JP2004251776A - 光測距式センサ - Google Patents

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雅史 荒川
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Abstract

【課題】赤外線測距式センサにおいて、検知対象に対し発光部からの光が一部しか照射されず受光素子上に半円形状等の結像を生じたときに起る、検知対象までの距離の誤判定を防止し、検知対象が確実に設定距離範囲内にあるときだけ検知ありと判断できるようにする。
【解決手段】発光部14,16から検知対象12に向けて発光し、反射光を受光部18の位置検出素子から成る受光素子24で受光し、検知対象12までの距離Lを測定する赤外線測距式センサ10において、第1及び第2の2つの発光部14,16と1つの受光部18とを、受光部18が2つの発光部14,16の間に位置するように直線状に配置して、第1の発光部14と受光部18とにより第1センサ部28を、第2の発光部16と受光部18とにより第2のセンサ部を構成する。そして第1及び第2のセンサ部の何れもが、検知対象12の位置が設定距離範囲内と判定したとき、検知対象12が実際に設定距離範囲内にあると判断する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は発光部と受光部とを有し、検知対象までの距離を測定して検知対象が設定距離範囲内にあるか否かを検知する光測距式センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、人体等の検知対象を検知するためのセンサが自動水栓や便器の自動洗浄装置その他において広く用いられている。
例えば自動水栓では、人体検知センサにより人体(差し出された手)を検知することで、吐水口より自動吐水するようになしており、また便器の自動洗浄装置では、同じく人体検知により便器に自動給水を行って便器を洗浄するようにしている。
【0003】
この種の人体等の検知対象を検知するセンサとして、発光部から発光し、検知対象からの反射光を受光部で受光して、その反射光量の大小に応じて設定距離範囲内に検知対象があるか否かを判定する形式のものが従来広く用いられているが、この種のものは使用者の着ている服の色によって、例えば黒い服を着ている場合と白い服を着ている場合とで反射光量が大きく異なったとき、検知対象が設定距離範囲内にあるか否かを誤判定してしまう問題が指摘されている。
【0004】
そこで検知対象からの反射光量の大小によらず、検知対象までの距離を測定することによって、設定距離範囲内に検知対象があるか否かを判定する光測距式センサを用いることが下記特許文献1に開示されている。
【0005】
この光測距式センサでは、発光素子と集光レンズとを有する発光部から検知対象に向けて発光し、そして検知対象からの反射光を位置検出素子から成る受光素子と集光レンズとを有する受光部で受光して、反射光の検知対象からの反射角度に応じて変化する受光素子上の受光位置を検出することで、検知対象までの距離を測定し、以って検知対象が設定距離範囲内にあるか否かを検知する。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−301520号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの光測距式センサの場合、検知対象が発光部の丁度正面になく、その端の一部だけに発光部からの光が当って反射したようなときに検知対象までの距離、即ち検知対象の位置を実際よりも近く或いは遠く誤って判定してしまうといった(以下半欠けと称する)問題がある。
【0008】
図9及び図10はこれを詳しく示したものである。
同図において200は検知対象、202は発光素子204と集光レンズ206とを有する発光部で、208は発光部202から距離Sだけ離れた位置に設けられた、1次元の位置検出素子から成る受光素子210と集光レンズ212とを有する受光部である。
【0009】
この光測距式センサの場合、発光素子204からの光は集光レンズ206で絞られて検知対象200に対し円形状のスポット光として照射(発光)され、その反射光が受光部208における集光レンズ212を通して受光素子210上に結像する。
このとき受光素子210上には反射光が円形状のスポット光として受光され、その重心Gの位置に応じて検知対象200までの距離Lが求められる。
【0010】
即ち検知対象200までの距離Lが短く、反射光の反射角度θが大きいときには、反射光の重心Gの位置は受光素子210の中心位置からより離れた位置となり、また一方検知対象200までの距離Lが長く、反射光の反射角度θが小さいときには、重心位置Gの位置は受光素子210の中心により近い位置となる。
従って受光素子210の中心から重心Gまでの距離dの大小を知ることによって、検知対象200までの距離Lを知ることができる。
【0011】
詳述すると、受光素子210は両端の出力端子から電流I,Iを出力し、それら電流IとIとの電流比は受光素子210上に結像するスポット光の重心Gの位置に応じて変化する。
例えば受光素子210の長さをC、重心Gの受光素子210端からの距離をXとすると、
:I=X:(C−X)
となり、両端からの電流値I,Iを知ることによって検知対象200までの距離Lを知ることができる。
【0012】
ところが検知対象200が図10に示すような位置にあって、発光部202から発光した光が同図に示しているように検知対象200に対し左半円状に照射されたとき、その反射光は集光レンズ212で反転して受光素子210上に右半円状に受光される。
【0013】
このときの重心Gは本来の重心Gから図中右側に距離dだけずれた位置となり、その結果反射光の反射角度が本来θであるべきところを、これよりも角度の大きい反射角度θで反射されたのと同様の状態となって、恰も実際の距離Lよりも短い距離L離れた位置に検知対象200Aがあるかの如く誤判定されてしまうのである。
【0014】
図10は検知対象200の図中右端が発光部202からの光の照射領域に一部かかった状態の場合であるが、逆に検知対象200の図中左端が発光部202からの光の照射領域に一部かかった状態の場合にはこれと逆の現象、即ち検知対象200の位置が実際の距離Lよりも遠いものと誤判定されてしまう。
【0015】
その結果として、検知対象200が設定距離範囲に近い位置にあるとき設定距離範囲内に検知対象200があると誤って判定されてしまったり、或いは逆に設定距離範囲内に検知対象200がないと誤って判定されてしまう問題を生ずるのである。
【0016】
尚、特許文献1では複数の発光部を設け、各発光部を異なる範囲に向けて発光するようにしている。
この特許文献1に記載のものは、人体等の検知対象が発光素子の発光領域からずれた位置に存在しているときであっても確実に人体等を検知できるように、複数の発光部からそれぞれ異なった範囲に向けて発光するようにしたもので、ここに記載のものは上記した半欠けの問題の解決を意図したものではない。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の光測距式センサはこのような課題を解決するために案出されたものである。
而して請求項1のものは、発光素子と集光レンズとを有する発光部から検知対象に向けて発光し、該検知対象からの反射光を位置検出素子から成る受光素子と集光レンズとを有する受光部で受光して、該反射光の該検知対象からの反射角度に応じて変化する該受光素子上の受光位置を検出することにより該検知対象までの距離を測定し、該検知対象が設定距離範囲内にあるか否かを検知する光測距式センサにおいて、第1及び第2の2つの前記発光部と1つの前記受光部とを該受光部が該第1及び第2の2つの発光部の間に位置するように直線状に配置して、該第1の発光部と受光部とにより第1のセンサ部を、該第2の発光部と受光部とにより第2のセンサ部をそれぞれ構成せしめ、それら第1及び第2のセンサ部の何れもが、前記検知対象の位置が前記設定距離範囲内と判定したとき、該検知対象が実際に該設定距離範囲内にあるものと判断するようになしてあることを特徴とする。
【0018】
請求項2のものは、発光素子と集光レンズとを有する発光部から検知対象に向けて発光し、該検知対象からの反射光を位置検出素子から成る受光素子と集光レンズとを有する受光部で受光して、該反射光の該検知対象からの反射角度に応じて変化する該受光素子上の受光位置を検出することにより該検知対象までの距離を測定し、該検知対象が設定距離範囲内にあるか否かを検知する光測距式センサにおいて、第1及び第2の2つの前記受光部と1つの前記発光部とを該発光部が該第1及び第2の2つの受光部の間に位置するように直線状に配置して、該発光部と第1の受光部とにより第1のセンサ部を、該発光部と第2の受光部とにより第2のセンサ部をそれぞれ構成せしめ、それら第1及び第2のセンサ部の何れもが、前記検知対象の位置が前記設定距離範囲内と判定したとき、該検知対象が実際に該設定距離範囲内にあるものと判断するようになしてあることを特徴とする。
【0019】
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記発光部から赤外線を発光する赤外線式の光測距式センサであることを特徴とする。
【0020】
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記受光素子が1次元の半導体位置検出素子から成っていることを特徴とする。
【0021】
【作用及び発明の効果】
以上のように本発明は、第1及び第2の2つの発光部と1つの受光部とを、その受光部が2つの発光部の間に位置するように直線状に配置して、第1の発光部と受光部とにより第1のセンサ部を、第2の発光部と受光部とにより第2のセンサ部をそれぞれ構成せしめ、それら第1及び第2のセンサ部の何れもが設定距離範囲内に検知対象ありと判定したとき、そこで初めて実際に設定距離範囲内に検知対象があると判断するようになしたものである。
【0022】
この光測距式センサにおいては、検知対象が丁度上記のような光の半欠けを生ずる位置にあるとき、第1のセンサ部及び第2のセンサ部の一方は検知対象を実際よりも遠い位置にあるものと判定し、逆に今一方のセンサ部は検知対象を実際よりも近い位置にあるものと判定する。
【0023】
従って本発明のセンサにおいては、第1のセンサ部及び第2のセンサ部の何れもが設定距離範囲内に検知対象ありと判定したとき、確実に検知対象が設定距離範囲内に位置していることになり、従って本発明のセンサによれば、検知対象が設定距離範囲の遠限近くにあり且つ半欠けを生じるような状態にある場合であっても、設定距離範囲外にある検知対象を誤って設定距離範囲内にあると判定してしまう問題を確実に解消することができる。
【0024】
但し本発明のセンサでは、設定距離範囲の遠限近くに検知対象があるとき、設定距離範囲内にあるものを、半欠けの発生によって設定距離範囲外と判断することもあり得る。これを防ぐには、第1及び第2のセンサで示された検知対象までの距離の平均をとる演算を行えば良いが、処理が複雑となり高価になる。
しかしながら使用者が実際に自動水栓その他光測距式センサの備えられている自動装置を使用しようとするときには、人体がその後必ずセンサに接近することとなるから、その時点で確実にこれを検知でき、従って上記のような判断を下したとしても特に支障は生じない。
【0025】
本発明のセンサの場合、1つの受光部が第1のセンサ部及び第2のセンサ部の共通の受光部として構成されており、この場合値段的に高価な受光部の数が少なくて済み、センサを低コストで構成できる利点が得られる。
【0026】
次に請求項2のものは、上記請求項1と異なって第1及び第2の2つの受光部と1つの発光部とを、その発光部が第1及び第2の2つの受光部の間に位置するように直線状に配置し、そして発光部と第1の受光部とにより第1のセンサ部を、また発光部と第2の受光部とにより第2のセンサ部をそれぞれ構成したもので、この請求項2のセンサにおいても、上記と同様の理由によって光の半欠けにより、検知対象が設定距離範囲外にあるものを設定距離範囲内にあるものと誤判定してしまうのを防止することができる。
【0027】
この請求項2のセンサの場合、受光部が2つあることから、共通の1つの発光部からの光を2つの受光部で同時に受光でき、従って検知対象までの距離を同時に判定できる利点が得られる。
【0028】
ここで本発明の光測距式センサは、発光部から赤外線を発光する赤外線式のものとなしておくことができる(請求項3)。
また上記受光素子は、1次元の半導体位置検出素子(PSD)から成るものとすることができる(請求項4)。
【0029】
本発明の光測距式センサは、自動水栓の人体検知センサ,便器の自動洗浄装置における人体検知センサ,便器における便蓋の自動開閉装置の人体検知センサ,便器に備えられる人体の局部洗浄装置の人体検知センサ,トイレへの人体の入室を検知して照明を自動的に点灯し又は消灯するトイレの照明装置の人体検知センサ,或いはその他の自動装置の人体検知センサ等としてそれぞれ使用することが可能である。
【0030】
【実施例】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は小便器や大便器の自動洗浄装置等に用いられている赤外線測距式人体検知センサ(以下単にセンサとする)で、12は検知対象である。検知対象12は通常は人体となる。
【0031】
センサ10は、図1の部分拡大図に示しているように第1の発光部14,第2の発光部16の2つの発光部と1つの受光部18とを有しており、そして受光部18が第1の発光部14と第2の発光部16との間に位置するように直線状に、詳しくは検知対象12に対する検知方向と直角方向に直線状に配置されている。尚、ここで第1の発光部14及び第2の発光部16はそれぞれ同一方向、即ち同一範囲に向けて発光する。
【0032】
これら第1の発光部14,第2の発光部16はそれぞれ発光素子20と集光レンズ22とを有している。
また受光部18は、受光素子24と集光レンズ26とを有している。
ここで受光素子24は1次元の半導体位置検出素子(PSD)から成っている。
【0033】
本例では、図1中右側の第1の発光部14と受光部18とによって図3に示す第1のセンサ部28が構成され、また図1中左側の第2の発光部16と受光部18とによって図4の第2のセンサ部30が構成されている。
【0034】
本例のセンサ10の場合、図3に示しているように検知対象12の図中右端が第1及び第2の発光部14,16からの光の照射(発光)領域に一部かかる状態、即ち上記した半欠けを生じる状態にあるとき、第1のセンサ部28における第1の発光部14から発せされた光の検知対象12に対するスポット光は、同図に示しているように左半円状となり、その反射光は受光部18における集光レンズ26を通過して受光素子24上に反転形状の右半円状に結像(受光)する。
【0035】
このときの結像の重心Gの位置は、受光素子24上において本来の重心位置から図中右側に距離dだけずれた位置となる。
即ち、本来はその重心位置が受光素子24上において中心から距離dだけ図中左側に離れた位置でなければならないところ、これよりも図中右側に距離dだけずれた位置となる。
その結果として、第1のセンサ部28は検知対象12までの距離を距離Lと判定しなければならないところを、恰もこれよりも遠い距離L離れた位置に検知対象12Aがあるかの如く判定してしまう。
【0036】
図4は同じ距離Lだけ離れた位置にある検知対象12を、今度は第2のセンサ部30で検知する場合を示している。
図4に示しているように第2のセンサ部30では、第2の発光部16から発せられた光の検知対象12に対するスポット光が図3と同様に左半円状となる。
而してその反射光は受光部18で受光されるに際し、集光レンズ26で反転して受光素子24上に右半円状に結像される。
【0037】
その重心Gは、本来あるべき重心位置に対し図中右側に距離dだけずれた位置となる。
即ち重心Gのずれの方向が、図3の第1のセンサ部28における重心Gのずれとは反対方向となり、そのずれの距離はそのGの場合と実質同じ距離dとなる。
その結果として、第2のセンサ部30は検知対象12までの距離を距離Lと判定しなければならないところを、恰もこれよりも近い距離L離れた位置に検知対象12Bがあるかの如く判定してしまう。
【0038】
つまり本例において、検知対象12が正しく第1,第2の発光部14,16の正面位置になく、光の半欠けを生じるような位置にあるとき、第1のセンサ部28と第2のセンサ部30とが全く逆の判定を行う。
【0039】
そこで本例ではこれら第1のセンサ部28及び第2のセンサ部30の判定結果を受けて、それら何れもが検知対象12が予め設定してある設定距離範囲内にあると判定したときのみ、検知対象12が実際に設定距離範囲内にあるものと判断し(センサ10に含まれている信号処理及び判定回路により)、その結果を図2に示す電磁弁,LED等の負荷31の駆動制御を行う制御部に信号出力する。
制御部はその信号を受けてそれら負荷31を駆動制御する。
【0040】
図5は第1のセンサ部28による判定結果と、第2のセンサ部30による判定結果と、センサ10による最終的な判断との関係を一覧として示したものである。
図示のように本例のセンサ10の場合、第1のセンサ部28及び第2のセンサ部30の何れもが、検知対象12が設定距離範囲内にあると判定したときのみ、検知対象12が実際に設定距離範囲内にあるものと判断する(検知ありとする)。
【0041】
本例のセンサ10によれば、第1のセンサ部28及び第2のセンサ部30の何れもが設定距離範囲内に検知対象12ありと判定したとき、確実に検知対象12は設定距離範囲内に位置していることになる。
従って本例によれば、検知対象12が設定距離範囲の遠限近くにあり且つ半欠けを生じるような位置にある場合であっても、設定距離範囲外にある検知対象12を誤って設定距離範囲内にあると判定してしまうことはない。
【0042】
一方で検知対象12、例えば人体がその後センサ10の備えられた便器の自動洗浄装置等を使用しようとしてセンサ10に接近して来たときには、その時点で確実にこれを検知でき、従って上記のように判断を下したとしても特に支障は生じない。
【0043】
本例のセンサ10の場合、1つの受光部18が第1のセンサ部28及び第2のセンサ部30の共通の受光部として構成されているため、値段的に高価な受光部18の数が少なくて済み、センサ10を低コストで構成できる。
【0044】
次に図6〜図8は本発明の他の実施例を示している。
図6に示しているように、この例は第1の受光部34と第2の受光部36との2つの受光部の間に1つの発光部38が位置するように、それらを図6中横方向に直線状に配置し、そして第1の受光部34と発光部38とによって図7に示す第1のセンサ部32を構成し、また第2の受光部36と発光部38とによって図8の第2のセンサ部33を構成したものである。
【0045】
このようにした場合においても、検知対象12の位置によって上記のような半欠けを生じたとき、第1のセンサ部32と第2のセンサ部33とで検知対象12の位置を、実際の検知対象12の位置に対し図7に示すように近くに判定したり、図8に示すように遠くに判定したりして、全く逆の判定を行う。
【0046】
本例においても、第1のセンサ部32と第2のセンサ部33との何れもが、検知対象12が設定距離範囲内にあると判定したときのみ、検知対象12が実際に設定距離範囲内にあるものと判断をする。
【0047】
従って本例のセンサ10においても、設定距離範囲より遠い位置にある検知対象12を誤って設定距離範囲内にあると判定してしまうのを確実に防止することができる。
またこのセンサ10の場合、第1,第2の受光部34,36の2つの受光部を設けていることから、共通の1つの発光部38からの光を2つの受光部34,36で同時に受光でき、従って検知対象12までの距離を同時に判定できる利点が得られる。
【0048】
以上本発明の実施例を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明は上記のような便器の自動洗浄装置の他、自動水栓その他様々な自動装置における人体検知センサとして適用可能なものであるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光測距式センサを検知対象とともに示す図である。
【図2】同実施例のセンサを拡大して示した図である。
【図3】同実施例のセンサの要部をその作用とともに示す図である。
【図4】同実施例のセンサの要部を図3とは異なる作用とともに示す図である。
【図5】同実施例のセンサによる判断を第1のセンサ部及び第2のセンサ部の判定結果との関係において示した図である。
【図6】本発明の他の実施例のセンサの要部を示す図である。
【図7】図6のセンサの要部をその作用とともに示す図である。
【図8】図6のセンサの要部を図7とは異なる作用とともに示す図である。
【図9】従来の光測距式センサの作用の説明図である。
【図10】従来の光測距式センサの不具合の説明図である。
【符号の説明】
10 赤外線測距式人体検知センサ
12 検知対象
14 第1の発光部
16 第2の発光部
18 受光部
20 発光素子
22,26 集光レンズ
24 受光素子
28,32 第1のセンサ部
30,33 第2のセンサ部
34 第1の受光部
36 第2の受光部
38 発光部
L 検知対象までの距離

Claims (4)

  1. 発光素子と集光レンズとを有する発光部から検知対象に向けて発光し、該検知対象からの反射光を位置検出素子から成る受光素子と集光レンズとを有する受光部で受光して、該反射光の該検知対象からの反射角度に応じて変化する該受光素子上の受光位置を検出することにより該検知対象までの距離を測定し、該検知対象が設定距離範囲内にあるか否かを検知する光測距式センサにおいて、
    第1及び第2の2つの前記発光部と1つの前記受光部とを該受光部が該第1及び第2の2つの発光部の間に位置するように直線状に配置して、該第1の発光部と受光部とにより第1のセンサ部を、該第2の発光部と受光部とにより第2のセンサ部をそれぞれ構成せしめ、それら第1及び第2のセンサ部の何れもが、前記検知対象の位置が前記設定距離範囲内と判定したとき、該検知対象が実際に該設定距離範囲内にあるものと判断するようになしてあることを特徴とする光測距式センサ。
  2. 発光素子と集光レンズとを有する発光部から検知対象に向けて発光し、該検知対象からの反射光を位置検出素子から成る受光素子と集光レンズとを有する受光部で受光して、該反射光の該検知対象からの反射角度に応じて変化する該受光素子上の受光位置を検出することにより該検知対象までの距離を測定し、該検知対象が設定距離範囲内にあるか否かを検知する光測距式センサにおいて、
    第1及び第2の2つの前記受光部と1つの前記発光部とを該発光部が該第1及び第2の2つの受光部の間に位置するように直線状に配置して、該発光部と第1の受光部とにより第1のセンサ部を、該発光部と第2の受光部とにより第2のセンサ部をそれぞれ構成せしめ、それら第1及び第2のセンサ部の何れもが、前記検知対象の位置が前記設定距離範囲内と判定したとき、該検知対象が実際に該設定距離範囲内にあるものと判断するようになしてあることを特徴とする光測距式センサ。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記発光部から赤外線を発光する赤外線式の光測距式センサであることを特徴とする光測距式センサ。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記受光素子が1次元の半導体位置検出素子から成っていることを特徴とする光測距式センサ。
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