JP2004254832A - 遊技機 - Google Patents

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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Masakazu Sakakura
雅和 坂倉
Shinsuke Yamaguchi
慎介 山口
Atsushi Akatsu
篤志 赤津
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

【課題】遊技者が遊技を十分に楽しめる状況でガラス枠の装飾を行う。
【解決手段】遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有し遊技開口に対応した透明板を保持するガラス枠13の前面に取り付けられガラス枠13に対応した大きさのELパネル30,遊技機本体の裏面側に配置され遊技の進行の制御を行う遊技制御手段200からの命令に基づいて表示に関する制御を行う表示制御手段300,表示制御手段300に備えられELパネル30に平面状に配列されたEL素子のうち遊技開口の外側領域に対応して配列されたEL素子を発光対象とする画像データが記憶された画像データ記憶手段350,表示制御手段300に備えられ画像データに基づいて発光対象のEL素子を発光させるための制御信号を生成する画像生成手段330を備え、その制御信号に基づいて発光対象のEL素子を発光させることによってガラス枠13の遊技開口の外側領域に装飾画像を表示する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機などの遊技機に関する。より詳しくは、遊技の状態に応じて情報を遊技盤面に表示することにより、遊技の興趣を盛り上げることができる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機において従来から一般的に知られているものに、遊技盤面に複数種類の識別情報が可変表示可能な可変表示装置を有し、可変表示装置の停止時の表示結果が予め定められた特定の識別情報になった場合に所定の遊技価値を付与可能な状態となる遊技機がある。係る遊技機では、所定の可変開始条件の成立に基づいて可変表示装置が可変表示され、その可変表示装置の停止時の表示結果が予め定められた特定の識別情報(たとえば「777」)になった場合に、たとえば可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の状態にして所定の遊技価値を付与可能な状態とする。この可変表示装置としては、回転ドラムをパルスモータを用いて回転させるものや、7セグメントLEDやマトリックスLEDを遊技盤中央に配置し、これを電気的に制御して様々な識別情報を表示させるものがあった。
【0003】
ここで、従来の技術として、例えば以下に示す文献に記載された遊技機がある。
係る文献に示される従来技術の遊技機にあっては、遊技機の遊技盤の表面から前方側に所定の距離だけ隔てて、外部から与えられる制御信号に応答して少なくとも一部の発光状態を変化させることができる液晶表示手段を設け、遊技の状態に応じて液晶表示手段の表示状態を変化させることにより、液晶表示手段は遊技盤上の構造物による配置の制約を受けないため、従来装置よりもより高い自由度で表示制御を行なうことができる。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−31037号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来の遊技機においては、液晶ガラスを配置してシャッタ機能を備え、遊技の進行に応じて例えば遊技状態がリーチ状態である場合に可変表示装置以外の部分を隠して可変表示装置を強調するという演出が行われていた。そのため、演出におけるそれ以上の寄与が要求されていた。
【0006】
また、シャッタ機能を備えた液晶ガラスによって、可変表示装置以外の遊技領域を隠すと、遊技球の進路が見えなくなり、遊技者が遊技を十分に楽しめない場合が生じており、この点でも改善の余地があった。
【0007】
さらに、可変表示装置が可変表示を開始し、特に可変表示の停止途中の表示状態がリーチ状態となった場合に可変表示装置の図柄表示部に表示されている内容と同じ内容の表示が液晶ガラスの図柄表示部において行なわれる態様では、バックライト用ランプを設ける必要が有り、このバックライト用ランプを点灯させなければ液晶ガラスの図柄表示部の表示を行うことができないという点で、設計上の制約が大きく改善の余地があった。
【0008】
本発明は、遊技者が遊技を十分に楽しめる状況でガラス枠の装飾を行うとともに演出の多様化を図り、設計上の制約の少ない遊技機を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、遊技盤(例えば、遊技盤39)の遊技領域(例えば、遊技領域38)を透視し得る遊技開口(例えば、開口部19)を有し、遊技開口に対応した透明板(例えば、ガラス板)を保持する透明板保持枠(例えば、ガラス枠13)を備え、透明板保持枠の前面または後面に透明板保持枠に対応した大きさの電界発光手段(例えば、ELパネル30)が取り付けられており、遊技機本体の裏面側に、遊技の進行の制御を行う遊技制御手段(例えば、遊技制御手段200)と、遊技制御手段からの命令に基づいて表示に関する制御を行う表示制御手段(例えば、表示制御手段300)とが配置されており、遊技制御手段は、遊技の進行に関する時間を計測する計時手段(例えば、計時手段230)を備え、表示制御手段は、電界発光手段に平面状に配列された電界発光素子のうち遊技開口の外側領域に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする装飾画像データ、及び、遊技領域と遊技開口の外側領域との双方に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする演出画像データが記憶された画像データ記憶手段(例えば、画像データ記憶手段350)と、画像データ記憶手段に記憶された装飾画像データに基づいて遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する装飾画像用信号生成手段(例えば、画像生成手段330)と、画像データ記憶手段に記憶された演出画像データに基づいて遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する演出画像用信号生成手段(例えば、画像生成手段330)と、装飾画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示しているときに、計時手段によって所定の遊技の進行に関する時間が計測されたことを条件として、演出画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、透明板保持枠及び遊技領域の双方の前面に演出画像を表示するように切り替える第1切替手段(例えば、第1切替手段360)と、第1切替手段によって透明板保持枠及び遊技領域の双方の前面に演出画像を表示してから、計時手段によって所定時間が計測されたことを条件として、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示するように切り替える第2切替手段(例えば、第2切替手段370)とを備える。
【0010】
本発明の遊技機は、遊技盤(例えば、遊技盤39)に形成された遊技領域(例えば、遊技領域38)に設けられた始動口(例えば、入賞口)への遊技球の入賞に基づいて、遊技者に有利な特定遊技状態を発生させるか否かの決定を行い、その決定結果を示す画像を遊技領域に備えた表示装置(例えば、特別図柄表示器)に表示するとともに、特定遊技状態を発生させるという決定がされた可能性があることを示す特定演出画像を表示装置に表示するか否かを判定し、その判定結果に従って表示装置に表示する画像を選択する遊技機において、遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有し、遊技開口に対応した透明板を保持する透明板保持枠(例えば、ガラス枠13)を備え、透明板保持枠の前面または後面に透明板保持枠に対応した大きさの電界発光手段(例えば、ELパネル30)が取り付けられており、遊技機本体の裏面側に、遊技の進行の制御を行う遊技制御手段(例えば、遊技制御手段200)と、遊技制御手段からの命令に基づいて表示に関する制御を行う表示制御手段(例えば、表示制御手段300)とが配置されており、遊技制御手段は、始動口に遊技球が入賞したことを検出する始動入賞検出手段(例えば、始動入賞検出手段300)と、始動入賞検出手段によって始動口に遊技球が入賞したことが検出されたときに決定及び判定のための乱数を抽選する抽選手段(例えば、抽選手段220)と、遊技の進行に関する時間を計測する計時手段(例えば、計時手段230)とを備え、表示制御手段は、電界発光手段に平面状に配列された電界発光素子のうち遊技開口の外側領域に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする装飾画像データ、及び、遊技領域と遊技開口の外側領域との双方に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする演出画像データを記憶してある画像データ記憶手段(例えば、画像データ記憶手段350)と、画像データ記憶手段に記憶してある装飾画像データに基づいて遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する装飾画像用信号生成手段(例えば、画像生成手段330)と、画像データ記憶手段に記憶してある演出画像データに基づいて遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する演出画像用信号生成手段(例えば、画像生成手段330)と、装飾画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示しているときに、特定演出画像を表示するという判定がされると、計時手段によって所定の遊技の進行に関する時間が計測されたことを条件として、演出画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、透明板保持枠及び遊技領域の双方の前面に特定演出画像を表示する旨の演出画像を表示するように切り替える第1切替手段(例えば、第1切替手段360)と、第1切替手段によって透明板保持枠及び遊技領域の双方の前面に演出画像を表示してから、計時手段によって所定時間が計測されたことを条件として、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示するように切り替える第2切替手段(例えば、第2切替手段370)とを備える。
【0011】
画像データ記憶手段に記憶してある演出画像データには、特定遊技状態の発生を示す演出画像を電界発光手段に表示するための演出画像データと、特定遊技状態中の演出画像を電界発光手段に表示するための演出画像データと、特定遊技状態の終了を示す演出画像を電界発光手段に表示するための演出画像データとを含み、抽選手段によって抽選された乱数を用いて特定遊技状態を発生させるという決定を行ったときに、演出画像用信号生成手段によって特定遊技状態の進行に応じた演出画像データに基づいて制御信号を生成するとともに、第1切替手段によって電界発光手段に表示している画像を、装飾画像から演出画像に切り替える(例えば、図14に示すステップS401,ステップS503,ステップS601を実行する)。
【0012】
遊技機本体への電源投入に応じて遊技が進行可能な通常状態に移行したことを検知する検知手段と、検知手段によって通常状態に移行したことが検知されたときに画像データ記憶手段に記憶された画像データ(例えば、図7(a),図7(c)のいずれかに示す装飾画像が表示されるようにするためのデータ)を読み出して信号生成手段に出力する画像データ読出手段とを備える。
【0013】
電界発光手段は、複数色を表示可能(例えば、カラーフィルタを備える)である。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、パチンコ遊技機10の外枠11を、パチンコ遊技機10の設置島から取外したときの模式的な分解斜視図である。外枠11の前面にはパチンコ遊技機10の前面を装飾する透明板保持枠すなわちガラス枠13が前枠すなわち前面枠12を介して上側に取付けられ、そのガラス枠13には開口部19が設けられている。またガラス枠13の下側には遊技領域38に打玉を打込むための遊技球が貯留されている打球供給皿14が設けられ、さらに打球供給皿14の下側にはファール球及び払戻し球が貯留される余剰球受皿15が設けられている。また、余剰球受皿15の下部には遊技球を遊技領域38に打込むための操作ハンドル16が設けられている。なお、本実施の形態では透明板保持枠としてガラス枠13が設けられているが、透明板保持枠によって保持される対象はガラス板には限定されず樹脂板等も保持する対象となる。
【0015】
遊技盤39は、前面枠12に対して着脱され、その遊技盤39の中央にガラス枠13の開口部19の大きさと一致する遊技領域38が形成される。またガラス枠13の横幅は、この遊技盤39が着脱されて遊技盤39を保持する前面枠12の横幅とほぼ同一とされ、その結果前面枠12はその全面がガラス枠13によって被覆される。さらに、ガラス枠13の前面側にはこのガラス枠13の前面を覆うように例えばカラーフィルタが備えられた電界発光(Electro Luminescence:以下、「EL」と称する。)パネル30が取り付けられ、さらにこのELパネル30を被覆し、保護するために平板状の保護部材40が取り付けられる。
【0016】
ELパネル30は、ガラス枠13の前面に取り付けたときに、開口部19の外縁を境界として、これより内側に中心領域34が形成されており、外側に周辺領域35が形成されている。また、ELパネル30へ電力を印加するための走査線群21が、一端がELパネル30に、他端がコネクタ20に接続されている。
以上のように、ガラス枠13の横幅が前面枠12の横幅とほぼ同一とされて前面枠12はその全面がガラス枠13によって被覆され、ガラス枠13の前面を覆うようにELパネル30が取り付けられる結果、ガラス枠13及び前面枠12はその前面の全領域がELパネル30によって被覆された状態となり、ELパネル30によって表出される画像及び遊技領域38のみが保護部材40を通して直接視認可能となり、ガラス枠13及び前面枠12は直接視認することができない状態となる。
【0017】
保護部材40は、透明アクリル板などのように、透過性に優れ、外力からELパネル30を保護することに耐えうる強度を有したものとしている。この保護部材40は、前面部42と側面部43とを有し、その内側にELパネル30を収納する箱状に形成され、側面部43には、螺子穴41が設けられる。
【0018】
以上の保護部材40にELパネル30が収納された状態で保持フレーム50によってパチンコ遊技機10の外枠11の前面枠12に対しELパネル30が固定される。保持フレーム50の側面には、保持フレーム50に保護部材40をはめ込んだ状態のときに、螺子穴41が連通する位置に、螺子穴51を形成してある。
また、ガラス枠13には螺子受け(図示せず)を形成してあり、螺子穴41,51に通した螺子をガラス枠13の螺子受けに螺合することによって、保護部材40にELパネル30が収納された状態で保持フレーム50と保護部材40とガラス枠13とが組み合わされてパチンコ遊技機10の外枠11に対し固定される。
【0019】
以上の場合に、螺子を用いた固定ではなく、例えば保持フレーム50内側全周にパッキンを取付け、そのパッキンを介して保持フレーム50内側にパチンコ遊技機10の外枠11の前面枠12を勘合して固定するようにしてもよい。その場合、遊技盤39の遊技領域38と外部との気密性が高くなり例えば不正行為の防止に好便である。
【0020】
図2は、図1の符号II部拡大図である。図2(a)は図1に示す実施の形態の保護部材40を示し、図2(b)は保護部材40の別の実施の態様を示す。図2(c)は図2(b)に示す保護部材40を用いて保持フレーム50に保護部材40をはめ込んでELパネル30を取り付けた状態を示す。図に示されるように実施の態様によっては保護部材40は単にELパネル30表面を被覆する薄板若しくは平板状であってもよい。
【0021】
図3(a)は、図1に示す外枠11にELパネル30及び保護部材40を取り付けた状態を示す部分断面図である。図3(b)は、図3(a)に示す符号A部分の拡大図である。
図3(a),図3(b)には、図1に示した部分の他に、前面枠12の角部に設けたコネクタ通し穴18と、ガラス枠13の裏面に取り付けてELパネル30の走査線群21に選択的に電力を印加するように図示しない走査回路に対して命令を出力するドライバ60とを示している。
なお、ドライバ60は、ELパネル30の垂直方向の走査線に接続されるドライバと、ELパネル30の水平方向の走査線に接続されるドライバとがある。
【0022】
図3(a),図3(b)に示すように、ドライバ60をガラス枠13の裏面に取り付けることによって後述する表示制御手段300側を交換するだけで、ELパネル30に表示する画像を変更できるようにしている。
コネクタ20は、ELパネル30に画像を表示する表示制御手段300に一端を接続した走査線群21の他端をELパネル30に接続する接続端子である。
ELパネル30は、例えば1000×2000本の走査線群21をマトリクス状に配し、各走査線の交点にEL素子を配列したものである。
【0023】
図4は、図1符号IV部拡大図であって、ELパネル30の右側上方に設けられる玉切れ、賞球、満タンをそれぞれ報知するための玉切れ表示部31(打球供給皿14において玉切れしたときに表示)と、賞球表示部32と、満タン表示部33(余剰球受皿15で満タンエラーが発生したことを表示)とを有する情報表示領域を示す。この情報表示領域は、装飾部分とは発光色が異なるようにされており、そのようにすることで遊技者に対して遊技状態を報知するための所要の遊技情報画像が表示される。
【0024】
図5は、ELパネル30の構成態様を示し、走査線を例えばマトリクス状に配することによって電子ペーパ素子を配列している状態を示す模式図である。なお、発光点の電子ペーパ素子には、ドットを付している。
また、図5では、説明の便宜上、水平方向に走査線sigA〜走査線sigOで示す15本の走査線、垂直方向に走査線sig1〜走査線sig23で示す23本の走査線を配している場合を示している。
【0025】
図5に示すELパネル30によれば、画像を表示する際に、走査線sig1〜走査線sig23に対して、順次、電圧を印加する。走査線sig1から走査線sig23に対して電圧を印加するときの時間は、一巡が例えば1/60秒となるようにしている。
【0026】
図6は、図5に示すELパネル30にコネクタ20を取り付けた状態を示す平面図である。
図6に示すように、ELパネル30は、中心領域34及び周辺領域35を含む前面部36と、前面部36の周囲に位置する側面部37a〜37dとを含む。ここでは、側面部37a〜37dのうちパチンコ遊技機10に取り付けたときに上面及び左面に位置する側面部37a,37d側にコネクタ20が位置するようにしている。
【0027】
また、前面部36と側面部37a〜37dとは、図6に一点鎖線で示す部分で保護部材40に接する側面の方向に凸となる山折りとして外枠11に取り付けるようにしている。
【0028】
図7(a)〜図7(c)は、本実施の形態のELパネル30における画像の表示態様を示す模式図である。
図7(a)は、本発明の実施の形態のパチンコ遊技機10に係るELパネル30の周辺領域35に「しだれ柳」の画像を表示するとともに球切れ表示部31,賞球表示部32,満タン表示部33を有する情報表示領域を示す模式的な正面図である。
図7(b)は、遊技領域38の内外に「しだれ柳」を装飾用固定画としてペイントした遊技盤39の模式的な正面図である。
図7(c)はガラス枠13の前面の装飾として周辺領域35に「塗りつぶし」の画像を表示した状態を示している。
なお、図7(a)〜図7(c)において、図1等に示した部分と同様の部分には同一符号を付している。
【0029】
本実施の形態では、例えば、遊技者によって遊技が行なわれていない場合には、ELパネル30は図7(c)に示すように、周辺領域35は「塗りつぶし」の画像を表示する。この場合に「塗りつぶし」の画像の色は、打球供給皿14及び余剰球受皿15周辺の色と調和するような色としてもよいし、遊技が行なわれていないことを認識しやすい黒色のような暗色とすればよい。
【0030】
一方、遊技者によって遊技が行なわれている場合には、ELパネル30は図7(a)に示すように、周辺領域35は「しだれ柳」の画像を表示する。この際、図7(b)に示す遊技盤39を前面枠12に装着して、図7(a)に示す画像をELパネル30に表示することによって、相互に装飾している「しだれ柳」が連続的となるようにする。
【0031】
図7(b)に示す画像が表示されている状態では、同時に遊技盤39の遊技領域38に施された装飾「しだれ柳」の外観及び称呼と共通性を有する「しだれ柳」の外観及び称呼を生じる画像がELパネル30に表示される。また、遊技盤39の遊技領域38に施された装飾が生じる観念である「風になびくしだれ柳」「風になびく木の枝」と共通する観念である「風になびくしだれ柳」「風になびく木の枝」を生じさせる画像がELパネル30に表示される。
【0032】
また、図7(b)に示す画像が表示されている状態では、同時に、遊技盤39の遊技領域38に施された装飾の外観及び称呼と一体となって「しだれ柳」の外観及び称呼を生じる画像がELパネル30に表示される。また、遊技盤39の遊技領域38に施された装飾と一体となって「風になびくしだれ柳」「風になびく木の枝」という観念を生じさせる画像がELパネル30に表示される。遊技盤の遊技領域38に設けられる装飾と特定の外観及び称呼及び観念の少なくとも一が表出される画像を表示するためのデータが含まれる様にすることができる。
【0033】
また図7(b)に示す画像が表示されている状態では、同時に、遊技盤39の遊技領域38に施された装飾と図柄として連続して「しだれ柳」の図柄を成立させる画像がELパネル30に表示される。
【0034】
なお、遊技盤39の遊技領域38に施された装飾の外観及び称呼及び観念の少なくとも一が共通性を有し、若しくは一体となって外観及び/又は称呼及び/又は観念を生じさせる画像がELパネル30に表示され、あるいは遊技盤39の遊技領域38に施された装飾と図柄として連続する図柄を成立させる画像がELパネル30に表示される態様は以上に限られない。例えば遊技盤39の遊技領域38に「宇宙船の操縦席」の装飾を行い、ELパネル30に「小惑星」、「隕石流」、「他の宇宙船の飛行状態」等の画像を表示する場合には、遊技盤39の遊技領域38に施された装飾の外観(「宇宙船の操縦席」)及び観念(「宇宙旅行」等)と共通性を有する外観(宇宙船の周辺)及び観念(「宇宙旅行」)を生じさせる画像がELパネル30に表示される。
【0035】
なお、遊技者によって遊技が行なわれている場合にも、図7(c)に示すように塗りつぶしガラス枠13を装飾するようにしてもよい。この場合には、例えば、遊技が行なわれていることを認識しやすい黄色のような明色とすればよい。
【0036】
本実施の形態では、図7(a),図7(c)に示すように、ELパネル30のうち開口部19前方に位置する中心領域34に配列しているEL素子に対して、電圧を印加しないようにして遊技領域38を遊技者が見られるようにするとともに、周辺領域35に配列しているEL素子に対して電圧を印加して周辺領域35に配列しているEL素子を発光させてガラス枠13の前面を装飾する。具体的には中心領域34には画像を表示せず、周辺領域35に画像を表示する場合には、図5に示すELパネル30の垂直方向の走査線sig1〜走査線sig23の中で走査線sig1〜走査線sig4及び走査線sig17〜走査線sig23に電圧を印加する。一方水平方向走査線sigA〜走査線sigOには、垂直方向の走査線への電圧印加のタイミングに同期させて、走査線sigA〜走査線sigOの全てに対して電圧を印加する。
【0037】
こうすると、例えば走査線sig1に電圧を印加するときには、走査線sigA〜走査線sigOの全てに対して電圧を印加するので、走査線sig1と走査線A〜走査線sigOとの交点に位置するEL素子が発光する。
【0038】
同様に、走査線sig2〜走査線sig4及び走査線sig17〜走査線sig23と、走査線sigA〜走査線sigOとの交点に位置するEL素子も発光する。
【0039】
これに対して、走査線sig5〜走査線sig16に電圧を印加する際には、走査線sigA〜走査線sigOに選択的に電圧を印加する。具体的には、走査線sig5に対して電圧を印加する際には、走査線A〜走査線E及び走査線K〜走査線Oに対しては電圧を印加し、走査線F〜走査線sigJに対しては電圧を印加しない。
【0040】
こうすると、走査線5と走査線A〜走査線E及び走査線K〜走査線Oとの交点に、それぞれ位置するEL素子は発光するが、走査線5と走査線F〜走査線sigJとの交点に、それぞれ位置するEL素子は発光しない。
【0041】
なお、走査線sig16に電圧を印加する際にも、走査線A〜走査線E及び走査線K〜走査線Oに対して電圧を印加し、走査線F〜走査線sigJに対しては電圧を印加しない。
【0042】
また、走査線sig6,走査線sig7,走査線sig15及び走査線sig16に電圧を印加する際には、走査線A〜走査線C及び走査線M〜走査線Oに対して電圧を印加し、走査線D〜走査線sigLに対しては電圧を印加しない。
【0043】
さらに、走査線sig8,走査線9,走査線sig12及び走査線sig13に電圧を印加する際には、走査線A〜走査線B及び走査線N〜走査線Oに対して電圧を印加し、走査線C〜走査線sigMに対しては電圧を印加しない。
【0044】
さらにまた、走査線sig10及び走査線sig11に電圧を印加する際には、走査線A及び走査線Oに対して電圧を印加し、走査線sigB〜走査線sigNに対しては電圧を印加しない。
【0045】
こうすると、周辺領域35に配列しているEL素子が発光するので、ガラス枠13の前面の装飾が可能となる。換言すると、中心領域34に配列しているEL素子は発光せず、外部からの光を透過するので遊技領域38を視認することが可能となる。
また、本実施の形態では、ELパネル30に代えて、例えば液晶表示パネルを用いるようにしてもよい。
【0046】
図8(a),図8(b)は、本発明の実施の形態のパチンコ遊技機10に係るELパネル30にリーチ演出画像を表示している状態を示す図である。
図8(a)には、周辺領域35及び中心領域34に亘って、キャラクタが大当りを示す特定の姿態(いわゆるVサイン)をしている状態を示している。
図8(b)には、周辺領域35及び中心領域34に亘って、「リーチ」という文字を表示している状態を示している。
【0047】
なお、リーチ演出画像の一態様として、特別図柄表示器の表示態様と同様に、例えば右図柄を「7」で停止し、中図柄を変動中とし、左図柄を「7」で停止したことを示す画像としてもよい。
【0048】
また、本実施の形態では、図8(a),図8(b)に示すようなリーチ演出画像を表示する際に、併せて、外枠11に設けているスピーカから「リーチ」という旨の音を出力するようにしている。
また、例えば、以下説明する特定遊技状態の発生する信頼度が高い場合には、図8(a)に示すリーチ演出画像を表示するというように、特定遊技状態の発生の信頼度に応じて図8(a)に示すリーチ演出画像と図8(b)に示すリーチ演出画像とを選択的に表示するようにしてもよい。
【0049】
本実施の形態においても、図7(a)等を参照して説明したように、遊技が行なわれている場合には、「しだれ柳」の装飾画像を周辺領域35に表示するようにしている。
その後、遊技が進行し、特定遊技状態の発生等に先立って実行する演出の一つであるリーチ演出画像の表示を行う際には、図8(a),図8(b)に示すように、周辺領域35に配列しているEL素子のみならず、中心領域34に配列しているEL素子も発光するように制御することによって、ELパネル30の全体に一つの画像を表示する。
【0050】
本実施の形態では、リーチが発生するときには、図7(a)に示す装飾図柄を周辺領域35に表示中に、特別図柄表示器に表示している特別図柄を示す画像の変動が開始すると、それから所定時間を経過した後に、図8(a),図8(b)に示すリーチ演出画像を中心領域34及び周辺領域35に一体で表示し、その後、図7(a)に示す装飾図柄を周辺領域35に表示するように切り替えてから、特別図柄表示器に特別図柄の停止を示す画像を表示するという制御を行うようにしている。
【0051】
図9は、図1に示す保持フレーム50及び平板状の保護部材40に代えて箱状の保護部材45を備えるパチンコ遊技機10の分解斜視図である。この箱状の保護部材45は平板状の保護部材40がELパネル30の表面を被覆する態様の保護部材であるのに対して、内側部分45aを備える箱状に形成され、その内側部分45aにELパネル30の全体を収納して外枠11とガラス枠13に対し取り付けられる。この保護部材45は、外枠11とガラス枠13もその内側部45aに収納する態様で取付け、予めシボ加工、ダイヤカット、ローレット加工等を施したり、取付け後に塗装し、あるいは目隠しシール貼付することによって、外枠11とガラス枠13との係止部分の金具等が外部からは見えないようにすることができる。
なお、保護部材45の外枠11への取付は、螺子を用いることにしても良く、またパッキンを用いることにしてもよい。
【0052】
図10は、図1に示す保護部材40に代えてパッキン70と透明保護シート46を備えるパチンコ遊技機10の分解斜視図である。パッキン70は、ゴム等のように外力をELパネル30に伝わりにくくする材質としている。このように、パッキン70を備えることで、外力からELパネル30を保護することが可能となり、係る目的でパッキン70と透明保護シート46は用いられる。なお、前述した図1に示す例で保持フレーム50及び保護部材40を用いてパッキン70を介して取り付けるようにしてもよいし、図9に示すように保持フレーム50及び保護部材40に代えて保護部材45を用い、パッキン70を介して取り付ける構成としてもよい。
【0053】
図11(a)〜図11(d)は、図1に示すELパネル30に代えて用いる異なる態様のELパネル30a〜30dを示す図である。ELパネル30は、液晶表示パネルと異なり湾曲形状等を容易に実現しやすい。このため、遊技の演出効果を高めるような各種形状を採用することが可能となる。なお、この場合に保護部材40は図11(a)に例示するように、ELパネル30a〜30dの形状に応じた形状とすればよい。
【0054】
図11(a)には、左右方向に側面部37eが位置しており、遊技者側に凸となる湾曲形状のELパネル30aを示している。このような形状とすることによって、湾曲のない平面形状とする場合に比して、ELパネル30aの表示領域が大きくなり、表示対象の画像の選択の幅が広がる。その場合に、必要に応じて単位面積当たりのEL素子数を増やすことによって、より精細な画像の表示が可能となる。
なお、湾曲形状のELパネル30aとガラス枠13との距離は、平面形状のELパネル30とガラス枠13との距離と比較した場合に、凸に湾曲している領域で大きくなる。このため、ガラス枠13の前面に所要の装飾を施しているように見せるために、遊技領域38の外縁と遊技者の目とを結ぶ線上にELパネル30aの周辺領域35aの内縁が位置する程度に、周辺領域35aの面積をELパネル30の周辺領域35の面積よりも大きくしている。
【0055】
また、図11(a)に示す状態から90度回転させて、側面部37eが上下方向に位置する状態で外枠11に取り付けるようにしてもよい。
さらに、ELパネル30aの垂直方向の走査線は、ELパネル30aの上下端のいずれかからELパネル30aの左右端に引き回して、ELパネル30aの垂直方向の走査線に接続されるドライバ60bを、ELパネル30aの水平方向の走査線に接続されるドライバ60aの反対側の側面部37eに配置するようにすればよい。
【0056】
図11(b)には、遊技者側に凹となる湾曲形状のELパネル30bを示している。このような形状とすると、ELパネル30aと同様の効果に加えて、EL素子からの光が遊技者に向かいやすくなる。また、遊技者の視界をELパネル30bが広角度に覆うようになるので、遊技者が遊技に集中しやすくなる外形とすることが可能となり、遊技者が遊技の興趣を十分に楽しむことができるパチンコ遊技機10の前面形状を構成できる。
【0057】
なお、この遊技者側に凹となる湾曲形状のELパネル30bにあってもドライバ60の配置や、側面部37eの位置はELパネル30aの場合と同様である。一方、周辺領域35bの大きさは、ELパネル30bとガラス枠13との距離がELパネル30とガラス枠13との距離よりも短くなるため、ELパネル30aの場合とは反対にELパネル30の周辺領域35の面積よりも小さくしている。
【0058】
図11(c)には、中心領域34cが遊技者側に凸となるドーム状としてなるELパネル30cを示している。このような形状とすると、遊技者と中心領域34cとの距離が近くなり中心領域34cの存在が強調されるので、遊技者の視線が遊技領域38に向かいやすくなる。このため、遊技者を遊技に集中させやすくすることが可能となり、遊技の興趣を十分に遊技者に伝えることができるようになる。なお、中心領域34cと周辺領域35cとの境界部がEL素子の拡散光の回折によって輝度が高くなり、その結果、境界部が周囲よりも明るく感じられることを防止するために、中心領域34cと周辺領域35cとの境界部の輝度を低くするように調整してもよい。
【0059】
図11(d)には、前面部36を遊技者側に凹となるドーム状のELパネル30dを示している。このような形状とすると、図11(b)に示すELパネル30bよりも更にEL素子からの光が遊技者に向かいやすくなるし、遊技者の視界をより広角にELパネル30dが覆うようになるので、遊技者を遊技により集中させやすくすることが可能となり、遊技の興趣を十分に遊技者に伝えることができるようになる。
【0060】
以上のように本実施の形態ではガラス枠13の前面にELパネル30を備える場合を例に説明した。しかし、例えばガラス枠13を透明にして、ガラス枠13の裏面にELパネル30を備えるようにしてもよい。この様にした場合には、保護部材40を特には備えなくてもELパネル30を保護することができ、部品点数を削減することができる。
【0061】
図12は、本実施の形態における図8(a),図8(b)に示すリーチ演出画像を表示するための遊技制御手段200、表示制御手段300及び払出制御基板400を含むブロック図である。
【0062】
図12には、以下個別に説明する遊技制御手段200、表示制御手段300及び払出制御基板400に加えて、遊技領域38に設けている入賞口に付帯する始動入賞口スイッチ100と、操作ハンドル16に付帯するタッチセンサ110と、ELパネル30と、特別図柄表示器を取り付けた遊技盤39とを示している。
【0063】
遊技制御手段200は、始動入賞口スイッチ100から出力される遊技球の通過を示す検出信号を入力したことを契機として特定遊技状態を発生させるか否かを決定するための乱数を抽選する抽選手段220と、以下説明する第1〜第3切替表示手段360〜380における制御信号の出力元の切り替え開始のタイミングを決定するための計時手段230とを備えている。
【0064】
払出制御基板400は、始動入賞口スイッチ100から出力される遊技球の通過を示す検出信号に基づいて賞球の払い出しを行ったり、タッチセンサ110からの検出信号の有無に基づいて装飾画像の表示/停止を切り替える電圧を印加するための制御を行うものである。
【0065】
表示制御手段300は、以下説明する画像制御手段310と、画像データ記憶手段350と、画像生成手段330と、装飾画像データ読出手段320と、遊技演出画像データ読出手段340と、第1切替表示手段360と、第2切替表示手段370と、第3切替表示手段380とを備えている。
なお、遊技制御手段200から、払出制御基板400を経由することなく、表示制御手段300に各種制御信号を出力するようにしてもよい。
【0066】
画像制御手段310は、遊技盤39側に備えられる特別図柄表示器に表示している特別図柄を示す画像を、始動入賞口スイッチ100から出力される遊技球の通過を示す検出信号を入力したことを契機として変動状態を表示し、抽選手段220の抽選結果に応じた特別図柄が停止したことを示す画像を表示するように制御するものである。
【0067】
画像データ記憶手段350は、装飾画像を表示するためにELパネル30に配列してあるEL素子のうち、いずれを発光させるかを特定するデータである装飾画像データ351と、演出画像を表示するためにELパネル30に配列してあるEL素子のうち、いずれを発光させるかを特定するデータである演出画像データ352とを記憶する読み出し専用メモリ(ROM)等である。
【0068】
装飾画像データ351には、図7(a),図7(c)に示す画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータや、情報表示領域に各情報を表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータが含まれる。
演出画像データ352には、図8(a),図8(b)に示す画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータや、特定遊技状態が発生する旨の画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータや、特定遊技状態中におけるラウンド間である旨の画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータや、特定遊技状態が終了する旨の画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータが含まれる。
【0069】
装飾画像データ読出手段320は、パチンコ遊技機10本体への電源投入に応じて遊技が進行可能な通常状態に移行したときなどに、画像データ記憶手段350に記憶してある装飾画像データ351を読み出して画像生成手段330へ出力するものである。
【0070】
遊技演出画像データ読出手段340は、リーチ演出画像などの演出画像を表示するときに、画像データ記憶手段350に記憶してある遊技演出画像データ352を読み出して画像生成手段330へ出力するものである。
【0071】
画像生成手段330は、装飾画像データ読出手段320又は遊技演出画像データ読出手段340によって読み出された画像データに基づいて、発光対象のEL素子を発光させるための制御信号を生成するビデオディプレイ用チップ(Video Display Processor:VDP)や画像用メモリ(Video RAM:VRAM)等である。
【0072】
第1切替表示手段360は、計時手段230の計時結果に基づいて、ELパネル30への制御信号の出力元を装飾画像データ読出手段320側から遊技演出画像データ読出手段340側に切り替えるものである。
【0073】
第2切替表示手段370は、計時手段230の計時結果に基づいて、ELパネル30への制御信号の出力元を遊技演出画像データ読出手段340側から装飾画像データ読出手段320側に切り替えるものである。
【0074】
第3切替表示手段380は、タッチセンサ110からの検出信号の有無に基づいて、装飾画像の表示/停止を切り替えるものである。
【0075】
図13は、図12に示す払出制御手段400側の動作を示すフローチャートである。
図14は、図12に示す遊技制御手段200側の動作を示すフローチャートである。
図15,図16は、図12に示す表示制御手段300側の動作を示すフローチャートである。
図14〜図16に示す動作は、例えば2ms毎に繰り返し実行している。
【0076】
図13に示す装飾表示処理は、例えば遊技者待ちのように、実際に遊技が行なわれていない場合に、ELパネル30の寿命を短縮させないようにするために、ELパネル30への画像の表示を停止する処理である。
【0077】
装飾表示処理では、まず、払出制御手段400は、実際に遊技が行なわれているか否かを判別するために、遊技者が操作ノブ16を保持しているか、すなわちタッチセンサ110からの検出信号が有るか否かについて判定する(ステップS801)。
【0078】
ステップS801の判定の結果、タッチセンサ110からの検出信号がない場合には、払出制御手段400は、その検出信号がない状態となってから例えば2分経過したか否かを判定する(ステップS804)。
【0079】
ステップS804の判定の結果、タッチセンサ110からの検出信号がない状態となってから例えば2分経過していない場合には、一旦、図13に示す処理を終了する。一方、ステップS804の判定の結果、タッチセンサ110からの検出信号がない状態となってから例えば2分経過している場合には、払出制御手段400は、周辺領域35への装飾画像の表示が停止中か否かの判定を行う(ステップ805)。
【0080】
ステップS805の判定の結果、周辺領域35への装飾画像の表示が停止中であれば、一旦、図13に示す処理を終了する。一方、ステップS805の判定の結果、周辺領域35への装飾画像の表示が停止中でなければ、払出制御手段400は、周辺領域35への装飾画像の表示を停止するために、装飾画像停止フラグをセットする(ステップS806)。
【0081】
また、ステップS801の判定の結果、タッチセンサ110からの検出信号が有る場合には、払出制御手段400は、周辺領域35に装飾画像を表示しているか否かを判定する(ステップS802)。
【0082】
ステップS802の判定の結果、周辺領域35に装飾画像を表示している場合には、一旦、図13に示す処理を終了する。ステップS802の判定の結果、周辺領域35に装飾画像を表示していない場合には、払出制御手段400は、周辺領域35に装飾画像を表示するために、装飾画像表示フラグをセットしてから、図13に示す処理を終了する(ステップS803)。
【0083】
以上説明した手法によると、遊技者が遊技を終了してから例えば2分経過すると、周辺領域35への装飾画像の表示を停止できるようになる。また、遊技者が遊技を開始すると、周辺領域35への装飾画像の表示を開始できるようになる。このため、無駄な装飾画像の表示を回避することで、ELパネル30の寿命を縮めないようにすることが可能となる。
【0084】
図14に示す特別図柄プロセス処理では、プロセスフラグに従って、特別図柄通常処理、特別図柄変動処理、特別図柄停止処理、大入賞口開放前処理、大入賞口開放中処理、大当り終了処理のうちのいずれかの処理を行う。
【0085】
図14に示す特別図柄通常処理は、主として、リーチ演出の画像表示や、特定遊技状態が発生する旨の画像表示や、特定遊技状態におけるインターバル期間である旨の画像表示や、特定遊技状態が終了する旨の画像表示を行えるようにすべく実行する処理である。
【0086】
図14に示す特別図柄通常処理の動作について説明する。特別図柄通常処理では、まず、遊技制御手段200は、遊技球が入賞口に入賞しているか否か、すなわち入賞スイッチがオンしたか否かを判定する(ステップS101)。
【0087】
ステップS101の判定の結果、入賞スイッチがオンしていない場合には、賞球等の処理を実行するために、一旦、図14に示す処理を終了する。一方、入賞スイッチがオンした場合には、抽選手段220によって特定遊技状態を発生させるか否かを判定するための特定遊技状態判定用乱数を抽出する(ステップS102)。
【0088】
つづいて、抽選手段220によって抽出した特定遊技状態判定用乱数と予め設定してある設定値とを比較することによって、特定遊技状態を発生させるか否かを判定する(ステップS103)。
【0089】
その後、特別図柄が停止したことを示す画像を所要のタイミングで表示するために、計時手段230によって変動時間タイマをオンする(ステップS104)。
なお、変動時間タイマがタイムアウトすると、後述するステップS301に示す処理において、特別図柄が停止したことを示す画像を表示するための図柄停止フラグをセットすることなる。
つぎに、特別図柄表示器に表示している特別図柄を変動させるための変動開始フラグをセットすると共に、停止図柄を指定する停止図柄指定フラグをセットする(ステップS105)。
【0090】
つづいて、プロセスフラグを、特別図柄変動処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS106)。
【0091】
つぎに、特別図柄変動処理の動作について説明する。特別図柄変動処理では、遊技制御手段200は、まず、ステップS103の特定遊技状態判定処理の判定結果が、特定遊技状態を発生しないことを示す場合に、ステップS102で抽出した乱数に基づいて、リーチするか否かを判定する(ステップS201)。
【0092】
ステップS201の判定の結果、リーチしない場合には、計時手段230は、ステップS104で設定した変動時間タイマがタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS207)。
【0093】
ステップS207の判定の結果、変動時間タイマがタイムアウトしてない場合には、一旦、図14に示す処理を終了する。一方、変動時間タイマがタイムアウトした場合には、遊技制御手段200は、プロセスフラグを特別図柄停止処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS208)。
【0094】
一方、ステップS201の判定の結果、リーチする場合には、リーチ演出画像表示用タイマを重複してオンすることを防止するために、既に、リーチ演出画像表示用タイマをオンしたか否かを判定する(ステップS202)。
【0095】
ステップS202の判定の結果、リーチ演出画像表示用タイマをオンしている場合には、ステップS203を経ることなくステップS204へ移行する。一方、リーチ演出画像表示用タイマをオンしていない場合には、遊技制御手段200は、リーチ演出画像をELパネル30に表示するために、リーチ演出画像表示用タイマをオンする(ステップS203)。
【0096】
つぎに、遊技制御手段200は、リーチ演出画像表示用タイマがタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS204)。
【0097】
ステップS204の判定の結果、リーチ演出画像表示用タイマがタイムアウトしていない場合には、一旦、図14に示す処理を終了する。一方、リーチ演出画像表示用タイマがタイムアウトした場合には、リーチ演出画像表示フラグの重複セットすることを防止するために、既に、リーチ演出画像表示フラグをセット済みであるか否かを判定する(ステップS205)。
【0098】
ステップS205の判定の結果、リーチ演出画像表示フラグをセット済みである場合には、ステップS207へ移行する。一方、リーチ演出画像表示フラグをセット済みでない場合には、遊技制御手段200は、リーチ図柄を表示することを促す、リーチ演出画像表示フラグをセットする(ステップS206)。
【0099】
つぎに、特別図柄停止処理の動作について説明する。特別図柄停止処理では、まず、遊技制御手段200は、特別図柄が停止したことを示す画像を表示するように促す、図柄停止フラグをセットする(ステップS301)。
【0100】
つづいて、遊技制御手段200は、ステップS103の判定結果に基づいて、特定遊技状態を発生させるか否かを判定する(ステップS302)。
【0101】
ステップS302の判定の結果、特定遊技状態を発生させる場合には、遊技制御手段200によってプロセスフラグを大入賞口開放前処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS303)。
【0102】
一方、ステップS302の判定の結果、特定遊技状態を発生させない場合には、遊技制御手段200によってプロセスフラグを特別図柄通常処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS304)。
【0103】
つぎに、大入賞口開放前処理の動作について説明する。大入賞口開放前処理では、まず、遊技制御手段200は、特定遊技状態発生演出画像をELパネル30に表示するために、特定遊技状態発生演出画像表示フラグをセットする(ステップS401)。
【0104】
つづいて、遊技制御手段200によってプロセスフラグを大入賞口開放中処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS402)。
【0105】
つぎに、大入賞口開放中処理の動作について説明する。大入賞口開放中処理では、まず、遊技制御手段200は、大入賞口の閉成条件が成立したか否かを判定する(ステップS501)。
【0106】
なお、特定遊技状態中には、装飾画像を、例えば華やかなバリエーションに富んだものとしてもよい。
【0107】
ステップS501の判定の結果、大入賞口の閉成条件が成立していない場合には、一旦、図14に示す処理を終了する。一方、ステップS501の判定の結果、大入賞口の閉成条件が成立した場合には、特定遊技状態における残りラウンドが有るか否かを判定する(ステップS502)。
【0108】
ステップS502の判定の結果、特定遊技状態における残りラウンドが有る場合には、遊技制御手段200は、特定遊技状態におけるラウンド間にインターバル演出画像をELパネル30に表示するために、インターバル演出画像表示フラグをセットする(ステップS503)。
【0109】
つづいて、遊技制御手段200によってプロセスフラグを大当り終了処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS504)。
【0110】
一方、ステップS502の判定の結果、特定遊技状態における残りラウンドがない場合には、遊技制御手段200によってプロセスフラグを大当り終了処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS505)。
【0111】
つぎに、大当り終了処理の動作について説明する。大当り終了処理では、まず、遊技制御手段200は、特定遊技状態終了画像をELパネル30に表示するために、特定遊技状態終了画像表示フラグをセットする(ステップS601)。
【0112】
つづいて、遊技制御手段200によってプロセスフラグを特別図柄通常処理に移行できるように変更してから、一旦、図14に示す処理を終了する(ステップS602)。
【0113】
以上説明したように、特別図柄変動処理においてリーチ演出画像の表示を行えるようにし、大入賞口開放前処理において特定遊技状態発生演出画像の表示を行えるようにし、大入賞口開放中処理においてインターバル演出画像の表示を行えるようにし、大当り終了処理で特定遊技状態終了演出画像の表示を行えるようにしている。
【0114】
図15に示すELパネル表示処理は、図13,図14に示す各フラグに従った画像を、実際に、ELパネル30に表示するために、装飾画像データ読出手段320又は演出画像データ読出手段340によって画像データ記憶手段350に記憶されている装飾画像データ351又は演出画像データ352を読み出し、画像生成手段330によって発光対象のEL素子を発光させるための制御信号を生成し、第1〜第3切替手段360〜380のいずれかによって発光対象のEL素子を発光させるための制御信号の出力するための処理である。
【0115】
図15に示すELパネル表示処理について説明する。ELパネル表示処理では、まず、画像制御手段310は、ELパネル表示処理に関するフラグをセットしているか否かを判定する(ステップS701)。
【0116】
ステップS701の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグをセットしていない場合には、一旦、図15に示す処理を終了する。一方、ELパネル表示処理に関するフラグをセットしている場合には、画像制御手段310は、そのフラグが装飾画像表示フラグであるか否かを判定する(ステップS702)。
【0117】
ステップS702の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが装飾画像表示フラグである場合には、装飾画像をELパネル30に表示するために、装飾画像データ読出手段320によって、画像データ記憶手段350に記憶してある装飾画像データ351のうち、図7(a),図7(c)のいずれかに示す画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータを読み出して、画像生成手段330へ出力する(ステップS703)。
【0118】
画像生成手段330は、装飾画像データ読出手段320から出力された装飾画像データ351を入力すると、ELパネル30の周辺領域35に表示する装飾画像を構成するEL素子を発光させるための装飾画像用制御信号を生成する(ステップS704)。
【0119】
その後、第3切替表示手段380は、画像生成手段330で生成された装飾画像用制御信号をドライバ60に対して出力する(ステップS705)。
【0120】
ドライバ60は、第3切替表示手段380から出力された装飾画像用制御信号に基づいて、図示しない走査回路を駆動する。すると、装飾画像用制御信号に従って、順次、走査線に電界が印加され、周辺領域35に図7(a),図7(b)に示すような装飾画像が表示される。
【0121】
そして、次回、ステップS702へ移行したときに、ステップS707に移行できるように、装飾画像表示フラグをリセットしてからステップS701へ移行する(ステップS706)。
【0122】
一方、ステップS702の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが装飾画像表示フラグでない場合には、ELパネル表示処理に関するフラグがリーチ演出画像表示フラグであるか否かを判定する(ステップS707)。
【0123】
ステップS707の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがリーチ演出画像表示フラグである場合には、リーチ演出画像をELパネル30に表示するために、遊技演出画像データ読出手段340によって、画像データ記憶手段350に記憶してある演出画像データ352のうち、図8(a),図8(b)のいずれかに示す画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータを読み出して、画像生成手段330へ出力する(ステップS708)。
【0124】
画像生成手段330は、遊技演出画像データ読出手段340から出力された遊技演出画像データ352を入力すると、ELパネル30の中心領域34及び周辺領域35に表示するリーチ演出画像を構成するEL素子を発光させるためのリーチ演出画像用制御信号を生成する(ステップS709)。
【0125】
その後、第1切替表示手段360は、画像生成手段330で生成されたリーチ演出画像用制御信号をドライバ60に対して出力する(ステップS710)。
【0126】
ドライバ60は、第1切替表示手段360から出力されたリーチ演出画像用制御信号に基づいて、図示しない走査回路を駆動する。すると、リーチ演出画像用制御信号に従って、順次、走査線に電界が印加され、中心領域34及び周辺領域35に図8(a),図8(b)に示すようなリーチ演出画像が表示される。
【0127】
つぎに、表示制御手段300は、リーチ演出画像の停止までを計時する表示用タイマをオンする(ステップS711)。
【0128】
つづいて、表示制御手段300は、リーチ演出画像を表示中であることを示すリーチ演出画像表示中フラグをセットする(ステップS712)。
【0129】
そして、次回、ステップS707へ移行したときに、ステップS714に移行できるように、リーチ演出実行フラグをリセットしてからステップS701へ移行する(ステップS713)。
【0130】
一方、ステップS707の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがリーチ演出画像表示フラグでない場合には、表示制御手段300は、ELパネル表示処理に関するフラグがリーチ演出画像表示中フラグであるか否かを判定する(ステップS714)。
【0131】
ステップS714の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがリーチ演出画像表示中フラグである場合には、表示制御手段300は、ステップS711でオンした表示用タイマがタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS715)。
【0132】
ステップS715の判定の結果、表示用タイマがタイムアウトしていない場合には、一旦、図15に示す処理を終了する。一方、表示用タイマがタイムアウトした場合には、表示制御手段300は、次回、ステップS714へ移行したときに、ステップS718に移行できるように、ステップS713でセットしたリーチ演出画像表示中フラグをリセットする(ステップS716)。
【0133】
その後、第2切替表示手段370は、装飾画像を周辺領域35に表示するために、画像生成手段330によって生成された装飾画像用制御信号をELパネル30に対して出力する(ステップS717)。
【0134】
一方、ステップS714の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがリーチ演出画像表示中フラグでない場合には、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態発生演出画像表示フラグであるか否かを判定する(ステップS718)。
【0135】
ステップS718の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態発生演出画像表示フラグである場合には、特定遊技状態発生演出画像をELパネル30に表示するために、遊技演出画像データ読出手段340によって、画像データ記憶手段350に記憶してある演出画像データ352のうち、特定遊技状態が発生する旨の画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータを読み出して、画像生成手段330へ出力する(ステップS719)。
【0136】
画像生成手段330は、遊技演出画像データ読出手段340から出力された遊技演出画像データ352を入力すると、ELパネル30の中心領域34及び周辺領域35を構成するEL素子を発光させるための特定遊技状態発生演出画像用制御信号を生成する(ステップS720)。
【0137】
その後、第1切替表示手段360は、画像生成手段330によって生成された特定遊技状態発生演出画像用制御信号をドライバ60に対して出力する(ステップS721)。
【0138】
ドライバ60は、第1切替表示手段360から出力された特定遊技状態発生演出画像用制御信号に基づいて、図示しない走査回路を駆動する。すると、特定遊技状態発生演出画像用制御信号に従って、順次、走査線に電界が印加され、中心領域34及び周辺領域35に特定遊技状態を発生させる旨の画像が表示される。
【0139】
つぎに、表示制御手段300は、特定遊技状態発生演出画像の停止までを計時する表示用タイマをオンする(ステップS722)。
【0140】
つづいて、表示制御手段300は、特定遊技状態発生演出画像を表示中であることを示す特定遊技状態発生演出画像表示中フラグをセットする(ステップS723)。
【0141】
そして、次回、ステップS718へ移行したときに、ステップS725に移行できるように、特定遊技状態発生演出画像表示フラグをリセットしてからステップS701へ移行する(ステップS724)。
【0142】
一方、ステップS718の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態発生演出画像表示フラグでない場合には、表示制御手段300は、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態発生演出画像表示中フラグであるか否かを判定する(ステップS725)。
【0143】
ステップS725の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがリーチ演出画像表示中フラグである場合には、表示制御手段300は、ステップS722でオンした表示用タイマがタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS726)。
【0144】
ステップS726の判定の結果、表示用タイマがタイムアウトしていない場合には、一旦、図15に示す処理を終了する。一方、表示用タイマがタイムアウトした場合には、表示制御手段300は、次回、ステップS725へ移行したときに、ステップS729に移行できるように、ステップS724でセットした特定遊技状態発生演出画像表示中フラグをリセットする(ステップS727)。
【0145】
その後、第2切替表示手段370は、装飾画像を周辺領域35に表示するために、画像生成手段330によって生成された装飾画像用制御信号をELパネル30に対して出力する(ステップS728)。
【0146】
一方、ステップS725の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態発生演出画像表示中フラグでない場合には、ELパネル表示処理に関するフラグがインターバル演出画像表示フラグであるか否かを判定する(ステップS729)。
【0147】
ステップS729の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがインターバル演出画像表示フラグである場合には、インターバル演出画像をELパネル30に表示するために、遊技演出画像データ読出手段340によって、画像データ記憶手段350に記憶してある演出画像データ352のうち、特定遊技状態中におけるラウンド間である旨の画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータを読み出して、画像生成手段330へ出力する(ステップS730)。
【0148】
画像生成手段330は、遊技演出画像データ読出手段340から出力された遊技演出画像データ352を入力すると、ELパネル30の中心領域34及び周辺領域35を構成するEL素子を発光させるためのインターバル演出画像用制御信号を生成する(ステップS731)。
【0149】
その後、第1切替表示手段360は、画像生成手段330によって生成されたインターバル演出画像用制御信号をドライバ60に対して出力する(ステップS732)。
【0150】
ドライバ60は、第1切替表示手段360から出力されたインターバル演出画像用制御信号に基づいて、図示しない走査回路を駆動する。すると、インターバル演出画像用制御信号に従って、順次、走査線に電界が印加され、中心領域34及び周辺領域35にインターバル中である旨の画像が表示される。
【0151】
つぎに、表示制御手段300は、インターバル演出画像の停止までを計時する表示用タイマをオンする(ステップS733)。
【0152】
つづいて、表示制御手段300は、インターバル演出画像を表示中であることを示すインターバル演出画像表示中フラグをセットする(ステップS734)。
【0153】
そして、次回、ステップS729へ移行したときに、ステップS736に移行できるように、インターバル演出画像表示フラグをリセットしてからステップS701へ移行する(ステップS735)。
【0154】
一方、ステップS729の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがインターバル演出画像表示フラグでない場合には、表示制御手段300は、ELパネル表示処理に関するフラグがインターバル演出画像表示中フラグであるか否かを判定する(ステップS736)。
【0155】
ステップS736の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがインターバル演出画像表示中フラグである場合には、表示制御手段300は、ステップS733でオンした表示用タイマがタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS737)。
【0156】
ステップS737の判定の結果、表示用タイマがタイムアウトしていない場合には、一旦、図16に示す処理を終了する。一方、表示用タイマがタイムアウトした場合には、表示制御手段300は、次回、ステップS736へ移行したときに、ステップS740に移行できるように、ステップS734でセットしたインターバル演出画像表示中フラグをリセットする(ステップS738)。
【0157】
その後、第2切替表示手段370は、装飾画像を周辺領域35に表示するために、画像生成手段330によって生成された装飾画像用制御信号をELパネル30に対して出力する(ステップS739)。
【0158】
なお、特定遊技状態中に、例えば華やかなバリエーションに富んだ装飾画像とする場合には、ステップ739に代えて、装飾画像データ351として、特定遊技状態用の装飾画像データを用意しておき、特定遊技状態用の装飾画像データを読み出し、特定遊技状態用の装飾画像データに基づく制御信号を生成し、生成した制御信号をELパネル30に対して出力するようにすればよい。
【0159】
一方、ステップS736の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグがインターバル演出画像表示中フラグでない場合には、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態終了演出画像表示フラグであるか否かを判定する(ステップS740)。
【0160】
ステップS740の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態終了演出画像表示フラグである場合には、特定遊技状態終了演出画像をELパネル30に表示するために、遊技演出画像データ読出手段340によって、画像データ記憶手段350に記憶してある演出画像データ352のうち、特定遊技状態が終了する旨の画像をELパネル30に表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータを読み出して、画像生成手段330へ出力する(ステップS741)。
【0161】
画像生成手段330は、遊技演出画像データ読出手段340から出力された遊技演出画像データ352を入力すると、ELパネル30の中心領域34及び周辺領域35を構成するEL素子を発光させるための特定遊技状態終了演出画像用制御信号を生成する(ステップS742)。
【0162】
その後、第1切替表示手段360は、画像生成手段330によって生成された特定遊技状態終了演出画像用制御信号をドライバ60に対して出力する(ステップS743)。
【0163】
ドライバ60は、第1切替表示手段360から出力された特定遊技状態終了演出画像用制御信号に基づいて、図示しない走査回路を駆動する。すると、特定遊技状態終了演出画像用制御信号に従って、順次、走査線に電界が印加され、中心領域34及び周辺領域35に特定遊技状態が終了する旨の画像が表示される。
【0164】
つぎに、表示制御手段300は、特定遊技状態終了演出画像の停止までを計時する表示用タイマをオンする(ステップS744)。
【0165】
つづいて、表示制御手段300は、特定遊技状態終了演出画像を表示中であることを示す特定遊技状態終了演出画像表示中フラグをセットする(ステップS745)。
【0166】
そして、次回、ステップS740へ移行したときに、ステップS747に移行できるように、特定遊技状態終了演出画像表示フラグをリセットしてからステップS701へ移行する(ステップS746)。
【0167】
一方、ステップS740の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態終了演出画像表示フラグでない場合には、表示制御手段300は、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態終了演出画像表示中フラグであるか否かを判定する(ステップS747)。
【0168】
ステップS747の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態終了演出画像表示中フラグである場合には、表示制御手段300は、ステップS744でオンした表示用タイマがタイムアウトしたか否かを判定する(ステップS748)。
【0169】
ステップS748の判定の結果、表示用タイマがタイムアウトしていない場合には、一旦、図16に示す処理を終了する。一方、表示用タイマがタイムアウトした場合には、表示制御手段300は、次回、ステップS747へ移行したときに、ステップS751に移行できるように、ステップS745でセットした特定遊技状態終了演出画像表示中フラグをリセットする(ステップS749)。
【0170】
その後、第2切替表示手段370は、装飾画像を周辺領域35に表示するために、画像生成手段330によって生成された装飾画像用制御信号をELパネル30に対して出力する(ステップS750)。
【0171】
一方、ステップS747の判定の結果、ELパネル表示処理に関するフラグが特定遊技状態終了演出画像表示中でない場合には、ELパネル表示処理に関するフラグは装飾画像停止フラグであるので、第3切替表示手段380は、装飾画像の出力を停止して、ステップS701へ移行する(ステップS751)。
【0172】
なお、本実施形態では、パチンコ遊技機10本体の電源投入時には、図7(a),図7(c)のいずれかに示す装飾画像が表示されるように制御している。具体的には、パチンコ遊技機10本体の電源投入を検知する検知手段を備えており、検知手段によってパチンコ遊技機10本体の電源投入が検知されたときに、図13に示す装飾表示処理のステップS803に示す装飾画像表示フラグをセットするようにして、パチンコ遊技機10本体の電源投入時に装飾画像が表示されるように制御している。
【0173】
また、遊技制御手段200において玉切れ表示の必要性と、賞球表示の必要性と、満タン表示の必要性とのそれぞれの有無を検知し、検知結果を表示制御手段300へ出力し、表示制御手段300で装飾画像データ351のうち、情報表示領域に各情報を表示する際の発光対象のEL素子を特定するためのデータを読み出し、読み出した装飾画像データ351に基づく制御信号の生成、生成した制御信号のELパネル30への出力を行うことで、逐次、玉切れ表示部31と、賞球表示部32と、満タン表示部33とに所要の表示をしている。
【0174】
また、本実施形態では、ELパネル30に代えて、例えば液晶表示パネルを用いるようにしてもよい。
【0175】
なお以上の各実施の形態においては、第1種パチンコ遊技機(いわゆる、フィーバー台と呼ばれるパチンコ遊技機)にELパネルを設けた例を示したが、第2種パチンコ遊技機(いわゆる、ハネ台と呼ばれるパチンコ遊技機)または第3種パチンコ遊技機(いわゆる、権利モノと呼ばれるパチンコ遊技機)のそれぞれの表示器の部位及び役割に適合させた方法で上記のELパネルを用いても、上記した第1種パチンコ遊技機にELパネルを用いた場合と同様の効果を得ることができる。具体的には、例えば、リーチ演出画像を除く他の演出画像を表示するようにすればよい。また、第2種パチンコ遊技機にあっては特定遊技状態におけるラウンド数を決定するようにし、その決定の際に、演出画像を表示するようにしてもよい。遊技方法を説明する画像については、いわゆるハネ台(2種)の遊技機については、始動入賞により2種役物が開放する様子、2種役物におけるV入賞口に打ち玉が入賞する様子、等を画像や動画で表示することが考えられる。また、いわゆる権利物(3種)の遊技機については、図柄が当りとなり、権利発生用の入賞口が開放する様子、権利発生用の入賞口への入賞を促す表示(例えば矢印表示とともに「ここに5秒以内に入賞させる」などの説明表示)などを表示することが考えられる。以上の表示により遊技者は、遊技の方法を容易に視認することができる。
【0176】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、透明板保持枠の前面に電界発光手段を備え、遊技領域に位置しない発光対象の電界発光素子を発光させることによって、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示しているときに、遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、透明板保持枠及び遊技領域の双方の前面に演出画像を表示するように切り替え、その後、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示するように切り替える第2切替手段とを備えるので、遊技者が遊技を十分に楽しめる状況でガラス枠の装飾を行うとともに、遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方を用いた演出を行うことができる。また、設計上の制約も少なくすることもできる。
【0177】
請求項2記載の発明によれば、透明板保持枠の前面に電界発光手段を備え、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示しているときに、特定演出画像を表示するという判定がされると、遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、透明板保持枠及び遊技領域の双方の前面に特定演出画像を表示する旨の演出画像を表示するように切り替え、その後、透明板保持枠の前面に装飾画像を表示するように切り替えるので、遊技者が遊技を十分に楽しめる状況でガラス枠の装飾を行うとともに、特定演出画像を表示する際に、遊技領域及び遊技開口の外側領域の双方を用いた演出を行うことができる。また、設計上の制約も少なくすることもできる。
【0178】
請求項3記載の発明によれば、特定遊技状態の発生を示す演出画像を電界発光手段に表示するための演出画像データと、特定遊技状態中の演出画像を電界発光手段に表示するための演出画像データと、特定遊技状態の終了を示す演出画像を電界発光手段に表示するための演出画像データとを用いて、特定遊技状態の進行に応じた演出画像データに基づいて制御信号を生成するとともに、電界発光手段に表示している画像を、装飾画像から演出画像に切り替えるので、遊技機本体への電源投入した直後から遊技者が遊技を十分に楽しめる状況でガラス枠の装飾を行うことができる。
【0179】
請求項4記載の発明によれば、遊技機本体への電源投入に応じて遊技が進行可能な通常状態に移行したことを検知する検知手段と、検知手段によって通常状態に移行したことが検知されたときに画像データ記憶手段に記憶された画像データを読み出して信号生成手段に出力する画像データ読出手段とを備えるので、遊技機本体への電源投入した直後から遊技者が遊技を十分に楽しめる状況でガラス枠の装飾を行うことができる。
【0180】
請求項5記載の発明によれば、電界発光手段は、複数色を表示可能であるので、華やかでバリエーションに富んだ画像の表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の外枠をパチンコ遊技機の設置島から取外したときの分解斜視図である。
【図2】(a)は図1に示す実施の形態を示す図である。
(b)は別の実施の態様を示す図である。
(c)は図2(b)に示す実施の態様を実施した場合の説明図である。
【図3】(a)は図1に示す遊技台にELパネル及び保護板を取り付けた状態の上面図である。
(b)は図3(a)の符号A部分の拡大図である。
【図4】図1の符号IV部拡大図である。
【図5】図1に示すELパネルに走査線を例えばマトリクス状に配することによってEL素子を配列している状態を示す模式図である。
【図6】図1に示すコネクタを取り付けたELパネルの平面図である。
【図7】(a)は本発明の実施の形態の遊技機に係るELパネルの周辺領域に「しだれ柳」の画像を表示するとともに情報表示領域を示す模式的な正面図である。
(b)は、遊技領域の内外に「しだれ柳」を装飾絵としてペイントした遊技盤の模式的な正面図である。
(c)はガラス枠の前面の装飾として周辺領域に「塗りつぶし」の画像を表示した状態を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態の遊技機に係るELパネルにリーチ演出画像を表示している状態を示す図である。
【図9】図1に示すフレーム及び保護板に代えて保護部材を備える遊技機の分解斜視図である。
【図10】図1に示す保護板に代えてパッキンと透明保護シートを備える遊技機の分解斜視図である。
【図11】図1に示すELパネルに代えて用いるELパネルの態様を示す図である。
【図12】図8(a),図8(b)に示すリーチ演出画像を表示するための遊技制御手段、表示制御手段及び払出制御手段を含むブロック図である。
【図13】図12に示す払出制御手段側の動作を示すフローチャートである。
【図14】図12に示す遊技制御手段側の動作を示すフローチャートである。
【図15】図12に示す表示制御手段側の動作を示すフローチャートである。
【図16】同じく図12に示す表示制御手段側の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 遊技台
13 ガラス枠
20 コネクタ
30 ELパネル
30a〜30d ELパネル
31 球切れ表示部
32 賞球表示部
33 満タン表示部
35 ELパネル30の周辺領域
38 遊技領域
39 遊技盤
40 保護板
45 保護部材
46 透明保護シート
50 フレーム
70 パッキン
200 遊技制御手段
300 表示制御手段
400 払出制御手段

Claims (5)

  1. 遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有し、当該遊技開口に対応した透明板を保持する透明板保持枠を備え、
    前記透明板保持枠の前面または後面に当該透明板保持枠に対応した大きさの電界発光手段が取り付けられており、
    遊技機本体の裏面側に、遊技の進行の制御を行う遊技制御手段と、前記遊技制御手段からの命令に基づいて表示に関する制御を行う表示制御手段とが配置されており、
    前記遊技制御手段は、遊技の進行に関する時間を計測する計時手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記電界発光手段に平面状に配列された電界発光素子のうち前記遊技開口の外側領域に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする装飾画像データ、及び、前記遊技領域と前記遊技開口の外側領域との双方に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする演出画像データが記憶された画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶された装飾画像データに基づいて前記遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する装飾画像用信号生成手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶された演出画像データに基づいて前記遊技領域及び前記遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する演出画像用信号生成手段と、
    前記装飾画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて前記遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、前記透明板保持枠の前面に装飾画像を表示しているときに、前記計時手段によって所定の遊技の進行に関する時間が計測されたことを条件として、前記演出画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて前記遊技領域及び前記遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、前記透明板保持枠及び前記遊技領域の双方の前面に演出画像を表示するように切り替える第1切替手段と、
    前記第1切替手段によって前記透明板保持枠及び前記遊技領域の双方の前面に演出画像を表示してから、前記計時手段によって所定時間が計測されたことを条件として、前記透明板保持枠の前面に装飾画像を表示するように切り替える第2切替手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技盤に形成された遊技領域に設けられた始動口への遊技球の入賞に基づいて、遊技者に有利な特定遊技状態を発生させるか否かの決定を行い、その決定結果を示す画像を前記遊技領域に備えた表示装置に表示するとともに、
    前記特定遊技状態を発生させるという決定がされた可能性があることを示す特定演出画像を当該表示装置に表示するか否かを判定し、その判定結果に従って前記表示装置に表示する画像を選択する遊技機において、
    遊技盤の遊技領域を透視し得る遊技開口を有し、当該遊技開口に対応した透明板を保持する透明板保持枠と、
    前記透明板保持枠の前面または前面に当該透明板保持枠に対応した大きさの電界発光手段が取り付けられており、
    前記遊技盤の裏面側に、遊技の進行の制御を行う遊技制御手段と、前記遊技制御手段からの命令に基づいて表示に関する制御を行う表示制御手段とが配置されており、
    前記遊技制御手段は、前記始動口に遊技球が入賞したことを検出する始動入賞検出手段と、
    前記始動入賞検出手段によって始動口に遊技球が入賞したことが検出されたときに前記決定及び前記判定のための乱数を抽選する抽選手段と、
    遊技の進行に関する時間を計測する計時手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記電界発光手段に平面状に配列された電界発光素子のうち前記遊技開口の外側領域に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする装飾画像データ、及び、前記遊技領域と前記遊技開口の外側領域との双方に対応して配列された電界発光素子を発光対象とする演出画像データを記憶してある画像データ記憶手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶してある装飾画像データに基づいて前記遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する装飾画像用信号生成手段と、
    前記画像データ記憶手段に記憶してある演出画像データに基づいて前記遊技領域及び前記遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させるための制御信号を生成する演出画像用信号生成手段と、
    前記装飾画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて前記遊技開口の外側領域に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、前記透明板保持枠の前面に装飾画像を表示しているときに、前記特定演出画像を表示するという判定がされると、前記計時手段によって所定の遊技の進行に関する時間が計測されたことを条件として、前記演出画像用信号生成手段で生成された制御信号に基づいて前記遊技領域及び前記遊技開口の外側領域の双方に位置する発光対象の電界発光素子を発光させることによって、前記透明板保持枠及び前記遊技領域の双方の前面に前記特定演出画像を表示する旨の演出画像を表示するように切り替える第1切替手段と、
    前記第1切替手段によって前記透明板保持枠及び前記遊技領域の双方の前面に演出画像を表示してから、前記計時手段によって所定時間が計測されたことを条件として、前記透明板保持枠の前面に装飾画像を表示するように切り替える第2切替手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  3. 前記画像データ記憶手段に記憶してある演出画像データには、特定遊技状態の発生を示す演出画像を前記電界発光手段に表示するための演出画像データと、特定遊技状態中の演出画像を前記電界発光手段に表示するための演出画像データと、特定遊技状態の終了を示す演出画像を前記電界発光手段に表示するための演出画像データとを含み、
    前記抽選手段によって抽選された乱数を用いて特定遊技状態を発生させるという決定を行ったときに、前記演出画像用信号生成手段によって特定遊技状態の進行に応じた演出画像データに基づいて制御信号を生成するとともに、前記第1切替手段によって電界発光手段に表示している画像を、装飾画像から演出画像に切り替えることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 遊技機本体への電源投入に応じて遊技が進行可能な通常状態に移行したことを検知する検知手段と、前記検知手段によって通常状態に移行したことが検知されたときに前記画像データ記憶手段に記憶された画像データを読み出して前記信号生成手段に出力する画像データ読出手段とを備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか記載の遊技機。
  5. 前記電界発光手段は、複数色を表示可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の遊技機。
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