JP2004252609A - 電子討論サーバおよび電子討論システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信ネットワーク上の所定の討論サイトにおいて、利用者が自由に発言を行い、かつ自由に発言内容の閲覧ができる電子討論サーバおよび電子討論システムを提供する。
【解決手段】通信ネットワーク上のサイト上で参加者が電子討論を行う電子討論サーバ11において、前記参加者により入力された発言を記録する入力発言記録手段21と、前記参加者を特定する情報を一方の軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を他方の軸とする二次元空間上に当該発言を配置する発言再配置手段22と、参加者が発言を行うための入力欄および参加者の発言を前記二次元空間上に配置した討論画面を端末装置に提供する討論画面提供手段23とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】通信ネットワーク上のサイト上で参加者が電子討論を行う電子討論サーバ11において、前記参加者により入力された発言を記録する入力発言記録手段21と、前記参加者を特定する情報を一方の軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を他方の軸とする二次元空間上に当該発言を配置する発言再配置手段22と、参加者が発言を行うための入力欄および参加者の発言を前記二次元空間上に配置した討論画面を端末装置に提供する討論画面提供手段23とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワーク上の所定の討論サイトにおいて、利用者が自由に発言を行い、かつ自由に発言内容の閲覧ができる電子討論サーバおよび電子討論システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報の伝達やディスカッションを行うために、電子掲示板やフォーラムが多く利用されている。
【0003】
電子掲示板やフォーラムを利用することで討論の参加者は、自己の都合のよいときに、発言の入力や閲覧が可能になり、リアルタイムではないディスカッションが可能となり、かつ遠隔地間でのディスカッションが可能となる。
【0004】
従来のフォーラムでは、ある発言に対する応答の発言は、元となる発言の下に表示され、討論の流れがツリー状に表示される場合が多い。
【0005】
このようなツリー状の表示方式は、発言の回数が少ない場合には討論の全体像を把握することが容易であるが、発言数が多くなるとツリーの構造が大きく、かつ深くなり討論の全体像や各参加者の発言内容や、各参加者の討論上のポジションを容易に把握することができない。また、参加者の発言が応答である場合に、どの発言に対する応答なのか等の発言・応答の関係を容易に把握することも容易ではない。
【0006】
このため、従来のフォーラムでは各参加者の発言内容やポジションを把握しやすくするために、参加者別に発言内容を表示する機能を有するものもある(特許文献1,2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−91876号
【特許文献2】
特開平11−119959号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、参加者別に発言内容を表示させると、討論の全体像や討論の流れを把握することが困難になるといった問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題を解消し、討論の流れや討論の全体像を容易に把握し、かつ各参加者の意見やポジションも容易に把握することができる電子討論サーバおよび電子討論システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子討論サーバは、通信ネットワーク上のサイト上で参加者が電子討論を行うもので、前記参加者により入力された発言を記録する入力発言記録手段と、前記参加者を特定する情報を一方の軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を他方の軸とする二次元空間上に当該発言を配置する発言再配置手段と、参加者が発言を行うための入力欄および参加者の発言を前記二次元空間上に配置した討論画面を端末装置に提供する討論画面提供手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の電子討論サーバでは、参加者の名称と入力された発言の発言順を軸とする二次元空間上に発言を配置されるので、討論の流れと各発言者の発言とが同時に把握される。
【0012】
本発明の電子討論サーバでは、前記二次元空間では、前記参加者を特定する情報を横軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を縦軸とすることができる。これにより、発言の回数が増えて討論が深くなっても、討論の全体像が把握しやすくなる。
【0013】
本発明の電子討論サーバでは、前記参加者のうち一の参加者の発言に対する、他の参加者からの応答の発言を、前記一の参加者の前記発言と関連付けて、前記討論画面に表示させることができる。これにより、各発言に対する応答の発言がわかりやすくなり討論の全体像や流れが理解しやすくなる。
【0014】
本発明の電子討論サーバでは、前記各発言を、その発言量にかかわらず、前記討論画面の発言表示域内の一定領域内に表示することができる。これにより、一つの発言の量が多い場合であってもその発言が画面を占有する割合が一定になり、討論の全体像が把握しやすくなる。
【0015】
本発明の電子討論サーバでは、前記発言表示域内に、前記各発言に応じて発言のタイトルを表示することができる。これにより、限られた表示領域中に討論の中心となる意見を表示することが可能となり、討論の全体像が把握しやすくなる。
【0016】
本発明の電子討論サーバでは、前記発言表示域内に、前記各発言の登録日時を表示することができる。これにより、討論の流れが把握しやすくなる。
【0017】
本発明の電子討論サーバでは、前記討論画面には、前記発言表示域内の前記各発言について、ポインタによる指定により発言の全内容を表示するソフトスイッチが設けられていることを特徴とする。これにより、詳細な発言内容の表示が行われ、討論の流れや全体像を把握した上でかつ個別の発言の詳細も把握することができる。
【0018】
本発明の電子討論サーバでは、前記討論画面には、当該討論画面に表示される前記参加者の表示順序を、発言回数の多い順に並べ替えるスイッチが備えられたことを特徴とする。これにより、発言回数の多い参加者が一箇所に固まるため、より討論の流れや全体像が把握しやすくなる。
【0019】
本発明の電子討論システムは、上記した電子討論サーバと、端末装置からなるもので、前記端末装置は、前記二次元空間上の発言情報を表示するためのプログラムを備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の電子討論サーバの構成を示す説明図である。
【0021】
図1は、本発明の電子討論システムの構成図である。
【0022】
図1において、電子討論サーバ11は、WWW(ワールドワイドウェブ)サーバ111と、データベースサーバ112とを備えている。電子討論サーバ11は、ゲートウェイGW(あるいはルータ)を介してインターネット100に接続され、また多数の端末装置(図1では121〜125のみを示す)もゲートウェイGW(あるいはルータ)を介してインターネット100に接続されている。なお、端末装置121〜125はインターネット100を介して接続されていればよく、インターネット接続サービスプロバイダ等の介して接続されていてもよい。
【0023】
WWWサーバ11は、電子討論についてフォーラムを主催することができ、端末装置121〜125等からの発言の入力を受け付け、また発言の表示要求を受付けることができ、特定の議題についての発言内容を二次元平面上に配置し、これを画像化した画面(以下、「二次元発言表示画面」という)を生成することができる。WWWサーバ11は、CPUと、ROMまたはRAMに格納された各種プログラムとを備えている。
【0024】
これらのプログラムには、発言再配置プログラム(本発明における発言再配置手段に相当する)、入力発言記録プログラム(データベースサーバ112とともに本発明における入力発言記録手段を構成する)、討論画面提供プログラム(本発明における討論画面提供手段に相当する)が格納されている。
【0025】
入力発言記録プログラムは、前記参加者により入力された発言を記録することができ、発言再配置プログラムは、前記参加者を特定する情報を一方の軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を他方の軸とする二次元空間上に当該発言を配置することができる。討論画面提供プログラムは、参加者が発言を行うための入力欄および参加者の発言を前記二次元空間上に配置した討論画面を端末装置に提供することができる。
【0026】
本実施形態では、二次元発言表示画面は、端末装置21〜25に搭載されている汎用のブラウザに、プラグイン(プログラム)を組み込むことで、当該端末装置のディスプレイに表示することができる。
【0027】
WWWサーバ111は、インターネット100に接続された端末装置121〜125からフォーラムへのユーザ登録、発言の入力、発言の閲覧等の受付けを行うことができる。
【0028】
図2は電子討論サーバ11の機能ブロック図である。図2において、電子討論サーバ11は、入力発言記録手段21と、再配置手段22と、討論画面提供手段23とからなる。入力発言記録手段21は、図1のデータベースサーバ112に対応し、再配置手段22は、データベースサーバ112内の発言を二次元空間上に再配置し、討論画面提供手段23はこの再配置された画面等を端末装置24(図1の端末装置121〜125に対応する)に提供する。
【0029】
図3に、WWWサーバ111が端末装置121〜125に提供する画面例を示す。図3の表示画面は、通常の掲示板/フォーラムシステムと同様である。
【0030】
図3では、左欄に、「カテゴリ別」、「作成日付順」、「議題作成者別」の何れかを選択するラジオボタンが設けられている。図3の右欄には、各討論のカテゴリ別に、発言を一覧表示してある。
【0031】
各カテゴリ(図3の例では“討議事項”)内には複数の討論のスレッドがある。スレッドの先頭には★印が記入されていて、スレッド内の応答発言がツリー状に表示されている。
【0032】
各スレッドの先頭にある★印をマウスでクリックすると、そのスレッドの討論の状態が二次元平面上に可視化して表示される。
【0033】
図4は、上記のスレッドの発言を可視化して表示した例である。
【0034】
図4の横軸には討論の参加者の名称が表示されており、その下には各参加者別の発言内容が表示されている。
【0035】
発言は、ある発言に対して応答を行うといった形式で展開されていて、元となる発言とその応答の発言とは線と矢印によって関連付けられている。
【0036】
各発言内容の表示領域は決まっており、発言のタイトルと記入日時および発言の先頭部分のみ表示されている。個別の発言の全内容を表示させたい場合には、発言の表示領域にマウスポインタを移動させると発言の全内容がポップアップして表示される。
【0037】
発言者の表示順序は、発言回数が多い順番に並べ替えを行うことも可能である。
【0038】
次に討論を可視化するためのアルゴリズムについて説明する。
【0039】
端末装置121〜125のディスプレイに表示した一覧表示画面(図3参照)において★印がクリックされると、WWWサーバ111は、指定されたスレッド内の全発言情報を端末装置121〜125のブラウザに送信する。
【0040】
送信されるデータは、図5に示すようなデータ構造となっている。
【0041】
発言内容を二次元平面上に表示するアルゴリズムは幾つかあるが、本実施形態では発言の登録日時順に描画していく方法を図6のフローチャートにより説明する。
【0042】
まず、議題作成者(登録日時が最も古い記事の発言者)を発言者枠の左端に書き込み(S101)、議題(登録日時が最も古い発言)のタイトルと登録日時を発言枠の左上に書き込む(S102)。
【0043】
次の発言がなければ処理を終え(S103の「NO」)、次の発言があれば(S103の「YES」)、登録日時の古い方から順にその発言の発言者が発言者枠にあるが調べ(S104)、無ければ(「NO」)新規に発言者を追加し(S106)、あればその発言者と同じX軸上に発言のタイトルと登録日時を書き込む(S105)。その後、その発言と発言の返信元の間に矢線を描画し(S107)、処理を終える。
【0044】
上記の動作を発言の登録順に繰り返すことで討論内容の二次元平面上への可視化が実現できる。
【0045】
また、★印をクリックした時点でそのスレッド内の発言内容は全て端末装置121〜125のメモリにキャッシュされている。従って、ユーザが操作するマウスポインタの座標から、指している発言を算出し、その発言の内容をポップアップ表示することが可能である。
【0046】
発言者を発言者枠に記入する際、そのスレッド内で発言回数の多い順に並べることで、左から発言回数の多い発言者順に討論を可視化して表示することも可能になる。
【0047】
図7は、本発明の電子討論サーバの内部データ構成を、UML(Unified Modeling Language)を使用して表記した例である。
【0048】
「フォーラム」オブジェクトは、複数の「議題」オブジェクトと関係している。議題とは個別の討論を指しており、何らかのカテゴリに分類されている。
「議題」オブジェクトは「発言」オブジェクトと一対一の関係を持つ。この「発言」オブジェクトは最初に議題として登録された発言である。
【0049】
「発言」オブジェクトは他の「発言」オブジェクトと、「0.n」の関係を持つ。これは、各発言に対して応答の発言が複数追加される場合があるからである。
【0050】
「発言」の属性として、発言者,登録時刻,タイトル,内容が記録されている。
【0051】
これらのオブジェクトはデータベースサーバ内に記録されており、Webサーバ内のWebアプリケーションがデータを読み出し、これらのデータを参加者別、入力発言別に描画することで各クライアントPCからは上記表示例で示したような画面で討論を表示させることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】
(1)参加者の名称と入力された発言の発言順を軸とする二次元空間上に発言を配置することで、討論の流れと各発言者の意見を同時に把握することができる。
【0053】
(2)参加者の特定情報(ハンドルネーム等)を横軸、入力された発言の発言順を縦軸とする二次元空間上に発言を配置することで、発言回数が増えて討論が深くなっても討論の全体像を把握しやすくできる。
【0054】
(3)各発言に対する応答の発言を元となる発言と関連付けて表示させることで、各発言に対する応答の発言が分かりやすくなり討論の全体像や流れを理解しやすくできる。
【0055】
(4)各発言の表示領域を発言の量に関わらず一定領域内に表示することで、一つの発言の量が多い場合であってもその発言が画面を占有する割合が一定になり、討論の全体像を把握しやすくできる。
【0056】
(5)各発言の表示領域中に発言のタイトルを表示することで、限られた表示領域中に討論の中心となる意見を表示することが可能となり、討論の全体像を把握しやすくできる。
【0057】
(6)各発言の表示領域中に発言の登録日時を表示することで、討論の流れを把握しやすくできる。
【0058】
(7)各発言の表示領域中をポイントすると発言の全内容を表示することで、詳細な発言内容を表示することができ、討論の流れや全体像を把握した上でかつ個別の発言の詳細も把握することができる。
【0059】
(8)発言者の表示順序を発言回数の多い順に並べ替えることで、発言回数の多い参加者が一箇所に固まるため、より討論の流れや全体像を把握しやすくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子討論サーバの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の電子討論サーバを示すブロック図である。
【図3】図1のWWWサーバが端末装置に提供する画面例である。
【図4】スレッドの発言を可視化して表示した例である。
【図5】WWWサーバが、指定されたスレッド内の全発言情報を端末装置のブラウザに送信するときのデータ構造を示す図である。
【図6】本発明において、発言の登録日時順に描画していく方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の電子討論サーバの内部データ構成の表記の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子討論システム
11 電子討論サーバ
21 入力発言記憶手段
22 再配置手段
23 討論画面提供手段
24,121〜125 端末装置
111 WWWサーバ
112 データベースサーバ
100 インターネット
GW ゲートウェイ
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワーク上の所定の討論サイトにおいて、利用者が自由に発言を行い、かつ自由に発言内容の閲覧ができる電子討論サーバおよび電子討論システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報の伝達やディスカッションを行うために、電子掲示板やフォーラムが多く利用されている。
【0003】
電子掲示板やフォーラムを利用することで討論の参加者は、自己の都合のよいときに、発言の入力や閲覧が可能になり、リアルタイムではないディスカッションが可能となり、かつ遠隔地間でのディスカッションが可能となる。
【0004】
従来のフォーラムでは、ある発言に対する応答の発言は、元となる発言の下に表示され、討論の流れがツリー状に表示される場合が多い。
【0005】
このようなツリー状の表示方式は、発言の回数が少ない場合には討論の全体像を把握することが容易であるが、発言数が多くなるとツリーの構造が大きく、かつ深くなり討論の全体像や各参加者の発言内容や、各参加者の討論上のポジションを容易に把握することができない。また、参加者の発言が応答である場合に、どの発言に対する応答なのか等の発言・応答の関係を容易に把握することも容易ではない。
【0006】
このため、従来のフォーラムでは各参加者の発言内容やポジションを把握しやすくするために、参加者別に発言内容を表示する機能を有するものもある(特許文献1,2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−91876号
【特許文献2】
特開平11−119959号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、参加者別に発言内容を表示させると、討論の全体像や討論の流れを把握することが困難になるといった問題がある。
【0009】
本発明は、このような問題を解消し、討論の流れや討論の全体像を容易に把握し、かつ各参加者の意見やポジションも容易に把握することができる電子討論サーバおよび電子討論システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子討論サーバは、通信ネットワーク上のサイト上で参加者が電子討論を行うもので、前記参加者により入力された発言を記録する入力発言記録手段と、前記参加者を特定する情報を一方の軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を他方の軸とする二次元空間上に当該発言を配置する発言再配置手段と、参加者が発言を行うための入力欄および参加者の発言を前記二次元空間上に配置した討論画面を端末装置に提供する討論画面提供手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
本発明の電子討論サーバでは、参加者の名称と入力された発言の発言順を軸とする二次元空間上に発言を配置されるので、討論の流れと各発言者の発言とが同時に把握される。
【0012】
本発明の電子討論サーバでは、前記二次元空間では、前記参加者を特定する情報を横軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を縦軸とすることができる。これにより、発言の回数が増えて討論が深くなっても、討論の全体像が把握しやすくなる。
【0013】
本発明の電子討論サーバでは、前記参加者のうち一の参加者の発言に対する、他の参加者からの応答の発言を、前記一の参加者の前記発言と関連付けて、前記討論画面に表示させることができる。これにより、各発言に対する応答の発言がわかりやすくなり討論の全体像や流れが理解しやすくなる。
【0014】
本発明の電子討論サーバでは、前記各発言を、その発言量にかかわらず、前記討論画面の発言表示域内の一定領域内に表示することができる。これにより、一つの発言の量が多い場合であってもその発言が画面を占有する割合が一定になり、討論の全体像が把握しやすくなる。
【0015】
本発明の電子討論サーバでは、前記発言表示域内に、前記各発言に応じて発言のタイトルを表示することができる。これにより、限られた表示領域中に討論の中心となる意見を表示することが可能となり、討論の全体像が把握しやすくなる。
【0016】
本発明の電子討論サーバでは、前記発言表示域内に、前記各発言の登録日時を表示することができる。これにより、討論の流れが把握しやすくなる。
【0017】
本発明の電子討論サーバでは、前記討論画面には、前記発言表示域内の前記各発言について、ポインタによる指定により発言の全内容を表示するソフトスイッチが設けられていることを特徴とする。これにより、詳細な発言内容の表示が行われ、討論の流れや全体像を把握した上でかつ個別の発言の詳細も把握することができる。
【0018】
本発明の電子討論サーバでは、前記討論画面には、当該討論画面に表示される前記参加者の表示順序を、発言回数の多い順に並べ替えるスイッチが備えられたことを特徴とする。これにより、発言回数の多い参加者が一箇所に固まるため、より討論の流れや全体像が把握しやすくなる。
【0019】
本発明の電子討論システムは、上記した電子討論サーバと、端末装置からなるもので、前記端末装置は、前記二次元空間上の発言情報を表示するためのプログラムを備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の電子討論サーバの構成を示す説明図である。
【0021】
図1は、本発明の電子討論システムの構成図である。
【0022】
図1において、電子討論サーバ11は、WWW(ワールドワイドウェブ)サーバ111と、データベースサーバ112とを備えている。電子討論サーバ11は、ゲートウェイGW(あるいはルータ)を介してインターネット100に接続され、また多数の端末装置(図1では121〜125のみを示す)もゲートウェイGW(あるいはルータ)を介してインターネット100に接続されている。なお、端末装置121〜125はインターネット100を介して接続されていればよく、インターネット接続サービスプロバイダ等の介して接続されていてもよい。
【0023】
WWWサーバ11は、電子討論についてフォーラムを主催することができ、端末装置121〜125等からの発言の入力を受け付け、また発言の表示要求を受付けることができ、特定の議題についての発言内容を二次元平面上に配置し、これを画像化した画面(以下、「二次元発言表示画面」という)を生成することができる。WWWサーバ11は、CPUと、ROMまたはRAMに格納された各種プログラムとを備えている。
【0024】
これらのプログラムには、発言再配置プログラム(本発明における発言再配置手段に相当する)、入力発言記録プログラム(データベースサーバ112とともに本発明における入力発言記録手段を構成する)、討論画面提供プログラム(本発明における討論画面提供手段に相当する)が格納されている。
【0025】
入力発言記録プログラムは、前記参加者により入力された発言を記録することができ、発言再配置プログラムは、前記参加者を特定する情報を一方の軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を他方の軸とする二次元空間上に当該発言を配置することができる。討論画面提供プログラムは、参加者が発言を行うための入力欄および参加者の発言を前記二次元空間上に配置した討論画面を端末装置に提供することができる。
【0026】
本実施形態では、二次元発言表示画面は、端末装置21〜25に搭載されている汎用のブラウザに、プラグイン(プログラム)を組み込むことで、当該端末装置のディスプレイに表示することができる。
【0027】
WWWサーバ111は、インターネット100に接続された端末装置121〜125からフォーラムへのユーザ登録、発言の入力、発言の閲覧等の受付けを行うことができる。
【0028】
図2は電子討論サーバ11の機能ブロック図である。図2において、電子討論サーバ11は、入力発言記録手段21と、再配置手段22と、討論画面提供手段23とからなる。入力発言記録手段21は、図1のデータベースサーバ112に対応し、再配置手段22は、データベースサーバ112内の発言を二次元空間上に再配置し、討論画面提供手段23はこの再配置された画面等を端末装置24(図1の端末装置121〜125に対応する)に提供する。
【0029】
図3に、WWWサーバ111が端末装置121〜125に提供する画面例を示す。図3の表示画面は、通常の掲示板/フォーラムシステムと同様である。
【0030】
図3では、左欄に、「カテゴリ別」、「作成日付順」、「議題作成者別」の何れかを選択するラジオボタンが設けられている。図3の右欄には、各討論のカテゴリ別に、発言を一覧表示してある。
【0031】
各カテゴリ(図3の例では“討議事項”)内には複数の討論のスレッドがある。スレッドの先頭には★印が記入されていて、スレッド内の応答発言がツリー状に表示されている。
【0032】
各スレッドの先頭にある★印をマウスでクリックすると、そのスレッドの討論の状態が二次元平面上に可視化して表示される。
【0033】
図4は、上記のスレッドの発言を可視化して表示した例である。
【0034】
図4の横軸には討論の参加者の名称が表示されており、その下には各参加者別の発言内容が表示されている。
【0035】
発言は、ある発言に対して応答を行うといった形式で展開されていて、元となる発言とその応答の発言とは線と矢印によって関連付けられている。
【0036】
各発言内容の表示領域は決まっており、発言のタイトルと記入日時および発言の先頭部分のみ表示されている。個別の発言の全内容を表示させたい場合には、発言の表示領域にマウスポインタを移動させると発言の全内容がポップアップして表示される。
【0037】
発言者の表示順序は、発言回数が多い順番に並べ替えを行うことも可能である。
【0038】
次に討論を可視化するためのアルゴリズムについて説明する。
【0039】
端末装置121〜125のディスプレイに表示した一覧表示画面(図3参照)において★印がクリックされると、WWWサーバ111は、指定されたスレッド内の全発言情報を端末装置121〜125のブラウザに送信する。
【0040】
送信されるデータは、図5に示すようなデータ構造となっている。
【0041】
発言内容を二次元平面上に表示するアルゴリズムは幾つかあるが、本実施形態では発言の登録日時順に描画していく方法を図6のフローチャートにより説明する。
【0042】
まず、議題作成者(登録日時が最も古い記事の発言者)を発言者枠の左端に書き込み(S101)、議題(登録日時が最も古い発言)のタイトルと登録日時を発言枠の左上に書き込む(S102)。
【0043】
次の発言がなければ処理を終え(S103の「NO」)、次の発言があれば(S103の「YES」)、登録日時の古い方から順にその発言の発言者が発言者枠にあるが調べ(S104)、無ければ(「NO」)新規に発言者を追加し(S106)、あればその発言者と同じX軸上に発言のタイトルと登録日時を書き込む(S105)。その後、その発言と発言の返信元の間に矢線を描画し(S107)、処理を終える。
【0044】
上記の動作を発言の登録順に繰り返すことで討論内容の二次元平面上への可視化が実現できる。
【0045】
また、★印をクリックした時点でそのスレッド内の発言内容は全て端末装置121〜125のメモリにキャッシュされている。従って、ユーザが操作するマウスポインタの座標から、指している発言を算出し、その発言の内容をポップアップ表示することが可能である。
【0046】
発言者を発言者枠に記入する際、そのスレッド内で発言回数の多い順に並べることで、左から発言回数の多い発言者順に討論を可視化して表示することも可能になる。
【0047】
図7は、本発明の電子討論サーバの内部データ構成を、UML(Unified Modeling Language)を使用して表記した例である。
【0048】
「フォーラム」オブジェクトは、複数の「議題」オブジェクトと関係している。議題とは個別の討論を指しており、何らかのカテゴリに分類されている。
「議題」オブジェクトは「発言」オブジェクトと一対一の関係を持つ。この「発言」オブジェクトは最初に議題として登録された発言である。
【0049】
「発言」オブジェクトは他の「発言」オブジェクトと、「0.n」の関係を持つ。これは、各発言に対して応答の発言が複数追加される場合があるからである。
【0050】
「発言」の属性として、発言者,登録時刻,タイトル,内容が記録されている。
【0051】
これらのオブジェクトはデータベースサーバ内に記録されており、Webサーバ内のWebアプリケーションがデータを読み出し、これらのデータを参加者別、入力発言別に描画することで各クライアントPCからは上記表示例で示したような画面で討論を表示させることが可能となる。
【0052】
【発明の効果】
(1)参加者の名称と入力された発言の発言順を軸とする二次元空間上に発言を配置することで、討論の流れと各発言者の意見を同時に把握することができる。
【0053】
(2)参加者の特定情報(ハンドルネーム等)を横軸、入力された発言の発言順を縦軸とする二次元空間上に発言を配置することで、発言回数が増えて討論が深くなっても討論の全体像を把握しやすくできる。
【0054】
(3)各発言に対する応答の発言を元となる発言と関連付けて表示させることで、各発言に対する応答の発言が分かりやすくなり討論の全体像や流れを理解しやすくできる。
【0055】
(4)各発言の表示領域を発言の量に関わらず一定領域内に表示することで、一つの発言の量が多い場合であってもその発言が画面を占有する割合が一定になり、討論の全体像を把握しやすくできる。
【0056】
(5)各発言の表示領域中に発言のタイトルを表示することで、限られた表示領域中に討論の中心となる意見を表示することが可能となり、討論の全体像を把握しやすくできる。
【0057】
(6)各発言の表示領域中に発言の登録日時を表示することで、討論の流れを把握しやすくできる。
【0058】
(7)各発言の表示領域中をポイントすると発言の全内容を表示することで、詳細な発言内容を表示することができ、討論の流れや全体像を把握した上でかつ個別の発言の詳細も把握することができる。
【0059】
(8)発言者の表示順序を発言回数の多い順に並べ替えることで、発言回数の多い参加者が一箇所に固まるため、より討論の流れや全体像を把握しやすくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子討論サーバの構成を示す説明図である。
【図2】本発明の電子討論サーバを示すブロック図である。
【図3】図1のWWWサーバが端末装置に提供する画面例である。
【図4】スレッドの発言を可視化して表示した例である。
【図5】WWWサーバが、指定されたスレッド内の全発言情報を端末装置のブラウザに送信するときのデータ構造を示す図である。
【図6】本発明において、発言の登録日時順に描画していく方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の電子討論サーバの内部データ構成の表記の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 電子討論システム
11 電子討論サーバ
21 入力発言記憶手段
22 再配置手段
23 討論画面提供手段
24,121〜125 端末装置
111 WWWサーバ
112 データベースサーバ
100 インターネット
GW ゲートウェイ
Claims (9)
- 通信ネットワーク上のサイト上で参加者が電子討論を行う電子討論サーバにおいて、
前記参加者により入力された発言を記録する入力発言記録手段と、
前記参加者を特定する情報を一方の軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を他方の軸とする二次元空間上に当該発言を配置する発言再配置手段と、
参加者が発言を行うための入力欄および参加者の発言を前記二次元空間上に配置した討論画面を端末装置に提供する討論画面提供手段と、
を備えたことを特徴とする電子討論サーバ。 - 前記二次元空間は、前記参加者を特定する情報を横軸とし、前記参加者が入力した発言の発言順を縦軸とすることを特徴とする請求項1に記載の電子討論サーバ。
- 前記参加者のうち一の参加者の発言に対する、他の参加者からの応答の発言を、前記一の参加者の前記発言と関連付けて、前記討論画面に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の電子討論サーバ。
(他参加者発言関連付け手段) - 前記各発言を、その発言量にかかわらず、前記討論画面の発言表示域内の一定領域内に表示することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の電子討論サーバ。
(一定領域表示手段) - 前記発言表示域内に、前記各発言に応じて発言のタイトルを表示することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電子討論サーバ。
(タイトル表示手段) - 前記発言表示域内に、前記各発言の登録日時を表示することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の電子討論サーバ。
(登録日時表示手段) - 前記討論画面には、前記発言表示域内の前記各発言について、ポインタによる指定により発言の全内容を表示するソフトスイッチが設けられていることを特徴とする請求項1から4の電子討論サーバ。
(一発言全内容表示手段) - 前記討論画面には、当該討論画面に表示される前記参加者の表示順序を、発言回数の多い順に並べ替えるスイッチが備えられたことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の電子討論サーバ。
(多発言順参加者表示手段) - 請求項1から請求項8に記載の電子討論サーバと、端末装置からなる電子討論システムにおいて、
前記端末装置は、前記二次元空間上の発言情報を表示するためのプログラムを備えたことを特徴とする電子討論システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003040498A JP2004252609A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 電子討論サーバおよび電子討論システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003040498A JP2004252609A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 電子討論サーバおよび電子討論システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004252609A true JP2004252609A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33024336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003040498A Pending JP2004252609A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 電子討論サーバおよび電子討論システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004252609A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2007058135A1 (ja) * | 2005-11-16 | 2009-04-30 | 日本電気株式会社 | 携帯端末装置及びそれに用いる参加者リスト表示方法並びにそのプログラム |
US7953429B2 (en) | 2005-08-30 | 2011-05-31 | Nec Corporation | Electronic communication device and method of operating telephone directory list in the same |
KR101607887B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2016-04-04 | 삼성에스디에스 주식회사 | 마인드 맵 형태의 온라인 커뮤니티 서비스 제공 장치 |
-
2003
- 2003-02-19 JP JP2003040498A patent/JP2004252609A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7953429B2 (en) | 2005-08-30 | 2011-05-31 | Nec Corporation | Electronic communication device and method of operating telephone directory list in the same |
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KR101607887B1 (ko) * | 2013-10-31 | 2016-04-04 | 삼성에스디에스 주식회사 | 마인드 맵 형태의 온라인 커뮤니티 서비스 제공 장치 |
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