JP2004256172A - 包装箱の蓋および該蓋の製箱装置に用いる押込部材 - Google Patents

包装箱の蓋および該蓋の製箱装置に用いる押込部材 Download PDF

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Abstract

【課題】機械による自動組み立てが可能であり、内部に収容した商品に直接的に荷重が加わることのない包装箱の蓋を提供する。
【解決手段】底壁3の外周縁に内部に収容する商品1の全高T1より低い(高さT2)周壁4を設けた箱本体2の上端開口を閉塞する包装箱の蓋10において、箱本体2と同一形状の天壁11の外周縁にそれぞれ側壁12A〜12Dを連設し、隣接する側壁12A〜12Dの一方の下部に糊代部14を設けるとともに、隣接する側壁12A〜12Dの上部にこれら側壁12A〜12Dに連続する係止段部16を設け、係止段部16を内向きに折り込んで糊代部14を隣接する他方の側壁12D〜12Aに貼着することにより、係止段部16を隣接する側壁12A〜12Dの稜部から内向きに突出させ、箱本体2の周壁4の上端に係止する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、収容する商品の上部が露出するようにした底が浅い箱本体の上端開口を閉塞する包装箱の蓋に関するものである。
従来よりギフト商品を収容して展示および搬送する場合、上端開口の箱本体と、該箱本体とは別体の下端開口の蓋とからなる包装箱が使用されている。この包装箱は、蓋を開けて箱本体に収容させた状態で展示する際に、購入者が商品を確認し易くするために、箱本体の周壁を商品の全高より低くし、その商品の上部が箱本体から露出するように構成している。
このような包装箱を使用し、蓋をした状態で積み重ねたり、搬送時に上部に他の物が載せられた場合には、その荷重が商品に直接的に加わるという問題がある。そのため、従来では、蓋の内部に、該蓋の天壁と箱本体の周壁の上端との間に所定の隙間を形成するための天パッド(スペーサ)を配設していた。
しかし、この構成では、箱本体と、蓋と、天パッドとの3部材が必要になるため、組立作業性やこれらのブランクの保管に係るスペースが広くなるという問題がある。そこで、蓋に箱本体の上端との間に所定の隙間を形成する構造を一体に設けることが要望されている。
本発明の包装箱の蓋に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
実公昭63−13153号公報
前記特許文献1の蓋では、天壁の周囲に形成する側壁を2重壁で構成し、隣接する側壁の内側に位置する内面部に係止段部が設けられている。そして、この蓋を組み立てる際には、前記係止段部を、隣接する側壁の外側に位置する外面部へ貼着することにより、該係止段部を隣接する側壁間に斜めに架け渡すように位置させる構成としている。そのため、この蓋によって箱本体を閉塞した場合、前記係止段部が箱本体の上端に係止することにより、商品に蓋の天壁が当接しないように構成することができる。
しかしながら、前記包装箱の蓋は、隣接する側壁を構成する外側面を一方に設けた糊代部によって貼着し、各側壁の内側面を内側に折り曲げた状態で、その隅に位置する係止段部を隣接する側壁に貼着する必要があるため、その組み立て動作が非常に複雑である。そのため、機械による自動組み立てを行う場合、その機構が非常に複雑になり、コスト高になるという問題がある。また、機械による自動組み立てができない可能性もあり、この場合には手作業によって組み立てなければならないため、非常に面倒である。
そこで、本発明では、機械による自動組み立てが可能であり、内部に収容した商品に直接的に荷重が加わることのない包装箱の蓋を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱の蓋は、底壁の外周縁に内部に収容する商品の全高より低い周壁を設けた箱本体の上端開口を閉塞する包装箱の蓋において、前記箱本体と同一形状の天壁の外周縁にそれぞれ側壁を連設し、隣接する側壁の一方の下部に糊代部を設けるとともに、隣接する側壁の上部にこれら側壁に連続する係止段部を設け、前記係止段部を内向きに折り込んで前記糊代部を隣接する他方の側壁に貼着することにより、前記係止段部を隣接する側壁の稜部から内向きに突出させ、前記箱本体の周壁の上端に係止する構成としている。
また、前記蓋を自動的に組み立てるための製箱装置に用いる押込部材は、天壁の外側部に位置する複数のガイドを備え、これらガイドにより囲繞された空間内に没入することにより前記ガイド上に配置した蓋のブランクを製箱して下方に送出する製箱装置の押込部材において、前記蓋は、隣接する側壁の一方の下部に糊代部を備えるとともに、隣接する側壁の上部にこれら側壁に連続する係止段部を備え、該係止段部を内向きに折り込んで前記糊代部を隣接する他方の側壁に貼着することにより、前記係止段部を隣接する側壁の稜部から内向きに突出させるようにしたもので、前記押込部材は、前記天壁と略同一形状の下端面を有し、その下端隅部に前記係止段部が挿入される凹部を備え、該凹部内に、前記天壁と少なくとも一方の側壁との境界部分に沿って延びる押圧片を設けた構成としている。
本発明の包装箱の蓋では、商品を収容した箱本体を閉塞した場合、内向きに突出した係止段部が箱本体の周壁の上端に係止するため、その天壁は、箱本体の周壁の上端から所定間隔をもって上方に浮いた状態に保持される。そのため、この蓋を適用した包装箱を積み重ねたり、搬送時に上部に軽い他の物が載せられても、その荷重が商品に直接的に加わることはない。
また、前記構成の蓋を組み立てる場合には、一方の側壁に連設した糊代部を他方の側壁に貼着する際に、前記係止段部が内向きに誘導されるように行う点でのみ、係止段部を設けていない従来の蓋と相違する。そのため、確実に機械による自動組み立てが可能であり、その装置の改良および制作も比較的容易で、コストアップを抑制できる。
具体的には、前記蓋を自動的に組み立てるための製箱装置は、前記係止段部が設けられていない蓋を組み立てる製箱装置と比較すると、複数のガイド間に没入される押込部材のみを変更することにより可能である。この押込部材には、下端隅部に前記係止段部が挿入される凹部を設ける必要がある。そして、この凹部を設けた押込部材を蓋のブランクと一緒にガイド間に没入させた場合には、凹部の端部に力が集中してその端部間にかけて天壁に折れ目が発生するが、本発明では、前記凹部内に天壁と側壁との境界部分に沿って延びる押圧片を設けているため、前記問題の発生を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1から図3は、本発明の実施形態に係る蓋10を適用した包装箱を示す。この包装箱の蓋10は、商品1の上部が露出する箱本体2の上端開口を閉塞するもので、その隅に位置する稜部の上端に係止段部16を一体に設けたものである。
具体的には、箱本体2は、長方形状をなす底壁3の各外周縁に4方を囲繞する周壁4を設けたものである。この周壁4は、底壁3に連続する外側面4aと、該外側面4aに連続して内側に折り返される内側面4bとからなる2重壁からなる。また、この周壁4は、内部に収容する商品1の全高T1より低い高さT2に設定されている。
本実施形態の蓋10は、図3(A)に示すように、周知の紙器打抜装置(図示せず)によって段ボール紙を連続した一枚のブランクとして打ち抜いて成形される。なお、前記段ボール紙は、一対の表紙と裏紙との間に波状の中しんを配設したものである。
この蓋10のブランクは、前記箱本体2と同一形状の天壁11を備え、該天壁11の各外周縁に、それぞれ側壁12A,12B,12C,12Dを連設している。これら天壁11と側壁12A〜12Dの境界部分には、組立状態で外面側に位置する段ボール紙の表紙の側から罫を入れて形成した折曲線13が設けられている。
前記側壁12A〜12Dのうち、図3中、上下に位置する側壁12B,12Dには、隣接する側壁12A,12Cに貼着するための糊代部14が設けられ、その境界部分には前記と同様の折曲線15が設けられている。
また、隣接する側壁12A〜12Dの稜部には、前記箱本体2の周壁4の上端に係止する係止段部16が突設されている。この係止段部16は、組立状態で前記糊代部14の上部に位置するもので、隣接する側壁12A〜12Dの隅にそれぞれと連続するように正方形状に設けられている。この係止段部16と各側壁12A〜12Dとの境界部分折曲線17が設けられている。なお、この折曲線17と前記糊代部14の折曲線15とは、後述する切断部20を介して直線上に位置している。また、この係止段部16には、隣接する側壁12A〜12Dが交差した隅部から対角に向けて前記と同様に折曲線18が設けられている。
本実施形態では、前記糊代部14は、図1(B)および図2に示す組立状態において、側壁12A〜12Dの下端から上向きに延びる高さT3が、前記箱本体2の周壁4の高さT2より若干低い寸法とされている。そのため、図3(B)に示すように、前記糊代部14と係止段部16とは切断線19を介して隙間がない状態で形成されている。なお、この切断線19には、その一部に非切断部19aが設けられ、この非切断部19aを介して糊代部14と係止段部16とが連続するように構成されている。これにより、紙器打抜装置によって打ち抜いた際に、糊代部14が抜き型と一緒に浮き上がることを防止している。
また、係止段部16の縁と側壁12A〜12Dとの交差位置(稜部)には、円弧状の切断部20が設けられ、組立時に係止段部16を折り曲げることによる各側壁12A〜12Dの破断を防止している。なお、糊代部14を設けた側壁12B,12Dと係止段部16の縁との交差位置とは、前記切断線19と折曲線17との交差位置である。そのため、この部分では、これら切断線19と切断部20とは連続し、略J字形状をなしている。
さらに、前記天壁11、隣接する側壁12A〜12Dおよび係止段部16が交差する隅部分には、円形状の切落部21が設けられ、天壁11に対する各側壁12A〜12D、および、各側壁12A〜12Dに対する係止段部16の折り曲げに伴う反発力を低減させている。
このような形状で打ち抜かれた蓋10のブランクは、前記係止段部16の中央を内向きに誘導しながら、天壁11に対して各側壁12A〜12Dを折り曲げるとともに、側壁12B,12Dに対して糊代部14を折り曲げ、該糊代部14と隣接する側壁12A,12Cとをホットメルトなどの周知の接着剤により貼着することにより組み立てられる。
ここで、前記係止段部16がない従来の蓋の組立方法は、前記係止段部16の中央を内向きに誘導しない点でのみ相違する。即ち、本発明の蓋10では、係止段部16を設けていない従来の蓋の製箱装置に対し、係止部を内向きに誘導(押圧)する機構または構造だけを付加すればよい。そのため、確実に機械による自動組み立てが可能であり、その装置の改良および制作も比較的容易で、コストアップを抑制できる。また、本実施形態では、全ての折曲線を表紙の側から罫を入れて形成しているため、特に、前記係止段部16を内向きに折り込む作業を容易かつ確実に行うことができる。言い換えれば、本実施形態では、前記係止段部16の内向への誘導は、各折曲線17,18を表紙の側から罫を入れた所謂逆罫からなるブランク構造により構成している。
図1(A),(B)および図2に示すように、このようにして組み立てた蓋10は、係止段部16が2つに折り込まれ、隣接する側壁12A〜12Dの上端の隅から所定角度で傾斜して略三角形状をなすように内向きに突出した状態になる。そのため、この係止段部16は、隣接する側壁12A〜12Dに対して折り曲げることによる反発力で、隣接する側壁12A〜12Dの丁度中間に位置するように、その稜部から約45度の傾斜角度で突出する。
そのため、商品1を収容した箱本体2を前記蓋10によって閉塞した場合、図1(A),(B)に示すように、係止段部16の略水平な下端が箱本体2の周壁4の上端に係止する。その結果、蓋10の天壁11は、箱本体2の周壁4の上端から所定間隔をもって上方に浮いた状態に保持される。即ち、蓋体の天壁11が箱本体2に収容した商品1上に載ることはない。そのため、この蓋10を適用した包装箱を積み重ねたり、搬送時に上部に軽い他の物が載せられても、その荷重が商品1に直接的に加わることはない。
次に、前記蓋10を自動的に組み立てる製箱装置について具体的に説明する。
図4および図5に示すように、製箱装置は、複数の蓋10のブランクを配置するホッパー(図示せず)と、該ホッパーからブランクを一枚づつ取り出して搬送する搬送機構30と、該搬送機構30から供給されたブランクを所定形状に折って組み立てる組立機構36と、該組立機構36から送出された蓋10を搬出する搬出機構53とからなる。そして、本実施形態では、ブランクにおける係止段部16の内向への誘導を、前述したブランク構造と、組立機構36を構成する押込部材39の改良により構成している。
具体的には、前記ホッパーは、複数の蓋10のブランクを、裏面を上側として積層するとともに、糊代部14の突出方向である図3(A)中横方向に向けて後述する搬送機構30に供給するものである。
前記搬送機構30は、コンベア31の両側に一対のガイドレール32を配設したものである。そして、コンベア31には、基端(ホッパーの側)に所定時間毎にホッパーから一枚のブランクを取り出す取出機構(図示せず)が配設されるとともに、先端(組立機構36の側)にブランクの所定位置に接着剤を塗布するための接着剤塗布機構33が配設されている。この接着剤塗布機構33は、搬送されたブランクの先端位置を検出するための上下に揺動可能な検出アーム34と、側壁12A,12Cの両端部に位置する塗布部35とを備えている。この塗布部35には、図示しないホットメルトアプリケータから所定のタイミングで接続管を介して接着剤が供給される。
前記組立機構36は、天壁11の外側に位置するそれぞれ複数のガイド37A,37B,37Cと、これらガイド37A〜37Cに囲繞された空間内に没入される押込部材39と、該押込部材39を上下に昇降させる昇降機構44とからなる。
前記ガイド37Aは、天壁11の4隅に位置し、その上端には、各糊代部14および係止段部16を折曲線15,17に沿って、側壁12B,12Dに向けて内側に折り曲げるための湾曲部を設けたものである。前記ガイド37Bは、ブランクの搬送方向において前後に位置し、その上端には、側壁12A,12Cを折曲線13に沿って、天壁11に向けて内側に折り曲げるための湾曲部を設けたものである。前記ガイド37Cは、ブランクの搬送方向において左右に位置し、その上端には、側壁12B,12Dを折曲線13に沿って、天壁11に向けて内側に折り曲げるための湾曲部を設けたものである。そして、各ガイド37A〜37Cの各湾曲部は、ガイド37A、ガイド37B、ガイド37Cの順番で曲率が大きくなり、糊代部14が側壁12B,12Dに対して直交方向に折れ曲がり、ついで、側壁12A,12Cが天壁11に対して直交方向に折れ曲がり、最後に、側壁12B,12Dが天壁11に対して直交方向に折れ曲がるように構成している。また、搬送機構30による搬送方向先端に位置するガイド37Aには、糊代部14が当接することによりブランクを所定位置で停止させるストッパ部38が設けられている。
前記押込部材39は、前記ガイド37A〜37C上に配置された蓋10のブランクと一緒に、ガイド37A〜37Cに囲繞された空間内に没入されることにより、前記ブランクをワンアクションで所定形状に折り曲げるもので、前記天壁11と略同一形状の下端面を有する下端開口のブロック体からなる。この押込部材39の上端面には、所定位置に空気抜き用の通孔40が設けられるとともに、後述する昇降機構44に取り付けるためのネジ軸部41が突設されている。
そして、本実施形態の押込部材39には、その下端隅部に内向きに突出する係止段部16を挿入するための凹部42が設けられている。この凹部42内には、ネジ止めにより固定するためのベース43aと、該ベース43aの一側下端から突設される押圧片43bとからなる押圧部材43が配設されている。前記押圧片43bは、前記押込部材39の側面と面一に配置され、ブランクの天壁11上において、一方の側壁12B,12Dとの境界部分に沿って隅部に向けて延びるように構成されている。なお、本実施形態では、押圧片43bは、天壁11の隅部までは至らない若干短い寸法で形成しているが、押圧片43bの先端を鋭角な角部とすることにより隅部まで至る寸法で形成することも可能である。
前記昇降機構44は、支柱45に取付けた上下方向に延びるレール46に沿って昇降可能に取り付けた昇降部材47と、該昇降部材47を支持して昇降させる駆動機構とからなる。前記昇降部材47は、レール46から突出するアーム48と、前記ガイド37A〜37Cの中央に位置して上下方向に延びる軸49と、該軸49の下端に配設した取付板50とからなり、該取付板50に対して前記押込部材39が固定される。前記駆動機構は、例えば前記支柱45に回転可能に配設したクランクアーム51と、該クランクアーム51の先端部と前記昇降台とを連結するロッド52とからなる。なお、この駆動機構は、シリンダにより構成することも可能である。
前記搬出機構53は、前記ガイド37A〜37Cの下部に一端を配置したベルトコンベアからなる。
このように構成された製箱装置は、ホッパーに積層された蓋10のブランクを搬送機構30によって搬送され、その搬送中に、ブランクの側壁12A,12Cにおける糊代部14と対応する位置に接着剤が塗布され、この状態で組立機構36にブランクを供給する。
前記組立機構36では、ブランクの先端がガイド37Aのストッパ部38に当接することにより、ガイド37A〜37C上の所定位置に停止される。その後、駆動機構が動作することにより、昇降部材47が下降する。これにより、軸49の下端に取り付けた押込部材39がブランクの天壁11に当接し、該ブランクを一緒にガイド37A〜37C内に押し込まれる。
そうすると、図7に示すように、糊代部14、側壁12A,12C、側壁12B,12Dの順番で隣接する壁に対して直交方向に折り曲げられる。ここで、糊代部14を連設した側壁12B,12Dは、側壁12A,12Cより後に完全に折り曲げられた状態になるが、その前段階ではガイド37Cの湾曲部により徐々に折り曲げられている。そのため、糊代部14は、側壁12A,12Cの内側に位置し、これら側壁12A,12Cの所定位置に確実に貼着される。
この際、側壁12A〜12Dの隅に連設された係止段部16は、表面側から罫を入れた罫線18により側壁12A〜12Dで囲繞される内部である凹部42内に向けて突出する。また、この凹部42内には、天壁11と側壁12B,12Dとの境界部分に沿って延びる押圧片43bが存在するが、本実施形態では、押圧片43bを天壁11の隅部までは至らない若干短い寸法で形成しているため、係止段部16が干渉して凹部42内に侵入する妨げになることはない。
ここで、前記押込部材39において、天壁11の隅部に凹部42を設けた場合には、ブランクと一緒にガイド37間に没入させる際に、凹部42の端部42aに力が集中してその端部間にかけて天壁11に斜めに折れ目が発生する可能性がある。しかし、本実施形態では、前記押圧片43bを設けているため、前記問題の発生を防止できる。
このように自動的に組み立てられた蓋10は、前記押込部材39の押し込みによりガイド37A〜37Cの下端を通過し、下部の搬出機構53により次工程に搬送される。
なお、本発明の包装箱の蓋10は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、係止段部16に形成する折曲線18は、罫と切断部とを組み合わせたリード罫により構成し、該係止段部16の屈曲率を向上させた構成としてもよい。また、前記糊代部14と係止段部16とは隙間がない状態で形成したが、これらの間に所定幅の隙間を形成してもよい。
さらに、前記実施形態では、係止段部16を内向きに誘導する構成としてブランクに逆罫を設けることにより構成したが、ブランクには裏面から罫を入れる通常の罫線を設ける一方、製箱装置に係止段部16を内(上)向きに押し上げることにより誘導する機構を付加してもよい。
蓋によって商品を収容した箱本体を閉塞した状態を示し、(A)は平面図、(B)は断面図である。 本発明の実施形態に係る蓋を適用した包装箱を示す分解斜視図である。 (A)は蓋の展開状態を示す平面図、(B)は(A)の要部を拡大した平面図である。 蓋を自動的に製箱する製箱装置を示す概略図である。 図4の部分平面図である。 本実施形態の蓋に使用する押込部材を示す斜視図である。 押込部材による蓋の組み立ての一工程を示す部分斜視図である。
符号の説明
1…商品、2…箱本体、3…底壁、4…周壁、10…蓋、11…天壁、12A〜12D…側壁、14…糊代部、16…係止段部、T1…商品の全高、T2…周壁の高さ、T3…糊代部の高さ、37A〜37C…ガイド、39…押込部材、42…凹部、43…押圧部材、43b…押圧片、44…昇降機構。

Claims (2)

  1. 底壁の外周縁に内部に収容する商品の全高より低い周壁を設けた箱本体の上端開口を閉塞する包装箱の蓋において、
    前記箱本体と同一形状の天壁の外周縁にそれぞれ側壁を連設し、隣接する側壁の一方の下部に糊代部を設けるとともに、隣接する側壁の上部にこれら側壁に連続する係止段部を設け、
    前記係止段部を内向きに折り込んで前記糊代部を隣接する他方の側壁に貼着することにより、前記係止段部を隣接する側壁の稜部から内向きに突出させ、前記箱本体の周壁の上端に係止するようにしたことを特徴とする包装箱の蓋。
  2. 天壁の外側部に位置する複数のガイドを備え、これらガイドにより囲繞された空間内に没入することにより前記ガイド上に配置した蓋のブランクを製箱して下方に送出する製箱装置の押込部材において、
    前記蓋は、隣接する側壁の一方の下部に糊代部を備えるとともに、隣接する側壁の上部にこれら側壁に連続する係止段部を備え、該係止段部を内向きに折り込んで前記糊代部を隣接する他方の側壁に貼着することにより、前記係止段部を隣接する側壁の稜部から内向きに突出させるようにしたもので、
    前記押込部材は、前記天壁と略同一形状の下端面を有し、その下端隅部に前記係止段部が挿入される凹部を備え、該凹部内に、前記天壁と少なくとも一方の側壁との境界部分に沿って延びる押圧片を設けたことを特徴とする蓋の製箱装置に用いる押込部材。
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JP2016166031A (ja) * 2015-03-10 2016-09-15 大塚包装工業株式会社 収納箱

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