JP2004254898A - 遊技機 - Google Patents

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Yoshio Kamata
義雄 鎌田
Masashi Inoue
雅士 井上
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Abstract

【課題】機械式の図柄変動表示装置における開店時等において、確実に原点検出を行うことができ、かつ原点検出のために適用される確認用停止図柄に起因した遊技者への違和感を解消する。
【解決手段】機械式の特別図柄表示装置338を適用した場合において、電源投入時に原点パルス信号に基づいて、確認用図柄で停止制御を実行したことで起こり得る、開店時の全パチンコ機300が同一の確認用図柄(当たり図柄)で停止することを、原点位置確認後の擬似抽選(外れ確定)により解消するようにしたため、開店後も確認用図柄のまま報知され、遊技者に違和感を感じさせ、稼動率の低下を招くことを防止することができる。また、停電復帰時に当たり図柄で停止した場合に、遊技者に当たりでもないのに当たり図柄となるという不快感を与えることも防止することができる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤面上に設けられた始動口への遊技球の入賞を契機に抽選が実行され、当該抽選の結果を所定の変動パターン演出後の停止図柄によって報知する機械駆動式の図柄変動表示装置を備え、前記抽選が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態となる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出することで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続する。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】
この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中央に表示装置を設置している。この表示装置は、LCD等を用いた映像による電気式図柄表示形態と、回転ドラムや球体等(以下、移動体という)を用い、当該移動体の周面に付与された図柄を移動体の移動によって順次表示する機械式図柄表示形態とがある。
【0004】
何れの表示形態であっても、複数の列(例えば3列)の図柄変動パターン画面が構成され、この変動する図柄変動パターン演出後に停止したときの図柄の並びで当/外を報知するようになっている。遊技者は、この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れかに一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0005】
ところで、上記表示装置において、機械式図柄表示形態の場合、移動体の位置を常に把握しておく必要がある。このため、少なくとも1周回に1回移動体の位置を検出する原点検出手段を設けている。原点検出手段は、移動体側に設けたマークと、本体(固定)側に設けたマーク検出器で構成されており、1週回に1回マーク検出器でマークを検出した時点の移動体の状態を原点として登録する。これにより、間違いなく所定の図柄を遊技者に報知することができる。
【0006】
ところが、閉店後に電源がオフされると、この原点位置の登録が抹消されてしまうことがある。このような場合、次の開店後の遊技者による遊技が開始されるまで(移動体の移動が開始されるまで)原点位置の把握ができない。これでは、遊技開始後に誤った駆動制御がなされることがあり得るため、店側と遊技者側とのトラブルの基になりかねない。
【0007】
そこで、特許文献1では、開店直前の電源投入と同時に、移動体を動作させて原点位置を検出し、この原点位置検出に基づいて、予め定めた確認用図柄で停止させることが開示されている。確認用図柄としては、3列の図柄で報知する場合、例えば「777」のような同一の図柄(所謂当たり図柄)が揃うような状態で停止させる。
【0008】
店員は、この停止図柄を確認することで、原点位置が確実に把握されていることを目視によって検査することができ、仮に確認用図柄で停止していないパチンコ機があった場合には、遊技者による遊技前に不良と診断することができる。
【0009】
【特許文献1】
特許第2676196公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1では、開店後に遊技者が遊技しない限り、確認用図柄がそのままになってしまい、遊技者からみれば、通常ではあり得ない停止図柄を敬遠して、台離れが起こる可能性があり、稼働率の低下を招くことがある。
【0011】
また、上記制御が開店直前の検査のときであればよいが、バックアップ機能を持たないパチンコ機における停電復帰時にも実行されてしまうことになる。このような場合、停電復帰後に当たり図柄で停止するため、遊技者と店側との間のトラブルの原因となる。
【0012】
また、停電によって所謂RAMクリア(今までの遊技状態がリセットされてしまうこと)されたと誤判断することもあり得る。
【0013】
本発明は上記事実を考慮し、機械式の図柄変動表示装置における開店時等において、確実に原点検出を行うことができ、かつ原点検出のために適用される確認用停止図柄に起因した遊技者への違和感を解消することができる遊技機を得ることが目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、遊技盤面上に設けられた始動口への遊技球の入賞を契機に抽選が実行され、当該抽選の結果を所定の変動パターン演出後の停止図柄によって報知する機械駆動式の図柄変動表示装置を備え、前記抽選が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態となる遊技機であって、前記図柄変動表示装置が、周面に図柄が付与された移動体と、前記移動体を駆動する駆動手段と、前記移動体の原点位置を検出する原点位置センサと、電源投入時に、前記駆動手段を制御して移動体を駆動させ、この駆動中に前記原点位置センサによる原点位置検出を実行する原点位置検出実行手段と、前記原点位置検出実行手段による原点位置検出後に、前記移動体の図柄を予め定めた確認用図柄で停止させる確認用図柄停止制御手段と、前記確認用停止図柄制御手段による確認用図柄の停止後に、前記抽選を実行する疑似抽選実行手段と、を有している。
【0015】
請求項1に記載の発明によれば、電源が投入されると、まず、移動体を駆動する。原点位置検出実行手段では、この駆動中に原点位置センサによって原点位置を検出する。
【0016】
原点位置を検出した後は、確認用図柄停止制御手段では、移動体を確認用図柄で停止するように制御する。
【0017】
この状態で、店員は停止図柄を目視確認することで、原点位置が確実に検出されたことを検査することができる。
【0018】
ここで、確認用図柄の停止後、このままの状態では、全ての遊技機において確認用図柄となり、このまま遊技者の遊技がなされないと、その後の遊技者が敬遠し、稼働率の低下を招くことがある。また、バックアップ機能を持たない遊技機の場合、遊技者はRAMクリアされたと誤解する場合がある。
【0019】
そこで、請求項1では、確認用図柄の停止後、疑似抽選実行手段により疑似抽選を実行する。これにより、この疑似抽選後の停止図柄は、各遊技機によって異なり、通常の変わらない状態とすることができる。
【0020】
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記疑似抽選実行手段が、確認用図柄の停止後の所定時間、或いはスイッチ操作によって実行されることを特徴としている。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、確認用図柄が停止された後、店員による目視確認時間を確保するべく、所定時間はこの確認用図柄の停止状態を維持する。或いは、確認後に店員がスイッチ操作を行うことで、疑似抽選実行手段が作動するようにすればよい。
【0022】
請求項3に記載の発明は、遊技盤面上に設けられた始動口への遊技球の入賞を契機に抽選が実行され、当該抽選の結果を所定の変動パターン演出後の停止図柄によって報知する機械駆動式の図柄変動表示装置を備え、前記抽選が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態となる遊技機であって、前記図柄変動表示装置が、周面に図柄が付与された移動体と、前記移動体を駆動する駆動手段と、前記移動体の原点位置を検出する原点位置センサと、電源投入時に擬似的な前記抽選を実行する疑似抽選実行手段と、前記疑似抽選実行手段の実行時における移動体の駆動中に前記原点位置センサによる原点位置検出を実行する原点位置検出実行手段と、
を有している。
【0023】
請求項3記載の発明によれば、電源が投入されると、疑似抽選実行手段において、疑似的な抽選を実行する。この疑似的な抽選によって移動体の駆動が開始される。この移動体の駆動中に、原点位置検出実行手段では、原点位置センサによって原点位置を検出する。
【0024】
上記原点位置を検出した後、移動体が停止されるのは、抽選結果に基づくものであるため、それぞれの遊技機によって停止図柄が異なり、遊技者に違和感を与えることがない。
【0025】
また、停電復帰時においても、特定の図柄で停止されるといったことがなく、各遊技機単位でランダムに図柄が停止するため、遊技者と店側との間でトラブルが発生するようなことがない。
【0026】
請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記疑似抽選実行手段による抽選結果を常に外れとする外れ抽選制御手段をさらに有することを特徴としている。
【0027】
請求項4に記載の発明によれば、疑似抽選実行手段による抽選結果は、基本的に外れを予測しているが、所定の確率(例えば、1/350前後)で当たる可能性がある。この疑似抽選で当たりとなると、遊技者に違和感を与えるため、抽選結果を外れとする外れ抽選制御手段をさらに設けることで、不具合を解消することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
「第1の実施の形態」
図1には、本発明の一実施の形態に係るパチンコ機300が示されている。パチンコ機300は外枠302を備え、外枠302の前面には、窓部を有する額縁状の内枠304の一側部(図1の左辺部)が開閉可能に取付けられている。
【0029】
内枠304には、複数の表示灯306やフロントスピーカ308、310が設けられている。また、内枠304の中央には、窓部となっており、この窓部には紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行とされた一対のガラス312(二重構造)が装着されたガラス枠314が設けられている。また、内枠304の図1の右辺部には施錠装置(シリンダ)316が設けられている。
【0030】
ガラス枠314の下方位置には、球皿部318を備えた一体皿320が配設されている。この一体皿の球皿部318には、貯球タンク(図示省略)と連通し、この貯球タンク内のパチンコ球を球皿部318へ流出させる連通口322が設けられている。
【0031】
一体皿320は、その一側部(図1の左辺部)が内枠304に対して開閉可能に取付けられている。一体皿320の前面には、左側下部に灰皿324が配置され、右側下部には発射装置364(図3参照)から発射する打球の飛距離を調整するための発射ハンドル326が設けられている。
【0032】
また内枠304の窓部には、遊技盤載置台に載せて交換可能とされた遊技盤328が窓部に対応して設置されている。
【0033】
図2に示される如く、遊技盤328は、外バンド330及び内バンド332によって囲まれた略円形状の遊技領域334が形成されている。
【0034】
遊技領域334には、図示しない釘や風車の他、センター役物336、当該センター役物336に設けられた特別図柄表示装置338、並びに大入賞口(変動入賞装置)340等の役物、始動口342や通過装置344、入賞装置346等の遊技部品が取り付けられており、最下位置にアウト口348が配置されている。
【0035】
なお、特別図柄表示装置338の詳細構成については、後述する。
【0036】
図3には、パチンコ機300を制御するための制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基板350を中心として、払出制御基板352、音声制御基板354、ランプ制御基板356、発射制御基板358、図柄表示制御基板360等、機能毎に分類されている(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板351という)。
【0037】
なお、主制御基板350並びに副制御基板351は、管理制御基板353を介してパチンコ店側のホールコンピュータ355に接続することにより、パチンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0038】
主制御基板350には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御基板350からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板351が独自に実行する。
【0039】
払出制御基板352は、払出賞球装置362を制御して、球貸し時の払出し、入賞時の賞球に応じてパチンコ球を払い出すものであり、音声制御基板354は、パチンコ機300に設けられたフロントスピーカ308、310からの効果音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板356は、パチンコ機300に取り付けられた複数の表示灯306の点灯・消灯を制御し、発射制御基板358は、発射装置364を制御して、遊技者による発射ハンドル326の操作に応じてパチンコ球を打ち出す。
【0040】
図柄表示制御基板360は、前記特別図柄表示装置338と接続されており、主制御基板350からの命令信号に基づいて、所定の演出効果をもたらす表示を実行する。
【0041】
前記主制御基板350には、始動口342に設けられた始動入賞センサ368、通過装置344を通過したパチンコ球を検出する通過センサ371或いは入賞装置346に入賞したパチンコ球を検出する入賞センサ372、並びに大入賞口340に入賞したパチンコ球を検出する大入賞口センサ373が接続されている。なお、大入賞口340には、大入賞口の開閉動作を継続するためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにもVゾーンセンサ377が設けられており、主制御基板350に接続されている。
【0042】
また、この主制御基板350には、始動口342に設けられた電動チューリップ343を開閉させるためのソレノイド374、大入賞口340を開閉させるためのソレノイド375が接続されている。
【0043】
また、主制御基板350では、特別図柄や普通図柄の当/外抽選がなされ、この抽選結果に基づく特別図柄表示装置338での表示内容を選択し、図柄表示制御基板360へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板360には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容のデータが予め記憶されており、命令信号に基づいてデータが選択されて、起動するようになっている。
【0044】
なお、図示は省略したが、遊技盤328に設けられる普通図柄表示装置や保留ランプ等も主制御基板350によって制御されるようになっている。
(特別図柄表示装置の詳細構成)
図4及び図5には特別図柄表示装置338が示されている。特別図柄表示装置338は、図4に示されるような板状のベース140を備えている。ベース140の中央部には貫通孔142を有するボス144が形成されており、貫通孔142には金属製の薄肉パイプからなる支軸146が圧入・固着されている。
【0045】
この支軸146の軸心を示した軸線V2は、センター役物336(図2参照)がパチンコ機300に搭載された際にパチンコ機300の前後方向と略平行な向き、遊技盤328面に対しては略垂直な向きとなる。
【0046】
この支軸146には、基端側(図4に示す後方矢印側)に回転体支持ユニット148が回転可能に取り付けられ、先端側(図4に示す前方矢印側)に円弧状の歯車部材150が圧入・固着されている。
【0047】
回転体支持ユニット148は、回転体支持ユニット148の基部側を構成する回転体支持部材152と、回転体支持部材152に組み付けられる回転位置検出部材154とを備えている。
【0048】
回転体支持部材152は、支軸146の径寸法よりも若干大径とされて支軸146へ挿入される筒体156を備えている。筒体156の外周面先端部には環状の周リブ158が一体的に設けられており、周リブ158の外周面には歯車部160が形成されている。また、筒体156内周面の前後端部に設けられた凹段部には一対のベアリング162A、162Bがそれぞれ嵌め入れられている。
【0049】
また、周リブ158の先端からは腕部164が突設されており、この腕部164は、回転体支持部材152の軸心(図4の組立状態では軸心が軸線V2と重なる)に対して外側に所定角度傾斜している。さらに、その傾斜された腕部164内面の先端部には円形凸状の受け座166が設けられており、受け座166の中央部には貫通孔168が形成されている。
【0050】
一方、回転位置検出部材154は、筒体170及び筒体170の外周面基端部に一体的に設けられた円板状の回転位置検出板172を有し、筒体170が回転体支持部材152の筒体156に外挿・圧入され固着されて回転体支持部材152に一体化されている。また、回転位置検出板172の外周端部には複数のスリット174(図5参照)が周方向に所定の間隔で形成されている。このスリット174を投光部及び受光部で挟むように光電センサ(図5参照)175が設けられており、回転位置検出板172の回転を光電センサ175の検出信号(パルス信号)で認識することができるようになっている。
【0051】
そしてこの回転体支持ユニット148を、回転体支持部材152の筒体156内に設けられた一対のベアリング162A、162Bを支軸146に挿入して取り付けると、回転体支持ユニット148は、一対のベアリング162A、162Bを介して支軸146に軸線V2回りに回転可能に支持される。
【0052】
さらにその状態では、回転体支持部材152の歯車部160には、ステッピングモータ176のモータ軸178に固着された駆動歯車180が噛み合い、ステッピングモータ176から回転駆動力が伝達されるようになっている。
【0053】
なお、このステッピングモータ176は、図柄表示制御基板360からの制御信号によって回転駆動及び停止されるようになっている。
【0054】
これにより、ステッピングモータ176から回転体支持部材152の歯車部160に回転駆動力が伝達されると、回転体支持ユニット148は軸線V2回りに回転し、その回転位置制御については、回転位置検出板172のスリット174を光電センサ175で検出し、図柄表示制御基板360がその検出タイミング情報と表示制御プログラム等に基づいて制御信号を生成しステッピングモータ176を駆動制御することで行われる。
【0055】
他方、歯車部材150は、歯車部材150の基部となって支軸146に挿入される筒体182を備えている。筒体182の外周面先端部には、かさ歯車184が一体的に設けられており、このかさ歯車184は、図4に示すように前側に湾曲した曲面形状とされている。また、この歯車部材150が支軸146に取り付けられることにより、回転体支持ユニット148が支軸146から抜け出さないよう取り付けられている。
【0056】
また、回転体支持部材152の腕部164には支軸186が取り付けられている。支軸186は、一端部に形成されたねじ部188が腕部164の受け座166側から貫通孔168に挿入され、貫通孔168を挿通したねじ部188先端に平ワッシャ190が通されナット192が螺合されることにより、回転体支持部材152の腕部164に固定されている。これにより、支軸186は、その軸心を通る軸線H2が軸線V2に対し所定角度傾いて軸線V2と交差している。
【0057】
この支軸186には、図示のような略半球状の回転体194が取り付けられている。
【0058】
この回転体194の前方に向けられた面には、凸球面状の透明レンズ部214に覆われている。
【0059】
この回転体194は樹脂成形品で中空とされ、半球切断面となる円形開口196側は、球面から接線方向に沿って少し延出され円筒状(図4に示される断面形状としては平行)に形成されており、この延出部分を円筒状とすることで成形時の型抜きを可能としている。
【0060】
回転体194の内周面194Aの頂部には、筒状の軸部198が一体的に設けられている。この軸部198の軸心は、回転体194の仮想中心O2と回転体194の頂点とを結ぶ軸線(図4に示す組立状態では軸線H2)上に配置されている。また、軸部198の先端は円形開口196の周縁に揃えられており、その先端面には歯車部材200が固着されている。
【0061】
歯車部材200は、軸部198と同径の筒体202を備え、筒体202の外周面一端部には他端側に湾曲した球面状のかさ歯車204が設けられている。この筒体202の他端部が軸部198に接合されることで、歯車部材200は軸部198と同軸的に配置されて回転体194に一体化されている。
【0062】
そして回転体194は、図4に示すように、歯車部材200の筒体202及び軸部198が支軸186に挿入されて支軸186に軸線H2回りに回転可能に支持され、支軸186の先端部に形成された周溝206に平ワッシャ208を介してEリング210が嵌め込まれることにより、支軸186から抜け出さないよう取り付けられている。
【0063】
またその状態では、回転体194の仮想中心O2は軸線V2と軸線H2の交点にセットされ、歯車部材150のかさ歯車184は回転体194の内側に配置されて、かさ歯車184には歯車部材200のかさ歯車204が噛み合う。
【0064】
さらに支軸186も、先端部は一部突出するがその先端部を除く基端側全てが回転体194の内側に配置される。
【0065】
またこれにより、支軸186は回転体194の非表示側に配置された円形開口196を介して回転体支持部材152に支持される。
【0066】
また、この回転体194の外周面194Bには、複数の図柄が印刷又はラベル等によって設けられている。それら複数の図柄は、軸線H2回りの周方向に所定の間隔で配列されている。
(通電開始時の原点位置検出のための構成)
上記構成の複数のパチンコ機300が設置されたホール(パチンコ店)では、開店時に全てのパチンコ機300への電源を投入し、閉店後に全てのパチンコ機300への電源を遮断する。
【0067】
電源が遮断されると、上記のような機械式の特別図柄表示装置338では、自身の位置が全くわからなくなってしまうため、電源投入時に再度原点位置を把握する必要がある。
【0068】
このような原点位置検出のための制御は、図柄表示制御基板360において実行されるようになっており、図6はこの原点位置検出に関しての機能のみを抽出した制御ブロック図を示している。
【0069】
主制御基板350(図3参照)からは、通電信号が原点検出用駆動制御部10に入力されるようになっており、この通電信号の入力をトリガとして、原点検出用駆動制御部10では、モータ駆動パルス出力部12へ駆動開始信号を送出する。
【0070】
この駆動開始信号に基づいて、モータ駆動パルス出力部12では、モータドライバ14を制御して、ステッピングモータ176の駆動を開始する。
【0071】
ステッピングモータ176の駆動が開始すると、前記回転位置検出板172が回転し、光電センサ175からパルス信号が原点パルス判定部16へ送出される。
【0072】
原点パルス判定部16では、前記パルス幅の異なる360°毎のパルス信号を検出し、検出信号を確認用図柄読出部18へ送出する。
【0073】
確認用図柄読出部18には、確認用図柄ステップ数メモリ20が接続されており、前記検出信号の入力に基づいて確認用図柄ステップ数が読み出され、リセット信号に続き、この読み出された確認用図柄ステップ数をモータ駆動パルス出力部12へ送出する。
【0074】
これにより、モータ駆動パルス出力部12では、入力された確認用図柄ステップ数をカウントした時点で、ステッピングモータ176を停止させる。
【0075】
ここで、第1の実施の形態では、この確認用図柄が表示されている状態でホールが開店することを回避するため、所定時間経過後に主制御基板350における抽選を擬似的に実行するようにしている(擬似抽選)。
【0076】
なお、ここで言う所定時間とは、原点検出のために確認用図柄を停止させる制御時間(約1分程度)と、店員が全てのパチンコ機300の図柄の状態を確認するのに十分な時間との和である。例えば1つの島を見回るのに1〜2分程度とし、10の島を2名の店員で確認した場合、約11〜12分に設定すればよい。
【0077】
この所定時間は、電源が投入された後、主制御基板350で計時し、自動的に擬似抽選を実行するようになっている。なお、擬似抽選では、あくまでも外れ抽選である必要があり、仮に当たりの乱数値を抽選してしてしまった場合には、意図的に乱数値を+1する等の処置が必要となる。
【0078】
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。
【0079】
まず、通常遊技の流れを説明する。
【0080】
遊技者が発射ハンドル326を把持し、発射のための操作を行なうと、このハンドル操作量(回転量)に応じた強度で、パチンコ球が打ち出される。
【0081】
パチンコ球が打ち出されると、外バンド330及び内バンド332に案内されて盤面328の釘や風車等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落下していく。ここで、始動口342にパチンコ球が入賞すると、乱数カウンタを用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれにおいて、予め準備された図柄変動パターンを選択(乱数カウンタで選択してもよい)し、特別図柄表示装置338に図柄変動パターンを表示する(表示動作については後述)。この図柄変動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0082】
抽選の結果が当りの場合は、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウンド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中は、大入賞口340がほとんど開放状態であるため、遊技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
(特別図柄表示装置の動作)
次に、特別図柄表示装置338の動作ついて説明する。表示装置制御基板からの制御信号によりステッピングモータ176が駆動されると、
回転体194が軸線H2を中心に自転しながら、軸線V2を中心に公転し、複雑な動きをする。
【0083】
このように、第1の実施の形態の特別図柄表示装置338では、回転体194が支軸186に軸支されて軸線H2回りに回転・停止可能とされ、さらに支軸186を取り付けた回転体支持部材152が軸線H2と交差する軸線V2回りに回転・停止可能とされている.
このため、それら2つの軸線回りの回転・停止が組み合わせられた複雑な回転動作をし、それに伴う図柄の複数な動きが、透明レンズ部214を介して回転体194の表示側(前面側)を見る遊技者に観察される。
【0084】
そして、回転体194に設けられた複数の図柄のうち、回転体194の前面側で停止された所定の図柄が遊技者に視認される。
【0085】
さらにその表示図柄の向きは、各歯車の回転比の設定等により変更することができる。
【0086】
したがって、この特別図柄表示装置338も、単純に1つの軸線回りに回転する回転体等に比べて多様であり、且つ、直交する2つの軸線回りに回転する回転体とも異なった趣向性の高い表示態様が得られる。また、第1の実施形態の特別図柄表示装置338は、単一駆動源(ステッピングモータ176)による簡単な構成で、回転体194の2つの軸線回りの回転動作を実現させている。
(通電開始軸受の原点位置検出動作)
原点位置の検出は、ステッピングモータ176の駆動し、光電センサ175からの検出信号に基づいて実行される。
【0087】
すなわち、ステッピングモータ176が駆動して、回転体194が回転すると、回転位置検出板172のスリット174を検出する毎に、パルス信号が発生する。このとき、予め360°の1箇所に幅広のスリット174を設けておくことで、360°単位で、パルス幅の異なる信号を得ることができる。
【0088】
一方、ステッピングモータ176はパルス数(ステップ数)を指定することで、停止位置を決めており、パルス幅の異なる信号の立ち上がり時の表示されるべき確認図柄(例えば、当たり図柄の「777」等)に対応するステップ数を予め記憶しておき、原点位置を検出した時点で、前記記憶したステップ数を読み出し、このステップ数分ステッピングモータ176を駆動して停止させる。
【0089】
この状態で停止され、表示されている図柄が目的の確認図柄であれば、原点位置検出は正常に完了したことになる。
【0090】
上記の原点位置検出のための流れを含み、第1の実施の形態の特徴である開店時における図柄の変更処理制御について、図7及び図8のフローチャートに従い説明する。
【0091】
まず、図7において、図柄表示制御基板360における電源投入時原点位置検出制御ルーチンについて説明する。
【0092】
ステップ30では、ステッピングモータ176を駆動して回転体194を始動させる。
【0093】
次のステップ32では、光電センサ175から出力されるパルス信号から原点パルスを検出したか否かが判断され、否定判定されると、ステップ34へ移行して所定時間(回転体194の数回転分に相当)が経過したか否かが判断され、肯定判定された場合には、回転体194の回転等になんらかの異常があるか、光電センサ175等に不具合があると判断し、ステップ36へ移行してエラー処理を実行する。また、ステップ34で否定判定の場合には、ステップ32へ戻る。
【0094】
ステップ32で肯定判定されるとステップ38へ移行し、リセット信号を出力し、次いでステップ40へ移行して確認用図柄に相当するステップ数を読み出し、ステップ42でこの確認用図柄に相当するステップ数でステッピングモータ176の駆動を停止する。
【0095】
この状態で原点検出が正常に行われていれば、回転体194は、予め設定した確認用図柄が表示された状態で停止しており、これをホールの店員が目視で確認をすることができる。
【0096】
一方、主制御基板350では、前記電源投入時に擬似抽選処理が実行される。
【0097】
すなわち、図8に示される如く、ステップ50では、タイマーがスタートし、次のステップ52で所定時間経過したか否かが判断される。この所定時間は、前記原点位置検出のための確認用図柄の停止制御時間と、その後のホールの店員の確認時間との和に相当する。
【0098】
なお、このタイマーによる処理ではなく、前記図7の原点位置検出制御と店員による確認が終了した時点で、店員の起動操作によって、ステップ54以降の処理を開始させるようにしてもよい。
【0099】
ステップ52で肯定判定されると、ステップ54において抽選(乱数カウンタからの乱数値取得)が実行される。
【0100】
次のステップ56は、当たり値が読み出され、次いでステップ58で取得した乱数値と当たり値との比較がなされ当たりか否かが判断される。
【0101】
このステップ58で肯定判定、すなわち当たりになった場合には、擬似抽選として好ましくないため、ステップ60へ移行して取得した乱数値を+1増加し、ステップ58に戻り、再度当たり値と比較する。すなわち、ステップ58で必ず外れとなるまで、ステップ60を繰り返す。
【0102】
ステップ58で否定判定、すなわち外れと判定されると、ステップ62へ移行して、図柄表示制御基板360へ図柄変動のための命令信号を出力し、このルーチンは終了する。なお、命令信号としては、通常の外れ図柄で停止する命令信号であればよいが、最も短時間で停止する図柄変動パターンが好ましい。
【0103】
なお、上記では、電源投入直後の原点位置検出について説明したが、停電後の復帰動作においても適用可能である。すなわち、パチンコ機300がバックアップ機能を持たない場合には、原点位置もクリアにされてしまう場合があるため、停電復帰時に上記動作を行うことで、停電復帰後においても図柄変動制御に異常が生じることがない。
【0104】
また、確認図柄の停止後、擬似抽選を行うため、遊技者がRAMクリア(履歴抹消)されてしまったのではないかという猜疑心が持つことはなく、店側とのトラブルを未然に防止することができる。
【0105】
以上説明したように、第1の実施の形態では、機械式の特別図柄表示装置338を適用した場合において、電源投入時に原点パルス信号に基づいて、確認用図柄で停止制御を実行したことで起こり得る、開店時の全パチンコ機300が同一の確認用図柄(当たり図柄)で停止することを、原点位置確認後の擬似抽選(外れ確定)により解消するようにしたため、開店後も確認用図柄のまま報知され、遊技者に違和感を感じさせ、稼動率の低下を招くことを防止することができる。また、停電復帰時に当たり図柄で停止した場合に、遊技者に当たりでもないのに当たり図柄となるという不快感を与えることも防止することができる。
【0106】
なお、第1の実施の形態では、機械式の特別図柄表示装置338として2軸で自転及び公転する回転体194を例にとり説明したが、ドラム等の他の機械式の特別図柄表示装置においても適用可能である。
【0107】
また、上記で説明した回転体194は、単一モータで2軸回転を実現したが、2個ノステッピングモータを用いて、各軸回転を実現するようにしてもよい。
【0108】
「第2の実施の形態」
上記第1の実施の形態では、電源が投入されるとステッピングモータ176の駆動を開始し、原点位置を検出のために確認用図柄で一旦停止させて、所定時間(或いはスイッチ操作)後に疑似抽選を行うようにしたが、確認用図柄を店員の目視による判断ではなく、センサによる自動判断(例えば、CCDセンサで確認用図柄を撮像し、予め記憶されている画像との照合による適否の判断)を行うようにすれば、電源投入後、直ちに疑似抽選を行い、この疑似抽選の結果報知のための回転体194の回転中に原点位置を検出するようにしてもよい。以下、図9及び図10のフローチャートに従い、第2の実施の形態の原点位置検出制御ルーチンを説明する。
【0109】
図9は、電源が投入時に主制御基板350で起動されるルーチンであり、まずステップ54Aで抽選(乱数カウンタからの乱数値取得)が実行される。
【0110】
次のステップ56Aは、当たり値が読み出され、次いでステップ58Aで取得した乱数値と当たり値との比較がなされ当たりか否かが判断される。
【0111】
このステップ58Aで肯定判定、すなわち当たりになった場合には、擬似抽選として好ましくないため、ステップ60Aへ移行して取得した乱数値を+1増加し、ステップ58Aに戻り、再度当たり値と比較する。すなわち、ステップ58Aで必ず外れとなるまで、ステップ60Aを繰り返す。
【0112】
ステップ58Aで否定判定、すなわち外れと判定されると、ステップ62Aへ移行して、図柄表示制御基板360へ図柄変動のための命令信号を出力し、このルーチンは終了する。
【0113】
図10は、前記図9のステップ62Aでの命令信号受けて起動する原点検出専用の図柄変動ルーチンであり、まず、ステップ30Aでは、ステッピングモータ176を駆動して回転体194を始動させる。
【0114】
次のステップ32Aでは、光電センサ175から出力されるパルス信号から原点パルスを検出したか否かが判断され、否定判定されると、ステップ34Aへ移行して所定時間(回転体194の数回転分に相当)が経過したか否かが判断され、肯定判定された場合には、回転体194の回転等になんらかの異常があるか、光電センサ175等に不具合があると判断し、ステップ36Aへ移行してエラー処理を実行する。また、ステップ34Aで否定判定の場合には、ステップ32Aへ戻る。
【0115】
ステップ32Aで肯定判定されるとステップ38Aへ移行し、リセット信号を出力し、次いでステップ40Aへ移行して確認用図柄に相当するステップ数を読み出し、ステップ42Aでこの確認用図柄に相当するステップ数でステッピングモータ176の駆動を停止する。
【0116】
この状態で原点検出が正常に行われていれば、回転体194は、予め設定した確認用図柄が表示された状態で停止しており、これをCCDセンサ等で撮像し、予め記憶されている画像との照合を行うことで、原点位置検出が正常か否かを判断することができる(ステップ64、66)。
【0117】
ステップ66で異常と判定(否定判定)された場合には、ステップ36Aへ移行してエラー処理を実行する。また、ステップ66で正常と判定(肯定判定)された場合には、ステップ68へ移行して、主制御基板350から入力された命令信号に基づいて図柄変動パターンを読み出し、次いでステップ70へ移行して、ステッピングモータ176を再始動し、所定の図柄変動パターン演出後に停止させる(ステップ72)。
【0118】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明では、機械式の図柄変動表示装置における開店時等において、確実に原点検出を行うことができ、かつ原点検出のために適用される確認用停止図柄に起因した遊技者への違和感を解消することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(及び第2の実施の形態)に係るパチンコ機の正面図である。
【図2】第1の実施の形態(及び第2の実施の形態)に係る遊技機の正面図である。
【図3】第1の実施の形態(及び第2の実施の形態)に係るパチンコ機における制御系のブロック図である。
【図4】第1の実施形態(及び第2の実施の形態)に係る回転表示装置に取り付けられた状態の表示機を示した水平断面図である。
【図5】第1の実施形態(及び第2の実施の形態)に係る表示機の要部を示した分解斜視図である。
【図6】第1の実施の形態に係る原点位置検出制御の機能ブロック図である。
【図7】第1の実施の形態に係る図柄表示制御基板における原点位置検出制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態に係る主制御基板における擬似抽選制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態に係る主制御基板における擬似抽選制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態に係る図柄表示制御基板における原点位置検出制御ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 原点検出用駆動制御部
12 モータ駆動パルス出力部
14 モータドライバ
16 原点パルス判定部
18 確認用図柄読出部
20 確認用図柄ステップ数メモリ
172 回転位置検出板
175 光電センサ(原点位置センサ)
176 ステッピングモータ(駆動手段)
194 回転体(移動体)
300 パチンコ機(遊技機)
338 特別図柄表示装置(図柄変動表示装置)
342 始動口
350 主制御基板(擬似抽選実行手段、外れ抽選制御手段)
360 図柄表示制御基板(原点位置検出実行手段)

Claims (4)

  1. 遊技盤面上に設けられた始動口への遊技球の入賞を契機に抽選が実行され、当該抽選の結果を所定の変動パターン演出後の停止図柄によって報知する機械駆動式の図柄変動表示装置を備え、前記抽選が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態となる遊技機であって、
    前記図柄変動表示装置が、
    周面に図柄が付与された移動体と、
    前記移動体を駆動する駆動手段と、
    前記移動体の原点位置を検出する原点位置センサと、
    電源投入時に、前記駆動手段を制御して移動体を駆動させ、この駆動中に前記原点位置検出センサによる原点位置検出を実行する原点位置検出実行手段と、
    前記原点位置検出実行手段による原点位置検出後に、前記移動体の図柄を予め定めた確認用図柄で停止させる確認用図柄停止制御手段と、
    前記確認用停止図柄制御手段による確認用図柄の停止後に、前記抽選を実行する疑似抽選実行手段と、
    を有する遊技機。
  2. 前記疑似抽選実行手段が、確認用図柄の停止後の所定時間、或いはスイッチ操作によって実行されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 遊技盤面上に設けられた始動口への遊技球の入賞を契機に抽選が実行され、当該抽選の結果を所定の変動パターン演出後の停止図柄によって報知する機械駆動式の図柄変動表示装置を備え、前記抽選が当りの場合に遊技者に有利な遊技状態となる遊技機であって、
    前記図柄変動表示装置が、
    周面に図柄が付与された移動体と、
    前記移動体を駆動する駆動手段と、
    前記移動体の原点位置を検出する原点位置センサと、
    電源投入時に擬似的な前記抽選を実行する疑似抽選実行手段と、
    前記疑似抽選実行手段の実行時における移動体の駆動中に前記原点位置センサによる原点位置検出を実行する原点位置検出実行手段と、
    を有する遊技機。
  4. 前記疑似抽選実行手段による抽選結果を常に外れとする外れ抽選制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の遊技機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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