JP2004250181A - 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004250181A
JP2004250181A JP2003042517A JP2003042517A JP2004250181A JP 2004250181 A JP2004250181 A JP 2004250181A JP 2003042517 A JP2003042517 A JP 2003042517A JP 2003042517 A JP2003042517 A JP 2003042517A JP 2004250181 A JP2004250181 A JP 2004250181A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
linear motor
transported
sub
scanning direction
rotary encoder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003042517A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Nozawa
肇 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2003042517A priority Critical patent/JP2004250181A/ja
Publication of JP2004250181A publication Critical patent/JP2004250181A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Control Of Linear Motors (AREA)

Abstract

【課題】駆動系にリニアモータを用いた場合、安価な構成で速度むらを抑制し、精度の良い搬送を実現できる搬送装置を提供する。かかる搬送装置を用いて副走査を行い、副走査速度むらを抑制し、安価な構成で高画質を得ることができる画像形成装置及び画像読取装置を提供する。
【解決手段】この搬送装置1は、被搬送体10を搬送するための駆動源としてのリニアモータ21と、リニアモータにより搬送される被搬送体に接続し被搬送体とともに移動するベルト部材50と、被搬送体の移動がベルト部材を介して伝達され回転することで被搬送体の移動距離を測定するロータリエンコーダ25と、ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることでリニアモータを制御する制御手段と、被搬送体の重量に応じてベルト部材に対するダンパ力を変化させるダンパ機構60と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リニアモータを用いた搬送装置、画像形成装置及び画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像記録や画像読取のためにシート状の記録媒体を副走査する副走査搬送機構においてステッピングモータやDCモータに接続したボールネジで駆動することが知られているが、送りむらや振動が発生すると、画質の低下を招いてしまう。この送りむらや振動を抑制するためにリニアモータを用いた画像形成装置が下記公知文献1,2から公知である。
【0003】
公知文献1,2ではいずれもリエアエンコーダを用いて制御を行なっており、装置コストが高くなる問題があった。また、リニアモータを用いた場合、追従性が良いため、位置・速度の測定誤差がそのまま副走査の速度のむらとなってあらわれる。このため、従来、リニアモータを用いた装置において位置・速度の測定精度をよくするためにガラススケール等のリニアエンコーダのような精度の良い高価な検出手段が用いられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−216921号公報
【0005】
【特許文献2】
特開平9−219986号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の問題に鑑み、駆動系にリニアモータを用いた場合、安価な構成で速度むらを抑制し、精度の良い搬送を実現できる搬送装置を提供することを目的とする。また、かかる搬送装置を用いて副走査を行い、副走査速度むらを抑制し、安価な構成で高画質を得ることができる画像形成装置及び画像読取装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による搬送装置は、被搬送体を搬送するための駆動源としてのリニアモータと、前記リニアモータにより搬送される被搬送体に接続し前記被搬送体とともに移動するベルト部材と、前記被搬送体の移動が前記ベルト部材を介して伝達され回転することで前記被搬送体の移動距離を測定するロータリエンコーダと、前記ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることで前記リニアモータを制御する制御手段と、前記被搬送体の重量に応じて前記ベルト部材に対するダンパ力を変化させるダンパ機構と、を具備することを特徴とする。
【0008】
この搬送装置によれば、ロータリエンコーダを用いることで装置コストを抑制できるとともに、被搬送体とロータリエンコーダとの間の伝達機構のベルト部材に対するダンパ力を被搬送体の重量に応じて変えることで伝達機構による誤差を排除することができ、ロータリエンコーダを用いても正確な位置検出が可能となり、更に、ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることでリニアモータを制御するので、高精度な搬送速度の制御を実現できる。
【0009】
上記搬送装置では前記測定結果から算出した速度情報を前記制御手段にフィードバックするようにしてもよい。
【0010】
また、前記ベルト部材は、無端状ベルトから構成され、複数のプーリ部材に掛け渡され、前記ロータリエンコーダが前記複数のプーリ部材の内のいずれかと同軸に接続されるように構成できる。
【0011】
また、前記ダンパ機構は、前記被搬送体の重量を検知する検知手段と、前記ベルト部材を押し付けるダンパ部材と、前記検知した重量に応じて前記ダンパ部材の前記ベルト部材に対する移動量を変化させるように前記ダンパ部材を駆動する駆動部と、を備えることが好ましい。
【0012】
本発明による画像読取装置は、被走査体に光ビームを主走査方向に照射し主走査を行う主走査手段と、前記主走査方向と略直行する副走査方向に副走査を行うための駆動源としてのリニアモータとを有し、前記被走査体に対する二次元的走査で前記被走査体から画像情報を読み取る画像読取手段と、前記リニアモータにより前記副走査方向に搬送される被搬送体に接続し前記被搬送体とともに移動するベルト部材と、前記被搬送体の移動が前記ベルト部材を介して伝達され回転することで前記被搬送体の移動距離を測定するロータリエンコーダと、前記ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることで前記リニアモータを制御する制御手段と、前記被搬送体の重量に応じて前記ベルト部材に対するダンパ力を変化させるダンパ機構と、を具備することを特徴とする。
【0013】
この画像読取装置によれば、ロータリエンコーダを用いることで装置コストを抑制できるとともに、被搬送体とロータリエンコーダとの間の伝達機構のベルト部材に対するダンパ力を被搬送体の重量に応じて変えることで伝達機構による誤差を排除することができ、ロータリエンコーダを用いても正確な位置検出が可能となり、更に、ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることでリニアモータを制御するので、高精度な副走査搬送速度の制御を実現できる。これにより、副走査速度むらを抑制し安定して画像読み取りを行うことができ、安価な構成で高画質を得ることができる。
【0014】
上記画像読取装置では前記測定結果から算出した速度情報を前記制御手段にフィードバックするようにしてもよい。
【0015】
また、前記画像読取手段が光学系を含む光学ユニットを有し、前記光学ユニットを前記被搬送体として前記副走査方向に搬送するように構成できる。また、前記被走査体を前記被搬送体として前記副走査方向に搬送するように構成してもよい。
【0016】
また、前記リニアモータの周囲に磁気遮ヘいシートまたは磁気遮ヘい板を配置することで、リニアモータからの磁気による他部品等への影響を抑えることができ、また、塵埃の進入を防ぐこともできる。
【0017】
本発明による画像形成装置は、被走査体に光ビームを主走査方向に照射し主走査を行う主走査手段と、前記主走査方向と略直行する副走査方向に副走査を行うための駆動源としてのリニアモータと、を有し、前記被走査体に対する二次元的走査で前記被走査体に画像を形成する画像形成手段と、前記リニアモータにより前記副走査方向に搬送される被搬送体に接続し前記被搬送体とともに移動するベルト部材と、前記被搬送体の移動が前記ベルト部材を介して伝達され回転することで前記被搬送体の移動距離を測定するロータリエンコーダと、前記ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることで前記リニアモータを制御する制御手段と、前記被搬送体の重量に応じて前記ベルト部材に対するダンパ力を変化させるダンパ機構と、を具備することを特徴とする。
【0018】
この画像形成装置によれば、ロータリエンコーダを用いることで装置コストを抑制できるとともに、被搬送体とロータリエンコーダとの間の伝達機構のベルト部材に対するダンパ力を被搬送体の重量に応じて変えることで伝達機構による誤差を排除することができ、ロータリエンコーダを用いても正確な位置検出が可能となり、更に、ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることでリニアモータを制御するので、高精度な副走査搬送速度の制御を実現できる。これにより、副走査速度むらを抑制し安定して画像形成を行うことができ、安価な構成で高画質を得ることができる。
【0019】
上記画像形成装置では前記測定結果から算出した速度情報を前記制御手段にフィードバックするようにしてもよい。
【0020】
また、前記画像形成手段が光学系を含む光学ユニットを有し、前記光学ユニットを前記被搬送体として前記副走査方向に搬送するように構成できる。また、前記被走査体を前記被搬送体として前記副走査方向に搬送するように構成してもよい。
【0021】
また、前記リニアモータの周囲に磁気遮ヘいシートまたは磁気遮ヘい板を配置することで、リニアモータからの磁気による他部品等への影響を抑えることができ、また、塵埃の進入を防ぐこともできる。
【0022】
なお、上述の画像読取装置及び画像形成装置では、前記ベルト部材は、無端状ベルトから構成され、複数のプーリ部材に掛け渡され、前記ロータリエンコーダが前記複数のプーリ部材の内のいずれかと同軸に接続されるように構成できる。
【0023】
また、前記ダンパ機構は、前記被搬送体の重量を検知する検知手段と、前記ベルト部材を押し付けるダンパ部材と、前記検知した重量に応じて前記ダンパ部材の前記ベルト部材に対する移動量を変化させるように前記ダンパ部材を駆動する駆動部と、を備えることが好ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。
【0025】
〈搬送装置〉
【0026】
図1は本実施の形態による搬送装置を概略的に示す側面図である。図2は図1のII−II線方向に切断してみた断面図である。図3は図1の奔走装置の制御系のブロック図(a)及びエンコーダ補正・速度検出部のブロック図(b)である。図4は図1のロータリエンコーダの概略的構成を示す斜視図である。
【0027】
図1のように、搬送装置1は、被搬送体10を図の上下方向に搬送するための駆動源としてのリニアモータ21と、被搬送体10の上端と下端とに接続する無端ベルト50と、無端ベルト50を図のように略矩方形状に掛け渡す複数のプーリ51,52,53,54と、プーリ52の回転軸52aに連結され無端ベルト50の移動に伴う回転軸52aの回転を検出するロータリエンコーダ25と、プーリ52と53との間で無端ベルト50に対するダンパ力を調整するためのダンパ機構60と、を備える。
【0028】
リニアモータ21は、図1,図2のように、鉛直方向に被搬送体10に沿って延びるように配置され長尺のレール状形状を有し装置本体に固定されたコ字状断面部材22と、コ字状断面部材22の内面の対向する2面に設けられた一対のマグネットヨーク22a、22bと、被搬送体10の側端面から突き出るようにして一対のマグネットヨーク22aと22bとの間に離れて非接触で位置する可動コイル部23と、を備える。リニアモータ21は可動コイル部23への通電制御により被搬送体10を上下方向、例えば図1の鉛直方向Vに搬送する。
【0029】
また、図2の破線で示すように、リニアモータ21の周囲に磁気遮ヘい板49をリニアモータ21全体を覆うように配置することが好ましい。リニアモータ21からの磁気による電気部品等への影響を抑えることができ、またリニアモータ21内への塵埃の進入を防ぐこともできる。
【0030】
また、各プーリ51〜54は無端ベルト50の移動とともに回転し、ステンレス鋼から構成される。また、無端べルト50はヤング率が1.5kgf/mm以上の材料から構成され、例えばニッケルが好ましい。
【0031】
ダンパ機構60は、図1のように、ステッピングモータ58と、ステッピングモータ58の回動により回動軸58aで回動する第1回動部材59と、第1回動部材59に一端が接続された引っ張りコイルばね56と、コイルばね56の他端が接続され回動軸57aで回動する第2回動部材57と、第2回動部材57に取り付けられて回動し無端ベルト50にダンパ力を与えるローラ部材55と、を備える。
【0032】
ダンパ機構60は、コイルばね56の引張力で第2回動部材57が回動し、常時ローラ部材55を無端ベルト50に対しほぼ直角方向に押し付けている。コイルばね56の引張力は無端ベルト50の張力に合わせ、適宜、選択され、バネ定数を変更等により調整できる。
【0033】
また、ダンパ機構60は、ステッピングモータ58が回動軸58aで回動方向rに回動すると、第1回動部材59がコイルばね56を引っ張るように回動し、これにより第2回動部材57が回動しローラ部材55が回動方向sに回動して無端ベルト50をほぼ直角方向に更に押し付ける。これにより、無端ベルト50に対するダンパ力を大きくでき、無端ベルト50の張力が大きくなる。
【0034】
また、ステッピングモータ58が回動軸58aで回動方向r’に回動すると、反対に第1回動部材59がコイルばね56の縮む方向に回動しコイルばね56の引張力が小さくなり、これにより第2回動部材57を介してローラ部材55が回動方向s’(回動方向sと逆方向)に回動して無端ベルト50から離れる方向に移動する。これにより、無端ベルト50に対するダンパ力を小さくでき、無端ベルト50の張力が小さくなる。
【0035】
従って、ダンパ機構60は、ステッピングモータ58に加えるパルス数を変えて回動軸58aの回転角を変えることでコイルばね56の引張力を調整し、ダンパ力を変化させることができる。
【0036】
なお、図1では、ダンパ機構60を引張りばねで構成したが、ローラ部材55を無端ベルト50に押すようにする押しばねから構成してもよい。また、ダンパ機構をプーリ51と52との間で無端ベルト50にローラ部材55が当接するように配置してもよい。この場合、図1の配置に加えるようにして複数のダンパ機構を配置してもよい。また、図1においてダンパ機構60を無端ベルト50の外側に配置してもよい。
【0037】
図4のように、ロータリエンコーダ25は、円形状のスケール面47aにスリット目盛りが形成されかつ回転軸46と連結して回転するスリット円板47と、スリット円板47に対しレンズ44を介して光を照射するLED等の光源41と、スリット円板47を透過した光がスリット板45を介して入射する受光素子42,43と、を備える。
【0038】
ロータリエンコーダ25は、回転軸46が図1のプーリ52の回転軸52aに連結し、無端ベルト50の移動により回転するプーリ52とともに回転することで、スリット円板47が回転し、スリット円板47のスリット目盛りを透過した光を受光素子42,43で受光し、スリット円板47の回転位置情報をパルス波形のエンコーダ信号として出力する。このエンコーダ信号に基づいて演算することでプーリ52の回転量を検出し無端ベルト50の移動量・移動位置を検出できる。
【0039】
図3(a)のように、図1の搬送装置1の制御系は、搬送装置1全体の制御を行いリニアモータ21に対する速度指令信号の発生等を行う制御部30と、被搬送体10の重量等を検知する検知センサ61と、を備え、検知センサ61が被搬送体10の重量を検知すると、その重量に応じてステッピングモータ58を制御し、その回動軸58aの回転角を変えることでダンパ力を変化させるようになっている。なお、検知センサ61は、重量を直接検知するのではなく、そのサイズ等を識別し、間接的に重量を検知するように構成してもよい。
【0040】
図3(a)のように、図1の搬送装置1の制御系は、更に、制御部30から入力した速度指令信号とリニアエンコーダ25からの補正された位置信号から得た測定速度信号との差分に応じて差分信号を発生する第1の差分出力部31と、この差分信号に基づいてPID(比例積分微分)制御演算により速度制御を行う速度制御部32と、速度制御部32から入力した速度制御信号とリニアモータ21に入力する駆動信号との差分に応じて差分信号を発生する第2の差分出力部33と、を備える。
【0041】
また、図3(a)の制御系は、第2の差分出力部33からの差分信号に基づいてPWM(パルス幅変調)制御信号を生成する電流制御部34と、このPWM制御信号に基づいてリニアモータ21の可動コイル部23に対し駆動信号を出力するインバータ回路35と、インバータ回路35の駆動信号を検出し速度制御信号の誤差を補償するため第2の差分出力部33にフィードバックする電流検出器36と、を備える。
【0042】
図3(a)の制御系は、更に、ロータリエンコーダ25の検出部25bから入力したエンコーダ信号に基づいて被搬送体10の移動位置を表す測定位置信号を演算し、その測定位置信号を誤差信号に基づいて補正し、その補正した位置信号から測定速度信号を得て第1の差分出力部31にフィードバックする位置補正・速度検出部37を備える。
【0043】
図3(b)に示すように、位置補正・速度検出部37は、具体的には、ロータリエンコーダ25の検出部25bから入力したパルス波形のエンコーダ信号を積算し測定位置信号を得るエンコーダ信号積算回路38と、副走査方向の各副走査位置における位置誤差を予め測定し誤差信号として記憶するメモリ39と、この誤差信号でエンコーダ信号積算回路38からの測定位置信号を補正し正確な位置を表す位置信号を得る補正部40と、この補正された位置信号から速度信号を得るための微分回路等からなる速度演算回路41と、を備える。
【0044】
位置補正・速度検出部37では、例えば、図3(b)の補正部40内のグラフのように、測定位置信号に対応する測定位置mから図の小さな白丸で示す座標位置で実際の位置m’を得ることで測定位置信号を正確な位置を表す位置信号に補正できる。メモリ39は、誤差信号として例えば、このような測定位置mと実際の位置m’とを表す座標(m、m’)を複数点記憶している。
【0045】
次に、図1乃至図4の搬送装置の動作について説明する。まず、搬送開始前に検知センサ61で被搬送体10の重量を検知し、その重量に応じてステッピングモータ58を制御し、その回動軸58aの回転角を変化させ、ローラ部材55を無端ベルト50に対し移動させることで無端ベルト50に対するダンパ力を変化させ、無端ベルト50の張力を適切に調整する。
【0046】
被搬送体10の搬送位置の測定のためロータリエンコーダ25で図1のプーリ52の回転量を検出するが、無端ベルト50が被搬送体10の重量に応じて適切な張力に調整されているので、無端ベルト50がプーリ52でスリップ等することなく無端ベルト50の移動がプーリ52の回転を介してロータリエンコーダ25の回転軸46に確実に伝達される。このため、無端ベルト50の移動量とロータリエンコーダ25の出力との間のずれを抑制できるので、ロータリエンコーダ25により無端ベルト50の移動量を正確に測定できる。
【0047】
次に、図3(a)の制御部30が搬送のためリニアモータ21に対し所定の速度指令信号を出力すると、この速度指令信号に基づいて、第1の差分出力部31、速度制御部32、第2の差分出力部33及び電流制御部34を経て出力したPWM制御信号によりリニアモータ21が駆動し、被搬送体10を例えば図の上方向に搬送を開始するとともに、上述のようにロータリエンコーダ25で正確に検出したエンコーダ信号に基づいて得た被搬送体10の測定位置信号を図3(b)の補正部40でメモリ39に記憶された測定位置mと実際の位置m’とを表す座標(m、m’)により正確な位置を表す位置信号に補正する。これにより、正確な位置を表す位置信号を得ることができる。
【0048】
上述のように、正確な位置を表す位置信号から速度演算回路41で得た測定速度信号を第1の差分出力部31にフィードバックすることで、速度指令信号を補正し、正確な速度信号でリニアモータ21を駆動することができ、搬送速度むらを抑制できる。このため、本実施の形態の搬送装置によれば、被搬送体10を安定して搬送しながら正確な移動位置に移動できる。
【0049】
以上のように本実施の形態では、従来のようにリエアエンコーダを用いると装置コストが高くなる問題があったのでリニアエンコーダの代わりにロータリエンコーダを用いる方法を採用したが、被搬送体の重量が種々変わる装置では、ベルトの張力が変わってしまい、その結果、被搬送体の移動速度とロータリエンコーダの回転速度との間の特性が変わってしまい易く、そのため制御性にも影響を与え、場合によっては被搬送物の重量ごとに制御ゲインを設けておく必要があり、特に、被搬送体を垂直に搬送する場合にはそれが顕著に表れるのであるが、上述のように、無端ベルト50にダンパ機構60を設け、ダンパ力を被搬送体10の重量に応じて可変とすることで無端ベルト50の張力を適切に制御することにより、被搬送体50の位置とロータリエンコーダ25の出力(位置)との間のずれを抑制し、高精度な搬送速度制御を実現できるのである。
【0050】
〈画像読取装置〉
【0051】
図5は本実施の形態による画像読取装置を概略的に示す側面図である。図5の画像読取装置150は、主走査部2と、図1の搬送装置と同様に構成された副走査部4と、を備え、図1の搬送装置の被搬送体を輝尽性蛍光体等から構成される放射線画像変換パネル100に置き換えるとともに、放射線画像変換パネル100に蓄積された画像情報を読み取るために読取部3を備える。主走査部2及び読取部3は装置本体に取り付けられ固定されている。
【0052】
即ち、図5に示す画像読取装置150は、放射線画像変換パネル100に対し主走査部2から励起光としてレーザ光を照射し、副走査部4で放射線画像変換パネル100を副走査方向である鉛直方向Vに副走査搬送することで2次元的に走査しながら、放射線画像変換パネル100から発生した輝尽発光を読取部3で検出し放射線画像変換パネル100に放射線撮影により蓄積された画像情報を読み取るものである。
【0053】
図5の画像読取装置150の主走査部2は、レーザダイオード(LD)等の光源からのレーザ光をポリゴンミラー等で偏向して放射線画像変換パネル100上で主走査方向(図5の紙面垂直方向)に照射し主走査を行うとともに、副走査部4が放射線画像変換パネル100を副走査方向である鉛直方向Vに搬送することで副走査を行う。
【0054】
図5の画像読取装置150の読取部3は、レーザ光の照射により励起されて放射線画像変換パネル100から発生した輝尽発光を主走査方向にその細長状端面が延びるように配置された集光体16で集光し、その集光されて導かれた輝尽光をフォトマルチプライヤ等の光電変換素子で光電変換する。この光電変換された電気信号は画像データとして所定の信号処理を施された後に、画像読取装置150から通信ケーブルを介して、操作端末や画像記憶装置、画像表示装置、ドライイメージャなどの画像出力装置(何れも図示省略)へ出力される。
【0055】
また、図5の画像読取装置150の副走査部4は、放射線画像変換パネル100を鉛直方向Vに図1乃至図4の搬送装置と同様にして搬送し副走査を行う。
【0056】
図5の画像読取装置150の動作について図1乃至図4を参照しながら説明する。まず、搬送開始前に検知センサ61で放射線画像変換パネル100の重量を検知し、その重量に応じてステッピングモータ58を制御し、その回動軸58aの回転角を変化させ、ローラ部材55を回動方向sまたはs’に回動させ無端ベルト50に対し移動させることで無端ベルト50に対するダンパ力を変化させ、無端ベルト50の張力を適切に調整する。これにより、無端ベルト50の移動量とロータリエンコーダ25の出力との間のずれを抑制できるので、ロータリエンコーダ25により無端ベルト50の移動量を正確に測定でき、副走査位置を正確に検出できる。なお、放射線画像変換パネル100が各種サイズを備え、そのサイズ毎に重量が分かっている場合には、サイズを検出し、そのサイズに基づいてステッピングモータ58を制御するようにしてもよい。
【0057】
次に、主走査部2がレーザ光で主走査方向に放射線画像変換パネル100上を主走査し、レーザ光の照射により励起されて放射線画像変換パネル100から発生した輝尽発光を読取部3で集光し光電変換することで画像情報を読み取る。
【0058】
制御部30で主走査周期及び読み取りピッチより算出される速度指令信号に基づいて、第1の差分出力部31、速度制御部32、第2の差分出力部33及び電流制御部34を経て出力したPWM制御信号によりリニアモータ21が駆動し、放射線画像変換パネル100を図5の鉛直方向Vに副走査する搬送を開始するとともに、リニアエンコーダ25で正確に測定したエンコーダ信号に基づいて得た放射線画像変換パネル100の測定位置信号を正確な位置を表す位置信号に補正する。これにより、正確な位置を表す位置信号を得ることができる。
【0059】
上述のように、正確な位置を表す位置信号から速度演算回路41で得た測定速度信号を第1の差分出力部31にフィードバックすることで、速度指令信号を補正し、正確な速度信号でリニアモータ21を駆動することができ、副走査速度むらを抑制できる。このため、放射線画像変換パネル100を鉛直方向Vに正確な副走査位置に移動でき、その正確な副走査位置で次の主走査及び読み取りを行う。 上述のように、本実施の形態の画像読取装置によれば、放射線画像変換パネル100を安定して搬送しながら正確な副走査位置に移動できるので、画像を精度よく読み取ることができ、高画質を得ることができる。
【0060】
また、上述のように装置コストダウンのためにロータリエンコーダを用いているが、放射線画像変換パネル100のサイズが変わりその重量が種々変わっても、図1〜図4と同様に無端ベルト50にダンパ機構60を設け、ダンパ力を放射線画像変換パネル100の重量に応じて可変とすることで無端ベルト50の張力を適切に制御することにより、放射線画像変換パネル100の副走査位置とロータリエンコーダ25の出力(位置)との間のずれを抑制し、高精度な副走査搬送速度制御を実現できる。
【0061】
〈画像形成装置〉
【0062】
図6は本実施の形態による画像形成装置全体を側面から内部を見た概略図である。図7は図6の画像形成装置の副走査部とドラムとを示す要部平面図である。図6、図7に示す画像形成装置600は、医用分野における人体等を放射線撮影した画像情報をシート状画像形成材料(シートフィルム)である記録媒体上に直接または間接的に露光して画像形成を行うものである。
【0063】
図6の画像形成装置600では、レーザヒート方式のシート状の記録媒体101が装填装置200の装填台であるカセット210に複数枚積層された状態で載置され、収納されている。カセット210に載置されている記録媒体101は、送出手段である吸盤220により1枚ずつ分離され、送り出される。送り出された記録媒体101は搬送ローラ230でシート保持手段である円筒面状のドラム240へと搬送される。ドラム240ではシート保持部材であるグリッパ250で記録媒体101の先端部が保持される。ドラム240の回転(図6において時計方向)及びドラム240に摺接して従動回転する摺接ローラ260によって、記録媒体101はドラム240の周面上に密着・保持される。摺接ローラ260はドラム240に対し、圧接、離間する機構を有している。
【0064】
図6、図7のように、ドラム240の周面上に保持されて回転するシート状の記録媒体101に対して副走査部380に固定されたレーザダイオード等からなる発光素子であるマルチチャンネル型のレーザヘッド31Aから出射した光ビームLを照射して回転方向(主走査方向)Rに主走査し、ドラム240の回転軸方向(副走査方向)Hに副走査することにより、記録媒体101の色材層とベース層との間で材料のアブレーションを発生させ、画像を形成する。
【0065】
記録媒体101上への照射走査が終了すると、ドラム240は逆回転(図6において反時計方向)し、分離爪などの分離手段(図示省略)によりドラム240から記録媒体101を分離して、搬送ローラ等の搬送手段270によって搬送する。このとき、グリッパ250によって保持されている記録媒体101の端部が後端側となるように分離・搬送する。
【0066】
搬送された記録媒体101は、剥離手段400によって、第1シート110と第2シート120とが剥離される。この剥離によって、光ビームLにより照射された部分が第2シート120に転写され、第1シート110上には未露光部分の色材層が残ることにより、画像形成がなされる。記録媒体101が剥離されると、画像形成されたシートとして利用される第1シート110は、排紙ローラ280により装置外の排紙トレイ290上に排紙される。第2シート120は、回収手段500によって巻き取られて回収される。
【0067】
上述のように、本実施の形態の画像形成装置600では、ドラム240の外周面上に巻回された記録媒体101に対して、レーザヘッド31Aから出射した光ビームLを照射して、画像像を形成するから、高画質な画像形成・画像記録を達成するためには、レーザヘッド31Aの副走査方向の直進駆動を速度むらのないようにスムーズに行うことが必要であるが、このために副走査部380を図1乃至図4の搬送装置と同様に構成している。
【0068】
即ち、図6,図7のように、図1の搬送装置を水平置きにし、プーリ51乃至54が回転可能なように固定台381の上に水平に設け、被搬送体10にレーザヘッド31Aを固定し水平方向である副走査方向Hに搬送しながら、レーザヘッド31Aからドラム240上の記録媒体101に光ビームLを照射することで副走査を行うようになっている。
【0069】
図6,図7の画像形成装置600の制御系の動作について図1乃至図4を参照しながら説明する。まず、搬送開始前に被搬送体10及びレーザヘッド31Aの重量に応じて上述と同様に無端ベルト50に対するダンパ力を変化させ、無端ベルト50の張力を適切に調整する。これにより、無端ベルト50の移動量とロータリエンコーダ25の出力との間のずれを抑制できるので、ロータリエンコーダ25により無端ベルト50の移動量を正確に測定でき、副走査位置を正確に検出できる。なお、被搬送体10及びレーザヘッド31Aの重量が変化しないときは検知センサ61による検知を省略できる。
【0070】
次に、リニアモータ21の可動コイル部23への通電制御により被搬送体10がレーザヘッド31Aとともに副走査方向Hに移動しながらレーザヘッド31Aからドラム240上の記録媒体101に対しレーザ光を照射し、次にドラム240を回転方向Rに所定量回転させてから同様にレーザ光を照射することを繰り返して記録媒体101に画像形成を行う。
【0071】
以上の画像形成時にリニアモータ21で被搬送体10をレーザヘッド31Aとともに副走査方向Hに移動させるとき、図3(a)の制御部30が副走査のためリニアモータ21に対し所定の速度指令信号を出力する。この速度指令信号に基づいて、第1の差分出力部31、速度制御部32、第2の差分出力部33及び電流制御部34を経て出力したPWM制御信号によりリニアモータ21が駆動し、被搬送体10をレーザヘッド31Aを図6の副走査方向Hに副走査する搬送を開始するとともに、リニアエンコーダ25で正確に測定したエンコーダ信号に基づいて得たレーザヘッド31Aの測定位置信号を正確な位置を表す位置信号に補正する。これにより、正確な位置を表す位置信号を得ることができる。
【0072】
上述のように、正確な位置を表す位置信号から速度演算回路41で得た測定速度信号を第1の差分出力部31にフィードバックすることで、速度指令信号を補正し、正確な速度信号でリニアモータ21を駆動することができ、副走査速度むらを抑制できる。このため、レーザヘッド31Aを鉛直方向Vに正確な副走査位置に移動でき、その正確な副走査位置で画像形成を行う。
【0073】
以上のように、本実施の形態の画像形成装置によれば、レーザヘッド31Aをを安定して搬送しながら正確な副走査位置に移動できるので、画像を精度よく形成することができ、高画質を得ることができる。
【0074】
また、上述のように装置コストダウンのためにロータリエンコーダを用いているが、図1〜図4と同様に無端ベルト50にダンパ機構60を設け、ダンパ力を被搬送体10及びレーザヘッド31Aの重量に応じて可変とすることで無端ベルト50の張力を適切に制御することにより、レーザヘッド31Aの副走査位置とロータリエンコーダ25の出力(位置)との間のずれを抑制し、高精度な副走査搬送速度制御を実現できる。
【0075】
以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図5の画像読取装置150では放射線変換プレート100を鉛直方向に副走査搬送する例を示したが、本発明はこれに限定されずに、例えば水平方向に副走査する場合にも適用できることは勿論である。また、画像形成装置は、例えば平面状の感光材料に対し2次元的走査を行うことで画像形成を行う装置であってもよい。
【0076】
また、図5の画像読取装置及び図6,図7の画像形成装置において、図2と同様にリニアモータ21の周囲に磁気遮ヘい板49をリニアモータ21全体を覆うように配置することが好ましい。リニアモータ21からの磁気による画像読取や画像形成のための電気部品等への影響を抑えることができ、またリニアモータ21内への塵埃の進入を防ぐこともできる。
【0077】
【発明の効果】
本発明によれば、駆動系にリニアモータを用い、精度の良い高価な位置測定手段を用いなくとも、速度むらを抑制し、精度の良い搬送を実現できる搬送装置を提供できる。また、かかる搬送装置を用いて副走査を行い、副走査速度むらを抑制し、安価な構成で高画質を得ることができる画像形成装置及び画像読取装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態による搬送装置を概略的に示す側面図である。
【図2】図1のII−II線方向に切断してみた搬送装置の要部断面図である。。
【図3】図3は図1の奔走装置の制御系のブロック図(a)及びエンコーダ補正・速度検出部のブロック図(b)である。
【図4】図1のロータリエンコーダの概略的構成を示す斜視図である。
【図5】本実施の形態による画像読取装置を概略的に示す側面図である。
【図6】本実施の形態による画像形成装置全体を側面から内部を見た概略図である。
【図7】図6の画像形成装置の要部平面図である。
【符号の説明】
1・・・搬送装置
10・・・被搬送体
21・・・リニアモータ
25・・・ロータリエンコーダ
30・・・制御部
31・・・第1の差分出力部
32・・・速度制御部
33・・・第2の差分出力部
34・・・電流制御部
35・・インバータ
36・・・電流検出部
37・・・位置補正・速度検出部
50・・・無端ベルト
55・・・ローラ部材
56・・・コイルばね
60・・・ダンパ機構
150・・・画像読取装置
100・・・放射線画像変換パネル(被走査体)
2・・・主走査部
3・・・読取部
4・・・副走査部
600・・・画像形成装置
101・・シート状の記録媒体
240・・・ドラム
31A・・・レーザヘッド
H・・・副走査方向
V・・・鉛直方向

Claims (14)

  1. 被搬送体を搬送するための駆動源としてのリニアモータと、
    前記リニアモータにより搬送される被搬送体に接続し前記被搬送体とともに移動するベルト部材と、
    前記被搬送体の移動が前記ベルト部材を介して伝達され回転することで前記被搬送体の移動距離を測定するロータリエンコーダと、
    前記ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることで前記リニアモータを制御する制御手段と、
    前記被搬送体の重量に応じて前記ベルト部材に対するダンパ力を変化させるダンパ機構と、を具備することを特徴とする搬送装置。
  2. 前記測定結果から算出した速度情報を前記制御手段にフィードバックすることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記ベルト部材は、無端状ベルトから構成され、複数のプーリ部材に掛け渡され、前記ロータリエンコーダが前記複数のプーリ部材の内のいずれかと同軸に接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記ダンパ機構は、前記被搬送体の重量を検知する検知手段と、前記ベルト部材を押し付けるダンパ部材と、前記検知した重量に応じて前記ダンパ部材の前記ベルト部材に対する移動量を変化させるように前記ダンパ部材を駆動する駆動部と、を備えることを特徴とする請求項1,2または3に記載の搬送装置。
  5. 被走査体に光ビームを主走査方向に照射し主走査を行う主走査手段と、前記主走査方向と略直行する副走査方向に副走査を行うための駆動源としてのリニアモータとを有し、前記被走査体に対する二次元的走査で前記被走査体から画像情報を読み取る画像読取手段と、
    前記リニアモータにより前記副走査方向に搬送される被搬送体に接続し前記被搬送体とともに移動するベルト部材と、
    前記被搬送体の移動が前記ベルト部材を介して伝達され回転することで前記被搬送体の移動距離を測定するロータリエンコーダと、
    前記ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることで前記リニアモータを制御する制御手段と、
    前記被搬送体の重量に応じて前記ベルト部材に対するダンパ力を変化させるダンパ機構と、を具備することを特徴とする画像読取装置。
  6. 前記測定結果から算出した速度情報を前記制御手段にフィードバックすることを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記画像読取手段が光学系を含む光学ユニットを有し、前記光学ユニットを前記被搬送体として前記副走査方向に搬送することを特徴とする請求項5または6に記載の画像読取装置。
  8. 前記被走査体を前記被搬送体として前記副走査方向に搬送することを特徴とする請求項5,6または7に記載の画像読取装置。
  9. 前記リニアモータの周囲に磁気遮ヘいシートまたは磁気遮ヘい板を配置したことを特徴とする請求項5乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 被走査体に光ビームを主走査方向に照射し主走査を行う主走査手段と、前記主走査方向と略直行する副走査方向に副走査を行うための駆動源としてのリニアモータと、を有し、前記被走査体に対する二次元的走査で前記被走査体に画像を形成する画像形成手段と、
    前記リニアモータにより前記副走査方向に搬送される被搬送体に接続し前記被搬送体とともに移動するベルト部材と、
    前記被搬送体の移動が前記ベルト部材を介して伝達され回転することで前記被搬送体の移動距離を測定するロータリエンコーダと、
    前記ロータリエンコーダの測定結果をフィードバックすることで前記リニアモータを制御する制御手段と、
    前記被搬送体の重量に応じて前記ベルト部材に対するダンパ力を変化させるダンパ機構と、を具備することを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記測定結果から算出した速度情報を前記制御手段にフィードバックすることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成手段が光学系を含む光学ユニットを有し、前記光学ユニットを前記被搬送体として前記副走査方向に搬送することを特徴とする請求項10または11に記載の画像形成装置。
  13. 前記被走査体を前記被搬送体として前記副走査方向に搬送することを特徴とする請求項10,11または12に記載の画像形成装置。
  14. 前記リニアモータの周囲に磁気遮ヘいシートまたは磁気遮ヘい板を配置したことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の画像形成装置。
JP2003042517A 2003-02-20 2003-02-20 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置 Pending JP2004250181A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003042517A JP2004250181A (ja) 2003-02-20 2003-02-20 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003042517A JP2004250181A (ja) 2003-02-20 2003-02-20 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004250181A true JP2004250181A (ja) 2004-09-09

Family

ID=33025776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003042517A Pending JP2004250181A (ja) 2003-02-20 2003-02-20 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004250181A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006126426A1 (ja) * 2005-05-27 2006-11-30 Yokogawa Electric Corporation リニアモータの制御方法及びリニアモータの制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006126426A1 (ja) * 2005-05-27 2006-11-30 Yokogawa Electric Corporation リニアモータの制御方法及びリニアモータの制御装置
JP2006333646A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Yokogawa Electric Corp リニアモータの制御方法及びリニアモータの制御装置
JP4661365B2 (ja) * 2005-05-27 2011-03-30 横河電機株式会社 リニアモータの制御方法及びリニアモータの制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070152179A1 (en) Apparatus for Reading Out X-ray Information Stored in Storage Phosphor Layer and Radiography Module
EP0072568A2 (en) Method and apparatus for detecting the leading edge of a sheet to be scanned
JP2798089B2 (ja) シート体搬送機構
EP0098574A2 (en) Radiation image read-out method and apparatus
US20100270738A1 (en) Automatic document feeder and scanning apparatus having device for detecting document speed
JP2004250181A (ja) 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2004250180A (ja) 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP2005249452A (ja) リニアエンコーダ、画像読取装置及び画像記録装置
US7479647B2 (en) Apparatus for reading out X-ray information stored in storage phosphor layer
US20090078893A1 (en) Image reading apparatus
US20060081796A1 (en) Image reading apparatus
JPS63258339A (ja) 副走査搬送機構
JP2003248276A (ja) レーザ光走査装置及び画像読取装置
JP2008122487A (ja) 画像読取装置
JPH0662224B2 (ja) シ−ト体搬送機構
JP2010060750A (ja) 放射線画像読取装置
JP3785783B2 (ja) 画像形成装置
JPS6367859A (ja) シ−ト体搬送機構の制御方法
JP2005245125A (ja) モータ制御装置、画像読取装置及び画像記録装置
JP2006141141A (ja) 搬送装置、画像読取装置及び画像形成装置
JP4805988B2 (ja) 放射線画像読取ユニットおよび放射線画像読取装置
JP5290810B2 (ja) 放射線画像読取装置
JP2007017870A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JPS6367858A (ja) シ−ト体搬送機構およびその制御方法
JPH0545109B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080630