JP2004262526A - 食器類の梱包方法並びに梱包具 - Google Patents

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Abstract

【課題】引越し作業時好適な食器類の梱包方法並びに梱包具に係り、特に、ゴミの発生をなくし、かつ梱包作業性を高める。
【解決手段】梱包具10は、長尺状の布地製袋体11からなり、複数のポケット12a〜12iが直列状、あるいは千鳥状に配列されている。直列状のポケット12a〜12eについては、隣接して収容する食器類20の表裏を交互に逆転させて収容し、各ポケット12の仕切用縫製部14a〜14dを基に交互方向に折り返し操作することで、最終的に食器類20の表裏を統一させた状態でコンパクトに梱包処理を行なう。また、ポケット12f〜12iを千鳥状に配列した場合は、食器類20の表裏を統一した状態で収容し、最終的にポケット12f〜12iを重ね合わせて折り返した場合、食器類20の表裏の向きを統一させた状態でのコンパクトな梱包が可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、引越し作業の際等、食器類を手際良く、かつコンパクトに梱包できる食器類の梱包方法並びに梱包具に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、引越し作業時には、大型の家具や大型の電化製品の搬送に多くの労力がとられ、かつ事前に床面や壁面に養生パット等を設置するなど、煩雑な作業を強いられるのが実情であるが、この他に細々とした小物類、例えば食器類を梱包し、かつ安全に搬送するという一連の作業においても、多くの時間と人手をとられている。
【0003】
例えば、従来では、皿や茶碗類等の食器類を梱包するには、新聞紙、緩衝シート等で食器類の全面を覆い、ダンボール箱等に収容して梱包するという方法が一般的である。
【0004】
また、専門の引越し業者等では、例えば、図7に示すように、ダンボール箱1等に皿等の食器類2をシート状の緩衝パット3で両面を保護するように順次並列に収容していき、図8に示すように、食器類2を緩衝パット3で挟み付けてダンボール箱1内に収容するという梱包方法がとられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−216675号公報 (請求項1、図7)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の食器類の梱包方法、例えば食器類の全面を新聞紙、緩衝シートで包み込む方法や、あるいは緩衝パット等を食器類の間に挟み込む方法等では、使用済の新聞紙、緩衝シート、あるいは緩衝パット等が不要となり、これらのゴミが大量に発生し、省資源化に逆行するとともに、環境面での問題が多いという欠点が指摘されている。
【0007】
更に、労力的に見ても個々の食器類の全面を新聞紙、緩衝シートで包み込んだり、ダンボール箱内に緩衝パットで食器類を挟み付けた状態で収容する方法では梱包作業に手間がかかり、作業能率の改善が望まれていた。
【0008】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、皿や茶碗類等の食器類を手際良く、かつ確実に梱包処理でき、しかもゴミ等の発生がなく、環境面にも好適な食器類の梱包方法並びに梱包具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、複数のポケットを直列状に配設してなる長尺状の布地製袋体のポケット内にセット組の食器類を収容する際、隣接するポケットには、食器類の表裏を逆にして収容し、その後、ポケット同士を区画する仕切用縫製部を基に折り畳み方向を正逆方向にしてポケットを順次折り重ねていき、収容する食器類の表裏の方向を統一してコンパクトに収容することを特徴とする。
【0010】
更に、本発明方法に使用する梱包具は、セット組の食器類をコンパクトに収容できる食器類の梱包具であって、この梱包具は、2枚の布地シートの周縁部が縫製された長尺状の布地製袋体から構成され、この布地製袋体には、直列状に配列するポケットが設定され、かつ各ポケットには食器類を差し込むための開口が設けられていることを特徴とする。
【0011】
ここで、梱包具として使用する長尺状の袋体の素材は、布地が良く、特に緩衝性を備えたタオル地のものが好適である。
【0012】
従って、本発明方法によれば、長尺状の布地製袋体の長手方向に沿って直列状に配設されている各ポケット内に順次食器類をその表裏を交互に逆にした状態で収容し、その後、各ポケットの仕切用縫製部を基に正逆方向交互に折り重ねていけば、複数の食器類の表裏を一致させた状態で食器類を各ポケット内に収容でき、かつコンパクトに整列梱包することができる。
【0013】
また、引越し等が完了した後には、布地製袋体を展開操作し、各ポケット内から食器類を取り出すだけで良く、従来発生していた新聞紙、緩衝シート、あるいは緩衝パット等のゴミが皆無となる。
【0014】
更に、本発明に係る梱包具は、布地製袋体の幅及び長さ、寸法、あるいはポケットのサイズや数について、皿類や茶碗類等のサイズやセット枚数に合わせた仕様違いのサイズの布地製袋体を用意しておけば、バラエティに富む食器類についても単にポケット内に収容するという単純な方法で梱包作業を統一させることができる。
【0015】
また、布地製袋体の素材は、布地シートであるため、食器類を柔軟に保護でき、食器類に損傷等を与えることがなく、かつボリューム感のあるタオル地シート等を使用した場合は、特に緩衝効果に優れる。
【0016】
更に、本発明方法の別の実施形態としては、複数のポケットを千鳥状に配設してなる布地製袋体のポケット内にセット組の食器類の表裏を同一方向に向けて収容し、その後、千鳥状に配設されたポケットが直列状になるように、布地製袋体の短手方向に折半し、その後、仕切用縫製部を基に、各ポケットを順次折り畳み方向を正逆方向として折り重ねていき、収容する食器類の表裏の方向を統一してコンパクトに収容することを特徴とする。
【0017】
また、上記方法に使用する梱包具は、セット組の食器類をコンパクトに収容できる食器類の梱包具であって、この梱包具は、2枚の布地シートの周縁部が縫製された長尺状の布地製袋体から構成され、この布地製袋体には、千鳥状に配列するポケットが設定され、かつ各ポケットには、食器類を差し込むための開口が設けられていることを特徴とする。
【0018】
更に、上記梱包具の好ましい実施の態様としては、前記各ポケットの開口は、布地製袋体の長手方向に沿う2分割ラインの近傍部分上にほぼ直列状に配列するように開設されていることを特徴とする。
【0019】
従って、本発明方法によれば、長尺状の布地製袋体に複数のポケットが千鳥状に配設されており、各ポケット内に食器類の表裏を統一させて収容し、その後、千鳥状に配設したポケットが直列状となるように、長手方向に沿う2分割ラインを基に折り畳み、次いで、ポケットを仕切用縫製部を基に正逆方向に袋体の長手方向に沿って順次折り重ねていけば、複数の食器類の表裏を統一させた状態で食器類を各ポケット内に収容し、かつコンパクトに整列梱包することができる。
【0020】
更に、本発明方法に使用する梱包具は、千鳥状に配列されているポケット内に食器類の表裏を統一させた状態で収容すれば良いため、ポケット内への食器類の差し込み作業が円滑に行なえる。
【0021】
また、各ポケットの開口を中央の2分割ラインの近傍部分上にほぼ直列状に設けた場合、食器類を各ポケット内に収容した後、長手方向に沿う2分割ラインを基に二つ折りする際、ポケットの各開口を内部に隠す方向に折り返せば、梱包具の搬送時等、外力や振動が加わっても、食器類が開口から外部に露出することを確実に防止でき、食器類の保護をより確実に行なうことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る食器類の梱包方法並びに梱包具の好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】
図1乃至図4は本発明に係る梱包具の一実施形態及びそれを使用する梱包方法を示すもので、図1は梱包具及びその使用方法の概要を示す説明図、図2は食器類を梱包した状態を示す梱包具の平面図、図3は同梱包具の使用形態を示す説明図、図4は梱包具による梱包状態を示す説明図である。また、図5,図6は梱包具の別実施態様を示す各平面図である。
【0024】
まず、本発明の一実施形態について、図1乃至図3を基に説明する。
【0025】
図1において、本発明に係る梱包具10は、タオル地シート等の布地シートを素材とした長尺状の布地製袋体11から構成され、この布地製袋体11に複数のポケット(本実施形態では5箇所)12a,12b,12c,12d,12eが直列状に設定され、かつ各ポケット12a,12b,12c,12d,12eに対応する開口13a,13b,13c,13d,13eを備えるように、開口13a〜13e以外のポケット12a〜12eの残る3辺は周縁部11a及びポケット12a〜12e同士を区画する仕切用縫製部14a,14b,14c,14dとして表裏側の布地シート同士が縫製されている。
【0026】
この梱包具10の製作方法としては、2枚の略同一サイズのタオル地シートを用意して、開口13a〜13eを除いた布地製袋体11の周縁部11a及びポケット12a〜12eを区画する仕切用縫製部14a〜14dをそれぞれミシン縫いや手縫い等により縫い付けても良い。
【0027】
更に、量産性を考慮した場合には、この布地製袋体11の布地シート自体を織製する段階で開口13a〜13eを有するポケット12a〜12eを形成できるように、周縁部11a及び仕切用縫製部14a〜14dを一括して織製することで梱包具10を製作することもできる。
【0028】
この布地シートとしては、収容する食器類を安全に保護するために緩衝性を備えることが望ましいことから、タオル地シート等を使用するのが良い。
【0029】
次いで、この梱包具10を使用した梱包方法の一実施形態について説明する。まず、5枚セット組の皿20a〜20eを梱包具10のそれぞれ対応するポケット12a〜12eに収容する際、隣接する皿、例えば1枚目の皿20aと2枚目の皿20bとがその表裏が逆になるように1枚目の皿20aは表側21を上方に向け、かつ2枚目の皿20bは裏側22を上方に向けてそれぞれ対応するポケット12a,12b内に収容する。
【0030】
同様に、3枚目の皿20c、4枚目の皿20d、5枚目の皿20eについてもそれぞれ3枚目の皿20cの表側21を上方に向け、4枚目の皿20dの裏側22を上方に向け、更に5枚目の皿20eの表側21を上方に向け、それぞれ対応するポケット12c,12d,12eに収容する。このように、隣接するポケット12に対して、皿20a〜20eの表裏を交互に逆転させて収容する。
【0031】
そして、本実施形態による梱包具10に皿20a〜20eを収容した状態を図2に示す。この状態では、布地製袋体11の各ポケット12a〜12e内に収容された皿20a〜20eは、布地製袋体11の長手方向に沿って直列状に収容され、その表裏は交互に逆転している。
【0032】
そして、図3に示すように、皿20aを収容したポケット12aを矢印A方向に仕切用縫製部14aを基に第2のポケット12bに対して折り畳む。そして、このように、折り畳んだポケット12a,12bをポケット12cに対して仕切用縫製部14bを基に矢印A方向とは逆方向となる矢印B方向に折り畳む。その後、折り畳んだポケット12a,12b,12cを矢印C方向に仕切用縫製部14cを基に折り畳み、最後に折り畳んだポケット12a,12b,12c,12dを仕切用縫製部14dを基に矢印D方向にポケット12e側に折り畳む。
【0033】
従って、5枚セット組の皿20a〜20eの表側21を上向きに統一した整列状態で梱包具10により収容でき、図4に示すようにダンボール箱30内に収容すれば、スペースをとることなくかつ手際良く梱包作業を完了させることができる。
【0034】
このように、手際良く食器類を梱包することができ、従来のように新聞紙、緩衝シート、あるいは緩衝パット等を不要とでき、ゴミが発生することがないため、環境面においても最適であるとともに、梱包具10の使用後はクリーニング並びに、望ましくは抗菌処理を施した上で再利用が可能であり、省資源にも適している。また、最終的には、高級ウエスとして使用することもできる。
【0035】
更に、この梱包具10のサイズは、大皿、中皿、小皿等、食器類のサイズに合わせて、梱包具10の幅寸法、長さ寸法及びポケット12のサイズや数は、適宜バリエーション豊富に設定しておけば、どのようなサイズの食器類でも隣接するポケット12にそれぞれ表裏を逆転させた状態で収容した後、ポケット12同士を布地製袋体11の長手方向に沿って交互に折り返し重合させるという簡単な作業で済むため、梱包作業性に優れるという利点がある。
【0036】
加えて、本発明に係る梱包具10を使用すれば、複数枚セット組の食器類の表裏を統一させた状態でコンパクトに梱包処理できるため、簡単に持ち運ぶことができ、搬送、輸送等も円滑に行なえ、しかもスペースを多く必要としないため、省スペース性能にも優れるという利点がある。
【0037】
次いで、図5は本発明に係る食器類の梱包具10及びそれを使用した食器類の梱包方法の別実施形態を示す。この梱包具100は、4枚セット組の皿20f〜20iをコンパクトに収容できるように、ポケット12f〜12iが千鳥状に配列されていることが特徴である。
【0038】
更に詳しくは、この梱包具100における布地製袋体11は、長手方向と短手方向の寸法比がほぼ2:1に設定され、千鳥状に配列されているポケット12f〜12iについては、それぞれ各ポケット12f〜12iを区画する仕切用縫製部14e,14f,14gが布地製袋体11の短手方向に沿って設けられ、また、布地製袋体11の長手方向に沿う2分割ライン(図5中Pで示す)上に沿って仕切用縫製部14hが設けられていることにより、布地製袋体11は8つのエリアに分割され、そのうち、2分割ラインPに沿って左右交互にポケット12f〜12iを設定することで、千鳥状の配列が可能となる。
【0039】
そして、千鳥状に配列されたポケット12f〜12i内に食器類を差し込み収容するために、対応する開口13f〜13iが開設されている。この実施形態では、開口13f〜13iについても千鳥状に設けられている。すなわち、ポケット12f,12hについては、布地製袋体11の2分割ラインP近傍部分に開口13f,13hが設定されているとともに、残るポケット12g,12iについては、布地製袋体11の周縁部11aの近傍部分に開口13g,13iが設定されている。
【0040】
次いで、この梱包具100を使用して、4枚セット組の皿20f〜20iを梱包する作業について説明すると、各開口13f〜13iを通して各ポケット12f〜12iに収容する皿20f〜20iは、表裏を統一した状態で収容する。尚、本実施形態では、皿20f〜20iの表側21を上方向に向けた状態でセットしている。
【0041】
そして、皿20f〜20iを千鳥状に配設したポケット12f〜12iに収容した後、長手方向に沿う布地製袋体11の2分割ラインPに沿って内面同士を折り重ねれば、ポケット12f〜12iは直列状に配置することになり、また、隣接するポケット12、例えば12fと12gとではその内部に収容される皿20f,20g同士は表裏が逆転した状態になる。
【0042】
ところで、この状態は、前記実施形態と同一であるため、仕切用縫製部14eを基にポケット12fを隣接するポケット12g側に折り畳み、折り畳んだポケット12f,12gについては、今度は折り返し方向を逆にした状態で仕切用縫製部14fを基にポケット12h側に折り畳み、更に、折り返し方向を基に戻し、仕切用縫製部14gを基に三重に折り重ねたポケット12f,12g,12hを残るポケット12i側に折り畳むことで、4枚セット組の皿20f〜20iを整列状態で梱包具100に簡単かつ確実に梱包処理できる。
【0043】
そして、この実施形態においても、従来のように、新聞紙、緩衝シート、あるいは緩衝パット等のゴミが発生することがなく、環境面や省資源上好ましいとともに、特に、各ポケット12f〜12iに収容する皿20f〜20iについては表裏方向を統一した状態で収容すれば良いため、梱包作業、すなわち、開口13f〜13iを通して各ポケット12f〜12i内に皿20f〜20iを差し入れる作業をより円滑に進めることができる。
【0044】
次いで、図6に示す梱包具100は、図5に示す梱包具100の変形例を示すもので、この梱包具100についても、4枚セット組の皿20f〜20iを収容するポケット12f〜12iが千鳥状に配列されているが、上述実施形態と異なる点は、各ポケット12f〜12iの開口13f〜13iが中央の2分割ライン(図中Pで示す)に沿ってその近傍部分に直列状に開設されていることが特徴である。尚、それ以外の構成については、上述した図5に示す梱包具100の構成と同一であるため、その詳しい説明は省略する。
【0045】
そして、図6に示す梱包具100を使用する場合には、中央の2分割ラインPを基準として、それぞれ左右交互に配列しているポケット12f〜12i内に皿20f〜20iを収容し、その後、中央のラインPを基に布地製袋体11の内面同士を二つ折り状態とすれば、千鳥状に配列されているポケット12f〜12iは直列状態に規制され、かつ皿20f〜20iは隣接する皿同士が表裏逆転するため、前述同様、仕切用縫製部14e〜14gを基に交互に折り返していけば、皿20f〜20iを梱包具100によりコンパクトに収容できる。
【0046】
そして、この梱包具100によれば、開口13f〜13iが中央の2分割ラインP上に直列状に配置されているため、内面同士が重なるように布地製袋体11を二つ折り状態としたとき、この開口13f〜13iが塞がれるため、搬送工程で外力や振動が加わっても、開口13から食器類が外部に露出、あるいは脱落することがなく、確実な梱包状態を維持できるという利点がある。
【0047】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る食器類の梱包方法並びに梱包具は、長尺状の布地製袋体に複数のポケットを設け、このポケット内に食器類を収容して各ポケットが重なり合うように折り畳んだ状態では収容される食器類は整列した状態で梱包できるというものであり、従来のように、新聞紙、緩衝シート、あるいは緩衝パット等のゴミが発生することがなく、環境面で優れるとともに、クリーニング処理を行なえば繰り返し使用が可能であるため、省資源化にも最適であるという効果を有する。
【0048】
更に、本発明に係る食器類の梱包方法並びに梱包具は、長尺状の布地製袋体に複数のポケットを設け、このポケット内に食器類を収容して各ポケットが重なり合うように折り畳んだ状態では収容される食器類は整列した状態で梱包できるというものであり、簡単な作業で手際良く、かつ確実な食器類の保護が可能となり、梱包作業性に優れるとともに、コンパクトな梱包が可能となることから、搬送等も円滑に行なえ、かつ省スペースにも貢献できるという種々の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る食器類の梱包具並びに梱包方法の一実施形態を示す説明図である。
【図2】図1に示す梱包具に食器類を収容した状態を示す平面図である。
【図3】図1に示す梱包具を使用した梱包方法における梱包具の折り畳み操作手順を示す説明図である。
【図4】図1に示す梱包具を使用した食器類の梱包作業を完了させた状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る食器類の梱包具の別実施形態を示す平面図である。
【図6】図5に示す梱包具の変形例を示す平面図である。
【図7】従来の食器類の梱包方法を示す説明図である。
【図8】従来の食器類の梱包構造を示す説明図である。
【符号の説明】
10,100 梱包具
11 布地製袋体
11a 周縁部
12(12a〜12i) ポケット
13(13a〜13i) 開口
14(14a〜14h) 仕切用縫製部
20(20a〜20i) 皿
21 表側
22 裏側
30 ダンボール箱
P 2分割ライン(長手方向に沿う)

Claims (6)

  1. 複数のポケット(12a〜12e)を直列状に配設してなる長尺状の布地製袋体(11)のポケット(12a〜12e)内にセット組の食器類(20a〜20e)を収容する際、隣接するポケット(12a〜12e)には、食器類(20a〜20e)の表裏を逆にして収容し、その後、ポケット(12a〜12e)同士を区画する仕切用縫製部(14a〜14d)を基に折り畳み方向を正逆方向にしてポケット(12a〜12e)を順次折り重ねていき、収容する食器類(20a〜20e)の表裏の方向を統一してコンパクトに収容することを特徴とする食器類の梱包方法。
  2. 複数のポケット(12f〜12i)を千鳥状に配設してなる布地製袋体(11)のポケット(12f〜12i)内にセット組の食器類(20f〜20i)の表裏を同一方向に向けて収容し、その後、千鳥状に配設されたポケット(12f〜12i)が直列状になるように、布地製袋体(11)の短手方向に折半し、その後、仕切用縫製部(14e〜14h)を基に、各ポケット(12f〜12i)を順次折り畳み方向を正逆方向として折り重ねていき、収容する食器類(20f〜20i)の表裏の方向を統一してコンパクトに収容することを特徴とする食器類の梱包方法。
  3. セット組の食器類(20a〜20e)をコンパクトに収容できる食器類(20a〜20e)の梱包具(10)であって、この梱包具(10)は、2枚の布地シートの周縁部(11a)が縫製された長尺状の布地製袋体(11)から構成され、この布地製袋体(11)には、直列状に配列するポケット(12a〜12e)が設定され、かつ各ポケット(12a〜12e)には食器類(20a〜20e)を差し込むための開口(13a〜13e)が設けられていることを特徴とする食器類の梱包具。
  4. セット組の食器類(20f〜20i)をコンパクトに収容できる食器類(20f〜20i)の梱包具(100)であって、この梱包具(100)は、2枚の布地シートの周縁部(11a)が縫製された長尺状の布地製袋体(11)から構成され、この布地製袋体(11)には、千鳥状に配列するポケット(12f〜12i)が設定され、かつ各ポケット(12f〜12i)には、食器類(20f〜20i)を差し込むための開口(13f〜13i)が設けられていることを特徴とする食器類の梱包具。
  5. 前記各ポケット(12f〜12i)の開口(13f〜13i)は、布地製袋体(11)の長手方向に沿う2分割ライン(P)の近傍部分上にほぼ直列状に配列するように開設されていることを特徴とする請求項4に記載の食器類の梱包具。
  6. 前記布地製袋体(11)は、布地の織製工程において、周縁部(11a)の縫製加工及び仕切用縫製部(14)の縫製加工が同時に行なわれ、一連の織製工程で開口(13)を有し、かつ所定のパターンに沿った複数のポケット(12)を備えるように作製されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の食器類の梱包具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021500274A (ja) * 2017-10-26 2021-01-07 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 製品包装
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