JP2004264578A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノーマリブラックモードを採用した場合であっても、ノーマリホワイトモード半透過液晶表示装置に比べ色度の低下がなく画質が良好で、不良発生を抑止し得る反射部のギャップを確保でき、低電圧化が可能となり、低消費電力化が実現でき、透過の暗状態の色がより自然な色となり画質を向上できる液晶表示装置を提供する。
【解決手段】一つの画素内に反射部22と透過部23を備え、電圧無印加時に暗状態となるノーマリブラックモードを採用した液晶表示装置10であって、液晶21の配向モードがツイスト配向であり、視認面側には偏光板13bと一枚の位相差板12bを備え、背面側には偏光板13aを備えている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一つの画素領域に反射部および透過部を併せ持つ半透過型液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、PDA等の携帯情報端末が普及し、薄型、軽量の利点を有する液晶表示装置の需要が高まってきている。
【0003】
バックライト光を利用し表示を行う透過型液晶表示装置は、バックライトが常時点灯しているため、大きな消費電力を要する。また、太陽光など、非常に強い周囲光下では、表示輝度より周囲光が強くなるため、視認性が著しく劣化する(ウォッシュアウト現象)。
このため、低消費電力化が要求され、どのような環境下でも良好な視認性が求められる携帯情報端末の表示素子としては不向きである。
【0004】
一方、外光を利用して表示を行う反射型液晶表示装置は、バックライトが不要なため非常に低消費電力であり、また原理的に太陽光下でもウォッシュアウト現象は生じない。このため、携帯情報端末の表示素子としては適している。
また、周囲光の弱い暗所では、表示が見えにくくなるため、反射型液晶表示装置の表示面側にフロントライトを配置し、フロントライトを点灯することにより、あらゆる環境下において視認性を確保することができる。
【0005】
反射型液晶表示装置とてしては、たとえば特許文献1に、表示面側に1枚の位相差板を用いるノーマリブラックモードが開示されている。
【0006】
また、特許文献2には、視認面側に位相差板2枚を用いるノーマリホワイトモードが開示されている。
【0007】
フロントライト方式では、視認面側にフロントライトが配置されるため、コントラストの低下を招き、視認性が低下するという欠点が存在する。
これを回避する方法として、画素部に反射部と透過部を設け、背面にバックライトを配置する半透過型液晶表示装置が特許文献3に開示されている。
この方法では、視認面側になにも配置されないため、コントラストが低下することもなく、あらゆる環境下で良好な視認性を有している。
【0008】
概ね、半透過型液晶表示装置においても、ノーマリホワイト方式とノーマリブラック方式が存在する。
【0009】
図1は、ノーマリホワイト方式における半透過型液晶表示装置の断面図である。
【0010】
この半透過型液晶表示装置は、背面側において、透明基板1aの第1面側に、位相差板(λ/4)2a、位相差板(λ/2)3a、および偏光板4aが積層されている。透明基板1aの第2面側の略半分の領域に透明電極(ITO膜)5が形成され、透明電極5が形成されていない領域に、透明電極5より厚い絶縁体6が形成され、絶縁体6上に反射電極7が形成されている。
また、視認面側において、背面側において、透明基板1bの第1面側に、位相差板(λ/4)2b、位相差板(λ/2)3b、および偏光板4bが積層されている。透明基板1bの第2面(上面)側に共通電極8が形成されている。
そして、透明電極5、反射電極7と共通電極8が互いに向かい合うように貼り合わされて、電極間に液晶9が封入されている。
【0011】
図2は、ノーマリブラックモード方式における半透過型液晶表示装置の断面図である(たとえば、非特許文献1参照)。
図2においては、図1のノーマリホワイト方式における半透過型液晶表示装置と構成を比較しやすように、同一構成部分に対して同一符号を付している。
ノーマリブラックモード方式における半透過型液晶表示装置がノーマリホワイト方式における半透過型液晶表示装置と異なる点は、視認面側に1枚の位相差板(λ/2)3bのみを配置し、背面側には位相差板を配置していないことにある。
【0012】
ノーマリホワイト方式における半透過型液晶表示装置は、図1からもわかるように、視認面側に2枚の位相差板、背面側に2枚の位相差板、合計4枚の位相差板を用いており、高コスト化の要因となる。
また近年、液晶表示装置の薄型化が進んでいるが、この4枚の位相差板を用いることにより、必然的に薄型化が難しくなっている。
【0013】
一方、ノーマリブラックモード方式における半透過型液晶表示装置は、図2に示すように、視認面側に1枚の位相差板を、背面側には位相差板を用いておらず、ノーマリホワイトモードに比べ、低コスト化が実現でき、さらに薄型化にも有利な点である。
なお、ここで開示されている液晶の配向モードはホモジニアス配向である。
【0014】
【特許文献1】
特開平10−154817号公報
【特許文献2】
特許第3236504号公報
【特許文献3】
特開2000−333624号公報
【非特許文献1】
IDW’00 予稿集LCT2−2,p.41−44
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記非特許文献1をもとに、ノーマリブラックモード式の半透過型液晶表示装置の視認面側の基板1bに、赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを作りこみ、各色の画素に電圧を印加した場合の、反射モード、透過モードの各色の色度を測定した。同様にノーマリホワイトモード式の半透過液晶表示装置も作製し色度を測定した。
【0016】
図3(A)は、ノーマリホワイトモードとホモジニアス配向ノーマリブラックモードの半透過液晶表示装置の反射色度の測定結果を示す図である。
また、図3(B)は、ノーマリホワイトモードとホモジニアス配向ノーマリブラックモードの半透過液晶表示装置の透過色度の測定結果を示す図である。
図3(A),(B)において、NWで示す特性がノーマリホワイトモードの測定結果を示し、HNBで示す特性がホモジニアス配向ノーマリブラックモードの測定結果を示している。
【0017】
図からわかるように、ホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置は、ノーマリホワイトモード半透過液晶表示装置の色度に比べ、著しく色度の低下がみられ、画質において非常に劣るという不利益がある。
【0018】
また、ホモジニアス配向のノーマリブラック半透過液晶表示装置の場合、反射部において良好な暗状態を実現するためには、反射部の液晶層の厚さをdとするとΔnd=135nm、視認面側の位相差板の位相差値は275nmが好ましい。
製造面において、信頼性が確保できる液晶材料の屈折率差Δnは0.07以上であり、さらに液晶の応答性等の特性面を考慮にいれると0.075以上がより好ましい。Δn=0.075の液晶材料を用いた場合、反射部の液晶層のギャップは1.8μmとなる。
通常、2μmを下回ると、上下基板のショートや、異物によるギャップ不良が多発する。このため、ホモジニアス配向を用いたノーマリブラックモード半透過液晶表示装置は製造が非常に難しいという不利益がある。
【0019】
また、ホモジニアス配向を用いた場合、電圧に対する透過率曲線の傾きがなだらかで、低電圧化が非常に難しく、結果、低消費電力化が難しいという不利益がある。
【0020】
また、このホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置では、背面側に位相差板を用いておらず、偏光板のみである。
この場合、透過光において波長分散が補償できないため、暗状態すなわち黒の色が着色する。実際、ホモジニアス配向の半透過液晶表示装置では暗状態は青く色づき、画質がよくないことが確認できた。
【0021】
また、ノーマリブラックモード半透過液晶装置において、透過部と反射部の境界の形状を長方形とした場合、反射部段差の落ち込み部の反射電極部(図2を参照)において、光が反射し、反射コントラストが低下するという不利益がある。
【0022】
本発明の第1の目的は、ノーマリブラックモードを採用した場合であっても、ノーマリホワイトモード半透過液晶表示装置に比べ色度の低下がなく画質が良好で、不良発生を抑止し得る反射部のギャップを確保でき、低電圧化が可能となり、低消費電力化が実現でき、透過の暗状態の色がより自然な色となり画質を向上できる液晶表示装置を提供することにある。
【0023】
本発明の第2の目的は、主視野角方向と反対側の、透過部と反射部の境界を、直線以外の形状とすることにより、反射コントラストの低下を防ぐことができる液晶表示装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、一つの画素内に反射部と透過部を備え、電圧無印加時に暗状態となるノーマリブラックモードを採用した液晶表示装置であって、液晶の配向モードがツイスト配向であり、視認面側には偏光板と一枚の位相差板を備え、背面側には偏光板を備えている。
【0025】
好適には、上記透過部のギャップdtと上記反射部のギャップdrとの比dt/drが、1.7≦dt/dr≦2.05の関係を満足する。
【0026】
好適には、ツイスト角が30度以上60度以下である。
【0027】
好適には、上記視認面側の位相差板の波長550nmでの位相差値が310nm以上である。
【0028】
好適には、上記視認面側の位相差板において、位相差板の延伸方向の屈折率をnx、延伸方向と垂直方向の屈折率をny、位相差板面に対して法線方向の屈折率をnzとし、次の式で表される値をnzとしたとき
Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
Nzの値が0≦Nz≦0.5の関係を満足する。
【0029】
好適には、上記透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状である。
【0030】
本発明によれば、一つの画素内に反射部と透過部を備え、視認面側には偏光板と一枚の位相差板を備え、背面側には偏光板を備えているノーマリブラックモード液晶表示装置であり、液晶の配向モードをツイスト配向とすることにより、反射部のギャップを製造面上、問題のないレベルにすることが可能である。
また、各R、G、Bの反射、透過色度をノーマリホワイトモードとほぼ同等にすることが可能であり、ノーマリホワイトモードと比べ画質の低下がなくなる。また、輝度飽和電圧も低下し、低消費電力化も図られる。さらに、透過の暗状態の色度をより自然な黒とすることが可能となり、ホモジニアス配向に比べ画質の向上が図られる。
【0031】
また、本発明によれば、たとえばツイスト角が30度以上60度以下であり、視認面側の位相差板の位相値が310nm以上であり、反射部ギャップdr、透過部ギャップdtの比dt/drが1.7以上2.05以下である。
これにより、反射部のギャップを製造上、問題のないレベルにすることができ、さらに反射、透過の特性を保つことが可能である。
【0032】
また、本発明によれば、視認面側の位相差板において、位相差板の延伸方向の屈折率をnx、延伸方向と垂直方向の屈折率をny、位相差板面に対して法線方向の屈折率をnz=(nx−nz)/(nx−ny)としたとき、Nzの値が0≦Nz≦0.5の関係を満足することから、透過視野角の広視野角化が図られる。
【0033】
また、本発明によれば、透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状であるとしている。
これにより、主視覚方向の反射コントラストが向上する。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0035】
第1実施形態
図4は、本発明に係るツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の断面図である。
【0036】
このノーマリブラックモード半透過液晶表示装置10、図4に示すように、背面側の基板A(TFT(Thin Film Transistor)基板)と、視認面側基板Bを有する。
また、図4において、11a,11bは透明ガラス基板を、12bは位相差板、13a,13bは偏光板、14R,14G,14Bはカラーフィルタ、15bはオーバーコート、16a,16bはITO電極(透明電極)、17は絶縁体、18は反射電極(Ag電極)、19はTFT素子、20は柱、21は液晶、22は反射部、23は透過部をそれぞれ示している。
【0037】
まず基板A(TFT基板)について説明する。
透明ガラス基板11a上にはTFT素子19が各画素に形成されており、その上に感光性樹脂を材料とした凹凸をもった段差がフォト工程を経て形成されている。
なお、この段差は感光性樹脂の塗布膜厚によって制御可能である。さらに凹凸部(反射部)22に膜厚100nmの銀(Ag)の反射電極18が、凹凸部以外の場所(透過部)23には膜厚50nmのITO電極16aが成膜されている。なお、図示していないが、これら工程を経た後に液晶21を配向させるための配向膜が成膜されている。
【0038】
次に、基板B(カラーフィルタ基板)について説明する。
透明ガラス基板11b上に赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタ14R,14G,14B、オーバーコート15b、共通電極であるITO電極16bが成膜されている。
さらに感光性樹脂(NN710G、JSR株式会社製)を材料とした柱20がフォト工程を経て各画素に形成される。
なお、図示していないが、これら工程を経た後に配向膜が成膜されている。
【0039】
各基板A、基板Bは、所定の角度にラビング処理がなされた後、互いの電極が向かい合うように貼り合わせられており、注入工程を経て、基板A、基板B間には屈折率差Δn=0.075の液晶材料が注入されている。
なお、基板A側の反射部と基板B側のITO電極16bとのギャップdは、柱20によって制御されており、NN710Gの塗布膜厚によって柱高さdは調節できる。
本実施実施形態では柱高さd、2.6μm、2.7μm、2.8μm、2.9μm、3.0μmの合計5種類の液晶表示装置を作製した。
また、これら素子において、基板Aの透過部23のITO電極16aから、反射部22のAg面(反射電極面)の平均高さまでの値は2.6μmとした。
【0040】
さらに、視認面側においては、透明ガラス基板11bの第1面側に波長550nmでの位相差値が355nmの位相差板12b、および偏光板13bが貼りつけられている。背面側においては、透明ガラス基板11aの第1面側に偏光板13aのみが貼りつけられている。
【0041】
図5(A)は、本実施形態で用いたツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の視認面側からみた概念図である。また、図5(B)は偏光板、位相差板の方位、およびラビング方向を示す図である。
図5(A)は、液晶表示装置の視認面側からみた平面図を示しており、図5(B)には、ラビング方向、および位相差板の遅相軸方向、偏光板の吸収軸方向も同時に記している。
なお、図5(B)においては、AX1が位相差板12bの遅相軸、AX2が背面側偏光板13aの吸収軸を、AX3が視認面側偏光板13bの吸収軸を、DR1が基板A側のラビング方向を、DR2が基板B側のラビング方向をそれぞれ示している。
液晶層の配向はツイスト配向であり、ツイスト角が45度である。
【0042】
一方、比較のために、ホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置を、基板A、基板Bを用い、柱高さ1.6μm、1.7μm、1.8μm、1.9μm、2.0μmの合計5種類の液晶表示装置を作製した。
ツイスト配向のノーマリブラック半透過液晶表示装置と異なる点は、
・基板Aの透過部ITOから、反射部Ag面の平均高さまでの値は1.8μm、
・液晶配向がホモジニアス配向になるよう、アンチパラレルラビング処理、
・視認面側の偏光板角度、位相差板の位相差値および角度、背面の偏光板の角度である。
なお、位相差板は、波長550nmでの位相差値が275nmのものを用いている。
【0043】
図6(A)は、本実施形態で用いたホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の視認面側からみた概念図である。また、図6(B)は偏光板、位相差板の方位、およびラビング方向を示す図である。
図6(A)は、液晶表示装置の視認面側からみた平面図を示しており、図6(B)には、ラビング方向、および位相差板の遅相軸方向、偏光板の吸収軸方向も同時に記している。
なお、図6(B)においても図5(B)と同様に、AX1が位相差板12bの遅相軸、AX2が背面側偏光板13aの吸収軸を、AX3が視認面側偏光板13bの吸収軸を、DR1が基板A側のラビング方向を、DR2が基板B側のラビング方向をそれぞれ示している。
【0044】
以上10種類の液晶表示装置の反射コントラスト特性を、図7に示す装置30を用いて測定した。
図7において、31は光源を、32は受光素子を、33は液晶表示パネルをそれぞれ示している。
【0045】
光源31による平行光は液晶表示装置の90度方位、基板法線方向より30度傾いた方向から入射されており、受光角度は基板法線方向である。反射コントラスト特性の測定結果を図8(A),(B)に示す。
図8(A)がツイスト配向の反射コントラストを示し、図8(B)がホモジニアス配向の反射コントラストを示している。
なお、図8(A),(B)において、横軸が反射ギャップdを、縦軸がコントラストをそれぞれ表している。
【0046】
これからわかるように、ツイスト配向の装置では2.8μmの柱高さの素子が最も高い反射コントラスト23となった。
ホモジニアス配向の素子では、1.8μmの柱高さの素子が最も高い反射コントラスト18となった。
以上のことから、ツイスト配向にすることにより、より広い反射ギャップdの素子を作製することが可能となり、歩留まりの面から非常に有利であることが確認できた。
さらに、どの程度歩留まりが向上するか、柱高さ2.8μmのツイスト配向の素子と、柱高さ1.8μmのホモジニアス配向の素子を各300パネル作製し確認した。
その結果、上下基板のショートによる滅点数および、異物等の混入によるギャップ不良の数は図9のようになった。図9において、TNBはツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、HNBはホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置を示す。
なお、滅点は1パネルに2つ以上あった場合に不良とし、異物によるギャップ不良は、パネル内に1個所でもあれば不良とし、各不良は独立にカウントしている。
図9より滅点の数は明らかにツイスト配向の素子のほうが少ないことがわかる。また、ギャップ不良に関してもツイスト配向のほうが少ない。このことから、ツイスト配向を用いることにより、より広い反射ギャップの素子が可能となったことから、歩留まりが向上することが確認できた。
【0047】
第2実施形態
第1実施形態で作製した柱高さ2.8μmのツイスト配向の半透過液晶表示装置と、柱高さ1.8μmのホモジニアス配向の半透過液晶表示装置の電圧―透過率特性を測定した。
【0048】
図10は、第1実施形態で作製した柱高さ2.8μmのツイスト配向の半透過液晶表示装置と、柱高さ1.8μmのホモジニアス配向の半透過液晶表示装置の電圧―透過率特性を測定した結果を示す図である。
図10において、横軸が印加電圧を、縦軸が透過率をそれぞれ表している。また、図10において、Tで示す曲線がツイスト配向素子の特性を、Hがホジニアス配向素子の特性を示している。
【0049】
図10に示すように、ツイスト配向にすることにより、透過率が飽和する電圧が小さくなり、低電圧化が図られている。このことから、ツイスト配向にすることにより、低消費電力化にも効果があることがわかった。
【0050】
第3実施形態
第1実施形態で作製した柱高さ2.8μmのツイスト配向の半透過液晶表示装置と、柱高さ1.8μmのホモジニアス配向の半透過液晶表示装置において、各R、G、Bの画素にそれぞれ5Vの電圧を印加した場合の、R画素の色度、G画素の色度、B画素の透過色度座標を測定した。
測定には図11に示したような装置40を用いた。図11において41が光源を、42は受光素子を、43は液晶表示パネルをそれぞれ示している。
なお、光源41にはハロゲンランプを用いており、後にD65光源に換算して色度を算出している。
【0051】
次に、図12のような装置50を用い、液晶の表示面側から、積分球により拡散光を照射し、反射特性を評価した。図12において、51が液晶パネル、52は積分球、53が光源、54が受光素子をそれぞれ示している。
【0052】
図13(A)は、実施例で用いたホモジニアス配向ノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、ツイスト配向ノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、ノーマリホワイトモード半透過液晶表示装置の反射色度を示す図である。
図13(B)は、実施例で用いたホモジニアス配向ノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、ツイスト配向ノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、ノーマリホワイトモード半透過液晶表示装置の透過色度を示す図である。
図13(A),(B)においては、比較のために、ノーマリホワイトモードの半透過液晶表示装置の反射、透過色度も記載してある。
図13(A),(B)において、TNBで示す特性がツイスト配向ノーマリブラックモードの測定結果を示し、HNBで示す特性がホモジニアス配向ノーマリブラックモードの測定結果を示し、NWで示す特性がノーマリホワイトモードの測定結果を示している。
【0053】
これからわかるように、ツイスト配向の半透過液晶表示装置の反射、透過色度はノーマリホワイトの色度とほぼ同じであり、画質としてもほぼ同等であることがわかった。
【0054】
第4実施形態
第1実施形態で作製した柱高さ2.8μmのツイスト配向の半透過液晶表示装置と、柱高さ1.8μmのホモジニアス配向の半透過液晶表示装置において透過の暗状態の色度を、図11での測定装置を用い測定した。ただし、光源にはLEDのバックライトを使用した。
【0055】
図14は、透過の暗状態の色度の測定結果を示す図である。
図15は、シュミレーションから求めた暗状態の透過スペクトルを示す図である。図15においては、横軸が波長を、縦軸が透過率をそれぞれ示している。また、図15において、Tで示す特性がツイスト配向素子の特性を示し、Hで示す特性がホモジニアス配向素子の特性を示している。
【0056】
図からわかるように、ホモジニアス配向の素子では透過の暗状態の色が青く色づき、ツイスト配向の素子のほうが自然な色である。
また、透過輝度が50cd/m 以上の場合、ツイスト配向では問題ないが、ホモジニアス配向では、黒の色が青く感じられ、問題のあることが確認できた。以上のことは、シュミレーションからも確認でき、ツイスト配向にすることにより、暗状態の透過スペクトルにおいて、短波長、長波長側の透過が抑えられ、黒の色づきが抑えられていることがわかる(図15)。
また、ツイスト配向では黒状態における短波長、長波長の光抜けが抑えられたことにより、コントラストが向上し、ホモジニアス配向の素子のコントラストが30に対し、ツイスト配向では50になった。
【0057】
第5実施形態
次に、シュミレーションにより、ツイスト角に対する最適な反射ギャップを求めた。
【0058】
図16は、シュミレーションによるツイスト角に対する最適な反射ギャップを示す図である。
図16において、横軸がツイスト角を、縦軸が最適な反射ギャップをそれぞれ表している。
また、図17が、ツイスト角に対する最適な位相差板の位相差値を示す図である。
図17において、横軸がツイスト角を、縦軸が位相差板の位相差値をそれぞれ表している。
【0059】
図16に示すように、液晶材料の屈折率差Δnを0.075とした場合、ツイスト角が30°以上で反射ギャップは2μm以上が確保できることがわかった。またこのとき、視認面側から用いる位相差板の最適値は図17に示すようになり、310nm以上必要なことがわかった。
次に、それぞれのツイスト角に対する、最適な透過ギャップを求めた。
【0060】
図18は、ツイスト角に対する最適な透過ギャップを示す図である。
図18において、横軸がツイスト角を、縦軸が透過ギャップをそれぞれ表している。
また、図19は、ツイスト角に対する最適な透過ギャップと最適な反射ギャップの比(dt/dr)を示す図である。図19では、図16と図18より透過部23のギャップdtと反射部22のギャップdrの比dt/drを求めた。
図19において、横軸がツイスト角を、縦軸が透過ギャップと最適な反射ギャップの比(dt/dr)をそれぞれ表している。
【0061】
図19から、透過部23のギャップdtと反射部22のギャップdrの比dt/drは、次に示す範囲にあることが必要であることがわかった。
【0062】
【数1】
1.7≦dt/dr≦2.05
【0063】
また、以上の結果をもとに、ツイスト角10度、20度、30度、40度、50度、60度、70度のツイスト配向ノーマリブラック半透過液晶表示装置を、最適反射ギャップ、最適透過ギャップ、最適位相差板値を参考に作製した。そのときの反射コントラストを図20に示す。
【0064】
図20は、そのときのツイスト角に対する反射コントラストを示す図である。図20において、横軸がツイスト角を、縦軸が反射コントラストをそれぞれ示している。
【0065】
この結果より。良好なコントラストを確保するにはツイスト角60度以下が良いことがわかった。
【0066】
第6実施形態
図21に示すように、位相差板12bの延伸方向の屈折率をnx、延伸方向と垂直方向の屈折率をny位相差板面に対して法線方向の屈折率をnzとし、次の式で表される係数をNz係数と定義する。
【0067】
【数2】
Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
【0068】
第1実施形態で作製した柱高さ2.8μmのツイスト配向の半透過液晶表示装置において、視認面側の位相差板12bのNz係数をNz=1、Nz=0.5、Nz=0とした3種類の素子を作製し、透過コントラストが5以上となる視野角θを0度、90度、180度、270度方位で測定した。
測定に用いた測定系60の概念図を図22に示す。図22において、61が光源を、62が受光素子を、63が液晶表示パネルをそれぞれ示している。
【0069】
図23は、透過視野角の測定値を示す図である。
図23から、Nz=0の位相差板を用いた素子が最も広い視野角を持つことがわかる。感応試験をおこなったところ、Nz係数が次の範囲で実使用にたえる視野角であることがわかった。
【0070】
【数3】
0≦Nz≦0.5
【0071】
第7実施形態
まず、主視覚方位の定義から説明する。
一般的に、PDAや携帯電話等の携帯端末70は、図24のように手に持って使用する。
このとき、液晶表示装置の上側の方位を主視覚方位と呼ぶこととする。多くの外光は、この主視覚方位からパネルに入射し、素子で反射し、目に到達する。よって反射のコントラストを評価する際は、図7のような装置で主視覚方位から光を入射して評価すれば、実使用時のコントラストに近い値が得られる。
【0072】
第1実施形態で作製した柱高さ2.8μmのツイスト配向の半透過液晶表示装置において、主視覚方位を図5の90度方位とし、反射コントラストの方位角依存性を調べた。入射光は基板法線方向から30°傾いた方向から入射している。
【0073】
図25は、透過部23の形状が長方形の場合の反射コントラスト方位角依存性を示した図である。
このように0度、90度、180度、270度方位において、コントラストが小さくなる現象が確認できた。
一方、第1実施形態で用いた基板Aを用い、ノーマリホワイト半透過型液晶表示装置を作製し、主視覚方位を同様にとり、反射コントラストの方位角依存性を調べたが、このような現象は確認されなかった。
そこで、ツイスト配向の半透過液晶表示装置の暗状態で、90度方位、法線方向から30度傾いた方向から、光を入射し、垂直方向から顕微鏡観察した。
すると、図26に示すように主視覚とは反対側の透過部と反射部の境界で光が反射し光っていた。ノーマリホワイトの素子ではそのようなことが起きていなかった。これは次のようなことが原因と思われる。
【0074】
すなわち、ノーマリブラックモードの暗状態は、液晶21と、視認面側の位相差板12bで暗状態をつくる。このため、液晶21の配向乱れ等があると、光漏れの原因につながる。
それに対しノーマリホワイトモードでは視認面側の2枚の位相差板で暗状態をつくり、その際、液晶の複屈折はあまり関係しない。
よって、液晶の配向乱れがあっても、光漏れにはあまりつながらない。透過部と反射部の境界の部分で配向乱れが生じ、ノーマリブラックモードの素子では、光漏れにつながり、コントラストを低下させていると考えられる。
【0075】
そこで、光漏れの絶対量を少なくするために、図27に示すように主視覚方位とは反対方向の透過部23と反射部22の境界を直線的ではなく、所定の曲率半径Rを持つ略円形状とした素子を作製し、反射コントラストの方位角依存性を調べたところ、図28に示すように、主視覚方位のコントラストの低下がなくなった。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ホモジニアス配向を用いた場合より次の点で大きな効果が奏する。
【0077】
反射、および透過の各R,G、Bの色度の向上とそれにともなう画質が向上する。
また、たとえば1V〜2V程度の低電圧化を図れ、これにより、低消費電力化が可能となる。
また、信頼性に問題のない屈折率差Δnの液晶材料を用いた場合、製造面で問題のない2μm以上の反射ギャップが可能となり、歩留まりに向上を図れる。
透過の暗状態の黒色度がホモジニアス配向に比べ、自然な色となり、画質が向上する。
また、ツイスト角度を30度以上60度以下にし、視認面側の位相差板の位相差値を310nm以上とし、反射ギャップdrと透過ギャップdtの比dt/drを1.7以上2.05以下にすることにより、製造面で問題のない反射ギャップが可能となり、また反射、透過の特性が最適になる利点がある。
さらに、視認面側に用いる位相差板のNz係数が0≦Nz≦0.5以上とすることにより、実用上問題とならない透過の広視野角化を図ることが可能となる。さらに、透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状、たとえば、略円形といった形状にすることにより、主視覚方向の反射コントラストが改善する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノーマリホワイトモード方式における半透過型液晶表示装置の断面図である。
【図2】ホモジニアス配向を用いた、ノーマリブラックモード方式における半透過型液晶表示装置の断面図である。
【図3】ノーマリホワイトモード半透過液晶表示装置とホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の反射色度、透過色度を示す図である。
【図4】本発明に係るツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の断面図である。
【図5】本実施形態で用いたツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の視認面側からみた概念図であり、偏光板、位相差板の方位、およびラビング方向を示す図である。
【図6】ホモジニアス配向のノーマリブラック半透過液晶表示装置の視認面側からみた概念図であり、偏光板、位相差板の方位、およびラビング方向を示す図である。
【図7】反射コントラストの測定装置を示す図である。
【図8】ツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置およびホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の反射コントラストを示す図である。
【図9】ツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置およびホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の不良率を示す図である。
【図10】ツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置およびホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置の電圧―透過率特性を示す図である。
【図11】透過色度の測定装置を示す図である。
【図12】反射色度の測定装置を示す図である。
【図13】本実施形態で用いたホモジニアス配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、ツイスト配向のノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、ノーマリホワイトモード半透過液晶表示装置の反射色度および透過色度を示す図である。
【図14】透過の暗状態の色度を示す図である。
【図15】シュミレーションから求めた暗状態の透過スペクトルを示す図である。
【図16】ツイスト角に対する最適な反射ギャップを示す図である。
【図17】ツイスト角に対する最適な位相差板の位相差値を示す図である。
【図18】ツイスト角に対する最適な透過ギャップを示す図である。
【図19】ツイスト角に対する、最適な透過ギャップと最適な反射ギャップの比を示す図である。
【図20】ツイスト角に対する反射コントラストを示す図である。
【図21】視認面側の位相差板のnx、ny、nzの概念を示す図である。
【図22】透過視野角の測定装置を示す図である。
【図23】透過視野角の測定値を示す図である。
【図24】反射主視覚の概念を示す図である
【図25】透過部の形状が長方形の場合の反射コントラスト方位角依存性を示す図である。
【図26】透過部の縁で光りが反射している状態を示した図である。
【図27】主視覚方向と反対方向の透過部の形状を略円形とした素子を示す図である。
【図28】図27の素子の反射コントラスト方位角依存性を示す図である。
【符号の説明】
10…ノーマリブラックモード半透過液晶表示装置、A…背面側基板、B…視認面側基板、11a,11b…透明ガラス基板を、12b…視認面側の位相差板、13a,13b…偏光板、14R,14G,14B…カラーフィルタ、15b…オーバーコート、16a,16b…ITO電極(透明電極)、17…絶縁体、18…反射電極(Ag電極)、19…TFT素子、20…柱、21…液晶、22…反射部、23…透過部、30…反射コントラストの測定装置、40…透過色度の測定装置、50…反射色度の測定装置、60…透過視野角の測定装置。

Claims (16)

  1. 一つの画素内に反射部と透過部を備え、ノーマリブラックモードを採用した液晶表示装置であって、
    液晶の配向モードがツイスト配向であり、視認面側には偏光板と一枚の位相差板を備え、背面側には偏光板を備えている
    液晶表示装置。
  2. 上記透過部のギャップdtと上記反射部のギャップdrとの比dt/drが、1.7≦dt/dr≦2.05の関係を満足する
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. ツイスト角が30度以上60度以下である
    請求項1記載の液晶表示装置。
  4. ツイスト角が30度以上60度以下である
    請求項2記載の液晶表示装置。
  5. 上記視認面側の位相差板の波長550nmでの位相差値が310nm以上である
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  6. 上記視認面側の位相差板の波長550nmでの位相差値が310nm以上である
    請求項3に記載の液晶表示装置。
  7. 上記視認面側の位相差板の波長550nmでの位相差値が310nm以上である
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  8. 上記視認面側の位相差板において、位相差板の延伸方向の屈折率をnx、延伸方向と垂直方向の屈折率をny、位相差板面に対して法線方向の屈折率をnzとし、次の式で表される値をnzとしたとき
    Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
    Nzの値が0≦Nz≦0.5の関係を満足する
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  9. 上記視認面側の位相差板において、位相差板の延伸方向の屈折率をnx、延伸方向と垂直方向の屈折率をny、位相差板面に対して法線方向の屈折率をnzとし、次の式で表される値をnzとしたとき
    Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
    Nzの値が0≦Nz≦0.5の関係を満足する
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  10. 上記視認面側の位相差板において、位相差板の延伸方向の屈折率をnx、延伸方向と垂直方向の屈折率をny、位相差板面に対して法線方向の屈折率をnzとし、次の式で表される値をnzとしたとき
    Nz=(nx−nz)/(nx−ny)
    Nzの値が0≦Nz≦0.5の関係を満足する
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  11. 上記透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状である
    請求項1に記載の液晶表示装置。
  12. 上記透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状である
    請求項2に記載の液晶表示装置。
  13. 上記透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状である
    請求項4に記載の液晶表示装置。
  14. 上記透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状である
    請求項8に記載の液晶表示装置。
  15. 上記透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状である
    請求項9に記載の液晶表示装置。
  16. 上記透過部と反射部の境界の形状において、少なくとも1つの辺が直線以外の形状である
    請求項10に記載の液晶表示装置。
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