JP2004258131A - 液晶表示装置およびその実装状態確認方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源ICおよびソースICのCOG実装状態の通電確認が容易にできる液晶表示装置の実装状態確認方法を提供する。
【解決手段】液晶表示パネル2のガラス基板3上に電源IC11およびソースIC12を実装する。電源IC11およびソースIC12の4隅の短絡端子13a,13b,13c,13dをガラス基板3上に短絡させる。電源IC11およびソースIC12の短絡端子13a間を短絡させる。電源IC11およびソースIC12の短絡端子13dを引き出して外部結線用端子16a,16bに短絡させる。外部結線用端子16a,16b間の抵抗値の測定で、電源IC11およびソースIC12をOLB実装にて外部回路と結線して液晶表示装置1を動作させずに、電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態を通電確認できる。
【選択図】 図1
【解決手段】液晶表示パネル2のガラス基板3上に電源IC11およびソースIC12を実装する。電源IC11およびソースIC12の4隅の短絡端子13a,13b,13c,13dをガラス基板3上に短絡させる。電源IC11およびソースIC12の短絡端子13a間を短絡させる。電源IC11およびソースIC12の短絡端子13dを引き出して外部結線用端子16a,16bに短絡させる。外部結線用端子16a,16b間の抵抗値の測定で、電源IC11およびソースIC12をOLB実装にて外部回路と結線して液晶表示装置1を動作させずに、電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態を通電確認できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネルを駆動させる集積回路を備えた液晶表示装置およびその実装状態確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液晶表示装置のCOG(Chip On Glass)実装状態の通電確認方法は、液晶パネルの一側面を構成する絶縁性基板としてのガラス基板上にCOG実装された集積回路としての液晶駆動用ICに対して外部回路をOLB(Outer Lead Bonding)実装により結線させて、この液晶駆動用ICを動作させることにより、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態を確認している。ところが、液晶駆動用ICをOLB実装により外部回路と結線してから、液晶表示装置を駆動させて動作させなければ、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態を通電確認できないため、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態の通電確認が容易ではない。
【0003】
また、この種の液晶表示装置の駆動用ICのCOG実装状態を通電確認する方法としては、液晶表示装置の液晶パネルからこの液晶パネルの一側面を構成するガラス基板上に引き出された信号パッド群および走査パッド群が、このガラス基板上にCOG実装され液晶パネルを駆動させる駆動用ICの出力パッドに異方性導電膜を介して電気的に接続されている。さらに、これら信号パッド群および走査パッド群の各信号入力パッドのそれぞれを検査プローブの当接に十分な幅および長さとして、これら信号入力パッドのそれぞれが検査パッドの役割を果たように構成して、これら信号パッド群および走査パッド群それぞれの検査パッドへの検査プローブの当接を容易にしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−315058号公報(第3−4頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の液晶表示装置の駆動用ICのCOG実装状態を通電確認する方法では、これら駆動用ICに接続される信号パッド群および走査パッド群の各信号入力パッドのそれぞれを検査プローブの当接に十分な幅および長さとして検査パッドとしても、これら信号パッド群および走査パッド群それぞれの信号入力パッドに対して検査プローブを当接させて、これら各信号入力パッド間の抵抗を測定して、これら駆動用ICのCOG実装状態を個々に通電確認しなければならないから、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態の通電確認が容易ではないという問題を有している。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、集積回路の実装状態の確認が容易にできる液晶表示装置およびその実装状態確認方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一側面に絶縁性基板を有する液晶パネルと、少なくとも2つ以上の端子を短絡させて前記絶縁性基板の一主面に実装され、前記液晶パネルを駆動させる集積回路と、この集積回路における前記絶縁性基板に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出した外部結線用端子とを具備したものである。
【0008】
そして、液晶パネルの絶縁性基板の一主面に実装された集積回路における絶縁性基板の一主面に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出して少なくとも2つ以上の外部結線用端子とする。そして、これら外部結線端子間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線端子間に位置する集積回路の実装状態を確認できる。したがって、これら集積回路により液晶パネルを駆動させることなく、これら集積回路と液晶パネルと実装状態を通電確認できるので、これら集積回路の実装状態の確認が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液晶表示装置の一実施の形態の構成を図1を参照して説明する。
【0010】
図1において、1は液晶表示装置で、この液晶表示装置1は、例えば携帯電話機などに用いられる液晶パネルとしての液晶表示パネル2を備えている。この液晶表示パネル2は、透光性を有する絶縁性基板であるガラス基板3の一主面である表面の長手方向における一側縁以外の部分である表示領域4に図示しない薄膜トランジスタ(TFT)や透明画素電極(ITO)がマトリクス状に形成されたアレイ基板5を備えている。
【0011】
そして、この液晶表示パネル2は、アレイ基板5の表示領域4の表面に、この表示領域4に略等しい大きさの矩形平板状である対向基板6を対向させて配設され、これらアレイ基板5と対向基板6との間に図示しない液晶が介挿されて封止されて構成されている。
【0012】
さらに、ガラス基板3は、液晶表示パネル2の一側面を構成しており、この液晶表示パネル2の表示領域4よりも一側縁が突出し、この突出した一側縁が細長矩形平板状のCOG部としてのIC実装部7とされている。そして、このIC実装部7の裏面には、液晶表示パネル2の表示領域4の一側縁から引き出された図示しない引き出し線群が形成されている。
【0013】
また、このIC実装部7の表面には、液晶表示パネル2の表示領域4を駆動させて画像を表示させる集積回路としての液晶駆動用IC10が実装されている。この液晶駆動用IC10としては、電源回路としての電源IC11と、ソースドライバ回路としてのソースIC12により構成されている。これら電源IC11およびソースIC12は、ガラス基板3のIC実装部7の表面に直接実装されてCOG(Chip On Glass)実装とされている。
【0014】
さらに、これら電源IC11およびソースIC12は、図示しない異方性導電膜を介して引き出し線群のいずれかに電気的に接続されて短絡されている。また、これら電源IC11およびソースIC12それぞれは、細長略矩形平板状に形成されており、長手方向をガラス基板3の幅方向に向けた状態で、このガラス基板3のIC実装部7の一側縁に沿って離間されて配設されている。
【0015】
そして、これら電源IC11およびソースIC12は、少なくとも2つ以上、例えば4つの短絡端子13a,13b,13c,13dを備えている。これら短絡端子13a,13b,13c,13dは、電源IC11およびソースIC12のそれぞれの各角部である4隅に1つずつ設けられている。さらに、これら短絡端子13a,13b,13c,13dのそれぞれは、電源IC11およびソースIC12の内部に形成された図示しないICチップ内で短絡されている。また、これら短絡端子13a,13b,13c,13dのそれぞれは、ガラス基板3のIC実装部7の表面に対して電気的に接続されて短絡されている。
【0016】
さらに、これら電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13a,13b,13c,13dのうち、これら電源IC11およびソースIC12の相対する側であり、かつIC実装部7の一側縁よりに位置する短絡端子13aの間は、このIC実装部7の一側縁側に向けて突出した略コ字状の短絡配線14により電気的に接続されて短絡されている。なお、この短絡配線14は、ガラス基板3のIC実装部7の表面に直接形成されている。
【0017】
また、これら電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13a,13b,13c,13dのうち、これら電源IC11およびソースIC12の対向する側である反対側であり、かつIC実装部7の一側縁よりに位置する短絡端子13dのそれぞれは、このIC実装部7の一側縁側に向けて突出させた後、このIC実装部7の両端側に向けて略L字状に突出した引き出し配線15を介して外部配線用端子としての略矩形平板状の外部結線用端子16a,16bに電気的に接続されて短絡されている。これら外部結線用端子16a,16bは、電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13dを外部へと結線できるように、これら短絡端子13dのそれぞれを外部へと引き出したものである。
【0018】
ここで、これら引き出し配線15および外部結線用端子16a,16bのそれぞれは、ガラス基板3のIC実装部7の表面に直接形成されている。また、これら外部結線用端子16a,16bのそれぞれは、これら外部結線用端子16a,16bに図示しないCOG実装状態確認装置の検査プローブをそれぞれ電気的に接触させて、これら外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線用端子16a,16b間に位置する電源IC11およびソースIC12の実装状態が通電確認できるように構成されている。
【0019】
次に、上記一実施の形態での液晶表示装置のCOG実装状態の通電確認方法を説明する。
【0020】
まず、液晶表示パネル2のIC実装部7上に形成された外部結線結用端子16a,16bのそれぞれにCOG実装状態確認装置の検査プローブをそれぞれ電気的に接触させる。
【0021】
この状態で、このCOG実装状態確認装置の各検査プローブにより外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定する。
【0022】
この結果、これら外部結線用端子16a,16b間の電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態がCOG実装状態確認装置にて通電確認される。
【0023】
上述したように、上記一実施の形態によれば、液晶表示パネル2の一側面を構成するガラス基板3のIC実装部7上の電源IC11およびソースIC12それぞれの4隅の短絡端子13a,13b,13c,13dをガラス基板3上に短絡させるとともに、これら電源IC11およびソースIC12の短絡端子13aの間を短絡配線14にて短絡させた。さらに、これら電源IC11およびソースIC12の短絡端子13dのそれぞれを、引き出し配線15を介して引き出して外部結線用端子16a,16bへと短絡させて、これら短絡端子13dへの外部からの結線を可能とした。
【0024】
この結果、これら外部結線用端子16a,16bのそれぞれに、COG実装状態確認装置の各検査プローブを電気的に接続させて、これら検査プローブを介してCOG実装状態確認装置にて外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線用端子16a,16b間に位置する電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態を通電確認できる。
【0025】
したがって、これら電源IC11およびソースIC12をOLB(Outer Lead Bonding)実装により外部回路と結線して液晶表示装置1を動作させることなく、ガラス基板3上の外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定するだけで、電源IC11およびソースIC12と液晶表示パネル2の表示領域4とのCOG実装状態を通電確認できる。
【0026】
よって、これら電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態の通電確認を容易にできるため、液晶表示装置1の検査工程を簡略化でき、この液晶表示装置1の製造コストを削減できるから、高品位な液晶表示装置1を安価に製造できる。
【0027】
なお、上記一実施の形態では、液晶表示パネル2のガラス基板3のIC実装部7上に液晶駆動用IC10として2つの電源IC11およびソースIC12をCOG実装させて、これら電源IC11およびソースIC12の間を短絡させたが、これら電源IC11およびソースIC12の間を短絡させずに、これら電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13a,13b,13c,13dを引き出して外部結線用端子16a,16bに短絡させることもできる。
【0028】
この場合、これら外部結線用端子16a,16b間の抵抗値をそれぞれ測定することにより、電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態を別個に通電確認できるので、これら電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態の通電確認をより精度良くできる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、液晶パネルの絶縁性基板の一主面に実装した集積回路における絶縁性基板の一主面に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出して少なくとも2つ以上の外部結線用端子とし、これら外部結線端子間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線端子間の集積回路の実装状態を確認できるから、この集積回路にて液晶パネルを駆動させずに、集積回路と液晶パネルとの実装状態を通電確認できるので、これら集積回路の実装状態の確認を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施の形態を示す説明正面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置
2 液晶パネルとしての液晶表示パネル
3 絶縁性基板としてのガラス基板
11 集積回路としての電源回路である電源IC
12 集積回路としてのソースドライバ回路であるソースIC
13a,13b,13c,13d 端子としての短絡端子
16a,16b 外部結線用端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶パネルを駆動させる集積回路を備えた液晶表示装置およびその実装状態確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の液晶表示装置のCOG(Chip On Glass)実装状態の通電確認方法は、液晶パネルの一側面を構成する絶縁性基板としてのガラス基板上にCOG実装された集積回路としての液晶駆動用ICに対して外部回路をOLB(Outer Lead Bonding)実装により結線させて、この液晶駆動用ICを動作させることにより、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態を確認している。ところが、液晶駆動用ICをOLB実装により外部回路と結線してから、液晶表示装置を駆動させて動作させなければ、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態を通電確認できないため、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態の通電確認が容易ではない。
【0003】
また、この種の液晶表示装置の駆動用ICのCOG実装状態を通電確認する方法としては、液晶表示装置の液晶パネルからこの液晶パネルの一側面を構成するガラス基板上に引き出された信号パッド群および走査パッド群が、このガラス基板上にCOG実装され液晶パネルを駆動させる駆動用ICの出力パッドに異方性導電膜を介して電気的に接続されている。さらに、これら信号パッド群および走査パッド群の各信号入力パッドのそれぞれを検査プローブの当接に十分な幅および長さとして、これら信号入力パッドのそれぞれが検査パッドの役割を果たように構成して、これら信号パッド群および走査パッド群それぞれの検査パッドへの検査プローブの当接を容易にしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−315058号公報(第3−4頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の液晶表示装置の駆動用ICのCOG実装状態を通電確認する方法では、これら駆動用ICに接続される信号パッド群および走査パッド群の各信号入力パッドのそれぞれを検査プローブの当接に十分な幅および長さとして検査パッドとしても、これら信号パッド群および走査パッド群それぞれの信号入力パッドに対して検査プローブを当接させて、これら各信号入力パッド間の抵抗を測定して、これら駆動用ICのCOG実装状態を個々に通電確認しなければならないから、これら液晶駆動用ICのCOG実装状態の通電確認が容易ではないという問題を有している。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、集積回路の実装状態の確認が容易にできる液晶表示装置およびその実装状態確認方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一側面に絶縁性基板を有する液晶パネルと、少なくとも2つ以上の端子を短絡させて前記絶縁性基板の一主面に実装され、前記液晶パネルを駆動させる集積回路と、この集積回路における前記絶縁性基板に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出した外部結線用端子とを具備したものである。
【0008】
そして、液晶パネルの絶縁性基板の一主面に実装された集積回路における絶縁性基板の一主面に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出して少なくとも2つ以上の外部結線用端子とする。そして、これら外部結線端子間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線端子間に位置する集積回路の実装状態を確認できる。したがって、これら集積回路により液晶パネルを駆動させることなく、これら集積回路と液晶パネルと実装状態を通電確認できるので、これら集積回路の実装状態の確認が容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液晶表示装置の一実施の形態の構成を図1を参照して説明する。
【0010】
図1において、1は液晶表示装置で、この液晶表示装置1は、例えば携帯電話機などに用いられる液晶パネルとしての液晶表示パネル2を備えている。この液晶表示パネル2は、透光性を有する絶縁性基板であるガラス基板3の一主面である表面の長手方向における一側縁以外の部分である表示領域4に図示しない薄膜トランジスタ(TFT)や透明画素電極(ITO)がマトリクス状に形成されたアレイ基板5を備えている。
【0011】
そして、この液晶表示パネル2は、アレイ基板5の表示領域4の表面に、この表示領域4に略等しい大きさの矩形平板状である対向基板6を対向させて配設され、これらアレイ基板5と対向基板6との間に図示しない液晶が介挿されて封止されて構成されている。
【0012】
さらに、ガラス基板3は、液晶表示パネル2の一側面を構成しており、この液晶表示パネル2の表示領域4よりも一側縁が突出し、この突出した一側縁が細長矩形平板状のCOG部としてのIC実装部7とされている。そして、このIC実装部7の裏面には、液晶表示パネル2の表示領域4の一側縁から引き出された図示しない引き出し線群が形成されている。
【0013】
また、このIC実装部7の表面には、液晶表示パネル2の表示領域4を駆動させて画像を表示させる集積回路としての液晶駆動用IC10が実装されている。この液晶駆動用IC10としては、電源回路としての電源IC11と、ソースドライバ回路としてのソースIC12により構成されている。これら電源IC11およびソースIC12は、ガラス基板3のIC実装部7の表面に直接実装されてCOG(Chip On Glass)実装とされている。
【0014】
さらに、これら電源IC11およびソースIC12は、図示しない異方性導電膜を介して引き出し線群のいずれかに電気的に接続されて短絡されている。また、これら電源IC11およびソースIC12それぞれは、細長略矩形平板状に形成されており、長手方向をガラス基板3の幅方向に向けた状態で、このガラス基板3のIC実装部7の一側縁に沿って離間されて配設されている。
【0015】
そして、これら電源IC11およびソースIC12は、少なくとも2つ以上、例えば4つの短絡端子13a,13b,13c,13dを備えている。これら短絡端子13a,13b,13c,13dは、電源IC11およびソースIC12のそれぞれの各角部である4隅に1つずつ設けられている。さらに、これら短絡端子13a,13b,13c,13dのそれぞれは、電源IC11およびソースIC12の内部に形成された図示しないICチップ内で短絡されている。また、これら短絡端子13a,13b,13c,13dのそれぞれは、ガラス基板3のIC実装部7の表面に対して電気的に接続されて短絡されている。
【0016】
さらに、これら電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13a,13b,13c,13dのうち、これら電源IC11およびソースIC12の相対する側であり、かつIC実装部7の一側縁よりに位置する短絡端子13aの間は、このIC実装部7の一側縁側に向けて突出した略コ字状の短絡配線14により電気的に接続されて短絡されている。なお、この短絡配線14は、ガラス基板3のIC実装部7の表面に直接形成されている。
【0017】
また、これら電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13a,13b,13c,13dのうち、これら電源IC11およびソースIC12の対向する側である反対側であり、かつIC実装部7の一側縁よりに位置する短絡端子13dのそれぞれは、このIC実装部7の一側縁側に向けて突出させた後、このIC実装部7の両端側に向けて略L字状に突出した引き出し配線15を介して外部配線用端子としての略矩形平板状の外部結線用端子16a,16bに電気的に接続されて短絡されている。これら外部結線用端子16a,16bは、電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13dを外部へと結線できるように、これら短絡端子13dのそれぞれを外部へと引き出したものである。
【0018】
ここで、これら引き出し配線15および外部結線用端子16a,16bのそれぞれは、ガラス基板3のIC実装部7の表面に直接形成されている。また、これら外部結線用端子16a,16bのそれぞれは、これら外部結線用端子16a,16bに図示しないCOG実装状態確認装置の検査プローブをそれぞれ電気的に接触させて、これら外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線用端子16a,16b間に位置する電源IC11およびソースIC12の実装状態が通電確認できるように構成されている。
【0019】
次に、上記一実施の形態での液晶表示装置のCOG実装状態の通電確認方法を説明する。
【0020】
まず、液晶表示パネル2のIC実装部7上に形成された外部結線結用端子16a,16bのそれぞれにCOG実装状態確認装置の検査プローブをそれぞれ電気的に接触させる。
【0021】
この状態で、このCOG実装状態確認装置の各検査プローブにより外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定する。
【0022】
この結果、これら外部結線用端子16a,16b間の電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態がCOG実装状態確認装置にて通電確認される。
【0023】
上述したように、上記一実施の形態によれば、液晶表示パネル2の一側面を構成するガラス基板3のIC実装部7上の電源IC11およびソースIC12それぞれの4隅の短絡端子13a,13b,13c,13dをガラス基板3上に短絡させるとともに、これら電源IC11およびソースIC12の短絡端子13aの間を短絡配線14にて短絡させた。さらに、これら電源IC11およびソースIC12の短絡端子13dのそれぞれを、引き出し配線15を介して引き出して外部結線用端子16a,16bへと短絡させて、これら短絡端子13dへの外部からの結線を可能とした。
【0024】
この結果、これら外部結線用端子16a,16bのそれぞれに、COG実装状態確認装置の各検査プローブを電気的に接続させて、これら検査プローブを介してCOG実装状態確認装置にて外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線用端子16a,16b間に位置する電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態を通電確認できる。
【0025】
したがって、これら電源IC11およびソースIC12をOLB(Outer Lead Bonding)実装により外部回路と結線して液晶表示装置1を動作させることなく、ガラス基板3上の外部結線用端子16a,16b間の抵抗値を測定するだけで、電源IC11およびソースIC12と液晶表示パネル2の表示領域4とのCOG実装状態を通電確認できる。
【0026】
よって、これら電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態の通電確認を容易にできるため、液晶表示装置1の検査工程を簡略化でき、この液晶表示装置1の製造コストを削減できるから、高品位な液晶表示装置1を安価に製造できる。
【0027】
なお、上記一実施の形態では、液晶表示パネル2のガラス基板3のIC実装部7上に液晶駆動用IC10として2つの電源IC11およびソースIC12をCOG実装させて、これら電源IC11およびソースIC12の間を短絡させたが、これら電源IC11およびソースIC12の間を短絡させずに、これら電源IC11およびソースIC12それぞれの短絡端子13a,13b,13c,13dを引き出して外部結線用端子16a,16bに短絡させることもできる。
【0028】
この場合、これら外部結線用端子16a,16b間の抵抗値をそれぞれ測定することにより、電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態を別個に通電確認できるので、これら電源IC11およびソースIC12のCOG実装状態の通電確認をより精度良くできる。
【0029】
【発明の効果】
本発明によれば、液晶パネルの絶縁性基板の一主面に実装した集積回路における絶縁性基板の一主面に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出して少なくとも2つ以上の外部結線用端子とし、これら外部結線端子間の抵抗値を測定することにより、これら外部結線端子間の集積回路の実装状態を確認できるから、この集積回路にて液晶パネルを駆動させずに、集積回路と液晶パネルとの実装状態を通電確認できるので、これら集積回路の実装状態の確認を容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施の形態を示す説明正面図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置
2 液晶パネルとしての液晶表示パネル
3 絶縁性基板としてのガラス基板
11 集積回路としての電源回路である電源IC
12 集積回路としてのソースドライバ回路であるソースIC
13a,13b,13c,13d 端子としての短絡端子
16a,16b 外部結線用端子
Claims (8)
- 一側面に絶縁性基板を有する液晶パネルと、
少なくとも2つ以上の端子を短絡させて前記絶縁性基板の一主面に実装され、前記液晶パネルを駆動させる集積回路と、
この集積回路における前記絶縁性基板に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出した外部結線用端子と
を具備したことを特徴とした液晶表示装置。 - 少なくとも2つ以上の集積回路を具備し、
これら少なくとも2つ以上の集積回路の端子間のそれぞれが短絡されている
ことを特徴とした請求項1記載の液晶表示装置。 - 集積回路は、電源回路およびソースドライバ回路の少なくともいずれかである
ことを特徴とした請求項1または2記載の液晶表示装置。 - 集積回路は、絶縁性基板の一主面にCOG実装されている
ことを特徴とした請求項1ないし3いずれか記載の液晶表示装置。 - 一側面に絶縁性基板を有する液晶パネルと、
少なくとも2つ以上の端子を短絡させて前記絶縁性基板の一主面に実装され、前記液晶パネルを駆動させる集積回路と、
この集積回路における前記絶縁性基板に短絡させた少なくとも2つ以上の端子を、外部へと結線できるように引き出した少なくとも2つ以上の外部結線用端子と
を具備した液晶表示装置の実装状態確認方法であって、
前記外部結線端子間の抵抗値を測定して、これら外部結線端子間に位置する集積回路の実装状態を確認する
ことを特徴とした液晶表示装置の実装状態確認方法。 - 端子間のそれぞれが短絡された少なくとも2つ以上の集積回路における外部結線端子間の抵抗値を測定して、これら外部結線端子間に位置する少なくとも2つ以上の集積回路の実装状態を確認する
ことを特徴とした請求項5記載の液晶表示装置の実装状態確認方法。 - 集積回路は、電源回路およびソースドライバ回路の少なくともいずれかである
ことを特徴とした請求項5または6記載の液晶表示装置の実装状態確認方法。 - 集積回路は、絶縁性基板の一主面にCOG実装されている
ことを特徴とした請求項5ないし7いずれか記載の液晶表示装置の実装状態確認方法。
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