JP2004257153A - 戸当り不要蝶番と戸当り不要蝶番付ドア - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の一般住宅に使用されているドアには、床や幅木に突起した戸当りが設けられているが、周辺掃除の際の邪魔になったり、躓いて怪我をする事もあり、またドア留めの掛け金具も床や幅木に設けられ低い所に位置する為に腰を屈めて使用操作するなどその使い勝手が悪く不便で安全上にも問題点がある。
【解決手段】軸1の軸躯幹2に雄螺旋3と、羽6の管8に雌螺旋12を成形し、該軸1を一方の羽7の管9に締め付け固定する軸固定ビス13を設けて不要蝶番を構成し、従来の戸当りとドア留め掛け金具を不要にした戸当り不要蝶番をドアに用いる。
【選択図】 図1
【解決手段】軸1の軸躯幹2に雄螺旋3と、羽6の管8に雌螺旋12を成形し、該軸1を一方の羽7の管9に締め付け固定する軸固定ビス13を設けて不要蝶番を構成し、従来の戸当りとドア留め掛け金具を不要にした戸当り不要蝶番をドアに用いる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸を回して蝶番の開き許容角度を簡単に設定調整でき、その許容範囲内の最大開き角度で開きが停止して同時に連鎖的に一時固定され、別に戸当りやドア留め金具を設ける必要のない機能を併せ持つ戸当り不要蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅のドアにおいてはその最大開きにおける壁への当接を防止する戸当りが床面や幅木、或いはドアに突起して取り付けられ、またその開放最大角度で放開ドアを留める金具が付帯して設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、床面や幅木に突起して取り付けられているドア開放の戸当りは周辺掃除の邪魔になったり、思わず躓いて怪我をするなど危険な要因にもなっている。
また戸当りに付帯して設けられたドア留め金具はドア側にも相手金具を取り付ける必要があり、それらが床面に近い極低い所に位置し、その留め掛けや外しにおいては腰を屈める姿勢で使用操作するので時には腰を痛める事もあり、その使い勝手に問題点がある。
【0004】
これまでは、ドアの設備に関して蝶番の他に放開戸当りや留め金具を備える必要があってその分費用も余分にかかっていた。
【0005】
本発明は、従来の突起する戸当りや留め金具を別に必要とせず、それらを省いて両機能を蝶番本体に持たせ、結果的には費用の節約に繋がる戸当り不要蝶番と、当該戸当り不要蝶番付ドアを提供する事を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成する為に、軸1の軸躯幹2に雄螺旋3と、羽6の管8若しくは管9に雌螺旋12を成形し、該軸1を一方の羽7の該管9に締め付け固定するビス13若しくは該管9と該軸1に凹凸を設け、該軸1を嵌合固定して機能させる戸当り不要蝶番を構成、または該羽6と該羽7の表面を結び、開き90度で引っ張り合ってその開きを止める引っ張り14を該両羽間に設けて戸当り不要蝶番を構成してドアに用いる。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1、図2において、1は軸である。軸1は軸頭4と雄螺旋3を成形した軸躯幹2の一体で成り、三管以上で構成される蝶番に用い、羽6の管8の雌螺旋12に螺旋嵌合し、羽7の管9に素通しして該軸1を介し、該羽6と該羽7と共に一体にして戸当り不要蝶番を構成する。
【0008】
図5、図6において、1aは軸である。軸1aは軸頭4aと雄螺旋3aを成形した軸躯幹2aの一体で成り、二管で構成される蝶番に用い、羽6aの管8aの雌螺旋12aに螺旋嵌合し、羽7aの管9aに素通しして該軸1aを介し、該羽6aと該羽7aと共に一体にして戸当り不要蝶番を構成する。
該軸1aの上部中心に雌ネジと、軸躯体2aの中央に鍔を設ける。
【0009】
図1、図2において、2は軸躯体である。軸躯体2は上部に軸頭5と雄螺旋3を成形し、羽7の管に螺旋嵌合して該軸躯体2を回して蝶番の開き許容角度を設定調整する。
【0010】
図5、図6において、2aは軸躯体である。軸躯体2aは上部中心に雌ネジと躯体中央に鍔14を設け、該鍔14を境にしてその上半躯体に雄螺旋3aを成形し、羽7aの管8aに螺旋嵌合して該軸躯体2aを回して蝶番の開き許容角度を設定調整する。
【0011】
図1、図2において、3は雄螺旋である。雄螺旋3は蝶番の最上管の位置する部分以外の軸躯体2全体に成形、若しくは管8の位置する部分に成形し該管8の雌螺旋12に螺旋嵌合して該雄螺旋3と該雌螺旋12の嵌合上昇で上下管同士が突き当たり、蝶番の開き停止と共に連鎖して一時停止固定を成す。
【0012】
図5、図6において、3aは雄螺旋である。雄螺旋3aは蝶番の下側管の位置する部分以外の軸躯体2aの上半躯体に成形し、管8aの雌螺旋12aに螺旋嵌合して該雄螺旋3aと該雌螺旋12aの嵌合による回動上昇で軸頭4aに当接して蝶番の開き停止と一時停止固定を成す。
因みに二管蝶番においては、内側部に該雌螺旋12aを成形したコアを管に挿入して設け、軸1aと共回いさせて任意な開き角度に設定した後、該管に締め付け固定する構造にしてもよい。
【0013】
図1、図2と図7から図9において、4は軸頭である。軸頭4は上面部中央に角穴5若しくは角頭を設け、角レンチを用いて回し、軸躯体2に成形した雄螺旋3で蝶番の開き角度を設定調整する。
因みに該軸頭4をボルトの角頭形状にしてもよい。
【0014】
図5、図6において、4aは軸頭である。軸頭4aは下部に雄ネジ躯体と上面部中央に角穴5aを持ち、軸躯体1a上部の雌ネジにねじ込み固着させ、角レンチを用いて該軸頭4aを回し、該軸躯体1aの雄螺旋3aによって蝶番の開き角度を設定調整し羽6aの開きによって上昇する管8aの管縁10aが該軸頭4aに当接して定位置角度での開き停止と一時停止固定を為す。
【0015】
図1、図2と図6から図9において、5は角穴である。角穴5は軸頭4の上面中央に設け、角レンチを用いて軸躯体2を回す。
【0016】
図5、図6において、5aは角穴である。角穴5aは軸頭4aの上面中央に設け、角レンチを用いて軸躯体2aを回す。
【0017】
図1から図4と図7から図9において、6は羽である。羽6はドアに固着して開閉を為し、一体の管8に雌螺旋12を成形する。
【0018】
図5、図6において、6aは羽である。羽6aはドアに固着して開閉を為し、一体の管8aに雌螺旋12aを成形する。
【0019】
図1から図4と図6から図9において、7は羽である。羽7はドア枠に固着して羽6を開閉し、一体最上段の管9に軸1を締め付け固定する軸固定ビス13を設ける。
因みに本発明の戸当り不要蝶番においては、管8、9以外の該羽6、7の部分が枠やドアからはみ出ない状態に取り付け用いるのが望ましい。
【0020】
図5、図6において、7aは羽である。羽7aはドア枠に固着して羽6aを開閉し、一体最上段の管9aに軸1aを締め付け固定する軸固定ビス13aを設ける。
因みに、管8a、9a以外の該羽6a、7aの部分が枠やドアからはみ出ない状態に取り付け用いるのが望ましい。
【0021】
図1から図4において、8は管である。管8は内部に雌螺旋12を成形し、羽6の開き時に軸躯幹2の雄螺旋3に沿って上昇し、管縁10と管9の管縁11が突き当たってドアの開きを停め更に押し開くと、開き90度でドアが一時固定される。
因みに羽6と一体で成形する該管8及び羽7と一体で成形する管9は、図6で示すように、管の形状を外巻き(巻いた巻末が外側になる)に成形するのが望ましく、蝶番が開く際に軸躯幹2に巻き付く方向になるのでドア停めの管強度が得られ、ドアに煽りが生じない。
また該管8、9の管末を溶着して完全な管状にするのが望ましく、ドアの開き停止や閉じ停止に対する更なる管強度が得られる。
【0022】
図5、図6において、8aは管である。管8aは内部に雌螺旋12aを成形し、羽6aの開き時に軸躯幹2aの雄螺旋3aに沿って上昇し、管縁10aが軸頭4aに当接してドアの開きを停め、更に押し開くと、開き90度でドアが一時固定される。
因みに羽6aと一体で成形する該管8a及び羽7aと一体で成形する管9aは、外巻き(巻いた巻末が外側になる)に成形するのが望ましく、蝶番が開く際に軸躯幹2aに巻き付く方向になるのでドア停めの管強度が得られ、ドアに煽りが生じない。
また該管8a、9aの管末を溶着して完全な管状にするとドアの開き停止や閉じ停止に対する更なる管強度が得られる。
【0023】
図1から図4において、9は管である。管9は軸躯幹2を素通しする様に成形し、最上の管9に軸固定ビス13を設け、蝶番の開き角度を設定調整した後、該軸1を締め付け固定する。
【0024】
図5、図6において、9aは管である。管9aは軸躯幹2aの下半躯幹を素通しする様に成形し、該管9aに軸固定ビス13aを設け、蝶番の開き角度を設定調整した後、該軸1aを締め付け固定する。
【0025】
図3、図4において、10は管縁である。管縁10は蝶番の開きで管8が上昇して管縁11に突き当たりドアの開きが停止する。
因みに管縁10と管縁11の間に薄い鋼板のワッシャーを用いると、管縁同士が直接捩じり合わず、該管縁10と該管縁11の摩耗を防ぐと共にドアの開き定位置停止機能を向上させる。
【0026】
図5、図6において、10aは管縁である。管縁10aは蝶番の開きで管8aが上昇して管縁11aに突き当たりドアの開きが停止する。
因みに管縁10aと管縁11aの間に軸躯体1a中央に在る鍔が位置する。
【0027】
図3、図4において、11は管縁である。管縁11は管縁10と相対して該管縁10の上昇を受止め、ドアを開き90度で停め一時停止固定させる。
【0028】
図5において、11aは管縁である。管縁11aは管縁10aと相対して下側に位置し管8aを支える。
【0029】
図1、図3において、12は雌螺旋である。雌螺旋12は羽6の管8の内部に成形され、羽7の最上管9に締め付け固定される軸躯体2に成形された雄螺旋3と嵌合し、該羽6の開閉によって該管8を上下させ、該雄螺旋3と共にドア開きの停止や一時固定留め及び自動的な閉戸の基を為す。
因みに開戸においては,雌螺旋12を設けた管8が上昇して上側の管9に当たり開き停止し、閉戸においては該管8が下降して下側の該管9に当って閉じ停止するので、従ってドア開閉両方の戸当りを省く事もでき、またドアが多少強めに開閉されても完全開戸と完全閉戸の寸前には衝撃を戸当り不要蝶番が吸収する。
【0030】
図5において、12aは雌螺旋である。雌螺旋12aは管8aの内部に成形され、羽7aの管9aに締め付け固定される軸躯体2aに成形された雄螺旋3aに嵌合し、該羽6aの開閉によって該管8aを上下させ,該雄螺旋3aと共にドア開き90度での停止や一時固定留め及び自動的な閉戸の基を為す。
因みに二管蝶番においては、開き時に上昇する管が上部軸頭の下側に突き当たって開きを停止させる。
【0031】
図1、図2において、13は軸固定ビスである。軸固定ビス13は羽7の最上段の管9に設け、軸1を該管9に締め付け固定、または緩めて該軸1の回動を可能にし、戸当り不要蝶番の開き許容角度を設定調整する。
因みに該軸固定ビス13は該羽7の他の管に設けてもよい。
【0032】
図5、図6において、13aは軸固定ビスである。軸固定ビス13aは羽7aの管9aに設け、軸1aを該管9aに締め付け固定、または緩めて該軸1aの回動を可能にし、二管構成する戸当り不要蝶番の開き許容角度を設定調整する。
【0033】
図7から図9において、14は引っ張り具である。引っ張り具14は羽6と羽7の面に結んで90度開きで両羽の面を引っ張り合って開きを止め、羽を閉じると該両羽間に納まる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0035】
従来から住宅の間仕切に使用されるドアには、その開きにおいて壁への当りを避ける戸当りが床や幅木に突起して設けられ、また戸当りと共にドアを留める留め金具も併設されているが、その戸当りや留め金具は床や幅木に取り付けられるために、その周辺の掃除や日常にも邪魔になったり躓いて怪我をしたり、また留め金具の使用においても腰を屈めるなり姿勢を低くして掛け留めるので腰に負担がかかりその使い勝手にも問題があったが、本発明の戸当り不要蝶番は戸当りや留め金具の機能を併せ持ち、ドアを開けるだけで停止及び一時停止固定を為すので至極便利で使い勝手がよく、これまでとは違い戸当りや留め金具の突起物が生じないので安全であり、またそれらの物を必要とせず戸当り不要蝶番だけで事足りるので至極経済的である。
【0036】
本発明の戸当り不要蝶番には、軸とドア側羽の管に嵌合螺旋を形成しているので、ドアを押して入りそのドアから手を離すと僅かに上昇したドアが自重で嵌合螺旋に沿って下がり、自動的に閉戸するのでバリアフリーにも繋がる。
【0037】
本発明の戸当り不要蝶番は角レンチを用い、軸を回してドアを任意な開き角度に設定調整出来るので使用上においても至極便利である。
従って、将来戸当り不要蝶番の開閉具合に緩みが生じても簡単に再調整できるので将来に渡って変わらぬ機能が維持でき、常に最良の状態で使用する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】戸当り不要蝶番の90度開きの展開図(一部透視図)である。
【図2】戸当り不要蝶番の90度開きの組み立て図(一部透視図)である。
【図3】羽、管の平面図である。
【図4】羽、管の上面図である。
【図5】他の二管構成戸当り不要蝶番の展開図(一部透視図)である。
【図6】図5で示す戸当り不要蝶番の90度開きの組立図である。
【図7】他の一実施例を示す90度開きの斜視図である。
【図8】図7で示す実施例の上面図である。
【図9】図8で示す実施例の閉じた状態の上面図である。
【符号の説明】
1、1a 軸
2、2a 軸躯幹
3、3a 雄螺旋
4、4a 軸頭
5、5a 角穴
6、7、6a、7a 羽
8、9、8a、9a 管
10、11、10a、11a 管縁
12、12a 雌螺旋
13、13a 軸固定ビス
14 引っ張り具
【発明の属する技術分野】
本発明は、軸を回して蝶番の開き許容角度を簡単に設定調整でき、その許容範囲内の最大開き角度で開きが停止して同時に連鎖的に一時固定され、別に戸当りやドア留め金具を設ける必要のない機能を併せ持つ戸当り不要蝶番に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅のドアにおいてはその最大開きにおける壁への当接を防止する戸当りが床面や幅木、或いはドアに突起して取り付けられ、またその開放最大角度で放開ドアを留める金具が付帯して設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、床面や幅木に突起して取り付けられているドア開放の戸当りは周辺掃除の邪魔になったり、思わず躓いて怪我をするなど危険な要因にもなっている。
また戸当りに付帯して設けられたドア留め金具はドア側にも相手金具を取り付ける必要があり、それらが床面に近い極低い所に位置し、その留め掛けや外しにおいては腰を屈める姿勢で使用操作するので時には腰を痛める事もあり、その使い勝手に問題点がある。
【0004】
これまでは、ドアの設備に関して蝶番の他に放開戸当りや留め金具を備える必要があってその分費用も余分にかかっていた。
【0005】
本発明は、従来の突起する戸当りや留め金具を別に必要とせず、それらを省いて両機能を蝶番本体に持たせ、結果的には費用の節約に繋がる戸当り不要蝶番と、当該戸当り不要蝶番付ドアを提供する事を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成する為に、軸1の軸躯幹2に雄螺旋3と、羽6の管8若しくは管9に雌螺旋12を成形し、該軸1を一方の羽7の該管9に締め付け固定するビス13若しくは該管9と該軸1に凹凸を設け、該軸1を嵌合固定して機能させる戸当り不要蝶番を構成、または該羽6と該羽7の表面を結び、開き90度で引っ張り合ってその開きを止める引っ張り14を該両羽間に設けて戸当り不要蝶番を構成してドアに用いる。
【0007】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
図1、図2において、1は軸である。軸1は軸頭4と雄螺旋3を成形した軸躯幹2の一体で成り、三管以上で構成される蝶番に用い、羽6の管8の雌螺旋12に螺旋嵌合し、羽7の管9に素通しして該軸1を介し、該羽6と該羽7と共に一体にして戸当り不要蝶番を構成する。
【0008】
図5、図6において、1aは軸である。軸1aは軸頭4aと雄螺旋3aを成形した軸躯幹2aの一体で成り、二管で構成される蝶番に用い、羽6aの管8aの雌螺旋12aに螺旋嵌合し、羽7aの管9aに素通しして該軸1aを介し、該羽6aと該羽7aと共に一体にして戸当り不要蝶番を構成する。
該軸1aの上部中心に雌ネジと、軸躯体2aの中央に鍔を設ける。
【0009】
図1、図2において、2は軸躯体である。軸躯体2は上部に軸頭5と雄螺旋3を成形し、羽7の管に螺旋嵌合して該軸躯体2を回して蝶番の開き許容角度を設定調整する。
【0010】
図5、図6において、2aは軸躯体である。軸躯体2aは上部中心に雌ネジと躯体中央に鍔14を設け、該鍔14を境にしてその上半躯体に雄螺旋3aを成形し、羽7aの管8aに螺旋嵌合して該軸躯体2aを回して蝶番の開き許容角度を設定調整する。
【0011】
図1、図2において、3は雄螺旋である。雄螺旋3は蝶番の最上管の位置する部分以外の軸躯体2全体に成形、若しくは管8の位置する部分に成形し該管8の雌螺旋12に螺旋嵌合して該雄螺旋3と該雌螺旋12の嵌合上昇で上下管同士が突き当たり、蝶番の開き停止と共に連鎖して一時停止固定を成す。
【0012】
図5、図6において、3aは雄螺旋である。雄螺旋3aは蝶番の下側管の位置する部分以外の軸躯体2aの上半躯体に成形し、管8aの雌螺旋12aに螺旋嵌合して該雄螺旋3aと該雌螺旋12aの嵌合による回動上昇で軸頭4aに当接して蝶番の開き停止と一時停止固定を成す。
因みに二管蝶番においては、内側部に該雌螺旋12aを成形したコアを管に挿入して設け、軸1aと共回いさせて任意な開き角度に設定した後、該管に締め付け固定する構造にしてもよい。
【0013】
図1、図2と図7から図9において、4は軸頭である。軸頭4は上面部中央に角穴5若しくは角頭を設け、角レンチを用いて回し、軸躯体2に成形した雄螺旋3で蝶番の開き角度を設定調整する。
因みに該軸頭4をボルトの角頭形状にしてもよい。
【0014】
図5、図6において、4aは軸頭である。軸頭4aは下部に雄ネジ躯体と上面部中央に角穴5aを持ち、軸躯体1a上部の雌ネジにねじ込み固着させ、角レンチを用いて該軸頭4aを回し、該軸躯体1aの雄螺旋3aによって蝶番の開き角度を設定調整し羽6aの開きによって上昇する管8aの管縁10aが該軸頭4aに当接して定位置角度での開き停止と一時停止固定を為す。
【0015】
図1、図2と図6から図9において、5は角穴である。角穴5は軸頭4の上面中央に設け、角レンチを用いて軸躯体2を回す。
【0016】
図5、図6において、5aは角穴である。角穴5aは軸頭4aの上面中央に設け、角レンチを用いて軸躯体2aを回す。
【0017】
図1から図4と図7から図9において、6は羽である。羽6はドアに固着して開閉を為し、一体の管8に雌螺旋12を成形する。
【0018】
図5、図6において、6aは羽である。羽6aはドアに固着して開閉を為し、一体の管8aに雌螺旋12aを成形する。
【0019】
図1から図4と図6から図9において、7は羽である。羽7はドア枠に固着して羽6を開閉し、一体最上段の管9に軸1を締め付け固定する軸固定ビス13を設ける。
因みに本発明の戸当り不要蝶番においては、管8、9以外の該羽6、7の部分が枠やドアからはみ出ない状態に取り付け用いるのが望ましい。
【0020】
図5、図6において、7aは羽である。羽7aはドア枠に固着して羽6aを開閉し、一体最上段の管9aに軸1aを締め付け固定する軸固定ビス13aを設ける。
因みに、管8a、9a以外の該羽6a、7aの部分が枠やドアからはみ出ない状態に取り付け用いるのが望ましい。
【0021】
図1から図4において、8は管である。管8は内部に雌螺旋12を成形し、羽6の開き時に軸躯幹2の雄螺旋3に沿って上昇し、管縁10と管9の管縁11が突き当たってドアの開きを停め更に押し開くと、開き90度でドアが一時固定される。
因みに羽6と一体で成形する該管8及び羽7と一体で成形する管9は、図6で示すように、管の形状を外巻き(巻いた巻末が外側になる)に成形するのが望ましく、蝶番が開く際に軸躯幹2に巻き付く方向になるのでドア停めの管強度が得られ、ドアに煽りが生じない。
また該管8、9の管末を溶着して完全な管状にするのが望ましく、ドアの開き停止や閉じ停止に対する更なる管強度が得られる。
【0022】
図5、図6において、8aは管である。管8aは内部に雌螺旋12aを成形し、羽6aの開き時に軸躯幹2aの雄螺旋3aに沿って上昇し、管縁10aが軸頭4aに当接してドアの開きを停め、更に押し開くと、開き90度でドアが一時固定される。
因みに羽6aと一体で成形する該管8a及び羽7aと一体で成形する管9aは、外巻き(巻いた巻末が外側になる)に成形するのが望ましく、蝶番が開く際に軸躯幹2aに巻き付く方向になるのでドア停めの管強度が得られ、ドアに煽りが生じない。
また該管8a、9aの管末を溶着して完全な管状にするとドアの開き停止や閉じ停止に対する更なる管強度が得られる。
【0023】
図1から図4において、9は管である。管9は軸躯幹2を素通しする様に成形し、最上の管9に軸固定ビス13を設け、蝶番の開き角度を設定調整した後、該軸1を締め付け固定する。
【0024】
図5、図6において、9aは管である。管9aは軸躯幹2aの下半躯幹を素通しする様に成形し、該管9aに軸固定ビス13aを設け、蝶番の開き角度を設定調整した後、該軸1aを締め付け固定する。
【0025】
図3、図4において、10は管縁である。管縁10は蝶番の開きで管8が上昇して管縁11に突き当たりドアの開きが停止する。
因みに管縁10と管縁11の間に薄い鋼板のワッシャーを用いると、管縁同士が直接捩じり合わず、該管縁10と該管縁11の摩耗を防ぐと共にドアの開き定位置停止機能を向上させる。
【0026】
図5、図6において、10aは管縁である。管縁10aは蝶番の開きで管8aが上昇して管縁11aに突き当たりドアの開きが停止する。
因みに管縁10aと管縁11aの間に軸躯体1a中央に在る鍔が位置する。
【0027】
図3、図4において、11は管縁である。管縁11は管縁10と相対して該管縁10の上昇を受止め、ドアを開き90度で停め一時停止固定させる。
【0028】
図5において、11aは管縁である。管縁11aは管縁10aと相対して下側に位置し管8aを支える。
【0029】
図1、図3において、12は雌螺旋である。雌螺旋12は羽6の管8の内部に成形され、羽7の最上管9に締め付け固定される軸躯体2に成形された雄螺旋3と嵌合し、該羽6の開閉によって該管8を上下させ、該雄螺旋3と共にドア開きの停止や一時固定留め及び自動的な閉戸の基を為す。
因みに開戸においては,雌螺旋12を設けた管8が上昇して上側の管9に当たり開き停止し、閉戸においては該管8が下降して下側の該管9に当って閉じ停止するので、従ってドア開閉両方の戸当りを省く事もでき、またドアが多少強めに開閉されても完全開戸と完全閉戸の寸前には衝撃を戸当り不要蝶番が吸収する。
【0030】
図5において、12aは雌螺旋である。雌螺旋12aは管8aの内部に成形され、羽7aの管9aに締め付け固定される軸躯体2aに成形された雄螺旋3aに嵌合し、該羽6aの開閉によって該管8aを上下させ,該雄螺旋3aと共にドア開き90度での停止や一時固定留め及び自動的な閉戸の基を為す。
因みに二管蝶番においては、開き時に上昇する管が上部軸頭の下側に突き当たって開きを停止させる。
【0031】
図1、図2において、13は軸固定ビスである。軸固定ビス13は羽7の最上段の管9に設け、軸1を該管9に締め付け固定、または緩めて該軸1の回動を可能にし、戸当り不要蝶番の開き許容角度を設定調整する。
因みに該軸固定ビス13は該羽7の他の管に設けてもよい。
【0032】
図5、図6において、13aは軸固定ビスである。軸固定ビス13aは羽7aの管9aに設け、軸1aを該管9aに締め付け固定、または緩めて該軸1aの回動を可能にし、二管構成する戸当り不要蝶番の開き許容角度を設定調整する。
【0033】
図7から図9において、14は引っ張り具である。引っ張り具14は羽6と羽7の面に結んで90度開きで両羽の面を引っ張り合って開きを止め、羽を閉じると該両羽間に納まる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0035】
従来から住宅の間仕切に使用されるドアには、その開きにおいて壁への当りを避ける戸当りが床や幅木に突起して設けられ、また戸当りと共にドアを留める留め金具も併設されているが、その戸当りや留め金具は床や幅木に取り付けられるために、その周辺の掃除や日常にも邪魔になったり躓いて怪我をしたり、また留め金具の使用においても腰を屈めるなり姿勢を低くして掛け留めるので腰に負担がかかりその使い勝手にも問題があったが、本発明の戸当り不要蝶番は戸当りや留め金具の機能を併せ持ち、ドアを開けるだけで停止及び一時停止固定を為すので至極便利で使い勝手がよく、これまでとは違い戸当りや留め金具の突起物が生じないので安全であり、またそれらの物を必要とせず戸当り不要蝶番だけで事足りるので至極経済的である。
【0036】
本発明の戸当り不要蝶番には、軸とドア側羽の管に嵌合螺旋を形成しているので、ドアを押して入りそのドアから手を離すと僅かに上昇したドアが自重で嵌合螺旋に沿って下がり、自動的に閉戸するのでバリアフリーにも繋がる。
【0037】
本発明の戸当り不要蝶番は角レンチを用い、軸を回してドアを任意な開き角度に設定調整出来るので使用上においても至極便利である。
従って、将来戸当り不要蝶番の開閉具合に緩みが生じても簡単に再調整できるので将来に渡って変わらぬ機能が維持でき、常に最良の状態で使用する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】戸当り不要蝶番の90度開きの展開図(一部透視図)である。
【図2】戸当り不要蝶番の90度開きの組み立て図(一部透視図)である。
【図3】羽、管の平面図である。
【図4】羽、管の上面図である。
【図5】他の二管構成戸当り不要蝶番の展開図(一部透視図)である。
【図6】図5で示す戸当り不要蝶番の90度開きの組立図である。
【図7】他の一実施例を示す90度開きの斜視図である。
【図8】図7で示す実施例の上面図である。
【図9】図8で示す実施例の閉じた状態の上面図である。
【符号の説明】
1、1a 軸
2、2a 軸躯幹
3、3a 雄螺旋
4、4a 軸頭
5、5a 角穴
6、7、6a、7a 羽
8、9、8a、9a 管
10、11、10a、11a 管縁
12、12a 雌螺旋
13、13a 軸固定ビス
14 引っ張り具
Claims (1)
- 軸躯幹に雄螺旋と、管の一方或いは両方に雌螺旋を成形し、片一方の管に軸を固定及び固定解除可能にする固定ビス若しくは嵌合凹凸を設け、該軸を回動して羽の開き角度を任意に設定し、ドアを最大開きにすると開き停止と共に一時固定し、通常の出入り開き角度においてはドアの自重によって自動閉戸になり、別途の戸当りやドア留め金具或いは戻しバネを必要としない事を特徴として構成した戸当り不要蝶番、またはドアの90度開きで引っ張り合って止まる引っ張り具を両羽間に設けて構成し、別途の戸当りを不要にした事を特徴とする戸当り不要蝶番、並びに当該戸当り不要蝶番を用いたドア。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2003
- 2003-02-27 JP JP2003050389A patent/JP2004257153A/ja active Pending
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