JP2004258334A - シミュレータシナリオ製作支援プログラム及びシミュレータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シミュレータに用いられるシナリオが容易に構築できるようにすること。
【解決手段】乗り物がその中を運動する仮想的な空間を画面上に表示し、その空間においてGUIを用いて運動コースと環境条件を設定することによって、シナリオが構築される。乗り物の操縦者からの視界を示す画像が表示されることで、構築されたシナリオを確認することができる。
【選択図】図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗り物の操縦を仮想的に体験することを可能にするシミュレータ装置に関する。本発明は特に、乗り物を運転した際に体感する加速度を再現するシミュレータ装置と、そうしたシミュレータ装置に適したシミュレータシナリオの製作を支援するプログラムとに関する。
【0002】
【従来の技術】
航空機、車両に例示される乗り物の操縦を仮想的に体験するために、搭乗者から見られる視界あるいは搭乗者によって感覚される加速度を模擬的に再現するシミュレータ装置が用いられている。シミュレータ装置による現実感を高めるために、運行経路、速度、加速度あるいは気象条件に例示される条件からなるシナリオを自由に設定することが可能なシミュレータ装置が望まれている。更に、そうしたシナリオの製作を簡易にすることが望まれている。
【0003】
航空機の操縦において、気象条件によって視覚、平衡感覚あるいは体性感覚に狂いが生じることによって、搭乗者が航空機の姿勢を正しく把握できなくなる空間識失調と呼ばれる現象が知られている。実際の航空機による飛行の安全性を高めるために、空間識失調に対する訓練を行うことが有効である。しかし、実際の航空機を用いた訓練では、空間識失調を誘発する気象条件を望む通りに用意することは困難である。空間識失調を誘発する条件を再現することができるシミュレータ装置が望まれている。空間識失調を誘発する条件を模擬的に再現するシミュレータ装置用のシナリオの製作を簡易にするシステムが望まれている。
【0004】
シナリオ制御ロジックについては全て制御プログラムに組込み、シナリオ実行に供されるシナリオデータについては制御プログラムとは独立させることによって、シナリオ制御プログラムを変更せずにデータの追加・変更を行うだけで自在にシナリオが構築できるシミュレータのシナリオ製作支援装置が知られている(特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開平10−312149号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、シナリオの設定が簡易に行われるシミュレータシナリオ製作支援プログラム及びシミュレータ装置を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、多様な気象条件あるいは乗り物の運動状態を簡易に設定することができるシミュレータシナリオ製作プログラムと、多様な気象条件あるいは乗り物の運動状態を視覚的あるいは体感的に再現するシミュレータ装置を提供することである。
【0008】
本発明の更に他の目的は、空間識失調を誘発する状況を含むシナリオを簡易に作成するシミュレータシナリオ製作支援プログラムと、空間識失調を誘発する状況を再現するシミュレータ装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0010】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)は、仮想空間(31)を表示するステップ(ステップS2)と、シナリオ情報(102)を収集するステップ(ステップS8〜ステップS18)と、シナリオ情報(102)は仮想の乗り物(32)が仮想空間(31)の中を移動する経路(33)を示す経路情報(121)を含み、経路(33)に含まれる任意の点において乗り物(32)の搭乗者から見た視界を仮想的に表現する画像を作成するステップ(ステップS19)と、画像を経路(33)に沿って時系列的に再生する再生ステップ(ステップS21)とを具備する方法をコンピュータに実行させる。
【0011】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)は更に、経路情報(121)によって示される経路(33)が複数の不連続な通過点(38)を含むとき、通過点(38)の間を自動的に補間して経路情報(121)を修正するステップ(ステップS15)を含む方法をコンピュータに実行させる。
【0012】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)において、シナリオ情報(102)は更に、仮想空間(31)における位置に対応する環境情報(125)を含み、更に、環境情報(125)を用いて画像を加工するステップ(ステップS17)を具備する方法をコンピュータに実行させる。
【0013】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)において、環境情報(125)は気象条件に関する情報を含んでいることが好ましい。環境情報(125)は、昼間(41)、夜間(42)、雲(43)、雲の切れ目から差し込む太陽光(44)、傾斜面を有する雲(45)、雨(46)、雪(47)、星空(48)、漁火(49)、先導する乗り物(50)、他の乗り物(51)のうちの少なくとも1つを含む。
【0014】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)は更に、太陽光が差し込む角度、雨が降る角度、雪が降る角度、傾斜面を有する雲の傾斜面の角度のうちの少なくとも1つを設定するステップ(ステップS18)を具備する方法をコンピュータに実行させる。
【0015】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)において、シナリオ情報(102)は更に、経路(33)の各々の位置における乗り物(32)の姿勢を示す姿勢情報(122)を含み、更に、画像(60)を姿勢情報を用いて加工するステップ(ステップS16)を具備する方法をコンピュータに実行させる。
【0016】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)において、乗り物(32)は航空機であり、仮想空間(31)は三次元である。
【0017】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)において、シナリオ情報(102)は更に、仮想空間(31)における傾斜面を有する雲(45)の位置と、傾斜面の角度と、角度が変化する速さの情報とを含み、再生ステップ(ステップS21)において、傾斜面を有する雲(45)は、傾斜面の角度が連続的に変化するように再生される。
【0018】
本発明におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)は更に、経路(33)のうちからユーザによって任意に選択される点において搭乗者から見た視界を仮想的に表現する画像(60)を表示するステップ(ステップS20)を具備する方法をコンピュータに実行させる。
【0019】
本発明によるシミュレーション装置(201)は、シミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)を用いて前記シナリオ情報(102)を生成するシナリオ生成部(246)と、被験者が配置される座席(221)と、座席(221)を貫通していないせん回軸(216)と、せん回軸(216)と異なる複数のジンバル軸(225、227、229)と、シナリオ情報(102)を用いて仮想の乗り物(32)の加速度を算出するシミュレーション部(242)と、加速度に基づいて座席(221)がせん回軸(216)を中心に回転する角速度を算出するせん回軸角速度算出部(244)と、加速度に基づいて、せん回軸(216)と複数のジンバル軸(225、227、229)とが回転する角度を算出する操縦席姿勢算出部(245)とを具備している。
【0020】
本発明によるシミュレーション装置(201)は更に、シナリオ情報(102)を用いて乗り物(32)の搭乗者から見た仮想的な視界を被験者に表示する表示部(図示せず)を具備している。
【0021】
本発明によるシミュレーション装置(201)は、シミュレータシナリオ製作支援プログラム(101)を用いてシナリオ情報(102)を生成するシナリオ生成部(246)と、被験者が配置される座席(221)と、座席(221)を貫通していないせん回軸(216)と、せん回軸(216)と異なる複数のジンバル軸(225、227、229)と、仮想の乗り物(32)の加速度を算出するシミュレーション部(242)と、加速度に基づいて座席(221)がせん回軸(216)を中心に回転する角速度を算出するせん回軸角速度算出部(244)と、加速度に基づいて、せん回軸(216)と複数のジンバル軸(225、227、229)とが回転する角度を算出する操縦席姿勢算出部(245)と、乗り物(32)の搭乗者から見た仮想的な視界を被験者に表示する表示部(図示せず)と、視界にはシナリオ情報(102)に従って移動して乗り物(32)を先導する移動体(50)が表示され、座席(221)に着席する被験者により操作盤に入力される操作内容を収集する操作内容収集部(241)とを具備し、シミュレーション部(242)は、操作内容に基づいて加速度を算出する。
【0022】
本発明によるシミュレータ装置(201)において、ジンバル軸(225、227、229)は、それぞれ1つの点を通ることが好ましい。
【0023】
本発明によるシミュレータ装置(201)において、ジンバル軸(225、227、229)は、せん回軸(216)と平行なヨー軸(225)と、ヨー軸(225)と平行ではないピッチ軸(227)と、ピッチ軸(227)と平行ではないロール軸(229)とを含み、操縦席姿勢算出部(245)は、前記シミュレーション部(242)が算出する加速度に基づいて、座席(221)がヨー軸(225)を中心に回転するヨー角度と座席(221)がピッチ軸(227)を中心に回転するピッチ角度と座席(221)がロール軸(229)を中心に回転するロール角度とを算出することが好ましい。
【0024】
本発明によるシミュレータ装置(201)において、ヨー軸(225)は、せん回軸(216)と平行であることが好ましい。
【0025】
【発明の実施の形態】
[実施の第1形態]
以下、図面を参照しながら、本発明によるシミュレータシナリオ製作支援プログラム及びシミュレータシナリオ製作支援装置の実施の第1形態について説明する。本実施の形態におけるシミュレータシナリオ製作支援プログラムは、航空機のフライトをシミュレートするシミュレータ用のシナリオを製作するために用いられる。
【0026】
図1は、シミュレータシナリオ製作支援装置1の構成を示している。シミュレータシナリオ製作支援装置1は、表示部2と、入力部3と、演算部4と、記憶部5と、転送部6とを具備している。シミュレータシナリオ製作支援装置1は、パーソナルコンピュータあるいはワークステーションに例示されるコンピュータシステムによって実現される。
【0027】
入力部3は、キーボードと、マウスに例示されるポインティング・デバイスとを具備している。転送部6は、記憶部4に格納されているデータを加速度シミュレータ装置201に転送する。シミュレータ装置201がその記憶媒体の読み取り装置を具備している場合、転送部101に代えて、CD−ROMに例示される記憶媒体の書き込み装置を具備している構成のシミュレータシナリオ製作装置も好適に用いられる。
【0028】
図2を参照して、記憶部5は、シミュレータシナリオ製作支援プログラム101と、シナリオ情報102と、経路雛型情報103と、画像雛型情報104とを格納している。シミュレータシナリオ製作支援プログラム101は、演算部4によって実行可能なコンピュータプログラムである。
【0029】
図3を参照して、シミュレータシナリオ製作支援プログラム101は、仮想空間表示部110と、シナリオ情報収集部111と、シナリオ補間部112と、画像作成部113と、シナリオ再生部114とを具備している。
【0030】
図4を参照して、シナリオ情報102は、経路情報121と、姿勢情報122と、速度情報123と、加速度情報124と、情景情報125とを含んでいる。
【0031】
図5は、表示部2が表示する画面30の例を示している。画面30には、三次元の仮想空間31が表示されている。仮想空間31の中には、地面34が表示されている。仮想空間31の中には、経路33が表示されている。経路33は、飛行場35を一部として含む閉曲線をなしている。仮想空間31には二次元経路36が表示されている。二次元経路36は、経路33が仮想空間31における鉛直方向に地面に投影されたものである。経路33の上には航空機32が表示されている。仮想空間31の内部には、他機52が表示されている。画面30の内部には、仮想空間31と並列してシナリオ確認画面60が表示されている。
【0032】
画面30の内部には、入力部3が備えている図示しないポインティング・デバイスによって操作され画面30における位置を指し示すポインタ37が表示されている。
【0033】
画面30には、複数の情景アイコン40が表示されている。情景アイコン40は、昼間41と、夜間42と、雲43と、雲の切れ目から差し込む光である斜光44と、雲傾斜45と、雨46と、雪47と、星空48と、漁火49と、先導機50と、他機51とを含んでいる。情景アイコン40の各々は、画像雛型情報104に記憶されている画像の情報に対応づけられている。
【0034】
図6は、シミュレータシナリオ製作支援装置1が表示する画面30の他の例を示している。経路33の上には、雲傾斜45を表す貼付アイコン71が置かれている。画面30には更に、貼付アイコン71に対応して、情景設定入力画面72が表示されている。
【0035】
以上の構成を備えたシミュレータシナリオ製作支援プログラム及びシミュレータシナリオ製作支援装置の動作を、図7に示すフローチャートに従って説明する。
【0036】
ただし、以下の説明においてシミュレータシナリオ製作支援プログラムあるいはその一部分が行う動作として記載されている動作は、演算部4が記憶部5に格納されている該シミュレータシナリオ製作支援プログラムあるいはその一部分を読み取って実行する動作を示している。
【0037】
入力部3からシミュレータシナリオ製作支援プログラム101を起動するための操作がなされると、仮想空間表示部110は画面30に仮想空間31を表示する。仮想空間表示部110は更に、仮想空間31の内部に地面34を表示する。地面34には、経路33の設定がしやすいように座標を示す格子が描かれていることが好ましい(ステップS2)。
【0038】
シナリオ情報収集部111は、情景アイコン40を画面30に表示する(ステップS4)。
【0039】
シナリオ情報収集部111は、ユーザが経路33を作成するために経路雛型情報103を使用するか否かを示す情報を、図示しない入力画面を用いてユーザから収集する(ステップS6)。
【0040】
ユーザが経路雛型情報103を使用しないことを選択したとき(ステップS6No)、シナリオ情報収集部111は、二次元経路36を示す情報を入力部3から収集する。ユーザは、入力部3を用いてポインタ37を操作し、地面34に描かれた二次元の曲線である二次元経路36を作成する。あるいは、ユーザがポインタ37を操作して地面34の上に不連続な複数の点を設定すると、シナリオ補間部112はそれらの点の間を自動的に補間して、連続的な二次元経路36を作成する。作成された二次元経路36は、経路情報121として格納される(ステップS8)。
【0041】
シナリオ情報収集部111は、二次元経路36に含まれる点に対して、地面34に垂直な方向の高さを示す情報を収集する。ユーザは、二次元経路36に含まれる点の中から適当な点を決め、決められた点において高さを設定する。シナリオ補間部112は、二次元経路36とユーザが設定した高さとを用いて、連続的な経路33を作成する。作成された経路33は、経路情報121として格納される(ステップS10)。
【0042】
ステップS6においてユーザが経路雛型情報103を使用することを選択したとき(ステップS6Yes)、シナリオ情報収集部111は、経路雛型情報103が含んでいる図示しない経路雛型の複数の候補の中からユーザがどの経路雛型を選択したかを示す情報を入力部3から収集する。仮想空間表示部110は、選択された経路雛型を用いて仮想空間31に経路33を表示する(ステップS12)。
【0043】
シナリオ情報収集部111は、入力部3から経路33を修正するための情報を収集する。ユーザは、二次元経路36に含まれる点をポインタ37でドラッグ&ドロップすることによって地面34の中で移動し、二次元経路36の変形を行う。ユーザは更に、経路33に含まれる点をポインタ37でドラッグ&ドロップすることによって高さを変更する。あるいはユーザは、経路33に含まれる点をポインタ37で指示し数値を入力することによって高さを修正する。修正された経路33の情報は、経路情報21として格納される(ステップS14)。
【0044】
シナリオ補間部112は、経路33が不連続な複数の通過点38を含むとき、所定の補間方法を用いて、通過点38をなめらかにつなぎ合わせて、経路33を作成し表示する。作成された経路33の情報は、経路情報121として保存される(ステップS15)。経路33の補間は、経路情報121が追加、変更あるいは削除される毎に自動的に行われることが望ましい。
【0045】
シナリオ情報収集部111は、ポインタ37が経路33に含まれる点を指しているときに入力部3からマウスの右クリックに例示される所定の操作がなされると、画面30に出力される図示しない入力画面から、姿勢情報122、速度情報123あるいは加速度情報124を収集する。シナリオ補間部112は、入力された姿勢情報122、速度情報123あるいは加速度情報124の経路33に沿った変化が連続的になるように自動的に補間する(ステップS16)。
【0046】
姿勢情報122、速度情報123あるいは加速度情報124を自在に設定したシナリオが簡易に製作されることによって、現実感が高いシミュレーションが可能になる。更に、姿勢情報122、速度情報123あるいは加速度情報124を自在に設定したシナリオが、航空機の姿勢、速度あるいは加速度に基づく体感を再現することを可能にするシミュレータ装置201に用いられると、現実に近いシミュレーションが可能となり、訓練の効果が高くなる。
【0047】
シナリオ情報収集部111は、入力部3から情景の情報を収集する。ユーザは、ポインタ37を用いて情景アイコン40の内からアイコンを選択して経路33の上または側にドラッグ&ドロップする。この設定によって、例えば、昼間41の情景を飛行していた航空機32が、飛行場35に着陸するために接近する頃には夜間42となって雨46が降り始める、といった設定がなされる。ドラッグ&ドロップされた情景アイコン40は、経路33の上または側に貼付アイコン71として表示される。選択された情景アイコン40とその情景アイコン40がドラッグ&ドロップされた経路33の上の位置とは、情景情報125として格納される。貼付アイコン71の上で図示しないマウスを右クリックして表示されるメニューから削除を選択することによって、設定された情景は削除される(ステップS17)。
【0048】
このように情景が設定されることで、情景の設定あるいは修正が簡易に行われる。設定された情景が貼付アイコン71として表示されることによって、情景の設定がひと目で確認され、更に修正が簡易に行われる。
【0049】
情景アイコン40の中から斜光44、雲傾斜45、雨46あるいは雪47が選ばれ経路33の上に設定されたとき、シナリオ情報収集部111は更に、情景設定入力画面72を表示して、斜光が差し込む角度、平らな面を有する雲においてその平らな面が水平に対して傾いている角度、雨が降る角度あるいは雪が降る角度を示す情報を入力部3から収集する。収集された情報は情景情報125として格納される。情景設定入力画面72は更に、それらの角度が変化するときに、どれだけの時間をかけて変化するかを入力する入力欄を有している。その入力欄から入力された時間は、情景情報125として格納される(ステップS18)。
【0050】
画像作成部113は、ステップS6〜ステップS18において設定された経路情報121、姿勢情報122あるいは情景情報125を用いて、経路33の中からユーザが任意に選択した点における航空機32の操縦者の視界を仮想的に再現する静止画像を作成する。例として経路33の中から選択された点において貼付アイコン71として斜光44が設定されていたとき、画像作成部113は斜光44に対応する画像雛型情報104を取り出し、斜光44の角度を示す情報を情景情報25から取り出して画像雛型情報104を加工して、ステップS18において設定された角度に斜光が差し込む画像を作成する(ステップS19)。
【0051】
表示部2は、画像作成部113が作成した画像をシナリオ確認画面60に表示する。ユーザは、シナリオ確認画面60を見て必要ならば設定に修正を加える(ステップS20)。
【0052】
シナリオ確認部15は、設定された経路33の最初から最後まで、あるいは設定された経路33のうちの指定された部分に関して、画像作成部113が作成した画像を連続的に再生することによって、経路33の上を速度情報123に示される速度と加速度情報124に示される加速度で飛行する航空機32の操縦者の視界を仮想的に再現する動画をシナリオ確認画面60に再生する(ステップS21)。
【0053】
シナリオ確認画面60によって、シナリオの製作者はシナリオを作成しあるいは修正するたびにシナリオを確認することができ、シナリオの製作者がイメージする通りのシナリオが簡易に短時間で製作される。
【0054】
ユーザからシナリオ情報102の修正が求められると、シミュレータシナリオ製作支援プログラム101は、ステップS14に戻る(ステップS22Yes)。修正が求められないと、ステップS2〜ステップS22によって製作されたシナリオはハードディスク、フレキシブルディスクあるいは光磁気ディスクに例示される記録媒体に保存される(ステップS24)。
【0055】
ステップS24において保存されたシナリオは、転送部6によって加速度シミュレータ装置201に転送される。加速度シミュレータ装置201は、転送されたシナリオに従って、搭乗者に視覚的かつ体感的な模擬的飛行体験を提供する。
【0056】
本発明によるシナリオシミュレータ製作支援プログラム及びシナリオシミュレータ製作支援装置を用いて製作されたシナリオは、多様な気象条件あるいは航空機の多様な運動条件を簡易に設定することを可能にする。こうしたシナリオは、多様な体感を再現することを可能にするシミュレーション装置101に用いられることで、多様な状況を仮想的に体験することが可能になり、訓練の効果が上がる。
【0057】
空間識失調は、平らな部分を有する雲が数分間かけて平らな部分の傾きを変える場合、雪が斜めに降る場合、雲の切れ間から斜めに光が差し込む場合などに誘発されて発生することがある。本発明におけるシナリオシミュレータ製作支援プログラム及びシナリオシミュレータ製作支援装置を用いて製作されたシナリオは、こうした空間識失調を誘発する状況を組み込んだシナリオを簡易に製作することを可能にする。こうしたシナリオは、こうした空間識失調を誘発する状況の画像を再現するシミュレータ装置に用いられることによって訓練の効果を上げる。
【0058】
空間識失調は更に、直進状態において加速若しくは減速をする場合に重力と慣性力の合力の方向(鉛直方向からずれている)を鉛直方向と錯覚することによって発生することがある。空間識失調は更に、安定したせん回運動を行っている場合に、せん回運動による遠心力と重力との合力の方向(鉛直方向からずれている)を鉛直方向と錯覚することによって発生することがある。本発明におけるシナリオシミュレータ製作支援プログラム及びシナリオシミュレータ製作支援装置を用いて製作されたシナリオは、こうした空間識失調を誘発する状況を組み込んだシナリオを簡易に製作することを可能にする。こうしたシナリオは、こうした空間識失調を誘発するような加速度を被験者に体験させることを可能にするシミュレータ装置に用いられることによって訓練の効果を上げる。
【0059】
[実施の第2形態]
図面を参照して、本発明の実施の第2形態を説明する。図8は、本発明によるシミュレータ装置201を示している。シミュレータ装置201は、加速度シミュレータ202が加速度シミュレータ制御装置203とともに互いに情報が伝達可能に接続されて設けられている。シミュレータ装置201は、飛行機、自動車に例示される乗り物を操縦するパイロットが体感する加速度と視界とを模擬的に生成する。
【0060】
図9は、加速度シミュレータ202を詳細に示している。加速度シミュレータ202は、加速度スカラー制御装置211と、加速度ベクトル制御装置212とから形成されている。加速度スカラー制御装置211は、せん回装置213とせん回アーム214とを備えている。せん回装置213は、図示されていないせん回軸受けとサーボモータとから形成されている。そのせん回軸受けは、せん回アーム214の一端に同体に接合され、地面215に対してせん回軸216を中心にせん回アーム214を回転可能に支持している。せん回軸216は、鉛直方向に平行である。そのサーボモータは、加速度シミュレータ制御装置203から出力される電気信号に応答して、せん回軸216を中心にせん回アーム214を回転させる。
【0061】
加速度ベクトル制御装置212は、せん回アーム214のせん回装置213と接合されている一端と反対側の他端に設けられている。加速度ベクトル制御装置212は、コクピット221と複数のフレームとを備えている。そのフレームは、ヨーフレーム222と、ピッチフレーム223とから形成されている。
【0062】
せん回アーム214とヨーフレーム222との間には、ヨー軸回転装置224が設けられている。ヨー軸回転装置224は、図示されていない軸受けとサーボモータとから形成されている。その軸受けは、ヨー軸225を中心に回転可能にせん回アーム214にヨーフレーム222を支持している。ヨー軸225は、常に、点Pを通り、せん回軸216に平行である。そのサーボモータは、加速度シミュレータ制御装置203から出力される電気信号に応答して、ヨー軸225を中心にヨーフレーム222を回転させる。
【0063】
ヨーフレーム222とピッチフレーム223との間には、ピッチ軸回転装置226が設けられている。ピッチ軸回転装置226は、図示されていない軸受けとサーボモータとから形成されている。その軸受けは、ピッチ軸227を中心に回転可能にヨーフレーム222にピッチフレーム223を支持している。ピッチ軸227は、常に、点Pを通り、ヨー軸225に垂直である。そのサーボモータは、加速度シミュレータ制御装置203から出力される電気信号に応答して、ピッチ軸227を中心にピッチフレーム223を回転させる。
【0064】
ピッチフレーム223とコクピット221との間には、図10に示されているように、ロール軸回転装置228が設けられている。ロール軸回転装置228は、図示されていない軸受けとサーボモータとから形成されている。その軸受けは、ロール軸229を中心に回転可能にピッチフレーム223にコクピット221を支持している。ロール軸229は、常に、点Pを通り、ピッチ軸227に垂直である。そのサーボモータは、加速度シミュレータ制御装置203から出力される電気信号に応答して、ロール軸27を中心にコクピット221を回転させる。
【0065】
コクピット221は、その内部に被験者が配置される。コクピット221は、図示されていない表示装置、座席および操縦盤を備えている。その表示装置は、加速度シミュレータ制御装置203により作成される映像を表示する。その座席は、着席する被験者の頭部が点Pと重なるように設置されている。その被験者は、その操縦盤は、その被験者により操作される操作内容を示す電気信号を加速度シミュレータ制御装置203に出力する。
【0066】
図11は、加速度シミュレータ制御装置203を詳細に示している。加速度シミュレータ制御装置203は、ワークステーションに例示される情報処理装置(コンピュータ)であり、コンピュータプログラムである操縦内容収集部241、シミュレーション部242、映像作成部243、せん回軸角速度算出部244、操縦席姿勢算出部245およびシナリオ生成部246を備えている。シナリオ生成部246は、シミュレータシナリオ製作支援装置1を具備している。
【0067】
操縦内容収集部241は、コクピット221に備えられている座席に着席している被験者がコクピット221に備えられている操縦盤に操作した操縦内容を加速度シミュレータ202から収集する。シミュレーション部242は、その操縦内容に基づいて、仮想の乗り物の運動を算出する。すなわち、シミュレーション部242は、その操縦内容に基づいて、仮想の乗り物の位置と姿勢とを算出し、仮想の乗り物の加速度の大きさと向きとを算出する。映像作成部243は、その乗り物の位置と姿勢とに基づいて仮想の乗り物の操縦席から見える映像を作成する。このような操縦内容収集部241、シミュレーション部242および映像作成部243は、公知である。
【0068】
せん回軸角速度算出部244は、仮想の乗り物の加速度の大きさが点Pの加速度の大きさと一致するせん回アーム214の角速度を算出して、その角速度を示す電気信号を加速度シミュレータ202に出力する。操縦席姿勢算出部245は、仮想の乗り物のコクピットに対するその乗り物の加速度の向きがコクピット221に対する点Pの加速度の向きと一致するコックピット21のせん回アーム214に対する姿勢を算出する。その姿勢は、せん回アーム214とヨーフレーム222とのヨー角度、ヨーフレーム222とピッチフレーム223とのピッチ角度、および、ピッチフレーム223とコクピット221とのロール角度から表現される。操縦席姿勢算出部245は、さらに、コクピット221をある1つの姿勢から他の姿勢に変化させるときに、そのヨー角度の変化量、ピッチ角度の変化量およびロール角度の変化量の最大値が最小になるような、そのヨー角度、ピッチ角度およびロール角度が算出される。操縦席姿勢算出部245は、さらに、そのヨー角度、ピッチ角度およびロール角度を示す電気信号を加速度シミュレータ202に出力する。シナリオ生成部246は、仮想の乗り物を先導する他の乗り物である図示しない先導機のシナリオを収集する。そのシナリオは、シミュレータシナリオ製作支援装置1を用いて製作されたシナリオが好適に用いられる。
【0069】
図12は、地面215に対して固定される座標系(X,Y,Z)と被験者に感覚される加速度を表現する座標系(X,Y,Z)との関係を示している。地面215に対して固定される座標系は、3つの単位ベクトルX、YおよびZにより表現される。Zは、鉛直方向に平行である。Xは、Zに垂直である。Yは、Zに垂直であり、かつ、Xに垂直である。
【0070】
被験者に感覚される加速度を表現する座標系は、3つの単位ベクトルX、YおよびZにより表現される。Zは、鉛直方向に平行である。Yは、Zに垂直であり、点Pからせん回軸216上の点Pとを結ぶ線分に平行である。Xは、Zに垂直であり、かつ、Yに垂直である。すなわち、X、Yは、点Pの位置により向きが変化する。Xは、点Pを中心に回転する点Pの接線方向に平行であり、Yは、点Pを中心に回転する点Pの半径方向と平行である。
【0071】
このとき、点Pの加速度dP/dtは、重力加速度g、点Pから点Pまでの距離Rおよび点Pの角速度ωを用いて、次式:
【0072】
【数1】
Figure 2004258334
により表現される。
【0073】
点Pの加速度dP/dtの大きさ|dP/dt|は、次式:
【0074】
【数2】
Figure 2004258334
により表現される。
【0075】
点Pを目標加速度d/dtで運動させるとき、点Pの目標加速度の大きさ|d/dt|に関して、次式:
【0076】
【数3】
Figure 2004258334
が成立する。変数xの関数sign(x):
【0077】
【数4】
Figure 2004258334
を用いて、数3の式を角速度ωについて解くと、次式:
【0078】
【数5】
Figure 2004258334
が導出される。
【0079】
せん回軸角速度算出部244は、シミュレーション部242により算出された仮想の乗り物の目標加速度d/dtから、数5の式を用いて点Pの角加速度dω/dtを算出する。
【0080】
ベクトルは、一般に、2軸を中心とする回転変換させることにより任意の方向に向けることができる。加速度シミュレータ202は、コクピット221をある1つの姿勢から他の姿勢に変化させるために、3軸を有している。このため、ヨー角度の変化量の絶対値とピッチ角度の変化量の絶対値とロール角度の変化量の絶対値とのうちの最大値は、コクピット221がヨー軸225とピッチ軸227とロール軸229とから選択される2軸のみを中心に回転するときのヨー角度の絶対値とピッチ角度の絶対値とロール角度の絶対値との最大値より小さくすることができる。
【0081】
操縦席姿勢算出部245は、ヨー角度の変化量の絶対値とピッチ角度の変化量の絶対値とロール角度の変化量の絶対値とのうちの最大値が最小になるような、ヨー角度とピッチ角度とロール角度とを算出する。このとき、被験者は、ヨー軸225、ピッチ軸227またはロール軸229を中心に回転するときの遠心力を受け難い。
【0082】
図13は、加速度シミュレータ制御装置203の動作を示している。シナリオ生成部246は、シナリオ製作支援装置1を用いてシナリオ情報102を生成する(ステップS101)。コクピット221の表示装置に表示される画面に、シナリオ生成部246が生成したシナリオ情報に従って先導機が表示される(ステップS102)。
【0083】
被験者は、コクピット221の座席に着席して、コクピット221の表示装置に表示される画面を閲覧して、先導機を追従するようにコクピット221の操縦盤を操作する。加速度シミュレータ制御装置203は、被験者がその操作盤を操作した操作内容を収集する(ステップS103)。加速度シミュレータ制御装置203は、その操作内容に基づいて、仮想の乗り物の運動を算出する(ステップS104)。すなわち、加速度シミュレータ制御装置203は、仮想の乗り物の位置と姿勢と加速度とを算出する。
【0084】
加速度シミュレータ制御装置203は、その乗り物の位置と姿勢とに基づいて、仮想の操縦者から見える映像をコンピュータグラフィックにより作成し(ステップS105)、コクピット221の表示装置に出力する。あるいは加速度シミュレータ装置203は、ステップS101において生成されたシナリオ情報102を用いて画像生成部113が作成した画像をコクピット221の表示装置に出力する。その表示装置は、その映像を表示する。
【0085】
加速度シミュレータ制御装置203は、さらに、その乗り物の加速度の大きさに基づいて、せん回軸216の角加速度を算出して(ステップS106)、その角加速度を示す電気信号をせん回装置213に出力する。せん回装置213は、その電気信号に基づいてせん回アーム214を回転させる。加速度シミュレータ制御装置203は、その乗り物の加速度の向きに基づいて、ヨー角度、ピッチ角度およびロール角度を算出する(ステップS107)。加速度シミュレータ制御装置203は、さらに、そのヨー角度を示す電気信号をヨー軸回転装置224に出力し、そのピッチ角度を示す電気信号をピッチ軸回転装置226に出力し、そのロール角度を示す電気信号をロール軸回転装置228に出力する。
【0086】
ヨー軸回転装置224は、せん回アーム214に対してヨーフレーム222がそのヨー角度を形成するように回転させる。ピッチ軸回転装置226は、ヨーフレーム222に対してピッチフレーム223がそのピッチ角度を形成するように回転させる。ロール軸回転装置228は、ピッチフレーム223に対してコクピット221がそのロール角を形成するように回転させる。
【0087】
ステップS102〜ステップS107とは、ループを形成している。そのループのサンプリング周期は、仮想の乗り物の性能により決定される。
【0088】
本実施の形態の変形例として、操縦内容収集部241が、加速度シミュレータ202から収集した操縦内容に代えて、シナリオ生成部246が生成したシナリオを収集して用いることが考えられる。この場合、被験者はシナリオ通りに変化する画面と加速度とを自動操縦のように体験することができる。
【0089】
加速度による空間識失調を再現するためには、シミュレータ装置201は4自由度の運動を可能にする機械系を備えていることが望ましい。本発明におけるシミュレータ装置201は、こうした空間識失調を再現することを可能にし、訓練の効果を上げる。更にシミュレータ装置201は、加速度の体験を再現するとともに表示装置を用いて画像による視界の再現も行うために、視覚による空間識失調の誘発要因もあわせて再現することが可能であり、訓練の効果が更に上がる。
【0090】
更にこうしたシミュレータ装置201は、シミュレータシナリオ製作支援装置1によって製作されたシナリオを用いることによって、空間識失調の誘発要因となる加速度、速度、姿勢、気象条件を含む多様なシナリオを自在に設定することが容易であり、訓練の効果が更に上がる。
【0091】
【発明の効果】
本発明によれば、シナリオの設定が簡易に行われるシミュレータシナリオ製作支援プログラム及びシミュレータ装置が提供される。
更に本発明によれば、多様な気象条件あるいは乗り物の運動状態を簡易に設定することができるシミュレータシナリオ製作支援プログラムと、多様な気象条件あるいは乗り物の運動状態を視覚的あるいは体感的に再現するシミュレータ装置とが提供される。
更に本発明によれば、空間識失調を誘発する状況を含むシナリオを簡易に作成するシミュレータシナリオ製作支援プログラムと、空間識失調を誘発する状況を再現するシミュレータ装置とが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、シミュレータシナリオ製作支援装置の構成を示す。
【図2】図2は、記憶部を示す。
【図3】図3は、コンピュータシナリオ製作支援プログラムの構成を示す。
【図4】図4は、シナリオ情報を示す。
【図5】図5は、画面を示す。
【図6】図6は、画面を示す。
【図7】図7は、シミュレータシナリオ製作支援プログラムのフローチャートを示す。
【図8】図8は、シミュレータ装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図9】図9は、本発明による加速度シミュレータの実施の形態を示す立面図である。
【図10】図10は、本発明による加速度シミュレータの実施の形態を示す平面図である。
【図11】図11は、本発明による加速度シミュレータ制御装置の実施の形態を示すブロック図である。
【図12】図12は、被験者により感覚される加速度を示す図である。
【図13】図13は、本発明による加速度シミュレータ制御装置の動作の実施の形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 …シミュレータシナリオ製作支援装置
2 …表示部
3 …入力部
4 …演算部
5 …記憶部
6 …転送部
30…画面
31…仮想空間
32…航空機
33…経路
34…地面
35…飛行場
36…二次元経路
37…ポインタ
38…通過点
40…情景アイコン
41…昼間
42…夜間
43…雲
44…斜光
45…雲傾斜
46…雨
47…雪
48…星空
49…漁火
50…先導機
51…他機
52…他機
60…シナリオ確認画面
61…先導機
71…貼付アイコン
72…情景設定入力画面
101…シミュレータシナリオ製作支援プログラム
102…シナリオ情報
103…経路雛型情報
104…画像雛型情報
110…仮想空間表示部
111…シナリオ情報収集部
112…シナリオ補間部
113…画像作成部
114…シナリオ再生部
201:シミュレータ装置
202:加速度シミュレータ
203:加速度シミュレータ制御装置
211:加速度スカラー制御装置
212:加速度ベクトル制御装置
213:せん回装置
214:せん回アーム
215:地面
216:せん回軸
221:コクピット
222:ヨーフレーム
223:ピッチフレーム
224:ヨー軸回転装置
225:ヨー軸
226:ピッチ軸回転装置
227:ピッチ軸
228:ロール軸回転装置
229:ロール軸
241:操縦内容収集部
242:シミュレーション部
243:映像作成部
244:せん回軸角速度算出部
245:操縦席姿勢算出部
246:シナリオ生成部

Claims (12)

  1. 仮想空間を表示するステップと、
    シナリオ情報を収集するステップと、前記シナリオ情報は仮想の乗り物が前記仮想空間の中を移動する経路を示す経路情報を含み、
    前記経路に含まれる任意の点において前記乗り物の搭乗者から見た視界を仮想的に表現する画像を作成するステップと、
    前記画像を前記経路に沿って時系列的に再生する再生ステップと
    を具備する方法をコンピュータに実行させる、
    シミュレータシナリオ製作支援プログラム。
  2. 請求項1において、
    更に、前記経路情報が複数の不連続な通過点を含むとき、前記通過点の間を自動的に補間するステップを含む、
    シミュレータシナリオ製作支援システム。
  3. 請求項1または2において、
    前記シナリオ情報は更に、前記仮想空間における位置に対応づけられた環境情報を含み、
    更に、前記環境情報を用いて前記画像を加工するステップ
    を具備する方法をコンピュータに実行させる、
    シミュレータシナリオ製作支援システム。
  4. 請求項3において、
    前記環境情報は、昼間、夜間、雲、雲の切れ目から差し込む太陽光、傾斜面を有する雲、雨、雪、星空、漁火、先導する乗り物、他の乗り物のうちの少なくとも1つを含む、
    シミュレータシナリオ製作支援プログラム。
  5. 請求項4において、
    更に、前記太陽光が差し込む角度、前記雨が降る角度、前記雪が降る角度、前記傾斜面を有する雲の傾斜面の角度のうちの少なくとも1つを設定するステップ
    を具備する方法をコンピュータに実行させる、
    シミュレータシナリオ製作支援プログラム。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか1項において、
    前記シナリオ情報は更に、前記経路の各々の位置における前記乗り物の姿勢を示す姿勢情報を含み、
    更に、前記姿勢情報を用いて前記画像を加工するステップ
    を具備する方法をコンピュータに実行させる、
    シミュレータシナリオ製作支援プログラム。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項において、
    前記乗り物は航空機であり、
    前記仮想空間は三次元である、
    シミュレータシナリオ製作支援プログラム。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1項において、
    前記シナリオ情報は更に、前記仮想空間における傾斜面を有する雲の位置と、前記傾斜面の角度と、前記傾斜面の角度が変化する速さの情報とを含み、
    前記再生ステップにおいて、前記傾斜面は角度が連続的に変化するように再生される、
    シミュレータシナリオ製作支援プログラム。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか1項において、
    更に、前記経路のうちからユーザによって任意に選択される点において前記搭乗者から見た視界を仮想的に表現する画像を表示するステップを具備する、
    シミュレータシナリオ製作支援プログラム。
  10. 請求項1から9のうちのいずれか1項に記載されたシミュレータシナリオ製作支援プログラムを用いて前記シナリオ情報を生成するシナリオ生成部と、
    被験者が配置される座席と、
    前記座席を貫通していないせん回軸と、
    前記せん回軸と異なる複数のジンバル軸と、
    前記シナリオ情報を用いて仮想の乗り物の加速度を算出するシミュレーション部と、
    前記加速度に基づいて前記座席が前記せん回軸を中心に回転する角速度を算出するせん回軸角速度算出部と、
    前記加速度に基づいて、前記せん回軸と前記複数のジンバル軸とが回転する角度を算出する操縦席姿勢算出部とを具備する、
    シミュレータ装置。
  11. 請求項10において、
    更に、前記シナリオ情報を用いて前記乗り物の搭乗者から見た仮想的な視界を前記被験者に表示する表示部を具備する、
    シミュレータ装置。
  12. 請求項1から9のうちのいずれか1項に記載されたシミュレータシナリオ製作支援プログラムを用いて前記シナリオ情報を生成するシナリオ生成部と、
    被験者が配置される座席と、
    前記座席を貫通していないせん回軸と、
    前記せん回軸と異なる複数のジンバル軸と、
    仮想の乗り物の加速度を算出するシミュレーション部と、
    前記加速度に基づいて前記座席が前記せん回軸を中心に回転する角速度を算出するせん回軸角速度算出部と、
    前記加速度に基づいて、前記せん回軸と前記複数のジンバル軸とが回転する角度を算出する操縦席姿勢算出部と、
    前記乗り物の搭乗者から見た仮想的な視界を前記被験者に表示する表示部と、前記視界には前記シナリオ情報に従って移動して前記乗り物を先導する移動体が表示され、
    前記座席に着席する被験者により操作盤に入力される操作内容を収集する操作内容収集部とを具備し、
    前記シミュレーション部は、前記操作内容に基づいて前記加速度を算出する、
    シミュレータ装置。
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