JP2004260688A - 携帯端末装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】筐体内に第1の表示部を備えると共に、少なくとも前記第1の表示部の表示画面を有する前記筐体の表面以外の表面に開口部19を有する収容部16を備え、該収容部16内にカメラユニット30を備えた携帯端末装置であって、前記カメラユニット30は、前記収容部16内で前記第1の表示部の表示画面に略平行な軸線回りに回転可能に軸支されたユニット本体31と、該ユニット本体31内に搭載されたカメラ32及び第2の表示部33を備え、前記カメラ32の撮影窓32aと前記第2の表示部33の表示画面33aとをそれぞれ異なる方向に向けて前記ユニット本体31の外周面に設けたことを特徴とする携帯端末装置を提供する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラ付きの携帯端末装置が急速に普及してきている。その中には、相手先電話番号や電子メールといった文字、画像を表示するための第1の表示部と、その筐体の背面に、電波情報、着信情報等を表示する第2の表示部とを備えたものが大変多く見受けられるようになってきている。そして、それらの中には、第1の表示部の表示画面が配置された面の背面側に、第2の表示部の表示画面とともにカメラが固定して取り付けられそのカメラの撮影窓が常時露出しているものがある。しかし、そのような構成をとると、操作者が第1の表示部を見ながら操作しているだけで、撮影する意思がなくても、カメラの撮影窓の向いている方向に居る者に、撮影されているかのような無用の心配や不安を与えるおそれがある。
このような問題を解決するカメラ付き携帯端末としては、カメラの撮影窓を覆い隠すカバーを備えたものが提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。
【0003】
【非特許文献1】
“デザイン&ボディカラー”、[online]、[平成15年1月30日検索]、インターネット<URL:http://www.kyocera.co.jp/frame/product/telecom/keitai/au/a1013k/design.html>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成のカメラ付き携帯端末装置では、例え、カメラの撮影窓を覆い隠すことができたとしても、カメラの撮影窓と第2の表示装置とを筐体の同一面に配置するための広い面積を必要とすることに変わりはなく、小型化が困難であり、デザイン上の制約ともなっていた。
【0005】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、第三者に対してカメラの使用状態を明示でき、かつ、小型化を図ることができる携帯端末装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、筐体内に第1の表示部を備えると共に、少なくとも前記第1の表示部の表示画面を有する前記筐体の表面以外の表面に開口部を有する収容部を設け、この収容部内にカメラユニットを備えた携帯端末装置であって、前記カメラユニットは、前記収容部内で前記第1の表示部の表示画面に略平行な軸線回りに回転可能に軸支されたユニット本体と、このユニット本体内に搭載されたカメラ及び第2の表示部を備え、前記カメラの撮影窓と前記第2の表示部の表示画面とをそれぞれ異なる方向に向けて前記ユニット本体外周面に設けたことを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、収容部内においてカメラユニットを第1の表示部の表示画面に略平行な軸線回りに回転させることにより、その外周面に配置されたカメラの撮影窓または第2の表示部の表示画面を、少なくとも第1の表示部の表示画面を有する前記筐体の表面以外の表面に開口する開口部から選択的に露出させることができる。
したがって、例えば、前記開口部からカメラの撮影窓が露出している状態において、カメラを使用しないときには、カメラユニットを回転させ、開口部から見えなくなる位置までカメラの撮影窓を移動させる。これによってカメラの撮影窓を筐体内部に隠すことができる。また、このとき、開口部に一致する位置に第2の表示部の表示画面が位置するように配すれば、カメラの撮影窓が筐体内部に隠されるとともに第2の表示部の表示画面が外方に露出されることになる。したがって、この状態で、第2の表示部の表示画面から着信情報や電波情報等の情報を表示すれば、操作者は、カメラを隠しながら着信情報等を確認することも可能となる。
【0008】
一方、この状態からカメラを使用するときには、カメラユニットを回転させ、開口部に一致する位置にカメラの撮影窓を配することにより、前記開口部からカメラの撮影窓を外方に露出させることができる。その結果、操作者が撮影の意思無く第1の表示部に表示されている情報を見る場合や通話中等において、カメラの撮影窓を筐体内部に隠しておくことができる。したがって、外部の第三者に対してカメラの撮影窓を向けることを防止することができる。さらに、前記カメラユニットがカメラと第2の表示部とを一体として備え、それぞれが開口部から選択的に露出されることから、カメラの撮影窓と第2の表示部の表示画面とを筐体表面に別個に設ける必要がない。
【0009】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、前記筐体と他の筐体とをヒンジ部により折り畳み可能に連結し、折り畳んだ状態で前記筐体の内側に位置する表面に、前記第1の表示部の表示画面を配置したことを特徴とする。
この発明によれば、折り畳み型の携帯端末装置において、折り畳んだ際に前記筐体の外側に位置する表面に開口部を形成していることから、折り畳んだ状態でも第2の表示部の表示画面に表示された情報を確認することができる。
【0010】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置において、前記収容部を、前記第1の表示部の表示画面を有する表面に第2の開口部を有する貫通穴とし、前記カメラの撮影窓と前記第2の表示部の表示画面とを、いずれか一方が前記開口部から外部に露出しているとき、他方が前記第2の開口部から外部に露出するように前記ユニット本体外周面に配置したことを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、収容部の一方の開口部に一致する位置にカメラの撮影窓を配すると、収容部の他の開口部(第2の開口部)に一致する位置に第2の表示部の表示画面が配されることになる。したがって、カメラの撮影窓および第2の表示部の表示画面を筐体の一面側と他の面側とに向けてそれぞれの開口部を通じて同時に露出させることが可能となる。また、カメラユニットを回転させることにより、それぞれの開口部から露出させるカメラの撮影窓と第2の表示部の表示画面とを適時切り替えることができる。
【0012】
したがって、例えば、第1の表示部側の他の開口部からカメラの撮影窓が露出している状態から操作者がカメラを使用するときには、カメラユニットを回転させ、第1の表示部の表示画面を有する筐体の表面以外の表面にある開口部に一致する位置にカメラの撮影窓を移動させる。これにより、第1の表示部の表示画面を見ながら表示画面を有する筐体の表面以外の表面にある側の被写体を撮影することができる。そして、このとき他の開口部に一致した位置には第2の表示部の表示画面が配置されていることから、撮影の際には、第1の表示部だけでなく、第2の表示部も合わせて見ることができる。これにより、第2の表示部に露出調整等の情報を表示することで、より快適かつ鮮明に撮影することが可能となる。さらに、着信情報等の情報を表示すれば、撮影中であっても、着信情報を確認することができる。
また、この状態から操作者が自らを被写体として撮影する場合には、カメラユニットを回転させ、前記他の開口部に一致する位置にカメラの撮影窓を移動させる。これにより、第1の表示部を見ながら正確に撮影することが可能となる。
【0013】
一方、例えば、第1の表示部の表示画面を有する筐体の表面以外の表面にある開口部からカメラの撮影窓が露出されている状態において、カメラを使用しないときには、カメラユニットを回転させ、他の開口部に一致する位置にカメラの撮影窓を移動させる。このとき、第2の表示部の表示画面が、第1の表示部の表示画面を有する筐体の表面以外の表面にある開口部から露出した状態となる。これにより、操作者にカメラの使用意思がない場合に、第1の表示部の表示画面を有する筐体の表面以外の表面側にカメラの撮影窓が常時露出されている状態におかれることを回避することができる。それとともに、第2の表示部の表示画面に表示される着信情報や電波情報等の情報をも確認することができる。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の携帯端末装置において、前記収容部の開口部を、前記第1の表示部の表示画面を有する前記筐体の表面と反対側の表面であって、前記第2の開口部と対向する位置に設けたことを特徴とする。
この発明によれば、収容部の開口部からカメラの撮影窓を露出させることにより、第1の表示部の表示画面と反対側にある被写体の撮影において、表示画面に取り込まれた画像を確認しながら簡単にアングル等を決めて撮影することができると共に、収容部の開口部から第2の表示部の表示画面を露出させることにより、第1の表示部の表示画面を隠すように携帯端末装置を机上等に置いた際にも第2の表示部の表示画面を外部に露出させることができるため、常に着信情報や電波情報等の情報を確認することができる。
【0015】
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の携帯端末装置において、前記カメラの撮影窓と前記第2の表示部の表示画面とを、前記カメラユニットの回転軸線を挟んで相互に略反対方向に向くように配置したことを特徴とする。
この発明によれば、請求項3に係る発明と同様の作用効果を奏することができる。
【0016】
請求項6に係る発明は、請求項3から請求項5のいずれか一つに記載の携帯端末装置において、前記第2開口部を前記第1の表示部の表示画面に隣接して配置し、前記第2の表示部の表示画面が前記第2の開口部から露出したとき、前記第1及び第2の表示部の表示画面にまたがって情報を表示するように制御する制御部を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、第2の表示部の表示画面を第1の表示部の表示画面側に配すると、両表示部の表示画面が隣接した状態になる。このとき、両表示部の表示情報を制御する制御部に指令を送ると、該制御部により、表示すべき情報が2つの表示部の表示画面に分割して表示される。これにより、第1、第2の表示部の表示画面を合わせた一体画面として画像を表示することができ、操作者はより快適に撮影をすることが可能となる。
【0017】
請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の携帯端末装置において、前記カメラユニットの回転位置を検出する回転検出手段を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、収容部内側面とカメラユニットの外周面とに設けられた検出手段により、カメラユニットの回転位置が検出される。したがって、カメラユニットの外周面に配置されたカメラの撮影窓および第2の表示部の表示画面のそれぞれの方向を自動的に認識させることができる。これにより、カメラユニットを回転させるだけで、第2の表示部の表示画面に映し出す情報をその回転位置に応じて自動的に切り替えることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る携帯端末装置について、図面を参照して説明する。本実施形態では、携帯端末装置として、携帯電話機を例に挙げて説明する。
【0019】
本実施形態に係る携帯電話機1は、図1および図2に示すように、第1の表示部9を備える表示側筐体3と、操作キー6が配列された操作側筐体2とをヒンジ部4により互いに開閉可能に連結した折り畳み式の携帯電話機である。表示側筐体3には、第1の表示部9の表示画面9aに隣接する位置に形成された収容部16と、該収容部16に収容されたカメラユニット30とが備えられている。第1の表示部9は、例えば、液晶表示部(LCD)であって、折り畳まれたときに内側に配される表示側筐体3の表面8側に配置されている。
【0020】
前記収容部16は、表示側筐体3の前記表面8から背面21まで貫通する貫通穴であり、表面8および背面21の対向する位置に開口する第1、第2の開口部19,17を備えている。各開口部19,17は、表示側筐体3の幅方向に延びるとともに第1の表示部9と同等の長さ寸法を有する長方形状をなしている。なお、符号20,18は、各開口部19,17に隣接して形成された第3、第4の開口部で、これらの開口部20,18も収容部16を形成する貫通穴に連通するようになっている。
また、収容部16は、後述する図5に示すように、表示側筐体3の長さ方向に対向する円筒内面状の一対の側壁と、一対の端壁とを備えている。両端壁には前記側壁を構成する円筒内面の中心軸線に沿って収容部16の内方に突出する円筒状の突起部25がそれぞれ設けられている。
【0021】
カメラユニット30は、図3および図4に示すように、略円柱状のユニット本体31と、該ユニット本体31内に設けられたカメラ32および第2の表示部33と、操作ダイヤル34とを備えている。カメラ32の撮影窓32aと第2の表示部33の表示画面33aとはユニット本体31の回転軸線を挟んで相互に反対方向に向けて取り付けられている。
前記操作ダイヤル34は、ユニット本体31の一端に一体に設けられた円板状部材であって、表示側筐体3の厚さ寸法より若干大きな直径を有している。また、ユニット本体31の長さ方向の両端には、その中央部に凹部35が形成されている。
【0022】
このように構成されたカメラユニット30は、前記凹部35に収容部16内の突起部25を挿入されることにより、収容部16内において、表示側筐体3の幅方向に沿う軸線回りに回転可能に取り付けられている。そして、前記第3、第4の開口部20,18から操作ダイヤル34の周方向の一部がそれぞれ突出した状態になっている。
なお、突起部25および凹部35の中を通して、カメラ32および第2の表示部33の配線が表示部側筐体3内へ取り出されるようになっている。
【0023】
さらに、本発明に係る携帯電話機1は、図5に示すように、カメラユニット30の回転位置を検出するための回転検出手段および第1、第2の表示部9,33の表示情報を制御する表示制御部(図示略)を備えている。回転検出手段は、ユニット本体31の曲面状をした外周面に設けられた凸部36と、円筒内面状の側壁に設けられたスイッチ37とから構成されている。スイッチ37は、第2の表示部33が第1の開口部17に一致する位置に配されたとき、凸部36により押圧されオン状態に切り替えられるようになっている。また、表示制御部は、スイッチ37がオフ状態の時には、第1の表示部9と第2の表示部33とを別々に表示制御する一方、スイッチ37がオン状態となったときには一つの画像を両表示部9,33にまたがって表示するよう制御するようになっている。
【0024】
このように構成された本実施形態に係る携帯電話機1の作用について、以下に説明する。
まず、最初に、本実施形態に係る携帯電話機1を携行する場合について説明する。携帯電話機1を携行する場合には、操作側筐体2と表示側筐体3とを相互に閉じた状態に配する。これにより寸法的にコンパクトとなり携行に適したサイズとなる。このとき、第1の表示部9の表示画面9aは操作側筐体2によって覆われる。そこで、第1の開口部19から第2の表示部33の表示画面33aを露出させることにより、電波状態等の情報を表示することが可能となり、筐体同士を相互に開くことなく必要最小限の情報を使用者に与えることができる。また、この状態においては、カメラ32の撮影窓32aは、第2の開口部17に一致する位置に配されているため、操作側筐体2によって隠されている。そのため、常にカメラが露出している携帯電話機と比較して、カメラの傷付きを抑えることができる。
【0025】
一方、操作側筐体2と表示側筐体3とを相互に閉じたときにカメラ32の撮影窓32aが露出している場合には、第3の開口部20から突出している操作ダイヤル34を親指等で操作することにより、カメラユニット30を回転させる。そして、第2の表示部33の表示画面33aを第1の開口部19に一致する位置に配置することにより、第2の表示部33の表示画面33aは、外方に露出され視覚可能な状態となる。
【0026】
次に、携帯電話機1に搭載されている各種機能を使用する場合について説明する。この場合には、操作側筐体2に対して表示側筐体3を開く。これにより、第1の表示部9の表示画面9aを露出させるとともに、操作キー6を操作することが可能となる。すなわち、このようにすることで、メールの作成や通話等の機能を使用することが可能となる。
また、カメラ32を使用して前記背面21側の被写体を撮影する場合には、カメラ32の撮影窓32aを第1の開口部19から露出させる。カメラ32の撮影窓32aが第1の開口部19から露出していないときは、操作ダイヤル34を操作してカメラユニット30を回転させ、カメラ32の撮影窓32aを第1の開口部19に一致する位置に配する。これにより、操作者はカメラ32から取り込まれた画像情報を第1の表示部9で確認しながら所定の操作キー6を押圧し前記背面21側の被写体を撮影することができる。
【0027】
この場合において、本実施形態に係る携帯電話機1によれば、カメラ32の撮影窓32aを第1の開口部19に一致させると、カメラユニット30に設けられた第2の表示部33の表示画面33aが第2の開口部17に一致する位置に配される。その結果、第1の表示部9の表示画面9aと第2の表示部33の表示画面33aとが隣接して配置される。
このとき、前記スイッチ37が前記凸部36により押圧されてオン状態となるため、表示制御部により、カメラ32から取り込まれる画像が、第1の表示部9の表示画面9aと第2の表示部33の表示画面33aとに分割して表示される。これにより、両表示部9,33を一体画面としてより大きく画像を表示することが可能となる。
【0028】
さらに、操作者が自らを被写体として撮影する場合には、第2の開口部17に一致する位置にカメラ32の撮影窓32aを配置する。これにより、前記表面8側にカメラ32の撮影窓32aを露出させる。そして、所定の操作キー6を押圧することにより、第1の表示部9の表示画面9aを見ながら撮影することが可能となる。
【0029】
本実施形態に係る携帯電話機1によれば、カメラ32を使用しない場合には、カメラ32の撮影窓32aを第2の開口部17に一致する位置に移動させることにより、カメラ32の撮影窓32aを前記背面21側から隠すことができる。したがって、操作者が撮影の意思無く操作キー6を操作しながら第1の表示部9の表示画面9aに表示されている情報を見る場合や、通話する場合等において、外部の第三者に対してカメラ32の撮影窓32aを向けることを防止することができる。
【0030】
また、このとき、第2の表示部33の表示画面33aが第1の開口部19に一致する位置に配されていることから、操作側筐体2と表示側筐体3とが相互に折り畳まれて第1の表示部9の表示画面9aが隠されている状態においても、操作者は第2の表示部33の表示画面33aにより情報を得ることができる。
さらに、カメラ32と第2の表示部33とが一体のユニットとして形成されているため、表示側筐体3における設置スペースを節約し、表示側筐体3のデザイン性に悪影響を与えることがなく、また、携帯電話機1の小型化を容易に図ることができる。
また、カメラ32の撮影窓32aが第1の開口部19に一致する位置に配され、前記背面21側の外方を撮影しようとするとき、前記表面8側に第1の表示部9の表示画面9aと第2の表示部33の表示画面33aとが互いに隣接して配置されるため、双方を合わせた一体画面としてより大きく画像を表示することにより、操作者はより快適に撮影をすることができる。
【0031】
さらに、この状態では、凸部36がスイッチ37を押圧しており、その情報が表示制御部に伝えられていることから、カメラ32の撮影窓32aまたは第2の表示部33の表示画面33aを所定の位置に配置するだけで、自動的に一体画面表示として切り替えることができる。
また、操作者が自己を被写体として撮影するときには、カメラ32の撮影窓32aを第2の開口部17に一致する位置に配することにより、第1の表示部9の表示画面9aを見ながら正確に撮影することができる。
【0032】
なお、上記の実施形態においては、収容部16は、第1の表示部9とヒンジ部4との間で、表示側筐体3に形成されるとしたが、これに限ることはなく、例えば、第1の表示部9とヒンジ部4と反対側の端部との間で表示側筐体3に形成するようにしたものであってもよい。
また、収容部16は、表示側筐体3の幅方向に延びているとしたが、これに限ることはなく、表示側筐体3の長さ方向に延びていることにしてもよい。
また、収容部16の両端壁にそれぞれ突起部25を、カメラユニット30の長さ方向の両端に凹部35を形成するとしたが、これに代えて、収容部16の両端壁にそれぞれ凹部を、カメラユニット30の前記両端にそれぞれ軸線方向外方に向けた円筒状の突起部を形成するとしてもよい。
また、第3、第4の開口部20,18から突出する操作ダイヤル34を親指等で回すとしたが、これに代えて、電動により切り替えるようにしてもよい。これにより、カメラ32の撮影窓32aと第2の表示部33の表示画面33aとの切り替えを容易にすることができる。
【0033】
また、回転検出手段を凸部36とスイッチ37とからなるとしたが、これに限ることはなく、接触式、非接触式のいずれのものでもよく、例えば、磁気センサ等によって検出するようにしてもよい。
また、回転検出手段を凸部36とスイッチ37との一組からなるようにしたが、これに限ることはなく、複数の組からなるようにしてもよい。これにより、第2の表示部33の表示画面33aが第2の開口部17に一致する位置のみならず、第2の表示部33の表示画面33aが第1の開口部19に一致する位置にある場合等、カメラユニット30の回転位置を複数箇所において検出することができる。
また、回転検出手段によって一体画面表示へと自動的に切り替えるとしたが、これに代えて、操作者が所定の操作キー6を押圧することにより、手動で切り替えるようにしてもよい。
【0034】
また、第1の表示部9と第2の表示部33とを一体画面として表示するとしたが、これに限ることはなく、例えば、第2の表示部33の表示画面33aにはカメラの露出調整等の情報を表示するとしてもよい。これにより、正確且つ鮮明な画像を容易に取り込むことができ、快適に撮影することができる。また、例えば、第2の表示部33の表示画面33aに着信情報等を表示するとしてもよい。これにより、撮影の最中であっても、着信状態を確認することができる。さらに、操作者が所定の操作キー6を押圧することにより、第2の表示部33の表示画面33aに表示される情報を、一体画面表示用、露出調整用、着信情報用など順次切り替えるようにしてもよい。
【0035】
以上、本実施形態では、折り畳み型の携帯電話機を例にとって説明したが、本発明は折り畳み型の携帯電話機に限定されるものではなく、表示装置とカメラを備えた様々な構造を有する携帯電話機に適用できることは勿論のこと、携帯電話機だけに限らず、PDA等の携帯端末装置にも適用できることは言う迄もない。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、第1の表示部に表示されている情報を見る場合や通話中等において、第1の表示部の表示画面が配される面以外の表面(露出している面)側からカメラの撮影窓を隠すことができるので、外部の第三者に対して使用者がカメラを使用する意思の有無を明示できるという効果を奏することができる。また、カメラと第2の表示部とを一体のユニットとして備え、それぞれを切り替えて露出させることができることから、カメラと第2の表示部とを筐体表面に別個に設ける必要が無い。そのため、省スペース化によって小型化を容易にすることができる携帯端末装置を提供できるとともに、携帯端末装置の外観デザインに悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯端末装置の一実施形態である携帯電話機であって、第1の筐体と第2の筐体とを相互に開いた状態を示す第1の表示部側から見た平面図である。
【図2】本発明に係る携帯端末装置の一実施形態である携帯電話機であって、第1の筐体と第2の筐体とを相互に開いた状態を示す第1の表示部が配される面の背面側から見た平面図である。
【図3】同実施形態におけるカメラユニットであって、カメラ側からの様子を示した概略斜視図である。
【図4】同実施形態におけるカメラユニットであって、第2の表示部側からの様子を示したの概略斜視図である。
【図5】図1の携帯電話機であって、カメラユニットおよび表示側筐体を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機(携帯端末装置)
2 操作側筐体(他の筐体)
3 表示側筐体(筐体)
4 ヒンジ部
9 第1の表示部
9a 第1の表示部の表示画面
16 収容部
17 第1の開口部(開口部)
19 第2の開口部
30 カメラユニット
31 ユニット本体
32 カメラ
32a 撮影窓
33 第2の表示部
33a 第2の表示部の表示画面
36 凸部(回転検出手段)
37 スイッチ(回転検出手段)
Claims (7)
- 筐体内に第1の表示部を備えると共に、少なくとも前記第1の表示部の表示画面を有する前記筐体の表面以外の表面に開口部を有する収容部を備え、該収容部内にカメラユニットを備えた携帯端末装置であって、前記カメラユニットは、前記収容部内で前記第1の表示部の表示画面に略平行な軸線回りに回転可能に軸支されたユニット本体と、該ユニット本体内に搭載されたカメラ及び第2の表示部を備え、前記カメラの撮影窓と前記第2の表示部の表示画面とをそれぞれ異なる方向に向けて前記ユニット本体外周面に設けたことを特徴とする携帯端末装置。
- 前記筐体と他の筐体とをヒンジ部により折り畳み可能に連結し、折り畳んだ状態で前記筐体の内側に位置する表面に、前記第1の表示部の表示画面を配置するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記収容部は、前記第1の表示部の表示画面を有する前記筐体の表面に第2の開口部を有する貫通穴であって、前記カメラの撮影窓および前記第2の表示部の表示画面のうち、いずれか一方が前記開口部から外部に露出しているとき、他方が前記第2の開口部から外部に露出するように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置。
- 前記収容部の開口部が、前記第1の表示部の表示画面を有する前記筐体の表面と反対側の表面であって、前記第2の開口部と対向する位置にあることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
- 前記カメラの撮影窓と前記第2の表示部の表示画面とが、前記カメラユニットの回転軸線を挟んで相互に略反対方向を向くように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末装置。
- 前記第2の開口部が前記第1の表示部の表示画面に隣接して配置され、前記第2の表示部の表示画面が前記第2の開口部から露出したとき、前記第1及び第2の表示部の表示画面にまたがって情報を表示するように制御する制御部を有することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
- 前記カメラユニットの回転位置を検出する回転検出手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004274404A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | カメラ機能付き携帯端末装置 |
US8134638B2 (en) | 2005-01-07 | 2012-03-13 | Asustek Computer Inc. | Display with rotatable image capturing module |
JP2015154441A (ja) * | 2014-02-19 | 2015-08-24 | 株式会社Jvcケンウッド | カメラ装置及び監視カメラ装置 |
WO2023075323A1 (ko) * | 2021-10-25 | 2023-05-04 | 삼성전자주식회사 | 회전 모듈을 포함하는 전자 장치 및 이의 동작 방법 |
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2003
- 2003-02-27 JP JP2003050892A patent/JP4112402B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004274404A (ja) * | 2003-03-07 | 2004-09-30 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | カメラ機能付き携帯端末装置 |
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WO2023075323A1 (ko) * | 2021-10-25 | 2023-05-04 | 삼성전자주식회사 | 회전 모듈을 포함하는 전자 장치 및 이의 동작 방법 |
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