JP2004259607A - 表示パネルおよび表示装置 - Google Patents

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重男 野島
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Abstract

【課題】光の取出効率が高く、薄い表示パネルを低コストで提供可能とする。
【解決手段】複数の発光素子14を含む発光層11が形成された基板15に対し、発光素子14からの出力光を射出側D1に反射する第1の面31および出力光を発光素子14の側に反射する第2の面32を備えた反射構造30が形成された透明パネル12を接合した表示パネル2を提供する。この表示パネル2であると、反射構造30と発光素子14とを位置あわせする必要がないので、1つの発光素子に対して複数の反射構造30を配置して反射構造30を低くでき、また、製造する際に位置合わせする手間を省いて歩留まりを向上できる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)などの発光素子が2次元に配置された発光層を有する表示パネルおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自発光型のフラットパネルディスプレイ(FDP)として、有機EL素子を用いた表示パネルや、プラズマディスプレイパネル(PDP)が盛んに開発されている。また、発光素子であるLEDをマトリクス状に配置した表示パネルも開発されている。表示パネルにおいては、パネルと外界との界面(パネル表面)には光が外部にでない臨界角が存在するので、発光素子から出力された光のうち、臨界角以上の角度でパネル表面に入射した光はパネル内に閉じ込められ外部に射出されない。このため、実際に発光素子から出力された全発光光量のうち、一定の割合の光しか利用することができない。特に、自発光型の素子の一つである有機EL素子においては、20%程度の光しか表示パネルの外に取り出せないと言われている。
【0003】
このような光の利用効率または光の取出効率に関する問題を解決するために、臨界角以上の放射角を持つ光を反射したり屈折させることにより臨界角未満に変換する斜面構造をパネル内部に作ることにより光の取出効率を上げることが提案されている。特開平10−189251号では、発光素子の周囲に楔状の反射部材を配置し、反射性の斜面構造が作り込まれた構成が開示されている。この反射タイプの斜面構造では、透明パネルに所定の溝を形成し、その溝に対して金属部材を蒸着することにより反射性の楔状部材を形成している。発光素子からの出力光は周囲に配置された楔状部材で反射または屈折することにより、射出角度が臨界角未満に変換されパネル外部に射出される。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−189251号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
発光素子から出力された光を斜面構造で反射させるために斜面構造は発光素子の周囲に配置される。したがって、この場合、発光素子と斜面構造の相対位置の微妙なずれで、出力光量が大きく変化してしまうという課題があった。そのため、発光素子及び斜面構造それぞれの作成にも高い精度が要求されるが、両者間のアライメントにも高い精度が必要となる。特に、発光素子が形成された基板と、斜面構造が形成された透明パネルを別個に作成し、接合する場合には、接合精度には限界があり、性能のバラツキを抑えるには困難が伴うという課題があった。したがって、表示パネルを製造する際の歩留まりを向上することは容易ではなく、低コストで表示パネルを提供することが困難となっている。一方、斜面構造がないと、上述したように光の利用効率が低下するので、明るく鮮明な画像を映し出すことができない。
【0006】
また、斜面構造を発光素子の周囲に配置し、臨界角より大きな射出角度を持つ放射光(発光素子からの出力光)を効率良く角度変換して光の利用効率を向上するためには、臨界角以上で界面に入射するであろう放射光はすべて斜面構造に入射されるように斜面構造の高さをある程度高くしておく必要がある。このため、斜面構造は、画素サイズにも依存するが、通常、50μm〜100μmといった高さが必要になる。このようなサイズの斜面構造を画素間に配置しようとすると、外装層の厚みも増し表示パネル全体が厚くなる。さらに、画素間に十分なスペースがないと斜面構造を配置できないので、画素ピッチを大きくするか、斜面構造を低くして光の利用効率が低下することを許容するしかない。したがって、斜面構造を発光素子の周囲に配置した構成の表示パネルでは、光の利用効率が高く、同時に、薄い表示パネルを提供することが困難である。
【0007】
そこで、本発明においては、光の利用効率の高い表示パネルを製造する際の歩留まりを向上し、明るい画像を表示可能な表示パネルを低コストで提供可能とすることを目標としている。また、全体が薄く、光の利用効率が高い表示パネルを提供することも目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明においては、発光素子からの出力光の角度を変える反射構造に、発光素子からの出力光を射出側に反射させる第1の面に加えて、その出力光を再び発光素子に反射する第2の面を設けることにより、反射構造を発光素子と対応して配置する必要性を排除する。すなわち、本発明の表示パネルは、複数の発光素子が2次元に配置された発光層と、この発光層の射出側に積層され、外界との界面を形成する外装層と、発光層に対して外装層の反対側に形成された反射層とを有し、外装層は、発光素子から出力された出力光を射出側に反射するように傾斜した第1の面および出力光を発光素子に反射する第2の面を具備した複数の反射構造を備えている。
【0009】
本発明の表示パネルでは、エレクトロルミネッセンス素子などの発光素子からの出力光のうち、放射角度が小さく、反射構造の第1の面および第2の面に当たらない出力光は、界面を通過して外界に出力される。出力光の内、放射角度の大きな出力光で、第1の面に当たる出力光は、射出側に反射されるので界面に対して臨界角未満の光となって外部に出力される。また、第2の面に当たる出力光は発光素子の側に反射され発光素子の側に戻されるが、発光素子を通過した後に反射層で再び反射されて界面の方向に出力され、直に界面を通過したり、第1の面により角度が変えられて界面を通過して外界に出力される。したがって、本発明の反射構造は、発光素子の周囲に限定して配置する必要はなく、発光素子の射出側に第2の面があるように配置しても、発光素子からの出力光はロスなく界面を通って出力される。第2の面と反射層との多重反射によるロスを削減するためには、第2の面は、出力光を入射方向と異なる方向に反射するように設計することが望ましい。
【0010】
このため、本発明の反射構造を備えた外装層を採用すると、反射構造と発光素子とを位置合わせする必要は一切なくなる。反射構造と発光素子とを位置合わせしても良く、また、偶然に配置が合致しても良いが、反射構造と発光素子とを位置あわせする必要性はなくなる。反射構造は発光素子の配置との間に一定の関係が不要となるので、発光素子のピッチより狭いピッチで反射構造を配置することも可能となる。反射構造のピッチを狭くできることは、第1の面の高さを低くできることを意味し、反射構造を低くできるので外装層の厚みを削減できる。また、発光素子のピッチとは無関係に反射構造を配置できるので、発光素子のピッチにあわせて反射構造のピッチを設定し、そのために反射構造の高さを低くせざるを得ないという問題も解消できる。
【0011】
したがって、本発明により、表示パネルを製造する際に、発光素子と反射構造を位置あわせするという面倒で手間の係る工程を省き、歩留まりを向上できるだけではなく、薄い外装層で光の利用効率を向上することができ、薄く、明るい画像を表示可能な表示パネルを提供できる。このため、本発明の表示パネルと、この表示パネルの発光素子を駆動して画像を表示する駆動装置とを有する表示装置は、薄く、低コストでありながら、鮮明な画像を表示できるものとなる。
【0012】
本発明の表示パネルにおいては、反射構造と発光素子とを位置あわせする必要がない。したがって、反射構造が形成された外装層となる透明パネルと、発光素子を含む発光層が形成された基板とを別々に製造したときに、これらを位置あわせしないで接合することが可能である。すなわち、本発明の表示パネルの製造方法は、基板の表面に、複数の発光素子が2次元に配置された発光層を形成する第1の工程と、この第1の工程と同時または前後して、発光層の射出側に積層され、外界との界面を形成する透明パネルであって、発光素子から出力された出力光を射出側に反射するように傾斜した第1の面および出力光を発光素子の側に反射する第2の面を具備した複数の反射構造を備えた透明パネルを形成する第2の工程とを有し、透明パネルの複数の反射構造が形成された側が発光層の射出側を覆うように、発光層が形成された基板と透明パネルを接合する第3の工程においては、発光素子と複数の反射構造との位置あわせを行わずに接合することができる。したがって、光の利用効率の高い表示パネルを極めて簡易な工程で製造でき、歩留まりを向上し、品質の高い表示パネルを低コストで提供できる。
【0013】
透明パネルにおいて第1および第2の面を有する反射構造は、透明パネルの一方の面に複数の凹部を形成し、その凹部を持つ面に反射膜を形成して、しかる後に、その一方の面を研磨することにより形成できる。すなわち、複数の発光素子が2次元に配置された発光層が形成された基板に積層される、本発明の透明パネルの製造方法は、当該透明パネルの一方の面に複数の凹部を形成する第1の加工工程と、その一方の面に反射膜を形成した後、その一方の面を研磨する第2の加工工程とを有する。したがって、表示パネルを構成する透明パネルも極めて簡易な工程で歩留まり良く製造することが可能であり、この点でも、薄くて、光の利用効率の高い表示パネルを低コストで提供することが可能である。
【0014】
第1の加工工程における凹部を形成するために、フォトリソグラフィー法、フォトポリマープロセス法(2P法)を用いることが可能であり、エンボス加工、すなわち、型押しにより形成することも可能である。
【0015】
複数の反射構造が周期的に配置されていると、光の干渉によりモアレが発生する可能性があるので、それらの反射構造をほぼランダムに配置しておくことも有用である。凹んだ反射構造が、断面が底辺の長さがb、高さがcの二等辺三角形であり、界面における臨界角をθ、凹んだ反射構造の間の開口部の長さをaとしたとき、以下の式(A)および(B)を満たすようにすると、反射構造の断面に平行な方向では、隣り合う凹んだ反射構造の間の部分(開口部)から入力された出力光を洩れなく外装層の界面から外界に出力でき、光の利用効率をさらに向上できる。このような条件を満足した反射構造を備えた表示パネルは、正対したポジションから見ることにより明るく鮮明な画像を観測者に提供できる。
c≧(a+b/2)tan(π/2−θ)・・・(A)
b≧2c/tan(π/4+θ/2) ・・・(B)
【0016】
また、本発明の表示パネルでは、複数の反射構造が連続した形態とすることが可能であり、複数の反射構造が独立に点在している形態とすることも可能である。
【0017】
本発明は、PDP、発光ダイオード、無機EL、有機EL、フィールドエミッションなどの素子を利用した表示パネルに適用できる。特に、発光素子が有機エレクトロルミネッセンス素子(有機EL素子)を用いた表示パネルは光の取出効率が非常に低く、斜面構造を作り込むことが有効とされているので、本発明はこのタイプの表示パネルに非常に有用である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明をさらに詳しく説明する。図1に、本発明に係る表示パネル2を備えた表示装置として携帯電話機1の概略を示してある。本例の携帯電話機1において、データが表示される表示パネル2は、画像を表示するために、2次元に配置された自発光型の素子の有機ELを備えている。表示パネル2の有機EL素子をマイクロコンピュータなどから構成される駆動装置3により駆動することにより、有機EL素子から光Lを出力して文字や画像などのデータをユーザ4に表示できる。
【0019】
図2に表示パネル2の概略を、表示パネルの一部を拡大した断面図を用いて示してある。本例の表示パネル2は、複数の発光素子14が2次元に配置された発光層11と、この発光層11の射出側D1に積層され、外界との界面を形成する外装層12と、発光層11に対して外装層12の反対側D2に形成され、電極を兼ねた反射層13とを有しており、発光層11や反射層13が形成された基板15に対して外装層12が接合されている。この表示パネル2においては、発光素子14である有機EL素子からなる多数の画素が2次元にマトリクス状に配置され、2次元画像を表現できる。
【0020】
発光層11は、ガラス基板などの基板15に積層されている。ガラス基板15の上面15aには、信号線やドライビング用の素子などと共に、陽極層13が表示パネルの画素となる発光素子14に対応する位置に選択的に作り込まれている。本例では、この陽極層13が反射層を兼ねている。ガラス基板15の上面15aには陽極電極13から外れた位置にポリイミドからなるバンク層17が形成されている。そして、陽極電極13の上面、すなわち、バンク層17により四方が囲われた領域の各々に有機EL素子が発光素子14として形成されている。
【0021】
本例の発光素子14は有機ELからなる単独の層とすることも可能であるし、発光効率を改善するためにホール輸送層や電子輸送層を付加した層とすることも可能である。バンク層17および発光素子14の上にはITO等の透明電導材からなる陰極層18が形成されており、陽極層13および陰極層18に電圧を印加することにより、これらの電極間に配置された発光素子14が自発的に発光する。陰極層18の上面には、有機層を水分等から保護するための保護層19が積層されている。本例では、保護層19にSiOを用いている。バンク層17、複数の発光素子14およびそれらの発光素子14を駆動するために必要な電極層などにより発光層11が構成されている。
【0022】
外装層12はシート状の透明部材または透明パネルであり、保護層19の上面に接着層20を介して積層されている。各々の発光素子14から出力された光Lはこの透明パネル12を介して外部に出力される。透明パネル12は、図面の上方の射出側D1の面12bが外界40との界面となり、それと反対側の面12aに発光素子14から出力された光(出力光)Lを反射する複数の反射構造30を有している。これらの反射構造30は、透明パネル12の背面で、透明パネル12の発光素子14に対峙する面12aに断面がV字状に射出側D1に凹んだ凹部37を形成し、その凹部37に対してアルミニウム膜や誘電体多層膜などの反射膜36を製膜することにより形成されている。このため、透明パネル12の一方の面12aは、反射構造30である凹んだ反射面と、反射構造30のない部分(開口部)35とが複数、交互に形成された形態となっている。凹んだ反射構造30について見ると、開口部35から外装層12に侵入した光L1を射出側D1に反射する第1の面31と、凹部37に侵入した光L2を発光素子14の側D2に反射する第2の面32とを備えた形態となっている。
【0023】
図3に一つの発光素子14に対して複数の反射構造30が配置された様子を示してある。本例の発光素子14は、たとえば、50μm×140μmの長方形をしており、隣り合う発光素子14のピッチが短手方向A1において80μm程度、長手方向A2において240μm程度となっている。赤色R、緑色G、青色Bの3つの発光素子14が1つの画素を形成したとき、画素の形状がちょうど正方形の形をとる。このような形状の発光素子14に対し、発光素子14のピッチより狭いピッチで反射構造30が配置されている。したがって、1つの発光素子14に対して複数の反射構造30が配置されており、いくつかの反射構造30が発光素子14の射出側D1に重なるように配置されている。このため、発光素子14の射出側D1に複数の第2の面32が配置されている。また、本例では、これら複数の反射構造30は基本構造が連続した形状となっており、ほぼ正方形の開口部35がマトリクス状に配置され、その開口部35の周囲に射出側D1に向かって傾斜した第1の面31が配置されている。
【0024】
このため、図2に示したように、発光素子14から開口部35を通って透明パネル12に侵入した出力光L1のうち、放射角の小さな光L1aは直に界面12bを通過して外界40に出力される。出力光L1のうち、放射角の大きな光L1bは、第1の面31に導かれ、傾斜した反射面である第1の面31により界面12bに対して臨界角以下になるように反射され、界面12bを通って外界40に出力される。したがって、発光素子14から出力された出力光のうち、放射角が大きく、本来、界面12bに対して臨界角以上で入射し、界面12bから外界40に出力されないような光も、本例の表示パネル2においては外界に出力され、光の利用効率の大きな表示パネルとなっている。
【0025】
一方、反射構造30の凹んだ部分37に入った出力光L2は、凹状の反射面(第2の面)32により、発光素子14の側D2に反射される。この反射された光L2は発光素子14の反対側に配置され、反射層として機能する電極13で再び射出側D1に反射される。そして、開口部35を通り透明パネル12と界面12bを通って外界40に出力される。反射層13で反射された光L2の角度が大きく、界面12bに対して臨界角以上で入力されるような光は、上記と同様に第1の面31で反射されることにより、臨界角以下で界面12bに入射され、界面12bを通って外界40に出力される。第2の面32で反射された出力光L2は、反射層13で反射された後に、再び、第2の面32で反射されても良く、第2の面32と反射層13との間での多重反射した後に開口部35に導かれて透明パネル12に入り、外界40に出力される。したがって、本例の表示パネル2においては、発光素子14の射出側D1に反射構造30が配置されたとしても、反射構造30により出力光が反射構造により吸収されたりすることはなく、反射を繰り返した後に界面12bを通って外界40に出力される。
【0026】
図4に、本例の反射構造30を用いて、開口部35から透明パネル12に入った出力光L1をもっとも効率よく界面12bから外界40に出力する条件を示してある。透明パネル12と外界40との界面12bにおける臨界角は、透明パネル12の屈折率をnとすると以下の式(C)のように示される。また、ここで、図3に示したように、反射構造30が正方形の開口部35の辺に沿って四方に配置されている場合に、正方形の1辺をX方向、隣接する辺をY方向とし、観測者4がX方向またはY方向に平行な面だけで見ている場合を想定して出力光を最も効率良く出力する条件は以下の通りである。凹んだ反射構造30の断面が高さc、底辺の長さbの二等辺三角形とし、反射構造30の間の開口部35の長さをaとすると、以下の式(A)および(B)の条件を満足することにより、反射構造30の断面に平行なX方向またはY方向では、開口部35から透明パネル12に入った出力光をすべて界面12bから外界40に出力することができる。このケースは、表示パネル2に正対したポジションからユーザ4が観測している場合に相当し、そのようなユーザ4には非常に多くの光が導かれ明るい画像が得られる。また、このケースでは、表示パネルを斜め上方から観測しているユーザに導かれる光は正対したポジションで観測しているユーザに比べて少なくなるが、反射構造30を用いて光の取出効率を改善する効果は十分に得られる。
c≧(a+b/2)tan(π/2−θ)・・・(A)
b≧2c/tan(π/4+θ/2) ・・・(B)
θ=arcsin(1/n) ・・・(C)
【0027】
式(A)は、発光素子14からの出力光Lのうち、開口部35から透明パネル12に入り、界面12bに対して臨界角θ以上の角度で入射する光L4(開口部35に対して角度β(π/2−θ)以下で入射する光)がすべて反射構造30に当たり反射される条件を示している。
【0028】
式(B)は、最も放射角度の大きな出力光L、すなわち、開口部35から界面12bと平行に透明パネル12に入力された出力光L3を、臨界角θ以下の角度で界面12bに向けて反射する条件を示している。界面12bと平行な入射光L3を臨界角θで界面12bに入射するように反射する第1の面31の角度αは、第1の面31に対する出力光L3の反射角をxとすると以下の式で表すことができる。
Figure 2004259607
【0029】
したがって、出力光L3が反射面31で臨界角θ以下に反射される条件はθ+2(α−θ)≧πとなり、式(D)を用いると、α≧π/2+θ/2が導かれ、条件式(B)が導かれる。これらの条件(A)および(B)を満足するように反射構造30を生成することにより、開口部35から透明パネル12に入り込んだ出力光を洩れなく、外部40に出力できる。たとえば、透明パネル12の屈折率nを1.45とすると、a=8.8μm、b=11.2μm、c=13.0μmの組み合わせを設定することができ、図3に示したように、発光素子14の出力側を覆うことができる。
【0030】
このように本例の表示パネル2においては、発光素子14の周囲という定められた位置に斜面構造を配置するのではなく、発光素子14のピッチより狭いピッチの反射構造30を発光素子14に対して複数配置できる。反射構造30の内部に入り込んだ出力光L2は、第2の面32で発光素子14の側D2に反射できるので、反射構造30を発光素子14に重なるように配置しても光の損失は少ない。反射構造30を1つの発光素子14に対して複数配置することにより、臨界角未満の光に角度変換するための一つの反射面31がカバーする領域を、発光素子に比べて極めて狭い領域、すなわち開口部35に限定できるので、反射構造30の高さCまたは深さを発光素子14のサイズに依存しないで、独立して設定し、開口部35のサイズにより低くあるいは小さくすることができる。反射構造30を低くできるので、それを収納する透明パネル、すなわち外装層12を薄くでき、光の利用効率が高く、かつ薄い表示パネル2を本発明により提供できる。
【0031】
また、発光素子14と重なるように反射構造30を配置できるということは、発光素子14に対して反射構造30を位置あわせしないで配置することが可能であり、発光層11が形成された基板15と、反射構造30が形成された透明パネル12とを極めて簡単に接合できる。したがって、表示パネル2を製造する際に手間のかかる工程の1つであった外装層と基板とを接合する工程を単純な作業工程に置き換えることができる。その結果、表示パネル2の製造における歩留まりを向上することができ、低コストで表示パネルを提供できる。
【0032】
図5および図6に表示パネル2の製造方法を示してある。まず、図5(a)に示すように、透明パネル12となる透明基板またはシート材と、透明パネル12に反射構造30の凹部37を形成するための凸部41aが予め成型された転写型41を用意する。次に、図5(b)に示すように、転写型41を透明パネル12に押し付けて型転写する(第1の加工工程)。図5(c)に示すように、転写型41を透明パネル12から離すと、透明パネル12の一方の面12aに断面がV字状に凹んだ凹部37と、凹部37の間の平面的な開口部35が形成される。
【0033】
次に、図6(a)に示すように、凹部37が形成された透明パネル12の一方の面12aにアルミニウムや誘電体多層膜などをスパッタなどにより製膜し、一方の面12a全体に反射膜36を積層する。図6(b)に示すように、一方の面12aを表面研磨することにより、凹部37の反射膜36は残した状態で、開口部35に製膜された反射膜36を除去することができ、一方の面12aに反射構造30を形成することができる(第2の加工工程)。この例では、凹部37に裏側から製膜された反射膜36により出力光L1を反射する第1の面31と、出力光L2を反射する第2の面32とが同時に成型される。すなわち、反射膜36により反射性となった凹部37の表面が第1の面31となり、裏面が第2の面32となる。反射材により凹部37を埋めてしまうことも可能であり、この場合は、第2の面32は開口部35と同じような平面に近くなる。透明パネル12の一方の面12aを研磨する方法としては、透明パネル12の一方の面12aに対して別のシート材を載せ、一定の圧力をかけながら擦り合わせる方法を採用することができ、この方法により開口部35に製膜された反射膜36を簡単に取り除くことができる。
【0034】
凹部37を成型した後に、開口部35をマスクしてアルミニウムなどの反射材を積層することにより反射構造30を製造することも可能である。しかしながら、この方法であると、マスク用のマスク板と凹部37が形成された透明パネル12とを精度良く位置あわせする必要があり、手間が掛る。また、手間がかかるということは歩留まりが低下する可能性がある。これに対し、図6に示したような、一方の面12aの全体に反射材を製膜し、反射構造30に対して突き出た平面となる開口部35に製膜された反射膜36を除去する方法であると、マスク板と透明パネル12をアライメントする必要もなく、反射構造30が形成された透明パネル12も簡易な工程により製造できる。
【0035】
これらの第1の加工工程および第2の加工工程を含む、透明パネル12に反射構造30を形成する工程(第2の工程)と前後して、図6(c)に示すように、複数の発光素子14を含む発光層11が形成された基板15を用意する(第1の工程)。そして、図6(d)に示すように、反射構造30が形成された一方の面12aで基板15の発光層11が覆われるように、基板15と透明パネル12を接着層20を介して接合する。この際、上述したように、反射構造30と画素(発光素子14)とを位置あわせする必要ないので、図6(d)の透明パネル12と基板15とを単純に接合することができる。したがって、本例の表示パネル2は、極めて簡単な製造プロセスにより製造でき、歩留まりを大幅に向上できる。したがって、短時間に低コストで表示パネル2を製造することが可能である。
【0036】
なお、透明パネル12に凹部37を形成する際には、フォトリソグラフィー法や、紫外線硬化型樹脂を成形型内に注入した後に紫外線を照射して樹脂成形物を得るフォトポリマープロセス法(2P法)を採用することも可能である。
【0037】
また、反射構造30や開口部35のパターンは上記のパターンに限定されない。図7に、異なる反射構造30aを備えた透明パネル12aが貼り付けられた表示パネル2aを上方の射出側から見た様子を示してある。この表示パネル2aは、ほぼ正六角形の開口部35aが形成されるように組み合わされた断面が二等辺三角形の反射構造30aを備えている。そして、反射構造30aの外側の面が第1の面31aとなり、内側の面が第2の面32aとなる。そして、この断面が二等辺三角形となった反射構造30aが正六角形となるように連続して配置され、蜂の巣状の正六角形の開口部35aを形成している。
【0038】
図8に示す表示パネル2bは、独立するように型成型された円錐状の凹部37に反射膜を製膜して第1の面31bおよび第2の面32bを形成した斜面反射構造30bを備えた透明パネル12bが基板に接合されている。この表示パネル2bにおいては、反射構造30bは、それぞれが独立して配置されており、発光素子を斜面構造で囲うという従来の発想とはまったく異なる反射構造の配置を備えている。本例の表示パネル2bにおいては、反射構造30bを除く部分が開口部35bであるということができる。
【0039】
図9に示す表示パネル2cは、独立するように型成型された円錐状の凹部37であって、ランダムに配置された凹部37に反射膜を製膜して第1の面31bおよび第2の面32bを形成した反射構造30cを備えた透明パネル12cが基板に接合されている。この表示パネル2cの反射構造30cの基本的な形状は円錐状で図8に示した表示パネル2bと共通しているが、本例の表示パネル2cは基本構造に相似する形状の反射構造30cがランダムに配置されている。したがって、各々の反射構造30cは、直径や高さ(深さ)の異なる複数の円錐状の凹部37であり、それらがランダムに配置されている。このような反射構造30cであれば、光の干渉に起因するモアレの発生を防ぐことができ、より高品質の画像を表示するのに適している。
【0040】
また、上記の反射構造はいずれも凹部37に反射膜を製膜して射出側D1に凹んだ反射構造となっているが、凹部37に反射材を充填して、凹部37の開口側に水平な第2の面を形成しても良いことは上述したとおりである。しかしながら、発光素子と平行な第2の面で出力光L2を反射する場合は、第2の面32と反射層13との間で多重な反射が発生する可能性があり、度重なる反射により光の利用効率が低下する可能性がある。したがって、第2の面は発光素子からの光をできるだけ角度を変えて反射するような斜面あるいは曲面などであることが望ましい。
【0041】
また、透明パネルの屈折率は、発光素子の屈折率以上であれば、発光素子と透明パネルの間にある界面では臨界角が生じないので、好ましい。透明パネルの屈折率を発光層の屈折率程度、たとえば1.6以上にすると、上記の条件式(A)および(B)からわかるように開口部の面積は小さくなる。しかしながら、本発明にかかる反射構造であれば、開口部が小さくなっても、反射構造が第2の面を備えている限り、開口部から出力される光量は確保することが可能であり、光の利用効率が低下することを防止できる。
【0042】
さらに、本発明の表示パネルを携帯電話機に搭載される表示パネルを例に説明したが、PDAなどに搭載される小型の表示パネルにも本発明を適用することが可能である。また、有機EL素子を用いた発光層を説明したが、PDP、発光ダイオード、無機EL、フィールドエミッション、LEDなどの発光素子を用いた表示パネルであれば本発明を適用することが可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の表示パネルは、光の取出効率を改善するために、発光素子からの出力光を射出側に反射する第1の面および発光素子の側に反射する第2の面を備えた反射構造を採用すると共に、第2の面で反射された光を射出側に反射するための反射層を設けている。これにより、複数の反射構造と発光素子とを位置あわせする必要がなくなり、また、発光素子と重なるように反射構造を配置することも可能となる。したがって、製造過程が簡略化されて歩留まりを向上できると共に、光の利用効率を低下させずに反射構造の高さを減じることができる。このため、本発明により、光の利用効率が高く、明るい鮮明な画像を表示可能な表示パネルであって、非常に薄い表示パネルを低コストで提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示パネルが搭載された携帯電話機の概要を示す図である。
【図2】本例の表示パネルの概略を示す断面図である。
【図3】1つの発光素子に対して複数の反射構造が配置された様子を示す平面図である。
【図4】開口部に入射した光が全反射されることなく外部に出力される条件を説明するための図である。
【図5】表示パネルの製造方法を示す図であり、透明パネルに凹部を形成するまでの工程を示す図である。
【図6】表示パネルの製造方法を示す図であり、凹部が形成された透明パネルに反射構造を形成し、発光層が形成された基板に対して接合するまでの工程を示す図である。
【図7】異なる斜面反射構造を示す平面図である。
【図8】さらに異なる斜面反射構造を示す平面図である。
【図9】さらに異なる斜面反射構造を示す平面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機
2、2a、2b、2c 表示パネル
11 発光層
12、12a、12b、12c 外装層
13 反射層
14 発光素子
30、30a、30b、30c 斜面反射構造
31、31a、31b 第1の面
32、32a、32b 第2の面
35 開口部
36 反射膜
37 凹部

Claims (15)

  1. 複数の発光素子が2次元に配置された発光層と、
    この発光層の射出側に積層され、外界との界面を形成する外装層と、
    前記発光層に対して前記外装層の反対側に形成された反射層とを有し、
    前記外装層は、前記発光素子から出力された出力光を前記射出側に反射するように傾斜した第1の面および前記出力光を前記発光素子に反射する第2の面を具備した複数の反射構造を備えている表示パネル。
  2. 請求項1において、少なくとも1つの前記発光素子の前記射出側に前記第2の面が配置されている表示パネル。
  3. 請求項1において、前記複数の反射構造のピッチが前記発光素子のピッチより狭い表示パネル。
  4. 請求項1において、前記複数の反射構造はほぼランダムに配置されている表示パネル。
  5. 請求項1において、それぞれの前記複数の反射構造は、前記外装層となる透明部材の前記発光層側に設けられた射出側に凹んだ反射構造である表示パネル。
  6. 請求項5において、前記凹んだ反射構造が、断面が底辺の長さがb、高さがcの二等辺三角形であり、前記界面における臨界角をθ、前記凹んだ反射構造の間の開口部の長さをaとしたとき、以下の式(A)および(B)を満足する表示パネル。
    c≧(a+b/2)tan(π/2−θ)・・・(A)
    b≧2c/tan(π/4+θ/2) ・・・(B)
  7. 請求項1において、前記複数の反射構造は連続している表示パネル。
  8. 請求項1において、前記複数の反射構造は独立している表示パネル。
  9. 請求項1において、前記発光素子は有機エレクトロルミネッセンスである表示パネル。
  10. 請求項1に記載の表示パネルと、この表示パネルの前記発光素子を駆動して画像を表示する駆動装置とを有する表示装置。
  11. 基板の表面に、複数の発光素子が2次元に配置された発光層を形成する第1の工程と、
    この第1の工程と同時または前後して、前記発光層の射出側に積層され、外界との界面を形成する透明パネルであって、前記発光素子から出力された出力光の角度を前記射出側に反射するように傾斜した第1の面および前記出力光を前記発光素子の側に反射する第2の面を具備した複数の反射構造を備えた透明パネルを形成する第2の工程と、
    前記透明パネルの前記複数の反射構造が形成された側が前記発光層の射出側を覆うように、前記発光層が形成された基板と前記透明パネルを接合する第3の工程とを有する表示パネルの製造方法。
  12. 複数の発光素子が2次元に配置された発光層が形成された基板に積層される透明パネルの製造方法であって、
    当該透明パネルの一方の面に複数の凹部を形成する第1の加工工程と、
    前記一方の面に反射膜を形成した後、前記一方の面を研磨する第2の加工工程とを有する透明パネルの製造方法。
  13. 請求項12において、前記第1の加工工程では、前記凹部はフォトリソグラフィー法を用いて形成される透明パネルの製造方法。
  14. 請求項12において、前記第1の加工工程では、前記凹部はフォトポリマープロセス法(2P法)を用いて形成される透明パネルの製造方法。
  15. 請求項12において、前記第1の加工工程では、前記凹部は型押しにより形成される透明パネルの製造方法。
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