JP2004268438A - 記録材料及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、簡便な処理方法と新規な材料構成を用いて、画像保存性に優れた新たなカラープリント材料及びその画像形成方法を提供することである。
【解決手段】支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含有し、かつ該電気泳動性着色粒子が、白色粒子及び黒色粒子を含むことを特徴とする記録材料。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡便なドライ処理で画像保存性に優れる新たな記録材料及びその画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のデジタルスチルカメラの爆発的な普及、インターネットインフラの整備、エコロジーや環境保全意識への高まりから、より簡便で廃材が生じない新たなカラープリント技術の開発が望まれている。
【0003】
従来より種々のカラープリント技術が知られている。ハロゲン化銀を用いたプリント方式は現像処理工程で環境に負荷がかかる廃材が生じる。インクジェット方式、昇華色素転写方式、色素溶融転写方式は、カートリッジやリボン等の色材供給部の廃材が生じる。
【0004】
廃材が生じないプリント方式として、熱ヘッドによる画像形成と光定着を用いる方式(例えば、特許文献1参照。)、感光性マイクロカプセル、色素前駆体、加圧によるマイクロカプセル破壊を用いた方式(例えば特許文献2参照。)、色材、感光性マイクロカプセルを用いた方式(例えば、特許文献3参照。)、発色現像主薬酸化体前駆体と感光性マイクロカプセルを用いた方式が開示されている(例えば、特許文献4参照。)。また、着色粒子を含む電気泳動ディスプレイ(例えば、特許文献5参照。)、電気泳動分析において光重合を用いた医療診断用ミクロゲルの固定方法が開示されている(例えば、特許文献6、7参照。)。しかしながら、いづれの公知文献にも、本発明に係る電気泳動特性を有する着色粒子と光重合性組成物を併せて用いて、光硬化と電気泳動現象を複合させた方式のプリント記録技術は開示されていない。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−127121号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−312058号公報
【0007】
【特許文献3】
特開2002−268237号公報
【0008】
【特許文献4】
特開2001−142204号公報
【0009】
【特許文献5】
特開2001−242492号公報
【0010】
【特許文献6】
特表平10−508381号公報
【0011】
【特許文献7】
特表平10−512043号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、簡便な処理方法と新規な材料構成を用いて、画像保存性に優れた新たなカラープリント材料及びその画像形成方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題は、以下の構成により達成された。
【0014】
1.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含有し、かつ該電気泳動性着色粒子が、白色粒子及び黒色粒子を含むことを特徴とする記録材料。
【0015】
2.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含有し、かつ該電気泳動性着色粒子が、イエロー色粒子、マゼンタ色粒子、シアン色粒子を含むことを特徴とする記録材料。
【0016】
3.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を内包するマイクロカプセルを含むことを特徴とする記録材料。
【0017】
4.一定間隔で凹状加工した支持体上に、電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
【0018】
5.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物、及びスペーサー粒子を含むことを特徴とする記録材料。
【0019】
6.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物、及び白色散乱層を含むことを特徴とする記録材料。
【0020】
7.支持体上に電気泳動性着色粒子、荷電制御剤、及び光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
【0021】
8.支持体上に電気泳動性着色粒子、20℃における比誘電率が2.5以上、10.0以下の有機溶媒、及び光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
【0022】
9.支持体上に電気泳動性着色粒子、ポリビニルアルコールを含む保護層、及び光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
【0023】
10.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料であって、支持体を除いた支持体から見て電気泳動性着色粒子がある側の全構成層の含水率が0.01〜10%であることを特徴とする記録材料。
【0024】
11.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料であって、支持体から見て電気泳動性着色粒子がある側の表面粗さがJIS B0601で0.01〜2.0μmであることを特徴とする記録材料。
【0025】
12.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、光照射により光硬化を行った後に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させること特徴とする画像形成方法。
【0026】
13.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させた後に、光照射により光硬化を行うことを特徴とする画像形成方法。
【0027】
14.支持体上に電気泳動性着色粒子、熱硬化性樹脂を含む記録材料に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させた後に熱可塑性樹脂を60℃以上、220℃以下で加熱硬化することを特徴とする画像形成方法。
【0028】
15.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、光照射により光硬化を行った後に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させ、更に光照射により光硬化を行って電気泳動性着色粒子を不動化することを特徴とする画像形成方法。
【0029】
16.支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、少なくとも400nm以上、700nm以下から選ばれる複数の極大波長を有する光照射により光硬化を行うことを特徴とする画像形成方法。
【0030】
本発明の請求項1の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料であって、該電気泳動性着色粒子が、白色粒子及び黒色粒子を含むことを特徴とする。また、請求項2の記録材料は、電気泳動性着色粒子が、イエロー色粒子、マゼンタ色粒子、シアン色粒子を含むことを特徴とする。
【0031】
本発明の電気泳動性着色粒子は、電気泳動性を示せば無機粒子、有機粒子、また単一の化学組成である必要はなくこれらの混合粒子であってもよい。また着色は白色、黒色、イエロー色、マゼンタ色、シアン色等の各色であってよい。
【0032】
本発明の白色粒子としては二酸化チタン(アナターゼ型、及びルチル型)、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び水酸化亜鉛、水酸化マグネシウム、リン酸マグネシウム、リン酸水素マグネシウム、アルカリ土類金属塩、タルク、カオリン、ゼオライト、酸性白土、ガラス、有機化合物としてポリエチレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、アイオノマー、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿素−ホルマリン樹脂、メラミン−ホルマリン樹脂、ポリアミド樹脂などが単体または複合混合で、または粒子中に屈折率を変化させるボイドを有する状態で使用されてもよい。本発明では二酸化チタンが好ましく用いられ結晶系はアナターゼ型、ルチル型のどちらでもよい。また、無機酸化物(Al、AlO(OH)、SiO等)で表面処理した二酸化チタン、これらの表面処理に加えて、トリメチロールエタン、トリエタノールアミン酢酸塩、トリメチルシクロシラン等の有機物処理を施した二酸化チタンを用いることができる。
【0033】
本発明の黒色粒子としては、カーボンブラック、非磁性酸化鉄、黒鉛等やこれらの混合物が挙げられる。非磁性酸化鉄は、α−Feや、タングステン、モリブデン、マンガン、クロム等をドーピングして黒色化してもよい。好ましいカーボンブラックは、10〜60nmの平均一次粒径を有し、pHが6以上、揮発成分が2%以下、ジブチルフタレート吸油量が10〜200ml/100g、かさ密度が700g/L以下である。
【0034】
着色粒子は無機材料、有機材料、これらの有機−無機複合材料でもよい。また、顔料と高分子樹脂を併せた複合粒子や染料を高分子樹脂に浸漬または媒染させた複合粒子であってもよい。顔料着色成分としては、アミノアントラキノン、アントラピリミジン、フラバントロン、アントアントロン、インダントロン、ピラントロン、ビオラントロン等のアントラキノン系顔料、ペリレン、ペリノン、キナクリドン、チオインジゴ、ジオキサジン、イソインドリノン、キノフタロン、ジケトピロロピロール、ジオキサジン、ベンズイミダゾロン、金属錯体等の縮合多環系顔料、銅フタロシアニン、ハロゲン化銅フタロシアニン、スルホン化銅フタロシアニンレーキ等の銅フタロシアニン顔料、無金属フタロシアニン顔料、アセト酢酸アニリド系、ピラゾロン系、β−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系、β−オキシナフトエ酸アニリド系等のアゾレーキ顔料や不溶性アゾ顔料や縮合アゾ顔料、酸性または塩基性染料のレーキ顔料、ニトロ顔料、ニトロソ顔料等の有機系顔料が挙げられる。無機系顔料としては、亜鉛華、二酸化チタン、べんがら、酸化クロム、コバルトブルー、鉄黒、アルミナホワイト、黄色酸化鉄、硫化亜鉛、朱、カドミウムイエロー、カドミウムレッド、紺青、黄鉛、ジンククロメート、モリブデンレッド、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、含水ケイ酸塩、群青、マンガンバイオレット、アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛粉等が挙げられる。
【0035】
顔料を高分子樹脂と複合させた粒子としては、特開2002−311646号、同2003−15352号、同2002−236386号、同2002−214913号、同2001−281928号、同2001−249497号等に記載の粒子を挙げることができる。
【0036】
染料着色成分としては公知の染料を用いることができ、具体的には欧州特許EP第549,489A号記載の染料や、特開平7−152129号のExF2〜6の染料、特開平3−251840号公報308頁に記載のAI−1〜11の染料、特開平6−3770号公報明細書記載の染料、特開平1−280750号公報の2頁左下欄に記載の一般式(I)、(II)、(III)で表される化合物、同公報3頁左下欄〜5頁左下欄に挙げられた例示化合物(1)〜(45)、特開平1−150132号に記載の化合物、森賀、吉田「染料と薬品」9、84頁(化成品工業協会)、「新版染料便覧」242頁(丸善、1970)、R.Garner「Reports on the Progress of Appl.Chem」56、199頁(1971)、「染料と薬品」19、230頁(化成品工業協会、1974)、「色材」62、288頁(1989)、「染料工業」32、208頁等に記載の化合物、リサーチディスクロージャー(以下RDと略記)第176巻Item/17643(1978年12月)の25〜26頁、RD第184巻Item/18431(1979年8月)に記載の化合物、RD第187巻Item/18716(1979年11月)の649〜650頁、RD第308巻Item/308119(1989年12月)の1003頁に記載されている化合物を挙げることができる。
【0037】
染料を媒染させる高分子樹脂としては、例えば、米国特許第4,500,626号の第58〜59欄や、特開昭61−88256号の32〜41頁、特開昭62−244043号、特開昭62−244036号等に記載の化合物を挙げることができる。
【0038】
イエロー色粒子の好ましい例として、例えば、C.I.(カラーインデックス)ダイレクトイエロー86、C.I.アシッドイエロー23、C.I.アシッドイエロー79、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー128等、C.I.番号のY−3、Y−167、Y−97、Y−74、Y−12、Y−14、Y−17、Y−55、Y−83、Y−154、Y−95、Y−193、Y−83、Y−34、Y−128、Y−93、Y−110、Y−139、Y−199、Y−147、Y−109、Y−13、Y−151、Y−154で示される化合物を挙げることができる。
【0039】
マゼンタ色粒子の好ましい例として、例えば、アシッドレッド52、C.I.Projet Mazenta、C.I.ピグメントレッド122、C.I.番号のR−48:1、R−53:1、R−49:1、R−48:3、R−48:2、R−57:1、R−63:1、R−58:4、O−16、R−112、R−3、R−170、R−5、R−146、R−81、V−19、R−122、R−257、R−254、R−202、R−211、R−213、R−268、R−177、R−17、R−23、R−31で示される化合物を挙げることができる。
【0040】
シアン色粒子の好ましい例として、例えば、C.I.アシッドブルー9、C.I.ダイレクトブルー199、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.番号のB−15、B−15:1〜4、B−27で示される化合物を挙げることができる。
【0041】
本発明の光重合性組成物とは、重合性基を有する光重合性化合物、光重合開始剤、分光増感剤、可塑剤、界面活性剤、光感度向上剤等の総称であり、光重合性組成物の中には少なくとも光重合性化合物、光重合開始剤、分光増感剤を含むことが好ましい。
【0042】
光重合性化合物の重合性基としては例えばビニル基を分子内に1個または複数個以上含む化合物を用いることができ、ビニル基を有する化合物としてアクリル酸類、アクリル酸エステル類、アクリル酸アミド類、メタクリル酸類、メタクリル酸エステル類、メタクリル酸アミド類、無水マレイン酸類、マレイン酸エステル類、イタコン酸類、イタコン酸エステル類、スチレン類、ビニルエーテル類、ビニルエステル類、N−ビニル複素環類、アリールエーテル類、ビニルエステル類、N−ビニル複素環類、アリールエーテル類、アリルエステル類、アクリロイル基やメタクリロイル基やアリル基や不飽和ポリエステル基やビニルオキシ基やアクリルアミド基を含有する化合物類等を挙げることができる。
【0043】
光重合開始剤としては光照射により光重合性化合物を重合させるトリガーを与える化合物であればよく、トリガーとしてはラジカル発生化合物、カチオンやアニオンのイオン性化合物を発生する化合物等を挙げることができる。ラジカル発生としては、ベンゾインアルキルエーテルのようなNorrish type I開裂により単独でラジカルを発生する(ハロゲン化物、ホスフィンオキシド化合物、有機硫黄化合物、オキシムエステル類、過酸化物等)ものや、他の分子との相互作用により効率よくラジカルを発生する系、Monroe,Chemical Review [93],435−446(1995)、S.P.Pappas,J.Rad.Curing,14[3],6(1987)、G.L.Bassi,J.Rad.Curing,14[3],18(1987)、E.Kustormann,Wiss.Zeitschr.THLM,29[3],287(1987)、徳丸克巳,「増感剤」,講談社サイエンティフィック,pp64(1987)、梅原明,「高分子学会87/3印刷・情報記録研究会」,pp5(1987)、「フォトポリマーテクノロジー」,日刊工業新聞社(1988)に記載の系や色素増感系を挙げることができる。具体的には、芳香族カルボニル化合物、アセトフェノン類、有機過酸化物、ジェニルハロニウム塩、有機ハロゲン化物、2,4,6−置換−S−トリアジン類、2,4,5−トリアリールイミダゾール2量体、アゾ化合物、金属アレーン錯体、チタノセン化合物、有機ボーレート錯体またはその染料塩、特開昭62−150242号、同64−60606号、特開平3−20260号、同3−116043号等に記載の化合物が挙げられる。
【0044】
本発明の分光増感剤とは光吸収により前記光重合開始剤または光重合性化合物に電子またはエネルギーを伝達できる化合物であり、例えば公知の分光増感色素を用いることができる。好ましい分光増感色素としては、シアニン色素、メロシアニン色素、複合シアニン色素、オキサノール色素、スウエアリウム色素、トリアリールメタン色素、ピリリウム色素、ホロポーラーシアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリル色素及びヘミオキソノール色素等を挙げることができる。具体的には、米国特許第4,617,257号、特開昭59−180550号、同64−13546号、特開平5−45828号、同5−45834号、米国特許第3,615,641号、特開昭63−23145号、米国特許第4,183,756号、同4,225,666号、RD第176巻Item/17643(1978年12月)、同第184巻Item/18431(1979年8月)、同第187巻Item/18716(1979年11月)及び同第308巻Item/308119(1989年12月)に記載の化合物を挙げることができる。本発明の分光増感剤は自己光吸収または共存するラジカル発生化合物等の光重合性組成物により可視光域の光吸収が消色することが好ましい。
【0045】
光重合性組成物は、前記光重合性化合物、光重合開始剤、分光増感剤から選ばれる複数機能を1つの分子内に併せ持つ複合機能性化合物であってもよい。
【0046】
本発明の請求項3の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を内包するマイクロカプセルを含むことを特徴とする。マイクロカプセルは公知の技術を用いて作製することができる。具体的には米国特許第2,800,457号、同第2,800,458号、同第3,111,407号、同3,281,282号、同第3,287,154号、同3,418,250号、同3,660,304号、同3,773,695号、同3,793,268号、同3,796,669号、同3,914,511号、同4,001,140号、同4,087,376号、同4,089,802号、同4,025,455号、特公昭38−19574号、同昭42−446号、同昭42ー771号、同36−9168号、同48−40347号、同49−24159号、同48−80191号、同48−84086号、同51−9079号、特開昭51−9079号、英国特許第952,807号、同第965,074号、同第990,443号、同第930,422号、近藤保編「マイクロカプセル」日本規格協会(1991)等が挙げられる。マイクロカプセル作製方法としては、水溶液からの相分離法、コアセルベーション法、界面重合法、モノマーin situ重合法、溶融分散冷却法、スプレードライング法、等がある。マイクロカプセル壁材としては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、イソシアネートポリオール、イソシアネート、尿素−ホルムアルデヒド系、尿素ホルムアルデヒド−レゾルシノール系、メラミン−ホルムアルデヒド系、ヒドロキシプロピルセルロース系等が挙げられる。マイクロカプセルの平均粒子径は0.01〜50μmが好ましい。マイクロカプセル内には、少なくとも電気泳動性着色粒子、光重合性化合物、分光増感剤、光重合開始剤を含有させることができる。
【0047】
本発明の請求項4の記録材料は、一定間隔で凹状加工した支持体上に、電気泳動性粒子、光重合性組成物を含むことを特徴とする。
【0048】
本発明で用いることのできる支持体としては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン類、ポリカーボネート類、セルロースアセテート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンジナフタレンジカルボキシラート、ポリエチレンナフタレート類、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアセタール類、ポリスチレン等の合成プラスチックフィルムも好ましく使用できる。また、シンジオタクチック構造ポリスチレン類も好ましい。これらは特開昭62−117708号、特開平1−46912、同1−178505号に記載されている方法により得ることができる。更に、写真用原紙、印刷用紙、バライタ紙、及びレジンコート紙等の紙支持体ならびに上記プラスチックフィルムに反射層を設けた支持体、特開昭62−253195号(29〜31頁)に支持体として記載されたものが挙げられる。RDNo.17643の28頁、同No.18716の647頁右欄から648頁左欄及び同No.307105の879頁に記載されたものも好ましく使用できる。これらの支持体には、米国特許第4,141,735号のようにTg以下の熱処理を施すことで、巻き癖をつきにくくしたものを用いることができる。また、これらの支持体表面を支持体と他の構成層との接着の向上を目的に表面処理を行ってもよい。本発明では、グロー放電処理、紫外線照射処理、コロナ処理、火炎処理を表面処理として用いることができる。更に公知技術第5号(1991年3月22日アズテック有限会社発行)の44〜149頁に記載の支持体を用いることもできる。更にRDNo.308119の1009頁やプロダクト・ライセシング・インデックス、第92巻P108の「Supports」の項に記載されているものが挙げられる。
【0049】
凹状加工は、レーザー加工、カレンダーロール加工、スクリーン板によるリブペースト印刷等の公知の加工方法を用いることができる。凹状加工の各凹部は支持体に対してストライプ状に形成されてもよいし、ハニカム状に形成されてもよい。複数の凹部の各々の間隔は一定間隔であってもよく、この間隔は1〜300μm間隔が好ましい。凹部の深さは支持体厚み×0.3倍〜0.7倍の範囲にあることが好ましい。レーザー加工の場合はエキシマレーザーの出力をコントロールして凹部深さをコントロールし、カレンダーロール加工の場合はセラミックス溶射されたロール表面をレーザーにより彫刻加工し、該ロールの温度を支持体のガラス転移温度より高くして一定圧力で押しつけ、スクリーン板によるリブペースト印刷による加工の場合は、1〜300μmピッチのスクリーンを用いてリブペーストを積層して加工することにより、深さをコントロールすることができる。凹状加工の各凹部には、少なくとも電気泳動性着色粒子、光重合性化合物を含有させることができる。
【0050】
本発明の請求項5の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物、スペーサー粒子を含むことを特徴とする。本発明のスペーサー粒子は球状、円柱状等の形状を用いることができる。スペーサー粒子が球状の場合、平均粒径が0.01〜50μmの粒子が好ましい。スペーサー粒子は感光性樹脂を用いてもよく非感光性樹脂を用いてもよい。ポジ型感光性樹脂としてノボラック樹脂とナフトキノンジアジスルホン酸エステルとの混合物を用いることができる。ネガ型感光性樹脂としては、環化ゴム−ビスアジド系、フェノール樹脂−アジド系、アクリル系樹脂、化学増感系等を用いることができる。樹脂としてはエポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂等を用いることができる。スペーサー粒子の機械的特性向上のために、シリカ、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、タルク、着色顔料、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、ベリリア、ムライト、コージライト、ガラスーセラミックス粉末、バライド等を粒子中に添加させてもよい。
【0051】
本発明の請求項6の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物、白色散乱層を含むことを特徴とする。本発明の白色散乱層とは、白色散乱層を前方散乱の状態で色度計で測定した場合、Lab色度系で、aの絶対値が10以下、bの絶対値が10以下、Lが70以上の値を示す色調の構成層を言う。本発明の白色散乱層の構成は、前記白色粒子とバインダーを含む構成や、バインダー中に屈折率がバインダーと異なる光散乱性のボイドを含む構成等が挙げられる。バインダーは特開昭64−13546号の71〜75頁に記載されたものが挙げられる。また、バインダーとして、透明または半透明で、一般に無色であり、天然ポリマー合成樹脂やポリマー及びコポリマー、その他フィルムを形成する媒体、例えば、ゼラチン、アラビアゴム、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシエチルセルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリ(ビニルピロリドン)、カゼイン、デンプン、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メチルメタクリル酸)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(メタクリル酸)、コポリ(スチレン−無水マレイン酸)、コポリ(スチレン−アクリロニトリル)、コポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(ビニルアセタール)類(例えば、ポリ(ビニルホルマール)及びポリ(ビニルブチラール))、ポリ(エステル)類、ポリ(ウレタン)類、フェノキシ樹脂、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリ(エポキシド)類、ポリ(カーボネート)類、ポリ(ビニルアセテート)、セルロースエステル類、ポリ(アミド)類、疎水性透明バインダーとして、ポリビニルブチラール、セルロースアセテート、セルロースアセテートブチレート、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアクリル酸、ポリウレタン等が挙げられる。これらのバインダーは2種以上を併用して用いてもよい。
【0052】
本発明の請求項7の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、荷電制御剤、光重合性組成物を含むことを特徴とする。本発明の帯電制御剤とは、電気泳動性着色粒子の表面に吸着または結合させる、または電気泳動性着色粒子内に含ませることにより、電気泳動性着色粒子の帯電量、帯電安定性付与のために添加される化合物のことを言う。帯電制御剤としては、例えば、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、金属石鹸、非イオン性界面活性剤、フッ素系界面活性剤、ブロック型ポリマー、グラフト型ポリマー、スルホン化油、アルキルリン酸エステル酸、コハク酸イミド、ヒドロキシカルボン酸の金属錯体、アゾ化合物の金属錯体、ナフトール系化合物、ナフトール系化合物の金属化合物、ニグロシン系染料、第4級アンモニウム塩、トリフェニルメタン系化合物、サリチル酸誘導体の金属化合物等が挙げられる。
【0053】
本発明の請求項8の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、20℃における比誘電率が2.5以上、10.0以下の有機溶媒、光重合性組成物を含むことを特徴とする。本発明の比誘電率とは20℃における真空に対する誘電率であり市販の測定装置、例えば誘電率測定装置 HP E5050A HEWLETT PACKARD等で測定可能である。また、「化学便覧 改訂4版(II)」丸善株式会社、「溶剤ハンドブック 第I版」(講談社サイエンティフィク)に値が記載されている。誘電率測定対象物が20℃で液体でない場合は、加熱融解し過冷却液体として測定するか、比誘電率既知の液体と混合して比誘電率を測定して、重量分率対比誘電率の関係を外挿して求めることが可能である。具体的化合物としては、エチルベンゼン、ジブチルアミン、ジブチルエーテル、ジプロピルアミン、ペンチルアミン、エチルヘキシルアミン、シクロヘキシルアミン、クロロホルム、プロピオン酸プロピル、プロピオン酸ブチル、ブチルアミン、酢酸ブチル、ブロモベンゼン、エチレングリコールジメチルエーテル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、クロロベンゼン、ピペリジン、酢酸エチル、酢酸プロピル、クロロペンタン、酢酸メチル、臭化ブチル、ジシクロヘキシルアミン、アニリン、テトラヒドロフラン、塩化ブチル、モルフォリン、塩化プロピル、塩化メチレン、マロン酸ジエチル、臭化プロピル、臭化エチル、臭化メチル、ジクロロエタン、塩素化パラフィン、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、トリ−2−エチルヘキシル−ホスフェート、トリクレジルホスフェート、特開2001−117205号記載のS−1〜S−18の化合物等が挙げられる。
【0054】
本発明の請求項9の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、ポリビニルアルコールを含む保護層、光重合性組成物を含むことを特徴とする。本発明のポリビニルアルコールとは、−(CHCH(OH))−を部分構造に有する化合物であればよく、末端アルキル変性ポリビニルアルコール、末端メルカプト基変性ポリビニルアルコール、アセチル化ポリビニルアルコール、ブチラール化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコールも含まれる。ポリビニルアルコールとしては鹸化度80〜99.9%、重合度300〜3500のものが好ましい。市販品は「PVA製品総合カタログ」(信越化学)や「クラレポバール」(クラレ)に記載されている化合物を使用できる。具体的化合物としては、信越化学製の、A、C−17GP、C−20、C−25GP、MA05GP、MA−17GP、MA−23GP、PA−05GP、PA−10GP、PA−15GP、PA−18GP、PA−20GP、PA−24GP、クラレのPVA−105、PVA−117、PVA120、PVA−124、PVA−126H、PVA−135H、PVA−617、PVA−624、PVA−706、MP−102、MP−202、MP−103、MP−203等が挙げられる。「ポバール」長野浩一、山根三郎、豊島賢太郎(高分子刊行会)、C.A.Finch編のPolyvinyl Alcohol−Developments(John. Wiley &Sons Ltd.,1992)のP.77〜156にポリビニルアルコールについての詳しい記載がある。ポリにビルアルコールを含む保護層は前記バインダーを形成する高分子と併用して使用してもよい。添加方法等は欧州特許第698,816号、米国特許第5,567,473号、米国特許第5,695,862号等の方法を用いることができる。
【0055】
本発明の請求項10の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料であって、支持体を除いた支持体から見て電気泳動性着色粒子がある側の全構成層の含水率が0.01〜10%であることを特徴とする。本発明の含水率とは以下のように定義する。記録材料を40℃相対湿度60%に48時間以上放置した時の記録材料の単位面積あたりの質量を質量1とし、次に、記録材料を真空雰囲気中に4時間放置した直後の記録材料の質量を質量2とし、含水率=(質量1−質量2)/質量2(%)と定義する。含水率は記録材料のバインダーの選択や、記録材料作製時の乾燥条件の制御、記録材料の封止材料の選択等の方法により、目的とする値に調整できる。本発明において含水率が0.01%より少ないと記録材料の弾性力が低下して搬送時の傷耐性に劣り、含水率が10%以上だと記録材料の誘電率に影響を与えて、着色粒子の電気泳動性特性が与える電界強度に対して不安定になるという不具合を生じる。
【0056】
本発明の請求項11の記録材料は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料であって、支持体から見て電気泳動性着色粒子がある側の表面粗さ(Ra)がJIS B0601で0.01〜2.0μmであることを特徴とする。Raが0.01より小さい場合は表面平滑性により記録材料重ね合わせ時の搬送性が劣り、Raが2.0より大きい場合は表面凹凸により電界強度の不均一が生じて電気泳動特性が不安定になるという不具合を生じる。
【0057】
本発明の請求項12の画像形成方法は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、光照射により光硬化を行った後に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させること特徴とする。一般に電気泳動移動速度は、電気泳動媒体の誘電率と泳動粒子のゼータ電位に比例し、電気泳動媒体の粘度に反比例することが知られている。本発明の請求項12の画像形成法は、出力画像に応じた強度及び波長で画素毎に光照射して、電気泳動媒体を光硬化させ電気泳動性着色粒子の移動速度に差をつけ、更に電界を付与して電気泳動性粒子を移動させて画像を形成させることを特徴とする。
【0058】
光照射の光源としてはレーザー光源を使用することができる。レーザー光源としては、ガスレーザー(Arレーザー、He−Neレーザー、炭酸ガスレーザー、エキシマレーザー等)、固体レーザー(ルビーレーザー、Pr−YLFレーザー、Nd−YAGレーザー、Nd−ガラスレーザー、Qスイッチレーザー等)、半導体レーザー(端面発光型半導体レーザー、面発光型半導体レーザー)、色素レーザーを用いることができる。特定波長を得るためにSHG(第2高調波発生)素子等の波長変換素子と固体レーザーとを組み合わせて使用することができる。装置小型化の観点から半導体レーザーの使用が有利である。波長により感色性を分離する場合は、中心発振波長が赤色は680nm、緑色は532nm、青色は410nmの半導体レーザーを使用できる。また光照射エネルギーは、0.01〜50mJ/cmが記録材料の保存安定性と装置小型化の観点から好ましい。
【0059】
本発明の電界付与の方法は、記録材料が平行電極間や帯電ローラー対間を通過する形式でもよいし、イオンフローを記録材料に与える形式であってもよい。具体的には、特開平11−10936号、同10−151790号、同11−338278号、特開2000−221784号、同2002−278127号、同2001−330977号、同2001−83732号、特開平8−82949号等に記載の装置が使用できる。
【0060】
本発明の請求項13の画像形成方法は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させた後に、光照射により光硬化を行うことを特徴とする。請求項13の電界付与は、画素毎に電界を付与する強度と時間で制御してもよいし、全画素一様に電界を付与してもよい。また、電界付与後に電気泳動媒体を光硬化することにより、電気泳動性粒子の固定化が可能で、画像形成後の耐候性が向上する。また、画素毎に電界を付与することにより光照射工程が減り装置の小型化が可能となる。また、本発明の請求項15の電界付与による電気泳動粒子移動の前後に光硬化を行うことにより、画像鮮鋭性に優れる画像形成が行え、更に光照射を同じ光源で行えば装置の小型化が可能である。
【0061】
本発明の請求項14の画像形成方法は、支持体上に電気泳動性着色粒子、熱硬化性樹脂を含む記録材料に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させた後に、熱硬化性樹脂を60℃以上、220℃以下で加熱硬化することを特徴とする。請求項14に係わる電界付与は請求項13と同様であってよく、電界付与後に熱硬化性樹脂を含む電気泳動媒体を加熱硬化することにより、電気泳動性粒子の固定化が可能で、画像形成後の耐候性が向上する。熱硬化性樹脂としては、ポリイソシアネート系、エポキシ系、アクリル系、シリコーン系、ポリウレタン系、尿素系、フェノ−ル系、ホルムアルデヒド系、エポキシ−ポリアミド系、メラミン系、アルキド系樹脂が挙げられる。具体的には、タケネ−トD−102、タケネ−トD−110N、タケネ−トD−200、タケネ−トD−202(武田薬品製)、デスモジュ−ルL、デスモジュ−ルIL、デスモジュ−ルN、デスモジュ−ルHL(住友バイエル社製)、コロネートL、コロネ−トHL、コロネ−ト2030、コロネ−ト2031、ミリオネ−トMR、ミリオネ−トMTL(日本ポリウレタン製)が挙げられる。熱硬化性樹脂のガラス転移温度は60℃〜150℃が好ましい。加熱温度が60℃より低いと電気泳動性粒子定着性が十分でなく画像の耐候性が劣化し、220℃より高い温度では記録材料の表面光沢が劣化する等の不具合が生じる。
【0062】
本発明の請求項16の画像形成方法は、支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、少なくとも400nm以上、700nm以下から選ばれる複数の極大波長を有する光照射により光硬化を行うことを特徴とする。本発明においては、極大波長が400〜500nmの青色光域、500〜600nmの緑色光域、600〜700nmの赤色光域の各域から1色づつ選ばれた計3色の光で光硬化を行うことができる。
【0063】
本発明の記録材料においては、RD17643、RD18716及びRD308119に記載の化学増感剤、分光増感剤、強色増感剤、カブリ防止剤、安定剤、RD308119、RD17643、RD18716に記載の色濁り防止剤、色素画像安定剤、増白剤、紫外線吸収剤、光吸収剤、光散乱剤、フィルター染料、バインダー、スタチック防止剤、硬膜剤、可塑剤、潤滑剤、活性剤・塗布助剤、マット剤、現像剤等の添加剤を用いることができる。
【0064】
【実施例】
以下、本発明を実施例にて説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0065】
(実施例1)
坪量180g/mの紙パルプの両面に高密度ポリエチレンをラミネートし、紙支持体を作製した。但し、画像を形成する側には、表面処理を施したアナターゼ型酸化チタンを15質量%の含有量で分散して含む溶融ポリエチレンをラミネートし、反射支持体を作製した。ペンタエリスリトールテトラアクリレートを25部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを75部、ペンタエリスリトールテトラキス−3−メルカプトプロピオネートを0.2部、Irgacure261(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ)の割合で混合溶解させた液10部を、酸化チタン及びカーボンブラックを分散させた非イオン界面活性剤BO−10X(日光ケミカルズ製)3部を含むポリビニルアルコール(PVA117 クラレ製)10%水溶液中でホモジナイザーで分散して油滴状にし、この混合液を前記反射支持体上に塗布乾燥し、更に保護層としてサイビノールEK−55(アクリル系樹脂、サイデン化学)を5g/m塗布乾燥し図1に示す試料1を作製した。
【0066】
図1に示す様に、試料1を1000luxで30秒のパターン露光した後に、試料1を平行電極間に挟み±40Vの電界を印加したところ、露光パターンに応じて白色(最低反射濃度)、黒色(最高反射濃度)の色調パターンを得た。
【0067】
画像形成後の記録材料を80℃相対湿度60%の恒温恒湿機に投入して強制劣化を行い、投入前後での反射濃度変化率((強制劣化後の最大反射濃度−強制劣化後の最低反射濃度)/(強制劣化前の最大反射濃度−強制劣化前の最低反射濃度)比の百分率)を評価した。試料1の反射濃度変化率は90%であり良好な保存性が得られた。
【0068】
(実施例2)
実施例1と同様にして試料2を作製し、図2に示す様に試料2を平行電極間に挟み±40Vの電界を印加して色調を揃えた後に、1000luxで30秒のパターン露光し、更に試料2を平行電極間に挟み±40Vの電界を反転させて印加したところ、露光パターンに応じて白色(最低反射濃度)、黒色(最高反射濃度)の色調パターンを得た。該試料に対して実施例1と同様の評価を行ったところ、反射濃度変化率は92%であり良好な保存性が得られた。
【0069】
(実施例3)
実施例1と同様にして試料2を作製し、図2に示す様に試料2を平行電極間に挟み±40Vの電界を印加して色調を揃えた後に、1000luxで30秒のパターン露光し、更に試料2を平行電極間に挟み±40Vの電界を反転させて印加して画像を得た後、更に1000luxで30秒の試料全面に光照射を行った。該試料に対して実施例1と同様の評価を行ったところ、反射濃度変化率は97%であり良好な保存性が得られた。
【0070】
(実施例4)
試料1のカーボンブラックを、それぞれC.I.Pigment Yellow138、C.I.Pigment Red184、C.I.Pigment Blue68にかえ、印刷法を用いて各色をストライプ状に塗布乾燥し、図3に示す試料3を作製した。平行電極を各色ストライプに対応するように配置し、実施例1と同様の操作を行って白色(最低反射濃度)、黒色(最高反射濃度)の色調パターンを得た。該試料に対して実施例1と同様の評価を行ったところ、反射濃度変化率は90%であり良好な保存性が得られた。また、平行電極に印加する電圧を各色別々に操作したところカラー画像が得られた。
【0071】
(実施例5)
坪量180g/mの紙パルプの両面に高密度ポリエチレンをラミネートし、紙支持体を作製した。但し、画像を形成する側には、表面処理を施したアナターゼ型酸化チタンを15質量%の含有量で分散して含む溶融ポリエチレンをラミネートし、反射支持体を作製した。ペンタエリスリトールテトラアクリレートを25部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを75部、ペンタエリスリトールテトラキス−3−メルカプトプロピオネートを0.2部、Irgacure261(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ)、スチレンーマレイン酸共重合体10部、酸化チタン、染料(Aldrich Blue N、AldrichSudan Red 7B)を混合溶解させた液100部に、ポリスチレンスルホン酸を10部を含む水溶液200部と混合して、ホモジナイザーで乳化を行った。この乳化液にpH9のメラミンホルムアルデヒド重合物を含む水溶液を加えて、攪拌しながら55℃4時間反応させ、pH7に調整後冷却し、メラミンホルムアルデヒド樹脂を壁材とするマイクロカプセル溶液を得た。該マイクロカプセル溶液にポリビニルアルコール(PVA117 クラレ製)10%水溶液を加え反射支持体上に塗布乾燥し、更にサイビノールEK−55(アクリル系樹脂、サイデン化学)を5g/m塗布乾燥し図4に示す試料4を作製した。試料4に対して実施例1と同様の画像形成及び評価を行ったところ反射濃度変化率は94%であり良好な保存性が得られた。
【0072】
(実施例6)
試料4の染料をそれぞれC.I.Pigment Yellow138、C.I.Pigment Red184、C.I.Pigment Blue68に変更した以外は同様にして各色のマイクロカプセル溶液を作製し、各マイクロカプセル溶液にポリビニルアルコール(PVA117 クラレ製)10%水溶液を加え反射支持体上にマトリックス状に塗布乾燥した。更にサイビノールEK−55(アクリル系樹脂、サイデン化学)を5g/m塗布乾燥し図5に示す試料5を作製した。試料5に対して実施例4と同様の画像形成及び評価を行ったところ反射濃度変化率は95%であり良好な保存性が得られた。また、平行電極に印加する電圧を各色別々に操作したところカラー画像が得られた。
【0073】
(実施例7)
厚さ200μmのホワイトPET支持体に対して穴あけ加工を型付けロール上でカレンダー処理することにより、ハニカム状のパターンを基材に形成した。ペンタエリスリトールテトラアクリレートを25部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートを75部、ペンタエリスリトールテトラキス−3−メルカプトプロピオネートを0.2部、Irgacure261(チバ・スペシャリティー・ケミカルズ)、酸化チタン、染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)を混合溶解させた液100部を溶解させた液を、インクジェットコーティング法を用いて作製した穴に封入した。更にサイビノールEK−55(アクリル系樹脂、サイデン化学)を5g/m塗布乾燥し図6に示す試料6を作製した。試料6に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率は91%であり良好な生保存性が得られた。
【0074】
(実施例8)
試料1の酸化チタンを除き、保護層のかわりにエポスタMS(日本触媒製)8部とUE3300(ユニチカ製)1部の割合の白色散乱層を設けた以外は同様にして図7に示す試料7を作製した。電界印加と同時に60℃に加熱した以外は、実施例1と同様の画像形成と評価を行った結果、反射濃度変化率は88%であった。
【0075】
(実施例9)
試料1のカーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更、更にポリビニルアルコール水溶液に平均粒径8μmのアクリル製ビーズを添加した以外は同様にして図8に示す試料8を作製した。試料8に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率は89%であった。
【0076】
(実施例10)
試料1の酸化チタンを荷電制御剤としてコハク酸イミドを吸着させた酸化チタンに変更し、カーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更した以外は同様にして試料9を作製した。試料9に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率は93%であった。
【0077】
(実施例11)
試料1のカーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更し、試料1の油滴中にそれぞれシュウ酸ジエチル(比誘電率1.8)、エチレングリコールジメチルエーテル(比誘電率5.5)、シクロヘキサノン(比誘電率18.3)を加えた試料10−1、試料10−2、試料10−3を作製した。該試料に対して実施例1と同様の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率はそれぞれ83%、92%、84%であった。
【0078】
(実施例12)
試料1のカーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更し、保護層をポリビニルアルコール(MP−203 クラレ製)に変更した以外は同様にして試料11を作製した。試料11に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率は90%であった。
【0079】
(実施例13)
試料1のカーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更し、塗布乾燥時の乾燥条件を変更した以外は同様にして、記録材料含水率がそれぞれ1.0%、15.0%の試料12−1、試料12−2を作製した。該試料に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率はそれぞれ88%、82%であった。
【0080】
(実施例14)
試料1のカーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更し、保護層にそれぞれ平均粒径3.0μm、1.0μmのシリカ製マット剤を添加した以外は同様にして試料13−1、試料13−2を作製した。該試料に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率はそれぞれ81%、86%であった。
【0081】
(実施例15)
試料1のカーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更し、油滴にタケネートD−202を加えた以外は同様にして試料14を作製した。該試料を平行電極間に挟み±40Vの電界を印加し、80℃30秒加熱して白色(最低反射濃度)、黒色(最高反射濃度)の色調パターンを得た。更に実施例1と同様の評価を行ったところ、反射濃度変化率は85%であった。
【0082】
(実施例16)
試料4のIrgacure261をそれぞれ、3,3′−ジメチル−1−ヘプチルインド−3′−ヘプチルチアシアニン−トリフェニル−n−ブチルボーレート、1,1′−ジ−n−ヘプチル−3,3,3′,3″−テトラメチルインドカルボシアニントリフェニル−n−ブチルボーレート、1,1′−ジ−n−ヘプチル−3,3,3′,3″−テトラメチルインドジカルボシアニン−トリフェニル−n−ブチルボーレートにかえて3種のマイクロカプセル溶液を作製し、該マイクロカプセル溶液を混合した以外は同様にして図9に示す試料15を作製した。該試料に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率は96%であった。該試料にして光照射光源を最大発光波長450nm、550nm、650nmの3種で、各光源の強度をかえて露光を行い、平行電極で±40Vの電界を印加したところ、露光に対応するカラー画像が形成された。該試料に実施例8と同様に荷電制御剤を加えた場合、また該試料を実施例3と同様の画像形成を行った場合、本発明の効果が2〜3%向上することが分かった。また、平行電極による電界付与のかわりにイオンフロー静電記録ヘッドを用いても同様の結果が得られた。
【0083】
(比較例1)
試料1のカーボンブラックを染料(Aldrich Blue N、Aldrich Sudan Red 7B)に変更した以外は同様にして図10に示す試料16を作製した。該試料に対して実施例1に記載の画像形成と評価を行ったところ、反射濃度変化率は80%であった。
【0084】
【発明の効果】
本発明の構成により、簡便な処理方法で、画像保存性に優れた新たなカラープリント材料及びその画像形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】支持体上に電気泳動性着色粒子(白、黒粒子)、光重合性組成物を含む記録材料を光硬化した後、電界付与により着色粒子を泳動させ、白、黒表示を行う本発明に係る方式を示す概念図である。
【図2】電界付与により、着色粒子の色調を揃える工程を加えた、別の方式を示す概念図である。
【図3】本発明に係る方式をカラー表示ができるように、イエロー、マゼンタ、シアン着色粒子を加えた層構成を示す概略図である。
【図4】電気泳動性着色粒子(白粒子)、黒色染料及び光重合性組成物を包含したマイクロカプセルを配置した本発明に係る層構成を示す概略図である。
【図5】マイクロカプセル内にイエロー、マゼンタ、シアン着色粒子を加え、カラー表示ができるようにした層構成を示す概略図である。
【図6】本発明に係る方式を型付け加工品に応用した層構成を示す概略図である。
【図7】白色散乱層を加えた層構成を示す概略図である。
【図8】スペーサー粒子を加えた層構成を示す概略図である。
【図9】実施例4の光重合性組成物を青感光性、緑感光性、赤感光性光重合性組成物に変更した層構成を示す概略図である。
【図10】比較例の層構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1 支持体
2 白色粒子
3 黒色粒子
4 光硬化部(光照射)
5 平行電極
6 イエロー色粒子
7 マゼンタ色粒子
8 シアン色粒子
9 黒色染料及び光重合性組成物
10 マイクロカプセル
11 光重合性組成物
12 凹状加工支持体
13 白色散乱層
14 スペーサー粒子
15 青感光性光重合性組成物
16 緑感光性光重合性組成物
17 赤感光性光重合性組成物

Claims (16)

  1. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含有し、かつ該電気泳動性着色粒子が、白色粒子及び黒色粒子を含むことを特徴とする記録材料。
  2. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含有し、かつ該電気泳動性着色粒子が、イエロー色粒子、マゼンタ色粒子、シアン色粒子を含むことを特徴とする記録材料。
  3. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を内包するマイクロカプセルを含むことを特徴とする記録材料。
  4. 一定間隔で凹状加工した支持体上に、電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
  5. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物、及びスペーサー粒子を含むことを特徴とする記録材料。
  6. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物、及び白色散乱層を含むことを特徴とする記録材料。
  7. 支持体上に電気泳動性着色粒子、荷電制御剤、及び光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
  8. 支持体上に電気泳動性着色粒子、20℃における比誘電率が2.5以上、10.0以下の有機溶媒、及び光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
  9. 支持体上に電気泳動性着色粒子、ポリビニルアルコールを含む保護層、及び光重合性組成物を含むことを特徴とする記録材料。
  10. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料であって、支持体を除いた支持体から見て電気泳動性着色粒子がある側の全構成層の含水率が0.01〜10%であることを特徴とする記録材料。
  11. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料であって、支持体から見て電気泳動性着色粒子がある側の表面粗さがJIS B0601で0.01〜2.0μmであることを特徴とする記録材料。
  12. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、光照射により光硬化を行った後に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させること特徴とする画像形成方法。
  13. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させた後に、光照射により光硬化を行うことを特徴とする画像形成方法。
  14. 支持体上に電気泳動性着色粒子、熱硬化性樹脂を含む記録材料に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させた後に熱可塑性樹脂を60℃以上、220℃以下で加熱硬化することを特徴とする画像形成方法。
  15. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、光照射により光硬化を行った後に、電界付与を行って電気泳動性着色粒子を移動させ、更に光照射により光硬化を行って電気泳動性着色粒子を不動化することを特徴とする画像形成方法。
  16. 支持体上に電気泳動性着色粒子、光重合性組成物を含む記録材料に、少なくとも400nm以上、700nm以下から選ばれる複数の極大波長を有する光照射により光硬化を行うことを特徴とする画像形成方法。
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