JP2004265975A - 半導体装置の製造方法および半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004265975A
JP2004265975A JP2003052586A JP2003052586A JP2004265975A JP 2004265975 A JP2004265975 A JP 2004265975A JP 2003052586 A JP2003052586 A JP 2003052586A JP 2003052586 A JP2003052586 A JP 2003052586A JP 2004265975 A JP2004265975 A JP 2004265975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
substrate
semiconductor device
layer
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003052586A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tokunaga
謙二 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trecenti Technologies Inc
Original Assignee
Trecenti Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Trecenti Technologies Inc filed Critical Trecenti Technologies Inc
Priority to JP2003052586A priority Critical patent/JP2004265975A/ja
Publication of JP2004265975A publication Critical patent/JP2004265975A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Element Separation (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】半導体装置の集積度を向上させることのできる技術を提供する。
【解決手段】第1SOI基板1aの絶縁膜3の第1面の上層にnチャネルMISFETを形成した後、nチャネルMISFETを絶縁膜8で覆い、第1SOI基板1aと基板10とを絶縁膜8と基板10の表面に形成された絶縁膜11とを対向させて貼り合わせ、続いて第1SOI基板の支持基板を除去し、支持基板13上に絶縁膜14を介して半導体層15が形成された第2SOI基板12と第1SOI基板とを絶縁膜3に半導体層15の表面に形成された絶縁膜16を対向させて貼り合わせ、さらに支持基板13および絶縁膜14を除去した後、絶縁膜3の第2面の上層にpチャネルMISFETを形成して、nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを積み重ねる。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、高集積化を要求される半導体装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置は単結晶シリコンからなる基板に二次元配置され、回路技術、微細加工技術、検査技術、パッケージ技術等の広範な技術の進展に支えられて、半導体装置の高集積化が実現されている。二次元配置された半導体装置の高集積化では半導体素子または配線を縮小することが重要であり、0.1μm以下の加工寸法を実現できる様々な微細化技術、例えば成膜技術、リソグラフィ技術、ドライエッチング技術等が提案されている。しかしながら、半導体素子または配線の微細化には限界があり、またさらなる微細化を実現するためには高額な設備投資が必要となる。
【0003】
そこで、近年、基板に形成したトランジスタ集積回路上に絶縁膜を介してトランジスタ集積回路を積み重ねる三次元集積回路装置が提案されている。
【0004】
例えば集積回路装置が作り込まれた第1半導体基板上に第1SiO膜を堆積してから平坦化し、表面に平坦な第2SiO膜を有する第2半導体基板と第1半導体基板とを第1SiO膜および第2SiO膜が対向するように密着して貼り合わせ、第2半導体基板の裏面から薄膜化して第2SiO膜が表出した段階で停止させ、薄膜化された第2半導体基板に集積回路装置を作り込む方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
また、第1の半導体基板と第1の活性素子とからなる第1の構造と、第1の構造に繋がるSOI構造と第2の活性素子とからなる第2の構造とを含み、第1の活性素子は第2の活性素子よりも熱に耐える素子設計がなされている三次元積層の半導体構造が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−226578号公報
【0007】
【特許文献2】
米国特許出願公開第US2002/0000615A1号明細書
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記三次元集積回路装置技術においては、以下の課題があることを本発明者は見いだした。
【0009】
すなわち、集積回路装置が作り込まれた第1半導体基板上に第1SiO膜を堆積してから平坦化し、表面に平坦な第2SiO膜を有する第2半導体基板と第1半導体基板とを密着して貼り合わせ、裏面から薄膜化された第2半導体基板に集積回路装置を作り込む方法では、第2半導体基板の裏面を研磨することにより第2半導体基板を薄膜化しているが、研磨に多大な時間を要するため、スループットの劣化が問題となる。
【0010】
また、第1半導体基板と第1活性素子とからなる第1構造と、第1構造に繋がるSOI構造と第2活性素子とからなる第2構造とを含む三次元積層の半導体構造では、第1構造に絶縁膜を介して基板を貼り付けた後、基板に水素イオンを注入し、さらに熱処理を施すことにより、微小気泡(Microbubbles)の圧力作用等によってイオン注入した箇所で基板を分離し、残された薄い基板に第2活性素子を形成している。しかしながら、上記残された薄い基板の表面は粗く、その平均表面粗さは3nm程度となるため、この基板に形成された第2活性素子では所望する特性を得ることが難しくなる。表面の平坦粗さを改善する方法として、例えば1000〜1300℃の温度で10分から5時間程度の熱処理を行う表面処理方法があるが、すでに第1構造に第1活性素子を形成しているため、上記表面処理を行うことができない。
【0011】
本発明の目的は、半導体装置の集積度を向上させることのできる技術を提供することにある。
【0012】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0014】
本発明は、第1支持基板上に第1絶縁膜を介して第1半導体層が形成された第1SOI基板において第1絶縁膜の第1半導体層と接する第1面の上層に第1素子を形成する工程と、第1素子を第2絶縁膜で覆い、第2絶縁膜の表面を平坦化した後、第2絶縁膜に基板を対向させて第1SOI基板と基板とを貼り合わせる工程と、第1支持基板に軽元素をイオン注入してダメージ層を形成した後、熱処理を施してダメージ層で第1支持基板を分離し、さらに残存する第1支持基板を除去する工程と、第1絶縁膜の第1面と反対側の第2面の上層に第2素子または配線を形成する工程とを有するものである。
【0015】
本発明は、第1絶縁膜の第1面の上層に第1素子が形成され、第1絶縁膜の第1面と反対側の第2面の上層に第2素子または配線が形成され、第1素子を覆う第2絶縁膜に基板が貼り合わされており、第1素子が下層に第2素子または配線が上層に位置するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】
本発明の一実施の形態であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイスの製造方法の一例を図1〜図22を用いて工程順に説明する。
【0018】
図1〜図2は、本実施の形態であるCMOSデバイスの製造工程中の図を示している。図1は、nチャネルMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)の要部上面図、図2(a)は、図1のA−A’線における要部断面図、図2(b)は、図1のB−B’線における要部断面図である。
【0019】
まず、第1SOI基板(この段階では半導体ウエハと称する平面略円形状の半導体の薄板)1を準備する。第1SOI基板1は、例えば貼り合わせ技術またはSIMOX(Separation by Implanted Oxygen)技術によって形成され、支持基板2上に絶縁膜3を介して半導体層4が形成された構造をなしている。支持基板2および半導体層4は、例えば単結晶シリコン、絶縁膜3は、例えば酸化シリコンからなり、支持基板2の厚さは、例えば500〜800μm程度、絶縁膜3の厚さは、例えば100〜300nm程度、半導体層4の厚さは、例えば10〜200nm程度である。また半導体層4の表面は平坦化されており、その平均表面粗さは±1nm以下である。
【0020】
次いで、図3は、続く製造工程における図1と同じ箇所の要部上面図であり、図4(a)は図3のA−A’線における要部断面図であり、図4(b)は図3のB−B’線における要部断面図である。
【0021】
ここでは、半導体層4上にレジストパターンを形成した後、それをエッチングマスクとして、そこから露出する半導体層4をエッチングによって除去する。続いてレジストパターンを除去した後、第1SOI基板1に熱処理を施し、加工された半導体層4の表面にゲート絶縁膜5を形成する。続いてゲート絶縁膜5の上層にレジストパターンを形成した後、それをエッチングマスクとして、そこから露出する絶縁膜3をエッチングによって除去することにより、位置合わせマーク形成領域MAに平面リング状の2重の溝6を形成する。
【0022】
次いで、図5は、続く製造工程における図1と同じ箇所の要部上面図であり、図6(a)は図5のA−A’線における要部断面図であり、図6(b)は図5のB−B’線における要部断面図である。
【0023】
ここでは、まずゲート絶縁膜5の上層に厚さ数〜数十nm程度の低抵抗な導体膜、例えば多結晶シリコン膜を堆積した後、その上にレジストパターンを形成し、それをエッチングマスクとして、そこから露出する導体膜をエッチングによって除去することにより、ゲート電極7を形成する。ゲート電極7のゲート長Lnは、例えば5μm以下を例示することができる。なお位置合わせマーク形成領域MAの2重の溝6の内部にもゲート電極7と同一層の導体膜7aが埋め込まれる。続いて露出した半導体層4にn型不純物、例えばヒ素またはリンを導入してソース4aおよびドレイン4bを形成する。ゲート絶縁膜5下のn型不純物が導入されていない半導体層4はチャネル領域となる。なおこのチャネル領域にnチャネルMISFETのしきい値を調整するための不純物をイオン注入してもよい。これにより絶縁膜3の半導体層4と接する第1面Lの上層にnチャネルMISFETが略完成する。
【0024】
次いで、図7(a)、(b)は、それぞれ図6(a)、(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0025】
ここでは、ゲート電極7の上層に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜8をCVD(Chemical Vapor Deposition)法等によって堆積した後、その絶縁膜8の表面をCMP(Chemical Mechanical Polishing)法により研磨して、平坦化する。
【0026】
次いで、図8(a)、(b)は、それぞれ図7(a)、(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0027】
ここでは、支持基板2に軽元素、例えば水素またはヘリウムをイオン注入して、支持基板2の表面から1μm程度の深さの箇所にダメージ層9を形成する。軽元素に水素を用いた場合のイオン注入条件は、例えば注入エネルギー120keV、ドーズ量6×1016cm−2を例示することができる。
【0028】
次いで、図9(a)、(b)は、それぞれ図8(a)、(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0029】
ここでは、まず単結晶シリコンからなる基板(この段階では半導体ウエハと称する平面略円形状の半導体の薄板)10を準備する。基板10は、例えば厚さ500〜800μm程度のシリコンからなり、この基板10の表面には絶縁膜11、例えば熱酸化法による酸化シリコン膜が形成されている。続いて第1SOI基板1に形成した絶縁膜8に基板10に形成した絶縁膜11が対向するように、第1SOI基板1と基板10とを密着させて第1SOI基板1と基板10とを貼り合わせる。
【0030】
続いて、支持基板2に600℃程度の温度で熱処理を施す。この熱処理により支持基板2の結晶の再配列および微小気泡の圧力作用により、支持基板2はダメージ層9で分離して、1μm程度の厚さを残して支持基板2の一部が剥がれる。その後、貼り合わせ強度を向上させるための熱処理を、例えば900℃程度の温度で行う。これにより基板10はCMOSデバイスの支持基板となり、またnチャネルMISFETの上下が反転して、チャネル領域となる半導体層4よりも下層にゲート電極7が位置する。なお絶縁膜11を形成せずに、第1SOI基板1に形成した絶縁膜8と基板10とを対向させて第1SOI基板1と基板10とを貼り合わせてもよい。
【0031】
次いで、図10(a)、(b)は、それぞれ図9(a)、(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0032】
ここでは、第1SOI基板1の支持基板2を裏面側から、例えばCMP法により研磨して、第1SOI基板1から支持基板2を除去し、絶縁膜3の第1面Lと反対側の第2面Lを露出させる(以下、支持基板2を除去し、nチャネルMISFETを形成した第1SOI基板1を第1SOI基板1aと記す)。支持基板2の厚さは1μm程度となっているので、支持基板2を全てCMP法で研磨除去する場合と比べて、CMP工程に要する時間を著しく短くすることができる。続いて溝6(図5参照)の内部の導体膜7a(図6参照)を除去する。
【0033】
次いで、図11(a)、(b)は、それぞれ図10(a)、(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0034】
ここでは、まず第2SOI基板(この段階では半導体ウエハと称する平面略円形状の半導体の薄板)12を準備する。第2SOI基板12は、例えば貼り合わせ技術またはSIMOX技術によって形成され、支持基板13上に絶縁膜14を介して半導体層15が形成された構造をなしており、さらに半導体層15上に絶縁膜16が形成されている。支持基板13および半導体層15は、例えば単結晶シリコン、絶縁膜14,16は、例えば酸化シリコンからなり、支持基板13の厚さは、例えば500〜800μm程度、絶縁膜14の厚さは、例えば100〜300nm程度、半導体層15の厚さは、例えば10〜200nm程度である。また半導体層15の表面は平坦化されており、その平均表面粗さは±1nm以下である。
【0035】
さらに、支持基板13には軽元素、例えば水素またはヘリウムがイオン注入されて、支持基板13の表面から1μm程度の深さの箇所にダメージ層17が形成されている。軽元素に水素を用いた場合のイオン注入条件は、例えば注入エネルギー120keV、ドーズ量6×1016cm−2を例示することができる。
【0036】
続いて、第1SOI基板1aの絶縁膜3に第2SOI基板12に形成した絶縁膜16が対向するように、第1SOI基板1aと第2SOI基板12とを密着させて第1SOI基板1aと第2SOI基板12とを貼り合わせる。なお絶縁膜16を形成せずに、第1SOI基板1aの絶縁膜3に第2SOI基板12の半導体層15を対向させて第1SOI基板1aと第2SOI基板12とを貼り合わせてもよい。
【0037】
次いで、図12(a)、(b)は、それぞれ図11(a)、(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0038】
ここでは、支持基板13に600℃程度の温度で熱処理を施す。この熱処理により支持基板13の結晶の再配列および微小気泡の圧力作用により、支持基板13はダメージ層17(図11参照)で分離して、1μm程度の厚さを残して支持基板13の一部が剥がれる。その後、貼り合わせ強度を向上させるための熱処理を、例えば900℃程度の温度で行う。
【0039】
次いで、図13(a)、(b)は、それぞれ図12(a)、(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0040】
ここでは、第2SOI基板12を構成する支持基板13を裏面側から、例えばCMP法により研磨して、第2SOI基板12から支持基板13を除去する。支持基板13の厚さは1μm程度となっているので、支持基板13を全てCMP法で研磨除去する場合と比べて、CMP工程に要する時間を著しく短くすることができる。続いて絶縁膜14を除去することにより、半導体層15を露出させる(以下、支持基板13および絶縁膜14を除去し、pチャネルMISFETが形成される第2SOI基板12を第2SOI基板12aと記す)。
【0041】
次いで、図14は、続く製造工程におけるpチャネルMISFETの要部上面図、図15(a)は、続く製造工程における図14中のA−A’線に沿った要部断面図であり、図15(b)は、続く製造工程における図14中のB−B’線に沿った要部断面図である。
【0042】
ここでは、まず位置合わせマークを用いて半導体層15上にレジストパターンを形成した後、それをエッチングマスクとして、そこから露出する半導体層15をエッチングによって除去する。続いてレジストパターンを除去した後、半導体層15に熱処理を施し、加工された半導体層15の表面にゲート絶縁膜18を形成する。続いてゲート絶縁膜18の上層にレジストパターンを形成した後、それをエッチングマスクとしたエッチングにより、絶縁膜3,16にnチャネルMISFETのゲート電極7の引き出し部、ソース4aおよびドレイン4bに達する接続孔19を形成する。同時に位置合わせマーク形成領域MAの絶縁膜3,16を除去し、さらに絶縁膜8の一部をエッチングする。
【0043】
次いで、図16は、続く製造工程における図14と同じ箇所の要部上面図であり、図17(a)は、続く製造工程における図16中のA−A’線に沿った要部断面図であり、図17(b)は、続く製造工程における図16中のB−B’線に沿った要部断面図である。
【0044】
ここでは、まずゲート絶縁膜18の上層に厚さ数〜数十nm程度の低抵抗な導体膜、例えば多結晶シリコン膜を堆積した後、その上にレジストパターンを形成し、それをエッチングマスクとして、そこから露出する導体膜をエッチングによって除去することにより、ゲート電極20を形成し、同時に接続孔19の内部に導体膜を埋め込むことによりプラグ20aを形成する。ゲート電極20のゲート長Lpは、例えば5μm以下を例示することができる。なお位置合わせマーク形成領域MAの2重の溝6(図5参照)の内部にもゲート電極20と同一層の導体膜20bが埋め込まれる。続いて露出した半導体層15にp型不純物、例えばボロンを導入してソース15aおよびドレイン15bを形成する。ゲート絶縁膜18下のp型不純物が導入されていない半導体層15はチャネル領域となる。なおこのチャネル領域にpチャネルMISFETのしきい値を調整するための不純物をイオン注入してもよい。これにより絶縁膜3の第2面Lの上層にpチャネルMISFETが略完成する。
【0045】
続いて、ゲート電極20の上層に低抵抗な導体膜、例えば多結晶シリコン膜を堆積した後、その上にレジストパターンを形成し、それをエッチングマスクとして、そこから露出する導体膜をエッチングによって除去することにより、プラグ20aを介してnチャネルMISFETのゲート電極7の引き出し部に繋がる配線21a、pチャネルMISFETのドレイン15bとプラグ20aを介してnチャネルMISFETのドレイン4bとに繋がる配線21b、プラグ20aを介してnチャネルMISFETのソース4aに繋がる配線21cを形成する。
【0046】
次いで、図18(a)は、図17(a)に続く製造工程中の要部断面図であり、図18(b)は、図17(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0047】
ここでは、配線21a,21b,21cの上層に、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜22をCVD法等によって堆積した後、その絶縁膜22の表面をCMP法により研磨して、平坦化する。
【0048】
次いで、図19は、続く製造工程における図14と同じ箇所の要部上面図であり、図20(a)は、図18(a)に続く製造工程中の要部断面図であり、図20(b)は、図18(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0049】
ここでは、まず絶縁膜22の上層にレジストパターンを形成した後、それをエッチングマスクとしたエッチングにより絶縁膜22を加工し、配線21a、21b,21c、pチャネルMISFETのソース15a、pチャネルMISFETのドレイン15bおよびpチャネルMISFETのゲート電極20の引き出し部に達する接続孔23を形成する。
【0050】
続いて、絶縁膜22の上層に、接続孔23の内部を含んで金属膜、例えばタングステン膜をスパッタリング法またはCVD法等により堆積した後、これを接続孔23内のみに残るようにCMP法によって研磨することにより、接続孔23内にプラグ24を形成する。
【0051】
次いで、図21は、続く製造工程における図14と同じ箇所の要部上面図であり、図22(a)は、図20(a)に続く製造工程中の要部断面図であり、図22(b)は、図20(b)に続く製造工程中の要部断面図である。
【0052】
ここでは、プラグ24の上層に、例えば窒化チタン、アルミニウムおよび窒化チタンを下層から順にスタッパリング法等によって堆積した後、これをレジストパターンをマスクとして加工することにより、プラグ24に接する配線25を形成する。その後、配線25の上層をパッシベーション膜(図示は省略)で覆い、本実施の形態1であるCMOSデバイスが略完成する。
【0053】
このように、本実施の形態によれば、nチャネルMISFETが形成された第1SOI基板1の半導体層4に絶縁膜8,11を介して基板10を貼り付けた後、第1SOI基板1の支持基板2を除去し、続いて絶縁膜3,16を介して絶縁膜3に第2SOI基板12を貼り付けた後、第2SOI基板12の支持基板13および絶縁膜14を除去し、第2SOI基板12の半導体層15にpチャネルMISFETを形成することにより、nチャネルMISFETの上層にpチャネルMISFETを積み重ねて形成することができるので、CMOSデバイスの高集積化が実現できる。
【0054】
また、支持基板2,13を除去する際、支持基板2,13に軽元素をイオン注入し、熱処理を施すことによって1μm程度の厚さを残して支持基板2,13の大半を除去した後、残りの支持基板2,13を研磨除去するので、支持基板2,13を全てCMP法で研磨除去する場合と比べて、支持基板2,13の除去に要する時間を短縮することができる。
【0055】
また、nチャネルMISFETが形成される半導体層4およびpチャネルMISFETが形成される半導体層15は、平均表面粗さが±1nm以下であるので、nチャネルMISFETおよびpチャネルMISFETの動作特性、例えば移動度等に及ぼす半導体層4,15の表面粗さの影響を抑えることができる。
【0056】
また、第1SOI基板1に形成された位置合わせマークを検出して、第2SOI基板12にpチャネルMISFETを形成するので、nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとの位置ずれを防ぐことができる。
【0057】
なお、本実施の形態では、nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを積み重ねたCMOSデバイスを例示したが、2つのnチャネルMISFETまたは2つのpチャネルMISFETを積み重ねることもできる。
【0058】
また、本実施の形態では、1層目にnチャネルMISFETを形成し、2層目にpチャネルMISFETを形成したが、さらに2層目の上層に2層目と同様な方法により半導体層を積み重ねて、それぞれの半導体層に半導体素子を形成することにより、半導体素子が3層以上積み重なった半導体装置を形成することができる。
【0059】
また、本実施の形態では、nチャネルMISFETとpチャネルMISFETとを積み重ねたCMOSデバイスを例示したが、容量、抵抗、メモリセルなどいかなる半導体素子も形成することができる。以下に、本発明を適用したDRAM(Dynamic Random Access Memory)のメモリセルおよび電気的一括消去型EEPROM(Electric Erasable Programmable Read Only Memory:以下、フラッシュメモリと言う)の不揮発性メモリセルを例示し、これらの構造および製造方法について説明する。
【0060】
図23(a)、(b)に、本発明の他の実施の形態であるDRAMのメモリセルを示す半導体基板の要部断面図を示す。図23(b)は、同図(a)におけるC−C’線における断面図である。
【0061】
DRAMのメモリセルは、スイッチの役割をする1個のMISFETQと情報電荷を蓄積する1個の情報蓄積用容量素子Csとからなり、MISFETQの上層に、情報蓄積用容量素子Csが積み重なっている。
【0062】
MISFETQは、前記実施の形態のnチャネルMISFETと同様の製造方法によってSOI基板の絶縁膜の第1面Lの上層に形成される。すなわち、まず支持基板上に絶縁膜26を介して半導体層27が形成されたSOI基板にゲート絶縁膜28、ゲート電極29およびソース・ドレイン27aからなるMISFETQを形成した後、ゲート電極29の上層に絶縁膜30を堆積し、その絶縁膜30の表面を平坦化する。続いてSOI基板を構成する支持基板に軽元素、例えば水素またはヘリウムをイオン注入して、支持基板の表面から1μm程度の深さの箇所にダメージ層を形成した後、表面に絶縁膜31が形成された基板32を絶縁膜30に貼り合わせる。続いて支持基板に熱処理を施すことによりダメージ層で分割して、1μm程度の厚さを残して支持基板の一部を剥がし、貼り合わせ強度を向上させるための熱処理を行った後、残りの支持基板を除去する。これにより基板32はメモリセルの支持基板となり、またメモリセルの上下が反転して、チャネル領域となる半導体層27よりも下層にゲート電極29が位置する。
【0063】
次に、絶縁膜26の第2面L上にレジストパターンを形成し、これをマスクとして絶縁膜26をエッチングし、ソース・ドレイン27aの一方に達する接続孔34を形成する。続いて接続孔34の内部にプラグ35を埋め込み、さらにプラグ35に接する第1配線36を形成する。
【0064】
次に、第1配線36の上層に絶縁膜37、例えば酸化シリコン膜をCVD法で堆積した後、レジストパターンをマスクとして絶縁膜26,37をエッチングし、ソース・ドレイン27aの他方に達する凹溝38を形成する。続いて、凹溝38の内部に下部電極39を形成し、続いて下部電極39の上層に容量絶縁膜40および上部電極41を形成することによって情報蓄積用容量素子Csを形成する。
【0065】
次に、上部電極41の上層に絶縁膜42を堆積した後、レジストパターンをマスクとして絶縁膜37,42をエッチングし、第1配線36に達する接続孔43aおよび上部電極41に達する接続孔43bを形成する。続いて接続孔43a,43bの内部にプラグ44を埋め込み、さらにプラグ44に接する第2配線45を形成する。
【0066】
図24(a)、(b)に、本発明の他の実施の形態であるフラッシュメモリの不揮発性メモリセルを示す半導体基板の要部断面図を示す。図24(b)は、同図(a)におけるD−D’線における断面図である。
【0067】
フラッシュメモリの不揮発性メモリセルは、基本的に1個の2層ゲートMISFETQで構成されている。その2層ゲートMISFETQは、半導体層46上にトンネル酸化膜47を介して浮遊ゲート48を設け、さらにその上に層間膜49を介して制御ゲート50を重ねることで形成されている。
【0068】
2層ゲートMISFETQはSOI基板の絶縁膜51の第1面Lの上層に、例えば以下のように形成される。まず支持基板上に絶縁膜51を介して半導体層46が形成されたSOI基板を準備し、半導体層46を加工した後、この半導体層46の表面にトンネル酸化膜47を形成する。続いてトンネル酸化膜47の上層に多結晶シリコン膜を堆積し、これをリソグラフィ技術およびドライエッチング技術により加工して浮遊ゲート48を形成した後、浮遊ゲート48の上層に絶縁膜を堆積し、これをリソグラフィ技術およびドライエッチング技術により加工して層間膜49を形成する。さらに層間膜49の上層に多結晶シリコン膜を堆積し、これをリソグラフィ技術およびドライエッチング技術により加工して制御ゲート50を形成する。続いて制御ゲート50が形成された領域以外の半導体層46に不純物をイオン注入してソース・ドレイン46aを形成する。トンネル酸化膜47下の半導体層46はチャネル領域となる。このチャネル領域にMISFETのしきい値を調整するための不純物をイオン注入してもよい。
【0069】
次に、絶縁膜51の第2面Lの上層に配線を形成する。制御ゲート50の上層に絶縁膜53を堆積し、その絶縁膜53の表面を平坦化する。続いてSOI基板の支持基板に軽元素、例えば水素またはヘリウムをイオン注入して、支持基板の表面から1μm程度の深さの箇所にダメージ層を形成した後、表面に絶縁膜54が形成された基板55を絶縁膜53に貼り合わせる。続いて支持基板に熱処理を施すことによりダメージ層で分割して、1μm程度の厚さを残して支持基板の一部を剥がし、貼り合わせ強度を向上させるための熱処理を行った後、残りの支持基板を除去する。これにより基板55は不揮発性メモリの支持基板となり、また不揮発性メモリの上下が反転して、チャネル領域となる半導体層46よりも下層に浮遊ゲート47および制御ゲート50が位置する。
【0070】
次に、絶縁膜51上にレジストパターンを形成し、これをマスクとして絶縁膜51をエッチングし、半導体層46、ソース・ドレイン46aおよび制御ゲート50の引き出し部に達する接続孔57を形成する。続いて接続孔57の内部にプラグ58を埋め込み、さらにプラグ58に接する第1配線59を形成する。ここでチャネル領域となる半導体層46へは、制御ゲート50と反対側の上層から第1配線59が接続される。
【0071】
次に、第1配線59の上層に絶縁膜60、例えば酸化シリコン膜をCVD法で堆積した後、レジストパターンをマスクとして絶縁膜60をエッチングし、第1配線59に達する接続孔61を形成する。続いて接続孔61の内部にプラグ62を埋め込み、さらにプラグ62に接する第2配線63を形成する。
【0072】
以上、本発明者によってなされた発明を発明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
【0073】
例えば、前記実施の形態では、位置合わせマークを平面リング状の2重の溝としたが、これに限定されるものではなく、その形状は任意に設計することができる。
【0074】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
【0075】
第1SOI基板の絶縁膜の第1面の上層に素子を形成し、さらに第1SOI基板の絶縁膜の第2面の上層に素子を形成して素子を積み重ねることにより、半導体装置の高集積化が実現できる。また第1および第2SOI基板を構成する支持基板を除去する際、支持基板に軽元素をイオン注入し、熱処理を施すことによって1μm程度の厚さを残して支持基板の大半を除去した後、残りの支持基板を研磨除去するので、支持基板を全て研磨除去する場合と比べて、支持基板の除去に要する時間を短縮することができる。また第1および第2SOI基板を構成する半導体層の平均表面粗さは±1nm以下であるので、半導体素子の特性に及ぼす半導体層の表面粗さの影響を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるCMOSデバイスの製造方法を示すnチャネルMISFETの半導体基板の要部上面図である。
【図2】(a)は図1のA−A’線における要部断面図、(b)は図1のB−B’線における要部断面図である。
【図3】図1、図2に続くCMOSデバイスの製造工程中の図1と同じ箇所の要部上面図である。
【図4】(a)は図3のA−A’線における要部断面図であり、(b)は図3のB−B’線における要部断面図である。
【図5】図3、図4に続くCMOSデバイスの製造工程中の図1と同じ箇所の要部上面図である。
【図6】(a)は図5のA−A’線における要部断面図であり、(b)は図5のB−B’線における要部断面図である。
【図7】(a)、(b)は、それぞれ図6(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図8】(a)、(b)は、それぞれ図7(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図9】(a)、(b)は、それぞれ図8(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図10】(a)、(b)は、それぞれ図9(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図11】(a)、(b)は、それぞれ図10(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図12】(a)、(b)は、それぞれ図11(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図13】(a)、(b)は、それぞれ図12(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図14】図13に続くCMOSデバイスの製造工程中のpチャネルMISFETの半導体基板の要部上面図である。
【図15】(a)は図14のA−A’線における要部断面図であり、(b)は図14のB−B’線における要部断面図である。
【図16】図14、図15に続くCMOSデバイスの製造工程中の図14と同じ箇所の要部上面図である。
【図17】(a)は図16のA−A’線における要部断面図であり、(b)は図16のB−B’線における要部断面図である。
【図18】(a)、(b)は、それぞれ図17(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図19】図18に続くCMOSデバイスの製造工程中の図14と同じ箇所の要部上面図である。
【図20】(a)、(b)は、それぞれ図18(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図21】図19、図20に続くCMOSデバイスの製造工程中の図14と同じ箇所の要部上面図である。
【図22】(a)、(b)は、それぞれ図20(a)、(b)に続くCMOSデバイスの製造工程中の要部断面図である。
【図23】(a)は本発明の他の実施の形態であるDRAMのメモリセルを示す半導体基板の要部断面図であり、(b)は(a)のC−C’線の断面図である。
【図24】(a)は本発明の他の実施の形態であるフラッシュメモリの不揮発性メモリセルを示す半導体基板の要部断面図であり、(b)は(a)のD−D’線の断面図である。
【符号の説明】
1 第1SOI基板
1a 第1SOI基板
2 支持基板
3 絶縁膜
4 半導体層
4a ソース
4b ドレイン
5 ゲート絶縁膜
6 溝
7 ゲート電極
7a 導体膜
8 絶縁膜
9 ダメージ層
10 基板
11 絶縁膜
12 第2SOI基板
12a 第2SOI基板
13 支持基板
14 絶縁膜
15 半導体層
15a ソース
15b ドレイン
16 絶縁膜
17 ダメージ層
18 ゲート絶縁膜
19 接続孔
20 ゲート電極
20a プラグ
20b 導体膜
21a 配線
21b 配線
21c 配線
22 絶縁膜
23 接続孔
24 プラグ
25 配線
26 絶縁膜
27 半導体層
27a ソース・ドレイン
28 ゲート絶縁膜
29 ゲート電極
30 絶縁膜
31 絶縁膜
32 基板
34 接続孔
35 プラグ
36 第1配線
37 絶縁膜
38 凹溝
39 下部電極
40 容量絶縁膜
41 上部電極
42 絶縁膜
43a 接続孔
43b 接続孔
44 プラグ
45 第2配線
46 半導体層
46a ソース・ドレイン
47 トンネル酸化膜
48 浮遊ゲート
49 層間膜
50 制御ゲート
51 絶縁膜
53 絶縁膜
54 絶縁膜
55 基板
57 接続孔
58 プラグ
59 第1配線
60 絶縁膜
61 接続孔
62 プラグ
63 第2配線
MA 位置合わせマーク形成領域
Ln ゲート長
Lp ゲート長
MISFET
2層ゲートMISFET
Cs 情報蓄積用容量素子
第1面
第2面

Claims (15)

  1. (a)第1支持基板上に第1絶縁膜を介して第1半導体層が形成された第1SOI基板において、前記第1絶縁膜の前記第1半導体層と接する第1面の上層に第1素子を形成する工程と、(b)前記第1素子を第2絶縁膜で覆い、前記第2絶縁膜の表面を平坦化した後、前記第2絶縁膜に基板を対向させて前記第1SOI基板と前記基板とを貼り合わせる工程と、(c)前記第1支持基板を除去する工程と、(d)前記第1絶縁膜の前記第1面と反対側の第2面の上層に第2素子または配線を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法であって、前記(c)工程は、前記第1支持基板に軽元素をイオン注入してダメージ層を形成した後、熱処理を施して前記ダメージ層で前記第1支持基板を分離し、さらに残存する前記第1支持基板を除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法であって、前記(b)工程は、前記基板の表面に形成された第3絶縁膜を介して前記第1SOI基板と前記基板とを貼り合わせることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法であって、前記(d)工程は、(e)第2支持基板上に第4絶縁膜を介して第2半導体層が形成された第2SOI基板の前記第2半導体層を前記第1絶縁膜に対向させて前記第1SOI基板と前記第2SOI基板とを貼り合わせる工程と、(f)前記第2支持基板および前記第4絶縁膜を除去する工程と、(g)前記第1絶縁膜の前記第1面と反対側の第2面の上層に前記第2素子を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、前記(f)工程は、前記第2支持基板に軽元素をイオン注入してダメージ層を形成した後、熱処理を施して前記ダメージ層で前記第2支持基板を分離し、さらに残存する前記第2支持基板および前記第4絶縁膜を除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、前記第2半導体層の表面に形成された第5絶縁膜を介して前記第1SOI基板と前記第2SOI基板とを貼り合わせることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、前記第1絶縁膜に形成した位置合わせパターンを用いて、前記第1SOI基板に形成された前記第1素子と前記第2SOI基板に形成された前記第2素子とを位置合わせすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項4記載の半導体装置の製造方法であって、前記(d)〜(f)工程を複数回繰り返し、素子を3層以上積み重ねて形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 第1絶縁膜の第1面の上層に第1素子が形成され、前記第1絶縁膜の前記第1面と反対側の第2面の上層に第2素子または配線が形成され、前記第1素子を覆う第2絶縁膜に基板が貼り合わされており、前記第1素子が下層に前記第2素子または前記配線が上層に位置することを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置であって、前記第1素子はMISFETであり、前記第1絶縁膜の前記第1面の上層に形成された第1半導体層の一部を前記MISFETのチャネル領域とすることを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項9記載の半導体装置であって、前記第2素子はMISFETであり、前記第1絶縁膜の前記第2面の上層に形成された第2半導体層の一部を前記MISFETのチャネル領域とすることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項10記載の半導体装置であって、前記第1半導体層の平均表面粗さが±1nm以下であることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項10記載の半導体装置であって、前記MISFETのゲート電極が、前記第1半導体層のチャネル領域よりも下層に位置することを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項10記載の半導体装置であって、前記MISFETのゲート電極と反対側の上層から前記第1半導体層に配線が接続されていることを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項11記載の半導体装置であって、前記第2半導体層の平均表面粗さが±1nm以下であることを特徴とする半導体装置。
JP2003052586A 2003-02-28 2003-02-28 半導体装置の製造方法および半導体装置 Pending JP2004265975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003052586A JP2004265975A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 半導体装置の製造方法および半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003052586A JP2004265975A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 半導体装置の製造方法および半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004265975A true JP2004265975A (ja) 2004-09-24

Family

ID=33117427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003052586A Pending JP2004265975A (ja) 2003-02-28 2003-02-28 半導体装置の製造方法および半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004265975A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159350A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Hewlett-Packard Development Co Lp 多層の記憶構造を形成する方法、クロスポイントメモリ構造、並びにメモリスタック
JP2006100831A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Sharp Corp 水素イオン注入剥離方法及び活性シリコン装置
JP2006140482A (ja) * 2004-11-09 2006-06-01 Samsung Electronics Co Ltd フラッシュメモリ素子及びその動作方法
JP2006140486A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Samsung Electronics Co Ltd マルチビット不揮発性メモリ素子の単位セル、これを用いたマルチビット不揮発性メモリ素子の動作方法、及びその製造方法、並びにマルチビット不揮発性メモリ素子のnandセルアレイ
JP2006140187A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Shin Etsu Handotai Co Ltd 半導体ウェーハの製造方法
US7781807B2 (en) 2006-11-30 2010-08-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device
JP2012513118A (ja) * 2008-12-18 2012-06-07 マイクロン テクノロジー, インク. キャパシタレスメモリセルを論理素子と集積化するための方法および構造

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005159350A (ja) * 2003-11-20 2005-06-16 Hewlett-Packard Development Co Lp 多層の記憶構造を形成する方法、クロスポイントメモリ構造、並びにメモリスタック
JP2006100831A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Sharp Corp 水素イオン注入剥離方法及び活性シリコン装置
JP2006140482A (ja) * 2004-11-09 2006-06-01 Samsung Electronics Co Ltd フラッシュメモリ素子及びその動作方法
JP2006140486A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Samsung Electronics Co Ltd マルチビット不揮発性メモリ素子の単位セル、これを用いたマルチビット不揮発性メモリ素子の動作方法、及びその製造方法、並びにマルチビット不揮発性メモリ素子のnandセルアレイ
JP2006140187A (ja) * 2004-11-10 2006-06-01 Shin Etsu Handotai Co Ltd 半導体ウェーハの製造方法
US7781807B2 (en) 2006-11-30 2010-08-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor storage device
JP2012513118A (ja) * 2008-12-18 2012-06-07 マイクロン テクノロジー, インク. キャパシタレスメモリセルを論理素子と集積化するための方法および構造
US9129848B2 (en) 2008-12-18 2015-09-08 Micron Technology, Inc. Method and structure for integrating capacitor-less memory cell with logic

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI702729B (zh) 具有反向偏壓機制之堆疊soi半導體裝置
US7525121B2 (en) Coplanar silicon-on-insulator (SOI) regions of different crystal orientations and methods of making the same
CN112514067A (zh) 三维nor存储器电路制造中的晶片接合
CN102257611B (zh) 用于集成无电容器存储器单元与逻辑的方法及结构
KR20070053038A (ko) 결정질 반도체층을 갖는 반도체소자, 그의 제조방법 및그의 구동방법
JP2001144175A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH10125874A (ja) 半導体メモリ装置およびその製造方法
US8486808B2 (en) Manufacturing method of semiconductor device having vertical transistor
US8384207B2 (en) Semiconductor integrated circuit device having insulated through wires
JP2004265975A (ja) 半導体装置の製造方法および半導体装置
JP2593524B2 (ja) 半導体装置の製造方法
WO2014069213A1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2004103612A (ja) 半導体装置とその製造方法
KR100617621B1 (ko) 반도체 집적회로장치의 제조방법
KR100975332B1 (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
KR100688546B1 (ko) 디커플링 커패시터를 구비한 반도체 소자 및 그 제조방법
JP2000196042A (ja) キャパシタの構造及びその製造方法
JPH1041511A (ja) Soiウエハおよびそれを用いた半導体集積回路装置ならびにその製造方法
JP2006080310A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP4036341B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2004079645A (ja) 半導体装置およびその製造方法
TWI246700B (en) Trench capacitor and method for preparing the same
US20230378366A1 (en) Vertical transistors and methods for forming the same
JPH10326896A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US20050009269A1 (en) Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20050318

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100223