JP2004264150A - 圧力センサ - Google Patents
圧力センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004264150A JP2004264150A JP2003054822A JP2003054822A JP2004264150A JP 2004264150 A JP2004264150 A JP 2004264150A JP 2003054822 A JP2003054822 A JP 2003054822A JP 2003054822 A JP2003054822 A JP 2003054822A JP 2004264150 A JP2004264150 A JP 2004264150A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit board
- sensor
- pressure
- sensor element
- pressure sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Images
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
【解決手段】センサ素子4と電気的に接続されるセンサ接続ランド部5gを有するセンサ接続部5aと、少なくとも電子部品からなる電子回路部7を実装する電子部品実装部5b、5cと、前記電子回路部7からの電気信号を外部通電路6へと伝達する外部ターミナル接続ランド部5kを有する外部端子接続部5dとを柔軟性を有する回路基板5によって形成するとともに、回路基板5の電子部品実装部5b、5cあるいは外部端子接続部5dの少なくとも一方側に引出端子部5iを施してなる圧力センサAである。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被測定媒体の圧力を検出する圧力センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体や気体等からなる被測定媒体の圧力を検出する圧力センサとしては、例えば特許文献1に開示されるものがある。この圧力センサは、被測定媒体の圧力を導入する圧力導入孔を有する金属製のステムに、前記圧力導入孔と対向するように金属製のベース板を介して半導体式のセンサ素子を配設し、このセンサ素子と、前記センサ素子の周囲を取り囲む孔部を有するプリント基板とをワイヤボンディングによって電気的に接続してなるものである。このプリント基板には、前記センサ素子によって検出された信号を増幅するための増幅回路を少なくとも有する各種電子部品が実装されており、この増幅された信号は、プリント基板に設けられるリードピンからターミナルに伝達され外部に出力される。
【0003】
そして、前記センサ素子や前記プリント基板は、前記ステムの上部に取付けられる筒状をなす金属製のハウジングにより収納され、前記ハウジングの上部には前記ターミナルを案内支持する樹脂製のターミナルハウジングが設けられ、前記ハウジングとターミナルハウジングとは前記ハウジングの上端部全周を折り曲げて加締めることで閉塞されるようになっている。また、ステムの下部にはネジ部が形成されており、測定部である例えば車両用エンジンの一部に対しこのネジ部を直接ねじ込むことにより圧力センサが固定される。
【0004】
上述した従来の圧力センサの電気接続構造は、前記プリント基板にリードピン設け、このリードピンと前記ターミナルとを半田等を介して電気的に接続し、前記センサ素子からの信号を外部に伝達する構成であるため、電気接続構造が複雑となるという問題があり、電気接続を簡単に行なうことの出来る圧力センサが望まれている。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−237332号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
また一般的に、プリント基板には、センサ素子によって検出された信号を増幅するための増幅回路を少なくとも有する各種電子部品が実装されており、この増幅された信号は、プリント基板に設けられるリードピンからターミナルに伝達され外部に出力されるように構成されているが、センサ素子のオフセット電圧及びフルスケール電圧の温度補償調整機能やセンサ素子からの電気信号を増幅する機能等を兼ね備えたICパッケージが設けられてる。この場合、プリント基板上には、前記センサ素子のオフセット電圧及びフルスケール電圧の調整用あるいは検査用としてのランド部(端子部)が設けられているが、電子部品の実装スペースに加えて調整用ランド部などが付加されるとプリント基板の面積が広くなってしまうため、結果として圧力センサ小型化ができない問題があり、更なる小型化を達成できる構成が望まれている。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、更なる小型化が可能な圧力センサを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、請求項1に記載の通り、ハウジングに設けられた圧力導入部から導入される被測定媒体の圧力を受ける状態で配設され、前記圧力を電気信号に変換するセンサ素子と、このセンサ素子と電気的に接続するセンサ接続部及び前記電気信号を外部通電路へと伝達する外部端子接続部を備え、前記ハウジング内に配設される柔軟性を有する回路基板と、その回路基板上に実装され、前記センサ素子の前記電気信号を増幅する増幅機能を少なくとも有する電子回路部とを備えた圧力センサであって、前記ハウジングとしての上部ハウジング及び下部ハウジングと、前記センサ素子の所望の出力特性を得るための補正データを前記電子回路部に書き込むため、前記回路基板に設けられる引出端子部と、前記回路基板に設けられ、前記回路基板の前記センサ接続部を前記圧力導入部が設けられた前記下部ハウジングの配設位置に取り付けた際に、前記回路基板に設けられる前記外部端子接続部及び前記引出端子部を前記下部ハウジングの外部側に引き出し可能とする延長部と、を備えてなることを特徴とする圧力センサである。このように回路基板を柔軟性を有する材料によって形成することによりハウジング内に収納する際に折返しながら組み付けることができるため実装密度を高めることができるとともに、圧力センサの検査時や調整時において下部ハウジングにセンサ素子と回路基板とを取付後において、回路基板に設けた引出端子部を下部ハウジングの外部側に引き回し配設した状態にてプローブ(接触端子)などによって容易にチェックすることができるという効果がある。
【0009】
また請求項1において、請求項2では、前記下部ハウジングは、前記センサ素子の取付位置よりも高い周壁を備えてなることにより、圧力センサの検査時や調整時において下部ハウジングにセンサ素子と回路基板との取付後に、センサ素子の所望の出力特性を得るための補正データを前記電子回路部に書き込みの際などにおいて、下部ハウジングの周壁によってセンサ素子を覆うことができるため、電気的な配線部分に接触することを未然に防ぐことが可能となる。
【0010】
また請求項1において、請求項3では、前記回路基板は、前記センサ接続部と前記外部端子接続部との間に、前記電子回路部を少なくとも実装する電子部品実装部を少なくとも前記延長部の一部分に設け、前記電子部品実装部に前記引出端子部が形成されてなる圧力センサである。このように構成することにより、回路基板の電子部品実装部あるいは外部端子接続部などの延長部箇所に引出端子部を追加して施してなるため更なる圧力センサの小型化を実現することができるという効果があるとともに、回路基板に設けた引出端子部を下部ハウジングの外部側に引き回し配設した状態にてプローブ(接触端子)などによって簡単にかつ容易にチェックすることができるという効果がある。
【0011】
また請求項1もしくは請求項3において、請求項4では、前記引出端子部は、前記回路基板から切除可能に設けてなる圧力センサである。このように構成することにより、圧力センサ内に回路基板を折返しながら組み付ける際に、調整(書き込み)後において不要となった引出端子部箇所を工具によって簡単に切除することが可能となるため、ハウジング内への組み付けによる妨げになるという問題もなく組み付け作業効率を高めることができるものである。
【0012】
また請求項4において、請求項5では、前記回路基板と前記引出端子部との間に切り欠き部を設け、前記切り欠き部によって前記引出端子部を切除可能に設けてなる圧力センサである。このように構成することにより、圧力センサ内に回路基板を折返しながら組み付ける際に、調整(書き込み)後において不要となった検査用あるいは調整用のランド部箇所を切り欠き部を介して切除することが可能となるため、ハウジング内への組み付けによる妨げになるという問題もなく組み付け作業効率を高めることができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態となる実施例を説明する。
図1から図4は本発明の圧力センサの第1実施例を示すもので、圧力センサAは、下部ハウジング(ケース体)1と、上部ハウジング2と、ベース板3と、センサ素子4と、回路基板5と、コード(外部通電路)6とから主に構成されている。
【0014】
下部ハウジング1は、耐熱性及び耐クリープ性の合成樹脂材料である例えばポリファニレンサルファイド(PPS)からなり、SUM等の金属材料からなる圧力導入部1aをインサート成形してなるものである。下部ハウジング1の下部にはネジ部1bが形成されており、圧力センサAはこのネジ部1bにより例えば車両のエンジンにおける測定部に固定される。また圧力導入部1aの略中央には、液体や気体からなる被測定媒体を導入する圧力導入孔1cが形成されている。また、下部ハウジング1は、後述する補強板を支持するホルダ1dを備える。
【0015】
上部ハウジング2は、PBT等の樹脂材料から形成され、上部ハウジング2の開口端部を下部ハウジング1の開口端部に対して熱加締めすることによって配設固定され、ベース板3,センサ素子4,回路基板5等を収納する。また、上部ハウジング2は、上部に凹部2aが形成され、上部ハウジング2の内側から凹部2aに向けてコード6が引き出されるようになっている。凹部2aにはグロメット2bが配設されるとともにグロメット2bの上方から例えばエポキシ樹脂が流入されコード6を固定保持するとともにコード6の付け根からゴミや水分が侵入することを防止している。
【0016】
ベース板3は、コバール等の金属材料から構成され、略円形状に形成される。また、ベース板3は、下部ハウジング1における圧力導入部1aの上端部に抵抗溶接によって配設固定するためのフランジ部3aと、圧力導入部1aと嵌合して圧力導入部1aに対してベース板3の配設位置を決定する突出部3bが設けられている。またフランジ部3aの略中央には、センサ素子4に圧力を伝達するための孔部3cが設けられている。
【0017】
センサ素子4は、シリコン等の半導体基板を薄肉に形成してなるダイアフラム部を有する半導体チップ4aをガラス台座4b上に配設し、半導体チップ4aとガラス台座4bとを陽極接合法によって接合してなるものであって、ガラス台座4bに設けられる圧力導入路4cから導入される流体の圧力を前記ダイアフラム部によって受け、前記ダイアフラム部の変位量を検出するものである。センサ素子4は、前記ダイアフラム部に対応する部位にボロン等の不純物を拡散処理することによって、ピエゾ抵抗効果を有する4つの感圧素子となる抵抗を形成し、前記各抵抗をアルミ等の導電性材料を用いた配線パターンによってブリッジ回路を構成し、前記ダイアフラム部の変位に伴う前記ブリッジ回路の出力電圧によって前記流体の圧力を検出するものである。また、センサ素子4は、ガラス台座4bの裏面側にメタライズ層を形成するとともに、半田を介してベース板3と接合する。
【0018】
回路基板5は、センサ素子4とワイヤボンディングにより電気的に接続されるものであって、柔軟性を有するFPCにより形成されている。FPCからなる回路基板5は、図2から図4などに示すように、センサ素子4とワイヤボンディングされるセンサ接続部5aと、センサ素子4からの電気信号を増幅する増幅機能やセンサ素子4のオフセット電圧及びフルスケール電圧の温度補償調整機能等を兼ね備え所望の出力特性を得るためICパッケージからなる電子回路部7を配設する第一の電子部品実装部5bと、センサ素子4に印加される電流の大きさを調整するチップ抵抗や外来ノイズを除去するためのコンデンサ等からなる電子部品8を配設する第二の電子部品実装部5cと、コード6と接続するための外部端子接続部5dとを備え、前記各部を所定の配線パターンにより結線している。
【0019】
また、回路基板5は、センサ接続部5aと第一の電子部品実装部5bとの間,第一の電子部品実装部5bと第二の電子部品実装部5cとの間及び第二の電子部品実装部5cと外部端子接続部5dとの間の所定個所にて多層状に折り曲げられて各部5a〜5dがそれぞれ対向した状態で下部ハウジング1と上部ハウジング2とにより構成される空間内に収納される。このように構成することにより、上部及び下部のハウジング1,2内に収納する際に折返しながら組み付けることができるため実装密度を高めることができ、圧力センサを小型化することができる。
【0020】
また回路基板5のセンサ接続部5aには、回路基板5の裏面に貼り付けられFPCからなる回路基板5を補強する受板5eと、回路基板5と受板5eとを連通する孔部5fおよびセンサ素子4と電気的に接続するためのセンサ接続ランド部5gとを備え、受板5eとともに回路基板5をベース板4上に載置した状態で孔部5fを介してセンサ素子4と回路基板5に設けられたセンサ接続ランド部5gとがワイヤボンディングによって電気的に接続されている。この場合、受板5eによって下部ハウジング1への取付を確実に行うことができるように構成している。
【0021】
また下部ハウジング1は、センサ素子4の取付位置よりも高い周壁を備えてなることにより、圧力センサAの組み付け時や検査時あるいは調整時などにおいて下部ハウジング1にセンサ素子4と回路基板5との取付後に、下部ハウジング1の周壁によってセンサ素子4を覆うことができるため、電気的な配線部分たとえばワイヤボンディング箇所などに外部側から接触するという問題を未然に解消することができる。
【0022】
また第一の電子部品実装部5bは、センサ接続部5aと第二の電子部品実装部5cとの間(センサ接続部5aと外部端子接続部5dとの間)に設けられ、回路基板5の所定個所を折り曲げてセンサ接続部5aの上方に位置するように配設されるものであり、一方側の面であるセンサ素子4との非対向面側に補強板5hを貼りつけるとともに他方側の面に増幅回路部7が表面実装され半田付けによってICパッケージからなる電子回路部7との電気的接続がなされている。第一の電子部品実装部5bは、補強板5hが下部ハウジング1に取り付けられるホルダ1dにより支持されることで下部ハウジング1上に安定した状態で固定されるようになっている。
【0023】
第二の電子部品実装部5cは、第一の電子部品実装部5bと外部端子接続部5dとの間(センサ接続部5aと外部端子接続部5dとの間)に設けられ、回路基板5の所定個所を折り曲げて第一の電子部品実装部5bの上方に位置するように配設されるものであり、両面に図示しない外部電源からセンサ素子4に印加される電流値を調整するためのチップ抵抗や外来ノイズを除去するためのコンデンサ等からなる電子部品8が配設されるものである。また、電子部品8は、その一部がスペーサ部材の役割をなすように補強板5hに接着剤を介して接着され、第二の電子部品実装部5cが安定して固定されるようになっている。
【0024】
また、回路基板5の第二の電子部品実装部5cには、センサ素子4の温度補償を行うべく、ICパッケージからなる電子回路部7にオフセット電圧及びフルスケール電圧に関する調整値(デジタル値)を図示しない調整装置を介して書き込み及び読み出しを行い(以下、デジタルトリミング処理と言う)、センサ素子4の所望の出力特性を得るための引出端子部5iが回路基板5から引き出し形成されている。この引出端子部5iは、前記調整装置に備えられるプローブ(接触端子)を接触させて所定の電圧を印加することが可能な形状をなしている。従って、圧力センサAの検査時や調整時に、回路基板5に設けた引出端子部5iを下部ハウジング1の外部側に引き回し配設した状態にて前記調整装置のプローブを引出端子部5iに良好に接触させることが可能となるため、製造工程における検査工程の作業性を向上させることができる。
【0025】
また、回路基板5は、センサ接続部5aを前記圧力導入部1aが設けられた下部ハウジング1の配設位置に取り付けた際に、回路基板5に設けられる外部端子接続部5d及び引出端子部5iが下部ハウジング1の外部側に引き出し可能とする延長部箇所の一部に設けて構成されている。この延長部箇所としては、下部ハウジング1内に実装される回路基板5のセンサ接続部5aとICパッケージからなる電子回路部7が実装される第一の電子部品実装部5bとを除いた第二の電子部品実装部5cおよび外部端子接続部5dとに相当するものであり、この第二の電子部品実装部5cおよび外部端子接続部5dとからなる延長部箇所の一部である第二の電子部品実装部5cから引出端子部5iが引き出し形成されている。
【0026】
また引出端子部5iは、この実施例では第2の電子部品実装部5cに例えばミシン目などからなる切り欠き部5jを形成することによって切除可能な状態に設けられている。従って各引出端子部5hは、デジタルトリミング処理終了後に切り欠き部5jを介して切除されることで、下部ハウジング1と上部ハウジング2とにより構成される空間内に回路基板5を配設する際に組み付け時の妨げになることはない。また、引出端子部5iが外部側に引き出されるとともに、デジタルトリミング処理終了後に切除可能とすることから、従来のような調整用ランドを回路基板上に備えた圧力センサに比べ、ハウジングの外形を小さくすることが可能となる。
【0027】
また前述した回路基板5を介してセンサ素子4の温度補償調整を行う場合に、ICパッケージからなる電子回路部7に所定調整値の書き込み処理を行うが、この書き込み処理は、ICパッケージからなる電子回路部7の駆動電圧(例えば5V)よりも若干高い電圧(以下、書き込み電圧と言う)をICパッケージからなる電子回路部7の所定の端子に印加することでデジタルトリミング処理を実行するものであるが、回路基板5の第二の電子部品実装部5cに電子部品8であるノイズ吸収用のツェナーダイオードが実装されている場合には、ICパッケージからなる電子回路部7への書き込み電圧の印加時に、この書き込み電圧が前記ツェナーダイオードを介してグランドレベルに達しないような配線パターンが必要となる。これを防止するための一つの手法としては、前記ツェナーダイオードに繋がる配線パターンの途中に前記配線パターンを分断する接続ランドを形成し、センサ素子4への温度補償処理が終了後に、この接続ランドを半田によって接続したり、またジャンパー線を介して接続することで前記デジタルトリミング処理時の不具合を解消できる。
【0028】
なお、電子部品8は、第二の電子部品実装部5cの一方の面にのみ配設されるものであってもよい。また、第二の電子部品実装部5cの固定のために専用のスペーサ部材を第二の電子部品実装部5cに設けてもよい。また、本発明の実施の形態においては、第一の電子部品実装部5bに補強板5hを配設し、補強板5hを支持するホルダ1dを設けるとともに、第二の電子部品実装部5cに補強板5hに接着される前記スペーサ部材を配設する構成であったが、第二の電子部品実装部5cに補強板を配設し、前記補強板を支持するホルダを設けるとともに、第一の電子部品実装部に前記補強板に接着されるスペーサ部材を配設する構成であってもよい。
【0029】
外部端子接続部5dは、回路基板5の端部に設けられており、センサ素子4により検出されICパッケージからなる電子回路部7によって調整増幅された電気信号を外部に伝達するコード6と半田付け接続される外部ターミナル接続ランド部5kが外部端子接続部5dの端部側に設けられている。
【0030】
コード6は、ICパッケージからなる電子回路部7により調整増幅された電気信号を外部端子接続部5dを介して外部に伝達するものであり、上部ハウジング2の凹部2aからグロメット2bを介して案内支持され、上部ハウジング2の外部に導き出される外部通電路である。なお、外部通電路としては、コードに限定されるものではなく、例えばコネクタピンを上部ハウジングから突出させ、外部との接続をコネクタによって行う構成であってもよい。
【0031】
なお本発明は上述した実施例に限定されるものでなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であり、実施例においては柔軟性を有する回路基板5の第一及び第二の電子部品実装部5b、5c側に引出端子部5iを設けて構成していたが、回路基板5の端部側に位置した外部端子接続部5dに引出端子部5iを設けてもよい。
【0032】
また本実施例の引出端子部5iは、ミシン目などからなる切り欠き部5jを形成することによって切除可能な状態に設けていたが、切り取ることなく圧力センサのハウジング内に折返しながら引き回し配設するようにしてもよい。また、場合によっては、ミシン目などの切り欠き部5jを設けることなく、調整(書き込み)後において不要となった引出端子部5i箇所を工具によって簡単に切除することが可能となるため、下部及び上部のハウジング1,2内への組み付けによる妨げになるという問題もなく組み付け作業効率を高めることができるものである。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、被測定媒体の圧力を検出する圧力センサに関するものであって、更なる小型化が可能な圧力センサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である圧力センサを示す断面図である。
【図2】同上の圧力センサの回路基板を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例である圧力センサの下側ハウジングにセンサ素子と回路基板との実装状態を示す側面図である。
【図4】図4は、図3の上面側から見た平面図である。
【符号の説明】
A 圧力センサ
1 下部ハウジング
2 上部ハウジング
3 ベース板
4 センサ素子
5 回路基板
5a センサ接続部
5b 第一の電子部品実装部
5c 第二の電子部品実装部
5d 外部端子接続部
5g センサ接続ランド部
5i 引出端子部
5j 切り欠き部
5k 外部ターミナル接続ランド部
6 コード(外部通電路)
7 電子回路部(ICパッケージ)
8 電子部品
Claims (5)
- ハウジングに設けられた圧力導入部から導入される被測定媒体の圧力を受ける状態で配設され、前記圧力を電気信号に変換するセンサ素子と、このセンサ素子と電気的に接続するセンサ接続部及び前記電気信号を外部通電路へと伝達する外部端子接続部を備え、前記ハウジング内に配設される柔軟性を有する回路基板と、その回路基板上に実装され、前記センサ素子の前記電気信号を増幅する増幅機能を少なくとも有する電子回路部とを備えた圧力センサであって、
前記ハウジングとしての上部ハウジング及び下部ハウジングと、
前記センサ素子の所望の出力特性を得るための補正データを前記電子回路部に書き込むため、前記回路基板に設けられる引出端子部と、
前記回路基板に設けられ、前記回路基板の前記センサ接続部を前記圧力導入部が設けられた前記下部ハウジングの配設位置に取り付けた際に、前記回路基板に設けられる前記外部端子接続部及び前記引出端子部を前記下部ハウジングの外部側に引き出し可能とする延長部と、
を備えてなることを特徴とする圧力センサ。 - 前記下部ハウジングは、前記センサ素子の取付位置よりも高い周壁を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
- 前記回路基板は、前記センサ接続部と前記外部端子接続部との間に、前記電子回路部を少なくとも実装する電子部品実装部を少なくとも前記延長部の一部分に設け、前記電子部品実装部に前記引出端子部が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
- 前記引出端子部は、前記回路基板から切除可能に設けられてなることを特徴とする請求項1もしくは請求項3に記載の圧力センサ。
- 前記回路基板と前記引出端子部との間に切り欠き部を設け、前記切り欠き部によって前記引出端子部を切除可能に設けてなることを特徴とする請求項4に記載の圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003054822A JP2004264150A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003054822A JP2004264150A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 圧力センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004264150A true JP2004264150A (ja) | 2004-09-24 |
JP2004264150A5 JP2004264150A5 (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=33119052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003054822A Abandoned JP2004264150A (ja) | 2003-02-28 | 2003-02-28 | 圧力センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004264150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010008416A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Sensata Technologies Inc | 内燃機関エンジンのためのピエゾ抵抗圧力測定プラグ |
JP2012107881A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Denso Corp | センサ装置の製造方法及びセンサ装置 |
-
2003
- 2003-02-28 JP JP2003054822A patent/JP2004264150A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010008416A (ja) * | 2008-06-25 | 2010-01-14 | Sensata Technologies Inc | 内燃機関エンジンのためのピエゾ抵抗圧力測定プラグ |
JP2012107881A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Denso Corp | センサ装置の製造方法及びセンサ装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101246462B1 (ko) | 유량 측정 장치 | |
US7770433B2 (en) | Humidity detector for detecting fogging on a window | |
JP2008261796A (ja) | 温度センサ一体型圧力センサ装置 | |
KR20150083029A (ko) | 유체 매질의 온도 및 압력을 검출하기 위한 센서 | |
WO2010112030A1 (en) | Flow meter with ultrasound transducer directly connected to and fixed to measurement circuit board | |
JP4118990B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP2008088937A (ja) | 検出装置及びエンジン制御装置 | |
JP2006194683A (ja) | 温度センサ一体型圧力センサ装置 | |
JP3438879B2 (ja) | 圧力検出装置 | |
JP2004264150A (ja) | 圧力センサ | |
JP2002333377A (ja) | 圧力センサ | |
JP3700944B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP2006038824A (ja) | 半導体センサ装置 | |
JP3103526B2 (ja) | 圧力センサとその製造方法 | |
JP2006194682A (ja) | 温度センサ一体型圧力センサ装置 | |
JP4304482B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP2004219402A (ja) | 圧力センサ装置およびその製造方法 | |
JPH09178596A (ja) | 圧力センサ | |
JPH11173931A (ja) | 圧力センサ | |
JPH10300614A (ja) | 圧力センサ | |
JP4118729B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP2004264095A (ja) | 圧力センサ | |
JP4223273B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP2005315602A (ja) | 半導体センサ装置 | |
JP2540967Y2 (ja) | 圧力センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080522 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080526 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20080611 |