JP2007188332A - 画像処理方法、画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 仮想空間(仮想物体)を観察している位置姿勢、観察条件を記録し、その後、記録時の位置姿勢、観察条件を復元した仮想空間(仮想物体)を観察することを可能にする技術を提供すること。
【解決手段】 記録モード時には、観察者の視点の位置姿勢、仮想空間画像をメモリに記録する(S1120)。記録モード以外のモード時には、記録した何れか1つの位置姿勢でもって仮想空間中に仮想窓を配置し、仮想窓と視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する(S1035)。位置姿勢関係が規定条件を満たしている場合には、観察者の視点から1以上の仮想物体が配置された仮想空間を見た場合に見える画像の代わりに、記録した画像を外部に出力する(S1050)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、仮想空間の画像を取り扱う技術に関するものである。
従来から、コンピュータ・グラフィックス(CG)技術を用いて、仮想的に設定された三次元空間内に設定された視点(仮想視点)から、同じ仮想三次元空間内に存在する物品(CGオブジェクト)を観察した画像を生成し、ユーザに提示する画像処理方法が数多く存在している。その中に、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの表示装置を装着したユーザの頭部位置・姿勢を計測して、仮想三次元空間内を観察する視点として設定し、その視点から観察される仮想三次元空間の画像をユーザに提示する画像処理方法がある。この方法では、ユーザの頭部の動きに追従して、あたかもユーザ自身が仮想三次元空間を観察しているように画像が変化するため、ユーザに対して仮想三次元空間への高い没入感を与えることができる。
また、3次元CADなどの発展・普及が進むことによって、コンピュータ上で工業製品のような複雑な物品を設計することが広く行われている。3次元CADなどで設計したデータをCGオブジェクトとして上記の画像処理方法に入力し、検証を行うことによって、設計段階の物品を試作することなく、設計データのみで形状や質感を精度良く検証することが可能となってきている。
しかし、検証を行う対象のCGオブジェクトは、あくまで仮想的に設定された空間内にのみ存在するものであり、現実空間中には存在しない。すなわち、ユーザは、仮想のCGオブジェクトが表示される表示装置を観察することによってのみ、検証対象を視認することができる。そのため、ある人が行った検証について、別の人がその検証結果を確認することが困難となる場合がある。
例えば、3次元CADによって設計されたある物品に対して、検証担当者が検証を行った結果、その形状や質感に何らかの問題が発見された場合、設計担当者にその問題点を指摘する。設計担当者は、指摘された点を受け、設計を修正した後、再度、検証担当者に検証を依頼する。設計を修正する段階において、設計担当者は、検証対象者が検証対象をどの位置から観察したのか、また、観察したときの検証対象の形状や色はどのようなものであったかという情報を得ることが重要となる。設計担当者は、CGオブジェクトを検証対象者が観察したときの条件で観察することによって、指摘された点を的確に把握することが容易となる。
すなわち、検証対象者がCGオブジェクトを観察している位置姿勢および観察条件を記録し、別の時点で設計担当者が、記録時の位置姿勢および観察条件でCGオブジェクトを観察できるような画像処理方法が求められていた。この観察条件には、観察者の体験映像、CGオブジェクトの質感、仮想光源などの環境に関する情報、重要度などが含まれる。
特許文献1には、仮想空間中に鑑賞方向を示す推奨ベクトルを表示させ、ユーザに推奨ベクトルが示す位置・姿勢から、鑑賞対象のCGオブジェクトを観察するように誘導するシステムが開示されている。すなわち、体験時の位置姿勢を記録し、その位置姿勢を推奨ベクトルとして表示することによって、別の時点で、記録時の位置姿勢からCGオブジェクトを観測することが可能となる。
また、非特許文献1において提案されている"Boom Chameleon"というシステムでは、仮想空間を観察するユーザが任意の時点において観察している体験映像を記録し、その映像を静止画として板状のCGオブジェクトに貼り付け、仮想空間に配置している。
特開平11−265462号公報 Communications of the ACM July 2003/Vol.46, No.7 (pp.56--61)
しかし、特許文献1に開示されているシステムでは、体験時の位置姿勢について記録および復元できるものの、その時点でのCGオブジェクトの観察条件については言及されておらず、その点については上記問題は解決されない。
また、非特許文献1に開示されているシステムでは、体験映像そのものがCGオブジェクトとなっているため、記録した体験映像を参照するときの解像度が悪く、検証時に微妙な形状や質感を識別できない場合がある。また、体験映像以外の観察条件について、記録および復元する方法については示されておらず、その点については、上記問題は解決されない。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、仮想空間(仮想物体)を観察している位置姿勢、観察条件を記録し、その後、記録時の位置姿勢、観察条件を復元した仮想空間(仮想物体)を観察することを可能にする技術を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の視点の位置姿勢を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成工程と、
前記生成工程で生成した画像を外部に出力する出力工程とを備える画像処理方法であって、
記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定工程と、
前記記録モードが設定されている場合は、前記取得工程で取得した位置姿勢に基づいて前記生成工程で生成した画像をメモリに記録する処理を行う記録工程と、
前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録工程で記録された画像に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記取得工程で取得した視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記記録工程で記録した画像を前記出力工程により外部に出力するように制御する工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の視点の位置姿勢を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成工程と、
前記生成工程で生成した画像を外部に出力する出力工程とを備える画像処理方法であって、
記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定工程と、
前記記録モードが設定されている場合は、前記取得工程で取得した位置姿勢に基づいた注目仮想物体に係る物体情報をメモリに記録する処理を行う記録工程と、
前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録工程で記録された物体情報に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記取得工程で取得された視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記注目仮想物体を前記記録工程で記録した前記物体情報に従って更新した画像を生成するよう、前記生成工程による処理を制御する工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理方法は以下の構成を備える。
即ち、観察者の視点の位置姿勢を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成工程と、
前記生成工程で生成した画像を外部に出力する出力工程とを備える画像処理方法であって、
記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定工程と、
前記記録モードが設定されている場合は、前記取得工程で取得した位置姿勢、及び前記仮想空間中に配される光源に係る光源情報を対応付けてメモリに記録する処理を行う記録工程と、
前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録工程で記録した何れか1つの位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断工程と、
前記判断工程で前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記光源を前記光源情報に従って更新し、更新した光源に基づいた画像を生成するよう、前記生成工程による処理を制御する工程と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の視点の位置姿勢を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した画像を外部に出力する出力手段とを備える画像処理装置であって、
記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定手段と、
前記記録モードが設定されている場合は、前記取得手段が取得した位置姿勢に基づいて前記生成手段が生成した画像をメモリに記録する処理を行う記録手段と、
前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録手段が記録した画像に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記取得手段が取得した視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記記録手段が記録した画像を前記出力手段が外部に出力するように制御する手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の視点の位置姿勢を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した画像を外部に出力する出力手段とを備える画像処理装置であって、
記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定手段と、
前記記録モードが設定されている場合は、前記取得手段が取得した位置姿勢に基づいた注目仮想物体に係る物体情報をメモリに記録する処理を行う記録手段と、
前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録手段が記録した物体情報に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中配置された新規仮想物体と前記取得手段が取得した視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記注目仮想物体を前記記録手段が記録した前記物体情報に従って更新した画像を生成するよう、前記生成手段を制御する手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の目的を達成するために、例えば、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、観察者の視点の位置姿勢を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成手段と、
前記生成手段が生成した画像を外部に出力する出力手段とを備える画像処理装置であって、
記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定手段と、
前記記録モードが設定されている場合は、前記取得手段が取得した位置姿勢、及び前記仮想空間中に配される光源に係る光源情報を対応付けてメモリに記録する処理を行う記録手段と、
前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録手段が記録した何れか1つの位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記光源を前記光源情報に従って更新し、更新した光源に基づいた画像を生成するよう、前記生成手段を制御する手段と
を備えることを特徴とする。
本発明の構成により、仮想空間(仮想物体)を観察している位置姿勢や観察条件等を記録し、その後、記録時の位置姿勢や観察条件等を復元した仮想空間(仮想物体)を観察することができる。
以下添付図面を参照して、本発明を好適な実施形態に従って詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。
同図において101は制御部で、本装置を構成する各部の動作を制御する。102は仮想空間提示部で、位置姿勢計測部107が計測した「仮想空間を観察する観察者の視点の位置姿勢」に基づいて、この位置姿勢を有する視点から見える仮想空間の画像を生成する。なお、仮想空間に係るデータはCGオブジェクト記憶部103に保持されているので、仮想空間の画像を生成する際には、これを用いる。
位置姿勢計測部107は、仮想空間を観察する観察者の視点の位置姿勢を計測するものであり、計測された位置姿勢は制御部101、仮想空間提示部102、動作検出部106にそれぞれ送出される。
103はCGオブジェクト記憶部で、仮想空間を構成する各仮想物体(CGオブジェクト)の画像を描画するために必要なデータを保持する。本実施形態では、CGオブジェクト記憶部103は、各仮想物体について図4に示すような構成を有するデータファイルを保持する。
図4は、仮想物体に係るデータファイルの構成例を示す図であり、仮想空間に複数の仮想物体を配置する場合には、その数だけ図4に示したデータファイルがCGオブジェクト記憶部103に記憶されていることになる。同図に示す如く、1つの仮想物体について1つ用意されるデータファイル400は、CGオブジェクト識別ID401、CGオブジェクト種別402、関連情報識別ID403、仮想空間配置データ404、表示属性データ405、形状・質感データ406により構成されている。
CGオブジェクト識別ID401は、仮想物体に固有の識別子である。CGオブジェクト種別402は、仮想物体の種別を示す識別子である。本実施形態では、CGオブジェクト種別402が「0」である場合、仮想物体は通常の仮想物体であり、「1以上の値」である場合、仮想物体は後述する仮想窓である。
関連情報識別ID403は、データファイル400に対して後述する仮想窓に係るデータファイルが関連付けられている場合には、この仮想窓に係るデータファイルに固有のIDを示すものであり、関連付けられていない場合には、NULLなどの他の値を示す。仮想窓に係るデータファイルについては後述する。
仮想空間配置データ404は、仮想物体の配置位置姿勢、スケール、上方向座標軸等により構成されている。表示属性データ405は、仮想物体の表示形態を示すものである。本実施形態では、表示属性データ405は表示フラグ、ワイヤフレーム描画フラグにより構成されているものとする。表示フラグがオフのときには、仮想物体は表示されない。また、ワイヤフレーム描画フラグがオンのときには、仮想物体はワイヤーフレームで表示される。
形状・質感データ406は、仮想物体の形状データ、質感データにより構成されている。例えば、仮想物体がポリゴンで構成されている場合には、各ポリゴンの法線データ、色データ、ポリゴンを構成している各頂点の座標位置データなどが形状データに相当する。また、各ポリゴンの反射光成分や反射率などのマテリアル情報、テクスチャ画像やマッピング方法などのテクスチャ情報が質感データに相当する。即ち、形状・質感データ406は仮想物体の画像を表す情報である。
以上説明した各データ(情報)401〜406により構成されたデータファイル400が、各仮想物体毎にCGオブジェクト記憶部103に格納されている。
図1に戻って、関連情報記憶部104は、仮想窓に係るデータファイルを、各仮想窓毎に保持する。図3は、仮想窓に係るデータファイルの構成例を示す図であり、仮想空間中に複数の仮想窓を配置する場合には、その数だけ図3に示したデータファイルが関連情報記憶部104に記憶されている。同図に示す如く、1つの仮想窓について1つ用意されるデータファイル300は、関連情報識別ID301、総フレーム数302、再生フレーム番号303、フレームデータ304から構成される。
関連情報識別ID301は、仮想窓に固有の識別子である。総フレーム数302は、データファイル300が保持するフレームデータ304の総数を示す。同図の場合、nフレーム分のフレームデータ304がデータファイル300内に保持されているので、総フレーム番号302は「n」となる。再生フレーム番号303は、データファイル300が保持するフレームデータ304のうち、再生対象のフレームの番号を示す。フレームデータ304は、位置姿勢計測部107が取得した位置姿勢のデータ305と、この位置姿勢を有する視点から見える仮想空間の画像として仮想空間提示部102が生成した関連情報実体データ306とで構成されている。1以上のフレーム数分のフレームデータ304が、データファイル300内に保持されている。
以上説明した各データ(情報)301〜304により構成されたデータファイル300が、仮想窓毎に関連情報記憶部104に格納されている。
図1に戻って、操作入力部105は、本装置へのユーザ操作を検知し、そのユーザ操作の内容を制御部101に通知する。
動作検出部106は、位置姿勢計測部107から取得した視点の位置姿勢、及び制御部101を介してCGオブジェクト記憶部103から取得したデータファイル400を用いて、視点からの視線が仮想窓を貫いているか否かをチェックする。そしてそのチェック結果を制御部101に通知する。
ここで、仮想窓について説明する。図8は、仮想窓の構成例を示す図である。同図において450は仮想窓本体であり、板状の仮想物体である。その内部には仮想窓有効領域451を有する。本実施形態では、動作検出部106によって、視点からの視線がこの仮想窓有効領域451を貫いているか否かが検出される。
ここで、視点からの視線がこの仮想窓有効領域451を貫いているか否かを検出する処理についてより詳細に説明する。位置姿勢計測部107によって計測された視点の位置EをE=(Ex,Ey,Ez)、視点Eからの視線(視点の姿勢)を示すベクトルeをe=(ex,ey,ez)とする。また、仮想窓有効領域451(R)を構成する4点の座標をそれぞれP1=(Px1,Py1,Pz1),P2=(Px2,Py2,Pz2),P3=(Px3,Py3,Pz3),P4=(Px4,Py4,Pz4)とする。また、仮想窓有効領域451の法線ベクトルnをn=(nx,ny,nz)とする。ここで、P1,P2,P3,P4の4点はすべて同一平面上に存在するものとする。図5は、仮想窓有効領域451(R)を構成する4点P1,P2,P3,P4、視点位置E、視線e、法線nを示す図である。なお、仮想窓有効領域451を規定する各情報(P1〜P4の各頂点の位置データ、法線ベクトルnのデータ)は、仮想窓のデータファイル400における形状・質感データ406内に記述されているので、これを参照すればよい。
動作検出部106は先ず、視点Eを通り、視線eを方向ベクトルとする直線(視線直線)を求め、求めた視線直線が仮想窓有効領域451を貫いているか否か(視線直線と仮想窓有効領域451との交点が存在するか否か)を判定する。ここで、仮想窓有効領域451は四角形であるので、例えばP1−P2−P3およびP3−P4−P1、というように、仮想窓有効領域451を2つの三角形領域に分割する。そして、この2つの三角形領域と視線直線との交差判定を行う。この交差判定を行うアルゴリズムにはさまざまなものがあり、Tomas Mollerの手法やArenbergの手法などが広く知られている。
このように、動作検出部106は、視点Eを通り、視線eを方向ベクトルとする直線と仮想窓有効領域451とが交差しているか否かをチェックし、そのチェック結果を制御部101に通知する。
しかし、視線直線と仮想窓有効領域451とが交差している場合であっても、視点から見た仮想窓有効領域451が裏側である場合には、交差しているとは見なさないようにする。そのためには動作検出部106は以下のような処理を行う必要がある。
即ち、ベクトルeと仮想窓有効領域451の法線ベクトルnとの内積を求め、eとnとのなす角θを算出する。この角θが一定の範囲内(例えば、120°<θ<240°)にある場合には、観察者は仮想窓有効領域451を表側から見ていると判断する。一方、それ以外の場合には、裏側から観察されていると判断する。
さらに、以下の処理を加えて行うことにより、観察者の視線がたまたま仮想窓有効領域451内を通過したのではなく、観察者が意図して仮想窓有効領域451内をのぞき込んでいるであろうと判断することができる。即ち、動作検出部106は、これまでの判断結果を履歴として保持しておき、現時点から過去所定フレーム数分の判断結果が全て「視線直線と仮想窓有効領域451とは交点を有しており、且つ仮想窓有効領域451を表側から観察している」という旨の判断結果である場合には、現時点で観察者は仮想窓有効領域451内をのぞき込んでいるであろうと判断する。一方、現時点から過去所定フレーム数分の判断結果のうち1つでも「視線直線と仮想窓有効領域451とは交点を有しており、且つ仮想窓有効領域451を表側から観察している」という旨の判断結果ではない場合には、現時点で観察者は仮想窓有効領域451内をのぞき込んでいないと判断する。
このように、動作検出部106が、視線直線と仮想窓有効領域451との交差判定に加え、観察者が仮想窓有効領域451の表側を見ているのか裏側から見ているのかといった判断処理、観察者が意図して仮想窓有効領域451内をのぞき込んでいるのか否かを判断する処理を行うことにより、観察者が意図して仮想窓有効領域451内を表側からのぞき込んでいるのか否かを判断することができる。何れにせよ、動作検出部106が行った判定結果は、制御部101に通知される。
図2は、図1に示した機能構成を有する画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示す如く、本実施形態に係る画像処理装置は、コンピュータ200、操作デバイス210、位置姿勢計測装置220、表示装置230により構成されている。
先ず、コンピュータ200について説明する。201はCPUで、RAM202に格納されているプログラムやデータを用いてコンピュータ200全体の制御や、コンピュータ200に接続されている周辺機器とのデータ通信やその動作制御を行うと共に、コンピュータ200が行う後述の各処理を実行する。
202はRAMで、ディスク装置203からロードされたプログラムやデータ、操作入力装置204や位置姿勢入力装置205を介して入力したデータ等を一時的に記憶するためのエリアを有する。また、RAM202は、CPU201が各種の処理を実行する際に用いるワークエリアも有する。即ち、RAM202は、各種のエリアを適宜提供することができる。
203はディスク装置で、ハードディスク装置などの大容量情報記憶装置として機能するものであり、ここにはOS(オペレーティングシステム)や、コンピュータ200が行う後述の各処理をCPU201に実行させるためのプログラムやデータが保存されている。このプログラムやデータは、CPU201による制御に従って適宜RAM202にロードされる。そして、CPU201がこのプログラムやデータを用いて処理を実行することで、コンピュータ200は後述の各処理を実行することになる。なお、ディスク装置203に保存されているプログラムには、図1に示した操作入力部105、動作検出部106、仮想空間提示部102、制御部102のそれぞれの機能をCPU201が実行するためのプログラムやデータも含まれている。また、ディスク装置203に保存されているデータには、図1に示したCGオブジェクト記憶部103、関連情報記憶部104が保持するデータ群も含まれている。
204は操作入力装置で、コンピュータ200の操作者が操作デバイス210を操作した際に、その操作内容に応じたIDを特定し、RAM202に送出する。図7は、操作入力装置204が参照するテーブルの構成例を示す図である。同図に示す如く、テーブルには、操作デバイス210に対する操作の内容に対応するIDが登録されている。例えば、「マウス左ボタン押下」という操作を操作デバイス210に対して行うと、その操作信号は操作入力装置204に入力される。操作入力装置204はこの信号を受けると、このテーブルを参照し、この操作に対応するID=1をRAM202に送出する。因みに、ID=1に対応する操作内容は「記録開始」である。
205は位置姿勢入力装置で、位置姿勢計測装置220により計測された位置姿勢のデータを受け、これをディスク装置203やRAM202に送出する。206は画像描画装置で、グラフィックスカードなどにより構成されている。207は上述の各部を繋ぐバスである。
次に、操作デバイス210について説明する。操作デバイス210は、キーボードやマウスなどにより構成されており、操作者が操作することで、各種の指示をコンピュータ200に対して入力することができる。上述の通り、操作デバイス210を用いて入力した指示は、コンピュータ200が有する操作入力装置204に入力される。
次に、表示装置230について説明する。表示装置230は、CRTや液晶画面などにより構成されたものであり、画像描画装置206が描画した画像や文字などを表示することができる。例えば、表示装置230がHMDである場合、表示装置230は観察者の頭部に装着され、観察者の眼前に情報を提供する表示装置として機能する。また、表示装置230が可動型ディスプレイである場合、表示装置230は、現実空間中にその位置姿勢が可変可能なように配置されている。
次に、位置姿勢計測装置220について説明する。位置姿勢計測装置220は、計測対象の位置姿勢を計測するものである。例えば、位置姿勢計測装置220が磁気センサである場合、位置姿勢計測装置220は、磁気の発信源、磁気レシーバ、センサ制御装置により構成されていることになる。この場合、磁気の発信源、センサ制御装置は現実空間中の所定の位置に配置する。磁気レシーバは、位置姿勢の計測対象となる観察者の視点(目)の位置近傍箇所に取り付けられることになる。なお、磁気レシーバの取り付け位置と観察者の視点位置との位置姿勢関係が既知であれば、磁気レシーバは如何なる場所に取り付けても良い。
そしてこのような構成において、磁気の発信源は磁界を発生させ、磁気レシーバは自身の位置姿勢に応じて検知される磁気を検知し、その検知結果をセンサ制御装置に送出する。センサ制御装置は、この検知結果に基づいてセンサ座標系(磁気の発信源の位置を原点とし、この原点で互いに直交する3軸をそれぞれx、y、z軸とする座標系)における磁気レシーバの位置姿勢を求める。そして求めた位置姿勢をコンピュータ200が有する位置姿勢入力装置205に送出する。このようにして、位置姿勢計測装置220は、観察者の視点の位置姿勢を計測し、コンピュータ200に送出することになる。なお、位置姿勢計測装置220による視点の位置姿勢計測方法については様々なものがあり、何れの方法を用いても良い。
また、本実施形態では上述の通り、位置姿勢の計測対象は観察者の視点としたが、これは観察者の視点から見える仮想空間の画像を生成するためである。しかし例えば、表示装置230が可動型ディスプレイである場合、位置姿勢の計測対象はこの可動型ディスプレイとなる。可動型ディスプレイの位置姿勢は、可動型ディスプレイの表示面の裏面中心の位置姿勢を計測すればよい。
次に、観察者の視点の位置姿勢に応じて見える仮想空間の画像、若しくは、この観察者が過去に見た仮想空間の画像の何れかを表示装置230に表示する為の一連の処理について、同処理のフローチャートを示す図6を用いて以下説明する。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU201に実行させる為のプログラムやデータはディスク装置203に保存されている。そしてこれをCPU201による制御に従って適宜RAM202にロードし、CPU201がこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行することで、コンピュータ200は以下説明する各処理を実行する。
先ず、コンピュータ200の操作者がコンピュータ200の電源を起動すると、CPU201はこれを検知し、ディスク装置203からRAM202に以下の処理に必要な各種のプログラムやデータをロードすると共に、以下の各種の処理のための初期化処理を行う。なお、RAM202にプログラムやデータをロードするタイミングについては特に限定するものではなく、CPU201が状況に応じて適宜行えばよい。
ここで、ステップS1010以降、コンピュータ200は「通常モード」、「記録モード」、「再生モード」の何れかのモードで動作するのであるが、ステップS1010の処理を終えた段階では「通常モード」で動作しているものとする。
次に、コンピュータ200の操作者が操作デバイス210を用いて操作を入力すると、操作に応じた信号が操作デバイス210から操作入力装置204に入力されるので、ステップS1020においてCPU201は操作入力装置204を制御し、その操作内容を特定する処理を行う。
より具体的には、操作入力装置204は常に操作デバイス210からの信号を待機しており、信号の入力を検知すると、ステップS1010でRAM202にロードされた図7に示すテーブルを参照し、受けた信号に対応するIDを特定する処理を行う。例えば、操作者が操作デバイス210を用いて「マウス左ボタン押下」という操作を行うと、その操作信号は操作入力装置204に入力される。操作入力装置204はこの信号を受けると、図7に示すテーブルを参照し、この操作に対応するID=1をRAM202に送出する。
また、特定した操作内容によっては、コンピュータ200における動作モードが変更する。例えば、現在の動作モードが「通常モード」である場合に、操作者が操作デバイス210を用いて「マウス左ボタン押下」という操作を行ったとする。この場合、上述の通り、操作入力装置204はこの操作に対応するID=1をRAM202に送出する。図7のテーブルに記載の如く、ID=1は「記録開始」を意味する。従って、CPU201がこのID=1を検知すると、動作モードを「記録モード」に移行させる。
また、現在の動作モードが「記録モード」である場合に、操作者が操作デバイス210を用いて「マウス右ボタン押下」という操作を行ったとする。この場合、操作入力装置204はこの操作に対応するID=2をRAM202に送出する。図7のテーブルに記載の如く、ID=2は「記録終了」を意味する。従って、CPU201がこのID=2を検知すると、動作モードを「通常モード」に移行させる。
次に、位置姿勢計測装置220によって計測された視点の位置姿勢が信号として位置姿勢入力装置205に入力されるので、ステップS1030において位置姿勢入力装置205は、これをデータとしてRAM202に送出する。
次に、ステップS1035では、CPU201は上記動作検出部106として機能し、ステップS1030で取得した視点の位置姿勢、及びステップS1010においてRAM202にロードしたデータファイル400を用いて、視点からの視線が仮想窓(より厳密には仮想窓有効領域451)を貫いているか否かをチェックする。なお、RAM202にロードされたデータファイル400が複数である場合には、それぞれのデータファイル400と、ステップS1030で取得した視点の位置姿勢とを用いて、視点からの視線が何れの仮想窓を貫いているのかをチェックする。視点からの視線が1つの仮想窓を貫いているか否かをチェックする一連の処理については、上述の通りであるので、複数個の仮想窓が存在する場合には、この一連の処理をそれぞれの仮想窓について行えばよい。
なお、ステップS1035では、視点からの視線が仮想窓を貫いているか否かをチェックする処理に加え、観察者が仮想窓の表側を見ているのか裏側から見ているのかといった判断処理、及び/又は観察者が意図して仮想窓内をのぞき込んでいるのか否かを判断する処理を行うようにしても良い。本実施形態では、この3つの判断処理は全て行い、「観察者が意図して仮想窓内を表側からのぞき込んでいるのか否かを判断する」ものとする。
そして、ステップS1035における処理の結果、「観察者が意図して仮想窓内を表側からのぞき込んでいる」と判断した場合には、観察者が意図して表側からのぞき込んでいる仮想窓(視点からの視線が貫いている仮想窓)のデータファイル400内のCGオブジェクト識別ID401を取得する。また、現在の動作モードが「通常モード」である場合には動作モードを「再生モード」に移行する。また、現在の動作モードが「再生モード」である場合に、ステップS1035における処理の結果が「観察者が意図して仮想窓内を表側からのぞき込んでいない」である場合には、動作モードを「通常モード」に移行する。
次に、ステップS1040では現在の動作モードをチェックし、再生モードである場合には処理をステップS1050に進め、再生モードではない場合には処理をステップS1060に進める。
ステップS1060では、CPU201は画像描画装置206を制御し、ステップS1030において取得した位置姿勢を有する視点から見える仮想空間の画像を生成する。なお、仮想空間の画像を生成する際には周知のとおり、先ず仮想空間中に仮想物体を配置するのであるが、各仮想物体の配置位置姿勢やそのサイズ、形状などについては、各仮想物体に係るデータファイル400内の形状・質感データ406を参照すればよい。
そして各仮想物体を配置した仮想空間を、ステップS1030において取得した位置姿勢を有する視点から見た場合に見える画像を生成する。なお所定の位置姿勢を有する視点から見える仮想空間の画像を生成するための処理については周知の技術であるので、これに関する説明は省略する。
次に、ステップS1070では、ステップS1020でRAM202に送出したIDが「1」であるか否か、即ち、操作者が記録開始を指示したか否かをチェックする。ID=1であれば処理をステップS1080に進め、RAM202中に、新規の仮想窓に係るデータファイル300を作成する。新規に作成したデータファイル300の関連情報識別ID301には、既に発行している関連情報識別IDとは異なるものを割り当てる。そして上述の通り、現在の動作モードが「通常モード」である場合には、「記録モード」に移行する。そして以降では、記録終了の旨の指示を受けるまで、このデータファイル300に対するフレームデータ304の記録処理を行う。ステップS1070における処理の後はステップS1110に進める。
一方、ステップS1020でRAM202に送出したIDが「1」ではない場合には処理をステップS1090に進め、ステップS1020でRAM202に送出したIDが「2」であるか否か、即ち、操作者が記録終了を指示したか否かをチェックする。ID=2であれば処理をステップS1100に進め、新規のデータファイル400を作成する。
新規のデータファイル400におけるCGオブジェクト識別ID401には、既に発行しているCGオブジェクト識別IDとは異なるものを割り当てる。CGオブジェクト識別ID402については、0以外の値を割り当てる。例えば、既にN個のデータファイル400を作成している場合には、このCGオブジェクト種別402の値には(N+1)を割り当てる。関連情報識別ID403には、ステップS1080で作成したデータファイル300の関連情報識別ID301を割り当てる。これにより、ステップS1080で作成したデータファイル300と、ステップS1100で新規作成したデータファイル400とを関連付けることができる。仮想空間配置データ404には、ステップS1080で作成したデータファイル300に対して後述するステップS1120で記録された1以上のフレームデータのうち何れか1つのフレームデータ中の位置姿勢データ305を割り当てる。表示属性データ405、形状・質感データ406には、予め定められたものを格納しても良いし、適宜変更しても良い。例えば、CGオブジェクト種別402の値に応じて形状・質感データ406を変更し、CGオブジェクト種別402毎に異なる色を有する仮想窓のデータファイル400を作成しても良い。そして、現在の動作モードを「記録モード」から「通常モード」に移行する。そして処理をステップS1110に進める。
ステップS1110では、現在の動作モードが「記録モード」であるか否かをチェックする。現在の動作モードが「記録モード」である場合には処理をステップS1120に進め、「記録モード」ではない場合には処理をステップS1130に進める。
ステップS1120では、ステップS1080で新規作成したデータファイル300に対してフレームデータ304を追加記録する処理を行う。即ち、ステップS1030で取得した位置姿勢データを位置姿勢データ305、ステップS1060で生成した仮想空間画像を関連情報実体データ306とし、このセットをフレームデータ304としてステップS1080で新規作成したデータファイル300に追加記録する処理を行う。そして追加記録する毎に、総フレーム番号302を1つインクリメントする。なお、総フレーム番号302の更新処理については上記ステップS1100で行っても良く、その場合、ステップS1100では、データファイル300中のフレームデータの数をカウントし、カウントした数を総フレーム番号302とする。そして処理をステップS1130に進める。
一方、ステップS1050では先ず、RAM202にロードされている1以上のデータファイル400のうち、ステップS1035で取得したCGオブジェクト識別ID401を有するデータファイル400を参照し、このデータファイル400中の関連情報識別ID403を取得する。次に、RAM202にロードされている1以上のデータファイル300のうち、この関連情報識別ID403を有するデータファイル300を参照し、このデータファイル300中の再生フレーム番号303を参照し、このデータファイル300中に保持されている1以上のフレームデータ304のうち、該当するフレーム番号のフレームデータを取得する。そして取得したフレームデータ中の関連情報実体データ306を画像描画装置206に送出すると共に、このデータファイル300中の再生フレーム番号303に1を加え、次回再生されるフレーム番号を更新する。なお、再生フレーム番号303に1を加えた結果が総フレーム数302を越えた場合には再生フレーム番号303を0(即ちデータファイル300中に保持されているフレームデータのうち最初のフレームデータのフレーム番号)にセットする。
画像描画装置206は関連情報実体データ306を受けると、これに基づいて自身が有するメモリ上に画像を描画し、これを画像信号として表示装置230に送出する。これにより表示装置230の表示画面上には、観察者が意図して表側からのぞき込んだ仮想窓に対応するデータファイル300中の関連情報実体データ306に基づく画像が表示されることになる。そして処理をステップS1130に進める。
ステップS1130では、上記ステップS1020と同様の処理を行うことで、コンピュータ200の操作者が操作デバイス210を用いて入力した操作の内容を特定し、その結果、この操作が「装置終了」であるか否かをチェックする。図7に示す如く、コンピュータ200の操作者は、コンピュータ200の動作を終了させたい場合には、操作デバイス210を用いて「マウス左右ボタン押下」なる操作を入力する。操作入力装置204はこの操作を示す信号を操作デバイス210から受けると、図7に示すテーブルを参照し、ID=3をRAM202に送出する。従って、CPU201はこのID=3を検知すると、コンピュータ200の動作終了指示が入力されたと判断し、コンピュータ200の動作終了に係る各種の処理を実行する。一方、ID=3を検知していない場合には、処理を上記ステップS1020に戻し、以降の処理を繰り返す。
以上の説明により、本実施形態によれば、観察者が仮想空間を観察した位置姿勢に、この観察の記録を提供するトリガーとなる仮想物体(仮想窓)を配置することができる。これにより、この観察者以外の観察者であっても、この仮想窓をのぞき込むような動作を行えば、これをトリガーとして、表示装置に上記観察記録を表示することができる。もちろん、仮想窓をのぞき込むような動作を行っていない場合には、表示装置には、観察者の観察視点から見える仮想空間の画像を表示することができる。
なお、以上の説明における動作モードの切り替え方法については一例であり、適宜変更しても良い。また、仮想窓についてであるが、仮想窓は、第1の観察者の観察記録を見るために、第2の観察者(第1の観察者と同一人物であっても良い)がのぞき込む領域をこの第2の観察者に知らしめる為にある。従って、このような目的が達成されるのであれば、仮想窓はどのような形態で実施しても良い。例えば、望遠鏡や矢印を模した仮想物体を仮想窓として配置しても良い。
[第2の実施形態]
図9は、本実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。なお、同図において図1と同じ部分については同じ番号を付けており、その説明は省略する。図9に示す如く、本実施形態に係る画像処理装置は、図1に示した構成に実写合成部108、撮像部109を加えた構成を有する。
先ず、撮像部109について説明する。撮像部109は、観察者の視点から見える現実空間の動画像を取得するものである。従って、撮像部109は、観察者の視点の位置近傍に取り付けることが好ましい。撮像部109が撮像した各フレームの画像は順次実写合成部108に入力される。実写合成部108は、撮像部109から受けた現実空間の画像上に、仮想空間提示部102が生成した仮想空間の画像を重畳し、複合現実空間画像を生成する。
図10は、図9に示した機能構成を有する画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図10に示す如く、本実施形態に係る画像処理装置は、コンピュータ299、操作デバイス210、位置姿勢計測装置220、撮像装置240、表示装置230により構成されている。即ち、本実施形態に係る画像処理装置は、図2に示したコンピュータ200に画像入力装置207を加えたものをコンピュータ299とし、この画像入力装置207に撮像装置240を接続していること以外は、第1の実施形態に係る画像処理装置と同様のものである。
先ず、撮像装置240について説明する。撮像装置240は、図9に示した撮像部109に対応するものであり、上述の通り、観察者の視点(近傍)から見える現実空間の動画像を撮像する。撮像した各フレームの画像は画像信号として画像入力装置207に入力される。
次に、画像入力装置207について説明する。画像入力装置207は、キャプチャカードなどにより構成されており、撮像装置240から送出された各フレームの画像信号を受けると、これに対して適宜画像処理を行い、画像データとして順次ディスク装置203やRAM202に送出する。即ち、撮像装置240、画像入力装置207により、コンピュータ299内に、観察者の視点から見える現実空間の動画像のデータを取り込むことができる。
そして画像描画装置206は、第1の実施形態で説明したように仮想空間の画像を生成するのであるが、この画像は、画像入力装置207から入力された現実空間の画像上に重畳する。これにより、複合現実空間の画像を生成することができる。そして生成した複合現実空間の画像は表示装置230に送出されるので、結果として表示装置230の表示画面上には、観察者の視点から見える複合現実空間の画像が表示されることになる。
次に、観察者の視点の位置姿勢に応じて見える複合現実空間の画像、若しくは、この観察者が過去に見た複合現実空間の画像の何れかを表示装置230に表示する為の一連の処理について、同処理のフローチャートを示す図11を用いて以下説明する。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU201に実行させる為のプログラムやデータはディスク装置203に保存されている。そしてこれをCPU201による制御に従って適宜RAM202にロードし、CPU201がこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行することで、コンピュータ299は以下説明する各処理を実行する。
なお、図11に示したフローチャートは、図6に示したフローチャートにおいてステップS1034をステップS1030とステップS1035との間に加えると共に、ステップS1060の代わりにステップS1500を追加したものである。従って、以下では、このステップS1034,S1500における処理について説明する。
ステップS1034では、撮像装置240が撮像したフレームの画像(現実空間の画像)が画像入力装置207に入力されるので、CPU201はこの画像入力装置207を制御し、この現実空間の画像をデータとしてRAM202に取得する。
ステップS1500では先ず、上記ステップS1034にてRAM202に取得した現実空間の画像上に、第1の実施形態で説明したように作成した仮想空間の画像を重畳する。これにより、RAM202上には複合現実空間の画像が生成されることになる。
なお、重畳(合成)処理を行う際には以下のような処理を行う。即ち、合成画像の各画素について、次のように輝度値を設定する。仮想空間画像の対象とする画素の奥行き情報を参照し、視点から最も遠い距離を表す値であった場合は、現実空間画像の輝度値を合成画像の輝度値とする。仮想空間画像の奥行き値がそれ以外の値であった場合には、仮想空間画像の輝度値を合成画像の輝度値とする。すなわち、仮想物体が描画されている領域に関しては仮想空間画像を、そうでない領域に関しては、現実空間画像を合成画像とする。これにより、現実空間画像を背景とし、その手前に仮想物体が表示されることになる。
なお、ステップS1120において第1の実施形態では関連情報実体データ306として記録するものは仮想空間の画像であったものの、本実施形態では複合現実空間の画像となる。即ち、ステップS1500で生成した複合現実空間の画像を関連情報実体データ306として記録する。従って本実施形態では、ステップS1050にて再生されるものは複合現実空間の画像となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、観察者が複合現実空間を観察した位置姿勢に、この観察の記録を提供するトリガーとなる仮想物体(仮想窓)を配置することができる。これにより、この観察者以外の観察者であっても、この仮想窓をのぞき込むような動作を行えば、これをトリガーとして、表示装置に上記観察記録を表示することができる。もちろん、仮想窓をのぞき込むような動作を行っていない場合には、表示装置には、観察者の観察視点から見える複合現実空間の画像を表示することができる。
なお、表示装置230として、光学シースルータイプのHMDを用いた場合、画像処理装置としては第1の実施形態に係る画像処理装置を用いる。
[第3の実施形態]
本実施形態では、記録モードにおいて観察者が観察している仮想物体のデータファイル400におけるCGオブジェクト識別ID401と、形状・質感データ406における質感データとを、データファイル300における関連情報実体データ306として記録する。なお、本実施形態に係る画像処理装置としては第1の実施形態に係る画像処理装置を用いるが、第2の実施形態に係る画像処理装置を用いても、実質的には同じである。
図12は、観察者の視点の位置姿勢に応じて見える仮想空間の画像、若しくは、この観察者が過去に見た仮想空間の画像の何れかを表示装置230に表示する為の一連の処理のフローチャートである。なお、同図のフローチャートに従った処理をCPU201に実行させる為のプログラムやデータはディスク装置203に保存されている。そしてこれをCPU201による制御に従って適宜RAM202にロードし、CPU201がこのロードされたプログラムやデータを用いて処理を実行することで、コンピュータ200は以下説明する各処理を実行する。
なお、同図のフローチャートは、図6に示したフローチャートにおいて、ステップS1050の代わりにステップS1200における処理を行い、その後処理をステップS1060に進めること、及びステップS1120の代わりにステップS1210における処理を行うこと以外については図6のフローチャートと同じである。従って以下では、ステップS1200,S1210における処理について説明する。また、以下説明する点以外については第1の実施形態と同じである。
先ずステップS1210における処理について説明する。
ステップS1210では、ステップS1080で新規作成したデータファイル300に対してフレームデータ304を追加記録する処理を行う。即ち、観察対象の仮想物体に係るデータファイル400おけるCGオブジェクト識別ID401と、形状・質感データ406における質感データとを関連情報実体データ306とし、ステップS1030で取得した位置姿勢データを位置姿勢データ305とし、これらをセットにしてフレームデータ304としてステップS1080で新規作成したデータファイル300に追加記録する処理を行う。
ここで、観察対象の仮想物体として予め決められたものを用いる場合には、この仮想物体に係るデータファイル400おけるCGオブジェクト識別ID401と、形状・質感データ406における質感データとを関連情報実体データ306として取得する。一方、観察対象の仮想物体として予め決められたものを用いない場合には、仮想空間中に配される各仮想物体の位置と、観察者の視点位置姿勢とに基づいて、視線直線と交差する仮想物体のうち視点の位置に最も近いものを特定し、これを観察対象とする。そして特定した観察対象の仮想物体に係るデータファイル400おけるCGオブジェクト識別ID401と、形状・質感データ406における質感データとを関連情報実体データ306として取得する。
次に、ステップS1200における処理について説明する。ステップS1200では先ず、RAM202にロードされている1以上のデータファイル400のうち、ステップS1035で取得したCGオブジェクト識別ID401を有するデータファイル400を参照し、このデータファイル400中の関連情報識別ID403を取得する。次に、RAM202にロードされている1以上のデータファイル300のうち、この関連情報識別ID403を有するデータファイル300を参照し、このデータファイル300中の再生フレーム番号303を参照し、このデータファイル300中に保持されている1以上のフレームデータ304のうち、該当するフレーム番号のフレームデータを取得する。
そして取得したフレームデータ中の関連情報実体データ306内のCGオブジェクト識別ID401を取得する。そして取得したCGオブジェクト識別ID401を有するデータファイル400を参照する。このデータファイル400が、記録モード時において観察していた仮想物体に係るデータファイルとなる。そして、このデータファイル400中の形状・質感データ406における質感データを、取得したフレームデータ中の関連情報実体データ306内の質感データに更新する処理を行う。なお、更新前の質感データは別途RAM202に保持しておく。この別途保持しておく質感データは、再生モードが解除された場合に、今回更新した質感データに上書きするために用いられる。即ち、観察対象の仮想物体の質感は、再生モード時には記録モード時に記録した質感であり、再生モード以外ではデータファイル400内の形状・質感データ406に従った質感となる。
例えば、記録モード時に携帯電話の仮想物体を観察していた場合、この携帯電話の仮想物体の質感データはデータファイル300に記録される。ここで、携帯電話の開発上、このような携帯電話の仮想物体の質感は適宜変更される可能性がある。従って、後日、この携帯電話の仮想物体を観察するとその質感は、前回の観察時における質感とは異なっている可能性もある。従って、本実施形態ではこのような場合も鑑み、再生モード時には、前回観察した質感でもって携帯電話の仮想物体を再生する。
そして処理をステップS1060に進め、仮想空間の画像を生成する。ここで、ステップS1200における処理を介してステップS1060に処理を移行したのであれば、記録モード時に観察した仮想物体の質感は、記録モード時に記録した質感データに基づいて再生される。一方、ステップS1040からステップS1060に処理を進めた場合には、記録モード時に観察した仮想物体の質感は、形状・質感データ406に基づいて再生される。
以上説明したように、本実施形態によれば、観察者が仮想空間を観察した位置姿勢に、観察対象の仮想物体の質感記録を提供するトリガーとなる仮想物体(仮想窓)を配置することができる。これにより、この観察者以外の観察者であっても、この仮想窓をのぞき込むような動作を行えば、これをトリガーとして、表示装置に上記質感記録を表示することができる。
なお、本実施形態では、記録モード時には観察対象の仮想物体の質感データを記録したが、記録するものはこれに限定するものではなく、観察対象の仮想物体の如何なる情報を記録するようにしても良い。そして記録する情報の種類は1つに限定するものではなく複数であっても良い。また、本実施形態では、観察対象の仮想物体は1つのみとしているが、複数であっても良い。その場合、観察対象の仮想物体を特定するためには、視線直線の近傍に所定サイズの領域を設け、この領域内の仮想物体を観察対象の仮想物体としても良い。
何れにせよ、本実施形態は、観察対象の仮想物体の数や、記録モード時に記録するデータの種類やその数に関係なく、その本質とするところは、記録モード時には、仮想物体に係る情報を記録しておき、再生モード時には、その仮想物体を記録モード時に記録した情報に従って更新したものを再生する点にある。
[第4の実施形態]
本実施形態では、第3の実施形態に係る構成において、記録モードにおいて観察者が観察している仮想物体のデータファイル400におけるCGオブジェクト識別ID401と、観察対象の仮想物体の位置姿勢とを、データファイル300における関連情報実体データ306として記録する。なお、本実施形態に係る画像処理装置としては第1の実施形態に係る画像処理装置を用いるが、第2の実施形態に係る画像処理装置を用いても、実質的には同じである。
係る処理を行うためには、図12に示したフローチャートにおいて以下説明する点について変更した処理を行えばよい。
即ち、ステップS1210では、ステップS1080で新規作成したデータファイル300に対してフレームデータ304を追加記録する処理を行う。即ち、観察対象の仮想物体に係るデータファイル400おけるCGオブジェクト識別ID401と、観察対象の仮想物体の位置姿勢とを関連情報実体データ306とし、ステップS1030で取得した位置姿勢データを位置姿勢データ305とし、これらをセットにしてフレームデータ304としてステップS1080で新規作成したデータファイル300に追加記録する処理を行う。
一方、ステップS1200では先ず、RAM202にロードされている1以上のデータファイル400のうち、ステップS1035で取得したCGオブジェクト識別ID401を有するデータファイル400を参照し、このデータファイル400中の関連情報識別ID403を取得する。次に、RAM202にロードされている1以上のデータファイル300のうち、この関連情報識別ID403を有するデータファイル300を参照し、このデータファイル300中の再生フレーム番号303を参照し、このデータファイル300中に保持されている1以上のフレームデータ304のうち、該当するフレーム番号のフレームデータを取得する。
そして取得したフレームデータ中の関連情報実体データ306内のCGオブジェクト識別ID401を取得する。そして取得したCGオブジェクト識別ID401を有するデータファイル400を参照し、このデータファイル400中の仮想空間配置データ404を、取得したフレームデータ中の関連情報実体データ306内の位置姿勢データに更新する処理を行う。なお、更新前の位置姿勢データは別途RAM202に保持しておく。この別途保持しておく位置姿勢データは、再生モードが解除された場合に、今回更新した位置姿勢データに上書きするために用いられる。即ち、観察対象の仮想物体の位置姿勢は、再生モード時には記録モード時に記録した位置姿勢であり、再生モード以外ではデータファイル400内の仮想空間配置データ404に従った位置姿勢となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、観察者が仮想空間を観察した位置姿勢に、観察対象の仮想物体の位置姿勢記録を提供するトリガーとなる仮想物体(仮想窓)を配置することができる。これにより、この観察者以外の観察者であっても、この仮想窓をのぞき込むような動作を行えば、これをトリガーとして、表示装置に上記位置姿勢記録を表示することができる。
[第5の実施形態]
本実施形態では、第3の実施形態に係る構成において、データファイル300における関連情報実体データ306として、仮想空間に係る情報を記録する。なお、本実施形態に係る画像処理装置としては第1の実施形態に係る画像処理装置を用いるが、第2の実施形態に係る画像処理装置を用いても、実質的には同じである。
周知の通り、仮想空間の画像を生成するためには、仮想空間中に1以上の光源を設定する必要がある。従って、ディスク装置203には、配置するそれぞれの光源に係るデータ(光源データ)が保持されていることになる。
図13は、光源データの構成例を示す図である。500は光源データ本体である。なお、仮想空間中に複数の光源を配置する場合には、その数だけ光源データ500がディスク装置203に保存されていることになる。同図に示す如く、1つの光源について1つ設けられているデータファイル500は、光源識別ID501、光源種別502、光源位置姿勢503、光源強度504、光源成分505により構成されている。
光源識別ID501は、光源に固有の識別子である。光源種別502は、光源の種類を表す。本実施形態では光源の種類としては平行光源、点光源、スポット光源の3つを用いる。従って、光源種別502には、光源がこの何れであるのかを示すIDが設定される。例えば光源種別502の値が1であれば光源は平行光源であり、光源種別502の値が2であれば光源は点光源であり、光源種別502の値が3であれば光源はスポット光源である。光源位置姿勢503は、仮想空間中における光源の位置姿勢である。光源強度504は、光源による光の照射強度である。光源成分505は、光源の減衰率や色成分、照射角等である。
本実施形態では、記録モード時に関連情報実体データ306として記録するものは、仮想空間中に存在する全ての、若しくは予め指示された光源の光源データ500である。
以上のことから、本実施形態では、図12に示したフローチャートにおいて以下説明する点について変更した処理を行う。
ステップS1210において関連情報実体データ306として記録するものは、仮想空間中に存在する全ての、若しくは予め指示された光源の光源データ500である。そしてステップS1200における処理としては先ず、RAM202にロードされている1以上のデータファイル400のうち、ステップS1035で取得したCGオブジェクト識別ID401を有するデータファイル400を参照し、このデータファイル400中の関連情報識別ID403を取得する。次に、RAM202にロードされている1以上のデータファイル300のうち、この関連情報識別ID403を有するデータファイル300を参照し、このデータファイル300中の再生フレーム番号303を参照し、このデータファイル300中に保持されている1以上のフレームデータ304のうち、該当するフレーム番号のフレームデータを取得する。
そして取得したフレームデータ中の関連情報実体データ306、即ち、光源データ500で、対応する光源の光源データ500を更新する処理を行う。なお、更新前の光源データ500は別途RAM202に保持しておく。この別途保持しておく光源データ500は、再生モードが解除された場合に、今回更新した光源データ500に上書きするために用いられる。即ち、仮想空間中に配される光源は、再生モード時には記録モード時に記録した光源データ500に従ったものとなり、再生モード以外では元々の光源データ500に従ったものとなる。
そして処理をステップS1060に進め、仮想空間の画像を生成する。ここで、ステップS1200における処理を介してステップS1060に処理を移行したのであれば、仮想空間中に配される光源は、記録モード時に記録した光源データ500に従ったものとなる。一方、ステップS1040からステップS1060に処理を進めた場合には、仮想空間中に配される光源は、元々の光源データ500に従ったものとなる。
以上の説明により、本実施形態によれば、観察者が仮想空間を観察した位置姿勢に、光源に係る記録を提供するトリガーとなる仮想物体(仮想窓)を配置することができる。これにより、この観察者以外の観察者であっても、この仮想窓をのぞき込むような動作を行えば、これをトリガーとして、記録された光源に従った仮想空間の画像を表示装置に表示することができる。
[第6の実施形態]
本実施形態では、仮想窓のサイズを、指示された重要度に応じて異ならせる。なお、本実施形態に係る画像処理装置としては第1の実施形態に係る画像処理装置を用いるが、第2の実施形態に係る画像処理装置を用いても、実質的には同じである。また、以下説明する点以外については第1の実施形態と同じである。
本実施形態では、仮想窓のデータファイル400におけるCGオブジェクト種別402には更に、重要度を示す数値が記録される。この重要度は、記録開始指示と共に入力される。図14は、操作入力装置204が参照するテーブルの構成例を示す図である。即ち、本実施形態では、図7に示したテーブルの代わりに、図14に示すテーブルを用いる。
図14に示す如く、テーブルには第1の実施形態と同様、操作デバイス210に対する操作の内容に対応するIDが登録されているのであるが、第1の実施形態では記録開始指示は1種類の指示であったものの、同図に示す如く、本実施形態では記録開始指示には5種類ある。即ち、「重要度1で記録開始」、「重要度2で記録開始」、「重要度3で記録開始」、「重要度4で記録開始」、「重要度5で記録開始」である。
例えば、「キーボードの1を押下」という操作を操作デバイス210に対して行うと、その操作信号は操作入力装置204に入力される。操作入力装置204はこの信号を受けると、このテーブルを参照し、この操作に対応するID=1をRAM202に送出する。因みに、ID=1に対応する操作内容は「重要度1で記録開始」である。このように、操作デバイス210を用いて、記録開始指示と共に記録の重要度を指示することができる。
以上のことから、本実施形態では、図6に示したフローチャートにおいて以下説明する点について変更した処理を行う。
コンピュータ200の操作者が操作デバイス210を用いて操作を入力すると、操作に応じた信号が操作デバイス210から操作入力装置204に入力されるので、ステップS1020においてCPU201は操作入力装置204を制御し、その操作内容を特定する処理を行う。
より具体的には、操作入力装置204は常に操作デバイス210からの信号を待機しており、信号の入力を検知すると、ステップS1010でRAM202にロードされた図14に示すテーブルを参照し、受けた信号に対応するIDを特定する処理を行う。例えば、操作者が操作デバイス210を用いて「キーボードの1を押下」という操作を行うと、その操作信号は操作入力装置204に入力される。操作入力装置204はこの信号を受けると、図14に示すテーブルを参照し、この操作に対応するID=1をRAM202に送出する。
なお、図14の例では、キーボードの1〜5の何れを押下しても、指示する重要度は異なるものの、記録開始を指示していることに変わりはない。従って、現在の動作モードが「通常モード」である場合に、キーボードの1〜5の何れを押下しても、第1の実施形態と同様、動作モードを「記録モード」に移行させる。
ステップS1100では第1の実施形態と同様にして新規のデータファイル400を作成するのであるが、CGオブジェクト識別ID402には更に、上記ステップS1020においてRAM202に送出されたIDに対応する重要度を記録する。図14の場合、ID=1の場合には重要度「1」をCGオブジェクト種別402に記録する。ID=2の場合には重要度「2」をCGオブジェクト種別402に記録する。ID=3の場合には重要度「3」をCGオブジェクト種別402に記録する。ID=4の場合には重要度「4」をCGオブジェクト種別402に記録する。ID=5の場合には重要度「5」をCGオブジェクト種別402に記録する。
そして更に、本実施形態では、仮想空間配置データ404中のスケールの値には、重要度が高いほど大きな値を設定する。例えば、重要度が1の場合にはスケール値を1にする。重要度が2の場合にはスケール値を2にする。重要度が3の場合にはスケール値を3にする。重要度が4の場合にはスケール値を4にする。重要度が5の場合にはスケール値を5にする。
これにより、ステップS1060において仮想窓の仮想物体を配置する場合には、その重要度に応じたサイズにスケーリングしてから配置するので、各仮想窓に対する重要度を視覚的に把握することができる。なお、仮想窓に対する重要度を視覚的に反映させる方法についてはこれ以外にも考えられ、例えば、仮想窓の仮想物体の色を重要度に応じた色としても良いし、重要度に応じて仮想物体の点滅速度を変化させても良い。
また、以上説明した実施形態は適宜組み合わせて用いても良い。また、第2乃至5の実施形態では、仮想物体や光源といった、所謂仮想空間を構成している要素についての情報を記録モード時に記録し、再生モード時には、対応する要素を記録モード時に記録した情報に従って更新した。従って、このような処理が提要可能であれば、要素や要素に係る情報については様々なものが考えられる。
[その他の実施形態]
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行う。その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれたとする。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 図1に示した機能構成を有する画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 仮想窓に係るデータファイルの構成例を示す図である。 仮想物体に係るデータファイルの構成例を示す図である。 仮想窓有効領域451(R)を構成する4点P1,P2,P3,P4、視点位置E、視線e、法線nを示す図である。 観察者の視点の位置姿勢に応じて見える仮想空間の画像、若しくは、この観察者が過去に見た仮想空間の画像の何れかを表示装置230に表示する為の一連の処理のフローチャートである。 操作入力装置204が参照するテーブルの構成例を示す図である。 仮想窓の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の機能構成を示すブロック図である。 図9に示した機能構成を有する画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 観察者の視点の位置姿勢に応じて見える複合現実空間の画像、若しくは、この観察者が過去に見た複合現実空間の画像の何れかを表示装置230に表示する為の一連の処理のフローチャートである。 観察者の視点の位置姿勢に応じて見える仮想空間の画像、若しくは、この観察者が過去に見た仮想空間の画像の何れかを表示装置230に表示する為の一連の処理のフローチャートである。 光源データの構成例を示す図である。 操作入力装置204が参照するテーブルの構成例を示す図である。

Claims (14)

  1. 観察者の視点の位置姿勢を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成した画像を外部に出力する出力工程とを備える画像処理方法であって、
    記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定工程と、
    前記記録モードが設定されている場合は、前記取得工程で取得した位置姿勢に基づいて前記生成工程で生成した画像をメモリに記録する処理を行う記録工程と、
    前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録工程で記録された画像に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記取得工程で取得した視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程で前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記記録工程で記録した画像を前記出力工程により外部に出力するように制御する工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 前記判断工程では、
    前記視点の位置を通り、前記視点の姿勢を方向ベクトルとする視線直線を設定した場合に、当該視線直線が前記新規仮想物体を貫いているか否かを判断することで、前記規定条件を満たしているか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  3. 前記判断工程では更に、
    前記新規仮想物体の法線ベクトルと前記方向ベクトルとの角度に応じて、前記新規仮想物体が表から観察されているか否かを判断することで、前記規定条件を満たしているか否かを判断することを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  4. 前記判断工程では更に、
    前記取得工程で連続して取得された位置姿勢に基づく前記視線直線が前記新規仮想物体を貫いており、且つ前記新規仮想物体が表から観察されていると判断された場合には、前記規定条件を満たしていると判断することを特徴とする請求項2に記載の画像処理方法。
  5. 更に、前記視点から見た現実空間の画像を取得する取得工程を備え、
    前記生成工程は、生成した前記画像を、前記取得した現実空間の画像上に重畳した画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  6. 更に、前記新規仮想物体のサイズを指示する工程を備え、
    前記新規仮想物体は、当該指示されたサイズにスケーリングしてから配置されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  7. 観察者の視点の位置姿勢を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成した画像を外部に出力する出力工程とを備える画像処理方法であって、
    記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定工程と、
    前記記録モードが設定されている場合は、前記取得工程で取得した位置姿勢に基づいた注目仮想物体に係る物体情報をメモリに記録する処理を行う記録工程と、
    前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録工程で記録された物体情報に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記取得工程で取得された視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程で前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記注目仮想物体を前記記録工程で記録した前記物体情報に従って更新した画像を生成するよう、前記生成工程による処理を制御する工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記物体情報は、前記注目仮想物体の質感、位置姿勢、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 観察者の視点の位置姿勢を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成工程と、
    前記生成工程で生成した画像を外部に出力する出力工程とを備える画像処理方法であって、
    記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定工程と、
    前記記録モードが設定されている場合は、前記取得工程で取得した位置姿勢、及び前記仮想空間中に配される光源に係る光源情報を対応付けてメモリに記録する処理を行う記録工程と、
    前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録工程で記録した何れか1つの位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程で前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記光源を前記光源情報に従って更新し、更新した光源に基づいた画像を生成するよう、前記生成工程による処理を制御する工程と
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 観察者の視点の位置姿勢を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した画像を外部に出力する出力手段とを備える画像処理装置であって、
    記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定手段と、
    前記記録モードが設定されている場合は、前記取得手段が取得した位置姿勢に基づいて前記生成手段が生成した画像をメモリに記録する処理を行う記録手段と、
    前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録手段が記録した画像に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記取得手段が取得した視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記記録手段が記録した画像を前記出力手段が外部に出力するように制御する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  11. 観察者の視点の位置姿勢を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した画像を外部に出力する出力手段とを備える画像処理装置であって、
    記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定手段と、
    前記記録モードが設定されている場合は、前記取得手段が取得した位置姿勢に基づいた注目仮想物体に係る物体情報をメモリに記録する処理を行う記録手段と、
    前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録手段が記録した物体情報に対応する位置姿勢に基づいて前記仮想空間中配置された新規仮想物体と前記取得手段が取得した視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記注目仮想物体を前記記録手段が記録した前記物体情報に従って更新した画像を生成するよう、前記生成手段を制御する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 観察者の視点の位置姿勢を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した位置姿勢に基づき、1以上の仮想物体が配置された仮想空間の画像を生成する生成手段と、
    前記生成手段が生成した画像を外部に出力する出力手段とを備える画像処理装置であって、
    記録モードを含む複数モードの何れかを設定する設定手段と、
    前記記録モードが設定されている場合は、前記取得手段が取得した位置姿勢、及び前記仮想空間中に配される光源に係る光源情報を対応付けてメモリに記録する処理を行う記録手段と、
    前記記録モード以外のモードが設定されている場合は、前記記録手段が記録した何れか1つの位置姿勢に基づいて前記仮想空間中に配置された新規仮想物体と前記視点との位置姿勢関係が規定条件を満たしているか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段が前記規定条件を満たしていると判断した場合には、前記光源を前記光源情報に従って更新し、更新した光源に基づいた画像を生成するよう、前記生成手段を制御する手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  13. コンピュータに請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像処理方法を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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