JP2004251596A - 分離型ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

分離型ヒートポンプ式給湯装置 Download PDF

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Abstract

【課題】給湯回路韓の熱ロスを少なくし、更にヒートポンプサイクルの熱効率を向上させた分離型のヒートポンプ式給湯装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも、温水を生成する加熱用熱交換器、及び温水を貯湯する貯湯槽を収納した本体と、少なくとも、外気から蒸発熱を汲み上げる室外側熱交換器を収納した室外機とに分割する。本体と室外との間を流通する冷媒相互間で熱交換させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機の吐出ガス冷媒から放出される熱を利用して温水を生成するヒートポンプ式給湯装置、特に冷媒回路を構成する機器を二つのユニットに分離して収納した分離型ヒートポンプ式給湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年給湯装置として、エネルギー効率の向上、火災防止の観点からヒートポンプ式給湯装置が注目されている。また、ヒートポンプ式給湯装置に用いられる冷媒として、HCFC冷媒はオゾン係数が大きく全廃方向で検討が進められており、その代替冷媒としてHFC系冷媒が採り上げられているが、HFC系冷媒は温暖化指数が大きいという問題を抱えている。このようなことから、ヒートポンプ式給湯装置に用いられる冷媒としては、炭酸ガス(CO)が注目されている。
【0003】
炭酸ガス冷媒を使用したヒートポンプ式給湯装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。このヒートポンプ式給湯装置では、圧縮機、給湯用熱交換器(本発明にいう加熱用熱交換器)、膨張弁、室外側熱交換器、アキュムレータを順次冷媒配管により接続し、冷媒として炭酸ガスを用いてヒートポンプサイクルが構成されている。そして、給湯用水は給湯用熱交換器で圧縮機からの吐出ガスにより加熱され、加熱された給湯用水は貯湯槽に蓄えられている。また、このヒートポンプ式給湯装置は、冷媒回路が一体的に形成されたものであって、上記ヒートポンプサイクルを構成する室外側熱交換器と給湯用熱交換器(本発明にいう加熱用熱交換器)とを別ユニットに収納する構成ではなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−82803号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、この特許文献1記載のヒートポンプ式給湯装置のように、冷媒回路を一つのユニットに収納する場合は、全ての機器を一つのユニットに収納するか、または、貯湯槽を別ユニットに収納するかになる。
しかしながら、前者の場合は、ヒートポンプ式給湯装置が大型化し、搬入時及び据付時の取扱いが不便となる。また、外気と熱交換させる室外側熱交換器に適した場所にヒートポンプ式給湯装置を設置する場合には、貯湯槽が屋内の給湯用設備から遠くなり給湯回路が長くなることにより熱ロスが多くなるという問題がある。また、屋内給湯設備に近い場所にヒートポンプ式給湯装置を設置する場合には、外気を給排気するのに適した場所を選択することが容易でないという問題がある。
また、後者の場合は、給湯用熱交換器と貯湯槽との距離が長くなり、この間を接続する給湯回路が長くなることにより熱ロスが多くなるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであって、給湯回路からの熱ロスを少なくし、更にヒートポンプサイクルの熱効率を向上させた分離型のヒートポンプ式給湯装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る分離型ヒートポンプ式給湯装置は、圧縮機、圧縮機の吐出ガス冷媒を水で冷却する加熱用熱交換器、膨張装置、外気を熱源媒体とする室外側熱交換器を接続して密閉回路を形成し、この密閉回路に炭酸ガス冷媒を充填した冷媒回路と、加熱用熱交換器、加熱用熱交換器で加熱された温水を貯湯する貯湯槽、及び加熱用熱交換器と貯湯槽との間で給湯用の水を循環させるための循環ポンプを接続して形成した給湯回路とを備えたヒートポンプ式給湯装置であって、少なくとも前記加熱用熱交換器を含む給湯回路及び圧縮機を備えた本体と、少なくとも室外側熱交換器及び膨張装置を備えた室外機とに分離され、本体と室外機とを連絡配管で接続するように構成されてなり、更に、連絡配管部分に本体から室外機へ流通する冷媒と室外機から本体へ流通する冷媒とを熱交換させる熱交換部が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
このようにすると、ヒートポンプ式給湯装置が、少なくとも加熱用熱交換器を含む給湯回路及び圧縮機を備えた本体と少なくとも室外側熱交換器及び膨張装置を備えた室外機との二つのユニットに分割されるので、搬入時及び据付時の取扱いが容易になる。
また、この発明に係るヒートポンプ式給湯装置では、加熱用熱交換器と貯湯槽とを本体内に収納しているので、加熱用熱交換器を貯湯槽の近傍に設置することが可能となり、両者を接続する給湯回路からの熱ロスを減少させることができる。また、本体を屋内の給湯設備に近い場所を選定して設置することができるので、本体と屋内給湯設備との間を接続する給湯回路からの熱ロスも少なくすることができる。また、室外機を、外気の取入れ及び排出に都合の良い場所を選定して設置することができる。
また、この発明に係るヒートポンプ式給湯装置では、本体と室外機を接続する連絡配管のうち、本体から室外機へ冷媒を流す連絡配管が加熱用熱交換器と膨張装置を連絡する高圧側回路となり、室外機から本体へ冷媒を流す連絡配管が圧縮機吸入側の低圧側回路となる。したがって、これら連絡配管を流通する冷媒を熱交換させると、加熱用熱交換器出口の高圧ガス冷媒を冷却するとともに蒸発器として作用する室外側熱交換器出口の冷媒を加熱させる所謂内部熱交換器として作用し、冷凍サイクルの熱効率を向上させることができる。因みに、室外側熱交換器のみを室外機に収納し、膨張装置を本体に収納するような配置にすると連絡配管は全て高圧側回路となるので、上記のような内部熱交換器を形成することができない。また、室外側熱交換器及び圧縮機を室外機に収納し、膨張装置を本体に収納した場合は、一部の連絡配管は圧縮機の吐出ガスを流通させる高圧側回路となり、他の連絡配管は膨張装置を出た後の冷媒、すなわち蒸発器として作用する室外側熱交換器入口側の冷媒となるのでこの両者を熱交換させても熱効率が低下するだけで意味がない。また、この熱交換部については、連絡配管部分に設けられるので特別のスペースを必要としないという利点がある。
【0009】
上記分離型ヒートポンプ式給湯装置において、前記熱交換部は、本体から室外機への冷媒を流通させる連絡配管と室外機から本体へ冷媒を流通させる連絡配管とを接触するように添わせて配置するように構成してもよい。このように構成すると、熱交換部分を簡単に形成することができる。
【0010】
また、前記熱交換部は、連絡配管を挿入して装着する孔を備えた伝熱性材料からなる押出成形品に対し、連絡配管を前記孔に挿入して装着させてなる構成としてもよい。このように構成すると、両連絡配管の熱交換量をより多くすることができ、ヒートポンプの熱効率を向上させることができる。
【0011】
また、前記熱交換部は、室外機から本体へ冷媒を流す冷媒通路と本体から室外機へ冷媒を流す冷媒通路とが押出成形により一体成型された成形品からなるものとしてもよい。このように構成すると、両連絡配管の熱交換量をさらに多くすることができ、ヒートポンプの熱効率を向上させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を、図1を参照しながら詳細に説明する。なお、図1は実施の形態1に係るヒートポンプ式給湯装置の回路図である。
【0013】
図1に示すように、実施の形態1に係るヒートポンプ式給湯装置は、本体1と室外機2とからなる。
【0014】
本体1は、圧縮機17の吐出ガス冷媒を給湯用の水で冷却して温水を得る加熱用熱交換器11と、加熱用熱交換器11で加熱された温水を貯湯する貯湯槽12、加熱用熱交換器11で加熱された温水を貯湯槽12に送り貯湯槽12からの水を加熱用熱交換器11へ送る循環ポンプ14が接続された給湯回路13とを備えている。そして、給湯回路13からの放熱ロスを少なくするために、貯湯槽12と加熱用熱交換器11とは近傍に設置され、給湯回路13が短くなるように配慮されている。なお、貯湯槽12の上部には温水を供給する給湯管15が接続されており、貯湯槽12の下部には、貯湯槽12に水を供給するための給水管16が接続されている。
【0015】
本体1には、本ヒートポンプ式給湯装置の冷媒回路の一部が収納されている。
この冷媒回路の一部は、閉鎖弁33、圧縮機17、加熱用熱交換器11及び閉鎖弁34を順次接続したものである。なお、閉鎖弁33,34は、それぞれ配管接手33a、34aを備えている。この配管接手33a、34aには、連絡配管31、32を接続できるように本体1の外部に露出して取り付けられている。また、工場出荷時には、閉鎖弁33、34を閉鎖した状態とし、この冷媒回路の中に所定量の冷媒が封入されている。
【0016】
圧縮機17の上部には、冷凍機油タンク19が設置されている。この冷凍機油タンク19の上部及び下部が配管により圧縮機17内の冷凍機油貯留空間に接続されている。なお、冷凍機油タンク19の下部と圧縮機17とを接続する配管には手動弁、電磁弁などの開閉弁20が接続されている。
【0017】
室外機2には、室外側熱交換器21、室外側熱交換器21に冷媒の蒸発熱源としての外気を循環させるための室外ファン22及び膨張装置18が収納されている。また、膨張装置の入口側に配管接手32aが接続され、室外側熱交換器21の出口側に配管接手31aが接続されている。配管接手31a、32aは、連絡配管31、32を接続するためのもので、室外機2の外部に露出するように取り付けられている。そして、工場出荷の段階ではこの室外機2の冷媒回路中には、現地据付までの間に空気が浸入しないように窒素ガスが封入されている。
【0018】
なお、室外機2は、連絡配管31を配管接手31aと閉鎖弁33の配管接手33aとの間に接続するとともに、連絡配管32を配管接手32aと閉鎖弁34の配管接手34aとの間に接続することにより本体1に接続される。なお、連絡配管31、32の接続に際しては、本体1内に充填された冷媒により室外側熱交換器21及び連絡配管31、32がエアーパージされる。
【0019】
また、連絡配管31、32の中間部には、本体1から室外機2へ流通する高圧ガス冷媒と、室外機2から本体1へ流通する低圧ガス冷媒とを熱交換させる熱交換部40が設けられている。
この実施の形態1における熱交換部40は、図2に示すように、2本の連絡配管を密接させ、この2本の連絡配管31、32を銅板などの熱伝導性板41を巻き付け、その周りを断熱材42で被覆して構成している。この構成により、2本の連絡配管31、32は直接的に熱交換可能であり、また、熱伝導性板41を介し熱交換される。本体1及び室外機2は、このように、熱交換部40を挟んで連絡配管31、32を接続することにより、圧縮機17、加熱用熱交換器11、膨張装置18、室外側熱交換器21を順次接続する密閉回路からなる冷媒回路が形成される。
【0020】
本体1の冷媒回路に充填される冷媒は炭酸ガス冷媒(CO)である。炭酸ガス冷媒は次のような理由から選択されている。従来のフロン冷媒に代わる自然冷媒として、ハイドロカーボン(HC:プロパンやイソブタンなど)、アンモニア、空気、炭酸ガス(CO)等が挙げられる。しかしながら、冷媒特性として、ハイドロカーボンとアンモニアはエネルギー効率が良いという反面可燃性や毒性の問題があり、空気は超低温域以外でエネルギー効率が劣るなどといった問題がある。これに対し炭酸ガスは、可燃性や毒性がなく安全であり、また、冷媒として用いた場合、高温の圧縮機吐出ガス冷媒を得ることができるという特徴を備えている。このようなことから、炭酸ガス冷媒は、地球の環境破壊問題を回避し得る冷媒として、特に、給湯用ヒートポンプ式冷凍装置の冷媒として適している。
【0021】
冷凍機油タンク19の下部と圧縮機17とを接続する配管に設けられた開閉弁20は、連絡配管31、32が本体1と室外機2との間に接続された後開放される。開閉弁20を開放することにより、冷凍機油タンク19に貯留した冷凍機油を自然落下させて圧縮機17内の冷凍機油貯留スペースに移送する。これにより所定量の冷凍機油が圧縮機17の冷凍機油貯留スペースに移送され、圧縮機17内に適切な量の冷凍機油が貯留される。
【0022】
次に、上記構成のヒートポンプ式給湯装置の給湯運転は次のように行われる。このヒートポンプ式給湯装置の給湯運転では、圧縮機17が駆動され、冷媒が図1における実線矢視の方向に循環する。このヒートポンプ式給湯装置における冷凍サイクルは、炭酸ガス冷媒の臨界点が低いため、超臨界冷凍サイクルを形成する。すなわち、圧縮機17から吐出された高温高圧のガス冷媒は、加熱用熱交換器11で給湯用の水と熱交換して冷却され、水は加熱され温水となる。このとき高圧圧力が臨界点以上の圧力であるため、冷媒は加熱用熱交換器11では凝縮しない。加熱用熱交換器11で冷却された高圧ガスは、熱交換部40で圧縮機17に吸入される低圧ガス冷媒により更に冷却される。冷却された高圧ガス冷媒は、膨張装置18で減圧され低温低圧の気液2相流となって、室外機2の室外側熱交換器21に流れる。低温低圧の気液2相流冷媒は、室外側熱交換器21で外気と熱交換し蒸発する。室外側熱交換器21を流出した低圧冷媒は、熱交換部40で加熱用熱交換器11を流出した冷媒から熱を奪って更に加熱され、圧縮機17に戻る。したがって、この冷凍サイクルは、熱交換部における熱交換作用により、低圧側の冷媒に吸収される熱量が大きくなり、冷凍サイクルの熱効率が大きくなる。
【0023】
また、上記ヒートポンプ式給湯装置により得られる温水は、圧縮機17の吐出ガス冷媒がフロンガス冷媒使用のヒートポンプ式給湯装置の場合に比し高温高圧となるため、フロンガス冷媒使用のヒートポンプ式給湯装置の場合に比し高温となる。
【0024】
一方、貯湯槽12は、給水管16から水が供給され常に満水の状態になるように形成されている。そして、屋内の給湯設備に温水を供給するときは、循環ポンプ14が駆動される。これにより、貯湯槽12内の下部の水が加熱用熱交換器11に供給される。加熱用熱交換器11で加熱された温水は貯湯槽12の上部に戻る。このような循環が繰り返されることにより貯湯槽12内の上部に温水が供給される。また、温水と水とは混ざり合わないので、時間の経過とともに上層の温水量が増加し、下層の低温水の量が少なくなって、最終的には貯湯槽12が温水で満たされるようになる。なお、浴槽、洗面室等の給湯設備への温水の供給は、貯湯槽12の上部に接続された給湯管15により貯湯槽12の上部に貯湯された温水が供給される。
【0025】
本実施の形態1は上記のように構成されているので、次の効果を奏することができる。
(1) このヒートポンプ式給湯装置は、本体1と室外機2のユニットに分割されているので、搬入時及び据付時の取扱いが容易になる。
【0026】
(2) 本体1内において、加熱用熱交換器11と貯湯槽12とが近傍に設置されているため、両者を接続する給湯回路からの熱ロスを減少させることができる。また、本体1を屋内の給湯設備に近い場所を選定して設置することができるので、本体1と屋内給湯設備との間を接続する給湯回路からの熱ロスも少なくすることができる。また、室外機2を、外気の取入れ及び排出に都合の良い場所を選定して設置することができる。
【0027】
(3) 本体1と室外機2を接続する2本の連絡配管31、32のうち、本体1から室外機2へ冷媒を流す連絡配管32が加熱用熱交換器11と膨張装置18を連絡する高圧側回路となり、室外機2から本体1へ冷媒を流す連絡配管31が圧縮機吸入側の低圧側回路となる。したがって、これら連絡配管31、32を流通する冷媒を熱交換させる熱交換部40において、加熱用熱交換器11出口の高圧ガス冷媒から蒸発器として作用する室外側熱交換器21出口の冷媒へ熱が移動され、この熱交換部40が所謂内部熱交換器として作用し、冷凍サイクルの熱効率を向上させることができる。
【0028】
(4) また、この実施の形態1における熱交換部40は、連絡配管31、32を接触させて両者を添わせて配置した構成であるので、簡単な作業で、かつ、現地で熱交換部を形成することができる。また、両配管31、32を沿わせた状態で固定する部材は、銅板などの熱伝導性板41を巻き付けているだけであるので、嵩張らず熱交換も促進することができる。
【0029】
(実施の形態2)
次に実施の形態2について、図3に基づき説明する。なお、実施の形態2は、実施の形態1における熱交換部40を変形したものであって、熱交換部以外は実施の形態1と同一である。以下において、実施の形態2の熱交換部50のみ説明する。
【0030】
実施の形態2における熱交換部50は、連絡配管31、32を挿入して装着する孔52、53を備えた伝熱性材料からなる押出成形品51に、連絡配管31、32を挿入して装着したものである。なお、図3では省略されているが、この成形品51の外周には実施の形態1の場合と同様断熱材が被せられて使用される。
このような成形品により両連絡配管31、32を固定すると、本体1から室外機2へ流通する冷媒と室外機2から本体1へ流通する冷媒との熱交換量をより多くすることができる。
【0031】
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について、図4に基づき説明する。なお、実施の形態3は、実施の形態1における熱交換部40を変形したものであって、熱交換部以外は実施の形態1と同一である。以下において、実施の形態3の熱交換部60のみ説明する。
【0032】
実施の形態3における熱交換部60は、連絡配管31、32の途中に、室外機2から本体1へ冷媒を流す冷媒通路61と、本体1から室外機2へ冷媒を流す冷媒通路62とが上下2段に一体成型された押出成形品63からなる。この熱交換部60は、アルミニウム等の押し代成形が可能で熱伝導性の優れた部材を材料とする。冷媒通路61,62は、長手方向に複数形成されたマイクロチャネル(小流路)である。また、なお、図4では省略されているが、この成形品63の外周には実施の形態1の場合と同様断熱材が被せられて使用される。
このように構成すると、本体1から室外機2へ流通する冷媒と室外機2から本体1へ流通する冷媒との熱交換量をさらに多くすることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るヒートポンプ式給湯装置は、本体と室外機のユニットに分割されているので、搬入時及び据付時の取扱いが容易になる。また、本体内において、加熱用熱交換器を貯湯槽の近傍に設置することが可能となり、両者を接続する給湯回路からの熱ロスを減少させることができる。また、本体を屋内の給湯設備に近い場所を選定して設置することができるので、本体と屋内給湯設備との間を接続する給湯回路からの熱ロスも少なくすることができる。また、室外機を外気の取入れ及び排出に都合の良い場所を選定して設置することができる。また、本体から室外機へ冷媒を流す連絡配管が加熱用熱交換器と膨張装置を連絡する高圧側回路となり、室外機から本体へ冷媒を流す連絡配管が圧縮機吸入側の低圧側回路となる、更に、両連絡配管を流れる冷媒の間で熱交換させているので、冷凍サイクルの熱効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る回路図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る熱交換部の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る熱交換部の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る熱交換部の断面図である。
【符号の説明】
1 本体
2 室外機
11 加熱用熱交換器
12 貯湯槽
13 給湯回路
14 循環ポンプ
17 圧縮機
18 膨張装置
21 室外側熱交換器
31 連絡配管
32 連絡配管
40 熱交換部
41 熱伝導性板
42 断熱材
50 熱交換部
51 成形品
52 孔
53 孔
60 熱交換部
61 冷媒通路
62 冷媒通路
63 成形品

Claims (4)

  1. 圧縮機、圧縮機の吐出ガス冷媒を水で冷却する加熱用熱交換器、膨張装置、外気を熱源媒体とする室外側熱交換器を接続して密閉回路を形成し、この密閉回路に炭酸ガス冷媒を充填した冷媒回路と、加熱用熱交換器、加熱用熱交換器で加熱された温水を貯湯する貯湯槽、及び加熱用熱交換器と貯湯槽との間で給湯用の水を循環させるための循環ポンプを接続して形成した給湯回路とを備えたヒートポンプ式給湯装置であって、
    少なくとも前記加熱用熱交換器を含む給湯回路及び圧縮機を備えた本体と、少なくとも室外側熱交換器及び膨張装置を備えた室外機とに分離され、本体と室外機とを連絡配管で接続するように構成されてなり、更に、連絡配管部分に本体から室外機へ流通する冷媒と室外機から本体へ流通する冷媒とを熱交換させる熱交換部が設けられていることを特徴とする分離型ヒートポンプ式給湯装置。
  2. 前記熱交換部は、本体から室外機への冷媒を流通させる連絡配管と室外機から本体へ冷媒を流通させる連絡配管とを接触するように添わせて配置してなることを特徴とする請求項1記載の分離型ヒートポンプ式給湯装置。
  3. 前記熱交換部は、連絡配管を挿入して装着し得る孔を備えた伝熱性材料からなる押出成形品に対し、連絡配管を前記孔に挿入して装着してなることを特徴とする請求項1記載の分離型ヒートポンプ式給湯装置。
  4. 前記熱交換部は、室外機から本体へ冷媒を流す冷媒通路と本体から室外機へ冷媒を流す冷媒通路とが押出成形により一体成型された成形品からなることを特徴とする請求項1記載の分離型ヒートポンプ式給湯装置。
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