JP2004254723A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の回路部と第2の回路部を設けた単一の制御基板を備えた遊技機において、前記第1の回路部と前記第2の回路部の一方の回路部又はその回路部と接続されている外部機器から発生する伝搬ノイズが、他方の回路部に影響を与えるのを抑え、誤動作が起きるのを減少させる。
【解決手段】遊技に関して互いに異なる機能を有する少なくとも第1の回路部141と第2の回路部143を設けた単一の制御基板140と、前記第1の回路部と第2の回路部に異なる電力を供給する電源装置170とを備え、前記第1の回路部と前記第2の回路部を前記制御基板に分離配置し、前記制御基板には、前記第1の回路部と前記第2の回路部の間に電気的共用性を持たない絶縁領域144を設けると共に、前記第1の回路部と前記第2の回路部を電気的に非接触状態で通信可能な送信部と受信部を有する信号伝達手段145を設けた。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関し、特には遊技に関して互いに異なる機能を有する少なくとも第1の回路部と第2の回路部を設けた単一の制御基板と、前記第1の回路部と第2の回路部に異なる電力を供給する電源装置とを備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機等の遊技機においては、遊技に関する複数の制御基板がプラスチック製の基板収納ボックスに収納されて遊技機の裏面側に配置されている。前記複数の制御基板の中には、例えば遊技球が入賞口等へ入球した場合に遊技者が獲得する賞球や、遊技者が遊技を行うのに使用する遊技球として貸与される貸球等に関する払出を制御する払出制御基板がある。さらに、前記払出制御基板には、賞球の払出を制御する賞球払出回路部と貸球の払出を制御する貸球払出制御回路部が設けられている。
【0003】
また、1つの容器に収納される単一基板に、制御の機能分割毎の領域を区分し、それらの領域毎に機能分割された制御部品を実装すると共に、機能分割された制御部品どうしをコネクタで接続することにより、小型化と取付容易化を行ってコストダウンを図った遊技制御装置も提案されている(特許文献1参照。)
【0004】
【特許文献1】特開2002−191821
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば単一基板に領域を区分して賞球払出回路部と貸球払出回路部を設ける場合、前記賞球払出回路部と貸球払出回路部は、単一基板に形成された導電性の同一グラウンド面上に設けられたり、コネクタで互いに電気的に直接接続されるため、互いに相手回路や別回路からノイズによる影響を受けやすく、誤動作を起こす可能性がある。特に前記賞球払出回路部は比較的安定した直流(DC)電圧により稼働するのに対し、前記貸球払出回路部は電流の向きや電圧が周期的に変化する交流(AC)電圧により稼働するため、前記賞球払出回路部と貸球払出回路部は、それぞれ相手の回路部からのノイズが電気的に伝搬することによる影響を電子部品が受け、誤動作を起こす可能性が高い。
【0006】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであって、遊技に関して互いに異なる機能を有する少なくとも第1の回路部と第2の回路部を設けた単一の制御基板と、前記第1の回路部と第2の回路部に異なる電力を供給する電源装置とを備えた遊技機において、前記第1の回路部と前記第2の回路部の一方の回路部又はその回路部と接続されている外部機器から発生する伝搬ノイズが、他方の回路部に影響を与えるのを抑え、誤動作を減少させることができる遊技機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、遊技に関して互いに異なる機能を有する少なくとも第1の回路部と第2の回路部を設けた単一の制御基板と、前記第1の回路部と第2の回路部に異なる電力を供給する電源装置とを備えた遊技機において、前記第1の回路部と前記第2の回路部を前記制御基板に分離配置し、前記制御基板には、前記第1の回路部と前記第2の回路部の間に電気的共用性を持たない絶縁領域を設けると共に、前記第1の回路部と前記第2の回路部間を電気的に非接触状態で通信可能な送信部と受信部を有する信号伝達手段を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1において、前記第1の回路部は、遊技領域に設けられた入賞領域に遊技球が入賞することを起因に遊技球を払い出す賞球払出回路で構成され、前記第2の回路部は、遊技者が遊技球の貸与を受けるために操作を行う球貸操作手段の操作に起因して遊技球を貸し出す貸球払出回路で構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記電源装置が、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方に直流電力を供給し、他方に交流電力を供給するように構成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記制御基板の制御を行うためのCPUを、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方のみに設け、前記CPUにより前記第1の回路部と前記第2の回路部を制御することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記信号伝達手段が、光信号で送受信することを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、記憶媒体挿入口を備え、前記記憶媒体挿入口に挿入された記憶媒体を読み取る読取装置が、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方に接続されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機について盤面の釘を省略して示す正面図、図2は図1の実施例に係る遊技機の背面図、図3は同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図、図4は同遊技機の払出制御基板を簡略に示す平面図、図5は従来の遊技機の払出制御基板を簡略に示す平面図、図6は本発明の一実施例に係る遊技機における払出制御基板の詳細図、図7は同遊技機における電源基板と払出制御基板とプリペイドカードユニットの接続を示す簡略な回路図、図8は同遊技機における払出制御基板の収納ボックスを示す斜視図である。
【0014】
図1に示す遊技機10は、本発明の一実施例に係るパチンコ遊技機であり、前枠11に遊技盤13が取り付けられ、その遊技盤13を覆うガラス扉15が前枠11の前面側に開閉可能に取り付けられている。前記遊技盤13の遊技領域14には、各種入賞口18a,18b,18c、始動口19、普通図柄始動ゲート20が設けられている。そして、発射装置25により遊技盤13の遊技領域14へ発射された遊技球が入賞口18a,18bへ入球(入賞)することにより、所定数の遊技球(賞品球)が払い出され、また前記発射された遊技球が始動口19へ入球することにより、遊技盤13上の表示装置16における特別図柄表示部16aで複数の図柄が変動し、その後に特定の図柄で停止することにより、大当たりとなって入賞口(大入賞口)18cが開き、前記入賞口(大入賞口)18cに遊技球が入球し易くなるように構成されている。なお、前記普通図柄始動ゲート20に遊技球が入球すると、遊技盤13上の普通図柄表示部16bで図柄が変動し、特定の図柄で停止することにより、小当たりとなって前記始動口19が略V字形に拡開して入球し易くなる。前記大当たり時に開いた入賞口(大入賞口)18cや前記小当たり時に拡開した始動口19へ入球すると所定数の遊技球(賞品球)が払い出される。図1における符号23は遊技球を受ける上皿、24は下皿、26は発射レバー、27はスピーカ、28は遊技演出あるいは報知用のランプ表示器、29は記憶媒体の読取装置としてのプリペイドカードユニット、30は外枠、41は球貸操作部である。
【0015】
前記プリペイドカードユニット29には記憶媒体挿入口としてカード挿入口29aが設けられており、遊技球の貸出可能情報(金額データ)が記憶されているプリペイドカード(記憶媒体)を遊技者が前記カード挿入口29aに挿入すると、前記プリペイドカード(記憶媒体)に記憶されている貸出可能データを読み込み、前記上皿23の前方端部に設けられた球貸操作部41の度数表示器42に度数等で球貸し可能な球貸し情報を表示するようになっている。前記球貸操作部41は、遊技者が貸球としての遊技球の貸与を受けるために操作を行う押ボタン式球貸スイッチ(本発明における球貸操作手段に相当する。)43と、前記プリペイドカードを排出するためのカード排出手段としての押しボタン式カード返却スイッチ44を備え、前記プリペイドカードユニット29と接続されている。また、前記プリペイドカードユニット29は後述の払出制御基板140に接続され、さらに前記払出制御基板140は後述の貸球払出装置190に接続されている。そして、遊技者による前記押ボタン式球貸スイッチ(球貸操作手段)43の操作に起因し、前記貸球払出装置190が作動して設定された数の遊技球(貸球)が上皿23に払い出され、払い出し後の貸出可能情報(金額データ)が前記プリペイドカード(記憶媒体)に記憶される。
【0016】
前記遊技機10の裏面側、すなわち、前記前枠11の裏面や、該前枠11の裏面に取り付けられた基枠(図示せず)あるいは前記遊技盤13等の裏面には、図2に示すように、遊技制御のための制御基板として、主制御基板110、表示制御基板120、発射制御基板130、払出制御基板140、ランプ制御基板150、音声制御板160、電源基板170等が、所要サイズの基板収納ボックス110C,120C,130C,140C,150C,160C,170C等に収容された状態で取り付けられている。符号38は球貯留タンク、39は誘導樋である。
【0017】
前記主制御基板110は、遊技の主制御を行い、副制御基板(表示制御基板120、発射制御基板130、払出制御基板140等)等に制御信号(コマンド)を送信する。前記主制御基板110は、CPU、ROM、RAM、複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータと副制御基板等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと入賞口(大入賞口)18cに接続される中継基板等を結ぶ入出力回路等で構成されている。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生確率や小当たりの発生確率を定める乱数等も生成している。また、各種検出信号用の記憶領域,CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域,各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ,CPUの作業領域を備える。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
【0018】
前記表示制御基板120は、CPU,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記主制御基板110を結ぶ入力回路と、前記コンピュータと表示装置16の特別図柄表示部16a及び普通図柄表示部16bを結ぶ出力回路等で構成される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記ROMには、前記特別図柄表示部16aへの表示データや各種表示プログラム等のデータが書き込まれている。前記表示制御基板120は、前記主制御基板110と共に、プログラムに従い前記特別図柄表示部16aに表示させる演出表示態様の表示制御を行う。
【0019】
前記発射制御基板130は、所定時間間隔で遊技球を遊技領域14へ向けて発射させるように前記発射装置25の駆動源を制御する。
【0020】
前記払出制御基板140は、図4の簡略平面図及び図6の詳細平面図に示すように、一つの単一基板上に賞球払出回路141と貸球払出回路143とを備え、遊技球の払い出しに関する制御を行う。前記賞球払出回路141と前記貸球払出回路143は、本発明において遊技に関する異なる機能を有する第1の回路部(前記賞球払出回路141)と第2の回路部(前記貸球払出回路143)に相当する。前記賞球払出回路141は、前記遊技領域14に設けられている入賞領域、すなわち前記各種入賞口18a,18b,18c及び始動口19に遊技球が入賞(入球)したことを、前記各種入賞口18a,18b,18c及び始動口19に設けられている入賞検出スイッチで検出すると、賞球払出装置180から所定数の遊技球を賞球として払い出すように制御する。それに対して、前記貸球払出回路143は、遊技者が貸球としての遊技球の貸与を受けるために前記球貸操作部141の押ボタン式球貸スイッチ(球貸操作手段)43を操作することにより、球貸払出装置190から所定数の遊技球を貸球として払い出すように制御する。
【0021】
前記払出制御基板140上において、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143は互いに分離して配置されると共に、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143の間には、電気的共用性を持たない、すなわち互いに電気的に共通利用されることの無い絶縁領域144が設けられ、前記絶縁領域144によって分割されている。この例における前記絶縁領域144は、5mm幅程度の所要長からなる帯状(ライン状)に形成されている。さらに、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143は、それぞれ公知のベタグラウンド処理が行われている。ベタグラウンド処理は、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143の電源ラインを安定させるため、ラインの面積を増やすことにより抵抗成分を小さくし、電子部品の動作によるラインノイズや外部からのノイズの影響を抑えるようにする処理である。なお、本発明における前記払出制御基板140の絶縁領域144に関する理解を容易にするため、図5に、前記絶縁領域144が存在しない従来の払出制御基板140Aを示す。従来の払出制御基板140Aは、単一基板における共通の電気的材質(銅板等からなる同一のグラウンド)142A上に賞球払出回路141Aと貸球払出回路143Aが配置されており、前記賞球払出回路141Aと前記貸球払出回路143Aは、本発明におけるような絶縁領域を介して分離したものではなく、プリント配線等の電気的接続手段で互いに接続されている。図5における符号147Aはカードユニット接続端子である。
【0022】
また、本発明における前記払出制御基板140には、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143を電気的に非接触状態で通信可能にする、送信部145aと受信部145bを有する信号伝達手段145が設けられ、前記信号伝達手段145によって前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143間の信号送受信が行われる。前記「電気的に非接触状態」は、具体的にはプリント配線等のような電気伝導性を有する部材や装置によって前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143間が接続(連結)されていない状態を言う。
【0023】
この実施例では、前記信号伝達手段145として、光信号で送受信を行う公知のフォトカプラーが、前記絶縁領域144と接触しないように、前記絶縁領域144を跨いで前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143間に複数配設されている。また、前記複数のフォトカプラーには、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143間で双方向通信が可能なように、前記送信部145a及び受信部145bを逆の位置にした二種類のものが用いられている。なお、前記信号伝達手段145は、フォトカプラーに限られるものではなく、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143間を電気的に非接触で通信できるものであればよく、リレー等のように電磁力でスイッチのオン・オフを行うことによって通信するようなものでもよい。また、前記送信部と受信部は、それぞれ一方の機能のみを有するものに限られず、送信機能と受信機能を併用するものであってもよい。さらに、前記信号伝達手段145は、一信号伝達装置内に双方向通信可能な送信部と受信部を備えるものであってもよい。
【0024】
前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)の何れか一方のみ、この例では図4、図6、図7に示すように前記賞球払出回路(第1の回路部)141のみに、前記払出制御基板140の制御、すなわち前記賞球払出回路(第1の回路部)141及び前記貸球払出回路(第2の回路部)143の制御を行う共通のCPU146を備える。
【0025】
また、前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)の何れか一方には、前記プリペイドカードユニット(読取装置)29が接続されている。この実施例では、図7に示すように、前記貸球払出回路(第2の回路部)143に前記プリペイドカードユニット(読取装置)29が接続され、前記プリペイドカード(記憶媒体)の貸出可能情報(金額データ)及び前記球貸スイッチ(球貸操作手段)43の操作に応じて、前記貸球払出回路(第2の回路部)143を介して前記貸球払出装置190を制御し、また前記プリペイドカードユニット(読取装置)29が貸球払い出し後の貸出可能情報(金額データ)を前記プリペイドカード(記憶媒体)に記憶するようになっている。
【0026】
なお、前記払出制御基板140と前記カードユニット(読取装置)29との接続は、前記払出制御基板140に設けられたカードユニット接続端子147を介して行われる。
【0027】
前記ランプ制御基板150は前記ランプ表示器28を制御し、前記音声制御基板160は前記スピーカ27からの音声発生を制御する。
【0028】
前記電源基板170は、本発明の電源装置に相当し、前記主制御基板110、前記表示制御基板120、前記払出制御基板140、前記ランプ制御基板150、前記音声制御基板160等へ所要の電気を供給する。特に前記払出制御基板140の前記賞球払出回路(第1の回路部)141と前記貸球払出回路(第2の回路部)143へは、互いに異なる電力(直流か交流、電圧あるいは電流の値等の少なくとも一種類が異なる電気)を供給するようになっている。この例では、図7に示すように、前記電源基板170から前記賞球払出回路(第1の回路部)141へ比較的安定した直流電力(DC:5V、12V、34V)を供給し、それに対して前記貸球払出回路(第2の回路部)143へは電流の向きや電圧が周期的に変化する交流電力(AC:24V)を供給している。前記貸球払出回路(第2の回路部)143へ供給された交流電力(AC:24V)は、さらに前記プリペイドカードユニット(読取装置)29へ供給される。また、前記プリペイドカードユニット(読取装置)29には、遊技機10の外部から100Vの交流電力も供給される。
【0029】
このように、前記プリペイドカードユニット(読取装置)29には、異なる電圧(24V、100V)の交流電力が流れるため、前記プリペイドカードユニット(読取装置)29でノイズが発生し、前記プリペイドカードユニット(読取装置)29と接続されている前記貸球払出回路(第2の回路部)143に前記ノイズが伝搬する。前記貸球払出回路(第2の回路部)143に伝搬したノイズは、前記貸球払出回路(第2の回路部)143と前記賞球払出回路(第1の回路部)が前記絶縁領域144の存在及び電気的非接触状態の信号伝達手段145によって電気的に接続されていないため、前記貸球払出回路(第2の回路部)143から前記賞球払出回路(第1の回路部)へ前記ノイズが伝搬するのが防止され、前記賞球払出回路(第1の回路部)で電子部品の誤動作を減少させることができる。さらに、前記貸球払出回路(第2の回路部)143に生じるノイズの原因として、前記プリペイドカードユニット(読取装置)29内のモータやソレノイドの作動に起因するものもあるが、それらのノイズも、前記絶縁領域144の存在及び電気的非接触状態の信号伝達手段145によって前記賞球払出回路(第1の回路部)への伝搬が防止される。
【0030】
それに対して、図5に示した従来の払出制御基板140Aにおいては、前記プリペイドカードユニット(読取装置)から前記貸球払出回路(第2の回路部)143Aへ伝搬したノイズは、前記プリント回路等の電気的接続手段によって前記貸球払出回路(第2の回路部)143Aと接続されている前記賞球払出回路(第1の回路部)141Aへ伝搬し、それにより前記賞球払出回路(第1の回路部)141Aにおける電子部品に対する電源を不安定にし、前記賞球払出回路(第1の回路部)141Aの誤動作を引き起こすおそれがある。
【0031】
図8は払出制御基板収納ボックス140Cの分解斜視図である。前記払出制御基板収納ボックス140Cは、透明なアクリル樹脂で構成され、カバー体141Cとケース体142Cとで構成される。前記払出制御基板収納ボックス140Cへの前記払出制御基板140の収納は、前記ケース体142Cに前記払出制御基板140をセット後、前記ケース体142Cと前記カバー体141Cを合体させ、前記カバー体141Cと前記ケース体142Cに形成されている封止結合部143C,144Cに封止ピン145Cを挿入することにより行われる。この実施例では、前記封止結合部143C,144Cに前記封止ピン145Cが一旦挿入されると、その後は前記封止ピン145Cが自由に抜けなくなり、前記封止結合部143Cの一部を切断しなければ、前記カバー体141Cと前記ケース体142Cを分離させることができず、前記払出制御基板収納ボックス140Cから前記払出制御基板140を取り出すことができないようにされている。そのため、前記払出制御基板140に対して不正が行われたことが視認可能となる。
【0032】
なお、本発明は前記実施例のものに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が加えられてもよい。例えば、払出制御基板以外の制御基板に、前記第1の回路部と前記第2の回路部の間に電気的共用性を持たない絶縁領域を設けると共に、前記第1の回路部と前記第2の回路部を電気的に非接触状態で通信可能な送信部と受信部を有する信号伝達手段を設けてもよい。
【0033】
また、前記実施例では第1の回路部と第2の回路部の2つの回路部間に電気的共用性を持たない絶縁領域を設けると共に、前記第1の回路部と前記第2の回路部を電気的に非接触状態で通信可能な送信部と受信部を有する信号伝達手段を設けたが、本発明は、3以上の回路部間においても電気的共用性を持たない絶縁領域を設けると共に、前記電気的に非接触状態で通信可能な送信部と受信部を有する信号伝達手段を設けた構成にしてもよい。
【0034】
さらに本発明は、パチンコ遊技機に限られるものではなく、遊技に関する異なる機能を有する第1の回路部と第2の回路部を備えた単一の制御基板を有する他の遊技機、例えばスロットマシン等にも適用可能である。
【0035】
【発明の効果】
前記のように、請求項1に係る発明によれば、遊技に関して互いに異なる機能を有する少なくとも第1の回路部と第2の回路部を設けた単一の制御基板と、前記第1の回路部と第2の回路部に異なる電力を供給する電源装置とを備えた遊技機において、前記第1の回路部と前記第2の回路部を前記制御基板に分離配置し、前記制御基板には、前記第1の回路部と前記第2の回路部の間に電気的共用性を持たない絶縁領域を設けると共に、前記第1の回路部と前記第2の回路部間を電気的に非接触状態で通信可能な送信部と受信部を有する信号伝達手段を設けたため、前記第1の回路部或いは第2回路部に生じたノイズが互いに電気的に伝搬するのを抑えることができ、前記制御基板の電子部品が前記ノイズで誤動作するのを減少させることができる。
【0036】
請求項2の発明によれば、第1の回路部は、遊技領域に設けられた入賞領域に遊技球が入賞することを起因に遊技球を払い出す賞球払出回路で構成され、前記第2の回路部は、遊技者が遊技球の貸与を受けるために操作を行う球貸操作手段の操作に起因して遊技球を貸し出す貸球払出回路で構成されているため、前記賞球払出回路或いは貸球払出回路に生じたノイズが互いに影響するのを抑え、前記制御基板の電子部品が前記ノイズで誤動作するのを減少させることができる。
【0037】
請求項3の発明によれば、前記電源装置が前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方に直流電力を供給し、他方に交流電力を供給するため、前記第1の回路部或いは第2の回路部から生じたノイズが、直流電力側や交流電力側に互いに影響を与えるのを抑え、前記制御基板の電子部品が前記ノイズで誤動作するのを減少させることができる。
【0038】
請求項4の発明によれば、前記制御基板の制御を行うためのCPUを、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方のみに設け、前記CPUにより前記第1の回路部と前記第2の回路部を制御するため、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方に設けたCPUにより他方の回路部を制御することができ、構造が簡略になる。
【0039】
請求項5の発明によれば、前記信号伝達手段が、光信号で送受信するものであるため、前記第1の回路部及び第2の回路部で発生したノイズが、前記第1の回路部と第2の回路部間の通信により電気的に互いに伝搬するのを抑えることができ、前記制御基板の電子部品が前記ノイズで誤動作するのを減少させることができる。
【0040】
請求項6の発明によれば、記憶媒体挿入口を備え、前記記憶媒体挿入口に挿入された記憶媒体を読み取る読取装置が、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方に接続されているため、前記読取装置によって発生するノイズが、前記読取装置と接続されている回路部へ伝搬することがあっても、さらに他の回路部へ伝搬することを抑えることができ、前記制御基板の電子部品が前記ノイズで誤動作するのを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機の正面図である。
【図2】図1の実施例に係る遊技機の背面図である。
【図3】同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。
【図4】同遊技機の払出制御基板を簡略に示す平面図である。
【図5】従来の遊技機の払出制御基板を簡略に示す平面図である。
【図6】本発明の一実施例に係る遊技機における払出制御基板の詳細平面図である。
【図7】同遊技機における電源基板と払出制御基板とプリペイドカードユニットの接続を示す簡略な回路図である。
【図8】同遊技機における払出制御基板の収納ボックスを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 遊技機
14 遊技領域
18 入賞口(入賞領域)
19 始動口(入賞領域)
29 プリペイドカードユニット(読取装置)
29a カード挿入口(記憶媒体挿入口)
43 押ボタン式球貸スイッチ(球貸操作手段)
140 払出制御基板
141 賞球払出回路(第1の回路部)
143 貸球払出回路(第2の回路部)
144 電気的共用性を持たない絶縁領域
145 信号伝達手段
145a 送信部
145b 受信部
146 払出制御基板のCPU
170 電源基板(電源装置)

Claims (6)

  1. 遊技に関して互いに異なる機能を有する少なくとも第1の回路部と第2の回路部を設けた単一の制御基板と、前記第1の回路部と第2の回路部に異なる電力を供給する電源装置とを備えた遊技機において、
    前記第1の回路部と前記第2の回路部を前記制御基板に分離配置し、前記制御基板には、前記第1の回路部と前記第2の回路部の間に電気的共用性を持たない絶縁領域を設けると共に、前記第1の回路部と前記第2の回路部間を電気的に非接触状態で通信可能な送信部と受信部を有する信号伝達手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の回路部は、遊技領域に設けられた入賞領域に遊技球が入賞することを起因に遊技球を払い出す賞球払出回路で構成され、
    前記第2の回路部は、遊技者が遊技球の貸与を受けるために操作を行う球貸操作手段の操作に起因して遊技球を貸し出す貸球払出回路で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記電源装置は、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方に直流電力を供給し、他方に交流電力を供給するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記制御基板の制御を行うためのCPUを、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方のみに設け、前記CPUにより前記第1の回路部と前記第2の回路部を制御することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記信号伝達手段は、光信号で送受信することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 記憶媒体挿入口を備え、前記記憶媒体挿入口に挿入された記憶媒体を読み取る読取装置が、前記第1の回路部と前記第2の回路部の何れか一方に接続されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一方に記載の遊技機。
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