JP2004257145A - 本さね継手加工構造パネル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに平行に対応する一方の側端面に雄さねを、他方の側端面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね加工構造パネルであって、前記雄さねは、平行な上面部と下面部を形成して備え、先端面部へ所要の長さで先端上下傾斜面部を形成して備え、前記雌さねは、その溝口の巾を前記雄さねの基部上面部と基部下面部との厚み巾より僅かに大きく、互いに平行な上内壁面部と下内壁面部を対面し、前記雄さねの先端面部と対面する内底面部は、雄さねの先端面部の突出長よりに深く、かつその巾面を雄さねの先端面部と同巾または僅かに大きく形成し、内底面部の上縁より上内壁面部に接続する内底上下傾斜面部を前記雄さねの先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部とに空隙を存して対面するように形成して備えてなる本さね継手加工構造パネル。
【選択図】 図2
Description
【発明が属する技術分野】
この発明は、建物に用いられる本さね継手加工構造パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、施工の容易を目的として、特開平2−24450号公報により開示されたさね継構造パネル、特開平6−117081号公報により開示された突起および溝を具備するパネル等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の提案の特徴とするところは、雄さねの先端両側面を傾斜面とし、一方のパネルを傾斜状態で、その雄さねを他方のパネル雌さね溝口に差入れ易くし、また、雄さねの基端と雌さねの溝口とに隙間を構成して湿気によるパネルの伸縮に対応させた点にあった。
【0004】
この発明は、前記従来の施工の容易性をそのまま受け継ぎ、建物の耐震性、耐久性から床構造、壁構造および屋根構造等の強度の増強を目的になされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さねと雌さね部分を通じて荷重と変位が効果的に伝達されて下地張りされた床面、壁面、屋根面等の剛性を増すことができる特徴を持つ本さね継手加工構造パネルにある。
【0006】
互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さね部分と雌さね部分を連接して結合した時、その雄さね部分と雌さね部分の連接面には隙間またはギャップが生じないため、隙間のない密着した結合部分が荷重および変位を適切に伝達し、下地張りされた床面、壁面、屋根面等の剛性を増すことができる特徴を持つ本さね継手加工構造パネルにある。
【0007】
互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さね部分と雌さね部分を連接して結合した時、雄さねの先端上下傾斜面部と雌さねまたは溝の内底上下傾斜面部に沿って形成される空間またはスペースにより、吸湿によって発生するそれぞれの木口面の膨張を吸収し、かつ雄さね部分と雌さね部分の結合部の変形を軽減する本さね継手加工構造パネルにある。
【0008】
互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さね部分と雌さね部分を連接して結合した時、雄さねの先端上下傾斜面部と雌さねまたは溝の内底上下傾斜面部に沿って形成される空間またはスペースにより、雄さねおよび雌さねに用いられる接着剤を適正に収容接着して雄さねおよび雌さね相互の接着効果を高める本ざね継手加工構造パネルにある。
【0009】
互いに平行に対応する一方の側端面に雄さねを、他方の側端面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね加工構造パネルであって、前記雄さねは、平行な上面部と下面部を形成して備え、先端面部へ所要の長さで先端上下傾斜面部を形成して備え、前記雌さねは、その溝口の巾を前記雄さねの基部上面部と基部下面部との厚み巾より僅かに大きく、互いに平行な上内壁面部と下内壁面部を対面し、前記雄さねの先端面部と対面する内底面部は、雄さねの先端面部の突出長よりに深く、かつその巾面を雄さねの先端面部と同巾または僅かに大きく形成し、内底面部の上縁より上内壁面部に接続する内底上下傾斜面部を前記雄さねの先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部とに空隙を存して対面するように形成して備えてなる本さね継手加工構造パネルにある。
【0010】
互いに平行に対応する一方の側端面に雄さねを、他方の側端面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記雄さねは、先端面部への突出長を構造パネル厚の2/3を基準とする所要の長さで形成すると共に、構造パネルの側端面に接続する基部を構造パネル厚に対して1/3を基準とする所要の厚みで、互いに平行な基部上面部と基部下面部を形成して備え、かつ、それから先端面部へ先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部よりなる先端上下傾斜面部を形成して備え、前記雌さねは、その溝口の巾を前記雄さねの基部上面部と基部下面部との厚み巾より僅かに大きく、互いに平行な上内壁面部と下内壁面部を対面し、前記雄さねの先端面部と対面する内底面部は、雄さねの先端面部の突出長より僅かに深く、かつその巾面を雄さねの先端面部より僅かに大きく形成し、内底面部の上縁より上内壁面部に接続する内底上側傾斜面部と内底面部の下縁より下内壁面部に接続する内底下側傾斜面部からなる内底上下傾斜面部を形成し、その内底上側傾斜面部と内底面部と内底下側傾斜面部のそれぞれを前記雄さねの先端上下傾斜面部の先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部とに空隙を存して対面するように形成して備えてなる本さね継手加工構造パネルとしてもよいものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
互いに平行に対応する一方の側端面に雄さねを、他方の側端面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記雄さねは、先端面部への突出長を構造パネル厚の2/3を越えない所要の長さで形成すると共に、構造パネルの側端面に接続する基部を構造パネル厚に対して1/3を越える所要の厚みで、互いに平行な基部上面部と基部下面部を形成して備え、かつ、それから先端面部へ先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部を対称に形成して備え、前記雌さねは、その溝口の巾を前記雄さねの基部上面部と基部下面部との厚み巾より僅かに大きく、互いに平行な上内壁面部と下内壁面部を対面し、前記雄さねの先端面部と対面する内底面部は、雄さねの先端面部の突出長より僅かに深く、かつその巾面を雄さねの先端面部より僅かに大きく形成し、内底面部の上縁より上内壁面部に接続する内底上側傾斜面部と、内底面部の下縁より下内壁面部に接続する内底下側傾斜面部をそれぞれ前記雄さねの先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部とに空隙を存して対面するように形成して備えてなる本さね継手加工構造パネル。
【0012】
【実施例】
以下、この発明の本さね継手加工構造パネルは、一般の積層合板に加えて、ストランドボード、パーティクルボード、ハードボード(硬質繊維板)、MDF(中質繊維板)に利用できるもので、先ず、単板を積層接着してなる合板に実施する第1の実施例の本さね継手加工構造パネル1を図1〜図4により説明すると、互いに平行に対応する一方の側端面1aに雄さね2を、他方の側端面1bに雌さね3をそれぞれ形成して有するものである。
【0013】
前記雄さね2は、合板の厚みに対して少なくとも1/3を基準とする所要の厚みで、合板の一方の側端面1aに接続する基部2aを、所要の長さ、互いに平行な基部上面部2a1と基部下面部2a2を形成して備え、それから先端面部2cへの全体突出長を本さね継手加工構造パネル1の厚みの2/3を越えない長さで、かつ雄さねの先端上下傾斜面部2bの実施例として、先端上側傾斜面部2b1と先端下側傾斜面部2b2を上下に対称に形成して備えるものである。
【0014】
前記雌さね3は、その溝口3aの巾を前記雄さね2の基部2aの基部上面部2a1と基部下面部2a2との厚み巾より僅かに大きい間隔で、互いに平行な上内壁面部3b1と下内壁面部3b2を対面し、前記雄さね2の先端面部2cと対面する内底面部3cは、雄さね2の先端面部2cの突出長よりに深く、かつ雄さね2の先端面部2cと僅かに離隔するように形成し、内底面部3cより上内壁面部3b1に接続する内底上側傾斜面部3d1と、下内壁面部3b2に接続する内底下側傾斜面部3d2により内底上下傾斜面部3dを形成し、内底上側傾斜面部3d1と内底下側傾斜面部3d2のそれぞれを前記雄さね2の先端上側傾斜面部2b1と先端下側傾斜面部2b2とに空隙4、5を存して対面するように形成して備えてなる。
【0015】
第1の実施例の本さね継手加工構造パネル1は、前述のように構成されるものであるから、図3に示すように、結合して施工することができるものである。そして、パネルの一方の側端面1aである木口面と、他方の側端面1bである木口面が突合され、また、雄さね2における互いに平行な基部上面部2a1と、基部下面部2a2が雌さね3の上内壁面部3b1と下内壁面部3b2にそれぞれ接面しているので、それらの部分を通じて荷重と変位が伝達されて構造体の剛性を確保することができるものである。
【0016】
また、前記パネルの一方の側端面1aに雄さね2における互いに平行な基部上面部2a1と基部下面部2a2に続き、先端上側傾斜面部2b1と先端下側傾斜面部2b2が先端面部2cとの間において形成されているから、例えば、床下張りの施工において、水平に置かれたパネルの他方の側端面1bに対してパネルの一方の側端面1aを対応させ、雌さね3に雄さね2の差し込みを、雄さね2側のパネルを支持面11に接し、他側を持ち上げて全体を斜めに傾けた状態で行なうことができ、また、その差し込みを容易に行なうことができ、従来の支持面11に落として行う水平移動に比較し、作業の容易性と能率を飛躍的に向上させることができるものである。また、雄さね2には、基部2aはパネル厚みに対して少なくとも1/3を基準とする所要の厚みで、先端面部2cまでの突出長がパネル厚の2/3を基準とする所要の長さで形成されいているから上記施工時に必要とする強度と、施工後に必要とする接合強度を確保することができるものである。
【0017】
さらに、雄さね2の先端面部2cの先端上側傾斜面部2b1、先端下側傾斜面部2b2と、雌さね3の内底上側傾斜面部3d1と、内底下側傾斜面部3d2とにより構成された空隙4、5に、雄さね2に塗布された接着剤を雄さね2の先端面部2cへ雌さね3との嵌め合いで押し出して収容することができ、接着剤を雄さね2と雌さね3における相互の連接面に適正に配して接着施工を行える効果があるのである。
【0018】
この発明の第1の実施例の本さね継手加工構造パネル1の具体的寸法は、図4に示すとおりである。また、パネルの厚みについては、12mmに限定されるものではなく、15mm、21mm、24mmの規格寸法と、任意に設定される寸法でにあてはめることができるものである。また、雄さね2と、雌さね3の寸法についても等倍、若しくは前記実施例を基準に増減して決めることができるものである。
【0019】
次に、同じく、この発明の本さね継手加工構造パネルに実施する第2の実施例の本さね継手加工構造パネル6を図5〜図8により説明すると、互いに平行に対応する一方の側端面6aに雄さね7を、他方の側端面6bに雌さね8をそれぞれ形成して有する。
【0020】
前記雄さね7は、先端面部7cへの全体突出長を合板の厚みの2/3を基準とする所要の長さで形成すると共に、合板の一方の側端面6aに接続する基部7aを、合板厚の1/3を基準とする所要の厚みで、所要の長さの互いに平行な基部上面部7a1と基部下面部7a2に形成し、それから先端面部7cへの残余長を実施例として先端上下傾斜面部7bとし、上下に対称な先端上側傾斜面部7b1と先端下側傾斜面部7b2を形成して備えるものである。
【0021】
前記雌さね8は、その溝口8aの巾を前記雄さね7の基部7aの基部上面部7a1と基部下面部7a2との厚み巾より僅かに大きい間隔で、互いに平行な上内壁面部8b1と下内壁面部8b2を対面し、前記雄さね7の先端面部7cと対面する内底面部8cは、雄さね7の先端面部7cの突出長よりに深く、かつ雄さね7の先端面部7cと僅かに離隔するように形成し、内底面部8cより上内壁面部8b1に接続する内底上側傾斜面部8d1と下内壁面部8b2に接続する下側傾斜内底面部8d2により内底上下傾斜面部8dを形成し、内底上側傾斜面部8d1と下側傾斜内底面部8d2のそれぞれを前記雄さね7の先端上側傾斜面部7b1と先端下側傾斜面部7b2とに空隙9、10を存して対面するように形成して備えてなるものである。
【0022】
第2の実施例の本さね継手加工構造パネル6は、前述のように構成されるものであるから、図6に示すように、結合して施工することができるものである。そして、第1の実施例の本さね継手加工構造パネル1と同様に、パネルの一方の側端面6aである木口面と、他方の側端面6bである木口面が突合され、また、雄さね7における互いに平行な基部上面部7a1と、基部下面部7a2が雌さね8の上内壁面部8b1と下内壁面部8b2にそれぞれ接面しているので、それらの部分を通じて荷重と変位が伝達されて構造体の剛性を確保することができるものである。
【0023】
また、この第2の実施例の本さね継手加工構造パネル6は、前記第1の実施例と相違し、前記合板の一方の側端面6aに雄さね7における互いに平行な基部上面部7a1と、基部下面部7a2に続く先端面部7cに至る部分を先端上下傾斜面部7bとし、先端上側傾斜面部7b1と、先端下側傾斜面部7b2に形成され、その先端面部7cの上下幅を前記第1の実施例の先端面部2cの上下幅に比較して狭くしているから、尖頭に形成されており、例えば、床下張りの施工において、水平に置かれたパネルの他方の側端面6bに対してパネルの一方の側端面6aを対応させ、雌さね8に対する雄さね7の差し込みを、雄さね7側の一方の側端面6aの下縁を支持面12に接し、他側を持ち上げて角度を大きく、全体を斜めに傾けた状態で行なうことができ、前記第1の実施例に比較してさらに、容易に嵌め込み移動を行うことができ、作業の容易性と能率を向上させることができる。
【0024】
さらに、雄さね7の先端面部7cに至る部分を先端上下傾斜面部7bとし、その先端上側傾斜面部7b1、先端下側傾斜面部7b2と、雌さね8の内底上側傾斜面部8d1と、内底下側傾斜面部8d2とにより構成された空隙9、10に雄さね7に塗布された接着剤を押し込んで収容することができ、第1の実施例の本さね継手加工構造パネル1と同様に、接着剤施工において効果があるのである。
【0025】
次に、この発明の第2の実施例の本さね継手加工構造パネル6の具体的寸法は、図8に示すとおりである。また、パネルの厚みについては、前記第1の実施例の本さね継手加工構造パネル1と同様に12mmに限定されるものではなく、15mm、21mm、24mmの規格寸法と、任意に設定される寸法にあてはめることができるものである。また、雄さね7と、雌さね8の寸法についても等倍、若しくは前記実施例を基準に増減して決めることができる。
【0026】
【発明の効果】
この発明の本さね継手加工構造パネルは、以上のようになるから、パネルに受ける荷重、曲げ応力をさね部を通じて効果的に伝達し、構成する床面、壁面、屋根面等の強度の向上に寄与するものである。
【0027】
また、雄さねの先端面部と雌さねの内底面部に押し出される余分の接着剤は、雌さねの内底上側傾斜面部と雄さねの先端上側傾斜面部で構成する空隙と、雌さねの内底下側傾斜面部と雄さねの先端下側傾斜面部とで構成する空隙に収容することができ、スムーズな嵌合施工と強固な両者の接着をすることができるものである。
【0028】
また、雄さねの基部上面部を雌さねの上内壁面部に、雄さねの基部下面部を雌さねの下内壁面部にそれぞれ嵌入接触するからその間に介在する接着剤により強固に接着し、横断方向の応力に対しても優れた強度を発揮する壁面、屋根面が施工できるものである。
【0029】
上記この発明の第1および第2の実施例の本さね継手加工構造パネルより施工された床面、壁面の剛性が高められることを実証するために、独立行政法人森林総合研究所において、実物大の試験体を用いて床面の集中荷重試験を行い、局部的荷重に対するたわみ量と破壊荷重を求めると共に、それぞれのさね加工部分において応力が伝達されているかの実証試験を行った結果、床の水平構造面の強度は十分に実証された。
【0030】
上記この発明の第1および第2の実施例の本さね継手加工構造パネルは、単板を積層接着してなる合板についての実施例であったが、その特徴とする形状および構造は、ストランドボード、パーティクルボード、ハードボード(硬質繊維板)、MDF(中質繊維板)に実施し、その技術的効果を奏するものである。
【0031】
よって、この発明の本さね継手加工構造パネルは、以上のようになるから、従来の施工の容易性をそのまま受け継ぎ、また、使用建造物の床面、壁面および屋根面等の強度の飛躍的増強に多大の寄与をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の本さね継手加工構造パネルの要部を対応して示す斜視図である。
【図2】同じく、要部を対応して示す側面図である。
【図3】同じく、要部を接合した状態を示す側面図である。
【図4】この発明の第1実施例の本さね継手加工構造パネルの具体的寸法例を示す対応側面図である。
【図5】この発明の第2実施例の本さね継手加工構造パネルの要部を対応して示す斜視図である。
【図6】同じく、第2実施例の要部を対応して示す側面図である。
【図7】同じく、第2実施例の要部を接合した状態を示す側面図である。
【図8】この発明の第2実施例の本さね継手加工構造パネルの具体的寸法例を示す対応側面図である。
【符号の説明】
1 第1の実施例の本さね継手加工構造パネル
1a 一方の側端面
1b 他方の側端面
2 雄さね
2a 基部
2a1 基部上面部
2a2 基部下面部
2b 先端上下傾斜面部
2b1 先端上側傾斜面部
2b2 先端下側傾斜面部
2c 先端面部
3 雌さね
3a 溝口
3b1 上内壁面部
3b2 下内壁面部
3c 内底面部
3c1 上縁
3c2 下縁
3d 内底上下傾斜面部
3d1 内底上側傾斜面部
3d2 内底下側傾斜面部
4 空隙
5 空隙
6 第2の実施例の本さね継手加工構造パネル
6a 一方の側端面
6b 他方の側端面
7 雄さね
7a 基部
7a1 基部上面部
7a2 基部下面部
7b 先端上下傾斜面部
7b1 先端上側傾斜面部
7b2 先端下側傾斜面部
7c 先端面部
8 雌さね
8a 溝口
8b1 上内壁面部
8b2 下内壁面部
8c 内底面部
8c1 上縁
8c2 下縁
8d 内底上下傾斜面部
8d1 内底上側傾斜面部
8d2 内底下側傾斜面部
9 空隙
10 空隙
11 支持面
12 支持面
Claims (6)
- 互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さねと雌さね部分を通じて荷重と変位が効果的に伝達されて下地張りされた床面、壁面、屋根面等の剛性を増すことができる特徴を持つ本さね継手加工構造パネル。
- 互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さね部分と雌さね部分を連接して結合した時、その雄さね部分と雌さね部分の連接面には隙間またはギャップが生じないため、隙間のない密着した結合部分が荷重および変位を適切に伝達し、下地張りされた床面、壁面、屋根面等の剛性を増すことができる特徴を持つ本さね継手加工構造パネル。
- 互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さね部分と雌さね部分を連接して結合した時、雄さねの先端上下傾斜面部と雌さねまたは溝の内底上下傾斜面部に沿って形成される空間またはスペースにより、吸湿によって発生するそれぞれの木口面の膨張を吸収し、かつ雄さね部分と雌さね部分の結合部の変形を軽減する本さね継手加工構造パネル。
- 互いに平行に対応する一側の木口面に雄さねを、他方側の木口面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記一側の木口面と他側の木口面が突き合わされ、かつ形成されたそれぞれの雄さね部分と雌さね部分を連接して結合した時、雄さねの先端上下傾斜面部と雌さねまたは溝の内底上下傾斜面部に沿って形成される空間またはスペースにより、雄さねおよび雌さねに用いられる接着剤を適正に収容接着して雄さねおよび雌さね相互の接着効果を高める本ざね継手加工構造パネル。
- 互いに平行に対応する一方の側端面に雄さねを、他方の側端面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね加工構造パネルであって、前記雄さねは、平行な上面部と下面部を形成して備え、先端面部へ所要の長さで先端上下傾斜面部を形成して備え、前記雌さねは、その溝口の巾を前記雄さねの基部上面部と基部下面部との厚み巾より僅かに大きく、互いに平行な上内壁面部と下内壁面部を対面し、前記雄さねの先端面部と対面する内底面部は、雄さねの先端面部の突出長よりに深く、かつその巾面を雄さねの先端面部と同巾または僅かに大きく形成し、内底面部の上縁より上内壁面部に接続する内底上下傾斜面部を前記雄さねの先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部とに空隙を存して対面するように形成して備えてなる本さね継手加工構造パネル。
- 互いに平行に対応する一方の側端面に雄さねを、他方の側端面に雌さねをそれぞれ形成して有する本さね継手加工構造パネルであって、前記雄さねは、先端面部への突出長を構造パネル厚の2/3を基準とする所要の長さで形成すると共に、構造パネルの側端面に接続する基部を構造パネル厚に対して1/3を基準とする所要の厚みで、互いに平行な基部上面部と基部下面部を形成して備え、かつ、それから先端面部へ先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部よりなる先端上下傾斜面部を形成して備え、前記雌さねは、その溝口の巾を前記雄さねの基部上面部と基部下面部との厚み巾より僅かに大きく、互いに平行な上内壁面部と下内壁面部を対面し、前記雄さねの先端面部と対面する内底面部は、雄さねの先端面部の突出長より僅かに深く、かつその巾面を雄さねの先端面部より僅かに大きく形成し、内底面部の上縁より上内壁面部に接続する内底上側傾斜面部と内底面部の下縁より下内壁面部に接続する内底下側傾斜面部からなる内底上下傾斜面部を形成し、その内底上側傾斜面部と内底面部と内底下側傾斜面部のそれぞれを前記雄さねの先端上下傾斜面部の先端上側傾斜面部と先端下側傾斜面部とに空隙を存して対面するように形成して備えてなる本さね継手加工構造パネル。
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