JP2004258901A - 印刷装置、カートリッジ及び課金出力装置 - Google Patents

印刷装置、カートリッジ及び課金出力装置 Download PDF

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Osamu Ishibashi
修 石橋
Kazuhiro Ichikawa
和弘 市川
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Abstract

【課題】印刷が許可されたユーザが印刷に使用したカートリッジの着色材をユーザごとに課金する。
【解決手段】トナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50には印刷が許可されたユーザとトナーカートリッジ40の着色材の使用量とが記憶されており、その印刷要求信号を送信したユーザが記憶素子50に記憶されたユーザと合致したとき、印刷要求された情報を印刷実行手段が所定の媒体に印刷する。そして、印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量を算出して、そのユーザと着色材の使用量とを対応付けて記憶素子50に記憶する。したがって、印刷が許可されたユーザとそのユーザが印刷に使用したトナーカートリッジ40の着色材の使用量とを対応付けてトナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置、カートリッジ及び課金出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来より、例えば特許文献1では、LAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワーク環境を利用して複数のコンピュータから利用可能なプリンタ(以下、ネットワークプリンタ)において、印刷が許可されたユーザだけが印刷できるような制限機能を設けた方法が提案されているが、印刷が許可されたユーザが印刷した際に使用したカートリッジの着色材の使用量をカートリッジに記憶していないため、カートリッジを回収したとき、ユーザごとのカートリッジの着色材の使用量に応じて課金額を算出することができないという問題があった。また、例えば特許文献2では、カートリッジの着色材の使用量をカートリッジに記憶しているが、印刷する際にユーザの制限がないため、カートリッジを回収したとき、ユーザごとの課金額を算出することができないという問題があった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−63008号公報
【特許文献2】
特開2002−149020号公報
【0004】
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、印刷が許可されたユーザとそのユーザが印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量とを対応付けてカートリッジに記憶することができる印刷装置及びカートリッジを提供することを目的の一つとする。また、カートリッジを回収したとき、カートリッジの着色材の使用量をユーザごとに課金額を算出することができる課金出力装置を提供することを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の目的の少なくとも一部を達成するため、本発明の第1は、カートリッジの着色材を使用して所定の媒体に印刷する印刷実行手段を備えた印刷装置であって、
前記カートリッジに一体化され、印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量とを記憶する記憶手段と、
外部から印刷要求信号を受信したとき、該印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致していると判定されたとき、前記印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷するよう制御する印刷制御手段と、
前記印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷したときに使用した前記カートリッジの着色材の使用量を算出する使用量算出手段と、
前記印刷要求信号を送信したユーザと前記使用量算出手段により算出した前記カートリッジの着色材の使用量とを対応付けて前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と
を備えたものである。
【0006】
この印刷装置では、カートリッジに一体化された記憶手段には印刷が許可されたユーザとカートリッジの着色材の使用量とが記憶されており、その印刷要求信号を送信したユーザが記憶手段に記憶されたユーザと合致したとき、印刷要求された情報を印刷実行手段が所定の媒体に印刷する。そして、印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量を算出して、そのユーザと着色材の使用量とを対応付けて記憶手段に記憶する。したがって、印刷が許可されたユーザとそのユーザが印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量とを対応付けてカートリッジに記憶することができる。ここで、ユーザとしては、個人でもよいし会社、部署等のグループでもよい。
【0007】
本発明の印刷装置において、前記記憶制御手段は、前記印刷要求信号を送信したユーザと前記使用量算出手段により算出した前記カートリッジの着色材の使用量の累積値とを対応付けて前記記憶手段に記憶してもよい。こうすれば、カートリッジの着色材の使用量を累積値として記憶することにより、ユーザごとの着色材の使用量を累計する手間が不要になる。
【0008】
本発明の印刷装置において、前記記憶手段は、前記印刷が許可されたユーザとして該ユーザを識別するための識別情報を記憶し、前記判定手段は、外部から印刷要求信号を受信したとき、該印刷要求信号を送信したユーザの識別情報が前記記憶手段に記憶されたユーザの識別情報と合致するか否かを判定してもよい。こうすれば、識別情報を設定することにより印刷要求信号を送信したユーザを比較的簡単に識別することができる。なお、識別情報はコンピュータをネットワークに接続する場合に必要になるものとしてもよく、例えばコンピュータ名、ワークグループ名等がある。
【0009】
本発明の印刷装置において、前記印刷制御手段は、ネットワークに接続され該ネットワークを介して複数のコンピュータから印刷要求信号を受信してもよい。ネットワークには多数のコンピュータが接続されることが多いので、許可されたコンピュータかどうかを識別したり、あるコンピュータを利用しているユーザが許可された者かどうかを識別したりする必要性が高い。
【0010】
本発明の印刷装置において、前記識別情報としてログインID又はIPアドレスを用いてもよい。ログインIDを用いた場合には、ユーザの識別を行えるため印刷を制限することができる。また、IPアドレスを用いた場合には、IPアドレスは上位2バイトが会社や事業所、次の1バイトが職場ごとに割り振られることが多く、残りのバイトを個人に割り振ることで、IPアドレスを用いて印刷を制限することができる。なお、IPアドレスは、IP(Internet Protocol)で使用される宛先や送信元を特定するためのアドレスであり、ネットワークを識別するためのネットワーク部とネットワーク内のコンピュータを識別するためのホスト部から構成される。
【0011】
本発明の第2は、印刷が許可されたユーザを記憶する記憶手段を備えたカートリッジである。このカートリッジは本発明の印刷装置の構成要素として用いるのに適している。このカートリッジにおいて、前記印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量の累積値とを対応付けて前記記憶手段に記憶してもよい。こうすれば、ユーザごとの着色材の使用量を累計する手間が不要になる。
【0012】
本発明の第3は、上述した印刷装置で使用された前記カートリッジを回収して該カートリッジの課金を算出して出力する課金出力装置であって、
前記記憶手段から前記印刷が許可されたユーザと該ユーザに対応した前記カートリッジの着色材の使用量とを入手する使用量入手手段と、
前記使用量入手手段により入手した前記カートリッジの着色材の使用量に基づいて各ユーザに対する前記カートリッジの課金額を算出する課金算出手段と、
前記印刷が許可されたユーザと前記課金算出手段により算出した課金額とを対応付けて出力する出力制御手段と
を備えたものである。
【0013】
この課金出力装置では、印刷装置で使用されたカートリッジを回収して、カートリッジに一体化された記憶手段からユーザとそのユーザに対応したカートリッジの着色材の使用量とから課金額を算出し、ユーザと課金額とを対応付けて出力する。したがって、カートリッジを回収したとき、印刷が許可されたユーザごとの課金額を算出して出力することができる。
【0014】
本発明の第4は、カートリッジに一体化され印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量とを記憶する記憶手段と前記カートリッジの着色材を使用して所定の媒体に印刷する印刷実行手段とを用いてコンピュータが印刷要求された情報を印刷する印刷方法であって、
(a)前記コンピュータが、外部から印刷要求信号を受信したとき、該印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致するか否かを判定する判定ステップと、
(b)前記コンピュータが、前記判定ステップにより前記印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致していると判定されたとき、該印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷するよう制御する印刷制御ステップと、
(c)前記コンピュータが、前記印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷したときに使用した前記カートリッジの着色材の使用量を算出する使用量算出ステップと、
(d)前記コンピュータが、前記印刷要求信号を送信したユーザと前記使用量算出ステップにより算出した前記カートリッジの着色材の使用量とを対応付けて前記記憶手段に記憶する記憶制御ステップと
を含むものである。
【0015】
この印刷方法では、カートリッジに一体化された記憶手段には印刷が許可されたユーザとカートリッジの着色材の使用量とが記憶されており、その印刷要求信号を送信したユーザが記憶手段に記憶されたユーザと合致したとき、印刷要求された情報を印刷実行手段が所定の媒体に印刷する。そして、印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量を算出して、そのユーザと着色材の使用量とを対応付けて記憶手段に記憶する。したがって、印刷が許可されたユーザとそのユーザが印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量とを対応付けてカートリッジに記憶することができる。
【0016】
本発明の第5は、印刷方法における各ステップをコンピュータに実行させるための印刷プログラムである。
【0017】
本発明の印刷プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、印刷要求信号を送信したユーザが記憶手段に記憶されたユーザと合致したとき、印刷要求された情報を印刷実行手段が所定の媒体に印刷し、印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量を算出して、そのユーザと着色材の使用量とを対応付けて記憶手段に記憶する。したがって、印刷が許可されたユーザとそのユーザが印刷に使用したカートリッジの着色材の使用量とを対応付けてカートリッジに記憶することができる。
【0018】
本発明の第6は、カートリッジに一体化され印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量とを記憶する記憶手段を備え、印刷装置で使用された前記カートリッジを回収してコンピュータが前記カートリッジの課金を算出して出力する課金出力方法であって、
(a)前記コンピュータが、前記記憶手段から前記印刷が許可されたユーザと該ユーザに対応した前記カートリッジの着色材の使用量とを入手する使用量入手ステップと、
(b)前記コンピュータが、前記使用量入手ステップにより入手した前記カートリッジの着色材の使用量に基づいて各ユーザに対する前記カートリッジの課金額を算出する課金算出ステップと、
(c)前記コンピュータが、前記印刷が許可されたユーザと前記課金算出ステップにより算出した課金額とを対応付けて出力する出力制御ステップと
を含むものである。
【0019】
この課金出力方法では、印刷装置で使用されたカートリッジを回収して、カートリッジに一体化された記憶手段からユーザとそのユーザに対応したカートリッジの着色材の使用量とから課金額を算出し、ユーザと課金額とを対応付けて出力する。したがって、カートリッジを回収したとき、印刷が許可されたユーザごとの課金額を算出して出力することができる。
【0020】
本発明の第7は、課金出力方法における各ステップをコンピュータに実行させるための課金出力プログラムである。
【0021】
本発明の課金出力プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(例えばハードディスク、ROM、FD、CD、DVDなど)に記録されていてもよいし、伝送媒体(インターネットやLANなどの通信網)を介してあるコンピュータから別のコンピュータへ配信されてもよいし、その他どのような形で授受されてもよい。このプログラムを一つのコンピュータに実行させるか又は複数のコンピュータに各ステップを分担して実行させれば、印刷装置で使用されたカートリッジを回収して、カートリッジに一体化された記憶手段からユーザとそのユーザに対応したカートリッジの着色材の使用量とから課金額を算出し、ユーザと課金額とを対応付けて出力する。したがって、カートリッジを回収したとき、印刷が許可されたユーザごとの課金額を算出して出力することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はコンピュータ20,20,20等とカラーレーザプリンタ10とがネットワーク30に接続される概略構成図を表す説明図である。図2はカラーレーザプリンタ10の概略構成を表すブロック図であり、図3はトナーカートリッジ40の記憶素子50を中心とした電気的な接続を表すブロック図である。カラーレーザプリンタ10はカラー印刷が可能なネットワークプリンタであると同時に本発明の印刷装置の役割を果たし、トナーカートリッジ40は本発明のカートリッジの役割を果たすものである。カラー印刷に関する構成については図5に基づいて後述するとして、ここでは印刷装置に関する構成について図2および図3に基づいて説明する。また、トナーカートリッジ40の着色材の課金額を算出し出力する課金出力装置70については図7に基づいて後述する。
【0023】
カラーレーザプリンタ10は、図2に示すように、主としてコントローラ11、操作パネル15、可動接続部69及びトナーカートリッジ40を備えている。コントローラ11は、周知のCPU12,ROM13,RAM14などを備えたコンピュータである。操作パネル15は、各種情報を表示する表示部16と、ボタン操作又はパネルタッチにより各種情報をコントローラ11に入力可能な操作部17とを備えたパネルである。可動接続部69は、、トナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50と電気的に接続され、この可動接続部69を介してコントローラ11は記憶素子50にアクセス可能となっている。トナーカートリッジ40は、記憶素子50が一体化された、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)という4色のうちのいずれかの色のトナーを収容する部材であり、カラーレーザプリンタ10の内部に着脱可能に取り付けられる。なお、RAM14には、カラーレーザプリンタ10の設置時等に操作パネル15の操作部17またはLANを介して設定されたIPアドレス、IPアドレスからネットワーク部を抽出するためのサブネットマスク、印刷が許可されたユーザのコンピュータのIPアドレス等が記憶されている。
【0024】
記憶素子50は、図3に示すように、データを記憶するメモリセル52と、このメモリセル52におけるデータの読み書きを制御するリード/ライト制御部54と、クロック信号CLKに基づいてリード/ライト制御部54を介してコントローラ11とデータのやり取りを行う際のカウントアップを行うアドレスカウンタ56とを備えている。こうした記憶素子50としては、例えば、EEPROMを用いることができる。図4は、トナーカートリッジ40の外観の一例を示す外観図である。本実施形態のトナーカートリッジ40では、図示するように、その端部に設けられた収納部42の内側に記憶素子50が取り付けられている。
【0025】
図5は、トナーカートリッジ40が取り付けられたカラーレーザプリンタ10のうちカラー印刷に関する構成の概略を示す構成図である。トナーカートリッジ40が取り付けられるカラーレーザプリンタ10は、単一感光体方式と中間転写方式とを採用したフルカラーの電子写真方式の画像形成装置として構成されており、図5に示すように、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色に色分解された画像を現像器61に装着された各色のトナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kから供給される各色のトナーを用いて各色毎に露光器62により静電潜像が形成された感光体63上にトナー像を形成すると共に形成したトナー像を中間転写体としての転写ベルト64に重ねて一次転写し、この転写ベルト64上に重ねて転写された4色のトナー像を用紙カセット65から供給され搬送ユニット66により搬送された用紙に二次転写ユニット67で転写し、用紙上に転写されたトナー像を定着ユニット68により用紙に融着定着させてカラー像を用紙上に形成する。このように各色のトナー像を感光体63上に形成できるように現像器61は回転可能に構成されている。また、カラーレーザプリンタ10は、現像器61に装着された各トナーカートリッジ40C,40M,40Y,40Kの各記憶素子50C,50M,50Y,50Kが図中下部右側に位置したときにその記憶素子50に接続する可動接続部69を備えている。この可動接続部69により記憶素子50の各情報を読み込んだり、書き込んだりすることができる。なお、露光器62は、モータで回転駆動されるポリゴンミラーによってスキャニングされるレーザ光が感光体63を露光して静電潜像を形成する周知のものである。
【0026】
図6は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶される情報テーブルの一例(ブラック(K))を示す説明図である。図6(a)はトナー情報テーブルを表し、図6(b)はカラーレーザプリンタ10のTCP/IP情報テーブルを表し、図6(c)は印刷許可情報テーブルを表す説明図である。トナー情報テーブルにはトナーカートリッジ40固有のIDを示すトナーIDの他にトナーカートリッジの色を識別するトナー色等が対応付けられており、TCP/IP情報テーブルにはカラーレーザプリンタ10のIPアドレス、IPアドレスからネットワーク部を抽出するためのサブネットマスク等が対応付けられており、印刷許可情報テーブルにはカラーレーザプリンタ10で印刷することが許可されたユーザを識別するための識別情報(IPアドレス)とそのユーザがトナーカートリッジ40の着色材を使用した使用量とが対応付けられている。なお、トナーカートリッジ40の着色材の使用量は、製造の際にゼロに設定されている。また、TCP/IP情報テーブルのIPアドレス、サブネットマスク等と識別情報であるIPアドレスとは、カラーレーザプリンタ10に内蔵されたRAM14に予め記憶されており、トナーカートリッジ40がカラーレーザプリンタ10に装着されたとき、コントローラ11によりRAM14から記憶素子50に複製される。
【0027】
次に、トナーカートリッジ40の販売元に設置された課金出力装置70について説明する。図7は課金出力装置70の概略構成を示す構成図である。課金出力装置70は、各種の制御を実行するCPU72、CPU72によって実行される各種の制御プログラムを記録するROM73、CPU72が各種の制御を実行する際にデータを一時記憶するRAM74、各種データやアプリケーションソフト等を保存するHDD75などを備えた周知のコンピュータであり、各種情報を表示するディスプレイ76や各種指令を入力する入力装置77と電気的に接続されている。また、課金出力装置70は、トナーカートリッジ40の記憶素子50に接続可能なコネクタ78を有しており、このコネクタ78に記憶素子50を接続することにより記憶素子50にアクセスし、トナーカートリッジ40の着色材の使用量に応じた課金額をユーザごとに算出する。
【0028】
次に、カラーレーザプリンタ10で印刷実行する動作について説明する。図8は印刷実行するまでのプロセス、図9は印刷許否処理ルーチンのフローチャート、図10は印刷許否応答ルーチンのフローチャート、図11は印刷関連処理ルーチンのフローチャートを表す。ここでは、カラーレーザプリンタ10は部署Nのネットワーク30に接続されているものとし、カラーレーザプリンタ10のIPアドレスは123.234.1.203、サブネットマスクは255.255.255.0、識別情報であるIPアドレスは123.234.1.xxx、既に設定されているものとする。なお、IPアドレスの「xxx」は1〜254までの数字を表す。また、一例として、トナー色がブラック(K)であるトナーカートリッジ40Kを便宜上トナーカートリッジ40として説明する。記憶素子50についても同様に、ブラック(K)の記憶素子50Kを便宜上記憶素子50として説明する。なお、IPアドレスとサブネットマスクとの表記方法として32ビットのビット列で設定するときには、8ビットずつ「.(ピリオド)」を用いて区切り、10進数で表現する。IPアドレスからネットワーク部を抽出するときには、サブネットマスクが上位の側から連続してビット列で「1」となっているところがネットワーク部となる。本実施形態では、カラーレーザプリンタ10のネットワーク部は、カラーレーザプリンタ10のIPアドレスが123.234.1.203、サブネットマスクが255.255.255.0のため、上位3バイトの123.234.1となる。なお、カラーレーザプリンタ10のネットワーク部は、予め算出してRAM14に記憶される。
【0029】
図8に示すように、ユーザは印刷したいデータ(情報)をコンピュータのキーボード操作又はマウス操作により印刷要求信号をカラーレーザプリンタ10へ送信する(ステップS110)。これを受信したカラーレーザプリンタ10は、図9に示す印刷許否処理ルーチンを実行する。この印刷許否処理ルーチンが開始されると、カラーレーザプリンタ10のコントローラ11は、印刷要求信号から要求元であるコンピュータのIPアドレスを取得し(ステップS200)、このコンピュータのネットワーク部をIPアドレスから抽出する(ステップS210)。ここでのネットワーク部の抽出は、上述したカラーレーザプリンタ10のネットワーク部の抽出と同様にして行う。即ち、カラーレーザプリンタ10のネットワーク部はIPアドレスの上位3バイトであるため、要求元であるコンピュータのIPアドレスの上位3バイトを抽出し、これをそのコンピュータのネットワーク部とする。
【0030】
次に、ステップS210で抽出したコンピュータのネットワーク部とカラーレーザプリンタ10のネットワーク部が同じであるか否かを判定する(ステップS220)。即ち、要求元であるコンピュータのネットワーク部がカラーレーザプリンタ10のネットワーク部である123.234.1と同じであるか否かを判定する。ステップS220でネットワーク部が同じであると判定したとき、要求元であるコンピュータは印刷が許可されているとみなし、印刷許否を表す応答フラグを印刷許可とセットし(ステップS230)、このルーチンを終える。一方、ステップS220でネットワーク部が同じでないと判定したとき、要求元であるコンピュータは印刷が許可されていないとみなし、印刷許否を表す応答フラグを印刷不可とセットし(ステップS240)、このルーチンを終える。
【0031】
ここでは、図8に示すように、コンピュータ20を送信相手にしているので、この場合には、ステップS200では取得したIPアドレスが123.234.1.105、ステップS210ではネットワーク部が123.234.1となるため、ステップS220でネットワーク部が同じであると判定され、ステップS230では応答フラグが印刷許可とセットされる。
【0032】
続いて、図8に戻り、カラーレーザプリンタ10は応答フラグ等を含む許否応答信号をコンピュータ20に送信する(ステップS120)。これを受信したコンピュータ20は、図10に示す印刷許否応答ルーチンを実行する。この印刷許否応答ルーチンが開始されると、コンピュータ20は、許否応答信号から応答フラグを取得する(ステップS300)。ステップS300で取得した応答フラグが印刷許可であるか否かを判定する(ステップS310)。ステップS310で応答フラグが印刷許可であると判定したとき、印刷するデータを図示しないRAMまたはストレージ等のメモリに一次退避させ(ステップS320)、このルーチンを終える。一方、ステップS310で応答フラグが印刷許可でない(印刷不可)と判定したとき、印刷できない旨のメッセージをディスプレイに表示し(ステップS330)、この印刷実行プロセスを中止する。
【0033】
図8に戻り、コンピュータ20はメモリに一次退避した印刷するデータをカラーレーザプリンタ10に送信する(ステップS130)。これを受信したカラーレーザプリンタ10は、図11に示す印刷関連処理ルーチンを実行する。この印刷関連処理ルーチンが開始されると、カラーレーザプリンタ10のコントローラ11は、印刷要求されたデータを印刷する(ステップS400)。ステップS400で印刷した際、トナーカートリッジ40(ここでは、ブラック(K))の着色材の使用量αを算出する(ステップS410)。続いて、トナーカートリッジ40の記憶素子50における識別情報テーブルから今回の要求元のコンピュータに対応した前回までの着色材の使用量を読み出す(ステップS420)。ステップS420で読み出した着色材の使用量にステップS410で算出した今回使用した着色材の使用量αを累積した値を算出し(ステップS430)、要求元のコンピュータのIPアドレスとステップS430で算出した着色材の使用量の蓄積値とを対応付けてトナーカートリッジ40の記憶素子50における識別情報テーブルに書き込み(ステップS440)、このルーチンを終える。図12はトナーカートリッジ40の着色材が累積された識別情報テーブルを表す。
【0034】
ここでは、図8に示すように、コンピュータ20を送信相手にしているので、この場合には、ステップS400ではコンピュータ20が印刷要求した情報を印刷し、ステップS410ではステップS400で印刷した際のトナーカートリッジ40の着色材の使用量αを算出し、ステップS420ではコンピュータ20に対応した前回までの着色材の使用量を読み出す。ステップS420で読み出した前回までの着色材の使用量がAAAとすると、ステップS430ではステップ420で読み出した前回までの着色材の使用量とステップS410で算出した今回使用した着色材の使用量αを累積した値のAAA+αを算出し、ステップS440ではコンピュータ20のIPアドレスとステップS430で算出した着色材の使用量の蓄積値とを対応付けてトナーカートリッジ40の記憶素子50における識別情報テーブルに書き込む。このとき、図12に示すように、識別情報であるIPアドレスが123.234.1.105の着色材の使用量が、印刷前の着色材の使用量AAA(図6(c)参照)からAAA+αへと累積されている。
【0035】
続いて、カラーレーザプリンタ10で使用されたトナーカートリッジ40を販売元が回収して、図7に示すように、課金出力装置70によりトナーカートリッジ40の着色材の使用量に応じた課金額をユーザごとに算出する方法について説明する。図13は課金額算出プログラムのフローチャートである。
【0036】
オペレータは、図7に示すように、ユーザから回収したトナーカートリッジ40の記憶素子50をコネクタ78に接続したあと、課金出力装置70を起動して入力装置77から課金額を算出するプログラムの実行を指令する。この課金額算出プログラムは、課金出力装置70のHDD75に記憶されている。課金出力装置70のCPU72は、この課金額算出プログラムを読み出してこれを実行する。まず、CPU72は、コネクタ78を介して記憶素子50に記憶されている識別情報テーブルから識別情報であるIPアドレスと着色材の使用量とを読み出し(ステップS500)、読み出した着色材の使用量に基づいて課金額を決定する(ステップS510)。具体的には、予めトナーの単位使用量に対する金額を決めておき、その金額に今回の着色材の使用量を乗算して課金額を算出してもよいし、予め着色材の使用量の領域を多段階に分け各段階の領域に対して課金額を決めておき、今回の着色材の使用量がどの段階の領域に属するかに応じて課金額を求めてもよい。
【0037】
続いて、識別情報であるIPアドレスとステップS510で算出した課金額とを対応付けてディスプレイ76に一覧表示し(ステップS520)、この処理を終える。図14は課金結果の画面を表す説明図である。図14に示すように、画面の上側にはトナーカートリッジ40のトナーID、トナー色等のトナー情報が表示され、画面の中央には識別情報であるIPアドレスに対応する課金額の算出結果が表示され、画面の下側には部署Nで使用された着色材の課金額の合計額が表示される。
【0038】
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態のカラーレーザプリンタ10が本発明の印刷装置に相当し、記憶素子50が記憶手段に相当し、現像器61から定着ユニット68までが印刷実行手段に相当し、コントローラ11が判定手段、印刷制御手段、使用量算出手段、記憶制御手段に相当する。また、ステップS220が判定手段の処理に相当し、ステップS230とステップS400とが印刷制御手段の処理に相当し、ステップS410が使用量算出手段の処理に相当し、ステップS440が記憶制御手段の処理に相当する。そして、課金出力装置70のCPU72が本発明の課金出力装置の使用量入手手段、課金算出手段、出力制御手段に相当し、ステップS500が使用量入手手段の処理に相当し、ステップS510が課金算出手段の処理に相当し、ステップS520が出力制御手段の処理に相当する。
【0039】
以上説明した本実施形態によれば、トナーカートリッジ40に一体化された記憶素子50には印刷が許可されたユーザとトナーカートリッジ40の着色材の使用量とが記憶されており、その印刷要求信号を送信したユーザが記憶素子50に記憶されたユーザと合致したとき、印刷要求された情報をコントローラ11により制御されたカラーレーザプリンタ10で印刷することができる。そして、印刷に使用したトナーカートリッジ40の着色材の使用量を算出して、そのユーザと着色材の使用量とを対応付けて記憶素子50に記憶する。したがって、印刷が許可されたユーザとそのユーザが印刷に使用したトナーカートリッジ40の着色材の使用量とを対応付けてトナーカートリッジ40の記憶素子50に記憶することができる。
【0040】
また、コントローラ11は、印刷要求信号を送信したユーザと算出したトナーカートリッジ40の着色材の使用量の累積値とを対応付けて記憶素子50に記憶するため、ユーザごとの着色材の使用量を累計する手間が不要になる。
【0041】
更に、記憶素子50は、印刷が許可されたユーザを識別するための識別情報としてIPアドレスを記憶し、コントローラ11は、外部から印刷要求信号を受信したとき、その印刷要求信号を送信したユーザのIPアドレスが記憶素子50に記憶されたユーザのIPアドレスと合致するか否かを判定するため、IPアドレスを設定するだけで印刷要求信号を送信したユーザを比較的簡単に識別することができる。
【0042】
更にまた、コントローラ11は、ネットワーク30を介して複数のコンピュータ20,20,20等から印刷要求信号を受信するため、印刷が許可されたコンピュータか否かを識別する必要性が高い。
【0043】
そして、課金出力装置70は、カラーレーザプリンタ10で使用されたトナーカートリッジ40を回収して、トナーカートリッジ40一体化された記憶素子50からユーザとそのユーザに対応したトナーカートリッジ40の着色材の使用量とから課金額を算出し、ユーザと課金額とを対応付けて出力することができるため、トナーカートリッジ40を回収したとき、印刷が許可されたユーザごとの課金額を算出して出力することができる。
【0044】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
【0045】
上述した実施形態では、識別情報としてIPアドレスを用いたが、コンピュータの固体情報を表すMAC(Media Access Control)アドレスでもよい。こうすれば、IPアドレスは設定を変更すれば他のコンピュータでもカラーレーザプリンタ10を利用することができるが、MACアドレスはコンピュータの固体を表すため、コンピュータ自体に印刷の許否を設定することができる。また、識別情報としてログインIDを用いてもよい。こうすれば、印刷を制限することができ、ログインIDごとに課金額を算出することができる。
【0046】
あるいは、識別情報として印刷許可用のユーザIDを設定してよいし、ユーザの名前又は名称、電話番号、e−mailアドレス等の個別情報を設定してもよい。印刷許可用のユーザIDを識別情報にすると、印刷が許可されたユーザに対してのみユーザIDを発行するだけで済み、便利である。また、個別情報として例えばユーザの名前を識別情報にすると、ユーザの名前と着色材の使用量とを対応付けて記憶するため、ユーザごとに算出した課金額の一覧を参照するときに便利である。
【0047】
また、上述した実施形態では、ユーザごとの課金額の一覧をディスプレイ76に表示していたが、ユーザが使用したトナーカートリッジ40の着色材の課金額をそのユーザのIPアドレスに向けて送信してもよい。こうすれば、ユーザごとに課金額を送信するため、課金額を印刷した書類をユーザごとに郵送したり又はFAXで送る手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワーク30に接続された機器の概略構成を表す説明図。
【図2】カラーレーザプリンタ10の概略構成を表すブロック図。
【図3】記憶素子50を中心とした電気的な接続を表すブロック図。
【図4】トナーカートリッジ40の外観図。
【図5】カラー印刷に関する構成の概略を示す構成図。
【図6】記憶素子50に記憶される情報の一例を示す説明図。
【図7】課金出力装置70の概略構成を示す構成図。
【図8】印刷実行プロセス。
【図9】印刷許否処理ルーチンのフローチャート。
【図10】印刷許否応答ルーチンのフローチャート。
【図11】印刷関連処理ルーチンのフローチャート。
【図12】着色材が累積された識別情報テーブル。
【図13】課金額算出プログラムのフローチャート。
【図14】課金結果の画面を表す説明図。
【符号の説明】
10…カラーレーザプリンタ、11…コントローラ、12…CPU、13…ROM、14…RAM、15…操作パネル、16…表示部、17…操作部、20,20,20…コンピュータ、30…ネットワーク、40,40C,40M,40Y,40K…トナーカートリッジ、42…収納部、50,50C,50C,50M,50Y,50K…各記憶素子、52…メモリセル、54…リード/ライト制御部、56…アドレスカウンタ、61…現像器、62…露光器、63…感光体、64…転写ベルト、65…用紙カセット、66…搬送ユニット、67…二次転写ユニット、68…定着ユニット、69…可動接続部、70…課金出力装置、72…CPU、73…ROM、74…RAM、75…HDD、76…ディスプレイ、77…入力装置、78…コネクタ。

Claims (12)

  1. カートリッジの着色材を使用して所定の媒体に印刷する印刷実行手段を備えた印刷装置であって、
    前記カートリッジに一体化され、印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量とを記憶する記憶手段と、
    外部から印刷要求信号を受信したとき、該印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致していると判定されたとき、前記印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷するよう制御する印刷制御手段と、
    前記印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷したときに使用した前記カートリッジの着色材の使用量を算出する使用量算出手段と、
    前記印刷要求信号を送信したユーザと前記使用量算出手段により算出した前記カートリッジの着色材の使用量とを対応付けて前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と
    を備えた印刷装置。
  2. 前記記憶制御手段は、前記印刷要求信号を送信したユーザと前記使用量算出手段により算出した前記カートリッジの着色材の使用量の累積値とを対応付けて前記記憶手段に記憶する
    請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記記憶手段は、前記印刷が許可されたユーザとして該ユーザを識別するための識別情報を記憶し、
    前記判定手段は、外部から印刷要求信号を受信したとき、該印刷要求信号を送信したユーザの識別情報が前記記憶手段に記憶されたユーザの識別情報と合致するか否かを判定する
    請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記印刷制御手段は、ネットワークに接続され該ネットワークを介して複数のコンピュータから印刷要求信号を受信する
    請求項3に記載の印刷装置。
  5. 前記識別情報としてログインID又はIPアドレスを用いる
    請求項4に記載の印刷装置。
  6. 印刷が許可されたユーザを記憶する記憶手段を備えたカートリッジ。
  7. 前記印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量の累積値とを対応付けて前記記憶手段に記憶する
    請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載の印刷装置で使用された前記カートリッジを回収して該カートリッジの課金を算出して出力する課金出力装置であって、
    前記記憶手段から前記印刷が許可されたユーザと該ユーザに対応した前記カートリッジの着色材の使用量とを入手する使用量入手手段と、
    前記使用量入手手段により入手した前記カートリッジの着色材の使用量に基づいて各ユーザに対する前記カートリッジの課金額を算出する課金算出手段と、
    前記印刷が許可されたユーザと前記課金算出手段により算出した課金額とを対応付けて出力する出力制御手段と
    を備えた課金出力装置。
  9. カートリッジに一体化され印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量とを記憶する記憶手段と前記カートリッジの着色材を使用して所定の媒体に印刷する印刷実行手段とを用いてコンピュータが印刷要求された情報を印刷する印刷方法であって、
    (a)前記コンピュータが、外部から印刷要求信号を受信したとき、該印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致するか否かを判定する判定ステップと、
    (b)前記コンピュータが、前記判定ステップにより前記印刷要求信号を送信したユーザが前記記憶手段に記憶されたユーザと合致していると判定されたとき、該印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷するよう制御する印刷制御ステップと、
    (c)前記コンピュータが、前記印刷要求信号を送信したユーザにより印刷要求された情報を前記印刷実行手段が所定の媒体に印刷したときに使用した前記カートリッジの着色材の使用量を算出する使用量算出ステップと、
    (d)前記コンピュータが、前記印刷要求信号を送信したユーザと前記使用量算出ステップにより算出した前記カートリッジの着色材の使用量とを対応付けて前記記憶手段に記憶する記憶制御ステップと
    を含む印刷方法。
  10. 請求項9に記載の印刷方法における各ステップをコンピュータに実行させるための印刷プログラム。
  11. カートリッジに一体化され印刷が許可されたユーザと前記カートリッジの着色材の使用量とを記憶する記憶手段を備え、印刷装置で使用された前記カートリッジを回収してコンピュータが前記カートリッジの課金を算出して出力する課金出力方法であって、
    (a)前記コンピュータが、前記記憶手段から前記印刷が許可されたユーザと該ユーザに対応した前記カートリッジの着色材の使用量とを入手する使用量入手ステップと、
    (b)前記コンピュータが、前記使用量入手ステップにより入手した前記カートリッジの着色材の使用量に基づいて各ユーザに対する前記カートリッジの課金額を算出する課金算出ステップと、
    (c)前記コンピュータが、前記印刷が許可されたユーザと前記課金算出ステップにより算出した課金額とを対応付けて出力する出力制御ステップと
    を含む課金出力方法。
  12. 請求項11に記載の印刷方法における各ステップをコンピュータに実行させるための課金出力プログラム。
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