JP2004252574A - タスク間通信方法、プログラム、記録媒体、電子機器 - Google Patents

タスク間通信方法、プログラム、記録媒体、電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】処理装置の処理負荷を低減できるタスク間通信方法等を提供する。
【解決手段】メッセージ送信時にデータのキューイングを行った後、該当する優先度のメッセージ送信カウンタの値に基づき、現在送信待ちの同優先度のメッセージが有るか否かを確認する。待ちメッセージが無い場合は従来方式と同様にタスクBの起床要求をRTOSに対して行うが、待ちメッセージがある場合はタスクBの起床要求は行わず送信処理を終了する。そしてタスクBが起床されると、キューイングしたデータを取り出してそのデータを利用する処理を行った後、さらに同優先度の送信待ちメッセージが残っているかどうかをチェックし、もし残っていればタスクを終了せずに続けて次の受信処理を実施し、送信待ちメッセージがなくなるまで繰り返す。このように構成することで、タスクの起床及び終了処理が少なく済み、処理負荷を低減できる。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
タスク間通信方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)等によって管理されるタスク間で、データを含むメッセージの通信(送受信、やりとり、受け渡し)を行うための種々のタスク間通信方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
例えば、図4(a)は、メッセージを送信する側のタスク内(あるいはそのタスクから呼び出すサブルーチン内)におけるメッセージ送信処理の流れを示すフローチャートである。また図4(b)は、メッセージ内のデータを受信(取得)する側のタスク(あるいはそのタスクから呼び出すサブルーチン内)におけるデータ受信利用処理の流れを示すフローチャートである。
【0004】
ここで、メッセージの送信側タスクをタスクA、メッセージに基づいてRTOSによって起床されメッセージ内のデータを受信して利用する受信側タスクをタスクBとして説明する。タスクAは優先度Aであり、タスクBは優先度Bであり、優先度Aは優先度Bよりも優先度が高いものとする。RTOSは、各タスクから起床待ちキュー(Ready Queue)にキューイングされたタスクのうち、優先度の最も高いタスクを起床させるスケジューリング方法を採るものとする。
【0005】
例えば、タスクA内でイベントの発生を検知した場合に、そのイベントに関連するデータを、タスクBのそのイベント用の処理ルーチンで処理させるためにメッセージ通信処理が行われる。
タスクAにおけるメッセージ送信処理は、図4(a)に示すように、送信対象のデータをメッセージ送信先のタスク用のキュー、すなわち、タスクB用のキュー(Queue)にキューイング(保存)し(S11)、RTOSに対し、対応する送信先タスク(受信側タスク)、すなわちタスクBの起床要求を行う(S12)処理である。
【0006】
RTOSは、この起床要求を受け、この起床要求されたタスクを特定するための識別情報(タスクID)をタスクの起床待ちキューにキューイングする。そして、優先度AのタスクAの処理が完了すると、RTOSはタスクBの優先度よりも高い優先度のタスクのタスクIDが起床待ちキューになくなった時点で、起床待ちキューにキューイングされているタスクIDに基づいてタスクBを起床し、タスクBを実行する。
【0007】
このタスクB内では、図4(b)に示す処理が行われる。つまり、自タスク用のキュー、すなわちタスクBのキューからデータを取り出し(S21)、そのデータを用いた処理を行う(S22)。このようにして、タスクA内の処理からタスクBを起床させてタスクB内の処理を実行させ、このタスクB内の処理で、タスクA内の処理によってキューイングされたデータを受け取って利用することができる。例えば、タスクA内で検知したイベントの処理に必要なデータを、タスクB内のこのイベントの処理ルーチンに渡して処理させることができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−189606号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
こうした従来のタスク間通信方法では、優先度が高いタスクA内で、優先度の低いタスクBに対してメッセージを一度に複数回送信する場合、図4(a)に示したメッセージ送信処理は、複数回実行されることとなる。
【0010】
したがって、メッセージを送信する回数分のデータが、一旦、送信先のタスクB用のキューにキューイングされるとともに、タスクBの起床要求がRTOSのタスクの起床待ちキュー(Ready Queue)にキューイングされる。
そして、その後、タスクBよりも優先度の高い処理(タスク、割り込み)が無くなった時点で、1.RTOSによるタスクBの起床処理 → 2.タスクB内でのデータ受信処理(S21) → 3.タスクBにおける受信したデータを用いた処理(S22) → 4.タスクB終了という一連のメッセージ配送処理を、その複数回分繰り返し実行する必要がある。
【0011】
例えば、図5は、図4(a)の処理を行うルーチンをSendMessage関数、図4(b)のS21の処理を行うルーチンをReceiveMessage関数としてサブルーチン化して持つイベントサービスを介して、タスクAからタスクB内のイベントの処理ルーチンにデータA,データB,データCに基づく処理を実行させるための3つのメッセージを送る場合のタスク間メッセージ通信の処理の流れを示す説明図である。なお、イベントサービスはRTOSの一部として構成することもでき、タスクの一部(サブルーチン)として構成することもできる。ここでは、イベントサービスによる処理は、イベントサービスの関数の呼び出し元と同じ実行レベル(優先度)で実行されるものとして説明する。
【0012】
図5に示すように、タスクA内でイベントサービスのSendMessage関数を呼び出し、データAをその引数としてイベントサービスへ渡す。イベントサービスは、この関数内でタスクB用のキューにデータAをキューイングし(図4(a)のS11に相当する)、RTOSに対してタスクBの起床要求をする(図4(a)のS12に相当する)。そしてこの起床要求に基づきRTOSは、起床待ちキューにタスクBのタスクIDをキューイングする。そして、再びタスクAは、SendMessage関数を呼ぶことでデータBをイベントサービスへ渡す。イベントサービスはタスクB用のキューにデータBをキューイングし(S11)、RTOSに対してタスクBの起床要求をする(S12)。この要求に基づきRTOSは、起床待ちキューにタスクBのタスクIDをキューイングする。そして、再びタスクAは、SendMessage関数を呼ぶことでデータCをイベントサービスへ渡す。イベントサービスはタスクBのキューにデータCをキューイングし(S11)、RTOSに対してタスクBの起床要求をする(S12)。この要求に基づきRTOSは、起床待ちキューにタスクBのタスクIDをキューイングする。そして、タスクAのすべての処理が終了すると、RTOSへ処理が移行する。
【0013】
RTOSは、起床待ちキューを参照して、このキュー内で優先度の最も高いタスクIDに対応するタスクを起床させる。起床待ちキューには、タスクBのタスクIDがキューイングされているので、タスクBを起床させる(図5における一番上のSchedule)。ここで起床待ちキューに残されたタスクBのタスクIDは残り2つとなる。起床されたタスクB内の処理では、イベントサービスのReceiveMessage関数を呼ぶ。イベントサービスは、ReceiveMessage関数の処理として、タスクB用にキューイングされているデータAを取り出し(図4のS21に相当する)、タスクBにそのデータAを返す。そしてタスクBは、イベントサービスから受け取ったデータAを用いた処理を実行する(図4のS22に相当する)。そしてタスクBのその他の処理が終了すると、処理をRTOSへ移行させる。RTOSは、起床待ちキューを参照して、優先度の高い順にタスクを起床させる。起床待ちキューには、タスクBがキューイングされているので、タスクBを起床させる。ここで起床待ちキューに残されたタスクBのタスクIDは残り1つとなる。起床されたタスクB内の処理では、イベントサービスのReceiveMessage関数を呼ぶ。イベントサービスは、ReceiveMessage関数の処理として、タスクB用にキューイングされているデータBを取り出し(S21)、タスクBにそのデータBを返す。そしてタスクBは、イベントサービスから受け取ったデータBを用いた処理を実行する(S22)。そしてタスクBのその他の処理が終了すると、処理をRTOSへ移行させる。RTOSは、起床待ちキューを参照して、優先度の高い順にタスクを起床させる。起床待ちキューにはまだタスクBがキューイングされているので、タスクBを起床させる。ここで起床待ちキューは空になる。起床されたタスクB内の処理では、イベントサービスのReceiveMessage関数を呼ぶ。イベントサービスは、ReceiveMessage関数の処理として、タスクB用にキューイングされているデータCを取り出し(S21)、タスクBにそのデータCを返す。そしてタスクBは、イベントサービスから受け取ったデータCを用いた処理を実行する(S22)。そしてタスクBのその他の処理が終了すると、処理をRTOSへ移行させる。
【0014】
このように、送信側タスク(タスクA)内で処理をRTOSへ返すことなく、送信先のタスク(タスクB)にメッセージを複数回送信した場合に、受信側タスクであるタスクBは、単にタスクB用のキュー内のデータを受信してそのデータを用いる処理を順次実行するだけにもかかわらず、1メッセージ毎にタスクの起床・終了処理(RTOSにおける処理(例えば図5のscheduleのための処理など)やタスク内での処理(例えば図4(b)の処理へ移行するための判定処理など)が発生し、処理装置(例えばCPU)の処理負荷が大きくなるという問題がある。
【0015】
そこで本願発明は、処理装置の処理負荷を低減させることのできるタスク間通信方法等を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上述した問題点を解決するためになされた請求項1に記載のタスク間通信方法は、送信側タスク上での処理から受信側タスク上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、送信側タスク上での処理において、そのデータを、受信側タスク上での処理から取得可能なキューに格納し、その受信側タスクの起床要求をオペレーティングシステムに対して行う。このとき、送信側タスク上での処理における前記受信側タスクの起床要求の回数をデータの送信回数よりも少ない回数とする。そして、その起床要求に基づいてオペレーティングシステムの処理によって受信側タスクが起床された際に、その受信側タスク上での処理において、その受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに格納されたデータを複数取得する処理を行う。
【0017】
したがって、送信側タスクでは複数のデータの送信要求に対して、1の起床要求を行い、その起床要求によって起床された受信側タスクでは、複数のデータをキューから取得するため、従来のように1つのデータ(例えばメッセージ)を送信する毎に、受信側タスクの起床・終了処理が行われてしまい、処理装置の処理負荷が大きくなるという問題を抑えることができ、処理装置の処理負荷を低減させることができる。
【0018】
また、上述した問題点を解決するためになされた請求項2に記載のタスク間通信方法は、送信側タスク上での処理から、受信側タスク上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、送信側タスク上での処理において、そのデータを、その受信側タスク上での処理から取得可能なキューに格納し、そのキュー内に、前記キューへのそのデータの格納以前にすでに格納されているデータがあるか否かを判定し、ある場合にはその受信側タスクに対する起床要求を行わず、ない場合にのみ前記起床要求を行う。そして、起床要求に基づいて前記オペレーティングシステムの処理によってその受信側タスクが起床された際に、その受信側タスク上での処理において、その受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに存在するすべてのデータを取得する。
【0019】
このようにすれば、送信側タスク上の処理で、連続してデータ(例えばメッセージ)を受信側タスク上の処理へ送る場合に、その受信側タスクの起床要求は1回のみで済む。したがって、従来のように1つのデータ(例えばメッセージ)を送信する毎に、受信側タスクの起床・終了処理が行われてしまい、処理装置の処理負荷が大きくなるという問題を抑えることができ、処理装置の処理負荷を低減させることができる。
【0020】
また、上述した問題点を解決するためになされた請求項3に記載のタスク間通信方法は、送信側タスク上での処理から、受信側タスク上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、送信側タスク上での処理において、そのデータを、その受信側タスク上での処理から取得可能なキューに格納し、その受信側タスクに対する起床要求が現在あるか否かを判定し、ある場合にはその受信側タスクに対する起床要求を行わず、ない場合にのみ起床要求を行う。そして、起床要求に基づいて前記オペレーティングシステムの処理によってその受信側タスクが起床された際に、その受信側タスク上での処理において、その受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに存在するすべてのデータを取得する。
【0021】
このようにすれば、送信側タスク上の処理で、連続してデータ(例えばメッセージ)を受信側タスク上の処理へ送る場合に、その受信側タスクの起床要求は1回のみで済む。したがって、従来のように1つのデータ(例えばメッセージ)を送信する毎に、受信側タスクの起床・終了処理が行われてしまい、処理装置の処理負荷が大きくなるという問題を抑えることができ、処理装置の処理負荷を低減させることができる。
【0022】
特に、オペレーティングシステムがタスクの優先度に基づいて優先度の高いタスクから順に実行する構成の場合、請求項4に示すように、すべてのタスクを異なる優先度に設定し、前記キューはその優先度ごとに設けるようにするとよい。このようにすれば、優先度に基づいてタスクやキューを管理できる。すなわち、請求項1〜3に記載の「受信側タスク上での処理から取得可能なキュー」は、優先度ごとに設けたキューとすることができる。例えば、データ(メッセージ)送信時に、他に送信待ちの同一優先度のメッセージがキューに有るか否かをチェックし、有る場合にはオペレーティングシステムに対するその優先度のタスクの起床要求を行わず、ない場合のみその優先度のタスクの起床要求を行うようにできる。なお、このタスクの起床要求がすでにあるか否かは、例えば請求項2に示すようにその優先度のキューにデータがすでにあるか否かに基づいて判定してもよいし、請求項3に示すようにその受信側タスクに対する前記起床要求が現在あるか否かに基づいて判定してもよい。そして、受信側タスク上での処理では、データの受信処理時に、その優先度のキューにメッセージがあれば、そのメッセージをすべて取得するように構成できる。このように構成することで、例えば、送信側タスクで同一優先度のメッセージが複数連続して送信要求され、かつ、受信側タスクが送信側タスクに比べ優先度が同じか低い場合に、受信側タスクの起床及び終了処理を減らすことができ、処理装置の処理負荷が低減できる。
【0023】
そして、請求項5に示すように、上述したタスク間通信方法の各処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとして構成することができる。このようなプログラムは、例えば、請求項6に示すようにして、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータシステムにロードして起動することにより実行することができる。また、プログラムは、ネットワークを介してロードして起動することにより実行することもできる。また、請求項7に示すように、請求項5に記載のプログラムと、このプログラムを実行するコンピュータを備える電子機器として構成することができる。このような電子機器は、コンピュータ(処理装置)によるタスクの起動・終了処理を減らすことができるため、機器本来の機能を実現するための処理に処理装置の処理時間をより多く割くことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明の電子機器としてのエンジン制御装置(以下「ECU」という。)1の構成を表すブロック図である。ECU1は、車両に搭載された内燃機関型エンジンの制御を行う。
【0025】
ECU1は、エンジンのクランク軸が所定角度回転する毎にパルス状の信号を出力する回転角センサ、エンジンの特定の気筒のピストンが所定位置(例えば上死点:TDC)にくる度にパルス状の信号を出力する基準位置センサ、エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサ、及び酸素濃度を計測する酸素濃度センサ等、エンジンの運転状態を検出する様々なセンサ30からの信号を入力して波形整形やA/D変換を行ったり、車内LAN32から信号を入力したりする入力回路21と、入力回路21からの入力信号に基づき、エンジンを制御するための様々な処理や車内LAN32を介して他のECUからデータを受信したり他のECUに対して送信するデータを生成して送信したりするための様々な処理を実行するマイコン10と、マイコン10からのデータに応じて、エンジンに取付けられたインジェクタ(燃料噴射装置)及びイグナイタ(点火装置)等のアクチュエータ40を駆動したり、車内LAN32にデータを出力したりするための出力回路22とを備えている。
【0026】
そして、マイコン10には、プログラムを実行する周知のCPU11と、CPU11によって実行されるプログラムを記憶するROM12と、CPU11による演算結果等を記憶するためのRAM13と、入力回路21及び出力回路22との間で信号をやり取りするためのI/O14と、各種レジスタやフリーランカウンタ等(図示省略)とを備えている。
【0027】
このように構成されたECU1は、入力回路21及び出力回路22を制御し車内LAN32を介して他のECU等と通信を行う通信処理や、各種センサ30及び車内LAN32から入力回路21を介して入力される信号に基づき、出力回路22に接続されたアクチュエータ40を駆動するエンジン制御処理を行う。
【0028】
次に、ROM12に記憶される「プログラム」としてのエンジン制御プログラムの構成を説明する。なお、本明細書では、例えば「タスクが・・・する」「RTOSが・・・する」「イベントサービスが・・・する」「・・・関数が・・・する」というプログラムを主体とした表現を適宜用いているが、詳しくは、CPU11がROM12に記憶されたこれらのプログラムを実行して処理を行うことは言うまでもない。エンジン制御プログラムは、RTOS、タスクA,タスクB,タスクc…等の各々のタスク、及び、各々のタスクのメッセージ送信処理のサブルーチンであるSendMessage関数とデータ受信処理のサブルーチンであるReceiveMessage関数を備えるイベントサービスを構成するプログラムを備える。各タスクはそれぞれ異なる優先度に設定されており、イベントサービスの各関数(ルーチン)は呼び出し元のタスクと同じ優先度で実行される。
【0029】
RAM13上には各タスク用のキューのための記憶領域を確保している。キューは、先入れ先出し(FIFO)バッファ(記憶領域)である。
例えば、タスクA内の処理においてタスクB内の所定のルーチンで処理すべきイベントが発生した場合のように、タスクA内の処理からタスクB内の処理へデータを送る必要が発生した場合、タスクA内の処理で、送るべきデータを引数としてイベントサービスのSendMessage関数を呼ぶ。
【0030】
このイベントサービスのSendMessage関数による処理を図2(a)に示す。まず、SendMessage関数による処理では、引数として受け取った(例えばスタックを介して受け取った)送信対象のデータを、送信先のタスク用のキュー、すなわちタスクB用のキューへ、キューイングする(S110)。
【0031】
そして、この送信先のタスク用のキューのメッセージ数カウンタの値、すなわちタスクB用のキューのメッセージ数カウンタの値を、インクリメントする(S120)。なお、各タスク用のメッセージ数カウンタの値はRTOSの初期化処理で0に設定されている。
【0032】
次に、この送信先のタスク用のメッセージ数カウンタの値、すなわちタスクB用のメッセージ数カウンタの値が、1であるか否かを判定する(S130)。1の場合には(S130:YES)、S140へ移行する。S140では、OSに対して、送信先タスクの起床要求、すなわち、タスクBの起床要求を行う。RTOSは、この起床要求を受け、この起床要求されたタスクを特定するための識別情報(タスクID)をタスクの起床待ちキューにキューイングする。すなわち、タスクBのタスクIDを起床待ちキューにキューイングする。そして、このSendMessage関数による処理を終了し、タスクAの処理へ復帰する。一方、S130の判定で、メッセージカウンタの値が1以外の場合には(S130:NO)、S140の処理は行わずに、そのまま、このSendMessage関数による処理を終了し、タスクAの処理へ復帰する。
【0033】
このように、送信先のタスク用のメッセージカウンタの値が1の場合、すなわち、送信先のタスク用のキューに最初に送信対象のデータを保存したときにだけ、その送信先のタスクの起床要求をOSに対して行い、それ以後、キューに送信対象のデータを追加する際には、OSに対する送信先タスクの起床要求を行わない。
【0034】
イベントサービスのSendMessage関数から復帰した後、タスクAはその他のタスク内の処理を行う。そして、タスクAの処理が終了するとタスクAはRTOSへ処理の終了を伝え(処理をRTOSへ移行して)、終了する。
RTOSは、起床待ちキューに保存されたタスクIDのうち、もっとも優先度の高いタスクIDのタスクを起床させる。すなわちそのタスクへ処理を移行させる。ここでは、データの受信側タスク、すなわちタスクBが起床された場合について説明する。
【0035】
このタスクB内(データ受信タスク内)では、図2(b)に示すデータ受信利用処理を行う。まず、自タスク用のキュー、つまりタスクB用のキューからデータを取り出す(S210)。このS210の処理はイベントサービスのReceiveMessage関数をタスクB内から呼び出し、イベントサービスのReceiveMessage関数の処理で、タスクB用のキューからデータを取り出してタスクBへ渡すことで行う。そして、タスクBでは、このデータを用いた処理を行う(S220)。続いて、このタスク用のメッセージカウンタ、すなわちタスクB用のメッセージカウンタの値をデクリメントし(S230)、自タスク用のメッセージカウンタの値、すなわちタスクB用のメッセージカウンタの値が0であるか否かを判定する(S240)。0でない場合には(S230:NO)、S210へ移行して、再び、S210〜S240の処理を行う。一方、0の場合には、このデータ受信利用処理を終了する。そしてタスクBのその他の処理を行い、すべての処理が終了すると、タスクBはRTOSへ処理の終了を伝え(処理をRTOSへ移行して)、終了する。
【0036】
このようにして、送信側タスク内の処理(タスクA内の処理)から受信側タスク(タスクB)を起床させて、受信側タスク内の処理(タスクB内の処理)を実行させ、この受信側タスク内の処理で、送信側タスク内の処理(タスクA内の処理)によってキューイングされたデータを受け取って利用することができる。例えば、タスクA内で検知したイベントの処理に必要なデータを、タスクB内のこのイベントの処理ルーチンに渡して処理させることができる。
【0037】
ここで、タスクAからタスクBへメッセージを3回連続して発行(送信)する場合の処理の例を図3に示して説明する。
図3に示すように、タスクA内でイベントサービスのSendMessage関数を呼び出し、データAをその引数としてイベントサービスへ渡す。イベントサービスは、この関数内でタスクB用のキューにデータAをキューイングし(図2(a)のS110に相当する)、タスクB用のメッセージ数カウンタの値をインクリメントする(S120)。その結果、メッセージ数カウンタの値は1となるので(S130:YES)、RTOSに対してタスクBの起床要求を行う(S140)。そしてこの起床要求に基づきRTOSは、起床待ちキューにタスクBのタスクIDをキューイングする。そして、再びタスクAは、SendMessage関数を呼ぶことでデータBをイベントサービスへ渡す。イベントサービスはタスクB用のキューにデータBをキューイングし(S110)、タスクB用のメッセージカウンタの値をインクリメントする。その結果、メッセージ数カウンタの値は2となるので、そのままタスクAの処理へ、復帰する(S130:NO)。すなわち図3に示すように、2つ目のデータであるデータBをキューに入れた際には、タスクBの起床要求は行わない。そして、再びタスクAは、SendMessage関数を呼ぶことでデータCをイベントサービスへ渡す。イベントサービスはタスクBのキューにデータCをキューイングし(S110)、タスクB用のメッセージカウンタの値をインクリメントする。その結果、メッセージ数カウンタの値は3となるので、そのままタスクAの処理へ、復帰する(S130:NO)。すなわち図3に示すように、3つ目のデータであるデータCをキューに入れた際には、タスクBの起床要求は行わない。そして、タスクAのすべての処理が終了すると、RTOSへ処理を移行する。
【0038】
RTOSは、起床待ちキューを参照して、このキュー内で優先度の最も高いタスクIDに対応するタスクを起床させる。起床待ちキューには、タスクBのタスクIDがキューイングされているので、タスクBを起床させる(図3におけるSchedule)。ここで起床待ちキューは空になる。起床されたタスクB内の処理では、イベントサービスのReceiveMessage関数を呼ぶ。イベントサービスは、ReceiveMessage関数の処理として、タスクB用にキューイングされているデータAを取り出し(図4のS210に相当する)、タスクBにそのデータAを返す。そしてタスクBは、イベントサービスから受け取ったデータAを用いた処理を実行する(S220)。そして、タスクB用のメッセージ数カウンタの値をデクリメントする(S230)。その結果、タスクB用のメッセージ数カウンタの値は、2となるので、S240の判定処理で再びS210の処理へ移行することとなる。再び、イベントサービスのReceiveMessage関数を呼び、イベントサービスは、ReceiveMessage関数の処理として、タスクB用にキューイングされているデータBを取り出して(S210)、タスクBにそのデータBを返す。そしてタスクBは、イベントサービスから受け取ったデータBを用いた処理を実行する(S220)。そして、タスクB用のメッセージ数カウンタの値をデクリメントする(S230)。その結果、タスクB用のメッセージ数カウンタの値は、1となるので、S240の判定処理で再びS210の処理へ移行することとなる。再び、イベントサービスのReceiveMessage関数を呼び、イベントサービスは、ReceiveMessage関数の処理として、タスクB用にキューイングされているデータCを取り出して(S210)、タスクBにそのデータCを返す。タスクBは、イベントサービスから受け取ったデータCを用いた処理を実行する(S220)。そして、タスクB用のメッセージ数カウンタの値をデクリメントする(S230)。その結果、タスクB用のメッセージ数カウンタの値は、0となるので、このデータ受信利用処理を抜け(S240:YES)、タスクBのその他の処理へ移行する。そして、タスクBのすべての処理が終了すると、処理をRTOSへ返す。
【0039】
従来は、図5に示したように、タスクBの起動終了が、送信したメッセージの数(3回)分行われるため、非常にオーバーヘッドが大きかったのに対し、本実施例のタスク間通信方法では、図3に示したように、タスクBの起動終了は1回のみであり、タスクの起床・終了処理にかかるオーバーヘッドが少なくなる。そのため、CPU11の処理負荷を軽減することができる。
【0040】
特に、本実施例のようなエンジン制御では、例えば、急激に要求トルクが増加したことをセンサ30等から入力された信号に基づいて検知し燃料噴射を追加する為の非同期噴射要求、センサ30等の信号などの異常を検出しダイアグ用メモリに記憶させる為のダイアグ処理要求、外部ノードからの(CANなどによる)車内LAN32を介した通信データの着信に対応する通信処理要求などを、メッセージとしてタスク間で通信する。こうした要求を検出する処理(送信側、すなわちタスクA)とは、別の優先度で、この対応をする処理(受信側、すなわち、タスクB)を実行したい場合や、複数の異なる優先度での送信処理に対し一つの受信処理を行う場合の受信処理側リソースの排他処理を簡単にする為に、上述したメッセージとしてタスク間通信でデータをやりとりする。
【0041】
これらのメッセージは、それぞれ要求が検出されるたびに送信され、以下のような場合に複数の受信側タスクが待ち状態になる。
・複数の送信処理が1つの高い優先度のタスク上で順次処理され、それぞれの送信条件が成立した場合。(例えば、4ms毎に非同期噴射判定と異常検出処理が行われている場合)
・優先度の高い複数のタスクが連続して実行されている時に、それぞれのタスク上の送信処理の送信条件が成立した場合。(例えば、CAN受信割り込みと4ms毎の非同期噴射判定が重なった場合)
・一つの送信処理から(一つの送信条件により)、連続して複数のメッセージが送信された場合。(例えば、4ms毎の異常検出処理で、複数のセンサの異常が検出された場合)
このような場合に、上述した処理によって、CPU11の処理負荷を軽減することができるため、エンジンの高回転時の制御性の悪化を防ぐことができる。
【0042】
なお、本実施例では、タスクA内の処理からタスクB内の処理へデータを送るものとして説明したが、例えば、タスクA内の処理で送り先のタスクを指定するようにしてもよい。例えば、SendMessage関数の引数として、送り先のタスクを指定するようにしてもよい。送り先のタスクの指定は、例えば、タスクIDを引数とすることで行うことができる。タスクIDで行う場合には、図2(a)に示したS110〜140の処理において、「タスクB用のキュー」という部分を、「引数として受け取ったタスクIDに対応するタスク用のキュー」とすることで実現できる。また、例えば、すべてのタスクの優先度が異なるものとして一意に決定されている場合には、送り先のタスクの指定は、この優先度を引数とすることで行うことができる。この場合、タスク別ではなく優先度別にキューを設け、図2(a)に示したS110〜140の処理において、「タスクB用のキュー」という部分を、「引数として受け取った優先度に対応するキュー」とすることで実現できる。すなわち、メッセージ送信時に送信データのキューイングを行った後、該当する優先度のメッセージ送信カウンタの値に基づき、現在送信待ちの同優先度のメッセージが有るか否かを確認する。待ちメッセージが無い場合は従来方式と同様にタスクの起床要求をRTOSに対して行うが、待ちメッセージがある場合はタスクの起床要求は行わず送信処理を終了する。そしてRTOSによって受信側タスクが起床されると、このキューイングしたデータを取り出して、取り出したデータを利用する処理を行った後、さらに同優先度の送信待ちメッセージが残っているかどうかをチェックし、もし残っていればタスクを終了せずに続けて次の受信処理を実施し、送信待ちメッセージがなくなるまで繰り返す。このように構成することで、同一優先度のメッセージが複数連続して送信要求され、かつ、受信側タスクが送信側タスクに比べ優先度が同じか低い場合に、タスクの起床及び終了処理が少なく済み、CPU11の処理負荷が低減できる。
【0043】
また、本実施例では、最初のメッセージであるか否かをメッセージ数カウンタの値に基づいて判定することにしたが、例えば、RTOSにおける起床待ちキューに送信先のタスクのタスクIDがあるか否かによって判定するようにしてもよい。すなわち、図2のS120、S230の処理を行わず、図2のS130の処理に代えて、「RTOSの起床待ちキューにタスクBのタスクIDがないか」を判定し、ない場合(S130:YES)、S140の処理を行い、ある場合(S140:NO)、S140の処理を行わずに終了するようにする。また、S240の処理に代えて、タスクB用のキューにデータが残っていないかを判定し、残っている場合(S240:NO)S210へ移行し、残っていない場合(S240:NO)、データ受信利用処理を抜けるように構成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の処理実行装置としてのエンジン制御装置の構成を表すブロック図である。
【図2】実施例のメッセージ送信処理とデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】実施例のタスク間通信方法によって、タスクAからタスクBに対してメッセージを3回発行した場合の処理の様子を示す説明図である。
【図4】従来のメッセージ送信処理とデータ受信処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】従来のタスク間通信方法によって、タスクAからタスクBに対してメッセージを3回発行した場合の処理の様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ECU
10…マイコン
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…I/O
21…入力回路
22…出力回路
30…センサ
32…車内LAN
40…アクチュエータ

Claims (7)

  1. あるタスク(以下送信側タスクと称する)上での処理から、前記送信側タスクとは別のタスク(以下受信側タスクと称する)上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、前記送信側タスク上での処理において、当該データを、当該受信側タスク上での処理から取得可能なキューに格納し、当該受信側タスクの起床要求をオペレーティングシステムに対して行い、当該起床要求に基づいて前記オペレーティングシステムの処理によって当該受信側タスクが起床された際に、当該受信側タスク上での処理において、当該受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに格納されたデータを取得する処理を、コンピュータによって実行することによって実現されるタスク間通信方法において、
    前記送信側タスク上での処理における前記受信側タスクの起床要求の回数を前記データの送信回数よりも少ない回数とし、
    前記受信側タスク上での処理における前記キューに格納されたデータを取得する処理において、前記キューに格納されたデータを複数取得すること
    を特徴とするタスク間通信方法。
  2. あるタスク(以下送信側タスクと称する)上での処理から、前記送信側タスクとは別のタスク(以下受信側タスクと称する)上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、前記送信側タスク上での処理において、当該データを、当該受信側タスク上での処理から取得可能なキューに格納し、当該受信側タスクの起床要求をオペレーティングシステムに対して行い、当該起床要求に基づいて前記オペレーティングシステムの処理によって当該受信側タスクが起床された際に、当該受信側タスク上での処理において、当該受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに格納されたデータを取得する処理を、コンピュータによって実行することによって実現されるタスク間通信方法において、
    前記送信側タスク上での処理で、前記受信側タスク上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、当該受信側タスク上での処理から取得可能な前記キュー内に、前記キューへの当該データの格納以前にすでに格納されているデータがあるか否かを判定し、ある場合には前記送信側タスク上での処理における当該受信側タスクに対する起床要求を行わず、ない場合にのみ前記起床要求を行い、
    前記受信側タスクでは、当該受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに存在するすべてのデータを取得すること
    を特徴とするタスク間通信方法。
  3. あるタスク(以下送信側タスクと称する)上での処理から、前記送信側タスクとは別のタスク(以下受信側タスクと称する)上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、前記送信側タスク上での処理において、当該データを、当該受信側タスク上での処理から取得可能なキューに格納し、当該受信側タスクの起床要求をオペレーティングシステムに対して行い、当該起床要求に基づいて前記オペレーティングシステムの処理によって当該受信側タスクが起床された際に、当該受信側タスク上での処理において、当該受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに格納されたデータを取得する処理を、コンピュータによって実行することによって実現されるタスク間通信方法において、
    前記送信側タスク上での処理で、前記受信側タスク上での処理に対するデータの送信要求が発生した場合に、当該受信側タスクに対する前記起床要求が現在あるか否かを判定し、ある場合には前記送信側タスク上での処理における当該受信側タスクに対する起床要求を行わず、ない場合にのみ前記起床要求を行い、
    前記受信側タスクでは、当該受信側タスク上での処理から取得可能な前記キューに存在するすべてのデータを取得すること
    を特徴とするタスク間通信方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のタスク間通信方法において、
    前記オペレーティングシステムは、前記起床要求があって未だ実行していないタスクを特定するためのタスク特定情報を記憶し、記憶されたタスク特定情報に対応する優先度が一番高いタスクから順に、タスクを起床させるものであり、
    すべてのタスクを異なる優先度に設定し、前記キューは、当該優先度ごとに設けること
    を特徴とするタスク間通信方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のタスク間通信方法の各処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. 請求項5に記載のプログラムを記録した記録媒体。
  7. 請求項5に記載のプログラムと、当該プログラムを実行するコンピュータとを備えることを特徴とする電子機器。
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