JP2004257357A - ベーン式バキュームポンプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】略円筒形の周壁部2を備え、周方向に沿って吸気孔3と排気孔4とを配設させたポンプ室1と、ポンプ室1の中心軸に対して、中心軸を偏心させるようにして配設されるロータ9と、ロータ9の回転駆動に伴って回転可能とし、かつ、ロータ9の直径方向に沿って移動可能に、ロータ9に配設されるベーン14と、を備えるベーン式バキュームポンプP1。周壁部2におけるベーン14の摺動する内周面2aが、円形である。ベーン14が、ロータ9の直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設される2つのベーン本体15・20を備える。各ベーン本体15・20が、それぞれ、周壁部2側の端部16a・20aを周壁部2の内周面2aに対して常に摺接可能とされる。少なくとも一方のベーン本体15が、ロータ9に直接支持されている。
【選択図】図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のブレーキブースタ等に使用されるベーン式バキュームポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
ベーン式バキュームポンプとしては、ベーンが、ロータの直径方向に沿って摺動可能とされて、ロータの直径方向に沿った両端部を、常に、ポンプ室における略円筒形の周壁部の内周面に摺接可能な構成とされるいわゆるスルーベーン式のものがある。
【0003】
通常、この種のベーン式バキュームポンプでは、製造が容易であることから、ポンプ室の周壁部における内周面を円形とすることが望まれていた。
【0004】
そして、ポンプ室の周壁部における内周面が円形とされるスルーベーン式のバキュームポンプでは、ベーンが、それぞれ別体に構成される2つのベーン本体と、各ベーン本体の移動方向をガイドするとともに、ロータに対して摺動可能とされる筒状のガイド部材と、から構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
韓国特許出願第1999−64272号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1に記載のベーン式バキュームポンプでは、ベーン本体が、ガイド部材に対して、移動方向を規制されず、自由に摺動可能とされていた。換言すれば、ガイド部材が、ロータに対して自由に摺動可能とされている構成であった。そのため、ロータ回転駆動時に、ガイド部材におけるロータの直径方向に沿った両端部が、ポンプ室の周壁部における内周面と接触する場合があった。この場合、ロータの回転駆動に伴って、ポンプ室の周壁部における内周面と接触するガイド部の端部が摩耗する虞れがあった。そして、ベーン本体とガイド部材との隙間に、摩耗によって生じた摩耗粉が侵入して、ベーン本体の摺動が悪化する虞れがあり、ポンプ自体の耐久性が低下する場合があった。
【0007】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、耐久性を向上させたベーン式バキュームポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1番目のベーン式バキュームポンプは、略円筒形の周壁部を備える構成とされるとともに、周方向に沿って吸気孔と排気孔とを配設させたポンプ室と、
ポンプ室内において、ポンプ室の中心軸に対して、中心軸を偏心させるようにして配設されるロータと、
ロータの回転駆動に伴って回転可能とし、かつ、ロータの直径方向に沿って移動可能に、ロータに配設される略板状のベーンと、
を備える構成のベーン式バキュームポンプであって、
周壁部におけるベーンの摺動する内周面が、円形とされ、
ベーンが、ロータの直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設される2つのベーン本体から、構成され、
各ベーン本体が、それぞれ、周壁部側の端部を周壁部の内周面に対して常に摺接可能とされるとともに、少なくとも一方のベーン本体が、ロータに直接支持されていることを特徴とする。
【0009】
本発明の第1番目のベーン式バキュームポンプでは、ロータ回転駆動時に、各ベーン本体におけるロータの直径方向に沿った周壁部側の端部が、周壁部の内周面に対して摺接されることとなる。そして、2つのベーン本体を、各々ロータに支持させたり、あるいは、一方のベーン本体に他方のベーン本体を支持するガイド部を設けて一方のベーン本体のみをロータに支持させる構成とすることにより、ガイド部材を配設させずに構成できる。そのため、ガイド部材の端部がポンプ室周壁部と接触することもなく、従来のポンプに比して、ポンプ自体の耐久性を向上させることができる。
【0010】
また、本発明の第1番目のベーン式バキュームポンプでは、周壁部の内周面を円形としていることから、例えば、周壁部の内周面を楕円形とする場合に比して、周壁部を製造する際の寸法精度が確保し易く、ポンプ室の製造が容易となる。また、ベーン本体の端部を摺動させる内周面が、なめらかとなるため、ベーン本体の耐摩耗性を向上させることができ、ポンプの耐久性を向上させることができる。
【0011】
従って、本発明の第1番目のベーン式バキュームポンプでは、耐久性を向上させることが可能となり、また、ポンプ室を容易に製造することができる。
【0012】
そして、一方のベーン本体に、他方のベーン本体を支持させる構成とする場合には、一方のベーン本体が、
周壁部側となる一端を周壁部の内周面に摺接可能とされる本体部と、
本体部の他端側からロータの直径方向に沿って突出するように配設されて、他方のベーン本体を支持可能として、他方のベーン本体における周壁部の内周面への摺動をガイドするガイド部と、
を備えるとともに、本体部とガイド部とを、ロータに摺動可能に直接支持させるように構成され、
ガイド部が、他方のベーン本体を嵌挿可能とする凹部を備える構成とされて、
ガイド部が、凹部の底部を構成する部位に他方のベーン本体を当接させた際を含めて、ロータの回転駆動時、周壁部側の端部を、周壁部の内周面と非接触とされるような構成とすることが好ましい。
【0013】
上記構成のベーン式バキュームポンプでは、他方のベーン本体を、ガイド部における凹部の底部を構成する部位に当接させた状態でも、ガイド部における周壁部側の端部が、周壁部の内周面と非接触となる。そのため、ガイド部における周壁部側の端部が、周壁部の内周面と接触することを、確実に、防止することができる。その結果、ガイド部を配設させる構成としても、ガイド部における周壁部側の端部の摩耗を抑えることができる。すなわち、ベーン本体とガイド部との隙間に、ガイド部の摩耗によって発生する摩耗粉が侵入することもなく、ベーン本体の円滑な作動を確保することができると同時に、ポンプの耐久性を向上させることができる。
【0014】
また、上記構成のベーン式バキュームポンプでは、ガイド部を備えた一方のベーン本体におけるロータの直径方向に沿った長さ寸法を、ロータの外径寸法より大きく設定することも可能である。そして、このような構成とする場合、ベーン本体のロータ直径方向に沿った移動量を大きくすることができる。そして、結果として、ロータの外径寸法を、ポンプ室周壁部の内径寸法に比して、相対的に小さく設定することができる。そのため、ポンプ室の内容積を大きく設定することができ、ポンプ仕事の量を増大させることができる。
【0015】
また、本発明の第2番目のベーン式バキュームポンプとして、略円筒形の周壁部を備える構成とされるとともに、周方向に沿って吸気孔と排気孔とを配設させたポンプ室と、
ポンプ室内において、ポンプ室の中心軸に対して、中心軸を偏心させるようにして配設されるロータと、
ロータの回転駆動に伴って回転可能とし、かつ、ロータの直径方向に沿って移動可能に、ロータに配設される略板状のベーンと、
を備える構成のベーン式バキュームポンプであって、
周壁部におけるベーンの摺動する内周面が、円形とされ、
ベーンが、
ロータの直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設されるとともに、周壁部側の一端を周壁部の内周面に対して常に摺接可能とされる2つのベーン本体と、
各ベーン本体を支持可能として、各ベーン本体における周壁部の内周面への摺動をガイドするとともに、ロータに対して摺動可能に支持されるガイド部材と、
から構成され、
ガイド部材が、ロータの直径方向に沿った両端部を、ロータ回転駆動時に、周壁部の内周面と非接触とされるような構成としてもよい。
【0016】
このような構成のベーン式バキュームポンプでは、ベーン本体が、ロータではなく、ロータと別体に構成されるガイド部材に支持されることとなる。そのため、ロータの耐久性を向上させることができる。また、勿論、上記構成のベーン式バキュームポンプでは、ガイド部材が、ロータの直径方向に沿った両端部を、ロータ回転駆動時に、周壁部の内周面と非接触とされている構成である。すなわち、上記構成のベーン式バキュームポンプでは、ガイド部材が、ロータ回転駆動時に、ポンプ室周壁部の内周面と接触しない。そのため、ガイド部材を配設させる構成としても、ガイド部材の摩耗を、確実に、抑えることができる。すなわち、ベーン本体とガイド部材との隙間に、ガイド部材の摩耗によって発生する摩耗粉が侵入することもなく、ベーン本体の円滑な作動を確保することができると同時に、ポンプの耐久性を向上させることができる。
【0017】
また、第2番目のベーン式バキュームポンプにおいても、周壁部の内周面を円形としていることから、ポンプ室の製造が容易となるとともに、ベーン本体の耐摩耗性を向上させることができ、ポンプの耐久性を向上させることができる。
【0018】
従って、第2番目のベーン式バキュームポンプにおいても、耐久性を向上させることが可能となり、また、ポンプ室を容易に製造することができる。
【0019】
また、第2番目のベーン式バキュームポンプにおいて、ガイド部材におけるロータの直径方向に沿った長さ寸法を、ロータの外径寸法より大きく設定することも可能である。そして、このような構成とする場合、ベーン本体のロータ直径方向に沿った移動量を大きくすることができる。そして、結果として、ロータの外径寸法を、ポンプ室周壁部の内径寸法に比して、相対的に小さく設定することができる。そのため、ポンプ室の内容積を大きく設定することができ、ポンプ仕事の量を増大させることができる。
【0020】
さらに上記構成のベーン式バキュームポンプにおいて、ガイド部材が、ロータの直径方向に沿った両端側を開口させて、各ベーン本体を嵌挿可能とする凹部を備える構成とされて、
ガイド部材における各凹部の底部を構成する部位が、各ベーン本体の位置を規制するストッパ部とされ、
ストッパ部が、周壁部の内周面に摺接している各ベーン本体を当接させる際を含めて、ロータの回転駆動時、ガイド部材における周壁部側の端部を、周壁部内周面と非接触とさせるような構成とすることが好ましい。
【0021】
上記構成のベーン式バキュームポンプでは、ガイド部材に、各ベーン本体を嵌挿可能とする凹部を設け、ガイド部材における各凹部の底部を構成する部位を、各ベーン本体の端部を当接させて、各ベーン本体の位置を規制するストッパ部としている構成である。すなわち、上記構成のベーン式バキュームポンプでは、ガイド部材に、各ベーン本体を嵌挿可能とする凹部を設けるだけでよく、ガイド部材の構成を簡便にすることができる。そのため、ポンプ自体の構成も簡便とすることができる。また、上記構成のベーン式バキュームポンプでは、各ベーン本体の端部をガイド部材におけるストッパ部に当接させた状態でも、ガイド部材におけるロータの直径方向に沿った両端部が、ポンプ室周壁部における内周面と非接触となる。そのため、ガイド部材が、周壁部の内周面と接触することを、確実に、防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1〜4に本発明の第1実施形態であるベーン式バキュームポンプP1を示す。このバキュームポンプP1は、車両のブレーキブースタのバキュームポンプであり、ポンプ室1と、ロータ9と、ベーン14と、から構成されている。
【0024】
ポンプ室1は、図1〜4に示すように、略円筒形の周壁部2と、周壁部2の軸方向に沿った両端を塞ぐように配設される略円形の壁部5・6と、を備えて構成されている。周壁部2は、図1に示すように、内周面2aを、円形としている。また、周壁部2には、周方向に沿って吸気孔3と排気孔4とが配設されている。実施形態の場合、図1・2に示す状態では、ベーン14が逆時計回り方向に沿って回転する構成であり、吸気孔3は、ベーン14の回転方向に沿ってエアを流入可能に、図例では右側となる位置に、配設されている。そして、排気孔4が、図例では左側となる位置に、配設されている。
【0025】
ロータ9は、ポンプ室1内に収納可能な略円柱状のロータ本体10と、ポンプ室1の壁部6から突出して、所定の駆動源に接続される駆動軸12と、を備えて構成されている。ロータ9は回転中心となる中心軸C1を、ポンプ室1における周壁部2の中心軸C2に対して、偏心させるようにして配設されている。実施形態の場合、ロータ本体10は、外周面の一部を、周壁部2の内周面2aに摺接させるようにして、配設されている。また、ロータ本体10には、中心軸C2を通るようにして、直径方向に沿うように、凹溝11が、形成されている。この凹溝11は、ベーン14を嵌挿可能な構成とされて、ベーン14を摺動可能に支持している。この凹溝11は、ロータ本体10を、直径方向に沿って全長にわたって切り欠くように、構成されている。
【0026】
ベーン14は、第1実施形態の場合、図1〜4に示すように、ロータ本体10の直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設される2つのベーン本体15・20から構成されている。各ベーン本体15・20は、図2〜4に示すように、ロータ9の軸方向に沿った両端面を、ロータ9の回転駆動時に、ポンプ室1の壁部5・6に対して摺接させるように、構成されている。
【0027】
一方のベーン本体15は、長方形板状とされるもので、厚さ寸法を、ロータ本体10の凹溝11に嵌挿可能な寸法に設定されており、ロータ本体10に対して摺動可能に支持されている。ベーン本体15は、本体部16とガイド部17とを備えている。本体部16は、ロータ本体10の直径方向に沿って周壁部2側に突出するように構成されて、周壁部2側となる先端部16aを、周壁部2の内周面2aに対して常に摺接可能とされている。そして、本体部16の先端部16aは、断面形状を略円形とされて、周壁部2の内周面2aに対して滑らかに摺接される構成である。ガイド部17は、本体部16の元部側から、ロータ本体10の直径方向に沿って突出するように配設されるもので、他方のベーン本体20を支持可能として、ベーン本体20における周壁部2の内周面2aへの摺動をガイドするものである。
【0028】
ガイド部17は、周壁部2側となる先端17a側を開口させて構成されるとともに、ベーン本体20を収納可能な凹部18を備える構成とされている。この凹部18は、ポンプ室1における壁部5・6側も、開口されている。そして、ガイド部17において、凹部18の底部を構成する部位17bが、ベーン本体20の元部20bと当接されて、ベーン本体20の位置を規制するストッパ部とされている。
【0029】
ベーン本体20は、略長方形板状とされて、ガイド部17の凹部18に挿通可能とされている。そして、ベーン本体20は、周壁部2側となる先端部20aを、周壁部2の内周面2aに対して常に摺接可能とされている。そして、ベーン本体20の先端部20aは、断面形状を略円形とされている。
【0030】
実施形態の場合、ベーン本体15は、ロータ本体10の直径方向に沿った長さ寸法L1を、ロータ本体10の外径寸法D1より、大きく設定されている。そして、ガイド部17における凹部18は、深さ寸法h1を、ベーン本体20におけるロータ本体10の直径方向に沿った長さ寸法L2より、小さく設定されている。換言すれば、凹部18の深さ寸法h1は、ガイド部17の先端17aが最も周壁部2の内周面2aに接近する場合、すなわち、ベーン本体20の元部20bをストッパ部17bに当接させた状態でも、ガイド部17の先端17aを周壁部2の内周面2aと接触させないように、設定されている。そして、ベーン本体20の元部20bをストッパ部17bに当接させた状態におけるベーン14のロータ本体10直径方向に沿った長さ寸法L3は、図1に示すように、ベーン14が、ポンプ室1における周壁部2の中心軸C2とロータ9の中心軸C1とを結んだ線と略直交するように配置される際に、各ベーン本体15・20の先端部16a・20aを、それぞれ、周壁部2の内周面2aに摺接可能とするような長さ寸法に、設定されている。また、ベーン本体15の長さ寸法L1とベーン本体20の長さ寸法L2とは、ロータ9の回転駆動時に、ガイド部17によりベーン本体20を的確に支持可能な寸法に設定されている。
【0031】
第1実施形態のポンプP1では、ベーン14は、ロータ9の回転駆動に伴って、図1・2・4に示すごとく、ロータ9の回転駆動に伴って、逆時計回り方向に沿って回転されることとなる。そして、図1の状態から回転を開始すると、まず、吸気孔3側に配設されるベーン本体15が、図2に示すように、回転時の遠心力に伴ってロータ本体10側から離れるように移動することとなる。このとき、ベーン本体15は、本体部16における先端部16aを、常に、周壁部2の内周面2aに摺接させるようにして、移動することとなる。そして、図2に示す状態からロータ本体10が半回転した後には、図4に示すように、ベーン本体20が、回転時の遠心力に伴ってロータ本体10側から離れるように移動することとなる。このとき、ベーン本体20も、先端部20aを常に周壁部2の内周面2aに摺接させるようにして、移動することとなる。そして、第1実施形態のポンプP1では、図2〜4に示すベーン本体15・20間の隙間には、潤滑油が充填されることとなり、各ベーン本体15・20は、遠心力と潤滑油とにより、常に、先端部16a・20aを周壁部2の内周面に摺接可能とされている。そして、第1実施形態のポンプP1では、ロータ本体10及びベーン14の回転に伴って、エアを吸気孔3から吸引しつつ排気孔4から排出して、吸気孔3側の圧力を減圧することとなる。
【0032】
第1実施形態のバキュームポンプP1では、ロータ9の回転駆動時に、各ベーン本体15・20における先端部16a・20aが、周壁部2の内周面2aに対して摺接されることとなる。そして、第1実施形態のバキュームポンプP1では、一方のベーン本体15に、ベーン本体20を支持するガイド部17を設けて、ベーン本体15のみをロータ9に支持させる構成である。すなわち、従来のベーンポンプのごとく、ガイド部材を配設させなくともよい。そのため、ガイド部材の端部がポンプ室周壁部と接触することもなく、従来のポンプに比して、ポンプ自体の耐久性を向上させることができる。
【0033】
そして、第1実施形態のポンプP1では、ベーン本体20がガイド部17側の端部20bを、ガイド部17における凹部18の底部を構成する部位(ストッパ部)17bに当接させた際を含めて、ロータ9の回転駆動時、ガイド部17の先端17aが、周壁部2の内周面2aと非接触となる。そのため、ガイド部17の先端17aが、周壁部2の内周面2aと接触することを、確実に、防止することができる。その結果、ガイド部17の先端17aの摩耗を抑えることができる。すなわち、ベーン本体20とガイド部17との隙間に、ガイド部17の摩耗によって発生する摩耗粉が侵入することもなく、ベーン本体15・20の円滑な作動を確保することができると同時に、ポンプP1の耐久性を向上させることができる。
【0034】
また、第1実施形態のバキュームポンプP1では、ポンプ室1における周壁部2の内周面2aを円形としていることから、例えば、周壁部2の内周面2aを楕円形とする場合に比して、周壁部2を製造する際の寸法精度が確保し易く、ポンプ室1の製造が容易となる。また、ベーン本体15・20の先端部16a・20aを摺動させる内周面2aが、滑らかとなるため、ベーン本体15・20の耐摩耗性を向上させることができ、ポンプP1の耐久性を向上させることができる。
【0035】
従って、第1実施形態のバキュームポンプP1では、耐久性を向上させることが可能であり、また、ポンプ室1を容易に製造することができる。
【0036】
また、第1実施形態のバキュームポンプP1では、ガイド部17を備えるベーン本体15が、ロータ本体10の直径方向に沿った長さ寸法L1を、ロータ本体10の外径寸法D1より大きく設定しており、このガイド部17に他方のベーン本体20を支持させている構成である。そして、この構成により、ベーン本体15におけるロータ本体10の直径方向に沿った移動量を大きくすることができ、結果として、ロータ本体10の外径寸法D1を、ポンプ室周壁部2の内径寸法d1に比して、相対的に小さく設定することができる。すなわち、第1実施形態のバキュームポンプP1では、ポンプとして、ベーン本体15にガイド部17を配設させず、ベーン本体20もロータ本体10に直接支持させる構成とする場合に比して、ロータ本体10を相対的に小さくすることができて、ポンプ室1の内容積を増大させることができる。そのため、ポンプ仕事の量を増大させることができる。
【0037】
勿論、このような点を考慮しなければ、ポンプとして、ロータの直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設される2つのベーン本体を、端部を周壁部の内周面に対して常に摺接可能とするように、ロータ本体の凹溝に、直接、支持させる構成のものを使用してもよい。
【0038】
次に、本発明の第2実施形態であるバキュームポンプP2について説明をする。第2実施形態のバキュームポンプP2は、図5〜7に示すように、ベーン22以外は前述のポンプP1と同様の構成であり、同一の部材には同一の図符号を付して説明を省略する。
【0039】
ベーン22は、第2実施形態の場合、2つのベーン本体23と、各ベーン本体23を支持するとともに、各ベーン本体23における周壁部内周面2aへの摺動をガイドするガイド部材25と、から構成されている。各ベーン本体23は、それぞれ、長方形板状とされるもので、ロータ本体10の直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設されている。そして、各ベーン本体23は、周壁部2側となる先端部23aを、周壁部2の内周面2aに対して常に摺接可能とされている。各ベーン本体23の先端部23aは、それぞれ、断面形状を略円形とされている。実施形態の場合、各ベーン本体23は、ロータ本体10の直径方向に沿った長さ寸法L4を、略同一に設定されている。各ベーン本体23及びガイド部材25は、図7に示すように、ロータ9の軸方向に沿った両端面を、ロータ9の回転駆動時に、ポンプ室1の壁部5・6に対して摺接させるように、構成されている。
【0040】
ガイド部材25は、図5・6に示すように、断面を略H字形状としている。すなわち、ガイド部材25は、ロータ本体10の直径方向の両端25a・25a側を、それぞれ、開口させて構成されるとともに、各ベーン本体23を収納可能な2つの凹部26・26を備える構成とされている。また、各凹部26は、ポンプ室1における壁部5・6側も、それぞれ、開口されている。そして、ガイド部材25において、各凹部26の底部を構成する部位25b・25bが、各ベーン本体23の位置をそれぞれ規制するストッパ部とされている。また、ガイド部材25は、厚さ寸法を、ロータ本体10の凹溝11に嵌挿可能な寸法に設定されており、ロータ本体10に対して摺動可能に支持されることとなる。すなわち、実施形態の場合、各ベーン本体23は、ロータ本体10に直接支持されず、ガイド部材25を介して、ロータ本体10に支持されることとなる。
【0041】
実施形態の場合、ガイド部材25は、ロータ本体10の直径方向に沿った長さ寸法L5を、ロータ本体10の外径寸法D1より、大きく設定されている。そして、ガイド部材25の各凹部26は、深さ寸法h2を、各ベーン本体23の長さ寸法L4より、小さく設定されている。換言すれば、各凹部26の深さ寸法h2は、ガイド部材25の先端25aが最も周壁部2の内周面2aに接近する場合、すなわち、各ベーン本体23の元部23bをストッパ部25bに当接させた状態でも、ガイド部材25の先端25aを周壁部2の内周面2aと接触させないように、設定されている。そして、各ベーン本体23の元部23bをストッパ部25bに当接させた状態におけるベーン22のロータ本体10の直径方向に沿った長さ寸法L6は、図5に示すように、ベーン22が、ポンプ室1における周壁部2の中心軸C2とロータ9の中心軸C1とを結んだ線と略直交するように配置される際に、各ベーン本体23の先端部23aを、周壁部2の内周面2aに摺接可能とするような長さ寸法に、設定されている。
【0042】
また、各ベーン本体23の長さ寸法L4・L4、及び、ガイド部材25の長さ寸法L5は、ロータ9の回転駆動時において、ガイド部材25により各ベーン本体23を的確に支持可能な寸法に設定されることとなる。
【0043】
そして、第2実施形態のポンプP2の場合にも、ベーン22は、ロータ9の回転駆動に伴って、図5・6に示すごとく、逆時計回り方向に沿って回転されることとなる。そして、図5の状態から回転を開始すると、まず、吸気孔3側に配設されるベーン本体23Aとガイド部材25とが、図6に示すように、回転時の遠心力に伴ってロータ本体10側から離れるように移動することとなる。このとき、ベーン本体23Aは、先端部23aを、常に、周壁部2の内周面2aに摺接させるようにして、移動することとなる。そして、図6に示す状態からロータ本体10が半回転した後には、ロータ9の回転駆動に伴って、他方のベーン本体23Bが、同様に、回転時の遠心力に伴ってロータ本体10側から離れるように移動することとなる。なお、実施形態のポンプP2においても、図6に示すベーン本体23Bとガイド部材25との間の隙間には、潤滑油が充填されることから、各ベーン本体23A・23Bは、遠心力と潤滑油とにより、常に、先端部23aを周壁部2の内周面2aに摺接可能とされている。
【0044】
そして、第2実施形態のバキュームポンプP2では、各ベーン本体23が、ロータ本体10ではなく、ロータ本体10と別体に構成されるガイド部材25に支持されることとなる。そのため、ロータ本体10の耐久性を向上させることができる。また、勿論、第2実施形態のバキュームポンプP2では、ガイド部材25が、ロータ本体10の直径方向に沿った両端部25a・25aを、ロータ9の回転駆動時に、ポンプ室1における周壁部2の内周面2aと非接触とされている構成である。すなわち、第2実施形態のバキュームポンプP2では、ガイド部材25が、ロータ9回転駆動時に、周壁部2の内周面2aと接触しない。そのため、ガイド部材25を配設させる構成としても、ガイド部材17の摩耗を、確実に、抑えることができる。すなわち、ベーン本体23とガイド部材25との隙間に、ガイド部材25の摩耗によって発生する摩耗粉が侵入することもなく、ベーン本体23の円滑な作動を確保することができると同時に、ポンプP2の耐久性を向上させることができる。
【0045】
また、第2実施形態のバキュームポンプP2においても、前述のポンプP1と同様に、周壁部2の内周面2aを円形としていることから、ポンプ室1の製造が容易となるとともに、各ベーン本体23の耐摩耗性を向上させることができ、ポンプP2の耐久性を向上させることができる。
【0046】
従って、第2実施形態のバキュームポンプP2においても、耐久性を向上させることが可能となり、また、ポンプ室1を容易に製造することができる。
【0047】
また、第2実施形態のベーン式バキュームポンプP2では、ガイド部材25に、各ベーン本体23を嵌挿可能とする凹部26を設け、ガイド部材25における各凹部26の底部を構成する部位25bを、各ベーン本体23の元部23bを当接させて、各ベーン本体23の位置を規制するストッパ部としている構成である。すなわち、第2実施形態のベーン式バキュームポンプP2では、ガイド部材25に、各ベーン本体23を嵌挿可能とする凹部26を設けるだけでよく、ガイド部材25の構成を簡便にすることができる。そのため、ポンプP2自体の構成も簡便とすることができる。また、第2実施形態のベーン式バキュームポンプP2では、各ベーン本体23における元部23bをガイド部材25におけるストッパ部25bに当接させた際を含めて、ロータ9の回転駆動時、ガイド部材25におけるロータ本体10の直径方向に沿った両端部25a・25aが、周壁部2の内周面2aと非接触となる。そのため、ガイド部材25が、周壁部2の内周面2aと接触することを、確実に、防止することができる。
【0048】
また、第2実施形態のバキュームポンプP2では、ロータ本体10の直径方向に沿った長さ寸法L5を、ロータ本体10の外径寸法D1より大きくしたガイド部材25に、各ベーン本体23を支持させている構成である。そのため、前述のポンプP1と同様に、各ベーン本体23をロータ本体10に直接支持させる構成とする場合に比して、ロータ本体10を相対的に小さくすることができて、ポンプ室1の内容積を増大させることができる。そのため、ポンプ仕事の量を増大させることができる。
【0049】
なお、本発明のポンプP1・P2では、ベーン本体15・20・23を潤滑油と遠心力とを利用して、常に、周壁部2の内周面2aに摺接させる構成であるが、補助的に、ベーン本体15・20の間や、ベーン本体23とガイド部材25との間に、相互に離隔させるような付勢力を付与するばね等の付勢手段を配設させる構成としてもよい。
【0050】
また、図例では省略されているが、実施形態のバキュームポンプP1・P2には、通常のバキュームポンプと同様に、ロータの駆動軸に連結される駆動源や、吸気孔に連結されるとともにブレーキブースタのバキュームタンクに接続される逆止弁パイプ等が、配設されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるベーン式バキュームポンプの概略断面図である。
【図2】同実施形態のベーン式バキュームポンプにおいて、ベーンを回転させた状態を示す概略断面図である。
【図3】同実施形態の断面図であり、図2のIII−III部位に対応する。
【図4】同実施形態のベーン式バキュームポンプにおいて、ベーンをさらに回転させた状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態であるベーン式バキュームポンプの概略断面図である。
【図6】同実施形態のベーン式バキュームポンプにおいて、ベーンを回転させた状態を示す概略断面図である。
【図7】同実施形態の断面図であり、図6のVII−VII部位に対応する。
【符号の説明】
1…ポンプ室、
2…周壁部、
2a…内周面
9…ロータ、
10…ロータ本体、
14…ベーン、
15…ベーン本体、
16…本体部
16a…先端部、
17…ガイド部、
17a…先端、
17b…ストッパ部、
18…凹部、
20…ベーン本体、
20a…先端部、
20b…元部、
22…ベーン、
23…ベーン本体、
23a…先端部、
25…ガイド部材、
25a…先端、
25b…ストッパ部、
26…凹部、
P1・P2…ベーン式バキュームポンプ。
Claims (4)
- 略円筒形の周壁部を備える構成とされるとともに、周方向に沿って吸気孔と排気孔とを配設させたポンプ室と、
該ポンプ室内において、前記ポンプ室の中心軸に対して、中心軸を偏心させるようにして配設されるロータと、
前記ロータの回転駆動に伴って回転可能とし、かつ、前記ロータの直径方向に沿って移動可能に、前記ロータに配設される略板状のベーンと、
を備える構成のベーン式バキュームポンプであって、
前記周壁部における前記ベーンの摺動する内周面が、円形とされ、
前記ベーンが、前記ロータの直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設される2つのベーン本体から、構成され、
前記各ベーン本体が、それぞれ、前記周壁部側の端部を前記周壁部の内周面に対して常に摺接可能とされるとともに、少なくとも一方の前記ベーン本体が、前記ロータに直接支持されていることを特徴とするベーン式バキュームポンプ。 - 一方の前記ベーン本体が、
前記周壁部側となる一端を前記周壁部の内周面に摺接可能とされる本体部と、
該本体部の他端側から前記ロータの直径方向に沿って突出するように配設されて、他方の前記ベーン本体を支持可能として、他方の前記ベーン本体における前記周壁部の内周面への摺動をガイドするガイド部と、
を備えるとともに、前記本体部と前記ガイド部とを、前記ロータに摺動可能に直接支持させるように構成され、
前記ガイド部が、他方の前記ベーン本体を嵌挿可能とする凹部を備える構成とされて、
前記ガイド部が、前記凹部の底部を構成する部位に他方の前記ベーン本体を当接させた際を含めて、前記ロータの回転駆動時、前記周壁部側の端部を、前記周壁部の内周面と非接触とするように、構成されていることを特徴とする請求項1に記載のベーン式バキュームポンプ。 - 略円筒形の周壁部を備える構成とされるとともに、周方向に沿って吸気孔と排気孔とを配設させたポンプ室と、
該ポンプ室内において、前記ポンプ室の中心軸に対して、中心軸を偏心させるようにして配設されるロータと、
前記ロータの回転駆動に伴って回転可能とし、かつ、前記ロータの直径方向に沿って移動可能に、前記ロータに配設される略板状のベーンと、
を備える構成のベーン式バキュームポンプであって、
前記周壁部における前記ベーンの摺動する内周面が、円形とされ、
前記ベーンが、
前記ロータの直径方向に沿って一方側と他方側とに突出するように配設されるとともに、前記周壁部側の一端を前記周壁部の内周面に対して常に摺接可能とされる2つのベーン本体と、
前記各ベーン本体を支持可能として、前記各ベーン本体における前記周壁部の内周面への摺動をガイドするとともに、前記ロータに対して摺動可能に支持されるガイド部材と、
から構成され、
前記ガイド部材が、前記ロータの直径方向に沿った両端部を、前記ロータ回転駆動時に、前記周壁部の内周面と非接触とするように、構成されていることを特徴とするベーン式バキュームポンプ。 - 前記ガイド部材が、前記ロータの直径方向に沿った両端側を開口させて、前記各ベーン本体を嵌挿可能とする凹部を備える構成とされて、
前記ガイド部材における前記各凹部の底部を構成する部位が、前記各ベーン本体の位置を規制する前記ストッパ部とされ、
前記ストッパ部が、前記周壁部の内周面に摺接している前記各ベーン本体を当接させる際を含めて、前記ロータの回転駆動時、前記ガイド部材における前記周壁部側の端部を、前記周壁部内周面と非接触とするように、構成されていることを特徴とする請求項3に記載のベーン式バキュームポンプ。
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JP2003051448A JP2004257357A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | ベーン式バキュームポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003051448A JP2004257357A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | ベーン式バキュームポンプ |
Publications (2)
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JP2004257357A true JP2004257357A (ja) | 2004-09-16 |
JP2004257357A5 JP2004257357A5 (ja) | 2006-04-06 |
Family
ID=33116589
Family Applications (1)
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JP2003051448A Pending JP2004257357A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | ベーン式バキュームポンプ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004257357A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105090019A (zh) * | 2014-05-17 | 2015-11-25 | 王映辉 | 轴中轴定心滑板转子泵 |
-
2003
- 2003-02-27 JP JP2003051448A patent/JP2004257357A/ja active Pending
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