JP2004250901A - 車両用のドアロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】オープン位置でストライカを受け入れ、ロック位置へ回動可能なラッチと、駆動源による第1位置への操作でロック動作とロック解除動作との一方を行い、第2位置への操作で他方の動作を行う操作部材と、両動作が交互に行われるべく操作部材の操作方向を切り換える制御装置とを有する車両用のドアロック機構において、各動作をより確実に実行可能なドアロック機構を提供する。
【解決手段】操作部材11の第2位置への変位に従動する従動部材20と、操作部材の第1への変位では従動部材を所定位置で止める規制部材51cと、所定位置で従動部材を検出する検出手段SW2とを設け、制御装置は、ロック動作を完了後の操作部材を、従動部材が非検出状態となるまで第2位置側に操作して待機し、ロック解除動作を完了後の操作部材を、従動部材が検出状態となるまで第1位置側に復帰操作して待機する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用のドアロック機構に関し、より具体的には、ストライカを受け入れるオープン位置とストライカの離脱を禁止するロック位置との間で回動可能なラッチと、駆動源によって中立位置から第1位置へ変位操作されることで、前記ラッチを前記ロック位置に回動操作するロック動作と前記ラッチを前記オープン位置に回動操作するロック解除動作との一方を行い、前記中立位置から前記第1位置と反対側の第2位置へ変位操作されることで、前記ロック動作と前記ロック解除動作との他方を行う操作部材と、前記操作部材による前記ロック動作と前記ロック解除動作とを交互に行わせるために、前記駆動源による前記操作部材の変位操作方向を切り換える制御装置とを有する車両用のドアロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のドアロック機構としては、本発明に関連する先行技術文献情報として下記に示す特許文献1がある。
この特許文献1に記されたドアロック装置は、箱状のケース部材を有し、ケースには外形が概して円形の回動板がモータによって時計回りと反時計回りの双方向に駆動操作可能に支持されており、回動板の一側面には扇形の出力部材が固着されている。ユーザーによるドア開放用のインサイドスイッチの操作を機に、リレーの働きによってモータが回動板を反時計回りに回動操作すると、出力部材がアームを介してドア開放用のロッドを牽引して、ポールが解除方向に回動され、ラッチがオープン位置に回動して、ロック解除動作が行われる。他方、ドアがハーフラッチ位置まで閉じ操作されるのを機に、ハーフラッチ感知センサとリレーの働きによってモータが回動板を時計回りに回動操作すると、出力部材が別のアームを介してドア閉止用のロッドを牽引して、ラッチがフルラッチ位置まで回動して、ロック動作が行われる。そして、ケース部材には、回動板の周面によって接点が「閉」の位置に保持された中立位置センサが配置されており、回動板の別の側面の1箇所には凹部が形成されており、回動板の回動に応じてこの凹部が中立位置センサの位置に来ると、中立位置センサの接点は「開」になるように構成されている。さらに、例えばロック解除動作が行われた場合は、次のロック動作を何時でも開始できるように、(各動作の完了を検知するセンサとリレーとの働きで)回動板はモータによって中立位置側に復帰操作され、中立位置センサの接点が凹部によって「開」になった時、リレーの働きでモータが停止され、次の動作に備えるように構成されている(ロック動作が行われた場合も同様の復帰操作が行われる)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭62−101782号公報(4頁左上欄16行目〜7頁左下欄12行目、第4図、第5図、第6図、第9図)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のドアロック装置の構造には、次のような問題が見られた。すなわち、ロック動作やロック解除動作の完了に際して回動板を中立位置側に復帰操作する時、中立位置センサの「開」への切り替わりに基づいてモータを停止するので、中立位置を正確に定義しようとして凹部が短めに設定されていれば、回動板がモータと共に少しオーバーランすると、中立位置センサが回動板の凹部から抜け出た状態で待機状態になる傾向が見られる。この場合、例えば、ドアが開放されているにも拘わらず中立位置センサが「閉」になっている状況が生じる。すると、『ドアが開いている状態では、各センサはすべて開いている(7頁右上欄4〜行)』という制御の前提が崩れ、ドアをハーフラッチ位置まで閉じたことでハーフラッチ感知センサが閉じてもリレーが働かずモータに通電されず、ロック動作が行われない虞がある。一方、このような事態を防ぐ目的で、モータがオーバーランによって中立位置センサが凹部から抜け出ないように、凹部を十分長めに設定すると、今度は、中立位置の範囲が大きくなり過ぎて、例えばロック動作の完了に際して回動板を中立位置側に戻そうとする時に、出力部材がロック解除動作用のロッドを牽引し始めてしまう、或いは、ロック動作やロック解除動作の開始が遅れる等の問題が生じる。特に、ユーザーがドア開放用のインサイドスイッチを操作した場合、これに応じて回動板が反時計回りに回動されても、先ず中立位置センサが長い凹部の左端付近から右端まで到達する必要があり、次に、引き続き回動板が回動されて凹部を抜け出た時、初めて出力部材によるロック解除動作が開始されるので、実際にドア開放操作が開始されるまでに比較的長いタイムラグが生じて、ユーザーに快適な印象を与えられない。因みに、モータがオーバーランによって中立位置センサが抜け出さない凹部の長さは、各動作の確実性を得るためには、客観的に予測されるモータのオーバーラン量に合わせただけでは不足であり、これに更に安全係数を掛け合わせた長さにする必要がある筈である。
【0005】
したがって、本発明の目的は、上に例示した従来技術によるドアロック機構の持つ前述した欠点に鑑み、ロック動作とロック解除動作を確実に実行でき、且つ、指示信号が出されてからロック動作やロック解除動作の開始までのタイムラグが短く、より快適な印象をユーザーに与えるドアロック機構をできるだけ簡単な構成で提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るドアロック機構は、請求項1から4のいずれかに記された特徴構成を備えている。
すなわち、本発明の請求項1によるドアロック機構は、
ストライカを受け入れるオープン位置とストライカの離脱を禁止するロック位置との間で回動可能なラッチと、駆動源によって中立位置から第1位置へ変位操作されることで、前記ラッチを前記ロック位置に回動操作するロック動作と前記ラッチを前記オープン位置に回動操作するロック解除動作との一方を行い、前記中立位置から前記第1位置と反対側の第2位置へ変位操作されることで、前記ロック動作と前記ロック解除動作との他方を行う操作部材と、前記操作部材による前記ロック動作と前記ロック解除動作とを交互に行わせるために、前記駆動源による前記操作部材の変位操作方向を切り換える制御装置とを有する車両用のドアロック機構であって、
前記操作部材が前記第2位置へ変位操作されるのに伴って従動操作される従動部材と、前記操作部材の前記第1位置への変位操作に際して、前記従動部材の移動を所定位置にて規制する規制部材と、前記所定位置付近にある前記従動部材を検出する検出手段とを有し、
前記制御装置は、前記ロック動作と前記ロック解除動作との一方を完了後の前記操作部材を、前記従動部材が前記検出手段によって非検出状態となるように前記第2位置側に復帰操作する工程を経て待機状態となり、前記ロック動作と前記ロック解除動作との他方を完了後の前記操作部材を、前記従動部材が前記検出手段によって検出状態となるように前記第1位置側に復帰操作する工程を経て待機状態となることを特徴構成としている。
【0007】
このような特徴構成を備えているために、請求項1によるドアロック機構では、
例えば、操作部材が中立位置から第1位置へ変位操作されることでロック動作が行われる構成とした場合、制御装置は、ラッチをロック位置(通常はフルラッチ位置)に回動操作後、操作部材を第1位置から中立位置側に復帰変位させ、この復帰変位に応じて従動部材が検出手段によって非検出状態となった時点で復帰操作完了と認識し、次のロック解除動作に備えた待機状態に入る。同様に、ロック解除動作は、操作部材が中立位置から第2位置へ変位操作されることで行われ、ラッチがオープン位置になった後、操作部材を第2位置から中立位置側に復帰変位させ、この変位に応じて従動部材が上と同じ検出手段によって検出状態となった時点で復帰完了と認識し、次のロック動作に備えた待機状態に入る。すなわち、ロック動作は、前回のロック解除動作の最終段階の復帰操作において従動部材が検出手段に近接していく過程で初めて検出された状態(モータなどのオーバーランによる従動部材のそれ以上の近接は検出手段付近の規制部材によって食い止められる)で開始され、従動部材が検出手段から離間していく過程で初めて非検出となった状態(但しオーバーランによって更に若干離間する可能性はある)で、従動部材の復帰操作も含めた動作が全て終了する。ロック解除動作についても同様の事情が言える。
【0008】
従って、本発明によるドアロック機構では、先ず、簡単な構成でありながら、ロック動作とロック解除動作の両動作が、操作部材のオーバーランの量とも無関係に、常に確実に実行されるという利点がある。
次に、本発明によるドアロック機構では、ロック動作の完了後の待機中の操作部材の位置(ロック解除動作の開始時の操作部材の位置と同じ)と、ロック解除動作の完了後の待機中の操作部材の位置(ロック動作の開始時の操作部材の位置と同じ)の間の寸法的な隔たりを、言い換えれば、操作部材の(或いは操作部材を操作する駆動源の)中立位置の範囲を、非常に小さく抑えることができるという利点がある。現実問題として、この中立位置の範囲は、実際に生じるオーバーランの量と実質的に一致し、これを超えることはない。これは、「モータのオーバーランによって中立位置センサが抜け出さない凹部の長さを、(各動作の確実性を得るために)客観的に予測されるモータのオーバーラン量に更に安全係数を掛け合わせた長さにしなければならない」従来の構成による中立位置の範囲に比して、必然的に小さい値になる。
その結果、指示信号が出されてからロック動作やロック解除動作の開始までのタイムラグが短く、より快適な印象をユーザーに与えるドアロック機構が簡単な構成で提供される。しかも、本発明によるドアロック機構の場合、ロック動作とロック解除動作の一方では、前回の動作の復帰操作における従動部材のオーバーランは、検出手段の近傍に設けた規制部材によって食い止められることを考慮すれば、上記の中立位置の範囲は更に小さくなる。
【0009】
尚、特に、前記操作部材は、前記中立位置から前記第1位置への変位操作によって前記ロック動作を行い、前記中立位置から前記第2位置への変位操作によって前記ロック解除動作を行い、
前記検出手段は、前記第2位置から前記中立位置へ近接する前記従動部材による押し操作によってONに切り替えられ、前記中立位置から前記第2位置へ移動する前記従動部材による押し操作の解除によってOFFに切り替えられるスイッチによって構成することが可能である。
このような構成とすれば、ロック動作完了後に行われる操作部材の復帰操作は、中立位置から第2位置側へ従動移動する従動部材によるスイッチのOFFへの切り替え操作によって完了され、待機状態に入っている。この待機状態では、操作部材は、モータのオーバーランによって生じる中立位置の範囲の中の第2位置寄りの位置で停止しているので、ロック解除の指示信号が出された時には、操作部材が間髪無く第2位置向きに回動開始し、ロック解除動作が開始される迄のタイムラグが極めて小さくなる。
また、上記の待機状態では、操作部材は、従動部材を第2位置側へ若干押し込んだ状態(従動部材は既に規制部材から第2位置側へ離間している)で停止しているので、後述するように、従動部材に連結されたリリース部材を介してロック解除動作を行う構成においても、ロック解除の指示信号が出された時には、従動部材は、操作部材の間髪無き第2位置向きの回動開始に少しも遅れることなく第2位置向きに従動操作され、やはり、ロック解除動作が開始される迄のタイムラグが極めて小さくなる。
【0010】
この場合、特に、前記従動部材を前記第2位置側から前記規制部材側に付勢する付勢部材を設けることが可能である。
このような構成とすれば、操作部材が中立位置よりも第2位置側にある時は、従動部材は、ON/OFFスイッチを押し込む方向に付勢されているので、駆動源によって直接操作されている操作部材と離合した状況でも、ON/OFFスイッチを迅速確実に押し操作し、検出され、ロック解除動作における復帰操作が円滑に完了する。付勢部材は、ドアロック機構の筐体と従動部材の間に介装された一般的なコイルバネなどのバネ部材でも良いが、或いは、従動部材を操作部材に近付ける付勢力が作用するように従動部材と操作部材の間に介装されたバネ部材、乃至は、付勢力として働く吸着力を備えたマグネット(永久磁石或いは電磁石)でも良い。
【0011】
駆動源による前記操作部材の前記変位操作は一つの軸芯周りで行われる回動操作であり、前記操作部材は、前記操作部材と前記従動部材とのいずれか一方に連結されたクローザ部材を介して前記ロック動作を行い、前記操作部材と前記従動部材との他方に連結されたリリース部材を介して前記ロック解除動作を行う構成することが可能である。
このような構成とすれば、電動モータの回転軸を駆動源とすることで、操作部材を合理的に回動操作できる。また、ロック動作を行うクローザ部材を枢支する部材と、ロック解除動作を行うリリース部材を枢支する部材とを、操作部材と従動部材に分配することによって、少なくとも、操作部材が中立位置から第1位置と第2位置との一方に回動操作されている間は、従動部材に枢支されている部材は移動しない構成とできるので、ロック動作とロック解除動作に際して操作部材と従動部材が互いに干渉し合わないための構造設計が容易になり、結果的に、ドアロック機構をよりコンパクトにもできる。
【0012】
本発明によるその他の特徴および利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるであろう。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態の一例について図面に基づいて解説する。
図1と図2は、自動車のボディ1とドア3(ここではバックドア)の間に設けられたドア開閉機構100を示す。ドア開閉装置100は、ドア3に設けられたストライカ2と、ボディ1のフロアー後端付近に設けられたドアロック装置4(車両用のドアロック機構の一例)とを有する。また、ドア3の外側にはオープンハンドル3aが設けてある。
図3に示すように、ドアロック装置4は、合成樹脂製のハウジング5と、ストライカ2をドア3の本体側に引き込み操作可能な板状のラッチ6、ラッチ6の回転を規制するポール7、及び、モータ動力によるラッチ6やポール7の操作を介して、ドア3のロック動作とロック解除動作を行うロック操作機構8を有する。尚、ハウジング5は、図6に詳しく示すように、ハウジングボディ5aと、ハウジングボディ5aを車両上方から覆うベース5bとを有している。そして、ベース5bにはストライカ2を受け入れる凹部5cが形成されている。
【0014】
(ラッチ6とポール7の基本構成)
図3から図6に示すように、ラッチ6は、ハウジング5のベース5bに配置された略垂直な軸芯X1周りで回動可能に支持されており、比較的強力なコイルばねSP1等によって、ホームポジションHP1(図7の状態/オープン位置の一例)に向けて矢印A1方向に付勢されている。
ラッチ6には、ボディ1の外側寄りに位置する第1突起6aと、内側寄りに位置する第2突起6bが設けてあり、これらの突起6a,6bの間には、ストライカ2を受け入れ可能な係入溝部6gが形成されている。そして、ラッチ6の第2突起6bの内面側には、ハーフラッチ位置においてポール7の作用片7aに押付けられるハーフ係合面6hが設けてあり、第1突起6aの外面側には、フルラッチ位置においてポール7の作用片7aに押付けられるフル係合面6fが設けてある。さらに、ラッチ6には、後述するロック操作機構8のクローザアーム12等によるロック動作を受けるための第3突起6c(被操作部の一例)が設けてあり、第3突起6cには後述する操作ピン12aが係入可能な被係合凹部6kが形成されている。ホームポジションHP1では、コイルばねSP1の付勢力によって、第3突起6cがハウジングボディ5aに設けられたクッション状のストッパー51aに押付けられている。
【0015】
ラッチ6の回動姿勢を検出するための姿勢検出機構として、ラッチ6と一体的に回動する被検出片6p(図6を参照)が設けられ、ハウジング5には被検出片6pを電気的に検出するロータリースイッチSW1(図5を参照/制御装置の一例)が配置されている。ロータリースイッチSW1は、ラッチ6がハーフラッチ位置にあることを検出する第1接点Q1(ハーフラッチスイッチ)と、ラッチ6がフルラッチ位置にあることを検出する第2接点Q2(フルラッチスイッチ)と、接地用の第3接点Q3とを有する。
ポール7は、その作用片7aがラッチ6の第1突起6aや第2突起6bの回転軌跡内に位置する第1位置ST(図5を参照)と、作用片7aがこれらの回転軌跡から外れた第2位置RT(図13を参照)との間で、ベース5bに配置された略垂直な軸芯X2周りで回動可能に支持されており、コイルばねSP2の付勢力によって、第1位置STに復帰するよう付勢されている。第1位置STでは、作用片7aがハーフ係合面6h或いはフル係合面6fと接当してラッチ6のホームポジションHP1への復帰を阻止することができ、第2位置RTでは、ラッチ6のホームポジションHP1への復帰が許される。第1位置STでは、コイルばねSP2の付勢力によって、作用片7aの他端がハウジング5に設けられたストッパー51bに押付けられている。また、ポール7の作用片7aよりも径方向外側の位置には被操作片7bが設けられている。
【0016】
(ロック操作機構8の構成)
ロック操作機構8は、ドア3のロック動作に携わるクローズ機構8aと、ドア3のロック解除動作に携わるオープン機構8bとからなり、ロック動作とロック解除動作の間の切り換え操作を制御するためにハウジングボディ5aに配置された原点スイッチSW2(検出手段の一例)を含む。
クローズ機構8aは、ベース5bに配置された軸芯X3周りで揺動可能に支持された第1揺動レバー11(操作部材の一例)と、第1揺動レバー11の先端付近にピンによって枢支されたクローザアーム12(クローザ部材の一例)とを有し、クローザアーム12の先端付近には略軸芯X3と平行に延びた操作ピン12aが一体的に形成されている。また、第1揺動レバー11の揺動に基づく操作片12aの移動軌跡を所定の形状に特定する手段として、ハウジングボディ5aには滑らかなガイド面14が設けてあり、クローザアーム12と第1揺動レバー11の間には、クローザアーム12を図の反時計方向に付勢することで、操作ピン12aをガイド面14に押し付けるコイルばねSP3が設けてある。ベース5bには、電動モータMから伝えられる回転駆動力によって矢印C1,C2の双方向に回転操作される駆動軸10が設けてあり、第1揺動レバー11はこの駆動軸10に相対回転不能に支持されている。電動モータMの回転力は、電動モータMの回転軸に固定されたウォームギヤ、駆動軸10に外嵌された第3ギヤ、及び、互いに噛合しつつウォームギヤと第3ギヤの間に介装された第1ギヤと第2ギヤとからなる減速機構を介して駆動軸10に伝えられるが、このうち、第3ギヤG3と第2ギヤG2の一部のみが図6に示されている。
クローザアーム12と第1揺動レバー11の間に設けてあるコイルばねSP3の付勢力は、ロック操作機構8の車両に対する配置姿勢や、操作ピン12aのガイド面14上での移動距離に関わらず、常に操作ピン12aがガイド面14に押し付けられる程度に大きく決められているが、同時に、操作ピン12aのガイド面14上での摺動移動を阻止しようとする異物、例えば、CPU(制御装置の一例)がノイズ等で誤動作を起こしたなどの異常事態により、ラッチ6の(被係合凹部6kではなく)第3突起6cの先端等がガイド面14付近に存在する場合には、(クローザアーム12やガイド面14等が破損されないように)操作ピン12aが同異物を乗り越え可能な程度に納められている。
【0017】
電動モータMの正転動作によって、駆動軸10が矢印C1向きに回動し続けると、第1揺動レバー11が一体的に揺動操作され、クローザアーム12の操作ピン12aがガイド面14上を摺動移動する。そして、操作ピン12aは、ラッチ6の第3突起6cに形成された被係合凹部6k(被操作部の一例)に係入した状態で、ラッチ6を矢印A2方向に回転操作し、図5や図11に示すフルラッチ状態を現出することができる。
ガイド面14は、軸芯X3を中心とする第1の円弧の一部からなる第1ガイド領域14aと、軸芯X1を中心とする第2の円弧の一部からなる第2ガイド領域14bとが、一つの短い(例えば5ミリメートル以下)又は実質的に長さを持たない変曲部14Yを介してスムースに接続されることで形成されている。そして、第2ガイド領域14bを形成する第2の円弧の半径は、操作ピン12aが第2ガイド領域14b上に位置する限り、操作ピン12aが常に、軸芯X1を中心として移動するラッチ6の被係合凹部6kの回転軌跡上に位置するように決められている。そして、操作ピン12aは変曲部14Y上に位置する時、ハーフラッチ位置にあるラッチ6の被係合凹部6kと非常に近接して対向する状態、または、被係合凹部6kと軽く接触する状態が得られる。また、第1ガイド領域14aを形成する第1の円弧の半径は、第2の円弧の半径を僅かに上回り、その位置は、操作ピン12aが変曲部14Yを含まない第1ガイド領域14a上に位置する限り(図5などの状態)、ラッチ6の被係合凹部6kの回転軌跡の外に位置するように決められている。
【0018】
他方、オープン機構8bは、前述の軸芯X3周りで揺動可能に支持されたアンロックプレート20(従動部材の一例)を有する。アンロックプレート20は、駆動軸10に対して相対回転可能に外嵌支持されている点で、第1揺動レバー11と異なる。アンロックプレート20は、ハウジングボディ5aとの間に介装されたコイルばねSP4(付勢部材の一例)によって、図の矢印D1方向に付勢されている。
図5に示すように、アンロックプレート20は、駆動軸10に支持された被枢支部20aを備え、この被枢支部20aからは第2揺動レバー部22と第1制御レバー部24とが、互いに異なる方向に一体的に延びている。
先ず、第2揺動レバー部22の先端付近には、ポール7を解除操作するためのリリースアーム30(リリース部材の一例)がピンによって枢支されている。図7に示すように、リリースアーム30は、第2揺動レバー部22に枢支された基端部30aと、基端部30aから図の横向きに延びた中間部30bと、中間部30bから斜め上方に延びた操作部30cとを有する。中間部30bには長孔状のガイド孔31が形成されており、このガイド孔31には、ハウジングボディ5aから立設された制御ピン53が挿通されている。従って、第2揺動レバー部22に枢支されたリリースアーム30の基端部30aと、制御ピン53によって移動範囲を略横向きのみに規制されたガイド孔31とによって一種のリンク機構が実現される。そこで、アンロックプレート20が図5の矢印D2方向(反時計方向)に揺動操作されると、前記リンク機構に基づいて、リリースアーム30の操作部30cがポール7側に移動する。
【0019】
また、図5に示すように、第2揺動レバー部22の基端部付近からは、第2制御レバー部23が側方に向けて一体的に延びており、この第2制御レバー部23の先端付近には、(クローズ機構8aの)第1揺動レバー11と係合可能な被操作片23aが立設されている。電動モータMの逆転動作によって、駆動軸10が矢印C2向きに回動すると、これと同方向に回動操作される第1揺動レバー11が被操作片23aを連れ回すことにより、アンロックプレート20はコイルばねSP4の付勢力に抗して矢印D2方向に揺動操作され、最終的に、リリースアーム30によるポール7の解除操作が実現される。
次に、第1制御レバー部24の先端付近には被制止片24aが立設されており、他方、ハウジングボディ5aには、クッション状のストッパー51c(規制部材の一例)が、被制止片24aの回転軌跡内に進入した状態で配置されている。すなわち、コイルばねSP4によるアンロックプレート20のD1方向への揺動操作は、被制止片24aのストッパー51cへの接当により規制されるように構成されている。
【0020】
また、第1制御レバー部24の基端部付近からは、原点スイッチSW2を押し操作するスイッチ操作部25が、側方に向けて一体的に延びている。原点スイッチSW2とスイッチ操作部25の間の相対的な位置関係は、アンロックプレート20が矢印D1方向へ揺動移動する工程において、第1制御レバー部24の被制止片24aがストッパー51cに接当する直前に、スイッチ操作部25が原点スイッチSW2を押してON操作するように決められている。
尚、車体にはECU(電子制御装置)が積載されている。図14に示すように、ECU内のCPU(制御装置の一例)は、ドア3のオープンハンドル3aに設けられたマイクロスイッチ3s(リリース信号を出す)、ハーフラッチスイッチQ1とフルラッチスイッチQ2(いずれもラッチ6の回動姿勢の切り換わりを示す)、及び、原点スイッチSW2(ドアロック装置4の現状を示す)からの信号を受け、原点スイッチSW2の現状(ONまたはOFF)に基づいて、電動モータMに正回転、停止(拘束)、逆回転のいずれかの指令信号を出す。
【0021】
次に、ドア開閉機構100によるドア3の「ロック(Lock)動作」と「ロック解除(Unlock)動作」について、主な工程に従って説明する。尚、図15は、各動作におけるラッチ6の状態(オープン、ハーフラッチ、又はフルラッチ)、モータMの状態(正転、逆転、又は停止)、及び、原点スイッチSW2の状態(ONまたはOFF)を、時間経過に基づいて模式的に示したものである。各工程の名称(L0〜L5、U0〜U4)がモータMの状態を示すリングの内側に記入されている。但し、各工程の周方向の長さは、実際に要する時間長さに忠実に記入されているものではない。
【0022】
(ドアロック動作)
ドア開閉機構100のクローズ機構8aによるドア3のロック動作は、以下の各工程に従って実行される。
<L0:ドア開放状態>ドア3が開放状態の時には、図7に示すように、ラッチ6は第3突起6cがストッパー51aに押付けられたホームポジションHP1にあり、ポール7は作用片7aの他端がストッパー51bに押付けられた第1位置STにある。また、クローズ機構8aの第1揺動レバー11は、アンロックプレート20のスイッチ操作部25が原点スイッチSW2を押してON状態に保持するのを許す位置(ホームポジションHP2)で停止している。この時、第1制御レバー部24の被制止片24aは、ストッパー51cに押付けられた状態でも良い。また、この状態では、クローザアーム12の操作ピン12aは、ラッチ6の第3突起6cの回転軌跡から外れた位置にある。これは、未だ実質的なドアロック動作に入る前の予備段階と言え、実質的なドアロック動作は次の段階から開始される。
【0023】
<L1:ハーフラッチ状態の獲得>上のドア開放状態から、ユーザーが手動でドア3を少し閉操作すると、ラッチ6の第2突起6bがドア3のストライカ2によって押されて、ラッチ6がコイルばねSP1に抗して矢印A2方向に揺動操作される。そのまま第2突起6bがポール7を第2位置RTに向けて揺動させて押しのけ、遂にポール7の作用片7aを超えると、ポール7が第1位置STに復帰して、ポール7の作用片7aがハーフ係合面6hと係合した、ラッチ6の「ハーフラッチ状態」が得られ(図8の状態)、同時に、ラッチ6の被検出片6pがロータリースイッチSW1の第1接点Q1によって検出される。そこで、「(ドアロック動作における)ハーフラッチ状態」を示す電気信号(図15に「ハーフラッチ信号発生」と記す)がロータリースイッチSW1から出され、この信号を受けたCPUは、電動モータMを正転方向に回転させるべく制御信号を出す。
【0024】
<L2:ストライカの引き込み開始>L1工程の最後に開始された電動モータMの正転によって、(駆動軸10と共に)第1揺動レバー11が、ホームポジションHP2からC1方向(時計方向)に揺動操作されると、クローザアーム12の操作ピン12aがガイド面14上を摺動移動し、変曲領域14Yを越えた付近でラッチ6の第3突起6cと係合し、引き続き、図9に例示するように、第2ガイド領域14b上を摺動移動しながらラッチ6を矢印A2方向に揺動操作する。これによって、係入溝部6g内に係入されたストライカ2は、ハウジング5の凹部5c内に引き込まれ始める。
【0025】
<L3:フルラッチ準備段階>引き続き電動モータMの正転による第1揺動レバー11の揺動操作が継続され、操作ピン12aが第2ガイド領域14bの後半部位上を摺動移動しながらラッチ6を矢印A2方向に揺動操作すると、今度はラッチ6の第1突起6aが、ポール7を第2位置RTに向けて揺動させ、遂にポール7の作用片7aを超えると、ポール7が第1位置STに復帰して、ポール7の作用片7aがフル係合面6fと対向した、ラッチ6の「フルラッチ準備段階」が得られるが、電動モータMの正転による第1揺動レバー11の揺動操作は未だ次の段階まで継続される。フルラッチ準備段階は広義のフルラッチ状態である。
【0026】
<L4:オーバーストローク工程>電動モータMの正転による第1揺動レバー11の揺動操作が継続され、操作ピン12aが第2ガイド領域14bの終端部位上を摺動移動してラッチ6を更に矢印A2方向に揺動操作すると、ラッチ6の第1突起6aがポール7の作用片7aと一旦離間した「オーバーストローク工程」が得られ(図10を参照)、同時に、ラッチ6の被検出片6pがロータリースイッチSW1の第2接点Q2によって検出される。そこで、「フルラッチ状態」を示す電気信号がロータリースイッチSW1から出され、この信号を受けたCPUは、電動モータMを一旦停止し、引き続き、今度は電動モータMを逆転方向に回転させるべく制御信号を出す。オーバーストローク工程も広義のフルラッチ状態と言える。
【0027】
<L5:クローズ機構の原点復帰工程>電動モータMの逆転によって、第1揺動レバー11のC2方向への揺動操作が開始される。先ず、操作ピン12aが第2ガイド領域14b上を僅かに第1ガイド領域14a向きに戻った段階で、ラッチ6がコイルばねSP1の付勢力によってA1方向に回動して、第1突起6aが再びポール7の作用片7aと接当し、操作ピン12aがラッチ6の第3突起6cから離間した、真の「フルラッチ状態」が得られる(不図示)。次に、電動モータMの逆転が更に継続され、操作ピン12aは第1ガイド領域14a内に入り、遂に、第1揺動レバー11が、第2制御レバー部23を僅かな角度量だけD2方向に押し操作すると、図11に示すように、第1制御レバー部24の被制止片24aがストッパー51cから僅かに離間し、引き続き、アンロックプレート20のスイッチ操作部25が原点スイッチSW2をOFFにする。このOFF操作に際して原点スイッチSW2から出される信号(ロック動作完了を意味する)に基づいて、CPUは電動モータMを停止し、待機状態に入る。
【0028】
この待機状態では、原点スイッチSW2がOFF操作されてから電動モータMが真に停止する迄のタイムラグ(図15に示された電動モータMのオーバーラン量Oと実質的に一致する)によって、第1揺動レバー11がオーバーランして、スイッチ操作部25が原点スイッチSW2の被操作片から離間した状態になるまでアンロックプレート20を押し戻した状態で停止している構成としても良い。但し、待機状態でスイッチ操作部25が原点スイッチSW2から大きく離間している程、オープン機構8bによる次回のロック解除動作の開始が僅かではあるが遅れるので、スイッチ操作部2と原点スイッチSW2の離間距離ができるだけ小さくなるように、オーバーラン量Oが抑えられた構成とすることがより好ましい。いずれにしても、この待機状態では、クローザアーム12の操作ピン12aは、ラッチ6の第3突起6cの回転軌跡から外れた位置にある。
【0029】
(ドアロック解除動作)
ドア開閉機構100のオープン機構8bによるドア3のロック解除動作は、以下の各工程に従って実行される。
<U0:ドア閉鎖状態>ドア3が閉鎖状態の時には、図11に示すように、ドア開閉機構100は前述したドアロック動作の最後の<L5:クローズ機構の原点復帰工程>の最終段階と同じ状態を呈している。すなわち、ラッチ6はフル係合面6fが、ポール7の作用片7aに押付けられたフルラッチ状態にある。また、クローズ機構8aの第1揺動レバー11は、第2制御レバー部23をD2方向に押すことで、第1制御レバー部24の被制止片24aをストッパー51cから僅かに離間させた状態が得られている。すなわち、原点スイッチSW2は、アンロックプレート20のスイッチ操作部25によって押されておらず、OFFの状態である。これは、未だ実質的なドアロック解除動作に入る前の予備段階と言え、実質的なドアロック解除動作は次の段階から開始される。
【0030】
<U1:リリースアーム30の操作開始>上の状態から、ドア3の外側に設けたオープンハンドル3a或いは運転席などに設けたオープンレバー(不図示)などを操作すると、このオープンハンドル3aと連動するマイクロスイッチ3sからCPUにリリース信号(図15に「リリース信号発生」と記す)が入力され、CPUは電動モータMを逆転方向に回転させるべく制御信号を出す。これによって、図12に示すように、第1揺動レバー11は、ホームポジションHP2からC2方向(反時計方向)に揺動操作される。そして、第1揺動レバー11と被操作片23aで係合した、アンロックプレート20の第2制御レバー部23がD2方向に連れ回されるので、第2揺動レバー部22に枢支されたリリースアーム30が、前述したリンク機構によってポール7に向かって移動開始する。
【0031】
<U2:ポール7の解除工程>引き続き電動モータMの逆回転が継続され、リリースアーム30の操作部30cが、ポール7の被操作片7bと接当開始し、ポール7をB2方向に揺動操作し始める。ポール7が第2位置RTまで操作されると、ポール7の作用片7aは、ラッチ6の第1突起6aの回転軌跡から外れるので、ラッチ6はポール7による規制から開放されて、コイルばねSP1の付勢力によってホームポジションHP1に向けて矢印A1方向に復帰し始める。尚、このラッチ6の復帰工程は、ラッチ6がコイルばねSP1の付勢力によってストライカ2をベース5bの凹部5cから外向きに押し出す操作と平行して行われる。
【0032】
<U3:ハーフラッチ状態の獲得>上記の復帰工程の途中、ラッチ6がハーフラッチ位置に達すると、ラッチ6の被検出片6pがロータリースイッチSW1の第1接点Q1によって検出される。そこで、図15に示すように、「(ドアロック解除動作における)ハーフラッチ状態」を示す電気信号がロータリースイッチSW1から出され、この信号を受けたCPUは、電動モータMを一旦停止させてから、引き続き、今度は正転方向に回転させるべく制御信号を出す。これによって、第1揺動レバー11はC1方向(時計方向)に揺動操作され、第1揺動レバー11に対して被操作片23aで押付けられているアンロックプレート20もまた、同じD1方向(時計方向)に揺動操作され始め、リリースアーム30はポール7から遠ざかり始める。図13は、電動モータMが停止中で、ラッチ6がストライカ2をベース5bの凹部5cの入口付近まで押し出した状態で、ホームポジションHP1に達した瞬間を示す。
【0033】
<U4:オープン機構の原点復帰工程>引き続き、電動モータMが正転方向の回転を続けると、第1揺動レバー11と共にD1方向に変位操作されたアンロックプレート20が遂にスイッチ操作部25で原点スイッチSW2を押し操作して、ON状態に切り替える(図7に示されたものと共通の状態)。このON操作に際して原点スイッチSW2から出される信号(ロック解除動作完了を意味する)に基づいて、CPUは電動モータMを停止し、待機状態に入る。
尚この時、図7に示すように、原点スイッチSW2が押し操作されてから電動モータMが真に停止する迄のタイムラグ(図15に記された電動モータMのオーバーラン量Oと実質的に一致する)によって、アンロックプレート20は、第1制御レバー部24の被制止片24aがストッパー51cに押付けられた状態まで復帰しても良い。但し、被制止片24aがストッパー51cに押付けられて後も第1揺動レバー11がオーバーランを続けると、第1揺動レバー11がアンロックプレート20の被操作片23aとの接当状態を失い、クローズ機構8aによる次回のロック動作の開始が僅かに遅れることになるので、第1揺動レバー11と被操作片23aの接当状態が維持できる程度にオーバーラン量Oが抑えられた構成とすることがより好ましい。この構成は、アンロックプレート20のスイッチ操作部25による原点スイッチSW2をON状態への切り替え後にオーバーランも含めて真に停止した時、アンロックプレート20の被制止片24aが丁度ストッパー51cに押付けられるように、被制止片24aとストッパー51cとの相対位置と原点スイッチSW2の被操作片の可動ストロークを選択することによって実現する。
【0034】
或いは、第1制御レバー部24の被制止片24aが未だストッパー51cに押付けられる前に第1揺動レバー11が停止するように、オーバーラン量Oが更に抑えられた構成としても良い。このように構成すれば、ロック動作の<L2:ストライカの引き込み開始>の工程では、電動モータMの正転によって第1揺動レバー11がC1方向(時計方向)に揺動操作される時点で初めて第1制御レバー部24の被制止片24aがコイルばねSP4によってストッパー51cに押付けられた状態となる。
いずれにしても、この待機状態では未だ、クローザアーム12の操作ピン12aは、ラッチ6の第3突起6cの回転軌跡から外れた位置にあることが必要である。
【0035】
以上の各動作の工程毎の説明、及び、図15の記載から、本発明によるドアロック装置4では、CPUによるドアロック動作とドアロック解除動作の制御が以下に記す原則に基づいて行われることが判る。先ず、ラッチがフルラッチ状態でCPUが待機中の時とそこからドアロック解除動作を行っている途中は、原点スイッチSW2は一貫して「OFF」になっており、ドアロック解除動作の完了と共に原点スイッチSW2は「ON」に切り替えられ、以後のドアのロックがオープンでCPUが待機中の時と、そこからドアロック動作を行っている途中も、原点スイッチSW2は一貫して「ON」のままで、ドアロック動作の完了と共に「OFF」に切り替えられ、最初のラッチがフルラッチ状態でCPUが待機中の状態に戻る。
【0036】
そして、ドアロック装置4の基本的な構造を示す図5、図7、及び図11、並びに、ドアロック動作とドアロック解除動作で実施される各工程の内容を、各動作の最終段階で生じる電動モータMのオーバーラン量O,Oと共に示す図15から判るように、ドアロック動作の完了後は原点スイッチSW2は「OFF」に切り替えられ、そのまま「ドアロック解除動作の待機」モードに入り、ドアロック解除動作の完了後は原点スイッチSW2は「ON」切り替えられ、そのまま「ドアロック動作の待機」モードに入る、というCPUによる制御に関わる前提は、たとえ、CPUから停止信号が出されてからの電動モータMのオーバーラン量O,Oが何らかの原因で大きくても崩れることがない。従って、ドアロック動作とドアロック解除動作が確実に実行される。尚、実際には本実施形態のドアロック装置4では、ドアロック解除動作の完了(復帰操作)時のオーバーラン量Oは、アンロックプレート20(従動部材)のオーバーランをスイッチ操作部25を介して強制的に止めるストッパー51c(規制部材)によって極めて小さく抑えられる。
【0037】
さらに、ドア閉操作に基づくハーフラッチ信号の発生、或いは、リリース信号の発生を契機としてCPUが行うべき制御の内容を、単一の検出手段が「ON状態」であるか、「OFF状態」であるかに基づいて定義できることから、次の2つの利点が得られる。先ず、検出手段として、構造がシンプルなために動作の信頼性と耐久性が高く、しかも安価な押し操作型のON/OFF式のスイッチSW2を採用することができ、しかも一つだけ配置すれば済む点である(ラッチの状態を検出するスイッチSW1は別に必要である)。もう一つの利点は、ドアロック動作或いはドアロック解除動作のための制御アルゴリズムが非常に単純になり、誤動作が抑制される点である。
【0038】
〔別実施形態〕
〈1〉リリースアーム30を、アンロックプレート20上ではなく、第1揺動レバー11上に枢支させた構成としても良い。この場合の一つの手法としては、上記実施形態のアンロックプレート20から第2揺動レバー部22と第2制御レバー部23とを切り離して、第1揺動レバー11と一体化させ、この第1揺動レバー11と一体化した第2揺動レバー部22にリリースアーム30を枢支させ、他方、アンロックプレート20には、ストッパー51cによって制止される被制止片24aを有する第1制御レバー部24と、原点スイッチSW2を押し操作するスイッチ操作部25とが設けられた構成とすることができる。尚、ドアロック動作に際して第1揺動レバー11と衝突しないように、リリースアーム30の移動平面を紙面の厚さ方向で変更し、さらに、制御ピン53と衝突しないように、リリースアーム30のガイド孔31を少し長目にする必要がある。
或いは、上記の実施形態とは逆に、ロック動作用のクローザ部材を従動部材に枢支させ、ロック解除動作用のリリース部材を操作部材に枢支させても良い。
【0039】
〈2〉駆動源による操作部材(第1揺動レバー11)の変位操作は、上記の実施形態で採用したような、一つの軸芯周りで行われる回動操作によるものに限らず、例えば、ロック動作とロック解除動作を行う操作部材を、直線状のレールに沿って移動するように構成し、例えば、ロック解除動作に際しては操作部材に伴って同じレールに沿って従動操作される従動部材を設け、ロック動作に際しては従動部材の移動を所定位置にて規制する規制部材と、所定位置付近にある従動部材を検出する検出手段とを設けて、本発明によるドアロック機構を構成することも可能である。
【0040】
〈3〉原点スイッチSW2としては、上記の実施形態で用いている押し操作型のON/OFFスイッチに限らず、従動部材としてのスイッチ操作部25の近接を検出できる手段であれば良く、例えば、マグネット式の近接スイッチ、スイッチ操作部25を電気的に直接検知する接点、或いは、光センサ等を用いても良い。
【0041】
〈4〉ポール7を矢印B2方向に強制的に揺動操作することでラッチ6のホームポジションHP1への復帰を許す緊急用の操作レバーなどを、ドア開閉機構100による操作を介さずにドア3のロック解除動作を実施する手段として車内側に設けても良い。
【0042】
〈5〉上記の実施形態では、ストライカ2をドア3に設け、ドアロック装置4をボディ1側に設けているが、勿論、これとは反対に、ストライカ2をボディ1側に設け、ドアロック装置4をドア3に設けても良い。この場合、ドア3の外側に設けたオープンハンドルに対して、オープンハンドルを少しだけ操作した時にCPUにリリース信号を送るマイクロスイッチを設けておくことができる。さらに、万一、バッテリーからの給電不具合などのために、ユーザーがマイクロスイッチを操作してもドア開閉機構100によるドアロック解除動作が働かない場合でも、オープンハンドルを更に大きく操作すれば、オープンハンドルとケーブルで連結されたポール7が矢印B2方向に強制的に揺動操作されて、ドア3のロック解除動作が実施されるように構成することができる。本発明によるドア開閉機構100は、上記実施形態で説明したバックドアの他、サイドドアなどにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両用ドアロック装置を備えた自動車の後部側面図
【図2】図1の車両用ドアロック装置(フルラッチ状態)の要部の破断側面図
【図3】図1の車両用ドアロック装置(フルラッチ状態)の平面図
【図4】図1の車両用ドアロック装置(フルラッチ状態)の正面図
【図5】図3の車両用ドアロック装置の要部を示す正面図
【図6】図4の車両用ドアロック装置の要部を示す破断正面図
【図7】ドアロック動作(及びドアロック解除動作)の工程を示す説明図
【図8】ドアロック動作の工程を示す説明図
【図9】ドアロック動作の工程を示す説明図
【図10】ドアロック動作の工程を示す説明図
【図11】ドアロック動作(及びドアロック解除動作)の工程を示す説明図
【図12】ドアロック解除動作の工程を示す説明図
【図13】ドアロック解除動作の工程を示す説明図
【図14】制御装置の概略を示すブロック図
【図15】ドアロック動作とドアロック解除動作の各工程を説明する模式図
【符号の説明】
100 ドア開閉機構
2 ストライカ
3 ドア
3a オープンハンドル
3s マイクロスイッチ
4 ドアロック装置
5 ハウジング
5a ハウジングボディ
5b ベース
5c 凹部
6 ラッチ
6c 第3突起(被操作部)
7 ポール
6k 被係合凹部(被操作部)
6p 被検出片
8 ロック操作機構
8a クローズ機構
10 駆動軸(駆動源)
11 第1揺動レバー(操作部材)
12 クローザアーム(クローザ部材)
12a 操作ピン
14 ガイド面
14b 第2ガイド領域
20 アンロックプレート(従動部材)
51c ストッパー(規制部材)
SP4 コイルばね(付勢部材)
SW1 ロータリースイッチ
Q1 第1接点(ハーフラッチスイッチ)
Q2 第2接点(フルラッチスイッチ)
SW2 原点スイッチ(検出手段)
M 電動モータ(駆動源)

Claims (4)

  1. ストライカを受け入れるオープン位置とストライカの離脱を禁止するロック位置との間で回動可能なラッチと、駆動源によって中立位置から第1位置へ変位操作されることで、前記ラッチを前記ロック位置に回動操作するロック動作と前記ラッチを前記オープン位置に回動操作するロック解除動作との一方を行い、前記中立位置から前記第1位置と反対側の第2位置へ変位操作されることで、前記ロック動作と前記ロック解除動作との他方を行う操作部材と、前記操作部材による前記ロック動作と前記ロック解除動作とを交互に行わせるために、前記駆動源による前記操作部材の変位操作方向を切り換える制御装置とを有する車両用のドアロック機構であって、
    前記操作部材が前記第2位置へ変位操作されるのに伴って従動操作される従動部材と、前記操作部材の前記第1位置への変位操作に際して、前記従動部材の移動を所定位置にて規制する規制部材と、前記所定位置付近にある前記従動部材を検出する検出手段とを有し、
    前記制御装置は、前記ロック動作と前記ロック解除動作との一方を完了後の前記操作部材を、前記従動部材が前記検出手段によって非検出状態となるように前記第2位置側に復帰操作する工程を経て待機状態となり、前記ロック動作と前記ロック解除動作との他方の動作を完了後の前記操作部材を、前記従動部材が前記検出手段によって検出状態となるように前記第1位置側に復帰操作する工程を経て待機状態となる車両用のドアロック機構。
  2. 前記操作部材は、前記中立位置から前記第1位置への変位操作によって前記ロック動作を行い、前記中立位置から前記第2位置への変位操作によって前記ロック解除動作を行い、
    前記検出手段は、前記第2位置から前記中立位置へ近接する前記従動部材による押し操作によってONに切り替えられ、前記中立位置から前記第2位置へ離間する前記従動部材による押し操作の解除によってOFFに切り替えられるスイッチによって構成されている請求項1に記載の車両用のドアロック機構。
  3. 前記従動部材を前記第2位置側から前記規制部材側に付勢する付勢部材が設けられている請求項1または2に記載の車両用のドアロック機構。
  4. 駆動源による前記操作部材の前記変位操作は一つの軸芯周りで行われる回動操作であり、前記操作部材は、前記操作部材と前記従動部材とのいずれか一方に連結されたクローザ部材を介して前記ロック動作を行い、前記操作部材と前記従動部材との他方に連結されたリリース部材を介して前記ロック解除動作を行う請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用のドアロック機構。
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