、図3(b)に示す切替えスイッチ481、482にCPU60から制御指令が与えられ、切替えスイッチ481の可動切片c1が固定切片a1側に切替えられ、切替えスイッチ482も可動切片c1が固定切片b1側に切替えられる。これにより、第2の画像メモリ47に記憶された主画像信号b’は、掛算器483を経由させずに画像信号処理回路51に直接入力される。
【0113】
そして、ステップ1112に進み、対物レンズ27の切換えの可否が判断される。ここでの対物レンズ27の切換え動作は、図8に示すステップ811で述べた動作と同様である。
【0114】
その後は、対物レンズ27の切換えが行われるごとに、シェーディング補正パターンが更新されるが、このときのシェーディング量に応じてシェーディング補正の可否が決定される。
【0115】
従って、このようにしても、シェーディング補正パターンの生成とともに、シェーディング量を求め、このシェーディング量が小さい場合は、シェーディング補正を行わないようにできるので、無駄なシェーディング補正を行なわないようにできる。
【0116】
(第6の実施の形態)
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
【0117】
この場合、第6の実施の形態のシェーディング補正装置が適用される顕微鏡システム、顕微鏡システムおよび電子カメラのそれぞれの構成は、第1の実施の形態で述べた図1、図2および図3と同様なので、これらの図面を援用するものとする。
【0118】
この第6の実施の形態では、試料3の観察したい部位の像を静止画像として撮り込んだ後に、シェーディング補正を行うようにしている。
【0119】
図12は、第6の実施の形態の動作を説明するフローチャートを示している。
【0120】
この場合、ステップ1201〜ステップ1203までは、図4に示すステップ401〜ステップ403で述べた動作と同様である。
【0121】
そして、ステップ1204で、電子カメラ36により撮影エリア65の撮影を行う。この場合、CCD42は、試料3の観察したい部位の像を撮像する。この撮像された画像信号は、画像信号処理回路51で画像処理された後、LCD59に動画像として表示される。
【0122】
この場合、図3(b)に示す切替えスイッチ481、482にCPU60から制御指令が与えられ、切替えスイッチ481の可動切片c1が固定切片b1側に切替えられ、切替えスイッチ482も可動切片c1が固定切片b1側に切替えられる。これにより、A/D変換器45でデジタル化された画像信号は、シェーディング補正部48をそのまま通過して画像信号処理回路51に入力される。
【0123】
この状態で、LCD59に表示される動画像を見ながら操作部61より画像撮り込みを指示すると、ステップ1205で、撮り込みトリガがオンとなり、ステップ1206で静止画像が画像メモリ50に記憶される。
【0124】
その後、ステップ1207以降の動作に進むが、ここでのステップ1207〜ステップ1212までの動作は、図4に示すステップ404〜ステップ408とステップ410での動作と同様である。
【0125】
そして、ステップ1213で、シェーディング補正後の信号を記録し、ステップ1204に戻って、ステップ1204以降の動作を繰り返す。
【0126】
従って、このようにすれば、試料3の観察したい部位の像を静止画像として撮り込んだ後に、シェーディング補正パターンを更新するようにしたので、例えば、対物レンズを交換した場合も、この交換した状態で静止画像が撮り込まれているので、改めて対物レンズの交換を検出してシェーディング補正パターンを更新する必要がなくなる。このことは、電子カメラ36の動作中の心ずれなど予期しないシェーディングの変化にも対応することができる。
【0127】
(第7の実施の形態)
次に、本発明の第7の実施の形態を説明する。
【0128】
この場合、第7の実施の形態のシェーディング補正装置が適用される顕微鏡システム、顕微鏡システムおよび電子カメラのそれぞれの構成は、第1の実施の形態で述べた図1、図2および図3と同様なので、これらの図面を援用するものとする。
【0129】
この第7の実施の形態では、第6の実施の形態において、静止画像の撮り込みに連動して対物レンズ27の交換の有無を判断してからシェーディング補正パターンの更新の必要性を判断している。
【0130】
図13は、第7の実施の形態の動作を説明するフローチャートを示している。
【0131】
この場合、ステップ1301〜ステップ1306までは、図12に示すステップ1201〜ステップ1206で述べた動作と同様である。
【0132】
そして、対物レンズ27の切換えが必要になって、操作部61において、対物レンズ27の切換えを指示するスイッチ操作を行うと、ステップ1307で、YESが判断され、ステップ1308〜ステップ1314の動作が行われる。ここでのステップ1308〜ステップ1314の動作は、図12に示すステップ1207〜ステップ1213で述べた動作と同様である。
【0133】
一方、対物レンズ27の切換えが行われない場合は、ステップ1313に進み、ステップ1313以降の動作が繰り返される。この場合は、対物レンズ27が切換えが行われるまで、シェーディング補正パターンの更新は行わず、これまで使用しているシェーディング補正パターンを利用して、主画像信号のシェーディング補正が行われる。
【0134】
従って、このようにしても、第6の実施の形態と同様に、電子カメラ36の動作中の心ずれなど予期しないシェーディングの変化にも対応することができる。
【0135】
(第8の実施の形態)
次に、本発明の第8の実施の形態を説明する。
【0136】
図14は、第8の実施の形態のシェーディング補正装置が適用される電子カメラの概略構成を示すもので、図3と同一部分には、同符号を付している。
【0137】
この場合、第1の画像メモリ46には、シェーディングパターン検出部71が接続されている。このシェーディングパターン検出部71は、第1の画像メモリ46に記憶された試料3がない状態を撮像した明時画像信号を取り込む。そして、明時画像信号から画像中の何点かの画素に着目し、これら画素の明るさの数値を検出し、これらの明るさの数値からシェーディング補正パターンを決定するパラメータを求める。このシェーディングパターン検出部71についても、明時画像信号中のノイズを始め、欠陥やゴミに相当する信号分を除去するための、メディアンフィルタなどのフィルタが設けられている。
【0138】
CPU60には、シェーディングパターン設定部72が接続されている。このシェーディングパターン設定部72は、予め基本となるシェーディング補正パターンが用意されていて、シェーディングパターン検出部71で求められたバラメータに応じて明時画像信号に対応するシェーディング補正パターンを設定する。
【0139】
そして、このシェーディング補正パターンを使用し、第1の実施の形態で述べたと同様にして、試料3の観察したい部位を撮像した主画像信号に対するシェーディング補正を行う。
【0140】
このようにしても、第1の実施の形態と同様な効果を期待できる。
【0141】
なお、上述した実施の形態では、対物レンズの交換、開口絞りの調整など、シェーディングの変化が生じる可能性のある場合について、シェーディング補正パターンを更新する例を述べたが、シェーディングが変化する原因としては、光源の心ずれなどもある。この光源の心ずれは、電子カメラ36の付け替え、透過照明用光源13の付け替えなどが原因するものである。このような原因による光源の心ずれは、電源を一旦オフしてから付け替えられるものであるから、システム電源オン時のシェーディング補正パターンの更新によりカバーできる。また、一定時間ごとにシェーディング補正パターンを更新するのも有効である。
【0142】
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
【0143】
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
【0144】
なお、上述した各実施の形態には、以下の発明が含まれる。
【0145】
(1)請求項1記載のシェーディング補正装置において、
取込み指示手段は、前記明時画像信号のシェーディングを変化させる要因が発生した状態で前記明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込みを指示するようになっている。
【0146】
(2)請求項1記載のシェーディング補正装置において、主画像信号取込手段による主画像信号の優先的な撮り込みを指示する指示手段をさらに有し、該指示手段に連動して前記取込み指示手段による明時画像信号の再度の取込みを行うことを特徴としている。
【0147】
(3)請求項1記載のシェーディング補正装置は、少なくとも対物レンズを有する光学系の組合わせ、観察方法、照明方法の組合わせた顕微鏡に適用されるようになっている。
【0148】
(4)(1)記載のシェーディング補正装置において、前記取込み指示手段は、前記明時画像信号のシェーディングを変化させる要因として対物レンズの切換えまたは開口絞りの開閉動作に応じて明時画像信号の再度の取込みを指示するようになっている。
【0149】
(5)(1)記載のシェーディング補正装置において、前記取込み指示手段は、前記明時画像信号のシェーディングの状態を判断して明時画像信号の再度の取込みを指示するようになっている。
【0150】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、確実なシェーディング補正を行うことができるとともに、シェーディングの変化にも速やかに対応することができ、さにな価格的にも安価なシェーディング補正装置、方法および制御プログラムを記録した記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態が適用される顕微鏡システムの概略構成を示す図。
【図2】第1の実施の形態が適用される顕微鏡システムの詳細な構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態が適用される電子カメラの概略構成を示す図。
【図4】第1の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図5】第1の実施の形態のテーブル上の試料の載置状態を示す図。
【図6】第1の実施の形態のシェーディング補正を説明するための図。
【図7】第1の実施の形態のシェーディング補正を説明するための図。
【図8】本発明の第2の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図9】本発明の第3の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図10】本発明の第4の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図11】本発明の第5の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図12】本発明の第6の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図13】本発明の第7の実施の形態の動作を説明するフローチャート。
【図14】本発明の第8の実施の形態が適用される電子カメラの概略構成を示す図。
【符号の説明】
1…顕微鏡本体、3…試料、5…三眼鏡筒ユニット
6…接眼レンズユニット、6a…接眼レンズ、11…透過照明光学系
12…落射照明光学系、13…透過照明用光源、14…コレクタレンズ
15…透過用フィルタユニット、16…透過視野絞り、161…透過シャッタ
17…ミラー、18…透過開口絞り、19…コンデンサ光学素子ユニット
20…トップレンズユニット、21…落射照明用光源
22…落射用フィルタユニット、23…落射シャッタ、24…落射視野絞り
25…落射開口絞り、26…ステージ、26a…孔部
27…対物レンズ、28…レボルバ、29…対物レンズ側光学素子ユニット
30…キューブユニット、31…ビームスプリッタ、
33…中間変倍光学系(ズーム鏡筒)、33a…変倍ズームレンズ
34…ビームスプリッタ、34a…AF用受光素子
35…写真接眼レンズユニット、35a…写真接眼レンズ
100…結像レンズユニット、36…電子カメラ、37…駆動回路部
371…オートフォーカス(AF)ユニット、38…対物レンズ検出部
39…リタデーション調整動作検出部、40…写真接眼レンズ検出部
41…顕微鏡コントロール部、42…CCD、43…CDS回路
45…A/D変換器、46…第1の画像メモリ
47…第2の画像メモリ、48…シェーディング補正部
481.482…切替えスイッチ、483…掛算器
49…シェーディング補正パターン演算部、491…フィルタ部
492…演算部本体、50…画像メモリ
51…画像信号処理回路、55…メモリコントローラ
56…DRAM、57…圧縮伸長回路、58…記録媒体
59…LCD、60…CPU、61…操作部
62…補正パターン記憶メモリ、63…スライドガラス
64…スライドガラス受け、65…撮影エリア
71…シェーディングパターン検出部
72…シェーディングパターン設定部

Claims (3)

  1. 試料の像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡に適用されるシェーディング補正装置において、
    前記撮像装置または前記試料を移動させて、前記試料を前記撮像装置の撮影領域に対して挿脱可能にした移動手段と、
    前記試料が前記撮影領域に存在しない状態で前記撮影領域の像を前記撮像装置により撮像し、明時画像信号を取り込む明時画像信号取込手段と、
    前記明時画像信号中に含まれるシェーディングのゲインを求め、シェーディング補正パターンを生成するシェーディング補正パターン生成手段と、
    前記試料が前記撮影領域に存在する状態で、前記撮影領域の試料の像を前記撮像装置によりを撮像し、主画像信号を取り込む主画像信号取込手段と、
    前記シェーディング補正パターンにより前記主画像信号を補正し、前記主画像信号のシェーディングを除去するシェーディング補正手段と、
    前記明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込みを指示にする取込み指示手段と
    を具備したことを特徴とするシェーディング補正装置。
  2. 試料の像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡に適用されるシェーディング補正方法において、
    前記撮像装置または前記試料を移動させて、前記試料を前記撮像装置の撮影領域に対して挿脱させ、
    前記試料が前記撮影領域に存在しない状態で前記撮影領域の像を前記撮像装置により撮像し、明時画像信号を取り込み、
    前記明時画像信号中に含まれるシェーディングのゲインを求めて、シェーディング補正パターンを生成し、
    前記試料が前記撮影領域に存在する状態で、前記撮影領域の試料の像を前記撮像装置によりを撮像し、主画像信号を取り込み、
    前記シェーディング補正パターンにより前記主画像信号を補正し、前記主画像信号のシェーディングを除去するようになっていて、
    前記明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込み指示を可能にしたことを特徴とするシェーディング補正方法。
  3. 試料の像の撮像に撮像装置を使用した顕微鏡に適用されるシェーディング補正装置の制御プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記撮像装置または前記試料を移動させて、前記試料を前記撮像装置の撮影領域に対して挿脱させ、
    前記試料が前記撮影領域に存在しない状態で前記撮影領域の像を前記撮像装置により撮像させ、明時画像信号を取り込み、
    前記明時画像信号中に含まれるシェーディングのゲインを求めて、シェーディング補正パターンを生成し、
    前記試料が前記撮影領域に存在する状態で、前記撮影領域の試料の像を前記撮像装置によりを撮像させ、主画像信号を取り込み、
    前記シェーディング補正パターンにより前記主画像信号を補正し、前記主画像信号のシェーディングを除去するようになっていて、
    前記明時画像信号取込手段への明時画像信号の再度の取込み指示を可能にしたことを特徴とするシェーディング補正装置の制御プログラムを記録した記録媒体。
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