JP2004266201A - 発光装置及びそれを用いた照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】350−415nmの光を発生する励起源と蛍光体を組み合わせ、かつ、高い発光強度を有する発光装置を提供する。
【解決手段】350−415nmの光を発生する励起源と蛍光体を組み合わせた装置において、Euで付活された結晶相を有しており、かつ、次の1及び/又は2の条件を満たす蛍光体を使用した発光装置。
1.350−415nmのいずれかの励起波長で最大発光強度となるEu濃度が、254nmの励起波長で最大発光強度となるEu濃度よりも高い結晶相であって、254nmの励起波長で最大発光強度となる濃度の1.1倍以上の濃度であり、かつ、400nmで最大発光強度となる濃度の0.5倍〜9倍の濃度のEuで付活されている結晶相を含む蛍光体。
2.結晶母体中のEu濃度から計算されるEu−Eu間平均距離が4Å以上11Å以下である結晶相を含む蛍光体。
【選択図】 なし。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発光装置に関し、詳しくは、電力源により紫外光から可視光領域の光を発光する第1の発光体と、その紫外光から可視光領域にある光を吸収し長波長の可視光を発する母体化合物が発光中心イオンを含有する蛍光体を有する波長変換材料としての第2の発光体とを組み合わせることにより、使用環境によらず演色性が良く、かつ、高強度の発光を発生させることのできる発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
青、赤、緑の混色により、白色その他の様々な色を、むらなくかつ演色性良く発生させるために、LEDやLDの発光色を蛍光体で色変換させた発光装置が提案されている。例えば、特公昭49−1221号公報では、300−530nmの波長の放射ビームを発するレーザーのビームを燐光体(A3−x−yCeGd5−zGa12(AはY、Lu,またはLa、MはAl、Al−In、またはAl−Scを表す。))に照射させ、これを発光させてディスプレーを形成する方法が示されている。また、近年では、青色発光の半導体発光素子として注目されている発光効率の高い窒化ガリウム(GaN)系LEDやLDと、波長変換材料としての蛍光体とを組み合わせて構成される白色発光の発光装置が、消費電力が小さく長寿命であるという特徴を活かして画像表示装置や照明装置の発光源として提案されている。実際に、特開平10−242513号公報において、この窒化物系半導体のLED又はLDチップを使用し、蛍光体としてイットリウム・アルミニウム・ガーネット系を使用することを特徴とする発光装置が示されている。米国特許第6,294,800号公報において、LEDからの光に代表される330〜420nm領域の光の照射を受けて白色発光を発生しうる物質として、CaMg(SiOCl:Eu2+,Mn2+を含む緑色発光体と赤色蛍光体と青色蛍光体を組み合わせた物質が開示されており、その青色蛍光体としてBaMgAl1627:Eu2+があげられている。米国特許第6,278,135号公報においては、蛍光体がLEDからの紫外光を受けて可視光を発する発光装置において、その蛍光体としてBaMgAl1627:Eu2+が示されている。
【0003】
しかしながら、今までのところ、LED等の第1の発光体に対し、特開平10−242513号公報に示されるようなイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体を第2の発光体として組み合わせたような発光装置では発光強度が充分とは言えず、ディスプレイやバックライト光源、信号機などの発光源としてさらなる改良が求められる。また、米国特許第6,294,800号公報および6,278,135号公報に示されるようなLED光の青色可視光への変換材料として記載されているBaMgAl1627:Eu2+ についても同様であり、より高い発光強度が求められる。また、254nmの水銀輝線により励起され、発光する蛍光体は、付活剤の濃度を大きくすると、濃度消光とよばれる現象のためにエネルギー損失がおこり、発光強度が低下するため、あまり付活剤濃度を大きくできないことが知られており、400nm付近励起で発光する蛍光体についても同様の認識から、検討がなされていなかった。
【0004】
【特許文献1】
特公昭49−1221号公報
【特許文献2】
米国特許第6,294,800号公報
【特許文献3】
米国特許第6,278,135号公報
【特許文献4】
特開平10−242513号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の従来技術に鑑み、発光強度の極めて高い発光装置を開発すべくなされたものであって、従って、本発明は、製造が容易であると共に、発光強度が極めて高いダブル発光体型発光装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、上記第2の発光体として、Euで付活された結晶相を有する蛍光体を含有しており、かつ、該蛍光体が、1.励起波長254nmで最大発光強度を与えるEu濃度と、350−415nmの励起波長で最大発光強度となるEu濃度が特定の関係にあり、254nmの励起波長で最大発光強度となる濃度及び400nmで最大発光強度となる濃度に対して特定の濃度のEuで付活されている結晶相を有する及び/又は2.結晶母体中のEu濃度から計算されるEu−Eu間平均距離が特定の範囲にある結晶相を有するの条件を満たすと、前記蛍光体が350−415nm付近の光の照射を受け、高い強度で可視光の発光を起こす結果、前記目的を達成できることを見い出し、本発明に到達した。
【0007】
即ち、従来の254nm励起の場合、濃度消光が始まる付活剤濃度の値が低いために、付活剤濃度を高くすると、発光強度が小さくなるという欠点があった。ところが本発明者等は、400nm励起の場合、254nm励起で濃度消光が始まる付活剤濃度の値よりEu付活剤濃度を大きくしても発光強度が低下せず、逆に顕著に増大することを見出し、本発明を完成した。
【0008】
従って本発明は、350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、前記第2の発光体が、Euで付活された結晶相を有する蛍光体を含有しており、かつ該蛍光体が、次の1及び/又は2の条件を満たすことを特徴とする発光装置をその要旨とする。
1.(a)350−415nmのいずれかの励起波長で最大発光強度となるEu濃度が、254nmの励起波長で最大発光強度となるEu濃度よりも高い結晶相であって、(b)254nmの励起波長で最大発光強度となる濃度の1.1倍以上、かつ、400nmで最大発光強度となる濃度の0.5倍〜9倍の濃度のEuで付活されている結晶相を含有する蛍光体。
2.結晶母体中のEu濃度から計算されるEu−Eu間平均距離が4Å以上11Å以下である結晶相を含有する蛍光体。
【0009】
また、上記第2の発光体として特定の化学組成を有する結晶相を含有してなる蛍光体を用いることでも、前記目的を達成できること、好ましい具体例としては、(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn)Al1017:Eu2+を基本的な組成とする結晶相の中で、Euの割合のより高い組成を使用することによって前記目的が達成できることを見い出し本発明に到達した。
【0010】
即ち、BaMgAl1017の結晶相は既知であり、この中のBaサイトにCa、Sr、Eu2+等の他の2価金属元素が、MgサイトにZn等の他の2価金属元素で置換しうることは知られている。また、BaMgAl1627なる化学組成を有する物質にEu2+を置換させた物質も知られている。前者に関わるBa1−XEuMgAl1017なる結晶相の蛍光体、および後者に関わる物質Ba1−XEuMgAl1627は、蛍光ランプの青発光蛍光体として使用し得るものであり、Hg共鳴線254nmの短紫外線で励起され発光することを利用しているのである。これらの発光強度が非常に強いのは、EuのMgに対するモル比が0.1以下のときである。{例えば、Ba1−XEuMgAl1627については、Phosphor Handbook (Ed. by S. Shionoya and W. M. Yen、CRC Press、1999)の418ページに記載されており、Ba1−XEuMgAl1017については、学位論文「アルカリ土類金属アルミン酸塩による蛍光体の開発」(久宗孝之著、2000年)の55ページに示唆されている。}この中で、製造工程が容易なBa1−XEuMgAl1017単相系について言及すれば、このような市販のBa0.9Eu0.1MgAl1017系にGaN系LEDからの350−415nmの光を照射しても、非常に強い青色発光は得られなかった。本発明者等は、Ba1−XEuMgAl1017系において、蛍光ランプとして使用されるEuモル比=0.05〜0.1という条件でなく、Eu濃度を0.1よりも大きくすると、350−415nmの光励起で、非常に強く青色発光するようになることを見出したので、本発明を完成するに至った。本発明は、上記蛍光体が、商品となっている青色発光のEuモル比0.05−0.1の組成を有するBaMgAl1017:Euや黄色発光のYAl12:Ceに比較し、特異的に400nm付近の光の励起によって大きな発光強度を示すことを知得したことに基づくものである。
【0011】
従って、本発明の他の要旨は、350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、前記第2の発光体が、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含む蛍光体を含有してなるものである。
【0012】
【化3】
(a−ax)1’ axEu (c−cy)2’ cy (d−dz)3’ dz 式[1]
(式[1]において、Mは、Ba、Sr、およびCaからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を表し、M1’は、一価、又は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å以上の二価の金属元素(但し、Ba、Sr、Ca、Euは除く)からなり、Mは、MgおよびZnからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M2’は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å未満の二価の金属元素(但し、Mg、Znは除く)を表し、Mは、Al、Ga、およびScからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M3’は、三価の金属元素(但し、Al、Ga、Scは除く)を表し、かつ、bは、0.11≦b≦0.99、aは、0.9≦(a+b)≦1.1、cは、0.9≦c≦1.1、dは、9≦d≦11、eは、15.3≦e≦18.7、0≦x<0.2、0≦y<0.2、0≦z<0.2を満足する数である。)
ここで、a,c,d,b,e,x,y,zは、それぞれ順に、金属元素M、M、M、Eu原子、酸素原子、M1’、M2’及びM3’のモル比を表す。例えば、Ba0.6Ca0.1Eu0.3Mg0.98Mn0.02Al1017の場合、MをBaとCaからなる金属元素群とし、MをMgとMnからなる金属元素群とし、MをAlからなる金属元素群とすると、M 0.7Eu0.3 1017と表され、a,b,c,d,eは上記不等式を満たすから、Ba0.6Ca0.1Eu0.3Mg0.98Mn0.02Al1017は式[1]の範疇に入る。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明は、350−415nmの光を発生する第1の発光体と蛍光体を含有する第2の発光体を組み合わせた発光装置であり、その第2の発光体が、Euで付活された結晶相を有する蛍光体を含有しており、かつ、次の1及び/又は2の条件を満たす蛍光体を含有する物質であることを特徴とする。
1.(a)350−415nmのいずれかの励起波長で最大発光強度となるEu濃度が、254nmの励起波長で最大発光強度となるEu濃度よりも高い結晶相であって、(b)254nmの励起波長で最大発光強度となる濃度の1.1倍以上、かつ、400nmで最大発光強度となる濃度の0.5倍〜9倍の濃度のEuで付活されている結晶相を有する蛍光体。
2.結晶母体中のEu濃度から計算されるEu−Eu間平均距離が4Å以上11Å以下である結晶相を有する蛍光体。
【0014】
本発明の第2の発光体に使用される蛍光体は、Euで付活された結晶相を有している。そして、上記条件1.の場合、該結晶相は、350−415nmのいずれかの励起波長で最大発光強度となるEu濃度が、254nmの励起波長で最大発光強度となるEu濃度よりも高い結晶相である。これは、励起波長が254nmの場合、比較的短波長の光による励起であるため、結晶母体を励起させて、そのエネルギーをEuに伝えて発光しているのに対し、350−415nmの光は、結晶母体を透過してEuを直接励起すると推定されることから、350−415nmの励起波長において、十分な吸収効率を得て、高い発光強度とするためには、Euの濃度を高める必要があると考えられるからである。従ってEu濃度は、254nmの励起波長で最大発光強度となる濃度の1.1倍以上の濃度であり、かつ、400nmで最大発光強度となる濃度の0.5倍〜9倍の濃度のEuで付活されている。Eu濃度が、254nmの励起波長で最大発光強度となるEu濃度の1.1倍より低い場合は、吸収効率が低いため、十分な発光強度が得られない。また、発光強度等の点から、結晶相中のEu濃度の下限は400nmで最大発光強度となる濃度の0.7倍以上であることが好ましく、上限としては、6倍以下が好ましく、2.5倍以下がより好ましく、2倍以下が特に好ましい。
【0015】
ここで、最大発光強度となるEu濃度は、結晶母体中のEuが置換しうる全サイト数に対する実際にEuで置換されたサイト数の割合により求めることが出来る。その割合は、次のように決定する。まず、全サイト数を1としたときのEuの割合0.1〜1の間を0.1刻みでEu濃度を変えた蛍光体試料の発光強度を測定し、発光強度が最大となるEuの割合Aを決定する。次に、A±0.09を0.01刻みでEu濃度を変えた蛍光体試料の発光強度を測定し、発光強度が最大となるEuの割合Bを決定する。Bが0.01〜0.1であった場合には、B±0.009を0.001刻みでEu濃度を変えた蛍光体試料の発光強度を測定し、発光強度が最大となるEuの割合Cを決定する。これらの作業の最後の段階で決定された発光強度が最大となるEuの割合を、本発明における発光強度が最大となるEu割合とし、この値から、発光強度が最大となるEu濃度を求める。即ち、結晶母体中のEuが置換しうるモル数が3の場合は、発光強度が最大となるEu割合に、3をかけた値が、発光強度が最大となるEu濃度となる。なお、0.1以下のEuの割合の刻み方がより細かいのは、その近傍に発光強度が最大となるEu濃度のピークがある場合に、Eu濃度に対する発光強度の変化率が大きくなる傾向があるからである。
【0016】
また、上記条件2.の場合、本発明において使用される結晶相の結晶母体中のEu濃度から計算されるEu−Eu間平均距離は、4Å以上、11Å以下である。発光強度の点から、下限としては5Å以上が好ましく、6.5Å以上がより好ましく、上限としては、10.5Å以下が好ましい。なお、Eu−Eu間平均距離は、結晶母体の単位格子中のEu個数を、単位格子の体積で割った値の、逆数の1/3乗として計算される。Eu−Eu間平均距離が短すぎると、濃度消光といわれる現象が起こると考えられるため、発光強度が低下する傾向にある。逆にEu−Eu間平均距離が長すぎても、蛍光体による、第1の発光体からの励起光の吸収効率が低下すると考えられるため、発光強度が低下する傾向にある。
【0017】
本発明において、付活剤として用いられるEuは、2価のEuも3価のEuも使用しうるが、両者の発光の遷移過程は異なっており、2価のEuの方が長波長の紫外光で励起されやすいので、2価のEuの方が好ましい。また、本発明におけるEu濃度とは、2価のEuの個数で決定されるEu濃度であり、蛍光体中に2価のEuと3価のEuが共存している場合においても同様に、2価のEuの個数で決定されるEu濃度である。
【0018】
上記1及び/又は2の条件を満たす限り、蛍光体を構成する材料は、特に限定されないが、下記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含むもの(以下、一般式[1]の結晶相と略すことがある)から選ぶのが好ましい。なお、該蛍光体には、性能を損なわない範囲で他の成分、例えば、光散乱物質等を含んでいてもよいため、蛍光体中に含まれる前記結晶相の割合は、10wt%以上、好ましくは50wt%以上、より好ましくは80wt%以上である。
【0019】
【化4】
(a−ax)1’ axEu (c−cy)2’ cy (d−dz)3’ dz 式[1]
(式[1]において、Mは、Ba、Sr、およびCaからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を表し、M1’は、一価、又は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å以上の二価の金属元素(但し、Ba、Sr、Ca、Euは除く)からなり、Mは、MgおよびZnからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M2’は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å未満の二価の金属元素(但し、Mg、Znは除く)を表し、Mは、Al、Ga、およびScからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M3’は、三価の金属元素(但し、Al、Ga、Scは除く)を表し、かつ、bは、0.11≦b≦0.99、aは、0.9≦(a+b)≦1.1、cは、0.9≦c≦1.1、dは、9≦d≦11、eは、15.3≦e≦18.7、0≦x<0.2、0≦y<0.2、0≦z<0.2を満足する数である。)
ここで、Mサイトには比較的大きな二価カチオン(M1’)が置換し得て、Mサイトには比較的小さな二価カチオン(M2’)が置換し得る。これら、同じ2価の金属元素にすると、結晶構造を保持しやすいので好ましい。その境界の大きさは、例えばBaサイトやMgサイトにおける酸素の配位個数であるところの6という配位数の場合のカチオン半径でいうと、0.92Åである。Baサイトには、更に、少量の1価カチオンも置換しうる。 Alサイトには三価カチオン(M3’)が置換しうる。同じ3価の金属元素にすると、結晶構造を保持しやすいので好ましい。これらの点から、上記M、M及びMが特定されている。
【0020】
第2の発光体が、上記一般式[1]の結晶相を含有する本発明の発光装置自体新規で、従来の発光装置より優れた発光強度を有する。但し、上記1及び/または2の条件を満たす結晶相を有する蛍光体を含有する第2の発光体は、これに含有される結晶相として、上記一般式[1]の結晶相の中から選択することで得ることが出来る傾向にある。
【0021】
以下、一般式[1]の結晶相について説明する。式[1]中の元素Mは、Ba、Sr、およびCaからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素である。Mサイトに置換するカチオンM1’は、一価または比較的イオン半径の大きい二価の金属元素であり、一価、又は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å以上の二価の金属元素(但し、Ba、Sr、Ca、Euは除く)を表し、具体的にはK、Sm、Pb、Naなどが挙げられる。なお、Mサイト及びMサイトにおける酸素の配位数が六なので、本発明においては、六配位時の二価の金属元素のカチオン半径を用いて、M1’とM2’とを区別している。
発光強度等の面から、元素MとM1’の合計に占めるBa、Sr、およびCaの合計の割合を80mol%以上とすることが好ましく、元素MとM1’の合計に占めるBaの割合を30mol%以上含み、かつ、Sr又はCaの割合を20mol%以上とすることがさらに好ましい。
【0022】
前記式[1]中のMは、MgおよびZnからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素である。
サイトに置換するカチオンM2’は、比較的小さい二価カチオンであり、六配位時二価の状態で半径が0.92Å未満の二価の金属元素(但し、Mg、Znは除く)を表し、具体的にはMn、V、Zrなどが挙げられる。
発光強度等の面から、元素MとM2’の合計に占めるMgおよびZnの合計の割合を80mol%以上とすることが好ましい。
【0023】
前記式[1]中のMは、Al、Ga、およびScからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素である。
3’は、三価の金属元素(但し、Al、Ga、Scは除く)を表し、具体的にはY、In、Luなどが挙げられる。
発光強度等の面から、元素MとM3’の合計に占めるAlの割合を80mol%以上とすることが好ましく、MをAlとするのがより好ましい。
【0024】
これら2価および3価の金属元素及び発光中心Eu2+の焼成時の固体内拡散による複合酸化物の結晶化を助ける意味で、元素M1’およびM2’中の金属元素として1価、3価、4価、5価、又は6価等の金属元素を、元素M3’中の金属元素として1価、2価、4価、5価、又は6価等の金属元素を、本発明の効果を損なわない範囲で、少量導入しても良い。一つの例を挙げると、BaMgAl1017:Eu蛍光体中のBa2+の一部を等モルのLiとGa3+で電荷補償効果を保持しながら置換することができる。発光波長や発光強度を調節する意味で、Mn等の増感剤となりうる金属元素を少量置換してもよい。
【0025】
前記式[1]中のEuのモル比bは、発光強度等の面から、0.11≦b≦0.99を満足する数であり、0.15≦b≦0.85であることがより好ましい。発光中心イオンEu2+の含有量が前記範囲未満では、発光強度が小さくなる傾向があり、一方、前記範囲超過でも、濃度消光と呼ばれる現象により、やはり発光強度が減少する傾向がある。
aは、(a+b)≧0.9、好ましくは(a+b)≧0.95、より好ましくは(a+b)≧0.98であり、(a+b)≦1.1、好ましくは(a+b)≦1.05、より好ましくは(a+b)≦1.02を満足する数である。
cは、c≧0.9、c≦1.1を満足する数である。
dは、d≧9、d≦11を満足する数である。
eは、e≧15.3、e≦18.7を満足する数である。
xは、x≧0であり、x<0.2、好ましくはx≦0.1、より好ましくはx≦0.05を満足する数である。特に好ましいのはx=0である。
yは、y≧0であり、y<0.2、好ましくはy≦0.1、より好ましくはy≦0.05を満足する数である。特に好ましいのはy=0である。xおよびyがいずれも0である組合せが最も好ましい。
zは、z≧0であり、z<0.2、好ましくはz≦0.1、より好ましくはz≦0.05を満足する数である。特に好ましくいのはz=0である。
【0026】
前記式[1]の基本結晶M Eu においては、カチオン欠損や酸素欠損が多少生じていても本目的の蛍光性能に大きな影響がないので、上記(a+b), c, d, eの不等式の範囲で使用することができる。
一般にBaMgAl1017の結晶は、六方晶構造をとり、その空間群はP6/mmcである。
【0027】
本発明における結晶構造は、通常上記に示したBaMgAl1017構造である。図1に代表的なBaMgAl1017のX線回折パターンを示す(粉末X線回折データベースより)。(Ba,Sr,Ca)(Mg,Zn)Al1017において、Ba2+、Sr2+、又はCa2+は、Al3+とO2−からなるスピネルブロックにサンドイッチされた中間層に位置し、Mg2+又はZn2+は、そのAl3+を置換した位置にある。Ba2+サイトとMg2+サイトは6個の酸素配位を受けている。Ba2+サイトに対しBa、Sr、およびCa、その他の二価金属元素は広い組成範囲でお互いに固溶し合える。少量であれば、このような形でBa2+サイトにBa,Sr,Ca以外の二価金属を置換しても、発光強度に悪い影響を与えないので、置換することができる。Al3+サイトに対しMgとZn、その他の金属元素は広い組成範囲でお互いに固溶し合える。少量であれば、このような形でAl3+サイトにMg、Zn以外の金属元素を置換しても、発光強度に悪い影響を与えないので、置換することができる。Al3+サイトに対しGa、B等の三価金属は、固有の組成範囲でお互いに固溶し合える。少量であれば、このような形でAl3+サイトにGa,B等の三価金属を置換しても、発光強度に悪い影響を与えないので、置換することができる。本発明においては、これら置換体を母体とし、Eu2+を付活剤とした物質のうち、Eu2+の量を非常に大きくした結晶相に対応する。
【0028】
本発明で使用する蛍光体は、第1の発光体からの350−415nmの光によって励起され、可視光を発生する。上記蛍光体は、350−415nmの光の励起によって非常に強い発光強度の可視光を発生する。
本発明で使用する蛍光体は、式[1]に示されるようなM源、M源、M源の化合物、及び、発光中心イオン(Eu)の元素源化合物、並びに必要に応じてM′源、M′源、M′源の化合物を、ハンマーミル、ロールミル、ボールミル、ジェットミル等の乾式粉砕機を用いて粉砕した後、リボンブレンダー、V型ブレンダー、ヘンシェルミキサー等の混合機により混合するか、或いは、混合した後、乾式粉砕機を用いて粉砕する乾式法、又は、水等の媒体中にこれらの化合物を加え、媒体攪拌式粉砕機等の湿式粉砕機を用いて粉砕及び混合するか、或いは、これらの化合物を乾式粉砕機により粉砕した後、水等の媒体中に加え混合することにより調製されたスラリーを、噴霧乾燥等により乾燥させる湿式法により、調製した粉砕混合物を、加熱処理して焼成することにより製造することができる。
【0029】
これらの粉砕混合法の中で、特に、発光中心イオンの元素源化合物においては、少量の化合物を全体に均一に混合、分散させる必要があることから液体媒体を用いるのが好ましく、又、他の元素源化合物において全体に均一な混合が得られる面からも、後者湿式法が好ましく、又、加熱処理法としては、アルミナや石英製の坩堝やトレイ等の耐熱容器中で、通常1200〜1700℃、好ましくは1400〜1700℃、特に好ましくは1550〜1700℃の温度で、大気、酸素、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の気体の単独或いは混合雰囲気下、10分〜24時間、加熱することによりなされる。尚、加熱処理後、必要に応じて、洗浄、乾燥、分級処理等がなされる。
【0030】
尚、前記加熱雰囲気としては、発光中心イオンの元素が発光に寄与するイオン状態(価数)を得るために必要な雰囲気が選択される。本発明における2価のEu等の場合には、一酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の中性若しくは還元雰囲気下が好ましいが、大気、酸素等の酸化雰囲気下も条件さえ選べば可能である。又、ここで、M源、M源、及びM 源の化合物、M′源、M′源、M′源の化合物、並びに、発光中心イオンの元素源化合物としては、M、M、M、及びM′、M′、M′、並びに発光中心イオンの元素の各酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、蓚酸塩、カルボン酸塩、ハロゲン化物等が挙げられ、これらの中から、複合酸化物への反応性、及び、焼成時におけるNOx 、SOx 等の非発生性等を考慮して選択される。
【0031】
金属元素群Mに対して好ましいとする前記Ba、Sr、及びCaについて、それらのM源化合物を具体的に例示すれば、Ba源化合物としては、BaO、Ba(OH)・8HO、BaCO 、Ba(NO、BaSO、Ba(OCO) ・2H O、Ba(OCOCH、BaCl 等が、又、Sr源化合物としては、SrO、Sr(OH)・8HO 、SrCO 、Sr(NO 、SrSO、Sr(OCO) ・H O、Sr(OCOCH ・0.5H O、SrCl 等が、又、Ca源化合物としては、CaO、Ca(OH) 、CaCO 、Ca(NO ・4H O、CaSO・2H O、Ca(OCO) ・H O、Ca(OCOCH ・H O、CaCl 等がそれぞれ挙げられる。
【0032】
又、金属元素群Mに対して好ましいとする前記Mg及びZnについて、それらのM源化合物を具体的に例示すれば、Mg源化合物としては、MgO、Mg(OH) 、MgCO 、Mg(OH) ・3MgCO ・3H O、Mg(NO ・6H O、MgSO、Mg(OCO) ・2H O、Mg(OCOCH ・4H O、MgCl 等が、又、Zn源化合物としては、ZnO、Zn(OH) 、ZnCO 、Zn(NO 、Zn(OCO) 、Zn(OCOCH 、ZnCl 等がそれぞれ挙げられる。
【0033】
又、金属元素群Mに対して好ましいとする前記Alについて、それらのM源化合物を具体的に例示すれば、Al、Al(OH)、AlOOH、Al(NO・9HO、Al(SO、AlCl等がそれぞれ挙げられる。
更に、発光中心イオンの元素として好ましいとする前記Euについて、その元素源化合物を具体的に例示すれば、Eu 、Eu (SO 、Eu (OCO) 、EuCl 、EuCl 等が挙げられる。
【0034】
本発明において、前記蛍光体に光を照射する第1の発光体は、波長350−415nmの光を発生する。好ましくは波長350−415nmの範囲にピーク波長を有する光を発生する発光体を使用する。第1の発光体の具体例としては、発光ダイオード(LED)またはレーザーダイオード(LD)等を挙げることができる。消費電力が良く少ない点でより好ましくはレーザーダイオードである。その中で、GaN系化合物半導体を使用した、GaN系LEDやLDが好ましい。
なぜなら、GaN系LEDやLDは、この領域の光を発するSiC系LED等に比し、発光出力や外部量子効率が格段に大きく、前記蛍光体と組み合わせることによって、非常に低電力で非常に明るい発光が得られるからである。例えば、20mAの電流負荷に対し、通常GaN系はSiC系の100倍以上の発光強度を有する。GaN系LEDやLDにおいては、AlGaN発光層、GaN発光層、またはInGaN発光層を有しているものが好ましい。GaN系LEDにおいては、それらの中でInGaN発光層を有するものが発光強度が非常に強いので、特に好ましく、GaN系LDにおいては、InGaN層とGaN層の多重量子井戸構造のものが発光強度が非常に強いので、特に好ましい。なお、上記においてX+Yの値は通常0.8〜1.2の範囲の値である。GaN系LEDにおいて、これら発光層にZnやSiをドープしたものやドーパント無しのものが発光特性を調節する上で好ましいものである。GaN系LEDはこれら発光層、p層、n層、電極、および基板を基本構成要素としたものであり、発光層をn型とp型のAlGaN層、GaN層、またはInGaN層などでサンドイッチにしたヘテロ構造を有しているものが発光効率が高く、好ましく、さらにヘテロ構造を量子井戸構造にしたものが発光効率がさらに高く、より好ましい。
【0035】
本発明においては、面発光型の発光体、特に面発光型GaN系レーザーダイオードを第1の発光体として使用することは、発光装置全体の発光効率を高めることになるので、特に好ましい。面発光型の発光体とは、膜の面方向に強い発光を有する発光体であり、面発光型GaN系レーザーダイオードにおいては、発光層等の結晶成長を制御し、かつ、反射層等をうまく工夫することにより、発光層の縁方向よりも面方向の発光を強くすることができる。面発光型のものを使用することによって、発光層の縁から発光するタイプに比べ、単位発光量あたりの発光断面積が大きくとれる結果、第2の発光体の蛍光体にその光を照射する場合、同じ光量で照射面積を非常に大きくすることができ、照射効率を良くすることができるので、第2の発光体に含まれる蛍光体からより強い発光を得ることができる。
【0036】
第1の発光体として面発光型のものを使用する場合、第2の発光体を膜状とするのが好ましい。その結果、面発光型の発光体からの光は断面積が十分大きいので、第2の発光体をその断面の方向に膜状とすると、第1の発光体からの蛍光体への照射断面積が蛍光体単位量あたり大きくなるので、蛍光体からの発光の強度をより大きくすることができる。
【0037】
また、第1の発光体として面発光型のものを使用し、第2の発光体として膜状のものを用いる場合、第1の発光体の発光面に、直接膜状の第2の発光体を接触させるた形状とするのが好ましい。ここでいう接触とは、第1の発光体とと第2の発光体とが空気や気体を介さないでぴたりと接している状態をつくることを言う。その結果、第1の発光体からの光が第2の発光体の膜面で反射されて外にしみ出るという光量損失を避けることができるので、装置全体の発光効率を良くすることができる。
【0038】
本発明の発光装置の一例における第1の発光体と第2の発光体との位置関係を示す模式的斜視図を図2に示す。図2中の1は、前記蛍光体を有する膜状の第2の発光体、2は第1の発光体としての面発光型GaN系LD、3は基板を表す。相互に接触した状態をつくるために、LD2と第2の発光体1とそれぞれ別個にをつくっておいてそれらの面同士を接着剤やその他の手段によって接触させても良いし、LD2の発光面上に第2の発光体を製膜(成型)させても良い。これらの結果、LD2と第2の発光体1とを接触した状態とすることができる。
【0039】
第1の発光体からの光や第2の発光体からの光は通常四方八方に向いているが、第2の発光体に含まれる蛍光体の粉を樹脂中に分散させると、光が樹脂の外に出る時にその一部が反射されるので、ある程度光の向きを揃えられる。従って、効率の良い向きに光をある程度誘導できるので、第2の発光体として、前記蛍光体の粉を樹脂中へ分散したものを使用するのが好ましい。また、蛍光体を樹脂中に分散させると、第1の発光体からの光の第2の発光体への全照射面積が大きくなるので、第2の発光体からの発光強度を大きくすることができるという利点も有する。この場合に使用できる樹脂としては、エポキシ樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等各種のものが挙げられるが、蛍光体粉の分散性が良い点で好ましくはエポキシ樹脂である。蛍光体の粉を樹脂中に分散させる場合、当該蛍光体の粉と樹脂の全体に対するその粉の重量比は、通常10〜95%、好ましくは20〜90%、さらに好ましくは30〜80%である。蛍光体が多すぎると粉の凝集により発光効率が低下することがあり、少なすぎると今度は樹脂による光の吸収や散乱のため発光効率が低下することがある。
【0040】
本発明の発光装置は、波長変換材料としての前記蛍光体と、350−415nmの光を発生する発光素子とから構成されてなり、前記蛍光体が発光素子の発する350−415nmの光を吸収して、使用環境によらず演色性が良く、かつ、高強度の可視光を発生させることのできる発光装置であり、バックライト光源、信号機などの発光源、又、カラー液晶ディスプレイ等の画像表示装置や面発光等の照明装置等の光源に適している。
【0041】
本発明の発光装置を図面に基づいて説明すると、図3は、第1の発光体(350−415nm発光体)と第2の発光体とを有する発光装置の一実施例を示す模式的断面図であり、4は発光装置、5はマウントリード、6はインナーリード、7は第1の発光体(350−415nmの発光体)、8は第2の発光体としての蛍光体含有樹脂部、9は導電性ワイヤー、10はモールド部材である。
【0042】
本発明の一例である発光装置は、図3に示されるように、一般的な砲弾型の形態をなし、マウントリード5の上部カップ内には、GaN系発光ダイオード等からなる第1の発光体(350−415nm発光体)7が、その上に、蛍光体をエポキシ樹脂やアクリル樹脂等のバインダーに混合、分散させ、カップ内に流し込むことにより第2の発光体として形成された蛍光体含有樹脂部8で被覆されることにより固定されている。一方、第1の発光体7とマウントリード5、及び第1の発光体7とインナーリード6は、それぞれ導電性ワイヤー9で導通されており、これら全体がエポキシ樹脂等によるモールド部材10で被覆、保護されてなる。
【0043】
又、この発光素子1を組み込んだ面発光照明装置98は、図4に示されるように、内面を白色の平滑面等の光不透過性とした方形の保持ケース910の底面に、多数の発光装置91を、その外側に発光素子91の駆動のための電源及び回路等(図示せず。)を設けて配置し、保持ケース910の蓋部に相当する箇所に、乳白色としたアクリル板等の拡散板99を発光の均一化のために固定してなる。
【0044】
そして、面発光照明装置98を駆動して、発光素子91の第1の発光体に電圧を印加することにより350−415nmの光を発光させ、その発光の一部を、第2の発光体としての蛍光体含有樹脂部における前記蛍光体が吸収し、可視光を発光し、一方、蛍光体に吸収されなかった青色光等との混色により演色性の高い発光が得られ、この光が拡散板99を透過して、図面上方に出射され、保持ケース910の拡散板99面内において均一な明るさの照明光が得られることとなる。
【0045】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例、比較例における相対発光強度(i)は、比較例1において、400nm及び254nm励起下における発光強度をそれぞれ1とし、その相対値で表した。
【0046】
実施例1
源化合物としてBaCO ;0.00798モル、M源化合物として塩基性炭酸マグネシウム(Mgのモル数0.0114モル)、及びM源化合物としてγ−Al;0.0570モル、並びに発光中心イオンの元素源化合物としてEu;0.00171モルを純水と共に、アルミナ製容器及びビーズの湿式ボールミル中で粉砕、混合し、乾燥後、ナイロンメッシュを通過させた後、得られた粉砕混合物をアルミナ製坩堝中で、4%の水素を含む窒素ガス流下、1600℃で2時間、加熱することにより焼成し、引き続いて、水洗浄、乾燥、及び分級処理を行うことにより青色発光の蛍光体Ba0.7Eu0.3MgAl1017を製造した。
GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nm、及び一般の蛍光灯に使用される低圧水銀灯の主波長である254nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、400nm励起における発光ピークの波長と、400nm励起及び254nm励起における相対発光強度(i)を示した。 また、Ba(1−x)Eu MgAl1017に関し、六方晶の格子定数をa=5.628Å、b=5.628Å、c=22.66Åとして計算した単位格子の体積とxから、結晶母体体積あたりのEuの個数の値を求め、この値の逆数を1/3乗してEu−Eu間平均距離を計算したところ、10.1Åであった。
【0047】
実施例2
仕込み原料を、BaCO;0.00570モル、塩基性炭酸マグネシウム(Mgのモル数0.0114モル)、γ−Al;0.0570モル、およびEu;0.00285モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Ba0.5Eu0.5MgAl1017を製造した。図5にこの蛍光体のX線回折パターンを示す。図5のピークパターンは図1のBaMgAl1017のそれと結晶構造的に一致していることがわかる。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nm、及び一般の蛍光灯に使用される低圧水銀灯の主波長である254nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、400nm励起における発光ピークの波長と、400nm励起及び254nm励起における相対発光強度(i)を示した。
【0048】
また、Eu−Eu間平均距離は、8.5Åであった。
実施例3
仕込み原料を、BaCO;0.00912モル、塩基性炭酸マグネシウム(Mgのモル数0.0114モル)、γ−Al;0.0570モル、およびEu;0.00114モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Ba0.8Eu0.2MgAl1017を製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nm、及び一般の蛍光灯に使用される低圧水銀灯の主波長である254nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、400nm励起における発光ピークの波長と、400nm励起及び254nm励起における相対発光強度(i)を示した。
【0049】
また、Eu−Eu間平均距離は、11.6Åであった。
実施例4
仕込み原料を、BaCO;0.00502モル、CaCO;0.00410モル、塩基性炭酸マグネシウム(Mgのモル数0.0114モル)、γ−Al;0.0570モル、およびEu;0.00114モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Ba0.44Ca0.36Eu0.2MgAl1017を製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、400nm励起における発光ピークの波長と相対発光強度(i)を示した。
【0050】
また、Eu−Eu間平均距離は、11.6Åであった。
実施例5
仕込み原料を、BaCO;0.00502モル、SrCO;0.00410モル、塩基性炭酸マグネシウム(Mgのモル数0.0114モル)、γ−Al;0.0570モル、およびEu;0.00114モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Ba0.44Sr0.36Eu0.2MgAl1017を製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、400nm励起における発光ピークの波長と相対発光強度(i)を示した。
【0051】
また、Eu−Eu間平均距離は、11.6Åであった。
比較例
仕込み原料を、BaCO;0.0103モル、塩基性炭酸マグネシウム(Mgのモル数0.0114モル)、γ−Al;0.0570モル、およびEu;0.00057モルと変えた以外は、実施例1と同様にして製造することにより、従来の市販の青色蛍光体組成を持つBa0.9Eu0.1MgAl1017を得た。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nm、及び一般の蛍光灯に使用される低圧水銀灯の主波長である254nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、400nm励起における発光ピークの波長と、400nm励起及び254nm励起における相対発光強度(i)を示した。
400nm励起による実施例1の蛍光体の発光強度が比較例の蛍光体のそれの1.9倍もあることがわかる。
【0052】
また、Eu−Eu間平均距離は、14.6Åであった。
図6に、実施例1と同様にして合成された1600℃焼成体Ba(1−x)Eu MgAl1017におけるxと、254nm及び400nm励起下での発光強度との値の関係を示す。
なお、本系においてEuはBaサイトに置換しうるので、Euが置換しうる全サイト数に対する実際のEu置換数の割合はxである。また、ここでの相対発光強度(ii)は、254nm及び400nmにおける最大発光強度を1としたときの、濃度xでの発光強度を示す。400nmと254nm励起下の最大発光強度のEu濃度(モル数)xは、それぞれ0.3と0.1であり、前者が後者より大きくなっていることがわかる。また、実施例1〜5のEu濃度はいずれも、254nm励起下の最大発光強度のEu濃度(0.1)の1.1倍以上となっており、400nm励起下の最大発光強度のEu濃度(0.3)の0.5倍〜9倍の範囲にあることがわかる。
【0053】
図7にEu−Eu間平均距離と、254nm及び400nm励起下での発光強度との関係を示す。なお、ここでの相対発光強度(ii)は、254nm及び400nm励起下における最大発光強度を1としたときの、Eu−Eu間平均距離における発光強度を示す。400nm励起下で最大発光強度となるときのEu−Eu間平均距離は10.12Åであった。また、254nm励起下で最大発光強度となるときのEu−Eu間平均距離は14.59Åであり、400nm励起下で最大発光強度となるときのEu−Eu間平均距離よりも長いことがわかる。
【0054】
【表1】
Figure 2004266201
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、発光強度の高い発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】BaMgAl1017のX線回折パターン(X線源Cu Kαに換算したもの)
【図2】面発光型GaN系ダイオードに膜状蛍光体を接触又は成型させた発光装置の一例を示す図。
【図3】本発明中の蛍光体と、第1の発光体(350−415nm発光体)とから構成される発光装置の一実施例を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の面発光照明装置の一例を示す模式的断面図。
【図5】本発明の実施例2の蛍光体のX線回折パターン(X線源:Cu Kα)
【図6】Ba(1−x)Eu MgAl1017におけるxと、254nm及び400nm励起下での発光強度との関係を示す図。
【図7】Ba(1−x)Eu MgAl1017におけるEu−Eu間平均距離と254nm及び400nm励起下での発光強度との関係を示す図。
【符号の説明】
1 第2の発光体
2 面発光型GaN系LED
3 基板
4 発光装置
5 マウントリード
6 インナーリード
7 第1の発光体(350〜415nmの発光体)
8 本発明中の蛍光体を含有させた樹脂部
9 導電性ワイヤー
10 モールド部材

Claims (16)

  1. 350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、前記第2の発光体が、Euで付活された結晶相を有する蛍光体を含有しており、かつ、該蛍光体は、次の1及び/又は2の条件を満たしていることを特徴とする発光装置。
    1.(a)350−415nmのいずれかの励起波長で最大発光強度となるEu濃度が、254nmの励起波長で最大発光強度となるEu濃度よりも高い結晶相であって、(b)254nmの励起波長で最大発光強度となる濃度の1.1倍以上、かつ、400nmで最大発光強度となる濃度の0.5倍〜9倍の濃度のEuで付活されている結晶相を含有する蛍光体。
    2.結晶母体中のEu濃度から計算されるEu−Eu間平均距離が4Å以上11Å以下である結晶相を含有する蛍光体。
  2. 前記結晶相が、一般式[1]の化学組成であることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
    Figure 2004266201
    (式[1]において、Mは、Ba、Sr、およびCaからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を表し、M1’は、一価、又は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å以上の二価の金属元素(但し、Ba、Sr、Ca、Euは除く)からなり、Mは、MgおよびZnからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M2’は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å未満の二価の金属元素(但し、Mg、Znは除く)を表し、Mは、Al、Ga、およびScからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M3’は、三価の金属元素(但し、Al、Ga、Scは除く)を表し、かつ、bは、0.11≦b≦0.99、aは、0.9≦(a+b)≦1.1、cは、0.9≦c≦1.1、dは、9≦d≦11、eは、15.3≦e≦18.7、0≦x<0.2、0≦y<0.2、0≦z<0.2を満足する数である。)
  3. 350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、前記第2の発光体が、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含む蛍光体を含有してなることを特徴とする発光装置。
    Figure 2004266201
    (式[1]において、Mは、Ba、Sr、およびCaからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を表し、M1’は、一価、又は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å以上の二価の金属元素(但し、Ba、Sr、Ca、Euは除く)からなり、Mは、MgおよびZnからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M2’は、六配位時二価の状態で半径が0.92Å未満の二価の金属元素(但し、Mg、Znは除く)を表し、Mは、Al、Ga、およびScからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、M3’は、三価の金属元素(但し、Al、Ga、Scは除く)を表し、かつ、bは、0.11≦b≦0.99、aは、0.9≦(a+b)≦1.1、cは、0.9≦c≦1.1、dは、9≦d≦11、eは、15.3≦e≦18.7、0≦x<0.2、0≦y<0.2、0≦z<0.2を満足する数である。)
  4. 第1の発光体がレーザーダイオード又は発光ダイオードである請求項1乃至3のいずれか一つに記載の発光装置。
  5. 第1の発光体がレーザーダイオードである請求項4に記載の発光装置。
  6. bが、0.15≦b≦0.85であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一つに記載の発光装置。
  7. 元素MがAlであることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一つに記載の発光装置。
  8. とM1’の合計に対するBaの割合が30mol%以上であり、かつ、該合計に対するSr又はCaの少なくとも一方の割合が20mol%以上であることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか一つに記載の発光装置。
  9. zが0であることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか一つに記載の発光装置。
  10. xとyが0であることを特徴とする請求項2乃至9のいずれか一つに記載の発光装置。
  11. 第1の発光体がGaN系化合物半導体を使用してなることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載の発光装置。
  12. 第1の発光体が面発光型GaN系レーザーダイオードであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1つに記載の発光装置。
  13. 第2の発光体が膜状であり、かつ、面発光型GaN系ダイオードからの光を第2の発光体の膜に対して照射させることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一つに記載の発光装置。
  14. 面発光型GaN系ダイオードである第1の発光体の発光面に、直接第2の発光体を含む膜を接触させた、又は成型した形で可視光を直接発生させることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一つに記載の発光装置。
  15. 第2の発光体が蛍光体の粉を樹脂に分散させたものであることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか一つに記載の発光装置。
  16. 請求項1乃至15のいずれか一つの発光装置を有する照明装置。
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