JP2004270227A - 自動納骨装置 - Google Patents

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JP2004270227A JP2003060337A JP2003060337A JP2004270227A JP 2004270227 A JP2004270227 A JP 2004270227A JP 2003060337 A JP2003060337 A JP 2003060337A JP 2003060337 A JP2003060337 A JP 2003060337A JP 2004270227 A JP2004270227 A JP 2004270227A
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Hankei Ri
範奎 李
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Abstract

【課題】格納スペースを改善するため、複数の格納箱をトレイに収納し、トレイを礼拝部に搬送するようにした装置では、トレイがコスト高となり、旋回装置を設けることで、コスト高となるとともに、デットスペースが増加するという課題を有していた。
【解決手段】複数の納骨箱からなる納骨箱3組を各別に格納する格納棚1と、納骨箱が搬出される礼拝部15と、前記格納棚と前記礼拝部15下部で前記納骨箱3組を搬送する搬送手段を備えた自動納骨装置であって、礼拝部15の下方で、水平方向にスライドし、納骨箱組のうち参拝対象納骨箱3を選択するコンベヤ13と、該コンベヤ13の下部に設けられ、前記参拝対象納骨箱3を礼拝部15に搬出する昇降装置14を設けたことを特徴とする自動納骨装置。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動納骨装置に関するもので、さらに詳しくは、納骨箱の格納効率、搬送効率を改善し、かつ、設備コストを軽減できる自動納骨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、都市部や都市近接地域及び大規模寺院等においては、墓地スペースの確保が困難となってきており、墓地及び参拝スペースを確保する方策として、納骨箱を収納庫に立体的に収納し、自動搬送システムにより、礼拝部を備えた祭壇に搬送するようにした参拝、格納システムがすでに提案されてきている。さらに近年、納骨箱の格納スペースを改善するため、複数の納骨箱を仕切りを有するトレイに収納し、スタッカクレーンで礼拝部近傍に搬送し、参拝対象の納骨箱を旋回装置で回転させて礼拝部に搬送するようにしたものが知られている(特許文献1)。
【0003】
しかし、上記した従来装置は、複数の納骨箱を収納するトレイに仕切りが設けられており、仕切りには厳かな雰囲気とするための装飾が施されるため、コスト高となり、また、上記した納骨箱を回転するための旋回装置をスタッカクレーンに設けると、搬器構造が従来のフォーク式に比し複雑となり、コスト高となり、また、搬器上で旋回するので、搬器のデットスペースが増加し、棚間の間隔が大きくなり、格納効率が悪くなるという問題を有する。
【0004】
また、旋回装置を礼拝部に設けた場合であっても、他の納骨箱が参拝者に見えないような仕切り手段を必要とし、トレイ或いは装置が複雑となりコスト高になるという問題を有する。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−2131(6頁、図3)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した通り、格納スペースを改善するため、複数の納骨箱をトレイに収納し、トレイを礼拝部に搬送するようにした従来装置では、前記した通り、トレイがコスト高となり、また、旋回装置を設けることで、さらにコスト高となるとともに、デットスペースが増加するという課題を有していた。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するもので、トレイは搬送用のみに用いるため装飾等を施す必要がなく、また、旋回装置を用いずに納骨箱を礼拝部に搬送するようにすることで、コスト及びデットスペースを低減でき、かつ、格納効率の高い自動納骨装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の納骨箱からなる納骨箱組を各別に格納する格納棚と、納骨箱が搬出される礼拝部と、前記格納棚と前記礼拝部下部で前記納骨箱組を搬送する搬送装置を備えた自動納骨装置であって、礼拝部の下方で、水平方向にスライドし、納骨箱組のうち参拝対象納骨箱を選択する搬送装置と、該搬送装置の下部に設けられ、前記参拝対象納骨箱を礼拝部に搬出する昇降装置を設けたことを特徴とする。
【0009】
本発明によると、複数の納骨箱からなる納骨箱組のなかから、参拝対象の納骨箱のみを選択して礼拝部に搬送するようにしたため、従来装置のように、トレイに装飾等を施す必要はなく、コスト低減できるとともに、複数の納骨箱を組みとして格納できるので、格納効率の良い自動納骨装置を提供できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、複数の納骨箱からなる納骨箱組を各別に格納する格納棚と、納骨箱が搬出される礼拝部と、前記格納棚と前記礼拝部下部の間で前記納骨箱組を搬送する搬送手段を備えた自動納骨装置であって、礼拝部の下方で、水平方向にスライドし、納骨箱組のうち参拝対象納骨箱を選択する選択搬送装置と、前記選択搬送装置の下部に設けられ、前記参拝対象納骨箱を礼拝部に搬出する昇降装置を設けたことを特徴とするもので、複数の納骨箱からなる納骨箱組のなかから、参拝対象の納骨箱のみを選択して礼拝部に搬送するようにしたため、従来装置のようにトレイに装飾等を施す必要はなく、コスト低減できるとともに、複数の納骨箱を組みとして格納できるので、格納効率の良い自動納骨装置を提供できる作用を有する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、選択搬送装置は、前後方向及び、または、左右方向に納骨箱を搬送する装置であって、該礼拝部の下方には、納骨箱組のうち選択されない納骨箱を退避する退避スペースを設けたことを特徴とするもので、礼拝部下部に水平方向の前後方向及び、または、左右方向に搬送する装置を設けたので、従来装置のように、搬送手段或いは礼拝部下部に旋回装置を設ける必要が無く、スタッカクレーン等の搬送手段も従来のフォーク式に比し複雑とならずコスト安となり、また、搬器上で旋回する必要が無いので、搬器のデットスペースが増加せず、棚間の間隔を大きくすることがないので、格納効率が良いという作用を有し、また、礼拝部下部に旋回装置を設ける必要がないので、装置が複雑とならずコスト安であるという作用を有する。
【0012】
請求項3に記載の発明は、礼拝部は、前面側に延出する祭壇を有し、祭壇下部に退避スペースを設けたことを特徴とするもので、線香や供え物等を供える祭壇部下部のデットスペースを退避スペースとして使用することで、祭壇の幅を小さくすることができ、多数の祭壇を設けることが可能となり、参拝効率を向上させるとともに、装置全体を小形化し、コスト安とすることができる作用を有する。
【0013】
請求項4記載の発明は、納骨箱組の各納骨箱は、参拝面が同一方向を向いていることを特徴とするもので、請求項1または2に記載の発明と同じ作用を有する。
【0014】
請求項5記載の発明は、納骨箱組は、底面に昇降装置の荷受け部が挿通される開口部を有するトレイ上に、開口部に対応して収納されることを特徴とするもので、複数の納骨箱を確実に搬送できるとともに、納骨箱はトレイに収納されているので、納骨箱を搬送中に損傷を与えず搬送できる作用を有する。
【0015】
請求項6記載の発明は、トレイは、内側面に納骨箱を定位置に案内するガイドを有することを特徴とするもので、納骨箱の位置決めが容易となり、昇降装置による礼拝部への確実な搬送が可能になる作用を有する。
【0016】
【実施の形態1】
以下、図1〜図5を参照して、本発明の実施の形態1の自動納骨装置について説明する。
【0017】
図1は本発明の自動納骨装置を示す平面図、図2は図1の側面図、図3は図1の部分拡大概要図、図4は図3の側面図、図5は礼拝部の参拝時における側面図、図6はトレイ及び納骨箱の正面図、図7(a)はトレイの正面図、(b)は平面図である。
【0018】
図において、1は2個の納骨箱からなる納骨箱組を格納する格納棚で、図に示すように、スタッカクレーン4等の搬送手段の走行通路に沿って両側に並設されている。2は納骨箱が収容されるトレイで、底面には後記する昇降装置のリフターが挿通できる開口2aを、内側側面には納骨箱をトレイ2の所定位置に案内する傾斜面からなるガイド2bを備える。3は納骨箱で、各トレイ2に2個収容され、それぞれの納骨箱3における墓碑等の参拝面3cは同一方向に向いて収納されている。4は格納棚列間を走行するスタッカクレーン、5aはスタッカクレーン4の走行方向の一側に設けられ、格納棚1からスタッカクレーン4で搬送されたトレイ2を台車7に移載するための出庫ステーション、5bは台車7で搬送されたトレイ2を格納棚1に入庫するため、スタッカクレーン4に移載するための入庫ステーション、6は入出庫ステーション5a、5bと後記するトラバーサ8間でトレイ2を搬送する台車7用レール、7は、入出庫ステーション5a、5bと入出庫移載ステーション間で、レール6上を走行し、トレイ2を搬送する台車、7aはトレイ2を台車7からトラバーサ8に移載する出庫用移載ステーション、7bはトレイ2をトラバーサ8から台車7に移載する入庫用移載ステーション、8は台車7の走行方向に対して横方向に走行し、出庫用移載ステーション7aから移載されたトレイ2を予め定められた礼拝部に付設された出庫用コンベヤ9に搬送し、また、礼拝部の回収用コンベヤ10から入庫用移載ステーション7bに搬送するトラバーサ、9はトラバーサ8から移載されたトレイ2を出庫、回収用台車11に搬送する出庫コンベヤ、10は出庫、回収用台車11から回収されるトレイ2をトラバーサ9に搬送する回収用コンベヤ、11は出庫用コンベヤ9、回収用コンベヤ10と参拝コンベヤ12を連係する出庫、回収用台車で、出庫用コンベヤ9、回収用コンベヤ10間で、トラバーサ8と同一方向に横方向に移動する。12は出庫、回収用台車11と礼拝部14下部間でトレイ2を搬送し、参拝対象納骨箱3を選択する、選択搬送装置である参拝コンベヤ、13は礼拝部14の下方で、参拝用コンベヤ12の下方に設けられ、参拝コンベヤ12に載置されたトレイ2から参拝対象納骨箱3を参拝コンベヤ12と上方の礼拝部14間で昇降する昇降装置、13aは、昇降装置の上部に設けられ、トレイ2の開口2aに挿通し、納骨箱3を上昇させる一対の荷受け部、14は納骨箱3を参拝者に参拝面3cを向けて収納する礼拝部、15は礼拝部の前面側に延出する祭壇、16は退避スペースである。
【0019】
なお、参拝コンベヤ12は、トレイ2に載置された納骨箱3のうち、後方の納骨箱3bを礼拝部14に昇降できるように、祭壇15の下方に、前方の納骨箱3aが退避できる退避スペース16が設けられている。
【0020】
次に、上記構成を備えた自動納骨装置の動作フローについて説明する。
【0021】
まず、参拝者が参拝予約を行う。次に、CPU(図示せず)は該当する納骨箱3が収納されているトレイ2と、空いている礼拝部14を指定し、スタッカクレーン4は該当する納骨箱3が格納されている格納棚1からトレイ2をフォーク(図示せず)で移載し、出庫ステーション5aに待機する台車7に搬送する。
【0022】
次に、台車7で出庫用移載ステーション7aに搬送し、トラバーサ8に移載して、トラバーサ8は予め定められた礼拝部14に付設された出庫用コンベヤ9に搬送し、移載する。次に、トレイ2は出庫用コンベヤ9から出庫、回収用台車11を介して、参拝コンベヤ12に搬送される。参拝コンベヤ12は、参拝対象の納骨箱3がトレイ2の前方に載置されている場合は、前方納骨箱3aが礼拝部14の下方位置に達すると搬送を停止する。
【0023】
また、参拝対象の納骨箱3がトレイ2の後方に載置されている納骨箱3b場合は、図3に示すように、前方の納骨箱3aが礼拝部前方で祭壇下部の退避スペース16に達し、後方の納骨箱3bが礼拝部の下方位置で、昇降装置13の荷受け部13a上方位置に達すると搬送を停止する。
【0024】
次に、昇降装置13が作動し、参拝コンベヤ12にて搬送されたトレイ2の昇降装置用開口2aから荷受け部13aにて該当する納骨箱3を礼拝部14に持ち上げて定置し、参拝者は礼拝部14に定置された納骨箱3に参拝する。参拝が終了すると、参拝者は参拝終了ボタンを押し、昇降装置13を作動させ、納骨箱3をトレイ2上に降下させる。昇降装置13が所定位置に下降すると、参拝コンベヤ12が作動し、トレイ2を出庫・回収用台車11に移載し、設台車11は回収用コンベヤ10方向に移動し、トレイ2を回収用コンベヤ10から、該回収用コンベヤ10側に待機しているトラバーサ8に移載し、入庫用移載ステーション7bに待機している台車7に搬送する。次に、トレイ2は台車7で入庫ステーション5bからスタッカクレーン4に移載され、所定の格納棚1に搬送されて、格納される。
【0025】
また、上記実施の形態では、トレイ2に2個の納骨箱3を収納するものとして説明したが、納骨箱の収納個数は2個に限定されないし、収納数が2個よりも多い場合は、増加した納骨箱を退避できるように退避スペース16を大きく設ければよい。
【0026】
また、入出庫ステーション5a、5b、台車7、入出庫用移載ステーション7a、7bを用いているが、コンベヤによりスタッカクレーンとトラバーサ間の搬送を行うこともできるし、同様にトラバーサ8、出庫用、回収用コンベヤ9、10、出庫、回収用台車11も同じ機能を有するものであれば、上記態様のものに限定されるものではない。
【0027】
また、本実施の形態で説明した台車7、トラバーサ8、出庫用コンベヤ9、回収用コンベヤ10等の搬送手段を用いず、スタッカクレーン4にて直接参拝コンベヤ12にトレイ2を搬送することもできる。
【0028】
本実施の形態で説明した自動納骨装置は、礼拝部14の下方で水平方向にスライドする参拝コンベヤ12により、複数の納骨箱3が収納されたトレイ2から参拝の対象となる納骨箱3のみ選択して、礼拝部14の下方で、昇降装置13の上方位置に搬送して定置し、昇降装置13で礼拝部14に搬送するので、従来装置のように、礼拝時にトレイを用いないため、トレイに装飾を施すことが必要でなくなり、大幅にコスト削減することができ、さらに、参拝コンベヤ12を、礼拝部14の下方より祭壇15の下部に延長し、祭壇下部に参拝対象納骨箱3の前方の納骨箱3aを退避する退避スペース16を設け、供え物を供える祭壇15の下部のデットスペースを有効活用することで、装置全体を小型化し、低コストの自動納骨装置を提供できる。
【0029】
さらに、トレイ2は底面に昇降装置が挿通される開口2aと、内側面に納骨箱3を定位置に案内するガイド2bを設けたので、トレイ2から参拝対象納骨箱3のみを礼拝部14に搬送でき、また、納骨箱3はガイド2bによりトレイ2の定位置に収納されるため、搬送工程において安定した状態で納骨箱3を搬送することができる。
【0030】
【実施の形態2】
以下、図8〜図10を参照して、本発明の実施の形態2の自動納骨装置について説明する。
【0031】
図8は実施の形態2の自動納骨装置の礼拝部での納骨箱の出庫・回収を示す平面図、図9は側面図、図10は礼拝部の参拝時における側面図である。
【0032】
本実施の形態では、納骨箱3はトレイ2上で礼拝部に対して横方向に2個並設されている。図において、11は出庫用コンベヤ9、回収用コンベヤ10と参拝コンベヤ12を連係する出庫、回収用台車で、出庫用コンベヤ9、回収用コンベヤ10間で、トラバーサ8と同一方向に横方向に移動し、礼拝部14に対して横方向に並置された納骨箱3のうち参拝対象の納骨箱3を礼拝部14の後方位置に搬送する。出庫、回収用台車11と礼拝部14下部間でトレイ2を搬送する参拝コンベヤ12は、トレイ2を礼拝部14下部に搬送し、礼拝部14の下部で、参拝用コンベヤ12の下方に設けられ、参拝コンベヤ12に載置されたトレイ2から出庫・回収用台車11で礼拝部14の後方位置に搬送され、予め定められた納骨箱3を昇降装置13で礼拝部14間で昇降する。
【0033】
参拝コンベヤ12は、トレイ2に横方向に載置された納骨箱3のうち、参拝の対象ではない納骨箱をコンベヤ12上で退避できるように横方向に並置された納骨箱3を載置できる退避スペース16である幅を有している.。
【0034】
以上説明したように、本実施の形態では、出庫、回収用台車11と参拝コンベヤ12で選択搬送装置を構成する。
【0035】
次に、上記構成を備えた自動納骨装置の動作フローについて説明する。
【0036】
まず、参拝者が参拝予約を行う。次に、CPUは該当する納骨箱3が収納されているトレイ2と、空いている礼拝部14を指定し、スタッカクレーン4は該当する納骨箱3が格納されている格納棚1からトレイ2をフォークで移載し、出庫ステーション5aに待機する台車7に搬送する。
【0037】
次に、台車7で出庫用移載ステーション7aに搬送し、トラバーサ8に移載して、トラバーサ8は予め定められた礼拝部14に付設された出庫用コンベヤ9に搬送し、移載する。次に、トレイ2は出庫用コンベヤ9から出庫、回収用台車11で指定された納骨箱3を礼拝部14の後方に搬送し、参拝コンベヤ12で礼拝部14の下部に搬送し、昇降装置13が作動し、参拝コンベヤ12にて搬送されたトレイ2の昇降装置用開口2aから荷受け部13aにて該当する納骨箱3を礼拝部14に持ち上げて、参拝面3cを祭壇側に向けて定置し、参拝者は礼拝部14に定置された納骨箱3に参拝する。参拝終了後の動作フローは実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
【0038】
また、上記実施の形態では、トレイ2に2個の納骨箱3を収納するものとして説明したが、納骨箱の収納個数は2個に限定されないし、収納数が2個よりも多い場合は、増加した納骨箱を退避できるような幅を有する参拝コンベヤ12が用いられる。
【0039】
【実施の形態3】
以下、図11〜図13を参照して、本発明の実施の形態3の自動納骨装置について説明する。
【0040】
図11は実施の形態3の自動納骨装置の礼拝部での納骨箱の出庫・回収を示す平面図、図12は側面図、図13は礼拝部の参拝時における側面図である。
【0041】
本実施の形態では、納骨箱はトレイ2上で礼拝部方向及び横方向にそれぞれ2個並設されている。図において、11は出庫用コンベヤ9、回収用コンベヤ10と参拝コンベヤ12を連係する出庫、回収用台車で、出庫用コンベヤ9、回収用コンベヤ10間で、トラバーサ8と同一方向に横方向に移動し、礼拝部14に対して横方向に並置された納骨箱3のうち参拝対象の納骨箱3を礼拝部14の後方位置に搬送する。出庫、回収用台車と礼拝部14下部間でトレイ2を搬送する参拝コンベヤ12は、前後方向に並置された納骨箱のうち参拝対象の納骨箱3を礼拝部下部に搬送し、参拝コンベヤ12に載置されたトレイ2から予め定められた納骨箱3を昇降装置13で参拝コンベヤ12の上方の礼拝部14に搬出する。
【0042】
参拝コンベヤ12は、トレイ2に横方向に載置された納骨箱3のうち、参拝対象でない納骨箱3をコンベヤ上で退避できるように横方向に並置された納骨箱3を載置できる幅を有し、また、祭壇下部に、前方の納骨箱3aが退避できる退避スペース16を有している。
【0043】
また、上記構成の実施の形態では、出庫、回収用台車11と参拝コンベヤ12とで選択搬送装置を構成する。
【0044】
次に、上記構成を備えた自動納骨装置の動作フローについて説明する。
【0045】
まず、参拝者が参拝予約を行う。次に、CPUは該当する納骨箱3が収納されているトレイ2と、空いている礼拝部14を指定し、スタッカクレーン4は該当する納骨箱3が格納されている格納棚1からトレイ2をフォークで移載し、出庫ステーション5aに待機している台車7に搬送する。
【0046】
次に、台車7で出庫用移載ステーション7aに搬送し、トラバーサ8に移載して、トラバーサ8は予め定められた礼拝部14に付設された出庫用コンベヤ9に搬送し、移載する。次に、トレイ2は出庫用コンベヤ9から出庫、回収用台車11で参拝対象の納骨箱3を礼拝部14の後方に搬送し、参拝コンベヤ12に移載する。参拝コンベヤ12は、参拝対象の納骨箱3がトレイ2の前方に載置されている場合は、前方納骨箱3aが礼拝部の下方位置に達すると搬送を停止する。
【0047】
また、参拝対象の納骨箱3がトレイ2の後方に載置されている場合は、図12に示すように、前方の納骨箱3aが礼拝部前方の退避スペース16に達し、後方の納骨箱3bが礼拝部の下部位置で、昇降装置13の上方に達すると搬送を停止する。
【0048】
次に、昇降装置13が作動し、参拝コンベヤ12にて搬送されたトレイ2の昇降装置用開口2aから荷受け部13aにて該当する納骨箱3を礼拝部14に持ち上げて、参拝面3cを祭壇側に向けて定置し、参拝者は礼拝部14に定置された納骨箱3に参拝する。参拝終了後の動作フローは実施の形態1と同じであり、説明を省略する。
【0049】
また、上記実施の形態では、トレイ2に礼拝部方向及び横方向にそれぞれ2個の納骨箱3を収納するものとして説明したが、納骨箱の収納個数はそれぞれ2個に限定されないし、収納数が2個よりも多い場合は、増加した納骨箱を退避できるような幅を有する参拝コンベヤ12が用いられ、また、参拝コンベヤ12の、退避スペース16も納骨箱の増加分だけ大きくなる。
【0050】
【発明の効果】
本発明の自動納骨装置は、礼拝部に複数の納骨箱が収納されるトレイから参拝対象納骨箱のみを搬送したため、従来装置に比して、コスト低減でき、また、祭壇下部のデットスペースに、参拝対象納骨箱の前方の納骨箱が退避できる退避スペースを設け、装置全体のスペースを有効活用することで、小型化、低コスト化を実現でき、さらには、搬送時はトレイに収納して搬送し、参拝時には参拝対象納骨箱をトレイから礼拝部に搬送できるようにしたため、搬送工程において、安定した状態で納骨箱を搬送できる自動納骨装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の自動納骨装置の平面図である。
【図2】図1の自動納骨装置の側面図である。
【図3】図1の部分拡大概要図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】礼拝部の参拝時における側面図である。
【図6】トレイ及び納骨箱の正面図である。
【図7】(a)はトレイの正面図であり、(b)は平面図である。
【図8】本発明の実施の形態2の自動納骨装置の部分拡大概要図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】礼拝部の参拝時における側面図である。
【図11】本発明の実施の形態3の自動納骨装置の部分拡大概要図である。
【図12】図11の側面図である。
【図13】礼拝部の参拝時における側面図である。
【符号の説明】
1 格納棚
2 トレイ
2a 開口
2b ガイド
3 納骨箱
4 スタッカクレーン
5a 出庫ステーション
5b 入庫ステーション
6 レール
7 台車
7a 出庫用移載ステーション
7b 入庫用移載ステーション
8 トラバーサ
9 出庫用コンベア
10 回収用コンベヤ
11 出庫回収用台車
12 参拝コンベヤ
13 昇降装置
13a 荷受け部
14 礼拝部
15 祭壇
16 退避スペース

Claims (6)

  1. 複数の納骨箱からなる納骨箱組を各別に格納する格納棚と、納骨箱が搬出される礼拝部と、前記格納棚と前記礼拝部下部の間で前記納骨箱組を搬送する搬送手段を備えた自動納骨装置であって、礼拝部の下方で、水平方向にスライドし、納骨箱組のうち参拝対象納骨箱を選択する選択搬送装置と、前記選択搬送装置の下部に設けられ、前記参拝対象納骨箱を礼拝部に搬出する昇降装置を設けたことを特徴とする自動納骨装置。
  2. 選択搬送装置は、前後方向及び、または、左右方向に納骨箱を搬送する装置であって、該礼拝部の下方には、納骨箱組のうち選択されない納骨箱を退避する退避スペースを設けたことを特徴とする請求項1記載の自動納骨装置。
  3. 礼拝部は、前面側に延出する祭壇を有し、祭壇下部に退避スペースを設けたことを特徴とする請求項2記載の自動納骨装置。
  4. 納骨箱組の各納骨箱は、参拝面が同一方向を向いていることを特徴とする請求項1〜3に記載の自動納骨装置。
  5. 納骨箱組は、底面に昇降装置の荷受け部が挿通される開口部を有するトレイ上に、開口部に対応して収納されることを特徴とする請求項1〜4いずれかに記載の自動納骨装置。
  6. トレイは、内側面に納骨箱を定位置に案内するガイドを有することを特徴とする請求項5記載の自動納骨装置。
JP2003060337A 2003-03-06 2003-03-06 自動納骨装置 Pending JP2004270227A (ja)

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