JP2004249994A - ホイール式作業車両の車高調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車高調整可能なサスペンション機構を有するホイールショベルにおいて、サスペンション性能に係わる各部の設定を容易にする。
【解決手段】アクスル1とフレーム47の間にリンク4と左右のシリンダ2とを設け、各シリンダ2の油室2b,2cをアキュムレータ7を介して連通する。各シリンダ2の油室2b,2cと油圧源13とを方向切換弁8および油圧パイロット切換弁12を介して接続し、方向切換弁8を手動操作によって切り換えるとともに、油圧パイロット切換弁12をゲートロックレバー86の操作とブレーキスイッチ21の操作に応じて切り換える。これによって、駐車ブレーキが作動し、かつゲートロックレバー86を解除操作した時のみ油圧源13から各シリンダ2への圧油の供給が可能となり、走行時や作業時には車高調整が行われないので、各部(例えば絞り5a,5b,6a)の設定が容易となる。
【選択図】図4


Description

本発明は、タイヤ付車輪で移動するホイールショベルの車高調整装置に関する。
近年、ホイールショベル等、タイヤ付き車輪で移動する作業車両は高速走行化の傾向にあり、高速走行時のオペレータの乗り心地性をより向上させるため、例えば特開平7−132723号公報には車体とアクスルとの間にサスペンション機構を設けた装置が開示されている。この装置によると、車体とアクスルとの間にアキュムレータおよび絞りに連通された油圧シリンダを設け、走行時や作業時におけるアクスルと車体との間隔が予め設定された所定値となるように油圧シリンダの圧力を制御する。これによって、走行時の振動を吸収、減衰することができるとともに、作業車両に取り付けられた作業装置の大小に拘わらず常に作業車両の姿勢を水平に保持することができる。
しかしながら、上記公報記載の装置では、走行時に油圧シリンダの圧力を制御しながらサスペンション性能が発揮されるので、サスペンション性能に係わる各部(絞りなど)の設定が難しい。また、作業時にも油圧シリンダの圧力を制御するので、サスペンションはフワフワしたものとなりオペレータに違和感がある。
本発明の目的は、サスペンション性能に係わる各部の設定を容易にし、常に適正なサスペンション性能を得ることができるホイールショベルの車高調整装置を提供することにある。
一実施の形態を示す図2〜図4および図8を参照して説明する。
(1) 請求項1の発明は、車両前後に設けられたアクスル1の少なくとも一方の左右と車体87にそれぞれ連結された各油圧シリンダ2と、各油圧シリンダ2の油室2b,2cのそれぞれに絞り5a,5b,6aを介して連通されたアキュムレータ7とを有するサスペンションを備えたホイールショベルに適用される。そして、各油圧シリンダ2に圧油を供給、および各油圧シリンダ2から圧油を排出して各油圧シリンダ2を伸縮するシリンダ伸縮手段8,31と、車両の走行/非走行状態を検出する走行検出手段21と、走行検出手段21により非走行状態が検出されると、シリンダ伸縮手段8,31による各油圧シリンダ2の伸縮を許容し、走行検出手段21により走行状態が検出されると、シリンダ伸縮手段8,31による各油圧シリンダ2の伸縮を禁止してサスペンション機能を発揮させるようにする制御手段12,14,17,18,21,24〜26,30とを備えることにより上述した目的は達成される。
(2) 請求項2の発明は、さらに車両の作業/非作業状態を検出する作業検出手段(86),86aを有し、制御手段12,14,17,18,21,24〜26,30は、作業検出手段(86),86aにより非作業状態が検出されると、シリンダ伸縮手段8,31による各油圧シリンダ2の伸縮を許容し、作業検出手段(86),86aにより作業状態が検出されると、シリンダ伸縮手段8,31による各油圧シリンダ2の伸縮を禁止するものである。
(3) 請求項3の発明は、走行検出手段21が、車速またはブレーキ状態に基づいて走行/非走行状態を検出するものである。
(4) 請求項4の発明は、図1に示すように、運転室85へ乗員が乗降する経路にあって乗員の乗降を妨げる解除位置(A)と、乗員の乗降を許容するロック位置(B)に操作されるゲートロックレバー86と、ゲートロックレバー86が解除位置(A)にあるときは作業を許容し、ロック位置(B)にあるときは作業を禁止する作業/非作業制御手段15,31とをさらに有し、作業検出手段(86),86aはゲートロックレバー86が解除位置(A)にあるときに作業を検出し、ロック位置(B)にあるときに非作業を検出するものである。
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
請求項1、3の発明によれば、車両の非走行時に油圧シリンダの伸縮を許容して車高調整を可能とし、走行時には外部からの圧油の供給による油圧シリンダの伸縮を禁止して車高調整を禁止したので、走行時のサスペンション性能に係わる設計に関して車高調整機能を考慮する必要がなく、サスペンション性能に係わる各部の設定が容易になる。また、請求項2、4の発明によれば、さらに非作業時に油圧シリンダの伸縮を許容して車高調整を可能とし、作業時に油圧シリンダの伸縮を禁止して車高調整を禁止したので、作業時には車高調整に伴う圧油の流入がなく、掘削反力を感じながら違和感なく作業することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、本発明が適用されるホイールショベルの側面図(一部断面図)である。図1に示すように、ホイールショベルは、下部走行体81と、旋回装置82を介して下部走行体81の上部に旋回可能に連結された上部旋回体83とを有する。上部旋回体83にはブーム84A、アーム84B、バケット84Cからなる作業用フロントアタッチメント84(以下、アタッチメントと呼ぶ)と運転室85とが設けられ、運転室85の入口にはオペレータが搭乗した際に解除位置(A位置)に、降車する際にロック位置(B位置)にそれぞれ操作されるゲートロックレバー86が設けられている。下部走行体81には、シャシフレーム87(以下、フレームと呼ぶ)と、走行用の油圧モータ88、トランスミッション89、プロペラシャフト90およびタイヤ91が設けられ、プロペラシャフト90からの駆動力はアクスル1,1'を介してタイヤ91に伝達される。本実施の形態では、後側のアクスル1'はフレーム87に直接固定され、前側のアクスル1は以下のようなサスペンション機構を介してフレーム87に連結される。
図2は、本発明が適用されるホイールショベルの正面図(図1の矢視A図)であり、主にサスペンション機構の構成を示す。図2に示すように、フレームの左右端部には伸縮可能なシリンダ2を有するシリンダブロック3がそれぞれ装着されており、ピストンロッド2aの先端はピン92を介して回動可能にアクスル1に連結されている。また、フレーム87の左右端部の一方(図では左側)にはリンク4の一端がピン93を介して回動可能に連結され、その他端はフレーム87の底部に設けられた開口部87aを通ってアクスル1の中央部(センターラインCL上)達し、ピン94を介して回動可能に連結されている。これによって、ピン93を支点にしてリンク4は矢印の如く回動し、ピストンロッド2aの伸縮の範囲内でフレーム87に対してアクスル1は主に上下動する。また、場合によってはピストンロッド2aの伸縮の範囲内でピン94を支点にしてアクスル1は揺動する。
図3は、本発明が適用されるホイールショベルを底面から見た図(図1の矢視B図)であり、主に油圧配管の配置を示す。なお、図3においてアクスル1は不図示とする。図3に示すように、左右のシリンダブロック3は配管5を介して接続され、その配管5の途中には配管6を介してアキュムレータ7が接続されている。アキュムレータ7にはさらに、切換レバー8aの手動操作によってその位置が切り換えられる方向切換弁8が配管9を介して接続され、方向切換弁8は配管10を介してセンタージョイント11に接続されている。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係わる車高調整装置の構成を示す油圧回路図である。図4に示すように、アキュムレータ7は前述した方向切換弁8とセンタージョイント11を介し、さらに油圧パイロット切換弁12を介してメイン油圧源13に接続されている。油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aは電磁切換弁14とロックバルブ15を介してパイロット油圧源16に接続されている。ロックバルブ15は運転室85に設けられたゲートロックレバー86の操作によってその位置が切り換えられる。すなわち、ゲートロックレバー86が解除位置に操作されると位置(イ)に切り換えられ、ロック位置に操作されると位置(ロ)に切り換えられる。電磁切換弁14は、後述する電気信号Iによってそのソレノイド14aが励磁されると位置(ロ)に、ソレノイド14aが消磁されると位置(イ)にそれぞれ切り換えられる。
ロックバルブ15と電磁切換弁14がともに位置(ロ)に切り換えられると、油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aにはパイロット油圧源16からのパイロット圧が供給され、油圧パイロット切換弁12は位置(ロ)に切り換えられる。これによって、メイン油圧源13からの圧油が方向切換弁8に供給される。また、ロックバルブ15と電磁切換弁14の少なくとも一方が位置(イ)に切り換えられると、油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aはタンクに連通され、油圧パイロット切換弁12は位置(イ)に切り換えられる。これによって、方向切換弁8への圧油の供給は停止され、車高調整が禁止される。
方向切換弁8は3ポート3位置切換弁であり、例えば図5に示すようなボールバルブで構成される。方向切換弁8が位置(イ)に切り換えられるとAポートはPポートに連通し、位置(ハ)に切り換えられるとAポートはTポートに連通する。また、位置(ロ)に切り換えられると、図5に示すようにAポートはPポート、Tポートから完全にブロックされ、つまりAポートからの漏れ量はゼロとなる。
図4に示すように、アキュムレータ7に接続される管路6には面積A1の絞り6aが、一対のシリンダブロック3をそれぞれ連通する管路5には面積A2の絞り5aがそれぞれ設けられ、これらの絞り5a,6aには少なくともA1>A2の関係が成立している。したがって、シリンダ2が収縮して管路5内に高圧油が供給されると、その圧油は絞り5a,6aを介してアキュムレータ7に蓄圧され、蓄圧された圧油は車体を中立位置に復帰させるように各々のシリンダ2に供給される。この場合、アキュムレータ7は主に振動を吸収するばねとして機能し、抵抗体としての絞り5a,6aは主に振動を減衰するダンパとして機能する。これらのばねやダンパの特性は、アキュムレータ7に封入されたガス圧や絞り5a,6aの面積によって決定される。
管路5はシリンダブロック3内で二手に分岐され、一方はパイロットチェック弁17を介してシリンダ2のボトム室2bに接続され、他方は面積A3(<A1)の絞り5bとパイロットチェック弁17を介してシリンダ2のロッド室2cに接続されている。パイロットチェック弁17のパイロットポートは電磁切換弁18を介してパイロット油圧源16に接続されており、電磁切換弁18の切換によってパイロットチェック弁17の駆動が制御される。電磁切換弁18は、後述する電気信号Iによってそのソレノイド18aが励磁されると位置(ロ)に、ソレノイド18aが消磁されると位置(イ)にそれぞれ切り換えられる。
電磁切換弁18が位置(ロ)に切り換えられると、パイロット油圧源16からの圧油がパイロットチェック弁17のパイロットポートへ供給される。これによって、パイロットチェック弁17は単なる開放弁として機能し、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動が可能となる(アンロック状態)。なお、このときボトム室2bとロッド室2cの圧油の流れは絞り5bによって規制され、すなわち、絞り5bは主に振動を減衰するダンパとして機能する。電磁切換弁18が位置(イ)に切り換えられると、パイロット油圧源16からの圧油の供給は停止され、これによって、パイロットチェック弁17は通常のチェック弁として機能し、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動が禁止される(ロック状態)。
図6は、第1の実施の形態に係わる車高調整装置の電気回路図である。図6に示すように、電気回路は走行、駐車、作業の各モードに対応してT接点21T、P接点21P、W接点21Wに切り換えられるブレーキスイッチ21と、運転室85からの操作によって車高調整を指令する車高調整スイッチ22と、電源23と、リレー24,25,26とによってリレー回路を構成し、このリレー回路によって電磁切換弁14,18のソレノイド14a,18a、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27および作業ブレーキ作動用のソレノイド28への電気信号Iの供給がそれぞれ制御される。
図6を詳述すると、ブレーキスイッチ21の共通接点21sは電源23に、T接点21Tはリレー24のa接点24aとリレー25のコイル25cと駐車ブレーキ解除用のソレノイド27に、W接点21Wはリレー26のコイル26cと作業ブレーキ作動用のソレノイド28にそれぞれ接続され、P接点21Pは開放されている。ブレーキスイッチ21がW接点21W側へ切り換えられ、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が励磁されると作業ブレーキが作動し、ブレーキスイッチ21がP接点21P側、あるいはW接点21W側へ切り換えられ、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27が消磁されると駐車ブレーキが作動する。なお、作業ブレーキ、駐車ブレーキは周知のものであり、その図示は省略する。
電磁切換弁18のソレノイド18aはリレー24の共通接点24sに、リレー24のb接点24bはリレー26のa接点26aに、リレー26の共通接点26sは電源23にそれぞれ接続され、リレー26のb接点26bは開放されている。また、電磁切換弁14のソレノイド14aは車高調整スイッチ22に、車高調整スイッチ22はリレー25のa接点25aに、リレー25の共通接点25sは電源23にそれぞれ接続され、リレー25のb接点25bは開放されている。したがって、ブレーキスイッチ21がP接点21P側あるいはW接点21W側へ切り換えられるとリレー25がa接点25a側へ切り換えられ、この状態で車高調整スイッチ22がオンされると、電磁切換弁14のソレノイド14aは電源23と接続されて励磁される。また、ブレーキスイッチ21がP接点21P側に切り換えられ、車高調整スイッチ22がオンされると、リレー24およびリレー26がそれぞれb接点24b側およびa接点26a側に切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aは電源23と接続されて励磁される。さらに、ブレーキスイッチ21がT接点21T側に切り換えられると、リレー24はa接点24a側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aは電源23と接続されて励磁される。
続いて、第1の実施の形態に係わる車高調整装置の動作をより具体的に説明する。
(1)走行モード
走行モードにおいては、図6に示すようにブレーキスイッチ21がT接点21T側へ切り換えられる。これによって、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が消磁されて作業ブレーキが解除されるとともに、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27が励磁されて駐車ブレーキが解除される。また、リレー25のコイル25cが通電されてリレー25はb接点25b側へ切り換えられ、これによって、電磁切換弁14のソレノイド14aへの回路が切断されてソレノイド14aは消磁され、電磁切換弁14は位置(イ)となる。さらに、リレー26のコイル26cへの回路が切断されてリレー26はa接点26a側へ切り換えられるとともに、リレー24のコイル24cへの回路が切断されてリレー24はa接点24a側へ切り換えられ、ソレノイド18aは励磁されて電磁切換弁18は位置(ロ)となる。なお、走行モードにおけるソレノイド14aの消磁、およびソレノイド18aの励磁は、車高調整スイッチ22の操作とは無関係である。
図4の油圧回路において、前述したようにソレノイド14aが消磁されると電磁切換弁14は位置(イ)に切り換えられ、油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aはタンクに連通される。これによって、油圧パイロット切換弁12は位置(イ)に切り換えられ、方向切換弁8のPポートはタンクに連通される。また、前述したようにソレノイド18aが励磁されると電磁切換弁18は位置(ロ)に切り換えられ、パイロット油圧源16からの圧油がパイロットチェック弁17のパイロットポートに供給される。これによって、パイロットチェック弁17は単なる開放弁として機能し、各シリンダ2のボトム室2bとロッド室2c、およびアキュムレータ7間での圧油の移動が可能となる。なお、走行モードにおいては、フレーム87の下方に設けられた切換レバー8aの手動操作により方向切換弁8は図5に示す中立位置に切り換えられ、したがって、走行中に切換レバー8が操作されることはないので、方向切換弁8からの圧油の流出入は阻止される。
このような走行モードにおいて、例えば作業車両の高速走行時、路面の凹凸により高サイクルの振動がタイヤ91,アクスル1を介してピストンロッド2aに入力されると、高圧側のシリンダ2(収縮している方のシリンダ)からの圧油(動的な圧油)の一部は絞り5a,6aを介してアキュムレータ7へと移動し、アキュムレータ7に蓄圧された後、車体を中立位置に復帰させるように各々のシリンダ2へ供給される。このとき、アキュムレータ7はピストンロッド2aの振動を吸収するバネとして機能し、アキュムレータ7のガス圧が高いほど堅いサスペンションとなる。また、絞り5a,5b,6aは振動の伝達を規制するダンパとして機能し、絞りが小さいほどシリンダ2がストロークしにくくなって減衰性が増加する。このような圧油の移動を伴うシリンダ2の伸縮により、フレーム87に対してアクスル1が上下動または揺動し、走行中にタイヤ91が路面から外力を受けた場合であっても、その外力がフレーム87へと直接伝達されるのを防止する。なお、この場合、左右のタイヤ91の双方が同一方向の外力を受けた場合等で左右のシリンダ2が同方向に伸縮するとアクスル1が上下動し、また、左右のタイヤの一方のみが外力を受けた場合等で左右のシリンダ2が互いに逆方向に伸縮するとアクスル1が揺動する。
また、作業車両の低速走行時、路面の凹凸により低サイクルの振動がピストンロッド2aに入力されると、高圧側のシリンダ2から低圧側のシリンダ2へと圧油(静的な圧油)が供給され、各シリンダ2の圧力は等しくなる。これによって、路面に凹凸があってもタイヤ91の接地圧を等しく保持することができ、作業車両の安定性を高めることができる。一方、作業車両の停止時においては、各シリンダ2の圧力は等しくなって圧油の流れは停止し、アタッチメント84からの重力Wとシリンダ2内のピストン2pに作用する力Fとが均衡(W=F)した位置でシリンダ2は静止する。なお、この場合、ピストン2pに作用する力Fは、ボトム室2側のピストン2pの受圧面積をS1、ロッド室2c側のピストン2pの受圧面積をS2、シリンダ2内の圧力をPとすると、F=P×(S1−S2)となる。
(2)駐車モード
駐車モードにおいては、図6に示すようにブレーキスイッチ21がP接点21Pへ切り換えられる。これによって、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27と作業ブレーキ作動用のソレノイド28はともに消磁され、駐車ブレーキは作動されて作業ブレーキは解除される。ここで、車高調整スイッチ22がオフ(開)されると、電磁切換弁14のソレノイド14aが消磁されるとともに、リレー24のコイル24cへの回路が切断されてリレー24がa接点24a側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aが消磁される。
図4に示すように、ソレノイド14a,18aが消磁されると電磁切換弁14,18はともに位置(イ)に切り換えられる。これによって、油圧パイロット切換弁12は位置(イ)に切り換えられ、方向制御弁8のPポートはタンクと連通されるとともに、パイロットチェック弁17のパイロットポートへの圧油の供給は停止され、パイロットチェック弁17はチェック弁となって各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動は禁止される。
この実施の形態では、使用するアタッチメント84の種類によって車高を所望の高さ位置に調整することができるが、この調整は駐車モードで行う。以下、高さ位置の調整(車高調整)について説明する。初期条件として、標準的な重量wのアタッチメント84が装着され、図7(a)に示すように、シリンダ2の収縮方向と伸張方向のストローク可能量L1,L2がそれぞれ等しい(L1=L2)位置でピストン2pが静止しているとする。ここで、図7(b)に示すように、重量W'(>W)のアタッチメント84'に交換すると、シリンダ2が収縮して前側の車高が低くなり、収縮方向のストローク可能量L1'が小さくなる(L1'<L1)。また、図7(c)に示すように、重量W''(<W)のアタッチメント84''に交換すると、シリンダ2が伸張して前側の車高が高くなり、伸張方向のストローク可能量L2''が小さくなる(L2''<L2)。このようにアタッチメント84を交換すると、車高が低くまたは高くなり、収縮方向または伸張方向のストローク可能量L1'',L2''が小さくなってサスペンション機能を十分に発揮できず乗り心地が悪化する。これを防ぐため、車高調整を行い、アタッチメント84を交換した場合に適正な車高(例えばL1'=L2',L1''=L2'')に保つ。
図6に示すように、駐車モードにおいてはブレーキスイッチ21がP接点21Pへ切り換えられるので、リレー25,26のコイル25c,26cは通電されずリレー25,26はそれぞれa接点25a,26a側へ切り換えられる。ここで、車高調整を行おうとして車高調整スイッチ22がオン(閉)されると電磁切換弁14のソレノイド14aが励磁されるとともに、リレー24のコイル24cが通電されてリレー24がb接点24b側へ切り換えられ、電磁切換弁18のソレノイド18aが励磁される。
図4に示すように、ソレノイド14a,18aが励磁されると電磁切換弁14,18はともに位置(ロ)に切り換えられる。また、車高調整を行う場合にはゲートロックレバー86をロック操作し、ロックバルブ15を位置(ロ)に切り換える。これによって、パイロット油圧源16からの圧油は油圧パイロット切換弁12のパイロットポート12aへ供給され、油圧パイロット切換弁12は位置(ロ)に切り換えられるとともに、パイロット油圧源16からの圧油はパイロットチェック弁17のパイロットポートへ供給され、パイロットチェック弁17は開放弁とされる。
ここで、例えばシリンダ2が図7(b)の状態(L1'<2')にあり、L1'=L2'の状態とするためシリンダ2を伸張させる場合には、切換レバー8aを操作して方向切換弁8を位置(イ)に切り換える。すると、メイン油圧源13からの圧油が方向切換弁8を介して各シリンダ2の油室2b,2cにそれぞれ供給され、これによって、ピストン2pに作用する力F(伸張方向の力)は大きくなってシリンダ2は伸張し、車高が高くなる。また、シリンダ2が図7(c)の状態(L1''>L2'')にあり、L1''=L2''の状態とするためシリンダ2を収縮させる場合には、切換レバー8aを操作して方向切換弁8を位置(ハ)に切り換える。すると、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油がタンク方向切換弁8を介してタンクに排出され、これによってピストン2pに作用する力Fが小さくなってシリンダ2が収縮し、車高が低くなる。このようにして車高を調整し、車高が所定値(L1'=L2’,L1''=L2''の成立する値)に到達すると切換レバー8aを操作して方向切換弁8を位置(ロ)に切り換える。
(3)作業モード
作業モードにおいては、ブレーキスイッチ21がW接点21W側に切り換えられる。これによって、作業ブレーキ作動用のソレノイド28が励磁され、駐車ブレーキ解除用のソレノイド27が消磁されて、作業ブレーキと駐車ブレーキがともに作動される。また、リレー25のコイル25cが通電されずリレー25はa接点25a側へ切り換えられるとともに、リレー26のコイルが通電されてリレー26はb接点26b側へ切り換えられる。したがって、車高調整スイッチ22が誤ってオン操作され、リレー24のコイル24cが通電されても電磁切換弁18のソレノイド18aは励磁されず、電磁切換弁18は位置(イ)に切り換えられてパイロットチェック弁17はチェック弁として機能する。車高調整スイッチ22が誤ってオン操作されると電磁切換弁14のソレノイド14aは励磁され、電磁切換弁14は位置(ロ)に切り換えられるが、作業モードにおいてはゲートロックレバー86がロック操作されるので、ロックバルブ15は位置(イ)に切り換えられ、したがって、油圧パイロット12のパイロットポート12aには圧油が供給されず、方向切換弁8のPポートはタンクに連通される。このようにパイロットチェック弁17がチェック弁として機能し、かつ方向切換弁8aのPポートがタンクと連通されることで、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動が禁止される。その結果、切換レバー8aを操作しても車高は変化しない。
作業モードではパイロット油圧源16からの圧油はロックバルブ15を介してパイロットバルブへと供給されるので、例えばアタッチメント84を駆動しようとして不図示の操作レバーが操作されると、操作レバーの操作量に比例したパイロット圧油がパイロット式コントロール弁に導かれてコントロール弁が操作され、これによって掘削などの作業が可能となる。このとき、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動は禁止されているので、シリンダ2はストロークされず掘削による反力(掘削反力)はアキュムレータ7に吸収されることなく、サスペンションロック状態で安定して作業を行うことができる。
このように第1の実施の形態によると、ブレーキスイッチ21やゲートロックレバー86の操作に連動して切り換えられる切換弁12,14,15を設け、駐車ブレーキを作動し、かつ、ゲートロックレバー86をロック位置(作業禁止状態)へ操作した状態でのみ、つまり駐車モード選択時にのみ方向切換弁8のPポートへ圧油を供給し、切換レバー8aの操作による車高調整を可能としたので、走行時および作業時に車高調整されることはない。その結果、走行時に車高調整機能を考慮する必要がないので、サスペンション性能に係わる各部の設定が容易になるとともに、作業時においてはチェック弁17によって各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の移動を禁止したので、掘削反力を感じながら違和感なく作業することができる。また、ブレーキスイッチ21とリレー24〜26等によってリレー回路を設け、走行時および作業時に誤って車高調整スイッチ22がオン操作されても、あるいは作業時に切換レバー8aが操作されても(走行時は操作不可能)、車高調整を禁止したので(いわゆるインターロック)、不所望な車高調整を防止することができる。さらに、走行時および作業時の車高調整を禁止したので、メイン油圧源13からの圧油を利用してシリンダ2の圧力が頻繁に制御されることがなく、燃費が低減される。
−第2の実施の形態−
図8は、本発明の第2の実施の形態に係わる車高調整装置の構成を示す油圧回路図である。なお、図4と同一の箇所には同一の符号を付し、以下ではその相違点を主に説明する。図8に示すように、第2の実施の形態に係わる車高調整装置は、図4の方向切換弁8、油圧パイロット切換弁12、ロックバルブ15、および電磁切換弁14と図6のリレー回路の代わりに、メイン油圧源13から各シリンダ2への圧油の流れを制御する電磁制御弁31と、電磁制御弁31の駆動を制御するコントローラ30と、基準位置z0(本実施の形態では図7(a)の状態とする)からの各シリンダ2のストローク量z1,z2を検出するストロークセンサ32,33と、ゲートロックレバー86の解除/ロック操作に伴いオン/オフするゲートロックスイッチ86aとを有している。なお、図示は省略するがブレーキスイッチ21には図4と同様、駐車ブレーキ解除用のソレノイド26と作業ブレーキ作動用のソレノイド27がそれぞれ接続される。
コントローラ30には、ストロークセンサ32,33と、ゲートロックスイッチ86aと、ブレーキスイッチ21と、車高調整スイッチ22とが接続される。コントローラ30では、これらの入力信号に基づいて後述するような処理を実行し、電磁制御弁31のソレノイド31a,31bと、電磁切換弁18のソレノイド18aにそれぞれ制御信号Iを出力する。
図9は、コントローラ30で実行される処理の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは例えばエンジンキースイッチ(不図示)のオンによってスタートする。まず、ステップS1でブレーキスイッチ21からの信号によりブレーキスイッチ21がいずれに切り換えられているかを判定する。ブレーキスイッチ21がP接点21P側へ切り換えられたと判定されるとステップS2に進み、車高調整スイッチ22がオンか否かを判定する。ステップS2が肯定されるとステップS3に進み、否定されるとステップS13に進む。ステップS3ではゲートロックスイッチ86aがオンか否か、すなわちゲートロックレバー86がロック操作されているか否かを判定する。ステップS3が肯定されるとステップS4に進み、否定されるとステップS11に進む。ステップS4では、電磁切換弁18のソレノイド18aに制御信号Iを出力してソレノイド18aを励磁する。これによって、図8に示すように電磁切換弁18は位置(ロ)に切り換えられ、パイロットチェック弁17のパイロットポートにはパイロット油圧源16からの圧油が供給されてパイロットチェック弁17は開放弁として機能する。
次いで、ステップS5で各ストロークセンサ32,33からの検出値z1,z2を読み込む。ステップS6ではその各検出値z1,z2の平均値((z1+z2)/2)を求め、それを予め設定された目標値za(例えば0すなわちL1=L2の状態)から減算して偏差a(=za−(z1+z2)/2)を演算する。次いで、ステップS7で偏差aが所定の上限値α1(例えば1.01×a)より大きいか否かを判定し、肯定されるとステップS8に、否定されるとステップS9に進む。ステップS8では電磁制御弁31のソレノイド31aに制御信号Iを出力してソレノイド31aを励磁し、ステップS5に戻る。これによって、電磁制御弁31は位置(イ)に切り換えられ、メイン油圧源13からの圧油が各シリンダ2の油室2b,2cに供給される。その結果、シリンダ2が伸張して車高が高くなる。一方、ステップS9では偏差aが所定の下限値α2(例えば0.99×a)より小さいか否かを判定し、肯定されるとステップS10に、否定されるとステップS11に進む。ステップS10では電磁制御弁31のソレノイド31bに制御信号Iを出力してソレノイド31bを励磁し、ステップS5に戻る。これによって、電磁制御弁31は位置(ハ)に切り換えられ、各シリンダ2からの圧油はタンクに排出される。その結果、シリンダ2が収縮して車高が低くなる。ステップS11では電磁制御弁31のソレノイド31a,31bへの制御信号Iの出力を停止してソレノイド31a,31bを消磁し、リターンする。これによって、電磁制御弁31は位置(ロ)に切り換えられ、シリンダ2側の回路はメイン油圧源13およびタンクからブロックされる。
また、ステップS1でブレーキスイッチ21がT接点21T側へ切り換えられたと判定されるとステップS12に進み、電磁切換弁18のソレノイド18aに制御信号Iを出力してソレノイド18aを励磁し、ステップS11に進む。これによって、電磁切換弁18は位置(ロ)に切り換えられ、パイロットチェック弁17のパイロットポートにはパイロット油圧源16からの圧油が供給されてパイロットチェック弁17は開放弁として機能する。その結果、各シリンダ2の油室2b,2cとアキュムレータ7とが連通してサスペンションが働き(サスペンションアンロック状態)、走行時の振動を吸収、減衰する。さらに、ステップS1でブレーキスイッチ21がW接点21W側へ切り換えられたと判定されるとステップS13に進み、電磁切換弁18のソレノイド18aへの制御信号Iの出力を停止してソレノイド18aを消磁し、ステップS11に進む。これによって、電磁切換弁18は位置(イ)に切り換えられ、パイロットチェック弁17のパイロットポートへの圧油の供給は停止されてパイロットチェック弁17はチェック弁として機能する。その結果、各シリンダ2の油室2b,2cからの圧油の出入りが禁止され(サスペンションロック状態)、掘削反力などに対抗することができる。
なお、第2の実施の形態の具体的な動作については、走行モードにおいてアキュムレータ7によるサスペンション機能を発揮させる点、駐車モードにおいて駐車ブレーキが作動し、かつ、ゲートロックレバー86がロック操作されたときに車高調整を可能とする点、および作業モードにおいて各シリンダ2の油室2b,2cをブロックする点等、基本的な動作は第1の実施の形態と同様であるのでその説明を省略する。
このように、第2の実施の形態によると、ストロークセンサ32,33からの検出値z1,z2に基づき、コントローラ30からの指令によって電磁制御弁31を切り換えることで、自動的に車高を調整するようにしたので、方向切換弁8を手動で操作する等の手間が省け、車高調整作業の効率が向上する。
以上のように本発明は、駐車時に車高調整を可能とし、走行時と作業時に車高調整を禁止するとともに、走行時にサスペンション機能を発揮し(サスペンションアンロック)、作業時にサスペンション機能を禁止する(サスペンションロック)ことを特徴とするものであり、これは上述した実施の形態に限定されず種々の形態で実施できる。例えば、上記実施の形態においては、左右のシリンダ2に連通してアキュムレータ7を設けるようにしたが、各シリンダ2ごとに別々にアキュムレータ7を設けるようにしてもよい。また、上記実施の形態においては、前輪のみに車高調整装置を設けるようにしたが、後輪のみあるいは前輪と後輪の両方に設けてもよい。さらに、上記実施の形態においてはブレーキスイッチ21の操作に応じ、つまりブレーキ状態に基づいて車両の走行,駐車,作業の各状態を検出するようにしたが、車速センサ(不図示)などからの検出値によって車両状態を検出するようにしてもよい。
以上の実施の形態と請求項との対応において、方向切換弁8と電磁制御弁31がシリンダ伸縮手段を、ブレーキスイッチ21が走行検出手段を、ゲートロックレバー86とゲートロックスイッチ86aが作業検出手段を、油圧パイロット切換弁12と電磁切換弁14,18とパイロットチェック弁17とブレーキスイッチ21とリレー24〜26とコントローラ30が制御手段を、ロックバルブ15と電磁制御弁31が作業/非作業検出手段をそれぞれ構成する。
本発明の実施の形態に係わる車高調整装置を搭載したホイールショベルの側面図。 本発明の実施の形態に係わる車高調整装置を搭載したホイールショベルの正面図(図1の矢視A図)。 本発明の実施の形態に係わる車高調整装置を搭載したホイールショベルを底面から見た図(図1の矢視B図)。 本発明の第1の実施の形態に係わるホイールショベルの車高調整装置の構成を示す油圧回路図。 本発明の第1の実施の形態に係わるホイールショベルの車高調整装置を構成する方向切換弁の断面図。 本発明の第1の実施の形態に係わるホイールショベルの車高調整装置の電気回路図。 本発明の実施の形態に係わるホイールショベルの車高調整装置を構成するシリンダの伸縮状態を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係わるホイールショベルの車高調整装置の構成を示す油圧回路図。 本発明の第2の実施の形態に係わるホイールショベルの車高調整装置を構成するコントローラでの処理の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1,1' アクスル
2 油圧シリンダ
5a,5b,6a 絞り
7 アキュムレータ
8 方向切換弁
12 油圧パイロット切換弁
14,18 電磁切換弁
15 ロックバルブ
17 パイロットチェック弁
21 ブレーキスイッチ
22 車高調整スイッチ
24〜26 リレー
30 コントローラ
31 電磁制御弁
85 運転室
86 ゲートロックレバー
86a ゲートロックスイッチ
87 シャシフレーム

Claims (4)

  1. 車両前後に設けられたアクスルの少なくとも一方の左右と車体にそれぞれ連結された各油圧シリンダと、前記各油圧シリンダの油室のそれぞれに絞りを介して連通されたアキュムレータとを有するサスペンションを備えたホイールショベルにおいて、
    前記各油圧シリンダに圧油を供給、および前記各油圧シリンダから圧油を排出して前記各油圧シリンダを伸縮するシリンダ伸縮手段と、
    前記車両の走行/非走行状態を検出する走行検出手段と、
    前記走行検出手段により非走行状態が検出されると、前記シリンダ伸縮手段による前記各油圧シリンダの伸縮を許容し、前記走行検出手段により走行状態が検出されると、前記シリンダ伸縮手段による前記各油圧シリンダの伸縮を禁止してサスペンション機能を発揮させるようにする制御手段とを備えることを特徴とするホイールショベルの車高調整装置。
  2. さらに前記車両の作業/非作業状態を検出する作業検出手段を有し、前記制御手段は、前記作業検出手段により非作業状態が検出されると、前記シリンダ伸縮手段による前記各油圧シリンダの伸縮を許容し、前記作業検出手段により作業状態が検出されると、前記シリンダ伸縮手段による前記各油圧シリンダの伸縮を禁止してサスペンション機能をロックすることを特徴とする請求項1に記載のホイールショベルの車高調整装置。
  3. 前記走行検出手段は、車速またはブレーキ状態に基づいて走行/非走行状態を検出することを特徴とする請求項1に記載のホイールショベルの車高調整装置。
  4. 運転室へ乗員が乗降する経路にあって乗員の乗降を妨げる解除位置と、乗員の乗降を許容するロック位置に操作されるゲートロックレバーと、前記ゲートロックレバーが解除位置にあるときは作業を許容し、ロック位置にあるときは作業を禁止する作業/非作業制御手段とをさらに有し、前記作業検出手段は前記ゲートロックレバーが解除位置にあるときに作業、ロック位置にあるときは非作業を検出することを特徴とする請求項2に記載のホイールショベルの車高調整装置。
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