JP2004271295A - レーザ分光分析装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガスセルの吸気口側に固定絞りを備え、排気口側に真空レギュレータ、及び補助タンクを備えた構成にして、ガスセル内の微量成分のサンプル測定を高精度で行い、又、多種のサンプルを切替えて順次測定する場合において、サンプル切替えを短時間で行うことができるレーザ分光分析装置を提供する。
【解決手段】レーザ分光分析装置は、被測定対象のサンプルをガスセル内に吸引し、このガスセル内に吸引されたサンプルにレーザ光を照射して分光測定を行うレーザ分光分析装置であって、ガスセルの吸気部分に固定絞りを備え、排気部分に圧力を制御するための圧力制御手段を備え、固定絞りを有する吸気部分に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことである。
【選択図】 図1
【解決手段】レーザ分光分析装置は、被測定対象のサンプルをガスセル内に吸引し、このガスセル内に吸引されたサンプルにレーザ光を照射して分光測定を行うレーザ分光分析装置であって、ガスセルの吸気部分に固定絞りを備え、排気部分に圧力を制御するための圧力制御手段を備え、固定絞りを有する吸気部分に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ分光分析装置に関するものであり、特に、ガス状のサンプルの連続測定を行う装置、複数サンプルを測定する場合や、標準サンプルと測定対象となるサンプルを切換えて測定する装置におけるガスセルの部分を改良したレーザ分光分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるレーザ分光分析装置は、図2及び図3に示すように、光学系を気密に構成されたパージボックス20内に収容されており、波長可変型の半導体レーザ1で構成され、この半導体レーザ1からのレーザ光が発振され、そのレーザ光は集光レンズ系2でコリメートされた後、一部がビームスプリッタ3を透過してサンプルセル4に導入され、サンプルセル4を透過した後、第1の光検出器5でその光量が測定されて信号が出力される。
又、残りのレーザ光はビームスプリッタ3で反射され、第2の光検出器6でその光量が測定されて信号が出力される。
第l及び第2の光検出器5、6から出力される信号は、それぞれI/V変換器とプレ増幅器を備えた変換装置7で電流信号から電圧信号に変換されて増幅された後、ロックインアンプ8で信号処理されてコンピュータ装置9に送られ、必要に応じてデータ処理される。サンプルセル4の内部には被測定ガスが一定の流量で導入され、真空ポンブ(図示せず)で排気されるように構成されている。
又、半導体レーザ1のレーザ素子温度を制御するための温度コントローラ10と、半導体レーザ1の駆動電流を制御する電流ドライバ11を備え、これらはコンピュータ装置9で制御される構成になっている。
また、ロックインアンプ8には発振器12が設けられており、この発振器12から周波数変調法に基いて変調信号(交流成分)が電流ドライバ11に導入され、半導体レーザ1への注入電流(直流成分)にこの変調信号(交流成分)を重畳させることによって、半導体レーザ1から発振されるレーザ光に直接周波数変調がかけられるようになっている。
【0003】
図3は置換用ガスライン30の詳細を示す。置換用ガスライン30は、サンプルセル4内にガスを導入するための導入ライン(導入手段)31と、サンプルセル4内からガスを排気するための排気ライン32とからなっている。排気ライン32には、圧力計33および流量調撃バルブ34が設けられており、図示しない真空ポンプに接続されている。導入ライン31には、サンプルセル4に近い方から順に三方分岐弁35、精製器36、開閉弁37、流量コントローラー38が設けられており、被測定ガスの供給源(図示せず)へ接続されている。また開閉弁37と流量コントローラー38の問から分岐しバイパスライン39が三方分岐弁35に接続されている。三方分岐弁35および開閉弁37としては、空気圧駆動弁が好ましく用いられる。
【0004】
導入ライン31は、サンプルセル4内に、精製されていない被測定ガスと精製された被測定ガス(精製被測定ガス)とを切り換え可能に導入できるように構成されている。すなわち、精製被測定ガスをサンプルセル4内に導入するには、開閉弁37を開き、三方分岐弁35のバイパスライン39側を閉じる。この状態で被測定ガスは流量コントローラ38で流量制御されつつ、開閉弁37を介して、精製器36へ導入されここで被測定成分が除去される。そして被測定成分が除去された精製被測定ガスは、三方分岐弁35を経てサンプルセル4内に導入される。一方、サンプルセル4内に精製されない被測定ガスを導入するには、開閉弁37を閉じ、三方分岐弁35のバイパスライン39側を開く。この状態で被測定ガスは流量コントローラー38で流量制御されつつ、バイパスライン39を通り、三方分岐弁35を経てサンプルセル4内に導入される。また排気ライン32では、圧力計33でサンプルセル4内のガス圧が測定されるとともに、流量調整バルブ34で排気量が調整され、サンプルセル4内を一定圧力のガスが一定流量で流れるようになっている。
【0005】
このように、多成分を含むガス状サンプルに含まれる微量成分の測定を行う場合、サンプルの圧力を減圧した状態で測定を行うことで、吸光スペクトルの線幅が狭く、スペクトルの分離性がよくなるため、測定対象以外の成分の吸光スペクトルの影響が低減でき、精度のよい測定が可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−278180号公報 (第3頁 第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明したレーザ分光分析装置において、サンプル切替え時においてもガスセル内の圧力、サンプルの流量が一定となるため、ガスセル内のサンプルを確実に置換するには、サンプル切替え後、十分時間をおいて次の測定に入る必要があり、又、測定時にも常にサンプルが流通するため、微量成分を精度よく測定するには、サンプルの流れに起因するゆらぎがノイズとなるという問題がある。
【0008】
従って、レーザ分光においてガス状サンプルの微量成分の測定を高精度で行うことができ、又、多種のサンプルを切替えて順次測定する場合において、サンプル切替えを短時間で行うことができるレーザ分光分析装置を実現することに解決しなければならない課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るレーザ分光分析装置は、次に示す構成にすることである。
【0010】
(1)レーザ分光分析装置は、被測定対象のサンプルをガスセル内に吸引し、該ガスセル内に吸引されたサンプルにレーザ光を照射して分光測定を行うレーザ分光分析装置であって、前記ガスセルの吸気部分に固定絞りを備え、排気部分に圧力を制御するための圧力制御手段を備え、前記固定絞りを有する吸気部分に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことである。
(2)又、前記ガスセルの排気部分に前記ガスセル内部の圧力を緩衝させる補助タンク手段を備えたことを特徴とする(1)に記載のレーザ分光分析装置。
(3)前記ガスセルの吸気部分に固定絞りと別系統の吸気口を備え、この別系統の吸気口に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とする(1)に記載のレーザ゛分光分析装置。
(4)前記ガスセルの排気部分に圧力制御手段と別系統の排気口を有すると共に、この別系統の排気口に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とする(1)に記載のレーザ分光分析装置。
(5)前記バルブは、予め定めたパターンに従い開閉するバルブ開閉制御手段によることを特徴とする(1)に記載のレーザ分光分析装置。
(6)(2)に記載のレーザ分光分析装置において、前記補助タンク手段と前記ガスセルの間に、外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とするレーザ分光分析装置
(7)(5)に記載のレーザ分光分析装置において、前記バルブ開閉制御手段には、前記バルブを開閉するパターンを記億するバルブ制御パターン記憶手段を備えたことを特徴とするレーザ分光分析装置。
(8)(5)に記載のレーザ分光分析装置において、前記バルブ開閉生後手段は、前記ガスセルの吸気部分又は排気部分に当該ガスセル内の圧力を測定する圧力測定手段を備え、その圧力信号に基いて前記バルブの開閉を制御することを特徴とするレーザ分光分析装置。
【0011】
このように、ガスセルに対して、その吸気部分に固定絞りを有し、排気部分に真空レギュレータを有し、固定絞りが真空ポンブの排気能力により、ガスセル内の圧カが所要の圧力を維持できるように調整、固定されており、常に、ガスセル内が所要の圧力に維持、制御することができるようになる。
又、排気部分に補助タンクを有するので、ガスセル内の圧力が所要の圧力を維持でき、また、真空レギュレータ、真空ポンプが動作することにより発生する圧力の変動を低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るレーザ分光分析装置の実施形態について、図面を参照して、以下、説明する。
【0013】
本発明に係るレーザ分光分析装置は、図1に示すように、サンプルを二方向に分離して並列な流通経路に形成する第1及び第2流通経路108、109を備え、第1流通経路108はサンプル導入口から、バルブA、固定絞り117、ガスセル114、バルブB、チェックバルブ118、補助タンク116、真空レギュレータ119、バルブC、真空ポンプ120で形成され、第2流通経路109は、サンプル導入口から分岐した経路にバルブD、ガスセル114、バルブE、真空ポンプ120の順に配設されている。
このような第1及び第2流通経路108、109に対して、ガスセル114を通過するサンプルを解析するための様々な装置を設けた構造になっている。
その構成は、第1及び第2流通経路108、109に配置されているバルブA〜Eを制御するためのパターンを複数備えたバルブ制御パターン記憶装置111と、バルブA〜Eの夫々を制御するためのバルブ制御信号を出力するバルブ制御装置112と、レーザ光を発生させガスセル114に供給するレーザ分光部113と、サンプルを通過させサンプルにレーザ光を照射して分析するガスセル114と、ガスセル114の圧力を検出する圧力センサ115と、サンプルをバルブAを経由してガスセル114に供給する入力側に備えた固定絞り117と、ガスセル114からのサンプルをバルブBを経由させて通過させるチェックバルブ118と、チェックバルブ118を経由したサンプルを入力してガスセルの圧力変動を緩衝させる補助タンク116と、補助タンク116からのサンプルをレギュレートする真空レギュレータ119と、真空レギュレータ119からのサンプルをバルブCを経由させる真空ポンプ120と、から大略構成されている。
【0014】
このような構成からなるレーザ分光分析装置において、バルブA〜Eはバルブ制御装置112からの制御信号で開閉が設定できる。
【0015】
サンプルは真空ポンプ120により吸引され、第1流通経路108のバルブA及び固定絞り117を経由し、または、バルブDを経由しガスセル114に導かれる。更に、バルブB、チェックバルブ118、補助タンク116、真空レギュレータ119、バルブCを経由し、又は、第2流通経路109のバルブEを経由し真空ポンプ120まで吸引され排気される。ガスセル114には圧力センサ115が取り付けられており、内部の圧力を測定され、その測定信号はバルブ制御装置112に入力されている。
【0016】
レーザ分光部113より出射したレーザ光は、ガスセル114内のサンプルで光の吸収を受けた後、レーザ分光部113に戻り検出される。レーザ分光部113ではレーザ光の波長を掃引しながら、検出されるレーザ光の強度を測定することで、サンプルの吸光スペクトルが測定される。
【0017】
固定絞り117は、真空ポンプ120の排気能力により、ガスセル114内の圧力が所要の圧力(負圧)を維持できるように調整され、固定される。
【0018】
通常、サンプルを連続測定する場合は、第1流通経路108のバルブA〜Cを開とし、第2流通経路109のバルブD、Eを閉とする。サンプルは、第1流通経路108のバルブA、固定絞り117を経由し、ガスセル114に導入されレーザ分光部113によりスペクトル測定された後、バルブB、チェックバルブ118、補助タンク116、真空レギュレータ119、バルブC、真空ポンプ120を経由し排気される。ガスセル114の圧力は、真空レギュレータ119により制御される。真空ポンプ120、真空レギュレータ119の動作によるガスセル114内の圧力の変動は補助タンク116を用いることで低減できる。
【0019】
微量成分を測定する場合には、ガスセル114内のサンプルの流動がノイズとなる場合がある。その場合には、ガスセル114内圧力が所要の圧力となった状態で、第1流通経路108のバルブA、又は、バルブA、Bを閉とし、測定する。
【0020】
微量成分をバッチ的に測定する場合、又、数種類の測定サンプルを切り替えながら測定する場合、標準サンプルと測定サンプルを交互に測定する場合など、サンプルを切り替えながら測定する場合には、その切り替え時において、バルブ制御装置112により以下のようにバルブA〜Eを操作することで、サンプルの切換を短時問に確実に行うことが出来る。
【0021】
(1)第1流通経路108のバルブA〜Cを閉にする。
(2)第2流通経路109のバルブEを開にし、ガスセル114内の既存サンプルを十分に排気し真空度を上げる。
(3)サンプル導入口に次のサンプルを接続する。
(4)バルブA、Dを開にし、ガスセル内に次のサンプルを導入する。
(5)ガスセル114内にサンプルを十分導入した後、第2流通経路109のバルブDを閉にする。サンプルの置換が十分でない場合は、(1)〜(5)を繰り返し行う。
(6)ガスセル114内の圧力を藍視し、所要圧力近傍になったらバルブEを閉、バルブB、Cを開にする。
(7)微量成分の測定などを行う場合には、ガスセル内の圧力が所要の圧力で一定になったことを確認し、パルブAを閉にする。
【0022】
このようにして、本実施例によれば、吸気部分に固定絞り117を有し、排気部分に真空レギュレータ119を有し、固定絞り117が真空ポンブ120の排気能力により、ガスセル114内の圧カが所要の圧力(負圧)を維持できるように調整、固定されており、常に、ガスセル114内が所要の圧力に維持、制御されており、又、排気部分に補助タンク116を有するので、ガスセル114内の圧力が所要の圧力(負圧)を維持でき、また、真空レギュレータ119、真空ポンプ120が動作することにより発生する圧力の変動を低減することが出来る。
【0023】
又、吸気部分に固定絞り117と直列に外部より開閉の設定可能なバルブAを有し、また、排気部分に第2流通経路109の真空レギュレータ119と別系統で、第2流通経路109の真空ポンプ120に接続され、外部より開閉の設定可能なバルブEを有する排気口を有するため、サンプル切り替え時に吸気部分のバルブAを閉とし、真空レギュレータ119と別系統の排気口のバルブEを開とすることで、真空レギュレータ119の設定圧とは無関係にガスセル114内の真空度が十分上がるまで、既測定サンプルを排気することが出来る。このことにより、測定対象成分の濃度が大きく異なるサンプルを測定する場合には、特に、高濃度→低濃度の切り替え時に高濃度サンプルが僅かでも残留していると測定精度に大きく影響するが、高真空になるまでサンプルを排気することで、測定精度を上げることが可能となる。
また、測定時に吸気部分のバルブA、Dを閉とすることで、ガスセル114内のサンプルの流動を止めることが出来、その流れに起因するゆらぎの影響を低減することが出来る。
また、吸気部分に第1流通経路108である固定絞り117と別系統の第2流通経路109の吸気口を有し、その吸気部分に外部より開閉の設定可能なバルブDを有するため、測定時にはバルブDを閉とし、サンプル切り替え時には開とすることが出来、サンプルの切り替え時に、次に測定するサンプルを固定絞り117の開度とは無関係に大流量で導入することが可能である。
【0024】
又、ガスセル114と補助タンク116の間に外部より開閉の設定可能なバルブBを有するため、サンプル切り替え時に閉とすることで、サンプル切り替え動作と補助タンク116を切り離すことが出来るため、サンプル切り替え時にも補助タンクの圧力を所要圧カに維持することが出来、また、ガスセル114に圧力センサ115が取り付けられており、ガスセル114の圧力をモニターしているので、ガスセル114の圧力を測定圧力に制御開始する際にガスセル114の圧力が所要圧力近傍になるのを確認してバルブBを開に設定できるので補助タンク内の圧力上昇が抑えられ、サンプルを吸引する量を最少限とすることが出来る。
また、バルブ制御パターン記憶装置111を有し、そこにバルブA〜Eの開閉パターンを記憶しているため、上述のバルブ開閉を自動で行える。
【0025】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係るレーザ分光分析装置は、サンプルを分析するガスセルに対してサンプルを供給する経路を2系統で形成すると共に、吸気部分に固定絞りを有し、排気部分に真空レギュレータを有し、固定絞りが真空ポンブの排気能力により、ガスセル内の圧カが所要の圧力(負圧)を維持できるように調整、固定されており、常に、ガスセル内が所要の圧力に維持、制御できるという効果がある。
又、排気部分に補助タンクを有するので、ガスセル内の圧力が所要の圧力(負圧)を維持でき、また、真空レギュレータ、真空ポンプが動作することにより発生する圧力の変動を低減することができるという効果がある。
又、ガスセルの吸気部分、排気部分をそれぞれ2系統とし、それぞれに外部より開閉が設定可能なバルブを有するので、外部よりバルブの開閉を制御することで、サンプルの切り替えを短時間で確実に行なえるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ分光分析装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来技術におけるレーザ分光分析装置の構成を示すブロック図である。
【図3】従来技術におけるレーザ分光分析装置のブロック図である。
【符号の説明】
108 第1流通経路
109 第2流通経路
111 バルブ制御パターン記憶装置
112 バルブ制御装置
113 レーザ分光部
114 ガスセル
115 圧力センサ
116 補助タンク
117 固定絞り
118 チェックバルブ
119 真空レギュレータ
120 真空ポンプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザ分光分析装置に関するものであり、特に、ガス状のサンプルの連続測定を行う装置、複数サンプルを測定する場合や、標準サンプルと測定対象となるサンプルを切換えて測定する装置におけるガスセルの部分を改良したレーザ分光分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術におけるレーザ分光分析装置は、図2及び図3に示すように、光学系を気密に構成されたパージボックス20内に収容されており、波長可変型の半導体レーザ1で構成され、この半導体レーザ1からのレーザ光が発振され、そのレーザ光は集光レンズ系2でコリメートされた後、一部がビームスプリッタ3を透過してサンプルセル4に導入され、サンプルセル4を透過した後、第1の光検出器5でその光量が測定されて信号が出力される。
又、残りのレーザ光はビームスプリッタ3で反射され、第2の光検出器6でその光量が測定されて信号が出力される。
第l及び第2の光検出器5、6から出力される信号は、それぞれI/V変換器とプレ増幅器を備えた変換装置7で電流信号から電圧信号に変換されて増幅された後、ロックインアンプ8で信号処理されてコンピュータ装置9に送られ、必要に応じてデータ処理される。サンプルセル4の内部には被測定ガスが一定の流量で導入され、真空ポンブ(図示せず)で排気されるように構成されている。
又、半導体レーザ1のレーザ素子温度を制御するための温度コントローラ10と、半導体レーザ1の駆動電流を制御する電流ドライバ11を備え、これらはコンピュータ装置9で制御される構成になっている。
また、ロックインアンプ8には発振器12が設けられており、この発振器12から周波数変調法に基いて変調信号(交流成分)が電流ドライバ11に導入され、半導体レーザ1への注入電流(直流成分)にこの変調信号(交流成分)を重畳させることによって、半導体レーザ1から発振されるレーザ光に直接周波数変調がかけられるようになっている。
【0003】
図3は置換用ガスライン30の詳細を示す。置換用ガスライン30は、サンプルセル4内にガスを導入するための導入ライン(導入手段)31と、サンプルセル4内からガスを排気するための排気ライン32とからなっている。排気ライン32には、圧力計33および流量調撃バルブ34が設けられており、図示しない真空ポンプに接続されている。導入ライン31には、サンプルセル4に近い方から順に三方分岐弁35、精製器36、開閉弁37、流量コントローラー38が設けられており、被測定ガスの供給源(図示せず)へ接続されている。また開閉弁37と流量コントローラー38の問から分岐しバイパスライン39が三方分岐弁35に接続されている。三方分岐弁35および開閉弁37としては、空気圧駆動弁が好ましく用いられる。
【0004】
導入ライン31は、サンプルセル4内に、精製されていない被測定ガスと精製された被測定ガス(精製被測定ガス)とを切り換え可能に導入できるように構成されている。すなわち、精製被測定ガスをサンプルセル4内に導入するには、開閉弁37を開き、三方分岐弁35のバイパスライン39側を閉じる。この状態で被測定ガスは流量コントローラ38で流量制御されつつ、開閉弁37を介して、精製器36へ導入されここで被測定成分が除去される。そして被測定成分が除去された精製被測定ガスは、三方分岐弁35を経てサンプルセル4内に導入される。一方、サンプルセル4内に精製されない被測定ガスを導入するには、開閉弁37を閉じ、三方分岐弁35のバイパスライン39側を開く。この状態で被測定ガスは流量コントローラー38で流量制御されつつ、バイパスライン39を通り、三方分岐弁35を経てサンプルセル4内に導入される。また排気ライン32では、圧力計33でサンプルセル4内のガス圧が測定されるとともに、流量調整バルブ34で排気量が調整され、サンプルセル4内を一定圧力のガスが一定流量で流れるようになっている。
【0005】
このように、多成分を含むガス状サンプルに含まれる微量成分の測定を行う場合、サンプルの圧力を減圧した状態で測定を行うことで、吸光スペクトルの線幅が狭く、スペクトルの分離性がよくなるため、測定対象以外の成分の吸光スペクトルの影響が低減でき、精度のよい測定が可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開平8−278180号公報 (第3頁 第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術で説明したレーザ分光分析装置において、サンプル切替え時においてもガスセル内の圧力、サンプルの流量が一定となるため、ガスセル内のサンプルを確実に置換するには、サンプル切替え後、十分時間をおいて次の測定に入る必要があり、又、測定時にも常にサンプルが流通するため、微量成分を精度よく測定するには、サンプルの流れに起因するゆらぎがノイズとなるという問題がある。
【0008】
従って、レーザ分光においてガス状サンプルの微量成分の測定を高精度で行うことができ、又、多種のサンプルを切替えて順次測定する場合において、サンプル切替えを短時間で行うことができるレーザ分光分析装置を実現することに解決しなければならない課題を有する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係るレーザ分光分析装置は、次に示す構成にすることである。
【0010】
(1)レーザ分光分析装置は、被測定対象のサンプルをガスセル内に吸引し、該ガスセル内に吸引されたサンプルにレーザ光を照射して分光測定を行うレーザ分光分析装置であって、前記ガスセルの吸気部分に固定絞りを備え、排気部分に圧力を制御するための圧力制御手段を備え、前記固定絞りを有する吸気部分に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことである。
(2)又、前記ガスセルの排気部分に前記ガスセル内部の圧力を緩衝させる補助タンク手段を備えたことを特徴とする(1)に記載のレーザ分光分析装置。
(3)前記ガスセルの吸気部分に固定絞りと別系統の吸気口を備え、この別系統の吸気口に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とする(1)に記載のレーザ゛分光分析装置。
(4)前記ガスセルの排気部分に圧力制御手段と別系統の排気口を有すると共に、この別系統の排気口に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とする(1)に記載のレーザ分光分析装置。
(5)前記バルブは、予め定めたパターンに従い開閉するバルブ開閉制御手段によることを特徴とする(1)に記載のレーザ分光分析装置。
(6)(2)に記載のレーザ分光分析装置において、前記補助タンク手段と前記ガスセルの間に、外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とするレーザ分光分析装置
(7)(5)に記載のレーザ分光分析装置において、前記バルブ開閉制御手段には、前記バルブを開閉するパターンを記億するバルブ制御パターン記憶手段を備えたことを特徴とするレーザ分光分析装置。
(8)(5)に記載のレーザ分光分析装置において、前記バルブ開閉生後手段は、前記ガスセルの吸気部分又は排気部分に当該ガスセル内の圧力を測定する圧力測定手段を備え、その圧力信号に基いて前記バルブの開閉を制御することを特徴とするレーザ分光分析装置。
【0011】
このように、ガスセルに対して、その吸気部分に固定絞りを有し、排気部分に真空レギュレータを有し、固定絞りが真空ポンブの排気能力により、ガスセル内の圧カが所要の圧力を維持できるように調整、固定されており、常に、ガスセル内が所要の圧力に維持、制御することができるようになる。
又、排気部分に補助タンクを有するので、ガスセル内の圧力が所要の圧力を維持でき、また、真空レギュレータ、真空ポンプが動作することにより発生する圧力の変動を低減できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るレーザ分光分析装置の実施形態について、図面を参照して、以下、説明する。
【0013】
本発明に係るレーザ分光分析装置は、図1に示すように、サンプルを二方向に分離して並列な流通経路に形成する第1及び第2流通経路108、109を備え、第1流通経路108はサンプル導入口から、バルブA、固定絞り117、ガスセル114、バルブB、チェックバルブ118、補助タンク116、真空レギュレータ119、バルブC、真空ポンプ120で形成され、第2流通経路109は、サンプル導入口から分岐した経路にバルブD、ガスセル114、バルブE、真空ポンプ120の順に配設されている。
このような第1及び第2流通経路108、109に対して、ガスセル114を通過するサンプルを解析するための様々な装置を設けた構造になっている。
その構成は、第1及び第2流通経路108、109に配置されているバルブA〜Eを制御するためのパターンを複数備えたバルブ制御パターン記憶装置111と、バルブA〜Eの夫々を制御するためのバルブ制御信号を出力するバルブ制御装置112と、レーザ光を発生させガスセル114に供給するレーザ分光部113と、サンプルを通過させサンプルにレーザ光を照射して分析するガスセル114と、ガスセル114の圧力を検出する圧力センサ115と、サンプルをバルブAを経由してガスセル114に供給する入力側に備えた固定絞り117と、ガスセル114からのサンプルをバルブBを経由させて通過させるチェックバルブ118と、チェックバルブ118を経由したサンプルを入力してガスセルの圧力変動を緩衝させる補助タンク116と、補助タンク116からのサンプルをレギュレートする真空レギュレータ119と、真空レギュレータ119からのサンプルをバルブCを経由させる真空ポンプ120と、から大略構成されている。
【0014】
このような構成からなるレーザ分光分析装置において、バルブA〜Eはバルブ制御装置112からの制御信号で開閉が設定できる。
【0015】
サンプルは真空ポンプ120により吸引され、第1流通経路108のバルブA及び固定絞り117を経由し、または、バルブDを経由しガスセル114に導かれる。更に、バルブB、チェックバルブ118、補助タンク116、真空レギュレータ119、バルブCを経由し、又は、第2流通経路109のバルブEを経由し真空ポンプ120まで吸引され排気される。ガスセル114には圧力センサ115が取り付けられており、内部の圧力を測定され、その測定信号はバルブ制御装置112に入力されている。
【0016】
レーザ分光部113より出射したレーザ光は、ガスセル114内のサンプルで光の吸収を受けた後、レーザ分光部113に戻り検出される。レーザ分光部113ではレーザ光の波長を掃引しながら、検出されるレーザ光の強度を測定することで、サンプルの吸光スペクトルが測定される。
【0017】
固定絞り117は、真空ポンプ120の排気能力により、ガスセル114内の圧力が所要の圧力(負圧)を維持できるように調整され、固定される。
【0018】
通常、サンプルを連続測定する場合は、第1流通経路108のバルブA〜Cを開とし、第2流通経路109のバルブD、Eを閉とする。サンプルは、第1流通経路108のバルブA、固定絞り117を経由し、ガスセル114に導入されレーザ分光部113によりスペクトル測定された後、バルブB、チェックバルブ118、補助タンク116、真空レギュレータ119、バルブC、真空ポンプ120を経由し排気される。ガスセル114の圧力は、真空レギュレータ119により制御される。真空ポンプ120、真空レギュレータ119の動作によるガスセル114内の圧力の変動は補助タンク116を用いることで低減できる。
【0019】
微量成分を測定する場合には、ガスセル114内のサンプルの流動がノイズとなる場合がある。その場合には、ガスセル114内圧力が所要の圧力となった状態で、第1流通経路108のバルブA、又は、バルブA、Bを閉とし、測定する。
【0020】
微量成分をバッチ的に測定する場合、又、数種類の測定サンプルを切り替えながら測定する場合、標準サンプルと測定サンプルを交互に測定する場合など、サンプルを切り替えながら測定する場合には、その切り替え時において、バルブ制御装置112により以下のようにバルブA〜Eを操作することで、サンプルの切換を短時問に確実に行うことが出来る。
【0021】
(1)第1流通経路108のバルブA〜Cを閉にする。
(2)第2流通経路109のバルブEを開にし、ガスセル114内の既存サンプルを十分に排気し真空度を上げる。
(3)サンプル導入口に次のサンプルを接続する。
(4)バルブA、Dを開にし、ガスセル内に次のサンプルを導入する。
(5)ガスセル114内にサンプルを十分導入した後、第2流通経路109のバルブDを閉にする。サンプルの置換が十分でない場合は、(1)〜(5)を繰り返し行う。
(6)ガスセル114内の圧力を藍視し、所要圧力近傍になったらバルブEを閉、バルブB、Cを開にする。
(7)微量成分の測定などを行う場合には、ガスセル内の圧力が所要の圧力で一定になったことを確認し、パルブAを閉にする。
【0022】
このようにして、本実施例によれば、吸気部分に固定絞り117を有し、排気部分に真空レギュレータ119を有し、固定絞り117が真空ポンブ120の排気能力により、ガスセル114内の圧カが所要の圧力(負圧)を維持できるように調整、固定されており、常に、ガスセル114内が所要の圧力に維持、制御されており、又、排気部分に補助タンク116を有するので、ガスセル114内の圧力が所要の圧力(負圧)を維持でき、また、真空レギュレータ119、真空ポンプ120が動作することにより発生する圧力の変動を低減することが出来る。
【0023】
又、吸気部分に固定絞り117と直列に外部より開閉の設定可能なバルブAを有し、また、排気部分に第2流通経路109の真空レギュレータ119と別系統で、第2流通経路109の真空ポンプ120に接続され、外部より開閉の設定可能なバルブEを有する排気口を有するため、サンプル切り替え時に吸気部分のバルブAを閉とし、真空レギュレータ119と別系統の排気口のバルブEを開とすることで、真空レギュレータ119の設定圧とは無関係にガスセル114内の真空度が十分上がるまで、既測定サンプルを排気することが出来る。このことにより、測定対象成分の濃度が大きく異なるサンプルを測定する場合には、特に、高濃度→低濃度の切り替え時に高濃度サンプルが僅かでも残留していると測定精度に大きく影響するが、高真空になるまでサンプルを排気することで、測定精度を上げることが可能となる。
また、測定時に吸気部分のバルブA、Dを閉とすることで、ガスセル114内のサンプルの流動を止めることが出来、その流れに起因するゆらぎの影響を低減することが出来る。
また、吸気部分に第1流通経路108である固定絞り117と別系統の第2流通経路109の吸気口を有し、その吸気部分に外部より開閉の設定可能なバルブDを有するため、測定時にはバルブDを閉とし、サンプル切り替え時には開とすることが出来、サンプルの切り替え時に、次に測定するサンプルを固定絞り117の開度とは無関係に大流量で導入することが可能である。
【0024】
又、ガスセル114と補助タンク116の間に外部より開閉の設定可能なバルブBを有するため、サンプル切り替え時に閉とすることで、サンプル切り替え動作と補助タンク116を切り離すことが出来るため、サンプル切り替え時にも補助タンクの圧力を所要圧カに維持することが出来、また、ガスセル114に圧力センサ115が取り付けられており、ガスセル114の圧力をモニターしているので、ガスセル114の圧力を測定圧力に制御開始する際にガスセル114の圧力が所要圧力近傍になるのを確認してバルブBを開に設定できるので補助タンク内の圧力上昇が抑えられ、サンプルを吸引する量を最少限とすることが出来る。
また、バルブ制御パターン記憶装置111を有し、そこにバルブA〜Eの開閉パターンを記憶しているため、上述のバルブ開閉を自動で行える。
【0025】
【発明の効果】
上記説明したように、本発明に係るレーザ分光分析装置は、サンプルを分析するガスセルに対してサンプルを供給する経路を2系統で形成すると共に、吸気部分に固定絞りを有し、排気部分に真空レギュレータを有し、固定絞りが真空ポンブの排気能力により、ガスセル内の圧カが所要の圧力(負圧)を維持できるように調整、固定されており、常に、ガスセル内が所要の圧力に維持、制御できるという効果がある。
又、排気部分に補助タンクを有するので、ガスセル内の圧力が所要の圧力(負圧)を維持でき、また、真空レギュレータ、真空ポンプが動作することにより発生する圧力の変動を低減することができるという効果がある。
又、ガスセルの吸気部分、排気部分をそれぞれ2系統とし、それぞれに外部より開閉が設定可能なバルブを有するので、外部よりバルブの開閉を制御することで、サンプルの切り替えを短時間で確実に行なえるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザ分光分析装置の構成を示すブロック図である。
【図2】従来技術におけるレーザ分光分析装置の構成を示すブロック図である。
【図3】従来技術におけるレーザ分光分析装置のブロック図である。
【符号の説明】
108 第1流通経路
109 第2流通経路
111 バルブ制御パターン記憶装置
112 バルブ制御装置
113 レーザ分光部
114 ガスセル
115 圧力センサ
116 補助タンク
117 固定絞り
118 チェックバルブ
119 真空レギュレータ
120 真空ポンプ
Claims (8)
- 被測定対象のサンプルをガスセル内に吸引し、該ガスセル内に吸引されたサンプルにレーザ光を照射して分光測定を行うレーザ分光分析装置であって、
前記ガスセルの吸気部分に固定絞りを備え、排気部分に圧力を制御するための圧力制御手段を備え、前記固定絞りを有する吸気部分に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とするレーザ分光分析装置。 - 前記ガスセルの排気部分に前記ガスセル内部の圧力を緩衝させる補助タンク手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ分光分析装置。
- 前記ガスセルの吸気部分に固定絞りと別系統の吸気口を備え、この別系統の吸気口に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ゛分光分析装置。
- 前記ガスセルの排気部分に圧力制御手段と別系統の排気口を有すると共に、この別系統の排気口に外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とする請求項1に記載のレーザ分光分析装置。
- 前記バルブは、予め定めたパターンに従い開閉するバルブ開閉制御手段によることを特徴とする請求項1に記載のレーザ分光分析装置。
- 請求項2に記載のレーザ分光分析装置において、
前記補助タンク手段と前記ガスセルの間に、外部より開閉が設定可能なバルブを備えたことを特徴とするレーザ分光分析装置 - 請求項5に記載のレーザ分光分析装置において、
前記バルブ開閉制御手段には、前記バルブを開閉するパターンを記億するバルブ制御パターン記憶手段を備えたことを特徴とするレーザ分光分析装置。 - 請求項5に記載のレーザ分光分析装置において、
前記バルブ開閉制御手段は、前記ガスセルの吸気部分又は排気部分に当該ガスセル内の圧力を測定する圧力測定手段を備え、その圧力信号に基いて前記バルブの開閉を制御することを特徴とするレーザ分光分析装置。
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- 2003-03-07 JP JP2003060921A patent/JP2004271295A/ja active Pending
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CN109001154B (zh) * | 2018-06-13 | 2021-04-09 | 湖州师范学院 | 基于激光吸收光谱技术的种子活力高效测量系统 |
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